JP2000219335A - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2000219335A
JP2000219335A JP11019161A JP1916199A JP2000219335A JP 2000219335 A JP2000219335 A JP 2000219335A JP 11019161 A JP11019161 A JP 11019161A JP 1916199 A JP1916199 A JP 1916199A JP 2000219335 A JP2000219335 A JP 2000219335A
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sheet
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sheet feeding
transport
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Yoshiyuki Miyazaki
宮▲崎▼  芳行
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙ローラと搬送ローラの距離を短くした場
合でも異音及び紙しわの発生を防止することのできるシ
ート給送装置を提供する。 【解決手段】 シート1を1枚づつピックアップする給
紙ローラ6Aの下流側に配した搬送ローラ7Bを、搬送
ローラ7Bのローラ幅Lhと、給紙ローラ6Aのローラ
幅Lrと、給送可能なシート1の最小幅Lpとの関係が
Lp>Lh>Lrとなるような1つのローラにて構成す
ると共に、この搬送ローラ7Bの両端部に搬送コロ7B
を圧接させ、これら搬送ローラ7Bと搬送コロ7Bとに
よりシート1を搬送する。また、搬送コロ7Bと接触し
ない搬送ローラ7Bの中央部分と、搬送ローラ7Bに対
向して配されたガイド部材17とによりシート1の中央
部が通過する空間Sを形成し、この空間Sを通過する
際、シート1を1枚づつピックアップするときに発生し
たシート先端中央部のしわを抑え込むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙ローラと搬送
ローラとを備えたシート給送装置及びこれを備えた画像
形成装置に関し、特にシート給送装置の搬送ローラの構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシート給送装置においては、シー
トを1枚づつピックアップする給紙ローラと、この給紙
ローラの下流に配置された搬送ローラ及びこの搬送ロー
ラに圧接する搬送コロとを備えている。
【0003】図5は、このようなシート給送装置を備え
た画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成
を示す面であり、同図において、1はシートである記録
紙、2は記録紙1を収納するためのカセット、3はカセ
ット内に設けられ、記録紙1を積載するための中板、6
は給紙ローラ、4は中板3を給紙ローラ6に対して加圧
するための加圧ばね、5は中板上の記録紙1を1枚ずつ
分離するために設けられた分離パッドである。また、7
aは給紙ローラ6から給紙された記録紙1を搬送する第
1搬送ローラ、7bは第1搬送ローラ7aに圧接する搬
送コロ、8aは第2搬送ローラ、8bは第2搬送ローラ
8aに圧接する搬送コロである。
【0004】また、9は感光ドラム9a、トナー(不図
示)、現像ローラ9bを有するプロセスカートリッジ、
10は記録紙1に感光ドラム9からトナー画像を転写す
るための転写ローラ、11はレーザー光源(不図示)、
高速で回転するスキャナーミラー11a、折り返しミラ
ー11bを有するレーザースキャナー、12は内部に熱
源である定着ヒータ12aを有する定着ローラ、13は
記録紙を定着ローラ12に加圧する加圧ローラ、16は
各機構部品を駆動するための電源及び電気部品を有する
電装基板である。
【0005】ところで、給紙ローラ6はD形の断面形状
をしており、カセット1に収納された記録紙1は、給紙
ローラ6が1回転することで1枚づつピックアップさ
れ、図図6及び図7に示す第1搬送ローラ7aと搬送ロ
ーラコロ7bのニップ部Nに入り、画像形成部に搬送さ
