JPWO2015068767A1 - ピロロピリミジン誘導体 - Google Patents

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Abstract

一般式(I)で示される化合物は、ピロロピリミジン骨格にピリドン環構造を導入することによって、強力なAxl阻害活性を有することから、Axl関連疾患、例えば、急性骨髄性白血病、メラノーマ、乳癌、膵臓癌、神経膠腫等の癌、腎臓疾患、免疫系疾患、循環器系疾患の治療剤となり得る。

Description

本発明は、一般式(I)
Figure 2015068767
(式中、すべての記号は後記と同じ意味を表す。)で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド体、またはそれらのプロドラッグ(以下、本発明化合物と略記することがある。)に関する。
Axl(別名:UFO、ARK、Tyro7)は、腫瘍細胞からクローニングされたTAMファミリー(Axl、MerおよびTyro3)に属する受容体型チロシンキナーゼである。細胞増殖停止時に特異的に発現するGas6(growth-arrest-specific protein 6)遺伝子がクローニングされた。その発現タンパク質は、Axlのリガンドとして知られている。Gas6の結合により活性化されたAxlは、リン酸化を介してシグナルを伝達する。そのシグナルは、Erk1/2経路やPI3K/Akt経路を活性化するため、Axlの活性化は、癌、免疫系疾患、循環器系疾患等の病態に関与することが知られている(非特許文献1参照)。
特に、Axlと各種癌との関連はよく知られており、例えば、Axlの発現が、乳癌の転移や予後に関与していること(非特許文献2参照)、Axlが急性骨髄性白血病(AML; acute myeloid leukemia)の病態に関与していること(非特許文献3参照)等が知られている。したがって、Axlの活性化を阻害する化合物は、各種癌、免疫系疾患、循環器系疾患の治療に有用であると考えられる。
ところで、本発明化合物の先行技術として、一般式(A)
Figure 2015068767
(式中、環AAはハロゲン等の置換基を有していてもよい6員の芳香環または5〜6員のヘテロ芳香環を表し;LAは−O−、−S−、−N(C(O)RA)−等を表し;RAは水素、アシル基等を表し;R1Aは水素、C1−C6アルキル基等を表し;R2Aは水素、置換または無置換の脂肪族化合物等を表し;R3Aは置換または無置換のシクロアルキル基、置換または無置換の芳香環等を表し;jAは0〜6の整数を表す(但し、各基の定義は抜粋した。)。)示される化合物が、VEGFキナーゼ阻害剤であることが知られている(特許文献1、2および3参照)。
また、一般式(B)
Figure 2015068767
(式中、XBは=N−または=C(−L6B−R6B)−を表し;L1B、L2B、L3B、L4BおよびL6Bは、独立して結合手、−C(O)−N(R7B)−、置換または無置換のアルキレン基等を表し;R1B、R2B、R3B、R6BおよびR7Bは、独立して水素、ハロゲン、−NH2、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のシクロアルキル基、置換または無置換のヘテロシクロアルキル基等を表し;aBは0〜2の整数を表し;bBは0〜5の整数を表す(但し、各基の定義は抜粋した。)。)で示される化合物が、Lrrk−2阻害剤であることが知られている(特許文献4参照)。
下記構造式
Figure 2015068767
で示されるピリドン環を有するピロロピリミジン誘導体である本発明化合物が、顕著なAxl阻害活性を有することは、いずれの先行技術文献にも記載も示唆もされていない。
国際公開第2000/017202号パンフレット 国際公開第2000/017203号パンフレット 国際公開第2001/072751号パンフレット 国際公開第2011/153553号パンフレット
クリニカル・サイエンス(Clinical Science)、第122巻、361−368ページ、2012年 プロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ(Proceedings of the national academy of sciences of the United States of America)、第107巻、第3号、1124−1129ページ、2010年 ブラッド(Blood)、第121巻、2064−2073ページ、2013年
本発明の課題は、AML等の癌の治療に有用な、Axl阻害活性を有する化合物を見出し、医薬品として提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するため、Axlを強く阻害する化合物を見出すべく鋭意検討した結果、驚くべきことに、下記構造式
Figure 2015068767
で示されるピリドン環構造が、Axl阻害活性を向上させることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、
[1] 一般式(I)
Figure 2015068767
[式中、R1は(1)1〜5個のR11で置換されていてもよいC1〜8アルキル基、(2)1〜5個のR12で置換されていてもよいC3〜7の炭素環、または(3)1〜5個のR13で置換されていてもよい4〜7員のヘテロ環を表し、
ここで、R1で表されるC1〜8アルキル基が分枝鎖アルキル基の場合、同一の炭素原子から分枝したC1〜3アルキル基は一緒になってC3〜7の飽和炭素環を形成してもよく、
2は(1)1〜5個のR21で置換されていてもよいC1〜8アルキル基、(2)1〜5個のR22で置換されていてもよいC2〜8アルケニル基、(3)1〜5個のR23で置換されていてもよいC2〜8アルキニル基、(4)−OR24基、(5)1〜5個のR25で置換されていてもよいC3〜7の炭素環、(6)1〜5個のR26で置換されていてもよい4〜7員のヘテロ環、(7)ハロゲン原子、(8)C(O)R27基、または(9)C(O)NR2829基を表し、
