JPH10748A - ポリプロピレン系樹脂発泡積層板及びその成形体 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂発泡積層板及びその成形体

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JPH10748A
JPH10748A JP17558896A JP17558896A JPH10748A JP H10748 A JPH10748 A JP H10748A JP 17558896 A JP17558896 A JP 17558896A JP 17558896 A JP17558896 A JP 17558896A JP H10748 A JPH10748 A JP H10748A
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JP
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foam
polypropylene
resin film
based resin
thickness
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JP17558896A
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Kazuhiko Morita
和彦 森田
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Original Assignee
JSP Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡倍率が2〜3倍程度の低発泡のポリプロ
ピレン発泡板は、箱等の素材として用いる場合、重く加
工性も悪い欠点があり、発泡倍率3〜15倍程度のポリ
プロピレン発泡板は軽く加工性にも優れることが期待さ
れるが、未だ充分なものは得られていない。 【解決手段】 本発明のポリプロピレン系樹脂発泡積層
板は、密度0.07〜0.25g/cm3 の板状ポリプ
ロピレン系樹脂発泡体と、該ポリプロピレン系樹脂発泡
体の少なくとも片面に積層された、引張強度10kg/
mm2 以上の合成樹脂フィルムとからなるもので、曲げ
弾性率が900〜3500kg/cm2 を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリプロピレン系樹
脂発泡積層板及びその成形体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】会社や
工場等において、製品や中間製品を一つの部署から他の
部署へ移送したり、一時的に保管しておくために、従来
より通い箱と呼ばれる簡易的な包装箱が使用されてい
る。この種の通い箱としては、これまで段ボール製のも
のが広く用いられていたが、段ボール製の通い箱は、素
材から紙の粉が出て製品を汚染するという問題があっ
た。また製菓工場等において、お菓子等の食品を通い箱
に収納する場合があるが、紙製段ボールの通い箱は耐水
性がないため洗浄できず、不衛生であるとともに、長期
間に亘っての繰り返し使用ができないという問題があっ
た。
【0003】通い箱の素材として合成樹脂を用いれば、
段ボール製通い箱の上記課題を解決できる。紙製の段ボ
ールのような軽量性、形状保持性を持ち、紙製の段ボー
ルに代えての利用が可能な合成樹脂製の素材としては、
例えばプラスチック製の段ボールや、Tダイから押出発
泡して得た密度0.5〜0.3g/cm3 程度(発泡倍
率2〜3倍程度)の低発泡のポリプロピレン系樹脂発泡
板等が挙げられる。
【0004】プラスチック製の段ボールは耐水性があり
洗浄が可能である。しかしながらプラスチック製の段ボ
ールも紙製の段ボールと同様に、表面材と裏面材との間
に波板材を介在させた中空状構造を有するものであるた
め、洗浄すると段ボールの中空部内に水が浸透して残留
してしまうため好ましくない。またプラスチック製段ボ
ールは、非発泡の表面材と裏面材との間に非発泡の波板
材を介在させたものであるため、紙製段ボールに比べて
重く、また縁部が紙製の段ボールよりも更に固く鋭利で
あるために作業者が手を切りやすいという問題もある。
【0005】一方、低発泡のポリプロピレン系樹脂発泡
