JPH11227369A - ホテル管理システムとそれに使用する非接触icカード - Google Patents

ホテル管理システムとそれに使用する非接触icカード

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JPH11227369A
JPH11227369A JP5269298A JP5269298A JPH11227369A JP H11227369 A JPH11227369 A JP H11227369A JP 5269298 A JP5269298 A JP 5269298A JP 5269298 A JP5269298 A JP 5269298A JP H11227369 A JPH11227369 A JP H11227369A
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JP5269298A
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Takehiro Kudo
雄大 工藤
Keiko Oyu
慶子 大湯
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホテル管理システムとそれに使用する非接触
ICカードを提供する。 【解決手段】 本発明のホテル管理システムは、宿泊者
に、表示機能付き非接触ICカードを携帯させて管理を
行うシステムであって、宿泊者各人が携帯する当該非
接触ICカードには、宿泊者氏名、宿泊者属性、客室ナ
ンバー、宿泊内容、利用制限区域、使用金額合計が記録
されることと、当該非接触ICカードの表示部には、
客室ナンバーおよびホテル内での購買や施設の使用時に
おける購買・使用金額とそれらの合計金額が表示される
こと、等を特徴とする。また、本発明の非接触ICカー
ドは、表示部を記録、消去可能な磁気記録部とするか、
書換え可能な熱記録表示部とすることにより好適に使用
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホテル管理システムに
関するものであって、表示機能付き非接触ICカードを
宿泊客に携帯させることにより、ルームキーとして使用
することや、VIP(最重要宿泊客)階、宿泊客専用ラ
ウンジ等の利用制限があるエリアの入退室の管理、ホテ
ル内のキャッシュレス化等が可能となる。従来のICカ
ードと異なり各種端末と非接触交信可能とすること、表
示機能を持たせることにより一層のサービス向上が図れ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホテル業務において、磁気カ
ードまたはICカードを利用する技術が紹介されてい
る。例えば、特公昭58−51593号公報等では、客
室の鍵として、メカニカルキーの代わりにカードキーを
利用することで、鍵管理を合理化することが行われてい
る。例えば、利用者がフロントに申込みをすると、フロ
ント担当者が客室ナンバー、宿泊数等をカードに表示し
て利用者に渡す。利用者は受け取ったカードを用いて、
客室のゲート装置を開けて、客室を利用するというもの
である。
【0003】また、利用料金の清算方法に対しても、カ
ードを用いて合理化することが各種行われている。例え
ば、予め会員登録をし会員カードを受け取る。ホテル内
の受付機器に会員カードを読み込ませ、前払い金を投入
することにより利用申込みを行う。そして、前払金入金
により受付機器は会員カードに鍵の機能を付与するとい
うシステムである。
【0004】これらホテル内の個々の業務について独立
に自動化又は半自動化するシステムに対して、カードキ
ーを利用して、鍵管理、料金清算等の全業務を一括して
無人自動化するシステムも特開平8−202776号公
報に提案されている。しかし、同公報に記載されている
システムはホテルの完全無人化を目的とするシステムで
あるが必ずしも現実的なものではない。また、カードキ
ーに、ICカードを利用したものも提案されているが、
非接触で端末装置と交信できるものではないので、客室
への入室に際して、カードキーをドアのゲート装置に挿
入するような手間がかかる。また、エレベータの操作の
際にも接触方式の場合は、速やかな操作が不可能であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
なホテル等における宿泊客や客室管理上の問題を解決し
ようとするものであり、宿泊客に、表示機能付き非接触
ICカードを携帯させて、当該非接触ICカードにより
非接触でエレベータの操作や客室への入室を可能とする
とともに、ホテル内の各種料金の支払いをキャッシュレ
ス化すること、さらに、ICカードの表示部に客室ナン
バーや使用金額等を表示させて、宿泊客が利用し易くす
ることと、宿泊客や客室管理あるいは事務管理を容易に
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明のホテル管理システムの要旨の第1は、宿泊
客に、表示機能付き非接触ICカードを携帯させて管理
