JP2000118044A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2000118044A JP29105498A JP29105498A JP2000118044A JP 2000118044 A JP2000118044 A JP 2000118044A JP 29105498 A JP29105498 A JP 29105498A JP 29105498 A JP29105498 A JP 29105498A JP 2000118044 A JP2000118044 A JP 2000118044A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラデーション状のCG画像を出力する際に
生じる階調飛びを効果的に抑制することができる画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 乱数発生部210で発生した乱数データ
の乱数最大値を乱数最大値算出部220で算出し、乱数
加算量算出部230で画像の階調に従って乱数最大値算
出部220で算出した乱数の最大値を調整して階調に応
じた乱数加算量の算出を行う。そして乱数加算量選択部
240で入力画像データの階調に応じて、乱数加算量算
出部230により各区間毎に求めた乱数データの中で、
画像データの階調に相当する区間の乱数データを選択し
て出力する。その後乱数加算部250で入力画像データ
に対して乱数データを加算する。そして、乱数加算制御
部280は画像処理(画像データ)応じてセレクタ26
0を制御して画像データによりは乱数加算処理を行った
画像データと入力画像データの一方を選択して出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力された画像デー
タを画像形成する画像形成装置及び画像形成方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿を電気的に読み取り、得られ
た画像データを用紙上に出力することにより、画像複写
を行うデジタル複写機の発展はめざましいものがある。
複写機業界の技術の急成長に伴い、カラー画像を処理可
能なカラーデジタル複写機も登場してきており、より高
画質で高精度な美しいカラー画像をユーザに与えること
ができるようになった。
【0003】複写機の高画質化を進める上での問題の一
つに、画像の階調飛び(擬似輪郭)という問題がある。
これはトナーの特性が画像階調に対して比例して変化し
ていないために、階調毎に前後の階調に対してトナー濃
度差が異なり、濃度差の大きい部分は筋となって画像に
現れてしまう現象である。
【0004】従来、階調飛びの問題を解消するために、
一度、画像処理部内のテスト用の画像データをプリント
アウトし、出力された画像データを原稿台上に置き、ス
キャンして画像データを取り込み、取り込んだ画像デー
タから装置のトナー特性を掴み、階調間の補正を行って
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの方
法でも十分な階調飛びの抑制には至っていない。特にコ
ンピュータ上で作成した滑らかなグラデーションパター
ンをコントローラを介し複写機でプリントアウトする
際、この現象は顕著となってくる。
【0006】そこでこれから複写機のさらなる高画質化
を進めていくためには、新しいこの階調飛びの問題を解
消する技術の確立が必要となってくる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的としてなされたもので、係る目的を
達成する一手段として例えば以下の構成を備える。
【0008】即ち、画像データを入力する画像入力手段
と、前記画像入力手段で入力した画像データに対し乱数
データを追加して出力する乱数加算手段と、前記乱数加
算手段での乱数データが加算された画像データを画像形
成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
【0009】そして例えば、前記画像入力手段は、接続
外部装置よりのコンピュータ画像を入力することを特徴
とする。
【0010】また例えば、前記画像形成手段は、電子写
真方式により転写材に画像を印刷出力するものであるこ
とを特徴とする。
【0011】更に例えば,前記乱数加算手段での画像デ
ータに対する乱数データの追加を行なうか否かを制御す
る乱数加算制御手段を備えることを特徴とする。あるい
は、前記乱数加算制御手段は、ユーザより受付けた指示
に従って前記乱数加算手段での画像データに対する乱数
データの追加を行なうか否かを制御することを特徴とす
る。又は、前記乱数加算制御手段は、通信媒体を介して
接続された他の外部装置よりの指示に従って前記乱数加
算手段での画像データに対する乱数データの追加を行な
うか否かを制御することを特徴とする。
【0012】また例えば、前記乱数加算制御手段は、画
像形成する画像データがグデーション状のCG画像であ
る場合に前記乱数加算手段での画像データに対する乱数
データの追加を行なうことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一発明の実施
の形態例の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0014】[第1の実施の形態例]以下、コンピュー
タ上で生成した画像を画像形成装置に転送する画像転送
手段と、前記画像転送手段より送られてくる画像データ
に対し不規則な乱数データを加算し出力する乱数加算手
段と、前記乱数加算手段による不規則な乱数の加算制御
を行う乱数加算制御手段とを有し、ホストコンピュータ
から送られてくる画像データに対し、適切な乱数データ
を付加して出力することで、特にグラデーション状のC
G画像を出力する際に生じる階調飛びを効果的に抑制す
る本発明に係る第1の実施の形態例を詳細に説明する。
【0015】(本体構成)図1に本発明に係る一発明の
実施の形態例が適用されるカラー画像形成装置の概略断
面図を示す。図1に示す例では、上部にデジタルカラー
画像リーダ部、下部にデジタルカラー画像プリンタ部を
有する構成である。
【0016】図1のリーダ部において、原稿30を原稿
台ガラス31上に載せ、光学系読み取り駆動モータ35
により露光ランプ32を含む公知の原稿走査ユニットを
予め設定された複写倍率に応じて決定された一定の速度
