JP2003243392A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003243392A
JP2003243392A JP2002040440A JP2002040440A JP2003243392A JP 2003243392 A JP2003243392 A JP 2003243392A JP 2002040440 A JP2002040440 A JP 2002040440A JP 2002040440 A JP2002040440 A JP 2002040440A JP 2003243392 A JP2003243392 A JP 2003243392A
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cap film
wiring
copper
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Yutaka Ooka
豊 大岡
Takeshi Nogami
毅 野上
Kaori Tai
香織 田井
Yuji Segawa
雄司 瀬川
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅の拡散が確実に防止された信頼性の高い半
導体装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る半導体装置は、銅を含む金
属配線上に、銅拡散防止機能を有するキャップ膜が形成
され、当該キャップ膜の表面がシリサイド化されている
ことを特徴とする。また、本発明に係る半導体装置の製
造方法は、銅を含む金属配線上に銅拡散防止機能を有す
るキャップ膜を備える半導体装置の製造方法であって、
上記銅を含む金属配線上に上記銅拡散防止機能を有する
キャップ膜を形成し、さらに当該キャップ膜の表面をシ
リサイド化することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅を含む金属配線
を有する半導体装置に関するものであり、さらに、その
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウエーハ上に形成する高密
度集積回路(以下、半導体装置と称する。)の微細な配
線の材料として、アルミニウム系合金が用いられてい
る。しかしながら、配線の微細化が進むにつれて配線の
寄生抵抗・寄生容量による回路遅延が支配的になるた
め、配線用材料として、アルミニウム系合金より低抵抗
・低容量であり、高い信頼性を実現する銅の採用が検討
されている。さらに、銅は、比抵抗が1.8μΩcmと
低く、半導体装置の高速化に有利な上に、エレクトロマ
イグレーション耐性がアルミニウム系合金に比べて一桁
ほど高いため、次世代の材料として期待されている。
【0003】銅を用いた配線形成では、一般に銅のドラ
イエッチングが容易でないために、いわゆるダマシン法
が用いられている。これは、例えば酸化シリコンからな
る層間絶縁膜に予め所定の溝を形成し、その溝に配線材
料(銅)を埋め込んだ後、余剰の配線材料を化学機械研
磨(Chemical Mechanical Pol
ishing:以下、CMPと称する。)により除去
し、配線を形成する方法である。さらに、接続孔(ヴィ
アホール)と配線溝(トレンチ)とを形成した後、一括
して配線材料を埋め込み、余剰配線材料をCMPにより
除去するデュアルダマシン法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、銅配線は、
一般的に多層化されて用いられる。その際、層間絶縁膜
への銅の拡散を防止する目的で、上記配線を形成する前
に、窒化シリコン、炭化シリコン等からなるバリア膜が
形成されている。
【0005】しかしながら、CMP直後の銅配線表面に
は、バリア膜が存在しないため、上層配線を形成する前
に銅の拡散防止層として機能するキャップ膜を形成す
る。このとき、銅は、150℃という低温であっても酸
素を含有する雰囲気中で容易に酸化されてしまうため、
通常は、酸素を含まない材料であるシリコン窒化膜(S
iN)や炭化シリコン膜(SiC)などがキャップ膜と
して用いられる。
【0006】ただし、窒化シリコン(SiN)や炭化シ
リコン(SiC)は、酸化シリコン(SiO)よりも
比誘電率が大きいため、銅配線を有する半導体装置の実
行誘電率が高くなり、半導体装置のRC遅延が大きくな
ってしまうという不都合がある。このため、CMP後の
銅配線表面については、選択的にコバルトタングステン
燐(CoWP)等の合金で被覆する方法が有利であると
考えられる。
【0007】コバルトタングステン燐(CoWP)等の
合金からなるキャップ膜を形成する方法としては、例え
ば無電解めっき法があり、米国特許5695810号に
開示されているように、銅表面を触媒としてコバルトタ
ングステン燐(CoWP)からなるキャップ膜を形成す
る方法が提唱されている。また、特開平9−30723
4号公報に開示されているように、銅表面をパラジウム
(Pd)の置換めっきによりパラジウム(Pd)に置換
し、置換されたパラジウム(Pd)を触媒核として無電
解めっきを行う方法が提唱されている。この場合は、例
えば図32に示すようにトランジスタ等のデバイス(図
示は省略する。)が予め作製された基板101上に、銅
を含む金属配線(以下、Cu配線と称する。)102
が、層間絶縁膜103に設けられた溝に埋め込まれてな
る。そして層間絶縁膜103は、例えばSiOCからな
り、Cu配線102と層間絶縁膜103との間には、例
えばTaNからなるバリア膜104が形成されている。
また、基板1と層間絶縁膜3との間には例えばSiCか
らなるエッチストッパ層5が形成されており、Cu配線
2から基板1へのCu拡散を防止する。また、Cu配線
102上、すなわちCu配線102のバリア膜104で
覆われていない表面、すなわち図18における上面には
パラジウム(Pd)膜107を介して銅拡散防止機能と
備えたキャップ膜106が形成されている。
【0008】しかしながら、コバルトタングステン燐
(CoWP)からなるキャップ膜は、銅の拡散防止膜と
しては充分機能するものの、耐酸化性及び耐フッ酸性に
乏しいという問題がある。すなわち、無電解めっきでの
成膜後、次層の層間絶縁膜形成までにキャップ膜表面が
酸化してしまい、上層配線層との金属接触が確保できな
いため、配線間での導通不良となり、半導体装置の動作
不良の原因となる。また、次工程において層間絶縁膜上
の残留銅原子の除去を目的とするフッ酸(HF)溶液処
理を施した場合、コバルトタングステン燐(CoWP)
が浸食され、消失してしまう。その結果、キャップ膜自
