JP2000249383A - 空気調和機及びその運転方法 - Google Patents

空気調和機及びその運転方法

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JP2000249383A
JP2000249383A JP11046746A JP4674699A JP2000249383A JP 2000249383 A JP2000249383 A JP 2000249383A JP 11046746 A JP11046746 A JP 11046746A JP 4674699 A JP4674699 A JP 4674699A JP 2000249383 A JP2000249383 A JP 2000249383A
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JP
Japan
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air
air conditioner
blower
heat exchanger
filter
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JP11046746A
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English (en)
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Isao Arai
功 新井
Yukio Tobi
幸生 鳶
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に付着・堆積した塵埃などを容易に除去
することができる空気調和機を提供する。 【解決手段】 空気調和機ACは、送風機6、7の運転
により吸込口9から吸引され、利用側熱交換器3、4と
熱交換した空気を、吹出口11、12より被調和室1内
に吹き出すものであって、吸込口9の内側に設けられ、
塵埃吸着用のペーパーフィルタPFが設けられる保持部
15と、クリーニングスイッチの操作により、送風機
6、7を逆回転で運転するコントローラとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器と熱交換
した空気を被調和室内に吹き出して空調する空気調和機
及びその運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種空気調和機は、例えば特開
平10−122592号公報に天井埋込型空気調和機と
して示されている。即ち、空気調和機のユニット(室内
ユニット)は被調和室内の天井内部に収納され、このユ
ニット内には熱交換器と送風機が取り付けられている。
【0003】この熱交換器は、室外に設置されたユニッ
ト(室外ユニット)と所定の冷媒回路を構成し、冷房/
暖房作用を発揮する。そして、送風機によって吸込口か
ら被調和室内の空気を吸引し、熱交換器と熱交換させた
後、吹出口から被調和室内に吹き出して空調するもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ユニッ
ト内には被調和室内の空気中に含まれる塵埃が侵入す
る。この場合、吸込口には塵埃除去用のフィルタが通常
セットされ、空調運転中はこのフィルタを通して被調和
室内の空気を吸引するものであるが、通風性能を考慮す
ればフィルタの塵埃除去能力にも限界があり、細かい塵
埃はどうしてもユニット内部に吸引され、熱交換器や送
風機、或いは、ユニット内壁面に付着する。
【0005】このような塵埃がユニット内部に付着・堆
積すると、当然に熱交換器の目詰まりが発生して空調能
力が低下してしまうと共に、雑菌の繁殖によって極めて
不衛生となり、悪臭なども発生する問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、内部に付着・堆積した塵
埃などを容易に除去することができる空気調和機及びそ
の運転方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の空気調
和機は、送風機の運転により吸込口から吸引され、熱交
換器と熱交換した空気を、吹出口より被調和室内に吹き
出すものであって、吸込口の内側に設けられ、塵埃吸着
用のフィルタが設けられる保持部と、スイッチの操作に
より、送風機を逆回転で運転する制御装置とを備えたこ
