JP2000087820A - フィ―ドユニット - Google Patents

フィ―ドユニット

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JP2000087820A
JP2000087820A JP11232589A JP23258999A JP2000087820A JP 2000087820 A JP2000087820 A JP 2000087820A JP 11232589 A JP11232589 A JP 11232589A JP 23258999 A JP23258999 A JP 23258999A JP 2000087820 A JP2000087820 A JP 2000087820A
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Norbert Dr Ludwig
ルートヴィッヒ ノルベルト
Klaus-Juergen Lienig
ユルゲン リーニッヒ クラウス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィードユニットを構造的に特に簡単に形成
し、燃料ポンプをフィードユニット組み付け後に交換す
ることができるようにする。 【解決手段】 ポンプホルダ６が保持部１の外側に解離
可能に固定されており、燃料ポンプ５を保持部１に緊定
するために形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料容器から燃料
を自動車の内燃機関に供給するためのフィードユニット
であって、燃料容器内に差込可能な、ポンプホルダによ
って保持部に固定された燃料ポンプが設けられている形
式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】このようなフィードユニットは、今日の
自動車においてしばしば使用されており、実際によく知
られている。保持部は公知のフィードユニットの場合、
燃料フィルタとフィードポンプとのためのポット状の共
通のケーシングを有している。ポンプホルダは、ケーシ
ングに溶接されるかまたは接着されたケーシングカバー
として形成されている。このような構造の利点は、フィ
ードユニットが極めてコンパクトな構造を有し、かつ、
簡単に１つの纏めて前組み付け可能なユニットを形成す
ることができることである。
【０００３】しかしながら、この公知のフィードユニッ
トの場合、燃料ポンプがフィードユニットの組み付け後
にもはや交換できないという不都合がある。これにより
例えば燃料ポンプの故障の際にはフィードユニット全体
が使用不能になってしまう。さらに、このような構造に
より、前組み付けされたフィードユニットは、規定の使
用領域に適合された燃料ポンプと後からは組み合わせる
ことはできない。このことは特に、種々異なる燃料ポン
プを備えた異なる自動車のためのフィードユニットの大
量生産の場合にストックのための極めて高いコストを招
く。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式のフィードユニットを改良して、このフィ
ードユニットが構造的に特に簡単に形成されており、燃
料ポンプをフィードユニット組み付け後に交換すること
ができるようなフィードユニットを提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、ポンプホルダが保持部の外側に解
離可能に固定されており、燃料ポンプを保持部に緊定す
るために形成されているようにした。
【０００６】
【発明の効果】このような構成によって、燃料ポンプ
は、フィードユニットの組み付け後に最後の作業工程に
おいて組み付けることができる。従ってフィードユニッ
トと燃料ポンプとは、それぞれの使用領域のために別個
に適宜に組み合わせることができる。さらに燃料ポンプ
は故障時に極めて簡単に交換することができる。ポンプ
ホルダと保持部とに燃料ポンプを緊定することにより、
組み付けるべき大きな手間の掛かる固定手段は必要とさ
れない。したがってこのフィードユニットは構造的に特
に簡単に形成されている。
【０００７】さらに、ポンプホルダが保持部にクリップ
固定されると、本発明によるフィードユニットの組み付
けは極めて簡単であり、さらに自動化することができ
る。
【０００８】本発明の別の特に有利な構成では、燃料ポ
ンプの流出管片が、保持部に配置された、燃料管路の接
続部に対してプレロードを加えられている(vorgespann
t)と、燃料ポンプの接続部が構造的に特に簡単に形成さ
れる。
【０００９】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
