JP2008012051A - 精算システム - Google Patents

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Abstract

【課題】納税を要する入賞になっても、遊技者を待たせたり、遊技を中断させることなく、チェックアウト時などに納税が行えるようにする。
【解決手段】遊技の入賞内容に応じて配当の払出しを行うスロットマシンと、利用者のための精算を行う精算サーバとを有する精算システムであって、スロットマシンは、抽選により入賞獲得の成否を決定する抽選部と、抽選部が入賞獲得と決定した場合、配当を決定する払出部と、払出部によって決定した配当に基づいて納税の要否を判定し、納税が必要と判定した場合は、配当情報を精算サーバに送信する納税要否判定部とを有し、精算サーバは、配当情報を受信する納税処理要求メッセージ受信部と、利用者の購入情報を受信し、この購入情報と、配当情報と、この配当情報に基づいて決定された納税額とに基づいて精算情報を生成する集計部と、精算情報に基づいて精算書の発行を行わせる精算書発行部と、配当情報及び納税額に基づいて納税証明書作成のための出力を行う納税証明書提供部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、精算システムに関し、より詳しくはスロットマシンなどの遊技機が払い出した配当が納税が必要な額である場合に、その配当について行わなければならない納税手続きを、ホテルのチェックアウト時のような精算時に行うことを可能とする精算システムに関する。
カジノなどの遊技場には様々なゲーム機が設置され、遊技者に遊技を提供できるようになっている。
ゲーム機には、ゲームの入賞内容に応じて、メダルや硬貨等のゲームで使用する媒体(以下「コイン」という)を払い出す遊技機として、トランプのカードを表すカード画像を表示し、各カード画像の表示を遊技者の操作入力にしたがい変更しながらゲームを進行するカードゲーム機や、スロットマシンなどの各種遊技機が知られている。これらの遊技機のうち、スロットマシンは、シンボルが外周面に付されたリール(機械式リール)を複数有するものや、画像で表示されるリール(この画像で表示されるリールを以下「ビデオリール」という)を複数有するものが一般的である。
いずれのスロットマシンも、遊技者が所定の操作を行うと各リールが回転またはスクロールし、各リールが停止した時点で所定の有効ライン(ペイライン)上にきた各リールのシンボルの組み合わせ(以下、シンボルの組み合わせを「シンボルパターン」という)により、遊技(ゲームともいう)で入賞するか否か、および入賞した場合の態様(入賞態様)が確定し、この入賞態様に応じて所定の配当が遊技者に払い出される。
スロットマシンはこの入賞態様に応じてコインの払い出し枚数が変わるが、その入賞態様の中には、通常の払出に比べて非常に大きな払出が行われる大入賞(いわゆる大当たり、ジャックポットなど)となる入賞態様が設けられている。遊技者が大入賞になる入賞態様を引き当てると、スロットマシンは、配当として多額の遊技価値の払出を行うため、遊技者は大入賞になることを期待しながら遊技を行う。
ところで、ゲーム機の設置されている国や地域によっては、多額の配当が支払われた場合に、一定の税金の納付が義務づけられる場合がある。例えば、米国のカジノでは、スロットマシンから払い出される配当の額が1200ドル以上の大入賞になると、受ける予定の払出に対して、遊技者が納税を行わねばならない。その場合、遊技機は遊技者が獲得した大入賞に対して、払出を行うことなく動作を停止するいわゆるロック状態に移行するよう制御され、納税に必要な書類作成等の手続を行う遊技場係員が到着するまで(例えば5〜10分程度)、遊技者が待たされることになる。さらに遊技者は税徴収が行われ、納税証明書を書き、受領すると言った一連の納税手続が終了するまでゲームの再開を待たされることになる。
かかる納税手続きの問題点を解決するため、納税額を自動的に控除して、税金を差し引いた後の配当額を払い出す遊技機(例えば、特許文献1、特許文献2)が提案されている。
特開2005−168755号公報 特開2005−192991号公報
しかし、上記のような納税額を自動的に控除して、税金を差し引いた後の配当額を払い出す遊技機においても、納税手続を要する入賞態様を引き当てた場合には、納税の手間は省かれるものの、全遊技終了後には、必ず納税証明書を書くといった作業が必要となり、この作業に長い時間がかかるため、結局遊技者はカジノにおける遊技時間だけでなく、ホテル内に併設された他の施設(ショップ、レストラン、シアターなど)を利用する時間も失うことになる。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、納税を要する入賞になっても、遊技者を待たせることなく納税が行える遊技機およびその遊技機と遊技サーバを有する遊技システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明は以下の特徴を有している。
本発明の第1の態様は、遊技の入賞内容に応じて配当の払出しを行う遊技機(例えば、スロットマシン)と、利用者のための精算を行う精算装置(例えば、精算サーバ)とを有する精算システムとして提案される。