ここで、mが2以上であり、R2が隣り合う炭素原子上にあり、かつR2がアミノ基で置換されていてもよいC1〜3アルキル基、またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜3アルケニル基を表すとき、隣り合う炭素原子に結合するR2は当該炭素原子と一緒になって、1〜3個のR20で置換されていてもよい5〜7員の環状基を形成してもよく、
3は(1)C1〜4アルキル基、(2)ハロゲン原子、(3)C1〜4ハロアルキル基、または(4)−OR31基を表し、
4は(1)水素原子、(2)1〜5個のR41で置換されていてもよいC1〜8アルキル基、(3)1〜5個のR42で置換されていてもよいC3〜10の炭素環、または(4)1〜5個のR43で置換されていてもよい4〜10員のヘテロ環を表し、
5は(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、(3)ハロゲン原子、または(4)C1〜4ハロアルキル基を表し、
11は(1)−OR101基、(2)SO2102基、(3)NR103104基、または(4)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜7の炭素環を表し、
12は(1)アミノ基で置換されていてもよいC1〜4アルキル基、(2)C1〜4ハロアルキル基、(3)ハロゲン原子を表し、
13は(1)アミノ基で置換されていてもよいC1〜4アルキル基、(2)C1〜4ハロアルキル基、(3)ハロゲン原子を表し、
101は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
102は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
103およびR104はそれぞれ独立して、(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
20は(1)C1〜4アルキル基、(2)ハロゲン原子、(3)C1〜4ハロアルキル基、(4)オキソ基、(5)−OR201基、または(6)COOR205基を表し、ここで、2個のR20がC1〜3アルキル基を表し、かつ同一の炭素原子上にあるとき、当該R20は一緒になってC3〜7の飽和炭素環を形成してもよく、
21、R22、およびR23はそれぞれ独立して、(1)ハロゲン原子、(2)−OR202、または(3)NR203204を表し、
24は(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、または(3)4〜10員のヘテロ環を表し、
25およびR26はそれぞれ独立して、(1)C1〜4アルキル基、または(2)ハロゲン原子を表し、
27は(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、または(3)C3〜7の炭素環を表し、
28およびR29はそれぞれ独立して、(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、または(3)C3〜7の炭素環を表し、
201は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
202は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
203およびR204はそれぞれ独立して、(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、または(3)C(O)R210基を表し、
205は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
210は(1)NR211212またはシアノ基で置換されていてもよいC1〜4アルキル基、(2)NR213214またはシアノ基で置換されていてもよいC2〜4アルケニル基、または(3)NR215216またはシアノ基で置換されていてもよいC2〜4アルキニル基を表し、
211、R212、R213、R214、R215およびR216はそれぞれ独立して、(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
31は(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、または(3)C1〜4ハロアルキル基を表し、
41は(1)−OR401基、(2)SO2402基、(3)NR403404基、または(4)1〜3個のR405で置換されていてもよい5〜7員の環状基を表し、
42は(1)水酸基またはNR406407基で置換されていてもよいC1〜4アルキル基、(2)ハロゲン原子、(3)水酸基、または(4)オキソ基を表し、
43は(1)水酸基またはNR408409基で置換されていてもよいC1〜4アルキル基、(2)ハロゲン原子、(3)水酸基、または(4)オキソ基を表し、
401は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
402は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
403およびR404はそれぞれ独立して、(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
405は(1)ハロゲン原子、(2)水酸基、(3)アミノ基、または(4)C1〜4アルキル基を表し、
406、R407、R408およびR409はそれぞれ独立して、(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
ring1は5〜7員の環状基を表し、
11、R12、R13、R20、R21、R22、R23、R25、R26、R41、R42、R43、またはR405は、いずれも複数のとき、同じでも異なっていてもよく、
mは0〜3の整数を表し、
nは0〜3の整数を表し、
mが2以上のとき、複数のR2は同じでも異なっていてもよく、
