JPWO2019043985A1 - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

空気の清浄と調和のどちらかを優先して運転できるようにする。第1吸込み口(11)に第1フィルタ(15)が設けられ、第2吸込み口(12)に、通風抵抗が第1フィルタ(15)よりも大きい第2フィルタ(16)が設けられ、第1吸込み口(11)の開閉蓋(18)を空調モードでは開状態とし、空気清浄モードでは閉状態とする開閉部材制御部を備える。

Description

本発明は、空気清浄機能を備えた空気調和機に関する。
従来の空気調和機には、空気清浄機能を得るため、空気の吸込み口に、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)等の集塵フィルタを備えたものが知られている。HEPAフィルタは、集塵機能が高い分、プレフィルタよりも通風抵抗が大きくなる。このため、空気調和機は、集塵機能を高めると、通風量が少なくなる。
そこで、例えば特許文献1に開示されている空気調和機では、集塵機能と通風量とを両立できるようにした構成を提案している。具体的には、上記空気調和機では、吸込み口の長さをLとすると、吸込み口に配置した集塵フィルタは、吸込み口の吹出し口寄り(吸込み口下部)を吸込み口長さLの5%以上開け、集塵フィルタの長さを吸込み口長さLの4割から8割程度の長さとしている。
日本国公開特許公報「特開2000−205643号公報」
しかしながら、空気調和機に対して、空気清浄機能よりも空気調和機能を優先し、例えば夏場では高温になった部屋を帰宅して直ぐに冷やしたい、あるいは冬場では低温になった部屋を帰宅して直ぐ温めたいという要求がある。このような要求に対し、上記従来の空気調和機は対応することができない。
また、これとは逆に、部屋が埃っぽい場合など、空気調和機に対して、空気調和機能よりも空気清浄機能を優先して運転したいという要求がある。このような要求に対しても、上記従来の空気調和機は対応することができない。
したがって、本発明の一態様は、空気清浄機能と空気調和機能とのいずれか一方を優先して運転することができる空気調和機の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空気調和機は、運転モードとして、空気の温度を設定温度にする空調モード、および空気を浄化する空気清浄モードによる動作を行う空気調和機であって、室内機に、空気の第1および第2吸込み口と、空気の吹出し口と、前記第1吸込み口から吸い込まれた空気の流路に設けられた第1フィルタと、前記第2吸込み口から吸い込まれた空気の流路に設けられ、通風抵抗が前記第1フィルタよりも大きい第2フィルタと、前記第1吸込み口を開閉する開閉部材と、前記開閉部材の駆動部と、前記空調モードでは前記開閉部材を開状態とし、前記空気清浄モードでは前記開閉部材を閉状態とするように、前記駆動部を制御する開閉部材制御部とを備えている。
本発明の一態様によれば、空気清浄機能と空気調和機能とのいずれか一方を優先して運転することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態の空気調和機の室内機の外観を示す斜視図である。 図1に示した室内機の縦断面図である。 図3の(a)は、本実施形態の空気調和機が停止状態である場合の開閉蓋および導風板の状態を説明する概略の側面図、図3の(b)は、上記空気調和機が空調モードかつ冷房設定の場合の開閉蓋および導風板の状態を説明する概略の側面図、図3の(c)は、上記空気調和機が空調モードかつ暖房設定の場合の開閉蓋および導風板の状態を説明する概略の側面図である。 図4の(a)は、上記空気調和機が空気清浄モードかつ冷房設定の場合の開閉蓋および導風板の状態を説明する概略の縦断面図、図4の(b)は、上記空気調和機が空気清浄モードかつ暖房設定の場合の開閉蓋および導風板の状態を説明する概略の縦断面図である。 本発明の実施形態の空気調和機の制御装置の構成を示すブロック図である。 図5に示した空気調和機の動作を示すフローチャートである。 図7の(a)は本発明の他の実施形態の空気調和機の室内機の空調モードにおける状態を説明する概略の正面図、図7の(b)は図7の(a)に示した室内機の空気清浄モードにおける状態を説明する概略の正面図である。 図8の(a)は本発明のさらに他の実施形態の空気調和機の室内機の空調モードにおける状態を説明する概略の正面図、図8の(b)は図8の(a)に示した室内機の空気清浄モードにおける状態を説明する概略の正面図である。 本発明のさらに他の実施形態の空気調和機の室内機の空調モードにおける状態を説明する概略の正面図である。 本発明のさらに他の実施形態の空気調和機の制御装置の構成を示すブロック図である。 図10に示した空気調和機の動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態の空気調和機の動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態の空気調和機の動作を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本実施形態の空気調和機の室内機1の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示した空気調和機の室内機1の縦断面図である。
