JP2000045737A - 内燃機関用動弁装置 - Google Patents

内燃機関用動弁装置

Info

Publication number
JP2000045737A
JP2000045737A JP10220311A JP22031198A JP2000045737A JP 2000045737 A JP2000045737 A JP 2000045737A JP 10220311 A JP10220311 A JP 10220311A JP 22031198 A JP22031198 A JP 22031198A JP 2000045737 A JP2000045737 A JP 2000045737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller shaft
roller
groove
cam
cam followers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10220311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3526757B2 (ja
Inventor
Takeya Harada
丈也 原田
Hisayoshi Kobayashi
寿喜 小林
Akira Kaburagi
朗 鏑木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP22031198A priority Critical patent/JP3526757B2/ja
Priority to TW088113066A priority patent/TW399121B/zh
Priority to US09/363,653 priority patent/US6318315B1/en
Priority to EP99115261A priority patent/EP0978637B1/en
Priority to DE69923390T priority patent/DE69923390T2/de
Priority to CA002279485A priority patent/CA2279485C/en
Priority to CN99111994A priority patent/CN1130496C/zh
Publication of JP2000045737A publication Critical patent/JP2000045737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3526757B2 publication Critical patent/JP3526757B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/0015Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
    • F01L13/0036Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/26Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
    • F01L1/267Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder with means for varying the timing or the lift of the valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2305/00Valve arrangements comprising rollers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関用動弁装置におけるローラ付きカム
フォロアにおいて、かしめ加工設備を特別に用いなくて
もローラ軸をカムフォロア本体の支持壁に簡単に固定で
きるようにし、しかもローラ軸内において弁作動態様変
更用の切換ピンをスムーズに摺動できるようにする。 【解決手段】 一方の支持壁Wbの貫通孔9b内周面に
は、その周方向に沿って延びる第1溝g1 を、またロー
ラ軸7の一端部7b外周面には第1溝g1 に対応した同
じく第2溝g2 をそれぞれ形成し、それら第1,第2溝
1 ,g2 に、ローラ軸7と支持壁Wa,Wbとの軸方
向相対移動を規制するようにその両溝g1,g2 の内面
に跨がって係合し得るC字状の弾性止め具Lを装着し、
切換ピンPが、相隣なるカムフォロアのローラ軸7内周
面に摺動可能に嵌合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラを相互間に
挟むように並列する一対の支持壁をカムフォロア本体に
一体に形成し、その両支持壁にそれぞれ形成した貫通孔
内に、ローラを回転自在に支持するローラ軸の両端部外
周をそれぞれ支持させるようにしたローラ付きカムフォ
ロアを用いた内燃機関用動弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記ローラ付きカムフォロアは、カムに
接するローラにより、カムフォロアのカムに対する摺動
性や追従性を高めるようにしたものであって、従来から
内燃機関用動弁装置などにおいて広く用いられている。
【0003】ところで従来の上記ローラ付きカムフォロ
アでは、ローラ軸の固定方法として、例えば特開平5−
321999号公報に示されるように軸の両端面をかし
めポンチにて叩いて、かしめるようにしたものや、或い
は実開昭57−98350号公報に示されるようにボル
ト状のローラ軸を用いて、その軸端を支持壁の外側でナ
ットにて締付け固定するようにしたものが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記かしめに
よる固定では、かしめ加工設備を特別に必要としてコス
トが嵩む問題がある。また特に中空のローラ軸を用いた
場合には、かしめ加工に起因してローラ軸に変形や歪み
を生じ易く、特にその外周面に変形や歪みが生じた場合
にはローラ転動面が滑らかでなくなり、該転動面上をロ
ーラがスムーズに回転し得ない等の不都合を来たし、ま
た特にローラ軸の中空部に、弁作動態様変更のためにカ
ムフォロア相互間を連結可能な切換ピンを摺動可能に嵌
合させた場合には、該ローラ軸内周面の変形や歪みによ
り切換ピンの摺動性を損ない、弁作動態様の切換えを的
確には行い得ないことがある。
【0005】一方、上記ボルト・ナットによる固定で
は、ボルトの頭部やナットが支持壁の外側面より張出
し、カムフォロアの幅(ローラ軸に沿う方向の最大寸
法)が必要以上に大きくなってしまう問題がある。
【0006】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであって、従来のものの上記問題を解決することがで
きる内燃機関用動弁装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、少なくとも2個のローラ付きカム
フォロアを互いに隣接配置すると共に、それらカムフォ
ロアの各ローラをカム複数のカムにそれぞれ接触させ、
それらカムフォロアの少なくとも一部を機関弁に連動連
結させ、相隣なるカムフォロアにその相互に跨がって摺
動し得るように設けられた切換ピンの移動により、カム
フォロア相互の連結状態と連結解除状態とを切換可能と
して前記機関弁の弁作動特性を変更できるようにした内
燃機関用動弁装置において、前記各カムフォロアは、ロ
ーラを相互間に挟むように並列する一対の支持壁を一体
に有するカムフォロア本体と、その両支持壁の貫通孔内
に両端部外周がそれぞれ嵌合支持されると共に中間部に
おいてローラを回転自在に支持する中空のローラ軸とよ
り構成され、その一方の支持壁の貫通孔内周面には、そ
の周方向に沿って延びる第1溝が、またローラ軸の一端
部外周面には前記第1溝に対応した第2溝がそれぞれ形
成され、それら第1,第2溝には、前記ローラ軸と支持
壁との軸方向相対移動を規制するようにその両溝の内面
に跨がって係合し得るC字状の弾性止め具が装着され、
前記切換ピンは、相隣なるカムフォロアのローラ軸内周
面に摺動可能に嵌合されることを特徴としている。
