JPH11183194A - 非接触型情報管理システム - Google Patents

非接触型情報管理システム

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JPH11183194A
JPH11183194A JP35384197A JP35384197A JPH11183194A JP H11183194 A JPH11183194 A JP H11183194A JP 35384197 A JP35384197 A JP 35384197A JP 35384197 A JP35384197 A JP 35384197A JP H11183194 A JPH11183194 A JP H11183194A
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JP35384197A
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English (en)
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Toyohiko Tsujimoto
豊彦 辻本
Yasuko Yamamoto
泰子 山本
Satoshi Sugino
聡 杉野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施設の利用者の利便性を向上し、正確かつ容易
に各種の情報を管理することのできる非接触型情報管理
システムを提供する。 【解決手段】利用者Aは、遊園地のような施設40の入
口41で読取・書込装置201 によって利用者Aに関す
る情報(例えば、年齢、性別、身長など)や施設の利用
料金や日時(例えば、利用する日の日付や有効期限な
ど)に関する情報を書き込まれたカード型のデータキャ
リア1を携帯して施設40内を移動する。利用者Aが施
設40内の各内部施設501 …を利用する際に、データ
キャリア1と各内部施設501 ,502 に設置されてい
る読取・書込装置202 ,203 との間で必要な情報の
受け渡しが行われる。従って、いちいちデータキャリア
1を取り出して提示する必要がなく、利便性を向上する
ことができる。また、各利用者Aの料金精算等の情報を
正確且つ容易に管理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触で情報の受
け渡しを行うデータキャリアと読取・書込装置とを備
え、遊園地などの施設へ入場する際の入場料の清算のキ
ャッシュレス化や施設内の入場者数などの情報管理を行
う非接触型情報管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊園地では、利用者が各施設(ジ
ェットコースタのような乗物やアトラクションなど)に
入場する際は所定の料金を現金で支払ったり、あるいは
施設利用券(回数券等を含む)をあらかじめ購入してお
き、入場口で係員に手渡すことが一般的であった。ま
た、近年では、プリペイドカード等をあらかじめ購入し
ておき各施設において係員に手渡して処理を行ってもら
ったり、入場ゲートにある挿入口にプリペイドカードを
挿入してゲートを通過し、排出されたカードを受け取る
ことが一般的である。また、一日乗り放題券といった券
については、入場する際にこれを入場口にいる係員に見
せて入場している。
【0003】ところで、各施設の入場者数を把握する場
合は、入場口の係員がカウンタで入場者数をカウント
し、一日の結果(入場者数)を集計するようにしてい
る。また、各施設での待ち時間等についての案内も係員
が札をもって立ったり、入口の掲示板に掲示したりして
いる。あるいは、迷子や同伴者とはぐれてしまった場合
の捜索手段としては、場内放送による一斉呼び出しが一
般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊園地
において、各施設に入場する度に施設利用券、一日乗り
放題券あるいはプリペイドカードを取り出して係員に提
出あるいは入場ゲートに挿入する必要があり、手間がか
かると同時に、出し入れをしている間に紛失してしまう
虞がある。また、途中で施設利用券を使いきってしまっ
た場合は再度購入する必要があり、現金を持ち歩かなけ
ればならないために不便であるという問題がある。さら
に、各施設ごとに入場を管理する係員を配置する必要が
あり、入場者数の集計など係員の負担も大きく、人手に
よる入場者数のカウントでは必ずしも正確ではなく、コ
スト高の要因となるといった問題がある。さらにまた、
場内放送による一斉呼び出しで迷子を捜す場合は、呼び
出し後発見までの時間がかかり、また、放送が聞こえな
いエリアにいる場合では発見できないといった問題があ
る。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、施設の利用者の利便
性を向上し、正確かつ容易に各種の情報を管理すること
のできる非接触型情報管理システムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、入口及び出口と1乃至複数の内
部施設とを有する閉じられた施設内で少なくともこれら
の施設を利用する利用者に関する情報、施設の利用料金
や日時に関する情報を管理する情報管理システムであっ
て、少なくとも入口と各内部施設とにそれぞれ設置され
る読取・書込装置と、これらの読取・書込装置との間で
電波により非接触で上記情報の受け渡しを行う可搬型の
データキャリアとを備え、データキャリアは、入口に設
置された読取・書込装置から電波により送信される上記
情報を受信する受信手段と、受信した情報を記憶する不
揮発性の記憶手段と、各読取・書込装置から送信される
電波より電力を得る電源手段と、各内部施設に設置され
た読取・書込装置との間で記憶手段に記憶している情報
を電波によって受け渡しする通信手段と、この通信手段
で受け取った情報に基づき必要に応じて記憶手段に記憶
されている情報を更新する更新手段とを備えたことを特
徴とし、データキャリアの記憶手段に記憶される利用料
金に関する情報等を用いて施設の入場料や内部施設の利
用料金の精算や入場者数の集計等を行って正確且つ容易
に各種の情報を管理することができ、しかも、データキ
ャリアと読取・書込装置との間の情報の受け渡しが電波
により非接触で可能なため、利用者がデータキャリアを
携帯しさえすれば施設及び内部施設を利用する際にいち
いち取り出して提示する必要がなく、利用者の利便性を
向上することができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、記憶手段に記憶された情報を表示し、電源手段から
電力供給を受けている状態では表示内容が書き換え可能
であって電力供給を受けていない状態では表示内容を保
持する表示手段を上記データキャリアに備えたことを特
徴とし、必要な情報をデータキャリアの表示手段で表示
することができ、例えば利用者がデータキャリアに記憶
されている残金等の情報を容易に確認することができ
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、記憶手段に記憶されている利用料金に関する金額情
報を更新する場合に、利用料金に対して金額情報をカウ
ントアップ又はカウントダウンの何れによって更新する
かを切り替える切替手段を上記データキャリアに備えた
ことを特徴とし、利用料金に関する情報を2種類の方法
で処理することができ、施設を管理する側と利用者の双
方の利便性を向上させることができる。
【0009】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、起動信号を発生する起動信号発生手段と、起動信号
が入力された場合に上記データキャリアへの電波の送受
信を開始させる起動手段とを上記読取・書込装置に備え
たことを特徴とし、起動信号が入力された場合にのみ読
取・書込装置が起動するため、消費電力の節約が可能と
なる。
【0010】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、利用者の身長を測定する身長測定手段と、各内部施