(室内機1の概要)
図1に示すように、空気調和機の室内機1は、室内機本体部2の前面に導風板3を備えている。室内機本体部2は、図2に示すように、上部に第1吸込み口11を有し、下部に第2吸込み口12を有し、内部に送風ファン13および熱交換器14を有し、前部に吹出し口17を有している。
また、室内機1は、第1吸込み口11の内側(下側)に第1フィルタ15を有し、第2吸込み口12の内側(上側)に第2フィルタ16を有している。第1フィルタ15は、例えばプレフィルタに相当する機能を有するフィルタであり、第2フィルタ16よりも低性能であり、第2フィルタ16よりも通風抵抗が小さいフィルタである。第2フィルタ16は、例えばHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)であり、第1フィルタ15よりも高性能であり、第1フィルタ15よりも通風抵抗が大きいフィルタである。
室内機1では、第1吸込み口11から吸い込まれた空気は、第1フィルタ15、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出し口17から吹き出される。また、第2吸込み口12から吸い込まれた空気は、第2フィルタ16、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出し口17から吹き出される。
第1吸込み口11には、第1吸込み口11を開閉する開閉蓋18が設けられている。開閉蓋18は蓋駆動モータ33(図5参照)に駆動されて第1吸込み口11の開閉動作を行う。
(空調モード、空気清浄モード)
本実施形態の空気調和機は、運転モードとして、空調モードまたは空気清浄モードを選択することができる。空調モードは、空気清浄動作よりも空調動作(冷房や暖房)を優先するモードである。空気清浄モードは、空調動作よりも空気清浄動作を優先するモードである。
図3の(a)から図3の(c)および図4の(a)から図4の(b)は、各運転モードと開閉蓋18および導風板3の状態とを示す室内機1の側面図である。具体的には、図3の(a)は、空気調和機が停止状態である場合の開閉蓋18および導風板3の状態を説明する概略の側面図、図3の(b)は、空気調和機が空調モードかつ冷房設定の場合の開閉蓋18および導風板3の状態を説明する概略の側面図、図3の(c)は、空気調和機が空調モードかつ暖房設定の場合の開閉蓋18および導風板3の状態を説明する概略の側面図、図4の(a)は、空気調和機が空気清浄モードかつ冷房設定の場合の開閉蓋18および導風板3の状態を説明する概略の側面図、図4の(b)は、空気調和機が空気清浄モードかつ暖房設定の場合の開閉蓋18および導風板3の状態を説明する概略の縦断面図である。
なお、図3および図4では、簡略化のため、図2に示した送風ファン13および熱交換器14の記載を省略している。また、図3において、実線の矢印にて示した空気の流れは空気の流量を多い状態を示し、破線の矢印にて示した空気の流れは空気の流量が少ない状態を示している。
上記のように、室内機1は、空調モードでは、通風抵抗小の第1フィルタ15が設けられている第1吸込み口11の開閉蓋18が開き、空気清浄モードでは、開閉蓋18が閉じるようになっている。
(空気調和機の制御装置)
図5は、本実施形態の空気調和機の制御装置の構成を示すブロック図である。図5に示すように、空気調和機の制御装置は、例えばマイクロコンピュータからなる制御部(開閉部材制御部、運転制御部)31および記憶部38を備えている。制御部31には受信部36が接続され、受信部36は、ユーザが操作するリモートコントローラ(以下、単にリモコンと称する)37からの指令を受信する。リモコン37では、空気調和機に対して空調モードまたは空気清浄モードの設定が可能である。
制御部31は、リモコン37からの指令に応じて、空調部32、蓋駆動モータ(駆動部)33、導風板駆動モータ34および送風機モータ35の動作を制御する。
空調部32は、冷凍サイクルを実行する部分であり、蒸発器、凝縮機および圧縮機等、冷凍サイクルを実行するための構成を有する。空調部32は、室内機1および室外機4に亘って構成されている。
蓋駆動モータ33は、開閉蓋18を駆動して開閉動作を行わせる。導風板駆動モータ34は、例えば暖房や冷房の設定に応じて、導風板3をそれぞれの位置に配置されるように駆動する。送風機モータ35は、送風ファン13を回転させる。
記憶部38は、制御部31の制御により、運転停止直前の運転モード(空調モードまたは空気清浄モード)や温度設定、あるいはリモコン37によって設定された運転モードや設定温度を記憶する。
(空気調和機の動作)
上記の構成において、本実施形態の空気調和機の動作について以下に説明する。図6は、室内機1を備えた空気調和機の動作を示すフローチャートである。
図6に示すように、空気調和機は、リモコン37から運転の開始を指令されると、制御部31の制御により運転を開始する。制御部31は、運転モードおよび設定温度を確認し(S11)、各部の動作を制御する。