【0008】また請求項2の発明は、請求項1の発明の
特徴に加えて、前記2個のカムフォロアが、その各々の
ローラ軸の、第2溝が形成されていない他端部を相互に
隣接させるように配置されることを特徴とし、また請求
項3の発明は、請求項1の発明の特徴に加えて、1個の
前記カムフォロアにおける他方の支持壁の外側に、前記
切換ピンとの間に作動油室を形成する閉塞壁を設けたこ
とを特徴とする。
【0009】更に請求項4の発明は、少なくとも2個の
ローラ付きカムフォロアを互いに隣接配置すると共に、
それらカムフォロアの各ローラを複数のカムにそれぞれ
接触させ、それらカムフォロアを、その一部のカムフォ
ロアを除いて機関弁に連動連結させ、相隣なるカムフォ
ロアにその相互に跨がって摺動し得るように設けられた
切換ピンの移動により、カムフォロア相互の連結状態と
連結解除状態とを切換可能として前記機関弁の弁作動特
性を変更できるようにし、前記一部のカムフォロアに
は、これを対応する動弁カム側に常時付勢する付勢手段
の付勢力を受ける受け部を設けた内燃機関用動弁装置に
おいて、前記一部のカムフォロアは、ローラを相互間に
挟むように並列する一対の支持壁を一体に有するカムフ
ォロア本体と、その両支持壁の貫通孔内に両端部外周が
それぞれ嵌合支持されると共に中間部においてローラを
回転自在に支持するローラ軸とより構成され、その一方
の支持壁の貫通孔内周面には、その周方向に沿って延び
る第1溝が、またローラ軸の一端部外周面には前記第1
溝に対応した第2溝がそれぞれ形成され、それら第1,
第2溝には、前記ローラ軸と支持壁との軸方向相対移動
を規制するようにその両溝の内面に跨がって係合し得る
C字状の弾性止め具が装着され、前記受け部が他方の支
持壁に形成されることを特徴とする。
【0010】更にまた請求項5の発明は、請求項1〜4
の何れかの発明の特徴に加えて、前記ローラがニードル
を介してローラ軸外周に支持され、このローラ軸の外周
面は、その中央のニードル転動面から、両貫通孔の内端
縁を超えてその外側領域まで少なくとも硬化処理されて
いることを特徴とし、また請求項6の発明は、請求項1
〜5の何れかの発明の特徴に加えて、前記ローラ軸外周
面の第2溝の内面が硬化処理されていることを特徴と
し、更に請求項7の発明は、請求項1〜6の何れかの発
明の特徴に加えて、中空に形成された前記ローラ軸の、
少なくとも前記切換ピンが出入りする端部が硬化処理さ
れていることを特徴とする。
【0011】各請求項の発明の特徴によれば、ローラ軸
と支持壁貫通孔との嵌合面間(第1,第2溝間)に配し
たC字状弾性止め具がローラ軸の支持壁貫通孔に対する
軸方向相対摺動を確実に阻止し得るため、かしめ加工設
備を特別に用いなくてもローラ軸を支持壁に簡単に抜け
止めできるようになり、その上、支持壁の外側面にはロ
ーラ軸固定のための張出し部が存在せず、それだけカム
フォロアの幅を狭くすることが可能である。
【0012】また特に請求項1の発明の特徴によれば、
ローラ軸を中空にしたにも拘わらず、それの固定に当た
っては、かしめによる場合のようにローラ軸に変形や歪
みが生じる恐れはないから、その外周面(ローラ転動
面)や内周面(切換ピン摺動面)が滑らかに形成され、
そのため、その外周面をローラが常にスムーズに回転
し、またその内周面を切換ピンがスムーズに摺動する。
【0013】また特に請求項2の発明の特徴によれば、
カムフォロア本体及びローラ軸の、第1及び第2溝が形
成されていない(従って剛性の低下していない)側の端
部において、弁作動特性変更のための切換ピンの出し入
れが行なわれるため、その出し入れを常に安定してスム
ーズに行えるようになり、また特に切換ピンが2個のロ
ーラ軸に跨がった状態、即ち相隣なるカムフォロア本体
相互の連結状態に於いても、その連結荷重を剛性の比較
的高い部分で受けることができる。
【0014】また特に請求項3の発明の特徴によれば、
カムフォロアにおける一対の支持壁のうち、弾性止め具
が装着されない側の支持壁(前記他方の支持壁)の外側
に、切換ピンとの間に作動油室を形成する閉塞壁を配置
したため、その閉塞壁を避けるようにその反対側よりロ
ーラ軸を支持壁に挿入した場合でも、その挿入口側に弾
性止め具を位置させることができ、その組付作業が容易
になる。
【0015】また特に請求項4の発明の特徴によれば、
カムフォロア相互の連結解除状態において、機関弁と連
動連結していない一部のカムフォロアは、付勢手段に付
勢されて対応する動弁カムとの接触状態が常に良好に保
たれるが、その付勢手段の受け部が、特に弾性止め具の
設けられない側、即ち第1溝の無い側の支持壁(他方の
支持壁)に形成されるため、該受け部の剛性が第1溝の
ために減ぜられる虞れはなく、該受け部に十分な剛性を
確保可能である。
【0016】また特に請求項5の発明の特徴によれば、
ローラ軸の外周面は、その中央のニードル転動面から、
両貫通孔の内端縁を超えてその外側領域まで少なくとも
硬化処理されているため、そのニードル転動面の摩耗が
低減され、その上、カムからの大きな叩かれ荷重(剪断
荷重)が作用するローラ軸外周部の、支持壁とローラと
の境界部分(即ち各貫通孔内端縁の近傍部)を効果的に
補強して、その剪断荷重によるローラ軸の変形、破損が
効果的に回避される。
【0017】更に請求項6の発明の特徴によれば、ロー
ラ軸外周面の第2溝の内面を硬化処理したことで、該溝
内における弾性止め具の振動、摺動に伴う溝内面の摩耗
が低減され、更にまた請求項7の発明の特徴によれば、
中空ローラ軸の、少なくとも切換ピンが出入りする端部
を硬化処理したことで、相隣なるカムフォロアのローラ
軸相互間での切換ピンの受渡しに伴うローラ軸端部の摩
耗が低減される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0019】添付図面において、図1は、第1実施例に
係るローラ付きカムフォロアを組み込んだ内燃機関用動
弁装置の一例を示す要部断面図、図2は図1の2−2線
拡大断面図であって、特に(A)はカムフォロア相互の
連結状態を、また(B)は連結解除状態をそれぞれそれ
ぞれ示す。また図3は図2の3−3線断面図、図4は、
カムフォロア本体における第1溝の加工工程を簡略的に
説明するための説明図、図5は第2実施例を示す、図2
(A)対応図である。更に図6は、第2実施例に係る内
燃機関用動弁装置を示す要部平断面図、図7は図6の7
−7線断面図、図8は図6の8−8線断面図、図9はカ
ムフォロア相互の連結状態を示す図6対応図である。ま
た図10はローラ軸の第1変形例を、図11はローラ軸
の第2変形例を、図12はローラ軸の第3変形例をそれ
ぞれ示す斜視図である。
【0020】先ず、本発明のローラ付きカムフォロアを
4サイクル内燃機関の動弁装置に実施した場合の第1実
施例を図1〜図4を参照して説明する。
【0021】図1,2において、機関本体Eの上部に
は、ローラ付きカムフォロアとしてのローラ付きロッカ
アーム11 ,12 が2個並べて隣接配置されると共に、
該機関本体Eに固定の共通のロッカ軸3に揺動可能に支
持される。その第1,第2ロッカアーム11 ,12 の各
ローラR,Rは、機関本体Eに回転自在に支持されて内
燃機関のクランク軸(図示せず)に連動回転するカム軸
8上に並ぶ2個のカム(図示例では低速用カムC1 ,高
速用カムC2 )にそれぞれ接している。低速用カムC1
及び高速用カムC2 は機関の低速運転及び高速運転にそ
れぞれ対応すべく形成され、しかも高速用カムC2 の方
が低速用カムC1 よりも高リフトに形成される。
【0022】各ロッカアーム11 ,12 のロッカアーム
本体2にはその長手方向中間部に軸孔2aが形成され、
この軸孔2aにロッカ軸3が相対回動自在に貫通され
る。その各ロッカアーム本体2の基部にはアジャストボ
ルト4がねじ込まれており、そのねじ込み位置はロック
ナット5により固定される。そのアジャストボルト4の
下端には、機関本体Eにそれぞれ上下摺動可能に支持さ
れた1気筒当り2個の機関弁としての吸気弁V1 ,V2
の上端がそれぞれ当接され、それら弁V1 ,V2は、弁
ばね6の弾発力により常に閉弁方向(アジャストボルト
4との当接方向)へ付勢されている。
【0023】また各ロッカアーム本体2の先部にはロー
ラ軸7を介してローラRが回転自在に取付けられ、それ
らローラRの外周面に前記カムC1 ,C2 が弁ばね6の
弾発力に基づき圧接される。而してクランク軸に連動回