れる。なお、図7において、17は、2個の搬送ローラ
コロ7Bを支持すると共に搬送される記録紙1をガイド
する紙ガイドである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のシート給送装置において、給紙ローラ6に対し第
1搬送ローラ7aは、過去製品の実験データ及び給送装
置の耐久や搬送紙種の表面摩擦抵抗データ、紙パスの形
状等を考慮し、給紙ローラ6が記録紙1をピックアップ
して搬送できる量である一回の給紙動作での紙搬送量L
の70〜80%の長さ分、下流の位置に配置されてい
る。
【0007】なお、この紙搬送量Lは、給紙ローラ6が
図8に示すDカット形状のものであれば、Dカット角を
ω1とすると、L1=π・d・(360−ω1)/36
0、また図9に示す円形の断面形状のものであれば、給
紙ローラ6が1回の給紙動作で回転する角度をω2とす
ると、L2=π・d・ω2/360で示される量であ
る。
【0008】しかしながら、ゴム等の摩擦ローラである
給紙ローラ6は、環境や耐久による摩耗や炭酸カルシウ
ム(CaCO3 )等の記録紙の添加材付着により、記録
紙との摩擦係数が低下し、記録紙を給紙ローラ6の下流
に配置される搬送ローラ7まで搬送できず、給紙不良に
なることがあった。
【0009】一方、印字スピードの高速化、多種多様化
してきている紙メディアに対応する搬送性能アップの必
要性に伴い、給紙ローラ6のピックアップ性能及び搬送
性能の向上がより求められてきている。
【0010】そこで、給紙ローラ6のピックアップ性能
及び搬送性能の向上、給紙ローラ6の摩擦低下に伴う給
紙不良の低減を図るため給紙ローラ6と搬送ローラ7と
の距離を、既述した紙搬送量に対して例えば50〜60
%に縮め、これにより給紙ローラ6の負荷を軽減するよ
うにしている。
【0011】しかし、このように給紙ローラ6と搬送ロ
ーラ7との距離を縮めた場合、給紙ローラ6でピックア
ップした際、記録紙1の先端中央部に紙しわが生じる
と、紙しわが生じた状態で記録紙1が搬送ローラ7aと
搬送ローラコロ7bとのニップ部に突入してしまうよう
になる。
【0012】そして、このように紙しわが生じた状態の
まま記録紙1を搬送ローラ7aで搬送していくと、紙し
わが成長したり、パリパリという異音が発生する。
【0013】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
なされたもので、給紙ローラと搬送ローラの距離を短く
した場合でも異音及び紙しわの発生を防止することので
きるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提
供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートをピッ
クアップする給紙ローラと、前記給紙ローラの下流側に
配された搬送ローラと、前記搬送ローラと圧接する複数
の搬送コロと、前記搬送ローラに対向して配置され、前
記給紙ローラからのシートをガイドするガイド部材と、
を備え、前記搬送ローラを該搬送ローラのローラ幅Lh
と、前記給紙ローラのローラ幅Lrと、給送可能なシー
トの最小幅Lpとの関係がLp>Lh>Lrとなるよう
な1つのローラにて構成すると共に、該搬送ローラの両
端側に前記搬送コロを圧接させ、該搬送ローラの前記搬
送コロと接触しない中央部分と前記ガイド部材とにより
前記シートの中央部が通過する空間を形成することを特
徴とするものである。
【0015】また本発明は、シートをピックアップする
給紙ローラと、前記給紙ローラの下流側に、かつ搬送方
向と直交する方向に並設された搬送ローラと、前記搬送
ローラとそれぞれ圧接する一対の搬送コロと、を備え、
前記一対の搬送コロは、前記シートの幅方向の中心線に
対称的に設けられ、各搬送コロは、外側に向かって前記
搬送ローラに圧接していることを特徴とするものであ
る。
【0016】また本発明は、シートをピックアップする
給紙ローラと、前記給紙ローラの下流側に、かつ搬送方
向と直交する方向に並設された一対の搬送ローラと、前
記搬送ローラとそれぞれ圧接する複数の搬送コロと、を
備え、前記一対の搬送ローラは前記シートの幅方向の中
心線に対称的に配置されると共に、各搬送ローラは内側
の径が外側の径よりも大きい円柱形状を有し、前記搬送
