JP2000118207A - 吸音特性を有する空気タイヤ - Google Patents

吸音特性を有する空気タイヤ

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JP2000118207A
JP2000118207A JP11271023A JP27102399A JP2000118207A JP 2000118207 A JP2000118207 A JP 2000118207A JP 11271023 A JP11271023 A JP 11271023A JP 27102399 A JP27102399 A JP 27102399A JP 2000118207 A JP2000118207 A JP 2000118207A
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pneumatic tire
tread pattern
resonator
opening
hollow chamber
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English (en)
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Frank Dr Gauterin
フランク・ガウテリン
Heinrich Huinink
ハインリッヒ・フイニンク
Knauf Werner
ヴエルナー・クナウフ
Oliver Dr Schuermann
オリバー・シュールマン
Ivar Dr Veit
イファール・ファイト
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Continental AG
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    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/032Patterns comprising isolated recesses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/032Patterns comprising isolated recesses
    • B60C11/0323Patterns comprising isolated recesses tread comprising channels under the tread surface, e.g. for draining water
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 あらゆる走行状態におけるタイヤ騒音を均一
に減衰または吸収し、組み込み体によって強く振動する
他の系が形成されないようにし、かつタイヤ構成部品ま
たは車体の構造に不利な影響を与えないようにする。 【解決手段】 車両用空気タイヤのタイヤ本体は実質的
に、2つのサイドウォールと、カーカス層と場合によっ
ては補強要素を有するカーカスと、ベルト集合体と、ビ
ードコアを有する2個のタイヤビードからなり、このベ
ルト集合体はベルト層と、場合によっては一体のまたは
複数の部材からなるベルトバンデージと、トレッドパタ
ーンを有するトレッドと、他のインサートを備えてい
る。少なくともタイヤ本体の一部範囲内に、多数の中空
室型共鳴器が配置され、この中空室型共鳴器が空気タイ
ヤの表面の開口に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ本体が実質
的に、2つのサイドウォールと、カーカス層と場合によ
っては補強要素を有するカーカスと、ベルト集合体と、
ビードコアを有する2個のタイヤビードからなり、この
ベルト集合体がベルト層と、場合によっては一体のまた
は複数の部材からなるベルトバンデージと、トレッドパ
ターンを有するトレッドと、他のインサートを備えてい
る、車両用空気タイヤに関する。本発明は更に、この空
気タイヤを製作するために特に適した方法と、空気タイ
ヤの用途に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車タイヤの音の発生は、風騒音やエ
ンジン騒音と共に、自動車の騒音発生全体に大きく寄与
する。この場合、原因の一つはころがり騒音である。こ
のころがり騒音は路面にタイヤトレッドのパターンが当
たることによって生じる。この場合、タイヤトレッドパ
ターンの形状が、これに重要な影響を及ぼす。連続する
音の高さを変更することによって、聞こえる範囲内の不
快な周波数の騒音を低減する多種多様な手段が既に知ら
れている。この場合、騒音の低減は、広い周波数帯域へ
の分配と、いわゆる“ピーク”を回避することによって
行われる。この場合、自動車の走行特性に対するトレッ
ドパターンやゴム混合物の特別な作用に難点がある。こ
の難点は、騒音を低下するゴム混合物を使用する場合に
も同様に発生する。
【0003】他の方法では、走行時またはタイヤの転動
時に発生する音が、発生範囲にできるだけ近いところで
吸収される。この場合、吸音装置が例えば自動車のタイ
ヤハウス内に取付けられる。この場合にも、付加的なコ
ストがかかり、車体を変更しなければならないという欠
点がある。
【0004】他の騒音原因は、回転する自動車タイヤの
トレッドとサイドウォールの振動である。トレッドとサ
イドウォールは車輪接地面から離れるときにその固有振
動の形で振動する。この場合、ベルトの固有振動が大き
い。サイドウォールを補強するための手段または空気タ
イヤ内でウェブによって両サイドウォールを連結するた
めの手段が既に知られている。しかし、これはタイヤの
重量を増大し、ころがり快適性を損なう。
【0005】このすべての振動はタイヤ内部の空気に伝
達される。柱状のこの空気は振動の少なからぬ部分を更
に伝達するかまたは定常波の発生や所定の固有振動数の
励起によって振動を強め、タイヤ部品ひいてはタイヤの
周囲の空気に振動を伝える。
【0006】ドイツ連邦共和国特許第4120878号
公報は、向き合うサイドウォールを摩擦的に連結する、
内部の補強部を備えた自動車タイヤを開示している。こ
の場合、補強部はサイドウォールの内側にリング状の帯
にわたって加硫溶着される。このような構造により、サ
イドウォールの振動と、タイヤ内部の空気への振動伝達
が減衰される。ほぼ半径方向にほぼ均一な形に形成され
た補強部は、外周に均一に配置されたその形状によっ
て、振動し得る構造体を形成する。この構造体は減衰作
用するがしかし、同様に固有振動を発生し得る。更に、