設の利用が制限される制限身長の情報を記憶する制限身
長記憶手段と、測定された身長を制限身長と比較する身
長比較手段と、身長比較手段による比較結果に応じて測
定された身長が制限身長に満たない場合に利用者の当該
内部施設の利用を制限する利用制限手段とを各内部施設
に設置される読取・書込装置に備えたことを特徴とし、
制限身長に満たない利用者に対してその内部施設の利用
を制限して施設及び内部施設を安全に運行することがで
きる。
【0011】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、動物や昆虫の頭に擬した形状に形成した帽子にデー
タキャリアを組み込み、データキャリアの送受信用のア
ンテナを帽子の動物の耳や昆虫の触覚にあたる部分に設
けたことを特徴とし、利用者の携帯に便利であり、特に
利用者が子供の場合にはデータキャリアの紛失防止が図
れ、しかも、アンテナを外部に設けることができるため
に受信感度が上昇し、通信品質の向上が図れる。
【0012】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、施設又は内部施設の少なくとも一方の入口及び出口
に互いに情報の伝達が可能なように接続された読取・書
込装置を各々設置し、データキャリアを携帯する利用者
が入口又は出口を通過した場合にカウントを行うカウン
ト手段と、入口に設置された読取・書込装置のカウント
手段のカウント値と出口に設置された読取・書込装置の
カウント手段のカウント値との差から施設又は内部施設
内の入場者数を算出する入場者算出手段とを備えたこと
を特徴とし、正確な入場者数を算出することができる。
【0013】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、内部施設の入口と該内部施設の実際の施設利用開始
位置とに互いに情報の伝達が可能なように接続された読
取・書込装置を各々設置し、データキャリアを携帯する
利用者が入口又は施設利用開始位置を通過した場合にカ
ウントを行うカウント手段と、入口に設置された読取・
書込装置のカウント手段のカウント値と施設利用開始位
置に設置された読取・書込装置のカウント手段のカウン
ト値との差より入口から施設利用開始位置まで間の利用
者の待ち人数を算出する待ち人数算出手段とを備えたこ
とを特徴とし、利用者が待ち人数を行動決定の材料に利
用することで利便性の向上が図れるとともに、待ち人数
が把握できることで長時間待つことに対するいらいら感
の緩和にも役立つ。
【0014】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、何れかの読取・書込装置との間で情報の受け渡しを
行う場合に一度受信した所定の情報が再度受信されて情
報が更新されることを禁止する再入力禁止手段を備えた
ことを特徴とし、データキャリアに記憶されている利用
料金に関する情報が不正になることを防止することがで
きる。
【0015】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、複数の内部施設に設置された各読取・書込装置と
の間で上記情報の受け渡しを行って情報の一括管理を行
う中央処理装置を備え、この中央処理装置は、特定の情
報を参照して該情報を有するデータキャリアと通信した
読取・書込装置を検索する検索手段を備えたことを特徴
とし、連れとはぐれた利用者や迷子の捜索が可能とな
る。
【0016】請求項11の発明は、請求項1の発明にお
いて、利用者が施設の出口から退出する際に回収された
データキャリアの記憶手段に記憶されている情報を読み
出して記憶・管理する情報管理手段と、この情報管理手
段に情報を渡したデータキャリアの記憶手段から記憶さ
れている情報を消去する情報消去手段とを備えたことを
特徴とし、情報管理手段によって情報を一括して管理す
ることができ、また情報を消去したデータキャリアが再
利用可能となる。
【0017】請求項12の発明は、請求項1の発明にお
いて、内部施設に入場する利用者の進行方向を判別する
進行方向判別手段を各内部施設の入口に設置される読取
・書込装置に備えたことを特徴とし、入口から退出しよ
うとする利用者の有無を把握することができる。請求項
13の発明は、請求項12の発明において、進行方向判
別手段による判別結果に基づいて利用者が入口から退出
しようとしていると判断される場合に警告を発する警告
手段を上記読取・書込装置に備えたことを特徴とし、入
口から退出しようとする利用者に対して警告を発するこ
とができる。
【0018】請求項14の発明は、請求項1の発明にお
いて、内部施設から退出する利用者の進行方向を判別す
る進行方向判別手段と、進行方向判別手段による判別結
果に基づいて利用者が出口から入場しようとしていると
判断される場合に警告を発する警告手段とを各内部施設
の出口に設置される読取・書込装置に備えたことを特徴
とし、出口から不正に進入しようとする利用者に警告を
発することができ、内部施設の不正利用を防止すること
ができる。
【0019】請求項15の発明は、請求項1の発明にお
いて、各内部施設の入口と出口とに各々読取・書込装置
を設置し、入口に設置された読取・書込装置は、利用者
が入口を通過した場合に該利用者が携帯するデータキャ
リアに入場済み情報を書き込み、出口に設置された読取
・書込装置は、利用者が出口を通過した場合に該利用者
が携帯するデータキャリアに入場済み情報が書き込まれ
ている場合にのみ利用料金に関する情報をデータキャリ
アに送信し、該データキャリアでは、入場済み情報が書
き込まれている場合にのみ受信した情報に基づいて更新
手段により利用料金に関する情報の更新を行うことを特
徴とし、入場済み情報をチェックすることで内部施設を
利用した場合にのみ利用料金に関する情報の更新が可能
となる。
【0020】請求項16の発明は、請求項1の発明にお
いて、内部施設の入口を通過する利用者が携帯している
データキャリアに記憶された利用者個人に関する情報を
読み取って表示する表示手段と、該情報を各内部施設の
係員に通知する通知手段とを各内部施設の入口に設置さ
れた読取・書込装置に備えたことを特徴とし、利用者が
自ら携帯しているデータキャリアの情報を知ることがで
き、また、その情報が通知手段で係員にも通知されるた
め、例えば故意に大人の利用者が子供用のデータキャリ
アを利用しようとした場合等の不正を防ぐことができ
る。
【0021】請求項17の発明は、請求項1の発明にお
いて、利用者が利用した内部施設の情報を記憶する利用
施設記憶手段を上記データキャリアに備え、施設内の地
図を表示した地図表示板を施設内に設置するとともに、
この地図表示板は、データキャリアから利用施設記憶手
段に記憶されている施設利用情報を無線で受信する受信
手段と、各内部施設毎に利用者の利用状況を表示する利
用状況表示手段とを具備することを特徴とし、地図表示
板に表示される利用状況を利用者が内部施設を利用する
際の参考とすることができ、利用者にとっての利便性を
向上することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態により詳
細に説明する。なお、以下に説明する実施形態では、入
口及び出口と複数の内部施設を有する施設として遊園地
を例示するが、これに限定されるものではない。 (実施形態1)図1は本発明の実施形態1を示すシステ
ム構成図である。遊園地のような閉じられた施設40に
は入口41と出口42が設けてあり、入口41にはデー
タキャリア1との間で電波による情報の受け渡しを行う
読取・書込装置201 が設置してある。また、上記施設
40内には複数の内部施設501 ,502 があり、それ
ぞれに読取・書込装置202 ,203 が設置されてい
る。
【0023】この施設40を利用する利用者Aは、入口
41で読取・書込装置201 によって利用者Aに関する
情報(例えば、年齢、性別、身長など)や施設の利用料
金や日時(例えば、利用する日の日付や有効期限など)
に関する情報を書き込まれたカード型のデータキャリア
1を携帯して施設40内を移動する。そして、各内部施
設501 …を利用する際に、データキャリア1と各内部
施設501 ,502 に設置されている読取・書込装置2
2 ,203 との間で必要な情報の受け渡しが行われ