転して低速用及び高速用カムC1 ,C2 が回転すれば、
それらカムにローラRを介してそれぞれ当接する第1及
び第2ロッカアーム11 ,12 がロッカ軸3回りに上下
揺動して、対応する吸気弁V1 ,V2 を開閉作動させる
ことができる。
【0024】次に図2〜4を併せて参照してローラR及
びローラ軸7の取付構造(両ロッカアーム11 ,12
も基本的に同様の取付構造)を具体的に説明する。各ロ
ッカアーム11 ,12 におけるロッカアーム本体2の先
部には、ローラRを相互間に挟むように間隔をおいて並
列する一対の支持壁Wa,Wbを有するフォーク状のロ
ーラ保持部Hが一体に形成される。その各支持壁Wa,
Wbには、それらを横切る貫通孔9a,9bが同一軸線
上に形成されており、その両貫通孔9a,9b内にロー
ラ軸7の両端部外周がそれぞれ嵌合支持される。
【0025】ローラ軸7は、少なくとも一端が開放され
且つ全長に亘り等径の中空円筒状に形成されており、そ
の長手方向中央部7mの外周面はローラ転動面とされ、
該面には前記ローラRの内周が、その周方向に並ぶ多数
のニードルNを介して回転自在に支持される。またロー
ラ軸7の両外端面は、両支持壁Wa,Wbの両外側面よ
り張り出さないように(特に図示例では両外側面と面一
になるように)形成される。一方、各支持壁Wa,Wb
の貫通孔9a,9bは、その全幅に亘り同一内径の円弧
孔に形成されており、しかもその内径がローラ軸7の外
径と略同一に設定されていて、その両端部7a,7bと
密に(即ち摺動は可能であるがガタの無いように)嵌合
される。
【0026】一方の支持壁(図示例では第2支持壁W
b)の貫通孔9b内周面には、その周方向に延びる横断
面C字状の第1溝g1 が形成される。またローラ軸7
の、前記一方の支持壁Wbに対応する一端部7bの外周
面には、第1溝g1 に対応してその周方向に延びる横断
面C字状の第2溝g2 が形成される。而して前記貫通孔
9bとローラ軸7の一端部7bとの嵌合面間には、第
1,第2溝g1 ,g2 の相互間にC字状の中空部Gが形
成され、そこに、該中空部Gと略同形のC字状に形成さ
れる金属製のサークリップLが装着され、このサークリ
ップLが本発明の弾性止め具を構成する。
【0027】前記中空部Gへのセット状態に於いてサー
クリップLは、その一端面が前記両溝g1 ,g2 の一端
部内面に跨がって、またその他端面が前記両溝g1 ,g
2 の他端部内面に跨がってそれぞれ接触することでロー
ラ軸7と支持壁Wa,Wbとの相対回転を阻止できるよ
うになっており、またそのサークリップLの一側面が前
記両溝g1 ,g2 の一側部内面に跨がって、またその他
側面が前記両溝g1 ,g2 の他側部内面に跨がってそれ
ぞれ接触することでローラ軸7と支持壁Wa,Wbとの
軸方向相対移動を阻止できるようになっている。
【0028】そしてサークリップLは、それの自由状態
で、ローラ軸7の外径(従って貫通孔9a,9bの内
径)や第1溝g1 の内径よりも大径となるように形成さ
れており、従って前記中空部Gへのセット状態でサーク
リップLの外周面は、該サークリップL自体の弾性復元
力に基づき第1溝g1 の内底面に圧接する。またローラ
軸7の第2溝g2 は、そこに嵌め込まれたサークリップ
Lを第2溝g2 内に没入する(即ちサークリップLの外
径がローラ軸7の外径以下となる)まで、第1の治具
(図示せず)を以て強制的に弾性収縮変形させ得るよう
に溝深さが設定されている。尚、サークリップLの両端
部とC字状の中空部Gの両内端部との間には、サークリ
ップLの組付時における径方向弾性変形を無理なく許容
し得るように該クリップの周方向に多少の遊びが設定さ
れている。
【0029】第1及び第2ロッカアーム11 ,12 のロ
ーラ軸7,7は、その各一端部7b,7bが該軸と一体
又は別体の閉塞壁により閉塞され且つその各他端部7
a,7aが開放された有底円筒状に形成されており、し
かもその第2溝gが形成されていない前記他端部7a,
7a相互が隣接するように配置される。
【0030】第1,第2ロッカアーム11 ,12 には、
その相互の連結状態と連結解除状態とを機関の運転状態
に応じて切換可能な連結切換機構Mが設けられる。この
連結切換機構Mは、第1,第2ロッカアーム11 ,12
の相互間を連結状態と連結解除状態とに切換可能とすべ
くその両ロッカアーム11 ,12 のローラ軸7,7の内
周面にその相互間に跨がって摺動し得るように嵌合され
る切換ピンPと、第2ロッカアーム12 のローラ軸7内
周面に摺動可能に嵌合されて切換ピンPの後退限界を規
定する移動規制部材21と、切換ピンP及び規制部材2
1を連結解除側(図2で左側)に付勢する戻しばね22
とを備えている。
【0031】第1ロッカアーム11 の第2支持壁Wb外
側には、ローラ軸7の開放端を閉じる閉塞壁7bwが後
付けで(即ちローラ軸7の組付完了後に)固着されてお
り、この閉塞壁7bwと切換ピンPとの間には作動油室
20が形成される。この作動油室20は、前記閉塞壁7
bw及び第1ロッカアーム11 のロッカアーム本体2に
それぞれ形成される油路23,24を経てロッカ軸3内
の給油路60に常時連通される。この給油路60は、機
関の運転状態に応じて図示しない油圧源と油タンクとに
選択的に連通切換可能となっている。従って給油路60
が油圧源と連通状態にあって、そこから作動油室20に
高圧の作動油が供給された状態では、その油圧により後
退付勢された切換ピンPが図2(A)に示す連結作動状
態(後退限)にあって、ロッカアーム11 ,12 相互を
一体的に連結する。一方、作動油室20が油タンクに連
通した油圧解放状態では、戻しばね22の弾発力により
前進付勢された切換ピンPが図2(B)に示す連結解除
状態(前進限)に有って、ロッカアーム11 ,12 相互
の連結を解除する。尚、このような2ロッカタイプのピ
ン切換式弁作動特性変更機構のメカニズムは、内燃機関
において従来周知であるので、これ以上の説明は省略す
る。
【0032】而して機関の低速運転時には、作動油室2
0内が油圧解放状態に置かれてロッカアーム11 ,12
相互が図2(B)に示す連結解除状態に保持される。こ
の状態では、カム軸8の回転により第1ロッカアーム1
1 が低速用カムC1 に応じ揺動して第1吸気弁V1 を開
閉作動させるのに対し、第2ロッカアーム12 は高速用
カムC2 に応じ第2吸気弁V2 を開閉作動させ、全体と
して低速運転に対応した弁作動態様が得られる。
【0033】また機関の高速運転状態では、作動油室2
0内に作動油圧が供給されてロッカアーム11 ,12
互が図2(A)に示す連結状態に保持される。この状態
では、高速用カムC2 に接している第2ロッカアーム1
2 の揺動量の方が大きいので、第1ロッカアーム11
第2ロッカアーム12 と一体的に揺動して、両吸気弁V
1 ,V2 を高速用カムC2 の形状に対応した高速運転用
の弁作動態様で開閉作動させ、機関出力の向上が図られ
る。
【0034】この第1実施例において中空ローラ軸7の
固定がC字状の弾性サークリップLを用いて行なわれる
ため、かしめによる固定の場合のようにローラ軸7に変
形や歪みが生じる恐れはなく、そのローラ軸7内周面が
滑らかに形成される。従ってこのローラ軸7の内周面を
切換ピンPがスムーズに摺動し得るため、弁作動特性の
切換えが的確に行われる。
【0035】上記構造の各ロッカアーム11 ,12 を製
造するに当たっては、先ず、各々のロッカアーム本体2
を製作し、その後、そのローラ保持部Hにおける第2支
持壁Wbの貫通孔9bに第1溝g1 を切削加工する。こ
の第1溝g1 の加工に際しては、先ず図4の(a)に示
すように溝切りカッタCgを貫通孔9bの内周に沿って
円弧状に送ることで貫通孔9bの内周面に第1溝g1
主要部を切削し、次いで(b)に示す如く溝g1 の両端
面を貫通孔9bの略直径方向に沿った平面fとなるよ
う、同方向に送られる別のカッタ(図示せず)で切削す
る。尚、このように第1溝g1 の両端面を上記平面fに
形成するのは、それがC字状サークリップLの平坦な両
端面と的確に係合して十分な回り止め効果が得られるよ
うにするためである。
【0036】一方、このようなロッカアーム本体2の製
造工程とは別の工程でローラ軸7を製作し、その後、該
軸7の一端部7b外周に第2溝g2 を切削加工し、この
第2溝g2 にサークリップLを嵌め込んでおく。
【0037】次に内周に多数のニードルNを仮組みした
ローラRをロッカアーム本体2の第1,第2支持壁W
