JPH0846804A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0846804A
JPH0846804A JP6178487A JP17848794A JPH0846804A JP H0846804 A JPH0846804 A JP H0846804A JP 6178487 A JP6178487 A JP 6178487A JP 17848794 A JP17848794 A JP 17848794A JP H0846804 A JPH0846804 A JP H0846804A
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JP
Japan
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image
signal
input
color
black
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JP6178487A
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Hiroyuki Tsuji
博之 辻
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力画像データに対する色処理を外部装置の
制御信号に基づき選択する画像処理装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 原稿画像を走査し、画像信号を読み取り入力
する第1の入力手段と、外部装置から画像信号及び制御
信号を入力する第2の入力手段と、前記第1もしくは第
2の入力手段により入力した画像信号に対して、空間フ
ィルターを用いて色処理を行う色処理手段と、前記色処
理手段で色処理された画像信号に基づき画像を形成する
画像形成手段とを有する画像処理装置であって、複数種
類の前記空間フィルターを保持する保持手段と、前記第
2の入力手段で入力した制御信号に基づき前記色処理手
段で用いる空間フィルターを選択する選択手段を有する
ことを特徴とする画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばスキャナからの画
像データや外部装置からの画像データに対して色処理す
る画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCD等を用いてカラー原稿
を色分解して電気的に読み取り、得られた画像データも
しくは外部装置から得られた画像データに対して色補正
を行いカラー画像信号を用紙上にプリント出力してカラ
ー画像の複写を行うデジタルカラー複写機がある。この
ような装置では、カラー画像の出力品質に対する要求も
高まりつつある。例えば、原稿画像には文字や写真等の
ような様々な特徴を持った画像がある。
【0003】さらに、コンピュータ等の制御装置により
作成されて、外部から入力される画像信号は、CCD等
により読みとられた画像信号と特徴が異なり、例えばコ
ントラストの差が大きいといった特徴が見られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術では、入力された画像に応じた色補正を行う
ことができないという問題があった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、本願第1の発明の目的は、色処理に用いる空間フィ
ルターを外部装置からの制御信号に基づき選択すること
により、外部装置で入力画像に適したフィルターを選択
することができる画像処理装置を提供することを目的と
する。
【0006】本願第2の発明は、黒抽出に用いる黒抽出
方法を外部装置からの制御することができる画像処理装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明の画像処理装置は以下のような構成を
有する。
【0008】本願第1の発明の画像処理装置は、原稿画
像を走査し画像信号を読み取り入力する第1の入力手段
と、外部装置から画像信号及び制御信号を入力する第2
の入力手段と、前記第1もしくは第2の入力手段により
入力した画像信号に対して、空間フィルターを用いて色
処理を行う色処理手段と、前記色処理手段で色処理され
た画像信号に基づき画像を形成する画像形成手段とを有
する画像処理装置であって、複数種類の前記空間フィル
ターを保持する保持手段と、前記第2の入力手段で入力
した制御信号に基づき前記色処理手段で用いる空間フィ
ルターを選択する選択手段を有することを特徴とする。
【0009】本願第2の発明の画像処理装置は、原稿画
像を走査し画像信号を読み取る第1の入力手段と、外部
装置から画像信号及び制御信号を入力する第2の入力手
段と、前記第1もしくは第2の入力手段により入力した
