JP2000156406A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
良好なCuまたはAg系配線を得ることができ、高速で
信頼性が高い高性能の半導体装置およびその製造方法を
提供する。 【解決手段】 層間絶縁膜に接続孔および/または配線
溝を形成した後、無電解めっき法などにより接続孔およ
び/または配線溝の内部の基体上にバリア層を選択的に
形成する。その後、Cu膜またはAg膜を電解めっき法
により成膜して接続孔および/または配線溝を埋め込
み、さらにCMP法などによりCu膜またはAg膜を研
磨して不要部分を除去し、接続孔および/または配線溝
に埋め込まれたCuまたはAg系配線を形成する。バリ
ア層としては、Ti、Rh、Pt、TiN/Ti、Ti
N/Rh、TiN/Ptなどの膜を用いる。配線材料が
接触する接続孔および/または配線溝の内周面はSiN
またはSiONにより形成する。
Description
びその製造方法に関し、特に、配線材料としてCuまた
はAg系の材料を用いる半導体装置に適用して好適なも
のである。
ed-Circuit)のような高集積化の進んだ半導体装置で
は、データ処理速度の高速化と、消費電力の増大によっ
て深刻化するエレクトロマイグレーションに対する高い
耐性とがともに要求される。
(Al−0.5%Cu、Al−1%Si−0.5%Cu
など)がもっぱら用いられてきたが、LSIの高速化を
さらに進めるためには、配線材料として、より比抵抗の
低いCuやAgなどを用いる必要がある。特に、Cuは
比抵抗が1.8μΩcmと低く、LSIの高速化に有利
な上に、エレクトロマイグレーション耐性がAl合金に
比べて一桁程度高いため、Al合金に代わる次世代の配
線材料として期待されている。
気的に接続する接続孔にCuを完全に埋め込むことは困
難であった。すなわち、CuはAlと異なり融点が高い
ことにより、Al合金を埋め込む際に多用されている高
温スパッタリング法やリフロー法などを用いても、従来
の450℃程度のプロセス温度ではCuを埋め込むこと
はできない。また、たとえ実験的に埋め込めたとして
も、ULSIで存在する100万個レベルの接続孔を1
00%埋め込めるような高歩留まりを得ることは難し
い。
uを接続孔に埋め込む技術も報告されているが、CVD
法で形成したCu膜はスパッタリング法により形成した
Cu膜に比べて、比抵抗が約10〜20%程度高く、表
面の平滑性も劣るなど、高品質な膜を得ることが困難で
ある。
u膜を使用して、なおかつ接続孔を完全にCuで埋め込
むことができる技術が求められている。
法または無電解めっき法を用いたCuの成膜が話題を呼
んでいる。この技術は、従来のスパッタリング法やCV
D法に比べて、低コストで、かつ、Cu膜を均一に成膜
することができるという利点を有する。しかしながら、
この方法でCuを成膜したとしても、Cuが酸化膜内へ
拡散して特性劣化の原因となるという問題を有する。そ
こで、これを防止するために、Cuの成膜前にTiN、
Taなどのバリア層をスパッタリング法で成膜してい
た。
によるCu配線の形成方法の一例を図22を参照して説
明する(月刊 Semiconductor World 1997.12、p.107)。
ように、図示省略した基板上の層間絶縁膜101に配線
溝102および接続孔103を形成する。次に、図22
Bに示すように、基板全面にスパッタリング法によりT
iNやTa系のバリア層104を成膜する。次に、図2
2Cに示すように、バリア層104上に同じくスパッタ
リング法によりCu膜105を成膜する。次に、図22
Dに示すように、Cu膜105をシードレイヤーとして
電解めっき法または無電解めっき法によりCu膜106
を配線溝102および接続孔103が完全に埋め込まれ
る膜厚に成膜する。この後、化学機械研磨(CMP)法
により層間絶縁膜101が露出するまで研磨を行うこと
により不要部分のCu膜106、Cu膜105およびバ
リア層104を除去して、配線溝102および接続孔1
03の内部にのみCu膜を残す。これによって、図22
Eに示すように、配線溝102および接続孔103に埋
め込まれたCu配線が形成される。
に示す従来のCu配線の形成方法では、実際には、バリ
ア層104をスパッタリング法により成膜したときのカ
バレッジが特に接続孔103の底部で悪く、しかも配線