る。
【0024】図2はデータキャリア1の構成を示すブロ
ック図であり、コイル状のアンテナ2と、アンテナ2で
受信する電波から各部の動作用の電力を得る電源部3
と、アンテナ2で受信した電波を情報に変換して読取・
書込装置201 …と通信を行う通信部4と、通信部4で
受信した情報の処理や通信部4から送信する情報の処理
を行う処理部5と、不揮発性メモリから成り上記情報を
記憶する記憶部6と、処理部5を介して記憶部6に記憶
されている情報を更新する更新部7とを備え、カード型
に形成されている。なお、電源部3において受信電波か
ら動作用の電力を得ることができるため、電池等の電源
を別途備える必要はない。また、通信部4で変換された
情報は処理部5に渡され、内部施設501 …を利用した
場合の利用料金に関する情報(金額情報)等の更新が必
要なときには、更新部7により更新される。また、必要
な情報、あるいは処理された更新情報は処理部5を介し
て記憶部6に記億される。また、記憶部6に記憶した情
報は処理部5及び通信部4を通し、アンテナ2から電波
にして送信することができる。なお、受信した電波から
電力を得る方法並びに電波による情報の受け渡しの方法
については、従来周知の技術により実現可能であるので
詳しい説明は省略する。
【0025】図3は読取・書込装置20の構成を示すブ
ロック図であり、アンテナ21と、情報を電波として送
信・受信するための送信・受信回路22と、必要な情報
を記憶する記憶部23と、送信・受信回路22で受信し
た情報を処理し記憶部23に記憶したり、記憶部23か
ら読み出した情報Bを処理する処理回路24とを備え、
アンテナ21を介して電波により情報Bをデータキャリ
ア1との間で受け渡しする。但し、入口41及び各内部
施設501 ,502 に設置される読取・書込装置201
〜203 の構成は共通であるから、「読取・書込装置2
0」と表記する場合は上記読取・書込装置201 〜20
3 を示すものとする。
【0026】上述のように構成された本実施形態のシス
テムでは、入口41に設置された読取・書込装置201
からで利用者Aが携帯するデータキャリア1に必要な情
報を書込み、利用者Aが内部施設501 ,502 を利用
する際に、そこに設置されている読取・書込装置2
2 ,203 とデータキャリア1との間で利用者Aの個
人情報(性別や年齢等)や金額情報等の受け渡しを行
う。しかも、データキャリア1と読取・書込装置201
…との間の情報の受け渡しは上述の如く電波により非接
触で行うことが可能である。そのため、利用者Aが施設
40並びに内部施設501 ,502 を利用する際にいち
いち鞄や服のポケット等からデータキャリア1を取り出
して提示する必要がなく、利用者Aにとっての利便性を
向上することができる。また、各内部施設501 ,50
2 に設置された読取・書込装置202 ,203 で利用者
Aの情報を簡単に収集することができ、各利用者Aの料
金精算や内部施設毎の利用人数の集計等の情報を正確且
つ容易に管理することができる。
【0027】(実施形態2)図4は本発明の実施形態2
におけるデータキャリア1の構成を示すブロック図であ
る。なお、読取・書込装置201 〜203 並びにシステ
ム全体の構成は実施形態1と共通であるので図示及び説
明は省略する。図4に示すように本実施形態におけるデ
ータキャリア1は、実施形態1の構成に加えて、記憶部
6に記憶される情報を表示する表示部8と、表示部8を
制御する表示制御部9とを備えている。この表示部8
は、電源部3から電力供給を受けている状態で表示制御
部9により表示内容の書き換えが可能であって、電力供
給を受けていない状態では電力供給が停止する前の表示
状態を保持するものであり、例えば磁気式の表示デバイ
スにより構成される。
【0028】而して、本実施形態では、データキャリア
1が有する情報を表示部8に表示することができ、例え
ば予め内部施設501 …の利用料金が支払われており、
実際に内部施設501 …を利用する毎に残金額を減らす
というような料金精算の方法を採用している場合であれ
ば、現在の残金額を表示部8に表示することで利用者A
の利便性が向上できるものである。なお、表示部8を液
晶の表示デバイスで構成することも可能である。但し、
その場合には電源部3から電力供給が行われている間だ
け情報が表示され、電源部3からの電力供給が停止する
と表示内容が失われてしまう。
【0029】(実施形態3)図5は本発明の実施形態3
におけるデータキャリア1の構成を示すブロック図であ
る。なお、読取・書込装置201 〜203 並びにシステ
ム全体の構成は実施形態1と共通であるので図示及び説
明は省略する。図5に示すように本実施形態におけるデ
ータキャリア1は、実施形態1の構成に加えて、料金情
報処理部10と料金カウント切替部11とを備えてい
る。この料金情報処理部10は、利用者Aが内部施設5
1 ,502 を利用する等して利用料金が課金された場
合に、その利用料金のカウント方式をカウントアップ式
あるいはカウントダウン式で行うという制御を行うもの
である。
【0030】つまり、カウントアップ式の場合には、課
金される度に利用料金を加算した金額を金額情報として
記憶部6に記憶されている金額情報を更新し、利用料金
の精算は例えば利用者Aが施設40を退出する際に出口
42で一括して行うことが可能となる。また、クレジッ
ト会社等と提携することで利用料金をクレジットにより
支払うシステムを構成することも可能である。また、カ
ウントダウン式の場合には、最初に施設40の入口41
で所定の金額を支払うことにより、読取・書込装置20
1 により利用可能金額の情報をデータキャリア1に書き
込み、課金される度に上記利用可能金額から利用料金を
減算した金額を金額情報として、記憶部6に記憶されて
いる金額情報を更新する。すなわち、この場合にはプリ
ペイド方式で予め支払われた利用可能な金額の情報をデ
ータキャリア1に記憶しておき、利用者Aは上記利用可
能金額の範囲内で内部施設501 …等を利用することが
でき、利用者Aにとっては無駄遣いを防ぐことができる
という利点がある。但し、利用可能金額の残高がゼロに
なった場合に、料金を支払うことで随時読取・書込装置
201 …によってデータキャリア1の金額情報(残高)
を増額することも可能である。
【0031】一方、上述したカウントアップ方式とカウ
ントダウン方式の切り替えは料金カウント切替部11に
より行われる。この料金カウント切替部11は、例えば
カード型のデータキャリア1の表面に設けられるスイッ
チ(機械的なものや電子的なものの何れでも可)により
構成することができる。そして、料金情報処理部10が
上記スイッチの状態に応じてカウントアップ方式とカウ
ントダウン方式を切り替えて処理するのである。なお、
この他に読取・書込装置201 によって初期の情報をデ
ータキャリア1に設定する際に、カウントアップ方式と
カウントダウン方式とを切り替える切替信号を送信し、
その切替信号に応じて切り替えるようにしてもよい。
【0032】上述のように本実施形態によれば、利用料
金に関する情報をカウントアップ方式とカウントダウン
方式の2種類の方法で処理することができ、施設40を
管理する側と利用者の双方の利便性を向上させることが
できる。 (実施形態4)図6は本発明の実施形態4における読取
・書込装置201 …の構成を示すブロック図である。な
お、データキャリア1並びにシステム全体の構成は実施
形態1〜3の何れかと共通であるので図示及び説明は省
略する。
【0033】図6に示すように本実施形態における読取
・書込装置201 …は、実施形態1の構成に加えて、起
動信号発生部25と起動部26とを備えている。この起
動信号発生部25は、起動部26に対する起動信号を発
生させるものであり、機械式の押釦スイッチ等の手動ス
イッチによるものや、利用者の接近を検知する赤外線セ
ンサや超音波センサなどを用いた自動スイッチによるも
のである。なお、前者の構成では、例えば食堂のような
内部施設501 …などでメニューの選択を行うときなど
に応用することが可能であり、後者の構成では、各内部
施設501 ,502 の入口などでの使用が考えられる。
【0034】一方、起動部26は起動信号が入力される
まで読取・書込装置20をスタンバイ状態とし、起動信
