JP2000230745A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000230745A
JP2000230745A JP11030309A JP3030999A JP2000230745A JP 2000230745 A JP2000230745 A JP 2000230745A JP 11030309 A JP11030309 A JP 11030309A JP 3030999 A JP3030999 A JP 3030999A JP 2000230745 A JP2000230745 A JP 2000230745A
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Japan
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blower
air
heat exchanger
air conditioner
control device
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Yukio Tobi
幸生 鳶
Koichi Matsumoto
公一 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用側熱交換器への結露による被調和室の浸
水を未然に防止することができる空気調和機を提供す
る。 【解決手段】 空気調和機ACは、吸込口9から吸引さ
れ、利用側熱交換器3、4と熱交換した空気を、送風機
6、7により吹出口11、12から被調和室1内に吹き
出して成るものであって、送風機6、7の運転を制御す
るコントローラを備え、このコントローラは、冷房運転
或いはドライ運転の停止後、所定期間送風機6、7を高
速運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器と熱交換
した空気を被調和室内に吹き出して空調する空気調和機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の空気調和機は、例えば特
開平10−122592号公報に天井埋込型空気調和機
として示されている。即ち、この場合空気調和機のユニ
ット(室内ユニット)は被調和室内の天井内部に収納さ
れ、このユニット内には熱交換器と送風機が取り付けら
れている。
【0003】この熱交換器は、室外に設置されたユニッ
ト(室外ユニット)と所定の冷媒回路を構成し、冷房/
ドライ/暖房作用を発揮する。そして、送風機によって
被調和室内の空気を吸引し、熱交換器と熱交換させた
後、吹出口から被調和室内に吹き出して空調するもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷房運転
中、或いは、ドライ運転中には室内ユニットの熱交換器
(利用側熱交換器)は室温よりも低い温度に低下するた
め、当該熱交換器には室内空気中の湿気が露となって付
着成長する。そのため、係る結露が熱交換器に付着した
状態のまま、冷房運転或いはドライ運転を停止して送風
機が停止されると、熱交換器に付着していた結露が集ま
り、やがては天井部から室内に滴下すると云う問題が生
じていた。
【0005】そこで本発明は、係る従来の技術的課題を
解決するために成されたものであり、熱交換器への結露
による被調和室の浸水を未然に防止することができる空
気調和機を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は、
吸込口から吸引され、熱交換器と熱交換した空気を、送
風機により吹出口から被調和室内に吹き出して成るもの
であって、送風機の運転を制御する制御装置を備え、こ
の制御装置は、冷房運転或いはドライ運転の停止後、所
定期間送風機を高速運転することを特徴とする。
【0007】本発明によれば、吸込口から吸引され、熱
交換器と熱交換した空気を、送風機により吹出口から被
調和室内に吹き出して成る空気調和機において、送風機
の運転を制御する制御装置を備え、この制御装置は、冷
房運転或いはドライ運転の停止後、所定期間送風機を高
速運転するように構成したので、冷房運転或いはドライ
運転中に熱交換器に付着した結露を、運転停止後の送風
機の高速運転による強制送風によって乾燥させることが
可能となる。
【0008】これにより、熱交換器への結露による被調
和室内の浸水を未然に解消することができるようになる
ものである。
【0009】請求項2の発明の空気調和機は、上記にお
いて表示器を備え、制御装置は、冷房運転或いはドライ
運転の停止後における送風機の高速運転を実行する際、
表示器を点灯することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明によれば、上記に加えて表
示器を設け、制御装置は、冷房運転或いはドライ運転の
停止後における送風機の高速運転を実行する際、表示器