で露光走査する。そして原稿30からの反射光像を、レ
ンズ33によりフルカラーセンサ(CCD)34に集光
し、カラー色分解画像信号を得る。
【0017】このフルカラーセンサとしては、互いに隣
接して配置されたR(レッド),G(グリーン),B
(ブルー)のフィルタを付けた3ラインのCCD34を
用いている。カラー色分解画像信号は、画像処理部36
及びコントローラ部37にて画像処理を施され、プリン
タ部に送出される。
【0018】なお、原稿台ガラス31の周辺に操作部が
設けてあり、複写シーケンスに関する各種モード設定を
行うスイッチ及び表示用のディスプレイ及び表示器が配
置されている。
【0019】図1のプリンタ部において、像担持体であ
る感光ドラム1は矢印方向に回転自在に担持され、感光
ドラム1の周りに前露光ランプ11、コロナ帯電器2、
レーザ露光光学系3、電位センサ12、色の異なる4個
の現像器4y,4c,4Bk,ドラム上光量検知手段1
3、転写装置5、クリーニング器6を配置する。
【0020】レーザ露光光学系3において、リーダ部か
らの画像信号は、レーザ出力部(不図示)にて光信号に
変換され、変換されたレーザ光がポリゴンミラー3aで
反射され、レンズ3b及びミラー3cを通って、感光ド
ラム1の面に投影される。
【0021】プリンタ部における画像形成時には、感光
ドラム1を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除
電した後の感光ドラム1を帯電器2により一様に帯電さ
せて、各分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成す
る。
【0022】次に、所定の現像器を動作させて、感光ド
ラム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂を基体
としたトナー画像を形成する。現像器は、偏心カム24
y,24m,24c,24Bkの動作により、各分解色
に応じて択一的に感光ドラム1に接近するようにしてい
る。
【0023】さらに、感光ドラム1上のトナー画像を、
予め選択された記録材カセット7a,b,cの1つより
搬送系及び転写装置5を介して感光ドラム1と対向した
位置に供給された記録材に転写する。なおこの記録材カ
セットの選択は、記録画像の大きさにより、予めコント
ローラ部37からの制御信号によりピックアップローラ
27a,b,cのいずれか1つが駆動されることにより
行われる。
【0024】転写装置5は、本実施の形態例では転写ド
ラム5a、転写帯電器5b、記録材を静電吸着させるた
めの吸着帯電器5cと対向する吸着ローラ5g、内側帯
電器5d、外側帯電器5eとを有し、回転駆動されるよ
うに軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体
からなる記録材担持シート5fを円筒状に一体的に張設
している。記録材担持シート5fはポリカーボネートフ
ィルム等の誘電体シートを使用している。
【0025】ドラム状の転写装置、即ち転写ドラム5a
を回転させるに従って感光ドラム1上のトナー像は転写
帯電器5bにより記録材担持シート5fに担持された記
録材上に転写される。
【0026】このように記録材担持シート5fに吸着搬
送される記録材には所望数の色画像が転写され、フルカ
ラー画像を形成する。
【0027】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て順次4色のトナー像の転写を終了すると記録材を転写
ドラム5aから分離爪8a、分離押し上げ、コロ8b及
び分離帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着
器9を介してトレイ10に排紙する。
【0028】他方、転写後感光ドラム1は、表面の残留
トナーをクリーニング器6で清掃した後再度画像形成工
程に供する。
【0029】記録材の両面に画像を形成する場合には、
定着器9を排出後、すぐに搬送パス切替ガイド19を駆
動し、搬送縦パス20を経て、反転パス21aにいった
ん導いた後、反転ローラ21bの逆転により、送り込ま
れた際の後端を先頭にして送り込まれた方向と反対向き
に退出させ、中間トレイ22に収納する。その後再び上
述した画像形成工程によってもう一方の面に画像を形成
する。
【0030】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を
防止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート
5fを介して該ブラシ14に対向するバックアップブラ
シ15や、オイル除去ローラ16と記録材担持シート5
fを介して該ローラ16に対向するバックアップブラシ
17の作用により清掃を行なう。このような清掃は画像
形成前もしくは後に行ない、また、ジャム(紙づまり)
発生時にも随時行なう。
【0031】また、本実施の形態例においては、所望の
タイミングで偏心カム25を動作させ、転写ドラム5a
と一体化しているカムフォロワ5iを作動させることに
より、記録材担持シート5aと感光ドラム1とのギャッ
プを任意に設定可能な構成としている。例えば、スタン
バイ中または電源オフ時には、転写ドラム5aと感光ド
ラム1の間隔を離す。
【0032】(画像処理ブロック)図2A及び図2Bに
図1に示す画像処理部36、コントローラ部37及びそ
の周辺の被制御部の詳細構成を示す。以下、図2A及び
図2Bを参照して本実施の形態例の画像処理部36、コ
ントローラ部37及びその周辺の被制御部の詳細構成を
説明する。
【0033】なお、本実施の形態例の画像処理部36は
DSP等の1チップ化されたプログラマブルな画像処理
プロセッサで構成することができる。以下の説明は、画
像処理部36をDSP等の1チップ化されたプログラマ
ブルな画像処理プロセッサで構成する場合を説明する。
【0034】図2A及び図2Bにおいて、フルカラーセ
ンサ(CCD)34は101,102,103のレッ
ド、グリーン、ブルーの3ラインのCCD34で構成さ
れており原稿からの1ラインの光情報を色分解して40
0dpiの解像度でR,G,Bの電気信号を出力する。
本実施の形態例では、1ラインとして最大297mm
(A4縦)の読みとりを行うため、例えば、CCD34
からはR,G,B各々1ライン4677画素画像が出力
される。
【0035】104は同期信号生成回路であり、主走査