溝102および接続孔103の微細化に伴いカバレッジ
の悪化はより顕著となるため、後にCuを埋め込むとき
に不良が生じやすく、良好なCu配線を形成することが
困難であり、その解決が望まれていた。
よび/または配線溝に良好に埋め込まれた良好なCu系
配線を得ることができ、高速で信頼性が高い高性能の半
導体装置およびその製造方法を提供することにある。
たは配線溝に良好に埋め込まれた良好なAg系配線を得
ることができ、高速で信頼性が高い高性能の半導体装置
およびその製造方法を提供することにある。
に、この発明による半導体装置は、接続孔および/また
は配線溝にCuまたはAg系の導電材料がバリア層を介
して埋め込まれた半導体装置であって、接続孔および/
または配線溝の内部の基体上に選択的にバリア層が設け
られていることを特徴とするものである。
接続孔および/または配線溝にCuまたはAg系の導電
材料がバリア層を介して埋め込まれた半導体装置の製造
方法であって、接続孔および/または配線溝の内部の基
体上に選択的にバリア層を形成するようにしたことを特
徴とするものである。
および/または配線溝に埋め込まれるCuまたはAg系
の導電材料を構成する原子の拡散を防止する機能を有す
るものを意味する。このバリア層は、基体の表面を還元
することができる導電材料からなるものである場合もあ
る。ここで、還元とは、具体的には例えば次のようなこ
とを意味する。すなわち、例えば、Si基板の表面には
通常はSi−O結合が存在しているが、この表面にTi
などの金属膜を接触させることによりSi−O結合を切
断してTi−O結合を生成し、Siを分離することで電
気的導電性を良好にすることなどを意味する。このバリ
ア層は、無電解めっき法のほか、電解めっき法、さらに
は気相めっき法により成膜することができる。このバリ
ア層は、具体的には、例えば、Ti、Rh、Pt、Ti
N/Ti、TiN/Rh、TiN/Pt、Ta、Ta
N、TaN/Taなどからなる。
電材料が接触する接続孔および/または配線溝の内周面
は、この導電材料の酸化を防止する観点から、好適に
は、窒化シリコン(SiN)または窒化酸化シリコン
(SiON)からなる。また、好適には、接続孔および
/または配線溝に埋め込まれた導電材料の上に酸化防止
膜が設けられる。この酸化防止膜としては、例えば窒化
チタン(TiN)膜や窒化酸化チタン(TiON)膜な
どを用いることができる。
ことができるものであり、具体的には、例えば、CMO
SLSI、MOSLSI、バイポーラLSI、バイポー
ラCMOSLSIなどに適用することができ、さらに
は、固体撮像素子(イメージャー素子)、薄膜トランジ
スタLSIなどに適用することができる。
は、接続孔および/または配線溝の内部の基体上に選択
的にバリア層を形成することにより、従来のようにスパ
ッタリング法によりバリア層を成膜した場合に接続孔の
底部でカバレッジが悪くなる問題がなくなる。このた
め、接続孔および/または配線溝を電解めっき法などに
よりCuまたはAg系の導電材料で良好に埋め込むこと
ができる。また、CuまたはAg系の導電材料が接触す
る接続孔および/または配線溝の内周面を窒化シリコン
や窒化酸化シリコンなどで形成することにより、この導
電材料の酸化を防止することができる。
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
よるLSIの製造方法を示す。
1に示すように、通常のLSI製造工程によってSi基
板1に素子分離領域2、ゲート絶縁膜3、ゲート電極
4、SiO2 からなるサイドウォール5、ソース領域お
よびドレイン領域を構成する拡散層6、7などを形成す
る。
絶縁膜8を成膜する。この層間絶縁膜8としては、例え
ば膜厚が600nmのSiO2 膜を用いる。CVD法に
よるこのSiO2 膜の成膜条件の一例を挙げると、反応
ガスとしてテトラエトキシシラン(TEOS)を用い、
その流量を50sccmとし、圧力を40Pa、温度を
720℃とする。この層間絶縁膜8としては、低誘電率
薄膜を用いることもできる。この低誘電率薄膜として
は、例えば、フルオロカーボン、アモルファステフロ
ン、フッ化アリールエーテル、フッ化ポリイミド、アリ
ールエーテル、BCB、アモルファスカーボン、サイド
トップ(商品名)などの薄膜を用いることができる。こ
れらの有機系膜はスピンコーターで塗布成膜することが
