JPWO2010103704A1 - 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置 - Google Patents
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Abstract
本発明の照明装置12は、複数の光源18と、前記光源18を収容するシャーシ14と、前記光源18に対して駆動電力を供給する電力供給基板20と、前記シャーシ14に組み付けられ、前記電力供給基板20と前記複数の光源18との間の電力供給を中継する複数の中継コネクタ21と、を備え、前記複数の中継コネクタ21は並列配置されており、前記電力供給基板20は、その長手方向が、前記中継コネクタ21の並列方向に沿って配置され、前記中継コネクタ21の並列方向に沿って移動されることで当該中継コネクタ21に取り付けられるものであり、前記シャーシ14には、前記中継コネクタ21の並列方向に沿って前記電力供給基板20を案内するガイド部30,31が設けられていることを特徴とする。
Description
本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。
例えば、液晶テレビなどの液晶表示装置に用いる液晶パネルは、自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要としている。このバックライト装置は、液晶パネルの裏側(表示面とは反対側)に設置されるようになっており、液晶パネル側の面が開口したシャーシと、シャーシ内に収容される多数本のランプ(例えば冷陰極管)と、各ランプに電力を供給可能なインバータユニットとを備える。
インバータユニットとランプとを電気的に接続するための構成の一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、ランプがシャーシの表側内部に配されるのに対し、インバータユニットがシャーシの裏側外部に配されるとともに、シャーシにはランプソケットが内外に貫通する形態で取り付けられている。そして、このランプソケットの内側端部にランプが接続されるのに対し、ランプソケットの外側端部にインバータユニットが接続されるようになっている。さらに、シャーシの裏側外部にはガイド部が設けられており、インバータユニットをシャーシに取り付ける際に、当該インバータユニットがガイド部によりガイドされる構成となっている。
(発明が解決しようとする課題)
上記特許文献1に開示された液晶表示装置は、インバータユニットをランプソケットに接続するには、インバータユニットをシャーシの裏面に対して対向させた状態に保ちつつ、ランプソケットの配列方向に直交する方向に沿って水平にスライドさせてランプソケットに挿入する構成となっている。ここで、当該液晶表示装置の構成では、ランプソケットの配列方向に直交する方向とインバータユニットの短辺方向とが一致しており、当該インバータユニットは短辺方向にガイドされることとなる。この場合、インバータユニットは、その長辺方向において撓みが生じ易いため、ランプソケットとの位置ずれが生じ易くなる。その結果、インバータユニットとランプソケットとの取付作業を円滑に行うことができず、場合によってはインバータユニットが損傷するおそれがある。
上記特許文献1に開示された液晶表示装置は、インバータユニットをランプソケットに接続するには、インバータユニットをシャーシの裏面に対して対向させた状態に保ちつつ、ランプソケットの配列方向に直交する方向に沿って水平にスライドさせてランプソケットに挿入する構成となっている。ここで、当該液晶表示装置の構成では、ランプソケットの配列方向に直交する方向とインバータユニットの短辺方向とが一致しており、当該インバータユニットは短辺方向にガイドされることとなる。この場合、インバータユニットは、その長辺方向において撓みが生じ易いため、ランプソケットとの位置ずれが生じ易くなる。その結果、インバータユニットとランプソケットとの取付作業を円滑に行うことができず、場合によってはインバータユニットが損傷するおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタとインバータ基板との組付けにおける位置ずれ、及びそれに伴う損傷を防止することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記課題を解決するために、本発明の照明装置は、複数の光源と、前記光源を収容するシャーシと、前記シャーシに対して前記光源とは反対側に配され、前記光源に対して駆動電力を供給する電力供給基板と、前記シャーシに組み付けられ、前記電力供給基板と前記複数の光源との間の電力供給を中継する複数の中継コネクタと、を備え、前記複数の中継コネクタは並列配置されており、前記電力供給基板は、その長手方向が、前記中継コネクタの並列方向に沿うように配置されるとともに、前記中継コネクタの並列方向に沿って移動されることで当該中継コネクタに取り付けられるものであり、前記シャーシには、前記中継コネクタの並列方向に沿って前記電力供給基板を案内するガイド部が設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の照明装置は、複数の光源と、前記光源を収容するシャーシと、前記シャーシに対して前記光源とは反対側に配され、前記光源に対して駆動電力を供給する電力供給基板と、前記シャーシに組み付けられ、前記電力供給基板と前記複数の光源との間の電力供給を中継する複数の中継コネクタと、を備え、前記複数の中継コネクタは並列配置されており、前記電力供給基板は、その長手方向が、前記中継コネクタの並列方向に沿うように配置されるとともに、前記中継コネクタの並列方向に沿って移動されることで当該中継コネクタに取り付けられるものであり、前記シャーシには、前記中継コネクタの並列方向に沿って前記電力供給基板を案内するガイド部が設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、電力供給基板を中継コネクタに取り付ける際に、電力供給基板がガイド部に案内されるため、電力供給基板と中継コネクタとの位置ずれが生じ難く円滑な取付作業を行うことが可能となる。