JP2000104044A - 1液湿気硬化型シーリング材 - Google Patents

1液湿気硬化型シーリング材

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JP2000104044A
JP2000104044A JP10288660A JP28866098A JP2000104044A JP 2000104044 A JP2000104044 A JP 2000104044A JP 10288660 A JP10288660 A JP 10288660A JP 28866098 A JP28866098 A JP 28866098A JP 2000104044 A JP2000104044 A JP 2000104044A
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雅彦 牧野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐候性、貯蔵安定性、硬化物性、塗料汚染性
及び塗料密着性に優れ、硬化速度の改善が図られ、そし
てとりわけプライマー処理が不要とされたことを特徴と
する一液湿気硬化型シーリング材を提供することであ
る。 【解決手段】(A)ポリオキシアルキレンエーテル型ポ
リオール中でアクリル酸エステルを重合させて得られる
アクリルポリマー含有ポリオールとポリイソシアネート
とを反応させて得られるアクリルポリマー含有イソシア
ネート基末端ウレタンプレポリマーと、(B)γ−イソ
シアネートアルキルアルコキシシランとを、また要すれ
ば更に(C)ポリエチレングリコールジエステル及び/
又は(D)ビス(モルホリノエチルエーテル)類とを含
有することを特徴とする1液湿気硬化型シーリング材で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、1液湿気硬化型
シーリング材に関する。
【0002】
【従来技術】従来の1液湿気硬化型ウレタン系シーリン
グ材は、イソシアネート末端ウレタンプレポリマーに可
塑剤、無機充填材、粘性改良剤、硬化触媒、着色剤を配
合したものである。しかしながら、これら1液湿気硬化
型ウレタン系シーリング材は、種々の問題点を有してい
る。その問題点とは、耐候性に乏しいこと、塗料汚染性
(シーリング材表面に塗布した塗料皮膜に対する汚染
性)があること及び塗料密着性(シーリング材表面に塗
布した塗料皮膜に対する接着性)に難点があること、硬
化に時間がかかること、各種下地にシーリング作業をす
る場合専用のプライマーによる下地表面処理が必要なこ
とである。特にこのプライマー処理は、作業が繁雑であ
ると同時に、用いるプライマーの殆どが溶剤系であり火
災の危険、作業者の健康及び環境上の問題があるため、
このプライマー処理の削減はシーリング業界の共通課題
となっている。しかしながら、プライマー処理が不要
な、いわゆるノンプライマー型ウレタン系シーリング材
は、市中に全く見当たらないのが現状である。
【0003】
【発明が解決すべき課題】従来の1液湿気硬化型ウレタ
ン系シーリング材の難点である耐候性、塗料汚染性及び
塗料密着性の各問題が解決され、良好な貯蔵安定性と硬
化物性(50%引っ張り応力、最大引っ張り応力、最大
荷重時伸び)を与え、硬化時間の改善が図られ、とりわ
けプライマー処理が不要とされた、新規な1液湿気硬化
硬化型シーリング材を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための技術手段】本願発明者等は、長
年に亘る1液湿気硬化型ウレタン系シーリング材の研究
において、ポリオキシアルキレンエーテル型ポリオール
中でアクリル酸エステルを重合させて得られるアクリル
ポリマー含有ポリオールにポリイソシアネートを作用さ
せたアクリルポリマー含有イソシアネート末端ウレタン
プレポリマーが、耐候性、塗料汚染性及び塗料密着性の
各問題を解決することを見い出した。しかしながら上記
イソシアネート末端ウレタンプレポリマーは、このまま
ではプライマー処理が不要な程度に各種下地に優れた密
着性を与えるには至らなかった。そこで、種々の検討を
おこなった結果、それにγ−イソシアネートアルキルア
ルコキシシランを含有させた場合に限り、良好な貯蔵安
定性と硬化物性を与えるとともに、各種下地に対して飛
躍的に密着性が向上することを発見した。そして、シー
リング材としての効果が最大に発揮される要素について
