WO2010113362A1 - 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置 - Google Patents

Abstract

本発明の照明装置１２は、光源１７と、前記光源１７を収容するシャーシ１４と、前記光源１７を接地するための接地部材８０と、を備え、前記接地部材８０は、基材８１と、当該基材８１に形成された接地端子８９と、を有し、前記接地端子８９は、前記基材８１及び前記シャーシ１４に接続されていることを特徴とする。

Description

照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

　本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。

　例えば、液晶テレビなどの液晶表示装置に用いる液晶パネルは、自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要とする。バックライト装置は、液晶パネルの裏側（表示面とは反対側）に設置されるようになっており、多数本のランプ（例えば冷陰極管）と、ランプを収容するためのケースと、各ランプの点灯・消灯を制御する回路基板とを備えるものが知られている（例えば、特許文献１）。

　特許文献１に開示された装置は、ケースの下面側に、開口部を有する金属製のフレームを設け、当該開口部に回路基板上の電子部品を配置することにより、電子部品が金属製のフレームに密着することを防止してリークを抑制するものとされている。さらに、ケースの下面にフレームを密着させることにより、回路基板に搭載された電子部品の発熱に対する放熱効果を高めるものとなっている。

特開２０００－４７２０８号公報

（発明が解決しようとする課題）
　ところで、近年、ランプの高輝度化が進み、特に低ガス圧化及び大電流化に伴い、ランプそのものが高温となる傾向がある。しかしながら、上記特許文献１に開示された装置では、ランプ側に放熱措置が施されていないため、ランプの高温化を効果的に抑制することが困難である。このランプに近接する回路基板上の各種電子部品は、一般に半田付けにより当該回路基板に固定されている。したがって、ランプが高温化すると、回路基板の温度も上昇し、回路基板の半田部分が高温化することで熱応力が生じ、当該半田部分の損傷が生じるおそれがある。

　本発明は、上記のような事情に基づいてなされたものであって、光源から発せられる熱を効率良く放熱することを可能とした照明装置を提供することを目的としている。また、本発明はこの照明装置を備えた表示装置、さらにはこの表示装置を備えたテレビ受信装置を提供することを目的としている。

（課題を解決するための手段）
　上記課題を解決するために、本発明の照明装置は、光源と、前記光源を収容するシャーシと、前記光源を接地するための接地部材と、を備え、前記接地部材は、基材と、当該基材に形成された接地端子と、を有し、前記接地端子は、前記基材及び前記シャーシに接続されていることを特徴とする。

　このような構成によれば、光源の点灯により発生した熱が接地端子を介して接地部材の基材とシャーシとに伝達される。一般に、接地端子は基材に形成されることで光源の接地を行うものであるものの、当該基材ではその面積が小さいため放熱能力が小さく、光源が高温化し易かった。一方で、シャーシは光源を収容するものであり、その面積が大きいため、接地端子を基材のみならずシャーシにも接続することにより、広範囲に亘って放熱することができる。その結果、光源から発生した熱を効率的に放熱することができ、光源の高温化を抑制することが可能となる。

　前記シャーシは金属製とすることができる。
　これにより、シャーシ内での熱伝達が良好となり、高い放熱効果を得ることが可能となる。

　前記シャーシに対して前記光源とは反対側には、電子部品が半田付けされた回路基板が配されているものとすることができる。
　このように、電子部品が半田付けされた回路基板を備える構成とすると、光源が高温化した場合に回路基板にも温度上昇が生じ、半田付けされた部分に熱応力が掛かり、場合によっては半田部分に損傷が生じることとなる。そこで、本発明の構成を採用することにより、回路基板の温度上昇を抑制することができ、半田部分に熱応力が掛かり難いものとすることが可能となる。

　また、前記接地端子は、前記シャーシに対して垂直に接続されているものとすることができる。
　このような構成によれば、接地端子の長さを可能な限り小さくすることができるため、効率的な放熱を実現することが可能となる。

　前記接地部材は、前記シャーシ側へ突出する脚部を有し、前記脚部は前記シャーシに接触しているものとすることができる。
　この場合、冷陰極管から発生した熱は、脚部を介して支持板やシャーシに伝達されるため、冷陰極管が高温化することを抑制することが可能となる。

　また、本発明の照明装置は、外部との電気的接続を可能とする電極を備えた光源と、前記光源を収容するシャーシと、前記光源を保持し、前記電極と電気的に接続され、前記光源を接地するための接地部材と、を備え、前記接地部材は前記シャーシに接続されているものとすることができる。
　このような構成によれば、光源の点灯により発生した熱が、接地部材を介してシャーシに伝達される。シャーシは光源を収容するものであり、その面積が大きいため、接地部材をシャーシに接続することにより、広範囲に亘って放熱することができる。その結果、光源から発生した熱を効率的に放熱することができ、光源の高温化を抑制することが可能となる。

　前記シャーシを金属製とすることで、シャーシ内での熱伝達が良好となり、高い放熱効果を得ることが可能となる。

　前記シャーシと前記接地部材とはアーク溶接により接続されているものとすることができる。
　また、前記シャーシと前記接地部材とはレーザー溶接により接続されているものとすることができる。
　あるいは、前記シャーシと前記接地部材とは半田により接続されているものとすることができる。
　この場合、シャーシと接地部材とを強固に接続することができ、当該照明装置において高い信頼性を得ることが可能となる。