燃料ポンプが、燃料管路の接続部とポンプホルダとの間
に配置されていると、この燃料ポンプは特に簡単に組み
付けることができる。これにより、燃料ポンプは、ポン
プホルダによって接続部に対してプレロードをかけられ
るので、燃料ポンプは、その組み付けと同時に、この燃
料ポンプから延びている燃料管路に接続される。
【００１０】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
燃料管路の接続部が流出管片に被さって係合するように
形成されていると、燃料ポンプはその組み付け後に軸方
向および半径方向に形状接続的(formschluessig)に保持
される。このことにより、本発明によるフィードユニッ
トの組み付けが一層簡単になる。
【００１１】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
流出管片が、燃料管路に隣接する領域のその接続部に、
シールエレメントを有していると、流出管片は、燃料ポ
ンプの組み付け時に接続部に対してシールされる。これ
により、燃料ポンプの接続のために、ホースバンドクリ
ップを備えたホースなどを組み付けずに済む。さらに、
シールエレメントを弾性的に形成すると、流出管片およ
び燃料管路の接続部の製造誤差が軸方向および／または
半径方向で補償される。さらに、シールエレメントによ
って、燃料ポンプのボディの音響の保持部への伝達が減
衰されるので、本発明によるフィードユニットは特に小
さなノイズエミッションを有する。
【００１２】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
燃料ポンプに通じる電気的な線路が保持部に対する燃料
ホルダのプレロード方向に対して平行に向けられて燃料
ポンプおよび保持部に配置された差込コンタクト対を有
していると、燃料ポンプは、組み付け時に電気的に接触
接続される。このような構成により、燃料ポンプの保持
部への組み付け時にかかる時間が著しく節約される。
【００１３】保持部が、燃料ポンプに向いた領域内で、
燃料フィルタのためのフィルタケーシングを有している
と、本発明によるフィードユニットは特にコンパクトに
形成される。この場合、燃料容器の形状に応じてフィル
タケーシングは例えば燃料ポンプの上方に配置されてい
てよい。
【００１４】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
フィルタケーシングが燃料ポンプを取り囲むように形成
されていると、燃料ポンプのノイズは燃料フィルタによ
って減衰される。さらに、フィルタケーシングは、この
ような形状によって特に小さな構造スペースにおいて大
きな容積を有している。
【００１５】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
燃料ポンプに固定された、半径方向に突出する前フィル
タがポンプホルダに形状接続的に結合されていると、燃
料ポンプは組み付け後に回動防止される。
【００１６】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
ポンプホルダが全周にわたって分配されて配置された複
数のばねエレメントを有していると、保持部に対する燃
料ポンプのプレロードが構造的に特に簡単に形成され
る。さらにこのようなばねエレメントは、燃料ポンプお
よび保持部の製造誤差を補償する。
【００１７】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
ポンプホルダが燃料ポンプの上方に配置されていると、
燃料ポンプの重量がポンプホルダによって支持されずに
済む。
【００１８】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
ポンプホルダが燃料ポンプのためのガイドエレメントを
有していると、このことは、燃料ポンプの特に信頼性良
好な保持のために貢献する。
【００１９】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
ポンプホルダがエラストマエレメントを有していると、
このことは、燃料ポンプのボディの音響を一層減衰する
ために貢献する。さらに、エラストマエレメントは単独
でまたはばねエレメントに対して付加的に、保持部に対
して燃料ポンプにプレロードを加えるために役立つ。
【００２０】
【発明の実施の形態】本発明は多数の実施例を可能にす
る。その原理をさらに明白にするために、以下に本発明
の実施の形態を図面につき詳しく説明する。
【００２１】以下に２つの実施例について説明する。
