JPH1017117A - 回転棚を用いたストレージ装置 - Google Patents
回転棚を用いたストレージ装置Info
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- JPH1017117A JPH1017117A JP8171198A JP17119896A JPH1017117A JP H1017117 A JPH1017117 A JP H1017117A JP 8171198 A JP8171198 A JP 8171198A JP 17119896 A JP17119896 A JP 17119896A JP H1017117 A JPH1017117 A JP H1017117A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入出庫作業を効率的に行うことができ、設置
スペースが少なく低コストなストレージ装置を提供す
る。 【解決手段】 回転棚２の棚ユニット３の移動経路の直
線部に沿って、棚ユニットとは逆方向に駆動されるコン
ベヤ８が配置され、回転棚とコンベヤとの間で移載機９
により、物品Ｗの受け渡しが行われる。前記移載機は、
水平方向に一体に進退する入庫用アーム１３と出庫用ア
ーム１４を搭載した昇降体を有しており、前記入庫用ア
ームと出庫用アームにはそれぞれ物品の保持と開放の動
作を行う物品保持具が略同一レベルで設けられ、これら
の物品保持具は連動して互いに逆の動作を行うことによ
り、回転棚に対する物品の入出庫動作を入庫用アームと
出庫用アームの一回の進退動作で行うことができる。
スペースが少なく低コストなストレージ装置を提供す
る。 【解決手段】 回転棚２の棚ユニット３の移動経路の直
線部に沿って、棚ユニットとは逆方向に駆動されるコン
ベヤ８が配置され、回転棚とコンベヤとの間で移載機９
により、物品Ｗの受け渡しが行われる。前記移載機は、
水平方向に一体に進退する入庫用アーム１３と出庫用ア
ーム１４を搭載した昇降体を有しており、前記入庫用ア
ームと出庫用アームにはそれぞれ物品の保持と開放の動
作を行う物品保持具が略同一レベルで設けられ、これら
の物品保持具は連動して互いに逆の動作を行うことによ
り、回転棚に対する物品の入出庫動作を入庫用アームと
出庫用アームの一回の進退動作で行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転棚を用いた物品の
ストレージ装置に関し、特に、先入れ先出しを効率的に
行うストレージ装置に関する。
ストレージ装置に関し、特に、先入れ先出しを効率的に
行うストレージ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、特開昭５９−２２３６０５号公報
に開示されているように、物品を格納する複数の棚を棚
ユニットを無端状に連結して長円状の移動経路に沿って
循環駆動するようにした回転棚に移載機で物品を自動的
に出し入れするようにしたストレージ装置が知られてい
る。前記装置では、支柱に沿って昇降する昇降台に旋回
台を設け、前記旋回台上に水平方向に進退自在な物品押
し引き出し装置を搭載した移載機を前記回転棚の反転経
路部分に設置している。
に開示されているように、物品を格納する複数の棚を棚
ユニットを無端状に連結して長円状の移動経路に沿って
循環駆動するようにした回転棚に移載機で物品を自動的
に出し入れするようにしたストレージ装置が知られてい
る。前記装置では、支柱に沿って昇降する昇降台に旋回
台を設け、前記旋回台上に水平方向に進退自在な物品押
し引き出し装置を搭載した移載機を前記回転棚の反転経
路部分に設置している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のストレージ装置では、回転棚から一台の
移載機によって入出庫を行っているため、物品の入庫作
業と出庫作業とが交互に行われる場合等には作業効率が
非常に悪くなる問題があった。
たような従来のストレージ装置では、回転棚から一台の
移載機によって入出庫を行っているため、物品の入庫作
業と出庫作業とが交互に行われる場合等には作業効率が
非常に悪くなる問題があった。