コロは該搬送ローラのローラ面に対して平行に圧接して
いることを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記給紙ローラは一部が切
り欠かかれた略円柱形状を有し、前記搬送ローラは該略
円柱形状の給紙ローラの一回の給紙動作での紙搬送量の
50〜60%の長さ分、下流側に配置されることを特徴
とするものである。
【0018】また本発明は、前記給紙ローラは円柱形状
を有し、前記搬送ローラは該円柱形状の給紙ローラの一
回の給紙動作での紙搬送量の50〜60%の長さ分、下
流側に配置されていることを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記給紙ローラに圧接さ
せ、該給紙ローラにより送り出されたシートを給紙ロー
ラとの間で1枚ずつ分離するための分離パッドを設けた
ことを特徴とするものである。
【0020】また本発明のように、シートをピックアッ
プする給紙ローラの下流側に配した搬送ローラを、搬送
ローラのローラ幅Lhと、給紙ローラのローラ幅Lr
と、給送可能なシートの最小幅Lpとの関係がLp>L
h>Lrとなるような1つのローラにて構成すると共
に、この搬送ローラの両端側に搬送コロを圧接させ、こ
れら搬送ローラと搬送コロとによりシートを搬送する。
また、搬送コロと接触しない搬送ローラの中央部分と、
搬送ローラに対向して配されたガイド部材とによりシー
トの中央部が通過する空間を形成し、この空間を通過す
る際、シートをピックアップするときに発生したシート
先端中央部のしわを抑え込むようにする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシ
ート給紙装置の上視図、図2はその斜視図である。な
お、図1及び図2において、既述した図5〜図7と同一
符号は、同一又は相当部分を示している。
【0023】図1及び図2において、6Aは給紙ローラ
であり、この給紙ローラ6Aは、カセット(図5参照)
内の記録紙1を1枚づつピックアップするゴム等の、一
部が切り欠かかれた略円柱形状(Dカット形状)を有す
る摩擦ローラである。20は、この給紙ローラ6Aの両
側に設けられ、給紙ローラ6Aと共に回転して記録紙1
を押さえる給紙コロである。
【0024】また、7Aは搬送ローラであり、この搬送
ローラ7Aは、給紙ローラ6Aの既述した一回の給紙動
作での紙搬送量L1の50〜60%の長さ分、下流側に
配置されると共に、ローラ幅をLh、給紙ローラ6Aの
幅をLr、給紙可能な最小の記録紙1の幅をLpとする
と、Lp>Lh>Lrの関係が成立する同径で1本のゴ
ム等のローラで形成されている。
【0025】また、7Bは搬送ローラ7Aに対向して配
された紙ガイド17(図7参照)に支持された円柱形、
或いは太鼓型の2個の搬送ローラコロであり、この搬送
ローラコロ7Bは、圧縮バネ等(不図示)により搬送ロ
ーラ7Aの両側部に圧接されている。
【0026】ところで、紙ガイド17は、2個の搬送ロ
ーラコロ7Bを支持すると共に記録紙1をスムーズにガ
イド搬送することができるようR形状を有しており、搬
送ローラコロ7Bが圧接していない搬送ローラ中央部と
の間で、記録紙1が通過できる程の空間である紙パスS
を構成している。
【0027】ここで、このように構成されたシート給紙
装置において、記録紙給紙時、断面形状が既述した図8
に示すようなD形状を有している給紙ローラ6Aが、1
回転して1枚づつ記録紙1をピックアップするようにな
っている。そして、このような給紙ローラ6Aの回転に
より、記録紙1の先端中央部に図2中Aのような紙しわ
が発生すると、この紙しわAが発生した状態で記録紙1
は搬送ローラ7Aと搬送ローラコロ7Bとのニップに突
入し、搬送ローラ7Aと搬送ローラコロ7Bにより搬送
される。
【0028】しかし、このとき、記録紙1の中央部分は
搬送ローラコロ7Bと接触しない搬送ローラ7Aの中央
部分である搬送ローラ7Aの網掛け部18と紙ガイド1
7とで形成される紙パスSを通過する。そして、この紙
パス通過の際、記録紙1を1枚づつピックアップすると
きに発生したシート先端中央部の紙しわAは、記録紙1
の中央部分と紙ガイド17とにより抑え込まれるように
なり、これにより紙しわAは解消される。
【0029】なお、この紙パスSの幅、言い換えれば搬
