JP2000301794A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2000301794A
JP2000301794A JP11593599A JP11593599A JP2000301794A JP 2000301794 A JP2000301794 A JP 2000301794A JP 11593599 A JP11593599 A JP 11593599A JP 11593599 A JP11593599 A JP 11593599A JP 2000301794 A JP2000301794 A JP 2000301794A
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JP
Japan
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recording
thrust bearing
guide shaft
carriage
recording apparatus
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JP11593599A
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Hiroyuki Saito
斎藤  弘幸
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャリッジのスラスト軸受と該軸受に挿通され
るガイド軸との間の潤滑を良好な状態に保ち、キャリッ
ジ走査の安定性向上及び耐久性向上を図り、スラスト軸
受及びガイド軸の偏摩耗も同時に防止して、高精度で耐
久性にすぐれたキャリッジ走査機構を提供する。 【構成】キャリッジ101に設けられたスラスト軸受1
02と、このスラスト軸受に摺動可能に挿通されたガイ
ド軸103とを有し、スラスト軸受及びガイド軸の一方
又は両方を回転方向にモータ106(又は502)で回
転駆動可能とし、スラスト軸受102及びガイド軸10
3を回転方向に間欠的又は連続的に相対運動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリッジに搭載
された記録手段により記録媒体に記録を行う記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像情
報(記録情報)に基づいて紙、布、プラスチックシー
ト、OHP用シート等の記録媒体(被記録材)に画像
(文字や記号等を含む)を記録していくように構成され
ている。前記記録装置は、記録方式により、インクジェ
ット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム
式等に分けることができる。
【0003】記録媒体の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査しながら記録するシリア
ルタイプの記録装置においては、記録媒体に沿って移動
するキャリッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)に
よって画像を形成(記録)し、1行分の画像形成を終了
した後に所定量の紙送り(副走査としてのピッチ搬送)
を行い、その後に再び停止した記録媒体に対して次の行
の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返すこと
により、記録媒体全体の記録が行われる。一方、記録媒
体(記録用紙等)の搬送方向の副走査のみで記録するラ
インタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記
録位置にセットし、一括して1行分の記録を行った後、
所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに次の行の
記録を一括して行うという動作を繰り返すことにより、
記録媒体全体の記録が行われる。
【0004】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録手段(記録ヘッ
ド)から記録媒体へインクを吐出して記録を行うもので
あり、記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、高精細
な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処
理を必要とせずに記録することができ、ランニングコス
トが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少な
く、しかも、多種類のインク(例えばカラーインク)を
使用してカラー画像を形成するのが容易であるなどの利
点を有している。
【0005】インクジェット記録ヘッドの吐出口からイ
ンクを吐出するために利用されるエネルギーを発生する
エネルギー発生素子としては、ピエゾ素子等の電気機械
変換体を用いるもの、レーザー等の電磁波を照射して発
熱させ、この発熱作用によってインク滴を吐出させるも
の、あるいは発熱抵抗体を有する電気熱変換体によって
液体を加熱するものなどがある。その中でも、熱エネル
ギーを利用してインクを滴として吐出するインクジェッ
ト式の記録ヘッドは、吐出口を高密度に配列することが
できるため高解像度の記録をすることが可能である。特
に、その中でも、電気熱変換体をエネルギー発生素子と
して用いる記録ヘッドは、小型化が容易であり、かつ最
近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上性が
著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十分に活用
でき、高密度実装化が容易で製造コストも安価なことか
ら、有利である。
【0006】また、記録媒体の材質に対する要求も様々
なものがあり、近年では、これらの要求に対する開発が
進み、通常の記録媒体である紙(薄紙や加工紙を含む)
や樹脂薄板(OHP等)などの他に、布、皮革、不織
布、さらには金属等を記録媒体として用いる記録装置も
使用されるようになっている。
【0007】本発明は、プリンタ、複写機、ワープロ、
パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等の記録装置で
あって、記録手段を搭載したキャリッジと記録媒体搬送
手段とを備え、記録媒体の搬送方向と交叉する方向にキ
ャリッジを移動させて記録媒体に記録を行う記録装置、
いわゆるシリアルプリント式の記録装置(シリアル記録
装置)に関するものである。このシリアル記録装置にお
いては、キャリッジの移動機構として、通常、スラスト
軸受と軸受から成る案内支持機構が採用されている。
【0008】前記シリアル記録装置では、1枚の記録媒
体(記録用紙)に画像を記録するだけでも数多くのキャ
リッジ往復移動(往復運動)が必要であり、記録装置の
寿命が尽きるまでのキャリッジ往復運動の回数は膨大な
ものになる。また、シリアル記録装置の中でも、微細な
インク液滴を紙面上に吐出して画像を形成するインクジ