特に、本発明の構成では、電力供給基板が中継コネクタの並列方向に沿って長手状をなし、ガイド部が電力供給基板を中継コネクタの並列方向に沿って案内するものとされている。したがって、ガイド部は、電力供給基板をその長辺方向に沿って案内することとなるため、短辺方向に沿って案内する場合に比べて電力供給基板の撓みが生じ難くなり、当該電力供給基板の位置ずれがより一層生じ難くなる。その結果、電力供給基板と中継コネクタとの間に位置ずれが生じ難く、両者を円滑に取り付けることができ、ひいては電力供給基板の損傷を防止することが可能となる。
また、前記シャーシは金属製とされ、前記ガイド部は、前記シャーシを板金成形することにより形成されたものとすることができる。
このような構成によれば、ガイド部に他部材を用いる必要がないため、部品点数を少なくすることが可能となる。
このような構成によれば、ガイド部に他部材を用いる必要がないため、部品点数を少なくすることが可能となる。
また、前記ガイド部は、前記シャーシとは別の部材で形成されたものとすることができる。
このような構成によれば、ガイド部を別途用意するため、任意の形状のガイド部を形成することが可能となる。
このような構成によれば、ガイド部を別途用意するため、任意の形状のガイド部を形成することが可能となる。
また、前記ガイド部の終端部には、前記電力供給基板の移動を抑止するストッパが設けられているものとすることができる。
このような構成によれば、電力供給基板が所定位置に達したときにストッパにより移動が抑止されるため、電力供給基板の位置決めを確実に行うことが可能となる。
このような構成によれば、電力供給基板が所定位置に達したときにストッパにより移動が抑止されるため、電力供給基板の位置決めを確実に行うことが可能となる。
また、前記ガイド部は、金属製であり、前記電力供給基板の放電用グランドであるものとすることができる。
このような構成によれば、電力供給基板からガイド部を通じて放電されるため、当該電力供給基板からの意図しない自然放電を抑止することが可能となる。
このような構成によれば、電力供給基板からガイド部を通じて放電されるため、当該電力供給基板からの意図しない自然放電を抑止することが可能となる。
また、前記ガイド部は、前記シャーシの面内方向において前記電力供給基板を案内するための第1ガイド部と、前記電力供給基板と前記シャーシとの間の離間状態を保持するための第2ガイド部とから構成されているものとすることができる。
このような構成によれば、電力供給基板は、第1ガイド部によりシャーシの面内方向において位置決めされるとともに、第2ガイド部によりシャーシと直交する方向においても位置が規制される。これにより、中継コネクタとインバータ基板との組付けにおける位置ずれを防止することが可能となる。特に、第2ガイド部により電力供給基板とシャーシとの離間状態が保持されるため、電力供給基板とシャーシとの接触が回避され、電力供給基板の損傷を防止することが可能となる。
次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上述した照明装置と、当該照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルと、を備えることを特徴とする。
このような表示装置によると、表示パネルに対して光を供給する照明装置が、組付けに伴う損傷が生じ難いものであるため、製造コストの低減を図ることができるとともに動作信頼性にも優れる。
このような表示装置によると、表示パネルに対して光を供給する照明装置が、組付けに伴う損傷が生じ難いものであるため、製造コストの低減を図ることができるとともに動作信頼性にも優れる。
前記表示パネルとしては液晶パネルを例示することができる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのディスプレイ等に適用でき、特に大型画面用として好適である。
また、本発明のテレビ受信装置は、上記表示装置を備えることを特徴とする。
このようなテレビ受信装置によると、製造コストの低減を図ることができるとともに、動作信頼性に優れた装置を提供することが可能となる。
このようなテレビ受信装置によると、製造コストの低減を図ることができるとともに、動作信頼性に優れた装置を提供することが可能となる。
(発明の効果)
本発明によれば、コネクタとインバータ基板との組付けにおける位置ずれ、及びそれに伴う損傷を防止することが可能となる。
本発明によれば、コネクタとインバータ基板との組付けにおける位置ずれ、及びそれに伴う損傷を防止することが可能となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図12によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置10について例示する。
図1は本実施形態に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図、図2は図1のテレビ受信装置が備える液晶表示装置の長辺方向に沿った断面構成を示す断面図、図3は冷陰極管を収容したシャーシの平面図、図4はカバーを取り付けたシャーシの拡大底面図、図5はインバータ基板を取り外し位置とした状態における図4のA−A線断面図、図6は図4のB−B線断面図である。