画像信号に対して黒抽出する黒抽出手段と、前記黒抽出
手段により黒抽出し得られた黒データと前記第1もしく
は第2の入力手段により入力した画像信号に基づき記録
信号を生成する生成手段とを有する画像処理装置であっ
て、前記黒抽出手段で行う黒抽出方法を複数種類保持す
る保持手段と、前記第2の入力手段で入力した制御信号
に基づき、前記黒抽出手段で用いる前記黒抽出方法を選
択する選択手段を有することを特徴とする。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、図面を参照して本発明にかかる一実
施例を詳細に説明する。
【0011】(本体構成)図2には本発明実施例のカラ
ー画像形成装置の概略断面図を示す。
【0012】本例は、上部にデジタルカラー画像リーダ
部、下部にデジタルカラー画像プリンタ部を有する。
【0013】リーダ部において、原稿30を原稿台ガラ
ス31上に載せ、光学系読取駆動モータ35により露光
ランプ32を含む公知の原稿走査ユニットを予め設定さ
れた複写倍率に応じて決定された一定の速度で露光走査
する。そして原稿30からの反射光像を、レンズ33に
よりフルカラーセンサ(CCD)34に集光し、カラー
色分解画像信号を得る。このフルカラーセンサとして
は、互いに隣接して配置されたR(レッド)、G(グリ
ーン)、B(ブルー)のフィルタを付けた3ラインのC
CDを用いている。カラー色分解画像信号は、画像処理
部36及びコントローラ部37にて画像処理を施され、
プリンタ部に送出される。
【0014】なお、原稿台ガラス31の周辺に操作部が
設けてあり、複写シーケンスに関する各種モード設定を
行うスイッチ及び表示用のディスプレイ及び表示器が配
置されている。
【0015】プリンタ部において、像担持体である感光
ドラム1は矢印方向に回転自在に担持され、感光ドラム
1の周りに前露光ランプ11、コロナ帯電器2、レーザ
露光光学系3、電位センサ12、色の異なる4個の現像
器4y、4c、4m、4Bk、ドラム上光量検知手段1
3、転写装置5、クリーニング器6を配置する。
【0016】レーザ露光光学系3において、リーダ部か
らの画像信号は、レーザ出力部(不図示)にて光信号に
変換され、変換されたレーザ光がポリゴンミラー3aで
反射され、レンズ3b及びミラー3cを通って、感光ド
ラム1の面に投影される。
【0017】プリンタ部画像形成時には、感光ドラム1
を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した後
の感光ドラム1を帯電器2により一様に帯電させて、各
分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成する。
【0018】次に、所定の現像器を動作させて、感光ド
ラム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂を基体
としたトナー画像を形成する。現像器は、偏心カム24
y、24m、24c、24Bkの動作により、各分解色
に応じて択一的に感光ドラム1に接近するようにしてい
る。
【0019】さらに、感光ドラム1上のトナー画像を、
予め選択された記録材カセット7a、b、cの1つより
より搬送系及び転写装置5を介して感光ドラム1と対向
した位置に供給された記録材に転写する。なおこの記録
材カセットの選択は、記録画像の大きさにより、予めコ
ントローラ部37からの制御信号によりピックアップロ
ーラ27a、b、cのいずれか1つが駆動されることに
より行われる。
【0020】転写装置5は、本例では転写ドラム5a、
転写帯電器5b、記録材を静電吸着させるための吸着帯
電器5cと対向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d、
外側帯電器5eとを有し、回転駆動されるように軸支さ
れた転写ドラム5aの周面開口域には誘電体からなる記
録材担持シート5fを円筒状に一体的に張設している。
記録材担持シート5fはポリカーボネートフィルム等の
誘電体シートを使用している。
【0021】ドラム状とされる転写装置、つまり転写ド
ラム5aを回転させるに従って感光ドラム上のトナー像
は転写帯電器5bにより記録材担持シート5fに担持さ
れた記録材上に転写する。
【0022】このように記録材担持シート5fに吸着搬
送される記録材には所望数の色画像が転写され、フルカ
ラー画像を形成する。
【0023】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー像の転写を終了すると記録材を転写ドラ
ム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分離
帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を
介してトレイ10に排紙する。