でき、成膜後例えば350℃程度でキュアする。このと
き、あらかじめ上述のようなSiO2膜をCVD法によ
り例えば200nmの膜厚に成膜してからこれらの有機
系膜を塗布するのが好ましい。低誘電率薄膜としては、
アモルファステフロンやFLARE(商品名)などの膜
を成膜してもよい。
(LPCVD)法やプラズマCVD法などによりSiN
膜9を成膜する。このSiN膜9の膜厚は例えば100
nmとする。LPCVD法によるこのSiN膜9の成膜
条件の一例を挙げると、反応ガスとしてSiH2 Cl2
とNH3 とN2 との混合ガスを用い、それらの流量をそ
れぞれ0.05slm、0.2slmおよび0.2sl
mとし、圧力を70Pa、温度を760℃とする。ま
た、プラズマCVD法によるこのSiN膜9の成膜条件
の一例を挙げると、反応ガスとしてSiH4 とNH4 と
N2 との混合ガスを用い、それらの流量をそれぞれ26
5sccm、100sccmおよび4000sccmと
し、圧力を565Pa、温度を400℃とする。
リソグラフィーにより接続孔形成用の所定形状のレジス
トパターン(図示せず)を形成した後、このレジストパ
ターンをマスクとしてSiN膜9を例えば反応性イオン
エッチング(RIE)法でエッチングすることにより開
口部10を形成する。次に、このレジストパターンを除
去した後、例えばCVD法により基板全面に層間絶縁膜
11を成膜する。この層間絶縁膜11としては、層間絶
縁膜8と同様なものを用いることができ、層間絶縁膜8
と同様な方法により成膜することができる。次に、この
層間絶縁膜11の表面を例えばCMP法により研磨して
平坦化する。このCMP法による研磨条件の一例を挙げ
ると、研磨材(スラリー)として過酸化水素水にシリカ
を懸濁させたものを用い、スラリー流量を20sccm
とし、研磨ヘッド圧力を4.0psi、ウエーハ回転数
を20rpm、ヘッド回転数を20rpmとする。
上にリソグラフィーにより配線溝形成用の所定形状のレ
ジストパターン(図示せず)を形成した後、このレジス
トパターンをマスクとして層間絶縁膜11を例えばRI
E法でエッチングすることにより配線溝12を形成す
る。このエッチングの際には、SiN膜9がエッチング
ストッパーとして働く。さらに、このSiN膜9が露出
してからは、このSiN膜9をマスクとして層間絶縁膜
8をエッチングすることにより接続孔13を形成する。
層間絶縁膜8、11としてSiO2 膜を用いる場合、R
IE法によるこのSiO2 膜のエッチング条件の一例を
挙げると、エッチングガスとしてC4 F8を用い、その
流量を50sccmとし、圧力を2Paとし、RFパワ
ーを1200Wとする。また、層間絶縁膜8、11とし
て、上述の有機系低誘電率薄膜を用いる場合、RIE法
によるこの有機系低誘電率薄膜のエッチング条件の一例
を挙げると、エッチングガスとしてCHF3 とO2 とH
eとの混合ガスを用い、それらの流量をそれぞれ5sc
cm、50sccmおよび200sccmとし、RFパ
ワーを500W、温度を−10℃とする。この有機系低
誘電率薄膜の成膜前にSiO2 膜を成膜する場合には、
この有機系低誘電率薄膜のエッチング後、SiO2 膜の
エッチングを上記の条件で行う。
D法などにより基板全面にSiN膜14を成膜する。こ
のSiN膜14の膜厚は例えば100nmとする。この
SiN膜14の成膜条件はSiN膜9の成膜条件と同様
である。次に、このSiN膜14を例えばRIE法でエ
ッチバックすることにより、配線溝12および接続孔1
3の側壁にのみこのSiN膜14を残す。RIE法によ
るこのSiN膜14のエッチング条件の一例を挙げる
と、エッチングガスとしてCF4 とO2 とArとの混合
ガスを用い、それらの流量をそれぞれ100sccm、
10sccmおよび10sccmとし、圧力を2Pa、
RFパワーを1200Wとする。
により接続孔13の内部に露出した拡散層7上に選択的
にTi膜15およびTiN膜16をバリア層として順次
成膜する。これらの膜の膜厚の一例を挙げると、Ti膜
15は30nm、TiN膜16は70nmである。ま
た、無電解めっき法によるTi膜15の成膜時に用いる
薬液の例を挙げると、硫酸チタンに触媒反応物質として
PdSを添加したものや硫酸チタンにHCHOおよびH
2 Oを添加したものなどである。無電解めっき法による