を行うシステムであって、宿泊客各人が携帯する当該
非接触ICカードには、宿泊客氏名、客室ナンバー、利
用制限区域、ホテル内での購買や施設の使用時における
購買・使用金額とそれらの金額の合計金額が逐次記録さ
れることと、当該非接触ICカードの表示部には、客
室ナンバーおよびホテル内での購買や施設の使用時にお
ける購買・使用金額とそれらの金額の合計金額が逐次表
示されること、を特徴とするホテル管理システム、にあ
る。かかる管理システムであるため宿泊客が宿泊し易く
かつ、その管理を容易にすることができる。
【0007】上記課題を解決するための、本発明のホテ
ル管理システムの要旨の第2は、宿泊客に、表示機能付
き非接触ICカードを携帯させて管理を行うシステムで
あって、宿泊客各人が携帯する当該非接触ICカード
には、宿泊客氏名、客室ナンバー、利用制限区域、ホテ
ル内での購買や施設の使用時における購買・使用金額と
それらの金額の合計金額が逐次記録されることと、当
該非接触ICカードを上記客室ナンバーのドアゲート装
置に接近させることにより、客室ドアロックが解除され
ることと、当該非接触ICカードをエレベータの操作盤
に接近させることにより利用制限区域がある階層以外の
階層にエレベータが停止すること、を特徴とするホテル
管理システム、にある。かかる管理システムであるため
宿泊客が宿泊し易く、かつその管理を容易にすることが
できる。
【0008】上記課題を解決するための、本発明のホテ
ル管理システムの要旨の第3は、宿泊客に、表示機能付
き非接触ICカードを携帯させて管理を行うシステムで
あって、当該非接触ICカードの表示部には、客室ナ
ンバーおよびホテル内での購買や施設の使用時における
購買・使用金額とそれらの金額の合計金額が逐次表示さ
れることと、ホテル内での購買や施設の使用時におけ
る購買・使用金額とそれらの金額の合計がホストコンピ
ュータに送信されて記録されることと、当該ホストコ
ンピュータの記録データによって、チェックアウト時に
おける料金の清算が行われること、を特徴とするホテル
管理システム、にある。かかる管理システムであるため
宿泊客が宿泊し易く、かつ料金の清算を容易にすること
ができる。
【0009】上記課題を解決するための、非接触ICカ
ードの要旨の第1は、上記各ホテル管理システムに使用
する非接触ICカードであって、非接触でデータの送受
信を行う機能が薄型電池及び/または電波を電源として
作動するものであり、制御部と記憶メモリを備え、必要
なデータ等を表示する表示部が外部装置により書換えさ
れる磁気表示部であることを特徴とする。かかる非接触
ICカードであるため、非接触交信が可能であり、かつ
ホテル内での使用金額等を確実に表示することができ
る。
【0010】上記課題を解決するための、非接触ICカ
ードの要旨の第2は、上記各ホテル管理システムに使用
する非接触ICカードであって、非接触でデータの送受
信を行う機能が薄型電池及び/または電波を電源として
作動するものであり、制御部と記憶メモリを備え、必要
なデータ等を表示する表示部が外部装置により書換えさ
れる熱記録表示部であることを特徴とする。かかる非接
触ICカードであるため、非接触でデータ交信が可能で
あり、かつホテル内での使用金額等を確実に表示するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のホテル管理シス
テムを示す全体構成図である。図1のように、本発明の
ホテル管理システムは、宿泊客が携帯する表示機能付き
非接触ICカード10とフロントに設置されたホストコ
ンピュータ100と、エレベータ、客室、VIP室、飲
食等のレストラン、売店、宿泊客専用ラウンジ、遊戯施
設(例えば、プール)等に設置された各端末装置20,
30,40,50,60,70,80と、各端末装置と
ホストコンピュータとを接続するデータ回線110等か
ら構成されている。
【0012】飲食等のレストラン、売店、宿泊客専用ラ
ウンジ、プール等の特定の端末装置は、コンピュータ5
1,61,71,81を有し、非接触ICカード10と
交信してICカードのデータを読み取り、かつICカー
ドに接触的に書き込み可能な装置(以下「読み取り書き
込み装置」とする。)52,62,72,82を備えて
いる。また、送受信器33,43,53,63,73,
83を介してホストコンピュータ100間とのデータの
送受信がなされる。また、エレベータの操作盤24は、
宿泊客のICカードの記録データを非接触で認識可能で
あって当該宿泊客の客室ナンバーや利用制限区域を認識
する。さらに、各客室、VIP室、宿泊客専用ラウン
ジ、プール等のドアにはそれぞれゲート装置34,4
4,74,84を有し同様に当該宿泊客の客室ナンバ
ー、利用制限区域を認識できる。図中、非接触ICカー
ド10は宿泊客に携帯されて、各端末装置と非接触で交
信している状態を示している。
【0013】フロントに設置されるホストコンピュータ
100はフロント端末装置を兼ねるものであるが、コン
ピュータ本体101、読み取り書き込み装置102、送
受信器103、データベース105等を備えている。フ
