JP2000103036A - 印刷版を版胴に装着するための方法及びその装着装置 - Google Patents
印刷版を版胴に装着するための方法及びその装着装置Info
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- JP2000103036A JP2000103036A JP11266207A JP26620799A JP2000103036A JP 2000103036 A JP2000103036 A JP 2000103036A JP 11266207 A JP11266207 A JP 11266207A JP 26620799 A JP26620799 A JP 26620799A JP 2000103036 A JP2000103036 A JP 2000103036A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F27/00—Devices for attaching printing elements or formes to supports
- B41F27/12—Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching flexible printing formes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2227/00—Mounting or handling printing plates; Forming printing surfaces in situ
- B41P2227/20—Means enabling or facilitating exchange of tubular printing or impression members, e.g. printing sleeves, blankets
- B41P2227/21—Means facilitating exchange of sleeves mounted on cylinders without removing the cylinder from the press
Landscapes
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 もともと平面である印刷版を、輪転印刷機の
片持ち版胴に低コストで装着できる方法を提供する。 【解決手段】 印刷版１を円筒状に成形し、好ましくは
その前縁脚部及び後縁脚部２，３を互いに堅固に接続す
る。その後円筒状の印刷版１を軸方向に押して、片持ち
版胴の開放端から版胴に嵌合させる。
片持ち版胴に低コストで装着できる方法を提供する。 【解決手段】 印刷版１を円筒状に成形し、好ましくは
その前縁脚部及び後縁脚部２，３を互いに堅固に接続す
る。その後円筒状の印刷版１を軸方向に押して、片持ち
版胴の開放端から版胴に嵌合させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷版特にオフセ
ット印刷用印刷版を、輪転印刷機の片持ち版胴に装着す
る方法と装着装置に関するものである。片持ち版胴は、
印刷作動中には両端が支持され印刷版交換時のみ片持ち
支持されるものであってもよいし、作動中も片持ち支持
される胴であってもよい。
ット印刷用印刷版を、輪転印刷機の片持ち版胴に装着す
る方法と装着装置に関するものである。片持ち版胴は、
印刷作動中には両端が支持され印刷版交換時のみ片持ち
支持されるものであってもよいし、作動中も片持ち支持
される胴であってもよい。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ国特許第43 15 909号公開公報に
は、版胴が印刷版スリーブと組み合わされる印刷装置が
開示されている。印刷作動中、版胴の両端は側壁に支持
されている。印刷版交換時には、支持部材が一方の側壁
から外され、その後版胴は他方の側壁に片持ち支持状態
となる。こうして印刷版スリーブを版胴の開放端から引
き抜き、交換することができる。
は、版胴が印刷版スリーブと組み合わされる印刷装置が
開示されている。印刷作動中、版胴の両端は側壁に支持
されている。印刷版交換時には、支持部材が一方の側壁
から外され、その後版胴は他方の側壁に片持ち支持状態
となる。こうして印刷版スリーブを版胴の開放端から引
き抜き、交換することができる。
【０００３】印刷版スリーブは、好ましくはステンレス
鋼、ニッケルまたはニッケル合金例えばハステロイから
形成され、消去可能な画像セット用として好適なもので
ある。加えてこれらの材料は高い強度を有する。このタ
イプの印刷版スリーブは、圧着によって版胴上に固定さ
れる。印刷版スリーブを交換の目的で取り外すために
は、通常印刷版スリーブを圧縮空気によって拡張させ
る。
鋼、ニッケルまたはニッケル合金例えばハステロイから
形成され、消去可能な画像セット用として好適なもので
ある。加えてこれらの材料は高い強度を有する。このタ
イプの印刷版スリーブは、圧着によって版胴上に固定さ
れる。印刷版スリーブを交換の目的で取り外すために
は、通常印刷版スリーブを圧縮空気によって拡張させ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】消去不可能な印刷版
は、好ましくはアルミニウムから形成される。そして、
このタイプの印刷版スリーブが金属板から突き合わせ溶
接によって形成されることは公知である。金属板の成形
及び接合には所定の装置が必要であるが、このような装
置は複雑で高価なものである。このタイプの印刷版スリ
ーブの製造コストはそれに応じて高いものとなる。
は、好ましくはアルミニウムから形成される。そして、
このタイプの印刷版スリーブが金属板から突き合わせ溶
接によって形成されることは公知である。金属板の成形
及び接合には所定の装置が必要であるが、このような装
置は複雑で高価なものである。このタイプの印刷版スリ
ーブの製造コストはそれに応じて高いものとなる。
【０００５】欧州特許第0 812 686号公開公報には、印
刷平版を軸方向に移動させて片持ち版胴に装着できる装
置が開示されている。この目的のために印刷版は筒体の
中に圧入され、この筒と共に印刷版は、印刷版を拡張さ
せるマンドレルを乗り越えて版胴上に嵌合される。つい