体の消失により銅の拡散防止ができなくなるため、フッ
酸溶液処理を備えるプロセスにおいては半導体装置の製
造ができなくなるとの問題がある。
【0009】そこで本発明はこのような従来の問題点を
解消するために提案されたものであり、銅の拡散が確実
に防止された信頼性の高い半導体装置及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための本発明に係る半導体装置は、銅を含む金属配線上
に銅拡散防止機能を有するキャップ膜が形成され、当該
キャップ膜の表面がシリサイド化されていることを特徴
とするものである。
【0011】以上のように構成された本発明に係る半導
体装置は、銅を含む金属配線上に銅拡散防止機能を有す
るキャップ膜が形成され、当該キャップ膜の表面がシリ
サイド化されている。ここで、このように構成されたキ
ャップ膜は、優れた銅拡散防止機能を有するとともに、
優れた耐酸化性と耐フッ酸性とを有しており、この特性
により酸化及びフッ酸による浸食を効果的に防止され
る。その結果、キャップ膜は酸化雰囲気中においても酸
化されることなく、また、フッ酸溶液処理を行った場合
においても浸食されることがないため、確実に層間絶縁
膜への銅原子の拡散防止層として機能する。
【0012】また、上述した目的を達成するための本発
明に係る半導体装置の製造方法は、銅を含む金属配線上
に銅拡散防止機能を有するキャップ膜を備える半導体装
置の製造方法であって、銅を含む金属配線上に上記銅拡
散防止機能を有するキャップ膜を形成し、さらに当該キ
ャップ膜の表面をシリサイド化することを特徴とするも
のである。
【0013】以上のような本発明に係る半導体装置の製
造方法は、銅を含む金属配線上に銅拡散防止機能を有す
るキャップ膜を形成し、さらに当該キャップ膜の表面を
シリサイド化する。ここで、キャップ膜の表面をシリサ
イド化することにより、キャップ膜は、優れた銅拡散防
止機能とともに優れた耐酸化性と耐フッ酸性とを有する
ものとされ、この特性によりキャップ膜の酸化及びフッ
酸による浸食が効果的に防止される。その結果、キャッ
プ膜が製造工程中に酸化することが無く、また、フッ酸
溶液処理を行った場合においても浸食されることがない
ため、確実に層間絶縁膜への銅原子の拡散防止層として
機能するキャップ膜が形成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した半導体装
置及びその製造方法について、図面を参照しながら詳細
に説明する。まず、本発明を単層配線に適用した場合に
ついて説明する。なお、以下においては、説明の便宜
上、実際の縮尺と異なることがある。
【0015】本発明に係る半導体装置は、例えば図1に
示すように、トランジスタ等のデバイス(図示は省略す
る。)が予め作製された基板1上に、銅を含む金属配線
(以下、Cu配線と称する。)2が、層間絶縁膜3に設
けられた溝に埋め込まれてなるものである。層間絶縁膜
3は、例えばSiOC、SiO、SiLK、FLAR
E、フッ素添加シリコン酸化膜(FSG)あるいは、他
の低誘電率絶縁膜によりなるものである。Cu配線2と
層間絶縁膜3との間には、銅拡散防止機能を有するバリ
ア膜4が形成されている。バリア膜4は、例えばTa
N、Ta、Ti、TiN、W、WN、あるいはこれら
の積層膜などからなるものである。また、基板1と層間
絶縁膜3との間には例えばSiN、SiC等からなるエ
ッチストッパ層5が形成されている。
【0016】また、本発明の半導体装置では、Cu配線
2上、すなわちCu配線のバリア膜4で覆われていない
表面、すなわち図1における上面に、銅拡散防止機能を
有するキャップ膜6が形成され、当該キャップ膜6の表
面がシリサイド化されて耐酸化性と耐フッ酸性とを兼ね
備えたシリサイド層7とされている。すなわち、このキ
ャップ膜6'は、銅拡散防止機能とともに、耐酸化性と
耐フッ酸性とを兼ね備えたものとされている。
【0017】ここで、キャップ膜6は、Cu配線上に形
成されたニッケル合金であるニッケルタングステン燐
(NiWP)膜からなり、当該キャップ膜6の表面はシ
リサイド化されてニッケルシリサイド(NiSi)層と
されている。
【0018】キャップ膜としてコバルトタングステン燐
(CoWP)からなるキャップ膜を用いた場合、コバル
トタングステン燐(CoWP)からなるキャップ膜は銅
の拡散防止膜としては充分機能するものの、耐酸化性及
び耐フッ酸性に乏しいという問題がある。すなわち、コ
バルトタングステン燐(CoWP)は、無電解めっきで
の成膜後、次層の層間絶縁膜形成までに酸化してしま
い、上層配線層との金属接触が確保できなくなる。これ
は、配線間での導通不良を引き起こし、半導体装置の動
作不良の原因となる。また、例えば次工程において層間
絶縁膜上の残留銅原子の除去を目的とするフッ酸(H
F)溶液処理を施した場合、キャップ膜であるコバルト
タングステン燐(CoWP)は浸食され、消失してしま
う。その結果、キャップ膜自体の消失により銅の拡散防
止ができなくなるため、フッ酸溶液処理を備えるプロセ
スにおいては半導体装置の製造ができなくなるとの問題
がある。
【0019】このような問題に対処するものとして、本
発明者はキャップ膜であるコバルトタングステン燐(C
oWP)の酸化を防止するものとして、Cu配線上にコ
バルトタングステン燐(CoWP)膜を無電解めっきで
成膜した後、コバルトタングステン燐(CoWP)膜を
SiH、Si、SiClなどの反応ガス
と接触させ、コバルトタングステン燐(CoWP)膜の
表面のCoと反応ガスを反応させることによりコバルト
シリサイド(CoSi)を形成した半導体装置を提唱し
た。
【0020】しかしながら、コバルトシリサイド(Co
Si)は、耐酸化性は備えるものの、十分な耐フッ酸性
を備えているとは言えず、層間絶縁膜上の残留銅原子の
除去を目的とするフッ酸(HF)溶液処理を施した場
合、キャップ膜であるコバルトシリサイド(CoSi)
は浸食され、消失してしまう。
【0021】そこで、本発明に係る半導体装置において
は、キャップ膜6としてニッケルタングステン燐(Ni
WP)膜を用いて、さらにこのキャップ膜6の表面はニ
ッケルタングステン燐(NiWP)膜がシリサイド化さ
れたニッケルシリサイド(NiSi)層とされている。
ここで、ニッケルシリサイド(NiSi)層は、優れた
耐酸化性と耐フッ酸性とを有しており、この特性により
キャップ膜6の酸化及びフッ酸による浸食を効果的に防
止する。したがって、半導体プロセス中において、キャ
ップ膜6を成膜後、次層の層間絶縁膜形成までにキャッ
プ膜6表面が酸化することがない。これにより、上層配
線層との金属接触を確実に確保することができるため、
配線間での導通不良が防止され、導通不良に起因した半