ロント、客室、VIP室、飲食等のレストラン、売店、
宿泊客専用ラウンジ、プール等に設置された端末装置3
0〜80からの送信データの全ては、ホストコンピュー
タ100に送信されてデータベース105に逐次蓄積さ
れる。また、ホストコンピュータ100からは、各端末
装置が必要とする宿泊客のICカードに転記すべきデー
タを演算または検索して各端末装置30〜80へ応答す
る機能を果たす。
【0014】データベース105には、宿泊客の氏名、
宿泊客の属性、宿泊内容、宿泊日、当該宿泊日における
客室ナンバー、ホテル内での各使用金額、その合計金
額、宿泊客の利用制限区域等に関するデータが予め蓄積
され、その後逐次入力されるデータに基づき更新され
る。なお、宿泊内容とは、1泊2日朝食付きとか、1泊
2日レディスプラン、1泊2日VIP朝食付きとかの内
容をいう。また、宿泊客専用ラウンジ使用、プール等の
遊戯施設の使用、隣接アミューズメント施設利用等の予
定も含まれ、これらの予定のない宿泊客に対しては、V
IP室とかプールが利用制限区域に該当することにな
る。宿泊客専用ラウンジは、宿泊客のうち予め利用申込
みした者のみに利用制限してもよい。
【0015】図2、図3は、宿泊客が携帯する表示機能
付き非接触ICカードを示す図である。図2は、非接触
ICカードの平面図、図3は、図2のA−A線における
拡大した断面矢視図を示している。表示機能付き非接触
ICカード10は、図2のように、カード型形状をして
おり、表示部11を有し、カード表面には現れないIC
チップ12とそれに接続する捲線コイルからなるデータ
送受信部13を有し、必要により薄型電池14をさらに
内蔵している。表示部11は、磁性粉体を利用した磁気
表示部であるか、あるいは熱により可変表示可能な熱記
録部とし、数行の文字が表示できるようにされている。
カード表面には適宜な印刷図柄16をカードの表裏面に
施しておくことができる。
【0016】表示機能付き非接触ICカード10は、図
3のように、コアシート151とその表裏面を保護する
オーバーシート152,153からなる基材15を有
し、ICチップ12とデータ送受信部(アンテナコイ
ル)13は、通常、コアシートとオーバーシートの間に
設けられている。アンテナコイルは実際には、コアシー
トまたはオーバーシート上にプリント配線の技術で形成
されたものであってもよい。データ送受信部13の両端
は、ICチップ12の両端子に接続されている。表示部
11は、オーバーシートとコアシートをくり抜いて形成
した凹部18の中に設けられている。薄型電池14はチ
ップ駆動用の電源をアンテナコイルから得ない場合に設
けるものであり、当該電池を内蔵させる場合には、カー
ド基体をある程度厚肉に形成し電池収納部を設ける必要
がある。前述した印刷図柄を設ける場合は、コアシート
の表面またはオーバーシートのコアシート側となる面に
設けておくのが印刷面保護の上で好ましい。
【0017】図4は、ICチップの回路構成を示すブロ
ック図である。外部の非接触交信装置24,34,4
4,74,84と交信している状況が示されている。デ
ータ送受信部13に電源回路121、クロック抽出回路
122、復調器123の入力部が接続され、それぞれの
出力部が処理回路124に接続されている。また、処理
回路の出力部が変調器125に接続され、この変調器の
出力部がデータ送受信部13に接続され、処理回路12
4にはメモリ126が接続されている。
【0018】表示機能付き非接触ICカード10は、そ
の機能としてエレベータの操作盤24、客室ドアゲート
装置34等と非接触で交信可能であること、宿泊客の氏
名、客室ナンバー、利用制限区域、飲食等の使用金額等
のデータを記憶できるメモリーを備えること、それらの
内必要なデータを読み取り書き込み装置102等により
書き込んで表示可能であること等が必要である。表示部
11への記録は、ICカード10のメモリー内容を各端
末の読み取り書き込み装置52,62,72,82,1
02により読みかつ書き込み表示することによりなされ
るか、あるいは表示部11への記録データは、ホストコ
ンピュータ100から各端末へと供給されるデータに基
づき接触書き込みにより書き込み表示されることによっ
て記録される。後者の場合は、ICカードが記憶するデ
ータの一部を省略することができる。通常、宿泊客は、
頻繁な書き換えは必要としないので、ホテル到着の際、
フロントで書き込み表示をしたICカード10を宿泊客
に渡すこととし、レストラン50、売店60等の場合は
必要な時点で書き込み装置に非接触ICカード10を通
過させて表示部の書き換えを行えば十分と考えられる。
【0019】次に、表示部11が磁気表示部111であ
る場合について説明する。図3のように、カード基体に
は表示部11を収納するための凹部18が形成される。
この凹部18は、一般にはいわゆるザグリ加工によって
形成されるが、オーバーシートに予め凹部を形成してお
き、これとコアシートとを積層することにより凹部を形
成してもよい。図5は、磁気表示部の断面を部分的に示
す図である。このように形成された凹部18の中には磁