なお、各図面の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、図2に示す上側を表側(正面側、光出射側)とし、図2に示す下側を裏側(背面側、光出射側とは反対側)とする。
本発明の実施形態1を図1から図12によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置10について例示する。
図1は本実施形態に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図、図2は図1のテレビ受信装置が備える液晶表示装置の長辺方向に沿った断面構成を示す断面図、図3は冷陰極管を収容したシャーシの平面図、図4はカバーを取り付けたシャーシの拡大底面図、図5はインバータ基板を取り外し位置とした状態における図4のA−A線断面図、図6は図4のB−B線断面図である。
なお、各図面の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、図2に示す上側を表側(正面側、光出射側)とし、図2に示す下側を裏側(背面側、光出射側とは反対側)とする。
本実施形態に係るテレビ受信装置TVは、図1に示すように、液晶表示装置10(表示装置)と、当該液晶表示装置10を挟むようにして収容する表裏両キャビネットCa,Cbと、電源Pと、チューナーTとを備えて構成される。液晶表示装置10は、全体として横長の方形を成し、図2に示すように、表示パネルである液晶パネル11と、外部光源であるバックライト装置12(照明装置)とを備え、これらが枠状をなすベゼル13などにより一体的に保持されるようになっている。
次に、液晶表示装置10を構成する液晶パネル11及びバックライト装置12について順次に説明する。液晶パネル11は、平面視矩形状をなしており、図2に示すように、一対のガラス基板11a,11bが所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両ガラス基板11a,11b間に液晶層(図示せず)が封入された構成とされる。一方のガラス基板11aには、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子(例えばTFT)と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、他方のガラス基板11bには、R(赤色),G(緑色),B(青色)等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。このうち、ソース配線、ゲート配線及び対向電極などには、図示しない駆動回路基板から画像を表示するのに必要な画像データや各種制御信号が供給されるようになっている。なお、両ガラス基板11a,11bの外側にはそれぞれ偏光板11c,11dが配されている。
バックライト装置12は、図2に示すように、液晶パネル11の背面直下に光源が配置されてなる、いわゆる直下型のバックライトであり、表側(光出射側、液晶パネル11側)に開口した略箱型をなすシャーシ14と、シャーシ14内に敷設される反射シート15と、シャーシ14の開口部を覆うようにして取り付けられる複数枚の光学部材16と、光学部材16を保持可能なフレーム17と、シャーシ14内に並列した状態で収容される複数本の冷陰極管18(光源)と、冷陰極管18の各端部を遮光するとともに自身が光反射性を備えてなるホルダ19とを有する。さらに、このバックライト装置12は、シャーシ14の裏側に配されるインバータ基板20(電力供給基板)と、インバータ基板20と冷陰極管18との間の電力供給を中継する中継コネクタ21とを備えている。
シャーシ14は、アルミニウムなどの金属製とされ、液晶パネル11と同じく平面視略矩形状をなす底板14aを備える。この底板14aの長辺方向が各図面のX軸方向と一致し、短辺方向が同Y軸方向と一致している。底板14aにおける長辺方向の両端部には、中継コネクタ21を挿通可能なコネクタ挿通孔14bが貫通して形成されている。コネクタ挿通孔14bは、Y軸方向(底板14aの短辺方向)に沿って複数(冷陰極管18及び中継コネクタ21に対応した数)並列配置されている。反射シート15は、光の反射性に優れた白色を呈する合成樹脂製とされ、シャーシ14の内面のほぼ全域を覆う形で敷設されていて、冷陰極管18からの光を光学部材16側(光出射側)へ反射させる機能を有する。また、反射シート15には上記コネクタ挿通孔14bに連通する孔が形成されている。
光学部材16は、シャーシ14の底板14aや液晶パネル11と同様に平面視矩形状をなし、透光性を有する合成樹脂製とされるとともに、裏側の冷陰極管18と表側の液晶パネル11との間に介在する。光学部材16は、裏側から順に、例えば拡散板、拡散シート、レンズシート、及び輝度上昇シートにより構成されており、線状光源である各冷陰極管18から発せられる光を均一な面状の光に変換するなどの機能を有する。
フレーム17は、液晶パネル11や光学部材16の外周縁部に沿う枠状をなしている。フレーム17は、光学部材16の表側に配されるとともにホルダ19との間で光学部材16の外周縁部を挟持できるようになっている。また、フレーム17は、液晶パネル11を裏側から受けることができるようになっていて、液晶パネル11の表側に配されるベゼル13との間で液晶パネル11を挟持可能とされる。
冷陰極管18は、線状光源(管状光源)の一種であり、図3に示すように、その軸方向をシャーシ14の長辺方向(X軸方向)と一致させた姿勢でシャーシ14内に取り付けられており、複数本が互いの軸を略平行にし、且つ互いの間に所定の間隔を空けた状態でシャーシ14の短辺方向(Y軸方向)に沿って並べられている。