具体的には、制御部31は、運転停止直前の運転モード(空調モードまたは空気清浄モード)や温度設定を記憶部38に記憶させている。したがって、制御部31は、リモコン37から運転モードの変更や温度設定の変更が指令されなければ、記憶部38が記憶している運転モードや温度設定に基づいて運転を開始する。一方、リモコン37から運転モードの変更や温度設定の変更が指令さると、その変更内容に従って運転を開始する。リモコン37により設定された運転モードや温度設定は記憶部38に記憶される。
ここで、運転モードが空調モードであれば(S12)、制御部31は、蓋駆動モータ33を制御して開閉蓋18を開状態とする。また、制御部31は、導風板駆動モータ34を制御して導風板3を運転設定(冷房設定または暖房設定)に応じて所定の状態に配置する。また、制御部31は、送風機モータ35を制御して送風ファン13を回転させ、空調部32を作動させる(S13)。
なお、空調モードの運転設定が冷房であれば、導風板3は図3の(b)の状態に配置され、空調モードの運転設定が暖房であれば、導風板3は図3の(c)の状態に配置される。
空調モードでは、開閉蓋18が開状態となることにより、図3の(b)あるいは図3の(c)に示すように、空気は、主として第1吸込み口11から室内機1の内部に吸い込まれる。これは、第1吸込み口11に配置されている第1フィルタ15(低性能フィルタ)の通風抵抗が小であり、第2吸込み口12に配置されている第2フィルタ16(高性能フィルタ)の通風抵抗が大であることによる。
したがって、室内機1の内部には、第1吸込み口11から小さい通風抵抗にて十分な量の空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、送風ファン13によって熱交換器14に吹き付けられ、熱交換器14にて冷やされた後(冷房設定の場合)、あるいは熱交換器14にて暖められた後(暖房設定の場合)、吹出し口17から吹き出される。
一方、S12において、運転モードが空気清浄モードであれば、制御部31は、蓋駆動モータ33を制御して開閉蓋18を閉状態とする。また、制御部31は、導風板駆動モータ34を制御して導風板3を運転設定(冷房設定または暖房設定)に応じて所定の状態に配置する。また、制御部31は、送風機モータ35を制御して送風ファン13を回転させ、空調部32を作動させる(S14)。
空気清浄モードでは、開閉蓋18が閉状態となることにより、図4の(a)あるいは図4の(b)に示すように、空気は、第2吸込み口12のみから室内機1の内部に吸い込まれる。
したがって、室内機1の内部には、第2フィルタ16(高性能の例えばHEPAフィルタ)を経て十分に浄化された空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、送風ファン13によって熱交換器14に吹き付けられ、熱交換器14にて冷やされあるいは暖められた後、吹出し口17から吹き出される。
その後、リモコン37から空気調和機の運転停止が指令されると(S15)、制御部31は、開閉蓋18を閉状態とし、導風板3を閉状態(吹出し口17を閉じる状態(図3の(a)))に配置させ、送風ファン13および空調部32を停止させ(S16)、動作を終了する。
なお、本実施形態では、運転モードが空調モードか空気清浄モードかに関わらず空調部32が動作する構成としている。しかしながら、空調部32は、運転モードが空調モードの場合のみ動作する構成であってもよい。
(空気調和機の利点)
本実施形態の空気調和機は、運転モードとして空調モードと空気清浄モードとを選択できるようになっているので、空気清浄機能と空気調和機能とのいずれか一方を優先して運転することができる。
したがって、例えば、夏場に高温になった部屋を帰宅して直ぐに冷やしたい、あるいは冬場に低温になった部屋を帰宅して直ぐ温めたいという場合、空調モードを選択すれば、十分な風量によって部屋を迅速に暖めたり、冷やしたりすることができる。
また、部屋が埃っぽい場合など、空気調和機能よりも空気清浄機能を優先したい場合には、空気清浄モードを選択することにより、高い空気清浄機能を発揮することができる。
本実施形態の空気調和機では、開閉蓋18が設けられる第1吸込み口11を室内機1の上部に有し、常時開放状態の第2吸込み口12を下部に有する構成となっているので、空調モード以外の状態において、虫やゴミが第1吸込み口11から室内機1の内部に入り込む事態を防止することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図7の(a)は本発明の他の実施形態の空気調和機の室内機51の空調モードにおける状態を説明する概略の正面図、図7の(b)は図7の(a)に示した室内機51の空気清浄モードにおける状態を説明する概略の正面図である。なお、図7の(a)(b)では、簡略化のため、図2に示した吹出し口17の記載を省略し、熱交換器14を二点鎖線にて示している。
図7の(a)(b)に示す室内機51は、送風ファン13、熱交換器14および吹出し口17の配置状態が図1に示した室内機1と同じであり、2台の送風ファン13を内部の左右位置に備え、それら送風ファン13の前に、1台の熱交換器14を備えている。なお、2台の送風ファン13の間にはファンモータ(図示せず)が配置される。