【０００４】この問題を解決するために、物品の入庫作
業のみを行う移載機と出庫作業のみを行う移載機とを２
台用いて入出庫作業を独立させて行うことも考えられる
が、その場合には、設置スペースが多く必要になり、コ
ストが大幅に高くなる問題が生じる。
業のみを行う移載機と出庫作業のみを行う移載機とを２
台用いて入出庫作業を独立させて行うことも考えられる
が、その場合には、設置スペースが多く必要になり、コ
ストが大幅に高くなる問題が生じる。
【０００５】そこで、本発明は、前述した従来技術の問
題を解決し、入出庫作業を効率的に行うことができ、設
置スペースが少なく低コストなストレージ装置を提供す
ることを目的とする。
題を解決し、入出庫作業を効率的に行うことができ、設
置スペースが少なく低コストなストレージ装置を提供す
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明
の回転棚を用いたストレージ装置は、物品を格納する棚
を有する複数の棚ユニットが無端状に連結され、直線部
を含む水平な閉じた経路に沿って間欠的に循環駆動され
る回転棚と、前記経路の直線部に沿って配置され、棚ユ
ニットの移動方向とは逆方向に駆動されるコンベヤと、
機枠に沿って昇降する昇降体と前記昇降体から前記経路
の直線部を通過する棚ユニットに対して水平方向に一体
に進退する入庫用アームと出庫用アームとを有し、前記
コンベヤと回転棚との間で物品の移載を行う移載機とを
備えており、前記入庫用アームと出庫用アームにはそれ
ぞれ物品の保持と開放の動作を行う物品保持具が略同一
レベルで設けられ、これらの物品保持具は連動して互い
に逆の動作を行うように構成されている。
の回転棚を用いたストレージ装置は、物品を格納する棚
を有する複数の棚ユニットが無端状に連結され、直線部
を含む水平な閉じた経路に沿って間欠的に循環駆動され
る回転棚と、前記経路の直線部に沿って配置され、棚ユ
ニットの移動方向とは逆方向に駆動されるコンベヤと、
機枠に沿って昇降する昇降体と前記昇降体から前記経路
の直線部を通過する棚ユニットに対して水平方向に一体
に進退する入庫用アームと出庫用アームとを有し、前記
コンベヤと回転棚との間で物品の移載を行う移載機とを
備えており、前記入庫用アームと出庫用アームにはそれ
ぞれ物品の保持と開放の動作を行う物品保持具が略同一
レベルで設けられ、これらの物品保持具は連動して互い
に逆の動作を行うように構成されている。
【０００７】前記入庫用アームと出庫用アームの中心間
隔は、回転棚の前記直線部における棚列間ピッチと略等
しくすることが望ましい。また、前記コンベヤが、回転
棚と移載機との間に配置されていることも望ましい。
隔は、回転棚の前記直線部における棚列間ピッチと略等
しくすることが望ましい。また、前記コンベヤが、回転
棚と移載機との間に配置されていることも望ましい。
【０００８】
【作用】回転棚にまだ一つも物品が入庫されていない場
合、回転棚は停止しており、入庫される物品はコンベヤ
によって、移載機の位置まで搬入され、ここでコンベヤ
が停止する。次いで、昇降体が移動して入庫用アームの
物品保持具がコンベヤ上の入庫する物品を保持した後、
回転棚の最下段の棚の高さまで昇降体が移動し、さら
に、入庫用アームを伸長させてその物品保持具から物品
を開放して棚内に載置する。この時、出庫用アームも入
庫用アームと一体に伸長して入庫用アームが入りこむ棚
とは別の列にある棚に入りこむが、その棚内はまだ空で
あるため、出庫用アームの物品保持具は何も保持しな
い。
合、回転棚は停止しており、入庫される物品はコンベヤ
によって、移載機の位置まで搬入され、ここでコンベヤ
が停止する。次いで、昇降体が移動して入庫用アームの
物品保持具がコンベヤ上の入庫する物品を保持した後、
回転棚の最下段の棚の高さまで昇降体が移動し、さら
に、入庫用アームを伸長させてその物品保持具から物品
を開放して棚内に載置する。この時、出庫用アームも入
庫用アームと一体に伸長して入庫用アームが入りこむ棚
とは別の列にある棚に入りこむが、その棚内はまだ空で
あるため、出庫用アームの物品保持具は何も保持しな
い。
【０００９】次いで、入庫用アームと出庫用アームが後
退した後に昇降体がコンベヤの高さまで移動し、前記コ