サイドウォール振動だけに作用し、トレッドやベルトの
振動と、周囲の空気に対する振動伝達に作用しない。
【0007】ヨーロッパ特許出願公開第737597号
公報は、リムに取付けられた、特に繊維材料からなる自
己支持作用を有していない可撓性のフラップを備えたタ
イヤ用騒音低減装置を開示している。このフラップは遠
心力によって半径方向に起き上がり、タイヤ内部を複数
の小室に分割する。これによって、タイヤ内部の振動が
減衰され、柱状空気の定常波が発生する際に波長と振幅
の変更が達成される。
【0008】この構造の場合、タイヤ周囲の空気の音振
動に対する作用が不充分であると共に、特に低い車速時
にフラップの起き上がりが安定せず、安定した位置と不
安定の位置の間の移行速度において“ふらつき”または
物体振動が発生し得るという欠点がある。
【0009】更に、吸音作用するタイヤ内の組み込み体
が知られている。この組み込み体は共鳴器による吸収に
よって空気音を減衰する。これに関連して、例えばドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第4400912号公報は、
タイヤ内でリムに装着されたホースを開示している。こ
のホースには、発泡材、発泡ゴムまたは脱脂綿のような
音を減衰する材料が充填されている。その際、ホースは
一実施形に従って、複数の穴を有し、この穴は場合によ
っては充填材料内に達し、共鳴器室として形成されてい
る。この解決策の場合、タイヤの周囲の音振動に対する
作用が不充分であると共に、充填されたホースと特に共
鳴器室の製作が複雑であるという欠点がある。
【0010】ドイツ連邦共和国特許出願公開第1961
9859号公報は、同様に吸音作用するタイヤ内の組み
込み体に関する変形例を開示している。この場合、トレ
ッドの下方においてタイヤの内側に配置された連結振動
子が示してある。この連結振動子は一実施形では、空気
小室と絞り孔を備え、従って共鳴器特性を有する。この
ような解決策の重要な欠点は、製作が複雑で、タイヤの
周囲の空気の音振動に対する作用が不充分であると共
に、大きな遠心力が高速回転するタイヤに発生する際
に、連結振動子が大きく変形するかまたは偏平し、連結
振動子がほとんど作用しなくなることにある。というの
は、吸音作用するように設計された元の形状が完全に変
わるからである。
【0011】従って、技術水準では、トレッドパターン
の形成も、タイヤ内またはタイヤハウス内の組み込み体
も、吸音作用に関して、欠点に打ち勝つほどの利点を有
していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、あらゆる走行状態におけるタイヤ騒音を均一に減衰
または吸収し、その際組み込み体によって強く振動する
他の系が形成されないようにし、かつタイヤ構成部品ま
たは車体の構造に不利な影響を与えないようにし、更
に、広い振動数スペクトルにわたって働く空気音の減衰
または吸収作用が、共振器によって達成可能であり、こ
の共鳴器が簡単に任意の形状および大きさに製作可能で
あり、既存のタイヤ構造に問題なく統合することがで
き、その際タイヤの走行特性や取扱い操作性に大幅に変
更する必要がないようにすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1記
載の特徴によって解決される。有利な他の特徴は従属請
求項に記載されている。
【0014】そのために、少なくともタイヤ本体の一部
範囲内に、多数の中空室型共鳴器が配置され、この中空
室型共鳴器が空気タイヤの表面の開口に接続されてい
る。
【0015】このような中空室型共鳴器をタイヤ本体内
に、すなわち通常はタイヤ本体を形成するゴム材料内に
配置し、この中空室を空気タイヤの表面の各々の1つの
開口に接続したことにより、タイヤ本体自体が吸音器と
して作用するタイヤ構造が得られる。この場合、安全性
に関連する部品の走行特性または回転状態を変更し得る
付加的な組み込み体または形状変更を必要としない。従
って、タイヤハウスまたはタイヤ本体を取り囲む車体空
間内の付加的な吸音被覆材を、タイヤの内室内の組み込
み体と同様に、省略することができるので、本発明によ
る空気タイヤは取扱い操作や走行特性の観点から、今ま
での種類のタイヤとほとんど変わらない。この場合、共
鳴器中空室は任意の形に、例えば半球形、球形、長方
形、円筒形またはピラミッド形の中空体として形成可能
である。
【0016】中空室型共鳴器がヘルムホルツ型共鳴器と
して形成され、通路または開口首部を介して空気タイヤ
の外側表面の開口に接続されていると有利である。それ
自体公知のこのようなヘルムホルツ共鳴器は通路を接続
した中空室を備えている。この共鳴器の空気容積は固有
周波数で振動励起可能である。励振は通路の開口または
開口首部を介して行われる。この通路の開口または開口
首部を介して、ヘルムホルツ共鳴器の中空室がその周囲
に接続されている。周囲で発生しヘルムホルツ共鳴器内
に入る音波が、ヘルムホルツ共鳴器の固有周波数に一致
する周波数を有すると、共鳴器は音波によって直接励起
される。空気が共鳴器の中空室と周囲空間との間で往復
振動するときに、音波の減衰は共鳴器の開口首部または
開口通路内での散逸によって行われる。
【0017】この場合、共鳴器の幾何学的な形状と、特
にその開口は、共鳴器の固有周波数のために、ひいては
共鳴器に入る音波の所定の周波数範囲の減衰ために決定
される。このような形状により、ヘルムホルツ共鳴器の
減衰特性は、所定の周波数範囲または特別な周波数帯域
からなる所定の妨害周波数部分に簡単に調節可能であ
る。
【0018】吸収すべき音波の波長に応じて、中空室型
共鳴器はλ/4共鳴器としてあるいは異なるように適合
した中空室型共鳴器として形成可能である。
【0019】他の有利な実施形では、中空室型共鳴器が
トレッドパターンの中または下方に配置され、特にトレ
ッドパターン溝およびまたはトレッドパターン凹部内に
ある、空気タイヤの外側表面の開口に接続している。
【0020】このような構造により、共鳴器開口が空気
タイヤの接地面の範囲において閉鎖されることが防止さ
れる。従って、発生個所の一番近くで、トレッドパター
ンブロックが路面に当たることによって発生する振動と
音波の吸収が生じる。同様に、このような構造により、
共鳴器の開口が転動中に、汚れ粒子によって、水または
石によって閉鎖される可能性が小さくなる。
【0021】他の有利な実施形では、中空室型共鳴器
が、向き合う側面によって画成されたトレッドパターン
溝またはトレッドパターン凹部の下側部分として形成さ
れ、向き合う側面が空気タイヤの外側表面に対してほぼ
平行に延びる突起を備え、この突起がトレッドパターン