nが2以上のとき、複数のR3は同じでも異なっていてもよい。]で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド体、またはそれらのプロドラッグ、
[2] ring1がベンゼン、またはピリジンである前記[1]に記載の化合物、
[3] 一般式(I−1)
Figure 2015068767
(式中、ring1−1はベンゼン、またはピリジンを表し、その他の記号は前記[1]記載と同じ意味を表す。)で示される前記[1]記載の化合物、
[4] (1)N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド、(2)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(3)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−6−[(2−ブチノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(4)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(5)N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(6)N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(7)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(8)N−[4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(9)N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(10)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(11)N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−4−エトキシ−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(12)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−シクロプロピル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(13)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−7−(2−ブチノイル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,7−ナフチリジン−3−カルボキサミド、または(14)N−{4−[4−アミノ−7−メチル−6−(トリフルオロメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミドである前記[1]乃至[3]に記載の化合物、
[5] 前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド体、またはそれらのプロドラッグを含有してなる医薬組成物、
[6] Axl阻害剤である前記[5]記載の医薬組成物、
[7] Axl関連疾患の予防および/または治療剤である前記[6]記載の医薬組成物、
[8] Axl関連疾患が、癌、腎臓疾患、免疫系疾患、または循環器系疾患である前記[7]記載の医薬組成物、
[9] 癌が、急性骨髄性白血病、メラノーマ、乳癌、膵臓癌、または神経膠腫である前記[8]記載の医薬組成物、
[10] 腫瘍細胞の転移抑制剤である前記[5]記載の医薬組成物、
[11] 前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド、またはそれらのプロドラッグの有効量を哺乳動物に投与することを特徴とする、Axl関連疾患の予防および/または治療、または腫瘍細胞の転移抑制方法、
[12] Axl関連疾患の予防および/または治療、または腫瘍細胞の転移抑制のための前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド、またはそれらのプロドラッグ、および
[13] Axl関連疾患の予防および/または治療剤、または腫瘍細胞の転移抑制剤を製造するための前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド、またはそれらのプロドラッグの使用等に関する。
本発明化合物は、強力なAxl阻害活性を有し、かつAxl選択的な阻害活性を有するため、急性骨髄性白血病等の治療に有用である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、ハロゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を意味する。
本発明において、C1〜8アルキル基とは、直鎖状または分枝鎖状のC1〜8アルキル基が含まれ、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、およびそれらの異性体が挙げられる。
本発明において、C1〜4アルキル基とは、直鎖状または分枝鎖状のC1〜4アルキル基が含まれ、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル基が挙げられる。
本発明において、C1〜3アルキル基とは、直鎖状または分枝鎖状のC1〜3アルキル基が含まれ、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル基が挙げられる。
本発明において、C1〜4ハロアルキル基とは、例えば、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、1−フルオロエチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、ペンタフルオロエチル基、1−フルオロプロピル基、2−クロロプロピル基、3−フルオロプロピル基、3−クロロプロピル基、4,4,4−トリフルオロブチル基、4−ブロモブチル基を意味する。