【００２２】図1は、保持部１を備えた本発明によるフ
ィードユニットの縦断面図である。保持部１は下側の領
域に、燃料による貫流のために外側から内方に向かって
設けられた環状のフィルタエレメント３を備えたフィル
タケーシング２を有している。フィルタケーシング２の
中央には、燃料ポンプ５を収容するための切欠き４が位
置している。保持部１の下側には、燃料ポンプ５を支持
するポンプホルダ６がクリップ固定されている。燃料ポ
ンプ５は保持部１におけるポンプホルダ６のクリップ結
合を解離した後で、簡単に切欠き４から取り出すことが
できる。
【００２３】燃料ポンプ５は、半径方向に突出した前フ
ィルタ７を支持している。前フィルタ７の上方に、燃料
ポンプ５は流出管片８を有している。この流出管片はフ
ィルタケーシング２に通じる燃料管路２０の接続部９に
よって被せられている。燃料ポンプ５の流出管片８とフ
ィルタケーシング２の接続部９との間には、弾性材料か
ら成るシールエレメント１０が配置されている。ポンプ
ホルダ６はフィルタケーシング２の接続部９に対して燃
料ポンプ５の流出管片８にプレロードつまり予荷重をか
けるためのばねエレメント１１を有している。これによ
り、燃料ポンプ５はポンプホルダ６と保持部１との間で
緊定されている。さらに、ポンプホルダ６は、燃料ポン
プ５に当て付けられたガイドエレメント１２を有してい
る。これらのガイドエレメント１２は弾性的に形成され
ており、燃料ポンプ５を保持部1内にセンタリングす
る。
【００２４】保持部１はその下側領域を組み付けるため
に、自動車の燃料容器の図示していない開口を通って導
入される。次いで、保持部１の上側に配置されたフラン
ジ１３が開口を閉鎖する。フランジ１３は、自動車のや
はり図示していない内燃機関に通じる燃料管路１６のた
めの接続管片１４を支持している。燃料ポンプ５は、フ
ランジ１３を通って案内された電気的な線路１５を介し
て電流を供給される。さらに図1から明らかなように、
燃料管路１６のうちの１つに圧力調整器１７が配置され
ている。
【００２５】図２は、ポンプホルダ６を備えた保持部１
の下側領域を拡大した斜視図である。図面を簡単にする
ために、図1に示した前フィルタ７のうち、唯１つの接
続片１８が示されている。この図面から明らかなよう
に、ポンプホルダ６はその周面にわたって分配された合
計で６個のばねエレメント１１ａ〜１１ｆを有してい
る。ポンプホルダ６はＵ字形の切欠き１９を有してい
る。この切欠き内には、図１に示した前フィルタ７のた
めの接続片１８が突入している。この接続片１８は燃料
ポンプ５の回動防止手段として役立つ。
【００２６】図３は本発明によるフィードユニットの別
の実施例を縦断面図で示している。このフィードユニッ
トが図1のものと異なるのは、ポンプホルダ６が燃料ポ
ンプ５に当て付けられたエラストマエレメント２１を有
していることである。このようなエラストマエレメント
２１は、保持部１に対する燃料ポンプ５の必要なプレロ
ードを形成し、燃料ポンプ５によって生ぜしめられる騒
音を減衰する。さらに、燃料ポンプ５はエラストマエレ
メント２１によってセンタリングされる。
【００２７】燃料ポンプ５に通じる電気的な線路１５は
燃料ポンプ５の上側と保持部1とに配置された差込コン
タクト対２２を有している。これらの差込コンタクト対
２２は、ポンプホルダ６のプレロード方向に対して平行
に向けられている。これにより、燃料ポンプ５は保持部
１におけるその組み付けと同時に電気的に接触接続され
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるフィードユニットを示す断面図で
ある。
【図２】図１の本発明によるフィードユニットの保持部
を示す斜視図である。
【図３】本発明のフィードユニットの別の実施例を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
１ 保持部、 ２ フィルタケーシング、 ３ フィル
タエレメント、 ４切欠き、 ５ 燃料ポンプ、 ６
ポンプホルダ、 ７ 前フィルタ、 ８ 流出管片、
９ 接続部、 １０ シールエレメント、 １１ ばね
エレメント、１２ ガイドエレメント、 １３ フラン
ジ、 １４ 接続管片、 １５ 電気的な線路、 １６
燃料管路、 １７ 圧力調整器、 １８ 接続片、
１９切欠き、 ２０ 燃料管路、 ２１ エラストマエ
レメント、 ２２ 差込コンタクト対
フロントページの続き (71)出願人 390009416 Ｋｒｕｐｐｓｔｒａｂｅ 105，Ｆｒａｎ ｋｆｕｒｔ ａｍ Ｍａｉｎ，ＢＲＤ (72)発明者 クラウス ユルゲン リーニッヒ ドイツ連邦共和国 ズルツバッハ／テーエ ス イム ハインデル 23