ェット記録装置においては、近年高画質化が進み、複数
のキャリッジを用いるキャリッジ走査で1行のデータを
埋めていくマスク技術も一般化していることから、キャ
リッジ往復回数は益々増加していく傾向にある。
【0009】そのため、キャリッジに設けられたスラス
ト軸受と該軸受に摺動可能に挿通されたガイド軸との間
の磨耗が激しくなり、磨耗による寸法変化が発生した
り、スラッジの発生による摺動負荷の上昇が生じたり
し、記録装置の耐久性が問題となってきている。また、
キャリッジの安定した往復運動のためにも前記ガイド軸
と前記スラスト軸受との摺動性の確保は必要不可欠のも
のとなっている。例えば、記録中に油切れが生じてしま
うと、キャリッジがスムーズに摺動せずにキャリッジに
微振動が発生してしまう。その結果、微視的なキャリッ
ジの速度や位置が変動するため、形成される画像にもそ
の速度変動が画像ムラとなって現れ、画像品位の低下の
一つの要因となっている。そこで、軸受部にグリスやオ
イルといった潤滑油を塗布したり、耐久性の向上のため
に潤滑油を含浸した焼結軸受を使用したり、さらに軸受
部に給油のための含油フェルトを装着するなどの方法が
採られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、ガイド軸とスラスト軸受の摺動個
所が同じであるため、潤滑油が存在しない場合には偏摩
耗が発生してしまい、また、潤滑油が存在する場合で
も、摺動する部分と摺動しない部分での潤滑油の偏り、
そして重力による潤滑油の軸受下部への流れ込みなどに
より、全体としては潤滑油量が十分であるにもかかわら
ず、局部的には摺動部に必要な潤滑油が補給されずに摺
動性が低下したり、摺動部に偏った摩耗が発生するとい
った不都合が発生することがあった。
【0011】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、キャリッジのスラ
スト軸受と該軸受に挿通されるガイド軸との間の潤滑を
良好な状態に保つことができ、それによってキャリッジ
走査の安定性向上並びに記録装置の耐久性向上を図るこ
とができ、さらに、スラスト軸受及びガイド軸の偏摩耗
も同時に防止することができ、高精度で耐久性にすぐれ
たキャリッジの軸受機構を備えた記録装置を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、記録手段を搭載したキャリッジと
記録媒体搬送手段とを備え、記録媒体の搬送方向と交叉
する方向にキャリッジを移動させて記録媒体に記録を行
う記録装置において、前記キャリッジに設けられたスラ
スト軸受と、前記キャリッジを案内支持するために前記
軸受にスラスト方向に摺動可能に挿通されたガイド軸と
を有し、前記スラスト軸受及び前記ガイド軸の一方又は
両方が回転可能であり、前記スラスト軸受及び前記ガイ
ド軸を回転方向に相対運動させることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、上記請求項1の構成に
おいて、前記ガイド軸を回転可能にするとともに、該ガ
イド軸を回転させるアクチュエータを設け、前記ガイド
軸を定期的又は間欠的に回転させる構成とすることによ
り、請求項3の発明は、上記請求項1の構成において、
前記スラスト軸受を回転可能にするとともに、該スラス
ト軸受を回転させるアクチュエータを設け、前記スラス
ト軸受を定期的又は間欠的に回転させる構成とすること
により、請求項4の発明は、上記請求項2の構成におい
て、前記ガイド軸の回転以外の動作を主に司るアクチュ
エータが該ガイド軸を回転させるアクチュエータを兼ね
る構成とすることにより、請求項5の発明は、上記請求
項3の構成において、前記スラスト軸受の回転以外の動
作を主に司るアクチュエータが該スラスト軸受を回転さ
せるアクチュエータを兼ねる構成とすることにより、上
記目的を達成するものである。
【0014】請求項6及び7お発明は、上記請求項1の
構成に加えて、前記回転により前記ガイド軸と前記スラ
スト軸受との間の回転方向の相対位相をずらす構成、あ
るいは、前記回転により前記ガイド軸と前記スラスト軸
受の相対回転角度を360度以上ずらす構成とすること
により、上記目的に加えて、ガイド軸及びスラスト軸受
の偏摩耗をさらに効果的に防止し得る記録装置を提供す
るものである。
【0015】請求項8〜11の発明は、上記請求項1の
構成に加えて、前記記録装置の使用時間もしくは使用時
間に相当するカウント数をカウントするカウント手段
と、カウントした値と比較するためのしきい値とを有す
る、あるいは、記録枚数もしくは記録データ転送のカウ
ント数をカウントするカウント手段と、カウントした値
と比較するためのしきい値とを有する、あるいは、前記
キャリッジのスキャン回数もしくはスキャン回数に相当
するカウント数をカウントするカウント手段と、カウン
トした値と比較するためのしきい値とを有する、あるい
は、前記記録装置の連続不使用時間もしくは連続不使用
時間に相当するカウント数をカウントするカウント手段
と、カウントした値と比較するためのしきい値とを有
し、それぞれにおいて、前記カウント数が前記しきい値
以上になった場合に前記回転を行う構成とすることによ
り、さらに効率よく上記目的を達成するものである。
【0016】請求項12の発明は、記録手段を搭載した
キャリッジと記録媒体搬送手段とを備え、記録媒体の搬
送方向と交叉する方向にキャリッジを移動させて記録媒
体に記録を行う記録装置において、前記キャリッジに設
けられたスラスト軸受と、前記キャリッジを案内支持す
るために前記スラスト軸受にスラスト方向に摺動可能に
挿通された回転可能なガイド軸と、前記ガイド軸を回転
させるアクチュエータとを有し、前記ガイド軸を連続的
に回転させる構成とすることにより、上記目的を達成す
るとともに、一層効率よくスラスト軸受及びガイド軸の
偏摩耗も同時に防止することで、高精度で耐久性にすぐ
れたキャリッジの軸受機構を備えた記録装置を提供する
ものである。
【0017】請求項13の発明は、記録手段を搭載した
キャリッジと記録媒体搬送手段とを備え、記録媒体の搬
送方向と交叉する方向にキャリッジを移動させて記録媒
体に記録を行う記録装置において、前記キャリッジに設
けられた回転可能なスラスト軸受と、前記キャリッジを
案内支持するために前記スラスト軸受にスラスト方向に
摺動可能に挿通されたガイド軸と、前記スラスト軸受を
回転させるアクチュエータとを有し、前記スラスト軸受
を連続的に回転させる構成とすることにより、上記目的
を達成するとともに、一層効率よくスラスト軸受及びガ
イド軸の偏摩耗も同時に防止することで、高精度で耐久
性にすぐれたキャリッジの軸受機構を備えた記録装置を
提供するものである。
【0018】請求項14及び15の発明は、上記請求項
1の構成に加えて、前記ガイド軸と前記スラスト軸受と
の間に潤滑油が介在している構成、あるいは、前記スラ
スト軸受が潤滑油を含浸した焼結軸受である構成とする
ことにより、一層効率よく上記目的を達成するものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。なお、各図面を通して同一符号は
同一又は対応部分を示すものである。また、以下の実施
例では、記録装置が、記録ヘッドとインクタンクを一体