【0024】他方、転写後感光ドラム1は、表面の残留
トナーをクリーニング器6で清掃した後再度画像形成工
程に供する。
【0025】記録材の両面に画像を形成する場合には、
定着器9を排出後、すぐに搬送パス切替ガイド19を駆
動し、搬送縦パス20を経て、反転パス21aにいった
ん導いた後、反転ローラ21bの逆転により、送り込ま
れた際の後端を先頭にして送り込まれた方向と反対向き
に退出させ、中間トレイ22に収納する。その後再び上
述した画像形成工程によってもう一方の面に画像を形成
する。
【0026】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を
防止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート
5fを介して該ブラシ14に対向するバックアップブラ
シ15や、オイル除去ローラ16と記録材担持シート5
fを介して該ローラ16に対向するバックアップブラシ
17の作用により清掃を行う。このような清掃は画像形
成前もしくは後に行い、また、ジャム(紙づまり)発生
時には随時行う。
【0027】また、本例においては、所望のタイミング
で偏心カム25を動作させ、転写ドラム5fと一体化し
ているカムフォロワ5iを作動させることにより、記録
材担持シート5aと感光ドラム1とのギャップを任意に
設定可能な構成としている。例えば、スタンバイ中また
は電源オフ時には、転写ドラムと感光ドラムの間隔を離
す。
【0028】(画像処理ブロック)図1に本実施例にお
ける画像処理部36、コントローラ部37及びその周辺
の被制御部を示す。フルカラーセンサ(CCD)34は
101、102、103のレッド、グリーン、ブルーの
3ラインのCCDで構成されており原稿からの1ライン
の光情報を色分解して400dpiの解像度でR、G、
Bの電気信号を出力する。本実施例では1ラインとして
最大297mm(A4縦)の読みとりを行うため、CC
DからはR、G、B各々1ライン4677画素画像が出
力される。104は同期信号生成回路であり、主走査ア
ドレスカウンタや副走査アドレスカウンタ等より構成さ
れる。主走査アドレスカウンタは、感光ドラムへのライ
ン毎のレーザ記録の同期信号であるBD信号によってラ
イン毎にクリアされて、画素クロック発生器105から
のVCLK信号をカウントし、CCD34から読み出さ
れる1ラインの画情報の各画素に対応したカウント出力
H−ADRを発生する。このH−ADRは0から500
0までアップカウントしCCD34からの1ライン分の
画像信号を十分読み出せる。また、同期信号発生回路1
04からは、ライン同期信号LSYNCや画像信号の主
走査有効区間信号VEや副走査有効区間信号PE等の各
種のタイミング信号を出力する。
【0029】106はCCD駆動信号生成部であり、H
−ADRをデコードしてCCDのシフトパルスよりセッ
トパルスや転送クロックであるCCD−DRIVE信号
を発生する。これによりCCDからVCLKに同期し
て、同一画素に対するR、G、Bの色分解画像信号が順
次出力される。107はA/Dコンバータでありレッ
ド、グリーン、ブルーの各画像信号を8ビットのデジタ
ル信号に変換する。
【0030】150はシェーディング補正回路であり、
CCDでの画素ごとの信号出力のばらつきを補正するた
めの回路である。シェーディング補正回路には、R、
G、Bの各信号のそれぞれ1ライン分のメモリをもち、
光学系により予め決められた濃度を持つ白色板の画像を
読み取って、基準信号として用いる。
【0031】151は副走査つなぎ回路であり、CCD
により読み取られた画像信号が副走査方向に8ラインず
つずれるのを吸収するための回路である。
【0032】152は入力マスキング回路であり、入力
信号R、G、Bの色にごりを取り除くための回路であ
る。
【0033】153、163、167はバッファであ
り、ZO−ED信号がLレベルのとき画像信号を通し、
ZO−ED信号がHレベルのとき画像信号を通さなくす
る。通常、編集機能を用いるときはLレベルである。
【0034】編集回路部154のうち155は画像信号
を平滑化するフィルタであり、5×5のマトリクス演算
を行う。
【0035】156は色変換回路であり、RGBの画像
信号をHSL色空間座標に変換して、予め指定された色
を他の指定された色に変換して、再びRGBの色空間に
戻す機能を有する。
【0036】159は外部装置であり、画像信号を最大
A3サイズまで記憶するメモリ装置やメモリ装置を制御
するコンピュータ等から構成される。外部装置の画像信
号は、レッド、グリーン、ブルー(RGB)信号、また
はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(CMYK)
信号、そして2値信号の形式で入出力される。
【0037】158はインターフェイス(I/F)回路