で印刷版固定装置の作動の結果として印刷版は、版胴上
に固定され、前記筒体は版胴から分離される。この場合
の欠点は、筒体が印刷版の画像未形成面に接触するの
で、その結果として印刷面を損傷するおそれがあること
である。
刷平版を軸方向に移動させて片持ち版胴に装着できる装
置が開示されている。この目的のために印刷版は筒体の
中に圧入され、この筒と共に印刷版は、印刷版を拡張さ
せるマンドレルを乗り越えて版胴上に嵌合される。つい
で印刷版固定装置の作動の結果として印刷版は、版胴上
に固定され、前記筒体は版胴から分離される。この場合
の欠点は、筒体が印刷版の画像未形成面に接触するの
で、その結果として印刷面を損傷するおそれがあること
である。
【０００６】ドイツ国特許第44 04 758号公報は、印刷
平版を手で円筒状に曲げ、印刷平版の脚部を接着剤で保
持し、ついで前記印刷版を版胴の軸方向に押して版胴上
に嵌合させる方法を開示している。嵌合された印刷版
は、ついで固定手段によって固定される。
平版を手で円筒状に曲げ、印刷平版の脚部を接着剤で保
持し、ついで前記印刷版を版胴の軸方向に押して版胴上
に嵌合させる方法を開示している。嵌合された印刷版
は、ついで固定手段によって固定される。
【０００７】本発明は、輪転印刷機の片持ち版胴と印刷
版とをコスト効率良く組合せるという課題に基づいてい
る。課題の一部として、印刷平版をコスト効率良く、か
つ信頼性高く固定することも挙げられる。
版とをコスト効率良く組合せるという課題に基づいてい
る。課題の一部として、印刷平版をコスト効率良く、か
つ信頼性高く固定することも挙げられる。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記課題
は、方法に関する独立請求項で規定される方法及び装置
に関する独立請求項で規定される装置によって達成され
る。本発明は、印刷平版をコスト効率良くスリーブ形状
に成形すること、及びこうして成形されたスリーブを軸
方向に押して版胴上に嵌合し固定することを可能にす
る。このような印刷版の製造方法は、今日一般的であり
市場で見られる印刷版のための開発システムと互換性が
ある。本発明に係る種々の実施形態においては、固定手
段を用いて印刷版をスリーブに固定することも可能であ
る。スリーブ、またはスリーブに成形された印刷平版を
必要に応じて版胴に固定する方法、加えて、消去可能印
刷版または消去不可能印刷版のどちらを使用するかにつ
いては、選択・工夫の余地がある。従って、印刷機の機
能を多様化することは低出費で可能である。加えて、印
刷版を軸方向に押すことによって交換すること、ウェブ
を切断せずに無駄時間を減らすことが可能である。ま
た、印刷装置間の作業スペースを必要としないスペース
節約方式で、特定のウェブ幅まで使用可能であるように
印刷機を構成することができる。
は、方法に関する独立請求項で規定される方法及び装置
に関する独立請求項で規定される装置によって達成され
る。本発明は、印刷平版をコスト効率良くスリーブ形状
に成形すること、及びこうして成形されたスリーブを軸
方向に押して版胴上に嵌合し固定することを可能にす
る。このような印刷版の製造方法は、今日一般的であり
市場で見られる印刷版のための開発システムと互換性が
ある。本発明に係る種々の実施形態においては、固定手
段を用いて印刷版をスリーブに固定することも可能であ
る。スリーブ、またはスリーブに成形された印刷平版を
必要に応じて版胴に固定する方法、加えて、消去可能印
刷版または消去不可能印刷版のどちらを使用するかにつ
いては、選択・工夫の余地がある。従って、印刷機の機
能を多様化することは低出費で可能である。加えて、印
刷版を軸方向に押すことによって交換すること、ウェブ
を切断せずに無駄時間を減らすことが可能である。ま
た、印刷装置間の作業スペースを必要としないスペース
節約方式で、特定のウェブ幅まで使用可能であるように
印刷機を構成することができる。
【０００９】さらなる特徴及び利点は、図面と関連付け
られた従属請求項から生じる。
られた従属請求項から生じる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下本発明に関して、いくつかの
実施形態を例に挙げながら詳細に説明する。添付図面を
簡単に説明すると、図１は溶接された印刷版垂直脚部を
有する印刷版を示す図、図２は接合された印刷版傾斜脚
部を有する印刷版を示す図、図３はフックアンドループ
テープで接続された脚部を有する印刷版を示す図、図４
はマンドレルを用いて印刷版を版胴に嵌合させる作業を
示す図、図５は粘着テープで保持された印刷版を有する
親シリンダーの断面図、図６は互いに向き合い印刷版の
両脚部を収容するためのスロットを有する親シリンダー
を示す図、図７は図６におけるVII-VII線視断面図、図
８は図６におけるVIII-VIII線視断面図、図９は図６に
おけるIX方向視断面図、図１０は図６に示す親シリンダ
ーに嵌合される印刷版の端縁部を折り曲げるためのシリ
ンダーを示す図、図１１は印刷版固定装置を有し版胴に
当接可能な親シリンダーを示す図である。
実施形態を例に挙げながら詳細に説明する。添付図面を
簡単に説明すると、図１は溶接された印刷版垂直脚部を
有する印刷版を示す図、図２は接合された印刷版傾斜脚
部を有する印刷版を示す図、図３はフックアンドループ
テープで接続された脚部を有する印刷版を示す図、図４
はマンドレルを用いて印刷版を版胴に嵌合させる作業を
示す図、図５は粘着テープで保持された印刷版を有する
親シリンダーの断面図、図６は互いに向き合い印刷版の
両脚部を収容するためのスロットを有する親シリンダー
を示す図、図７は図６におけるVII-VII線視断面図、図
８は図６におけるVIII-VIII線視断面図、図９は図６に
おけるIX方向視断面図、図１０は図６に示す親シリンダ
ーに嵌合される印刷版の端縁部を折り曲げるためのシリ
ンダーを示す図、図１１は印刷版固定装置を有し版胴に
当接可能な親シリンダーを示す図である。
【００１１】図１〜図３は、円筒形状に曲げられ、端縁
部を曲げて形成された両脚部が互いにしっかりと接続さ
れた印刷平版を部分的に示している。詳細に説明すると
図１は、印刷版１を示しており、その前縁脚部・後縁脚
部２，３は直角に折り曲げられ、互いに当接し、この領
域において電気抵抗圧接によって互いに接合されてい