気表示部111が形成される。磁気表示部111は、そ
の一構成例として図5に示されるように基板112と、
この基板の上に形成された着色層113、表示層11
4、保護層116を順次備えた積層構造とすることがで
きる。表示層114はマイクロカプセル114mとバイ
ンダー114bとからなり、マイクロカプセル114m
中には磁性粉が含有されている。なお、表示層114と
保護層116との間には、通常、これらを接着するため
の接着層115が設けられる。
【0020】基板112は、各種プラスチック、紙、金
属板等種々のものが適用可能である。中でも各種プラス
チック、特にポリエチレンテレフタレートを用いること
が好ましい。厚さの好適例としては、100μm程度で
ある。この基板112の上に形成される着色層113
は、表示のコントラストを明瞭にするために形成されて
おり、通常、黒く着色された墨インクが用いられる。他
の着色の手段として、例えば、硫酸バリウム、マイクロ
シリカ、カーボンブラック等の顔料を各種プラスチック
原料に混練して用いてもよい。この着色層113の厚さ
の好適例は2〜10μm程度である。
【0021】このような着色層113の上に設けられる
表示層114は、複数のマイクロカプセル114mとバ
インダー114bを備える。マイクロカプセル114m
中には液体状のビヒクルおよび磁性粉が含有されてお
り、磁性粉はビヒクル中に浮遊した状態になっている。
ビヒクルとしては、極性液体と、疎水性液体と、熱可塑
性樹脂とを含有させることが好ましい。
【0022】磁性粉としては、鉄、ニッケル、鉄−ニッ
ケルや鉄−ニッケル−クロム等のステンレススチール、
アルミニウム−コバルト合金、サマリウム−コバルト合
金、バリウム−フェライト等の磁性粉が用いられる。磁
性粉の形状としては、いわゆるフレーク形状のものが好
ましく、厚さはできるだけ薄く厚さと粒径の比が大きい
ものが好ましい。粒径は、3〜15μm程度とされる。
粒径が大きくなると、カプセルの粒径との関係で、カプ
セル内にうまく収納されず、また、外部磁気への反応が
遅くなる。一方、粒径が小さくなると、磁化させた時、
水平方向と垂直方向での光反射率の差が小さくなり、記
録時のコントラストが悪くなる。このような磁性粉の保
磁力は、用いられる媒体の用途によって適宜選定すれば
よく、通常は、500Oe(エルステッド)以上のもの
を用いる。
【0023】さらに、マイクロカプセル内には、コント
ラストを向上させるために染料または顔料を含有させる
ことが好ましい。マイクロカプセルの粒径は、体積平均
径で10〜100μmが好適である。この値があまり小
さくなると、カプセル内に収納される磁性粉の総量が少
なくなるために、記録時のコントラストが十分でない。
逆に、この値が大きくなりすぎると、記録層表面に凹凸
を生じ、記録画像が不均一に成ってしまう。
【0024】このようなマイクロカプセルを塗設するの
に用いられるバインダーとしては、マイクロカプセル壁
を損傷させず、かつ着色層113表面によく接着するも
のであれば特に制限はない。より好適な具体例として
は、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン等が挙げられる。このようなマイクロカプセルを含有
する表示層114の好適例としての厚さは、200μm
程度とされる。
【0025】このような表示層114の上には、接着層
115を介して保護層116が設けられる。接着層11
5としては、ポリエステル、アクリル等の材質が用いら
れる。このような接着層115の好適例としての厚さ
は、5〜10μm程度とされる。保護層116の好適例
としての厚さは、100μm程度とされる。上述したよ
うに形成される磁気表示部111は、例えば、その基板
112の片面に形成された粘着層を接着層として、前記
基材15の凹部18の中に収納、接着される。
【0026】図6は、磁気表示部の表示状態を説明する
図である。図6(A)は、表示状態、図6(B)は、表
示を消去した状態を示している。表示層114に、図6
(A)のように垂直磁場φvをかけると、マイクロカプ
セル114m中の磁性粉117aは垂直方向に整列し
て、外部からの入射光Liは、着色層113に達してこ
こで反射され、反射光Loを生じる。この状態では、着
色層113の色が反射光として目視される。一方、表示
層114に、図6(B)のように水平磁場φhをかける
と、マイクロカプセル114m中の磁性粉117aは水
平方向に整列して、外部からの入射光Liは、着色層1
13に達しず、磁性粉表面で反射され、反射光Loを生
じる。この状態では、磁性粉117aの色が反射光とし
て目視される。
【0027】従って、図6(B)の状態では明るい金属
色の反射光が観察されるので、この状態を消去状態と
し、図6(A)の着色層113が観察される暗い状態を
表示状態とすれば、カードを水平方向に走査する際に、
外部磁場の状態を垂直−水平と変化させることにより表
示−消去の状態を連続的に形成することができる。すな
わち外部磁場の変化を文字コードデータに基づきON−
OFFさせれば文字表示ができる。かかる磁気表示は、