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 燃料容器から燃料を自動車の内燃機関に
    供給するためのフィードユニットであって、燃料容器内
    に差込可能な、ポンプホルダによって保持部に固定され
    た燃料ポンプが設けられている形式のものにおいて、 ポンプホルダ（６）が保持部（１）の外側に解離可能に
    固定されており、燃料ポンプ（５）を保持部（１）に緊
    定するために形成されていることを特徴とする、フィー
    ドユニット。
  2. 【請求項２】 ポンプホルダ（６）が保持部（１）にク
    リップ固定されている、請求項1記載のフィードユニッ
    ト。
  3. 【請求項３】 燃料ポンプ（５）の流出管片（８）が、
    保持部（１）に配置された、燃料管路（２０）の接続部
    （９）に対してプレロードを加えられている、請求項１
    または２記載のフィードユニット。
  4. 【請求項４】 燃料ポンプ（５）が、燃料管路（２０）
    の接続部（９）とポンプホルダ（６）との間に配置され
    ている、請求項１から３までのいずれか１項記載のフィ
    ードユニット。
  5. 【請求項５】 燃料管路（２０）の接続部（９）が流出
    管片（８）に被さって係合するように形成されている、
    請求項１から４までのいずれか１項記載のフィードユニ
    ット。
  6. 【請求項６】 流出管片（８）が、該流出管片の、燃料
    管路（２０）の接続部（９）に当て付けられた領域に、
    シールエレメント（１０）を有している、請求項１から
    ５までのいずれか１項記載のフィードユニット。
  7. 【請求項７】 燃料ポンプ（５）に通じる電気的な線路
    （１５）が、保持部（１）に対するポンプホルダ（６）
    のプレロード方向に対して平行に向けられた差込コンタ
    クト対を有しており、該差込コンタクト対が燃料ポンプ
    （５）と保持部（１）とに配置されている、請求項１か
    ら６までのいずれか１項記載のフィードユニット。
  8. 【請求項８】 保持部（１）が、燃料ポンプ（５）に向
    いた領域に、燃料フィルタ（３）のためのフィルタケー
    シング（２）を有している、請求項１から７までのいず
    れか１項記載のフィードユニット。
  9. 【請求項９】 フィルタケーシング（２）が、燃料ポン
    プ（５）を取り囲むように形成されている、請求項１か
    ら８までのいずれか１項記載のフィードユニット。
  10. 【請求項１０】 燃料ポンプ（５）に固定された、半径
    方向に突出した前フィルタ（７）がポンプホルダ（６）
    に形状接続的に結合されている、請求項１から９までの
    いずれか１項記載のフィードユニット。
  11. 【請求項１１】 ポンプホルダ（６）が、全周にわたっ
    て分配された複数のばねエレメント（１１ａ〜１１ｆ）
    を有している、請求項１から１０までのいずれか１項記
    載のフィードユニット。
  12. 【請求項１２】 ポンプホルダ（６）が燃料ポンプ
    （５）の上方に配置されている、請求項１から１１まで
    のいずれか１項記載のフィードユニット。
  13. 【請求項１３】 ポンプホルダ（６）が燃料ポンプ
    （５）のためのガイドエレメント（１２）を有してい
    る、請求項１から１２までのいずれか１項記載のフィー
    ドユニット。
  14. 【請求項１４】 ポンプホルダ（６）がエラストマエレ
    メント（２１）を有している、請求項１から１３までの
    いずれか１項記載のフィードユニット。
JP11232589A 1998-08-21 1999-08-19 フィ―ドユニット Pending JP2000087820A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19837954.4 1998-08-21
DE19837954A DE19837954C1 (de) 1998-08-21 1998-08-21 Fördereinheit

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000087820A true JP2000087820A (ja) 2000-03-28

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ID=7878243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11232589A Pending JP2000087820A (ja) 1998-08-21 1999-08-19 フィ―ドユニット

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US (1) US6267103B1 (ja)
EP (1) EP0982491B1 (ja)
JP (1) JP2000087820A (ja)
DE (2) DE19837954C1 (ja)

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