る。電気シーム溶接により連続溶接部４を形成すること
が好ましいが、また、例えばスポット溶接を用いてもよ
い。
部を曲げて形成された両脚部が互いにしっかりと接続さ
れた印刷平版を部分的に示している。詳細に説明すると
図１は、印刷版１を示しており、その前縁脚部・後縁脚
部２，３は直角に折り曲げられ、互いに当接し、この領
域において電気抵抗圧接によって互いに接合されてい
る。電気シーム溶接により連続溶接部４を形成すること
が好ましいが、また、例えばスポット溶接を用いてもよ
い。
【００１２】図２は、端縁部を斜めに折り曲げて形成さ
れた前縁脚部・後縁脚部６，７を有する印刷版５を示し
ている。ここで、印刷版の２つの脚部６，７は、その全
長にわたり互いに向き合う面を用いて接合されている。
その接合のためには、面を粗くすることが特に好まし
い。例示する実施形態では、ガンまたはスプレーを用い
て塗布される液体接着剤を使用している。両面粘着テー
プを使用することも可能である。この場合、例えばテー
プホルダーを用いて、まず一方の脚部にテープを付着さ
せる。また加熱溶融接着剤を使用することもできる。接
着剤または粘着テープの塗布・付着後、印刷版の脚部
６，７が互いに接続される。
れた前縁脚部・後縁脚部６，７を有する印刷版５を示し
ている。ここで、印刷版の２つの脚部６，７は、その全
長にわたり互いに向き合う面を用いて接合されている。
その接合のためには、面を粗くすることが特に好まし
い。例示する実施形態では、ガンまたはスプレーを用い
て塗布される液体接着剤を使用している。両面粘着テー
プを使用することも可能である。この場合、例えばテー
プホルダーを用いて、まず一方の脚部にテープを付着さ
せる。また加熱溶融接着剤を使用することもできる。接
着剤または粘着テープの塗布・付着後、印刷版の脚部
６，７が互いに接続される。
【００１３】図３によれば、印刷版１０の前縁脚部・後
縁脚部８，９は、印刷版の端縁部が直角に折り曲げられ
て形成され、フックテープ１１とそれに対応するループ
テープ１２が付着され、互いに圧着・接続される。フッ
クテープ１１及びループテープ１２がより明瞭に分かる
ように、印刷版１０は接続前の状態で示している。フッ
クアンドループテープ１１，１２はまた、ベルクロテー
プ（商標名）のタッチアンドクローズテープという名称
でも知られている。
縁脚部８，９は、印刷版の端縁部が直角に折り曲げられ
て形成され、フックテープ１１とそれに対応するループ
テープ１２が付着され、互いに圧着・接続される。フッ
クテープ１１及びループテープ１２がより明瞭に分かる
ように、印刷版１０は接続前の状態で示している。フッ
クアンドループテープ１１，１２はまた、ベルクロテー
プ（商標名）のタッチアンドクローズテープという名称
でも知られている。
【００１４】印刷版の前縁脚部・後縁脚部２，３；６，
７；８，９それぞれの接続は、自動機を用いて行なわれ
ることが望ましい。このような自動機では、印刷版１，
５，１０に合わせ用打抜き切欠部１３を設けておき、こ
の部分で印刷版が自動機に把持されるようにすることに
より、印刷版の脚部２，３；６，７；８，９それぞれを
軸方向に揃えることも可能である。これら合わせ用打抜
き切欠部は、印刷版１，５，１０が平面状態にあるとき
の画像セッティングの際の調整のために既に適宜用いら
れている。
７；８，９それぞれの接続は、自動機を用いて行なわれ
ることが望ましい。このような自動機では、印刷版１，
５，１０に合わせ用打抜き切欠部１３を設けておき、こ
の部分で印刷版が自動機に把持されるようにすることに
より、印刷版の脚部２，３；６，７；８，９それぞれを
軸方向に揃えることも可能である。これら合わせ用打抜
き切欠部は、印刷版１，５，１０が平面状態にあるとき
の画像セッティングの際の調整のために既に適宜用いら
れている。
【００１５】印刷版１，５，１０の剛性が適当であれ
ば、片持ち版胴１４（図４）の自由端側から、印刷版
１，５，１０を、補助具を用いずに手で押して版胴上に
嵌合させることができる。この場合版胴は、例えばドイ
ツ国特許第196 24 395号公開公報に開示されているよう
な本質的に片持ちであるものでも、例えばドイツ国特許
第43 15 909号公開公報に開示されているような、印刷
作業中は両側壁に支持され片側の軸受け部を開放して片
持ちとすることが可能なものでもよい。図４では、版胴
１４の片持ち保持部を、版胴の左側端部におけるハッチ
ングを施したフレームによって概略的に示した。印刷版
１，５，１０の剛性が手で押すのに適当でない場合に
は、印刷版を版胴１４上に嵌合させるためにマンドレル
１５が補助的に用いられる。マンドレル１５は図４に示
してある。図４によれば、印刷版１はまずマンドレル１
５に装着される。印刷版１と版胴１４との位置合わせを
した後、印刷版１をスライド環１６を補助的に使用しな
がら押して、マンドレル１５側から版胴１４に嵌合させ
る。マンドレル１５及び版胴１４はそれぞれ溝１７，１
８を有する。これら溝の幅及び深さは、印刷版１の互い
に接続された脚部２，３を収容できるように、適切に大
きめの寸法とされている。スリーブ状となった印刷版１
の内径は、版胴１４の外径より小さい。従って、印刷版
１を嵌合させる際には、印刷版１を圧縮空気によって拡
張する。その目的で版胴１４には、圧縮空気を吹出すた
めの噴気孔１９が設けられている。このタイプの噴気装
置は当業者には周知であり、例えば前記した欧州特許第
0 812 686号公開公報に開示されている。印刷版の脚部
２，３；６，７；８，９の気密接合により、圧縮空気が
接合部から漏れることを防止できる。嵌合作業が終了し
圧縮空気の供給を断つと、印刷版１は版胴１４上にしっ
かりと固定される。さらに、印刷版の脚部２，３は溝１
８の中に収められているので、印刷版１が滑ってずれる
のを積極的に回避できる。脚部は、印刷版の端縁部を直
角に折り曲げて形成されているので、ゴムブランケット
上を転動する際には、それが前縁部であっても後縁部で
あっても保護される。加えて、溝１８の幅は非常に狭い
ものとすることもできる。円周に対して斜めに折り曲げ
られた印刷版の前縁脚部・後縁脚部６，７（図２）は、
接着合わせ部が保持不可能となって印刷版５が版胴１４
のギャップから滑って外れた場合の安全性を提供する。
しかし、この変形形態では、ブランケット胴の“回転
（転送）方向”を矢印Ｐで示す方向に固定しておく必要