ンベヤによって搬送されてきた次の物品を前記手順と同
様な手順で受け取って、回転棚の次の段の棚内に入庫す
る。こうして、一つの棚列の最上段まで物品を入庫を完
了したら、回転棚は棚列１ピッチ分だけ回転して停止
し、同様な入庫動作が繰り返される。一方、既に物品が
入庫されている棚列が循環して、移載機の出庫用アーム
に対応した位置まで移動してくると、ここから、入庫動
作と同時に出庫動作も開始される。
退した後に昇降体がコンベヤの高さまで移動し、前記コ
ンベヤによって搬送されてきた次の物品を前記手順と同
様な手順で受け取って、回転棚の次の段の棚内に入庫す
る。こうして、一つの棚列の最上段まで物品を入庫を完
了したら、回転棚は棚列１ピッチ分だけ回転して停止
し、同様な入庫動作が繰り返される。一方、既に物品が
入庫されている棚列が循環して、移載機の出庫用アーム
に対応した位置まで移動してくると、ここから、入庫動
作と同時に出庫動作も開始される。
【００１０】すなわち、入庫用アームがその物品保持具
に物品を保持して空の棚内に入ると同時に、これと一体
の出庫用アームは、既に物品が入庫されている棚列の棚
内に入り込む。そして、入庫用アームの物品保持具が物
品を離して棚内に載置する動作に連動して、出庫用アー
ムの物品保持具は棚内に載置されている物品を保持す
る。
に物品を保持して空の棚内に入ると同時に、これと一体
の出庫用アームは、既に物品が入庫されている棚列の棚
内に入り込む。そして、入庫用アームの物品保持具が物
品を離して棚内に載置する動作に連動して、出庫用アー
ムの物品保持具は棚内に載置されている物品を保持す
る。
【００１１】その後、出庫用アームの後退動作によって
前記物品は棚から引き出され、次いで昇降体の移動によ
って停止しているコンベヤ上に載置され、物品保持具か
ら開放される。これと同時に入庫用アームの物品保持具
は、コンベヤ上の新たに入庫する物品を保持し、以下、
前述した動作が繰り返される。出庫用アームからコンベ
ヤ上に開放された物品は、コンベヤの移動によってその
下流へ搬出され、同時に、新しく入庫する物品が上流側
から運ばれてきて、回転棚への先入れ先出しによる連続
した入出庫動作が繰り返される。
前記物品は棚から引き出され、次いで昇降体の移動によ
って停止しているコンベヤ上に載置され、物品保持具か
ら開放される。これと同時に入庫用アームの物品保持具
は、コンベヤ上の新たに入庫する物品を保持し、以下、
前述した動作が繰り返される。出庫用アームからコンベ
ヤ上に開放された物品は、コンベヤの移動によってその
下流へ搬出され、同時に、新しく入庫する物品が上流側
から運ばれてきて、回転棚への先入れ先出しによる連続
した入出庫動作が繰り返される。
【００１２】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図１は、本発明の回転棚を用いたストレージ装置
の１実施例を示す平面図であって、ストレージ装置１
は、回転棚２を備えている。前記回転棚２は、無端状に
連結されて水平な閉じた経路に沿って間欠的に循環駆動
される複数の棚ユニット３によって構成されている。
する。図１は、本発明の回転棚を用いたストレージ装置
の１実施例を示す平面図であって、ストレージ装置１
は、回転棚２を備えている。前記回転棚２は、無端状に
連結されて水平な閉じた経路に沿って間欠的に循環駆動
される複数の棚ユニット３によって構成されている。
【００１３】図２は、前記回転棚２の正面図であって、
同図に示すように回転棚２を構成している各棚ユニット
３は物品Ｗを格納する複数段の棚３Ａを有しており、前
記経路を形成している長円形のガイドレール４上に支持
車輪５で移動自在に支持されている。
同図に示すように回転棚２を構成している各棚ユニット
３は物品Ｗを格納する複数段の棚３Ａを有しており、前
記経路を形成している長円形のガイドレール４上に支持
車輪５で移動自在に支持されている。
【００１４】図１に示すように、これらの棚ユニット３
は、それぞれ棚ユニット３の移動経路の反転部に設けら
れているスプロケット６，７に掛け渡されているチェー
ンに連結されている。そして、前記スプロケット６，７
の一方が図示していない駆動源に連結されており、前記