とを特徴とする。
【0008】請求項1の発明によれば、送風機の運転に
より吸込口から吸引され、熱交換器と熱交換した空気
を、吹出口より被調和室内に吹き出す空気調和機におい
て、吸込口の内側に設けられ、塵埃吸着用のフィルタが
設けられる保持部と、スイッチの操作により、送風機を
逆回転で運転する制御装置とを備えているので、保持部
に塵埃吸着用のフィルタを保持させ、スイッチを操作し
て制御装置により送風機を逆回転で運転することによ
り、被調和室内の空気は吹出口から吸引され、送風機を
経て熱交換器を通過した後、フィルタを介して吸込口か
ら吹き出されるようになる。
【0009】これにより、通常の空調運転中に送風機や
熱交換器などの機器に付着・堆積した塵埃を逆風によっ
て吹き飛ばし、フィルタに吸着させることが可能とな
る。これにより、内部機器のメンテナンス作業性が著し
く改善されるものである。
【0010】請求項2の発明の空気調和機の運転方法
は、送風機の運転により吸込口から吸引され、熱交換器
と熱交換した空気を、吹出口より被調和室内に吹き出す
空気調和機において、吸込口の内側に塵埃吸着用のフィ
ルタを取り付けた後、送風機を逆回転で運転し、その
後、フィルタを撤去することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明によれば、送風機の運転に
より吸込口から吸引され、熱交換器と熱交換した空気
を、吹出口より被調和室内に吹き出す空気調和機におい
て、吸込口の内側に塵埃吸着用のフィルタを取り付けた
後、送風機を逆回転で運転し、その後、フィルタを撤去
するので、送風機の逆回転により被調和室内の空気を吹
出口から吸引し、送風機を経て熱交換器を通過させた
後、フィルタを介して吸込口から吹き出すことになる。
【0012】これにより、通常の空調運転中に送風機や
熱交換器などの機器に付着・堆積した塵埃を逆風によっ
て吹き飛ばし、フィルタに吸着させることができるよう
になるので、内部機器のメンテナンス作業性が著しく改
善されるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用する空気調和機A
Cの利用側ユニット(室内ユニット)Aの断面図、図2
は空気調和機ACの冷媒回路図、図3は利用側ユニット
Aの電気回路図、図7は利用側ユニットAが設置された
被調和室1を示している。
【0014】図1及び図7において、利用側ユニットA
は板金製の本体2内に二つの利用側熱交換器(室内側熱
交換器)3、4と、それぞれクロスフローファンから成
る二台の送風機6、7を内蔵して構成されており、被調
和室1の天井面8を塞ぐように天井内部に嵌め込まれて
いる。天井面8と略面一となる本体2の下面中央には吸
込口9が形成されており、その両側方には吹出口11、
12が形成されている。
【0015】また、前記吸込口9の下側には塵埃除去用
のフィルタ10が挿脱可能に取り付けられており、吸込
口9の上側(内側)両側には、後述する塵埃吸着用のペ
ーパーフィルタPFの保持部15が形成されている。
尚、図1には既にこのペーパーフィルタPFが取り付け
られた状態を示しているが、後述する空調運転中には撤
去されているものとする。
【0016】前記利用側熱交換器3及び4は、それぞれ
の下端が前記吸込口9の両側に位置し、上端が吸込口9
の中央上方に近接するように傾斜して配置されており、
送風機6、7は各利用側熱交換器3、4と各吹出口1
1、12の間に配置される。そして、各送風機6、7が
運転(正回転)されると、前記フィルタ10を通過する
際に塵埃を除去された被調和室1内の空気が吸込口9か
ら利用側ユニットA内に吸引され、各利用側熱交換器
3、4内に流入する。
【0017】そして、利用側熱交換器3に流入して熱交
換した調和空気は、送風機6にて加速され、吹出口11
から被調和室1内に吹き出される。また、利用側熱交換
器4に流入して熱交換した調和空気は、送風機7にて加
速され、吹出口12から被調和室1内に吹き出される。
【0018】この場合、各吹出口11、12には風向板
としてのフラップ13、14がそれぞれ取り付けられて
おり、このフラップ13、14の角度によって調和空気
の吹き出し方向が制御される。また、利用側ユニットA
の下面には後述するリモートコントローラからの赤外線
の受信器16が取り付けられている。
【0019】尚、実施例で利用側ユニットAは被調和室
1の天井面8の略中央に設置されており、図7に破線で
示す被調和室1の中央から向かって左側のゾーン(領
域;例えばリビング)Z1に吹出口11が位置し、右側