送ローラ7Aと紙ガイド17の間隔が狭いほど、しわを
抑え込む効果が上がるので、例えば紙ガイド17の搬送
ローラ7Aの中央部分に対応する部分を搬送ローラ7A
に向けて突出させ、これにより搬送ローラ7Aと紙ガイ
ド17との間隔を狭くするようにしてもよい。
【0030】このように、搬送ローラ7Aを1つのロー
ラにて構成すると共に、この搬送ローラ7Aの搬送ロー
ラコロ7Bと接触しない中央部分と、紙ガイド17とに
より記録紙1の中央部が通過する空間を形成し、この空
間を通過する際、記録紙先端中央部に発生したしわを抑
え込むことにより、搬送ローラ7Aでの搬送時に発生す
る異音や紙しわを防止し、搬送性を安定させることがで
きる。
【0031】また、このように搬送性を安定させること
により搬送ローラ7Aを給紙ローラ6Aの一回の給紙動
作での紙搬送量L1の50〜60%の長さ分、下流側に
配置することができ、耐久等における給紙ローラ6Aの
摩擦低下による給紙不良を防ぐことができると共に、装
置のコンパクト化を図ることができる。
【0032】次に、本願発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0033】図3は本実施の形態に係るシート給送装置
の上視図である。同図において、6Bは給紙ローラであ
り、この給紙ローラ6Bは、カセット(図5参照)内の
記録紙を1枚づつピックアップするゴム等のDカット形
状をした摩擦ローラである。
【0034】7Cは給紙ローラ6Bの一回の給紙動作で
の紙搬送量L1の50〜60%の長さ分、下流側に、か
つ搬送方向と直交する方向に並設された2つの搬送ロー
ラ、7Dは円柱形、或いは太鼓型の2個(一対)の搬送
ローラコロであり、圧縮バネ等(不図示)により搬送ロ
ーラ7Cに圧接されている。
【0035】ところで、この左右それぞれの搬送ローラ
コロ7Dは、記録紙1の幅方向の中心線を中心に対称的
に設けられ、また各搬送ローラコロ7Dは、外側に向か
って搬送ローラ7Cに圧接している。即ち、搬送ローラ
7Cに対して、記録紙1を幅方向の中心線を中心として
対称的に外側に斜送するようにハの字形に斜めに圧接さ
れている。
【0036】ここで、このように構成されたシート給紙
装置において、記録紙給紙時、断面形状が既述した図8
に示すようなD形状を有している給紙ローラ6Aが、1
回転して1枚づつ記録紙1をピックアップするようにな
っている。そして、このような給紙ローラ6Aの回転に
より、記録紙1の先端中央部に図3中Aのような紙しわ
が発生すると、この紙しわAが発生した状態で記録紙1
は搬送ローラ7Cと搬送ローラコロ7Dとのニップに突
入し、搬送ローラ7Cと搬送ローラコロ7Dにより搬送
される。
【0037】なおこのとき、搬送ローラコロ7Dは、記
録紙1の幅方向の中心線を中心に対称的に設けられ、か
つ外側に向かってそれぞれ搬送ローラ7Cに圧接してい
るので、記録紙1は幅方向の中心線を中心として対称的
にそれぞれ外側に斜送されるようになり、これにより徐
々にしわが解消される。
【0038】このように、搬送ローラコロ7Dを記録紙
1の幅方向の中心線を中心に対称的に設けると共に、各
搬送ローラコロ7Dを外側に向かって搬送ローラ7Cに
圧接し、記録紙1を幅方向の中心線を中心として対称的
にそれぞれ外側に斜送することにより、記録紙先端中央
部に生じた紙しわを取り除くことができ、これにより搬
送ローラ7Cでの搬送時に発生する異音や紙しわを防止
し、搬送性を安定させることができる。
【0039】また、このように搬送性を安定させること
により搬送ローラ7Cを給紙ローラ6Bの一回の給紙動
作での紙搬送量L1の50〜60%の長さ分、下流側に
配置することができるので、耐久等における給紙ローラ
6Bの摩擦低下による給紙不良を防ぐことができると共
に、装置のコンパクト化を図ることができる。
【0040】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0041】図4は、本実施の形態に係るシート給送装
置の上面図である。同図において、6Cは給紙ローラで
あり、この給紙ローラ6Cは、カセット(図5参照)内
の記録紙を1枚づつピックアップするゴム等のDカット
形状をした摩擦ローラである。7Eは給紙ローラ6Cの
一回の給紙動作での紙搬送量L1の50〜60%の長さ
分、下流側に、かつ搬送方向と直交する方向に並設され