溝またはトレッドパターン凹部の横断面内に突出して、
開口通路を形成する、下側部分に通じるスリット状開口
を形成している。
【0022】このような構造により、慣用のトレッドパ
ターン製作と比べてわずかな付加的なコストで、大きな
共鳴容量が生じる。というのは、溝底全体または下側の
溝範囲が共鳴器中空室を形成するために利用可能である
からである。
【0023】他の有利な実施形では、スリット状開口を
形成するためにトレッドパターン溝またはトレッドパタ
ーン凹部の横断面内に突出する突起が、その頭範囲に開
口通路を形成するために、空気タイヤの外側表面に対し
てほぼ垂直に延びる成形突起を備えている。
【0024】低い周波数、例えば約1000Hzの周波
数を吸収できるようにするためには、中空室の容積また
は開口首部の長さを拡大する必要がある。両手段は、中
空室型共鳴器がトレッドパターンの中または下方に配置
されている場合には、タイヤの形状によって制限された
範囲内でのみ実施可能である。上記の成形突起の形成に
より、この問題はびっくりするほど簡単に解決される。
この場合、成形突起は中空室に関して内側およびまたは
外側に延びていてもよい。
【0025】これに関連して有利な実施形では、中空室
型共鳴器が、向き合う側面によって画成されたトレッド
パターン溝またはトレッドパターン凹部の下側部分とし
て形成され、側面の少なくとも一方が空気タイヤの外側
表面に対してほぼ平行に延びる突起を備え、この突起が
トレッドパターン溝またはトレッドパターン凹部の横断
面内に突出し、少なくとも向き合う側面と共に、開口通
路を形成する、下側部分に通じるスリット状の開口を形
成している。
【0026】この場合にも、開口通路を形成するために
トレッドパターン溝またはトレッドパターン凹部の横断
面内に突出する突起が、その頭範囲に、向き合う側面お
よびまたは溝底に対して平行に延びる成形突起を備えて
いることにより、開口首部または開口通路は、形状によ
って大きく制約されることなく、簡単に延長可能であ
る。
【0027】その際、空気タイヤの外側表面に対してほ
ぼ平行に延び、場合によっては成形突起を備えた突出部
が、トレッドパターン溝またはトレッドパターン凹部の
少なくとも一部の長さにわたって形成されていると有利
である。それによって、トレッドパターン形成および溝
形成によって影響を受ける、例えば良好なウェット特
性、ハイドロプレーニング、水排出、トラクション等の
ようなタイヤ特性の発生と、できるだけ良好な吸音特性
を達成するという要求との間の、このような実施形の場
合に時々生じる相反する目的の観点から、その都度最適
な構造が達成可能である。
【0028】他の有利な実施形では、空気タイヤの外側
表面に対してほぼ平行に延び、場合によっては成形突起
を備えた突出部が、トレッドパターン溝またはトレッド
パターン凹部の上側範囲において、空気タイヤの外側表
面にまたはこの外側表面の近くに形成されている。それ
によって特に、上述のようにトレッドパターン溝または
トレッドパターン凹部の一部長さにわたって中空室型共
鳴器を形成することと組み合わせて、比較的な大容積の
非常に効果的で所定の周波数に良好に適合した中空室型
共鳴器が形成可能である。
【0029】トレッドパターン溝またはトレッドパター
ン凹部の下側部分として形成された中空室型共鳴器が、
向き合う側面の間に形成されかつこの側面と空気タイヤ
の外側表面に対してほぼ垂直に延びる分離ウェブによっ
て、個々の中空室小室に分割されていると有利である。
場合によっては隣接する小室が異なる容積を有する、個
々の共鳴器小室に分割することにより、小室形状によっ
て選定された周波数帯域における吸音と、運転中に発生
するタイヤ変形の際の共鳴器中空室の静的な安定が可能
である。
【0030】トレッドパターンの形成と加硫を簡単に可
能にする特に有利な実施形では、中空室型共鳴器として
形成された中空室が外側に向かって開放した雌の成形部
として、トレッドの外側表面内に挿入形成され、トレッ
ドパターン溝またはトレッドパターン凹部の側面の開口
に接続している。
【0031】このような実施形の場合、共鳴器横断面形
状、例えば円筒状または長方形の開口首部または開口通
路を有する丸いまたは円筒状の共鳴器型中空室の横断面
は、窪んだ(雌の)成形部または窪んだ形状部としてト
レッドの外側表面の中に形成される。これは通常は、雌
のトレッドパターンに一致する成形用の雄の成形部を含
む外側金型、例えば加硫プレスの外側金型の内側表面に
よって行われる。
【0032】その際、共鳴器はトレッド表面で“横向き
であり”、共鳴器室と開口首部からなる中空室型共鳴器
全体の縦軸線または上下軸線は、トレッドの外周面に対
して平行な下方の平面内にある。それによって、このよ
うな共鳴器は開放したトレッドパターン切欠きまたはト
レッドパターン凹部のように見える。その際、開口首部
は隣接するトレッドパターン溝または凹部の側面内にま
で達するので、窪んだ成形部とトレッドパターン凹部の
側面の開口とが接続する。
【0033】外側に向かって開放したこのような窪んだ
成形部が接地面の範囲に入ると、地面または鋪装によっ
て、トレッドパターン外側が開放した窪んだ成形部が閉
じる。それによって、接地面を通過する際に、閉じた中
空室型共鳴器が生じる。この共鳴器はトレッドパターン
溝の側面に開口首部を開口させるだけで、空気タイヤの
表面に接続されている。それによって、音振動の発生個
所で直接的に、上述の共鳴器吸収が生じる。この成形部
範囲がタイヤ接地面から出るときに、共鳴機能が再び解
除される。
【0034】中空室型共鳴器のこのような構造は、既存
のトレッドパターン製作に容易に組み込むことができ、
適当に形成された内部形成を、例えば加硫プレスにおい
て必要とするだけである。
【0035】窪んだトレッドパターンとして形成された
このような中空室型共鳴器がトレッドの外側に向かって
先細になるように形成されていると有利である。
【0036】例えば燕尾形の溝あるいは外側が先細にな
っている深鍋状の空洞のように形成することにより、ト
レッドパターン要素が大きく変形し潰れる接地面におい
て、外側に向けて開放した、窪んだ成形部として形成さ
れた中空室型共鳴器は、場合によっては平らでない路面
によって閉鎖されるだけでなく、そこで作用する変形に
よって、窪んだ成形部の外側の縁領域が、場合によって
は接地面に入る直前に互いに押し合い、それによって中
空体がトレッドパターン溝の側面に開放するまで確実に
完全に閉鎖される。この場合にも、接地面に入る前また
は接地面から出た後で、窪んだ成形部(トレッドパター
ン)として形成された中空室型共鳴器が開放し、その吸
音作用を或る程度カットする。
【0037】中空室型共鳴器を窪んだ成形部として形成