のゾーン(領域;例えばダイニング)Z2に吹出口12
が位置しているものとする。
【0020】次に、図2において実施例の空気調和機A
Cは、前述の如く室内に取り付けられた天井嵌め込み型
の前記利用側ユニットAと、屋外に設置された熱源側ユ
ニット(室外ユニット)Bとから成り、両者は冷媒配管
21により接続される。
【0021】この図において、22はインバータにより
周波数制御される所謂インバータ圧縮機(能力可変型の
圧縮機。以下、圧縮機という。)である。圧縮機の能力
可変手段としてはこの他にDCモータを用いた場合には
電圧制御又は容量可変弁を用いた場合の吐出量制御など
もある。23は冷房/暖房運転時の冷媒の流れを切り換
えるための四方切換弁、24は熱源側熱交換器(室外側
熱交換器)、25は電動膨張弁、26、27は分流用電
動膨張弁、3、4は前記利用側熱交換器、28はアキュ
ームレータである。
【0022】この場合、利用側熱交換器3は分流用電動
膨張弁26と直列に接続されると共に、利用側熱交換器
4は分流用電動膨張弁27と直列接続され、更に各直列
回路が相互に並列に接続された構成とされている。
【0023】係る構成で圧縮機22から吐出された冷媒
は、四方切換弁23の切り替わり位置に応じて冷房運
転、暖房運転、ドライ運転の3つのモードに従い、流れ
る方向が決まる。
【0024】即ち、冷房運転時には、圧縮機22から吐
出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁23、熱源側熱
交換器24、電動膨張弁25を経た後、分流され、一方
は分流用電動膨張弁26を経て利用側熱交換器3に、他
方は分流用電動膨張弁27を経て利用側熱交換器4に流
れる。そして、各利用側熱交換器3、4を出た冷媒は合
流し、四方切換弁23、アキュームレータ28の順序で
循環する。このとき、熱源側熱交換器24が凝縮器、各
利用側熱交換器3、4が蒸発器として機能する。
【0025】次に、暖房運転時には、圧縮機22から吐
出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁23を出た後、
分流され、一方は利用側熱交換器3を経て分流用電動膨
張弁26に、他方は利用側熱交換器4を経て分流用電動
膨張弁27に流される。そして、電動膨張弁25、熱源
側熱交換器24、四方切換弁23、アキュームレータ2
8の順序で循環する。このとき、各利用側熱交換器3、
4が凝縮器、熱源側熱交換器24が蒸発器として機能す
る。
【0026】尚、ドライ運転時は前記冷房運転時の流れ
と同様となるが、電動膨張弁25が全開となり、各利用
側熱交換器3、4内部において前段が凝縮器、その後減
圧されて後段が蒸発器として機能することにより、除湿
作用を奏するよう構成されている。
【0027】次に、図3において、33は汎用のマイク
ロコンピュータから構成されるコントローラ(コントロ
ール基板)であり、このコントローラ33には、被調和
室1内の温度を検出するために利用側ユニットAに取り
付けられた室温センサ30と、入口温度センサ34、3
5と、熱交温度センサ36、37と、出口温度センサ3
8、39が接続されている。
【0028】前記入口温度センサ34は図2に示す如
く、前記冷房運転時に利用側熱交換器3の冷媒入口側と
なる配管に添設されており、入口温度センサ35は同じ
く冷房運転時に利用側熱交換器4の冷媒入口側となる配
管に添設されている。また、前記熱交温度センサ36は
利用側熱交換器3に取り付けられており、熱交温度セン
サ37は利用側熱交換器4に取り付けられている。更
に、出口温度センサ38は前記冷房運転時に利用側熱交
換器3の冷媒出口側となる配管に添設されており、出口
温度センサ39は同じく冷房運転時に利用側熱交換器4
の冷媒出口側となる配管に添設されている。
【0029】また、コントローラ33には前記フラップ
13及びフラップ14を駆動して角度(風向)を調節す
るステッピングモータから成るフラップモータ41、4
2が接続されると共に、前記送風機6、7を駆動するD
Cモータから成るファンモータ43、44が接続され、
更に、センサ基板46も接続される。このセンサ基板4
6には前記受信器16が設けられると共に、LEDから
成るランプ46A〜46Dも設けられている。
【0030】更に、コントローラ33には前記分流用電
動膨張弁26及び27を駆動して各利用側熱交換器3、
4への冷媒流量(開度)を調節するステッピングモータ
から成る弁モータ47、48も接続される。更にまた、