この精算システムに使用される遊技機は、抽選により入賞獲得の成否を決定する抽選手段(例えば、抽選部として機能するメインCPU)と、抽選手段が入賞獲得と決定した場合、配当を決定する払出手段(例えば、払出部として機能するメインCPU)と、払出手段によって決定した配当に基づいて納税の要否を判定し、納税が必要と判定した場合は、配当を示す情報である配当情報(例えば、納税処理要求メッセージに含まれる配当額を示す情報)を精算装置に送信する判定手段(例えば、納税要否判定部として機能するメインCPU)とを有し、精算装置は、配当情報を受信する受信手段(例えば、納税処理要求メッセージ受信部として機能するCPU)と、利用者の購入情報を受信し、この購入情報と、配当情報と、この配当情報に基づいて決定された納税額とに基づいて精算情報を生成する集計手段(例えば、集計部として機能するCPU)と、精算情報に基づいて精算書の発行を行わせる精算書発行手段(例えば、精算書発行部として機能するCPU)と、配当情報及び納税額に基づいて納税証明書作成のための出力を行う納税証明書提供手段(例えば、納税証明書提供部として機能するCPU)とを有することを特徴としている。
この精算システムによれば、ホテルのチェックアウト時にホテル伝票(精算書、請求書を含む)と納税証明書を同時に発行することが可能となり、このため利用者の納税の手間や、納税のために消費される時間を省略することが可能となり、利用者である遊技者が自由に使用できる時間を増加させることができる。
上記精算システムは、さらに以下の特徴を有していてもよい。すなわち、上記の精算システムは、遊技機と精算装置との間に接続された遊技サーバをさらに有しており、遊技サーバは、各遊技機から配当情報を受信し、受信した配当情報に基づいて納税額を算出する納税額算出手段(例えば、納税額算出部として機能するCPU)と、配当情報と共に納税額を示す納税額情報を精算装置に送信する送信手段(例えば、納税額情報送信部として機能するCPU)とを有することをさらなる特徴としてもよい。
このような精算システムによれば、複数の遊技機で納税が必要となる配当を獲得した場合であっても、遊技サーバで一括して納税額を算出してから精算サーバに送信することができる。そのため、従来の場合は、それぞれの遊技機について発生した納税の手間や納税のために消費される時間が省略でき、遊技者が自由に使用できる時間をさらに増大させることが可能となる。
本発明によれば、ホテルのチェックアウト時などの精算時に、精算書、請求書などの精算のための書類の発行と共に、獲得した配当について納税証明書を同時に発行することが可能となり、このため利用者の納税の手間や、納税のために消費される時間を省略することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
[精算システムのシステム構成例]
本発明の実施の形態は、精算システムとして提案される。この精算システムは、ホテルに併設されたカジノにおいて、宿泊者がカジノにおいて遊技を行った結果、納税手続きが必要な額の配当(支払い、ペイアウトともいう)を獲得した場合に、ホテルのチェックアウト時に宿泊費用などの諸費用の精算と共に、納税証明書の作成を含む納税手続をすませることができるシステムである。
この実施の形態における精算システムにおいては、ハウスカードを使用して宿泊者或いは訪問者がホテル内での支払い・精算手続きを行うことができる。
ホテルは、その利用者を特定できる情報(ID情報等)を記録したハウスカードを利用者に提供する。ハウスカード利用者は、ホテル内での各種ホテルサービスを受けるにあたり、そのハウスカードを提示する。ホテル内の客室、飲食店、売店、カジノ等には、カードリーダ(書き込み機能を備えていても良い)が設置されており、その利用状況は、精算サーバに送信され、利用者毎に、使用金額等が蓄積される。このため、利用者は、キャッシュレスで各種のホテルサービスを受けることができ、チェックアウト時に一括精算することが可能になる。
また、宿泊者は、ハウスカードを取得時もしくは取得後任意の時点で、ホテル内の各所におけるカジノにおいて、各種のカジノサービスを受けるための金額をデポジットすることができる。金額は、利用者毎に予め指定されるものであり、チェックアウト時に精算することを予約したり、現金で納めたり、デビットカードやクレジットカードを利用することで、予めホテル側に収められ、この金額は、ID情報と共にハウスカードに書き込まれる。そして、利用者は、ホテル内でカジノサービスを受けるにあたり、そのハウスカードを提示する。スロットマシン、カードテーブル、ルーレット等を行なう施設、場所には、書き込み可能なカードリーダが設置されており、そのデポジット金額は、サービスを受ける毎に書き換えられる。このように、利用者は、キャッシュレスで各種のカジノサービスを受けることができ、デポジット金額は、チェックアウト時に、ホテルサービス金額と共に、一括精算することが可能になる。また、ハウスカードに直接金額を記録させずに、サーバー側で金額を記録、管理する事も可能である事は、いうまでもない。
図1は、本発明の実施の形態に係る精算システム300の一例の全体を示すシステム構成図である。精算システム300はホテル200によって利用されるシステムである。
ホテル200は、遊技場であるカジノ201を有していると共に、宿泊施設としての客室202,ショップ203やレストラン204など宿泊者或いは訪問者などの利用者が利用可能な様々な施設や店舗を有している。
また、宿泊者や利用者のチェック・イン業務、チェックアウト業務、チェックアウト時の精算業務を行うフロント205が設けられている。
ホテル200には、通信網Nが設けられており、ホテル200に設置された機器を互いに接続し、通信を行わせることができる。
ホテル200には、精算サーバ100が設置されている。図1には、フロント205に精算サーバ100を配置するように図示したが、必ずしもフロント205に設置する必要はない。また、通信網Nに接続可能であれば、ホテル200外に精算サーバ100を設置する構成としても構わない。