を点灯するようにしたので、熱交換器を乾燥させるため
の送風であることを使用者に知らしめることが可能とな
り、冷房或いはドライ運転停止後に使用者が抱く不安感
を解消することができるようになるものである。
【0011】請求項3の発明の空気調和機は、上記各発
明において表示器を備え、制御装置は、冷房運転或いは
ドライ運転の停止後における送風機の高速運転を実行す
る際、当該送風機の回転数が所定値まで上昇しない場合
には、表示器を点灯することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて表示器を備え、制御装置は、冷房運転或いはドライ
運転の停止後における送風機の高速運転を実行する際、
当該送風機の回転数が所定値まで上昇しない場合には、
表示器を点灯するようにしたので、吸込口部分の目詰ま
りによって送風機の回転数が上がらなくなった場合、そ
れを表示器にて使用者に警告することができるようにな
る。
【0013】これにより、早期のメンテナンスを促し、
吸込口の目詰まりによる運転効率の低下を迅速に解消す
ることができるようになるものである。
【0014】請求項4の発明の空気調和機は、上記各発
明において表示器と複数の送風機とを備え、制御装置
は、冷房運転或いはドライ運転の停止後における送風機
の高速運転を実行する際、各送風機の回転数に大なる相
違が生じた場合には、表示器を点灯することを特徴とす
る。
【0015】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて表示器と複数の送風機とを備え、制御装置は、冷房
運転或いはドライ運転の停止後における送風機の高速運
転を実行する際、各送風機の回転数に大なる相違が生じ
た場合には、表示器を点灯するようにしたので、吸込口
部分の一部の目詰まりによって何れかの送風機の回転数
が上がらなくなって各送風機の回転数に大なる相違が生
じた場合、それを表示器にて使用者に警告することがで
きるようになる。
【0016】これにより、早期のメンテナンスを促し、
吸込口の目詰まりによる運転効率の低下を迅速に解消す
ることができるようになるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した空気調和機A
Cの利用側ユニット(室内ユニット)Aの断面図、図2
は空気調和機ACの冷媒回路図、図3は利用側ユニット
Aの電気回路図、図7は利用側ユニットAが設置された
被調和室1を示している。
【0018】図1及び図7において、利用側ユニットA
は板金製の本体2内に二つの利用側熱交換器(室内側熱
交換器)3、4と、それぞれクロスフローファンから成
る二台の送風機6、7を内蔵して構成されており、被調
和室1の天井面8を塞ぐように天井内部に嵌め込まれて
いる。天井面8と略面一となる本体2の下面中央には吸
込口9が形成されており、その両側方には吹出口11、
12が形成されている。また、前記吸込口9にはフィル
タ10が取り付けられている。
【0019】前記利用側熱交換器3及び4は、それぞれ
の下端が前記吸込口9の両側に位置し、上端が吸込口9
の中央上方に近接するように傾斜して配置されており、
送風機6、7は各利用側熱交換器3、4と各吹出口1
1、12の間に配置される。そして、各送風機6、7が
運転されると、吸込口9から被調和室1内の空気が吸引
され、各利用側熱交換器3、4内に流入する。
【0020】そして、利用側熱交換器3に流入して熱交
換した調和空気は、送風機6にて加速され、吹出口11
から被調和室1内に吹き出される。また、利用側熱交換
器4に流入して熱交換した調和空気は、送風機7にて加
速され、吹出口12から被調和室1内に吹き出される。
【0021】この場合、各吹出口11、12には風向板
としてのフラップ13、14がそれぞれ取り付けられて
おり、このフラップ13、14の角度によって調和空気
の吹き出し方向が制御される。また、利用側ユニットA
の下面には後述するリモートコントローラからの赤外線
の受信器16が取り付けられている。
【0022】尚、実施例で利用側ユニットAは被調和室
1の天井面8の略中央に設置されており、図7に破線で
示す被調和室1の中央から向かって左側のゾーン(領
域;例えばリビング)Z1に吹出口11が位置し、右側
のゾーン(領域;例えばダイニング)Z2に吹出口12
が位置しているものとする。
【0023】次に、図2において実施例の空気調和機A
Cは、前述の如く室内に取り付けられた天井嵌め込み型
の前記利用側ユニットAと、屋外に設置された熱源側ユ
ニット(室外ユニット)Bとから成り、両者は冷媒配管
21により接続される。
【0024】この図において、22はインバータにより
運転能力が制御される所謂インバータ圧縮機(能力可変
型の圧縮機。以下、圧縮機という。)である。圧縮機の
能力可変手段としてはACモータを用いた場合の周波数
制御、DCモータを用いた場合の電圧制御又は容量可変
弁を用いた場合の吐出量制御などがある。23は冷房/