　また、本発明の照明装置は、光源と、前記光源を収容するシャーシと、前記光源を接地するための接地部材と、前記シャーシとは別個に、前記光源からの熱を放熱するための放熱板と、を備え、前記接地部材は前記放熱板に接続されているものとすることができる。
　このような構成によれば、光源の点灯により発生した熱が、接地部材を介して放熱板に伝達される。その結果、光源から発生した熱を放熱板から効率的に放熱することができ、光源の高温化を抑制することが可能となる。

　前記シャーシは樹脂製とすることができる。
　上述のように放熱板を設けることにより、シャーシが高い放熱性を有する必要がなくなるため、シャーシを加工し易い樹脂製とすることが可能となる。

　前記放熱板は金属製とすることができる。
　これにより、放熱板内での熱伝達が良好となり、高い放熱効果を得ることが可能となる。

　前記放熱板は、前記シャーシに対して前記光源とは反対側に配されているものとすることができる。
　このような構成によれば、放熱板がシャーシの外側（裏側）に配されることとなるため、放熱板から放熱された熱がシャーシ内に篭ることがなく、効率良く放熱することが可能となる。

　前記接地部材は、前記放熱板に対して垂直に接続されているものとすることができる。
　このような構成によれば、接地部材と放熱板との距離を可能な限り小さくすることができるため、効率的な放熱を実現することが可能となる。

　また、前記光源は、ガラス管と、前記ガラス管の端部に、当該ガラス管の外部を覆う形で取り付けられた口金と、を備え、前記口金が前記接地部材に接続されているものとすることができる。
　この場合、光源から発生した熱が、口金から接地端子を介して接地部材及びシャーシにて放熱されることとなる。

　次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上述した照明装置と、当該照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルと、を備えることを特徴とする。
　このような表示装置によると、放熱性に優れる照明装置を備えるため、高熱の影響による熱疲労などが生じ難く、信頼性及び耐久性の高い表示装置を提供することが可能となる。

　前記表示パネルとしては液晶パネルを例示することができる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのディスプレイ等に適用でき、特に大型画面用として好適である。

　また、本発明のテレビ受信装置は、上記表示装置を備えることを特徴とする。
　このようなテレビ受信装置によると、動作信頼性及び耐久性に優れた装置を提供することが可能となる。

（発明の効果）
　本発明によると、光源から発せられる熱を効率良く放熱することで信頼性の高い照明装置を提供することが可能となる。

本発明の実施形態１に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図 液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図 図２の液晶表示装置のＡ－Ａ線断面の構成を示す断面図 図２の液晶表示装置に備わるバックライト装置の概略構成を示す平面図 中継コネクタの概略構成を示す斜視図 中継コネクタと冷陰極管との接続構造を示す部分拡大正面図 中継コネクタの概略構成を示す側面図 冷陰極管の口金が中継コネクタに嵌め込まれた態様を示す説明図 冷陰極管の概略構成を示す斜視図 冷陰極管に外嵌された口金の構成を示す側面図 接地部材の概略構成を示す斜視図 接地部材に備わる光源保持部の構成を示す斜視図 冷陰極管の口金がストッパに係止された様子を表す断面図 光源保持部と冷陰極管との接続構成を表す部分拡大正面図 接地部材の裏面側の構成を示す斜視図 接地部材に冷陰極管を取り付けた状態の液晶表示装置の断面構成を示す要部拡大断面図 接地部材とシャーシとの接続態様の一変形例を示す断面図 本発明の実施形態２に係るバックライト装置において冷陰極管が接地部材に嵌め込まれた様子を表す断面図 図１８の接地部材に冷陰極管を取り付けた状態の液晶表示装置の断面構成を示す要部拡大断面図 本発明の実施形態３に係る液晶表示装置において接地部材に冷陰極管を取り付けた状態の断面構成を示す要部拡大断面図

　＜実施形態１＞
　本発明の実施形態１を図１ないし図１１によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置１０を備えるテレビ受信装置ＴＶについて例示する。
　本実施形態に係るテレビ受信装置ＴＶは、図１に示すように、液晶表示装置１０（表示装置）と、当該液晶表示装置１０を挟むようにして収容する表裏両キャビネットＣａ，Ｃｂと、電源Ｐと、チューナーＴとを備えて構成される。液晶表示装置１０は、全体として横長の方形を成し、図２に示すように、表示パネルである液晶パネル１１と、外部光源であるバックライト装置１２（照明装置）とを備え、これらが枠状をなすベゼル１３などにより一体的に保持されるようになっている。

　次に、液晶表示装置１０を構成する液晶パネル１１及びバックライト装置１２について説明する（図２ないし図４参照）。
　液晶パネル１１は、一対のガラス基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両ガラス基板間に液晶が封入された構成とされる。一方のガラス基板には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子（例えばＴＦＴ）と、そのスイッチング素子に接続された画素電極等が設けられ、他方のガラス基板には、対向電極と、Ｒ（赤色），Ｇ（緑色），Ｂ（青色）等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタ等が設けられている。

　バックライト装置（照明装置）１２は、いわゆる直下型のバックライト装置であって、液晶パネル１１のパネル面（すなわち表示面）の背面直下に、当該パネル面に沿って光源（ここでは冷陰極管１７を用いている）を複数具備した構成となっている。