精算システム300は、ゲーム機であるスロットマシン1と、精算サーバ100と、上述の決済用端末装置110が通信網N(LAN:Local Area Networkや、インターネット)を介して接続され、スロットマシン1と、精算サーバ100とが互いに通信可能であるとともに、決済用端末装置110と精算サーバ100とが互いに通信可能になっている。この精算システム300では、スロットマシン1から、後述する納税処理要求メッセージが通信網Nを介して精算サーバ100に送信されるようになっている。
[スロットマシン]
以下、精算システムの構成要素の一つであるスロットマシン1について説明する。
(スロットマシンの全体構成)
図2は、スロットマシン1の全体構成を示す斜視図である。スロットマシン1は本発明の実施の形態に係る遊技機であって、複数のシンボルを可変表示する可変表示手段を有し、その可変表示手段に複数の擬似リールを表示して、遊技(以下「ゲーム」ともいう)を行えるように構成されている。遊技者は、各擬似リールが停止した時点で有効ラインにきたシンボルの組み合わせにより入賞可否を判定する。
スロットマシン1は、筐体2の正面に上側から順に、液晶表示パネル3,4,5が設置されている。液晶表示パネル3には、ゲームに直接的には関与しないような画像(例えば、ゲームを盛り上げるゲーム演出用の三次元動画など)が表示される。液晶表示パネル4には、ゲームの実行方法などの説明が表示される。
液晶表示パネル5は、擬似リールが複数表示され、各擬似リールにおけるシンボルが可変表示(スクロール表示)されるようになっている。
また、筐体2は、液晶表示パネル5の下側に、ゲームに賭けるためのコインを投入するコイン投入口6と、紙幣を挿入する紙幣挿入口7が設けられている。さらに、紙幣挿入口7から左側に向かって順に、スピンボタン8、BET選択ボタン9、ライン選択ボタン10、停止ボタン11および払出ボタン12が設けられている。
スピンボタン8は、遊技者の操作入力により、遊技者がゲーム開始を指示し、液晶表示パネル5における擬似リールの可変表示を始動させるためのスタート信号を入力する。BET選択ボタン9はBETの対象となるコインの枚数(例えば、1枚、2枚、10枚)を遊技者が選択して設定するためのBET選択信号を入力する。ライン選択ボタン10は遊技者の操作入力により、遊技者が図示しない複数本の有効ラインの中から所望の有効ラインを選択して設定するためのライン選択信号を入力する。停止ボタン11は可変表示される擬似リールの停止を指示する停止信号を入力する。払出ボタン12は遊技者が獲得したコインのクレジットと払い出しとを切替える操作を行い、クレジットされているコインがあればそのコインを払い出すための払出信号を入力する。そして、筐体2は、底部にコインの払出口13と払い出されたコインを収めるコイン受け部14とが設けられている。
図3は、内部の構成を中心に示すスロットマシン1のブロック図である。スロットマシン1は、マイクロコンピュータ31を中心に、複数の構成要素を有している。
マイクロコンピュータ31は、メインCPU(Central Processing Unit)32と、RAM(Random Access Memory)33と、ROM(Read Only Memory)34とを有している。メインCPU32は、ROM34に記憶されているプログラムにしたがって作動し、I/Oポート39を介して他の構成要素との信号の入出力を行い、スロットマシン1全体の動作制御を行う。RAM33はメインCPU32が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶され、例えば、後述するサンプリング回路36によりサンプリングされる乱数値がゲーム開始後、一時的に保持されるとともに、擬似リールのコードナンバ、シンボルナンバなどのデータが記憶されている。ROM34には、メインCPU32が実行するプログラムと、恒久的なデータが記憶されている。スロットマシン1の場合、ROM34には後述する入賞判定テーブル、シンボル決定テーブル、停止テーブルおよび払出テーブルが記憶されている。
また、スロットマシン1は、乱数発生器35と、サンプリング回路36と、クロックパルス発生回路37と、分周器38とを有している。乱数発生器35は、メインCPU32の指示にしたがい作動して、一定範囲の乱数を発生させる。サンプリング回路36は、メインCPU32の指示にしたがい、乱数発生器35が発生させた乱数の中から任意の乱数を抽出し、その抽出した乱数をメインCPU32に入力する。クロックパルス発生回路37は、メインCPU32を作動させるための基準クロックを発生させ、分周器38はその基準クロックを一定周期で分周した信号をメインCPU32に入力する。
さらに、スロットマシン1は、通信制御部41と通信処理部42とを有し、スイッチ入力ユニット50と、タッチパネル56を有している。
通信制御部41は、メインCPU32の指示にしたがい作動して、精算サーバ100と
通信を行うための回線の接続および切断を制御する。通信処理部42は通信制御部41の
指示にしたがい作動する通信手段であって、通信網Nを介して行われるデータの送受信を実行する。この通信処理部42は、後述する課税情報を精算サーバ100に送信する送信手段として作動する。
スイッチ入力ユニット50は、スタートスイッチ51と、BETスイッチ52と、ラインスイッチ53と、停止スイッチ54および払出スイッチ55を有している。スタートスイッチ51は、スピンボタン8の操作入力を検出したときにスタート信号をメインCPU32に入力する。BETスイッチ52は、BET選択ボタン9の操作入力を検出したときにBET選択信号をメインCPU32に入力する。ラインスイッチ53はライン選択ボタン10の操作入力を検出したときにライン選択信号をメインCPU32に入力する。停止スイッチ54は、停止ボタン11の操作入力を検出したときに停止信号をメインCPU32に入力する。払出スイッチ55は払出ボタン12の操作入力を検出したときに払出信号をメインCPU32に入力する。