号が入力されると直ちに処理回路24を起動させ、読取
・書込装置20をスタンバイ状態から通常の動作状態に
移行させるものである。従って、利用者Aがいない場合
には起動信号発生部25から起動信号が出力されずに読
取・書込装置20がスタンバイ状態となってほとんど電
力を消費せず、例えば、利用者Aが内部施設501 …を
利用しようと訪れた場合に起動信号発生部25から起動
信号が出力されて起動部26により読取・書込装置20
が起動されるため、消費電力の節約が可能となる。
【0035】(実施形態5)図7は本発明の実施形態5
における読取・書込装置201 …の構成を示すブロック
図である。なお、データキャリア1並びにシステム全体
の構成は実施形態1〜3の何れかと共通であるので図示
及び説明は省略する。図7に示すように本実施形態にお
ける読取・書込装置20は、実施形態1の構成に加え
て、利用者Aの身長を測定する身長測定部27と、各内
部施設501 ,502 にて利用が制限される制限身長の
情報を記憶する制限身長記憶部28と、測定された身長
を制限身長と比較して比較信号を出力する身長比較部2
9と、身長比較部29から出力される比較信号に応じ
て、測定された身長が制限身長に満たない場合に利用者
Aの当該内部施設501 …の利用を制限する利用制限部
30とを備えている。
【0036】例えば、遊園地のような施設40にある内
部施設501 …の中には、ジェットコースタのように身
長が所定値(制限身長)以下の場合には安全上の理由か
ら乗車できないようにしているものがある。本実施形態
では、各内部施設501 …に上記制限身長が設定されて
いる場合に、その制限身長の情報を制限身長記憶部28
に記憶しておき、身長測定部27で利用者Aの身長を測
定して、身長比較部29において測定値を制限身長の値
と比較することで、利用者Aがその内部施設501 …を
利用可能か否かの判断を行い、利用者Aの身長が制限身
長に満たない場合には利用制限部30によって利用者A
の内部施設501 …の利用が制限される。なお、利用者
Aの利用を制限する利用制限部30は、内部施設501
…の入口に設置されるゲート(図示せず)を開閉制御す
ることで利用不可能な者の入場を阻止したり、あるいは
音声や表示によって利用が不可能であることを警告する
もの等である。
【0037】上述のように本実施形態によれば、各内部
施設501 …毎の制限身長に満たない利用者に対しては
当該内部施設501 …への入場を制限することができ、
内部施設501 …を安全に運行することができる。 (実施形態6)図8(a)及び(b)は本発明の実施形
態6におけるデータキャリア1が組み込まれた帽子6
0,61を示しており、動物や昆虫の頭に擬した形状に
形成した帽子60,61にデータキャリア1を組み込
み、データキャリア1のアンテナ2を帽子60,61の
動物の耳60aや昆虫の触覚61aにあたる部分に設け
た点に特徴があり、その外の読取・書込装置20及びシ
ステムの構成は実施形態1と共通するので図示及び説明
を省略する。
【0038】上記実施形態1〜5ではデータキャリア1
をカード型とすることで利用者Aが携帯し易いようにし
ていたが、本実施形態では帽子60,61にデータキャ
リア1を組み込むことで、特に子供にデータキャリア1
を携帯させる場合等にデータキャリア1の紛失防止など
に大いに役立つことになる。しかも、動物の耳60aや
昆虫の触覚61aのように外部に突出している部分にア
ンテナ21を設けているので、受信感度が上昇し、通信
品質の向上が図れるという利点がある。なお、帽子の形
状は動物の頭や昆虫の頭に限らず、例えばマンガのキャ
ラクタ等に擬した形状としてもよい。
【0039】(実施形態7)図9は本発明の実施形態7
のシステム構成を示す図であり、内部施設50(施設4
0であってもよい)の入場口(入口)51と退場口(出
口)52に各々読取・書込装置20,20を設置すると
ともに、これら2つの読取・書込装置20,20を互い
に情報の伝達が可能なように接続してある。
【0040】また、各読取・書込装置20,20には入
場口51並びに退場口52を通過したデータキャリア1
の数をカウントするカウント部31と、入場口51に設
置された読取・書込装置20のカウント部31のカウン
ト値Niと退場口52に設置された読取・書込装置20
のカウント部31のカウント値Noとの差(Ni−N
o)から施設40又は内部施設501 …内の入場者数を
算出する入場者算出部32とを備えている。
【0041】ところで、図9では上記カウント部31及
び入場者算出部32を各読取・書込装置20,20と別
体に図示しているが、上述のように各読取・書込装置2
0,20にそれぞれ備えるようにしてもよいし、あるい
はカウント部31のみをそれぞれ備え、入場者算出部3
2を外部に設けて各読取・書込装置20,20と信号線
で接続し、カウント値の受け渡しを行うようにしてもい
し、さらにはカウント部31と入場者算出部32を読取
・書込装置20,20の外部に設けて信号線により接続
し、各読取・書込装置20,20からカウント部31に
信号線を介してカウント値のデータを伝送するようにし
てもよい。なお、入場者の算出はリアルタイムで行って
もよいし、一定時間ごとに周期的に算出するようにして
もよい。また、算出した入場者は表示装置62に表示す
るようにしてある。
【0042】本実施形態によれば、入場口51及び退場
口52を通過するデータキャリア1の数をカウントし、
両カウント値の差から内部施設501 …の入場者数を算
出しているので、正確に入場者数を算出することが可能
となる。また、内部施設50 1 …の入場者数に制限があ
る場合は、算出した入場者数が制限人数を超えた場合に
当該内部施設501 …への入場を制限するようにするこ
とも可能である。
【0043】(実施形態8)図10は本発明の実施形態
8のシステム構成を示す図であり、内部施設50の入場
口(入口)51と、該内部施設50の実際の施設利用開
始位置、例えば内部施設50内に実際に利用されるアト
ラクション50aが設けられているような場合であれば
該アトラクション50aの乗車口53とに各々読取・書
込装置20,20を設置するとともに、これら2つの読
取・書込装置20,20を互いに情報の伝達が可能なよ
うに接続してある。
【0044】また、各読取・書込装置20,20には入
場口51並びに乗車口53を通過したデータキャリア1
の数をカウントするカウント部31と、入場口51に設
置された読取・書込装置20のカウント部31のカウン
ト値Niと乗車口53に設置された読取・書込装置20
のカウント部31のカウント値Naとの差(Ni−N
a)から内部施設50内でアトラクション50aに乗る
ために順番待ちをしている利用者の人数(待ち人数)を
算出する待ち人数算出部33とを備えている。
【0045】ところで、図10では上記カウント部31
及び待ち人数算出部33を各読取・書込装置20,20
と別体に図示しているが、上述のように各読取・書込装
置20,20にそれぞれ備えるようにしてもよいし、あ
るいはカウント部31のみをそれぞれ備え、待ち人数算
出部33を外部に設けて各読取・書込装置20,20と
信号線で接続し、カウント値の受け渡しを行うようにし
てもいし、さらにはカウント部31と待ち人数算出部3
3を読取・書込装置20,20の外部に設けて信号線に
より接続し、各読取・書込装置20,20からカウント
部31に信号線を介してカウント値のデータを伝送する
ようにしてもよい。なお、待ち人数の算出はリアルタイ
ムで行ってもよいし、一定時間ごとに周期的に算出する
ようにしてもよい。また、算出した待ち人数は内部施設
50の外から見える場所に設置した表示装置62に表示
するようにしてある。なお、所定の情報を有するデータ
キャリア1が入場口51を通過してから乗車口53を通
過するまでの所要時間を測定することにより、当該内部
施設50における待ち時間を算出することも可能であ
る。
【0046】本実施形態によれば、利用者が待ち人数を
行動決定の材料に利用することで利便性の向上が図れる
とともに、待ち人数が把握できることで長時間待つこと
に対するいらいら感の緩和にも役立つ。 (実施形態9)図11は本発明の実施形態9におけるデ
ータキャリア1の構成を示すブロック図である。なお、
読取・書込装置201 〜203 並びにシステム全体の構