　このバックライト装置１２は、上面側が開口した略箱型をなすシャーシ１４と、シャーシ１４の開口部を覆う形で取り付けられる複数の光学部材１５（図示下側から順に拡散板、拡散シート、レンズシート、反射型偏光板）と、これら光学部材１５をシャーシ１４に保持するためのフレーム１６とを備える。さらに、シャーシ１４内には、冷陰極管１７と、冷陰極管１７をシャーシ１４に取り付けるためのランプクリップ１８と、冷陰極管１７の端部を保持するランプホルダ１９と、冷陰極管１７群の端部及びランプホルダ１９群を一括して覆うホルダ２０とを備える。なお、当該バックライト装置１２においては、冷陰極管１７よりも光学部材１５側が光出射側となっている。

　シャーシ１４は、アルミニウムなどの金属製とされ、矩形状の底板１４ａとその各辺から立ち上がる側面とからなる浅い略箱型に形成されている。このシャーシ１４には、図４に示すように、冷陰極管１７が複数本並列配置された形で収容されている。さらに、シャーシ１４には、冷陰極管１７の光出射側とは反対側（シャーシ１４の底板１４ａの内面側）に反射シート１４ｂが配設され、これにより光反射面が形成されている。

　反射シート１４ｂは、合成樹脂製とされ、その表面が光反射性に優れた白色とされており、図４に示すように、シャーシ１４の内面に沿ってそのほぼ全域を覆うように敷かれて一体化され、シャーシ１４の底面を構成している。この反射シート１４ｂにより、冷陰極管１７から出射された光を拡散板等の光学部材１５側に反射させることが可能となっている。

　シャーシ１４のうち冷陰極管１７が取り付けられた側と反対側の面（シャーシ１４の底板１４ａの外面、背面）には、図３に示すように、シャーシ１４の長辺方向における一方の端部（図３中、左方側端部）にインバータ基板（回路基板）３０が取り付けられている。すなわち、本実施形態では、冷陰極管１７をいわゆる片側駆動する方式となっている。インバータ基板３０は、全体として紙フェノールなどの合成樹脂から形成され、各種電子部品が実装されている。詳しくは、インバータ基板３０のうち、裏側の面（シャーシ１４とは反対側の面）には、トランスやコンデンサなどのリード部品３０ａが実装され、表側の面（シャーシ１４側の面）には、配線パターン（図示せず）が形成されるとともに抵抗やダイオードやコンデンサなどのチップ部品３０ｂが実装されている。このうち、リード部品３０ａのリードは、インバータ基板３０のスルーホールを通して表側の面に突出した状態で配線パターンに半田付けされている。一方、チップ部品３０ｂは、インバータ基板３０の表側の面において配線パターン上に表面実装されている。

　当該インバータ基板３０の組付けに際しては、シャーシ１４の背面側に突出した後述する中継コネクタ１９の壁部４２及びこの壁部４２に沿って配置されている基板用接続部５３が、受入電極部３１に差し込まれる。これにより、インバータ基板３０から中継コネクタ１９への電力供給が可能となる。

　次に、中継コネクタ１９について図５ないし図８を用いて説明する。この中継コネクタ１９は、シャーシ１４に取り付けられ、冷陰極管１７の一方の端部と接続されるものである。
　図５は中継コネクタの概略構成を示す斜視図、図６は中継コネクタと冷陰極管との接続構造を示す部分拡大正面図、図７は中継コネクタの概略構成を示す側面図、図８は冷陰極管の口金が中継コネクタに嵌め込まれた態様を示す説明図である。
　中継コネクタ１９は、図５に示すように、合成樹脂製のホルダ４０と、ホルダ４０内に収容したステンレス等の金属製の中継端子５０とから構成される。ホルダ４０は、全体としてブロック状をなす箱状部４１と、箱状部４１の背面から底部側（シャーシ１４の背面側）へ突出する壁部４２（図７及び図８参照）とから構成される。

　箱状部４１には、その正面から側面（シャーシ１４の側縁部とは反対側の側面）に亘って開口する収容室４３が形成されている。収容室４３の開口部のうち上面側（図６の正面側、図７の上側）の開口部は、上面側から冷陰極管１７の端部（後述する口金７０）を嵌入させるための受入口４４とされる。一方、収容室４３の正面側（図６の右側、図７の正面側）の開口部は、冷陰極管１７の端部（口金７０）を収容室４３に収容した状態において、冷陰極管１７のガラス管６０との干渉を回避するための逃がし口４５とされている。この逃がし口４５には、その開口縁が内側へ板状に張り出した形態のストッパ４６が形成され、このストッパ４６により逃がし口４５の開口形状は略Ｕ字形に狭められている。この略Ｕ字形をなす逃がし口４５の開口幅は、口金７０の本体部７１の外径よりも小さく、かつ冷陰極管１７のガラス管６０の外径と同じかそれよりも僅かに大きい寸法とされている。逃がし口４５の開口縁における奥端部は半円形の凹部４７となっており、この凹部４７の曲率半径はガラス管６０の外周の曲率半径と同じかそれよりも僅かに大きい寸法とされている。また、逃がし口４５の開口縁における凹部４７より正面側の部位は、一対のガイド部４８とされている。

　また、壁部４２はシャーシ１４に設けられた取付孔１４ｈに挿着可能な板状部材とされ、壁部４２の側面（図７の左右側）には一対の抜止め突起４９が形成されている（図７参照）。この抜止め突起４９は、中継コネクタ１９をシャーシ１４に挿着した際に、当該中継コネクタ１９がシャーシ１４から抜け出ることを抑止する機能を有する。