アドレスカウンタや副走査アドレスカウンタ等より構成
される。主走査アドレスカウンタは、感光ドラム1への
ライン毎のレーザ記録の同期信号であるBD信号によっ
てライン毎にクリアされて、画素クロック発生器105
からのVCLK信号をカウントし、CCD34から読み
出される1ラインの画情報の各画素に対応したカウント
出力H−ADRを発生する。
【0036】このH−ADRは、「0」から「500
0」までアップカウントし、CCD34からの1ライン
分の画像信号を十分読み出せる。また、同期信号発生回
路104からは、ライン同期信号LSYNCや画像信号
の主走査有効区間信号VEや副走査有効区間信号PE等
の各種のタイミング信号を出力する。
【0037】106はCCD駆動信号生成部であり、H
−ADRをデコードしてCCD34のシフトパルスより
セットパルスや転送クロックであるCCD−DRIVE
信号を発生する。これによりCCD34からVCLKに
同期して、同一画素に対するR,G,Bの色分解画像信
号が順次出力される。107はA/Dコンバータであり
レッド、グリーン、ブルーの各画像信号を8ビットのデ
ジタル信号に変換する。
【0038】150はシェーディング補正回路であり、
CCD34での画素ごとの信号出力のばらつきを補正す
るための回路である。シェーディング補正回路には、
R,G,Bの各信号のそれぞれ1ライン分のメモリをも
ち、光学系により予め決められた濃度を持つ白色板の画
像を読み取って、基準信号として用いる。
【0039】151は副走査つなぎ回路であり、CCD
34により読み取られた画像信号が副走査方向に8ライ
ンずつずれるのを吸収するための回路である。
【0040】152は入力マスキング回路であり、入力
信号R,G,Bの色にごりを取り除くための回路であ
る。
【0041】153,163はバッファであり、ZO−
ED信号がLレベルのとき画像信号を通し、ZO−ED
信号がHレベルのとき画像信号を通さなくする。通常、
編集機能を用いるときはLレベルである。
【0042】編集回路部154のうち155は画像信号
を平滑化するフィルタであり、5×5のマトリクス演算
を行う。また156は色変換回路であり、RGBの画像
信号をHSL色空間座標に変換して、予め指定された色
を他の指定された色に変換して、再びRGBの色空間に
戻す機能を有する。また、多値の信号を一定のしきい値
で2値に変換することも可能である。
【0043】159は外部装置であり、画像信号を最大
A3サイズまで記憶するメモリ装置やメモリ装置を制御
するコンピュータ等から構成される。外部装置159の
画像信号は、レッド、グリーン、ブルー(RGB)信
号、またはシアン、マゼンダ、イエロー、ブラック(C
MYK)信号、そして2値信号の形式で入出力される。
外部装置159は例えば後述するグラデーション状のC
G画像等を出力可能である。
【0044】158はインターフェイス(I/F)回路
であり、外部装置からの画像信号と内部の画像信号との
タイミングと速度を合わせるための回路である。160
はエリア生成回路であり、エディタ等により指定された
領域を生成し記憶する回路である。
【0045】また、原稿に描かれたマーカペン等の画像
を抽出したMARKER信号もエリア領域としてメモリ
に記憶される。またCCD34で読み取られた画像信号
を2値化したSC−BI信号は、2値画像信号としてZ
−BI出力信号に用いられる。このエリア生成回路16
0のうちエリア用のメモリ書き込み部とメモリ読み出し
部については後で詳細に説明する。
【0046】157はRGB合成回路であり、CCD3
4により読み取られたRGB画像信号と外部装置159
からのRGB画像信号を合成するための回路である。ま
た、CCD34からのRGB画像信号と外部装置からの
2値画像との合成も可能である。
【0047】合成する領域はエリア生成回路160から
のAREA信号により指定されるか、もしくは外部装置
からのIPU−BI信号により指定される。また合成に
は、CCD34からの画像信号と外部の画像信号を領域
ごとに独立して合成する置き換え合成と、2つの画像を
同時に重ねて透かし合わせたように合成する透かし合成
も可能である。この透かし合成では、2つの画像のうち
どちらの画像をどれだけ透かして合成するかという透か
し率の指定も可能である。
【0048】161は輪郭生成回路であり、CCD34
で読み取られた画像信号を2値化したSC−BI信号や
外部装置159からの2値データであるIPU−BI信
号またはエリア生成回路160からの2値データZ−B
I信号に対して輪郭を抽出し、影の生成を行う。
【0049】162は黒文字判定回路であり、入力され
た画像信号の特徴を判定し、8種類の文字の太さ信号
(太文字度)FTMJ、エッジ信号EDGE、色信号I
ROを出力する。
【0050】108は色空間圧縮回路であり、以下のマ
トリクス演算(1)を行う。
【0051】
【数1】
【0052】 R’ R a11 a12 a13 a14 a15 a16 a17 a18 R−X G’= G+a21 a22 a23 a24 a25 a26 a27 a28 × G−X B’ B a31 a32 a33 a34 a35 a36 a37 a38 B−X (R-X)×(G-X) (G-X)×(B-X) (B-X)×(R-X) R×G×B (155-R))×(255-G)×(255-B) ここで、XはR,G,Bの最小値を表す。
【0053】なお、色空間圧縮回路108において予め
色空間圧縮を行うか、行わないかの設定をしておくこと
により、領域信号AREAで色空間圧縮のON/OFF
の切り換えが可能となる。
【0054】また図2A及び図2Bにおいて、109は
光量−濃度変換部(LOG変換部)でありレッド、グリ
ーン、ブルーの8ビットの光量信号を対数変換によりシ
アン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各8ビ
ットの濃度信号に変換する。
【0055】173はバッファであり、ZO−PRV信
号がLレベルのとき画像信号を通し、ZO−PRV信号
がHレベルのとき画像信号を通さなくする。通常はHレ
ベルであり、プレビュー機能を用いるときはLレベルで
ある。
【0056】174は間引き制御回路であり、プレビュ
ー機能を用いる時に使用する。プレビューの時には、入
力された画像信号を4ラインに1ラインずつFIFOメ
モリに書き込むことにより、4ラインずつ同じ信号を出
力する。
【0057】110は出力マスキング処理部であり既知
