JP2000018451A - 漏洩ガス封止ベルト - Google Patents

漏洩ガス封止ベルト

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JP2000018451A
JP2000018451A JP10184331A JP18433198A JP2000018451A JP 2000018451 A JP2000018451 A JP 2000018451A JP 10184331 A JP10184331 A JP 10184331A JP 18433198 A JP18433198 A JP 18433198A JP 2000018451 A JP2000018451 A JP 2000018451A
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JP
Japan
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belt
flanges
main body
belt body
longitudinal direction
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JP10184331A
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Inventor
Takashi Ikeda
隆司 池田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り外し及び取り付けの作業を簡単に行い得
る漏洩ガス封止ベルトを提供することによって、配管の
保守点検作業における作業員の負担を軽減する。 【解決手段】 配管1,1同士の継手部分で突き合わさ
れたフランジ2,2相互間を被覆するよう両フランジ
2,2の周囲に巻き付けられる漏洩ガス封止ベルト9
を、前記両フランジ2,2の周囲長と略等しい長さを有
するベルト本体10と、該ベルト本体10の長手方向一
端部に対し他端部を引き寄せて装着し且つ適宜に離脱し
得る着脱手段11と、前記ベルト本体10の長手方向適
宜位置における表側に突設されて該ベルト本体10の裏
側を表側へ連通せしめるノズル12とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏洩ガス封止ベル
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来における液化天然ガス(LN
G)の搬送ラインを構成している配管1,1同士の継手
部分を示しており、該両配管1,1は、互いのフランジ
2,2を突き合わせてボルト3及びナット4で締結され
ている。
【0003】ここで、前記両フランジ2,2の対向面に
おけるボルト締結位置より内周側には、互いに相手側の
フランジ2に向け張り出す膨出部5が環状に形成されて
おり、前記ボルト3及びナット4で両フランジ2,2を
締結した際に、前記配管1,1相互の膨出部5,5同士
が強固に圧接されて密着性が高められ、これによって、
高度なシール性が保たれるようになっている。
【0004】このように両フランジ2,2の対向面に膨
出部5,5を形成してある場合には、前記両フランジ
2,2の外周側に僅かに隙間が形成されてしまうことに
なり、通常、このような隙間が形成されていても、前述
した膨出部5,5同士の強固な圧接によりシール性が良
好に保持されているはずであるが、万全を期す為に、フ
ランジ2,2相互間の隙間を被覆するよう粘着テープ6
を両フランジ2,2の周囲に巻き付け、その粘着テープ
6の適宜位置に孔を開けてガス採取用チューブ7を差し
込んでおき、適宜に吸引式の小型ガス検知装置8を持ち
運んで該ガス検知装置8に前記ガス採取用チューブ7を
接続し、前記粘着テープ6に封止されている内部ガスを
吸引してLNGの気化ガスが漏洩していないかどうかを
検査するようにしている。
【0005】尚、前記両フランジ2,2の周囲に巻き付
けられる粘着テープ6は、気化ガスの漏洩を防止する為
のものではなく、万一、LNGの気化ガスが漏洩した際
に、該気化ガスの漏洩を確実に検知し得るよう内部ガス
を封止しておく為のものでしかないので、この粘着テー
プ6に関し格別高度なシール性は必要としない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た如き従来手段では、配管1,1の保守点検時に粘着テ
ープ6を引き剥がして取り外さなければならず、その粘
着テープ6の取り外しに手間がかかり、また、保守点検
作業の完了後に再び粘着テープ6を巻き直す作業も非常
に面倒であった為、配管1,1数の多いプラント等では
配管1,1の保守点検作業に多大な時間と労力を要し、
配管1,1の保守点検作業を行う作業員にとって大きな
負担となっていた。
【0007】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、取り外し及び取り付けの作業を簡単に行い得る漏洩
ガス封止ベルトを提供することによって、配管の保守点
検作業における作業員の負担を軽減することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、配管同士の継
手部分で突き合わされたフランジ相互間を被覆するよう