コントローラ33にはクリーニングスイッチ50も設け
られている。尚、このクリーニングスイッチ50は通常
はOFFされているものとする。
【0031】そして、コントローラ33は端子板49か
らケーブルを介して熱源側ユニットBの図示しないコン
トロール基板(コントローラ)に電気的に接続される。
【0032】次に、図4、図5、図6を用いて実施例で
使用されるメインリモートコントローラ51と、サブリ
モートコントローラ52の構造を説明しながら、空気調
和機ACの動作を説明する。メインリモートコントロー
ラ51は図4、図5に示す如く硬質合成樹脂にて構成さ
れており、その本体53の正面上部には表示部としての
液晶表示部54が設けられている。
【0033】この本体53は開閉自在のカバー56にて
覆われており、前記液晶表示部54の一部はこのカバー
56の窓孔57から視認できるように構成されている。
このカバー56の窓孔57の下側には温度設定スイッチ
58と運転/停止スイッチ59が取り付けられると共
に、その下側にはフルネルレンズFと図示しない焦電セ
ンサから構成される人感センサ61が取り付けられてい
る。
【0034】液晶表示部54には設定温度などが表示さ
れると共に、この設定温度は前記温度設定スイッチ58
の操作にて上昇・降下設定することができる。前記運転
/停止スイッチ59の操作に基づき、コントローラ33
は空気調和機ACの運転・停止を行う。尚、62は本体
54の上端部に配設された赤外線発光部である。コント
ローラ33は、センサ基板46の受信器16にてメイン
リモートコントローラ51からの赤外線信号を受信し、
当該受信した信号に基づく設定温度などのデータ、或い
は利用側ユニットA自体に設けられた前記クリーニング
スイッチ50(通常OFF)などによる設定データと、
メインリモートコントローラ51内部に設けられた温度
センサ(室温センサ)、前記室温センサ30及び各温度
センサ34〜39の出力に基づき、送風機6と送風機7
のファンモータ43、44及びフラップモータ41、4
2の運転(駆動)を制御すると共に、端子板49から熱
源側ユニットBに制御信号を送信して圧縮機22や四方
切換弁23などを制御することによって、室内温度を前
記設定温度に調節する空調運転を実行する。
【0035】一方、メインリモートコントローラ51の
本体53正面の液晶表示部54の下側には、空気調和機
ACの運転状態を詳細に設定するための各種スイッチが
設けられる。図5において63は運転切換スイッチであ
り、この運転切換スイッチ63によって空気調和機AC
は前記冷房運転、暖房運転、ドライ運転に切り替えられ
る。尚、各運転状態の表示は液晶表示部54にて成され
る。また、64、66は前記各フラップモータ41、4
2によってフラップ13、14の角度をそれぞれ調節す
るための風向スイッチであり、この風向スイッチ64、
66により「自動」、「セレクト」、「スイング」の3
ポジションで設定が切り換えられる。コントローラ33
は「自動」に設定された場合、当該フラップ13、14
を前記各運転状態に応じて予め設定された角度に制御す
る。また、「セレクト」では好みの角度に調整可能とな
る。更に、「スイング」では自動的にフラップ13、1
4をスイング動作させる。また、この表示も液晶表示部
54に表示される。
【0036】67は送風機6及び7のファンモータ4
3、44の回転数によって吹出口11、12から吹き出
される風量を設定する風量スイッチであり、この風量ス
イッチ64によって風量は「自動」、「強」、「中」、
「弱」に切り替えることができる。また、この送風量も
液晶表示部54に表示される。また、68は後述するゾ
ーン制御運転を実行するためのゾーンスイッチである。
更に、69はタイマ予約運転を設定するためのスイッチ
群である。
【0037】係る構成のメインリモートコントローラ5
1は被調和室1のゾーンZ1の壁面に取り付けられ(図
7)、自らに内蔵された温度センサのデータや各スイッ
チによるデータを赤外線にて利用側ユニットAの受信器
16に送信する。
【0038】また、人感センサ61は被調和室1のゾー
ンZ1内における人体動作を検知する。メインリモート
コントローラ51はこの人感センサ61の検知データも
同様に赤外線にて受信器16に送信する。
【0039】一方、サブリモートコントローラ52は図
6に示す如く硬質合成樹脂にて構成されており、その正
面には前述同様の構造の人感センサ71と、サブリモー
トコントローラ52を使用するか否かを設定する入/切
スイッチ72が設けられ、更にその上端部には赤外線発