また、室内機51は、上部の中央位置および下部の中央位置にそれぞれ第1吸込み口11を有し、上部の左右位置および下部の左右位置にそれぞれ第2吸込み口12を有している。すなわち、室内機51は、上部および下部の合計2個所に第1吸込み口11を有し、上部の2個所および下部の2個所の合計4個所に第2吸込み口12を有している。
さらに、室内機51は、各第1吸込み口11の内側に第1フィルタ15を有し、各第2吸込み口12の内側に第2フィルタ16を有し、各第1吸込み口11に開閉蓋18が設けられている。したがって、室内機51は、第2吸込み口12と第2フィルタ16との対の数が、第1吸込み口11と第1フィルタ15との対の数よりも多くなっている。
(室内機の動作)
本実施形態の、室内機51を備えた空気調和機の空調モードおよび空気清浄モードでの動作は、室内機1を備えた空気調和機の場合と同様である。
(空気調和機の利点)
室内機1は、第1吸込み口11(第1フィルタ15)および第2吸込み口12(第2フィルタ16)がそれぞれ1か所のみに設けられていた。これに対し、室内機51は、第1吸込み口11(第1フィルタ15)が2個所、第2吸込み口12(第2フィルタ16)が4個所に設けられている。すなわち、本実施形態の空気調和機の室内機51は、第2吸込み口12と第2フィルタ16との対の数が、第1吸込み口11と第1フィルタ15との対の数よりも多くなっている。言い換えると、室内機51全体としての、第2フィルタ16が設けられている第2吸込み口12の開口面積は、第1フィルタ15が設けられている第1吸込み口11の開口面積よりも大きくなっている。
したがって、通風抵抗が相対的に大の第2フィルタ16を経由して空気を吸い込む空気清浄モードであっても、室内機51全体としての第2吸込み口12からの空気の吸込み量および吹出し口17からの空気の吹出し量を大幅に増大させることができる。これにより、高い空気清浄機能を備えることができる。本実施形態の空気調和機の他の利点は、前述した空気調和機と同様である。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8の(a)は本発明のさらに他の実施形態の空気調和機の室内機52の空調モードにおける状態を説明する概略の正面図、図8の(b)は図8の(a)に示した室内機52の空気清浄モードにおける状態を説明する概略の正面図である。なお、図8の(a)(b)では、簡略化のため、図2に示した吹出し口17の記載を省略し、熱交換器14を二点鎖線にて示している。
図8の(a)(b)に示す室内機52は、図7の(a)(b)に示した室内機51の2台の送風ファン13および1台の熱交換器14の組を左右に配置した構成であり、4台の送風ファン13および2台の熱交換器14を備えている。
左2台の送風ファン13と右2台の送風ファン13との間にはファンモータ(図示せず)が配置される。この場合のファンモータは左右に回転軸を有する両軸モータであり、1個のファンモータにて4個の送風ファン13を回転させる。なお、上記両軸の1個のファンモータに代えて、一方のみに回転軸を有する片軸のファンモータを2個配置し、1個のファンモータが左側の2個の送風ファン13を回転させ、他の1個のファンモータが右側の2個の送風ファン13を回転させるようにしてもよい。あるいは、ファンモータは、左側の2個の送風ファン13の間、および右側の2個の送風ファン13の間にそれぞれ配置してもよい。この場合のファンモータは両軸モータである。その他の構成は、図7の(a)(b)に示した室内機51と同様である。
(空気調和機の利点)
本実施形態の室内機52では、2台の熱交換器14と4台の送風ファン13とを備えているので、前述の室内機51よりも高い熱交換機能を備えるとともに、空気清浄モードにおいて、空気の吹出し量をさらに増大させて、さらに高い空気清浄機能を備えることができる。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図9は本実施形態の空気調和機の室内機53の空調モードにおける状態を説明する概略の正面図である。なお、図9では、簡略化のため、図2に示した吹出し口17の記載を省略し、熱交換器14を二点鎖線にて示している。
図9に示す室内機53は、図8に示した室内機52と同様、図7の(a)(b)に示した室内機51の2台の送風ファン13および1台の熱交換器14の組を左右に配置した構成であり、4台の送風ファン13および2台の熱交換器14を備えている。
但し、室内機52では、開閉蓋18は、室内機52の左右方向の中央部の上部および下部に各1個設けられていた。これに対し、本実施形態の室内機53では、開閉蓋18は、左側の2個の送風ファン13の間の上部および下部、並びに右側の2個の送風ファン13の間の上部および下部に、合計4個設けられている。室内機53のその他の構成は、室内機52と同様である。なお、室内機53におけるファンモータ(図示せず)の配置形態は、室内機52において説明したファンモータの配置形態と同様、種々の配置形態を採用することができる。
(空気調和機の利点)
本実施形態の室内機53は、前述した室内機52と同様の利点を有する。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態の空気調和機は、運転モードが空調モードに設定されている場合に、部屋(空調領域)の温度が設定温度に到達すると、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替える構成となっている。