導体装置の動作不良の発生が防止される。
【0022】また、半導体装置作製プロセス中にフッ酸
溶液処理を施した場合においても、キャップ膜6は耐フ
ッ酸性を有するその表面を構成するシリサイド層である
ニッケルシリサイド(NiSi)層より保護されている
ため、フッ酸溶液で浸食されることがない。これによ
り、この半導体装置では、製造プロセス中にフッ酸(H
F)溶液処理が含まれる場合においても、キャップ膜が
浸食されて消失することが無く、キャップ膜6が良好な
銅の拡散防止機能を発揮するため、銅の拡散が確実に防
止された信頼性の高い半導体装置を実現することができ
る。
【0023】ここで、キャップ膜6の膜厚としては、5
nm以上30nm以下とすることが好ましい。キャップ
膜6の膜厚が5nm未満である場合、キャップ膜6の膜
厚が薄すぎるため、層間絶縁膜に対する銅拡散防止の効
果が不十分となる虞がある。また、キャップ膜6の膜厚
が30nmよりも厚い場合には、成膜時間が長くなるこ
とにより、めっき液によるCu配線のエッチングにより
半導体装置の信頼性が悪くなる、あるいは配線抵抗の上
昇に起因する遅延の増大などの虞がある。したがって、
キャップ膜6の膜厚を5nm以上30nm以下とするこ
とにより、確実に層間絶縁膜に対する銅拡散防止の効果
を得ることができる。
【0024】また、ニッケルシリサイド(NiSi)層
の厚みとしては、2nm以上20nm以下程度とするこ
とが好ましい。ニッケルシリサイド(NiSi)層の厚
みが2nm未満である場合、ニッケルシリサイド(Ni
Si)層の厚みが薄すぎるため、耐酸化性及び耐フッ酸
性の効果が不十分となる虞がある。また、ニッケルシリ
サイド(NiSi)層の厚みが20nmよりも厚い場合
には、シリサイド反応時にCu配線が無い部分(層間絶
縁膜3上)にもSiが堆積し、配線間絶縁特性が劣化す
る虞がある。したがって、ニッケルシリサイド(NiS
i)層の厚みを2nm以上20nm以下とすることによ
り、耐酸化性及び耐フッ酸性の効果を十分に得ることが
できる。
【0025】このような本発明に係る半導体装置は、以
下のようにして作製することができる。先ず、図2に示
すように、基板1上にCVD(Chemical Va
por Deposition)法によってSiC、S
iN等の材料を被着させ、エッチストッパ層5を成膜す
る。例えば、原料ガスとしてモノシラン(SiH)、
NH及びNの混合ガスを用い、CVD法によりSi
Nを膜厚50nmで成膜する。
【0026】次に、図3に示すように、エッチストッパ
層5上の全面に、例えば原料ガスとしてテトラエトキシ
シラン(TEOS)とOとの混合ガスを用い、上記エ
ッチストッパ層5の成膜に連続してSiOからなる層
間絶縁膜3をCVD法により成膜する。この層間絶縁膜
3の成膜は、前工程であるエッチストッパ層5の成膜に
連続して同一のチャンバ内で行うことができる。また、
層間絶縁膜3としてはSiOに限らず、SiOC等の
周知の酸化物や、低誘電率材料等の有機材料であっても
良い。
【0027】次に、図4に示すように、フォトリソグラ
フィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜3に配線
を形成するための溝8をパターニングする。例えば、以
下に示すエッチング条件にて層間絶縁膜3のエッチング
を行うことができる。
【0028】使用ガス:CHF/CF/Ar=30
/60/800sccm 圧力:200Pa 基板温度:25℃
【0029】次に、図5に示すように、Cuの層間絶縁
膜3への拡散を防止するための例えばTaNからなるバ
リア膜4をPVD(Physical Vapor D
eposition)法により成膜し、続けてPVD法
によりCuシード層(図示は省略する。)を成膜する。
バリア膜4としては、TaNの他、Ta、Ti、Ti
N、W、WN、あるいはこれらの積層膜等のCuに対す
るバリア性に優れた材料を使用できる。
【0030】Cuシード層は、次のCu埋め込み工程で
電解めっきによりCuを成膜する際の導電層となるもの
である。バリア膜4及びCuシード層の成膜はPVD法
に限定されるものではなく、CVD法により形成しても
良い。それぞれの膜厚に関しては、デザインルールにも
よるが、バリア膜4に関しては50nm以下、Cuシー
ド層に関しては200nm以下とすることが好ましい。
したがって、例えば、TaNからなるバリア膜4を20
nmし、当該バリア層4上にCuシード層を150nm
成膜することができる。このときのバリア膜4のPVD
成膜条件の一例を以下に示す。
【0031】DCパワー:1kW プロセスガス:Ar=50sccm ACウエーハバイアスパワー:350W
【0032】また、Cuシード層のPVD成膜条件の一
例を以下に示す。 DCパワー:12kW 圧力:0.2Pa 成膜温度:100℃
【0033】次に、図6に示すように、電解めっきによ
りCu9を成膜し、溝8にCu9を埋め込む。このCu
埋め込み工程では電解めっきが広く採用されているが、
Cu埋め込み工程は電解めっきに限らず例えばCVD法
でも問題はない。その膜厚は、溝8の深さにより異なる
が目安として2.0μm以下であることが好ましい。し
たがって、例えば、成膜量を1μmとしてCu9を成膜
することができる。このときの電解めっきの条件は、例
えば下記の通りとする。
【0034】処理溶液(めっき液):硫酸銅系Cu電解
めっき液(Microfab Cu2000シリーズ、
EEJA社製) めっき電流値:2.83A めっき時間:4分30秒(1μm) 処理溶液(めっき液)温度:18℃
【0035】次に、図7に示すように、余分なCu9を
除去して溝8のみにCu9を残してCu配線2を形成す
る。余分なCu9の除去に一般的に適用されている技術
はCMPによる研磨である。この工程では、溝8にのみ
配線材料を残すように層間絶縁膜3の表面で研磨を終了
する必要があり、さらには層間絶縁膜3上にはこれら配
線材料が残らないように研磨を制御することが好まし
い。CMPによる研磨工程では、Cu9及びバリア膜4
の2種類以上の材料を研磨除去しなければならないの
で、研磨する材料により研磨液(スラリー)、研磨条件
等をコントロールする必要がある。このため、複数ステ
ップの研磨が必要な場合もある。以下に、余剰CuのC
MP条件の一例を示す。
【0036】研磨圧力:100g/cm 回転数:30rpm 回転パッド:不織布と独立発泡体との積層体 スラリー:H添加(アルミナ含有スラリー) 流量:100cc/min 温度:25〜30℃
【0037】次に、CMPによる研磨工程後のCu配線
2上に形成される自然酸化膜を除去するため、例えば1
%HF等の弱酸性水溶液で処理し、続いて無電解めっき
法により、図8に示すようにCu配線2上にキャップ膜