することにより、共鳴器の開口を経て接線方向に流れる
空気による不意の振動の発生が回避される。
【0038】他の有利な実施形では、中空室型共鳴器が
ダイヤフラム型共鳴器として形成され、このダイヤフラ
ム型共鳴器の開口が空気タイヤの表面でダイヤフラムに
よって覆われている。この場合、外側の空気音は、ダイ
ヤフラムを経て中空室型共鳴器内の柱状の空気に伝えら
れる。それによって、所定の振動数で、最適な吸音が共
鳴器によって達成可能である。
【0039】他の有利な実施形では、中空室およびまた
は開口通路は吸音材料を有し、特にこの吸音材料が充填
されている。このようないわゆる“減衰共鳴器”は、幾
分広い周波数範囲内での吸収を強めることができる。こ
の場合、散逸は共鳴器の幾何学的な形状に基づいて行わ
れるだけでなく、挿入された減衰材料によっても高めら
れる。
【0040】他の有利な実施形では、中空室型共鳴器が
開口通路または開口首部を介して、空気タイヤの内側表
面の開口に接続している。それによって、円環状空間、
すなわちタイヤの内側の柱状空気内での音振動も吸収す
ることができ、それによってタイヤ部品へ音振動の戻り
および外側への音放出を防止することができる。このよ
うな中空室は特に、補強要素またはベルト要素が内側表
面の近くで妨害作用しない空気タイヤの範囲、例えばタ
イヤのショルダー範囲に形成可能である。
【0041】複数の中空室型共鳴器が異なる周波数範囲
のために形成されると有利であり、それによって特に邪
魔になる強く生じる音ピークに適合させることができ
る。特に有利な実施形では、中空室型共鳴器がヘルムホ
ルツ型共鳴器として形成され、この共鳴器の場合、中空
室直径に対する開口通路直径の比が、1よりも小さな
値、特に1/4〜1/8の範囲の値を有する。
【0042】特に深鍋状の中空室の場合には、弾性を適
合させたゴム混合物と関連してこのように形成すること
により、中空体を所定の周波数の吸収に幾何学的に適合
させることと、加硫中に挿入される成形体によって中空
室を製作する場合の中空室の良好な成形性と離型性との
間のきめて良好な妥協が達成される。この成形体は中空
室の雌の成形部に対する補完的な雄の成形部として形成
されている。このような成形体または雄成形部は例えば
加硫プレスの外側金型内に配置可能である。
【0043】このような製作方法の場合、成形または離
型を一層容易にするきわめて有利な実施形では、空室型
共鳴器が空気タイヤの表面内に設けられた微小溝(専門
用語でしばしば“サイプ”と呼ばれる)に接続してい
る。
【0044】このような実施形によって、ゴム混合物を
成形または離型に特別に適合させることなく、サイプに
よって生じる弾性または変形性がタイヤ表面で生じるの
で、補完的な雄の成形部として挿入される成形体の離型
時に、微小溝(サイプ)が開いて、雄成形部の引出しを
可能にする。一方、微小溝はその後、特に運転状態で
は、共鳴器の機能を損なわないように閉じている。
【0045】運転状態での共鳴器の機能に対する微小溝
の影響を最小限に抑えるために、他の有利な実施形で
は、トレッドパターン内またはトレッドパターンの下方
に配置された中空室型共鳴器が、空気タイヤの表面に対
する接続部として設けられたその開口の範囲あるいはそ
の開口通路の範囲において、微小溝(サイプ)に接続し
ているかあるいは外側に向かって開放した雌の成形部と
して形成された中空室型共鳴器が、開放した雌の成形部
に開口する微小溝(サイプ)に接続されている。
【0046】このような実施形の場合、離型のためにの
み深く形成されていない微小溝は、表面近くの範囲内で
のみ共鳴器に開口しているので、機能や吸収に対する影
響がほとんど排除される。
【0047】この実施形は、深鍋状中空室の場合および
外側に向かって先細になっている深鍋状の空洞の形をし
た中空室の場合に、特に適していて有利であることが判
った。というのは、このような中空室の製作のために使
用され、補完的な雄の成形部として形成された成形体
が、その空間的な形成において丸められた連続する接続
部を有するからである。この接続部は微小溝によって生
じる、タイヤ表面の弾性または変形性と協働して、離型
時の周囲のゴム材料の過剰の伸長を防止する。
【0048】微小溝は加硫金型を簡単にするために、特
にその製作のために必要な金属薄板を位置決めおよび固
定するために、中空室型共鳴器から次の共鳴器に達する
ように、すなわち貫通するように形成されている。
【0049】多数の中空室型共鳴器がトレッドパターン
内またはトレッドパターンの下方に配置され、特にトレ
ッドパターン溝またはトレッドパターン凹部内にある、
空気タイヤの外側表面内の開口に接続している、本発明
による空気タイヤを製造するための有利な方法は、トレ
ッドパターンが、タイヤ再生方法で、準備されたカーカ
ス上に取付けられることにある。
【0050】それによって、空気タイヤは後で、吸音作
用する特性を有することができる。
【0051】タイヤ本体の少なくとも一部範囲内に、多
数の中空室型共鳴器が配置され、この中空室型共鳴器が
空気タイヤの表面の開口に接続している、本発明による
空気タイヤを新規タイヤとして製造するための有利な方
法では、空気タイヤが互いに分離された2つの方法部分
A,Bで新しいタイヤとして製造され、この場合方法部
分Aにおいて、実質的にカーカス本体と場合によっては
ベルトセットの一部を含むタイヤ部分が形成され、続い
て加硫金型内で加硫され、この加硫金型により、表面と
強度担体に所定の横断面輪郭が付与され、方法部分Bに
おいて、タイヤ部分に、場合によってまだ不足している
ベルトセットの部分を付加し、トレッドを付加し、そし
て不足しているサイドウォールゴム部分を付加すること
によって、完備したタイヤが形成され、このタイヤが同
様に加硫され、この場合多数の中空室型共鳴器が、方法
部分Bにおいて取付けられたトレッド内にあるいはトレ
ッドパターンの下方に配置され、中空室型共鳴器が開口
通路または開口首部を介して、空気タイヤの外側表面内
にある開口に接続され、およびまたは開口通路または開
口首部を介して空気タイヤの内側表面の開口に接続され
た多数の中空室型共鳴器が設けられ、この場合空気タイ
ヤの内側表面に接続する中空室型共鳴器が方法部分Aで
製作されたカーカス本体内に配置されている。
【0052】それによって、常に同じ金型で予備製作さ
れたカーカス体が、吸音特性を有する異なる完成タイヤ
の全部の製造型式を製造するために利用可能である。こ
の場合、場合によっては、方法部分Aで製造されたカー
カス本体が、タイヤ内室または円環室に通じる開口を有
する中空室型共鳴器を既に有し、完成タイヤの所望な実
施に応じて方法部分Bにおいて異なるように配置可能で
