JP2000094609A - 化粧シート用被覆フィルムおよび化粧シート - Google Patents

化粧シート用被覆フィルムおよび化粧シート

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JP2000094609A
JP2000094609A JP26656098A JP26656098A JP2000094609A JP 2000094609 A JP2000094609 A JP 2000094609A JP 26656098 A JP26656098 A JP 26656098A JP 26656098 A JP26656098 A JP 26656098A JP 2000094609 A JP2000094609 A JP 2000094609A
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film
decorative sheet
layer
resin
decorative
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JP26656098A
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English (en)
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Kazunori Shimada
一紀 島田
Yuzo Sugita
裕三 杉田
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Tokuyama Corp
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Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高級感を有し、さらには折り曲げ・張り付
け、真空成形等の二次加工性が良好である化粧シート用
被覆フィルムおよび化粧シートを得る。 【解決手段】ポリプロピレン系樹脂100重量部とポリ
ブテン系樹脂1〜50重量部との組成物からなる層が、
少なくとも一方の表面であり、好ましくは、引張弾性率
がフィルムの流れ方向及び該フィルムの流れ方向に対し
て直角となる方向ともに300〜2000MPa、か
つ、引張破断伸度が該フィルムの流れ方向及び該フィル
ムの流れ方向に対して直角となる方向ともに30〜50
0%であり、さらに少なくとも一方向に降伏点を持たな
い被覆フィルムを用いた化粧シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の樹脂組成か
らなる化粧シート用被覆フィルムおよび該被覆フィルム
を用いた化粧シートに関する。詳しくは、半透明性及び
低光沢性の特性(以下、マット感ともいう)を有してい
る化粧シート用被覆フィルムおよび化粧シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧シートは、インテリア建装部
材として数多く使用されている。これら化粧シートを構
成するフィルムには、意匠性、二次加工性、耐候性、な
どの特性が必要なため、ポリ塩化ビニルフィルムが主に
使用されてきた。
【0003】しかし、近年、ポリ塩化ビニルフィルムに
含有される可塑剤などの各種有機物や、該フィルムを焼
却する際に発生する有害物質が、環境に悪影響を与える
と指摘されている。そこで、上記ポリ塩化ビニルフィル
ムを構成層とした化粧シートに変わる新規な化粧シート
として、特開平6−16832号公報や特開平8−34
105号公報には、ポリ塩化ビニルをオレフィン系熱可
塑性エラストマーやオレフィン系樹脂に代えた化粧シー
トが提案されている。
【0004】しかしながら、上記公報で提案されている
ポリオレフィン系フィルムを構成層とした化粧シート
は、化粧シートとしての性質を十分に満足し得るもので
はなかった。たとえば、特開平8−34105号公報に
記載のポリオレフィン系フィルムを構成層として使用し
た化粧シートは、木材などの支持体に貼りつける時に引
き延ばして使用したり、また、真空成形を行うなどの二
次加工を施す際に、降伏点付近で応力の低下が起こり、
ネッキングが生じて外観が不良となりやすく、特に複雑
な形状への二次加工性に問題を有していた。また、特開
平6−16832号公報に記載の結晶性の低いエラスト
マー等を使用したフィルムを構成層としたフィルムは、
ネッキングの発生を低減できても、フィルムが柔らかく
なるために、二次加工時に外観不良が生じやすいという
問題を有していた。
【0005】以上の背景にあって本発明者らは、折り曲