　一方、中継端子５０は、ホルダ４０の内部に保持されている。中継端子５０は、所定形状に打ち抜いた金属製の板材を曲げ加工したものであって、湾曲した板片からなる上下対称な一対の弾性押圧片５１と、当該弾性押圧片５１同士を繋いで底部をなす受入部５２（嵌合受部）と、背面側へ平板上に突出する基板用接続部５３とを備える。

　一対の弾性押圧片５１は、互いに離間する方向への弾性撓みを許容された状態で収容室４３内に収容されており、弾性押圧片５１が弾性撓みしていない自由状態における一対の弾性押圧片５１間の最小間隔は、冷陰極管１７の口金７０の本体部７１の外径よりも小さい寸法とされている。

　受入部５２は、冷陰極管１７に備わる口金７０の周面の一部を取り囲み、かつ冷陰極管１７の着脱を許容すべく上方に開口した有端環状をなしている（図８参照）。一方、基板用接続部５３は、箱状部４１の背面からホルダ４０外へ露出し、壁部４２に沿って当該ホルダ４０の底部側（図７における下側）へ突出している。

　かかる中継コネクタ１９をシャーシ１４に組み付ける際には、図８に示すように、ホルダ４０の壁部４２をシャーシ１４の内面側から取付孔１４ｈに挿入し、抜け止め突起４９をシャーシ１４の背面における取付孔１４ｈの開口縁部に係止させる。これにより、ホルダ４０がシャーシ１４に対して組み付け方向（取付孔１４ｈの貫通方向）への移動を規制された状態に固定され、中継コネクタ１９がシャーシ１４に組み付けられることとなる。この場合、壁部４２及び基板用接続部５３は、シャーシ１４の背面側に突出した状態となる。

　次に、上記中継コネクタ１９に接続される冷陰極管１７について、図９及び図１０を用いて説明する。
　図９は冷陰極管の概略構成を示す斜視図、図１０は冷陰極管に外嵌された口金の構成を示す側面図である。

　冷陰極管１７は、細長い管状をなしており、その長さ方向（軸線方向）をシャーシ１４の長辺方向に一致させた状態で、シャーシ１４内に多数本収容されている（図４参照）。冷陰極管１７は、図９に示すように、両端が封止された細長いガラス管６０と、当該ガラス管６０の両端部から突出する円形断面の細長い金属製（例えば、鉄ニッケル合金）のアウタリード６１と、ガラス管６０の両端部に配される略筒状の口金（リード部）７０とを備える。
　ガラス管６０の内部には水銀等が封入されるとともに、その内壁面に蛍光体が塗布されており、両端部の口金７０により被覆されている部位が非発光部位とされ、それ以外の中央の部位（つまり蛍光体が塗布されている部位）が発光部位とされている。

　口金７０は、所定の形状に打ち抜かれた金属製（例えばステンレス製）の板材に、曲げ加工や叩出し加工を施して形成された単一部品である。口金７０は、ガラス管６０の両端部に外嵌された本体部７１と、その本体部７１の端部から延出する導電片７２とからなる。

　本体部７１は、全体としてガラス管６０と同心の円筒形をなし、本体部７１の内径はガラス管６０の外径よりも僅かに大きい寸法とされている。当該本体部７１には、その一部をスリット状に切欠することにより三対の弾性保持片７１ａ，７１ｂが周方向において等角度（つまり１２０°）のピッチで配置されるように形成されている。

　対をなす弾性保持片７１ａ，７１ｂのうち一方の第１弾性保持片７１ａは、全体として軸線方向に（詳しくは、やや径方向内向きへ斜め方向に）片持ち状に延出した形態であって、その基端を支点として径方向に弾性撓みし得るようになっている。第１弾性保持片７１ａの延出端部は、径方向外側へ斜めに曲げられ、その曲げの外側の面（つまり内側に臨む面）がガラス管６０の外周面と当接する当接部７４ａを有する。この３片の第１弾性保持片７１ａの当接部７４ａを結ぶ仮想円は、本体部７１と同心の円形であり、この仮想円の径寸法は、第１弾性保持片７１ａが弾性撓みしていない自由状態のときにはガラス管６０の外径よりも小さい寸法となっている。

　一方、対をなす弾性保持片７１ａ，７１ｂのうち他方の第２弾性保持片７１ｂは、第１弾性保持片７１ａに対して周方向に隣り合うように配置されている。第２弾性保持片７１ｂは、全体として第１弾性保持片７１ａとは反対側の方向に（詳しくは、やや径方向内向きへ斜め方向に）片持ち状に延出した形態となっていて、その基端を支点として径方向に弾性撓みし得るようになっている。第２弾性保持片７１ｂの延出端部はガラス管６０の外周面に当接する当接部７４ｂとなっており、この３片の第２弾性保持片７１ｂの当接部７４ｂを結ぶ仮想円は、本体部７１と同心の円形であり、この仮想円の径寸法は、第２弾性保持片７１ｂが弾性撓みしていない自由状態のときにはガラス管６０の外径よりも小さい寸法となっている。

　本体部７１の前端縁には、片持ち状に延出した導電片７２が形成されている。導電片７２は、本体部７１の前端部に連なる細長部７５と、細長部７５の前端（延出端）から更に前方へ突出する筒状部７６とからなる。