ある。その際、方法部分Bで取付けられたタイヤ部分の
構造的および規格的な適合は別として、多数の中空室型
共鳴器が方法部分Bにおいて取付けられたトレッド内に
あるいはトレッドパターン内に配置される。この中空室
型共鳴器は必要に応じてその吸音特性を適合させること
ができる。方法部分Bで取付けられたトレッド内の中空
室型共鳴器は、空気タイヤの外側表面内にある開口に接
続している。
【0053】このような製作方法により、同じように予
備製作されたカーカス本体を使用する場合に、方法部分
Bで載せられたトレッドの吸音特性は、そのほかは類似
するタイヤが所定の国または地域で主として使用される
鋪装やそれによって励起されるタイヤ振動に合わせて設
計されるように、適合させることが可能である。
【0054】タイヤ本体の少なくとも一部範囲内に多数
の中空室型共鳴器が配置され、この中空室型共鳴器が開
口通路または開口首部を介して空気タイヤの表面の開口
に接続している、本発明による空気タイヤは、貨物自動
車の駆動軸のためのタイヤとしてきわめて有利に使用可
能である。というのは、このよなタイヤが非常に騒音を
発生するからである。
【0055】
【発明の実施の形態】実施の形態に基づいて、本発明に
よる空気タイヤを詳しく説明する。
【0056】図1のaは本発明による空気タイヤの一部
1を示している。この空気タイヤのタイヤ本体はトレッ
ドパターン2を有するトレッド3と、2つのサイドウォ
ール4,4′と、カーカス層と場合によっては補強要素
を備えたカーカス5とからなっている。挿入されたベル
ト層、ベルトバンデージおよびタイヤビード6,6′内
のビードコアは図示していない。これらのベルト層、ベ
ルトバンデージおよびビードコアは、同様に図示してい
ないリムに接触する。
【0057】トレッドパターン溝7,8,9,10の底
範囲にはそれぞれ、タイヤ外周にわたって分配配置され
た多数の中空室型共鳴器11,12,13,14が設け
られている。この中空室型共鳴器はそれぞれ、トレッド
パターン溝の底範囲内にある穴を介してトレッドの外側
表面に接続されている。
【0058】図1のbは図1のaに示した中空室型共鳴
器13の拡大図である。この中空室型共鳴器13はヘル
ムホルツ共鳴器として形成され、開口首部または開口通
路15を介して、トレッドパターン溝8の底の開口16
に接続し、それによってトレッドの外側表面に接続して
いる。
【0059】この場合、共鳴器中空室13と開口首部1
5はそれぞれ異なる直径を有する中空円筒体として形成
されている。
【0060】図2はトレッドの外側表面に窪んだ(雌
の)成形部として形成された中空室型共鳴器17を示し
ている。この中空室型共鳴器は開口首部18を介して、
トレッドパターン溝21の側面20の開口19に接続し
ている。
【0061】このトレッド範囲がタイヤの接地面を通過
するや否や、中空室型共鳴器は路面との接触によって閉
じるので、開口19が共鳴器中空室とトレッドの表面を
接続する。それによって、接地面の通過中、共鳴器の機
能が保証される。
【0062】図3は開放した窪んだ成形部として形成さ
れかつ空気タイヤの外面の方に先細になっている中空室
型共鳴器22を示している。この中空室型共鳴器は同様
に先細に形成された開口首部23を介して、トレッドパ
ターン溝26の側面25の開口24に接続している。
【0063】ほぼ星形に形成された共鳴器中空室と開口
首部は、接地面を通過するときに、空気タイヤの表面の
変形によってほとんど閉じ、その機能を完全に発揮す
る。これにより、開口24までの中空室型共鳴器の確実
な閉鎖が達成されるので、道路鋪装の凸凹が接面におけ
る共鳴器の機能にもはや悪影響を与えない。
【0064】図4は中空室型共鳴器27を備えた空気タ
イヤの部分横断面を示している。この中空室型共鳴器は
開口首部または開口通路28を介して、空気タイヤの内
側29に向いた開口30に接続されている。この場合、
空気タイヤの内側表面はブチルゴムからなるタイヤのイ
ンナーライナー31によって形成されている。
【0065】図5は中空室型共鳴器32,32′の製作
方法の原理図である。3つのゴム層33,34,35か
らなる、空気タイヤの外側範囲の構造が明らかである。
この場合、共鳴器中空室は中間の層34の円筒状凹部に
よって形成され、開口首部または開口通路36,36′
は上側の層33の溝底の円筒状凹部または穴によって形
成されている。加硫により、これらのすべての層が均質
に連結されるので、共鳴器中空室とその開口首部は中実
材料内に残る。
【0066】このような製作方法は、空気タイヤの製作
のために別個のトレッドを使用する場合、すなわち例え
ば互いに分離された2つの方法部分A,Bで新規タイヤ
としての空気タイヤを上記のように製作する場合あるい
はタイヤ再生(リトレッディング)の範囲内で古いカー
カースを新しくする場合に特に適している。
【0067】図6は深鍋状に形成された中空室型共鳴器
37を備えたトレッドパターン横断面を示している。こ
の中空室型共鳴器はその開口首部または開口通路38を
介して開口39ひいてはタイヤ外側表面に接続されてい
る。このような中空室型共鳴器の製作は、加硫中に補完
的な雄の(凸の)成形部として挿入される成形体によっ
て行われる。この開口首部または開口通路38の範囲内
で、共鳴器中空室37は微小溝40を接続されている。
この微小溝は離型のためにのみ役立ち、深くなく、表面
近くの範囲においてのみ開口首部に開口している。
【0068】中空室直径42に対する開口首部直径41
の比は1/7である。それによって、例えば2000H
zの範囲内で吸音作用を強めるための幾何学的形状が得
られる。
【0069】図7は、外側に開放した雌の成形部として
形成された中空室型共鳴器43を備えた成形部分を示し
ている。この中空室型共鳴器は外側に向かって先細にな
っている深鍋状の空洞の形をしている。この空洞は開放
した雌の成形部に開口する微小溝44に接続されてい
る。
【0070】図8は図7のVIII−VIII線に沿っ
た垂直断面を矢印方向に見た図である。この場合、外側
に向かって先細になっている深鍋状の空洞45がはっき
りと判る。この空洞は開口首部46に接続している。同
様に、表面近くの範囲に開口する微小溝44が示してあ
る。
【0071】図9は図7のIX−IX線に沿った水平断
面を矢印方向に見た図である。この場合同様に、外側に
向かって先細になっている深鍋状の空洞45と、開口首
部46が明瞭に示してある。
【0072】図10は中空室型共鳴器47を備えたトレ
ッドパターン部分の横断面を示している。この中空室共
鳴器は、向き合う側面48,49によって画成されたト
レッドパターン溝またはトレッドパターン凹部50の下
側部分として形成されている。