暖房運転時の冷媒の流れを切り換えるための四方切換
弁、24は熱源側熱交換器(室外側熱交換器)、25は
電動膨張弁、26、27は分流用電動膨張弁、3、4は
前記利用側熱交換器、28はアキュームレータである。
【0025】この場合、利用側熱交換器3は分流用電動
膨張弁26と直列に接続されると共に、利用側熱交換器
4は分流用電動膨張弁27と直列接続され、更に各直列
回路が相互に並列に接続された構成とされている。
【0026】係る構成で圧縮機22から吐出された冷媒
は、四方切換弁23の切り替わり位置に応じて冷房運
転、暖房運転、ドライ運転の3つのモードに従い、流れ
る方向が決まる。
【0027】即ち、冷房運転時には、圧縮機22から吐
出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁23、熱源側熱
交換器24、電動膨張弁25を経た後、分流され、一方
は分流用電動膨張弁26を経て利用側熱交換器3に、他
方は分流用電動膨張弁27を経て利用側熱交換器4に流
れる。そして、各利用側熱交換器3、4を出た冷媒は合
流し、四方切換弁23、アキュームレータ28の順序で
循環する。このとき、熱源側熱交換器24が凝縮器、各
利用側熱交換器3、4が蒸発器として機能する。尚、分
流用電動膨張弁26、27を省略しても熱交換器3、4
の圧力差で自然に分流されるので、意図的な分流コント
ロールが必要ないときは問題ない。
【0028】次に、暖房運転時には、圧縮機22から吐
出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁23を出た後、
分流され、一方は利用側熱交換器3を経て分流用電動膨
張弁26に、他方は利用側熱交換器4を経て分流用電動
膨張弁27に流される。そして、電動膨張弁25、熱源
側熱交換器24、四方切換弁23、アキュームレータ2
8の順序で循環する。このとき、各利用側熱交換器3、
4が凝縮器、熱源側熱交換器24が蒸発器として機能す
る。
【0029】尚、ドライ運転時は前記冷房運転時の流れ
と同様となるが、電動膨張弁25が全開となり、各利用
側熱交換器3、4内部において前段が凝縮器、その後減
圧されて後段が蒸発器として機能することにより、除湿
作用を奏するよう構成されている。
【0030】次に、図3において、33は汎用のマイク
ロコンピュータから構成されるコントローラ(コントロ
ール基板)であり、このコントローラ33には、被調和
室1内の温度を検出するために利用側ユニットAに取り
付けられた室温センサ30と、入口温度センサ34、3
5と、熱交温度センサ36、37と、出口温度センサ3
8、39が接続されている。
【0031】前記入口温度センサ34は図2に示す如
く、前記冷房運転時に利用側熱交換器3の冷媒入口側と
なる配管に添設されており、入口温度センサ35は同じ
く冷房運転時に利用側熱交換器4の冷媒入口側となる配
管に添設されている。また、前記熱交温度センサ36は
利用側熱交換器3に取り付けられており、熱交温度セン
サ37は利用側熱交換器4に取り付けられている。更
に、出口温度センサ38は前記冷房運転時に利用側熱交
換器3の冷媒出口側となる配管に添設されており、出口
温度センサ39は同じく冷房運転時に利用側熱交換器4
の冷媒出口側となる配管に添設されている。
【0032】また、コントローラ33には前記フラップ
13及びフラップ14を駆動して角度(風向)を調節す
るステッピングモータから成るフラップモータ41、4
2が接続されると共に、前記送風機6、7を駆動するD
Cモータから成るファンモータ43、44が接続され、
更に、センサ基板46も接続される。このセンサ基板4
6には前記受信器16が設けられると共に、LEDから
成る表示器としてのランプ46A〜46Dも設けられて
いる。尚、ランプ46Aは後述する送風モードランプ、
ランプ46Bはフィルタサインランプである。
【0033】更に、コントローラ33には前記分流用電
動膨張弁26及び27を駆動して各利用側熱交換器3、
4への冷媒流量(開度)を調節するステッピングモータ
から成る弁モータ47、48も接続される。そして、コ
ントローラ33は端子板49からケーブルを介して熱源
側ユニットBの図示しないコントロール基板(コントロ
ーラ)に電気的に接続される。
【0034】次に、図4、図5、図6を用いて実施例で
使用されるメインリモートコントローラ51と、サブリ
モートコントローラ52の構造を説明しながら、空気調
和機ACの動作を説明する。メインリモートコントロー
ラ51は図4、図5に示す如く硬質合成樹脂にて構成さ
れており、その本体53の正面上部には表示部としての
液晶表示部54が設けられている。
【0035】この本体53は開閉自在のカバー56にて
覆われており、前記液晶表示部54の一部はこのカバー
56の窓孔57から視認できるように構成されている。
このカバー56の窓孔57の下側には温度設定スイッチ
58と運転/停止スイッチ59が取り付けられると共