　細長部７５は、本体部７１に対して面一状であって本体部７１からその軸線と平行に延出する基端部７５ａと、基端部７５ａの延出端から本体部７１の軸線に向かって径方向内向きに延出する中間部７５ｂと、中間部７５ｂの延出端から本体部７１の軸線と平行に延出する先端部７５ｃとからなり、先端部７５ｃの延出端に筒状部７６が連なっている。細長部７５の幅寸法は細長部７５の長さ寸法に対して充分に小さく、したがって、細長部７５は、本体部７１の径方向への弾性変形、径方向と交差する方向（細長部７５の長さ方向と交差する方向）への弾性変形、及び細長部７５自身を軸とする弾性的な捻れ変形が可能となっている。

　筒状部７６は、細長部７５の延出端から横方向へ張り出した部分を円筒状に曲げ加工したものであり、軸線は概ね本体部７１と同軸状に配置されている。かかる筒状部７６は、細長部７５を弾性撓みさせつつ、口金７０の軸回り方向及び径方向へ変位し得るようになっている。この筒状部７６には、冷陰極管１７のアウタリード６１が挿入される。

　次に、上述した冷陰極管１７の一方の端部を、中継コネクタ１９に取り付ける作業について説明する（図８参照）。取付けに際しては、冷陰極管１７を水平とした状態でシャーシ１４の底板１４ａに接近させ、ガラス管６０の一方の端部と口金７０とを中継コネクタ１９の収容室４３に嵌め込む。このとき、一つの弾性押圧片５１が、口金７０の本体部７１によって左右に拡開するように弾性撓みさせられ、本体部７１が一対の弾性押圧片５１の最小間隔部分を通過した後は、両弾性押圧片５１，５１が、その弾性復元力によって本体部７１を収容室４３の奥側へ押し込み、本体部７１を受入部５２に当接させることで、冷陰極管１７の取付けが完了する。

　上記取付けにより、アウタリード６１は口金７０を介して中継端子５０（受入部５２）に電気的導通可能に接続される。さらに、一対の弾性押圧片５１の弾性復元力により、ガラス管６０がストッパ４６の凹部４７に押し付けられた状態に保持されており、冷陰極管１７の軸方向に見た場合、本体部７１の一部がストッパ４６と重なるように位置する。

　取り付けられた冷陰極管１７は、その両端部において一対の弾性押圧片５１に保持され、中継端子５０とこの中継端子５０の取付け母体であるホルダ４０を介してシャーシ１４に取り付けられる。

　続いて、冷陰極管１７のうち中継コネクタ１９に接続された側とは反対側の端部が接続される接地部材８０について図１１ないし図１６を用いて説明する。
　図１１は接地部材の概略構成を示す斜視図、図１２は接地部材に備わる光源保持部の構成を示す斜視図、図１３は冷陰極管の口金がストッパに係止された様子を表す断面図、図１４は光源保持部と冷陰極管の接続構造を表す部分拡大正面図、図１５は接地部材の裏面側の構成を示す斜視図、図１６は接地部材に冷陰極管を取り付けた状態の液晶表示装置の断面構成を示す断面図である。

　接地部材８０は、図１１に示すように、細長い支持板（基材）８１と、この支持板８１に取り付けられた複数の光源保持部８２とを有している。この接地部材８０は、シャーシ１４の長辺方向において、インバータ基板３０が配された側と反対側に配置されている（図３参照）。

　支持板８１は、ガラスエポキシ樹脂などの合成樹脂製とされる。支持板８１には、各光源保持部８２と対応する位置に３つずつの取付孔８１ｈが貫通形成されており、この取付孔８１ｈに光源保持部８２の脚部８７が挿通され、支持板８１の裏面側（冷陰極管１７が配された側とは反対側）と導通が図られている。

　光源保持部８２は、図１２ないし図１４に示すように、所定形状に打ち抜いた金属製（例えば、洋白合金）の板材に曲げ加工を施したものであって、ベース部８３と、ベース部８３の上下両縁部から正面側へ延出する上下対称な一対の弾性押圧片８４と、ベース部８３の一方の側縁部から正面側へ延出するストッパ８５とを備える。一対の弾性押圧片８４は、ストッパ８５とは反対側の側縁部に配置され、相手側の弾性押圧片８４側へ膨らむように湾曲した形状をなしている。弾性押圧片８４が弾性撓みしていない状態における一対の弾性押圧片８４の最小間隔は、冷陰極管１７のガラス管６０の外径よりも小さい寸法となっている。ストッパ８５は、ベース部８３から冷陰極管１７の軸線と直角に立ち上がっており、ストッパ８５には略円弧状に凹んだ形態の凹部８６が形成されている。

　さらに、ベース部８３には、３片の脚部８７が一体形成されている。３片のうち２片の脚部８７は、弾性押圧片８４とストッパ８５との間であって、ベース部８３の上下両縁部から弾性押圧片８４及びストッパ８５とは反対側（裏面側）へ突出しており、残りの１片の脚部８７は、ベース部８３におけるストッパ８５とは反対側の側縁における両弾性押圧片８４の中間位置から弾性押圧片８４及びストッパ８５とは反対側（裏面側）へ突出している。