げ・張り付け、真空成形等の二次加工性が良好である、
ポリオレフィン系フィルムを構成層として含む化粧シー
トを提案した(特開平10−67081号公報)。
【0006】一方、化粧シートをインテリア建装部材と
して使用する際、高級感を付与することが要求される場
合がある。しかしながら、上記特開平10−67081
号公報記載のポリオレフィン系フィルムを構成層として
含む化粧シートは、二次加工性については良好である
が、比較的高透明・高光沢であるため、高級感に関し、
改良の余地があった。
【0007】通常、化粧シートは、種々の性質を有した
層を構成層とし、それぞれを積層して用いられている。
そして、高級感の付与は、一般的に、化粧シートの表面
層に意匠性を有する層を設けることで達成することがで
きる。
【0008】そこで、すでに本発明者らは、上記問題を
解決するため、ポリプロピレン系樹脂と高密度ポリエチ
レンとの樹脂組成物からなる被覆フィルムを化粧シート
の構成層として用いることで、折り曲げや複雑な形状へ
の張り付け等の二次加工性が良好であり、かつ高級感と
してマット感を有した、化粧シートを提案している(特
願平9−298040号)。
【0009】しかしながら、上記特願平9−29804
0号記載のマット感を有した化粧シートは、より高い意
匠性及び高級感の要求に対して、いまだ改良の余地があ
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、高級感として、より優れた透視性と、優れたマ
ット感とを併せ持った化粧シート用被覆フィルムを提供
し、そして、該化粧シート用被覆フィルムを用いること
により、高級感に優れた化粧シートを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するため鋭意研究を重ねた結果、特定の組成を
有するフィルムを化粧シート用被覆フィルムとして用い
ることで、上記課題が達成し得ることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
【0012】即ち、本発明は、ポリプロピレン系樹脂1
00重量部とポリブテン系樹脂1〜50重量部との組成
物からなる層が、少なくとも一方の表面であることを特
徴とする化粧シート用被覆フィルム及び該化粧シート用
被覆フィルムを用いた化粧シートである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるポリプロピレ
ン系樹脂は、特に限定されず、たとえば、プロピレン単
独重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体等、公
知のものが使用できる。その中でも、二次加工性を勘案
すると、プロピレン単独重合体、エチレンに基づく単量
体単位が15モル%以下のプロピレン−エチレン−ラン
ダム共重合体、エチレン及び1−ブテンに基づく単量体
単位が1〜10モル%のプロピレン−エチレン−ブテン
ランダム共重合体、炭素数が4〜8のα−オレフィンに
基づく単量体単位が1〜10モル%のプロピレン−α−
オレフィンランダム共重合体、およびこれら重合体の混
合物が好適である。
【0014】また、上記ポリプロピレン系樹脂は、二次
加工性を勘案すると、13C−NMRによるmmmmペン
タッド分率が0.80〜0.97であることが好まし
い。
【0015】上記ポリプロピレン系樹脂のメルトフロー
レート(以下、MFRと記す)は、製膜性を勘案すれば
0.1〜30g/10分(230℃)、さらに好ましく
は0.5〜15g/10分(230℃)の範囲であるこ
とが好適である。
【0016】一方、本発明で使用されるポリブテン系樹
脂は、特に制限されることなく公知のものが使用でき
る。例えば、1−ブテン単独重合体、または1−ブテン
を主成分とする他のα−オレフィンとの共重合体、およ
びこれら重合体の混合物等を挙げることができる。上記
共重合体においては、1−ブテンは90モル%以上、他
のα−オレフィンは10モル%以下であることが好まし
く、上記の他のα−オレフィンとしては、エチレン、プ
ロピレン、1−ペンテン、1−ヘキセン等を挙げること
ができる。その中でも、本発明の効果を勘案すると、1
−ブテン単独重合体であることがより好ましい。
【0017】上記ポリブテン系樹脂のMFRは、2〜3
0 g/10分(230℃)であるものが、フィルムに均
一な不透明性を付与する上で特に好ましい。
【0018】本発明で使用される上記ポリプロピレン系
樹脂とポリブテン系樹脂との組成物におけるポリブテン
系樹脂の配合量は、ポリプロピレン系樹脂100重量部
に対して1〜50重量部であることが必要である。ポリ
ブテン系樹脂の配合量が1重量部より少ない場合は、フ
