JP2000314160A - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

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JP2000314160A JP11124141A JP12414199A JP2000314160A JP 2000314160 A JP2000314160 A JP 2000314160A JP 11124141 A JP11124141 A JP 11124141A JP 12414199 A JP12414199 A JP 12414199A JP 2000314160 A JP2000314160 A JP 2000314160A
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仁 中尾
Yukihiro Fukuda
幸弘 福田
Takeshi Takagi
健 高木
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浩二 峯
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水石鹸を使用しての洗浄行為においても十分な
使い勝手を提供しつつ、節水の可能な吐水装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】水石鹸を使用しない手洗については吐水量
を少なくすることにより節水効果を高め、水石鹸を使用
しての手洗については吐水量を多くし水石鹸の洗い落と
しを良くし、十分な使い勝手を実現できる水石鹸供給装
置と連立して使用されるタイプの吐水装置。少流量でも
従来と同様の手洗感を損なわずにかつ節水を図ることが
でき、使用者にあわせて吐出位置を変えることのできる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体を石鹸にて洗浄
する石鹸供給機能と水を吐水する吐水機能を備えた石鹸
供給手段付き吐水装置に関するものであって、特に吐水
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の石鹸供給手段と連立して使用され
るタイプの吐水装置において、節水を目的として吐水量
を絞る等の対策を実施した場合、通常の洗浄行為のみで
あればほぼ問題なく使用可能であるが、石鹸をつけて洗
浄行為を実施する場合、石鹸の泡立て時間や洗い落とし
時間が長くなり、結果として公共施設等の手洗い場等に
て人間の回転が悪くなり混雑してしまうという問題が発
生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来例の
問題点を鑑みて発明したものであり、石鹸を使用しない
洗浄行為については吐水量を少なくすることにより節水
効果を高め、石鹸を使用しての洗浄行為については気泡
混入手段により、吐水量を多くし石鹸の洗い落としを良
くし、十分な使い勝手を実現できる石鹸供給手段と連立
して使用されるタイプの吐水装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課
題を解決するためになされた請求項第1項記載の発明
は、石鹸供給手段と前記石鹸供給手段の使用を検知する
検知手段とを設け、石鹸供給手段の使用の有無にあわせ
て吐出流量を可変することを特徴とするものである。
【0005】本発明においては、石鹸供給装置の使用の
有無を検知し、検知に対して吐水流量が変化することに
よって、洗浄効果にあった吐水が確保でき、節水も図る
ことができる。
【0006】請求項2記載の発明は、石鹸供給手段の使
用が検知された場合には吐水装置の吐出流量を多量に、
石鹸供給手段の使用が検知されない場合には吐水装置の
吐出流量を少量とすることを特徴とする。
【0007】本発明においては、石鹸供給装置の使用の
有無を検知することによって、一般の公共施設で頻度の
高い石鹸を使用しない場合の洗浄行為については流量を
少量に設定することにより大幅な節水が可能である。ま
た頻度の低い石鹸を使用する場合の洗浄行為については
流量を多量に設定することによって十分な使い勝手を提
供するとともに手洗い場等での混雑を緩和することがで
きる。
【0008】請求項3記載の発明は、石鹸供給手段と吐
水装置が一つのケーシング内に収納されたことを特徴と
する。
【0009】本発明においては、石鹸供給装置の使用の
有無を検知することによって、一般の公共施設で頻度の
高い石鹸を使用しない場合の洗浄行為については流量を
少量に設定することにより大幅な節水が可能である。ま
た頻度の低い石鹸を使用する場合の洗浄行為については
流量を多量に設定することによって十分な使い勝手を提
供し、手洗い場等での混雑を緩和することができるとと
もに、石鹸供給装置と吐水装置を一つのケーシング内に
収納することにより非常にコンパクトにすることが可能
であり、信号配線等をケーシング内に収めることができ
見た目にも非常に良い吐水装置を提供することができ
る。
【0010】請求項4記載の発明は、吐水装置に強制的
に空気を供給する空気供給手段と水の中に空気を気泡の
状態で混入する空気混入手段と空気を含んだ水を吐出さ
せるための吐出口を備え、石鹸供給装置の使用が検知さ
れた場合には水に気泡を強制混入させ、石鹸供給装置の
使用が検知されない場合には水に気泡を混入しないこと
を特徴としたものである。
【0011】本発明においては、石鹸供給装置の使用の
有無を検知することによって、一般の公共施設で頻度の
高い水石鹸を使用しない場合の洗浄行為については流量
を少量に設定することにより大幅な節水が可能である。
また頻度の低い石鹸を使用する場合の洗浄行為について
は流量を多量に設定することによって十分な使い勝手を
提供し、手洗い場等での混雑を緩和することができると
ともに、小流量時に気泡を混入することにより、少ない
流量であるにも関わらずやわらかなボリュームのある吐
出を実現することができる。
【0012】請求項5記載の発明は、吐水装置に強制的
に空気を供給する空気供給手段と水の中に空気を気泡の
状態で混入する空気混入手段と空気を含んだ水を吐出さ
せるための吐出口を備え、石鹸供給装置の使用検知の有
無により、水に混入する気泡量を変化させたことを特徴
としたものである。
【0013】本発明においては、石鹸供給装置の使用の
有無を検知することによって、一般の公共施設で頻度の
高い石鹸を使用しない場合の洗浄行為については流量を
少量に設定することにより大幅な節水が可能である。ま
た頻度の低い石鹸を使用する場合の洗浄行為については
流量を多量に設定することによって十分な使い勝手を提
供し、手洗い場等での混雑を緩和することができるとと