6を形成する。無電解めっき法を採用することで、Cu
配線2上にのみ選択的にキャップ膜6を形成することが
でき、キャップ膜をエッチングする工程を省略すること
ができる。なお、Cu配線2上に無電解めっき法により
キャップ膜6を形成するためには、Cu配線2の表面に
触媒性の高い金属であるPd等を用いて触媒活性化処理
を施さなければならない。その前処理法は以下に示すと
おりである。
【0038】(1)脱脂処理:アルカリ脱脂により、表
面のぬれ性を向上させる。 (2)酸処理:2〜3%の塩酸等で中和すると同時に、
表面の酸化しているCuを除去する。 (3)Pd置換処理:PdClの塩酸溶液を用い、金
属配線の最表面をPdで置換し、触媒活性層を形成す
る。これは、置換めっきで、異種金属のイオン化傾向の
相違を利用するものである。CuはPdに比べ電気化学
的に卑な金属であるから、溶液中での溶解に伴って放出
される電子が、溶液中の貴金属であるPdに転移し、卑
金属のCu表面にPdが形成される。したがって、酸化
膜、例えばTEOS上はPdで置換されない。なお、置
換する金属としては、白金、金、ロジウム等でもよい。
以下にPd置換めっきのめっき条件の一例を示す。 処理溶液(めっき液):PdCl水溶液、HCl 処理時間:2分 温度:30℃ pH:1.3 (4)純水リンス
【0039】上記前処理において、(1)脱脂処理及び
(2)酸処理は、必要に応じて行えばよい。また、上記
(1)脱脂処理、(2)酸処理、及び(3)Pd置換処
理における処理方法としては、スピンコータを用いての
スピン処理、又はパドル処理、さらにはディッピング処
理等を挙げることができる。
【0040】なお、Pd置換めっきの処理溶液(めっき
液)は、PdCl水溶液とHCl溶液とに限定される
ものではなく、例えばPdSO水溶液とH溶液
とを用いても良い。
【0041】次に、上記Pdにより触媒活性された被め
っき表面に、無電解めっきによりNiWP膜をキャップ
膜6として成膜する。上記の通り、触媒活性化層のPd
はCuの表面にだけ置換され、無電解めっきはPdの存
在するところにのみ進行する。したがって、Cu(金属
配線)上のみに選択的なキャップ膜6の成膜が可能とな
る。無電解めっき液の組成、条件の一例を下記に示す。
【0042】組成 タングステン酸アンモニウム 塩化ニッケル 次亜燐酸アンモニウム シュウ酸アンモニウム 条件 温度:80℃、 pH:9.5
【0043】上記無電解めっきについても、Pd置換処
理同様、スピンコータを用いてのスピン処理、又はパド
ル処理、さらにはディッピング処理等により成膜するこ
とが可能である。
【0044】次に、図9に示すようにCu配線2上に形
成されたキャップ膜6であるNiWP膜の表面をシリサ
イド化してシリサイド層7としてNiSi膜を形成す
る。NiSi膜を形成するには、キャップ膜6であるN
iWP膜の表面をSiガスに曝して、すなわちN
iWP膜の表面にSiガスを接触させることによ
りNiSi膜の表面をシリサイド化する。以下にNiS
i膜の形成条件の一例を示す。
【0045】Siガス源:Si Siガス圧:0.1Torr 時間:5分 温度:400℃
【0046】ここで、キャップ膜6の表面をシリサイド
化する際のSiガス源は上述したSiに限定され
るものではなく、例えばSiH、SiClなど
の反応ガスも用いることができる。
【0047】なお、基板1の表面をこれらの反応ガスと
接触させた際、基板温度、反応ガス濃度、反応ガス圧、
反応時間などの諸条件によっては、図10に示すように
反応ガスから生じたシリコンがSiOなどの層間絶縁
膜3上に堆積することがある。このシリコンは配線間の
電気伝導に寄与し、配線間絶縁特性を劣化させるが、上
記の反応条件を調整することにより、基板表面に露出し
た層間絶縁膜3上にはSiの堆積物を生じさせず、キャ
ップ膜6の表面のみにシリサイド化反応を生じさせるこ
とが可能である。
【0048】以上のようにして、図1に示すような、銅
拡散防止機能をとともに、耐酸化性及び耐フッ酸性を兼
ね備えたキャップ膜6を形成することができ、銅の拡散
が確実に防止された信頼性の高い半導体装置を作製する
ことができる。
【0049】なお、上述した半導体装置の製造方法は、
バリア膜4の種類によらず、また、ダマシン法、デュア
ルダマシン法のいずれの溝配線技術においても適用する
ことが可能である。
【0050】次に、本発明に係る半導体装置の他の例と
して、キャップ膜6としてPd膜を形成し、その表面を
シリサイド化してPdSi層を形成した場合について説
明する。なお、上記と同様の部材については同じ符号を
付す。
【0051】本発明に係る他の半導体装置は、例えば図
11に示すように、トランジスタ等のデバイス(図示は
省略する。)が予め作製された基板1上に、Cu配線2
が層間絶縁膜3に設けられた溝に埋め込まれてなるもの
である。層間絶縁膜3は、例えばSiOC、SiO
SiLK、FLARE、フッ素添加シリコン酸化膜(F
SG)あるいは、他の低誘電率絶縁膜によりなるもので
ある。Cu配線2と層間絶縁膜3との間には、銅拡散防
止機能を有するバリア膜4が形成されている。バリア膜
4は、例えばTaN、Ta、Ti、TiN、W、W
N、あるいはこれらの積層膜などからなるものであ
る。また、基板1と層間絶縁膜3との間には例えばSi
N、SiC等からなるエッチストッパ層5が形成されて
いる。
【0052】また、この半導体装置では、Cu配線2
上、すなわちCu配線のバリア膜4で覆われていない表
面、すなわち図11における上面に、銅拡散防止機能を
有するキャップ膜6'が形成され、当該キャップ膜6'の
表面がシリサイド化されて耐酸化性と耐フッ酸性とを兼
ね備えたシリサイド層とされている。すなわち、このキ
ャップ膜6'は、銅拡散防止機能とともに、耐酸化性と
耐フッ酸性とを兼ね備えたものとされている。
【0053】ここで、キャップ膜6'は、Cu配線上に
異種金属のイオン化傾向の相違を利用して形成されたP
d膜からなり、具体的にはPd置換めっきにより形成さ
れたものである。また、当該キャップ膜6'の表面はシ
リサイド化されてパラジウムシリサイド(PdSi)層
とされている。
【0054】ここで、シリサイド層7'であるパラジウ
ムシリサイド(PdSi)層は、上述したニッケルシリ
サイド(NiSi)層と同様に優れた耐酸化性と耐フッ
酸性とを有しており、この特性によりキャップ膜6の酸
化及びフッ酸による浸食を効果的に防止する。したがっ
て、半導体プロセス中において、キャップ膜6'を成膜
後、次層の層間絶縁膜形成までにキャップ膜6'表面が
酸化することがない。これにより、上層配線層との金属
接触を確実に確保することができるため、配線間での導
通不良が防止され、導通不良に起因した半導体装置の動
作不良の発生が防止される。