ィルムを均一に粗面化する効果がなく、高級感を付与で
きないため好ましくない。一方、ポリブテン系樹脂の配
合量が50重量部より多い場合は、フィルムの不透明感
が増すため、基材の透視性が悪くなり、化粧シート用被
覆フィルムとしての意匠性を損なうために好ましくな
い。
【0019】また、上記組成物には、本発明の効果を損
なわない範囲で、必要に応じて帯電防止剤、防曇剤、ア
ンチブロッキング剤、酸化防止剤、光安定剤、結晶核
剤、滑剤、滑り性付与およびアンチブロッキング性付与
を目的とした界面活性剤、フィラー、発泡剤等の公知の
添加剤を配合してもよい。
【0020】本発明で用いられる上記組成物の製造方法
は、公知の方法が何ら制限なく採用でき、たとえば、ポ
リプロピレン系樹脂とポリブテン系樹脂とを溶融混練し
組成物とする方法、ポリプロピレン系樹脂とポリブテン
系樹脂とを単にブレンドして組成物とする方法が挙げら
れる。この中でも、ブレンド性、組成物の押出特性等を
勘案すると、ポリプロピレン系樹脂とポリブテン系樹脂
とを溶融混練し組成物とする方法が好適である。
【0021】本発明の化粧シート用被覆フィルムは、上
記ポリプロピレン系樹脂100重量部とポリブテン系樹
脂1〜50重量部との組成物からなる層が、少なくとも
一方の表面であれば、単層であっても二層以上の複層で
あってもよい。具体的な層構成を例示すると、上記組成
物のみからなる単層構成、上記組成物の層と他の樹脂の
層からなる二層構成、上記組成物が両外層で他の樹脂が
内層である三層構成等を挙げることができる。その中で
も、優れた透視性とマット感とを容易に達成すること、
さらには耐ブロッキング性を付与することを勘案する
と、上記組成物の層と他の樹脂の層からなる二層構成、
上記組成物が両外層で他の樹脂が内層である三層構成等
の複層フィルムであることが好適である。
【0022】上記した化粧シート用被覆フィルムに用い
られる他の樹脂は、本発明の目的である優れた透視性を
勘案すると、透明性を有する結晶性ポリオレフィン系樹
脂であることが好適である。
【0023】上記結晶性ポリオレフィン系樹脂は、得ら
れる化粧シートの二次加工性等を勘案すると、結晶化度
が5%以上、より好ましくは20%以上、更に好ましく
は30%以上であることが好適である。上記結晶性ポリ
オレフィン系樹脂を例示すると、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテン等のα−オレフィン単独重合体、上
記α−オレフィン同士のランダム又はブロック共重合
体、上記α−オレフィンと共重合可能なα−オレフィン
以外の単量体とα−オレフィンとの共重合体、またはこ
れら重合体の混合物等が挙げられる。その中でも、透視
性を勘案すると、プロピレン単独重合体またはエチレン
に基づく単量体単位が20モル%以下のプロピレン−エ
チレンランダム共重合体が好適である。
【0024】本発明の化粧シート用被覆フィルムの厚み
は、特に制限されないが、一般的には5〜250μmの
範囲で適宜選択され、15〜200μmであることが好
ましい。
【0025】また、化粧シート用被覆フィルム中の、上
記ポリプロピレン系樹脂100重量部とポリブテン系樹
脂1〜50重量部との組成物からなる層の厚みは、透視
性とマット感とを勘案して、2〜100%の範囲から適
宜選択され、5〜50%であることが好適である。
【0026】また、化粧シート用被覆フィルムのヘイズ
値は、フィルムのマット感やブロッキング性、透視性を
勘案すると5〜50%であることが好ましく、10〜4
5%であることがより好ましい。
【0027】本発明は、上記化粧シート用被覆フィルム
を、化粧シートの最外層として使用することにより、本
発明の目的を達成することができるが、その中でも、特
に上記化粧シート用被覆フィルムが下記のような特性を
持つことにより、容易に二次加工性の良好な化粧シート
を得ることができる。
【0028】即ち、上記化粧シート用被覆フィルムの引
張弾性率は、該フィルムの流れ方向(以下、MD方向と
記す)および該フィルムの流れ方向に対して直角となる
方向(以下、TD方向と記す)ともに300〜2000
MPaであることが好ましく、500〜1500MPa
であることがより好ましい。引張弾性率が300MPa
より小さい場合は、得られる化粧シート用被覆フィルム
が柔らかくなりすぎ、該化粧シート用被覆フィルムを用
いた化粧シートは、シワ等が生じ易くなるために好まし
くない。引張弾性率が2000MPaより大きい場合
は、得られる化粧シート用被覆フィルムが硬くなりすぎ
て、該化粧シート用被覆フィルムを用いた化粧シート
の、エンボス加工等の熱加工性が低下するために好まし
くない。
【0029】本発明の化粧シート用被覆フィルムの引張