【0073】その際、向き合う側面は空気タイヤの外側
表面に対してほぼ平行に延びる突起51,52を備えて
いる。この突起はトレッドパターン溝またはトレッドパ
ターン凹部の横断面内に突出し、下側部分に通じるスリ
ット状の開口53を形成している。
【0074】この場合、トレッドパターン溝またはトレ
ッドパターン凹部の下側部分として形成された中空室4
7は、向き合う側面48,49の間に形成されかつこの
側面とタイヤの外側表面に対してほぼ垂直に延びる分離
ウェブ54によって、個々の中空室の小室に分割されて
いる。
【0075】突起51,52は微小溝(サイプ)55,
56を備えている。この微小溝は離型のためにのみ役立
ち、突起の間に形成された開口に開口している。
【0076】図11は中空室型共鳴器57,58,5
9,60を備えたトレッドパターンの部分拡大図であ
る。この中空室型共鳴器は、向き合う側面61,62,
63,64によって画成されたトレッドパターン溝また
はトレッドパターン凹部65,66の下側部分として異
なる態様で形成されている。
【0077】図12のaは図11のA−A線に沿った断
面を示し、図12のbはB−B線に沿った断面を示して
いる。
【0078】中空室型共鳴器が異なるように形成されて
いることが判る。この場合、中空室型共鳴器57は空気
タイヤの外側表面に対してほぼ平行に延びる突起67,
68によって、スリット状の開口69を形成しながら閉
鎖されている。その際、突起67,68は溝底から出発
して溝高さの約70%の高さ位置に配置されているの
で、突起の上方には、溝の残りの深さ部分があり、この
部分は、トレッドパターン形成や溝形成によって影響を
受ける、例えば排水作用、トラクション作用等のような
タイヤ特性を生じるために供される。
【0079】これに対して、中空室型共鳴器59は実質
的に空気タイヤの外側表面の範囲に配置された突起7
0,71によって、スリット状の開口72を形成しなが
ら閉鎖されている。このような形状の場合には、中空室
型共鳴器を備えていない周囲のトレッドパターン溝は、
上記のタイヤ特性を生じる役目をする。一方、図示した
溝範囲は、拡大された共鳴室によって最大の吸音作用を
生じるように設計されているので、トレッドパターン溝
の縦方向範囲内で機能を分割する。その際、全体形成物
の製作が困難になることがない。
【0080】図11と図12のaとbには、分離ウェブ
73,74,75,76,77,78が明瞭に示してあ
る。この分離ウェブによって、異なる長さの中空室の小
室が画成される。それによって、異なる周波数範囲の音
の吸収に適合させることができる。
【0081】この場合にも、突起67,68,70,7
1は或る数の微小溝(サイプ)を備えている。図11に
おいて、この微小溝は参照符号79,79′,80,8
0′によって例示的に示してある。微小溝は離型のため
にのみ役立ち、突起の間に形成された開口に開口してい
る。
【0082】図13のaは中空室型共鳴器81の横断面
を示している。この中空室型共鳴器は、向き合う側面8
2,83によって画成されたトレッドパターン溝84の
下側部分として形成されている。この場合、側面はトレ
ッドパターン溝の横断面内に突出する突起85,86を
備えている。この突起は開口通路87を形成するため
に、トレッドパターン突起88,89を備えている。そ
れによって、低い周波数、例えば約1000Hzの周波
数を吸収するために、開口首部または開口通路の長さが
長くし、その際中空室型共鳴器のための組み込み室を拡
大する必要がない。
【0083】これは同様に、図13のbに示した実施の
形態によっても達成される。この場合、更に延長した開
口通路が形成されている。中空室型共鳴器90は、向き
合う側面91,92によって画成されたトレッドパター
ン溝93の下側部分として形成されている。側面91は
トレッドパターン溝の横断面内に突出する突起94を備
えている。この突起は開口通路95を形成するために、
向き合う側面92と溝底96に対して平行に延びるトレ
ッドパターン突起97を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】aはトレッドパターン溝の底範囲に配置された
中空室型共鳴器を備えた本発明による空気タイヤの一部
を示す図、bはaに示した中空室型共鳴器の拡大図であ
る。
【図2】開放した雌の成形部として形成された中空室型
共鳴器を備えたトレッドパターンの一部を示す図であ
る。
【図3】開放した雌の成形部として形成され外側に向か
って先細になっている中空室型共鳴器を備えたトレッド
パターンの一部を示す図である。
【図4】空気タイヤの内側表面に対する開口を有する中
空室型共鳴器を備えた本発明による空気タイヤの部分道
断面図である。
【図5】図1のaの中空室型共鳴器を製作するための原
理図としてのトレッドパターン部分の横断面図である。
【図6】開口首部の範囲において微小溝(サイプ)に接
続されている、深鍋状に形成された中空室型共鳴器を備
えたトレッドパターン部分の横断面図である。
【図7】開放した雌の成形部に開口する微小溝(サイ
プ)に接続されている、外側に向かって先細になってい
る深鍋状空洞の形をした、外側に向かって開放した雌の
成形部として形成された中空室型共鳴器を有するドレッ
ドパターンの一部を示す図である。
【図8】図7のVII−VII線に沿った垂直断面を矢
印方向に見た図である。
【図9】図7のIX−IX線に沿った水平な断面を矢印
方向に見た図である。
【図10】向き合う側面によって画成されたトレッドパ
ターン溝またはトレッドパターン凹部の下側部分として
形成された中空室型共鳴器を備えたトレッドパターン部
分の横断面図である。
【図11】向き合う側面によって画成されたトレッドパ
ターン溝またはトレッドパターン凹部の下側部分として
異なるように形成された中空室型共鳴器を備えたトレッ
ドパターン部分の拡大図である。
【図12】aは図11のA−A線に沿った断面図、bは
図11のB−B線に沿った断面図である。
【図13】aは向き合う側面によって画成されたトレッ
ドパターン溝の下側部分として形成され、開口通路を形
成するための成形突起を有する、トレッドパターン溝の
横断面内に突出する突出部を備えた、中空室型共鳴器の
横断面図、bは向き合う側面によって画成されたトレッ
ドパターン溝の下側部分として形成され、開口通路を形
成するために向き合う側面と溝底に対して平行に延びる
成形突起を有する、トレッドパターン溝の横断面内に突
出する突出部を備えた、中空室型共鳴器の横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 空気タイヤの一部 2 トレッドパターン 3 トレッド 4,4′ サイドウォール 5 カーカス 6,6′ タイヤビード 7〜10 トレッドパターン溝 11〜14 中空室型共鳴器 15 開口通路または開口首部 16 開口 17 窪んだ成形部の形をした