更に研究を進めたところ、ポリエチレングリコールジエ
ステルを配合すると耐塗料汚染性及び塗料密着性等を損
なうことなく、一層低モジュラス高伸度の硬化物が得ら
れること、更にビス(モルホリノエチルエーテル)類を
配合すると格段に硬化速度が向上することも見出した。
本願発明はかかる知見に基づき完成されたものである。
【0005】以下、本願発明を詳しく説明する。本願第
1の発明は、(A)ポリオキシアルキレンエーテル型ポ
リオール中でアクリル酸エステルを重合させて得られる
アクリルポリマー含有ポリオールとポリイソシアネート
とを反応させて得られるアクリルポリマー含有イソシア
ネート基末端ウレタンプレポリマー又はポリオキシアル
キレンエーテル型ポリオールとポリイソシアネートとを
反応させて得られるイソシアネート基末端ウレタンプレ
ポリマー中でアクリル酸エステルを重合させて得られる
アクリルポリマー含有イソシアネート基末端ウレタンプ
レポリマーと、(B)γ−イソシアネートアルキルアル
コキシシランとを含有することを特徴とする1液湿気硬
化型シーリング材である。この技術手段によりプライマ
ー処理が不要な、いわゆるノンプライマー型1液湿気硬
化型シーリング材を得ることができる。ここでプライマ
ー処理が不要なシーリング材とは、プライマー処理を施
さなくても接着試験においてシーリング材自身が凝集破
壊する程度の接着強度が発揮されるシーリング材を意味
する。
【0006】本願第2の発明は、上記(A)〜(B)成
分と、更に(C)ポリエチレングリコールジエステルと
を含有することを特徴とする1液湿気硬化型シーリング
材である。この技術手段により、耐塗料汚染性及び塗料
密着性等を損なうことなく、低モジュラス高伸度の硬化
物性を得ることができる。ここで低モジュラス高伸度の
硬化物性とは、後述する物性試験においてシーリング材
硬化物の50%引張応力(モジュラス)が、2.5Kgf
/cm2 以下であるような、該硬化物についての柔軟で
伸長性に優れた性質を意味する。
【0007】本願第3の発明は、上記(A)〜(C)成
分と、更に(D)ビス(モルホリノエチルエーテル)類
とを含有することを特徴とする1液湿気硬化型シーリン
グ材である。この技術手段により、良好な貯蔵安定性を
与え、下地への密着性等を損なうことなく格段に硬化速
度を向上させることができる。したがって、本願発明の
一液湿気硬化型シーリング材は、従来の1液湿気硬化型
ウレタン系シーリング材の欠点を悉く解消したシーリン
グ材である。即ち、本願発明の一液湿気硬化型シーリン
グ材は、耐候性、貯蔵安定性、硬化物性、塗料汚染性及
び塗料密着性に優れ、硬化時間の改善が図られ、そして
とりわけプライマー処理が不要とされたことを特徴とす
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本願発明のシーリング材を構成す
る上記(A)成分において用いられるポリオキシアルキ
レンエーテル型ポリオールとしては、従来公知のものを
広く使用できるが、例えばポリオキシエチレンエーテル
型ジオール、ポリオキシエチレンエーテル型トリオー
ル、ポリオキシプロピレンエーテル型ジオール及びポリ
オキシプロピレンエーテル型トリオールが好適である。
本願発明では、これらポリオキシアルキレンエーテル型
ポリオールを1 種単独で使用してもよいし、2 種以上混
合して使用してもよい。ポリオキシアルキレンエーテル
型ポリオールの数平均分子量としては、3000〜20
000が好ましく、4000〜15000がより好まし
く、6000〜12000が特に好ましい。本願発明で
は、ポリオキシアルキレンエーテル型ジオールとポリオ
キシアルキレンエーテル型トリオールとを混合して使用
するのが特に望ましく、この場合には平均官能基数(平
均水酸基数)が2.1〜2.6となるようにポリオキシ
アルキレンエーテル型ジオールとポリオキシアルキレン
エーテル型トリオールとを混合するのが好ましい。
【0009】本願発明のシーリング材を構成する上記
(A)成分において用いられるアクリル酸アルキルエス
テルとしては、従来公知のものを広く使用でき、例えば
アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル
酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、アクリル酸tert−ブチル、アクリル酸n
−ペンチル、アクリル酸n−ヘキシル等を挙げることが
でき、これらを1種単独で又は2種以上混合して使用さ