伸度は、MD方向およびTD方向ともに30〜500%
であることが好ましく、より好ましくは50〜500
%、さらに好ましくは80〜500%であることが好適
である。引張伸度が30%より小さい場合は、得られる
化粧シート用被覆フィルムを用いた化粧シートの、折り
曲げ加工性や真空成形性が低下するために好ましくな
い。一方、引張伸度が500%より大きい場合は、フィ
ルムの配向性が小さく、得られる化粧シート用被覆フィ
ルムが伸びやすくなるため、該化粧シート用被覆フィル
ムを用いた化粧シートを、真空成形などの二次加工を行
う際に、シートが局部的に延ばされ意匠性を損なうため
に好ましくない。
【0030】本発明において、二次加工性等を勘案する
と、該化粧シート用被覆フィルムは、JIS−K711
3に準拠して引張試験をおこなった際、少なくとも一方
向に降伏点を持たないことが好ましく、MD方向、TD
方向とも降伏点を持たないことがより好ましい。
【0031】上記した特性を容易に得ることを勘案する
と、化粧シート用被覆フィルムは、前記したポリプロピ
レン系樹脂100重量部とポリブテン系樹脂1〜50重
量部との組成物からなる層と他の樹脂の層からなる2層
以上の複層フィルムであることが好適である。
【0032】また、上記した特性を有する化粧シート用
被覆フィルムを化粧シートの構成層として使用すること
により、二次加工時におけるネッキングがなく、基材に
貼りつける際等において、好適に使用できる適度な柔軟
性を確保した、化粧シートを得ることができる。
【0033】また、本発明の化粧シート用被覆フィルム
は、少なくとも一方向に延伸されていることが好まし
く、二軸延伸されていることがより好ましい。
【0034】本発明において、上記化粧シート用被覆フ
ィルムの製造方法は、特に制限されないが、代表的な方
法を例示すれば、前記した組成物を溶融押出した後、一
軸あるいは二軸に延伸する方法が挙げられる。
【0035】また、化粧シート用被覆フィルムが複層フ
ィルムの場合は、各層を構成する樹脂を共押出してフィ
ルムとする方法、もしくは、各層を形成する樹脂を共押
出しして、その後、一軸あるいは二軸に延伸する方法、
または一層の樹脂を溶融押出して一軸延伸し、その上に
他層の樹脂を溶融押出して上記一軸延伸の方向とほぼ直
角方向に延伸する方法等が挙げられる。
【0036】また、上記延伸方法としては、縦または横
一軸延伸方法、縦横逐次二軸延伸方法、同時二軸延伸方
法、圧延方法、カレンダー成形により成膜したシートを
引き続き少なくとも一方向に延伸する方法等が挙げられ
るが、MD方向及びTD方向の物性のバランス、及び厚
薄精度を勘案すると、テンター法による縦横逐次二軸延
伸方法及び同時二軸延伸法が好ましい。
【0037】上記延伸方法の延伸条件としては、特に制
限されないが、上記特性を容易に満足させるためには、
面積延伸倍率が1.1〜30倍であることが好ましく、
2〜25倍であることがより好ましく、4〜20倍であ
ることがさらに好ましい。面積延伸倍率が1.1より低
いと、得られる化粧シート用被覆フィルムの引張弾性率
が低く、ネッキングが生じたり、ネッキングが生じない
場合でも、化粧シート用被覆フィルムが柔らかくなりす
ぎるために、二次加工時にフィルムが局伸びし、当該用
途には好ましくない。面積延伸倍率が30倍を越える
と、得られる化粧シート用被覆フィルムの引張強度が高
くなり、引張伸度が低くなるために、二次加工する際
に、該シート用被覆フィルムが破けるなどの外観不良が
生じやすくなるため好ましくない。
【0038】MD方向、TD方向のそれぞれの延伸倍率
は、少なくとも一方向に降伏点をもたなくなるように、
1.1〜10倍の範囲で適宜選択される。その中でも特
に、MD、TD方向の物性バランスを取り、柔軟性、弾
性を付与し、さらに伸度を付与するためには、MD方
向、TD方向とも、2〜6倍での延伸が好ましく、さら
に3〜5倍がより好ましい。
【0039】また、延伸後、延伸温度より幾分高めの温
度でリラックスさせると、低熱収縮性を付与することが
できる。
【0040】本発明の化粧シートは、上記化粧シート用
被覆フィルムのポリプロピレン系樹脂100重量部とポ
リブテン系樹脂1〜50重量部との組成物からなる層が
最外層となるように構成されていれば、特に限定されな
い。
【0041】たとえば、図1に示すように、基材フィル
ム層1、印刷層2及び被覆フィルム層3よりなる化粧シ
ートであれば、本発明の化粧シート用被覆フィルムを、
ポリプロピレン系樹脂100重量部とポリブテン系樹脂
1〜50重量部との組成物からなる層が最外層となるよ
うに、上記被覆フィルム層3として用いればよい。
【0042】上記構成により、基材フィルム層1及び/