駆動源によって、棚ユニット３が１ピッチＰずつ一方向
に間欠的に循環駆動されるように構成されている。
は、それぞれ棚ユニット３の移動経路の反転部に設けら
れているスプロケット６，７に掛け渡されているチェー
ンに連結されている。そして、前記スプロケット６，７
の一方が図示していない駆動源に連結されており、前記
駆動源によって、棚ユニット３が１ピッチＰずつ一方向
に間欠的に循環駆動されるように構成されている。
【００１５】また、各棚ユニット３の移動経路の直線部
に沿ってコンベヤ８が設置されており、回転棚２に入庫
される物品Ｗはこのコンベヤ８でその上流側から搬入さ
れ、また、出庫された物品Ｗは下流側へ送り出される。
前記コンベヤ８を挟んで回転棚３と反対側には、回転棚
３とコンベヤ８との間で、物品Ｗを受け渡しする移載機
９が設置されている。図３は、ストレージ装置１の側面
図であって、同図に示すように移載機９は機枠１０に沿
って昇降駆動装置１１によって昇降される昇降体１２を
備えていて、前記昇降体１２には、コンベヤ８の搬送面
の真上から回転棚２の棚ユニット３の棚３Ａ内に向けて
水平方向に進退駆動される入庫用アーム１３と出庫用ア
ーム１４が設けられている。
に沿ってコンベヤ８が設置されており、回転棚２に入庫
される物品Ｗはこのコンベヤ８でその上流側から搬入さ
れ、また、出庫された物品Ｗは下流側へ送り出される。
前記コンベヤ８を挟んで回転棚３と反対側には、回転棚
３とコンベヤ８との間で、物品Ｗを受け渡しする移載機
９が設置されている。図３は、ストレージ装置１の側面
図であって、同図に示すように移載機９は機枠１０に沿
って昇降駆動装置１１によって昇降される昇降体１２を
備えていて、前記昇降体１２には、コンベヤ８の搬送面
の真上から回転棚２の棚ユニット３の棚３Ａ内に向けて
水平方向に進退駆動される入庫用アーム１３と出庫用ア
ーム１４が設けられている。
【００１６】前記入庫用アーム１３と出庫用アーム１４
の基端側は相互に連結されており、図４に示すように、
昇降体１２に搭載されているエアシリンダ１５によっ
て、一体に進退駆動されるようになっている。また、図
５に示すように、入庫用アーム１３と出庫用アーム１４
との中心間隔Ｓは、図１に示す回転棚３の直線部におけ
る隣接する棚列間のピッチに略等しく設定されている。
なお、本実施例においては、一つの棚ユニット３に棚列
は１列形成されているため、棚列間のピッチは各棚ユニ
ット３間の直線部のピッチＰに等しくなっている。
の基端側は相互に連結されており、図４に示すように、
昇降体１２に搭載されているエアシリンダ１５によっ
て、一体に進退駆動されるようになっている。また、図
５に示すように、入庫用アーム１３と出庫用アーム１４
との中心間隔Ｓは、図１に示す回転棚３の直線部におけ
る隣接する棚列間のピッチに略等しく設定されている。
なお、本実施例においては、一つの棚ユニット３に棚列
は１列形成されているため、棚列間のピッチは各棚ユニ
ット３間の直線部のピッチＰに等しくなっている。
【００１７】入庫用アーム１３と出庫用アーム１４のそ
れぞれの先端側には、物品Ｗを着脱自在に保持する物品
保持具がそれぞれ取り付けられている。前記物品保持具
は、この実施例では物品Ｗの上面を真空吸着する吸着パ
ッド１６，１７によって構成されていて、これらの吸着
面は略同一レベルに設定されている。前記吸着パッド１
６と吸着パッド１７とは、その一方が物品Ｗを吸着保持
しているときは、他方は開放状態にあるように、エアの
吸引が制御されるようになっている。
れぞれの先端側には、物品Ｗを着脱自在に保持する物品
保持具がそれぞれ取り付けられている。前記物品保持具
は、この実施例では物品Ｗの上面を真空吸着する吸着パ
ッド１６，１７によって構成されていて、これらの吸着
面は略同一レベルに設定されている。前記吸着パッド１
６と吸着パッド１７とは、その一方が物品Ｗを吸着保持
しているときは、他方は開放状態にあるように、エアの
吸引が制御されるようになっている。
【００１８】なお、昇降体１２は、その両側の上下位置
にそれぞれ回転自在に設けられているガイドローラ１
８，１９が、図３に示す機枠１０に取り付けられている
昇降レール２０案内支持されるようになっており、ま