両フランジの周囲に巻き付けられる漏洩ガス封止ベルト
であって、前記両フランジの周囲長と略等しい長さを有
するベルト本体と、該ベルト本体の長手方向一端部に対
し他端部を引き寄せて装着し且つ適宜に離脱し得る着脱
手段と、前記ベルト本体の長手方向適宜位置における表
側に突設されて該ベルト本体の裏側を表側へ連通せしめ
るノズルとを備えたことを特徴とするものである。
【0009】而して、配管同士の継手部分で突き合わさ
れたフランジ相互間を被覆するよう両フランジの周囲に
ベルト本体を巻き付け、着脱手段によりベルト本体の長
手方向一端部に対し他端部を引き寄せて装着すると、万
一、フランジ相互間に配管内を流れる流体の漏洩が生じ
たとしても、その漏洩流体の気化ガス、若しくは漏洩流
体自体(流体がガス状である場合)がベルト本体により
封止されるので、該ベルト本体に備えたノズルに対し、
適宜に吸引式の小型ガス検知装置を持ち運んで該ガス検
知装置をガス採取用チューブを介して接続し、ベルト本
体に封止されている内部ガスを吸引して流体が漏洩して
いないかどうかを検査することが可能となる。
【0010】そして、配管の保守点検時にベルト本体を
取り外す必要が生じた際には、着脱手段を解除してベル
ト本体の長手方向一端部に対し他端部を離脱させること
により直ちにベルト本体を取り外すことが可能である。
【0011】また、本発明においては、ベルト本体の長
手方向一端部の終端に反終端側に折り返して前記一端部
の表面に重ね得るよう傾動自在に枢着され且つその枢着
部から所要長さ離れた部位に反枢着部側へ向け鉤状を成
す留金を備えたレバーと、前記ベルト本体の長手方向他
端部の終端から所要長さ後退した部位に前記他端部の終
端より先へ倒伏し得るよう傾動自在に枢着され且つ前記
レバーの留金に掛止し得るよう略U字状を成す掛止枠体
とにより着脱手段を構成することが可能である。
【0012】而して、配管同士の両フランジの周囲にベ
ルト本体を巻き付けて該ベルト本体の長手方向一端部と
他端部とを突き合わせた状態とし、一端部のレバーと他
端部の掛止枠体とを夫々相手側に向け傾動させて互いに
近接せしめ、レバーの留金に掛止枠体を掛止してからレ
バーを自身の枢着部の反対側へ折り返すと、てこの原理
により比較的小さな力でレバーが容易に傾動されてベル
ト本体の長手方向一端部に対し他端部が強制的に引き寄
せられることになり、レバーがベルト本体の長手方向一
端部の表面に重なる位置まで傾動し終えた段階で、ベル
ト本体の長手方向一端部に対し強制的に引き寄せられた
他端部の離間方向への反力がレバーを引き起こす方向に
作用しなくなってレバーがベルト本体の長手方向一端部
の表面に倒伏した状態に保持され、これによって、ベル
ト本体の長手方向一端部に対し他端部が確実に装着され
ることになる。
【0013】また、ベルト本体の長手方向一端部の表面
に重ねられたレバーを強制的に引き起こすと、ベルト本
体の長手方向一端部に対し他端部を引き寄せる力が解除
されてベルト本体が緩み、レバーの留金から掛止枠体を
取り外すことによりベルト本体の長手方向一端部に対し
他端部を離脱させることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0015】図1〜図4は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図5と同一の符号を付した部分は同一物
を表わしている。
【0016】図中9は配管1,1同士の継手部分で突き
合わされたフランジ2,2相互間を被覆するよう両フラ
ンジ2,2の周囲に巻き付けられる漏洩ガス封止ベルト
を示し、該漏洩ガス封止ベルト9は、前記両フランジ
2,2の周囲長より約1mm程度短い長さを有し且つ両
フランジ2,2の合計幅(一方のフランジ2の幅の二
倍)と略等しい幅を有するベルト本体10と、該ベルト
本体10の長手方向一端部に対し他端部を引き寄せて装
着し且つ適宜に離脱し得る着脱手段11と、前記ベルト
本体10の長手方向適宜位置における表側に突設されて
該ベルト本体10の裏側を表側へ連通せしめるノズル1
2とにより構成されている。
【0017】特に図2及び図3に示されているように、
本形態例においては、前記着脱手段11が、ベルト本体
10の長手方向一端部の終端10xに反終端10x側
(図3における矢印A方向)に折り返して前記一端部の
表面に重ね得るよう傾動自在に枢着され且つその枢着部
から所要長さ離れた部位に反枢着部側へ向け鉤状を成す
留金13を備えたレバー14と、前記ベルト本体10の
長手方向他端部の終端10yから所要長さ後退した部位
に前記他端部の終端10yより先へ倒伏し得るよう傾動
自在に枢着され且つ前記レバー14の留金13に掛止し
得るよう略U字状を成す掛止枠体15とにより構成され
ている。
【0018】而して、図3に示す如く、配管1,1同士
の両フランジ2,2の周囲にベルト本体10を巻き付け
て該ベルト本体10の長手方向一端部と他端部とを突き
合わせた状態とし、一端部のレバー14と他端部の掛止
枠体15とを夫々相手側に向け傾動させて互いに近接せ
しめ、レバー14の留金13に掛止枠体15を掛止して
からレバー14を自身の枢着部の反対側へ折り返すと、
てこの原理により比較的小さな力でレバー14が容易に
傾動されてベルト本体10の長手方向一端部に対し他端
部が強制的に引き寄せられることになり、レバー14が