タッチパネル56は、液晶表示パネル5の表示画面を覆うように設けられていて、遊技者の指が触れた箇所の位置を検出し、その検出した位置に対応した位置信号をメインCPU32に入力する。また、タッチパネル56は、所定のペン(図示せず)を用いて入力された文字や記号等(例えば、後述する遊技者の入力した直筆のサインや遊技者の指紋)のイメージデータを生成するイメージ生成部56aが組み込まれている。
さらに、スロットマシン1は、ランプ駆動回路59、ランプ60と、LED駆動回路61、LED62と、ホッパー駆動回路63、ホッパー64と、払出完了信号回路65、コイン検出部66とを有している。また、スロットマシン1は、画像制御回路71と、音制御回路72およびスピーカ73を有している。
ランプ駆動回路59はランプ60を点灯させるための信号をランプ60に出力し、ランプ60をゲーム(例えばセカンドゲーム)実行中に点滅させる。この点滅によって、ゲームの演出が行われる。LED駆動回路61は、LED62の点滅表示を制御する。LED62はクレジット枚数表示や獲得枚数表示等を行う。ホッパー駆動回路63はメインCPU32の制御にしたがってホッパー64を駆動させ、ホッパー64は入賞コインの払い出しを行うための動作を行い、払出口13からコインを払い出させる。コイン検出部66は、ホッパー64により払い出されたコインの枚数を計測し、その計測した枚数値のデータを払出完了信号回路65に通知する。払出完了信号回路65は、コイン検出部66からコインの枚数値のデータを入力し、その枚数値が、設定された枚数のデータに達したときにコインの払出完了を通知する信号をメインCPU32に入力する。
図4は、画像制御回路71を中心とした、スロットマシン1の部分ブロック図である。
画像制御回路71は、液晶表示パネル3,4,5のそれぞれにおける画像表示を制御して、可変表示する擬似リール等の各種の画像を液晶表示パネル3,4,5に表示させる。この画像制御回路71は、図4に示すように、画像制御CPU71a、ワークRAM71b、プログラムROM71c、画像ROM71d、ビデオRAM71eおよびVDP(Video Display Processor)71fを有している。画像制御CPU71aは、マイクロコンピュータ31で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM71cに予め記憶されている(液晶表示パネル3,4,5での表示に関する)画像制御プログラムに従い、液晶表示パネル3,4,5に表示される画像(擬似リール等)を決定する。ワークRAM71bは、画像制御CPU71aが画像制御プログラムを実行するときの一時記憶手段として構成されている。
プログラムROM71cは、画像制御プログラムや各種選択テーブルなどを記憶している。画像ROM71dは、画像を形成するためのドットデータを記憶している。ビデオRAM71eは、VDP71fにより画像を形成するときの一時記憶手段として構成されている。VDP71fは、制御RAM71gを有し、画像制御CPU71aで決定された各液晶表示パネル3,4,5の表示内容に応じた画像を形成し、その形成された各画像を液晶表示パネル3,4,5に出力する。
音制御回路72はスピーカ73から音声を出力するための音声信号をスピーカ73に入
力する。スピーカ73からは、例えば、ゲーム開始後、適当な時期にゲームを盛り上げる
ための音声が出力される。
図5は、本精算システム300に使用されるスロットマシン1の機能ブロック図である。
スロットマシン1は、スタート受付部401と、抽選部402と、可変表示部403と、払出部404と、納税要否判定部405とを有している。これらスタート受付部401と、抽選部402と、払出部404と、納税要否判定部405は主に、マイクロコンピュータ31が所定のプログラムを実行することによって実現される構成要素である。
スタート受付部401は、遊技者の操作に応じて遊技を開始すると共に、遊技者のベットした金額を記憶する機能を有する。スタート受付部として機能するメインCPU32は、遊技者からゲームを開始させるための動作を受け付ける。遊技者は、スピンボタン8を押下するなど所定の操作を行うことにより、スロットマシン1にゲームを開始させる。スタート受付部401は、所定の操作があったことを検知すると、擬似リールを始動させる(擬似リールを可変表示させる)。すなわち、遊技者はまず、1ゲームに賭ける枚数のコインをコイン投入口6から投入するか、スロットマシン1にクレジットされているコインから、BET選択ボタン9を操作して1ゲームに賭けるコインの枚数を設定し、さらに、ライン選択ボタン10を操作して有効ラインを設定する。続いて、スピンボタン8の操作(以下この操作を「開始操作」という)が行われると、この開始操作により、スタート信号がスタートスイッチ51からスタート受付部401として機能するメインCPU32に入力される(クレジットの場合はBETスイッチ52からBET選択信号が入力される)。
抽選部402は、抽選を行って、設定された有効ラインに停止させるシンボルを擬似リールごとに決定するシンボル決定を主に行う。抽選部402として機能するメインCPU32は、スタート受付部401からゲーム開始指示を受け取ると、乱数発生器35に指示して一定範囲の乱数を発生させる。また、抽選部402であるメインCPU32はサンプリング回路36に指示して、乱数発生器35が発生させた乱数の中から任意の乱数を抽出する。スタート受付部401であるメインCPU32は乱数を抽出すると、その乱数をサーチキーに設定してROM34に記憶されている図示しないシンボル決定テーブル(シンボルのコードNoと、乱数とを関連付けて記憶したテーブル)を参照し、該当するシンボルのコードNoを取得する。