TiN膜16の成膜時に用いる薬液の例を挙げると、N
H4 OHまたはHNO3 を含む硫酸チタンに触媒反応物
質としてPdSを添加したものや硫酸チタンにHCHO
およびNH4 OHを添加したものなどである。
全面にCu膜(図示せず)を成膜する。このCu膜の膜
厚は例えば10nm程度である。スパッタリング法によ
るこのCu膜の成膜条件の一例を挙げると、Cuターゲ
ットを用い、プロセスガスとしてArを用い、その流量
を40sccm、圧力を0.67Pa、温度を300℃
とする。
ードレイヤーとして電解めっき法により配線形成用のC
u膜17を基板全面に成膜する。このCu膜17は配線
溝12および接続孔13が完全に埋め込まれる膜厚に成
膜する。このCu膜17の膜厚は具体的には例えば60
0nmである。シードレイヤーとしてのCu膜は、この
配線形成用のCu膜17の成膜時に一体化する。電解め
っき法によるCu膜17の成膜条件の一例を挙げると、
めっき液としてCuSO4 +5H2 Oを用い、温度を3
0℃、印加電圧を10V、電流を30mA/dm2 とす
る。
分のCu膜17を除去することにより、接続孔13の内
部にのみこのCu膜17を残す。これによって、図7に
示すように、配線溝12および接続孔13に埋め込まれ
た、いわゆるデュアルダマシン(Dual Damascene)構造
のCu配線が形成される。このCMP法による研磨条件
の一例を挙げると、研磨材(スラリー)として過酸化水
素水にFe(NO3 )を懸濁させたものを用い、その流
量を20sccmとし、研磨ヘッド圧力を4.0ps
i、ウエーハ回転数を20rpm、ヘッド回転数を20
rpmとする。
Cu配線の酸化防止膜としてキャッピングTiN膜18
を基板全面に成膜する。このキャッピングTiN膜18
の膜厚は例えば30nmである。スパッタリング法によ
るこのキャッピングTiN膜18の成膜条件の一例を挙
げると、Tiターゲットを用い、プロセスガスとしてA
rとN2 との混合ガスを用い、それらの流量をそれぞれ
30sccmおよび100sccmとし、圧力を0.6
7Pa、温度を150℃とする。この後、このキャッピ
ングTiN膜18を例えばRIE法により所定形状にパ
ターニングする。RIE法によるこのキャッピングTi
N膜18のエッチング条件の一例を挙げると、エッチン
グガスとしてBCl3 とCl2 との混合ガスを用い、そ
れらの流量をそれぞれ60sccmおよび90sccm
とし、圧力を2Pa、RFパワーを1200Wとする。
層の配線の形成などの必要な工程を経て、目的とするL
SIを完成させる。
ば、Cu配線のバリア層としてのTi膜15およびTi
N膜16を無電解めっき法により接続孔13の内部の拡
散層7上に選択的に形成していることにより、従来のよ
うにバリア層をスパッタリング法により形成する場合に
接続孔13の底部でカバレッジが悪くなる問題がなくな
るため、Cu膜17による配線溝12および接続孔13
の埋め込みを良好に行うことができる。また、配線溝1
2および接続孔13の内周面はすべてSiN膜14、9
により覆われているため、層間絶縁膜8、11としてS
iO2 膜などの酸化膜を用いる場合にこれらの配線溝1
2および接続孔13に埋め込まれたCu膜17が酸化さ
れる問題を防止することができる。また、すでに述べた
ように、Cuは比抵抗が小さく、エレクトロマイグレー
ション耐性も優れている。これらの理由により、信頼性
が良好で低抵抗のCuによるデュアルダマシン配線を得
ることができる。そして、これによって、信頼性が高
く、高速動作可能な高性能のLSIを高歩留まりで実現
することができる。
SIの製造方法について説明する。
おいては、第1の実施形態における配線形成用のCu膜
17の代わりにAg膜19を用いる。このAg膜19
は、Cu膜17と同様に電解めっき法により成膜する。
このAg膜19の膜厚は例えば600nmである。この
電解めっき法によるAg膜19の成膜条件の一例を挙げ
ると、硝酸銀、炭酸ナトリウムおよびリン酸ナトリウム
含有浴を用い、浴温度を30℃、印加電圧を10V、電
流密度を30mA/dm2 とする。その他のことは第1
の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
用いる場合に、第1の実施形態と同様な利点を得ること
ができる。
SIの製造方法について説明する。
施形態と同様に工程を進めて、接続孔13の形成まで行