成は実施形態1と共通であるので図示及び説明は省略す
る。
【0047】図11に示すように本実施形態におけるデ
ータキャリア1は、実施形態1の構成に加えて、何れか
の読取・書込装置201 …との間で情報の受け渡しを行
う場合に一度受信した所定の情報が再度受信されて情報
が更新されることを禁止する再入力禁止部12を備えて
いる。例えば、データキャリア1を携帯している利用者
Aが、内部施設501 …の入口付近に設置されている読
取・書込装置201 …の通信可能範囲内をうろついてい
た場合に読取・書込装置201 …からデータキャリア1
に同じ内部施設501…の利用料金の情報が複数回送信
され、その情報を受信する度にデータキャリア1にて利
用料金に関する金額情報が更新されると、当該内部施設
501 …の利用料金が重複して課金され、上記金額情報
が不正になる虞がある。そこで、本実施形態ではデータ
キャリア1に再入力禁止部12を設けることにより、上
記のような金額情報の不正が生じないようにしている。
【0048】再入力禁止部12は、通信部4から処理部
5に利用料金をカウントさせる情報(信号)が一度送ら
れた場合にその信号をラッチし、この信号がラッチされ
ている間は再度利用料金をカウントさせる情報が通信部
4から送られてきても処理部5へ送らないようにしてい
る。なお、上記信号のラッチを解除するには、最初の信
号のラッチ開始から動作するタイマを備え、該タイマの
タイムアップにより上記信号のラッチを解除するように
すればよい。
【0049】(実施形態10)図12は本発明の実施形
態10のシステム構成を示す図であり、遊園地のような
施設40の入口41と出口42、並びに施設40内の多
数の内部施設501 〜506 にそれぞれ読取・書込装置
(図示せず)を設置し、これら全ての読取・書込装置を
信号線63によって中央処理装置70に接続してある。
【0050】中央処理装置70は、信号線63を通して
各読取・書込装置との間で情報の受け渡しを行う機能を
有している。なお、かかる機能は従来周知の技術で実現
可能であるから詳しい説明は省略する。本実施形態で
は、各内部施設501 …における情報、例えば入場者数
や料金情報などが信号線63を通してすべて中央処理装
置70に送られ、中央処理装置70において処理され
る。而して、上記各種の情報を中央処理装置70で集中
的に管理することにより、一日の利用者数や時間帯ごと
の入場者数、また人気の高い(入場者数の多い)内部施
設501 …やそうでない施設等に関する検討が容易に行
える。逆に、中央処理装置70から各内部施設501
に設置されている読取・書込装置に信号線を通して情報
を送ることも可能である。
【0051】さらに本実施形態の中央処理装置70で
は、特定の情報を参照して該情報を有するデータキャリ
ア1と通信した読取・書込装置を検索する機能も備えて
おり、検索したい情報を中央処理装置70に入力する
と、信号線63を通して検索情報が各読取・書込装置に
送信され、該当情報を持った読取・書込装置があればそ
の読取・書込装置よりそれが設置されている内部施設5
1 …の位置情報や時間等の情報が返送される。したが
って、この機能を利用することにより、グループとはぐ
れた場合の人捜しや、迷子の捜索等が可能である。
【0052】(実施形態11)図13は本発明の実施形
態11を示し、施設40内で利用され出口42で回収さ
れたデータキャリア1に記憶されている各種の情報(利
用した施設、利用時間、年齢、性別など)を取り出して
管理する情報管理部71aと、取り出した情報を記憶す
る情報記憶部71bと、情報が取り出されたデータキャ
リア1の記憶部6から情報を消去する情報消去部71c
とを少なくとも具備した情報管理装置71を備えてい
る。この情報管理装置7はコンピュータ装置に接続する
インタフェース(図示せず)を備えており、情報記憶部
71bに記憶された情報を上記インタフェースを介して
コンピュータ装置に送ることにより、該コンピュータ装
置を使って情報を一括集計することができるようになっ
ている。なお、出口42でのデータキャリア1の回収は
カード型のデータキャリア1が挿入されるようにした回
収装置を設けてもよいし、出口42に常駐する係員が手
で回収するようにしてもよい。そして、回収されたデー
タキャリア1は情報管理装置71により必要な情報が取
り出されるとともに記憶した情報が消去されるので、再
利用することができる。
【0053】(実施形態12)図14は本発明の実施形
態12における読取・書込装置20の構成を示すブロッ
ク図である。なお、データキャリア1並びにシステム全
体の構成は実施形態1〜3の何れかと共通であるので図
示及び説明は省略する。図14に示すように本実施形態
における読取・書込装置20は、実施形態1の構成に対
して、一対のアンテナ211 ,212 と、内部施設50
1 …に入場する利用者Aの進行方向を判別する進行方向
判別部34と備えている。
【0054】一対のアンテナ211 ,212 は図15に
示すように内部施設501 …の入場口51から続く通路
54に対向させて入場口51の近傍とその奥側とに各々
配設してある。進行方向判別部34では、送信・受信回
路22にアンテナ211 ,212 で受信した信号が入力
された場合に、各アンテナ211 ,212 で受信した信
号のタイミングに基づいてデータキャリア1を携帯して
いる利用者Aが通路54を移動する進行方向を判別して
いる。すなわち、利用者Aが入場口51から正規に通路
54の奥へ進行する場合には、入場口51に近いほうの
アンテナ211 で先にデータキャリア1からの情報を受
信し、その後に奥側のアンテナ212 でデータキャリア
1からの情報を受信することになる。なお、情報が受信
されるアンテナ211 ,212 の順番が逆であれば、そ
のデータキャリア1を携帯している利用者が通路54の
奥から入場口51の方へ逆行していると判別できる。
【0055】(実施形態13)図16は本発明の実施形
態13における読取・書込装置20の構成を示すブロッ
ク図であり、上記実施形態12の構成に加えて、進行方
向判別部34による判別結果に基づいて利用者Aが入場
口51から退出しようと逆行していると判断される場合
に警告を発する警告部35を備えている。なお、データ
キャリア1並びにシステム全体の構成は実施形態1〜3
の何れかと共通であるので図示及び説明は省略する。
【0056】この警告部35は、利用者Aに対して音声
により警告を与えるものや、警告表示を行うもの、ある
いは入場口51に設けられるゲート(図示せず)を閉じ
る制御を行うもの等である。このように通路54を逆行
して入場口51から退出しようとする利用者がいる場合
には警告部35によって警告を発することができる。な
お、上記警告部35を備えた読取・書込装置20を内部
施設501 …の退場口52に設置し、退場口52から不
正に進入しようとする利用者に警告を発するようにすれ
ば、内部施設501 …の不正利用を防止することができ
る。
【0057】(実施形態14)本実施形態は、内部施設
501 …の入場口51と退場口52に各々読取・書込装
置20,20を設置し、利用者Aが入場口51を通過し
た場合に利用者Aが携帯するデータキャリア1に入場済
み情報を書き込み、退場口52に設置された読取・書込
装置20では利用者Aが退場口52を通過した場合に、
利用者Aが携帯するデータキャリア1に上記入場済み情
報が書き込まれている場合にのみ利用料金に関する情報
をデータキャリア1に送信し、該データキャリア1で
は、上記入場済み情報が書き込まれている場合にのみ受
信した情報に基づいて更新部7により記憶部6に記憶さ
れている利用料金に関する情報の更新を行い、その後で
上記入場済み情報が処理部5によってリセット(消去)
されるようにしたものである。なお、図17は本実施形
態の上記動作フローを説明するための図である。
【0058】上述のように本実施形態によれば、データ
キャリア1に記憶される入場済み情報をチェックするこ
とで内部施設501 …を利用した場合にのみ利用料金に
関する情報の更新が可能となる。 (実施形態15)図18は本発明の実施形態15におけ
る読取・書込装置20の構成を示す一部省略したブロッ
ク図であり、この読取・書込装置20を内部施設501
…の入場口51に設置してある。