本発明において、C2〜8アルケニル基とは、直鎖状または分枝鎖状のC2〜8アルケニル基が含まれ、例えば、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、およびそれらの異性体が挙げられる。
本発明において、C2〜4アルケニル基とは、直鎖状または分枝鎖状のC2〜4アルケニル基が含まれ、例えば、エテニル、プロペニル、ブテニル、およびそれらの異性体が挙げられる。
本発明において、C2〜3アルケニル基とは、直鎖状または分枝鎖状のC2〜3アルキニル基が含まれ、例えば、エテニル、プロペニル、およびそれらの異性体が挙げられる。
本発明において、C2〜8アルキニル基とは、直鎖状または分枝鎖状のC2〜8アルキニル基が含まれ、例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、およびそれらの異性体が挙げられる。
本発明において、C2〜4アルキニル基とは、直鎖状または分枝鎖状のC2〜4アルキニル基が含まれ、例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、およびそれらの異性体が挙げられる。
本発明において、C3〜7の炭素環とは、C3〜7の単環式炭素環、その一部または全部が飽和されていてもよい炭素環を意味し、例えば、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロブタジエン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタジエン、またはベンゼン環が挙げられる。
本発明において、C5〜7の炭素環とは、C5〜7の単環式炭素環、その一部または全部が飽和されていてもよい炭素環を意味し、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタジエン、またはベンゼン環が挙げられる。
本発明において、C3〜7の飽和炭素環とは、例えば、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンが挙げられる。
本発明において、C5〜7の飽和炭素環とは、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンが挙げられる。
本発明において、4〜10員のヘテロ環とは、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜5個のヘテロ原子を含む、一部または全部飽和された4〜10員の単環または二環ヘテロ環をいう。例えば、アゼチジン、ピロリン、ピロリジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾリン、テトラゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、オキセタン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、チエタン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール(オキサゾリジン)、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール(イソオキサゾリジン)、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール(チアゾリジン)、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール(イソチアゾリジン)、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール(オキサジアゾリジン)、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール(チアジアゾリジン)、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピン、パーヒドロチアジアゼピン、モルホリン、チオモルホリン、オキサチアン、ジオキソラン、ジオキサン、ジチオラン、ジチアン、ピロール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、アゼピン、ジアゼピン、フラン、ピラン、オキセピン、チオフェン、チオピラン、チエピン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、フラザン、オキサジアゾール、オキサジン、オキサジアジン、オキサゼピン、オキサジアゼピン、チアジアゾール、チアジン、チアジアジン、チアゼピン、チアジアゼピン、インドール、イソインドール、インドリジン、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ベンゾチオフェン、イソベンゾチオフェン、インダゾール、プリン、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾフラザン、ベンゾチアジアゾール、ベンゾトリアゾール、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、パーヒドロベンゾフラン、ジヒドロイソベンゾフラン、パーヒドロイソベンゾフラン、ジヒドロベンゾチオフェン、パーヒドロベンゾチオフェン、ジヒドロイソベンゾチオフェン、パーヒドロイソベンゾチオフェン、ジヒドロインダゾール、パーヒドロインダゾール、ジヒドロベンゾオキサゾール、パーヒドロベンゾオキサゾール、ジヒドロベンゾチアゾール、パーヒドロベンゾチアゾール、ジヒドロベンゾイミダゾール、パーヒドロベンゾイミダゾール、ジオキサインダン、ベンゾジチオラン、ジチアナフタレン、キノリン、イソキノリン