のUCR処理(下色除去処理)によりC,M,Y3色の
濃度信号からブラックの濃度信号を抽出するとともに、
各濃度信号に対応した現像剤の色濁りを除去する既知の
マスキング演算を施す。このようにして生成された
M’,C’,Y’,K’の各濃度信号の内から、セレク
タ111によって現在使用する現像剤に対応した色の信
号が選択される。
【0058】ZO−TONER信号はこの色選択のため
にトナー色生成回路178から発生される2ビットの信
号であり、ZO−TONERが0の場合にはM’信号
が、ZO−TONERが1の場合にはC’信号が、ZO
−TONERが2の場合にはY’信号が、ZO−TON
ERが3の場合にはK’信号がREAD−DT信号とし
て出力される。
【0059】なお、トナー色生成回路178は、通常コ
ピー時において現像色に応じてCPU130から出力さ
れたSLTNR信号を、そのままZO−TONER信号
として出力する。またプレビュー時においては、ライン
毎に0123と順次切り替えられた信号が出力される。
【0060】また図2A及び図2Bにおいて、164は
CMYK合成回路でありCCD34により読み取られた
画像信号と外部装置159より入力されるCMYK形式
の画像信号とを合成するための回路である。CMYK合
成を行うときは、CCD34からの画像信号に応じて現
在使用する現像剤に対応した色信号が外部装置159よ
り1ページ分ずつ入力される。
【0061】また、合成する領域はRGB合成回路15
7と同様にAREA信号もしくはIPU−BI信号によ
り切り換えを行う。また同様に透かし合成も可能であ
る。
【0062】165は色づけ回路であり、例えば白黒画
像に予め設定した色を付ける等の処理を行う。また、外
部装置159からの2値の画像信号IPU−BIに対し
ても色付けを行うことができる。さらに、徐々に階調が
変化するようなグラデーションのパターンも作ることが
可能である。
【0063】166はF値補正回路であり、プリンタの
現像特性に応じたガンマ処理を行うとともにモードごと
の濃度の設定も可能である。114は変倍回路であり、
画像信号1ライン分のメモリを持ち、主走査方向の画像
信号の拡大、縮小や画像を斜めにして出力する斜体を行
う。また、サンプリング時には、メモリにサンプリング
データを蓄積しヒストグラムの作成に用いる。
【0064】168はテクスチャ回路であり、CCD3
4で読み取られたカラー画像信号に予めCCD34によ
り読み取られた画像信号を2値化したパターンもしくは
外部装置159から入力された2値化パターンを合成し
て出力する。169は5×5のフィルタから構成される
スムージング回路、170は5×5のフィルタから構成
されるエッジ強調回路である。
【0065】176はプレビュー変換部であり、プレビ
ュー時には主走査方向に間引き処理を行なって例えば4
00bpiの解像度のデータを100bpiのデータに
変換してモニタ177に出力して表示し、画像形成画像
をモニタ177より目視確認出来る。
【0066】171はアドオン回路であり、画像信号を
特定のコード化されたパターンで出力する。200は詳
細を後述する乱数加算ブロックであり、特定の画像処理
を行なう際に、アドオン回路171よりの画像信号に乱
数データを付加して出力する。115はレーザ及びレー
ザコントローラであり、8ビットの濃度信号であるVI
DEO信号に応じてレーザの発光量を制御する。このレ
ーザ光はポリゴンミラー3aで感光ドラム1の軸方向に
走査され、感光ドラムに1ラインの静電潜像を形成す
る。
【0067】116は感光ドラム1に近接して設けられ
たフォトディテクタであり、感光ドラム1を走査する直
前のレーザ光の通過を検出して1ラインの同期信号BD
を発生する。141はエリアLUT(ルックアップテー
ブル)回路であり、エリア生成回路160からのARE
A信号に応じて各モードの設定を行う。
【0068】エリアLUT141の出力であるLOGC
D信号は、LOG変換109のLOGテーブルをスルー
設定等に切り換えるために用いられる。エリアLUT1
41の出力であるUCRCD信号は出力マスキング11
0でトリミングやマスキングを行なうために用いられ
る。エリアLUT141の出力であるFCD信号はF値
補正166のF値の大きさを変えるために用いられる。
【0069】また、ACD6信号は色付け回路165
へ、NCD信号はMCYK合成回路164へ、KCD信
号は黒文字LUT回路172へ接続されており、それぞ
れ各種モードの設定を行う。
【0070】172は黒文字LUTであり、黒文字判定
回路162の出力により様々な処理を行う。例えば、U
CR−SL信号は、出力マスキング回路110のUCR
量を変化させてより黒い文字と判定した領域には黒の量
をより多くしてC,M,Yの量をより少なくして現像す
る等の処理を行う。
【0071】またEDGE−SL信号は、スムージング
回路169及びエッジ強調回路170では黒い文字の領
域ほどエッジの部分が強調されるようなフィルタに切り
換える設定を行う。更にSNS−SL信号は、黒文字L
UT172の出力はレーザコントローラ115において
PWM制御の400線/200線の線数切り換えを行
う。つまり、黒い文字と判定した領域では解像度を上げ
るために400線で現像を行い、他の画像領域では階調
を上げるために200線で現像を行う。
【0072】118はフォトセンサであり、転写ドラム
5aが所定位置に来たことを検出してページ同期信号I
TOPを発生し、同期信号生成回路104の副走査アド
レスカウンタを初期化するとともにCPU130に入力
される。130はCPU部であり、画像読み取り、画像
記録の動作の制御を行う。
【0073】131は読み取りモータ35の前進/後進
及び速度の制御を行うコントローラである。132は複
写動作の制御に必要な上記以外のセンサやアクチュエー
タを制御するI/Oポートである。このI/Oポートの
中に用紙カセットから用紙を給紙するPF信号も含まれ
る。またその他の信号として、用紙カセットに取付けら
れた図示されていない用紙サイズセンサにより用紙のサ
イズが検知されI/OポートからCPU130に入力さ
れる。
【0074】51はコピー枚数や各種動作モードを指示
するための操作部である。133はROMであり、CP
U130の動作制御プログラムや予め決められた設定値
が格納されている。134はRAMであり、データの一
時的な保存や新たに設定された設定値等が格納されてい
る。
【0075】(乱数データの加算)以下、図3を参照し