た、前記エアシリンダ１５へのエアの供給並びに吸着パ
ッド１６，１７からのエアの吸引は、図３に示す可撓性
配管２１を介して機枠１０側から行われる。
にそれぞれ回転自在に設けられているガイドローラ１
８，１９が、図３に示す機枠１０に取り付けられている
昇降レール２０案内支持されるようになっており、ま
た、前記エアシリンダ１５へのエアの供給並びに吸着パ
ッド１６，１７からのエアの吸引は、図３に示す可撓性
配管２１を介して機枠１０側から行われる。
【００１９】前述したように構成されている本発明のス
トレージ装置１の回転棚２にまだ一つも物品Ｗが入庫さ
れていない状態において、回転棚２は隣り合う２つの棚
ユニット３が、移載機９の入庫用アーム１３と出庫用ア
ーム１４にそれぞれ対向する位置で停止されている。
トレージ装置１の回転棚２にまだ一つも物品Ｗが入庫さ
れていない状態において、回転棚２は隣り合う２つの棚
ユニット３が、移載機９の入庫用アーム１３と出庫用ア
ーム１４にそれぞれ対向する位置で停止されている。
【００２０】入庫する物品Ｗがコンベヤ８上を移載機７
の入庫用アーム１３の下方位置まで搬送されてくると、
前記物品Ｗは図示していない検知手段によって検知さ
れ、コンベヤ８は前記物品Ｗが入庫用アーム１３の吸着
パッド１６の直下に位置するように位置決めされて停止
する。
の入庫用アーム１３の下方位置まで搬送されてくると、
前記物品Ｗは図示していない検知手段によって検知さ
れ、コンベヤ８は前記物品Ｗが入庫用アーム１３の吸着
パッド１６の直下に位置するように位置決めされて停止
する。
【００２１】次いで、昇降体１２が下降され、入庫用ア
ーム１３の吸着パッド１６が前記物品Ｗを吸着保持した
後、停止している棚ユニット３の最下段の棚３Ａの高さ
まで昇降体１２が上昇し、入庫用アーム１３を伸長させ
て、吸着パッド１６から物品を開放して前記物品Ｗを棚
内３Ａに載置する。この時、入庫用アーム１３と一体の
出庫用アーム１４は、入庫用アーム１３が入り込む棚３
Ａの隣の棚ユニット３の棚３Ａ内に入りこむが、その棚
３Ａ内はまだ空であり出庫用アーム１４の吸着パッド１
７は何も保持しない。
ーム１３の吸着パッド１６が前記物品Ｗを吸着保持した
後、停止している棚ユニット３の最下段の棚３Ａの高さ
まで昇降体１２が上昇し、入庫用アーム１３を伸長させ
て、吸着パッド１６から物品を開放して前記物品Ｗを棚
内３Ａに載置する。この時、入庫用アーム１３と一体の
出庫用アーム１４は、入庫用アーム１３が入り込む棚３
Ａの隣の棚ユニット３の棚３Ａ内に入りこむが、その棚
３Ａ内はまだ空であり出庫用アーム１４の吸着パッド１
７は何も保持しない。
【００２２】次いで、入庫用アーム１３と出庫用アーム
１４を後退させた後に、昇降体１２を下降し、前記コン
ベヤ８によって搬送されてきた次の物品Ｗを前記手順と
同様な手順で受け取って、棚ユニット３の一つ上の段の
棚３Ａに入庫する。こうして、一つの棚ユニット３の棚
列の最上段まで物品Ｗを入庫したら、棚ユニット３を１
ピッチ分回転させて、次の棚ユニット３の棚列に対して
同様に入庫動作を繰り返す。
１４を後退させた後に、昇降体１２を下降し、前記コン
ベヤ８によって搬送されてきた次の物品Ｗを前記手順と
同様な手順で受け取って、棚ユニット３の一つ上の段の
棚３Ａに入庫する。こうして、一つの棚ユニット３の棚
列の最上段まで物品Ｗを入庫したら、棚ユニット３を１
ピッチ分回転させて、次の棚ユニット３の棚列に対して
同様に入庫動作を繰り返す。
【００２３】一方、既に物品Ｗが入庫されている棚ユニ
ット３が循環して、出庫用アーム１４に対応した位置ま
で移動してくると、ここから、入庫動作と同時に出庫動
作も開始される。すなわち、入庫用アーム１３がその吸
着パッド１６に物品を保持して空の棚３Ａ内に入ると同
時に、これと一体に移動する出庫用アーム１４は、既に
物品が入庫されている棚列の棚３Ａ内に侵入する。そし
て、入庫用アーム１３の物品保持具が物品を離して棚内
に載置する動作に連動して、出庫用アーム１４の吸着パ
ッド１７は棚内に載置されている物品Ｗを吸着保持す
る。
ット３が循環して、出庫用アーム１４に対応した位置ま
で移動してくると、ここから、入庫動作と同時に出庫動
作も開始される。すなわち、入庫用アーム１３がその吸