れる。このアクリル酸エステルとしては、炭素数が2〜
6のアルキル基を有するアクリル酸エステルを使用する
ことが好ましい。炭素数が1のアルキル基(メチル基)
であるアクリル酸メチルエステルを使用した場合には、
低モジュラス且つ高伸度という優れた特性が十分に発揮
されず、また一方、炭素数が7以上のアルキル基を有す
るアクリル酸エステルを使用した場合、ポリオールと生
成するアクリルポリマーとの相溶性及び得られる一液湿
気硬化型シーリング材の貯蔵安定性が十分でない。しか
しながら、上記アクリル酸アルキルエステルを重合させ
るに当たっては、本願発明の所期の効果が発現される範
囲内で、該アクリル酸アルキルエステルの1部(例えば
全量中の15重量%以下)としてアクリル酸メチルエス
テルやアクリル酸C7 〜C18アルキルエステルを使用す
ることは差し支えない。
【0010】上記(A)成分で使用されるポリイソシア
ネートとしては、ポリオールにイソシアネート基を導入
し得るものである限り従来公知のポリイソシアネートを
広く使用でき、例えば4 ,4 ’−ジフエニルメタンジイ
ソシアネート、2 ,4 ’−ジフエニルメタンジイソシア
ネート、フエニレンジイソシアネート、ポリフエニルメ
タンジイソシアネート、2 ,4 −トルエンジイソシアネ
ート、2 ,6 −トルエンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート及びこ
れらを水素添加した化合物、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、1 ,3 −ビスイ
ソシアネートメチルシクロヘキサン、トリフエニルメタ
ンジイソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネー
ト、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等を挙げ
ることができる。これらポリイソシアネートは1 種単独
で又は2 種以上混合して使用される。これらポリイソシ
アネートの中でも、4 ,4 ’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート及び2 ,4 ’一ジフェニルメタンジイソシア
ネートの異性体混合物、キシリレンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート、1 ,3 −ビスイソシアネ
ートメチルシクロヘキサン、水添ジフェニルメタンジイ
ソシアネート等が好ましく、4 ,4 ’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート及び2 ,4 ’−ジフェニルメタンジ
イソシアネートの異性体混合物等が特に好ましい。
【0011】上記(A)アクリルポリマー含有イソシア
ネート基末端ウレタンプレポリマーは、ポリオキシアル
キレンエーテル型ポリオール中でアクリル酸エステルを
重合させて得られるアクリルポリマー含有ポリオールと
ポリイソシアネートとを反応させるか、又はポリオキシ
アルキレンエーテル型ポリオールとポリイソシアネート
とを反応させて得られるイソシアネート基末端ウレタン
プレポリマー中でアクリル酸エステルを重合させて得ら
れる。上記(B)γ−イソシアネートアルキルアルコキ
シシランとしては、γ−イソシアネートプロピルトリメ
トキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキ
シシラン、γ−イソシアネートプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−イソシアネートトリメトキシシラン等を
挙げることができ、中でもγ−イソシアネートプロピル
トリメトキシシラン及びγ−イソシアネートプロピルト
リエトキシシランが好ましい。上記(B)γ−イソシア
ネートアルキルアルコキシシランは、上記(A)成分を
構成するポリオールとポリイソシアネートとの反応前、
又は該反応以後に添加されて、上記(A)成分中に含有
されるが、特にポリオールとポリイソシアネートとの反
応終了後に添加されるのが好ましい。
【0012】次に本願第1の発明のシーリング材の標準
的な製造法について詳しく説明する。撹拌機、加熱装
置、コンデンサー、減圧脱水装置、滴下装置、窒素気流
装置を備えた一般的な重合装置を用いておこなうことが
できる。実施に当たっては、先ず(i)ポリオキシアル