た2つ(一対)の搬送ローラ、7Fは円柱形、或いは太
鼓型の2個の搬送ローラコロであり、圧縮バネ等(不図
示)により搬送ローラ7Eに圧接されている。
【0042】ところで、この左右それぞれの搬送ローラ
7Eは、記録紙1の幅方向の中心線を中心として左右対
称的に配されると共に、それぞれ内側の周速が速くなる
ように外側のローラ径よりも内側のローラ径の方が大き
い円柱形状をなしている。さらに、搬送ローラコロ7F
は、対になる搬送ローラ7Eのローラ面に対して平行に
圧接し、斜めのニップを形成している。
【0043】ここで、このように構成されたシート給紙
装置において、記録紙給紙時、断面形状が既述した図8
に示すようなD形状を有している給紙ローラ6Aが、1
回転して1枚づつ記録紙1をピックアップするようにな
っている。そして、このような給紙ローラ6Aの回転に
より、記録紙1の先端中央部に図4中Aのような紙しわ
が発生すると、この紙しわAが発生した状態で記録紙1
は搬送ローラ7Cと搬送ローラコロ7Dとのニップに突
入し、搬送ローラ7Cと搬送ローラコロ7Dにより搬送
される。
【0044】なおこのとき、左右それぞれの搬送ローラ
7Eは、記録紙1の幅方向の中心線を中心に左右対称的
に配されると共に、それぞれ内側の周速が速くなるよう
に外側のローラ径よりも内側のローラ径の方が大きい円
柱形状をなし、さらに搬送ローラコロ7Fは、対になる
搬送ローラ7Eのローラ面に対して平行に圧接し、斜め
のニップを形成しているので、記録紙1は幅方向の中心
線を中心として対称的に徐々に外側に斜送されるように
なり、これによりしわが解消される。
【0045】このように、外側のローラ径よりも内側の
ローラ径の方が大きい円柱形状を有する搬送ローラ7E
を記録紙1の幅方向の中心線を中心に左右対称的に配置
すると共に、搬送ローラコロ7Fを搬送ローラ7Eのロ
ーラ面に対して平行に圧接させて記録紙1を幅方向の中
心線を中心に対称的に外側に斜送することにより、記録
紙先端中央部に生じた紙しわを取り除くことができ、こ
れにより搬送ローラ7Eでの搬送時に発生する異音や紙
しわを防止し、搬送性を安定させることができる。
【0046】また、このように搬送性を安定させること
により搬送ローラ7Eを給紙ローラ6Aの一回の給紙動
作での紙搬送量L1の50〜60%の長さ分、下流側に
配置することができるので、耐久等における給紙ローラ
6Cの摩擦低下による給紙不良を防ぐことができると共
に、装置のコンパクト化を図ることができる。
【0047】なお、これまで説明してきた各実施の形態
においては、給紙ローラ6A,6B,6Cの形状をD形
状としたが、図9に示される様な円筒形状をした摩擦ロ
ーラとしてもよい。
【0048】ここで、このような円筒形状を有する給紙
ローラ6A,6B,6Cを用いた場合でも、搬送ローラ
7A,7C,7Eは給紙ローラ6A,6B,6Cの一回
の給紙動作での紙搬送量L2の50〜60%の長さ分、
下流側に配置するようにすることにより、耐久等におけ
る給紙ローラ6A,6B,6Cの摩擦低下による給紙不
良を防ぐことができると共に、装置のコンパクト化を図
ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、ピ
ックアップ時に生じたシート先端中央部の紙しわを抑え
込むことにより、またシートをシートの幅方向の中心線
を中心として対称的に外側に斜送させて紙しわを取り除
くことにより、搬送ローラでの搬送時に発生する異音や
紙しわを防止し、搬送性を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート給紙装
置の上視図。
【図2】上記シート給紙装置の斜視図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るシート給紙装
置の上視図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るシート給紙装
置の上視図。
【図5】従来のシート給紙装置を備えた画像形成装置の
概略構成を示す図。
【図6】従来のシート給紙装置の構成を示す斜視図。
【図7】従来のシート給紙装置の構成を示す断面図。
【図8】従来のシート給紙装置の給紙ローラの断面図。
【図9】従来のシート給紙装置の他の給紙ローラの断面
図。