a,Wb間の空隙に、該ローラRが両支持壁Wa,Wb
の貫通孔9a,9bに対し同軸となるように第2の治具
(図示せず)を用いて挿入保持し、この保持状態のまま
ローラ軸7をその他端部7aを先にして且つ第1,第2
溝g1 ,g2 の位相を相互に合致させるようにして、第
1支持壁Waの貫通孔9b及びローラR内に順次挿入
し、これと共にその一端部7bを第2支持壁Wbの貫通
孔9bに挿入する。その挿入の際には、前記第1の治具
(図示せず)により予めサークリップLを第2溝g2
に没入した弾性収縮状態に強制保持しておく。そのサー
クリップLは、これが前記挿入に伴い貫通孔9b内に達
した時に前記第1の治具より解放されてその貫通孔9b
内を滑り、そして第1溝g1 と対応する位置まで来ると
自己の弾性復元力で該第1溝g1 内へ拡張変形して正規
のセット状態となる。これにより、ローラ軸7を第2支
持壁Wb(従ってロッカアーム本体2)に一体的に固定
できる。そのローラ軸7の固定後、特に第1ロッカアー
ム11 のロッカアーム本体2においては、その第2支持
壁Wbの外側面に前記閉塞壁7bwを溶接等により固着
する。
【0038】このように第1,第2溝g1 ,g2 の内面
に跨がって係合し得るC字状の弾性サークリップLによ
り、ローラ軸7と支持壁Wa,Wbとの軸方向相対移動
および相対回転を阻止するようにしたので、かしめ加工
設備を特別に必要とすることなくローラ軸7をロッカア
ーム本体2に簡単に固定することができ、それだけコス
ト節減が達成される。しかも支持壁Wa,Wbの外側面
にはローラ軸固定のための張出し部が何も存在せず、そ
れだけロッカアーム1の幅(ローラ軸方向の最大寸法)
を狭くできてロッカアーム1の小型化が図られる。
【0039】また図示例では、ロッカアーム1の軽量化
等を狙ってローラ軸7が中空に形成されているが、斯か
る中空構造であっても、かしめによる場合のようにロー
ラ軸7に変形や歪みが生じる恐れはなく、そのローラ軸
7の内周面(切換ピンPの摺動面)およびローラ軸中央
部7mの外周面(ローラ転動面)を滑らかに形成するこ
とができる。従ってそのローラ軸7の内周面を切換ピン
Pがスムーズに摺動し得るため弁作動特性の切換えが的
確に行われ、またそのローラ転動面上でローラRを常に
スムーズに回転させることができる。
【0040】ところでローラ軸7は、カムCから大きな
叩かれ荷重を受け、特にそのローラ軸7の、各支持壁W
a,WbとローラRとの境界対応部分(即ち各支持壁W
a,Wbの貫通孔9a,9bの内端縁9aE ,9bE
傍部)には、前記叩かれ荷重により最大剪断力が働くも
のであるが、本実施例では、第2溝g2 が上記境界対応
部分よりも軸方向に離隔して配置されているため、該溝
2 の特設に伴う上記境界対応部分の強度低下(具体的
には変形や破損)が効果的に抑えられる。
【0041】その上、ロッカアーム本体2及びローラ軸
7の、第1及び第2溝g1 ,g2 が形成されていない
(従って剛性の低下していない)側の端部において、弁
作動特性変更のための切換ピンPの出し入れを行えるか
ら、その出し入れを安定してスムーズに行うことができ
る。また切換ピンPが図2(A)に示す如く2個のロー
ラ軸7,7に跨がった状態(即ち相隣なるロッカアーム
本体2,2相互の連結状態)に於いても、その連結荷重
を剛性の高い部分で受けることができるため、それだけ
連結強度が高められる。
【0042】次に図5を参照して、本発明の第2実施例
について説明する。この実施例では、特に第1ロッカア
ーム11 のカムフォロア本体2の一対の支持壁Wa,W
bのうち、弾性止め具Lが設けられない側の支持壁(第
1支持壁Wa)の外側に、切換ピンPとの間に作動油室
20を形成する閉塞壁7bwを設けるようにしたため、
その閉塞壁7bwを避けるべくその反対側(図5で右
側)よりローラ軸7を支持壁Wa,Wbに挿入する場合
に、その挿入口側(即ち第2支持壁Wb側)に弾性止め
具Lを位置させることができ、その組付作業を閉塞壁7
bwの存在に影響されずに難なく容易に行うことがで
き、例えばその閉塞壁7bwを第1支持壁Waに予め
(即ちローラ軸7の挿入作業前から)固着しておいても
ローラ軸7の挿入作業に支障は生じない。
【0043】次に図6〜図9を参照して、本発明の第3
実施例について説明する。この実施例では第1実施例に
例示したようなローラ付きロッカアームを、1気筒当り
3個ずつ並べて隣接配置すると共に共通のロッカ軸3に
揺動可能に支持しており、その第1〜第3ロッカアーム
1 〜13 の各ローラRを、カム軸8に一体に並設され
た3個のカム(図示例では低速用カムC1 ,高速用カム
2 ,休止用カムC3)にそれぞれ接触させるようにし
ている。低速用カムC1 及び高速用カムC2 は機関の低
速運転及び高速運転にそれぞれ対応すべく形成され、し
かも高速用カムC2 の方が低速用カムC1 よりも高リフ
トに形成される。また休止用カムC3 は、対応する吸気
弁V2 を実質的に休止させるためのものであって、基本
的に低,高速用カムC1 ,C2 のベース円に対応した円
形断面を有するが、低,高速用カムC1 ,C2 の高位部
Ca1 ,Ca2 に対応した部分にはベース円より僅かに
膨らんだ微小高位部Ca3 が設けられる。
【0044】両側の第1及び第3ロッカアーム11 ,1
3 は、1気筒当り2個ずつ設けられる同種の機関弁とし
ての第1,第2吸気弁V1 ,V2 にそれぞれ連動連結さ
れており、従って第1及び第3ロッカアーム11 ,13
の揺動作動に応じて両吸気弁V1 ,V2 が開閉作動す
る。
【0045】機関本体Eには、第2ロッカアーム12
対応する高速用カムC2 に向けて常時付勢する付勢手段
としてのロストモーション機構Loが設けられる。この
ロストモーション機構Loは、機関本体Eの上部に開口
するガイド穴50に摺動可能に嵌合支持された有底円筒
状のガイド部材51と、このガイド部材51を高速カム
2 側に弾発付勢するばね52とから構成され、そのガ
イド部材51の先端部が、第2ロッカアーム12 の第1
支持壁Waの下面に一体に***形成した受け部1sに摺
動可能に圧接する。
【0046】第1〜第3ロッカアーム11 〜13 には、
その相互の連結状態と連結解除状態とを機関の運転状態
に応じて切換可能な連結切換機構Mが設けられる。この
連結切換機構Mは、第1,第2ロッカアーム11 ,12
の相互間を連結状態と連結解除状態とに切換可能とすべ
くその両ロッカアーム11 ,12 のローラ軸7,7の中
空部にその相互間に跨がって摺動し得るように嵌合され
る第1切換ピンP1 と、第2,第3ロッカアーム12
3 の相互間を連結状態と連結解除状態とに切換可能と
すべくその両ロッカアーム12 ,13 のローラ軸7,7
の中空部にその相互間に跨がって摺動し得るように嵌合
される第2切換ピンP2 と、第3ロッカアーム13 のロ
ーラ軸7内に摺動可能に嵌合されて両切換ピンP1 ,P
2 の後退限界を規定する移動規制部材55と、両切換ピ
ンP1 ,P2 及び規制部材55を連結解除側(図6で左
側)に付勢する戻しばね56とを備えている。
【0047】第1ロッカアーム11 の外寄りのローラ支
持壁57と第1切換ピンP1 との間には作動油室58が
形成されており、この作動油室58は、第1ロッカアー
ム1 1 内の油路59を経てロッカ軸3内の給油路60に
常時連通される。この給油路60は、機関の運転状態に
応じて図示しない油圧源と油タンクとに選択的に連通切
換可能となっている。従って給油路60が油圧源と連通
状態にあって、そこから作動油室58に高圧の作動油が
供給された状態では、その油圧により後退付勢された両
切換ピンP1 ,P2 が図9に示す連結作動状態(後退
限)にあって、ロッカアーム11 〜13 相互を一体的に
連結する。一方、作動油室58が油タンクに連通した油
圧解放状態では、戻しばね56の弾発力により前進付勢
された両切換ピンP1 ,P2 が図6に示す連結解除状態
(前進限)に有って、ロッカアーム11 〜13 相互の連
結を解除する。尚、このような3ロッカタイプのピン切
換式弁作動特性変更機構のメカニズムは、内燃機関にお
いて従来周知であるので、これ以上の説明は省略する。
【0048】而して機関の低速運転時には、作動油室5
8内が油圧解放状態に置かれて、ロッカアーム11 〜1
3 相互が図6に示す連結解除状態に保持される。この状
態では、カム軸8の回転により第1ロッカアーム11