【0059】この読取・書込装置20は、実施形態1に
おける読取・書込装置20の構成に加えて、データキャ
リア1を携帯する利用者の個人情報Cを表示するための
表示部36と、該情報を内部施設501 …に常駐する係
員Dに通知する通知部37とを備えている。この通知部
37は、係員Dの側に設置されているテレビモニタ(図
示せず)に上記個人情報Cを表示させたり、個人情報C
の中に男性であることを示す情報が有る場合に青色ラン
プを点灯させるとともに女性であることを示す情報が有
る場合に赤色ランプを点灯させたり、個人情報Cの中に
子供料金が設定されている場合にブザーを鳴動させた
り、音声装置により個人情報Cを音声で係員Dに通知す
るような機能を有するものである。
【0060】本実施形態によれば、利用者Aが自ら携帯
しているデータキャリア1の情報Cを表示部36に表示
することで知ることができ、また、その情報Cが通知部
37で内部施設501 …の係員Dにも通知されるため、
例えば故意に大人の利用者が子供用のデータキャリアを
利用しようとした場合等の不正を防ぐことができる。 (実施形態16)図19は本発明の実施形態16のシス
テム構成を示す図であり、実施形態1におけるデータキ
ャリア1に利用者Aが利用した内部施設501 …の情報
を記憶する利用施設記憶部13を備え、施設40内の地
図を表示した地図表示板72を施設40内に設置してい
る。なお、これ以外の読取・書込装置20等の構成は実
施形態1と共通するので、図示及び説明は省略する。
【0061】上記地図表示板72は、データキャリア1
から利用施設記憶部13に記憶されている施設利用情報
を無線で受信する受信部72aと、各内部施設501
毎に利用者Aの利用状況を表示する利用状況表示部72
bと、受信部72aで受信する情報に基づいて利用状況
表示部72bを制御する制御部72cとを具備してい
る。なお、利用状況表示部72bは、施設40内におけ
る各内部施設501 …の位置(図中には「施設1」、
「施設2」、…と記載)を表示した場内案内地図と、当
該利用者Aが各内部施設501 …を利用済みか否かを点
灯・消灯の2つの状態で表示する表示ランプ72d1
とを具備している。
【0062】一方、データキャリア1の利用施設記憶部
13には、利用者Aが内部施設50 1 …を利用した際
に、例えば退場時に読取・書込装置20によって当該内
部施設501 …を利用済みである旨の情報が書き込まれ
る。而して、利用者Aが上記地図表示板72が備える受
信部72aの受信エリア内に入ると、上記地図表示板7
2が具備する受信部72aが、利用者Aの携帯するデー
タキャリア1の上記利用施設記憶部13から当該利用者
Aが利用済みの内部施設501 …に関する情報を読み取
る。そして、制御部72cが受信部72aで受信する情
報に基づいて利用状況表示部72bを制御し、当該利用
者Aが利用済みである内部施設501 …に対応する表示
ランプ72d1 …のみを点灯させる。従って、利用者A
は地図表示板72の場内案内地図と上記表示ランプ72
1 …の表示から自分が既に利用した内部施設501
とその場所、並びに未だ利用していない内部施設501
…とその場所を確認することができる。なお、表示ラン
プ72d1 …の点灯・消灯の代わりに色付きの表示ラン
プを用いて利用済みの場合には赤色、未利用の場合には
緑色でそれぞれ点灯させるような構成としてもよい。
【0063】上述のように本実施形態によれば、利用者
Aが携帯しているデータキャリア1に利用した内部施設
501 …の情報を記憶し、地図表示板72にて各内部施
設501 …毎に当該利用者Aの利用状況(利用済みか未
利用か)を表示するため、利用者Aが施設40並びに内
部施設501 …を利用する際の参考として利用でき、利
用者Aにとっての利便性を向上することができる。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明は、入口及び出口と1乃
至複数の内部施設とを有する閉じられた施設内で少なく
ともこれらの施設を利用する利用者に関する情報、施設
の利用料金や日時に関する情報を管理する情報管理シス
テムであって、少なくとも入口と各内部施設とにそれぞ
れ設置される読取・書込装置と、これらの読取・書込装
置との間で電波により非接触で上記情報の受け渡しを行
う可搬型のデータキャリアとを備え、データキャリア
は、入口に設置された読取・書込装置から電波により送
信される上記情報を受信する受信手段と、受信した情報
を記憶する不揮発性の記憶手段と、各読取・書込装置か
ら送信される電波より電力を得る電源手段と、各内部施
設に設置された読取・書込装置との間で記憶手段に記憶
している情報を電波によって受け渡しする通信手段と、
この通信手段で受け取った情報に基づき必要に応じて記
憶手段に記憶されている情報を更新する更新手段とを備
えたので、データキャリアの記憶手段に記憶される利用
料金に関する情報等を用いて施設の入場料や内部施設の
利用料金の精算や入場者数の集計等を行って正確且つ容
易に各種の情報を管理することができ、しかも、データ
キャリアと読取・書込装置との間の情報の受け渡しが電
波により非接触で可能なため、利用者がデータキャリア
を携帯しさえすれば施設及び内部施設を利用する際にい
ちいち取り出して提示する必要がなく、利用者の利便性
を向上することができるという効果がある。
【0065】請求項2の発明は、記憶手段に記憶された
情報を表示し、電源手段から電力供給を受けている状態
では表示内容が書き換え可能であって電力供給を受けて
いない状態では表示内容を保持する表示手段を上記デー
タキャリアに備えたので、必要な情報をデータキャリア
の表示手段で表示することができ、例えば利用者がデー
タキャリアに記憶されている残金等の情報を容易に確認
することができるという効果がある。
【0066】請求項3の発明は、記憶手段に記憶されて
いる利用料金に関する金額情報を更新する場合に、利用
料金に対して金額情報をカウントアップ又はカウントダ
ウンの何れによって更新するかを切り替える切替手段を
上記データキャリアに備えたので、利用料金に関する情
報を2種類の方法で処理することができ、施設を管理す
る側と利用者の双方の利便性を向上させることができる
という効果がある。
【0067】請求項4の発明は、起動信号を発生する起
動信号発生手段と、起動信号が入力された場合に上記デ
ータキャリアへの電波の送受信を開始させる起動手段と
を上記読取・書込装置に備えたので、起動信号が入力さ
れた場合にのみ読取・書込装置が起動するため、消費電
力の節約が可能となるという効果がある。請求項5の発
明は、利用者の身長を測定する身長測定手段と、各内部
施設の利用が制限される制限身長の情報を記憶する制限
身長記憶手段と、測定された身長を制限身長と比較する
身長比較手段と、身長比較手段による比較結果に応じて
測定された身長が制限身長に満たない場合に利用者の当
該内部施設の利用を制限する利用制限手段とを各内部施
設に設置される読取・書込装置に備えたので、制限身長
に満たない利用者に対してその内部施設の利用を制限し
て施設及び内部施設を安全に運行することができるとい
う効果がある。
【0068】請求項6の発明は、動物や昆虫の頭に擬し
た形状に形成した帽子にデータキャリアを組み込み、デ
ータキャリアの送受信用のアンテナを帽子の動物の耳や
昆虫の触覚にあたる部分に設けたので、利用者の携帯に
便利であり、特に利用者が子供の場合にはデータキャリ
アの紛失防止が図れ、しかも、アンテナを外部に設ける
ことができるために受信感度が上昇し、通信品質の向上
が図れるという効果がある。
【0069】請求項7の発明は、施設又は内部施設の少
なくとも一方の入口及び出口に互いに情報の伝達が可能
なように接続された読取・書込装置を各々設置し、デー
タキャリアを携帯する利用者が入口又は出口を通過した
場合にカウントを行うカウント手段と、入口に設置され
た読取・書込装置のカウント手段のカウント値と出口に
設置された読取・書込装置のカウント手段のカウント値
との差から施設又は内部施設内の入場者数を算出する入
場者算出手段とを備えたので、正確な入場者数を算出す
ることができるという効果がある。
【0070】請求項8の発明は、内部施設の入口と該内
部施設の実際の施設利用開始位置とに互いに情報の伝達