又は印刷層2に付与された絵柄模様などの透視性に優
れ、さらに、被覆フィルムの表面にマット感が付与して
あるので、高級感に優れた、意匠性の良好な化粧シート
とすることができる。
【0043】また、上記例示した化粧シートにおいて、
基材フィルム層1に使用されるフィルムは、特に制限さ
れず、その中でも、下記に示す化粧シートとしての特性
を損なわないようなフィルムを適宜選択することが、二
次加工性を勘案すると好ましい。
【0044】基材フィルム層1に使用されるフィルムを
例示すると、無延伸ポリオレフィン系フィルム、二軸延
伸ポリオレフィン系フィルム、Tダイ法やインフレ法、
圧延法などにより一軸に延伸されたポリオレフィン系フ
ィルムなど挙げられる。この中でも、化粧シートへの加
工性や化粧シートを基材に貼り付ける二次加工性を勘案
すると、無延伸ポリオレフィン系フィルム、もしくは、
やや低倍率で延伸した二軸延伸ポリオレフィン系フィル
ムが好適である。
【0045】上記基材フィルム層1の厚みも、特に制限
されないが、下記に示す化粧シートとしての特性を損な
わない範囲、たとえば30〜200μmが好適である。
【0046】また、上記印刷層2は、たとえば木目柄な
どの絵柄模様をグラビヤ印刷などの公知の方法で印刷す
ることにより構成することができる。
【0047】本発明の化粧シートは、上記した構成によ
り、優れた透視性と意匠性と兼ね備えたものとなるが、
以下に示す特性を有することにより、優れた二次加工性
をも兼ね備えたものとなる。
【0048】即ち、上記化粧シートの引張弾性率は、M
D方向およびTD方向ともに300〜2000MPaで
あることが好ましく、500〜1500MPaであるこ
とがより好ましい。引張弾性率が300MPaより小さ
い場合は、得られる化粧シートが柔らかくなりすぎ、シ
ワ等が生じ易くなるために好ましくない。引張弾性率が
2000MPaより大きい場合は、得られる化粧シート
が硬くなりすぎて、エンボス加工等の熱加工性が低下す
るために好ましくない。
【0049】また上記化粧シートの引張伸度は、MD方
向およびTD方向ともに30〜500%であることが好
ましく、より好ましくは50〜500%、さらに好まし
くは80〜500%であることが好適である。30%よ
り小さい場合は、得られる化粧シートの、折り曲げ加工
性や真空成形性が低下するために好ましくない。一方、
引張伸度が500%より大きい場合は、シートの配向性
が小さく、化粧シートがが伸びやすくなるため、真空成
形などの二次加工を行う際に、シートが局部的に延ばさ
れ意匠性を損なうために好ましくない。また、少なくと
も一方向に降伏点を持たないことが好ましい。
【0050】本発明の化粧シートの製造方法は、特に限
定されず、公知の方法を採用すればよい。たとえば、図
1に示すような、基材フィルム層1、印刷層2及び被覆
フィルム層3よりなる化粧シートであれば、基材フィル
ム層1の表面に木目調などの印刷層2を形成し、ついで
被覆フィルム層3を熱時ラミネートもしくはドライラミ
ネート等によって貼り合わせる方法が例示できる。
【0051】また、本発明の化粧シートは、本発明の目
的である透視性及びマット感が損なわれない範囲で、最
外層である化粧シート用被覆フィルム上に、エンボス加
工等を施してもよいし、他の公知の層構成を追加しても
よい。例えば、化粧シート用被覆フィルム上に、図2に
示すような、ワイピング塗装4や表面保護層5を設ける
ことが可能である。また、化粧シート用被覆フィルム上
には、印刷層を設けることもできる。
【0052】ワイピング塗装4の代表的な方法を例示す
れば、被覆フィルム層3の表面に導管エンボス加工を行
い、その導管部に着色インキを挿入した後に拭き取る方
法が挙げられる。
【0053】表面保護層5は、たとえば、ウレタン、ポ
リオレフィン、各種熱硬化型や光硬化型のエマルジョン
等の透明部材を、公知の方法によってコーティングする
ことによって形成される。
【0054】このようにして得られた化粧シートは、公
知の用途に特に制限なく使用できる。例えば、合板、鋼
板、アルミ板、パーティクルボード、MDF(中質繊維
板)、無機物ボード(石膏ボード等)、コンクリート
壁、樹脂製ボード、発泡体、断熱体、またこれらの混成
体、混合体等の支持体に接着剤を介して該化粧シートを
貼りつけて化粧板とすることができる。
【0055】上記支持体に貼りつける方法としては、平
貼り、ラッピング加工、Vカット法、真空成形法等を挙
げることができ、また平貼りには、手貼りや、プレス貼
り、ローラー貼り、ローラープレスによる貼り合わせ等
を挙げることができる。また、これ以外の方法を用いて
支持体に貼りつけても何ら問題はない。
【0056】このようにして得られた化粧板の用途は特
に限定されないが、テレビキャビネット、ステレオスピ