一旦記録されると、他の磁気記録媒体に接触しない限り
ほぼ永続的に保持されるので、長期間に及んでも書換え
等の必要は特にない。本発明システムの場合、この外部
磁場の変化を生じさせる接触書き込み装置52,62,
72,82を端末装置およひフロント102に設けるこ
とになる。このような磁気表示自体については、特開平
8−90972号公報等に記載され公知のものであるの
でさらなる詳細な記載は省略する。
【0028】次に、表示部11が熱記録表示部211で
ある場合について説明する。図3のように、カード基体
には表示部11を収納するための凹部18が形成される
のは、磁気表示の場合と同様であるが、熱記録表示の場
合は磁気表示の場合よりは薄層とすることができる。図
7は、熱記録表示部の断面を部分的に示す図である。こ
のように形成された凹部18の中には熱記録表示部21
1が形成される。熱記録表示部211は、その一構成例
として図7に示されるようにベース基板212と、この
基板の上に形成された着色層213、表示層214、保
護層216を順次備えた積層構造をなしている。保護層
と表示層の間には接着層215を設けてもよい。
【0029】熱記録表示には可逆性感熱記録材料を使用
することができる。可逆性感熱記録材料は、初期状態で
は透明な物質であるが、常温より高い一定温度t0 まで
加熱し冷却すると前記の加熱された部分が白濁し、常温
より高くかつt2 より低い温度t1 で加熱し冷却すると
透明になる性質を有する物質が使用される。図8は、可
逆性感熱記録材料の特性の一例を示す図である。例え
ば、常温において透過率tr1 である記録材料を温度t
0 を超え、t1 まで加熱すると透過率はtr2 の透明状
態になり、加熱を止めて冷却または自然放置すると、そ
のままの透明な状態を保持する。ここで再び加熱し、t
1 を超えてt2 まで加熱した後に冷却し、温度をt0
下にすると透過率は、tr1 の白濁状態となる。従っ
て、可逆性感熱記録材料はその加熱前歴により常温にお
いて、tr2 (透明状態)とtr1 (白濁状態)とする
ことができる。
【0030】このような物質としては、例えば、ベヘン
酸、ラウリン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸が塩ビ−
酢ビ共重合体、塩化ビニリデン等の高分子マトリックス
中に分散されたもので、他に界面活性剤などが少量添加
されている。この感熱記録剤層自体が、成膜性があるの
で、当該層単独で用いて使用することもできるが、表示
層214の加熱側の面に例えば、エポキシ樹脂、シリコ
ン樹脂等の薄層からなる保護層216、反対側の面にベ
ース基板212を設けることが可能である。また、着色
層213を設けることにより表示を鮮明にすることがで
きる。
【0031】熱記録層211の記録には、例えば、選択
的に加熱することができるシリアル型のサーマルヘッド
を保護層216に圧着するようにして使用することで、
文字コードデータを変換して通電し加熱することによ
り、目視可能な表示をすることが可能となる。このよう
な熱記録表示についても実開平3−70977号、特開
平2−50897号公報等に記載され公知のものであ
る。
【0032】図9は、表示部に表示される表示内容を示
す例である。図9では、宿泊客の当日の客室ナンバー、
ホテル内でのレストラン等での利用金額、当該時点まで
の合計金額が表示されている。宿泊客の氏名はICカー
ドのメモリーに記録されているが、プライベート保持
上、通常は表示しない。その他、宿泊内容、適宜なホテ
ル内の案内等を表示することができる。表示部11は、
メモリーの内容を直接に読み取って(外部装置を介さな
いで)表示することはできないので、表示内容は外部書
き込み装置により書き込まれた内容を保持していること
になる。ただし、宿泊客がホテル内で使用した金額の残
額については、その都度、読み取り書き込み装置52,
62,72,82,102等で書換えが行われる。
【0033】次に、本発明のホテル管理システムを利用
する状況について説明する。チェックイン時、宿泊客は
フロントにおいて、宿泊客氏名、宿泊客属性、宿泊内容
(宿泊日数、ディナー、朝食、VIP室の使用、宿泊客
専用ラウンジの使用等)等を告げる。これらのデータを
ホストコンピュータ100に入力すると宿泊内容に応じ
た客室ナンバーが表示される。フロントの担当者は、表
示機能付き非接触ICカードに、読み取り書き込み装置
102により客室ナンバーを表示し、当該非接触ICカ
ード10を宿泊客に貸与する。また、表示はされないが
宿泊客の利用制限区域に関するデータ、朝食等の必要な
宿泊内容がメモリーに転記されて記憶される。宿泊客は
ICカードを受け取って客室に向かう。同室に家族が宿
泊する場合のように同一の客室ナンバーに複数の宿泊客
の場合は、全員に表示機能付きICカード10を貸与す
るのが好ましいが、チェックアウト時の清算は代表者が
合算して行うことになる。ホストコンピュータ100
は、前記のようにコンピュータ本体101、書き込み装
置102、送受信器103とデータベース105を備え