低速用カムC1 に応じ揺動して第1吸気弁V1 を開閉作
動させるのに対し、第3ロッカアーム11 は休止用カム
3 に応じ極僅かに揺動(実質的に静止)して第2吸気
弁V2 を実質的に休止状態におく。従って第1吸気弁V
1 のみを低速用カムC1 の形状に対応した低速運転用の
弁作動態様で開閉作動することにより、燃焼室には一方
の吸気弁口のみからスワール混合気が効率よく供給され
る。尚、この低速運転状態において、吸気弁V1 ,V2
と連動関係の無い第2ロッカアーム12 は、ロストモー
ション機構Loにより高速用カムC2 側に常時付勢され
ていて、同カムC2 に常にガタなく追従、接触する。
【0049】また機関の高速運転時には、作動油室58
内に作動油圧が供給された状態にあって、ロッカアーム
1 〜13 相互が図9に示す連結状態に保持される。こ
の状態では、高速用カムC2 に接している第2ロッカア
ーム12 の揺動量が最も大きいので、第1,第3ロッカ
アーム11 ,13 は第2ロッカアーム12 と一体的に揺
動して、両吸気弁V1 ,V2 を高速用カムC2 の形状に
対応した高速運転用の弁作動態様で開閉作動させ、機関
出力の向上が図られる。
【0050】而してこの実施例においても、中空ローラ
軸7の固定をC字状の弾性サークリップLを用いて行っ
ており、かしめによる固定の場合のようにローラ軸7に
変形や歪みが生じる恐れはないことから、各ローラ軸7
の内、外周面が滑らかに形成され、第1実施例と同様の
作用効果が期待できる。
【0051】また特に第2ロッカアーム12 において
は、付勢手段としてのロストモーション機構Loの受け
部1sを、サークリップLの設けられない側、即ち第1
溝g1の無い支持壁(第1支持壁Wa)に形成したの
で、該受け部1sの剛性が第1溝g1 の存在により減ぜ
られる虞れはなく、従って該受け部1sは、これを特別
に補強しなくても十分な剛性強度を確保可能である。
【0052】ところで前記各実施例において、ローラ軸
7は、それ自体に十分な剛性強度を有するように金属材
料の選択がなされるが、このような材料選択に代えて、
又は加えて、図10〜12に示すようにローラ軸7の少
なくとも一部を高周波焼入れや浸炭焼入れ等により特別
に硬化処理してもよい。
【0053】例えば、図10に示すローラ軸7の外周面
は、その中央のニードル転動面7mから、両貫通孔9
a,9bの内端縁9aE ,9bE を超えてその外側領域
まで硬化処理されているため、そのニードル転動面7m
の摩耗を低減することができて、該転動面上でローラを
長期に亘り円滑に回転させることができる。しかもカム
からの大きな叩かれ荷重(剪断荷重)が作用するローラ
軸7外周部の、支持壁Wa,WbとローラRとの境界部
分(即ち各貫通孔内端縁9aE ,9bE の近傍部)を効
果的に補強できるから、その剪断荷重に起因したローラ
軸7の変形、破損の防止に効果的である。尚、この図示
例のように前記硬化処理を第2溝g2 の手前で止めてお
けば、第2溝g2 の溝加工を、高硬度の硬化処理面に邪
魔されずに簡単且つ迅速に行うことができる。
【0054】また図11に示すローラ軸7では、その外
周面の第2溝g2 の内面を(図示例ではニードル転動面
も併せて)高周波焼入れや浸炭焼入れ等により特別に硬
化処理している。この場合には、その第2溝g2 内にお
ける弾性止め具Lの振動、摺動に伴う溝g2 内面の摩耗
が効果的に低減され、該止め具Lによる抜け止め効果が
長期に亘り良好に維持される。
【0055】更に図12に示す中空ローラ軸7では、該
軸7の、切換ピンP(P1 ,P2 )が出入りする端部7
eを高周波焼入れや浸炭焼入れ等により特別に硬化処理
している。この場合には、相隣なるカムフォロアのロー
ラ軸7相互間での切換ピンP(P1 ,P2 )の受渡しに
伴うローラ軸端部7eの摩耗が低減される。
【0056】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば前記実施
例では、弾性止め具としてのサークリップCを、これに
対応する形状のC字状溝g1 ,g2 に装着するようにし
て、支持壁Wa,Wbに対するローラ軸7の軸方向相対
移動ばかりか相対回転も規制できるようにしたものを示
したが、本発明では、溝g1 ,g2 の形状を無端環状と
してローラ軸7の軸方向相対移動のみを規制するように
してもよい。また前記実施例では、ローラ軸7が中空円
筒状に形成されるが、本発明(請求項4)ではローラ軸
7を中実の円柱状に形成してもよい。
【0057】更に第1実施例では、2個のカムフォロア
1 ,12 にそれぞれ吸気弁V1 ,V2 を連動連結し
て、その両弁V1 ,V2 の弁作動特性を2個のカム
1 ,C2にそれぞれ対応した個別の作動態様と、高リ
フト側のカムC2 に対応した共通の作動態様とに切換え
るようにしたものを示したが、本発明(請求項1〜3)
では、2個のカムフォロア11 ,12 の一方にだけ吸気
弁Vを連動連結して、その弁作動特性を高速運転に適し
た作動態様と低速運転に適した作動態様とに切換えるよ
うにしてもよい。
【0058】また前記第2実施例では低速運転時に第2
吸気弁V2 を休止させたが、第2吸気弁V2 を休止させ
ずに低速運転に対応した弁作動態様で開閉作動させるよ
うにしてもよく、この場合には、第3ロッカアーム13
に対応したカムを休止用カムC3 から低速用カムに置換
すればよい。
【0059】更に前記各実施例では、機関弁としての吸
気弁V1 〜V3 について本発明を実施したものを示した
が、この構成に加えて又は代えて、機関弁としての排気
弁について本発明を実施してもよい。
【0060】更に前記各実施例では、弾性止め具として
のサークリップLをローラ軸7の第2溝g2 内に弾性収
縮変形させた状態で、ローラ軸7を支持壁Wbの貫通孔
9b内に挿入することにより、該サークリップLを貫通
孔9bの第1溝g1 側へ係合させるようにしたものを示
したが、本発明では、C字状の弾性サークリップLを支
持壁Wbの貫通孔9bの第1溝g1 内に弾性拡張変形さ
せた状態で、ローラ軸7を支持壁Wbの貫通孔9b内に
挿入することにより、該サークリップLをローラ軸7の
第2溝g2 側へ係合させるようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように各請求項の発明によれば、
ローラ付きカムフォロアのローラ軸の一端部と、カムフ
ォロア本体の一方の支持壁貫通孔との嵌合面間(第1,
第2溝間)に配したC字状弾性止め具により、ローラ軸
の支持壁貫通孔に対する軸方向相対摺動を確実に阻止で
きるようにしたので、かしめ加工設備を特別に用いなく
てもローラ軸を支持壁に簡単に抜け止めできるようにな
り、その上、支持壁の外側面にはローラ軸固定のための
張出し部が存在せず、それだけカムフォロアの幅を狭く
することが可能となる。
【0062】また特に請求項1の発明によれば、ローラ
軸を中空として、そのローラ軸内周面に、相隣なるカム
フォロア相互の連結状態と連結解除状態とを切換えるた
めの切換ピンを摺動可能に嵌合させるようにしたので、
ローラ軸をカムフォロア相互の連結機構の一部に兼用で
き、それだけ構造の簡素化が図られる。またローラ軸を
中空にしたにも拘わらず、それの固定に当たっては、か
しめによる場合のようにローラ軸に変形や歪みが生じる
恐れはないから、その外周面(ローラ転動面)や内周面
(切換ピン摺動面)を極力滑らかに形成でき、従ってロ
ーラ軸外周面におけるローラの回転がスムーズであるば
かりか、そのローラ軸内周面において切換ピンをスムー
ズに摺動させることができて弁作動特性の切換えが的確
になされる。
【0063】また特に請求項2の発明によれば、カムフ
ォロア本体及びローラ軸の、第1及び第2溝が形成され
ていない(従って剛性の低下していない)側の端部にお
いて、弁作動特性変更のための切換ピンの出し入れを行
えるようにしたので、その出し入れを常にスムーズに行
なわせることができる。また切換ピンが2個のローラ軸
に跨がった状態、即ち相隣なるカムフォロア相互の連結
状態に於いても、その連結荷重を剛性の比較的高い部分
で受けることができるため、連結強度を高める上で有利
である。
【0064】また特に請求項3の発明によれば、カムフ
ォロアにおける一対の支持壁のうち、弾性止め具が設け
られない側の支持壁(前記他方の支持壁)の外側に、切
換ピンとの間に作動油室を形成する閉塞壁を設けたの
で、該閉塞壁を避けるようにその反対側よりローラ軸を