がある。
ば、片持ち版胴１４（図４）の自由端側から、印刷版
１，５，１０を、補助具を用いずに手で押して版胴上に
嵌合させることができる。この場合版胴は、例えばドイ
ツ国特許第196 24 395号公開公報に開示されているよう
な本質的に片持ちであるものでも、例えばドイツ国特許
第43 15 909号公開公報に開示されているような、印刷
作業中は両側壁に支持され片側の軸受け部を開放して片
持ちとすることが可能なものでもよい。図４では、版胴
１４の片持ち保持部を、版胴の左側端部におけるハッチ
ングを施したフレームによって概略的に示した。印刷版
１，５，１０の剛性が手で押すのに適当でない場合に
は、印刷版を版胴１４上に嵌合させるためにマンドレル
１５が補助的に用いられる。マンドレル１５は図４に示
してある。図４によれば、印刷版１はまずマンドレル１
５に装着される。印刷版１と版胴１４との位置合わせを
した後、印刷版１をスライド環１６を補助的に使用しな
がら押して、マンドレル１５側から版胴１４に嵌合させ
る。マンドレル１５及び版胴１４はそれぞれ溝１７，１
８を有する。これら溝の幅及び深さは、印刷版１の互い
に接続された脚部２，３を収容できるように、適切に大
きめの寸法とされている。スリーブ状となった印刷版１
の内径は、版胴１４の外径より小さい。従って、印刷版
１を嵌合させる際には、印刷版１を圧縮空気によって拡
張する。その目的で版胴１４には、圧縮空気を吹出すた
めの噴気孔１９が設けられている。このタイプの噴気装
置は当業者には周知であり、例えば前記した欧州特許第
0 812 686号公開公報に開示されている。印刷版の脚部
２，３；６，７；８，９の気密接合により、圧縮空気が
接合部から漏れることを防止できる。嵌合作業が終了し
圧縮空気の供給を断つと、印刷版１は版胴１４上にしっ
かりと固定される。さらに、印刷版の脚部２，３は溝１
８の中に収められているので、印刷版１が滑ってずれる
のを積極的に回避できる。脚部は、印刷版の端縁部を直
角に折り曲げて形成されているので、ゴムブランケット
上を転動する際には、それが前縁部であっても後縁部で
あっても保護される。加えて、溝１８の幅は非常に狭い
ものとすることもできる。円周に対して斜めに折り曲げ
られた印刷版の前縁脚部・後縁脚部６，７（図２）は、
接着合わせ部が保持不可能となって印刷版５が版胴１４
のギャップから滑って外れた場合の安全性を提供する。
しかし、この変形形態では、ブランケット胴の“回転
（転送）方向”を矢印Ｐで示す方向に固定しておく必要
がある。
【００１６】印刷版１（または５、あるいは１０）を分
解するためには、噴気孔１９から圧縮空気を再び供給す
る。その結果として印刷版１は拡張され、版胴１４から
外すことが可能になる。印刷版の脚部２，３；６，７；
８，９が分離可能かどうかによるわけであるが、脚部
６，７；８，９の場合には再度分離状態とすることがで
き、印刷版５，１０を再び平面状態に戻すことができ
る。
解するためには、噴気孔１９から圧縮空気を再び供給す
る。その結果として印刷版１は拡張され、版胴１４から
外すことが可能になる。印刷版の脚部２，３；６，７；
８，９が分離可能かどうかによるわけであるが、脚部
６，７；８，９の場合には再度分離状態とすることがで
き、印刷版５，１０を再び平面状態に戻すことができ
る。
【００１７】互いに堅固に接合された印刷版脚部２，３
を有する印刷版１，５，１０の代わりに、真にスリーブ
状の印刷版を版胴に装着してもよい。そのようなスリー
ブとしては、例えば金属板を突き合わせ溶接したスリー
ブ、電気めっきによって形成された合わせ目付きまたは
合わせ目なしのスリーブが挙げられる。後者（電気めっ
き）のスリーブがもしニッケルまたはニッケル合金から
形成されていれば、特に画像セットを消去・更新可能な
オフセット印刷用の印刷版として好適である。これに対
して、図１〜図３に示すようなアルミニウムから好適に
形成された印刷版１，５，１０では画像消去が不可能で
ある。しかし、印刷版１，５，１０をニッケル合金の金
属板から形成することも可能であり、こうすれば画像セ
ットが消去・更新可能となる。印刷版１，５，１０への
画像セッティングは、これら印刷版が版胴１４に固定さ
れた状態でも、あるいは印刷機の外部においても可能で
ある。後者の場合には、好ましくは印刷版が平面状態に
あるときに、例えばコピー手法を用いて画像セッティン
グを行うことができる。
を有する印刷版１，５，１０の代わりに、真にスリーブ
状の印刷版を版胴に装着してもよい。そのようなスリー
ブとしては、例えば金属板を突き合わせ溶接したスリー
ブ、電気めっきによって形成された合わせ目付きまたは
合わせ目なしのスリーブが挙げられる。後者（電気めっ
き）のスリーブがもしニッケルまたはニッケル合金から
形成されていれば、特に画像セットを消去・更新可能な
オフセット印刷用の印刷版として好適である。これに対
して、図１〜図３に示すようなアルミニウムから好適に
形成された印刷版１，５，１０では画像消去が不可能で
ある。しかし、印刷版１，５，１０をニッケル合金の金
属板から形成することも可能であり、こうすれば画像セ
ットが消去・更新可能となる。印刷版１，５，１０への
画像セッティングは、これら印刷版が版胴１４に固定さ
れた状態でも、あるいは印刷機の外部においても可能で
ある。後者の場合には、好ましくは印刷版が平面状態に
あるときに、例えばコピー手法を用いて画像セッティン
グを行うことができる。
【００１８】これまでに例示した実施形態及び以後記載
する実施形態における印刷版は、オフセット印刷用印刷
版として取り扱っている。しかしながら本発明は、例え
ばグラビア印刷のような他の印刷手法の印刷版にも適用
可能である。
する実施形態における印刷版は、オフセット印刷用印刷
版として取り扱っている。しかしながら本発明は、例え
ばグラビア印刷のような他の印刷手法の印刷版にも適用
可能である。
【００１９】図５は、印刷版２１が装着された親シリン
ダー２０の一部を断面で示している。印刷版２１の前縁
脚部・後縁脚部２２，２３は、軸方向に延在するシリン
ダー溝２４内に緩やかに嵌入されている。粘着テープ２
５が印刷版２１の円周面領域に貼り付けられている。そ
の貼り付け位置は、シリンダー溝２４の両側すなわち非
印刷領域である。このように準備され、粘着テープ２５
によって円筒状に保持された印刷版２１は、親シリンダ