　かかる光源保持部８２は、剥き出しの状態のままで、脚部８７を取付孔８１ｈに貫通させて半田付けにより支持板８１に対して固着されている（図１５参照）。支持板８１の裏面側には、並列配置された各光源保持部８２に跨る形で、接地パターン８８が均一な幅で延在されている。この接地パターン８８により各光源保持部８２は接地端子８９に導通されている。

　矩形状をなす接地パターン８８の４つの角部のうち１つの角部には、図１５に示すように、接地端子８９が設けられている。接地端子８９は、金属製の細長い板状部材であり、接地パターン８８上から支持板８１に対して略垂直に立ち上がる構成となっている。

　次に、冷陰極管１７の他方の端部を接地部材８０に取り付ける作業について説明する（図１３参照）。取付けに際しては、冷陰極管１７を水平とした状態でシャーシ１４の底板１４ａに接近させ、ガラス管６０の一端部と口金７０とを接地部材８０の光源保持部８２に嵌めこむ。このとき、一対の弾性押圧片８４が、口金７０の本体部７１によって左右に拡開するように弾性撓みさせられ、本体部７１が一対の弾性押圧片８４の最小間隔部分を通過した後は、両弾性押圧片８４，８４が、その弾性復元力によって本体部７１を保持する。こうして本体部７１をベース部８３に当接させることで、冷陰極管１７の取付けが完了する。

　上述のとおり冷陰極管１７を接地部材８０に取り付けると、図１６に示すように、接地部材８０が配置された側では、当該接地部材８０の接地端子８９の先端が、接地部材８０の接地パターン８８と接続されるとともに、シャーシ１４の底板１４ａの表面（冷陰極管１７が配された側の面）と当接する。より詳しくは、支持板８１から略垂直に立ち上がる接地端子８９が、底板１４ａに対して垂直に当接しており、半田付けにて底板１４ａに固着されている。これにより、冷陰極管１７の当該端部を接地部材８０及びシャーシ１４に接地して、これら接地部材８０及びシャーシ１４に放熱可能とすることができる。

　以上説明したように、本実施形態に係るバックライト装置１２は、冷陰極管１７と、冷陰極管１７を収容するシャーシ１４と、冷陰極管１７を設置するための接地部材８０とを備え、接地部材８０は、支持板８１と、当該支持板８１に形成された接地端子８９とを有し、接地端子８９は支持板８１及びシャーシ１４に接続されている。

　このような構成によれば、冷陰極管１７の点灯により発生した熱が接地端子８９を介して支持板８１とシャーシ１４とに伝達される。一般に、接地端子８９は接地部材８０の支持板８１に形成されることで冷陰極管１７の接地を行うものであるものの、当該支持板８１では面積が小さいため放熱能力が小さく、そのままでは冷陰極管１７が高温化し易い。そこで、本実施形態では、接地端子８９を支持板８１のみならず、面積の大きいシャーシ１４にも接続することにより、広範囲に亘って放熱することができる。その結果、冷陰極管１７から発生した熱を効率的に放熱することができ、冷陰極管１７の高温化を抑制することが可能となる。

　また、本実施形態では、シャーシ１４は金属製とされているため、当該シャーシ１４内での熱伝達が良好となり、高い放熱効果を得ることが可能となる。

　また、本実施形態では、シャーシ１４に対して冷陰極管１７とは反対側には、リード部品３０ａやチップ部品３０ｂが半田付けされたインバータ基板３０が配されている。
　このように、各種電子部品（リード部品３０ａ及びチップ部品３０ｂなど）が半田付けされたインバータ基板３０を備える構成とすると、冷陰極管１７が高温化した場合にインバータ基板３０にも温度上昇が生じ、半田付けされた部分に熱応力が掛かり、場合によっては半田付け部分に損傷が生じることとなる。そこで、本実施形態のように、接地端子８９を支持板８１及びシャーシ１４に接続する構成とすることにより、インバータ基板３０の温度上昇を抑制することができ、半田部分に熱応力が掛かり難いものとすることが可能となる。

　また、本実施形態では、接地端子８９はシャーシ１４に対して垂直に接続されているため、接地端子８９の長さを可能な限り小さくすることができ、効率的な放熱を実現することが可能となる。

　また、本実施形態では、冷陰極管１７は、ガラス管６０と、このガラス管６０の端部に当該ガラス管６０の外部を覆う形で取り付けられた口金７０とを備え、口金７０が接地部材８０に接続されている。
　この場合、冷陰極管１７から発生した熱が、口金７０から接地端子８９を介して接地部材８０及びシャーシ１４にて放熱されることとなる。

［実施形態１の変形例］
　実施形態１における接地部材８０とシャーシ１４との接地態様として、図１７に示すような態様を採用することもできる。すなわち、実施形態１では、接地部材８０の接地端子８９がシャーシ１４に接続された構成としたが、図１７に示すように、接地部材８０からシャーシ１４側へ突出する脚部８７が、支持板８１を貫通しシャーシ１４と接続される構成としてもよい。この場合、冷陰極管１７の点灯により発生した熱は、脚部８７を介して支持板８１とシャーシ１４とに伝達され、冷陰極管１７の高温化を抑制することが可能となる。

　＜実施形態２＞
　次に、本発明の実施形態２を図１８及び図１９によって説明する。この実施形態２では、実施形態１から接地部材の構成を変更したものを示し、その他は前記実施形態１と同様である。前記実施形態１と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。
　図１８は本実施形態に係るバックライト装置において冷陰極管が接地部材に嵌め込まれた様子を表す断面図、図１９は接地部材に冷陰極管を取り付けた状態の液晶表示装置の断面構成を示す要部拡大断面図である。