った後、図9に示すように、無電解めっき法により接続
孔13の内部に露出した拡散層7上に選択的にTi膜1
5を成膜する。このTi膜15の膜厚は例えば30nm
である。この無電解めっき法によるTi膜15の成膜時
に用いる薬液は第1の実施形態と同様である。
ンモニア雰囲気中でSi基板1の熱処理を行うことによ
り、Ti膜15の表面を窒化してTiN膜16を形成す
るとともに、Ti膜15とSi基板1とを反応させてT
iSi2 膜20を形成する。この熱処理は、例えば65
0℃で30秒行う。
ードレイヤーとしてのCu膜の成膜以降の工程を進め、
図11に示すように、目的とするLSIを完成させる。
施形態と同様な利点を得ることができる。これに加え
て、この第3の実施形態によれば、Ti膜15の表面を
窒化してTiN膜16を形成することによりバリア層を
TiN/Ti構造としていることにより安定なバリア層
を得ることができるとともに、Ti膜15とSi基板1
とを反応させてTiSi2 膜20を形成していることに
よりCu配線のコンタクト抵抗の低減および安定化を図
ることができることから、LSIの信頼性のより一層の
向上を図ることができる。
SIの製造方法について説明する。
においては、第3の実施形態における配線形成用のCu
膜17の代わりにAg膜19を用いる。このAg膜19
は、Cu膜17と同様に電解めっき法により成膜する。
このAg膜19の膜厚は例えば600nmである。この
電解めっき法によるAg膜19の成膜条件は第2の実施
形態と同様である。その他のことは第3の実施形態と同
様であるので、説明を省略する。
用いる場合に、第1の実施形態と同様な利点を得ること
ができる。
SIの製造方法について説明する。
施形態と同様に工程を進めて、接続孔13の形成まで行
った後、図13に示すように、電解めっき法により接続
孔13の内部に露出した拡散層7上に選択的にTi膜1
5を成膜する。このTi膜15の膜厚は例えば30nm
である。この電解めっき法によるTi膜15の成膜条件
の一例を挙げると、薬液として硫酸チタンを用い、温度
を30℃、印加電圧を10V、電流密度を30mA/d
m2 とする。
ドレイヤーとしてのCu膜の成膜以降の工程を進め、図
14に示すように、目的とするLSIを完成させる。
施形態と同様な利点を得ることができる。また、配線形
成用のCu膜17を電解めっき法により成膜して配線溝
12および接続孔13を埋め込む際には、Ti膜15と
の間でTi原子およびCu原子の相互拡散が生じること
から、高温スパッタリング法やリフロー法などでCuを
埋め込む場合に比べて高い埋め込み歩留まりを得ること
ができ、LSIの信頼性の向上および製造コストの低減
を図ることができる。
SIの製造方法について説明する。
5を気相めっき法により成膜する。この気相めっき法に
よるTi膜15の成膜条件の一例を挙げると、めっきガ
スとしてTiCl4 とH2 との混合ガスを用い、その流
量を4slmとし、基板加熱温度を800℃とする。そ
の他のことは第1の実施形態と同様であるので、説明を
省略する。
形態と同様な利点を得ることができる。
SIの製造方法について説明する。
においては、第5の実施形態における配線形成用のCu
膜17の代わりにAg膜19を用いる。このAg膜19
は、Cu膜17と同様に電解めっき法により成膜する。
このAg膜19の膜厚は例えば600nmである。この
電解めっき法によるAg膜19の成膜条件は第2の実施
形態と同様である。その他のことは第5の実施形態と同
様であるので、説明を省略する。
用いる場合に、第1の実施形態と同様な利点を得ること
ができる。
SIの製造方法について説明する。
施形態と同様に工程を進めて、接続孔13の形成まで行
った後、図16に示すように、電解めっき法により接続
孔13の内部に露出した拡散層7上に選択的にRh膜2
1を成膜する。このRh膜21の膜厚は例えば30nm
である。この電解めっき法によるRh膜21の成膜条件
の一例を挙げると、薬液として、硫酸に金属ロジウムを
硫酸塩またはリン酸塩として添加したものを用い、温度
を30℃、印加電圧を5V、電流密度を10mA/dm
2 とする。このRh膜21は、Ti膜に比べて電解めっ
き時の電流効率が高く、耐食性も高いため、有利であ
る。
ドレイヤーとしてのCu膜の成膜以降の工程を進め、図
17に示すように、目的とするLSIを完成させる。