ー２０から外されて片持ち版胴２６に嵌合される。版胴
２６は、胴溝２７内に、印刷版の前縁脚部・後縁脚部２
２，２３を固定するための固定部材２８を有する。簡略
化のために、版胴２６の構成部材の符号を親シリンダー
２０上に括弧付きで示している。また固定部材２８は細
線で描いている。印刷版２１を版胴２６に嵌合した後、
粘着テープ２５を剥がし、印刷版２１を固定部材２８に
よって固定する。親シリンダー２０は、好ましくは版胴
２６と比較して大きめに形成される。その結果、噴気孔
１９から吹き出される空気が印刷版２１を版胴２６に嵌
合する作業を補助する。粘着テープ２５の貼り付けに関
しては気密性を保持する必要はない。従って粘着テープ
２５は、印刷版２１の全幅にわたって連続的に貼り付け
られなくてもよい。分解の際には、固定部材２８を弛め
た後、印刷版２１を軸方向に押して版胴２６から外すこ
とができる。
ダー２０の一部を断面で示している。印刷版２１の前縁
脚部・後縁脚部２２，２３は、軸方向に延在するシリン
ダー溝２４内に緩やかに嵌入されている。粘着テープ２
５が印刷版２１の円周面領域に貼り付けられている。そ
の貼り付け位置は、シリンダー溝２４の両側すなわち非
印刷領域である。このように準備され、粘着テープ２５
によって円筒状に保持された印刷版２１は、親シリンダ
ー２０から外されて片持ち版胴２６に嵌合される。版胴
２６は、胴溝２７内に、印刷版の前縁脚部・後縁脚部２
２，２３を固定するための固定部材２８を有する。簡略
化のために、版胴２６の構成部材の符号を親シリンダー
２０上に括弧付きで示している。また固定部材２８は細
線で描いている。印刷版２１を版胴２６に嵌合した後、
粘着テープ２５を剥がし、印刷版２１を固定部材２８に
よって固定する。親シリンダー２０は、好ましくは版胴
２６と比較して大きめに形成される。その結果、噴気孔
１９から吹き出される空気が印刷版２１を版胴２６に嵌
合する作業を補助する。粘着テープ２５の貼り付けに関
しては気密性を保持する必要はない。従って粘着テープ
２５は、印刷版２１の全幅にわたって連続的に貼り付け
られなくてもよい。分解の際には、固定部材２８を弛め
た後、印刷版２１を軸方向に押して版胴２６から外すこ
とができる。
【００２０】図示していないが、親シリンダーのシリン
ダー溝及び印刷版の折り曲げられた脚部は、脚部が互い
にある程度接触し、シリンダー溝内でスペースを有する
ように構成してもよい。この場合、印刷版脚部の隣接面
間に低粘度の接着剤を塗布することができる。平面の印
刷版をこのようなスリーブ形状に成形する作業は、図４
及びそれに基づいて説明した作業と同様に行なわれる。
ダー溝及び印刷版の折り曲げられた脚部は、脚部が互い
にある程度接触し、シリンダー溝内でスペースを有する
ように構成してもよい。この場合、印刷版脚部の隣接面
間に低粘度の接着剤を塗布することができる。平面の印
刷版をこのようなスリーブ形状に成形する作業は、図４
及びそれに基づいて説明した作業と同様に行なわれる。
【００２１】図６は、２つのスロット３１，３２を含む
固定用溝３０を有する親シリンダー２９の一部を示して
いる。スロット３１，３２は、親シリンダー２９の円周
に対して鋭角にかつ互いにＶ字形状をなすように配置さ
れ、装着される印刷版３３の嵌合方向に、互いのなす角
がδとなるように延在する（図７，図８）。角度δは、
好ましくは０．１°〜０．２°の範囲から選択される。
スロット３１，３２のなす角αは、約７０°〜９０°で
ある。
固定用溝３０を有する親シリンダー２９の一部を示して
いる。スロット３１，３２は、親シリンダー２９の円周
に対して鋭角にかつ互いにＶ字形状をなすように配置さ
れ、装着される印刷版３３の嵌合方向に、互いのなす角
がδとなるように延在する（図７，図８）。角度δは、
好ましくは０．１°〜０．２°の範囲から選択される。
スロット３１，３２のなす角αは、約７０°〜９０°で
ある。
【００２２】印刷版３３の前縁脚部・後縁脚部３４，３
５は、スロット３１，３２に嵌入され、印刷版３３は軸
方向に押されて親シリンダー２９に嵌合される。このよ
うにして円筒形状に成形された印刷版は、ついで所定の
装置を用いて親シリンダー２９から外され、片持ち版胴
２９.１に嵌合される。片持ち版胴２９.１は、親シリン
ダー２９と類似しているので図示していないが、親シリ
ンダー２９と同様にスロット３１.１，３２.１を備えた
固定用溝３０.１を有する。スロット３１.１，３２.１
はそれぞれ、印刷版の挿入方向に延在する。版胴２９.
１の符号は、図７の親シリンダーと共に付記したが、括
弧書きとしている。前記装置（図９）は、複数の吸引管
３７がホルダー３６上に配置されている。ホルダー３６
の適切な使用により、前記吸引管は親シリンダー２９の
長手軸線方向に配置され、親シリンダー２９上の印刷版
３３の周囲に分配されている。この位置において、吸引
管３７は負圧源に接続され、印刷版３３を負圧吸着す
る。ホルダー３６を適切に用いることによって印刷版は
親シリンダー２９から外され、片持ち版胴２９.１に開
放端側から嵌合される。この作業において、ホルダー３
６上にある吸引管３７の適切な配置の結果として、印刷
版３３の円筒形状が保たれる。親シリンダー２９は、版
胴２９.１に対してわずかに小さいことが望ましい。印
刷版３３は版胴２９.１に嵌合され、印刷版３３には必
要とされる張力が発生する。この作業はまた、先の例で
説明したように、空気を利用して行うこともできる。そ
のために版胴は外周部に空気噴出開口部を有する。分解
の際には、印刷版３３を吸引管３７で把持し、版胴２
９.１の軸方向に引き抜く。図示していないが、親シリ
ンダー２９が有する固定用溝３０の両側上にある印刷版
３３の両端部はまた、粘着テープを用いて接続すること
ができる（図５の類似形）。ついで印刷版３３は親シリ
ンダーから外すことができ、版胴２９.１に嵌合され
る。
５は、スロット３１，３２に嵌入され、印刷版３３は軸
方向に押されて親シリンダー２９に嵌合される。このよ
うにして円筒形状に成形された印刷版は、ついで所定の
装置を用いて親シリンダー２９から外され、片持ち版胴
２９.１に嵌合される。片持ち版胴２９.１は、親シリン
ダー２９と類似しているので図示していないが、親シリ
ンダー２９と同様にスロット３１.１，３２.１を備えた
固定用溝３０.１を有する。スロット３１.１，３２.１
はそれぞれ、印刷版の挿入方向に延在する。版胴２９.