この冷陰極管18は、放電管の一種であり、図5に示すように、両端部が封止された断面円形の細長いガラス管18aと、ガラス管18aの両端部の内側に封入された一対の電極(図示せず)と、ガラス管18aの両端部から外部に突出する一対のアウタリード18bとを備える。ガラス管18aは、内部に発光物質である水銀など(蛍光体共々図示せず)が封入されるとともに、その内壁面に蛍光体が塗布されている。アウタリード18bは、導電性を有する金属製とされ、ガラス管18aの端部からその軸方向(X軸方向)に沿って外向き(電極側とは逆向き)に突出する細長い略円柱状をなしており、その内端部がガラス管18a内の電極に対して接続されることで電極と同電位とされる。
ホルダ19は、光の反射性に優れた白色を呈する合成樹脂製とされ、図2に示すように、シャーシ14の短辺方向に沿って延びるとともに、裏側の面が開口した略箱型をなしている。ホルダ19は、シャーシ14における長辺方向の両端部に一対取り付けられることで、同位置に並列配置された各冷陰極管18の端部(非発光部)を一括して覆うことができるようになっている。
中継コネクタ21は、図5に示すように、絶縁性を有する合成樹脂製(例えばポリブチレンテレフタレートやナイロンなど)で全体が略ブロック状をなすハウジング23と、ハウジング23内に収容された端子金具24とを備えており、シャーシ14の底板14aを貫通した状態で取り付けられている。図6に示すように、ハウジング23のうち、シャーシ14内に配された部分が、冷陰極管18の端部を受け入れる光源受入部23aとされるのに対し、シャーシ14外に配された部分が、後述するインバータ基板20のコネクタ接続部20cを受け入れる基板受入部23bとされる。光源受入部23aには、冷陰極管18の端部に沿った円弧状の溝部が形成されている。基板受入部23bには、X軸方向に沿って後方(インバータ基板20側)へ向けて開口するとともにY軸方向に沿って図6に示す右側へ向けて開口する基板挿入口23cが設けられている。このハウジング23は、シャーシ14に対して直接保持されている。詳しくは、光源受入部23aは、基板受入部23bよりもY軸方向の寸法が大きくなっており、その幅広部分23dがシャーシ14に対して表側から係合可能とされる。基板受入部23bには、シャーシ14に対して裏側から係合可能な抜け止め突部23eが設けられている。
一方、図5に示すように、端子金具24のうち、上記光源受入部23a内に配された端部が、冷陰極管18のアウタリード18bに接触される光源接触部24aとされるのに対し、上記基板受入部23b内に配された端部が、コネクタ接続部20cの端子部20dに接触される基板接触部24bとされる。光源接触部24a及び基板接触部24bは、それぞれバネ性を有しており、アウタリード18b及び端子部20dに対して弾性接触可能とされる。インバータ基板20から出力された出力電圧は、この中継コネクタ21を介して冷陰極管18のアウタリード18b及び電極に入力可能とされる。
中継コネクタ21は、シャーシ14に対して冷陰極管18の両端部に対応した位置、すなわち底板14aにおける長辺方向の両端位置に一対一組で配され、かつ底板14aの短辺方向(Y軸方向、冷陰極管18の並列方向)に沿って複数ずつ(冷陰極管18の本数分)並んで配されている(図7参照)。各中継コネクタ21の配列ピッチは、各冷陰極管18の配列ピッチとほぼ等しくなっている。各中継コネクタ21のY軸方向についての設置位置は、各冷陰極管18とほぼ同じに揃えられている。
カバー22は、絶縁性を有する合成樹脂製とされ、図2に示すように、シャーシ14の底板14aとインバータ基板20との間に介在する(挟まれた配置とされる)ことで、底板14aに対してインバータ基板20の配線パターンやチップ部品20bなどが直接接触することを防ぐことができる。カバー22は、底板14aの裏側の面(冷陰極管18とは反対側の面)に取り付けられており、底板14aのうち長辺方向の両端位置に一対ずつ配置され、それにより底板14aにおける中継コネクタ21の設置領域を所定の範囲に亘って覆っている。
詳しくは、カバー22は、図4に示すように、平面視矩形状をなすとともに、その長辺方向を底板14aの短辺方向と一致させた向きで、一対ずつY軸方向に横並びした状態で底板14aの長辺方向の両端部に対してビスなどにより固定されている。したがって、カバー22の長辺寸法は、シャーシ14の短辺寸法やインバータ基板20の長辺寸法の半分程度とされる。カバー22は、略板状をなし、その板面がシャーシ14の底板14a及びインバータ基板20の板面に対して並行する形態とされる。カバー22は、大まかには、中継コネクタ21に相対的に近い側(シャーシ14における端側)が前部22aとされるのに対し、中継コネクタ21から相対的に遠い側(シャーシ14における中央側)が後部22bとされる。このうち、後部22bには、放熱用の放熱孔22cが貫通形成され、複数行列状に配置されている。
続いてインバータ基板20について図2、図7から図10を用いて説明する。
図7はインバータ基板を取り付けたシャーシの底面図である。
インバータ基板20は、合成樹脂製(例えばガラス布基材エポキシ樹脂製や紙フェノール製など)の基材上に所定の配線パターンが形成されるとともに各種電子部品が実装されてなる。詳しくは、図2に示すように、インバータ基板20のうち、裏側の面(シャーシ14とは反対側の面)には、トランスやコンデンサなどのリード部品20aが実装されているのに対し、表側の面(シャーシ14側の面)には、配線パターン(図示せず)が形成されるとともに抵抗やダイオードやコンデンサなどのチップ部品20bが実装されている。このうち、リード部品20aのリードは、インバータ基板20のスルーホールを通して表側の面に突出した状態で配線パターンに対して半田付けされている。一方、チップ部品20bは、インバータ基板20の表側の面において配線パターン上に表面実装されている。このインバータ基板20は、液晶表示装置10の電源Pに対して接続されており、その電源Pから入力される入力電圧を昇圧し、入力電圧よりも高い出力電圧を冷陰極管18へ出力するなどして冷陰極管18の点灯・消灯を制御する機能を有する。なお、図7〜図10では、リード部品20a及びチップ部品20bの図示を省略している。