なお、空気調和機は、空調動作を行う場合、一般に、運転当初は大出力で動作し、室温が設定温度に到達すると(あるいは近づくと)、低出力で動作する。したがって、空調モードから空気清浄モードへの切り替えは、大きな出力変化を伴うことなく、円滑に行うことができる。
(空気調和機の構成)
図10は、本実施形態の空気調和機の制御装置の構成を示すブロック図である。空気調和機は、例えば前述の室内機1を備えている。なお、室内機51を備えていてもよい。図10に示すように、空気調和機は、温度センサ62および埃センサ(清浄状態センサ)63を備えている。
温度センサ62は、室内機1が設置されている部屋(空調領域)の室温を検出する。埃センサ63は、例えば第1吸込み口11から吸い込まれた空気の清浄状態(埃の少なさ)を測定する。
(空気調和機の動作)
上記の構成において、本実施形態の空気調和機の動作について以下に説明する。図11は、空気調和機の動作を示すフローチャートである。なお、図11におけるS11からS16までの動作は、図6におけるS11からS16までの動作と同じであるので、説明を省略する。
図11に示すように、制御部31は、空調モードによる運転開始後(S12、S13)、温度センサ62による検出温度(室温)が記憶部38が記憶している設定温度に到達したかどうか判定する(S21)。
S21での判定結果がNOであればS15の動作へ進む一方、S21での判定結果がYESであれば、制御部31は、運転モードを空調モードから空気清浄モードへ切り替える(S14)。
その後、制御部31は、運転モードを空調モードから空気清浄モードへ自動的に変更したかどうか(S21→S14の動作の有無)を判定し(S22)、判定結果がNOであればS15へ進む。一方、制御部31は、S22での判定結果がYESであれば、温度センサ62による検出温度が設定温度に対して所定温度(例えば3℃)以上乖離したかどうか判定する(S23)。
制御部31は、S23での判定結果がNOであればS15へ進む一方、S23での判定結果がYESであれば、S13へ進んで空調モードによる運転制御を行う。すなわち、制御部31は、運転モードを空気清浄モードから再び空調モードへ切り替える。
(空気調和機の利点)
本実施形態の空気調和機は、運転モードが空調モードである場合に、温度センサ62が検出する部屋の温度が設定温度に到達すると、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替える。これにより、運転モードが当初空調モードに設定されている場合であっても、空気調和機が備える空気清浄機能を有効に活用することができる。
また、空気調和機は、運転モードを空調モードから空気清浄モードに自動的に切り替えた場合に、温度センサ62による検出温度が設定温度に対して所定温度以上乖離すると、再び運転モードを空気清浄モードから空調モードからに切り替え、空調モードによる運転を行う。これにより、空調機能および空気清浄機能の両機能をバランスよく発揮することができる。本実施形態の空気調和機の他の利点は、前述した空気調和機と同様である。
〔実施形態5〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態の空気調和機は、運転モードが空調モードに設定されている場合に、部屋(空調領域)の空気の清浄状態が基準未満であると、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替える構成となっている。本実施形態の空気調和機は、前述の図10に示した制御装置を備えている。
(空気調和機の動作)
上記の構成において、本実施形態の空気調和機の動作について以下に説明する。図12は、空気調和機の動作を示すフローチャートである。なお、図12におけるS11からS16までの動作は、図6におけるS11からS16までの動作と同じであるので、説明を省略する。
図12に示すように、制御部31は、空調モードによる運転開始後(S12、S13)、埃センサ63が検出する部屋の空気の清浄状態が基準未満かとうか判定する(S31)。なお、清浄状態の基準とは、例えばこの基準を下回った場合に空気清浄動作を行う必要があるとする指標値であり、例えば記憶部38が記憶している。
S31での判定結果がNOであればS15の動作へ進む一方、S31での判定結果がYESであれば、制御部31は、運転モードを空調モードから空気清浄モードへ切り替える(S14)。
その後、制御部31は、運転モードを空調モードから空気清浄モードへ自動的に変更したかどうか(S31→S14の動作の有無)を判定し(S32)、判定結果がNOであればS15へ進む。一方、制御部31は、S32での判定結果がYESであれば、埃センサ63が検出する部屋の空気の清浄状態が基準以上かとうか判定する(S33)。
制御部31は、S33での判定結果がNOであればS15へ進む一方、S33での判定結果がYESであれば、S13へ進んで空調モードによる運転制御を行う。すなわち、制御部31は、運転モードを空気清浄モードから再び空調モードへ切り替える。
(空気調和機の利点)