１の符号は、図７の親シリンダーと共に付記したが、括
弧書きとしている。前記装置（図９）は、複数の吸引管
３７がホルダー３６上に配置されている。ホルダー３６
の適切な使用により、前記吸引管は親シリンダー２９の
長手軸線方向に配置され、親シリンダー２９上の印刷版
３３の周囲に分配されている。この位置において、吸引
管３７は負圧源に接続され、印刷版３３を負圧吸着す
る。ホルダー３６を適切に用いることによって印刷版は
親シリンダー２９から外され、片持ち版胴２９.１に開
放端側から嵌合される。この作業において、ホルダー３
６上にある吸引管３７の適切な配置の結果として、印刷
版３３の円筒形状が保たれる。親シリンダー２９は、版
胴２９.１に対してわずかに小さいことが望ましい。印
刷版３３は版胴２９.１に嵌合され、印刷版３３には必
要とされる張力が発生する。この作業はまた、先の例で
説明したように、空気を利用して行うこともできる。そ
のために版胴は外周部に空気噴出開口部を有する。分解
の際には、印刷版３３を吸引管３７で把持し、版胴２
９.１の軸方向に引き抜く。図示していないが、親シリ
ンダー２９が有する固定用溝３０の両側上にある印刷版
３３の両端部はまた、粘着テープを用いて接続すること
ができる（図５の類似形）。ついで印刷版３３は親シリ
ンダーから外すことができ、版胴２９.１に嵌合され
る。
【００２３】図１０は、上記実施形態における印刷版３
３の前縁脚部・後縁脚部３４，３５を折り曲げて形成す
るための装置を示している。その目的のために印刷版３
３は、直径が親シリンダー２９よりも大きいシリンダー
３８に巻き付けられる。シリンダー３８は、２つの溝部
３９，４０を有する。溝部３９，４０は軸方向に延在
し、かつ互いにδの角度をなしている。この角度δは、
版胴２９.１のスロット３１，３２がなす角と同じであ
る。このように保持された印刷版３３の両端縁部は、つ
いで棒材４１を用いて溝部３９，４９内に押し込まれ、
こうして印刷版脚部３４，３５が形成される。
３の前縁脚部・後縁脚部３４，３５を折り曲げて形成す
るための装置を示している。その目的のために印刷版３
３は、直径が親シリンダー２９よりも大きいシリンダー
３８に巻き付けられる。シリンダー３８は、２つの溝部
３９，４０を有する。溝部３９，４０は軸方向に延在
し、かつ互いにδの角度をなしている。この角度δは、
版胴２９.１のスロット３１，３２がなす角と同じであ
る。このように保持された印刷版３３の両端縁部は、つ
いで棒材４１を用いて溝部３９，４９内に押し込まれ、
こうして印刷版脚部３４，３５が形成される。
【００２４】図１１は、シリンダー溝４３内に、例えば
前縁溝エッジ４４及び固定用スピンドル４５のような固
定装置を有する親シリンダー４２を示している。印刷版
４６の前縁脚部４７は、親シリンダー４２の前縁溝エッ
ジ４４に掛合され、親シリンダー４２に巻き付けられて
いる。印刷版の後縁部４８は、固定用スピンドル４５の
スロットに嵌入されている。この状態は図１１に示して
いない。ついで親シリンダー４２の端部が片持ち版胴４
９（片持ち支持状態は版胴４９の支持側にハッチングを
施したフレームで概略的に示している）の自由端に当接
される。版胴４９は親シリンダー４２と同一の固定装置
を有している。すなわち、前縁溝エッジ４４.１及び胴
溝４３.１内に固定用スピンドル４５.１を有する。親シ
リンダー４２が版胴４９に当接されるとき、固定装置す
なわち前縁溝エッジ４４及び４４.１と固定用スピンド
ル４５及び４５.１とが位置合わせされる。親シリンダ
ー４２は、例えば磁力やクランプ装置を用いて版胴４９
に接して保持される。取り扱いをより容易にするため
に、親シリンダー４２は軽量な構成としてもよいし、あ
るいは所定の装置を用いて版胴４９に当接させてもよ
い。印刷版４６は、版胴４９に当接している親シリンダ
ー４２の上から版胴４９の上へと押されて移動する。こ
の作業には、好ましくはスライド環５０が利用される。
この作業で、印刷版の前縁脚部４７は前縁溝エッジ４
４.１に嵌合され、印刷版の後縁脚部４８は固定用スピ
ンドル４５.１内のスロットに嵌合される。版胴４９上
に位置決めされた印刷版４６は、ついで固定用スピンド
ル４５.１の作用によって固定される。印刷版４６の分
解は、固定用スピンドル４５.１を弛めた後、印刷版４
６を版胴４９の軸方向に押すことによりなされる。
前縁溝エッジ４４及び固定用スピンドル４５のような固
定装置を有する親シリンダー４２を示している。印刷版
４６の前縁脚部４７は、親シリンダー４２の前縁溝エッ
ジ４４に掛合され、親シリンダー４２に巻き付けられて
いる。印刷版の後縁部４８は、固定用スピンドル４５の
スロットに嵌入されている。この状態は図１１に示して
いない。ついで親シリンダー４２の端部が片持ち版胴４
９（片持ち支持状態は版胴４９の支持側にハッチングを
施したフレームで概略的に示している）の自由端に当接
される。版胴４９は親シリンダー４２と同一の固定装置
を有している。すなわち、前縁溝エッジ４４.１及び胴
溝４３.１内に固定用スピンドル４５.１を有する。親シ
リンダー４２が版胴４９に当接されるとき、固定装置す
なわち前縁溝エッジ４４及び４４.１と固定用スピンド
ル４５及び４５.１とが位置合わせされる。親シリンダ
ー４２は、例えば磁力やクランプ装置を用いて版胴４９
に接して保持される。取り扱いをより容易にするため
に、親シリンダー４２は軽量な構成としてもよいし、あ
るいは所定の装置を用いて版胴４９に当接させてもよ
い。印刷版４６は、版胴４９に当接している親シリンダ
ー４２の上から版胴４９の上へと押されて移動する。こ
の作業には、好ましくはスライド環５０が利用される。
この作業で、印刷版の前縁脚部４７は前縁溝エッジ４
４.１に嵌合され、印刷版の後縁脚部４８は固定用スピ
ンドル４５.１内のスロットに嵌合される。版胴４９上
に位置決めされた印刷版４６は、ついで固定用スピンド
ル４５.１の作用によって固定される。印刷版４６の分
解は、固定用スピンドル４５.１を弛めた後、印刷版４
６を版胴４９の軸方向に押すことによりなされる。
【００２５】どの実施形態においても、版胴２４，２
６，２９.１，４９は、好ましくはストッパーを有する
ように構成することができる。このストッパーで印刷版
１，５，１０，２１，３３，４６の左右方向移動量を規
制でき、こうして印刷版が押されて嵌合された際に左右
方向の見当合わせがなされる。
６，２９.１，４９は、好ましくはストッパーを有する