ベルト本体10の長手方向一端部の表面に重なる位置ま
で傾動し終えた段階で、ベルト本体10の長手方向一端
部に対し強制的に引き寄せられた他端部の離間方向への
反力がレバー14を引き起こす方向に作用しなくなって
レバー14がベルト本体10の長手方向一端部の表面に
倒伏した状態に保持され、これによって、ベルト本体1
0の長手方向一端部に対し他端部が確実に装着されるこ
とになる。
【0019】このようにして、両フランジ2,2の周囲
にベルト本体10を巻き付けて装着すれば、万一、フラ
ンジ2,2相互間に配管1,1内を流れるLNGの漏洩
が生じたとしても、そのLNGの気化ガスがベルト本体
10により封止されるので、該ベルト本体10に備えた
ノズル12に対し、適宜に吸引式の小型ガス検知装置8
(図1参照)を持ち運んで該ガス検知装置8をガス採取
用チューブ7を介して接続し、ベルト本体10に封止さ
れている内部ガスを吸引して流体が漏洩していないかど
うかを検査することが可能となる。
【0020】尚、ノズル12の先端にガス採取用チュー
ブ7を接続するにあたっては、図4に示す如く、前記ノ
ズル12の先端に雄ねじ部12aを形成しておくと共
に、このノズル12の先端に接続されることになるガス
採取用チューブ7の先端に前記雄ねじ部12aに螺着可
能な雌ねじ部(図示せず)を有するコネクタ7aを装備
しておくことが好ましい。
【0021】そして、配管1,1の保守点検時にベルト
本体10を取り外す必要が生じた際には、ベルト本体1
0の長手方向一端部の表面に重ねられたレバー14を強
制的に引き起こすと、ベルト本体10の長手方向一端部
に対し他端部を引き寄せる力が解除されてベルト本体1
0が緩み、レバー14の留金13から掛止枠体15を取
り外すことによりベルト本体10の長手方向一端部に対
し他端部を離脱させることが可能となる。
【0022】従って上記実施例によれば、着脱手段11
によりベルト本体10の取り外し及び取り付けの作業を
極めて簡単に行うことができるので、配管1,1の保守
点検作業に要する時間の短縮と労力の軽減を図ることが
でき、作業員の負担を大幅に軽減することができる。
【0023】尚、本発明の漏洩ガス封止ベルトは、上述
の形態例にのみ限定されるものではなく、配管内を流れ
る流体はLNGに限定されないこと、その他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0024】
【発明の効果】上記した本発明の漏洩ガス封止ベルトに
よれば、着脱手段によりベルト本体の取り外し及び取り
付けの作業を極めて簡単に行うことができるので、配管
の保守点検作業に要する時間の短縮と労力の軽減を図る
ことができ、作業員の負担を大幅に軽減することができ
るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す部分断面図
である。
【図2】図1の漏洩ガス封止ベルトの平面図である。
【図3】図1の漏洩ガス封止ベルトの着脱手段の詳細を
示す斜視図である。
【図4】図1のノズルとガス採取用チューブとの接続状
態を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 配管 2 フランジ 9 漏洩ガス封止ベルト 10 ベルト本体 10x 一端部の終端 10y 他端部の終端 11 着脱手段 12 ノズル 13 留金 14 レバー 15 掛止枠体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管同士の継手部分で突き合わされたフ
    ランジ相互間を被覆するよう両フランジの周囲に巻き付
    けられる漏洩ガス封止ベルトであって、前記両フランジ
    の周囲長と略等しい長さを有するベルト本体と、該ベル
    ト本体の長手方向一端部に対し他端部を引き寄せて装着
    し且つ適宜に離脱し得る着脱手段と、前記ベルト本体の
    長手方向適宜位置における表側に突設されて該ベルト本
    体の裏側を表側へ連通せしめるノズルとを備えたことを
    特徴とする漏洩ガス封止ベルト。
  2. 【請求項2】 ベルト本体の長手方向一端部の終端に反
    終端側に折り返して前記一端部の表面に重ね得るよう傾
    動自在に枢着され且つその枢着部から所要長さ離れた部
    位に反枢着部側へ向け鉤状を成す留金を備えたレバー
    と、前記ベルト本体の長手方向他端部の終端から所要長
    さ後退した部位に前記他端部の終端より先へ倒伏し得る
    よう傾動自在に枢着され且つ前記レバーの留金に掛止し
    得るよう略U字状を成す掛止枠体とにより着脱手段を構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の漏洩ガス封止
    ベルト。
JP10184331A 1998-06-30 1998-06-30 漏洩ガス封止ベルト Pending JP2000018451A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111745608A (zh) * 2020-07-08 2020-10-09 中建四局安装工程有限公司 一种制冷机房管道设备集成组轨道式安装装置及方法

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