本実施形態の空気調和機は、運転モードが空調モードである場合に、埃センサ63が検出する部屋の空気の清浄状態が基準未満(部屋の空気の汚れが大きい状態)であると、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替える。これにより、運転モードが当初空調モードに設定されている場合であっても、空気調和機が備える空気清浄機能を有効に活用することができる。
また、空気調和機は、運転モードを空調モードから空気清浄モードに自動的に切り替えた場合に、埃センサ63が検出する部屋の空気の清浄状態が基準以上になると、再び運転モードを空気清浄モードから空調モードからに切り替え、空調モードによる運転を行う。これにより、空調機能および空気清浄機能の両機能をバランスよく発揮することができる。本実施形態の空気調和機の他の利点は、前述した空気調和機と同様である。
〔実施形態6〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態の空気調和機は、運転モードが空調モードに設定されている場合に、部屋(空調領域)の温度が設定温度に到達し、かつ部屋(空調領域)の空気の清浄状態が基準未満である場合に、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替える構成となっている。本実施形態の空気調和機は、前述の図10に示した制御装置を備えている。
(室内機63の動作)
上記の構成において、空気調和機の動作について以下に説明する。図13は、空気調和機の動作を示すフローチャートである。なお、図13におけるS11からS16までの動作は、図6におけるS11からS16までの動作と同じであるので、説明を省略する。また、S21の動作は図11のS21の動作と同じであり、S31〜S33までの動作は、図12のS31〜S33までの動作と同じである。
図13に示すように、制御部31は、空調モードによる運転開始後(S12、S13)、温度センサ62による検出温度(室温)が記憶部38が記憶している設定温度に到達したかどうか判定する(S21)。
制御部31は、S21での判定結果がNOであればS15の動作へ進む一方、S21での判定結果がYESであれば、さらに、埃センサ63が検出する部屋の空気の清浄状態が基準未満かとうか判定する(S31)。
制御部31は、S31での判定結果がNOであればS15の動作へ進む一方、S31での判定結果がYESであれば、運転モードを空調モードから空気清浄モードへ切り替える(S14)。図13のその他の動作は、図12の動作と同様である。
(空気調和機の利点)
本実施形態の空気調和機は、運転モードが空調モードである場合に、温度センサ62による検出温度(室温)が記憶部38が記憶している設定温度に到達し、かつ埃センサ63が検出する部屋の空気の清浄状態が基準未満(部屋の空気の汚れが大きい状態)であると、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替える。これにより、室温がユーザが設定した設定温度からかけ離れた状態にて運転モードが空調モードから空気清浄モードに切り替わる事態を防止しながら、空気調和機が備える空気清浄機能を有効に活用することができる。
また、空気調和機は、運転モードを空調モードから空気清浄モードに自動的に切り替えた場合に、埃センサ63が検出する部屋の空気の清浄状態が基準以上になると、再び運転モードを空気清浄モードから空調モードからに切り替え、空調モードによる運転を行う。これにより、空調機能および空気清浄機能の両機能をバランスよく発揮することができる。本実施形態の空気調和機の他の利点は、前述した空気調和機と同様である。
〔ソフトウェアによる実現例〕
空気調和機の制御部31は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、空気調和機は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空気調和機は、運転モードとして、空気の温度を設定温度にする空調モード、および空気を浄化する空気清浄モードによる動作を行う空気調和機であって、室内機に、空気の第1および第2吸込み口11,12と、空気の吹出し口17と、前記第1吸込み口11から吸い込まれた空気の流路に設けられた第1フィルタ15と、前記第2吸込み口12から吸い込まれた空気の流路に設けられ、通風抵抗が前記第1フィルタ15よりも大きい第2フィルタ16と、前記第1吸込み口11を開閉する開閉部材(開閉蓋18)と、前記開閉部材の駆動部(蓋駆動モータ33)と、前記空調モードでは前記開閉部材を開状態とし、前記空気清浄モードでは前記開閉部材を閉状態とするように、前記駆動部を制御する開閉部材制御部(制御部31)とを備えている。
上記の構成によれば、運転モードが空調モードである場合、第1吸込み口11の開閉部材が開状態となる。したがって、空気は、主として第1吸込み口11から吸い込まれ、相対的に通風抵抗が小さい第1フィルタ15を経由し、設定温度となるように、冷やされあるいは暖められた後、吹出し口17から吹き出される。
これにより、例えば、夏場に高温になった部屋を帰宅して直ぐに冷やしたい、あるいは冬場に低温になった部屋を帰宅して直ぐ温めたいという場合、空調モードを選択することにより、十分な風量によって部屋を迅速に暖めたり、冷やしたりすることができる。