中空室型共鳴器 18 開口通路または開口首部 19 開口 20 トレッドパターン溝の側
面 21 トレッドパターン溝 22 窪んだ成形部の形をした
中空室型共鳴器 23 開口通路または開口首部 24 開口 25 トレッドパターン溝の側
面 26 トレッドパターン溝 27 中空室型共鳴器 28 開口通路または開口首部 29 タイヤの内側表面 30 開口 31 インナーライナー 32,32′ 中空室型共鳴器 33〜35 ゴム層 36,36′ 開口通路または開口首部 37 中空室型共鳴器 38 開口通路または開口首部 39 開口 40 微小溝(サイプ) 41 開口首部直径 42 中空室直径 43 中空室型共鳴器 44 微小溝(サイプ) 45 深鍋状の空洞 46 開口通路または開口首部 47 中空室型共鳴器 48,49 トレッドパターン溝の側
面 50 トレッドパターン溝 51,52 突起 53 開口 54 分離ウェブ 55,56 微小溝(サイプ) 57〜60 中空室型共鳴器 61〜64 トレッドパターン溝の側
面 65,66 トレッドパターン溝 67,68 突起 69 開口 70,71 突起 72 開口 73〜78 分離ウェブ 79,79′ 微小溝(サイプ) 80,80′ 微小溝(サイプ) 81 中空室型共鳴器 82,83 トレッドパターン溝の側
面 84 トレッドパターン溝 85,86 突起 87 開口通路または開口首部 88,89 成形突起 90 中空室型共鳴器 91,92 トレッドパターン溝の側
面 93 トレッドパターン溝 94 突起 95 開口通路または開口首部 96 溝底 97 成形突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60C 11/13 (72)発明者 ハインリッヒ・フイニンク ドイツ連邦共和国、30823 ガルプゼン、 エルビンゲル・ストラーセ、2エフ (72)発明者 ヴエルナー・クナウフ ドイツ連邦共和国、31535 ヴンシユトル フ、モールカムプ、2 (72)発明者 オリバー・シュールマン ドイツ連邦共和国、30855 ランゲンハー ゲン、ヴアホルダーヴエーク、2アー (72)発明者 イファール・ファイト ドイツ連邦共和国、64569 ナウハイム、 トーマス−マン−ストラーセ、3

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ本体が実質的に、2つのサイドウ
    ォールと、カーカス層と場合によっては補強要素を有す
    るカーカスと、ベルト集合体と、ビードコアを有する2
    個のタイヤビードからなり、このベルト集合体がベルト
    層と、場合によっては一体のまたは複数の部材からなる
    ベルトバンデージと、トレッドパターンを有するトレッ
    ドと、他のインサートを備えている、車両用空気タイヤ
    において、少なくともタイヤ本体の一部範囲内に、多数
    の中空室型共鳴器が配置され、この中空室型共鳴器が空
    気タイヤの表面の開口に接続されていることを特徴とす
    る空気タイヤ。
  2. 【請求項2】 中空室型共鳴器(11〜14)がヘルム
    ホルツ型共鳴器として形成され、開口通路または開口首
    部(15)を介して空気タイヤの外側表面の開口(1
    6)に接続されていることを特徴とする請求項1記載の
    空気タイヤ。
  3. 【請求項3】 中空室型共鳴器がトレッドパターンの中
    または下方に配置され、特にトレッドパターン溝および
    またはトレッドパターン凹部内にある、空気タイヤの外
    側表面の開口に接続していることを特徴とする請求項1
    または2記載の空気タイヤ。
  4. 【請求項4】 中空室型共鳴器(47)が、向き合う側
    面(48,49)によって画成されたトレッドパターン
    溝またはトレッドパターン凹部(50)の下側部分とし
    て形成され、向き合う側面が空気タイヤの外側表面に対
    してほぼ平行に延びる突起(51,52)を備え、この
    突起がトレッドパターン溝またはトレッドパターン凹部
    の横断面内に突出して、開口通路を形成する、下側部分
    に通じるスリット状開口(53)を形成していることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気タ
    イヤ。
  5. 【請求項5】 スリット状開口を形成するためにトレッ
    ドパターン溝またはトレッドパターン凹部の横断面内に
    突出する突起(85,86)が、その頭範囲に開口通路
    (87)を形成するために、空気タイヤの外側表面に対
    してほぼ垂直に延びる成形突起(88,89)を備えて
    いることを特徴とする請求項4記載の空気タイヤ。
  6. 【請求項6】 中空室型共鳴器(90)が、向き合う側
    面(91,92)によって画成されたトレッドパターン
    溝またはトレッドパターン凹部(93)の下側部分とし
    て形成され、側面の少なくとも一方が空気タイヤの外側
    表面に対してほぼ平行に延びる突起(94)を備え、こ
    の突起がトレッドパターン溝またはトレッドパターン凹
    部の横断面内に突出し、少なくとも向き合う側面と共
    に、開口通路を形成する、下側部分に通じるスリット状
    の開口を形成していることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一つに記載の空気タイヤ。
  7. 【請求項7】 トレッドパターン溝またはトレッドパタ
    ーン凹部の横断面内に突出する突起(94)がその頭範
    囲に開口通路(95)を形成するために、向き合う側面
    およびまたは溝底に対して平行に延びる成形突起(9
    7)を備えていることを特徴とする請求項6記載の空気
    タイヤ。
  8. 【請求項8】 空気タイヤの外側表面に対してほぼ平行
    に延び、場合によっては成形突起を備えた突出部が、ト
    レッドパターン溝またはトレッドパターン凹部の少なく
    とも一部の長さにわたって形成されていることを特徴と
    する請求項4〜7のいずれか一つに記載の空気タイヤ。
  9. 【請求項9】 空気タイヤの外側表面に対してほぼ平行
    に延び、場合によっては成形突起を備えた突出部が、ト
    レッドパターン溝またはトレッドパターン凹部の上側範
    囲において、空気タイヤの外側表面にまたはこの外側表