であり、外部装置からの画像信号及び本体の各処理を制
御する制御信号を受信し、内部の画像信号とのタイミン
グと速度を合わせ出力する回路である。
【0038】160はエリア生成回路であり、エディタ
等により指定された領域を生成し記憶する、もしくは、
外部装置からの制御信号に基づき各処理を制御するAR
EA信号を生成する回路である。また、原稿に描かれた
マーカペン等の画像信号を抽出したMARKER信号も
エリア領域として用いることもできる。CCD34で読
み取られた画像信号を2値化したSC−BI信号は、独
立した領域信号としてZ−BI出力信号に用いられる。
【0039】157はRGB合成回路であり、CCDに
より読み取られたRGB画像信号と外部装置159から
のRGB画像信号を合成するための回路である。また、
CCDからのRGB画像信号と外部装置からの2値画像
との合成も可能である。合成する領域はエリア生成回路
160からのAREA信号により指定されるか、もしく
は外部装置からのIPU−BI信号により指定される。
また合成には、CCDからの画像信号と外部の画像信号
を領域ごとに独立して合成する置き換え合成と、2つの
画像を同時に重ねて透かし合わせたように合成する透か
し合成も可能である。この透かし合成では、2つの画像
のうちどちらの画像をどれだけ透かして合成するかとい
う透かし率の設定に基づき処理される。なお、透かし率
の設定はインターフェイス158を通じて外部装置から
の制御信号に基づき設定することができる。
【0040】161は輪郭生成回路であり、CCDで読
み取られた画像信号を2値化したSC−BI信号や外部
装置からの2値データであるIPU−BI信号またはエ
リア生成回路からの2値データZ−BI信号に対して輪
郭を抽出し、影の生成を行う。162は黒文字判定回路
であり、入力された画像信号の特徴を判定し、8種類の
文字の太さ信号(太文字度)FTMJ、エッジ信号ED
GE、色信号IROを出力する。
【0041】108は色空間圧縮回路で以下のマトリク
ス演算(1)を行う。
【0042】
【外1】
【0043】ここでXはR、G、Bの最小値を表す。
【0044】この色空間圧縮回路のうちR′出力を演算
する詳細図を図3に示す。301はR、G、B信号のう
ち最小値を抽出する回路であり、最小値信号Xを出力す
る。302、303、304は入力信号と最小値信号の
差を取る減算回路であり、302はR−X、303はG
−X、304はB−Xを出力する。305〜312はそ
れぞれ乗算回路であり、305はマトリクス係数a11
×(R−X)の乗算を行う。以下同様に306はa12
×(G−X),307はa13×(B−X)、308は
a14×(R−X)×(G−X)、309はa15×
(G−X)×(B−X)、310はa16×(B−X)
×(R−X)、311はa17×R×G×Bを演算す
る。312はNOTゲート314で反転された信号が入
力されるのでa18×(255−R)×(255−G)
×(255−B)を演算する。
【0045】このようにして乗算された信号は、315
の加算回路でそれぞれ加算され、さらに316の加算回
路でR信号を加算しR′信号として出力する。G′、
B′信号についても前述のR′信号と同様にして生成さ
れる。なお、色空間圧縮回路108における色空間圧縮
を行うか、行わないかの設定は、インターフェイス15
8で受信した制御信号に基づき生成される領域信号AR
EAで色空間圧縮のON/OFFの切り換えが可能とな
る。
【0046】109は光量−濃度変換部(LOG変換
部)でありレッド、グリーン、ブルーの8ビットの光量
信号を対数変換によりシアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)の各8ビットの濃度信号に変換する。
【0047】110は出力マスキング処理部でありC、
M、Y3色の濃度信号からブラックの濃度信号を抽出す
るとともに、各濃度信号に対応した現像剤の色濁りを除
去するマスキング演算を施す。マスキング処理部では、
以下の4×8のマトリクス演算を行う。
【0048】
【外2】
【0049】ここでKは、イエンターフェイス158で
受信した外部機器からの制御信号に基づきエリアLUT
173で生成されたLGCR信号により出力マスキング
回路110内にある黒抽出において以下に示すように得
られる。LGCR信号がLのとき、 K=MIN …(3) MINはC、M、Y信号の最小値を表す。
【0050】また、LGCR信号がHのとき、 K=MINx(MIN/MAX+MIN/255)−
(MINxMIN/MAX/255))…(4) MAXはC、M、Y信号の最大値を示す。
【0051】式(4)によると(min/max)によ
り画像データの色味が反映され、(min/255)に
より暗度量が反映される。
【0052】したがって、グレー部ではできるだけK信
号の比率を高めることでグレー再現性を高め、色味の強
い部分ではできるだけK信号の比率を下げて色再現性を