、キノリジン、フタラジン、プテリジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、クロメン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、パーヒドロキノリン、ジヒドロイソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、パーヒドロイソキノリン、ジヒドロフタラジン、テトラヒドロフタラジン、パーヒドロフタラジン、ジヒドロナフチリジン、テトラヒドロナフチリジン、パーヒドロナフチリジン、ジヒドロキノキサリン、テトラヒドロキノキサリン、パーヒドロキノキサリン、ジヒドロキナゾリン、テトラヒドロキナゾリン、パーヒドロキナゾリン、ジヒドロシンノリン、テトラヒドロシンノリン、パーヒドロシンノリン、ベンゾオキサチアン、ジヒドロベンゾオキサジン、ジヒドロベンゾチアジン、ピラジノモルホリン、ベンゾジオキサン、クロマン、またはベンゾジチアン環が挙げられる。
本発明において、4〜7員のヘテロ環とは、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜5個のヘテロ原子を含む、一部または全部飽和された4〜7員の単環ヘテロ環をいう。例えば、アゼチジン、ピロリン、ピロリジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾリン、テトラゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、オキセタン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、チエタン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール(オキサゾリジン)、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール(イソオキサゾリジン)、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール(チアゾリジン)、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール(イソチアゾリジン)、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール(オキサジアゾリジン)、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール(チアジアゾリジン)、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピン、パーヒドロチアジアゼピン、モルホリン、チオモルホリン、オキサチアン、ジオキソラン、ジオキサン、ジチオラン、ジチアン、ピロール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、アゼピン、ジアゼピン、フラン、ピラン、オキセピン、チオフェン、チオピラン、チエピン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、フラザン、オキサジアゾール、オキサジン、オキサジアジン、オキサゼピン、オキサジアゼピン、チアジアゾール、チアジン、チアジアジン、チアゼピン、またはチアジアゼピン環が挙げられる。
本発明において、5〜7員の環状基とは、C5〜7の炭素環および5〜7員のヘテロ環を意味する。ここで、C5〜7の炭素環は前記と同じ意味を表し、5〜7員のヘテロ環とは、5〜7員の不飽和ヘテロ環および5〜7員の飽和ヘテロ環を含む。5〜7員のヘテロ環としては、例えば、ピロリン、ピロリジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾリン、テトラゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール(オキサゾリジン)、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール(イソオキサゾリジン)、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール(チアゾリジン)、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール(イソチアゾリジン)、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール(オキサジアゾリジン)、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール(チアジアゾリジン)、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピン、パーヒドロチアジアゼピン、モルホリン、チオモルホリン、オキサチアン、ジオキソラン、ジオキサン、ジチオラン、ジチアン、ピロール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、アゼピン、ジアゼピン、フラン、ピラン、オキセピン、チオフェン、チオピラン、チエピン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、フラザン、オキサジアゾール、オキサジン、オキサジアジン、オキサゼピン、オキサジアゼピン、チアジアゾール、チアジン、チアジアジン、チアゼピン、またはチアジアゼピン環が挙げられる。
本発明において、「R1で表されるC1〜8アルキル基が分枝鎖アルキル基の場合、同一の炭素原子から分枝したC1〜3アルキル基は一緒になってC3〜7の飽和炭素環を形成してもよく」とは、下記一般式(I)の部分構造
Figure 2015068767
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表す。)において、例えば、R1が上記式で示されるような分枝アルキル鎖であるとき、同一の炭素原子から当該分枝したアルキル基が、下記式