ように構成することができる。このストッパーで印刷版
１，５，１０，２１，３３，４６の左右方向移動量を規
制でき、こうして印刷版が押されて嵌合された際に左右
方向の見当合わせがなされる。
【図１】 溶接された印刷版垂直脚部を有する印刷版を
示す部分斜視図である。
示す部分斜視図である。
【図２】 接合された印刷版傾斜脚部を有する印刷版を
示す部分斜視図である。
示す部分斜視図である。
【図３】 フックアンドループテープで接続された脚部
を有する印刷版を示す部分斜視図である。
を有する印刷版を示す部分斜視図である。
【図４】 マンドレルを用いて印刷版を版胴に嵌合させ
る作業を示す斜視図である。
る作業を示す斜視図である。
【図５】 粘着テープで保持された印刷版を有する親シ
リンダーの部分断面図である。
リンダーの部分断面図である。
【図６】 互いに向き合い印刷版の両脚部を収容するた
めのスロットを有する親シリンダーを示す平面図であ
る。
めのスロットを有する親シリンダーを示す平面図であ
る。
【図７】 図６におけるVII-VII線視断面図である。
【図８】 図６におけるVIII-VIII線視断面図である。
【図９】 図６におけるIX方向視断面図である。
【図１０】 図６に示す親シリンダーに嵌合される印刷
版の端縁部を折り曲げるためのシリンダーを示す正面図
である。
版の端縁部を折り曲げるためのシリンダーを示す正面図
である。
【図１１】 印刷版固定装置を有し版胴に当接可能な親
シリンダーを示す斜視図である。
シリンダーを示す斜視図である。
１，５，１０，３３，４６ 印刷版 ２，３，６，７，８，９，３４，３５，４７，４８ 印
刷版脚部 １０，１１ フックアンドループテープ ２４，４３ シリンダー溝（固定用溝） １７，１８，２７，４３.１ 胴溝（固定用溝） ２５ 粘着テープ ２９.１，４９ 版胴 ２９，４２ 親シリンダー ３１，３１.１，３２，３２.１ スロット ３６ ホルダー ３７ 吸引管 ４４，４４.１，４５，４５.１ 固定装置
刷版脚部 １０，１１ フックアンドループテープ ２４，４３ シリンダー溝（固定用溝） １７，１８，２７，４３.１ 胴溝（固定用溝） ２５ 粘着テープ ２９.１，４９ 版胴 ２９，４２ 親シリンダー ３１，３１.１，３２，３２.１ スロット ３６ ホルダー ３７ 吸引管 ４４，４４.１，４５，４５.１ 固定装置
フロントページの続き (72)発明者 ゴットバー・ペーターゼン ドイツ・Ｄ−86159・アウグスブルク・ツ ェッペリンシュトラーセ・22 (72)発明者 ヨーゼフ・シュナイダー ドイツ・Ｄ−86420・ディードルフ・レッ テンヴェーク・１
Claims (17)
- 【請求項１】 印刷版、特にオフセット印刷に使用され
る印刷版を、輪転印刷機の片持ち版胴に装着する方法で
あって、 前記版胴に装着される印刷版として消去可能な印刷版ま
たは消去不可能な印刷版を必要に応じて選択し、前記消
去可能な印刷版はスリーブとして構成しかつ前記版胴に
該版胴の自由端側から嵌合し、 一方、消去可能な印刷平版または消去不可能な印刷平版
に関しては、前縁脚部及び後縁脚部を設け、これら両脚
部を前記版胴の外周面軸方向に延在するスロットに嵌入
することを特徴とする印刷版装着方法。 - 【請求項２】 前記印刷平版を円筒状に曲げ、かつ前記
版胴の自由端側から版胴上へと嵌合することを特徴とす
る請求項１に記載の印刷版装着方法。 - 【請求項３】 前縁脚部及び後縁脚部を有して特にオフ
セット印刷に使用される印刷平版を、輪転印刷機の片持
ち版胴に装着する方法、特に請求項２に記載の方法にお
いて、 前記印刷版を円筒状に曲げ、 前記印刷版の前記前縁脚部と前記後縁脚部とを互いに堅
固に接続して内径が前記版胴の外径よりも小さいスリー
ブを形成し、 前記印刷版スリーブを軸方向に押して前記版胴上に該版
胴の自由端側から嵌合することを特徴とする印刷版装着
方法。 - 【請求項４】 前記印刷版の前記前縁脚部と前記後縁脚
部とを、接着剤により互いに接続することを特徴とする
請求項３に記載の印刷版装着方法。 - 【請求項５】 前記印刷版の一方の脚部にフックテープ
を取り付け、他方の脚部にループテープを取り付けて、
互いに接続することを特徴とする請求項３に記載の印刷
版装着方法。 - 【請求項６】 前記印刷版の前記前縁脚部と前記後縁脚
部とを、電気抵抗圧接により互いに接続することを特徴
とする請求項３に記載の印刷版装着方法。 - 【請求項７】 前記印刷版の前記両脚部を自動機により
接続することを特徴とする請求項４から６のいずれかに
記載の印刷版装着方法。 - 【請求項８】 前記印刷版の前記両脚部を接続した後、
前記印刷版をマンドレル上に移動させ、該マンドレルか
ら抜いて前記版胴上に嵌合させることを特徴とする請求
項３から７のいずれかに記載の印刷版装着方法。 - 【請求項９】 前縁脚部及び後縁脚部を有して特にオフ
セット印刷に使用される印刷平版を輪転印刷機の片持ち
版胴に装着する方法、特に請求項２に記載の方法におい
て、 前記印刷版を親シリンダーに装着し、該親シリンダーの
外周面に形成され軸方向に延在するシリンダー溝内に前
記印刷版の前記両脚部を配置し、 前記印刷版の両端縁部を互いに想定された接続位置で固
定し、 前記印刷版を前記親シリンダーから軸方向に引き抜き、 前記印刷版を前記版胴上に該版胴の自由端側から嵌合
し、 前記印刷版を前記版胴上に固定することを特徴とする印
刷版装着方法。 - 【請求項１０】 前記印刷版の前記両脚部の略平行な隣
接面間に接着剤を塗布することを特徴とする請求項９に
記載の印刷版装着方法。 - 【請求項１１】 前記シリンダー溝の両側にわたり該シ
リンダー溝を覆い前記印刷版の非画線部における外周面
領域を接続するように粘着テープを貼り付け、前記印刷
版を前記版胴上に嵌合した後に前記粘着テープを剥がす
ことを特徴とする請求項９に記載の印刷版装着方法。 - 【請求項１２】 前記印刷版を軸方向に押して前記親シ
リンダーに嵌合し、円周面に対して鋭角に配置された２
つのスロットを有する前記親シリンダーの前記固定用溝
（シリンダー溝）及び前記版胴の固定用溝を配置し、前
記スロットは互いにＶ字形状をなすように配置されかつ
前記嵌合方向に所定の角度をもって延在し、かつ前記ス
ロット内に前記印刷版の前記両脚部を嵌入することを特
徴とする請求項９に記載の印刷版装着方法。 - 【請求項１３】 前記親シリンダーの長手軸線方向に配
置された複数の吸引管を前記親シリンダー上の前記印刷