板も紙製の段ボールに比べて重く、また剛性が高過ぎる
ために加工性が悪く、靱性に劣るため、例えば通常の段
ボール箱の形態を採用した場合、段ボール箱の上面及び
/又は下面をガムテープを使用せずに封止する際、交互
に舌片を仕組むことができない等の問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
軽量でありながら剛性に優れたポリプロピレン系樹脂発
泡積層板を提供することを目的とする。また本発明はこ
のポリプロピレン系樹脂発泡積層板を熱成形してなる成
形体を提供することを目的とするものである。本出願人
は、上記問題点を解決し得るものとして、密度が0.3
〜0.06g/cm3 (発泡倍率3〜15倍程度)の軽
量性、加工性に優れたポリプロピレン系樹脂発泡板を見
出し、更にこの発泡板を曲げ弾性率においても優れたも
のとすることで、通い箱のような高い剛性を要求される
用途に用いる場合にも好適に使用できる、本発明のポリ
プロピレン系樹脂発泡積層板を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のポリプロピ
レン系樹脂発泡積層板は、密度0.07〜0.25g/
cm3 の板状ポリプロピレン系樹脂発泡体と、該ポリプ
ロピレン系樹脂発泡体の少なくとも片面に積層された、
引張強度10kg/mm2 以上の合成樹脂フィルムとか
らなり、曲げ弾性率が900〜3500kg/cm2
あることを特徴とする。本発明の発泡積層板は、板状ポ
リプロピレン系樹脂発泡体の両表面から全厚みの25%
を超える部分内部に存在する、発泡体の厚み方向の平均
気泡径(mm):A、発泡体の押出方向の平均気泡径
(mm):B、発泡体の幅方向の平均気泡径(mm):
Cとの間に、 0.40≦A/B≦1.0 ・・・・・(1) 0.40≦A/C≦1.0 ・・・・・(2) 0.2≦(A+B+C)/3≦1.5 ・・・・・(3) なる関係が成り立つ気泡形状を有するものが好ましい。
また本発明の積層板において、合成樹脂フィルムの厚み
が5〜60μmであり、且つ発泡積層板全体の密度が
0.075〜0.26g/cm3 、厚みが2〜12mm
であるものが好ましく、また合成樹脂フィルムが延伸ポ
リプロピレン系樹脂フィルムであることが好ましい。本
発明の成形体は、上記ポリプロピレン系樹脂発泡積層板
を熱成形してなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明のポリプロピレン系
樹脂発泡積層板1の一例を示し、この発泡積層板1は、
板状ポリプロピレン系樹脂発泡体2の両面に合成樹脂フ
ィルム3を積層してなる構造を有する。合成樹脂フィル
ム3は板状ポリプロピレン系樹脂発泡体2の片面側のみ
に積層されていても良いが、更に高い剛性を得る上で両
面側に積層されていることが好ましい。
【0009】板状ポリプロピレン系樹脂発泡体2は、密
度0.07〜0.25g/cm3 、好ましくは0.09
〜0.18g/cm3 を有するものである。密度が0.
07g/cm3 未満であると、表面に合成樹脂フィルム
3を積層しても積層板1の剛性が不充分となる。また板
状ポリプロピレン系樹脂発泡体2の密度が0.25g/
cm3 を超えると軽量性が低下する。また平均気泡径は
0.2〜1.5mmが好ましく、更に好ましくは0.3
〜1.5mmである。気泡形状にもよるが、平均気泡径
が0.2mm未満であると剛性が低下し、平均気泡径が
1.5mmを超えると靱性が低下する可能性がある。ま
た、無架橋のポリプロピレン系樹脂発泡体は、平均気泡
径が0.2mm未満の場合、コルゲートが発生しフラッ
トな製品を得ることが困難となる場合がある。そしてフ
ラットな製品でなければ、フィルムのラミネートにおい
て不良が発生し易く、本発明の所期の目的が達成できな
い虞れがある。一方、平均気泡径が1.5mmを超える
場合は、該発泡体の表面状態が悪化し、表面凹凸ができ
る傾向にあり、やはりフィルムのラミネートに係る不良
発生の虞れがある。尚、上記発泡体2の平均気泡径は、
図1に示すように発泡体2の両表面から全厚みの25%
を超える部分:Xに存在する気泡4の、厚み方向の気泡
径:aの平均値として求められる厚み方向平均気泡径:
A、押出方向(矢印方向)の気泡径:bの平均値として
求められる押出方向平均気泡径:B、幅方向の気泡径:
cの平均値として求められる幅方向平均気泡径:Cの算
術平均値である。
【0010】上記板状ポリプロピレン系樹脂発泡体2を
構成する基材樹脂としては、無架橋のプロピレン単独重
合体、プロピレンと他のオレフィンとの共重合体である
プロピレン系ブロック共重合体やプロピレン系ランダム
共重合体等が挙げられる。プロピレン系共重合体を構成
するオレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、イソ
ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−
ヘキセン、3,4−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ヘキ
セン等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を混合
してプロピレンと共重合せしめても良い。プロピレン系
共重合体における上記オレフィン含有率は、0.5〜3
0重量%、特に1〜10重量%が好ましい。上記プロピ
レン系樹脂のうちでも、プロピレン系ブロック共重合が
好ましく、特にプロピレン−エチレンブロック共重合体
が好ましい。また更に基材樹脂に、エチレン−プロピレ
ンラバー等のゴム成分を3〜20重量%混合することが
好ましい。
【0011】また上記ポリプロピレン系樹脂は、ドロー
ダウン性が60m/分以下、特に30m/分以下のもの
が好ましい。ドローダウン性が60m/分を超えるもの
は、押出発泡によって密度0.07〜0.25g/cm
3 の発泡体を得ようとするとコルゲートを生じ易く、表
面凹凸の多いものとなり易い。ポリプロピレン系樹脂の
ドローダウン性は、長鎖分岐の数や長さにより調整する
ことができる。一般に、長鎖分岐の数が多い程、また分
岐の長さが長い程、ドローダウン性は低くなる傾向にあ
る。
【0012】ドローダウン性が60m/分以下のポリプ
ロピレン系樹脂は、アタクチック分又は/及びアイソタ
クチックではあるが結晶していない成分を含む通常の結
晶性線状プロピレン系樹脂に、低温分解型(分解温度が
室温から120℃程度のもの)の過酸化物を添加して1
20℃以下に加熱し、プロピレン系樹脂の主鎖にアタク
チック分又は/及び結晶していないアイソタクチック成
分を分岐鎖として結合させる等の方法で得られる。
【0013】上記、低温分解型の過酸化物としては、例
えば、ジ(s−ブチル)ペルオキシジカーボネート、ビ
ス(2−エトキシ)ペルオキシジカーボネート、ジシク
ロヘキシルペルオキシジカーボネート、ジ−n−プロピ
ルペルオキシジカーボネート、ジ−n−ブチルペルオキ
シジカーボネート、ジイソプロピルペルオキシジカーボ
ネート、t−ブチルペルオキシネオデカノアート、t−
アミルペルオキシネオデカノアート、t−ブチルペルオ
キシピバラート等が挙げられる。
【0014】ポリプロピレン系樹脂のドローダウン性
は、溶融した樹脂をメルトインデクサーのノズルから紐
状に押出し、巻き取りロールの巻き取り速度を徐々に増
加させて巻き取る際に、紐状樹脂が切断した時の巻き取
り速度である。また発泡体2を構成するポリプロピレン
系樹脂は、溶融張力が10g以上であるものが好まし
い。溶融張力は、メルトインデクサーのノズルから紐状
に押出された樹脂が、最初に掛けられる可動式プーリー
に接続されたロードセルによって検出される値であり、
上記ドローダウン性の測定時に同時に測定することがで
きる。
【0015】本発明において上記ポリプロピレン系樹脂
は、更に結晶化温度+15℃における半結晶化時間が8
00秒以上のものが好ましく、特に1000秒以上のも
のが好ましい。半結晶化温度が800秒未満であると、
押出発泡法において樹脂の適性発泡温度への調整が困難
になり易い。上記ドローダウン性、溶融張力及び半結晶
化時間は、特開平7−227930号公報に記載の方法
で測定することができる。本発明において、板状ポリプ
ロピレン系樹脂発泡体は、主に上記ドローダウン性、溶
融張力、半結晶化時間の条件を満足するポリプロピレン
系樹脂を基材として、無架橋のものが得られる。無架橋
発泡体は、リサイクル性、生産性等に優れているため好
ましい。本発明において無架橋とは、溶融特性改善のた
めに微架橋したものも含む。具体的にはゲル分率で15
重量%未満のものまで本発明で言う無架橋の範囲に含