施形態と同様な利点を得ることができる。
SIの製造方法について説明する。
においては、第8の実施形態における配線形成用のCu
膜17の代わりにAg膜19を用いる。このAg膜19
は、Cu膜17と同様に電解めっき法により成膜する。
このAg膜19の膜厚は例えば600nmである。この
電解めっき法によるAg膜19の成膜条件は第2の実施
形態と同様である。その他のことは第8の実施形態と同
様であるので、説明を省略する。
用いる場合に、第1の実施形態と同様な利点を得ること
ができる。
LSIの製造方法について説明する。
実施形態と同様に工程を進めて、接続孔13の形成まで
行った後、図19に示すように、電解めっき法により接
続孔13の内部に露出した拡散層7上に選択的にPt膜
22を成膜する。このPt膜22の膜厚は例えば30n
mである。この電解めっき法によるPt膜22の成膜条
件の一例を挙げると、薬液として、塩化白金酸とリン酸
アンモニウムとリン酸ナトリウムとからなり、それらの
組成がそれぞれ4g/リットル、20g/リットルおよ
び100g/リットル、温度を80℃、印加電圧を4
V、電流密度を1mA/dm2 とする。このPt膜22
は、Rh膜21と同様に、Ti膜に比べて電解めっき時
の電流効率が高く、耐食性も高いため、有利である。
ドレイヤーとしてのCu膜の成膜以降の工程を進め、図
20に示すように、目的とするLSIを完成させる。
実施形態と同様な利点を得ることができる。
LSIの製造方法について説明する。
態においては、第10の実施形態における配線形成用の
Cu膜17の代わりにAg膜19を用いる。このAg膜
19は、Cu膜17と同様に電解めっき法により成膜す
る。このAg膜19の膜厚は例えば600nmである。
この電解めっき法によるAg膜19の成膜条件は第2の
実施形態と同様である。その他のことは第10の実施形
態と同様であるので、説明を省略する。
を用いる場合に、第1の実施形態と同様な利点を得るこ
とができる。
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
おいて挙げた数値、材料、構造、基板、原料、プロセス
などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これらと
異なる数値、材料、構造、基板、原料、プロセスなどを
用いてもよい。
導体装置によれば、接続孔および/または配線溝の内部
の基体上に選択的にバリア層が設けられていることによ
り、接続孔および/または配線溝に良好に埋め込まれた
良好なCuまたはAg系配線を得ることができ、高速で
信頼性が高い高性能の半導体装置を実現することができ
る。
法によれば、接続孔および/または配線溝の内部の基体
上に選択的にバリア層を形成するようにしていることに
より、接続孔および/または配線溝に良好に埋め込まれ
た良好なCuまたはAg系配線を得ることができ、高速
で信頼性が高い高性能の半導体装置を製造することがで
きる。
方法を説明するための断面図である。
方法を説明するための断面図である。
方法を説明するための断面図である。
方法を説明するための断面図である。
方法を説明するための断面図である。
方法を説明するための断面図である。
方法を説明するための断面図である。
方法を説明するための断面図である。
方法を説明するための断面図である。
造方法を説明するための断面図である。
造方法を説明するための断面図である。
造方法を説明するための断面図である。
造方法を説明するための断面図である。
造方法を説明するための断面図である。
造方法を説明するための断面図である。
造方法を説明するための断面図である。
造方法を説明するための断面図である。
造方法を説明するための断面図である。
製造方法を説明するための断面図である。
製造方法を説明するための断面図である。
製造方法を説明するための断面図である。
よるCu配線の形成方法を説明するための断面図であ
る。
4・・・SiN膜、12・・・配線溝、13・・・接続
孔、15・・・Ti膜、16・・・TiN膜、17・・
・Cu膜、18・・・キャッピングTiN膜、19・・
・Ag膜、20・・・TiSi2 膜、21・・・Rh
膜、22・・・Pt膜
Claims (18)
- 【請求項1】 接続孔および/または配線溝にCuまた
はAg系の導電材料がバリア層を介して埋め込まれた半