化したカートリッジタイプの記録手段を用い、さらに該
記録手段(記録ヘッド)とキャリッジ(記録手段を搭載
して移動する部材)を一体化した構成のインクジェット
記録装置である場合を例に挙げて説明する。図1は本発
明を適用した記録装置の第1実施例を一部破断して示す
模式的斜視図である。
【0020】図1において、101はインクタンクを有
する記録手段(記録ヘッド)が一体に組込まれた(ある
いは記録手段兼用の)キャリッジである。以下では、符
号101により、キャリッジとともに記録手段(記録ヘ
ッド)も指称することにする。キャリッジ101にはガ
イド軸103を挿通するための貫通孔が形成され、該貫
通孔の部分には前記ガイド軸103がスラスト方向に摺
動可能に挿通されるスラスト軸受102が固定されてい
る。このスラスト軸受102としては、通常のメタルの
他、例えば潤滑油を含浸させた焼結軸受が使用される。
前記ガイド軸103の両端部は記録装置のシャーシ10
4に回転可能に軸支されており、前記キャリッジ101
を該ガイド軸103に沿って記録用紙等の記録媒体の搬
送方向と交叉する方向(通常、直交する方向)に移動
(主走査)させるとともに該キャリッジ101に搭載さ
れた記録ヘッドを記録データに基いて駆動することによ
り、記録媒体に記録が行われる。
【0021】前記ガイド軸103の端部にはガイド軸駆
動ギア105が圧入固定されており、ガイド軸モータ
(アクチュエータ)106の駆動力により該ガイド軸1
03を回転駆動することができる。前記キャリッジ10
1にはキャリッジ駆動伝達手段である駆動ベルト107
が係止されている。この駆動ベルト107は、キャリッ
ジ駆動モータ(アクチュエータ)108のモータプーリ
とその反対側に配設されたアイドルプーリ109との間
に張架されている。前記キャリッジ101は、前記キャ
リッジ駆動モータ108の駆動力により前記駆動ベルト
107を介して主走査方向に往復移動可能である。
【0022】記録待機中において、記録用紙等の記録媒
体111は給紙手段110にスタックされており、記録
開始時にピックアップ手段(不図示)により記録媒体1
11が記録装置内部に給紙される。次いで、搬送ローラ
112を駆動することにより給紙された記録媒体111
を副走査方向に紙送りし、前記キャリッジ101の往復
移動(主走査)に同期して記録データに基いて記録ヘッ
ド101を駆動することにより、記録媒体に記録が行わ
れる。搬送ローラ112の端部には搬送駆動ギア113
が圧入固定されており、搬送モータ(アクチュエータ)
114により前記搬送駆動ギア113を介して前記搬送
ローラ112が回転駆動される。記録終了後、記録媒体
111は搬送ローラ112と不図示の排紙手段(排紙ロ
ーラ等)により排紙される。ここで、前記キャリッジ駆
動モータ(アクチュエータ)108、ガイド軸モータ
(アクチュエータ)106、搬送モータ(アクチュエー
タ)114、給紙手段110のピックアップ手段(不図
示)、並びに、キャリッジ101内の記録ヘッドの駆動
は、コントローラ115によって制御される。
【0023】前記記録ヘッド(記録手段)101は、記
録信号に応じてエネルギーを印加することにより、複数
の吐出口からインクを選択的に吐出して記録するインク
ジェット式の記録ヘッドである。また、この記録ヘッド
101は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するイ
ンクジェット記録手段であって、熱エネルギーを発生す
るための電気熱変換体を備えたものである。さらに、前
記記録ヘッド101は、前記電気熱変換体によって印加
される熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気泡の成
長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よ
りインクを吐出させ、記録を行なうものである。前記電
気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、
記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を
印加することによって対応する吐出口からインクを吐出
するものである。
【0024】図2は記録ヘッド101のインク吐出部
(一つの吐出口列)の構造を模式的に示す部分斜視図で
ある。図2において、記録媒体111と所定の隙間(例
えば、約0.3〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐
出面81には、所定のピッチで複数の吐出口82が形成
され、共通液室83と各吐出口82とを連通する各液路
84の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生す
るための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設さ
れている。記録ヘッド101は、前記吐出口82が主走
査方向(キャリッジ101に搭載される本実施例では該
キャリッジ101の移動方向)と交叉する方向に並ぶよ
うな位置関係で案内支持されている。こうして、画像信
号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体85
を駆動(パルス電圧を印加)して、液路84内のインク
を膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口8
2からインク滴を吐出させる記録ヘッド101が構成さ
れている。
【0025】図1において、記録データが送られてくる
と、記録媒体111の給紙に先立って、ガイド軸モータ
106によりガイド軸103が回転駆動される。図3は
ガイド軸103を回転駆動するときの該ガイド軸及びス
ラスト軸受の状態を示す断面図である。前記ガイド軸1
03の回転駆動により、該ガイド軸103は図3中の左
の状態から右の状態へと回転方向に405度(360度
+45度)駆動される。この記録前の動作により、ガイ
ド軸103とスラスト軸受102との摺動部の回転方向
相対位置が変化し(前述のように位相が45度ずれるた
め)、また、1周(360度)以上の回転により摺動部
の潤滑油がガイド軸103及びスラスト軸受102の全
周に行き渡ることになる。すなわち、前回の記録からの
経過時間がどの程度であっても、記録を開始するとき
は、常に安定したキャリッジ往復運動と耐久性が約束さ
れる。ここでは、ガイド軸103の回転を独立した動作
としたが、キャリッジ101の往復移動とガイド軸10
3の回転とを同時駆動すると、軸受102に含浸してい
る潤滑油をガイド軸103全域に行き渡らせることがで
き、更に効果的である。
【0026】前記ガイド軸103を回転させるタイミン
グは、前述の実施例では記録データの転送をトリガとし
たが、これに代えて、キャリッジ101の一定の往復回
数ごと(所定スキャン毎)にしてもよく、さらに、最適
のタイミングを実現するために、以下で説明するような
時間間隔にしてもよい。
【0027】図4は図1中のコントローラ15の概略構
成を示すブロック図である。図4において、301は記
録装置の動作を統括して制御するCPUであり、302