【0055】また、半導体装置作製プロセス中にフッ酸
溶液処理を施した場合においても、キャップ膜6'は耐
フッ酸性を有するその表面を構成するシリサイド層7'
であるパラジウムシリサイド(PdSi)層により保護
されているため、フッ酸溶液で浸食されることがない。
これにより、この半導体装置では、製造プロセス中にフ
ッ酸(HF)溶液処理が含まれる場合においても、キャ
ップ膜が浸食されて消失することが無く、キャップ膜
6'が良好な銅の拡散防止機能を発揮するため、銅の拡
散が確実に防止された信頼性の高い半導体装置を実現す
ることができる。
【0056】ここで、キャップ膜6'の膜厚としては、
5nm以上30nm以下とすることが好ましい。キャッ
プ膜6'の膜厚が5nm未満である場合、キャップ膜6'
の膜厚が薄すぎるため、層間絶縁膜に対する銅拡散防止
の効果が不十分となる虞がある。また、キャップ膜6の
膜厚が30nmよりも厚い場合には、成膜時間が長くな
ることにより、めっき液によるCu配線のエッチングに
より半導体装置の信頼性が悪くなる、あるいは配線抵抗
の上昇に起因する遅延の増大などの虞がある。したがっ
て、キャップ膜6'の膜厚を5nm以上30nm以下と
することにより、確実に層間絶縁膜に対する銅拡散防止
の効果を得ることができる。
【0057】また、パラジウムシリサイド(PdSi)
層の厚みとしては、2nm以上20nm以下程度とする
ことが好ましい。パラジウムシリサイド(PdSi)層
の厚みが2nm未満である場合、パラジウムシリサイド
(PdSi)層の厚みが薄すぎるため、耐酸化性及び耐
フッ酸性の効果が不十分となる虞がある。また、パラジ
ウムシリサイド(PdSi)層の厚みが20nmよりも
厚い場合には、シリサイド反応時にCu配線が無い部分
(層間絶縁膜3上)にもSiが堆積し、配線間絶縁特性
が劣化する虞がある。したがって、パラジウムシリサイ
ド(PdSi)層の厚みを2nm以上20nm以下とす
ることにより、耐酸化性及び耐フッ酸性の効果を十分に
得ることができる。
【0058】このような本発明に係る半導体装置は、以
下のようにして作製することができる。先ず、図12に
示すように、基板1上にCVD(Chemical V
apor Deposition)法によってSiC、
SiN等の材料を被着させ、エッチストッパ層5を成膜
する。例えば、原料ガスとしてモノシラン(Si
)、NH及びNの混合ガスの混合ガスを用い、
CVD法によりSiNを膜厚50nmで成膜する。
【0059】次に、図13に示すように、エッチストッ
パ層5上の全面に、例えば原料ガスとしてテトラエトキ
シシラン(TEOS)及びOとの混合ガスを用い、上
記エッチストッパ層5の成膜に連続してCVD法により
SiOからなる層間絶縁膜3を膜厚500nmで成膜
する。この層間絶縁膜3の成膜は、前工程であるエッチ
ストッパ層5の成膜に連続して同一のチャンバ内で行う
ことができる。また、層間絶縁膜3としてはSiO
限らず、SiOC等の周知の酸化物や、低誘電率材料等
の有機材料であっても良い。
【0060】次に、図14に示すように、フォトリソグ
ラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜3に配
線を形成するための溝8をパターニングする。例えば、
以下に示すエッチング条件にて層間絶縁膜3のエッチン
グを行うことができる。
【0061】使用ガス:CHF/CF/Ar=30
/60/800sccm 圧力:200Pa 基板温度:25℃
【0062】次に、図15に示すように、Cuの層間絶
縁膜3への拡散を防止するための例えばTaNからなる
バリア膜4をPVD(Physical Vapor
Deposition)法により成膜し、続けてPVD
法によりCuシード層(図示は省略する)を成膜する。
バリア膜4としては、TaNの他、Ta、Ti、Ti
N、W、WN、あるいはこれらの積層膜等のCuに対す
るバリア性に優れた材料を使用できる。
【0063】バリア膜4及びCuシード層の成膜はPV
D法に限定されるものではなく、CVD法により形成し
ても良い。それぞれの膜厚に関しては、デザインルール
にもよるが、バリア膜4に関しては50nm以下、Cu
シード層に関しては200nm以下とすることが好まし
い。したがって、例えば、TaNからなるバリア膜4を
20nmし、当該バリア層4上にCuシード層を150
nm成膜することができる。このときのバリア膜4のP
VD成膜条件の一例を以下に示す。
【0064】DCパワー:1kW プロセスガス:Ar=50sccm ACウエーハバイアスパワー:350W
【0065】また、Cuシード層のPVD成膜条件の一
例を以下に示す。
【0066】DCパワー:12kW 圧力:0.2Pa 成膜温度:100℃
【0067】次に、図16に示すように、電解めっきに
よりCu9を成膜し、溝8にCu9を例えば成膜量を1
μmとして埋め込む。このCu埋め込み工程では電解め
っきが広く採用されているが、Cu埋め込み工程は電解
めっきに限らず例えばCVD法でも問題はない。このと
きの電解めっきの条件は、例えば下記の通りとする。
【0068】処理溶液(めっき液):硫酸銅系Cu電解
めっき液(Microfab Cu2000シリーズ、
EEJA社製) めっき電流値:2.83A めっき時間:4分30秒(1μm) 処理溶液(めっき液)温度:18℃
【0069】次に、図17に示すように、余分なCu9
を除去して溝8のみにCu9を残してCu配線2を形成
する。余分なCu9の除去は一般的に適用されているC
MPによる研磨により行うことができる。この工程で
は、溝8にのみ配線材料を残すように層間絶縁膜3の表
面で研磨を終了する必要があり、さらには層間絶縁膜3
上にはこれら配線材料が残らないように研磨を制御する
ことが好ましい。CMPによる研磨工程では、Cu9及
びバリア膜4の2種類以上の材料を研磨除去しなければ
ならないので、研磨する材料により研磨液(スラリ
ー)、研磨条件等をコントロールする必要がある。この
ため、複数ステップの研磨が必要な場合もある。以下
に、余剰CuのCMP条件の一例を示す。
【0070】研磨圧力:100g/cm 回転数:30rpm 回転パッド:不織布と独立発泡体との積層体 スラリー:H添加(アルミナ含有スラリー) 流量:100cc/min 温度:25〜30℃
【0071】次に、CMPによる研磨工程後のCu配線
2上に形成される自然酸化膜を除去するため、例えば1
%フッ化水素(HF)溶液等の弱酸性水溶液で前洗浄処
理を施す。なお、前洗浄処理の前に必要に応じてアルカ
リ脱脂による脱脂処理を施して表面のぬれ性を向上させ
てもよい。また、前洗浄処理は、フッ化水素(HF)溶
液に限らず、例えばスルファミン酸などを用いても良
い。
【0072】次いで、前洗浄処理に続いてパラジウム置