キレンエーテル型ポリオール中で、ラジカル重合、レッ
ドックス重合、イオン重合などの公知の重合方法でアク
リル酸エステルモノマーを重合し、アクリルポリマー含
有ポリオールを生成する。ラジカル開始剤を用いるラジ
カル重合では、ラジカル発生温度以上で、アクリル酸エ
ステルモノマーを滴下重合し、その後熟成反応を行う。
ポリオキシアルキレンエーテル型ポリオールに対するア
クリル酸エステルモノマーの割合は、前者100重量部
当たり、後者20〜100重量部、好ましくは30〜7
0重量部である。 次いで(ii)該アクリルポリマー
含有ポリオールに過剰のポリイソシアネートを作用させ
てウレタンプレポリマーを得る。水酸基とイソシアネー
ト基の比率(NCO/OH当量比)は1.1〜8.0、
好ましくは1.5〜4.0である。ウレタン重合の方法
は、アクリルポリマー含有ポリオールから残存モノマー
と水分を減圧脱水で取り除き、ポリイソシアネートを作
用させ、理論イソシアネート含有量に近似するまで重合
を続ければよい。上記(i)、(ii)の工程は、連続
的に実施しても、別々に実施してもよい。更には上述し
たように、予めポリオキシアルキレンエーテル型ポリオ
ールとポリイソシアネートとを作用させてウレタンプレ
ポリマーを合成し、このウレタンプレポリマー中でアク
リル酸エステルモノマーを重合してもよい。
【0013】上記(B)γ−イソシアネートアルキルア
ルコキシシランは、上記(i)、(ii)の工程中最初
にポリオキシアルキレンエーテル型ポリオール、又はア
クリルポリマー含有ポリオールに作用させることもでき
るが、標準的にはイソシアネート基末端ウレタンプレポ
リマー合成の際の重合初期、途中、重合後期のいずれの
時期にポリイソシアネートに含有させるか、最終製品の
1液湿気硬化型シーリング材の製造時に他のシーラント
変性材(炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、希釈剤
等)とともに配合される。尚、前者では、γ−イソシア
ネートアルキルアルコキシシランのイソシアネート基は
上記ポリオールの水酸基と反応しプレポリマーの一部と
なるが、後者では該化合物はそのままの形で殆ど残留す
ると考えられる。この2つの方法において、下地への密
着性を一層向上させるには、上記ポリオールとイソシア
ネート基末端ウレタンプレポリマーの重合後期、又はシ
ーリング材の製造工程でγ−イソシアネートアルキルア
ルコキシシランを配合し、該化合物がそのままの形で残
留する技術手段が好ましい。γ−イソシアネートアルキ
ルアルコキシシランの配合量はポリイソシアネートに対
し、0.3〜3.4重量%、好ましくは0.6〜2.0
重量%である。
【0014】本願第2の発明で用いられる上記(C)ポ
リエチレングリコールジエステルとしては、従来公知の
ものを広く使用でき、例えばポリエチレンクリコールと
脂肪族モノカルボン酸、芳香族モノカルボン酸等とのエ
ステル化物を挙げることができる。脂肪族モノカルボン
酸としては炭素数1 〜20程度のもの、具体的にはギ酸、
酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉
草酸、ビバリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸等を例示できる。また芳香族モノ
カルボン酸としては炭素数7 〜20程度のもの、具体的に
は安息香酸、o−エチル安息香酸、m−エチル安息香
酸、P −エチル安息香酸、2 ,3 −ジメチル安息香酸、
2 ,4 −ジメチル安息香酸等を例示できる。
【0015】ポリエチレングリコールのジエステルを構
成するポリエチレングリコールの分子量としては、通常
200 〜600 程度、好ましくは300 〜400 程度が良い。斯
かるポリエチレングリコールとしては、例えばPEG200、
PEG300、P EG400 、PEG600等を挙げることができる。ポ
リエチレングリコールのジエステルとしてはポリエチレ
ングリコールの安息香酸ジエステルが、少量の使用でシ
ーリング材に低モジュラス且つ高伸度の特性を付与し得
るので特に好適である。
【0016】本願第3の発明で用いられる上記(D)ビ
ス(モルホリノエチルエーテル)類の具体例としては、
ビス(2,6−ジメチルモルホリノエチル)エーテル、
ビス(3,5−ジメチルモルホリノエチル)エーテル、
ビス(モルホリノエチルエーテル)等があげられる。そ
の中でもビス(2,6−ジメチルモルホリノエチル)エ