が可能なように接続された読取・書込装置を各々設置
し、データキャリアを携帯する利用者が入口又は施設利
用開始位置を通過した場合にカウントを行うカウント手
段と、入口に設置された読取・書込装置のカウント手段
のカウント値と施設利用開始位置に設置された読取・書
込装置のカウント手段のカウント値との差より入口から
施設利用開始位置まで間の利用者の待ち人数を算出する
待ち人数算出手段とを備えたので、利用者が待ち人数を
行動決定の材料に利用することで利便性の向上が図れる
とともに、待ち人数が把握できることで長時間待つこと
に対するいらいら感の緩和にも役立つ。
【0071】請求項9の発明は、何れかの読取・書込装
置との間で情報の受け渡しを行う場合に一度受信した所
定の情報が再度受信されて情報が更新されることを禁止
する再入力禁止手段を備えたので、データキャリアに記
憶されている利用料金に関する情報が不正になることを
防止することができるという効果がある。請求項10の
発明は、複数の内部施設に設置された各読取・書込装置
との間で上記情報の受け渡しを行って情報の一括管理を
行う中央処理装置を備え、この中央処理装置は、特定の
情報を参照して該情報を有するデータキャリアと通信し
た読取・書込装置を検索する検索手段を備えたので、連
れとはぐれた利用者や迷子の捜索が可能となるという効
果がある。
【0072】請求項11の発明は、利用者が施設の出口
から退出する際に回収されたデータキャリアの記憶手段
に記憶されている情報を読み出して記憶・管理する情報
管理手段と、この情報管理手段に情報を渡したデータキ
ャリアの記憶手段から記憶されている情報を消去する情
報消去手段を備えたので、情報管理手段によって情報を
一括して管理することができ、また情報を消去したデー
タキャリアが再利用可能となるという効果がある。
【0073】請求項12の発明は、内部施設に入場する
利用者の進行方向を判別する進行方向判別手段を各内部
施設の入口に設置される読取・書込装置に備えたので、
入口から退出しようとする利用者の有無を把握すること
ができるという効果がある。請求項13の発明は、請求
項12の発明において、進行方向判別手段による判別結
果に基づいて利用者が入口から退出しようとしていると
判断される場合に警告を発する警告手段を上記読取・書
込装置に備えたので、入口から退出しようとする利用者
に対して警告を発することができるという効果がある。
【0074】請求項14の発明は、内部施設から退出す
る利用者の進行方向を判別する進行方向判別手段と、進
行方向判別手段による判別結果に基づいて利用者が出口
から入場しようとしていると判断される場合に警告を発
する警告手段とを各内部施設の出口に設置される読取・
書込装置に備えたので、出口から不正に進入しようとす
る利用者に警告を発することができ、内部施設の不正利
用を防止することができるという効果がある。
【0075】請求項15の発明は、各内部施設の入口と
出口とに各々読取・書込装置を設置し、入口に設置され
た読取・書込装置は、利用者が入口を通過した場合に該
利用者が携帯するデータキャリアに入場済み情報を書き
込み、出口に設置された読取・書込装置は、利用者が出
口を通過した場合に該利用者が携帯するデータキャリア
に入場済み情報が書き込まれている場合にのみ利用料金
に関する情報をデータキャリアに送信し、該データキャ
リアでは、入場済み情報が書き込まれている場合にのみ
受信した情報に基づいて更新手段により利用料金に関す
る情報の更新を行うので、入場済み情報をチェックする
ことで内部施設を利用した場合にのみ利用料金に関する
情報の更新が可能となるという効果がある。
【0076】請求項16の発明は、内部施設の入口を通
過する利用者が携帯しているデータキャリアに記憶され
た利用者個人に関する情報を読み取って表示する表示手
段と、該情報を各内部施設の係員に通知する通知手段と
を各内部施設の入口に設置された読取・書込装置に備え
たので、利用者が自ら携帯しているデータキャリアの情
報を知ることができ、また、その情報が通知手段で係員
にも通知されるため、例えば故意に大人の利用者が子供
用のデータキャリアを利用しようとした場合等の不正を
防ぐことができるという効果がある。
【0077】請求項17の発明は、利用者が利用した内
部施設の情報を記憶する利用施設記憶手段を上記データ
キャリアに備え、施設内の地図を表示した地図表示板を
施設内に設置するとともに、この地図表示板は、データ
キャリアから利用施設記憶手段に記憶されている施設利
用情報を無線で受信する受信手段と、各内部施設毎に利
用者の利用状況を表示する利用状況表示手段とを具備す
るので、地図表示板に表示される利用状況を利用者が内
部施設を利用する際の参考とすることができ、利用者に
とっての利便性を向上することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のシステム構成を示す図である。
【図2】同上におけるデータキャリアの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】同上における読取・書込装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】実施形態2におけるデータキャリアの構成を示
すブロック図である。
【図5】実施形態3におけるデータキャリアの構成を示
すブロック図である。
【図6】実施形態4における読取・書込装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】実施形態5における読取・書込装置の構成を示
すブロック図である。
【図8】(a)(b)は実施形態6におけるデータキャ
リアが組み込まれた帽子を示す図である。
【図9】実施形態7のシステム構成を示す図である。
【図10】実施形態8のシステム構成を示す図である。
【図11】実施形態9におけるデータキャリアの構成を
示すブロック図である。
【図12】実施形態10のシステム構成を示す図であ
る。
【図13】実施形態11における情報管理装置を示すブ
ロック図である。
【図14】実施形態12における読取・書込装置の構成
を示すブロック図である。
【図15】同上の動作を説明するための説明図である。
【図16】実施形態13における読取・書込装置の構成
を示すブロック図である。
【図17】実施形態14の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図18】実施形態15における読取・書込装置の構成
を示すブロック図である。
【図19】実施形態16のシステム構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 データキャリア 201 〜203 読取・書込装置 40 施設 41 入口 42 出口 501 ,502 内部施設 A 利用者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // A63G 31/00 A63G 31/00 G06M 7/00 301 G06M 7/00 301B G08B 25/10 G08B 25/10 A

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口及び出口と1乃至複数の内部施設と
    を有する閉じられた施設内で少なくともこれらの施設を
    利用する利用者に関する情報、施設の利用料金や日時に
    関する情報を管理する情報管理システムであって、少な
    くとも入口と各内部施設とにそれぞれ設置される読取・
    書込装置と、これらの読取・書込装置との間で電波によ
    り非接触で上記情報の受け渡しを行う可搬型のデータキ
    ャリアとを備え、データキャリアは、入口に設置された
    読取・書込装置から電波により送信される上記情報を受
    信する受信手段と、受信した情報を記憶する不揮発性の
    記憶手段と、各読取・書込装置から送信される電波より
    電力を得る電源手段と、各内部施設に設置された読取・
    書込装置との間で記憶手段に記憶している情報を電波に
    よって受け渡しする通信手段と、この通信手段で受け取
    った情報に基づき必要に応じて記憶手段に記憶されてい