に、その下側にはフルネルレンズFと図示しない焦電セ
ンサから構成される人感センサ61が取り付けられてい
る。
【0036】液晶表示部54には設定温度などが表示さ
れると共に、この設定温度は前記温度設定スイッチ58
の操作にて上昇・降下設定することができる。前記運転
/停止スイッチ59の操作に基づき、コントローラ33
は空気調和機ACの運転・停止を行う。尚、62は本体
54の上端部に配設された赤外線発光部である。
【0037】コントローラ33は、センサ基板46の受
信器16にてメインリモートコントローラ51からの赤
外線信号を受信し、当該受信した信号に基づく設定温度
などのデータ、或いは利用側ユニットA自体に設けられ
たスイッチなどによる設定データと、メインリモートコ
ントローラ51内部に設けられた温度センサ(室温セン
サ)、前記室温センサ30及び各温度センサ34〜39
の出力に基づき、送風機6と送風機7のファンモータ4
3、44及びフラップモータ41、42の運転(駆動)
を制御すると共に、端子板49から熱源側ユニットBに
制御信号を送信して圧縮機22や四方切換弁23などを
制御することによって、室内温度を前記設定温度に調節
する。
【0038】一方、メインリモートコントローラ51の
本体53正面の液晶表示部54の下側には、空気調和機
ACの運転状態を詳細に設定するための各種スイッチが
設けられる。図5において63は運転切換スイッチであ
り、この運転切換スイッチ63によって空気調和機AC
は前記冷房運転、暖房運転、ドライ運転に切り替えられ
る。尚、各運転状態の表示は液晶表示部54にて成され
る。
【0039】また、64、66は前記各フラップモータ
41、42によってフラップ13、14の角度をそれぞ
れ調節するための風向スイッチであり、この風向スイッ
チ64、66により「自動」、「セレクト」、「スイン
グ」の3ポジションで設定が切り換えられる。コントロ
ーラ33は「自動」に設定された場合、当該フラップ1
3、14を前記各運転状態に応じて予め設定された角度
に制御する。また、「セレクト」では好みの角度に調整
可能となる。更に、「スイング」では自動的にフラップ
13、14をスイング動作させる。また、この表示も液
晶表示部54に表示される。
【0040】67は送風機6及び7のファンモータ4
3、44の回転数によって吹出口11、12から吹き出
される風量を設定する風量スイッチであり、この風量ス
イッチ64によって風量は「自動」、「強」、「中」、
「弱」に切り替えることができる。また、この送風量も
液晶表示部54に表示される。また、68は後述するゾ
ーン制御運転を実行するためのゾーンスイッチである。
更に、69はタイマ予約運転を設定するためのスイッチ
群である。
【0041】係る構成のメインリモートコントローラ5
1は被調和室1のゾーンZ1の壁面に取り付けられ(図
7)、自らに内蔵された温度センサのデータや各スイッ
チによるデータを赤外線にて利用側ユニットAの受信器
16に送信する。
【0042】また、人感センサ61は被調和室1のゾー
ンZ1内における人体動作を検知する。メインリモート
コントローラ51はこの人感センサ61の検知データも
同様に赤外線にて受信器16に送信する。
【0043】一方、サブリモートコントローラ52は図
6に示す如く硬質合成樹脂にて構成されており、その正
面には前述同様の構造の人感センサ71と、サブリモー
トコントローラ52を使用するか否かを設定する入/切
スイッチ72が設けられ、更にその上端部には赤外線発
光部73が設けられている。
【0044】係る構成のサブリモートコントローラ52
は被調和室1のゾーンZ2の壁面に取り付けられる(図
7)。そして、人感センサ71は被調和室1のゾーンZ
2内における人体動作を検知し、サブリモートコントロ
ーラ52はこの人感センサ71の検知データを赤外線に
て受信器16に送信する。
【0045】ここで、受信器16には二つの受信部が内
蔵されており、それぞれがメインリモートコントローラ
51とサブリモートコントローラ52の方向に向けられ
ている。そして、赤外線の受信感度の相違により、何れ
のリモートコントローラからのデータであるかをコント
ローラ33は判断する。
【0046】尚、係る構成に限らず、ステッピングモー
タにて一つの受信部を動作させ、受信感度の相違からリ
モートコントローラを識別するようにしても良い。
【0047】次に、前記ゾーンスイッチ68が操作され
た場合に実行されるゾーン制御運転について説明する。
このゾーンスイッチ68の操作により、ゾーン制御運転
は「ゾーン1」、「ゾーン2」、「自動」の3ポジショ
ンでコントローラ33により実行される。
【0048】そして、「ゾーン1」に設定された場合、
コントローラ33はゾーンZ1の空調の優先度を高く
し、送風機6のファンモータ43は通常の回転数で運転
すると共に、送風機7のファンモータ44の回転数は低
速(L)とする。これによって、調和空気は主に吹出口
11から被調和室1のゾーンZ1に向けて優先的に吹き