次に、抽選部402として機能するメインCPU32は取得したコードNoをサーチキーに設定して図示しない停止テーブル(シンボルのコードNoと、シンボルとを関連付けて記憶したテーブル)を参照し、各擬似リールについて、該当するシンボルを検索する。
そして、スロットマシン1では、このような乱数の抽出、シンボル決定テーブルおよび停止テーブルのサーチを各擬似リールについて行う。そして、各擬似リールについて、シンボルが決まると、そのシンボルを有効ラインに停止させるためのリールの停止位置が決まる。
また、抽選部402として機能するメインCPU32は、図示しない払出テーブルを参照し、シンボルパターンに対応する払出の倍率(払出率)を決定し、記憶しておく。なお、払出テーブルには、各シンボルパターンに応じたコイン1枚当たりの払出率が登録されている。
可変表示部403は、抽選部402による抽選結果に応じた可変表示処理を行う。この場合、可変表示部403として機能するメインCPU32の指示にしたがって、画像制御回路71が作動して、複数の擬似リールの可変表示画像を含むゲーム実行画像が液晶表示パネル5に表示される。すると、液晶表示パネル5には、中央に複数の擬似リールが横に並んだ状態で可変表示され、その中央に、横に伸びる直線状の有効ラインが表示される(図示せず)。各擬似リールは、複数のシンボルを有し、各シンボルが不規則な順番で次々と出現するように可変表示される。可変表示を開始した後、可変表示部403は、停止制御処理を行う。ここでは、スクロール中の各擬似リールを抽選部402による抽選の結果に対応するように各シンボルを停止させる。
払出部404は、抽選部402により決定された抽選結果と、スタート受付部401が受け付けたベット額に基づいて、遊技者に払い出す配当を決定する。より具体的には、抽選部402が払出テーブルを参照して決定した、停止図柄であるシンボルパターンに対応する払出の倍率(払出率)にベット額を乗じて得られる値を配当とする。
納税要否判定部405は、払出部404によって決定した配当に基づいて納税要否を判定する。つまり、納税要否判定部405として機能するメインCPU32は、払出部404が決定した配当が、納税を必要とする課税対象の配当(以下「課税対象配当」という)に該当するか否かを判定する。ここで、課税対象配当に該当すれば納税要否判定部405は精算サーバ100に納税処理要求メッセージを送信し、一方、課税対象配当に該当しなければ、払出部404に払出を実行するよう要求する。課税対象配当に該当するか否かは、払出テーブルから取得した払出率とBETされているコインに応じて決まる配当(払出しされる金額)が一定値以上であるか否か(例えば、スロットマシン1の設置されているところが米国ネバダ州のラスベガスの場合は配当が1200ドル以上か否か)で判断しているが、もちろん、この条件には限定されない。
なお、納税処理要求メッセージには、配当額、配当の受取人である遊技者を一意に特定する情報である遊技者識別情報(例えば、遊技者ID,ハウスカードID)などの納税処理及び納税証明書作成に必要な情報が含まれている。
[精算サーバ]
図1に戻り、本実施の形態にかかる精算システム300の構成要素である精算サーバ100について説明する。
精算サーバ100は、宿泊者、遊技者などの利用者がホテル内で物品やサービスを購入した額(以下、購入額)を集計して、宿泊費用を含む総費用を算出し、チェックアウト時に総費用の精算を行うとともに、その宿泊者がカジノ201において納税が必要な額の配当を獲得した場合には、その配当に対する納税手続(納税証明書の作成を含む)を行うための装置である。
精算サーバ100は、図6に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、ハードディスクドライブ104、通信制御部105および通信処理部106を有し、スロットマシン1と通信網Nを介して通信可能に構成されている。なお、図6は精算サーバ100のハードウエア構成例を示すブロック図である。
CPU101は、ROM102に記憶されているプログラムにしたがい作動して精算サーバ100全体の動作を制御し、本発明の受信手段、集計手段、精算書発行手段、及び納税証明書提供手段として作動する。ROM102には、CPU101が実行する制御プログラムと、恒久的なデータが記憶されている。RAM103は、CPU101が作動する際に用いるデータが記憶されている。
ハードディスクドライブ104には、スロットマシン1から送信されるデータ、本実施の形態では、配当情報を含む種々のデータと、プログラムが記憶されている。通信制御部105は、CPU101の指示にしたがい作動して、スロットマシン1と通信を行うための回線の接続および切断を制御する。通信処理部106は通信制御部105の指示にしたがい作動して、通信網Nを介して行われるデータの送受信を実行する。この通信処理部106は、スロットマシン1から納税処理要求メッセージを受信する受信手段として作動する。
図7は、精算サーバ100の一構成例を示す機能ブロック図である。図示の構成例では、精算サーバ100は、納税処理要求メッセージ受信部1001と、納税額算出部1002と、納税証明書提供部1003と、集計部1004と、精算書発行部1005とを有している。
納税処理要求メッセージ受信部1001は、スロットマシン1から通信網Nを経由して送信されてくる納税処理要求メッセージを受信し、記憶する機能を有している。
また、納税処理要求メッセージ受信部1001は、納税処理要求メッセージに含まれる配当を、後述する集計部1004に通知する。