もに、小流量時に気泡を混入することにより、少ない流
量であるにも関わらずやわらかなボリュームのある吐出
を、また大流量時に気泡を混入することにより水跳ねの
ない吐水を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を、図面
により詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例を示す概略構成図
である。水供給管路1より止水栓2、流量を調節する定
流量弁(少流量)3及び定流量弁(大流量)4、吐出の
ON/OFFを行う開閉弁5,6、空気を混入する空気
混入部7そして吐出口8という順に配列されている。定
流量弁3,4については設定流量が異なる。空気混入部
7には空気供給管路9を通して空気供給装置10が接続
されている。また開閉弁5,6と空気供給装置10と検
知スイッチ13は制御部15と接続されている。
【0016】上記構成において、使用者が石鹸を使用す
るために検知スイッチ13を押すと石鹸が吐出されると
ともに制御部15に信号が伝達される。次に石鹸を洗い
流すために吐水装置を使用すると石鹸の使用が検知され
ているために、定流量弁(大流量)4側の開閉弁6が開
成され吐出口8より勢いよく水流が吐出されることにな
る。
【0017】また、石鹸供給装置を使用せずに吐水装置
を使用すると石鹸の使用が検知されていないために、定
流量弁(低流量)3側の開閉弁5が開成されるとともに
空気供給装置10が運転を開始し、吐出口8より気泡を
含んだボリューム感のあるやわらかな水流が吐出される
ことになる。
【0018】図2は本発明のもう一つの実施例を示した
ものである。石鹸供給装置と吐水装置は一体のケーシン
グ内に収納されている。吐水装置は水供給管路16より
止水栓17、吐出のON/OFFをおこなう開閉弁18
及び流量を調整する流量調節弁19、 空気を混入する
空気混入部20そして吐出口25という順に配列されて
いる。空気混入部20には空気供給管路23を通して空
気供給装置21が接続されている。石鹸供給装置は石鹸
タンク22、石鹸供給管路24を通して石鹸吐出口27
に接続されている。また開閉弁18、流量調節弁19、
空気供給装置21及び検知センサー26,28は制御部
29と接続されている。
【0019】上記構成において、使用者が石鹸を使用す
るために石鹸供給装置側検知センサー28に手を差し出
したとすると制御部29に信号が伝達され、石鹸が吐出
される。次に水石鹸を洗い流すために吐水装置側センサ
ー26に手を差し出すと水石鹸の使用が検知されている
ために、流量調節手段19の絞りを開いた状態で開閉弁
18が開成される。そのため吐出口25より勢いよく水
が吐出されることになる。この時、水跳ね等を防止する
ために空気供給装置21を運転させ気泡を少量混入して
も良い。
【0020】また、石鹸供給装置を使用せずに吐水装置
を使用すると水石鹸の使用が検知されていないために、
流量調節装置19が絞られた状態にて開閉弁18が開成
される。それと同時に、空気供給装置21が運転を開始
し、吐出口25より気泡を含んだボリューム感のあるや
わらかな水流が吐出されることになる。
【0021】本発明において、石鹸の種類は液体、固体
をとわないことは明らかである。固形石鹸使用時は重量
センサー等によって石鹸の使用の判定を行い、吐水流量
の設定を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 水石鹸供給装置と吐水装置を別個に設置した
例である。
【図2】 水石鹸供給装置と吐水装置を一つのケーシン
グ内に収めた例である。
【符号の説明】
1…水供給管路、2…止水栓、3…定流量弁(低流
量)、4…定流量弁(大流量)、5…開閉弁1、6…開
閉弁2、7…空気混入部、8…吐出口、9…空気供給管
路、10…空気供給装置、11…水石鹸供給装置、12
…水石鹸供給管路、13…検知スイッチ、14…水石鹸
タンク、15…制御部、16…水供給管路、17…止水
栓、18…開閉弁、19…流量調節弁、20…空気混入
部、21…空気供給装置、22…水石鹸タンク、23…
空気供給管路、24…水石鹸供給管路、25…吐出口、
26…水側センサー、27…水石鹸吐出口、28…水石
鹸側センサー、29…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯 浩二 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D060 BA03 BC11 BC16 BC30 CA04 CA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石鹸供給手段と前記石鹸供給手段の使用を
    検知する検知手段とを設け、石鹸供給手段の使用の有無
    にあわせて吐出流量を可変することを特徴とした吐水装
    置。
  2. 【請求項2】石鹸供給手段の使用が検知された場合には
    吐水装置の吐出流量を多量に、石鹸供給手段の使用が検
    知されない場合には吐水装置の吐出流量を少量とするこ
    とを特徴とする請求項1記載の吐水装置。
  3. 【請求項3】石鹸供給手段と吐水装置が一つのケーシン
    グ内に収納されたことを特徴とする請求項1または2記
    載の石鹸供給装置付き吐水装置。
  4. 【請求項4】吐水装置に強制的に空気を供給する空気供
    給手段と水の中に空気を気泡の状態で混入する空気混入
    手段と空気を含んだ水を吐出させるための吐出口を備
    え、石鹸供給手段の使用が検知された場合には水に気泡
    を強制混入させ、石鹸供給手段の使用が検知されない場
    合には水に気泡を混入しないことを特徴とした請求項1
    から3いずれか記載の吐水装置。
  5. 【請求項5】吐水装置に強制的に空気を供給する空気供
    給手段と水の中に空気を気泡の状態で混入する空気混入
    手段と空気を含んだ水を吐出させるための吐出口を備
    え、石鹸供給手段の使用検知の有無により、水に強制混
    入する気泡量を変化させることを特徴とした請求項1か
    ら4いずれか記載の吐水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002315684A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Toto Ltd 手洗装置
JP2005213736A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Toto Ltd 給水制御装置

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