出されるようになるので、ゾーンZ1(リビング)のみ
に使用者が存在する場合に、快適で効率的なゾーンZ1
の空調が可能となる。
【0049】また、「ゾーン2」に設定された場合、コ
ントローラ33はゾーンZ2の空調の優先度を高くし、
送風機7のファンモータ44は通常の回転数で運転する
と共に、送風機6のファンモータ43の回転数は低速
(L)とする。これによって、調和空気は主に吹出口1
2から被調和室1のゾーンZ2に向けて吹き出されるよ
うになるので、ゾーンZ2(キッチン)のみに使用者が
存在する場合に、快適で効率的な空調が可能となる。
【0050】更に、「自動」に設定された場合、コント
ローラ33は各リモートコントローラ51、52の人感
センサ61、71の検知動作によって各ゾーンZ1、Z
2の空調の優先度を決定する。即ち、メインリモートコ
ントローラ51の人感センサ61が人体動作を検知して
おり、サブリモートコントローラ52の人感センサ71
は人体動作を検知していない場合には、ゾーンZ1の空
調の優先度を高くする。
【0051】逆に、メインリモートコントローラ51の
人感センサ61は人体動作を検知しておらず、サブリモ
ートコントローラ52の人感センサ71が人体動作を検
知している場合には、ゾーンZ2の空調の優先度を高く
する。
【0052】そして、双方のリモートコントローラ5
1、52の人感センサ61、71が人体動作を検知して
いる場合には、優先度は設けない。
【0053】これにより、一人の使用者が被調和室1内
のゾーンZ1からゾーンZ2に渡って移動する場合など
に、自動的に使用者が存在するゾーンに向けて優先的に
空調が行われるようになるので、一々ゾーン設定を行う
こと無く使用者の存在するゾーンを優先空調できるよう
になり、操作性が向上する。また、被調和室1のゾーン
Z1とゾーンZ2の双方に使用者が存在する場合には自
動的に優先度は解除されるので、これによっても更なる
快適性の改善が図れる。
【0054】一方、コントローラ33は前記冷房運転及
びドライ運転において、圧縮機2及び送風機6、7を停
止する際には、圧縮機2を停止した後、所定期間(例え
ば30秒)送風機6及び送風機7のファンモータ43及
びファンモータ44の回転数を高速(H)とする。
【0055】ここで、冷房及びドライ運転中には利用側
熱交換器3及び4は室温に比べて極めて低い温度に低下
する。そのため、吸込口9から吸引した室内空気中の湿
気は露となって利用側熱交換器3及び4に付着するが、
係る送風機6及び7による強制通風によって係る利用側
熱交換器3、4表面の結露は乾燥される。
【0056】これにより、利用側熱交換器3、4に付着
した結露が被調和室1内に滴下して室内が浸水してしま
う不都合を未然に解消することができるようになる。
【0057】尚、コントローラ33は係る送風機6、7
の高速運転中、センサ基板46にある前記送風モードラ
ンプ46Aを点灯する。これにより、利用側熱交換器
3、4を乾燥させるための送風であることを使用者に知
らしめることが可能となり、冷房或いはドライ運転停止
後に使用者が抱く不安感を解消することができるように
なる。
【0058】また、コントローラ33が各送風機6、7
を高速運転させる際に、ファンモータ43及び44が高
速(H)運転の回転数まで上昇しない場合、フィルタ1
0の全面が塵埃によって目詰まりしていることが考えら
れる。
【0059】更に、例えば送風機6のファンモータ43
の回転数は上がるものの、送風機7のファンモータ44
の回転数が上がらず、両者の間に大なる相違が生じた場
合には、フィルタ10の利用側熱交換器4側の部分が塵
埃によって目詰まりしていることが考えられる。
【0060】このような場合、利用側ユニットAに室内
空気が吸引できなくなるため、運転効率は著しく低下し
てしまうが、コントローラ33は係る状況となると、フ
ィルタサインランプ46Bを点灯する。
【0061】これにより、吸込口9のフィルタ10の目
詰まりによって送風機6及び又は7の回転数が上がらな
くなったことを使用者に警告することができるようにな
るので、早期のメンテナンス(フィルタ10の掃除な
ど)を促し、吸込口9のフィルタ10の目詰まりによる
運転効率の低下を迅速に解消することができるようにな
る。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、吸込
口から吸引され、熱交換器と熱交換した空気を、送風機
により吹出口から被調和室内に吹き出して成る空気調和
機において、送風機の運転を制御する制御装置を備え、
この制御装置は、冷房運転或いはドライ運転の停止後、
所定期間送風機を高速運転するように構成したので、冷
房運転或いはドライ運転中に熱交換器に付着した結露
を、運転停止後の送風機の高速運転による強制送風によ
って乾燥させることが可能となる。
【0063】これにより、熱交換器への結露による被調
和室内の浸水を未然に解消することができるようになる
ものである。
【0064】請求項2の発明によれば、上記に加えて表