納税額算出部1002は、納税処理要求メッセージ受信部1001に記憶されている納税処理メッセージに基づいて、その納税処理要求メッセージに対応する配当について納税額を算出する機能を有する。例えば、ある納税処理要求メッセージに含まれている配当額が$1200であって、税率30%である場合、納税額算出部1002は、納税額を$1200×30%=$360と算出する。
また、納税額算出部1002は、算出した納税額を、後述する納税証明書提供部1003及び集計部1004に通知する。
納税証明書提供部1003は、納税処理要求メッセージ受信部1001及び納税額算出部1002から、納税証明書発行に必要な情報(例えば、配当額、納税額、納税者となる遊技者を特定する情報(例えば、遊技者ID,宿泊者ID,ハウスカードIDなど)を取得し、納税証明書発行のため出力装置120に諸情報を送信する。出力装置120が受け取った諸情報を出力することにより、遊技者はチェックアウトする際に納税証明書の発行を受けることができる。
集計部1004は、それぞれの決済用端末装置110から通信網Nを介して送られてくる購入情報を受け取り、これらの購入情報を支払者毎に集計して記憶する機能を有する。購入情報は、どの利用者がどれだけの金額について、何をいつどこで購入したのかを示す情報である。これら購入情報を集計することにより、各利用者がホテルをチェックアウトする際にホテル内において購入した総額が算出され、その利用者への請求額を確定させることができる。
図8は、集計部1004が購入情報を集計することにより生成した、精算情報のデータ構成例を示す図である。精算情報は、原則として利用者(2名以上で宿泊している場合は、代表者のみ)ごとに生成される。図8に示す精算情報800は、決済用端末装置110から受け取った購入額情報801、802、803と、納税処理要求メッセージ受信部1001から受け取った配当額情報804と、納税額算出部1002から受け取った納税額情報805とを有している。集計部1004は、これら購入額情報801、802、803、配当額情報804、納税額情報805の各値を合計した請求額情報806を有している。請求額情報806に示されている金額が、その利用者に対してホテルが請求する金額となる。
精算書発行部1005は、集計部1004が記憶する精算情報800に基づいて、利用者がチェックアウトする際に当該利用者の宿泊費用等を精算するための精算書(請求書を含む)を出力装置120、或いは別の印刷装置(図略)により発行する。ホテル200の担当者(フロント)は、出力された精算書に基づいて、利用者から現金を受領したり、利用者のクレジットカードにより請求処理を行ったり、或いは利用者がチェックインの際にデポジットしていた金額から精算を行うこととなる。
[決済用端末装置]
図1に戻り、精算システム300の説明を続ける。
精算サーバ100には、決済端末装置110がホテル内LANなどのネットワークによって接続されている。決済用端末装置110は、利用者による支払額を精算サーバ100に送信する装置であって、クレジットカード端末、デビットカード端末、ハウスカード(ホテルで発行する決済機能を有するカード)端末などである。
[出力装置]
また、精算サーバ100には、納税証明書を発行するための出力装置120が接続されている。出力装置120は、納税証明書を発行する印刷装置、あるいは、納税証明書の書式に必要事項を記入するために必要な情報配当金額、配当払出日、スロットマシン番号など)を表示するディスプレイ装置などである。
[通信網]
通信網Nは、有線・無線、専用回線・交換回線を問わず、これに接続されている装置がそれぞれ目的とする装置に対しセッションを確立したときにその装置間でのデータの送受信を可能とするように作用する。通信網Nは、インターネットのように、ゲートウエイを介して複数の通信網が組み合わされて実現しても構わない。たとえば、通信網Nは、携帯電話網とゲートウエイを介してこの携帯電話網に接続されたデータ通信網により、通信網が構成されるようにしてもよい。また、通信網Nは、その接続についてもいわゆるバックボーンといわれる基幹線に直接接続せずとも、PPP(Point to Point Protocol)接続などによって一時的に接続してあっても、セッションを確立したときにその間でデータの送受信ができるようになっていれば構わない。なお、上記通信網Nは専用回線を固定的に張りめぐらせたような、交換機を用いないネットワーク(通信網)も含むものとする。さらに、データの送受信が行われる際には、何らかの暗号化をデータ若しくは通信網に対して施してからデータの送受信を行うことが好ましい。セキュリティの向上を図るためである。
[精算システムの動作例]
つぎに、上記の構成を有する精算システム300の動作例について、図9を参照しながら説明する。図9は、精算システム300の動作例を示すシーケンス図である。
利用者がホテル200内の諸施設(カジノ201を含む)を利用する場合、まずホテルフロント205などにてチェックイン処理を行う(S901)。この実施の形態におけるチェックイン処理は、精算サーバ100にその利用者にホテル内施設の利用を行わせるための諸情報(氏名、住所、引き落とし口座、クレジットカード番号など)を登録し、これらに対応づけて利用者を一意に特定するための情報である利用者IDを決定し、発行する。例えば、利用者に対してホテル200内で利用可能なデビットカード、デポジットカード、IDカードを発行し、このようなカードに記録されているID番号をキーとして、後述する購入受付処理や精算処理が行われる。