む。尚、ゲル分率は、沸騰キシレン中で15時間抽出を
行い、樹脂の抽出残量の抽出前重量に対する100分率
として求められる。
【0016】上記したプロピレン系樹脂には、必要によ
り他の樹脂を混合して発泡体2の基材樹脂として用いる
ことができるが、混合物のドローダウン性が60m/分
を超えないようにすることが好ましい。混合して用いる
ことができる樹脂としては、例えば、ドローダウン性が
60m/分を超えるポリプロピレン系樹脂、高密度ポリ
エチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、直鎖状超低密度ポリエチレン、エチレン−ブテン
共重合体、エチレン−無水マレイン酸共重合体等のポリ
エチレン系樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のポリ塩化ビニル系
樹脂、ポリスチレン系樹脂等が挙げられる。
【0017】また上記板状ポリプロピレン系樹脂発泡体
2は、発泡体2の両表面から全厚みの25%を超える部
分:Xに存在する気泡4の、発泡体の厚み方向気泡径の
平均値(厚み方向平均気泡径):A(mm)、発泡体の
押出方向気泡径の平均値(押出方向平均気泡径):B
(mm)、発泡体の幅方向気泡径の平均値(幅方向平均
気泡径):C(mm)との間に、 0.40≦A/B≦1.0 ・・・・・(1) 0.40≦A/C≦1.0 ・・・・・(2) 0.2≦(A+B+C)/3≦1.5 ・・・・・(3) なる関係が成り立つ気泡形状を有するもの、更に好まし
くは(1)式、(2)式の関係において、 0.45≦A/B≦1.0 ・・・・・(1´) 0.45≦A/C≦1.0 ・・・・・(2´) なる関係が成り立つ気泡形状を有するものが剛性を更に
高める上で好ましい。尚、発泡体の両表面から25%の
部分においては、気泡形状が安定しにくく、発泡体物性
に与える影響もXの部分に比較して小さいと考えられる
ため、本発明では上記のようにXの部分の気泡構造を特
定したものである。
【0018】次に本発明における板状ポリプロピレン系
樹脂発泡体の製造方法について説明する。板状発泡体
は、例えば押出機内でポリプロピレン系樹脂と発泡剤と
を溶融混練した後、この溶融混練物を押出機先端に取り
付けた、環状のリップを有する環状ダイスを用い、この
ダイスのリップより押出発泡してチューブ状の発泡体を
得、次いでこのチューブ状発泡体を切り開いてシート状
とし、このシート状発泡体をロール状に捲き取ってお
き、次いで、このロール状の発泡シートを引出しなが
ら、加熱延伸して板状とする方法を採用する等により容
易に製造される。尚、チューブ状発泡体を切り開いてシ
ート状としたものを捲き取らずにそのまま加熱延伸して
板状としても良い。
【0019】チューブ状発泡体を得る工程を更に詳細に
説明すれば、押出機の先端に環状のリップを有する環状
ダイスを取り付け、このダイスのリップより押出発泡し
てチューブ状の発泡体を得、次いで引き続きこのチュー
ブ状発泡体を、該チューブ状発泡体の内側に配置したマ
ンドレルにより内側から冷却するとともに、チューブ状
発泡体の外面に冷却空気を吹き付ける等の手段により冷
却し、その後チューブ状発泡体を回転刃で切り開いてシ
ート状とし、このシート状発泡体を捲き取りロールにロ
ール状に捲き取っておく。
【0020】上記マンドレルの径は、得ようとする板状
発泡体の幅に応じて適宜選択できる。またマンドレルの
長さは、チューブ状発泡体の冷却と切り開き作業に充分
な長さであれば任意である。また押出速度(ラインスピ
ード)は、マンドレルの長さ及び径によって多少異なる
が、概ね3〜20m/min.が好ましい。またチュー
ブ状発泡体の冷却温度は、上記押出速度によって異なる
が、概ね5〜50℃が好ましい。冷却手段は上記した方
法に限らず任意である。尚、チューブ状発泡体の肉厚
は、目的とする厚みの80〜95%であるのが好まし
い。この範囲であれば製造が容易となるとともに、最終
的に得られる板状発泡体の厚みを、容易に2〜7mmの
好ましい範囲内とすることができる。
【0021】尚、上記チューブ状発泡体を製造するに際
し、環状ダイス温度をオイル温調等によって正確に温度
コントロールし、且つ押出機内から押出す樹脂の温度を
結晶化が起きない限界温度まで下げ、高い粘度を保持し
たまま環状ダイスを通過させて押出発泡することが好ま
しい。上記環状ダイス部の温度は、ブレーカー部の温度