換めっき(以下Pd置換めっきと称する。)を行い、図
18に示すようにCu配線2上にキャップ膜6'を形成
する。Pd置換めっきは、異種金属のイオン化傾向の相
違を利用するものであり、金属配線の最表面をPdで置
換する。CuはPdに比べ電気化学的に卑な金属である
から、溶液中での溶解に伴って放出される電子が、溶液
中の貴金属であるPdに転移し、卑金属のCu表面にP
dが形成される。したがって、酸化膜、例えばTEOS
上はPdで置換されない。すなわち、Pd置換めっきを
用いることにより、Cu配線2の上面のみに選択的にキ
ャップ膜6'を形成することが可能となる。これによ
り、不要な部位にまでキャップ膜6'が形成されること
が無く、不要部分をエッチング等により除去する工程を
省略することができる。以下に、Pd置換めっきのめっ
き条件の一例を示す。
【0073】処理溶液(めっき液):PdCl水溶
液、HCl 処理時間:2分 温度:30℃ pH:1.3
【0074】なお、脱脂処理、前洗浄処理、及びPd置
換めっきにおける処理方法としては、スピンコータを用
いてのスピン処理、又はパドル処理、さらにはディッピ
ング処理等を挙げることができる。
【0075】また、Pd置換めっきの処理溶液(めっき
液)は、PdCl水溶液とHCl溶液とに限定される
ものではなく、例えばPdSO水溶液とH溶液
とを用いても良い。
【0076】次に、図19に示すようにCu配線2上に
形成されたキャップ膜6'の表面をシリサイド化してシ
リサイド層7'としてPdSi層を形成する。PdSi
層を形成するには、キャップ膜6'であるPd膜の表面
をSiガスに曝して、すなわちPd膜の表面にS
ガスを接触させることによりPd膜の表面をシ
リサイド化する。以下にPdSi膜の形成条件の一例を
示す。
【0077】Siガス源:Si Siガス圧:0.1Torr 時間:5分 温度:400℃
【0078】なお、基板1の表面をこれらの反応ガスと
接触させた際、基板温度、反応ガス濃度、反応ガス圧、
反応時間などの諸条件によっては、図20に示すように
反応ガスから生じたシリコンがSiOなどの層間絶縁
膜3上に堆積することがある。このシリコンは配線間の
電気伝導に寄与し、配線間絶縁特性を劣化させるが、上
記の反応条件を調整することにより、基板表面に露出し
た層間絶縁膜3上にはSiの堆積物を生じさせず、キャ
ップ膜6'上にのみシリサイド化反応を生じさせること
が可能である。
【0079】以上のようにして、図11に示すような、
銅拡散防止機能をとともに、耐酸化性及び耐フッ酸性を
兼ね備えたキャップ膜6'を形成することができ、銅の
拡散が確実に防止された信頼性の高い半導体装置を作製
することができる。
【0080】つぎに、本発明を多層配線の半導体装置に
応用し、いわゆるデュアルダマシン法による具体的な製
造方法について説明する。
【0081】まず、上述した単層配線の場合と同様にし
て図21に示すような第1配線、すなわち下層配線を形
成する。次に、以下の手順に従って第2配線、すなわち
上層配線を形成する。なお、以下において、上述の説明
と同じ部材については、上記と同じ符号を付すことで詳
細な説明は省略する。
【0082】上層配線の形成を行うには、まず、層間絶
縁膜3上の残留銅原子の除去を目的とするフッ酸(H
F)溶液処理を施す。このとき、このとき、キャップ膜
6の表面はシリサイド化されて、耐酸化性及び耐フッ酸
性に優れたシリサイド層7が形成されているため、キャ
ップ膜6はフッ酸溶液により浸食されることがない。
【0083】次に、図22に示すように、ヴィアホール
深さ分のSiOCからなる層間絶縁膜10、及び銅拡散
防止のためのSiN膜11をCVD法により順次成膜す
る。
【0084】次に、図23に示すように、フォトリソグ
ラフィ及びそれに続くドライエッチングによりSiN膜
11を加工して、下層配線2の直上であり且つヴィアホ
ールに相当する位置に開口部12をパターン形成する。
【0085】次に、図24に示すように、開口部12を
含むSiN膜11上にSiOCを上層配線の深さ分だけ
CVD法により堆積させ、層間絶縁膜13を成膜する。
【0086】次に、層間絶縁膜13上にレジスト塗布
し、フォトリソグラフィ技術によりレジストマスク(図
示は省略する。)を形成した後、このレジストマスクを
用いたエッチングにより層間絶縁膜13を加工する。さ
らにエッチングを進め、図25に示すように層間絶縁膜
10を加工する。このエッチングは、シリサイド層7上
で停止される。
【0087】次に、またフォトリソグラフィ技術により
配線形状以外の部分をレジスト(図示は省略する。)で
パターニングする。そして、このレジストマスクを用い
てエッチングを行う。レジストを除去すると、図26に
示すように層間絶縁膜10内にシリサイド層7に通じ層
間絶縁膜10を側壁とするヴィアホール15が、また、
層間絶縁膜13内に層間絶縁膜13及びSiN膜11を
側壁とする上層配線溝14が形成される。以下、配線溝
14とヴィアホール15とをまとめて凹部16と称す
る。
【0088】次に、図27に示すように、層間絶縁膜1
0及び層間絶縁膜13への銅の拡散を防止するための例
えばTaNからなるバリア膜17をPVD法により成膜
し、続けてPVD法によりCuシード層(図示は省略す
る)を成膜する。バリア膜17としては、TaNの他、
Ta、TiN、WN等のCuに対するバリア性に優れた
材料を使用できる。Cuシード層は、次のCu埋め込み
工程で電解めっきによりCuを成膜する際の導電層とな
るものである。バリア膜17及びCuシード層の成膜は
PVD法に限られることはなく、CVD法により成膜し
ても良い。それぞれの膜厚に関しては、デザインルール
にもよるが、バリア膜17に関しては50nm以下、C
uシード層に関しては200nm以下が好ましい。
【0089】次に、図28に示すように、電解めっきに
より凹部16にCu18を埋め込む。このCu埋め込み
工程では、電解めっきが広く採用されているが、これに
限らず例えばCVD法でも問題はない。その膜厚は、凹
部16の深さにより異なるが、目安として2μm以下で
あることが好ましい。
【0090】次に、図29に示すように、余分なCu1
8を除去して凹部16のみにCu18を残して上層配線
であるCu配線19を形成する。余分なCu18の除去
には一般的に適用されているCMPによる研磨を用いる
ことができる。この工程では、凹部16にのみ配線材料
であるCu18を残すように層間絶縁膜13の表面で研
磨を終了する必要があり、さらには層間絶縁膜13上に
はこれら配線材料が残らないように研磨を制御すること
が好ましい。CMPによる研磨工程では、Cu18及び
バリア膜17の2種類以上の材料を研磨除去しなければ
ならないので、研磨する材料により研磨液(スラリ