　接地部材９０は、所定形状に打ち抜いた金属製（例えば、洋白合金）の板材に曲げ加工を施したものであって、図１８に示すように、ベース部８３と、ベース部８３の上下両縁部から正面側へ延出する上下対称な一対の弾性押圧片８４と、ベース部８３の一方の側縁部から正面側へ延出するストッパ８５とを備える。ベース部８３には、３片の脚部９１が一体形成されている。３片のうち２片の脚部９１は、弾性押圧片８４とストッパ８５との間であって、ベース部８３の上下両縁部から弾性押圧片８４及びストッパ８５とは反対側（裏面側）へ突出しており、残りの１片の脚部９１は、ベース部８３におけるストッパ８５とは反対側の側縁における両弾性押圧片８４の中間位置から弾性押圧片８４及びストッパ８５とは反対側（裏面側）へ突出している。

　かかる接地部材９０は、一対の弾性押圧片８４の間に冷陰極管１７（口金７０）が嵌め込まれることで、冷陰極管１７を保持するとともに、該冷陰極管１７の電極（口金７０）と電気的に接続される。このように、本実施形態における冷陰極管１７は、外部との電気的接続を可能とする電極（口金７０）を備えたものである。さらに、接地部材９０は、金属製のシャーシ１４に取り付けられる。この取付けに際しては、図１９に示すように、接地部材９０の脚部９１を、シャーシ１４の底板１４ａの表面（冷陰極管１７が配された側の面）にアーク溶接することにより、接地部材９０をシャーシ１４に固定する。なお、本実施形態では、接地部材９０をシャーシ１４にアーク溶接により接続するものとしたが、例えばレーザー溶接や半田付けにより接続してもよい。

　以上説明したように、本実施形態に係るバックライト装置１２は、冷陰極管１７と、冷陰極管１７を収容するシャーシ１４と、冷陰極管１７を保持し、該冷陰極管１７の電極と電気的に接続され、この冷陰極管１７を接地するための接地部材９０と、を備え、接地部材９０がシャーシ１４に接続された構成とされている。

　このような構成によれば、冷陰極管１７の点灯により発生した熱が、接地部材９０を介してシャーシ１４に伝達される。シャーシ１４は冷陰極管１７を収容するものであり、その面積が大きいため、接地部材９０をシャーシ１４に接続することにより、広範囲に亘って放熱することができる。その結果、冷陰極管１７から発生した熱を効率的に放熱することができ、当該冷陰極管１７の高温化を抑制することが可能となる。

　また、本実施形態では、シャーシ１４を金属製としているため、シャーシ１４内での熱伝達が良好となり、高い放熱効果を得ることが可能となる。

　また、本実施形態では、シャーシ１４と接地部材９０とがアーク溶接により接続されている。
　この場合、シャーシ１４と接地部材９０とを強固に接続することができ、当該照明装置において高い信頼性を得ることが可能となる。

　＜実施形態３＞
　次に、本発明の実施形態３を図２０によって説明する。この実施形態３では、実施形態１，２から接地部材の構成及び接地態様を変更したものを示し、その他は前記実施形態１，２と同様である。前記実施形態１，２と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。
　図２０は本実施形態に係るバックライト装置において接地部材に冷陰極管を取り付けた状態の断面構成を示す要部拡大断面図である。

　シャーシ１４は、樹脂製とされ、矩形状の底板１４ａとその各辺から立ち上がる側面とからなる浅い略箱型に形成されている。このシャーシ１４の表面側には、図２０に示すように、冷陰極管１７が収容されている。一方、シャーシ１４の裏面（冷陰極管１７を配した側とは反対側の面）には、放熱板１００が取り付けられている。放熱板１００は、金属製の板状部材とされ、ネジ部材１０１によりシャーシ１４に取り付けられている。この放熱板１００は、冷陰極管１７から発生した熱を放熱する機能を有する。

　接地部材１１０は、所定形状に打ち抜いた金属製（例えば、洋白合金）の板材に曲げ加工を施したものであって、ベース部８３からシャーシ１４の底板１４ａ側に延びる脚部１１１が一体形成されている。脚部１１１は、シャーシ１４の底板１４ａを貫通し、当該底板１４ａの裏面に取り付けられた放熱板１００と接続されている。より詳しくは、ベース部８３から略垂直に延びる脚部１１１が、放熱板１００に対して垂直に当接しており、半田付けにて当該放熱板１００に固着されている。

　以上説明したように、本実施形態に係るバックライト装置１２は、冷陰極管１７と、冷陰極管１７を収容するシャーシ１４と、冷陰極管１７を接地するための接地部材１１０と、シャーシ１４とは別個に、冷陰極管１７からの熱を放熱するための放熱板１００と、を備え、接地部材１１０が放熱板１００に接続された構成とされている。
　このような構成によれば、冷陰極管１７の点灯により発生した熱が、接地部材１１０を介して放熱板１００に伝達される。その結果、冷陰極管１７から発生した熱を放熱板１００から効率的に放熱することができ、当該冷陰極管１７の高温化を抑制することが可能となる。