支持壁に挿入しても、その挿入口側に弾性止め具を位置
させることができ、従ってその組付作業を、閉塞壁の存
在に影響されずに難なく容易に行うことができる。
【0065】また特に請求項4の発明によれば、カムフ
ォロア相互の連結解除状態で機関弁と連動連結されない
一部のカムフォロアにおいて、付勢手段の受け部を弾性
止め具の設けられない側、即ち第1溝の無い支持壁(他
方の支持壁)に形成したので、該受け部の剛性が第1溝
の存在により減ぜられる虞れはなく、従って特別な補強
をしなくても該受け部に十分な剛性を確保することがで
きる。
【0066】また特に請求項5の発明によれば、ローラ
軸の外周面は、その中央のニードル転動面から、両貫通
孔の内端縁を超えてその外側領域まで少なくとも硬化処
理されているため、そのニードル転動面の摩耗を低減す
ることができて、該転動面上でローラを長期に亘り円滑
に回転させることができる。その上、カムからの大きな
叩かれ荷重(剪断荷重)が作用するローラ軸外周部の、
支持壁とローラとの境界部分(即ち各貫通孔内端縁の近
傍部)を効果的に補強して、その剪断荷重によるローラ
軸の変形、破損を効果的に回避することができる。
【0067】また特に請求項6の発明によれば、ローラ
軸外周面の第2溝内面を硬化処理したので、該溝内にお
ける弾性止め具の振動、摺動に伴う溝内面の摩耗が低減
され、従って弾性止め具による抜け止め効果が長期に亘
り良好に維持される。
【0068】また特に請求項7の発明によれば、中空ロ
ーラ軸の、少なくとも切換ピンが出入りする端部を硬化
処理したので、相隣なるカムフォロアのローラ軸相互間
での切換ピンの受渡しに伴うローラ軸端部の摩耗が低減
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るローラ付きカムフォロアを組
み込んだ内燃機関用動弁装置の一例を示す要部断面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図であって、特に
(A)はカムフォロア相互の連結状態を、また(B)は
連結解除状態をそれぞれそれぞれ示す
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】カムフォロア本体における第1溝の加工工程を
簡略的に説明するための説明図
【図5】第2実施例を示す、図2(A)対応図
【図6】第2実施例に係る内燃機関用動弁装置を示す要
部平断面図
【図7】図6の7−7線断面図
【図8】図6の8−8線断面図
【図9】カムフォロア相互の連結状態を示す、図6対応
【図10】ローラ軸の第1変形例を示す斜視図
【図11】ローラ軸の第2変形例を示す斜視図
【図12】ローラ軸の第3変形例を示す斜視図
【符号の説明】
1 ,C2 ,C3 ・・複数のカムとしての低速用カム,
高速用カム,休止用カム g1 ・・・第1溝 g2 ・・・第2溝 L・・・・弾性止め具としてのサークリップ Lo・・・付勢手段としてのロストモーション機構 P・・・・切換ピン P1 ,P2 ・・切換ピンとしての第1,第2切換ピン R・・・・ローラ V1 〜V3 ・・機関弁としての吸気弁 Wa・・・他方の支持壁としての第1支持壁 Wb・・・一方の支持壁としての第2支持壁 11 〜13 ・・複数のカムフォロアとしての第1〜第3
ロッカアーム 1s・・・受け部 2・・・・カムフォロア本体としてのロッカアーム本体 7・・・・ローラ軸 7a・・・他端部 7b・・・一端部 7e・・・端部 9a,9b・・貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鏑木 朗 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G016 AA02 AA06 AA19 BA03 BA06 BB12 BB18 BB22 CA01 CA04 CA12 CA13 CA21 CA27 CA29 CA32 CA33 CA36 CA41 CA52 DA01 FA19 GA00 GA01 GA02 GA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個のローラ付きカムフォロ
    ア(11 ,12 )を互いに隣接配置すると共に、それら
    カムフォロア(11 ,12 )の各ローラ(R,R)を複
    数のカム(C1 ,C2 )にそれぞれ接触させ、それらカ
    ムフォロア(11 ,12 )の少なくとも一部を機関弁
    (V1 ,V2 )に連動連結させ、相隣なるカムフォロア
    (11 ,12 )にその相互に跨がって摺動し得るように
    設けられた切換ピン(P)の移動により、カムフォロア
    (11 ,12 )相互の連結状態と連結解除状態とを切換
    可能として前記機関弁(V1 ,V2 )の弁作動特性を変
    更できるようにした内燃機関用動弁装置において、 前記各カムフォロア(11 ,12 )は、ローラ(R)を
    相互間に挟むように並列する一対の支持壁(Wa,W
    b)を一体に有するカムフォロア本体(2)と、その両
    支持壁(Wa,Wb)の貫通孔(9a,9b)内に両端
    部(7a,7b)外周がそれぞれ嵌合支持されると共に
    中間部においてローラ(R)を回転自在に支持する中空
    のローラ軸(7)とより構成され、 その一方の支持壁(Wb)の貫通孔(9b)内周面に
    は、その周方向に沿って延びる第1溝(g1 )が、また
    ローラ軸(7)の一端部(7b)外周面には前記第1溝
    (g1 )に対応した第2溝(g2 )がそれぞれ形成さ
    れ、それら第1,第2溝(g1 ,g2 )には、前記ロー
    ラ軸(7)と支持壁(Wa,Wb)との軸方向相対移動
    を規制するようにその両溝(g1 ,g2 )の内面に跨が
    って係合し得るC字状の弾性止め具(L)が装着され、 前記切換ピン(P)は、相隣なるカムフォロア(11
    2 )のローラ軸(7)内周面に摺動可能に嵌合される
    ことを特徴とする、内燃機関用動弁装置。
  2. 【請求項2】 前記2個のカムフォロア(11 ,12
    は、その各々のローラ軸(7,7)の、第2溝(g2
    が形成されていない他端部(7a,7a)を相互に隣接
    させるように配置されることを特徴とする、請求項1に
    記載の内燃機関用動弁装置。
  3. 【請求項3】 1個の前記カムフォロア(11 )におけ
    る他方の支持壁(Wa)の外側に、前記切換ピン(P)
    との間に作動油室(20)を形成する閉塞壁(7bw)
    を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関
    用動弁装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも2個のローラ付きカムフォロ
    ア(11 〜13 )を互いに隣接配置すると共に、それら
    カムフォロア(11 〜13 )の各ローラ(R)を複数の
    カム(C1 〜C3 )にそれぞれ接触させ、それらカムフ
    ォロア(11〜13 )を、その一部のカムフォロア(1
    2 )を除いて機関弁(V1 ,V2 )に連動連結させ、相
    隣なるカムフォロア(11 〜13 )にその相互に跨がっ
    て摺動し得るように設けられた切換ピン(P1 ,P2
    の移動により、カムフォロア(11 〜13 )相互の連結
    状態とその連結解除状態とを切換可能として前記機関弁
    (V1 ,V2 )の弁作動特性を変更できるようにし、前
    記一部のカムフォロア(12 )には、これを対応するカ
    ム(C2 )側に常時付勢する付勢手段(Lo)の付勢力
    を受ける受け部(1s)を設けてなる内燃機関用動弁装
    置において、 前記一部のカムフォロア(12 )は、ローラ(R)を相
    互間に挟むように並列する一対の支持壁(Wa,Wb)
    を一体に有するカムフォロア本体(2)と、その両支持
    壁(Wa,Wb)の貫通孔(9a,9b)内に両端部
    (7a,7b)外周がそれぞれ嵌合支持されると共に中
    間部においてローラ(R)を回転自在に支持するローラ
    軸(7)とより構成され、 その一方の支持壁(Wb)の貫通孔(9b)内周面に