ー)、研磨条件等をコントロールする必要がある。この
ため、複数ステップの研磨が必要な場合もある。
【0091】次に、CMPによる研磨工程後のCu配線
19上に形成される自然酸化膜を除去するため、例えば
1%フッ化水素(HF)溶液等の弱酸性水溶液で前洗浄
処理を施す。また、前洗浄処理は、フッ化水素(HF)
溶液に限らず、例えばスルファミン酸などを用いても良
い。
【0092】次に、CMPによる研磨工程後のCu配線
19上に形成される自然酸化膜を除去するため、例えば
1%HF等の弱酸性水溶液で処理し、続いて無電解めっ
き法により、図30に示すようにCu配線19上にキャ
ップ膜20を形成する。無電解めっき法を採用すること
で、Cu配線19上にのみ選択的にキャップ膜20を形
成することができ、キャップ膜をエッチングする工程を
省略することができる。なお、Cu配線19上に無電解
めっき法によりキャップ膜20を形成するためには、C
u配線19の表面に触媒性の高い金属であるPd等を用
いて以下に示すような触媒活性化処理を施す。
【0093】(1)脱脂処理:アルカリ脱脂により、表
面のぬれ性を向上させる。 (2)酸処理:2〜3%の塩酸等で中和すると同時に、
表面の酸化しているCuを除去する。 (3)Pd置換処理:PdClの塩酸溶液を用い、金
属配線の最表面をPdで置換し、触媒活性層を形成す
る。これは、置換めっきで、異種金属のイオン化傾向の
相違を利用するものである。なお、置換する金属として
は、白金、金、ロジウム等でもよい。 (4)純水リンス
【0094】上記前処理において、(1)脱脂処理及び
(2)酸処理は、必要に応じて行えばよい。また、上記
(1)脱脂処理、(2)酸処理、及び(3)Pd置換処
理における処理方法としては、スピンコータを用いての
スピン処理、又はパドル処理、さらにはディッピング処
理等を用いることができる。
【0095】なお、Pd置換めっきの処理溶液(めっき
液)は、PdCl水溶液とHCl溶液とに限定される
ものではなく、例えばPdSO水溶液とH溶液
とを用いても良い。
【0096】次に、上記Pdにより触媒活性された被め
っき表面に、無電解めっきによりNiWP膜をキャップ
膜20として成膜する。上記の通り、触媒活性化層のP
dはCuの表面にだけ置換され、無電解めっきはPdの
存在するところにのみ進行する。したがって、Cu(金
属配線)上のみに選択的なキャップ膜20の成膜が可能
とされる。この無電解めっきについても、Pd置換処理
同様、スピンコータを用いてのスピン処理、又はパドル
処理、さらにはディッピング処理等により成膜すること
が可能である。
【0097】次に、図31に示すようにCu配線19上
に形成されたキャップ膜20であるNiWP膜の表面を
シリサイド化してシリサイド層21としてNiSi層を
形成する。NiSi層を形成するには、キャップ膜20
であるNiWP膜の表面を例えばSiガスに曝し
て、すなわちNiWP膜の表面にSiガスを接触
させることによりNiWP膜の表面をシリサイド化す
る。
【0098】以下、同様のプロセスを繰り返すことによ
り、銅の拡散が確実に防止された信頼性の高いCu多層
配線を作製することができる。
【0099】上記においては、本発明を単層配線及び多
層配線に適用した場合の一例について説明したが、本発
明は、上記の記述に限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、
上記においては、キャップ層であるPd膜を形成し、当
該Pd膜の表面をシリサイド化してPdSi層を形成し
た場合を説明したが、本発明はシリサイド化されないP
d膜が残存する場合に限定されるものではなく、Pd膜
を薄く、例えば5nm程度の膜厚に成膜し、当該Pd膜
が全てシリサイド化され、PdSi層とされた場合にお
いても適用されるものである。
【0100】また、配線の多層化にあたっては、上述し
たデュアルダマシンによる配線形成に限定されずいかな
る方法を採用してもかまわない。
【0101】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置は、銅を含む金
属配線上に、銅拡散防止機能を有するキャップ膜が形成
され、当該キャップ膜の表面がシリサイド化されてなる
ものである。
【0102】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、銅を含む金属配線上に銅拡散防止機能を有するキャ
ップ膜を備える半導体装置の製造方法であって、上記銅
を含む金属配線上に上記銅拡散防止機能を有するキャッ
プ膜を形成し、さらに当該キャップ膜の表面をシリサイ
ド化するものである。
【0103】したがって、本発明によれば、キャップ膜
の表面をシリサイド化して形成されたシリサイド層によ
りキャップ膜の酸化及び浸食を確実に防止することがで
き、キャップ膜の銅拡散防止機能が有効に発揮されるた
め、銅の拡散が確実に防止された信頼性の高い半導体装
置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した半導体装置の一構成例を示す
縦断面図である。
【図2】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図3】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図4】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図5】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図6】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図7】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図8】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図9】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図10】絶縁膜上にSiが堆積した状態を示す縦断面
図である。
【図11】本発明を適用した半導体装置の他の構成例を
示す縦断面図である。