ているので、宿泊内容の記憶、各客室の使用状況の登
録、宿泊客の各種使用金額、使用金額に関するデータ処
理、チェックアウト時における料金の精算等のフロント
処理に関する各種の業務処理を行うことができる。
【0034】エレベータ利用時、宿泊客は、非接触IC
カード10をエレベータの操作盤24に接近させると操
作盤には宿泊客のICカードのデータ内容を読み取る機
能を有していて、例えば、宿泊客がVIP室利用客では
ないのに、VIP室のある階に停止する操作をした場合
には、「当該階は利用できません。」というような表示
や音声案内を行う。もちろん、VIP室利用の宿泊客に
対しては、VIP階への停止を行うことになり、通常の
宿泊客はVIP階以外の階への停止を行うことになる。
これによりVIP室のある階では、利用に無関係の人物
が接近するおそれがないので安全性を確保できる。
【0035】客室前において、宿泊客は非接触ICカー
ドをドアのゲート装置34に接近させると、ゲート装置
は、宿泊客のICカードのデータ内容を非接触で読み取
る機能を有していて、ICカード10から認識した客室
ナンバーとゲート装置が記憶するナンバーが一致する場
合には、ドアロックを解除する。この時、客室ドアロッ
クが解除されたデータは、ホストコンピュータ100に
送信され、宿泊客が客室に入室した時刻として記録され
る。同様に宿泊客が客室から外に出る場合も同様に記録
されるので、宿泊客が滞在中か外出中かをフロントが把
握することも容易となる。単純に客室ナンバーとゲート
装置の記憶ナンバーの一致では、カードを落とした場合
の安全性の問題もあるので、宿泊客固有の暗証番号との
組み合わせによりドアロックが解除されるようにしても
よい。客室内において、宿泊客が冷蔵庫等について有料
の飲食をする場合とか外部に電話をする場合の料金等も
室内交信装置32,42により、同様にホストコンピュ
ータ100にリアルタイムで記録される。
【0036】宿泊客が専用ラウンジを利用する時、非接
触ICカードをラウンジのゲート装置74に接近させる
と、ゲート装置は、宿泊客のICカードのデータ内容を
非接触で読み取る機能を有していて、ICカードが宿泊
客であることを認識した場合、あるいは利用申込みをし
た宿泊客である場合は、ドアロックを解除する。これに
より宿泊客は専用ラウンジを利用可能となる。従って、
宿泊客以外の者が接近してもドアは閉じたままであり、
専用ラウンジを利用することができない。宿泊客が、ラ
ウンジ内で利用した各種の料金は、係員のレジスタ操作
によりICカードに記録され、その際の使用金額とそれ
までの合計の使用金額が、ICカードの表示部に表示さ
れる。従って、レジスターに読み取り書き込み装置72
の機能を持たせるのが適切である。これらの機能は、ホ
テル内での他の遊戯施設でも同様であり、宿泊客以外の
無断利用を排除することができ、利用者の安全を確保す
ることができる。
【0037】レストランや売店の利用時、レストランや
物品の販売場所のレジスターに備えられる端末装置5
0,60は、非接触ICカード10を携帯する宿泊客が
当該レストランで飲食したメニューの種類とメニューの
料金または売店等の販売場所で購入した物品の種類と物
品の料金が係員により読み取り書き込み装置52,62
に入力される。これらの機能は前記のようにレジスター
に持たせるのがよい。非接触ICカード10の客室ナン
バーは非接触で自動入力されても良いし、手入力であっ
ても良い。当該端末装置50,60は、それらのデータ
を送受信器53,63を介してホストコンピュータ10
0に送信して、ホストコンピュータの演算と指示を介し
て、当該非接触ICカード10の合計金額の加算がなさ
れる。
【0038】料金の清算は、宿泊客のチェックアウト時
に行うことになる。非接触ICカードの表示部11に
は、ホテル内で飲食した利用金額、購入した金額の全て
の金額の合計金額が表示されているので、通常の場合は
合計金額が、これと異なる金額となる場合はない。この
合計金額に対して消費税、サービス税等を加算した金額
が宿泊客への請求金額となる。前記のように同室複数の
宿泊客の場合は代表者が合算して支払うことになる。宿
泊客は、料金の支払いをするとともに表示機能付き非接
触ICカード10をフロントに返却する。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図1〜図9を
参照して説明する。 <表示機能付き非接触ICカードの製造>宿泊客が携帯
する表示機能付き非接触ICカード10を、表示機能を
磁気表示機能として、以下のようにして製造した。厚み
25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムをコア
シート151として、その片面にアンテナコイル(デー
タ送受信部13)を形成するとともにICチップ接続端
子を形成した。当該接続端子にICチップ(メモリー6
4バイト)端子を接合するとともに、ICチップ接続両
端子とアンテナコイルを短絡が生じないように接続し
た。アンテナコイルはコアシートの表面に厚み20μm