よりも3〜10℃低く設定することが好ましい。また環
状ダイスは、押出される樹脂がリップ先端で急圧縮され
るような内部構造のものが好ましく、ダイス内部で樹脂
圧力が80kg/cm2 未満となるような構造のものが
好ましい。
【0022】このような条件で板状発泡体を製造するこ
とによって、上記した特定の気泡構造となって厚みが増
し、気泡強度が向上する。尚、発泡剤はこの種の発泡体
や発泡シートの製造に用いられている公知の揮発性発泡
剤や無機ガス系発泡剤、或いは分解型発泡剤から適宜選
択して用いることができる。
【0023】上記したように板状ポリプロピレン系樹脂
発泡体2の密度は0.07〜0.25g/cm3 である
ことが必要であるが、板状ポリプロピレン系樹脂発泡体
2の表面から0.5mm以内の表層部分の密度は0.2
5g/cm3 以下であることが好ましい。板状ポリプロ
ピレン系樹脂発泡体2の全体の密度が0.07〜0.2
5g/cm3 であっても、表層の密度が0.25g/c
3 を超えていると、合成樹脂フィルム3を熱ラミネー
ト法で積層する場合、高い熱量を必要とし、また合成樹
脂フィルム3に延伸が施されているとラミネート時の熱
でフィルムが収縮してシワが入り易い。
【0024】本発明において、合成樹脂フィルム3は、
引張強度が10kg/mm2 以上のものであることが必
要である。引張強度が10kg/mm2 未満では積層板
1の剛性を高めることができない。引張強度が10kg
/mm2 未満の合成樹脂フィルム3の場合、合成樹脂フ
ィルム3の厚みをかなり厚くしなければ積層板1の剛性
を充分高いものとすることができず、積層板1の軽量性
が損なわれる。積層板1の軽量性を維持しつつ更に剛性
を高めるうえで、合成樹脂フィルム3は引張強度14k
g/mm2 以上のものが好ましい。
【0025】本発明の積層板1を構成する発泡体2の密
度は、前記したように0.07〜0.25g/cm3
あるが、積層板1の軽量性を高める上で、発泡体2の好
ましい密度は0.09〜0.8g/cm3 である。また
積層板1の剛性を高めるとともに軽量性を維持する上
で、合成樹脂フィルム3の厚みを5〜60μmとし、積
層板1の密度を0.075〜0.26g/cm3 とし、
厚みを2〜12mmとすることが好ましい。尚、積層板
の厚みは主に発泡体の厚みによるが、比較的厚い積層板
とする場合には、発泡体を複数枚の貼り合わせ品とする
こともできる。また合成樹脂フィルム3がプロピレン系
樹脂フィルムの場合、厚みが60μmを超えると発泡体
2との熱接着性も低下するため、合成樹脂フィルムの厚
みは5〜60μmとすることが好ましい。
【0026】合成樹脂フィルム3としては、二軸延伸ポ
リエステル系樹脂フィルム、二軸延伸ポリスチレン系樹
脂フィルム、二軸延伸プロピレン系樹脂フィルム、ポリ
カーボネートフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、無
延伸ナイロンフィルム等が挙げられる。合成樹脂フィル
ム3としてポリプロピレン系樹脂フィルムを用いた場
合、感熱型の接着剤を使用せずに合成樹脂フィルム3を
熱ラミネート法によって板状ポリプロピレン系樹脂発泡
体2に積層でき、この結果、製品のコストダウンやリサ
イクルが可能となり、所謂環境に優しい製品を得ること
ができる。またポリプロピレン系樹脂フィルムを用いた
場合には、積層板1を成形することが容易となり、積層
板1の用途が広がるため好ましい。合成樹脂フィルム3
としては、二軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムが好
ましく、特に、ポリプロピレン系樹脂フィルムと、ポリ
プロピレン系樹脂より低融点でポリプロピレン系樹脂フ
ィルムとの接着性が良好な樹脂とからなる多層二軸延伸
ポリプロピレン系樹脂フィルムが好ましい。多層二軸延
伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを用いる場合、低融点
層側を発泡体2側として熱ラミネートする。
【0027】合成樹脂フィルム3として二軸延伸プロピ
レン系樹脂フィルムや一軸延伸ポリプロピレン系樹脂フ
ィルム、無延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを用いる
場合、該フィルムの基材樹脂であるプロピレン系樹脂と