て図2A及び図2Bに示す本実施の形態例の画像形成装
置における乱数加算ブロックの詳細構成を説明する。図
3は、本実施の形態例の画像形成装置における、乱数加
算ブロック200の詳細構成を示すブロック図である。
【0076】図3において、210は画像データに加算
する乱数信号の元となる乱数データの生成を行う乱数発
生部、220は乱数信号の最大値を算出する乱数最大値
算出部である。230は乱数加算量算出部であり、画像
の階調に従って加算する乱数の最大値を調整して加算す
る為に、階調に応じた乱数加算量の算出を行う。
【0077】240は乱数加算量選択部であり、入力画
像データの階調に応じて、乱数加算量算出部230によ
り各区間毎に求めた乱数データの中で、画像データの階
調に相当する区間の乱数データを選択して出力する。2
50は入力画像データに対して乱数データを加算する乱
数加算部である。
【0078】260は乱数加算処理を行った画像データ
と入力画像データの一方を選択して出力するセレクタで
ある。270はレジスタ部であり、レジスタ群で構成さ
れ、各ブロックの設定値はCPUを介してレジスタ値と
して設定される。280はセレクタ260を制御して乱
数加算の制御を行う乱数加算制御部である。
【0079】以上の構成において、乱数発生部210で
発生した乱数データの乱数最大値を乱数最大値算出部2
20で算出し、乱数加算量算出部230で画像の階調に
従って乱数最大値算出部220で算出した乱数の最大値
を調整して階調に応じた乱数加算量の算出を行う。そし
て乱数加算量選択部240で入力画像データの階調に応
じて、乱数加算量算出部230により各区間毎に求めた
乱数データの中で、画像データの階調に相当する区間の
乱数データを選択して出力する。その後乱数加算部25
0で入力画像データに対して乱数データを加算する。そ
して、乱数加算制御部280は画像処理(画像データ)
応じてセレクタ260を制御して画像データによりは乱
数加算処理を行った画像データと入力画像データの一方
を選択して出力する。
【0080】上述した乱数発生部210の詳細構成を図
4を参照して以下に説明する。図4は本実施の形態例の
乱数発生部210の詳細ブロック構成図である。
【0081】図4に示す様に、乱数発生部210は主に
多数のシフトレジスタ群で構成されているシフトレジス
タ211と排他的論理和回路(ExORゲート)212
によって構成されている。シフトレジスタ211は電源
の投入時にリセットされる。また213はセレクタであ
り、シフトレジスタ211のロード信号の切り換えを行
う。
【0082】セレクタ213はレジスタ270に設定さ
れたセレクト信号216の値によりAもしくはBのいず
れかの入力信号を切り換えて、シフトレジスタ211の
ロード信号215として出力する。
【0083】セレクト信号216によりA入力を選択し
た時には、一ライン目の画像先端信号が到来するタイミ
ングでロード信号215が出力されることになり、一ラ
イン目の画像先端信号が到来するタイミングでレジスタ
270に設定されたロード値がシフトレジスタ211の
ロード信号215として出力される。
【0084】また、セレクト信号216がセレクタ21
3のB入力を選択した時には、レジスタ270への設定
値がシフトレジスタ211のロード信号215として出
力される。なお、このロードは色毎に行なわれる。
【0085】セレクタ213の出力信号であるシフトレ
ジスタ211のロード信号215がアクティブとなる
と、シフトレジスタ211はロード入力端子に入力され
るロード入力信号217を読み込む。ロード入力信号2
17はレジスタ270への設定値により制御することが
出来る。シフトレジスタ211はロードしたロード入力
信号217を画像クロック信号219に同期してシフト
動作を繰り返す。
【0086】シフトレジスタ211の一部の出力は、後
段のExORゲート212により排他的論理和(ExO
R)され、Dタイプのフィリップフロップ214のD入
力端子に接続されている。そして、画像クロック信号2
19の1クロック分遅延されて再びシフトレジスタ21
1のシフト入力データとして出力される。
【0087】上述した乱数最大値算出部220の詳細構
成を図5を参照して以下に説明する。図5は本実施の形
態例の乱数最大値算出部220の詳細構成を示すブロッ
ク図である。図5に示す本実施の形態例の乱数最大算出
部220は、主に乗算器によって構成されている。
【0088】乱数発生部210からの乱数信号218が
入力されると、乱数最大値算出部220は、乱数信号2
18ともう一方の入力信号であるレジスト270よりの
乱数最大値信号225との乗算を行い、乱数最大値信号
225の示す値が発生する乱数の最大値となるよう調整
し、乱数信号226として出力する。
【0089】この乱数最大値信号225の値は、CPU
130がレジスタ270に設定する値により任意の値と
することができる。
【0090】上述した乱数加算量算出部230の詳細構
成を図6を参照して以下に説明する。図6は本実施の形
態例の乱数加算量算出部230の詳細構成を示すブロッ
ク図、図7は本実施の形態例における画像データに加算
する乱数データの最大値を示す図である。
【0091】本実施の形態例では図7に示すように階調
ごとに画像データに加算する乱数データの値を変えて加
算する。即ち、低階調部分である区間Aと、中間調階調
部分である区間Bと、高階調部分である区間Cとで夫々
画像信号に加算する最大乱数信号を図7に示すように一
定値以下に制御する。
【0092】このため、本実施の形態例の乱数加算量算
出部230では、図7に示すように全階調を3つの区間
に分割して考え、各区間毎にそれぞれ乱数の最大値を算
出してそれに見合った乱数データを出力する。なお、こ
の分割区間は3つに限るものではなく、4区間又はそれ
以上の区間に分割し、夫々の区間での乱数信号の最大値
の変化の傾斜を変えればよい。
【0093】図6に示す本実施の形態例の乱数加算量算
出部230は、主に各階調区間分の乗算器231(A区
間)、乗算器232(区間B)、乗算器233(区間C
C)により構成される。
【0094】乱数加算量算出部230は、乱数最大値算
出部220から入力される乱数信号226と、乱数の最
大値が切り換わる階調の変化点を示す階調閾値信号23
4(区間A)、階調閾値信号235(区間B)、階調閾
値信号236(区間C)及び加算する画像データによっ
て乗算を行い、区間毎にそれぞれ最大値を算出して、算
出した値を最大値とする乱数データ237、238、2