はハードパワーオン状態で記憶を保持するRAMであ
り、304はプログラムや設定値を格納してあるROM
であり、306はキャリッジスキャン回数をカウントす
るカウンタであり、307はガイド軸モータ106を駆
動するためのガイド軸モータドライバである。前記RA
M302の中には、キャリッジ101のスキャン回数の
カウント値303が保持されている。また、前記ROM
304には、キャリッジスキャンカウント値303と比
較するためのあらかじめ設されたしきい値305が格納
されている。
【0028】図5はガイド軸103を回転させる場合の
動作手順を示すフローチャートである。図5において、
ハードパワーオンによりガイド軸回転のためのシーケン
スがスタートする。キャリッジ101のスキャン回数の
カウント値303をリセットする(手順401)。記録
動作又はメンテナンス動作によりキャリッジスキャン
(キャリッジ101の往復移動)が行われると(手順4
02)、キャリッジ101がスキャンした回数をカウン
タ306でカウントし、カウント値303を書き換える
(手順403)。次に、カウント値303がしきい値3
05と比較される(手順404)。ここで、カウント値
303としきい値305との比較は毎スキャンごとでも
よいが、例えば記録頁ごと等、まとまった動作ごとの後
に行ってもよい。カウント値303がしきい値305に
満たない場合には、再びキャリッジスキャン(手順40
2)、スキャン回数カウント(手順403)を繰り返
す。
【0029】カウント値303がしきい値305以上と
なった場合に、ガイド軸モータドライバ307によりガ
イド軸モータ106を駆動し、ガイド軸103の回転が
行われる(手順405)。その後、カウント値303を
再びリセットし(手順401)、上記の手順を繰り返
す。図5のシーケンスは、より上位のシーケンスによ
り、ハードパワーオフ等の割り込みにより終了させるこ
とができる。このように、キャリッジスキャン回数のし
きい値305により管理されたタイミングで間欠的にガ
イド軸103を回転することにより、必要以上の回転動
作を防ぐと共に、記録装置の性能を維持するのに必要な
適切な頻度で回転(本実施例ではカイド軸103の回
転)を行うことができる。
【0030】以上図1〜図5で説明した第1実施例によ
れば、スラスト軸受102とガイド軸103との間で回
転方向に相対運動させることから、その間の潤滑を良好
な状態に保つことができ、それによってキャリッジ走査
の安定性向上並びに記録装置の耐久性向上を図ることが
でき、さらに、スラスト軸受102及びガイド軸103
の偏摩耗も同時に防止することができ、高精度で耐久性
にすぐれたキャリッジ101の軸受機構を有する記録装
置が提供される。
【0031】前述の実施例では、キャリッジスキャン回
数をカウントしたが、それに代えて、記録装置の使用時
間、記録枚数、記録データ転送回数等をカウントし、そ
れぞれの場合に応じて設定されたしきい値と比較するこ
とで回転動作のタイミングを制御するように構成しても
よい。また、記録装置の放置等による潤滑油の偏り(軸
受102の下方に集まるなど)が発生する場合は、前述
のようなカウント対象(カウント要素)に代えて、連続
記録装置休止時間もしくはそれに相当する量をカウント
するのが好ましい。更に、上記の複数の要素の2つ以上
を並列してカウントし、それらを適宜組み合わせてもよ
く、このような組み合わせカウントにより、様々な状況
においても常に良好なキャリッジ動作を容易に保証する
ことが可能になる。
【0032】また、前述の実施例では、ガイド軸103
の回転量が405度である場合を説明したが、この回転
量は他の値に適宜設定できることはもちろんである。そ
の場合、スラスト軸受101及びガイド軸103の偏摩
耗を防ぐ意味では、回転の頻度を多くし、さらに細かい
位相ピッチで回転(本実施例では45度ピッチである)
させるのが好ましい。本実施例では潤滑油をガイド軸1
03と軸受102との間に介在させているが、潤滑油を
使用しない場合にも、上記の回転によりガイド軸103
の摩耗面の回転方向位置が変化するため、軸受機構の耐
久性を向上させることができる。
【0033】また、潤滑油の偏りを防ぐ意味では、同様
に回転の頻度を多く設定し、回転量を多くするととも位
相ピッチを180度に近づけるのが好ましい。しかしな
がら、軸受部に潤滑油を行き渡らせるだけであれば、ガ
イド軸103を整数回回転させるだけでもよく、相手
(スラスト軸受102)との回転方向位相をずらすこと
は必ずしも必要ではない。また、前述のように定期的も
しくは間欠的にガイド軸103を回動するのではなく、
記録動作中に常にガイド軸103を回転させてもよい。
【0034】図6は本発明を適用した記録装置の第2実
施例を一部破断して示す模式的斜視図である。本実施例
は、ガイド軸をシャーシ104に固定し、このガイド軸
に代えてスラスト軸受の方を回転可能にするものであ
り、この点で前述の第1実施例と相違している。すなわ
ち、図6において、501はキャリッジ101に回転可
能にかつスラスト方向には移動しないように装着された
スラスト軸受であり、502は前記スラスト軸受501
を回転駆動するためにキャリッジ101に搭載された軸
受モータ(アクチュエータ)である。
【0035】前記スラスト軸受501の外周には、前記
軸受モータ502側の駆動ギアと噛み合う被駆動ギアが
形成されており、該軸受モータ502の作動によりスラ
スト軸受501が回転駆動される。本実施例では、前記
スラスト軸受501に摺動可能に挿通されるガイド軸5
03は、その両端部でシャーシ104に固定され、回転
方向及びスラスト方向とも移動できないように固着され
ている。図6の第2実施例は、以上の点で図1の第1実
施例と相違し、その他の点では実質上同じ構成をしてお
り、それぞれ対応する部分を同一符号で示し、それらの
詳細説明は省略する。
【0036】図6において、第1実施例の場合と同様に
記録データが送られてくると、記録媒体111の給紙に
先立って、軸受モータ(アクチュエータ)502により
スラスト軸受501が回転駆動される。図7はスラスト
軸受501を回転駆動するときの該スラスト軸受501
及びガイド軸503の状態を示す断面図である。前記ス
ラスト軸受501の回転駆動により、該軸受501は図
7中の左の状態から右の状態へと回転方向に405度
(360度+45度)駆動される。このスラスト軸受5
01の回転駆動は、例えば、記録データが送られてくる
度ごとのタイミングで行われる。
【0037】この記録前の動作により、ガイド軸503
とスラスト軸受501との摺動部の回転方向相対位置が
変化し(前述のように位相が45度ずれるため)、ま
た、1周(360度)以上の回転により摺動部の潤滑油
がガイド軸503及びスラスト軸受501の全周に行き
渡ることになる。すなわち、前回の記録からの経過時間
がどの程度であっても、記録を開始するときは、常に安
定したキャリッジ往復運動と耐久性が約束される。ここ
では、スラスト軸受501の回転を独立した動作とした
が、キャリッジ101の往復移動とスラスト軸受501
の回転とを同時駆動すると、該軸受501に含浸してい
る潤滑油をガイド軸503全域に行き渡らせることがで
き、更に効果的である。
【0038】特に、スラスト軸受501として焼結軸受