チェックイン処理が済むと、利用者はホテル200内における施設の利用、サービスの利用、物品の購入などをすることが可能となる。具体的には、決済用端末装置110に利用者ID及び利用金額を入力することにより、現金やクレジットカードによる支払い手続きをその場ですることなく、チェックアウト時に精算することでさまざまな施設の利用、サービスの利用、物品の購入などをキャッシュレスですることが可能となる。
利用者が利用者IDを用いてホテル200内における施設の利用、サービスの利用、物品の購入などを希望する場合、決済用端末装置110は購入受付処理を行う(S902)。購入受付処理(S902)は、利用者による利用者IDを用いてホテル200内における施設の利用、サービスの利用、物品の購入に応じて、利用者ID及び利用額(代金、料金でもよい)の入力を受け付ける処理である。入力方法は、どのような方法でもよく、例えばオペレータ(ホテルスタッフ、店員など)がキーボードにより手入力する方法であってもよいし、ハウスカードを磁気的若しくは電気的に読み取る方法でもよいし、利用者IDや金額を記憶しているIDタグをリーダ/ライタにより読み取る方法であってもよい。
購入受付処理(S902)が終了すると、決済用端末装置110は精算サーバ100に購入情報を送信する(S903)。購入情報は、先の購入受付処理(S902)において入力された利用者ID及び利用額を含む情報である。この購入情報からどの利用者がどのくらいの金額を利用したかが、精算サーバ100に記憶されることになり、精算時の精算金額が算出される。
購入情報を受信した精算サーバ100は、受信した購入情報を前述の集計部1004にて蓄積記憶し(S904)、後の精算処理(S912)に備える。
上記の購入受付処理、購入情報送信、購入情報記憶処理は、利用者が利用者による利用者IDを用いてホテル200内における施設の利用、サービスの利用、物品の購入を行う毎に行われる(S905,S906,S907)。なお、図9には同一の決済用端末装置110にて2回の購入処理が行われている例を図示したが、本実施の形態にかかる精算システム300において、利用者はいずれの決済用端末装置110においても利用回数の制限無く、購入ができることはいうまでもない。
利用者は、カジノ201において遊技機であるスロットマシン1を用いて遊技、或いはゲームを行うことができる。遊技を開始したスロットマシン1はゲーム処理を実行する(S908)。ゲーム処理は、抽選により入賞獲得の成否を判定し、入賞獲得した場合には入賞の態様(入賞役)に応じた配当の支払いを行う処理である。
スロットマシン1、より詳しくは納税要否判定部405は、入賞獲得が発生し配当の支払いを行う場合、その配当の額が納税を要する額であるか否かを判定する納税判定処理を行う(S909)。
つぎに、スロットマシン1は、その配当の額が納税を要する額であると判定した場合、納税処理要求メッセージを生成し、これを精算サーバ100に送信する(S910)。納税処理要求メッセージには、その配当の原因となった入賞獲得をした利用者を特定する利用者IDと、その配当の額を示す情報が含まれている。
納税処理要求メッセージを受信した精算サーバ100、より詳しくは納税処理要求メッセージ受信部1001は、受信した納税処理メッセージを記憶し(S911)、後の精算処理(S912)に備える。
精算サーバ100は、利用者のチェックアウト時に精算処理を実行する(S912)。精算処理(S912)は、前述の精算情報800(図8参照)に基づいて、精算業務に必要な処理、例えば精算書の発行を行う処理である。
また、精算処理の対象となっている利用者が、納税対象となる配当を獲得している場合には、精算サーバ100は精算処理(S912)に伴って、納税証明書提供処理を実行する(S913)。納税証明書提供処理は、納税証明書発行のため出力装置120に諸情報を送信する処理である。出力装置120は、精算サーバ100より受け取った諸情報を出力することにより、遊技者はチェックアウトする際に納税証明書の発行を受けることができる。
上記のような精算システム300によれば、遊技者である利用者は、ホテル200のチェックアウト時に税納付手続きを済ませることが可能となる。その結果、遊技者は、遊技時に納税手続きにより遊技を中断されたり、長時間待たされたりすることが無くなり、従来に比べて遊技者が自由に使う時間を増やすことが可能となる。
[変形例]
上記精算システム300は、様々な変形が可能である。以下、本実施の形態にかかる精算システムの変形例について述べる。
(1)精算システムは、複数の異なるスロットマシン1において納税が必要な配当が発生した場合に、一括して納税額を算出する手段である遊技サーバを有していてもよい。
図10は、精算システム300の変形例を示すブロック図である。
この変形にかかる精算システム300Xは、カジノ内に設置された遊技サーバ2000をさらに有している点で前述の精算システム300と異なっている。その他の点については精算システム300と同様であって、同一の構成要素については同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
遊技サーバ2000は、複数のスロットマシン1に接続されており、また通信網Nとも接続可能であって、通信網Nを介して精算サーバ100と接続可能である。
遊技サーバ2000は、図5に示す精算サーバ100のハードウエアと同様の構成を有する装置であって、すなわちCPU101、ROM102、RAM103、ハードディスクドライブ104、通信制御部105および通信処理部106を有し、スロットマシン1と通信可能であるとともに、通信網Nを介して精算サーバ100と通信可能に構成されている。