    る情報を更新する更新手段とを備えたことを特徴とする
    非接触型情報管理システム。
  2. 【請求項2】 記憶手段に記憶された情報を表示し、電
    源手段から電力供給を受けている状態では表示内容が書
    き換え可能であって電力供給を受けていない状態では表
    示内容を保持する表示手段を上記データキャリアに備え
    たことを特徴とする請求項1記載の非接触型情報管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 記憶手段に記憶されている利用料金に関
    する金額情報を更新する場合に、利用料金に対して金額
    情報をカウントアップ又はカウントダウンの何れによっ
    て更新するかを切り替える切替手段を上記データキャリ
    アに備えたことを特徴とする請求項1記載の非接触型情
    報管理システム。
  4. 【請求項4】 起動信号を発生する起動信号発生手段
    と、起動信号が入力された場合に上記データキャリアへ
    の電波の送受信を開始させる起動手段とを上記読取・書
    込装置に備えたことを特徴とする請求項1記載の非接触
    型情報管理システム。
  5. 【請求項5】 利用者の身長を測定する身長測定手段
    と、各内部施設の利用が制限される制限身長の情報を記
    憶する制限身長記憶手段と、測定された身長を制限身長
    と比較する身長比較手段と、身長比較手段による比較結
    果に応じて測定された身長が制限身長に満たない場合に
    利用者の当該内部施設の利用を制限する利用制限手段と
    を各内部施設に設置される読取・書込装置に備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の非接触型情報管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 動物や昆虫の頭に擬した形状に形成した
    帽子にデータキャリアを組み込み、データキャリアの送
    受信用のアンテナを帽子の動物の耳や昆虫の触覚にあた
    る部分に設けたことを特徴とする請求項1記載の非接触
    型情報管理システム。
  7. 【請求項7】 施設又は内部施設の少なくとも一方の入
    口及び出口に互いに情報の伝達が可能なように接続され
    た読取・書込装置を各々設置し、データキャリアを携帯
    する利用者が入口又は出口を通過した場合にカウントを
    行うカウント手段と、入口に設置された読取・書込装置
    のカウント手段のカウント値と出口に設置された読取・
    書込装置のカウント手段のカウント値との差から施設又
    は内部施設内の入場者数を算出する入場者算出手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の非接触型情報管
    理システム。
  8. 【請求項8】 内部施設の入口と該内部施設の実際の施
    設利用開始位置とに互いに情報の伝達が可能なように接
    続された読取・書込装置を各々設置し、データキャリア
    を携帯する利用者が入口又は施設利用開始位置を通過し
    た場合にカウントを行うカウント手段と、入口に設置さ
    れた読取・書込装置のカウント手段のカウント値と施設
    利用開始位置に設置された読取・書込装置のカウント手
    段のカウント値との差より入口から施設利用開始位置ま
    で間の利用者の待ち人数を算出する待ち人数算出手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の非接触型情報
    管理システム。
  9. 【請求項9】 何れかの読取・書込装置との間で情報の
    受け渡しを行う場合に一度受信した所定の情報が再度受
    信されて情報が更新されることを禁止する再入力禁止手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の非接触型情
    報管理システム。
  10. 【請求項10】 複数の内部施設に設置された各読取・
    書込装置との間で上記情報の受け渡しを行って情報の一
    括管理を行う中央処理装置を備え、この中央処理装置
    は、特定の情報を参照して該情報を有するデータキャリ
    アと通信した読取・書込装置を検索する検索手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の非接触型情報管理シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 利用者が施設の出口から退出する際に
    回収されたデータキャリアの記憶手段に記憶されている
    情報を読み出して記憶・管理する情報管理手段と、この
    情報管理手段に情報を渡したデータキャリアの記憶手段
    から記憶されている情報を消去する情報消去手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の非接触型情報管理シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 内部施設に入場する利用者の進行方向
    を判別する進行方向判別手段を各内部施設の入口に設置
    される読取・書込装置に備えたことを特徴とする請求項
    1記載の非接触型情報管理システム。
  13. 【請求項13】 進行方向判別手段による判別結果に基
    づいて利用者が入口から退出しようとしていると判断さ
    れる場合に警告を発する警告手段を上記読取・書込装置
    に備えたことを特徴とする請求項12記載の非接触型情
    報管理システム。
  14. 【請求項14】 内部施設から退出する利用者の進行方
    向を判別する進行方向判別手段と、進行方向判別手段に
    よる判別結果に基づいて利用者が出口から入場しようと
    していると判断される場合に警告を発する警告手段とを
    各内部施設の出口に設置される読取・書込装置に備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の非接触型情報管理シス
    テム。
  15. 【請求項15】 各内部施設の入口と出口とに各々読取
    ・書込装置を設置し、入口に設置された読取・書込装置
    は、利用者が入口を通過した場合に該利用者が携帯する
    データキャリアに入場済み情報を書き込み、出口に設置
    された読取・書込装置は、利用者が出口を通過した場合
    に該利用者が携帯するデータキャリアに入場済み情報が
    書き込まれている場合にのみ利用料金に関する情報をデ
    ータキャリアに送信し、該データキャリアでは、入場済
    み情報が書き込まれている場合にのみ受信した情報に基
    づいて更新手段により利用料金に関する情報の更新を行
    うことを特徴とする請求項1記載の非接触型情報管理シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 内部施設の入口を通過する利用者が携
    帯しているデータキャリアに記憶された利用者個人に関
    する情報を読み取って表示する表示手段と、該情報を各
    内部施設の係員に通知する通知手段とを各内部施設の入
    口に設置された読取・書込装置に備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の非接触型情報管理システム。
  17. 【請求項17】 利用者が利用した内部施設の情報を記
    憶する利用施設記憶手段を上記データキャリアに備え、
    施設内の地図を表示した地図表示板を施設内に設置する
    とともに、この地図表示板は、データキャリアから利用
    施設記憶手段に記憶されている施設利用情報を無線で受
    信する受信手段と、各内部施設毎に利用者の利用状況を
    表示する利用状況表示手段とを具備することを特徴とす
    る請求項1記載の非接触型情報管理システム。
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