を採用して潤滑油を含浸させている場合、長時間使用し
ていると重力により軸受501の下部に潤滑油が溜まっ
てしまう。この現象を防止するためには、前述の第1実
施例のようにガイド軸を回転させるよりも、潤滑油を多
く含浸しているスラスト軸受を回転させた方がより効果
的である。また、ガイド軸に対してスラスト軸受の摺動
面積が小さいことから、スラスト軸受の方が偏摩耗しや
すい状況にある。このことからも、スラスト軸受を回転
させる本実施例のメリットは非常に大きいと言える。
【0039】図6及び図7で説明した第2実施例によっ
ても、前述の第1実施例の場合と同様、スラスト軸受5
01とガイド軸503との間で回転方向に相対運動させ
ることから、その間の潤滑を良好な状態に保つことがで
き、それによってキャリッジ走査の安定性向上並びに記
録装置の耐久性向上を図ることができ、さらに、スラス
ト軸受501及びガイド軸503の偏摩耗も同時に防止
することができ、高精度で耐久性にすぐれたキャリッジ
101の軸受機構を有する記録装置が提供される。
【0040】前記スラスト軸受501を回転させるタイ
ミングは、前述の第1実施例と同様に記録データの転送
やキャリッジスキャンの回数をトリガとしてもよいし、
キャリッジスキャン毎や、記録枚数、記録装置使用時
間、連続記録休止時間などをスラスト軸受501の回転
タイミングのトリガとしてもよい。また、本実施例にお
いても、図7に示すように軸受501の回転量を405
度としたが、この回転量は他の値でも構わない。偏磨耗
を防ぐ意味では、回転の頻度を多く設定し、さらに細か
い位相ピッチで回転(本実施例では45度ピッチであ
る)させるのが好ましい。
【0041】本実施例では、ガイド軸503と軸受50
1の間に潤滑油が介在しているが、潤滑油を使用しない
場合にも、上記の回転により軸受501の摩耗面の相対
位置が変化するため軸受機構の耐久性が向上する。ま
た、潤滑油の偏りを防ぐ意味では、同様に回転の頻度を
多く設定し、回転量を多くして位相ピッチを180度に
近づけるのが好ましい。しかしながら、潤滑油を行き渡
らせるためだけであれば、スラスト軸受501を整数回
回転させるだけでもよく、位相をずらすことは必ずしも
必要ではない。また、上述のように定期的もしくは間欠
的にスラスト軸受501を回動させるのではなく、記録
中に常にスラスト軸受501を回転させてもよい。ま
た、ガイド軸及びスラスト軸受の双方の偏摩耗を効果的
に防ぐために、ガイド軸の方を回転させる前述の第1実
施例と組み合わせることにより、ガイド軸及びスラスト
軸受の両方を回転可能としてもよい。
【0042】図8は本発明を適用した記録装置の第3実
施例を一部破断して示す模式的斜視図である。本実施例
では、第1実施例の場合と同様、スラスト軸受102は
キャリッジ101に固定され、ガイド軸103はシャー
シ104に回転可能に軸支されている。図8において、
701は搬送モータ(アクチュエータ)114の駆動力
を伝達する搬送伝達ギアであり、702は切り替えアー
ムであり、703は切り替えギアであり、これらの要素
701、702、703により搬送モータ114の駆動
力を搬送駆動ギア113とガイド軸駆動ギア105のい
ずれかに選択的に切り替えるように構成されている。
【0043】図9は搬送モータ114の駆動力を搬送駆
動ギア113及びガイド軸駆動ギア105のいずれかに
切り替える動作を示す部分側面図である。図9の左側の
図は搬送駆動ギア113が駆動される場合を示し、図9
の右側の図はガイド軸駆動ギア105が駆動される場合
を示す。図9中の左側の状態では、搬送モータ114の
駆動力は、搬送伝達ギア701及び切り替えギア703
を介して搬送駆動ギア113へ伝達され、記録媒体11
1を搬送する。記録媒体111を搬送していないときに
も、通常この左側の状態で待機している。図8は、記録
装置が図9中の左側の状態にある場合、すなわち、搬送
駆動ギア113が駆動される状態にある場合を示してい
る。
【0044】ここで、前記切り替えギア703と切り替
えアーム702との間には不図示のフリクション機構で
あるバネが装着されており、搬送伝達ギア701の回転
力による切り替えギア703のアイドル回転より、該切
り替えギア703の公転(搬送伝達ギア701を中心と
する回転)が優先するようにフリクションが設定されて
いる。
【0045】図8及び図9において、記録データが送ら
れてくると、搬送モータ114が記録媒体111の搬送
時とは逆の方向に作動(逆回転)し、搬送伝達ギア70
1を逆回転させる。すると、切り替えアーム702に軸
支された切り替えギア703がガイド軸駆動ギア105
と噛み合うまで搬送伝達ギア701の周りを公転し、図
9中の右側の状態になる。その結果、搬送モータ(アク
チュエータ)114の駆動力がガイド軸駆動ギア105
に伝達され、ガイド軸103が連続的に回転駆動され
る。このような切り替え手段を設けることにより、ガイ
ド軸103を回動させるためのアクチュエータ(モー
タ)を追加することなく、既存の搬送モータ114を利
用してガイド軸103を連続的に回転させることがで
き、安価に目的を達成することができる。
【0046】図8及び図9の第3実施例では、ガイド軸
103を回転させるために搬送モータ114を利用した
が、この搬送モータに代えて、不図示の給紙用モータ
(アクチュエータ)や不図示の回復用モータ(アクチュ
エータ)など、前記ガイド軸103の回転以外の動作を
主に司るアクチュエータを利用してガイド軸103を回
転させるように構成してもよい。なお、前記回復用モー
タは、インクジェット記録装置における記録ヘッド10
1のインク吐出性能を正常状態に維持回復させるため
に、インクのポンピングや記録ヘッドのワイピング(拭
き払い清掃)を行う機構を駆動するためのものである。
【0047】この場合、記録用紙等の記録媒体111の
搬送中にも、ガイド軸103を回転させることができ
る。更には、キャリッジ駆動モータ108によりキャリ
ッジ101を記録領域外へ移動させ、キャリッジ101
のスラスト方向の力(ガイド軸に沿って移動する力)を
ガイド軸103の回転方向の力に変換させることにより
該ガイド軸103を回転させるように構成してもよい。
【0048】図8及び図9の第3実施例によれば、スラ
スト軸受102とガイド軸103との間で回転方向に連
続的に相対運動させることから、その間の潤滑を良好な
状態に保つことができ、それによってキャリッジ走査の
安定性向上並びに記録装置の耐久性向上を図ることがで
き、さらに、スラスト軸受102及びガイド軸103の
偏摩耗も同時に効果的に防止することができ、高精度で
耐久性にすぐれたキャリッジ101の軸受機構を有する
記録装置が提供される。
【0049】図10は本発明を適用した記録装置の第4
実施例を一部破断して示す模式的斜視図である。本実施
例では、図6及び図7の第2実施例の場合と同様、スラ
スト軸受501はキャリッジ101に対して回転可能に
装着され、ガイド軸503はその両端部でシャーシ10
4に固定されている。また、前記キャリッジ101のス
ラスト軸受501の外周にはギアが形成されている。一
方、記録装置のシャーシ104の一端部にはガイド軸伝
達ギア901が軸支されている。このガイド軸伝達ギア