図7はインバータ基板を取り付けたシャーシの底面図である。
インバータ基板20は、合成樹脂製(例えばガラス布基材エポキシ樹脂製や紙フェノール製など)の基材上に所定の配線パターンが形成されるとともに各種電子部品が実装されてなる。詳しくは、図2に示すように、インバータ基板20のうち、裏側の面(シャーシ14とは反対側の面)には、トランスやコンデンサなどのリード部品20aが実装されているのに対し、表側の面(シャーシ14側の面)には、配線パターン(図示せず)が形成されるとともに抵抗やダイオードやコンデンサなどのチップ部品20bが実装されている。このうち、リード部品20aのリードは、インバータ基板20のスルーホールを通して表側の面に突出した状態で配線パターンに対して半田付けされている。一方、チップ部品20bは、インバータ基板20の表側の面において配線パターン上に表面実装されている。このインバータ基板20は、液晶表示装置10の電源Pに対して接続されており、その電源Pから入力される入力電圧を昇圧し、入力電圧よりも高い出力電圧を冷陰極管18へ出力するなどして冷陰極管18の点灯・消灯を制御する機能を有する。なお、図7〜図10では、リード部品20a及びチップ部品20bの図示を省略している。
インバータ基板20は、図7に示すように、シャーシ14の底板14aの裏側の面(冷陰極管18とは反対側の面)に、カバー22を介して取り付けられており、底板14aのうち長辺方向の両端位置に一対、対称配置されている。インバータ基板20は、平面視略矩形状をなしており、その板面がシャーシ14の底板14aの板面とほぼ平行をなすとともに、その長手方向が中継コネクタ21の並列方向(Y軸方向、底板14aの短辺方向)と一致する状態となっている。このインバータ基板20は、底板14aに対して金属製のビス25により四隅が固定されている。
インバータ基板20における中継コネクタ21側の端部には、中継コネクタ21に対して挿入・接続されるコネクタ接続部20cが設けられている。コネクタ接続部20cは、インバータ基板20の上記端部に切り欠きを間欠的に設けることで、インバータ基板20の長辺方向に沿って複数(中継コネクタ21の数分)並列配置されている。これにより、インバータ基板20の上記端部は、櫛歯状をなしている。各コネクタ接続部20cは、図10に示すように、各中継コネクタ21に対して個別に挿入可能とされ、その先端部には、配線パターンから延出した端子部20dが設けられている。コネクタ接続部20cの幅寸法は、中継コネクタ21における基板挿入口23cの開口間口よりも広くなっており、その差は、隣り合う中継コネクタ21間の間隔と概ね等しくなっている。
そして、このインバータ基板20は、シャーシ14の底板14aに対して所定の間隔を空けて対向するとともにコネクタ接続部20cが中継コネクタ21から離脱した非挿入位置(図8)と、底板14aとの間の上記間隔(Z軸方向についての位置関係)を非挿入位置と同様に維持しつつコネクタ接続部20cが中継コネクタ21内に挿入された挿入位置(図9及び図10)との間を、シャーシ14の底板14a(インバータ基板20の板面)に沿うY軸方向(インバータ基板20の長辺方向、中継コネクタ21の並列方向)に移動可能とされている。詳しくは、非挿入位置では、図8に示すように、コネクタ接続部20cが中継コネクタ21との間にY軸方向について所定の間隔を空けて配されており、その端子部20dが中継コネクタ21の端子金具24に対して非接触の状態とされる。一方、挿入位置では、図9及び図10に示すように、コネクタ接続部20cが中継コネクタ21内に進入していて、その端子部20dが中継コネクタ21の端子金具24に対して接触状態とされる。インバータ基板20は、非挿入位置と挿入位置との間を中継コネクタ21の並列方向(Y軸方向)に沿ってほぼ水平に移動可能とされており、非挿入位置から挿入位置へ向かう方向が挿入方向とされ、逆に挿入位置から非挿入位置へ向かう方向が離脱方向とされる。図7〜図9に示すY軸方向の上方が挿入方向であり、同図に示すY軸方向の下方が離脱方向である。なお、以下では、中継コネクタ21に対するインバータ基板20の挿入方向及び離脱方向について説明するときは、図7に示す左側のインバータ基板20及び中継コネクタ21を基準とし、また前後の記載については、図7〜図9に示すY軸方向の上方を前方、同下方を後方とする。
ところで、インバータ基板20は、上述したとおり、シャーシ14に対してZ軸方向について所定の位置関係を維持しつつ非挿入位置から挿入位置へ向けて移動されることで、各中継コネクタ21に取り付けられるようになっている。ところが、インバータ基板20をシャーシ14に取り付ける際に、X,Y,Z軸方向に位置ずれが生じていると、インバータ基板20のコネクタ接続部20cを中継コネクタ21に円滑に挿入することができず、場合によってはインバータ基板20が損傷するおそれがある。
そこで、本実施形態では、図11及び図12に示すように、インバータ基板20を中継コネクタ21の並列方向(Y軸方向)に沿って案内する一対のガイド部30,31がシャーシ14に形成されている。ガイド部30,31のうち主ガイド部30は、図11に示すように、インバータ基板20のうちコネクタ接続部20cが設けられた側とは反対側の縁部を案内するものであり、中継コネクタ21の並列方向に沿って連続的に延設されている。一方、ガイド部30,31のうち副ガイド部31は、インバータ基板20のうちコネクタ接続部20cが設けられた側の縁部を案内するものであり、隣り合うコネクタ挿通孔14bの間に間欠的に設けられている。