光部73が設けられている。
【0040】係る構成のサブリモートコントローラ52
は被調和室1のゾーンZ2の壁面に取り付けられる(図
7)。そして、人感センサ71は被調和室1のゾーンZ
2内における人体動作を検知し、サブリモートコントロ
ーラ52はこの人感センサ71の検知データを赤外線に
て受信器16に送信する。
【0041】ここで、受信器16には二つの受信部が内
蔵されており、それぞれがメインリモートコントローラ
51とサブリモートコントローラ52の方向に向けられ
ている。そして、赤外線の受信感度の相違により、何れ
のリモートコントローラからのデータであるかをコント
ローラ33は判断する。
【0042】尚、係る構成に限らず、ステッピングモー
タにて一つの受信部を動作させ、受信感度の相違からリ
モートコントローラを識別するようにしても良い。
【0043】次に、前記ゾーンスイッチ68が操作され
た場合に実行されるゾーン制御運転について説明する。
このゾーンスイッチ68の操作により、ゾーン制御運転
は「ゾーン1」、「ゾーン2」、「自動」の3ポジショ
ンでコントローラ33により実行される。
【0044】そして、「ゾーン1」に設定された場合、
コントローラ33はゾーンZ1の空調の優先度を高く
し、送風機6のファンモータ43は通常の回転数で運転
すると共に、送風機7のファンモータ44の回転数は低
速(L)とする。これによって、調和空気は主に吹出口
11から被調和室1のゾーンZ1に向けて優先的に吹き
出されるようになるので、ゾーンZ1(リビング)のみ
に使用者が存在する場合に、快適で効率的なゾーンZ1
の空調が可能となる。
【0045】また、「ゾーン2」に設定された場合、コ
ントローラ33はゾーンZ2の空調の優先度を高くし、
送風機7のファンモータ44は通常の回転数で運転する
と共に、送風機6のファンモータ43の回転数は低速
(L)とする。これによって、調和空気は主に吹出口1
2から被調和室1のゾーンZ2に向けて吹き出されるよ
うになるので、ゾーンZ2(キッチン)のみに使用者が
存在する場合に、快適で効率的な空調が可能となる。
【0046】更に、「自動」に設定された場合、コント
ローラ33は各リモートコントローラ51、52の人感
センサ61、71の検知動作によって各ゾーンZ1、Z
2の空調の優先度を決定する。即ち、メインリモートコ
ントローラ51の人感センサ61が人体動作を検知して
おり、サブリモートコントローラ52の人感センサ71
は人体動作を検知していない場合には、ゾーンZ1の空
調の優先度を高くする。
【0047】逆に、メインリモートコントローラ51の
人感センサ61は人体動作を検知しておらず、サブリモ
ートコントローラ52の人感センサ71が人体動作を検
知している場合には、ゾーンZ2の空調の優先度を高く
する。
【0048】そして、双方のリモートコントローラ5
1、52の人感センサ61、71が人体動作を検知して
いる場合には、優先度は設けない。
【0049】これにより、一人の使用者が被調和室1内
のゾーンZ1からゾーンZ2に渡って移動する場合など
に、自動的に使用者が存在するゾーンに向けて優先的に
空調が行われるようになるので、一々ゾーン設定を行う
こと無く使用者の存在するゾーンを優先空調できるよう
になり、操作性が向上する。また、被調和室1のゾーン
Z1とゾーンZ2の双方に使用者が存在する場合には自
動的に優先度は解除されるので、これによっても更なる
快適性の改善が図れる。
【0050】ここで、上記の如き空調運転によってフィ
ルタ10を通過してしまった空気中の塵埃は利用側熱交
換器3、4や送風機6、7、及び、利用側ユニットA内
壁面に付着して堆積する。そこで、定期的に利用側ユニ
ットAのクリーニングを実行する。
【0051】この場合は、先ずフィルタ10を取り外す
(これは別途洗浄して置く)。次に、保持部15に前記
ペーパーフィルタPFを保持させて着脱自在にセットす
る。次に、前記クリーニングスイッチ50をONしてメ
インリモートコントローラ51の運転/停止スイッチ5
9を押す。
【0052】コントローラ33はクリーニングスイッチ
50がONされている状態で運転が開始されると、送風
機6、7のファンモータ43、44の回転数を高速
(H)として逆回転させると共に、フラップモータ4
1、42によってフラップ13、14の先端を下げ、吹
出口11、12を全開状態とするクリーニングモードを
実行する。
【0053】これにより、被調和室1内の空気は今度は
吹出口11、12から吸引され、送風機6、7を経て利