示器を設け、制御装置は、冷房運転或いはドライ運転の
停止後における送風機の高速運転を実行する際、表示器
を点灯するようにしたので、熱交換器を乾燥させるため
の送風であることを使用者に知らしめることが可能とな
り、冷房或いはドライ運転停止後に使用者が抱く不安感
を解消することができるようになるものである。
【0065】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて表示器を備え、制御装置は、冷房運転或いはドライ
運転の停止後における送風機の高速運転を実行する際、
当該送風機の回転数が所定値まで上昇しない場合には、
表示器を点灯するようにしたので、吸込口部分の目詰ま
りによって送風機の回転数が上がらなくなった場合、そ
れを表示器にて使用者に警告することができるようにな
る。
【0066】これにより、早期のメンテナンスを促し、
吸込口の目詰まりによる運転効率の低下を迅速に解消す
ることができるようになるものである。
【0067】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて表示器と複数の送風機とを備え、制御装置は、冷房
運転或いはドライ運転の停止後における送風機の高速運
転を実行する際、各送風機の回転数に大なる相違が生じ
た場合には、表示器を点灯するようにしたので、吸込口
部分の一部の目詰まりによって何れかの送風機の回転数
が上がらなくなって各送風機の回転数に大なる相違が生
じた場合、それを表示器にて使用者に警告することがで
きるようになる。
【0068】これにより、早期のメンテナンスを促し、
吸込口の目詰まりによる運転効率の低下を迅速に解消す
ることができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の利用側ユニットの断面図
である。
【図2】本発明の空気調和機の冷媒回路図である。
【図3】本発明の空気調和機の利用側ユニットの電気回
路図である。
【図4】本発明の空気調和機のメインリモートコントロ
ーラの正面図である。
【図5】図4のメインコントローラのカバーを取り外し
た正面図である。
【図6】本発明の空気調和機のサブリモートコントロー
ラの正面図である。
【図7】本発明の空気調和機の利用側ユニットが取り付
けられた被調和室を示す図である。
【符号の説明】
1 被調和室 3、4 利用側熱交換器 6、7 送風機 9 吸込口 10 フィルタ 11、12 吹出口 13、14 フラップ 22 圧縮機 24 熱源側熱交換器 33 コントローラ 34〜39 温度センサ 41、42 フラップモータ 43、44 ファンモータ 46 センサ基板 46A〜46D ランプ 47、48 弁モータ 51 メインリモートコントローラ 52 サブリモートコントローラ 61、71 人感センサ A 利用側ユニット AC 空気調和機 B 熱源側ユニット F フルネルレンズ Z1、Z2 ゾーン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口から吸引され、熱交換器と熱交換
    した空気を、送風機により吹出口から被調和室内に吹き
    出して成る空気調和機において、 前記送風機の運転を制御する制御装置を備え、この制御
    装置は、冷房運転或いはドライ運転の停止後、所定期間
    前記送風機を高速運転することを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 表示器を備え、制御装置は、冷房運転或
    いはドライ運転の停止後における送風機の高速運転を実
    行する際、前記表示器を点灯することを特徴とする請求
    項1の空気調和機。
  3. 【請求項3】 表示器を備え、制御装置は、冷房運転或
    いはドライ運転の停止後における送風機の高速運転を実
    行する際、当該送風機の回転数が所定値まで上昇しない
    場合には、前記表示器を点灯することを特徴とする請求
    項1又は請求項2の空気調和機。
  4. 【請求項4】 表示器と複数の送風機とを備え、制御装
    置は、冷房運転或いはドライ運転の停止後における送風
    機の高速運転を実行する際、各送風機の回転数に大なる
    相違が生じた場合には、前記表示器を点灯することを特
    徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の空気調和
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005147615A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP2013050239A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機

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