【符号の説明】 1 記録紙 2 カセット 5 分離パッド 6A,6B,6C給紙ローラ 7A,7C,7E搬送ローラ 7B,7D,7F搬送ローラコロ 17 紙ガイド S 紙パス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートをピックアップする給紙ローラ
    と、 前記給紙ローラの下流側に配された搬送ローラと、 前記搬送ローラと圧接する複数の搬送コロと、 前記搬送ローラに対向して配置され、前記給紙ローラか
    らのシートをガイドするガイド部材と、 を備え、 前記搬送ローラを該搬送ローラのローラ幅Lhと、前記
    給紙ローラのローラ幅Lrと、給送可能なシートの最小
    幅Lpとの関係がLp>Lh>Lrとなるような1つの
    ローラにて構成すると共に、該搬送ローラの両端側に前
    記搬送コロを圧接させ、該搬送ローラの前記搬送コロと
    接触しない中央部分と前記ガイド部材とにより前記シー
    トの中央部が通過する空間を形成することを特徴とする
    シート給送装置。
  2. 【請求項2】 シートをピックアップする給紙ローラ
    と、 前記給紙ローラの下流側に、かつ搬送方向と直交する方
    向に並設された搬送ローラと、 前記搬送ローラとそれぞれ圧接する一対の搬送コロと、 を備え、 前記一対の搬送コロは、前記シートの幅方向の中心線に
    対称的に設けられ、各搬送コロは、外側に向かって前記
    搬送ローラに圧接していることを特徴とするシート給送
    装置。
  3. 【請求項3】 シートをピックアップする給紙ローラ
    と、 前記給紙ローラの下流側に、かつ搬送方向と直交する方
    向に並設された一対の搬送ローラと、 前記搬送ローラとそれぞれ圧接する複数の搬送コロと、 を備え、 前記一対の搬送ローラは前記シートの幅方向の中心線に
    対称的に配置されると共に、各搬送ローラは内側の径が
    外側の径よりも大きい円柱形状を有し、前記搬送コロは
    該搬送ローラのローラ面に対して平行に圧接しているこ
    とを特徴とするシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙ローラは一部が切り欠かかれた
    略円柱形状を有し、前記搬送ローラは該略円柱形状の給
    紙ローラの一回の給紙動作での紙搬送量の50〜60%
    の長さ分、下流側に配置されることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記給紙ローラは円柱形状を有し、前記
    搬送ローラは該円柱形状の給紙ローラの一回の給紙動作
    での紙搬送量の50〜60%の長さ分、下流側に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記給紙ローラに圧接させ、該給紙ロー
    ラにより送り出されたシートを給紙ローラとの間で1枚
    ずつ分離するための分離パッドを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 シート給送装置と、該シート給送装置か
    ら送り出されたシートに画像を形成する画像形成手段と
    を備えた画像形成装置において、 前記シート給送装置は、前記請求項1乃至6のいずれか
    に記載のシート給送装置であることを特徴とする画像形
    成装置。
JP11019161A 1999-01-27 1999-01-27 シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 Pending JP2000219335A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012148843A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Fuji Xerox Co Ltd ばり取り装置、記録媒体供給装置、画像形成装置
JP2020075781A (ja) * 2018-11-07 2020-05-21 富士ゼロックス株式会社 シート部材の搬送装置、画像形成装置

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