しては、板状プロピレン系樹脂発泡体2の基材と同様の
ものを用いることができ、特に制限はない。
【0028】合成樹脂フィルム3を接着剤により積層す
る場合の接着剤や、上記多層二軸延伸ポリプロピレン系
樹脂フィルムの低融点層を形成する樹脂としては、オレ
フィンと酢酸ビニル、アクリル酸、無水マレイン酸等と
の共重合体からなるオレフィン系接着性樹脂の使用が好
ましい。特に、積層する合成樹脂フィルム3の基材の融
点−10℃〜融点−25℃の範囲の融点を持つオレフィ
ン系接着性樹脂は、合成樹脂フィルム3と発泡体2との
接着が容易となり、しかも短時間で効率良く接着できる
ため好ましい。
【0029】本発明の発泡積層板1は、密度0.07〜
0.25g/cm3 の特定の板状ポリプロピレン系樹脂
発泡体の少なくとも片面に、引張強度10kg/mm2
以上の合成樹脂フィルムを積層した構成を有することに
より、900〜3500kg/cm2 という高い曲げ弾
性率を有する。曲げ弾性率が900kg/cm2 未満で
は剛性が不充分であり、また3500kg/cm2 を超
えると硬すぎるために割れや欠けが生じる虞れがある。
積層板1は、より好ましくは1200〜3000kg/
cm2 の曲げ弾性率を有することである。積層体1の曲
げ弾性率を900〜3000kg/cm2 とするには、
発泡体2の密度及びフィルム3の引張強度の条件の他
に、発泡体2を構成している気泡形状、平均気泡径、フ
ィルム3と発泡体2との接着強度等の条件を調整するこ
とが望まれる。
【0030】本発明の積層板1は軽量性、加工性、洗浄
性、靱性、剛性に優れるものであり、通い箱の素材とし
て好適なものである。また通い箱の素材としての利用に
限らず、カバン、バッグ、ランドセル等の芯材等として
も使用でき、特に合成樹脂フィルム3としてプロピレン
系樹脂フィルムを用いた場合には、積層板1の熱成形が
可能となるため、板状のままで使用するのみならず、所
望の形状に熱成形して使用することができる。例えばペ
ン等を収納するホルダー部を熱成形によって形成し、カ
バンやバッグ内の仕切り板として利用することができ
る。
【0031】
【実施例】以下、実施例、比較例を挙げて本発明を更に
詳細に説明する。尚、実施例、比較例において使用した
板状ポリプロピレン系樹脂発泡体の種類を表1に、合成
樹脂フィルムの種類を表2に示す。
【0032】
【表1】
【0033】※1:平均気泡径及び気泡形状は、発泡体
両表面から全厚みの25%を超える部分内部に存在する
気泡について、発泡体の厚み方向平均気泡径:A(m
m)、発泡体の押出方向平均気泡径:B(mm)、発泡
体の幅方向平均気泡径:C(mm)を測定し、A/Bは
厚み方向平均気泡径/押出方向平均気泡径の値を、A/
Cは厚み方向平均気泡径/幅方向平均気泡径の値を示
す。また平均気泡径は、A、B、Cの値の算術平均値を
示した。
【0034】
【表2】
【0035】※2:本発明における合成樹脂フィルムの
引張強度は、JIS K7127に準じ、サンプルサイ
ズ200mm×10mm×厚み、チャック間距離100
mm、試験速度200mm/分の条件で測定し、サンプ
ルの縦方向、横方向の測定値の平均値として求められ
る。
【0036】実施例1〜5、比較例1〜4 上記表1、表2に示した無架橋発泡体と合成樹脂フィル
ムとを、表3に示すように組み合わせて積層し、表3に
示す積層体を得た。得られた積層体の性状及び曲げ弾性
率(比較例3、4は合成樹脂フィルムを積層していない
ものの曲げ弾性率)を同表に合わせて示す。尚、表1に
示した無架橋発泡体は、前述の方法により得られたもの
である。
【0037】
【表3】
【0038】※3:株式会社トクヤマ製、多層二軸延伸
ポリプロピレンフィルム(HA20タイプ)。融点16
3℃と147℃の樹脂からなる多層フィルム。低融点側
を発泡体側にして熱ラミネート法により積層した。 ※4:単層の二軸延伸ポリプロピレンフィルム、株式会
社トクヤマ製(PA20タイプ)をそのまま熱ラミネー
ト法によって積層した。 ※5:二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、
帝人株式会社製(Sタイプ)厚み12μに、酢酸ビニル
系接着剤をコーティングし、酢酸ビニル系接着剤をコー
ティングした側を発泡体側に熱ラミネート法によって積
層した。 ※6:無延伸ポリプロピレンフィルム、株式会社トクヤ