　また、本実施形態では、放熱板１００は金属製とされているため、当該放熱板１００内での熱伝達が良好となり、高い放熱効果を得ることが可能となる。

　また、本実施形態では、放熱板１００はシャーシ１４に対して冷陰極管１７とは反対側に配されている。

　また、本実施形態では、シャーシ１４は樹脂製とされている。本実施形態のように放熱板１００を設けることにより、シャーシ１４が高い放熱性を有する必要がなくなるため、シャーシ１４を加工し易い樹脂製とすることが可能となる。
　この場合、放熱板１００がシャーシ１４の外側（裏側）に配されることとなるため、放熱板１００から放熱された熱がシャーシ１４内に篭ることがなく、効率良く放熱することが可能となる。

　また、本実施形態では、接地部材１１０は放熱板１００に対して垂直に接続されている。
　このような構成によれば、接地部材１１０と放熱板１００との距離を可能な限り小さくすることができるため、効率的な放熱を実現することが可能となる。

　＜他の実施形態＞
　以上、本発明の実施形態について示したが、本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。

（１）上記した実施形態１では、接地端子をシャーシの底板に接続するものとしたが、接地端子の接続場所はこれに限られるものではなく、シャーシの一部に接続されていればよい。

（２）上気した実施形態１では、１つの接地部材に対して１つの接地端子が設けられた構成を例示したが、接地端子の数は任意の数設けることができる。接地端子の数を増大することにより、より効率的な放熱が行われることが期待できる。

（３）上記した各実施形態では、冷陰極管に備わる口金から接地端子を介して放熱する構成を例示したが、例えば冷陰極管から突出するアウタリードを接地端子と電気的に接続して放熱する構成も本発明に含まれる。

（４）上記した各実施形態では、光源として冷陰極管を用いたが、光源はこれに限られず、熱陰極管、キセノン管、蛍光灯等を用いてもよい。

（５）表示装置としては、液晶表示装置に限らず、表示パネルの背面側に照明装置を必要する種々の表示装置が含まれる。

　１０…液晶表示装置（表示装置）、１１…液晶パネル（表示パネル）、１２…バックライト装置（照明装置）、１４…シャーシ、１７…冷陰極管（光源）、３０…インバータ基板（回路基板）、３０ａ…リード部品（電子部品）、３０ｂ…チップ部品（電子部品）、６０…ガラス管、７０…口金、８０…接地部材、８１…支持板（基材）、８９…接地端子

Claims (19)

1. 　光源と、
   　前記光源を収容するシャーシと、
   　前記光源を接地するための接地部材と、を備え、
   　前記接地部材は、基材と、当該基材に形成された接地端子と、を有し、
   　前記接地端子は、前記基材及び前記シャーシに接続されていることを特徴とする照明装置。
2. 　前記シャーシは金属製であることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
3. 　前記シャーシに対して前記光源とは反対側には、電子部品が半田付けされた回路基板が配されていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の照明装置。
4. 　前記接地端子は、前記シャーシに対して垂直に接続されていることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の照明装置。
5. 　前記接地部材は、前記シャーシ側へ突出する脚部を有し、
   　前記脚部は前記シャーシに接触していることを特徴とする請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の照明装置。
6. 　外部との電気的接続を可能とする電極を備えた光源と、
   　前記光源を収容するシャーシと、
   　前記光源を保持し、前記電極と電気的に接続され、前記光源を接地するための接地部材と、を備え、
   　前記接地部材は前記シャーシに接続されていることを特徴とする照明装置。
7. 　前記シャーシは金属製であることを特徴とする請求項６に記載の照明装置。
8. 　前記シャーシと前記接地部材とはアーク溶接により接続されていることを特徴とする請求項６又は請求項７に記載の照明装置。
9. 　前記シャーシと前記接地部材とはレーザー溶接により接続されていることを特徴とする請求項６又は請求項７に記載の照明装置。
10. 　前記シャーシと前記接地部材とは半田により接続されていることを特徴とする請求項６又は請求項７に記載の照明装置。
11. 　光源と、
    　前記光源を収容するシャーシと、
    　前記光源を接地するための接地部材と、
    　前記シャーシとは別個に、前記光源からの熱を放熱するための放熱板と、を備え、
    　前記接地部材は前記放熱板に接続されていることを特徴とする照明装置。
12. 　前記放熱板は金属製であることを特徴とする請求項１１に記載の照明装置。
13. 　前記放熱板は、前記シャーシに対して前記光源とは反対側に配されていることを特徴とする請求項１１又は請求項１２に記載の照明装置。
14. 　前記シャーシは樹脂製であることを特徴とする請求項１１から請求項１３のいずれか１項に記載の照明装置。
15. 　前記接地部材は、前記放熱板に対して垂直に接続されていることを特徴とする請求項１１から請求項１４のいずれか１項に記載の照明装置。
16. 　前記光源は、ガラス管と、前記ガラス管の端部に、当該ガラス管の外部を覆う形で取り付けられた口金と、を備え、
    　前記口金が前記接地部材に接続されていることを特徴とする請求項１から請求項１５のいずれか１項に記載の照明装置。
17. 　請求項１から請求項１６のいずれか１項に記載された照明装置と、前記照明装置の光出射側に配置される表示パネルと、を備えたことを特徴とする表示装置。
18. 　前記表示パネルが液晶を用いた液晶パネルであることを特徴とする請求項１７に記載の表示装置。
19. 　請求項１７又は請求項１８に記載された表示装置を備えたことを特徴とするテレビ受信装置。

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