のアルミ層を形成しておき、これをカード本体部の外周
内側に沿って線幅160μmで、4回巻の巻線として残
るようにフォトエッチングして形成した。このコアシー
トの両面にオーバーシート152,153として、厚さ
100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムにポ
リエステル系接着剤を予め塗布しておいたオーバーシー
ト(接着剤層の層厚各280μmで塗布)を積層してか
ら加熱プレスしてカード基体とした。なお、表面側のオ
ーバーシートには予め磁気表示部を陥入させる凹部を形
成しておいた。プレス後のカード層厚は、0.76mm
となった。
【0040】磁気表示部111として、フレーク状のバ
リウムフェライト磁性粉(粒径6μm)をエチルセルロ
ースとアルコール溶剤からなるビヒクルに分散させてマ
イクロカプセル114m化した。これをポリビニルアル
コールをバインダーとして黒色に着色層113を形成し
た厚さ80μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
基材112表面上に厚さ100μmとなるように塗布し
て磁気表示部111とした。この上に厚さ30μmのポ
リエステルフィルム保護層116を接着層115を介し
て設け磁気表示部111を完成した。当該磁気表示部1
11をを前記の非接触ICカード10の凹部に嵌め込ん
だ。
【0041】<ホテル管理システムの実施試験>上記で
試作した、表示機能付き非接触ICカード10をホテル
宿泊客に携帯させて実施試験を行った。まず、非接触I
Cカードに宿泊客氏名、客室ナンバー、宿泊内容等のデ
ータをホストコンピュータ100により入力し、ホテル
フロントの読み取り書き込み装置102よりICカード
10に書き込み表示したところ明瞭な表示が得られた。
宿泊客は、次にホテルのエレベータに向かい、非接触I
Cカードでエレベータを操作した。エレベータの操作盤
24は交信距離内において非接触ICカード10と交信
し、指定の階で停止した。
【0042】宿泊客が客室ナンバーのドアゲート装置に
接近した際、当該ゲート装置34は、ICカード10の
客室ナンバーを認識しドアロックが解除された。宿泊客
がゲート装置34を最初に通過した際に、客室入室時刻
がフロントに送信され、ホストコンピュータのデータベ
ース105に記録された。
【0043】使用金額に対する料金の清算は、宿泊客の
客室ナンバー単位で集計して使用金額の合計演算をホス
トコンピュータ本体101が行い、その結果を宿泊客デ
ータとしてデータベース105に格納した。チェックア
ウト時、宿泊客は、フロントに表示機能付き非接触IC
カード10を提示し、ホストコンピュータ100のデー
タとの突き合わせがなされ、使用料金が認識され料金の
清算が行われた。
【0044】
【発明の効果】以上詳述のように、本発明のホテル管理
システムによれば、宿泊客がホテル内の各端末装置と非
接触で交信できるデータ表示機能付き非接触ICカード
を携帯しているので、各端末装置は当該非接触ICカー
ドが保持する客室ナンバーに基づいて当該ホテルの客室
ドアゲート装置の開閉、エレベータの操作、宿泊客専用
ラウンジの入室管理等を行うことができ、宿泊客が利用
し易く、ホテル内の安全性が確保できる。また、当該非
接触ICカードの表示部には、宿泊客の客室ナンバーや
使用金額が記録されるので客室を間違えることがなく、
利用金額を誤解することもない。また、ホテル宿泊客が
ホテル内でする飲食や物品の購入に現金の扱いを無くし
てキャッシュレス化できるのでトラブルや煩雑さが解消
される。さらに、本発明の表示機能付き非接触ICカー
ドは、このようなシステムでの利用に十分な機能を発揮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のホテル管理システムを示す全体構成
図である。
【図2】 宿泊客が携帯する表示機能付き非接触ICカ
ードを示す図である。
【図3】 宿泊客が携帯する表示機能付き非接触ICカ
ードを示す図である。
【図4】 ICチップの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 磁気表示部の断面を部分的に示す図である。
【図6】 磁気表示層の表示状態を説明する図である。
【図7】 熱記録表示部の断面を部分的に示す図であ
る。
【図8】 可逆性感熱記録材料の特性の一例を示す図で
ある。
【図9】 表示部に表示される表示内容を示す例であ
る。
【符号の説明】
10 表示機能付き非接触ICカード 11 表示部 12 ICチップ 13 データ送受信部 14 薄型電池 15 基材 20 エレベータ端末装置 30 客室端末装置 40 VIP室端末装置 50 レストラン端
末装置 60 売店端末装置 70 専用ラウンジ
端末装置 80 プール等端末装置 24 エレベータ操作盤 32,42 室内交信装置 33,43,53,63,73,83,103 送受
信器 34,44,74,84 ドアゲート装置 51,61,71,81 コンピュータ 52,62,72,82,102 読み取り書き込み