ーテルが好ましい。ビス(モルホリノエチル)エーテル
類は、貯蔵安定性が優れ、ウレタンフォームの製造に好
適なイソシアネート基と水分との反応を促進させる所謂
泡型アミン系触媒である。その分子構造上の特徴として
モルホリン骨格における第3 級アミンが左右対称に存在
する化合物で、水素結合を形成しやすいことから吸湿性
が高く、その高い吸湿性とモルホリン構造に基づく第3
級アミンの存在でプレポリマーの湿分の吸収を高め、効
率よく湿気硬化性を与えることができるものである。本
願発明のシーリング材においては、他の物性及び下地へ
の密着性を損なうことなく格段に硬化速度を向上させる
ことができる。
【0017】本願第1〜3の発明のシーリング材に配合
される上記(A)〜(D)成分の配合割合は、特に限定
されるものではないが、(A)成分100重量部当たり
(B)成分を通常0.5〜5重量部、好ましくは1〜3
重量部、(C)成分を通常1〜30重量部、好ましくは
5〜20重量部、(D)成分を0.1〜10重量部の範
囲で選択して配合すればよい。(B)成分が0.5重量
部より少ないと接着性が充分でなく、又5重量部を超え
ると接着性改善効果が飽和する傾向となり経済的でな
く、(C)成分が1重量部より少ないと、50%モジュ
ラスが上昇する傾向となり、又30重量部を超えると塗
料汚染性が増加する傾向となり、又(D)成分が0.1
重量部より少ないと、硬化速度が低下し、又10重量部
を超えると貯蔵安定性が充分でない。
【0018】本願発明のシーリング材は、上記(A)〜
(D)成分、更に必要に応じて従来公知の充填剤、揺変
剤、顔料等の他、紫外線吸収剤、老化防止剤、シランカ
ップリング剤、硬化触媒、粘度調整用希釈剤等の添加剤
を所定量配合することにより製造され、また上記添加剤
は、上記(A)成分製造原料であるポリオキシアルキレ
ンエーテル型ポリオールに予め配合されてもよい。本願
発明のシーリング材の製造工程は、撹拌機、加熱装置、
コンデンサー、減圧脱水装置、窒素気流装置を備えた一
般的なシーリング材製造装置を用いて行うことができ
る。尚、本願発明のシーリング材製造工程での一般的な
注意点は、水分の影響を避けることであり、無機充填材
等は加熱処理など適当な方法で脱水処理してから用いる
ことが重要である。
【0019】かくして得られた本願発明のシーリング材
は、カートリッジ、ペール缶など外気と遮断できる密閉
型容器に窒素パージして収納される。また本願発明のシ
ーリング材を使用するに際しては、通常行われている一
液シーリング材の施工法に準じ、カートリッジガンやコ
ーキングガン等を使用して各種目地に充填される。本願
発明のシーリング材は、例えば建築用1液型ウレタン系
シーリング材、防水下地処理用シーリング材、クラック
補修用パテ材等として利用でき、その他にも各種外装建
材パネル及びボード類の目地、コンクリート壁の目地、
各種ひび割れ補修、自動車、車両、船舶等の気密シー
ル、各種被着材への充填接着等に使用することができ
る。
【0020】
【実施例】以下に実施例及び比較例をあげて本願発明を
より一層明らかにするが、本願発明はこれら実施例に何
ら限定されるものではない。なお、以下において、
「部」とあるのは「重量部」を、「%」とあるのは「重
量%」を意味する。 (参考例1)(混合ポリオールの製造) 加熱装置及び減圧装置を備えた5 リットルのプラネタリ
ーミキサー(井上製作所製)にポリオキシプロピレンジ
オール(数平均分子量:10000 、1 分子当たりの水酸基
の個数:2 、水酸基価:11 .2 、 商品名:プレミノー
ル4010、旭硝子( 株)製)3200部及びポリオキシプロピ
レントリオール(数平均分子量:10000、1 分子当たり
の水酸基の個数:3 、水酸基価:16 .9 、商品名:プレ
ミノール3010、旭硝子( 株)製)800 部を仕込んだ。こ
の混合ポリオールを仕込み後、攪拌下で10〜20mm/H g
の減圧下、100 ℃で1 時間減圧脱水を行い、冷却後取り
出した。この混合ポリオールの蒸発残分:99.5 %、水
分量:50ppm (カールフィッシャー法)であった。
【0021】(実施例1)攪拌機、還流管、温度計、滴
下装置、窒素気流装置及び減圧装置を備えた2 リットル
の四つロセパラルフラスコに上記参考例1で得られた混
合ポリオール400部を仕込み、窒素気流を流しながら攪
拌下80℃まで昇温させた。滴下装置には、予め調製して
おいたアクリル酸ブチル200 部、重合開始剤としてアゾ
ビスイソブチロニトリル(以下「A IB N 」と略記)1.