Figure 2015068767
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表す。)で示されるように、結合する炭素原子と一緒になって飽和炭素環を形成することを意味する。
本発明において、「R2が隣り合う炭素原子上にあり、かつR2がアミノ基で置換されていてもよいC1〜3アルキル基、またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜3アルケニル基を表すとき、隣り合う炭素原子に結合するR2は当該炭素原子と一緒になって、1〜3個のR20で置換されていてもよい5〜7員の環状基を形成してもよく」とは、下記一般式(I)の部分構造
Figure 2015068767
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表す。)において、例えば、複数のR2が上記式で示されるようなアルキル基であるとき、隣り合う炭素原子と一緒になって、下記式
Figure 2015068767
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表す。)で示されるように、シクロヘキサン環等の5〜7員の環状基を形成することを意味する。
本発明において、R1としては、1〜5個のR11で置換されていてもよいC1〜8アルキル基、または1〜5個のR12で置換されていてもよいC3〜7の炭素環が好ましい。
本発明において、ring1としては、ベンゼン、またはピリジンが好ましい。
本発明において、一般式(I)で示される化合物としては、一般式(I−1)
Figure 2015068767
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表す。)で示される化合物が好ましい。
本発明において、ring1およびring1−1における2本の結合手は、パラ位に結合することが好ましい。
本発明において、好ましい化合物としては、実施例に記載された化合物が好ましく、(1)N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド、(2)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(3)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−6−[(2−ブチノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(4)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(5)N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(6)N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(7)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(8)N−[4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(9)N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(10)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(11)N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−4−エトキシ−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(12)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−シクロプロピル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(13)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−7−(2−ブチノイル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,7−ナフチリジン−3−カルボキサミド、または(14)N−{4−[4−アミノ−7−メチル−6−(トリフルオロメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミドがより好ましい。
[異性体]
本発明においては、特に指示しない限り異性体はこれをすべて包含する。例えば、アルキル基には直鎖のものおよび分枝鎖のものが含まれる。さらに、二重結合、環、縮合環における幾何異性体(E体、Z体、シス体、トランス体)、不斉炭素原子の存在等による光学異性体(R、S体、α、β配置、エナンチオマー、ジアステレオマー)、旋光性を有する光学活性体(D、L、d、l体)、クロマトグラフ分離による極性体(高極性体、低極性体)、平衡化合物、回転異性体、これらの任意の割合の混合物、ラセミ混合物は、すべて本発明に含まれる。また、本発明においては、互変異性体による異性体をもすべて包含する。
また、本発明における光学異性体は、100%純粋なものだけでなく、50%未満のその他の光学異性体が含まれていてもよい。
本発明においては、特に断わらない限り、当業者にとって明らかなように記号
Figure 2015068767
は紙面の向こう側(すなわちα配置)に結合していることを表し、
Figure 2015068767
は紙面の手前側(すなわちβ配置)に結合していることを表し、
Figure 2015068767
はα配置、β配置またはそれらの任意の比率の混合物であることを表す。