また、運転モードが空気清浄モードである場合、第1吸込み口11の開閉部材が閉状態となる。したがって、空気は第2吸込み口12のみから吸い込まれ、相対的に通風抵抗が大きい第2フィルタ16を経由し、第2フィルタ16にて浄化された後、吹出し口17から吹き出される。
ここで、相対的に通風抵抗が大きい第2フィルタ16(例えばHEPAフィルタ)は、相対的に通風抵抗が小さい第1フィルタ15(例えばプレフィルタ)よりも高性能である。これにより、部屋が埃っぽい場合など、空気調和機能よりも空気清浄機能を優先したい場合には、空気清浄モードを選択することにより、通風抵抗が相対的に大きい第2フィルタ16を使用して、高い空気清浄機能を発揮することができる。
上記のように、空気調和機は、空気清浄機能と空気調和機能とのいずれか一方を優先して運転することができる。
本発明の態様2に係る空気調和機は、上記態様1において、室内機全体としての、前記第2フィルタ16が設けられている前記第2吸込み口12の開口面積は、前記第1フィルタ15が設けられている前記第1吸込み口11の開口面積よりも大きくなっている構成としてもよい。
上記の構成によれば、通風抵抗が相対的に大の第2フィルタ16を経由して空気を吸い込む空気清浄モードであっても、室内機全体としての第1吸込み口11からの空気の吸込み量および吹出し口17からの空気の吹出し量を増大させることができる。これにより、高い空気清浄機能を備えることができる。
本発明の態様3に係る空気調和機は、上記態様1または2において、前記空調モードによる空調領域の空気の温度を検出する温度センサ62と、前記空調領域の設定温度を記憶する記憶部38と、前記運転モードが前記空調モードであり、前記温度センサ62による検出温度が前記設定温度に到達した場合に、前記運転モードを前記空調モードから前記空気清浄モードに切り替える運転制御部(制御部31)とを備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、運転制御部は、運転モードが空調モードであり、温度センサ62による検出温度が記憶部38が記憶する設定温度に到達した場合に、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替える。これにより、運転モードが当初空調モードに設定されている場合であっても、空気調和機が備える空気清浄機能を有効に活用することができる。
本発明の態様4に係る空気調和機は、上記態様3において、前記運転制御部(制御部31)は、前記運転モードを前記空調モードから前記空気清浄モードに切り替えた後に、前記温度センサ62による検出温度が前記設定温度から所定温度以上乖離した場合に、前記運転モードを前記空調モードに戻す構成としてもよい。
上記の構成によれば、運転制御部は、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替えた後に、温度センサ62による検出温度が記憶部38が記憶する設定温度から所定温度以上乖離した場合に、運転モードを空調モードに戻す。これにより、空気調和機は、空調機能および空気清浄機能の両機能をバランスよく発揮することができる。
本発明の態様5に係る空気調和機は、上記態様1から3のいずれか1態様において、前記空調モードによる空調領域の空気の清浄状態を検出する清浄状態センサ(埃センサ63)と、前記運転モードが前記空調モードであり、前記清浄状態センサが検出する前記清浄状態が基準未満である場合に、前記運転モードを前記空調モードから前記空気清浄モードに切り替える運転制御部(制御部31)を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、運転制御部は、運転モードが空調モードであり、清浄状態センサが検出する、空調モードによる空調領域の空気の清浄状態が基準未満である場合に、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替える。これにより、運転モードが当初空調モードに設定されている場合であっても、空気調和機が備える空気清浄機能を有効に活用することができる。
本発明の態様6に係る空気調和機は、上記態様1から3のいずれか1態様において、前記空調モードによる空調領域の空気の温度を検出する温度センサ62と、前記空調領域の設定温度を記憶する記憶部38と、前記空調領域の空気の清浄状態を検出する清浄状態センサ(埃センサ63)と、前記運転モードが前記空調モードであり、前記温度センサ62による検出温度が前記設定温度に到達し、かつ前記清浄状態センサが検出する前記清浄状態が基準未満である場合に、前記運転モードを前記空調モードから前記空気清浄モードに切り替える運転制御部(制御部31)を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、運転制御部は、運転モードが空調モードであり、温度センサ62による検出温度が記憶部38が記憶する設定温度に到達し、かつ清浄状態センサが検出する清浄状態が基準未満である場合に、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替える。これにより、空調領域の温度がユーザが設定した設定温度からかけ離れた状態にて運転モードが空調モードから空気清浄モードに切り替わる事態を防止しながら、空気調和機が備える空気清浄機能を有効に活用することができる。