0 部及び重合調節剤としてラウリルメルカプタン1.0 部
の混合溶解液を用意し、80〜90℃で2 時間を要して滴下
した。滴下後重合を進行させるためA IB N 1.0 部を更
に添加した後90℃で2 時間熟成反応させ、一旦50℃まで
冷却した。このアクリルポリマー含有ポリオールは粘度
12000m P a s(25℃、10rpm )であり、透明で良好な相
溶状態を示し、IRとGP C によりアクリルポリマーの存
在を確認した。
【0022】引続きアクリルポリマー含有ポリオール成
分に対して設計イソシアネート含有量(以下「NC O%」
と略記)2 .2 %となるようにジフェニルメタンジイソ
シアネート(4 ,4 ’一及び2 ,4 一異性体混合物、商
品名 :ルプラネートMI BASF社製)40.0 部を配合し、
窒素気流を流しながら攪拌下90〜95℃で4 時間を要して
ウレタン化反応を行い、イソシアネート基末端ウレタン
プレポリマーを得た。このプレポリマーの実測NC O%は
2 .16で設計値とほぼ一致した。このプレポリマーを窒
素気流装置を備えた5 リットルのプラネタリーミキサー
(井上製作所製)に仕込み、γ−イソシアネートプロピ
ルトリメトキシシラン(商品名:Y−5187、日本ユ
ニカー( 株)製)10部、コロイダル炭酸カルシウム(乾
燥処理した粒径がほぼ0 .05〜10μmmのもの)45 0部、
酸化チタン(商品名: JR602 テイカ(株)製)100 部、
微粉シリカ(揺変剤、商品名: アエロジル200C F 日本
アエロジル工業(株)製)75部及びキシレン(希釈剤)
75部を仕込み、窒素気流下で均質混合し、1液湿気硬化
型シーリング材を得た。
【0023】(比較例1)γ−イソシアネートプロピル
トリメトキシシランを配合しない代わりに、ジフェニル
メタンジイソシアネートを50部用いた以外は、実施例1
と同様にして1液湿気硬化型シーリング材を得た。 (比較例2)アクリル酸ブチルを添加重合しない代わり
に、フタル酸ジオクチル(DOP)200 部を配合した以
外は、実施例1と同様にして1液湿気硬化型シーリング
材を得た。
【0024】(比較例3)γ−イソシアネートプロピル
トリメトキシシランの代わりに、3−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシランを用いた以外は実施例1と同様に
して1液湿気硬化型シーリング材を得た。 (比較例4)γ−イソシアネートプロピルトリメトキシ
シランの代わりに、3−グリシドキシプロピルトリメト
キシシランを用いた以外は実施例1と同様にして1液湿
気硬化型シーリング材を得た。
【0025】上記実施例1及び比較例1〜4で得られた
各シーリング材につき、以下(1)〜(6)に示す各種
試験を行った。これら塗料汚染性及び塗料密着性(被塗
装性)試験、H型引張接着性試験、硬化性試験及びビー
ド剥離接着性試験にはカートリッジ詰めのシーリング材
を、また貯蔵安定性試験にはガラス瓶詰めのシーリング
材をそれぞれ使用した。 (1)塗料汚染性試験 幅20mm、探さ5mm 、長さ150mm の目地にシーリング材を
充填し、20℃で7 日間養生後各種塗料を塗装し、屋外暴
露した。屋外暴露は南面45°で6 ケ月行い、塗料の汚染
の有無を調べた。汚染がない場合を◎、汚染がひどい場
合を×として評価した。
【0026】(2)塗料密着性試験 幅10mm、深さ5mm 、長さ15mmの目地にシーリング材を充
填し、20℃で7 日間養生後各種塗料をシーリング材表面
に塗り、20℃で7 日間養生後ガムテープにてスパン2mm
の碁盤目試験を行った。剥離が50%以上生じた場合を
×、剥離が25%以上〜50%未満生じた場合を△、剥離が
1 %以上〜25%未満生じた場合を○、剥離が全く生じな
かった場合を◎として評価した。塗料汚染性試験及び塗
料密着性試験で用いられた各種塗料は次の通りである。 塗料; 水性ウレタン系:水性コンポウレタン、エスケー化研(
株)製 単層弾性系:弾性ビニロック、ロックペイント( 株)
製、ラバリーコートローラーハイグロス、スズカファイ
ン(株)製 水性シリコン系:エコシリコン、スズカファイン(株)
製 リシン系:ソフトリシン、エスケー化研( 株)製 アクリル溶剤系:ケンエース、日本ペイント( 株)製
【0027】(3)H型引張接着性試験 被着体をスレート板として、JIS A1439の試験
方法に準拠して次の図1に示すように、先ずスレート板
の間にスペーサを介して各シーリング材を注型成形し、
23℃、55%RHの環境下で14日間前養生し、更に
30℃で14日間後養生して試験体を得、次いでこの試
験体を引張試験機に装着して最大引張応力、最大荷重時