    は、その周方向に沿って延びる第1溝(g1 )が、また
    ローラ軸(7)の一端部(7b)外周面には前記第1溝
    (g1 )に対応した第2溝(g2 )がそれぞれ形成さ
    れ、それら第1,第2溝(g1 ,g2 )には、前記ロー
    ラ軸(7)と支持壁(Wa,Wb)との軸方向相対移動
    を規制するようにその両溝(g1 ,g2 )の内面に跨が
    って係合し得るC字状の弾性止め具(L)が装着され、 前記受け部(1s)は他方の支持壁(Wa)に形成され
    ることを特徴とする、内燃機関用動弁装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラ(R)はニードル(N)を介
    してローラ軸(7)外周に支持され、このローラ軸
    (7)の外周面は、その中央のニードル転動面から、両
    貫通孔(9a,9b)の内端縁(9aE ,9bE )を超
    えてその外側領域まで少なくとも硬化処理されているこ
    とを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の内
    燃機関用動弁装置。
  6. 【請求項6】 前記ローラ軸(7)外周面の第2溝(g
    2 )の内面が硬化処理されていることを特徴とする、請
    求項1〜5の何れかに記載の内燃機関用動弁装置。
  7. 【請求項7】 中空に形成された前記ローラ軸(7)
    の、少なくとも前記切換ピン(P)が出入りする端部
    (7e)が硬化処理されていることを特徴とする、請求
    項1〜6の何れかに記載の内燃機関用動弁装置。
JP22031198A 1998-08-04 1998-08-04 内燃機関用動弁装置 Expired - Fee Related JP3526757B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22031198A JP3526757B2 (ja) 1998-08-04 1998-08-04 内燃機関用動弁装置
US09/363,653 US6318315B1 (en) 1998-08-04 1999-07-30 Valve operating system for internal combustion engine
TW088113066A TW399121B (en) 1998-08-04 1999-07-30 Valve operating system for internal combustion engine
DE69923390T DE69923390T2 (de) 1998-08-04 1999-08-02 Ventilsteuerungseinrichtung für einem Brennkraftmaschine
EP99115261A EP0978637B1 (en) 1998-08-04 1999-08-02 Valve operating system for internal combustion engine
CA002279485A CA2279485C (en) 1998-08-04 1999-08-03 Valve operating system for internal combustion engine
CN99111994A CN1130496C (zh) 1998-08-04 1999-08-04 内燃机的阀门操作***

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22031198A JP3526757B2 (ja) 1998-08-04 1998-08-04 内燃機関用動弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000045737A true JP2000045737A (ja) 2000-02-15
JP3526757B2 JP3526757B2 (ja) 2004-05-17

Family

ID=16749163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22031198A Expired - Fee Related JP3526757B2 (ja) 1998-08-04 1998-08-04 内燃機関用動弁装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6318315B1 (ja)
EP (1) EP0978637B1 (ja)
JP (1) JP3526757B2 (ja)
CN (1) CN1130496C (ja)
CA (1) CA2279485C (ja)
DE (1) DE69923390T2 (ja)
TW (1) TW399121B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208746A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Otics Corp 可変動弁機構
WO2011111418A1 (ja) * 2010-03-12 2011-09-15 日本精工株式会社 タペットローラ軸受
JP2014001652A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Ntn Corp ローラ軸、および転がり軸受構造
JP2020056357A (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3535431B2 (ja) * 1999-12-28 2004-06-07 本田技研工業株式会社 内燃機関の動弁装置
JP3843207B2 (ja) * 2000-10-04 2006-11-08 田中精密工業株式会社 内燃機関の動弁装置
DE10155825A1 (de) * 2001-11-14 2003-05-22 Ina Schaeffler Kg Schlepphebel eines Ventiltriebs einer Brennkraftmaschine
DE102004012142A1 (de) * 2004-03-12 2005-09-29 Ina-Schaeffler Kg Hebel für die Ventilsteuerung einer Kolbenmaschine
US7415954B2 (en) * 2005-04-26 2008-08-26 Chrysler Llc Rocker shaft arrangement for an engine
US7530338B2 (en) * 2005-04-26 2009-05-12 Chrysler Llc Valvetrain system for an engine
US20080110652A1 (en) * 2006-11-14 2008-05-15 Wan-Fu Wen Method of Detecting Nail Storage State
DE102007037746B4 (de) * 2007-08-10 2022-06-15 Mercedes-Benz Group AG Brennkraftmaschinenventiltriebumschaltvorrichtung
US8813698B2 (en) * 2009-03-06 2014-08-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Variable valve apparatus of internal combustion engine
CN102345477B (zh) * 2010-08-04 2015-10-07 光阳工业股份有限公司 引擎汽门推动件构造
EP2653673A1 (en) * 2012-04-19 2013-10-23 Eaton S.r.l. A switchable rocker arm
TWI641754B (zh) * 2014-09-17 2018-11-21 光陽工業股份有限公司 Variable lift rocker device
DE102017009541A1 (de) 2017-10-13 2019-04-18 Daimler Ag Ventiltrieb für eine Brennkraftmaschine eines Kraftfahrzeugs