着パッド１６に物品を保持して空の棚３Ａ内に入ると同
時に、これと一体に移動する出庫用アーム１４は、既に
物品が入庫されている棚列の棚３Ａ内に侵入する。そし
て、入庫用アーム１３の物品保持具が物品を離して棚内
に載置する動作に連動して、出庫用アーム１４の吸着パ
ッド１７は棚内に載置されている物品Ｗを吸着保持す
る。
【００２４】出庫用アーム１４の後退動作によって前記
物品Ｗは棚３Ａから引き出され、次いで昇降体１２の下
降によって、停止しているコンベヤ８上に載置されて、
吸着パッド１７から開放される。これと同時に入庫用ア
ーム１３の吸着パッド１６は、コンベヤ８上の新たな物
品Ｗを保持する。以後、回転棚への先入れ先出しの連続
した入出庫動作が繰り返される。
物品Ｗは棚３Ａから引き出され、次いで昇降体１２の下
降によって、停止しているコンベヤ８上に載置されて、
吸着パッド１７から開放される。これと同時に入庫用ア
ーム１３の吸着パッド１６は、コンベヤ８上の新たな物
品Ｗを保持する。以後、回転棚への先入れ先出しの連続
した入出庫動作が繰り返される。
【００２５】なお、前述した実施例においては、一つの
棚ユニットに一つの棚列のみが形成されているものを示
したが、一つの棚ユニット内に複数の棚列を形成しても
よく、その場合には、直線部において隣接する棚列間の
ピッチを一つの棚ユニット内においても、また、隣接す
る２つの棚ユニット間においても全て同一に設定すれば
よい。また、本実施例においては、入庫用アームと出庫
用アームの間隔を回転棚の前記直線部における棚列間ピ
ッチと略等しくしているが、棚列の整数ピッチ分の間隔
を間に形成するようにしてもよく、コンベヤも入庫側と
出庫側に入庫用と出庫用に分けて別々に設置し、両方の
コンベヤを入出庫のタイミングに合わせて同期駆動する
ようにしてもよい。
棚ユニットに一つの棚列のみが形成されているものを示
したが、一つの棚ユニット内に複数の棚列を形成しても
よく、その場合には、直線部において隣接する棚列間の
ピッチを一つの棚ユニット内においても、また、隣接す
る２つの棚ユニット間においても全て同一に設定すれば
よい。また、本実施例においては、入庫用アームと出庫
用アームの間隔を回転棚の前記直線部における棚列間ピ
ッチと略等しくしているが、棚列の整数ピッチ分の間隔
を間に形成するようにしてもよく、コンベヤも入庫側と
出庫側に入庫用と出庫用に分けて別々に設置し、両方の
コンベヤを入出庫のタイミングに合わせて同期駆動する
ようにしてもよい。
【００２６】さらに、本実施例では、回転棚を長円形の
経路に沿って移動するように設けているが、これに限定
するものではなく、前記経路の一部にのみ直線部を設
け、ここでコンベヤに対して入出庫が行えるように構成
されていればよい。また、入庫用アームと出庫用アーム
とを昇降支柱の両側に伸長できる構造の移載機を用いる
ことにより、回転棚とコンベヤとの間に移載機を配置す
ることも可能である。また、物品の形状や重量により、
物品保持具として吸着パッドを用いることができない場
合には、物品を両側から挟んで保持するロボットハンド
のような構造の掴み具等を用いてもよい。
経路に沿って移動するように設けているが、これに限定
するものではなく、前記経路の一部にのみ直線部を設
け、ここでコンベヤに対して入出庫が行えるように構成
されていればよい。また、入庫用アームと出庫用アーム
とを昇降支柱の両側に伸長できる構造の移載機を用いる
ことにより、回転棚とコンベヤとの間に移載機を配置す
ることも可能である。また、物品の形状や重量により、
物品保持具として吸着パッドを用いることができない場
合には、物品を両側から挟んで保持するロボットハンド
のような構造の掴み具等を用いてもよい。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転棚を
用いたストレージ装置によれば、一つの移載機によっ
て、回転棚に対する物品の入出庫動作を入庫用アームと
出庫用アームの一回の進退動作で行うことができるた
め、少ないスペースに設置することができ、且つ、設備
のコストを安くすることができ、また、完全な先入れ、
先出しシステムになっているので、複雑な棚番地管理を