の伸びを測定すると共に破壊の状況を調べ接着性を判定
した。接着性の判定基準は、シーリング材自身が破壊を
起こした場合を凝集破壊とし○、被着体に極く薄くシー
リング材が残って破壊した場合を薄層凝集破壊とし○、
そして被着体にシーリング材を残さず破壊した場合を界
面破壊(剥離)とし×と評価した。
【0028】(4)硬化性試験 (i)タックフリー(時:分) ガラス板上に資料を盛り泡が入らないようにヘラでなら
して厚さ約3mmの試験体を作り、これを20℃、55
%RHの環境下に置くとともに、エタノール脱脂した指
先をその表面に軽く触れて、試験体が指先に付着しなく
なる迄の時間を測定した。 (ii)内部硬化性 内径8mm×長さ5cmのポリエチレン製円筒チューブ
に各シーリング材を充填し、これを20℃、55%RH
の環境下に置き、24時間後の表面からの硬化物の厚み
を測定した。硬化物の厚みが3mm以上の場合を◎、1
mm以上の場合を○、そして1mm未満の場合を×と評
価した。
【0029】(5)貯蔵安定性試験 各シーリング材を200c cガラスビンに充填し、50℃にて
1 ケ月保存した後の粘度(Pas )を測定した。測定には
B S 型粘度計を用い、2rpm、20℃で行った。各シーリン
グ材の初期粘度及び50℃にて1 ケ月保存後の粘度(保存
後粘度)から、次式に従い粘度変化率を求め、粘度変化
率が40%以下の場合を○、粘度変化率が40%を超える場
合を×と評価した。 粘度変化率(%)={(保存後粘度−初期粘度)÷初期
粘度}×100 (6)ビード剥離接着性試験 次の図2に示す様に、各種材質の被着体表面上に、該表
面の一部にセロハンテープ等の離型用テープを貼付した
後、各シーリング材を該テープ部分上がその端部となる
ように厚さ5mmの偏平ビード(紐)状に注型成形し、
20℃、55%RHの環境下で7日間養生硬化させ各被
着体表面上に接着させた。次いで硬化した各シーリング
材の上記離型用テープ上の未接着端部を把持し、これを
180°反転させ各シーリング材の長さ方向に引っ張っ
て強制的に剥離し、接着性を判定した。接着性の判定基
準は、シーリング材の凝集破壊、もしくは薄層凝集破壊
を○とし、そして被着体にシーリング材を残さず破壊し
た場合を界面破壊(剥離)とし×と評価した。ここで、
各被着体の内フッ素塗装鋼板及び塗装アルミは、フッ素
樹脂塗装鋼板及びアクリル樹脂塗装アルミの意味であ
り、それらは各シーリング材とフッ素樹脂及びアクリル
樹脂とのビード剥離接着性を示している。
【0030】なお、このビード剥離接着性試験は、簡易
接着性試験方法として公認された(例えば「建設大臣官
房官庁営繕部監修 建築工事共通仕様書 平成9年版
(社)公共建築協会発行 181〜182頁(9.5.5 シ
ーリングの試験 (2)簡易接着性試験」参照)、一定の信
頼性、精度を有する試験方法である。次に、上記実施例
1及び比較例1〜4のシーリング材を製造する際に用い
た原料の配合割合と、塗料汚染性試験、塗料密着性試
験、H型引張接着性試験、硬化性試験、貯蔵安定性試験
及びビード剥離接着性試験の結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】(実施例2)γ−イソシアネートプロピル
トリメトキシシランの代わりに、γ−イソシアネートプ
ロピルトリエトキシシランを用いた以外は実施例1と同
様にして1液湿気硬化型シーリング材を得た。 (実施例3)実施例2の組成物にさらに安息香酸ジエス
テル40重量部を加えて1液湿気硬化型シーリング材を得
た。 (実施例4)実施例3の組成物にさらにビス(2,6−
ジメチルモルホリノエチル)エーテル10部を加えて1液
湿気硬化型シーリング材を得た。上記実施例2〜4のシ
ーリング材を製造する際に用いた原料の配合割合と、得
られた各種1液型ウレタンシーリング材につき実施例1
と同様にして行った各種試験(但し、H型引張接着性試
験では、更に50%引張応力測定を加えた。)結果を表
2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本願発明は、アクリルポリマー含有イソ
シアネート基末端ウレタンプレポリマーに、γ−イソシ
アネートアルキルアルコキシシランを配合することによ
り、耐候性、貯蔵安定性、硬化物性、塗料汚染性及び塗
料密着性に優れた、そしてとりわけプライマー処理が不
要とされた一液湿気硬化型シーリング材を提供すること
ができ、更にポリエチレングリコールジエステルを配合
することにより低モジュラス且つ高伸度の硬化物が得ら
れ、また更にビス(モルホリノエチルエーテル)を配合
することにより硬化速度が格段に改善された一液湿気硬