901は、搬送モータ114の出力軸に設けられた駆動
ギアと駆動伝達可能にギア噛み合いされている。なお、
前記搬送モータ114は、その出力軸に設けられた駆動
ギアを搬送ローラ112の一端部に固定された搬送駆動
ギア113と噛み合わせることにより、前述の第1実施
例及び第2実施例の場合と同様に、搬送ローラ112と
回転駆動力伝達可能に連結されている。
【0050】そこで、記録データが送られてくると、搬
送モータ114が停止した状態で、キャリッジ101を
図示右端部へ移動させ、該キャリッジ101に設けられ
たスラスト軸受501の外周ギア部を前記ガイド軸伝達
ギア901と駆動伝達可能に噛み合わせるように構成さ
れている。そして、前記スラスト軸受501の外周ギア
部を前記ガイド軸伝達ギア901に噛み合わせた状態で
前記搬送モータ114を駆動することにより、該ガイド
軸伝達ギア901を介してスラスト軸受501を連続的
に回転させることができる。図10の第4実施例は、以
上説明した点で前述の第1実施例又は第2実施例と相違
しており、その他の点ではこれらの実施例と実質上同じ
構成をしており、それぞれ対応する部分を同一符号で示
し、それらの詳細説明を省略する。
【0051】図10の第4実施例によっても、スラスト
軸受501とガイド軸503との間で回転方向に連続的
に相対運動させることから、その間の潤滑を良好な状態
に保つことができ、それによってキャリッジ走査の安定
性向上並びに記録装置の耐久性向上を図ることができ、
さらに、スラスト軸受501及びガイド軸503の偏摩
耗も同時に効果的に防止することができ、高精度で耐久
性にすぐれたキャリッジ101の軸受機構を有する記録
装置が提供される。
【0052】図10の第4実施例によれば、前述の第2
実施例の場合と比べ、更に、スラスト軸受501を回転
駆動するアクチュエータ(モータ)をキャリッジ101
の外部に設けることにより、キャリッジ101の重量増
加を抑えることができるという効果が得られる。その結
果、キャリッジ101の挙動の安定性を向上させること
ができ、さらにキャリッジ101の往復運動時の振動を
抑制することができ、キャリッジ101の駆動効率を向
上させることが可能になる。また、スラスト軸受501
の回転と記録媒体111の搬送を同一のアクチュエータ
(共通の搬送モータ114)でまかなうことができ、本
発明の基本的な効果に加えて、消費電力の増加やコスト
の上昇を抑制できるという効果が得られる。
【0053】図10の第4実施例では、スラスト軸受5
01を回転させるのに搬送モータ114を使用したが、
この搬送モータに代えて、不図示の給紙用モータ(アク
チュエータ)や不図示の回復用モータ(アクチュエー
タ)など、前記スラスト軸受501の回転以外の動作を
主に司るアクチュエータ(モータ)を利用してスラスト
軸受501を連続的に回転させるように構成してもよ
い。なお、前記回復用モータは、インクジェット記録装
置における記録ヘッド101のインク吐出性能を正常状
態に維持回復させるために、インクのポンピングや記録
ヘッドのワイピング(拭き払い清掃)を行う機構を駆動
するためのものである。
【0054】この場合、記録用紙等の記録媒体111の
搬送中にも、スラスト軸受501を回転させることがで
きる。更には、キャリッジ駆動モータ108によりキャ
リッジ101を記録領域外へ移動させ、キャリッジ10
1のスラスト方向の力(ガイド軸に沿って移動する力)
をスラスト軸受501の回転方向の力に変換させること
により該スラスト軸受501を回転させるように構成し
てもよい。
【0055】なお、以上の実施例では、記録手段(記録
ヘッド)がインクジェット記録ヘッドである記録装置の
場合を例示したが、本発明は、ワイヤドット式、サーマ
ル式、レーザービーム式等、他の記録方式を用いる記録
装置においても同様に実施することができ、同様の効果
を達成できるものである。
【0056】また、本発明は、1個の記録手段を用いる
記録装置に限られるものではなく、異なる色で記録する
複数の記録ヘッドを用いるカラー記録装置、あるいは同
一色彩で異なる濃度で記録する複数の記録ヘッドを用い
る階調記録装置、さらには、これらを組み合わせた方式
の記録装置の場合にも、同様に適用することができ、同
様の効果を達成し得るものである。
【0057】さらに、本発明は、インクジェット記録装
置の場合、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換
可能なインクカートリッジを用いる構成、インクカート
リッジとキャリッジを一体化する構成、記録手段記録ヘ
ッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用
のチューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインク
タンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用する
ことができ、同様の効果が得られるものである。
【0058】なお、本発明は、インクジェット記録装置
が、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる
記録手段を使用するものである場合にも適用できるが、
中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式
の記録手段を使用するインクジェット記録装置において
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれ
ば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからであ
る。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録手段を搭載したキャリッジと記
録媒体搬送手段とを備え、記録媒体の搬送方向と交叉す
る方向にキャリッジを移動させて記録媒体に記録を行う
記録装置において、前記キャリッジに設けられたスラス
ト軸受と、前記キャリッジを案内支持するために前記軸
受にスラスト方向に摺動可能に挿通されたガイド軸とを
有し、前記スラスト軸受及び前記ガイド軸の一方又は両
方が回転可能であり、前記スラスト軸受及び前記ガイド
軸を回転方向に相対運動させる構成としたので、スラス
ト軸受とガイド軸との間で回転方向に相対運動させるこ
とから、その間の潤滑を良好な状態に保つことができ、
それによってキャリッジ走査の安定性向上並びに記録装
置の耐久性向上を図ることができ、さらに、スラスト軸
受及びガイド軸の偏摩耗も同時に防止することができ、
高精度で耐久性にすぐれたキャリッジの軸受機構を有す
る記録装置が提供される。
【0060】請求項2〜5の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、前記ガイド軸を回転可能にするとと
もに、該ガイド軸を回転させるアクチュエータを設け、
前記ガイド軸を定期的又は間欠的に回転させる構成、前
記スラスト軸受を回転可能にするとともに、該スラスト
軸受を回転させるアクチュエータを設け、前記スラスト
軸受を定期的又は間欠的に回転させる構成、前記ガイド
軸の回転以外の動作を主に司るアクチュエータが該ガイ