導体装置であって、 上記接続孔および/または配線溝の内部の基体上に選択
的に上記バリア層が設けられていることを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項2】 上記バリア層は上記基体の表面を還元す
ることができる導電材料からなることを特徴とする請求
項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 上記バリア層は無電解めっき法により形
成されたものであることを特徴とする請求項1記載の半
導体装置。 - 【請求項4】 上記バリア層は電解めっき法により形成
されたものであることを特徴とする請求項1記載の半導
体装置。 - 【請求項5】 上記バリア層は気相めっき法により形成
されたものであることを特徴とする請求項1記載の半導
体装置。 - 【請求項6】 上記バリア層はTi、Rh、Pt、Ti
N/Ti、TiN/RhまたはTiN/Ptからなるこ
とを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項7】 上記バリア層はTa、TaNまたはTa
N/Taからなることを特徴とする請求項1記載の半導
体装置。 - 【請求項8】 上記導電材料が接触する上記接続孔およ
び/または配線溝の内周面が窒化シリコンまたは窒化酸
化シリコンからなることを特徴とする請求項1記載の半
導体装置。 - 【請求項9】 上記接続孔および/または配線溝に埋め
込まれた上記導電材料の上に酸化防止膜が設けられてい
ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項10】 接続孔および/または配線溝にCuま
たはAg系の導電材料がバリア層を介して埋め込まれた
半導体装置の製造方法であって、 上記接続孔および/または配線溝の内部の基体上に選択
的に上記バリア層を形成するようにしたことを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 上記バリア層は上記基体の表面を還元
することができる導電材料からなることを特徴とする請
求項10記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 上記バリア層を無電解めっき法により
形成するようにしたことを特徴とする請求項10記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 上記バリア層を電解めっき法により形
成するようにしたことを特徴とする請求項10記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項14】 上記バリア層を気相めっき法により形
成するようにしたことを特徴とする請求項10記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項15】 上記バリア層はTi、Rh、Pt、T
iN/Ti、TiN/RhまたはTiN/Ptからなる
ことを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項16】 上記バリア層はTa、TaNまたはT
aN/Taからなることを特徴とする請求項10記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項17】 上記導電材料が接触する上記接続孔お
よび/または配線溝の内周面が窒化シリコンまたは窒化
酸化シリコンからなることを特徴とする請求項10記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項18】 上記接続孔および/または配線溝に埋
め込まれた上記導電材料の上に酸化防止膜を形成するよ
うにしたことを特徴とする請求項10記載の半導体装置
の製造方法。
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- 1999-11-18 KR KR1019990051222A patent/KR20000035543A/ko not_active Application Discontinuation
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