【図12】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図13】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図14】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図15】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図16】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図17】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図18】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図19】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図20】絶縁膜上にSiが堆積した状態を示す縦断面
図である。
【図21】本発明を適用して下層配線を形成した状態を
示す縦断面図である。
【図22】本発明をデュアルダマシン法に適用した場合
の製造工程を説明する縦断面図である。
【図23】本発明をデュアルダマシン法に適用した場合
の製造工程を説明する縦断面図である。
【図24】本発明をデュアルダマシン法に適用した場合
の製造工程を説明する縦断面図である。
【図25】本発明をデュアルダマシン法に適用した場合
の製造工程を説明する縦断面図である。
【図26】本発明をデュアルダマシン法に適用した場合
の製造工程を説明する縦断面図である。
【図27】本発明をデュアルダマシン法に適用した場合
の製造工程を説明する縦断面図である。
【図28】本発明をデュアルダマシン法に適用した場合
の製造工程を説明する縦断面図である。
【図29】本発明をデュアルダマシン法に適用した場合
の製造工程を説明する縦断面図である。
【図30】本発明をデュアルダマシン法に適用した場合
の製造工程を説明する縦断面図である。
【図31】本発明をデュアルダマシン法に適用した場合
の製造工程を説明する縦断面図である。
【図32】従来の半導体装置の一構成例を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 基板、2 Cu配線、3 層間絶縁膜、4 バリア
膜、5 エッチストッパ層、6 キャップ膜、7 シリ
サイド層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田井 香織 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 瀬川 雄司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 4M104 BB04 BB14 BB17 BB18 BB30 BB32 BB33 BB36 CC01 DD07 DD08 DD15 DD16 DD17 DD20 DD22 DD23 DD28 DD33 DD43 DD52 DD53 DD75 DD84 EE02 EE05 EE14 EE17 FF17 FF18 FF22 HH05 HH14 HH15 HH20 5F033 HH11 HH15 HH18 HH19 HH21 HH25 HH32 HH33 HH34 JJ01 JJ11 JJ18 JJ19 JJ21 JJ32 JJ33 JJ34 KK07 KK11 KK15 KK18 KK19 KK21 KK25 KK32 KK33 KK34 MM01 MM02 MM08 MM12 MM13 NN06 NN07 PP06 PP14 PP27 PP28 PP33 QQ00 QQ09 QQ10 QQ11 QQ19 QQ25 QQ37 QQ48 QQ70 QQ91 QQ94 RR01 RR04 RR06 RR11 RR21 SS04 SS11 TT02 TT04 XX03 XX07 XX18 XX20 XX28

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅を含む金属配線上に、銅拡散防止機能
    を有するキャップ膜が形成され、当該キャップ膜の表面
    がシリサイド化されていることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 上記キャップ膜は、ニッケル合金、パラ
    ジウムのいずれかからなることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記キャップ膜はNiWPからなること
    を特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記キャップ膜はパラジウムからなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 銅を含む金属配線上に銅拡散防止機能を
    有するキャップ膜を備える半導体装置の製造方法であっ
    て、 上記銅を含む金属配線上に上記銅拡散防止機能を有する
    キャップ膜を形成し、さらに当該キャップ膜の表面をシ
    リサイド化することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 上記キャップ膜は、ニッケル合金、パラ
    ジウムのいずれかにより形成することを特徴とする請求
    項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記金属配線上に無電解めっき法により
    上記キャップ膜としてNiWP膜を形成し、さらに当該
    NiWPの表面をシリサイド化することを特徴とする請
    求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記金属配線上に上記キャップ膜を形成
    するための触媒活性化処理を施すことを特徴とする請求
    項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記金属配線上に異種金属のイオン化傾
    向の相違を利用して上記キャップ膜としてパラジウム膜
    を形成し、さらに当該パラジウム膜の表面をシリサイド
    化することを特徴とする請求項6記載の半導体装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 上記キャップ膜の表面にシリコンを含
    有する気体を接触させることにより当該キャップ膜の表
    面をシリサイド化することを特徴とする請求項5記載の
    半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記シリコンを含有する気体が、Si
    、Si、SiClのいずれかであるこ
    とを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方
    法。
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