版の周囲に分配配置し、前記印刷版を前記吸引管に吸着
させ、該吸引管の作用によって前記印刷版を前記親シリ
ンダーから引き抜き、ついで前記版胴上に嵌合すること
を特徴とする請求項１１または１２に記載の印刷版装着
方法。 - 【請求項１４】 前記親シリンダーのシリンダー溝内に
配置された固定装置により前記印刷版を前記親シリンダ
ー上に緩やかに固定し、 前記親シリンダーの前記固定装置と前記版胴が有する同
一の固定装置とを位置合わせしつつ前記親シリンダーを
前記版胴の自由端に当接させ、 前記印刷版を軸方向に押して前記親シリンダーから外し
て前記版胴上に嵌合させ、 前記版胴上に移動した前記印刷版を前記版胴が有する前
記固定装置を用いて固定し、 前記親シリンダーを前記版胴から分離することを特徴と
する請求項９に記載の印刷版装着方法。 - 【請求項１５】 前縁脚部及び後縁脚部（３４，３５，
４７，４８）を有して特にオフセット印刷に使用される
印刷平版を輪転印刷機の片持ち版胴（２９.１，４９）
に装着するための装置であって、 前記印刷版（３３，４６）を巻き付けて円筒形状に成形
可能な親シリンダー（２９，４２）を有し、前記印刷版
は固定装置（３１，３２，４４，４５）によって固定可
能であり、前記印刷版を押して前記親シリンダーから外
し前記版胴上に嵌合させることが可能であることを特徴
とする印刷版装着装置。 - 【請求項１６】 請求項１５に記載の印刷版装着装置で
あって、 前記親シリンダー（２９）は、外周面に対して鋭角をな
し軸方向に延在し互いにＶ字形状に配置された２つのス
ロット（３１，３２）を有し、該スロットには前記印刷
版の前記両脚部（３４，３５）が嵌入可能であり、前記
スロット（３１，３２）は前記印刷版の嵌合方向に延在
しており、さらに、前記親シリンダー（２９）は長手軸
線方向に配置された複数の吸引管（３７）を有し、該吸
引管（３７）は、前記親シリンダー（２９）上の前記印
刷版（３３）の周囲に分配配置可能でありかつホルダー
（３６）に固定され、該ホルダー（３６）によって前記
印刷版（３３）を円筒形状に保持しながら前記親シリン
ダー（２９）から軸方向に引き抜いて前記版胴（２９.
１）上に嵌合することができ、該版胴（２９.１）は、
親シリンダー（２９）のスロット（３１，３２）と同等
でありかつ前記印刷版（３３）の前記両脚部（３４，３
５）を嵌入可能なスロット（３１.１，３２.１）を有す
ることを特徴とする印刷版装着装置。 - 【請求項１７】 請求項１５に記載の印刷版装着装置で
あって、 前記親シリンダー（４２）が固定装置（４４，４５）を
有し、該固定装置によって前記親シリンダー（４２）に
巻き付けられた前記印刷版（４６）が緩やかに固定可能
であり、さらに、前記親シリンダー（４２）は前記版胴
（４９）の自由端に当接可能であり、かつ前記親シリン
ダー（４２）の固定装置（４４，４５）は前記版胴（４
９）が有する同一の固定装置（４４.１，４５.１）と位
置合せが可能であり、前記印刷版（４６）を軸方向に押
して前記親シリンダー（４２）及びその固定装置（４
４，４５）から外すことが可能であり、ついで前記版胴
（４９）上及びその固定装置（４４.１，４５.１）内に
嵌合・嵌入可能であることを特徴とする印刷版装着装
置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19844560A DE19844560C2 (de) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | Vorrichtung und Verfahren zum Befestigen einer flexiblen Druckform |
| DE19844560.1 | 1998-09-29 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000103036A true JP2000103036A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=7882599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11266207A Pending JP2000103036A (ja) | 1998-09-29 | 1999-09-20 | 印刷版を版胴に装着するための方法及びその装着装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6357354B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000103036A (ja) |
| CA (1) | CA2284172C (ja) |
| CH (1) | CH693589A5 (ja) |
| DE (1) | DE19844560C2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| JP2007529343A (ja) * | 2004-03-19 | 2007-10-25 | ゴス インターナショナル モンタテール ソシエテ アノニム | 印刷機における胴のためのパッキングスリーブ |
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| WO2010001667A1 (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-07 | Izume Masayuki | 印刷機用版製造装置 |
| WO2010018702A1 (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-18 | Izume Masayuki | 印刷機用版装着装置および印刷機 |
| JP2013091324A (ja) * | 2013-01-11 | 2013-05-16 | Showa Aluminum Kan Kk | 印刷方法、印刷用版の製造方法および印刷用版 |
| JP2016060104A (ja) * | 2014-09-18 | 2016-04-25 | 昭和アルミニウム缶株式会社 | 版装着治具および版装着方法 |
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