一般式(I)で示される化合物は、公知の方法で相当する塩に変換される。塩は、水溶性のものが好ましい。適当な塩としては、アルカリ金属(カリウム、ナトリウム等)の塩、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム塩、薬学的に許容される有機アミン(テトラメチルアンモニウム、トリエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、シクロペンチルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、リジン、アルギニン、N−メチル−D−グルカミン等)の塩、酸付加物塩(無機酸塩(塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩等)、有機酸塩(酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、グルクロン酸塩、グルコン酸塩等)等)等が挙げられる。
一般式(I)で示される化合物およびその塩は、溶媒和物に変換することもできる。溶媒和物は低毒性かつ水溶性であることが好ましい。適当な溶媒和物としては、例えば、水、アルコール系の溶媒(例えば、エタノール等)との溶媒和物が挙げられる。
一般式(I)で示される化合物のN−オキシド体とは、一般式(I)で示される化合物の窒素原子が、酸化されたものを表す。また、一般式(I)で示される化合物のN―オキシド体は、さらに上記のアルカリ(土類)金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩、酸付加物塩となっていてもよい。
また、一般式(I)で示される化合物のプロドラッグは、生体内において酵素や胃酸等による反応により、一般式(I)で示される化合物に変換する化合物をいう。一般式(I)で示される化合物のプロドラッグとしては、一般式(I)で示される化合物が水酸基を有する場合、該水酸基がアシル化、アルキル化、リン酸化、ホウ酸化された化合物(例えば、本発明化合物の水酸基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物等);一般式(I)で示される化合物のカルボキシル基がエステル化、アミド化された化合物(例、一般式(I)で示される化合物のカルボキシル基がエチルエステル化、イソプロピルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化、メチルアミド化された化合物など);等が挙げられる。これらの化合物は公知の方法によって製造することができる。また、一般式(I)で示される化合物のプロドラッグは水和物および非水和物のいずれであってもよい。また、一般式(I)で示される化合物のプロドラッグは、廣川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻「分子設計」163〜198頁に記載されているような、生理的条件で一般式(I)で示される化合物に変化するものであってもよい。さらに、一般式(I)で示される化合物は同位元素(例えば、2H、3H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、35S、18F、36Cl、123I、125I等)等で標識されていてもよい。
[本発明化合物の製造方法]
本発明化合物は、公知の方法、例えば、Comprehensive Organic Transformations : A Guide to Functional Group Preparations, 2nd Edition (Richard C. Larock, John Wiley & Sons Inc, 1999)に記載された方法、または実施例に示す方法等を適宜改良し、組み合わせて用いることで製造することができる。
一般式(I)において、R5が水素原子であり、mが2以上であり、R2が隣り合う炭素原子上にあり、かつR2がC1〜3アルキル基を表し、当該R2が結合する炭素原子と一緒になって、オキソ基で置換されたC5〜7の飽和炭素環を形成する化合物、すなわち、一般式(I−a)
Figure 2015068767
(式中、pは0〜2の整数を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)で示される化合物は、下記で示される反応工程式1および反応工程式2によって製造することができる。
Figure 2015068767
(式中、X1はハロゲン原子または水酸基を表し、X2はボロン酸基(−B(OH)2)、またはボロン酸エステル基(−B(ORi)(ORii)(式中、RiおよびRiiはC1〜3のアルキル基を表し、RiおよびRiiは、一緒になって環を形成してもよい)、例えば、4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イルなど)を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)
反応工程式1中、X1がハロゲン原子を表すとき、反応1は、式(a)で示される化合物、すなわち4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(CAS登録番号:123148−78−7)と、一般式(II)で示される化合物を用いて、芳香族求核置換反応に付すことにより行うことができる。この反応は公知であり、例えば有機溶媒(クロロベンゼン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、クロロホルム、ジオキサン、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、メチル t−ブチル エーテル等)中、塩基(水素化ナトリウム、ブチルリチウム、水酸化カリウム、カリウム tert−ブトキシド、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)等)の存在下または非存在下、0〜200℃で反応させることにより行なわれる。