用側熱交換器3、4を高速で通過した後、ペーパーフィ
ルタPFを介して吸込口9から吹き出されるようにな
る。
【0054】係る利用側ユニットA内部への強制通風に
より、通常の空調運転中に送風機6、7や利用側熱交換
器3、4などに付着・堆積した塵埃は、逆風によって吹
き飛ばされ、ペーパーフィルタPFに吸着される。
【0055】コントローラ33は係るファンモータ4
3、44の高速逆回転を約10分間実行した後、クリー
ニングモードを自動的に停止する。その後、ペーパーフ
ィルタPFを保持部15から取り外して撤去し、クリー
ニングスイッチ50をOFFすると共に、洗浄して置い
たフィルタ10をセットして通常の空調運転に復帰する
ものである。
【0056】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、送風機の運転により吸込口から吸引され、熱交換器
と熱交換した空気を、吹出口より被調和室内に吹き出す
空気調和機において、吸込口の内側に設けられ、塵埃吸
着用のフィルタが設けられる保持部と、スイッチの操作
により、送風機を逆回転で運転する制御装置とを備えて
いるので、保持部に塵埃吸着用のフィルタを保持させ、
スイッチを操作して制御装置により送風機を逆回転で運
転することにより、被調和室内の空気は吹出口から吸引
され、送風機を経て熱交換器を通過した後、フィルタを
介して吸込口から吹き出されるようになる。
【0057】これにより、通常の空調運転中に送風機や
熱交換器などの機器に付着・堆積した塵埃を逆風によっ
て吹き飛ばし、フィルタに吸着させることが可能とな
る。これにより、内部機器のメンテナンス作業性が著し
く改善されるものである。
【0058】請求項2の発明によれば、送風機の運転に
より吸込口から吸引され、熱交換器と熱交換した空気
を、吹出口より被調和室内に吹き出す空気調和機におい
て、吸込口の内側に塵埃吸着用のフィルタを取り付けた
後、送風機を逆回転で運転し、その後、フィルタを撤去
するので、送風機の逆回転により被調和室内の空気を吹
出口から吸引し、送風機を経て熱交換器を通過させた
後、フィルタを介して吸込口から吹き出すことになる。
【0059】これにより、通常の空調運転中に送風機や
熱交換器などの機器に付着・堆積した塵埃を逆風によっ
て吹き飛ばし、フィルタに吸着させることができるよう
になるので、内部機器のメンテナンス作業性が著しく改
善されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の利用側ユニットの断面図
である。
【図2】本発明の空気調和機の冷媒回路図である。
【図3】本発明の空気調和機の利用側ユニットの電気回
路図である。
【図4】本発明の空気調和機のメインリモートコントロ
ーラの正面図である。
【図5】図4のメインコントローラのカバーを取り外し
た正面図である。
【図6】本発明の空気調和機のサブリモートコントロー
ラの正面図である。
【図7】本発明の空気調和機の利用側ユニットが取り付
けられた被調和室を示す図である。
【符号の説明】
1 被調和室 3、4 利用側熱交換器 6、7 送風機 9 吸込口 11、12 吹出口 13、14 フラップ 15 保持部 22 圧縮機 24 熱源側熱交換器 33 コントローラ 34〜39 温度センサ 41、42 フラップモータ 43、44 ファンモータ 46 センサ基板 47、48 弁モータ 51 メインリモートコントローラ 52 サブリモートコントローラ A 利用側ユニット AC 空気調和機 B 熱源側ユニット PF ペーパーフィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機の運転により吸込口から吸引さ
    れ、熱交換器と熱交換した空気を、吹出口より被調和室
    内に吹き出す空気調和機において、 前記吸込口の内側に設けられ、塵埃吸着用のフィルタが
    設けられる保持部と、スイッチの操作により、前記送風
    機を逆回転で運転する制御装置とを備えたことを特徴と
    する空気調和機。
  2. 【請求項2】 送風機の運転により吸込口から吸引さ
    れ、熱交換器と熱交換した空気を、吹出口より被調和室
    内に吹き出す空気調和機において、 前記吸込口の内側に塵埃吸着用のフィルタを取り付けた
    後、前記送風機を逆回転で運転し、その後、前記フィル
    タを撤去することを特徴とする空気調和機の運転方法。
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