ガイド部30,31は、図12に示すように、シャーシ14を略L字状に折り曲げた板金成形により形成されている。ガイド部30,31は、シャーシ14の底板14aからほぼ垂直に立ち上がる第1ガイド部30a,31aと、底板14aと平行をなす第2ガイド部30b,31bとから構成されている。詳しくは、第1ガイド部30a,31aは、底板14aに対して垂直方向(Z軸方向)に略U字状に折り曲げられることで底板14aから裏側(Z軸方向の下方側)に突出した構成となっている。第2ガイド部30b,31bは、第1ガイド部30a,31aの端部から底板14aと平行(X軸方向)に折り曲げられ、その先端側が底板14a側に折り曲げられた構成となっている。第1ガイド部30a,31aは、第2ガイド部30b,31bから立ち上がる面がインバータ基板20の長手方向の側面と接触することで、シャーシ14の底板14aの面内方向における位置ずれを規制する。一方、第2ガイド部30b,31bは、底板14aと平行をなす面がインバータ基板20の表側の面と接触することで、当該インバータ基板20とシャーシ14とが所定の距離(第2ガイド部30b,31bの高さ分)離間した状態を保持する。
さらに、図11に示すように、ガイド部30及びガイド部31の終端部、すなわちインバータ基板20の挿入方向側の先端部(Y軸方向の上方端部)は、底板14aの面内でそれぞれが互いに向き合うように略直角に折り曲げられることでストッパ32を形成している。これにより、ガイド部30とガイド部31との間の距離は、ストッパ32が形成された以外の部分ではインバータ基板20の短辺寸法とほぼ同等である一方、ストッパ32が形成された部分では短辺寸法よりも小さいものとなっている。ストッパ32は、インバータ基板20が挿入位置に到達すると、インバータ基板20の前端部(挿入方向側の端部)と接触する構成となっており、当該インバータ基板20が所定の位置より過剰に移動することを抑止するものとなっている。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。上記した構成の液晶表示装置10は、それぞれ別途に製造された液晶パネル11及びバックライト装置12をベゼル13などにより互いに組み付けることで製造される。以下では、このうちバックライト装置12の組付け手順について説明する。
バックライト装置12の組付けにあたっては、まずシャーシ14の表側内面に反射シート15を敷設する。そして、シャーシ14内から各中継コネクタ21を取り付けることで、シャーシ14に対して中継コネクタ21を保持させる。その後、シャーシ14内に各冷陰極管18を収容し、端部のアウタリード18bを中継コネクタ21の光源受入部23a内に進入させて端子金具24の光源接触部24aに対して弾性接触させる。それから、シャーシ14に対して表側からホルダ19、光学部材16、及びフレーム17を順次組み付ける(図2参照)。
その一方で、シャーシ14の裏側外部においては、インバータ基板20をシャーシ14に対して組み付ける作業を行う。インバータ基板20は、チップ部品20bが配された側の面を表側とした状態で、図5に示す取り外し位置から、シャーシ14に対して裏側からZ軸方向に沿って接近されることで、図8に示す非挿入位置に至る。このとき、インバータ基板20の側面はガイド部30,31の第1ガイド部30a,31aと接触するとともに、インバータ基板20の表側の面の縁部は第2ガイド部30b,31bと接触する。これにより、インバータ基板20は、シャーシ14に対して所定の距離(第2ガイド部30b,31bの高さ分)離間しつつ、X軸方向への位置ずれが規制された状態となる。
続いて、インバータ基板20を非挿入位置から挿入位置へ向けて移動させる作業を行う。非挿入位置からインバータ基板20をY軸方向に沿って前方へ押し込むと、第1ガイド部30a,31aによりX軸方向への位置ずれが規制されるとともに、第2ガイド部30b,31bによりZ軸方向への位置ずれが規制されているため、インバータ基板20はY軸方向に沿って、すなわち中継コネクタ21の並列方向に沿って移動する。そして、インバータ基板20が挿入位置に達すると、図9及び図10に示すように、各コネクタ接続部20cの端子部20dに対して各中継コネクタ21の端子金具24の基板接触部24bが弾性接触される。これにより、インバータ基板20と冷陰極管18とが中継コネクタ21を介して電気的に接続され、冷陰極管18に対する電力供給が可能となる。このとき、インバータ基板20の前端部(挿入方向の先端部)がガイド部30,31のストッパ32に接触することで、インバータ基板20はそれ以上の移動が規制される。
インバータ基板20は、挿入位置において、ガイド部30,31を介して、ビス25によりシャーシ14に固定される(図12参照)。ここで、ビス25はインバータ基板20の接地用配線と接触するものとされており、ビス25を通じてインバータ基板20からガイド部30,31に放電可能となっている。言い換えれば、ガイド部30,31は、インバータ基板20の放電用グランドとして機能するものとなっている。
以上説明したように、本実施形態に係るバックライト装置12は、複数の冷陰極管18と、冷陰極管18を収容するシャーシ14と、シャーシ14に対して冷陰極管18とは反対側に配され、冷陰極管18に対して駆動電力を供給するインバータ基板20と、シャーシ14に組み付けられ、インバータ基板20と複数の冷陰極管18との間の電力供給を中継する複数の中継コネクタ21と、を備える。そして、複数の中継コネクタ21は並列配置されており、インバータ基板20は、中継コネクタ21の並列方向に沿って長手状をなし、中継コネクタ21の並列方向に沿って移動されることで当該中継コネクタ21に取り付けられるものである。さらに、シャーシ14には、中継コネクタ21の並列方向に沿ってインバータ基板20を案内するガイド部30,31が設けられている。