化型シーリング材を提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月18日(1998.11.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】H型引張接着試験の試験体の斜視図である。
【図2】ビード剥離接着性試験(簡易接着性試験)を説
明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 雅彦 埼玉県浦和市西堀5−3−35 コニシ株式 会社浦和研究所内 (72)発明者 岸 信夫 埼玉県浦和市西堀5−3−35 コニシ株式 会社浦和研究所内 Fターム(参考) 4H017 AA04 AB04 AB05 AC05 AD05 AD06 AE03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリオキシアルキレンエーテル型
    ポリオール中でアクリル酸エステルを重合させて得られ
    るアクリルポリマー含有ポリオールとポリイソシアネー
    トとを反応させて得られるアクリルポリマー含有イソシ
    アネート基末端ウレタンプレポリマーと、(B)γ−イ
    ソシアネートアルキルアルコキシシランとを含有するこ
    とを特徴とする1液湿気硬化型シーリング材。
  2. 【請求項2】 (A)ポリオキシアルキレンエーテル型
    ポリオールとポリイソシアネートとを反応させて得られ
    るイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー中でアク
    リル酸エステルを重合させて得られるアクリルポリマー
    含有イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと、
    (B)γ−イソシアネートアルキルアルコキシシランと
    を含有することを特徴とする1液湿気硬化型シーリング
    材。
  3. 【請求項3】 上記(B)γ−イソシアネートアルキル
    アルコキシシランが、上記(A)におけるポリオールと
    ポリイソシアネートとの反応前、又は該反応以後に添加
    されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    1液湿気硬化型シーリング材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の上
    記(A)〜(B)成分と、更に(C)ポリエチレングリ
    コールジエステルとを含有することを特徴とする1液湿
    気硬化型シーリング材。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の上記(A)〜(C)成
    分と、更に(D)ビス(モルホリノエチルエーテル)類
    とを含有することを特徴とする1液湿気硬化型シーリン
    グ材。
  6. 【請求項6】 上記(A)成分におけるアクリル酸エス
    テルのアルキル基の炭素数が2〜6であることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか1項に記載の1液湿気硬化
    型シーリング材。
  7. 【請求項7】 上記(B)γ−イソシアネートアルキル
    アルコキシシランが、γ−イソシアネートプロピルトリ
    メトキシシラン及びγ−イソシアネートプロピルトリエ
    トキシシランの1種以上からなることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれか1項に記載の1液湿気硬化型シーリ
    ング材。
  8. 【請求項8】 上記(C)ポリエチレングリコールジエ
    ステルがポリエチレングリコールの安息香酸ジエステル
    であることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に
    記載の1液湿気硬化型シーリング材。
  9. 【請求項9】 上記(D)ビス(モルホリノエチルエー
    テル)類が、ビス(2,6−ジメチルモルホリノエチ
    ル)エーテル、ビス(3,5−ジメチルモルホリノエチ
    ル)エーテル及びビス(モルホリノエチルエーテル)か
    ら選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求
    項5〜8のいずれか1項に記載の1液湿気硬化型シーリ
    ング材。
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