ド軸を回転させるアクチュエータを兼ねる構成、あるい
は、前記スラスト軸受の回転以外の動作を主に司るアク
チュエータが該スラスト軸受を回転させるアクチュエー
タを兼ねる構成としたので、一層効率よく上記効果を達
成できる記録装置が提供される。
【0061】請求項6及び7の発明によれば、上記請求
項1の構成に加えて、前記回転により前記ガイド軸と前
記スラスト軸受との間の回転方向の相対位相をずらす構
成、あるいは、前記回転により前記ガイド軸と前記スラ
スト軸受の相対回転角度を360度以上ずらす構成とし
たので、上記効果に加えて、ガイド軸及びスラスト軸受
の偏摩耗をさらに効果的に防止し得るという効果が得ら
れる。
【0062】請求項8〜11の発明によれば、上記請求
項1の構成に加えて、前記記録装置の使用時間もしくは
使用時間に相当するカウント数をカウントするカウント
手段と、カウントした値と比較するためのしきい値とを
有する構成、記録枚数もしくは記録データ転送のカウン
ト数をカウントするカウント手段と、カウントした値と
比較するためのしきい値とを有する構成、前記キャリッ
ジのスキャン回数もしくはスキャン回数に相当するカウ
ント数をカウントするカウント手段と、カウントした値
と比較するためのしきい値とを有する構成、あるいは、
前記記録装置の連続不使用時間もしくは連続不使用時間
に相当するカウント数をカウントするカウント手段と、
カウントした値と比較するためのしきい値とを有する構
成とし、それぞれの構成において、前記カウント数が前
記しきい値以上になった場合に前記回転を行うように構
成したので、さらに効率よく上記効果を達成できる記録
装置が提供される。
【0063】請求項12の発明によれば、記録手段を搭
載したキャリッジと記録媒体搬送手段とを備え、記録媒
体の搬送方向と交叉する方向にキャリッジを移動させて
記録媒体に記録を行う記録装置において、前記キャリッ
ジに設けられたスラスト軸受と、前記キャリッジを案内
支持するために前記スラスト軸受にスラスト方向に摺動
可能に挿通された回転可能なガイド軸と、前記ガイド軸
を回転させるアクチュエータとを有し、前記ガイド軸を
連続的に回転させる構成としたので、スラスト軸受とガ
イド軸との間で回転方向に相対運動させることから、そ
の間の潤滑を良好な状態に保つことができ、それによっ
てキャリッジ走査の安定性向上並びに記録装置の耐久性
向上を図ることができ、さらに、ガイド軸を連続的に回
転させることから、スラスト軸受及びガイド軸の偏摩耗
も同時に一層効果的に防止することができ、高精度で耐
久性にすぐれたキャリッジの軸受機構を有する記録装置
が提供される。
【0064】請求項13の発明によれば、記録手段を搭
載したキャリッジと記録媒体搬送手段とを備え、記録媒
体の搬送方向と交叉する方向にキャリッジを移動させて
記録媒体に記録を行う記録装置において、前記キャリッ
ジに設けられた回転可能なスラスト軸受と、前記キャリ
ッジを案内支持するために前記スラスト軸受にスラスト
方向に摺動可能に挿通されたガイド軸と、前記スラスト
軸受を回転させるアクチュエータとを有し、前記スラス
ト軸受を連続的に回転させる構成としたので、スラスト
軸受とガイド軸との間で回転方向に相対運動させること
から、その間の潤滑を良好な状態に保つことができ、そ
れによってキャリッジ走査の安定性向上並びに記録装置
の耐久性向上を図ることができ、さらに、スラスト軸受
を連続的に回転させることから、スラスト軸受及びガイ
ド軸の偏摩耗も同時に一層効果的に防止することがで
き、高精度で耐久性にすぐれたキャリッジの軸受機構を
有する記録装置が提供される。
【0065】請求項14及び15の発明によれば、上記
請求項1の構成に加えて、前記ガイド軸と前記スラスト
軸受との間に潤滑油が介在している構成、あるいは、前
記スラスト軸受が潤滑油を含浸した焼結軸受である構成
としたので、上記効果に加えて、一層効率よくガイド軸
及びスラスト軸受の摩耗を防止できる記録装置が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置の第1実施例を一部
破断して示す模式的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図3】図1中のガイド軸の回転前後における該ガイド
軸及びスラスト軸受の状態を示す断面図である。
【図4】図1中のコントローラの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】図1の記録装置においてガイド軸を回転させる
場合の動作手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明を適用した記録装置の第2実施例を一部
破断して示す模式的斜視図である。
【図7】図6中のスラスト軸受の回転前後における該ス
ラスト軸受及びガイド軸の状態を示す断面図である。
【図8】本発明を適用した記録装置の第3実施例を一部
破断して示す模式的斜視図である。
【図9】図8中の搬送モータの駆動力の伝達を搬送駆動
ギアとガイド軸駆動ギアとの間で切り替える動作を示す
部分側面図である。
【図10】本発明を適用した記録装置の第4実施例を一
部破断して示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
81 吐出口面 82 吐出口 84 液路 85 電気熱変換体 101 キャリッジ(記録手段) 102 スラスト軸受 103 ガイド軸(回転可能) 104 シャーシ 105 ガイド軸駆動ギア 106 ガイド軸モータ(アクチュエータ) 107 駆動ベルト 108 キャリッジ駆動モータ(アクチュエータ) 110 給紙手段 111 記録媒体(記録用紙) 112 搬送ローラ 113 搬送駆動ギア 114 搬送モータ(アクチュエータ) 115 コントローラ 301 CPU 302 RAM 303 キャリッジスキャンカウント値 304 ROM 305 しきい値 306 カウンタ 307 ガイド軸モータドライバ 501 スラスト軸受(回転可能) 502 軸受モータ(アクチュエータ) 503 ガイド軸 701 搬送伝達ギア 702 切り替えアーム 703 切り替えギア 901 ガイド軸伝達ギア

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段を搭載したキャリッジと記録
    媒体搬送手段とを備え、記録媒体の搬送方向と交叉する
    方向にキャリッジを移動させて記録媒体に記録を行う記
    録装置において、 前記キャリッジに設けられたスラスト軸受と、前記キャ
    リッジを案内支持するために前記軸受にスラスト方向に
    摺動可能に挿通されたガイド軸とを有し、前記スラスト
    軸受及び前記ガイド軸の一方又は両方が回転可能であ
    り、前記スラスト軸受及び前記ガイド軸を回転方向に相
    対運動させることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録手段を搭載したキャリッジと記録
    媒体搬送手段とを備え、記録媒体の搬送方向と交叉する
    方向にキャリッジを移動させて記録媒体に記録を行う記
    録装置において、 前記キャリッジに設けられたスラスト軸受と、前記キャ