ーカーボックス、ビデオキャビネット、各種収納家具、
ユニット家具等の家電製品や家具製品、ドア、ドア枠、
窓枠、廻縁、巾木、開口枠、等の住宅部材、厨房、収納
家具扉等の家具部材、床材、天井材、壁紙等の建材商
品、自動車内装材、家電品、文具、オフィス用品等の用
途に好適に使用できる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、特定の樹脂組成物から
なる層を有する化粧シート用被覆フィルムを、化粧シー
トの構成層として用いることにより、透視性と均一なマ
ット感を有した化粧シートを得ることができる。
【0058】また、化粧シート用被覆フィルムが特定の
特性を有することにより、無ネッキング性、適度な柔軟
性および引張伸度を付与した二次加工性に優れた、化粧
シートを得ることができ、さらには化粧シート用被覆フ
ィルムが特定の複層構成とすることにより耐ブロッキン
グ性の優れた化粧シートを得ることができる。
【0059】
【実施例】以下に、本発明を具体的に説明するために実
施例および比較例を掲げるが、本発明はこれら実施例に
限定されるものではない。なお、以下の実施例および比
較例において、フィルム原料として使用したポリプロピ
レン系樹脂は、表1に示すものである。
【0060】
【表1】
【0061】また、以下の実施例及び比較例において用
いた測定方法は次の方法により実施した。
【0062】(1)ペンタッド分率(mmmm値)およ
び共重合組成 日本電子社製のJNM−GSX−270(13C−核共鳴
周波数67.8MHz)を用い、次の条件で測定した。
【0063】 測定モード: 1H−完全デカップリング パルス幅 : 7.0マイクロ秒(C45度) パルス繰り返し時間: 3秒 積算回数 : 10000回 溶媒 : オルトジクロルベンゼン/重ベンゼンの
混合溶媒(90/10容量%) 試料濃度 : 120mg/2.5ml溶媒 測定温度 : 120℃ この場合、mmmmペンタッド分率は、13C−NMRス
ペクトルのメチル基領域における***ピークの測定によ
り求めた。また、メチル基領域のピークの帰属は、A.
Zambelli et al[Macromolec
ules 13,267(1980)]に従って行っ
た。
【0064】(2)引張伸度(引張破断伸度) 試料を10mm幅の短冊状に切断し、測定長を40mm
として引張試験機によって引張速度300mm/分、チ
ャート速度300mm/分でチャート紙に記録した。破
断点の伸度(%)を読み取った。
【0065】(3)剛性(引張弾性率) 試料を10mm幅の短冊状に切断し、測定長を20mm
として引張試験機によって引張速度20mm/分、チャ
ート速度2000mm/分で立上がり角度をチャート紙
に記録した。基点より20mmの点で垂線を引き、接線
との交点の強度を読み取り、下式により引張弾性率を算
出した。
【0066】引張弾性率(kg/mm2)=〔強度(k
g)×試料長(mm)×チャート速度(mm/分)〕÷
〔引張り速度(mm/分)×20mm×フィルム厚み
(mm)×フィルム幅(mm)〕 (4)透明性(ヘイズ) JIS K6714に準拠して測定した。
【0067】(5)表面光沢(グロス) JIS K7105に準拠して測定した。
【0068】(6)ネッキング性 得られた化粧シートから、幅100mm、長さ200m
mのサンプルを切り出し、図2(a)に示す木製の基盤
表面に両面テープで貼り付けた後、23℃下該基盤面を
直角に折り曲げた。その後積層シートを基盤から取り外
し、折り曲げ部分の厚み(t)と折り曲げられていない
部分の厚み(t0)を測定し、t/t0の値を算出し
た。
【0069】(7)耐ブロッキング性 4cm×30cmの化粧シートを切り出し、厚さ3mm
になるように表層同士を重ね合わせた。この重ね合わせ
た化粧シートを、温度30℃、湿度70%RHの雰囲気
に24時間放置後、プレス機を使用してサンプルに20
kg/cm2の圧力を30秒間かけた。その後、サンプ
ルの両端を治具で固定し、オートグラフを用いて、折り
曲げ強度を測定した。耐ブロッキング性は以下の様に判
断した。
【0070】 ○:折り曲げ強度が300kg以下で、耐ブロッキング
性良好 ×:折り曲げ強度が300kgより大きく、耐ブロッキ
ング性不良 (8)マット感 化粧シート表層のマット感を、目視により下記の様な基
準で評価した。
【0071】 ○:均一なマット調の不透明感を有している △:マット調の不透明感を有しているが、均一性に欠け
意匠性に劣る ×:マット感を有していない ≠:ほとんど不透明であり、基材フィルムの印刷模様が
透視困難。
【0072】(9)ドローダウン性 クランプ枠(500mm×500mm)に化粧シートを