する必要が無く、移載機の制御を簡単且つ確実に行うこ
とができるとともに、特に物品を途切れることなく回転
棚に入出庫するような場合には、非常に高い作業効率が
得られる。
用いたストレージ装置によれば、一つの移載機によっ
て、回転棚に対する物品の入出庫動作を入庫用アームと
出庫用アームの一回の進退動作で行うことができるた
め、少ないスペースに設置することができ、且つ、設備
のコストを安くすることができ、また、完全な先入れ、
先出しシステムになっているので、複雑な棚番地管理を
する必要が無く、移載機の制御を簡単且つ確実に行うこ
とができるとともに、特に物品を途切れることなく回転
棚に入出庫するような場合には、非常に高い作業効率が
得られる。
【００２８】また、入庫用アームと出庫用アームの間隔
を、回転棚の棚列間のピッチと略等しくしている場合に
は、出庫位置で物品が取り出されて空になった棚には、
隣の入庫位置で直ちに新たな物品が入庫されるため、空
のまま移動する無駄な棚列がなく、回転棚全体の物品収
容効率を高めることができる。
を、回転棚の棚列間のピッチと略等しくしている場合に
は、出庫位置で物品が取り出されて空になった棚には、
隣の入庫位置で直ちに新たな物品が入庫されるため、空
のまま移動する無駄な棚列がなく、回転棚全体の物品収
容効率を高めることができる。
【００２９】さらに、前記移載機を、前記コンベヤに対
して回転棚と反対側に設置している場合には、移載機の
入庫用アームと出庫用アームは、昇降体から回転棚側へ
のみ伸長する構造となるため動作に無駄がなく、入出庫
動作を最短距離で迅速に行うことができるとともに、入
庫用アームと出庫用アームの動作機構が簡単になる。
して回転棚と反対側に設置している場合には、移載機の
入庫用アームと出庫用アームは、昇降体から回転棚側へ
のみ伸長する構造となるため動作に無駄がなく、入出庫
動作を最短距離で迅速に行うことができるとともに、入
庫用アームと出庫用アームの動作機構が簡単になる。
【図１】 本発明のストレージ装置の１実施例を示す平
面図である。
面図である。
【図２】 本発明のストレージ装置に用いられる回転棚
の正面図である。
の正面図である。
【図３】 本発明ストレージ装置の１実施例を示す側面
図である。
図である。
【図４】 本発明のストレージ装置に用いられる移載機
の昇降体と、入庫アーム並びに出庫アームの側面図であ
る。
の昇降体と、入庫アーム並びに出庫アームの側面図であ
る。
【図５】 本発明のストレージ装置に用いられる移載機
の昇降体と、入庫アーム並びに出庫アームの正面図であ
る。
の昇降体と、入庫アーム並びに出庫アームの正面図であ
る。
１ ストレージ装置 ２ 回転棚 ３ 棚ユニット ３Ａ 棚 ４ ガイドレール ５ 支持車輪 ６，７ スプロケット ８ コンベヤ ９ 移載機 １０ 機枠 １１ 昇降駆動装置 １２ 昇降体 １３ 入庫用アーム １４ 出庫用アーム １５ エアシリンダ １６，１７ 吸着パッド（物品保持具） １８，１９ ガイドローラ ２０ 昇降レール
Claims (3)
- 【請求項１】 物品を格納する棚を有する複数の棚ユニ
ットが無端状に連結され、直線部を含む水平な閉じた経
路に沿って間欠的に循環駆動される回転棚と、 前記経路の直線部に沿って配置され、棚ユニットの移動
方向とは逆方向に駆動されるコンベヤと、 機枠に沿って昇降する昇降体と前記昇降体から前記経路
の直線部を通過する棚ユニットに対して水平方向に一体
に進退する入庫用アームと出庫用アームとを有し、前記
コンベヤと回転棚との間で物品の移載を行う移載機とを
備え、 前記入庫用アームと出庫用アームにはそれぞれ物品の保
持と開放の動作を行う物品保持具が略同一レベルで設け
られ、これらの物品保持具は連動して互いに逆の動作を
行うように構成されていることを特徴とする回転棚を用
いたストレージ装置。 - 【請求項２】 前記入庫用アームと出庫用アームの中心
間隔が前記経路の直線部における棚列間ピッチに略等し
く設定されていることを特徴とする請求項１記載の回転
棚を用いたストレージ装置。 - 【請求項３】 前記コンベヤが回転棚と移載機の間に配
置されていることを特徴とする請求項１または２記載の