高めるという考えに基づいたものである。
【0053】しかしながら、一方で式(3)に比べてK
の量が全体的に増加してしまい、画像によっては不適当
である場合がある。
【0054】したがって本実施例では、画像の特徴に適
したもしくは、ユーザの用途に応じた黒抽出を行うため
に、外部装置からの信号に基づき上記のいずれの方法を
用いて黒抽出するかを制御する。
【0055】即ち、外部装置からの入力画像データに対
する処理を上記いずれの方法で黒抽出するかを外部装置
から制御することができる。
【0056】なお、m11〜m48の係数はLGCR信
号と同様に外部装置から制御することができるUCRC
D信号やUCRSL信号により値が決定される。
【0057】出力マスキング回路110の詳細図を図4
に示す。501はCMY信号の最小値MIN信号を出力
し、502はCMY信号の最大値MAX信号を出力する
回路である。503はMIN、MAXそれぞれ上位7ビ
ットの計14ビットをアドレスとするRAMであり演算
を行うためのテーブル信号が書き込まれている。504
はRAM503とMIN信号を乗算する乗算器である。
505はK信号を出力するセレクタでありLGCR信号
がLのときは式(3)により得られるKを選択し、Hの
ときは式(4)により得られるKを選択する。506〜
517は乗算器であり、518〜524は加算器であ
り、525はm11〜m48の各係数を保存するための
メモリでありそれぞれ複数の係数を保存することが可能
である。このような回路により4×8のマトリクス演算
を行う。
【0058】このようにして生成されたM′、C′、
Y′、K′の各濃度信号の内から、セレクタ111によ
って現在使用する現像剤に対応した色の信号が選択され
る。ZO−TONER信号はこの色選択のためにCPU
から発生される2ビットの信号であり、ZO−TONE
Rが0の場合にはM′信号が、ZO−TONERが1の
場合にはC′信号が、ZO−TONERが2の場合には
Y′信号が、ZO−TONERが3の場合にはK′信号
がRED−DT信号として出力される。
【0059】112は、サンプリング回路であり、入力
された画像信号R、G、BおよびR、G、B信号から生
成された濃度信号NDを4画素毎にサンプリングしてシ
リアルにR、G、B、ND信号として出力する。なお、
濃度信号NDは例えば(R+G+B)/3で表される。
113はセレクタであり、SMP−SL信号がCPUに
よりLレベルを設定されたとき画像信号READ−DT
を選択し、SMP−SL信号がHレベルを設定されたと
きサンプリング信号SMP−DTを選択して出力する。
【0060】164はCMYK合成回路でありCCDに
より読み取られた画像信号と外部装置159より入力さ
れるCMYK形式の画像信号を合成するための回路であ
る。CMYK合成を行うときは、CCDからの画像信号
に応じて現在使用する現像剤に対応した色信号が外部装
置より1ページ分ずつ入力される。また、合成する領域
はRGB合成回路157と同様にAREA信号もしくは
IPU−BI信号により切り換えを行う。また同様に透
かし合成も可能である。
【0061】165は色づけ回路であり、例えば白黒画
像に予め設定した色を付ける等の処理を行う。また、外
部装置からの2値の画像信号IPU−BIに対しても色
付けを行うことができる。さらに、徐々に階調が変化す
るようなグラデーションのパターンも作ることが可能で
ある。166はF値補正回路であり、プリンタの現像特
性に応じたガンマ処理を行うとともにモードごとの濃度
の設定も可能である。
【0062】114は変倍回路であり、画像信号1ライ
ン分のメモリを持ち、主走査方向の画像信号の拡大、縮
小や画像を斜めにして出力する斜体を行う。また、サン
プリング時には、メモリにサンプリングデータを蓄積し
ヒストグラムの作成に用いる。
【0063】168はテクスチャ回路であり、CCDで
読み取られたカラー画像信号に予めCCDにより読み取
られた画像信号を2値化したパターンもしくは外部装置
から入力された2値化パターンを合成して出力する。
【0064】169、170はそれぞれスムージング回
路及びエッジ強調回路であり各々5×5のフィルターか
ら構成される。
【0065】171は、アドオン回路であり画像信号を
特定のコード化されたパターンで出力する。115はレ
ーザ及びレーザコントローラであり、8ビットの濃度信
号であるVIDEO信号に応じてレーザの発光量を制御
する。このレーザ光はポリゴンミラー3aで感光ドラム
1の軸方向に走査され、感光ドラムに1ラインの静電潜
像を形成する。116は感光ドラム1に近接して設けら
れたフォトディテクタであり、感光ドラム1を走査する
直前のレーザ光の通過を検出して1ラインの同期信号B
Dを発生する。
【0066】173はエリアLUT(ルックアップテー
ブル)回路であり、エリア生成回路160からの外部装
置からの制御信号を考慮し生成されたAREA信号に応