このような構成によれば、インバータ基板20を中継コネクタ21に取り付ける際に、インバータ基板20がガイド部30,31に案内されるため、インバータ基板20と中継コネクタ21との位置ずれが生じ難く、円滑な取付作業を行うことが可能となる。特に、本実施形態では、インバータ基板20が中継コネクタ21の並列方向に沿って長手状をなし、ガイド部30,31がインバータ基板20を中継コネクタ21の並列方向に沿って案内する構成とされている。したがって、ガイド部30,31は、インバータ基板をその長辺方向に沿って案内することとなるため、短辺方向に沿って案内する場合に比べてインバータ基板20の撓みが生じ難くなり、当該インバータ基板20の位置ずれがより一層生じ難くなる。その結果、インバータ基板20と中継コネクタ21との間に位置ずれが生じ難く、両者を円滑に取り付けることができ、ひいてはインバータ基板20の損傷を防止することが可能となる。
また、本実施形態において、シャーシ14は金属製とされ、ガイド部30,31はシャーシ14を板金成形することにより形成されている。
このような構成によれば、ガイド部30,31を形成するのに他部材を用いる必要がないため、部品点数を少なくすることが可能となる。
このような構成によれば、ガイド部30,31を形成するのに他部材を用いる必要がないため、部品点数を少なくすることが可能となる。
また、ガイド部30,31の終端部には、インバータ基板20の移動を抑止するストッパ32が設けられている。
このような構成によれば、インバータ基板20が所定位置(挿入位置)に達したときにストッパ32により移動が抑止されるため、インバータ基板20の位置決めを確実に行うことが可能となる。
このような構成によれば、インバータ基板20が所定位置(挿入位置)に達したときにストッパ32により移動が抑止されるため、インバータ基板20の位置決めを確実に行うことが可能となる。
また、ガイド部30,31は金属製であり、インバータ基板20の放電用グランドとして機能するため、インバータ基板20からの意図しない自然放電を抑止することが可能となる。
また、ガイド部30,31は、シャーシ14の面内方向においてインバータ基板20を案内するための第1ガイド部30a,31aと、インバータ基板20とシャーシ14との間の離間状態を保持するための第2ガイド部30b,31bとから構成されている。
このような構成によれば、インバータ基板20は、第1ガイド部30a,31aによりシャーシ14の面内方向(X軸方向及びY軸方向)において位置決めされるとともに、第2ガイド部30b,31bによりシャーシ14と直交する方向(Z軸方向)においても位置ずれが規制される。これにより、中継コネクタ21とインバータ基板20との組付けにおける位置ずれを防止することが可能となる。特に、第2ガイド部30b,31bによりインバータ基板20とシャーシ14との離間状態が保持されるため、インバータ基板20とシャーシ14との接触が回避され、インバータ基板20の損傷を防止することが可能となる。
このような構成によれば、インバータ基板20は、第1ガイド部30a,31aによりシャーシ14の面内方向(X軸方向及びY軸方向)において位置決めされるとともに、第2ガイド部30b,31bによりシャーシ14と直交する方向(Z軸方向)においても位置ずれが規制される。これにより、中継コネクタ21とインバータ基板20との組付けにおける位置ずれを防止することが可能となる。特に、第2ガイド部30b,31bによりインバータ基板20とシャーシ14との離間状態が保持されるため、インバータ基板20とシャーシ14との接触が回避され、インバータ基板20の損傷を防止することが可能となる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図13によって説明する。この実施形態2では、実施形態1からガイド部40,41の構成を変更したものを示す。なお、この実施形態2において、上記実施形態1と同様の部材には、上記実施形態と同符号を付して図示及び説明を省略するものもある。
図13は本実施形態に係る液晶表示装置に備わるガイド部の断面構成を示す断面図である。
本発明の実施形態2を図13によって説明する。この実施形態2では、実施形態1からガイド部40,41の構成を変更したものを示す。なお、この実施形態2において、上記実施形態1と同様の部材には、上記実施形態と同符号を付して図示及び説明を省略するものもある。
図13は本実施形態に係る液晶表示装置に備わるガイド部の断面構成を示す断面図である。
ガイド部40,41は、合成樹脂製とされ、図13に示すように、略L字状の断面を有している。上記実施形態1と同様に、ガイド部40は中継コネクタ21の並列方向に沿って連続的に延設される一方、ガイド部41は中継コネクタ21の並列方向沿って間欠的に設けられている。ガイド部40,41は、シャーシ14の底板14aの裏側の面からほぼ垂直に立ち上がる第1ガイド部40a,41aと、底板14aと平行をなす第2ガイド部40b、41bとから構成されている。第1ガイド部40a,41aは、インバータ基板20の長手方向の側面と接触することで、当該インバータ基板20のX軸方向への位置ずれを規制している。一方、第2ガイド部40b,41bは、インバータ基板20の表側の面の縁部と接触することで、インバータ基板20のZ軸方向への位置ずれを規制し、インバータ基板20とシャーシ14との間に所定の距離(第2ガイド部40b、41bの高さ分)離間状態した保持している。