39を出力する。
【0095】階調閾値信号234〜236のそれぞれの
閾値データは、レジスタ270への設定値であり、CP
U130により任意の値が設定可能に構成されている。
【0096】上述した乱数加算量選択部240の詳細構
成を図8を参照して以下に説明する。図8は本実施の形
態例の乱数加算量選択部240の詳細構成を示すブロッ
ク図である。図8に示す本実施の形態例の乱数加算量選
択部240は、主に比較器241とセレクタ242によ
り構成される。
【0097】図8に示す本実施の形態例の乱数加算量選
択部240は、入力される最大乱数信号226と、画像
信号の階調及び階調閾値信号(画像閾値信号)234〜
236の示す階調との比較を比較器241で行い、比較
の結果、入力される画像信号がどの区間の階調に相当す
るかを知らせる区間選択信号245をセレクタ242に
供給する。
【0098】セレクタ242には、各階調区間毎の加算
乱数信号237〜39が図6に示す乱数加算量算出部2
30から入力されており、区間選択信号245に応じて
セレクタ242を切り換え、相当する区間の乱数データ
を選択し出力する。
【0099】上述した乱数加算部250の詳細構成を図
9を参照して以下に説明する。図9は本実施の形態例の
乱数加算部250の詳細構成を示すブロック図である。
本実施の形態例の乱数加算部250は、主にフリップフ
ロップ群251とセレクタ252、加算器253、加算
タイミング生成部254により構成される。
【0100】本実施の形態例では、画像に加算する乱数
の位置をずらすため、図10に示すように、1ライン毎
に加算する乱数の位置を主走査方向に1画素ずつ交互に
入れ換えるようにする。
【0101】そして、乱数の加算分を相殺する為、加算
した乱数位置の主走査方向2画素後の位置に相当する位
置には、2画素前の乱数データと極性の異なるデータを
加算するよう制御するものとする。例えば、乱数データ
を加算した2画素後の位置では、入力画像データに対し
て乱数データを減算するよう制御する。
【0102】乱数加算部250内のセレクタ252の入
力Aには、乱数加算量選択部240よりの乱数信号24
6と極性信号255が入力され、入力Bにはフリップフ
ロップ251により遅延された片方の2画素手前の乱数
データ及び極性信号255をインバータ回路で反転した
信号が入力されている。この極性信号255はCPU1
30によるレジスタ270への設定値とすることができ
る。
【0103】加算タイミング生成部254は、画像デー
タに乱数を加算するタイミング信号であるセレクトA信
号256とセレクトB信号257を制御するブロック
で、画像クロック信号219と主走査同期信号が入力さ
れている。本実施の形態例における加算タイミング生成
部254におけるセレクトA信号256とセレクトB信
号257の発生タイミングを図11に示す。
【0104】セレクトA信号256及びセレクトB信号
257は、それぞれ4画素周期でアクティブとなり、セ
レクトA信号256とセレクトB信号257の位相関係
は2画素の位相差を持つよう発生される。又、セレクト
A信号256とセレクトB信号257の発生位相は1ラ
イン毎に主走査方向に1画素ずつ交互にずれるよう制御
される。
【0105】加算タイミング生成部254により生成さ
れるセレクトA信号2566及びセレクトB信号257
は、セレクタ252の切り換え信号としてセレクタ25
2に入力される。セレクタ252は、セレクトA信号2
56がアクティブ時にはA端子に入力されている乱数信
号246と極性信号255を出力する。
【0106】またセレクタ252は、セレクトB信号2
57がアクティブ時にはB端子に入力されているフィリ
ップフロップ251よりの主走査方向2画素手前の乱数
データ及び極性信号255の反転した信号を選択して出
力する。
【0107】セレクタ252により選択された乱数デー
タと極性信号は、入力画像信号と共に後段の加算器25
3に入力される。加算器253は入力画像に対するセレ
クタ252で選択された乱数データの加減算処理を行
う。
【0108】加減算の制御は、入力される極性信号によ
り行い、極性信号が”L”の時は加算し、”H”の時に
は減算をするよう制御する。加減算処理した画像データ
は、オーバーフロー及びアンダーフロー制御を行い、加
算時の計算結果が画像データの最大値(8ビット時は
「255」)を超えた場合は最大値とし、減算時の計算
結果が負となった場合にはゼロとなるようそれぞれ制御
される。
【0109】加算器253の出力は乱数加算画像データ
として、後段のセレクタ260に供給される。
【0110】上述したセレクタ260の詳細構成を図1
2を参照して以下に説明する。図12は本実施の形態例
のセレクタ260の詳細構成を示すブロック図である。
本実施の形態例のセレクタ260は乱数加算処理を行っ
た乱数加算画像データ259と入力画像データの一方を
選択して出力するブロックである。
【0111】セレクタ260の切り換え端子には乱数加
算制御部280から供給される乱数加算制御信号289
が入力される。乱数加算制御信号289が”L”の時に
は入力画像信号がそのまま乱数加算処理ブロックのスル
ー画像データとして出力される。一方、乱数加算制御信
号289が”H”の時には乱数加算処理ブロックで乱数
加算処理を行った画像データが出力画像データとして出
力される。
【0112】以上のような構成とすることで、本発明の
画像形成装置は、ホストコンピュータからコントローラ
を介して送られてくる画像データに対して、必要時に応
じて適切な乱数データを付加して出力し、乱数加算制御
部280を使用してその乱数データの加算制御をするこ
とで、階調飛びの補正制御を適切に行うことができる。
特にグラデーション状のCG画像を出力する際に生じる
階調飛びの補正制御に最適であり、CG画像を出力する
際に生じる階調飛びを効果的に抑制することができる。
【0113】そして、この乱数データの追加制御を任意
の操作で行なうことができ、乱数データの加算制御を自
己の確認のもとで行なうことができる。
【0114】[第2の実施の形態例]以上に説明した第
1の実施の形態例の乱数加算ブロック200では、図3
に示す乱数加算制御部280により乱数加算制御信号2
89が出力されていた。しかし、本発明は以上の例に限
定されるものではなく、乱数加算制御信号289を他の
例えばホストコンピュータによる制御で出力するように
構成しても良い。このように構成した本発明に係る第2
の実施の形態例を以下に説明する。
【0115】以下に説明する第2の実施の形態例におい
て、基本構成は上述した第1の実施の形態例と同様であ
り第2の実施の形態例では乱数加算ブロック200の構
成が一部異なっている。このため、上述した第1の実施
の形態例と同様構成には同一番号を付し、詳細説明を省
略する。即ち、画像形成装置内の図1、図2A及び図2
Bに示す制御構成、及び画像処理部、コントローラ部及
び周辺被制御部の構成は第1の実施の形態例と同じであ
るため詳細説明を省略して、乱数加算ブロックのうちの
第1の実施の形態例と異なる構成を説明する。
【0116】図13は本発明に係る第2の実施の形態例
の画像形成装置における乱数加算ブロックの詳細構成を
示すブロック図である。なお、上述した図3と同様構成
には同一番号を付し詳細説明を省略する。
【0117】図13に示す第2の実施の形態例では、乱
数加算制御をホストコンピュータ等で構成される外部装
置159及びコントローラ282により行う。第2の実
施の形態例においても、セレクタ260の構成は図12
に示す構成であるが、セレクタ260の切換端子には、
外部装置159からコントローラ282を介して供給さ
れる乱数加算制御信号289が入力され、乱数加算制御
信号が”L”の時には入力画像信号がそのまま乱数加算
処理部のスルー画像データとして出力し、乱数加算制御
信号が”H”の時には乱数加算処理を行った画像データ
が出力される。
【0118】以上のような構成とすることで、第2の実
施の形態例の画像形成装置は、外部装置159からコン
トローラ282を介して送られてくる画像データに対
し、適切な乱数データを付加して出力し、その乱数デー
タの加算制御をホストコンピュータとコントローラを使
用することで、必要時に応じて、特にCG画像を出力す
る際に生じる階調飛びを効果的に抑制することができ
る。
【0119】即ち、第2の実施の形態例によれば、乱数
データの追加制御を、装置に接続可能な他の外部装置1
59より制御することが可能となり、例えば情報供給側
である外部装置159が供給する画像種類に応じた適切
な乱数加算制御が行なえ、必要に応じて適切な階調飛び
抑制制御が可能となる。
【0120】なお、この乱数加算制御信号289を制御
するのは、例えばグラデーション状のCG画像を出力す
る外部装置159ではなく、他のホストコンピュータで
あっても良く、例えば画像データは画像データ供給装置
より受け取り、乱数加算制御信号の制御は他の、例えば
制御用コンピュータで行なうように制御しても良い。
【0121】[他の実施形態例]上述した第2の実施の形
態例の説明では、外部装置159(又はホストコンピュ
ータ)からの加算乱数制御信号を受け取る構成としてコ
ントローラ282を例に挙げたが、本発明の画像形成装
置は、コントローラ282に限らずTCP−IPやSC
SI等のネットワークを介して、他のホストコンピュー
タ等から加算乱数制御信号を送信するものであっても構
わない。
【0122】本発明では、フルカラー複写機を例として
説明を行ったが、特にフルカラー複写機に限定されるも
のではないことはいうまでもない。
【0123】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0124】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0125】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0126】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0127】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0128】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0129】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
ェアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、出
力画像に乱数データを追加することができ、例えばCG
画像を出力する際に生じる階調飛びを効果的に抑制する
ことができる。
【0131】そして、この乱数データの追加制御を任意
の操作で行なうことができ、乱数データの加算制御を自
己の確認のもとで行なうことができる。
【0132】更に、この乱数データの追加制御は、装置
に接続可能な他の外部装置より制御することも可能であ
り、例えば情報供給側が供給する画像種類に応じた適切
な乱数加算制御が行なえ、必要に応じて適切な階調飛び
抑制制御が可能となる。
【0133】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例を適用する
画像形成装置の概略断面図である。
【図2A】本実施の形態例における図1に示す画像処理
部、コントローラ部及び周辺被制御部のブロック構成図
である。
【図2B】本実施の形態例における図1に示す画像処理
部、コントローラ部及び周辺被制御部のブロック構成図
である。
【図3】本実施の形態例の画像形成装置における、乱数
加算ブロックの詳細構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態例の乱数加算ブロックにおける乱
数発生部の詳細構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態例の乱数加算ブロックにおける乱
数最大値算出部の詳細構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態例の乱数加算ブロックにおける乱
数加算量算出部の詳細構成を示すブロック図である。
【図7】本実施の形態例の乱数加算量算出ブロックにお
ける画像データの階調に対して加算する乱数データを変
化させる制御を説明するための図である。
【図8】本実施の形態例の乱数加算ブロックにおける乱
数加算量選択部の詳細構成を示すブロック図である。
【図9】本実施の形態例の乱数加算ブロックにおける乱
数加算部の詳細構成を示すブロック図である。
【図10】本実施の形態例の乱数加算部における乱数加
算位置を説明するための図である。
【図11】本実施の形態例の図9に示す加算タイミング
生成部における乱数加算タイミングを示すタイミングチ
ャート図である。
【図12】本実施の形態例の乱数加算ブロックにおける
セレクタの詳細構成を示すブロック図である。
【図13】本発明に係る第2の実施の形態例の画像形成
装置における乱数加算ブロックの詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 コロナ帯電器 3 レーザ露光光学系 3a ポリゴンミラー3a 3b、33 レンズ 3c ミラー 4y,4c,4Bk 現像器 5 転写装置 5a 転写ドラム 5b 転写帯電器 5c 吸着帯電器 5d 内側帯電器 5e 外側帯電器 5f 記録材担持シート 5g 吸着ローラ 5h 分離帯電器 5i カムフォロワ 6 クリーニング器 7a,7b,7c 記録材カセット 8a 分離爪 8b コロ 9 熱ローラ定着器 10 トレイ 11 前露光ランプ 12 電位センサ 13 ドラム上光量検知手段 14 ファーブラシ 15 バックアップブラシ 16 オイル除去ローラ 17 バックアップブラシ 19 搬送パス切替ガイド 20 搬送縦パス 21a 反転パス 21b 反転ローラ 22 中間トレイ 24y,24m,24c,24Bk 偏心カム 25 偏心カム 27a,27b,27c ピックアップローラ 30 原稿 31 原稿台ガラス 32 露光ランプ 33 レンズ 34 フルカラーセンサ(CCD) 35 光学系読み取り駆動モータ 36 の画像処理部 37 コントローラ部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段で入力した画像データに対し乱数デー
    タを追加して出力する乱数加算手段と、 前記乱数加算手段での乱数データが加算された画像デー
    タを画像形成する画像形成手段とを備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像入力手段は、接続外部装置より
    のコンピュータ画像を入力することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成手段は、電子写真方式によ
    り転写材に画像を印刷出力するものであることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記乱数加算手段での画像データに対す
    る乱数データの追加を行なうか否かを制御する乱数加算
    制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記乱数加算制御手段は、ユーザより受
    付けた指示に従って前記乱数加算手段での画像データに
    対する乱数データの追加を行なうか否かを制御すること
    を特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記乱数加算制御手段は、通信媒体を介
    して接続された他の外部装置よりの指示に従って前記乱
    数加算手段での画像データに対する乱数データの追加を
    行なうか否かを制御することを特徴とする請求項4記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記乱数加算制御手段は、画像形成する
    画像データがグデーション状のCG画像である場合に前
    記乱数加算手段での画像データに対する乱数データの追
    加を行なうことを特徴とする請求項4乃至請求項6のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 入力した画像データに従って画像形成す
    る画像形成手段における画像形成方法であって、 前記入力した画像画像データに対し乱数データを追加し
    て乱数データが加算された画像データを画像形成するこ
    とを特徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記画像形成するべき画像データは、接
    続外部装置よりのコンピュータ画像であることを特徴と
    する請求項8記載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 前記画像形成するべき画像データがグ
    ラデーション状のCG画像である場合に前記画像データ
    に対する乱数データの追加を行なうことを特徴とする請
    求項9又は請求項9に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記入力画像の画像形成は、電子写真
    方式により転写材に画像を印刷出力するものであること
    を特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載
    の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記画像データに対する乱数データの
    追加は、ユーザより受付けた指示に従って行なうことを
    特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれかに記載の
    画像形成方法。
  13. 【請求項13】 前記画像データに対する乱数データの
    追加は、通信媒体を介して接続された他の外部装置より
    の指示に従って行なうことを特徴とする請求項8乃至請
    求項11のいずれかに記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記請求項1乃至請求項13のいずれ
    か1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラム
    列。
  15. 【請求項15】 前記請求項1乃至請求項13のいずれ
    か1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラム
    を記憶したコンピュータ可読記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007312013A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法
WO2023116339A1 (zh) * 2021-12-20 2023-06-29 北京镁伽科技有限公司 测试图像的编辑方法、编辑装置及图像信号发生器

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