GB2570859A (en) * 2017-12-08 2019-08-14 Eaton Srl Apparatus for actuating a latching arrangement
DE102018207458A1 (de) * 2018-05-15 2019-11-21 Mahle International Gmbh Lageranordnung einer Nockenrolle eines Ventiltriebs
CN108758048A (zh) * 2018-08-26 2018-11-06 杭州龙颜激光技术有限公司 自动关闭式阀门装置及燃气设备
JP2023548815A (ja) * 2020-11-30 2023-11-21 イートン インテリジェント パワー リミテッド 切り替え可能ロッカーアーム

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1290691A (ja) * 1969-01-23 1972-09-27
US4655176A (en) * 1985-12-05 1987-04-07 Kevin A. Sheehan Adjustable ratio roller rocker for internal combustion engines
US4911124A (en) * 1986-05-21 1990-03-27 Bennett Automotive Technology Pty., Ltd. Engines for use with gaseous fuels
CA1329078C (en) * 1986-12-27 1994-05-03 Kenji Hirose Valve operating device for internal combustion engine
US4807574A (en) * 1986-12-27 1989-02-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Valve operating device for internal combustion engine
US4762096A (en) * 1987-09-16 1988-08-09 Eaton Corporation Engine valve control mechanism
JP3319794B2 (ja) * 1993-01-18 2002-09-03 本田技研工業株式会社 内燃機関のsohc型動弁装置
DE69408959T2 (de) * 1993-12-24 1998-07-02 Honda Motor Co Ltd Ventiltriebanordnung für Brennkraftmaschine
GB9401248D0 (en) * 1994-01-24 1994-03-23 Lotus Car Cam mechanisms
JP3333667B2 (ja) * 1995-08-09 2002-10-15 本田技研工業株式会社 Sohc型エンジンの動弁装置
DE19536090A1 (de) 1995-09-28 1997-04-03 Schaeffler Waelzlager Kg Brennkraftmaschine mit einem Hebeltrieb zur gleichzeitigen Beaufschlagung von zumindest zwei Gaswechselventilen
JP3547912B2 (ja) 1996-08-29 2004-07-28 本田技研工業株式会社 内燃機関の動弁装置
JP3366196B2 (ja) * 1996-11-19 2003-01-14 本田技研工業株式会社 内燃機関の動弁装置
US5954018A (en) * 1997-05-08 1999-09-21 Joshi; Vasant Mukund Mode selective internal combustion engine

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208746A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Otics Corp 可変動弁機構
WO2011111418A1 (ja) * 2010-03-12 2011-09-15 日本精工株式会社 タペットローラ軸受
JP2014001652A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Ntn Corp ローラ軸、および転がり軸受構造
JP2020056357A (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69923390D1 (de) 2005-03-03
DE69923390T2 (de) 2005-06-30
EP0978637B1 (en) 2005-01-26
EP0978637A2 (en) 2000-02-09
US6318315B1 (en) 2001-11-20
EP0978637A3 (en) 2000-05-10
CN1245245A (zh) 2000-02-23
CA2279485C (en) 2004-06-29
CA2279485A1 (en) 2000-02-04
TW399121B (en) 2000-07-21
JP3526757B2 (ja) 2004-05-17
CN1130496C (zh) 2003-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000045737A (ja) 内燃機関用動弁装置
DE102017205463B4 (de) Variabler Ventiltrieb
US10196943B2 (en) Valve train assembly
EP1934436B1 (en) Switching finger follower assembly
US20070113813A1 (en) Two-step rocker arm having roller element cam followers
JP2007523291A (ja) 弁作動停止装置
DE3503313C2 (ja)
DE4190087C2 (de) Ventilbetätigungsvorrichtung
KR20170140263A (ko) 간극 조정을 위한 편심 축을 갖는 스위칭 로커 아암 조립체
DE69500663T2 (de) Ventilsteuervorrichtung für Brennkraftmaschine
EP2546480A1 (en) Tappet roller bearing
JP2001193423A (ja) 内燃機関の動弁装置
DE102004012800A1 (de) Ventilbetätigungsvorrichtung für Verbrennungsmotoren
JP2000240412A (ja) 内燃機関の動弁装置
DE112017001696B4 (de) Variabler Ventiltrieb
US10294827B2 (en) Variable valve mechanism for engine
DE10102162A1 (de) Ventilbetätigungssystem in einer Brennkraftmaschine
JP3843926B2 (ja) エンジンの動弁装置
DE19642007A1 (de) Zylinderventilbetätigungssystem
JP2001193424A (ja) 内燃機関の動弁装置
DE112017001787B4 (de) Variabler Ventiltrieb
DE102004045144A1 (de) Ventiltrieb mit Zylinderabschaltmechanismus eines Verbrennungsmotors
DE112017001693B4 (de) Variabler Ventiltrieb
WO2007114381A1 (ja) カムフォロア装置
JP4123252B2 (ja) 板金製ロッカーアームの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031222

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees