JPWO2017077638A1 - 内視鏡、および光伝送モジュール - Google Patents

内視鏡、および光伝送モジュール Download PDF

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Abstract

光伝送モジュール1は、上面10SAから入射する第1の光信号L1を導光するととともに、導光した第2の光信号L2を上面10SAから出射する光導波路板10と、第1の光信号L1を発生する発光素子20と、第2の光信号L2を受光する受光素子30と、第1の主面40SAに発光素子20および受光素子30が実装され、第2の主面40SBが光導波路板10の上面10SAに配置されている、光透過性材料からなる配線板40と、を具備し、配線板40の第1の光信号L1が入射する入射部42と第2の光信号L2が出射する出射部44との間に、配線板40の内部を導光される光を遮断する遮光壁49が形成されている。

Description

本発明は、発光素子および受光素子が実装された光透過性材料からなる配線板と前記配線板が上面に配設されている光導波路板とを具備する光伝送モジュール、を挿入部の先端部に有する内視鏡、および、発光素子および受光素子が実装された光透過性材料からなる配線板と、前記配線板が上面に配設されている光導波路板と、を具備する光伝送モジュールに関する。
電子内視鏡は、細長い挿入部の先端部にCCD等の撮像素子を有する。近年、高画素数の撮像素子の内視鏡への使用が進んでいる。高画素数の撮像素子を使用した場合には、撮像素子から信号処理装置(プロセッサ)へ伝送する撮像信号の信号量が増加するため、メタル配線を介した電気信号伝送に替えて細い光ファイバを介した光信号伝送が好ましい。
また、双方向光通信技術を活用することで、1本の光ファイバにより、撮像信号だけでなく、信号処理装置から撮像素子への制御信号等の伝送も行うことができる。双方向光通信では、例えば、発光素子が発生する第1の光信号と受光素子が受光する第2の光信号とが光伝送モジュールにおいて合波/分波される。
日本国特開2013−228467号公報には、主面に発光素子と受光素子とが実装された配線板と、光導波路板と、を具備する光電気混載フレキシブル配線板が開示されている。
発光素子と受光素子とが配設された配線板では、発光素子が発生した光の一部が迷光として配線板の中を導光され、受光素子に受光されることで、伝送品質が劣化するおそれがあった。
日本国特開2013−41922号公報には、配線板の孔を介して進入する赤外線を遮光する受光装置が開示されている。配線のために形成された孔の内部には、可視光は透過し赤外線のみを遮光する所定の構成の樹脂が充填されている。
上記受光装置では、孔から進入してくる光を遮断することはできるが、配線板の内部を導光される迷光を遮断することはできない。
特開2013−228467号公報 特開2013−41922号公報
本発明の実施形態は、配線板の中を導光される迷光により伝送品質が劣化するおそれのない内視鏡モジュールを有する内視鏡、および、配線板の中を導光される迷光により伝送品質が劣化するおそれのない内視鏡モジュールを提供することを目的とする。
本発明の実施形態の内視鏡は、入射した第1の光信号を導光するととともに、導光した第2の光信号を出射する光導波路板と、前記第1の光信号を発生する発光素子と、前記第2の光信号を受光する受光素子と、第1の主面に前記発光素子および前記受光素子が実装され、前記第1の主面と対向する第2の主面が前記光導波路板における前記第1の光信号が入射するとともに前記第2の光信号が出射する面に配置されており、前記第1の主面と前記第2の主面とを接続する、壁面が導電材料で覆われている導通孔が形成されている、光透過性材料からなる配線板と、を具備する光伝送モジュールと、前記第1の光信号に変換される撮像信号を発生するとともに、前記第2の光信号から変換された駆動信号に応じて動作する撮像素子と、を挿入部の先端部に有する内視鏡であって、前記配線板の前記第1の光信号が入射する入射部と前記第2の光信号が出射する出射部との間に、前記配線板の内部を導光される光を遮断する遮光壁が形成されており、前記遮光壁を構成している遮光孔が、前記導通孔と同じ構成である。
また本発明の別の実施形態の光伝送モジュールは、入射した第1の光信号を導光するととともに、導光した第2の光信号を出射する光導波路板と、前記第1の光信号を発生する発光素子と、前記第2の光信号を受光する受光素子と、第1の主面に前記発光素子および前記受光素子が実装され、前記第1の主面と対向する第2の主面が前記光導波路板における前記第1の光信号が入射するとともに前記第2の光信号が出射する面に配置されている、光透過性材料からなる配線板と、を具備する光伝送モジュールであって、前記配線板の前記第1の光信号が入射する入射部と前記第2の光信号が出射する出射部との間に、前記配線板の内部を導光される光を遮断する遮光壁が形成されている。
本発明の実施形態によれば、配線板の中を導光される迷光により伝送品質が劣化するおそれのない内視鏡モジュールを有する内視鏡、および、配線板の中を導光される迷光により伝送品質が劣化するおそれのない内視鏡モジュールを提供できる。
第1実施形態の光伝送モジュールの分解斜視図である。 第1実施形態の光伝送モジュールの断面図である。 第1実施形態の光伝送モジュールの上面図である。 第1実施形態の変形例1の光伝送モジュールの遮光孔の上面図である。 第1実施形態の変形例2の光伝送モジュールの遮光孔の上面図である。 第1実施形態の変形例3の光伝送モジュールの遮光孔の上面図である。 第1実施形態の変形例4の光伝送モジュールの遮光孔の上面図である。 第1実施形態の変形例5の光伝送モジュールの遮光孔の上面図である。 第1実施形態の変形例6の光伝送モジュールの遮光孔の上面図である。 第1実施形態の変形例7の光伝送モジュールの遮光孔の上面図である。 第1実施形態の変形例8の光伝送モジュールの遮光孔の上面図である。 第2実施形態の光伝送モジュールの上面図である。 第2実施形態の光伝送モジュールの断面図である。 第2実施形態の変形例1の光伝送モジュールの上面図である。 第2実施形態の変形例1の光伝送モジュールの断面図である。 第2実施形態の変形例2の光伝送モジュールの断面図である。 第3実施形態の内視鏡斜視図である。
<第1実施形態>
図1から図3を用いて第1実施形態の光伝送モジュール1について説明する。なお、以下の説明において、各実施の形態に基づく図面は、模式的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、夫々の部分の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また一部の構成要素の図示を省略することがある。
光伝送モジュール1は、発光素子20と、受光素子30と、光導波路板10と、配線板40と、光ファイバ51、52と、を具備する。光導波路板10の上面10SAには、発光素子20および受光素子30が実装された配線板40が接着層(不図示)を介して配設されている。光導波路板10の側面10SS1、10SS2には、それぞれ光ファイバ51、52が光結合するように配設されている。
光伝送モジュール1では、発光素子20が発生する第1の光信号L1は光ファイバ51を介して導光される。受光素子30は、光ファイバ52を介して導光された第2の光信号L2を受光する。例えば、径が125μmのマルチモード型の光ファイバ51、52は、光を伝送する断面が50μmφのコアと、コアの外周を覆うクラッドとからなる。光ファイバ51、52は、樹脂からなる外皮に覆われていてもよい。
発光素子20は、例えば、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting LASER)であり、入力された駆動電気信号に応じて、発光面(XY平面)に対して垂直下方向(Z軸方向)に第1の光信号L1を出射する。例えば、平面視寸法が250μm×300μmと超小型の発光素子20は、直径が20μmの発光部21と、発光部21と電気的に接続された、駆動電気信号を供給するための接続端子22と、を発光面に有する。
受光素子30は、例えば、フォトダイオード(PD)であり、受光面に対して垂直方向から入射した第2の光信号L2を電気信号に変換して出力する。例えば、平面視寸法が350μm×300μmと超小型の受光素子30は、直径が50μmの受光部31と、受光部31と電気的に接続された受信電気信号を出力するための接続端子32と、を受光面に有する。
光導波路板10は、光信号を導光するX軸方向が長手方向の光導波路である、細長い直方体のコア11の周囲をクラッド12(12A、12B)が取り囲んでいるポリマー型である。光導波路であるコア11は第1の樹脂からなり、クラッド12は、屈折率が第1の樹脂よりも小さい第2の樹脂からなる。効率的な光伝送のために、コア11の屈折率とクラッド12の屈折率との差は、0.01以上が好ましい。コア11は、光信号を導光する光路である光導波路を構成している。
例えば、コア11およびクラッド12は、耐熱性、透明性、等方性に優れている、屈折率1.50〜1.60のフッ素化ポリイミド樹脂からなる。コア11およびクラッド12が樹脂からなるポリマー型の光導波路板10は、石英等の無機材料からなる光導波路板よりも、加工が容易で柔軟性に優れている。
光導波路板10のコア11には、第1の反射面13と第2の反射面14とが形成されている。第1の反射面13および第2の反射面14は、ダイシングブレードを用いて下面側から形成された溝の傾斜面である。図示しないが、溝の内部には樹脂が充填されている。
第1の反射面13は、垂直方向(Z軸方向)からコア11に入射した第1の光信号L1を90度反射して、コア11の長手方向(X軸方向)に導光する。第2の反射面14は、コア11の長手方向(X軸方向)を導光された第2の光信号L2を90度反射して、垂直方向(Z軸方向)に出射する。
なお、第1の反射面13および第2の反射面14には、反射率を高くするために、金等の金属からなる反射膜が成膜されていてもよいし、溝の内部が樹脂で充填されていてもよい。また、溝の内部に反射面としてプリズムが配設されていてもよい。
第1の主面40SAと第1の主面40SAと対向する第2の主面とを有する配線板40は、ポリイミドまたはポリエチレンテレフタレート(PET)等の光透過性材料からなる。配線板40の第1の主面40SAには、発光素子20の接続端子22が接合されている電極パッド41と受光素子30の接続端子32が接合されている電極パッド43とが配設されている。
配線板40は、厚さ50μmにおける、第1の光信号L1および第2の光信号L2の波長の光の光透過率が75%以上の材料であれば、それ以外の波長の光の透過率が低い材料から構成されていてもよい。また、配線板40は、光導波路板10への接着等が容易であるために、フレキシブル配線板であることが好ましい。
発光素子20は、配線板40の電極パッド41を介して受電した第1の電気信号(例えば、撮像信号)に基づき、第1の光信号L1を発生する。そして、配線板40の第1の主面40SAの入射部42から入射した第1の光信号L1は、配線板40の内部を透過して、第2の主面40SBから出射され、上面10SAの入射部15から光導波路板10に入射し、第1の反射面13およびコア11を介して側面10SS1に配設された光ファイバ51に入射する。
一方、光ファイバ52が導光した第2の光信号L2は、光導波路板10の側面10SS2から入射し、コア11および第2の反射面14を介して光導波路板10の上面10SAの出射部16から出射される。第2の光信号L2は、配線板40の第2の主面40SBから入射し配線板40の内部を透過して第1の主面40SAの出射部44から出射し受光素子30の受光部31に入射する。受光素子30が出力する第2の電気信号(例えば、制御信号)は電極パッド43を介して、配線板40に接続されている撮像素子等(不図示)に伝送される。
なお、光導波路板10の入射部15は、発光部21の直下領域であるが、その領域は周囲と明瞭に区別されるものではない。同様に出射部16は受光部31の直下領域であるが、その領域は周囲と明瞭に区別されるものではない。
ここで、発光素子20が発生した第1の光信号L1の一部が、迷光L1Aとして配線板40の内部を導光されるおそれがある。迷光L1Aが受光素子30に受光されるとノイズとなり、第2の光信号L2の品質が低下する。
光伝送モジュール1では、配線板40の入射部42と出射部44との間に、配線板40の内部を導光される光を遮断する遮光壁49が遮光孔により形成されている。遮光壁49は、配線板40を貫通する溝状の遮光孔の、例えば、めっき膜で覆われている壁面である。図3に示すように、遮光壁49は配線板40の入射部42の中心と出射部44の中心とを結ぶ線上CLに配置されている。
なお、遮光壁49を構成している遮光孔は、配線板40を貫通している貫通孔であるが、光導波路板10に接着された後は有底の遮光ビアとなる。また、遮光孔は迷光を十分に遮断できれば、配線板40を貫通していなくともよい。
さらに、遮光孔は、少なくとも壁面が導体で覆われていれば、例えば、ビアフィルめっき法により内部が銅等の導体で充填されていてもよい。
光伝送モジュール1では、迷光L1Aは遮光壁49により遮断されるため、光信号の伝送品質が低下するおそれがない。
<第1実施形態の変形例>
次に第1実施形態の変形例の光伝送モジュール1A〜1Hについて説明する。光伝送モジュール1A〜1Hは、光伝送モジュール1と類似し同じ効果を有するため、同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
<第1実施形態の変形例1>
図4に示す変形例1の光伝送モジュール1Aでは、配線板40Aの遮光壁49Aは、断面が三角形の遮光孔H49Aからなる。貫通孔H49Aの内壁はめっき膜49A1で覆われている。なお、遮光孔H49Aの内部は空洞であるが、樹脂等により充填されていてもよい。
遮光壁49Aで反射された迷光は第1の光信号L1とは位相等が異なり、第1の光信号L1に混入するとノイズとなるおそれがある。しかし、遮光壁49Aの断面は略二等辺三角形で、その頂点が、入射部15と対向するように中心線上CLに配置されている。このため、入射部15の方向から入射した迷光は、遮光壁49Aで反射されると、入射方向とは異なる方向に反射されるため、反射した迷光が第1の光信号L1のノイズの原因となるおそれがない。
光伝送モジュール1Aは、反射した迷光により第1の光信号L1の品質が低下するおそれがない。
<第1実施形態の変形例2>
図4Bに示す変形例2の光伝送モジュール1Bでは、配線板40Bの遮光壁49Bは、内部が光吸収材料で充填されている、断面が楕円形の遮光孔である。
光吸収材料は、例えば炭素微粒子が混合された樹脂からなる。
内部が光吸収材料で充填されている遮光孔からなる遮光壁49Bは、入射した迷光が反射されない。
光伝送モジュール1Bは、反射した迷光により第1の光信号L1の品質が低下するおそれがない。
<第1実施形態の変形例3>
図5Aに示す変形例3の光伝送モジュール1Cでは、配線板40Cの遮光壁49Cは、6個の遮光孔49C1および遮光孔49C2からなる。すなわち、遮光壁49Cは、複数の遮光孔により構成されている。
断面が矩形の遮光孔49C1は、中心線上CLに配置されている。遮光孔49C1および遮光孔49C2の内部は、めっき膜で充填されている。
<第1実施形態の変形例4>
図5Bに示す変形例4の光伝送モジュール1Dでは、配線板40Dの遮光壁49Dは、6個の遮光孔49D1および遮光孔49D2からなる。円柱状の遮光孔49D2は、中心線上CLに配置されている。
<第1実施形態の変形例5>
図5Cに示す変形例5の光伝送モジュール1Eでは、配線板40Eの遮光壁49Eは、8個の遮光孔49E1および遮光孔49E2からなる。断面がT字型の遮光孔49E2は、中心線上CLに配置されている。
<第1実施形態の変形例6>
図5Dに示す変形例6の光伝送モジュール1Fでは、配線板40Fの遮光壁49Fは、2個の遮光孔49F1および遮光孔49F2からなる。遮光孔49F2の断面が三角形の頂点は、中心線上CLに配置されている。
このため、遮光壁49Fで反射された迷光が、第1の光信号L1のノイズにならず、第1の光信号L1の品質を低下させることがない。
<第1実施形態の変形例7>
図5Eに示す変形例7の光伝送モジュール1Gでは、配線板40Gの遮光壁49Gは、6個の遮光孔49G1からなる。断面が三角形の6個の遮光孔49G1は、中心線上CLにおいて光の遮断率が最大となるように配置されている。遮光孔49G1の断面が三角形の頂点は、中心線上CLに配置されている。
このため、遮光壁49Gで反射された迷光が、第1の光信号L1のノイズにならず、第1の光信号L1の品質を低下させることがない。
<第1実施形態の変形例8>
図5Fに示す変形例8の光伝送モジュール1Hでは、配線板40Hの遮光壁49Hは、15個の遮光孔49H1からなる。断面が円形の15個の遮光孔49H1は、中心線上CLにおいて光の遮断率が最大となるように配置されている。
以上の説明のように、遮光孔は、断面形状は円形、矩形に限られるものではなく、壁面が遮光材料で覆われていてもよいし、内部が光吸収材料で充填されていてもよい。また、遮光壁は、複数の遮光孔により構成されていてもよい。遮光壁が複数の遮光孔により構成されている場合、複数の遮光孔は、入射部の中心と出射部の中心とを結ぶ線上において光の遮断率が最大となるように配置されていることが好ましい。
<第2実施形態>
次に、図6および図7を用いて、第2実施形態の光伝送モジュール1Iについて説明する。光伝送モジュール1Iは、光伝送モジュール1と類似し同じ効果を有するため、同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
光伝送モジュール1Iでは、光導波路板10Iの上面10SAに透明樹脂からなる接着層19を介して配線板40Iが配設されている。配線板40Iには、第1の主面40SAと第2の主面40SBとを接続する複数の導通孔48Iが形成されている。壁面が導電材料で覆われている導通孔48Iは、公知の方法、例えば、レーザにより形成した貫通孔の内壁に無電解めっき法により下地銅めっき膜を配設した後に、電気めっき法により厚付け銅めっき膜を成膜することで作製される。
例えば、発光素子20の接続端子22が接合された電極パッド41から延設された配線45は、導通孔48Iを介して、第2の主面40SBの配線45と電気的に接続されている。
配線板40Iは、第1の主面40SAおよび第2の主面40SBに配線45、43が配設されている両面配線板であるので、設計が容易である。なお、配線板40Iは、導通孔48Iを有していれば、多層配線板でもよいし、第1の主面40SAに電子部品が実装されていてもよい。
配線板40Iの遮光壁49Iは、15個の遮光孔49I1からなる。断面が円形の15個の遮光孔49I1は、中心線上CLにおいて光の遮断率が最大となるように配置されている。
光伝送モジュール1Iは、迷光L1Aは遮光壁49Iにより遮断されるため、光信号の伝送品質が低下するおそれがない。
そして、光伝送モジュール1Iは、遮光孔49I1が導通孔48Iと同じ構成である。すなわち、遮光孔49I1は導通孔48Iを作製するときに、同時に同じ方法により作製される。
導通孔48Iの直径は、例えば5μm〜50μmと小さいために、1個の同じ大きさの遮光孔49I1では迷光を十分に遮断することは容易ではない。しかし、光伝送モジュール1Iの遮光壁49Iは、複数の遮光孔49I1により構成されているために十分に迷光を遮断できる。さらに、複数の遮光孔49I1は、入射部の中心と出射部の中心とを結ぶ線上CLにおいて光の遮断率が最大となるように配置されているために、より確実に迷光を遮断できる。
<第2実施形態の変形例>
次に、図8および図9を用いて、第2実施形態の変形例の光伝送モジュール1J、1Kについて説明する。光伝送モジュール1J、1Kは、光伝送モジュール1Iと類似し同じ効果を有するため、同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
<第2実施形態の変形例1>
第2実施形態の変形例1の光伝送モジュール1Jでは、光信号が双方向伝送される。すなわち、発光素子20が発生する第1の光信号L1の波長λ1と、受光素子30が受光する第2の光信号L2の波長λ2とは異なる。そして、図9に示すように、1本の光ファイバ50は、第1の光信号L1との第2の光信号L2とが合波された第3の光信号を導光する。例えば、第1の波長λ1は、850nmであり、第2の波長λ2は、1300nmである。
光導波路板10Jは、第1の光信号L1との第2の光信号L2とを合波するとともに、分波する機能を有する。側面10SS2から入射した第2の光信号L2は、コア11に形成された第2の反射面14Jによって受光素子30の受光部31に入射する発光素子20が発生した第1の光信号L1は第1の反射面13によってコア11に入射し、第2の反射面14を通過して光ファイバ50に入射する。すなわち、第2の反射面14Jは、第1の光信号L1は透過し第2の光信号L2を反射する、例えば表面に誘電体多層膜が配設されたプリズムからなる。
光伝送モジュール1Jは、1本の光ファイバ50で第1の光信号L1および第2光信号L2を導光するため、導光経路が細径である。
<第2実施形態の変形例2>
図10に示すように、第2実施形態の変形例2の光伝送モジュール1Kでは、配線板40Kには、第1の光信号L1の光路となる第1の貫通孔H48および第2の光信号L2の光路となる第2の貫通孔H49がある。第1の貫通孔H48は、光導波路板10Jの入射部15の直上に形成されている。第2の貫通孔H49は、光導波路板10Jの出射部16の直上に形成されている。
光伝送モジュール1Kでは、接着層19には貫通孔は形成されていないが、接着層の透光率が低い場合には、接着層19にも光路となる貫通孔が形成されていてもよい。
光伝送モジュール1Kは、光伝送モジュール1Jの効果を有し、さらに配線板40Kに光路となる貫通孔H48、H49が形成されているため、光の減衰が少なく伝送効率がよい。
なお、光伝送モジュール1〜1Jにおいても、第1の光信号L1の光路となる第1の貫通孔H48および第2の光信号L2の光路となる第2の貫通孔H49が形成されていれば、光伝送モジュール1Kと同じ効果を有することは言うまでも無い。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の内視鏡9について説明する。
図11に示すように、内視鏡9は、光伝送モジュール1が先端部9Aに配設された挿入部9Bと、挿入部9Bの基端側に配設された操作部9Cと、操作部9Cから延出するユニバーサルコード9Dと、信号処理装置(不図示)等と接続されるコネクタ9Eと、を具備する。なお、先端部9Aに配設された光伝送モジュール1から発信され、挿入部9Bを挿通する光ファイバ50(51、52)が導光した第1の光信号L1は、操作部9Cに配設された光伝送モジュール1Xにより電気信号に変換される。また、操作部9Cに配設された光伝送モジュール1Xから発信され、挿入部9Bを挿通する光ファイバ52が導光した第2の光信号L2は、先端部9Aに配設された光伝送モジュール1により電気信号に変換される。
内視鏡9は、小型の光伝送モジュール1を有するため先端部9Aが細径である。さらに光伝送モジュール1では、迷光L1Aは遮光壁49により遮断されるため、光信号の伝送品質が低下するおそれがない。
なお、光伝送モジュール1A〜1Kを有する内視鏡9は、それぞれの光伝送モジュール1A〜1Kの効果を更に有する。
例えば、実施形態の内視鏡は、入射した第1の光信号を導光するととともに、導光した第2の光信号を出射する光導波路板と、前記第1の光信号を発生する発光素子と、前記第2の光信号を受光する受光素子と、第1の主面に前記発光素子および前記受光素子が実装され、前記第1の主面と対向する第2の主面が前記光導波路板における前記第1の光信号が入射するとともに前記第2の光信号が出射する面に配置されており、前記第1の主面と前記第2の主面とを接続する、壁面が導電材料で覆われている導通孔が形成されている、光透過性材料からなる配線板と、を具備する光伝送モジュールと、前記第1の光信号に変換される撮像信号を発生するとともに、前記第2の光信号から変換された駆動信号に応じて動作する撮像素子と、を挿入部の先端部に有する内視鏡であって、前記配線板の前記第1の光信号が入射する入射部と前記第2の光信号が出射する出射部との間に、前記配線板の内部を導光される光を遮断する遮光壁が形成されており、前記遮光壁を構成している遮光孔が、前記導通孔と同じ構成である。
本発明は、上述した実施形態および変形例等に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、組み合わせおよび応用が可能である。
1、1A〜1K・・・光伝送モジュール
9・・・内視鏡
10・・・光導波路板
11・・・コア
12・・・クラッド
13・・・第1の反射面
14・・・第2の反射面
20・・・発光素子
21・・・発光部
22・・・接続端子
30・・・受光素子
31・・・受光部
32・・・接続端子
40・・・配線板
40SA・・・第1の主面
40SB・・・第2の主面
42・・・入射部
44・・・出射部
48I・・・導通孔
49、49A〜49I・・・遮光壁
50、51、52・・・光ファイバ
L1・・・第1の光信号
L1A・・・迷光
L2・・・第2の光信号

Claims (9)

  1. 入射した第1の光信号を導光するととともに、導光した第2の光信号を出射する光導波路板と、
    前記第1の光信号を発生する発光素子と、
    前記第2の光信号を受光する受光素子と、
    第1の主面に前記発光素子および前記受光素子が実装され、前記第1の主面と対向する第2の主面が前記光導波路板における前記第1の光信号が入射するとともに前記第2の光信号が出射する面に配置されており、前記第1の主面と前記第2の主面とを接続する、壁面が導電材料で覆われている導通孔が形成されている、光透過性材料からなる配線板と、を具備する光伝送モジュールと、
    前記第1の光信号に変換される撮像信号を発生するとともに、前記第2の光信号から変換された駆動信号に応じて動作する撮像素子と、を挿入部の先端部に有する内視鏡であって、
    前記配線板の前記第1の光信号が入射する入射部と前記第2の光信号が出射する出射部との間に、前記配線板の内部を導光される光を遮断する遮光壁が形成されており、
    前記遮光壁を構成している遮光孔が、前記導通孔と同じ構成であることを特徴とする内視鏡。
  2. 入射した第1の光信号を導光するととともに、導光した第2の光信号を出射する光導波路板と、
    前記第1の光信号を発生する発光素子と、
    前記第2の光信号を受光する受光素子と、
    第1の主面に前記発光素子および前記受光素子が実装され、前記第1の主面と対向する第2の主面が前記光導波路板における前記第1の光信号が入射するとともに前記第2の光信号が出射する面に配置されている、光透過性材料からなる配線板と、を具備する光伝送モジュールであって、
    前記配線板の前記第1の光信号が入射する入射部と前記第2の光信号が出射する出射部との間に、前記配線板の内部を導光される光を遮断する遮光壁が形成されていることを特徴とする光伝送モジュール。
  3. 前記遮光壁は遮光材料で覆われていることを特徴とする請求項2に記載の光伝送モジュール。
  4. 前記遮光壁で囲まれた内部が光吸収材料で充填されていることを特徴とする請求項2に記載の光伝送モジュール。
  5. 前記遮光壁が、複数の遮光孔により構成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の光伝送モジュール。
  6. 前記複数の遮光孔は、前記入射部の中心と前記出射部の中心とを結ぶ線上において光の遮断率が最大となるように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の光伝送モジュール。
  7. 前記配線板に前記第1の主面と前記第2の主面とを接続する、壁面が導電材料で覆われている導通孔が形成されており、
    前記遮光孔が、前記導通孔と同じ構成であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光伝送モジュール。
  8. 前記配線板に、前記第1の光信号の光路となる第1の貫通孔および前記第2の光信号の光路となる第2の貫通孔があることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の光伝送モジュール。
  9. 前記第1の光信号と前記第2の光信号が、異なる同じ波長であり、
    前記光導波路板が、前記第1の光信号と前記第2の光信号とを合波/分波し、
    前記第1の光信号および前記第2の光信号を伝送する1本の光ファイバを更に具備することを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか1項に記載の光伝送モジュール。
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