挟んで、遠赤外線ヒーターを300℃に設定し、フィル
ムを上下から加熱した。フィルム中央部の加熱前の位置
から、垂れ下がり最下点までの長さを測定し、表2に従
って評価した。
【0073】
【表2】
【0074】(10)成形性 トレー(縦200mm、横250mm、高さ20mm)
を真空圧空成形した際の容器の間仕切り部分(幅3m
m、高さ15mm)の高さ15mmを100%とし、各
条件の成形品の間仕切り部分の高さから、成形性を表3
に従って評価した。
【0075】
【表3】
【0076】(11)DSCによる主ピークの測定 約5〜6mgの試料を評量後、アルミパンに封入し、示
差熱量計にて20ml/minの窒素気流中で室温から
235℃まで昇温し、この温度で10分間保持し、次い
で10℃/minで室温まで冷却する。この後、昇温速
度10℃/minで得られる融解曲線により、主ピーク
の温度を測定した。
【0077】実施例1〜6 表1に示した樹脂を、Tダイ押出し機を用いて、280
℃で加熱溶融下シート状に押出し、チルロール上で冷却
固化した後、表4に示した延伸倍率で、加熱ロール延伸
機によりMD方向に延伸し、続いてテンター横延伸機で
TD方向に延伸して、樹脂組成物フィルムを得た。ま
た、プロピレン単独重合体(MFR:0.5 DSCピ
ーク温度:161℃)からなる厚さ80μm無延伸フィ
ルム(以下CPPと記す)の表面にグラビヤ印刷により
木目調印刷を施し、化粧シート用CPPを得た。前記樹
脂組成物フィルムを被覆フィルム層、化粧シート用CP
Pを基材フィルム層とし、被覆フィルム層が表層となる
ように、印刷面を挟んでドライラミネート法を用いて積
層し、さらに被覆フィルム上に導管エンボス(木目調エ
ンボス)加工を行い化粧シートを得た。得られた被覆フ
ィルムの厚み、ヘイズ、グロス、引張伸度、引張弾性率
を表4に示した。さらに得られた化粧シートのネッキン
グ性、マット感、ドローダウン性、真空圧空成形におけ
る熱成形性を測定し、結果を表4に示した。
【0078】比較例1〜3 表1に示した樹脂を用いること、原料樹脂の組成及び延
伸倍率を表4に示したように変えること以外は実施例1
と全く同様に製膜し、被覆フィルムを得た。さらに実施
例1と同様にして化粧シートを得、評価を行った。結果
を表4に示した。
【0079】比較例4 樹脂組成物フィルムを基材フィルム層、化粧シート用C
PPを被覆フィルム層とした以外は、実施例2と同様に
して化粧シートを得、評価を行った。結果を表4に示し
た。
【0080】
【表4】
【0081】実施例7〜9、12 表1に示した樹脂を表5に示した構成で、多層Tダイ押
出し機を用いて、280℃で加熱溶融下シート状に押出
し、チルロール上で冷却固化した後、表5に示した延伸
倍率で、加熱ロール延伸機によりMD方向に延伸し、続
いてテンター横延伸機でTD方向に延伸し、積層フィル
ムを得た。得られた積層フィルムのヘイズ、グロス、引
張伸度、引張弾性率を表5に示した。また、プロピレン
単独重合体(MFR:0.5 DSCピーク温度:16
1℃)からなる厚さ80μmのCPPにグラビヤ印刷に
より木目調印刷を施して、化粧シート用CPPを得た。
前記積層フィルムを被覆フィルム層、化粧シート用CP
Pを基材フィルム層とし、被覆フィルム層が表層となる
ように、印刷面を挟んでドライラミネート法を用いて積
層し、ついで、被覆フィルムの表面に導管エンボス(木
目調エンボス)加工を行い、化粧シートを得た。得られ
た化粧シートのネッキング性、耐ブロッキング性、マッ
ト感、ドローダウン性、熱成形性を測定し、結果を表6
に示した。
【0082】実施例10 表1に示した樹脂Bを、単層Tダイ押出し機を用いて、
280℃で加熱溶融下シート状に押出し、チルロール上
で冷却固化した後、表5に示した延伸倍率で、加熱ロー
ル延伸機によりMD方向に延伸して、MD延伸シートを
得た。次いで、表5に示したF2層の樹脂組成の溶融樹
脂を、該MD延伸シート上にラミネートを行い、その後
TD方向に延伸し、積層フィルムを得た。得られた積層
フィルムのヘイズ、グロス、引張伸度、引張弾性率を表
5に示した。また、プロピレン単独重合体(MFR:
0.5 DSCピーク温度:161℃)からなる厚さ8
0μmのCPPにグラビヤ印刷により木目調印刷を施し
て、化粧シート用CPPを得た。前記積層フィルムを被
覆フィルム層、化粧シート用CPPを基材フィルム層と
し、表5に示す樹脂組成物フィルム層(F1)が表層の
最外層となるように、印刷面を挟んでドライラミネート
法を用いて積層し、ついで、被覆フィルムの表面に導管
エンボス(木目調エンボス)加工を行い、化粧シートを
得た。得られた化粧シートのネッキング性、耐ブロッキ
ング性、マット感、ドローダウン性、熱成形性を測定
し、結果を表6に示した。