本発明の態様7に係る空気調和機は、上記態様5または6において、前記運転制御部(制御部31)は、前記運転モードを前記空調モードから前記空気清浄モードに切り替えた後に、前記清浄状態センサ(埃センサ63)が検出する前記清浄状態が基準以上となった場合に、前記運転モードを前記空調モードに戻す構成としてもよい。
上記の構成によれば、運転制御部は、運転モードを空調モードから空気清浄モードに切り替えた後に、清浄状態センサが検出する記清浄状態が基準以上となった場合に、運転モードを空調モードに戻す。これにより、空気調和機は、空調機能および空気清浄機能の両機能をバランスよく発揮することができる。
本発明の各態様に係る制御部31(開閉部材制御部、運転制御部)は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記空気調和機が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記空気調和機をコンピュータにて実現させる空気調和機のプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1,51,52,53 室内機
2 室内機本体部
3 導風板
4 室外機
11 第1吸込み口
12 第2吸込み口
13 送風ファン
14 熱交換器
15 第1フィルタ
16 第2フィルタ
17 吹出し口
18 開閉蓋
31 制御部(開閉部材制御部、運転制御部)
32 空調部
33 蓋駆動モータ(駆動部)
34 導風板駆動モータ
35 送風機モータ
36 受信部
37 リモートコントローラ
38 記憶部
62 温度センサ
63 埃センサ(清浄状態センサ)

Claims (7)

  1. 運転モードとして、空気の温度を設定温度にする空調モード、および空気を浄化する空気清浄モードによる動作を行う空気調和機であって、
    室内機に、
    空気の第1および第2吸込み口と、
    空気の吹出し口と、
    前記第1吸込み口から吸い込まれた空気の流路に設けられた第1フィルタと、
    前記第2吸込み口から吸い込まれた空気の流路に設けられ、通風抵抗が前記第1フィルタよりも大きい第2フィルタと、
    前記第1吸込み口を開閉する開閉部材と、
    前記開閉部材の駆動部と、
    前記空調モードでは前記開閉部材を開状態とし、前記空気清浄モードでは前記開閉部材を閉状態とするように、前記駆動部を制御する開閉部材制御部とを備えていることを特徴とする空気調和機。
  2. 室内機全体としての、前記第2フィルタが設けられている前記第2吸込み口の開口面積は、前記第1フィルタが設けられている前記第1吸込み口の開口面積よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記空調モードによる空調領域の空気の温度を検出する温度センサと、
    前記空調領域の設定温度を記憶する記憶部と、
    前記運転モードが前記空調モードであり、前記温度センサによる検出温度が前記設定温度に到達した場合に、前記運転モードを前記空調モードから前記空気清浄モードに切り替える運転制御部とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記運転制御部は、前記運転モードを前記空調モードから前記空気清浄モードに切り替えた後に、前記温度センサによる検出温度が前記設定温度から所定温度以上乖離した場合に、前記運転モードを前記空調モードに戻すことを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記空調モードによる空調領域の空気の清浄状態を検出する清浄状態センサと、
    前記運転モードが前記空調モードであり、前記清浄状態センサが検出する前記清浄状態が基準未満である場合に、前記運転モードを前記空調モードから前記空気清浄モードに切り替える運転制御部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記空調モードによる空調領域の空気の温度を検出する温度センサと、
    前記空調領域の設定温度を記憶する記憶部と、
    前記空調領域の空気の清浄状態を検出する清浄状態センサと、
    前記運転モードが前記空調モードであり、前記温度センサによる検出温度が前記設定温度に到達し、かつ前記清浄状態センサが検出する前記清浄状態が基準未満である場合に、前記運転モードを前記空調モードから前記空気清浄モードに切り替える運転制御部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記運転制御部は、前記運転モードを前記空調モードから前記空気清浄モードに切り替えた後に、前記清浄状態センサが検出する前記清浄状態が基準以上となった場合に、前記運転モードを前記空調モードに戻すことを特徴とする請求項5または6に記載の空気調和機。
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