ガイド部40,41の上面(底板14aと対向する面、Z軸方向の上方側の面)には、シャーシ14と係止可能な係止部40c、41cが設けられている。この係止部40c、41cは、鉤型をなしており、シャーシ14に設けられたガイド部係止孔14cを通じてシャーシ14の表側の面に係止されている。この係止部40c、41cにより、ガイド部40,41はシャーシ14に固定されている。なお、本実施形態では、ガイド部40,41は係止部40c、41cによりシャーシ14に固定されるものとしたが、例えばビスなどにより固定されるものとしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の構成によれば、ガイド部40,41をシャーシ14とは異なる部材とすることにより、任意の形状のガイド部を容易に形成することが可能となる。また、ガイド部40,41を合成樹脂製とすることにより、当該ガイド部40,41と接触することに伴うインバータ基板20の損傷を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態ではガイド部40,41は、合成樹脂からなるものとしたが、例えば金属製としてもよい。ガイド部40,41を金属製とした場合、当該ガイド部40,41をインバータ基板20の放電用グランドとすることが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した各実施形態では、ガイド部が略L字状の断面を有する構成を例示したが、例えば図14に示すように円弧状の断面を有するガイド部50や、図15に示すように略U字状の断面を有するガイド部51や、図16に示すようにインバータ基板を載置する形のガイド部52など任意の形状を採用することができる。
(2)上記した各実施形態では、ガイド部の先端にストッパを設ける構成を例示したが、ストッパは必ずしもガイド部に設ける必要はない。
(3)上記した各実施形態では、一対のガイド部のうち一方のガイド部は連続的に延設され、他方のガイド部は間欠的に設けられる構成を例示したが、一対のガイド部の組み合わせはこれに限られるものではなく、一対のガイド部はそれぞれが連続的に延設されたり、あるいはそれぞれが間欠的に設けられたりする構成としてもよい。
(4)上記した各実施形態では、インバータ基板の両長辺を案内する一対のガイド部を設ける構成を例示したが、必ずしもガイド部が一対ある必要はなく、例えばインバータ基板の長辺の一方のみを案内するガイド部を設ける構成としてもよい。
(5)上記した各実施形態以外にも、インバータ基板上に実装される部品の種類などの各種構成は適宜に変更可能である。
(6)上記した各実施形態では、冷陰極管の両端部の電極それぞれに対応して一対のインバータ基板を配したものを示したが、片方のインバータ基板を省略して冷陰極管を片側駆動するようにしたものも本発明に含まれる。その場合、インバータ基板が省略された側(低圧側)の中継コネクタには、アース回路を接続するようにすればよい。
(7)上記した各実施形態では、冷陰極管がガラス管の端部に突出したアウタリードを備え、このアウタリードをコネクタに接続したものを例示したが、例えばガラス管の端部にアウタリードに接続した口金を外装し、口金をコネクタに接続させるようなものも本発明に含まれる。
(8)上記した各実施形態では、光源として蛍光管の一種である冷陰極管を用いた場合を例示したが、熱陰極管など他の種類の蛍光管を用いたものも本発明に含まれる。また、蛍光管以外の種類の放電管(水銀ランプなど)を用いたものも本発明に含まれる。
10…液晶表示装置(表示装置)、11…液晶パネル(表示パネル)、12…バックライト装置(照明装置)、14…シャーシ、18…冷陰極管(光源)、20…インバータ基板(電力供給基板)、21…中継コネクタ、30,31…ガイド部、TV…テレビ受信装置
Claims (9)
- 複数の光源と、
前記光源を収容するシャーシと、
前記シャーシに対して前記光源とは反対側に配され、前記光源に対して駆動電力を供給する電力供給基板と、
前記シャーシに組み付けられ、前記電力供給基板と前記複数の光源との間の電力供給を中継する複数の中継コネクタと、を備え、
前記複数の中継コネクタは並列配置されており、
前記電力供給基板は、その長手方向が、前記中継コネクタの並列方向に沿うように配置されるとともに、前記中継コネクタの並列方向に沿って移動されることで当該中継コネクタに取り付けられるものであり、
前記シャーシには、前記中継コネクタの並列方向に沿って前記電力供給基板を案内するガイド部が設けられていることを特徴とする照明装置。 - 前記シャーシは金属製とされ、
前記ガイド部は、前記シャーシを板金成形することにより形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記ガイド部は、前記シャーシとは別の部材で形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記ガイド部の終端部には、前記電力供給基板の移動を抑止するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記ガイド部は、金属製であり、前記電力供給基板の放電用グランドであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記ガイド部は、前記シャーシの面内方向において前記電力供給基板を案内するための第1ガイド部と、前記電力供給基板と前記シャーシとの間の離間状態を保持するための第2ガイド部とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の照明装置。
- 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルと、を備えることを特徴とする表示装置。
- 前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルであることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
- 請求項7又は請求項8に記載された表示装置を備えることを特徴とするテレビ受信装置。
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