【0083】実施例11 表1に示した樹脂Aを単層Tダイ押出し機を用いて、2
80℃で加熱溶融下シート状に押出し、チルロール上で
冷却固化した後、表5に示した延伸倍率で加熱ロール延
伸機によりMD方向に延伸し、続いてテンター横延伸機
でTD方向に延伸してポリオレフィン系フィルム(F
2)を得た。さらに、このポリオレフィン系フィルム
(F2)の両面に、表1の樹脂を表5に示した構成で、
押出しラミネートを行い、積層フィルムを得た。得られ
た積層フィルムのヘイズ、グロス、引張伸度、引張弾性
率を表5に示した。また、プロピレン単独重合体(MF
R:0.5 DSCピーク温度:161℃)からなる厚
さ80μmのCPPにグラビヤ印刷により木目調印刷を
施して、化粧シート用CPPを得た。前記積層フィルム
を被覆フィルム層、化粧シート用CPPを基材フィルム
層とし、被覆フィルムが表層となるように、印刷面を挟
んでドライラミネート法を用いて積層し、ついで、被覆
フィルムの表面に導管エンボス(木目調エンボス)加工
を行い、化粧シートを得た。得られた化粧シートのネッ
キング性、耐ブロッキング性、マット感、ドローダウン
性、熱成形性を測定し、結果を表6に示した。
【0084】比較例5 表1に示した樹脂を表5に示した構成に変えること以外
は、実施例10と同様に製膜し積層フィルム及び化粧シ
ートを得た。得られた積層フィルム及び化粧シートの評
価を行った。結果を表5、表6に示した。
【0085】比較例6、7 表1に示した樹脂を表5に示した構成に変えること以外
は、実施例7と同様に製膜し積層フィルム及び化粧シー
トを得た。得られた積層フィルム及び化粧シートの評価
を行った。結果を表5、表6に示した。
【0086】比較例8 積層フィルムを基材フィルム層、化粧シート用CPPを
被覆フィルム層とした以外は、実施例7と同様にして化
粧シートを得た。得られた積層フィルム及び化粧シート
の評価を行った。結果を表5、表6に示した。
【0087】比較例9 表1に示した樹脂を表5に示した構成に変えること以外
は、実施例7と同様に製膜し積層フィルム及び化粧シー
トを得た。得られた積層フィルム及び化粧シートの評価
を行った。結果を表5、表6に示した。
【0088】
【表5】
【0089】
【表6】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の化粧シートの代表的な態様を示す断
面図である。
【図2】 本発明の化粧シートの代表的な態様を示す断
面図である。
【符号の説明】 1 基材フィルム層 2 印刷層 3 被覆フィルム層 4 ワイピング塗装 5 表面保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C08L 23/10 23:20) B29K 23:00 B29L 7:00 9:00 Fターム(参考) 4F071 AA15X AA20 AA20X AA21 AA21X AF15Y AF16Y BA01 BB06 BB07 BB08 BC01 BC17 4F100 AK07B AK09B AL05B AT00A BA02 GB08 GB81 HB00 HB00A JK02B JK07B JK08B JL01 YY00B 4F210 AA11 AA12 AF10 AG01 AH48 AH51 QA02 QC06 QC07 QG01 QW07 RC02 4J002 BB121 BB141 BB151 BB172

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリプロピレン系樹脂100重量部とポリ
    ブテン系樹脂1〜50重量部との組成物からなる層が、
    少なくとも一方の表面であることを特徴とする化粧シー
    ト用被覆フィルム。
  2. 【請求項2】引張弾性率がフィルムの流れ方向及び該フ
    ィルムの流れ方向に対して直角となる方向ともに300
    〜2000MPa、かつ、引張破断伸度が該フィルムの
    流れ方向及び該フィルムの流れ方向に対して直角となる
    方向ともに30〜500%であり、さらに少なくとも一
    方向に降伏点を持たないことを特徴とする請求項1記載
    の化粧シート用被覆フィルム。
  3. 【請求項3】請求項1ないし請求項2記載の化粧シート
    用被覆フィルムを構成層として含む化粧シートにおい
    て、該化粧シート用被覆フィルムのポリプロピレン系樹
    脂100重量部とポリブテン系樹脂1〜50重量部との
    組成物からなる層が最外層となるように構成されている
    ことを特徴とする化粧シート。
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