    リッジを案内支持するために前記スラスト軸受にスラス
    ト方向に摺動可能に挿通された回転可能なガイド軸と、
    前記ガイド軸を回転させるアクチュエータとを有し、前
    記ガイド軸を定期的又は間欠的に回転させることを特徴
    とする記録装置。
  3. 【請求項3】 記録手段を搭載したキャリッジと記録
    媒体搬送手段とを備え、記録媒体の搬送方向と交叉する
    方向にキャリッジを移動させて記録媒体に記録を行う記
    録装置において、 前記キャリッジに設けられた回転可能なスラスト軸受
    と、前記キャリッジを案内支持するために前記スラスト
    軸受にスラスト方向に摺動可能に挿通されたガイド軸
    と、前記スラスト軸受を回転させるアクチュエータとを
    有し、前記スラスト軸受を定期的又は間欠的に回転させ
    ることを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド軸の回転以外の動作を主に
    司るアクチュエータが該ガイド軸を回転させるアクチュ
    エータを兼ねることを特徴とするる請求項2に記載の記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記スラスト軸受の回転以外の動作を
    主に司るアクチュエータが該スラスト軸受を回転させる
    アクチュエータを兼ねることを特徴とするる請求項3に
    記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記回転により前記ガイド軸と前記ス
    ラスト軸受との間の回転方向の相対位相をずらすことを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記回転により前記ガイド軸と前記ス
    ラスト軸受の相対回転角度を360度以上ずらすことを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録装置の使用時間もしくは使用
    時間に相当するカウント数をカウントするカウント手段
    と、カウントした値と比較するためのしきい値とを有
    し、前記カウント数が前記しきい値以上になった場合に
    前記回転を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かに記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 記録枚数もしくは記録データ転送のカ
    ウント数をカウントするカウント手段と、カウントした
    値と比較するためのしきい値とを有し、前記カウント数
    が前記しきい値以上になった場合に前記回転を行うこと
    を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記キャリッジのスキャン回数もし
    くはスキャン回数に相当するカウント数をカウントする
    カウント手段と、カウントした値と比較するためのしき
    い値とを有し、前記カウント数が前記しきい値以上にな
    った場合に前記回転を行うことを特徴とする請求項1〜
    9のいずれかに記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録装置の連続不使用時間もし
    くは連続不使用時間に相当するカウント数をカウントす
    るカウント手段と、カウントした値と比較するためのし
    きい値とを有し、前記カウント数が前記しきい値以上に
    なった場合に前記回転を行うことを特徴とする請求項1
    〜10のいずれかに記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 記録手段を搭載したキャリッジと記
    録媒体搬送手段とを備え、記録媒体の搬送方向と交叉す
    る方向にキャリッジを移動させて記録媒体に記録を行う
    記録装置において、 前記キャリッジに設けられたスラスト軸受と、前記キャ
    リッジを案内支持するために前記スラスト軸受にスラス
    ト方向に摺動可能に挿通された回転可能なガイド軸と、
    前記ガイド軸を回転させるアクチュエータとを有し、前
    記ガイド軸を連続的に回転させることを特徴とする記録
    装置。
  13. 【請求項13】 記録手段を搭載したキャリッジと記
    録媒体搬送手段とを備え、記録媒体の搬送方向と交叉す
    る方向にキャリッジを移動させて記録媒体に記録を行う
    記録装置において、 前記キャリッジに設けられた回転可能なスラスト軸受
    と、前記キャリッジを案内支持するために前記スラスト
    軸受にスラスト方向に摺動可能に挿通されたガイド軸
    と、前記スラスト軸受を回転させるアクチュエータとを
    有し、前記スラスト軸受を連続的に回転させることを特
    徴とする記録装置。
  14. 【請求項14】 前記ガイド軸と前記スラスト軸受と
    の間に潤滑油が介在していることを特徴とする請求項1
    〜13のいずれかに記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記スラスト軸受が潤滑油を含浸し
    た焼結軸受であることを特徴とする請求項1〜14のい
    ずれかに記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記録手段が吐出口からインクを
    吐出して記録を行うインクジェット記録手段であること
    を特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の記録装
    置。
  17. 【請求項17】 前記インクジェット記録手段がイン
    クを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する
    電気熱変換体を備えていることを特徴とする請求項16
    に記載の記録装置。
  18. 【請求項18】 前記インクジェット記録手段が前記
    電気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに生
    じる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011011345A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Canon Inc キャリッジ案内装置、並びに記録装置および画像読取装置
JP2013233710A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Canon Inc インクジェット記録装置及び攪拌方法
JP2015031231A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 株式会社クボタ エンジンの回転軸の軸受装置

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