遊技サーバ2000は、各スロットマシン1から、納税対象となる配当が発生した場合納税処理要求メッセージを受信し、この納税処理要求メッセージを記憶しておき、所定のタイミングで各利用者毎に納税額を計算して、計算した納税額を精算サーバ100に通知する機能を有する。遊技サーバ2000は、所定のタイミング(一定時間の経過、精算サーバ100からの問い合わせの受信時、など)で納税処理要求メッセージに基づいて各利用者の納税が必要な額を超える配当及び納税額を集計して、遊技サーバ2000に集計により得られた配当及び納税額を通知する。なお、この通知には集計結果に基づく新たな納税処理要求メッセージを生成して送信するようにしてもよいし、別の種類のメッセージにて通知するようにしても構わない。
例えば、ある利用者がスロットマシンXにおいて納税が必要な額を超える配当を獲得したものとする。スロットマシンXは、遊技サーバ2000にこの利用者が納税が必要な額を超える配当を獲得したことを遊技サーバ2000に通知するため、納税処理要求メッセージを遊技サーバ2000に送信する。遊技サーバ2000はこの納税処理要求メッセージを記憶する。
その後、利用者は別のスロットマシンYにて遊技を開始し、このスロットマシンYにおいて納税が必要な額を超える配当を獲得したものとする。スロットマシンYは、スロットマシンXと同様に、遊技サーバ2000にこの利用者が納税が必要な額を超える配当を獲得したことを遊技サーバ2000に通知するため、納税処理要求メッセージを遊技サーバ2000に送信する。遊技サーバ2000はこの納税処理要求メッセージを記憶する。
所定のタイミングが到来すると、遊技サーバ2000はスロットマシンX及びスロットマシンYの双方で獲得した配当及びその納税額を集計して集計した結果を精算サーバ100に通知する。なお集計した結果は合算結果のみ通知してもよいし、それぞれの配当及びその納税額を個別に通知するようにしてもよい。
図11は、遊技サーバ2000の構成例を示す機能ブロック図である。この遊技サーバ2000は、各スロットマシン1から納税処理要求メッセージを受信し、受信した納税処理要求メッセージに基づいて納税額を算出する納税額算出部2002と、納税処理要求メッセージに含まれる配当を示す配当額情報と共に、納税額算出部によって算出された納税額を示す納税額情報を精算サーバ100に送信する納税額送信部2001とを有する。
上記の変形された精算システム300Xによれば、複数の遊技機で納税が必要となる配当を獲得した場合であっても、遊技サーバで一括して納税額を算出してから精算サーバに送信することができる。そのため、従来の場合は、それぞれの遊技機について発生した納税の手間や納税のために消費される時間が省略でき、遊技者が自由に使用できる時間をさらに増大させることが可能となる。
(2)上記の実施の形態では、納税額は精算サーバ100、或いは遊技サーバ2000において計算される構成としたが、スロットマシン1において納税額を算出する構成としても、本発明は成立する。
なお、本発明にかかるシステムは、遊技者の入力や確認にかかる処理を行う場合に使用される、個人認証用の認証サーバをさらに有する構成としてもよい。このような構成は、本システムのユーザである遊技者について、各処理時に本人認証を行うことで、カード盗難時などにおける第三者の不正使用を抑制することができ、本システムのセキュリティ向上を図ることができる。
精算システムの全体を示すシステム構成図 スロットマシンの全体構成を示す斜視図 スロットマシンの内部の構成を中心に示すブロック図である。 画像制御回路を中心とした、スロットマシンの部分ブロック図 精算システムに使用されるスロットマシンの機能ブロック図 精算サーバのハードウエア構成例を示すブロック図 精算サーバの一構成例を示す機能ブロック図 購入情報を集計することにより生成された精算情報のデータ構成例を示す図 精算システムの動作例を示すシーケンス図 精算システムの変形例を示すブロック図 遊技サーバの構成例を示す機能ブロック図
符号の説明
1…スロットマシン
100…精算サーバ
110…決済用端末装置
120…出力装置
300…精算システム
402…抽選部
404…払出部
405…納税要否判定部
1001…納税処理要求メッセージ受信部
1002…納税額算出部
1003…納税証明書提供部
1004…集計部
1005…精算書発行部

Claims (2)

  1. 遊技の入賞内容に応じて配当の払出しを行う遊技機と、利用者のための精算を行う精算装置とを有する精算システムであって、
    前記遊技機は:
    抽選により入賞獲得の成否を決定する抽選手段と、
    前記抽選手段が入賞獲得と決定した場合、配当を決定する払出手段と、
    前記払出手段によって決定した配当に基づいて納税の要否を判定し、納税が必要と判定した場合は、前記配当を示す情報である配当情報を前記精算装置に送信する判定手段とを有し、
    前記精算装置は:
    前記配当情報を受信する受信手段と、
    利用者の購入情報を受信し、この購入情報と、前記配当情報と、この配当情報に基づいて決定された納税額とに基づいて精算情報を生成する集計手段と、
    前記精算情報に基づいて精算書の発行を行わせる精算書発行手段と、
    前記配当情報及び納税額に基づいて納税証明書作成のための出力を行う納税証明書提供手段と
    を有することを特徴とする精算システム。
  2. 前記精算システムは、前記遊技機と前記精算装置との間に接続された遊技サーバをさらに有しており、
    前記遊技サーバは、各遊技機から配当情報を受信し、受信した配当情報に基づいて納税額を算出する納税額算出手段と、
    前記配当情報と共に納税額を示す納税額情報を前記精算装置に送信する送信手段と
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の精算システム。
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