    面の近くに形成されていることを特徴とする請求項8記
    載の空気タイヤ。
  10. 【請求項10】 トレッドパターン溝またはトレッドパ
    ターン凹部の下側部分として形成された中空室型共鳴器
    が、向き合う側面の間に形成されかつこの側面と空気タ
    イヤの外側表面に対してほぼ垂直に延びる分離ウェブ
    (54)によって、個々の中空室小室に分割されている
    ことを特徴とする請求項4〜9のいずれか一つに記載の
    空気タイヤ。
  11. 【請求項11】 外側に向かって開放した雌の成形部
    (17)としての中空室型共鳴器が、トレッドの外側表
    面内に挿入形成され、トレッドパターン溝またはトレッ
    ドパターン凹部(21)の側面(20)の開口(19)
    に接続していることを特徴とする請求項1または2記載
    の空気タイヤ。
  12. 【請求項12】 中空室型共鳴器がトレッドの外側に向
    かって先細になるように形成されていることを特徴とす
    る請求項11記載の空気タイヤ。
  13. 【請求項13】 中空室型共鳴器がダイヤフラム型共鳴
    器として形成され、このダイヤフラム型共鳴器の開口が
    空気タイヤの表面でダイヤフラムによって覆われている
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載
    の空気タイヤ。
  14. 【請求項14】 中空室およびまたは開口通路が吸音材
    料を有し、特にこの吸音材料が充填されていることを特
    徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の空気タ
    イヤ。
  15. 【請求項15】 中空室型共鳴器(27)が開口通路ま
    たは開口首部(28)を介して、空気タイヤの内側表面
    (29)の開口(30)に接続していることを特徴とす
    る請求項1,2,13,14のいずれか一つに記載の空
    気タイヤ。
  16. 【請求項16】 複数の中空室型共鳴器が異なる周波数
    範囲のために形成されていることを特徴とする請求項1
    〜15のいずれか一つに記載の空気タイヤ。
  17. 【請求項17】 中空室型共鳴器がヘルムホルツ型共鳴
    器として形成され、この共鳴器の場合、中空室直径(4
    2)に対する開口通路直径(41)の比が、1よりも小
    さな値、特に1/4〜1/8の範囲の値を有することを
    特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載の空気
    タイヤ。
  18. 【請求項18】 中空室型共鳴器が空気タイヤの表面内
    に設けられた微小溝(40,44)に接続されているこ
    とを特徴とする請求項1〜17のいずれか一つに記載の
    空気タイヤ。
  19. 【請求項19】 トレッドパターン内またはトレッドパ
    ターンの下方に配置された中空室型共鳴器が、空気タイ
    ヤの表面に対する接続部として設けられたその開口の範
    囲あるいはその開口通路の範囲において、微小溝(4
    0)に接続していることを特徴とする請求項18記載の
    空気タイヤ。
  20. 【請求項20】 外側に向かって開放した雌の成形部と
    して形成された中空室型共鳴器が、開放した雌の成形部
    に開口する微小溝(44)に接続されていることを特徴
    とする請求項18記載の空気タイヤ。
  21. 【請求項21】 向き合う側面によって画成されたトレ
    ッドパターン溝またはトレッドパターン凹部の下側部分
    として形成された中空室型共鳴器が、空気タイヤの外側
    表面に対して平行に延びる突出部内に設けられた微小溝
    (55,56)に接続していることを特徴とする請求項
    18記載の空気タイヤ。
  22. 【請求項22】 多数の中空室型共鳴器がトレッドパタ
    ーン内またはトレッドパターンの下方に配置され、特に
    トレッドパターン溝またはトレッドパターン凹部内にあ
    る、空気タイヤの外側表面内の開口に接続している、請
    求項1〜21のいずれか一つに記載の空気タイヤを製造
    するための方法において、中空室型共鳴器を備えたトレ
    ッドパターンが、載置方法、特にタイヤ再生方法で、準
    備されたカーカス上に取付けられることを特徴とする方
    法。
  23. 【請求項23】 タイヤ本体の少なくとも一部範囲内
    に、多数の中空室型共鳴器が配置され、この中空室型共
    鳴器が空気タイヤの表面の開口に接続している、請求項
    1〜21のいずれか一つに記載の空気タイヤを製造する
    ための方法において、空気タイヤが互いに分離された2
    つの方法部分A,Bで新しいタイヤとして製造され、こ
    の場合方法部分Aにおいて、実質的にカーカス本体と場
    合によってはベルトセットの一部を含むタイヤ部分が形
    成され、続いて加硫金型内で加硫され、この加硫金型に
    より、表面と強度担体に所定の横断面輪郭が付与され、
    方法部分Bにおいて、タイヤ部分に、場合によってまだ
    不足しているベルトセットの部分を付加し、トレッドを
    付加し、そして不足しているサイドウォールゴム部分を
    付加することによって、完備したタイヤが形成され、こ
    のタイヤが同様に加硫され、この場合多数の中空室型共
    鳴器が、方法部分Bにおいて取付けられたトレッド内に
    あるいはトレッドパターンの下方に配置され、中空室型
    共鳴器が開口通路または開口首部を介して、空気タイヤ
    の外側表面内にある開口に接続され、およびまたは開口
    通路または開口首部を介して空気タイヤの内側表面の開
    口に接続された多数の中空室型共鳴器が設けられ、この
    場合空気タイヤの内側表面に接続する中空室型共鳴器が
    方法部分Aで製作されたカーカス本体内に配置されてい
    ることを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 タイヤ本体の少なくとも一部範囲内に
    多数の中空室型共鳴器が配置され、この中空室型共鳴器
    が開口通路または開口首部を介して空気タイヤの表面の
    開口に接続していることを特徴とする請求項1〜23の
    いずれか一つに記載の空気タイヤを貨物自動車の駆動軸
    のためのタイヤとして使用する、空気タイヤの用途。
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