マ製(Kタイプ)をそのまま熱ラミネート法によって積
層した。 ※7:本発明の発泡積層板の曲げ弾性率は、JIS K
7203に準拠し、サンプルサイズ25mm×150m
m×厚み、加圧くさび及び支持台の半径5mm、スパン
50mm、加圧速度10mm/min.の条件で求めら
れたサンプルの縦方向、横方向の曲げ弾性率の平均値と
して求められる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明のポリプロピ
レン系樹脂発泡積層板は、本発明者等が、従来得ること
のできなかった密度0.07〜0.25g/cm3 の板
状ポリプロピレン系樹脂発泡体を開発し、更にこれに引
張強度10kg/mm2 以上の合成樹脂フィルムを積層
したことにより得られたもので、本発明の発泡積層板は
軽量でありながら900〜3500kg/cm2 という
高い曲げ弾性率を有するため、剛性、靱性、洗浄性、軽
量性、加工性に優れたものである。また板状ポリプロピ
レン系樹脂発泡体の両表面から全厚みの25%を超える
部分内部に存在する気泡が特定な形状及び気泡径を有す
るものであると、より剛性を高めることができる。更に
合成樹脂フィルムの厚みを5〜60μmとし、発泡積層
板全体の密度を0.075〜0.26g/cm3 、厚み
を2〜12mmとすると、特に軽量性、剛性の両面にお
いて従来の段ボールと比較して同等以上の優れた特性を
有し、軽量性、剛性のバランスのとれたものとなる。更
にまた合成樹脂フィルムとしてポリプロピレン系樹脂フ
ィルムを用いると、合成樹脂フィルムと板状ポリプロピ
レン系樹脂発泡体との接着性にも優れ、しかも積層板の
剛性をより向上することができる。また本発明の積層板
は熱成形が可能なものであり、積層板を板状のまま使用
するのみならず、各種の形状に成形して使用することが
できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリプロピレン系樹脂発泡積層板の構
造を示す概念図である。
【符号の説明】
1 ポリプロピレン系樹脂発泡積層板 2 板状ポリプロピレン系樹脂発泡体 3 合成樹脂フィルム 4 気泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密度0.07〜0.25g/cm3 の板
    状ポリプロピレン系樹脂発泡体と、該ポリプロピレン系
    樹脂発泡体の少なくとも片面に積層された、引張強度1
    0kg/mm2 以上の合成樹脂フィルムとからなり、曲
    げ弾性率が900〜3500kg/cm2 であることを
    特徴とするポリプロピレン系樹脂発泡積層板。
  2. 【請求項2】 板状ポリプロピレン系樹脂発泡体の、厚
    み方向断面の気泡形状が、下記(1)式〜(3)式を満
    足することを特徴とする請求項1記載のポリプロピレン
    系樹脂発泡積層板。 0.40≦A/B≦1.0 ・・・・・(1) 0.40≦A/C≦1.0 ・・・・・(2) 0.2≦(A+B+C)/3≦1.5 ・・・・・(3) (但し、上記(1)式〜(3)式中、A、B、Cはそれ
    ぞれ板状ポリプロピレン系樹脂発泡体の両表面から全厚
    みの25%を超える部分内部に存在する気泡の、発泡体
    の厚み方向の平均気泡径(mm)、発泡体の押出方向の
    平均気泡径(mm)、発泡体の幅方向の平均気泡径(m
    m)である。)
  3. 【請求項3】 合成樹脂フィルムの厚みが5〜60μm
    であり、且つ発泡積層板全体の密度が0.075〜0.
    26g/cm3 、厚みが2〜12mmであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のポリプロピレン系樹脂発
    泡積層板。
  4. 【請求項4】 合成樹脂フィルムが延伸ポリプロピレン
    系樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のポリプロピレン系樹脂発泡積層板。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のポリプ
    ロピレン系樹脂発泡積層板を熱成形してなる成形体。
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