装置 100 ホストコンピュータ(フロント端末) 110 データ回線 101 コンピュータ本体 105 データベ
ース 121 電源回路 122 クロック
抽出回路 123 復調器 124 処理回路 125 変調器 126 メモリ 111 磁気表示部 211 熱記録表示部 112,212 基板 113,213 着色層 114,214 表示層 115,215 接着層 116,216 保護層 117a 磁性粉 117b ビヒクル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G07G 1/12 361 G06K 19/00 H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宿泊客に、表示機能付き非接触ICカー
    ドを携帯させて管理を行うシステムであって、 宿泊客各人が携帯する当該非接触ICカードには、宿
    泊客氏名、客室ナンバー、利用制限区域、ホテル内での
    購買や施設の使用時における購買・使用金額とそれらの
    金額の合計金額が逐次記録されることと、 当該非接触ICカードの表示部には、客室ナンバーお
    よびホテル内での購買や施設の使用時における購買・使
    用金額とそれらの金額の合計金額が逐次表示されるこ
    と、を特徴とするホテル管理システム。
  2. 【請求項2】 前記利用制限区域には、VIP階、宿泊
    客専用ラウンジ、遊戯施設等の区域が含まれることを特
    徴とする請求項1記載のホテル管理システム。
  3. 【請求項3】 宿泊客に、表示機能付き非接触ICカー
    ドを携帯させて管理を行うシステムであって、 宿泊客各人が携帯する当該非接触ICカードには、宿
    泊客氏名、客室ナンバー、利用制限区域、ホテル内での
    購買や施設の使用時における購買・使用金額とそれらの
    金額の合計金額が逐次記録されることと、 当該非接触ICカードを上記客室ナンバーのドアゲー
    ト装置に接近させることにより、客室ドアロックが解除
    されることと、当該非接触ICカードをエレベータの操
    作盤に接近させることにより利用制限区域がある階層以
    外の階層にエレベータが停止すること、を特徴とするホ
    テル管理システム。
  4. 【請求項4】 宿泊客に、表示機能付き非接触ICカー
    ドを携帯させて管理を行うシステムであって、 当該非接触ICカードの表示部には、客室ナンバーお
    よびホテル内での購買や施設の使用時における購買・使
    用金額とそれらの金額の合計金額が逐次表示されること
    と、 ホテル内での購買や施設の使用時における購買・使用
    金額とそれらの金額の合計がホストコンピュータに送信
    されて記録されることと、 当該ホストコンピュータの記録データによって、チェ
    ックアウト時における料金の清算が行われること、を特
    徴とするホテル管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4記載のホテル管理
    システムに使用する非接触ICカードであって、非接触
    でデータの送受信を行う機能が薄型電池及び/または電
    波を電源として作動するものであり、制御部と記憶メモ
    リを備え、必要なデータ等を表示する表示部が外部装置
    により書換えされる磁気表示部であることを特徴とする
    非接触ICカード。
  6. 【請求項6】 前記磁気表示部は、基板と、この上に直
    接または中間層を介して塗設されたマイクロカプセルを
    含有する表示層とを有し、当該マイクロカプセル中に
    は、液体と、この液体の中に浮遊しかつ磁場に感応する
    磁性粉とが含有されており、前記非接触ICカードの記
    憶メモリに収納された情報に基づき、前記磁気表示部の
    表示層に目視可能な情報の記録および消去ができるよう
    にしたことを特徴とする請求項5記載の非接触ICカー
    ド。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項4記載のホテル管理
    システムに使用する非接触ICカードであって、非接触
    でデータの送受信を行う機能が薄型電池及び/または電
    波を電源として作動するものであり、制御部と記憶メモ
    リを備え、必要なデータ等を表示する表示部が外部装置
    により書換えされる熱記録表示部であることを特徴とす
    る非接触ICカード。
  8. 【請求項8】 前記熱記録表示部は、可逆性感熱記録層
    が熱により透明状態と白濁状態とが可逆的に変化し、か
    つ常温で透明状態と白濁状態とが保持できるポリマー組
    成物からなることを特徴とする請求項7記載の非接触I
    Cカード。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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