じて各モードの設定を行う。エリアLUT171の出力
であるLOGCD信号は、LOG変換109のLOGテ
ーブルをスルー設定等に切り換えたり、UCRCD信号
は出力マスキング110でトリミングやマスキングを行
ったり、FCD信号はF値補正166のF値の大きさを
変えたりする。また、ACD6信号は色付け回路165
へ、NCD信号はMCYK合成回路164へ、KCD信
号は黒文字LUT回路172へ接続されており、それぞ
れ各種モードの設定を行う。
【0067】172は黒文字LUTであり、黒文字判定
回路162の出力により様々な処理を行う。例えばUC
R−SL信号は、出力マスキング回路110のUCR量
を変化させてより黒い文字と判定した領域には黒の量を
より多くしてC、M、Yの量をより少なくして現像する
等の処理を行う。またEDGE−SL信号は、スムージ
ング回路160及びエッジ強調回路170では黒い文字
の領域ほどエッジの部分が強調されるようなフィルター
に切り換える設定を行う。
【0068】なお、スムージング回路169及びエッジ
強調回路170でフィルターを切り換える制御信号は、
外部機器からの信号に基づき生成されたAREA信号が
KCD信号線及びEDGE−SL信号線を通った信号で
ある場合もある。
【0069】即ち、ユーザが外部装置からフィルターの
切り換えを指示することができる。
【0070】したがって、黒い文字領域のエッジ部分を
強調する処理等、ユーザの用途もしくは画像の特徴に応
じたフィルタを外部装置から設定することができる。
【0071】更にSNS−SL信号は、黒文字LUT1
27の出力はレーザコントローラ115においてPWM
制御の400線/200線の線数切り換えを行う。つま
り、黒い文字と判定した領域では解像度を上げるために
400線で現像を行い、他の画像領域では階調を上げる
ために200線で現像を行う。
【0072】118はフォトセンサであり転写ドラム5
aが所定位置に来たことを検出してページ同期信号IT
OPを発生し、同期信号生成回路104の副走査アドレ
スカウンタを初期化するとともにCPUに入力される。
130はCPU部であり、画像読み取り、画像記録の動
作の制御を行う。131は読み取りモータ35の前進/
後進及び速度の制御を行うコントローラである。132
は複写動作の制御に必要な上記以外のセンサやアクチュ
エータを制御するI/Oポートである。このI/Oポー
トの中に用紙カセットから用紙を給紙するPF信号も含
まれる。またその他の信号として、用紙カセットに取り
付けられた図示されていない用紙サイズセンサにより用
紙のサイズが検知されI/OポートからCPUに入力さ
れる。51はコピー枚数や各種動作モードを指示するた
めの操作部である。
【0073】133はROMであり、CPUで用いるプ
ログラムや予め決められた設定値が格納されている。1
34はRAMであり、データの一時的な保存や新たに設
定された設定値等が格納されている。
【0074】(シーケンス)以下、本発明の外部装置か
ら各処理で指示する場合の制御フローを図5に示す。本
実施例では外部装置からの画像信号はRGB信号とす
る。まず、S601でコンピュータのキーボード、マウ
ス等により外部設定を行う。外部設定を行う項目は、黒
抽出の選択及び空間フィルターの選択である。
【0075】S602でコピースタートが設定される
と、S603でCPUと外部装置が通信を行うことによ
り、外部装置で設定された外部設定にモードをインター
フェイス158で受信し、AREA信号を生成し各処理
を制御する。例えば、LGCR信号出力をLにしたり、
KCD信号を制御することにより黒文字LUT172の
出力であるUCR−SL信号やEDGE−SL信号を制
御することが可能になる。
【0076】なお、AREA信号に基づき各処理を制御
するLGCR信号、KCD信号を生成する際に、外部装
置から設定された外部設定に基づきエリアLUT173
内部のメモリの値を書き換え、その後、外部から受信し
た制御信号に基づき各処理を制御する信号を発生しても
よい。
【0077】S604で外部装置から画像信号が入力さ
れるとともに、フロー604で現像系が動作して出力さ
れる。
【0078】また、設定する項目として、UCRやLG
CRだけでなくシャープネスの調整や濃度、カラーバラ
ンスの調整等のパタメータも外部装置から設定すること
も可能である。
【0079】したがって、本実施例によると各画像処理
を外部装置から設定することができる。
【0080】即ち、ホストで作成したCG画像等のスキ
ャナで読み取った画像とは異なる特徴を持つ画像データ
に対する処理を各画像に最適な処理をホスト等の外部装
置から簡単に設定することができる。
【0081】したがって、画像形成装置によって自動的
に処理を選択され入力画像に適さない処理をされること
を防ぐことができる。
【0082】また、ユーザが用途に応じて外部装置から