回転棚を用いたストレージ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8171198A JPH1017117A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 回転棚を用いたストレージ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8171198A JPH1017117A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 回転棚を用いたストレージ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1017117A true JPH1017117A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15918842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8171198A Pending JPH1017117A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 回転棚を用いたストレージ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1017117A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102259757A (zh) * | 2011-08-02 | 2011-11-30 | 北京万源瀚德汽车密封***有限公司 | 一种物料自动识别仓储***及其物料入库方法 |
| CN105858037A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-08-17 | 新疆医科大学第附属医院 | 储药装置 |
| CN106292598A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-01-04 | 山东圣士达机械科技股份有限公司 | 粉末涂料工艺控制***及方法 |
| CN108529119A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-09-14 | 南京音飞物流科技有限公司 | 一种带有离合器的轨道组件及旋转货架 |
| CN109760978A (zh) * | 2018-09-17 | 2019-05-17 | 相舆科技（上海）有限公司 | 一种自动工位收纳盒派发*** |
| CN111503958A (zh) * | 2019-01-31 | 2020-08-07 | 青岛海尔生物医疗股份有限公司 | 水平回转自动化血液存储装置及存取方法 |
-
1996
- 1996-07-01 JP JP8171198A patent/JPH1017117A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN108529119B (zh) * | 2018-05-28 | 2023-12-22 | 南京音飞物流科技有限公司 | 一种带有离合器的轨道组件及旋转货架 |
| CN109760978A (zh) * | 2018-09-17 | 2019-05-17 | 相舆科技（上海）有限公司 | 一种自动工位收纳盒派发*** |
| CN111503958A (zh) * | 2019-01-31 | 2020-08-07 | 青岛海尔生物医疗股份有限公司 | 水平回转自动化血液存储装置及存取方法 |
| CN111503958B (zh) * | 2019-01-31 | 2024-06-07 | 青岛海特生物医疗有限公司 | 水平回转自动化血液存储装置及存取方法 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040922 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060612 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061127 |