制御することができるので、ユーザの用途に応じた出力
画像を得ることができる。
【0083】(変形例)前記実施例では、UCRやLG
CRの設定を外部機器から設定を行ったが、自動的に設
定することも可能である。このとき、外部機器からの画
像信号であるとCPUが判断すると予め決められた設定
値をエリアLUTに書き込む。このように、外部機器に
各パラメータを設定する機能が無くても、標準的な外部
からの画像信号に最適な処理を行うことが可能となる。
【0084】また、CCD等から読み取られた画像信号
と外部からの画像信号それぞれのパラメータを本体の操
作部上で設定出来るようにすることももちろん可能であ
る。
【0085】以上説明したように、実施例1及び変形例
においてコンピュータ等の外部機器からの画像信号に対
してUCRやシャープネス等のパラメータを外部機器で
設定もしくは自動的に設定することにより、さまざまな
画像信号に対して最適な画像処理が可能となる。
【0086】
【発明の効果】以上のように本願第1の発明によれば外
部装置から色処理に用いる空間フィルタを選択すること
ができるのでユーザの用途に応じたもしくは画像の特徴
に応じた色処理を行った出力画像を得ることができる。
【0087】また、本願第2の発明によれば外部装置か
ら黒抽出に用いる黒抽出処理方法を選択することができ
るので、ユーザの用途に応じたもしくは画像の特徴に応
じた黒抽出処理を行った出力画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の画像処理部を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明を用いたカラー複写機の1例を示す構成
図である。
【図3】第1の実施例にかかる色空間圧縮回路の1例を
示すブロック図である。
【図4】第1の実施例にかかる出力マスキング回路のブ
ロック図である。
【図5】第1の実施例にかかる黒抽出回路のブロック図
である。
【符号の説明】
158 インターフェイス 159 外部装置 169 スムージング回路 170 エッジ強調回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 107 A 1/46 G06F 15/68 400 A H04N 1/46 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を走査し画像信号を読み取り入
    力する第1の入力手段と、 外部装置から画像信号及び制御信号を入力する第2の入
    力手段と、 前記第1もしくは第2の入力手段により入力した画像信
    号に対して、空間フィルターを用いて色処理を行う色処
    理手段と、 前記色処理手段で色処理された画像信号に基づき画像を
    形成する画像形成手段とを有する画像処理装置であっ
    て、 複数種類の前記空間フィルターを保持する保持手段と、 前記第2の入力手段で入力した制御信号に基づき前記色
    処理手段で用いる空間フィルターを選択する選択手段を
    有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段で保持されている空間フィ
    ルターの1つは黒文字領域のエッジ部分を強調する空間
    フィルターであることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像を走査し画像信号を読み取る第
    1の入力手段と、 外部装置から画像信号及び制御信号を入力する第2の入
    力手段と、 前記第1もしくは第2の入力手段により入力した画像信
    号に対して黒抽出する黒抽出手段と、 前記黒抽出手段により黒抽出し得られた黒データと前記
    第1もしくは第2の入力手段により入力した画像信号に
    基づき記録信号を生成する生成手段とを有する画像処理
    装置であって、 前記黒抽出手段で行う黒抽出方法を複数種類保持する保
    持手段と、 前記第2の入力手段で入力した制御信号に基づき、前記
    黒抽出手段で用いる前記黒抽出方法を選択する選択手段
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段は該保持手段に入力された
    複数色成分で構成される画像データの最小値を示す色成
    分のデータの値もしくはその近傍を黒抽出量として黒抽
    出する黒抽出方法を保持することを特徴とする請求項3
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段は該保持手段に入力された
    画像データの色味及び暗度量に基づき黒抽出する黒抽出
    方法を保持することを特徴とする請求項3記載の画像処
    理装置。
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