また、反応工程式1中、X1が水酸基を表すとき、反応1は、式(a)で示される化合物と、一般式(II)で示される化合物を用いて、光延反応に付すことにより行うことができる。この光延反応は公知であり、例えば有機溶媒(ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン等)中、アゾ化合物(アゾジカルボン酸ジエチル(DEAD)、ジイソプロピルアゾジカルボキシラート、1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン、1,1’−アゾビス(N,N−ジメチルホルムアミド)等)およびホスフィン化合物(トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリメチルホスフィン、ポリマーサポートトリフェニルホスフィン等)の存在下、0〜60℃で反応させることにより行なわれる。
反応工程式1中、反応2は、一般式(b)で示される化合物と、一般式(III)で示される化合物を用いて、鈴木カップリング反応に付すことにより行うことができる。この反応は公知であり、有機溶媒(例えばトルエン、ベンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン、メタノール、アセトニトリル、ジメトキシエタン、アセトン等)中、塩基(例えばナトリウムエチレート、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸タリウム、リン酸三カリウム、フッ化セシウム、水酸化バリウム、テトラブチルアンモニウムフルオリド等)の存在下、パラジウム触媒(例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(Pd(PPh34)、(ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(Cl2Pd(PPh32)、酢酸パラジウム(Pd(OAc)2)等)の存在下、室温〜120℃で行うことができる。
反応工程式1中、反応3は、一般式(c)で示される化合物を用いて、アジド化反応、次いでアジド基の還元反応に付すことにより行うことができる。このアジド化反応は公知であり、例えば、有機溶媒(例えば、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトン、メタノール、エタノール、ヘキサメチルリン酸トリアミド)中、アジド化剤(例えば、アジ化ナトリウム、アジ化カリウム、トリメチルシリルアジド)の存在下、室温〜100℃で反応させることにより行なわれる。また、このアジド基の還元反応は公知であり、例えば、(1)水素を用いた還元反応、(2)ヒドリド還元反応、(3)シランを用いた還元反応、(4)シュタウディンガー(Staudinger)反応、(5)金属を用いた還元反応が挙げられる。
これらの方法を具体的に説明すると、
(1)水素を用いた還元反応は、例えば、有機溶媒(例えば、メタノール、ジオキサン、テトラヒドロフラン)中、水素ガスを添加し、触媒(例えば、パラジウム−炭素)の存在下、0〜100℃で行なわれる。
(2)ヒドリド還元反応は、例えば、有機溶媒(例えば、メタノール、ジメチルエーテル)中、ヒドリド還元剤(例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素亜鉛、シアノ水素化ナトリウム、水素化トリエチルホウ素リチウム、水素化アルミニウムリチウム)を用いて、0〜100℃の温度で反応させることにより行なわれる。
(3)シランを用いた還元反応は、例えば、有機溶媒(例えば、ジオキサン、トルエン)中、シラン化合物(例えば、フェニルシラン、トリエチルシラン、トリス(トリメチルシリル)シラン)を用いて、0〜100℃の温度で反応させることにより行なわれる。
(4)シュタウディンガー反応は、有機溶媒(例えば、メタノール、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン)中、ホスフィン化合物(例えば、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリメチルホスフィン)を用いて、0〜100℃で行なわれる。
(5)金属を用いた還元反応は、酸性溶媒(例えば、酢酸、酢酸アンモニウム、pH4.2〜7.2の緩衝液またはそれらの溶液とテトラヒドロフラン等の有機溶媒との混合液)中、金属(例えば、銅、亜鉛)を用いて、0〜100℃の温度で反応させることにより行なわれる。
Figure 2015068767
(式中、RdはC1〜4のアルキル基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)
反応工程式2中、反応4は、一般式(e)で示される化合物と、一般式(IV)で示される化合物を用いた反応に付すことにより行うことができる。この反応は公知であり、例えば有機溶媒(N,N−ジメチルホルムアミド等)中、塩基(tert−ブトキシカリウム等)の存在下、0〜100℃で反応させることにより行なわれる。
反応工程式2中、反応5は、一般式(f)で示される化合物と、一般式(V)で示される化合物を用いて、付加反応に付すことにより行うことができる。この付加反応は公知であり、例えばアルコール系溶媒(メタノール、エタノール等)中、0〜100℃で反応させることにより行なわれる。
反応工程式2中、反応6は、一般式(d)で示される化合物と、一般式(g)で示される化合物を用いて、アミド化反応に付すことにより行うことができる。このアミド化反応は公知であり、例えば、
(1)酸ハライドを用いる方法、
(2)混合酸無水物を用いる方法、
(3)縮合剤を用いる方法等が挙げられる。
これらの方法を具体的に説明すると、
(1)酸ハライドを用いる方法は、例えば、カルボン酸を有機溶媒(クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)中または無溶媒で、酸ハライド化剤(オキザリルクロライド、チオニルクロライド等)と−20℃〜還流温度で反応させ、得られた酸ハライドを塩基(ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等)の存在下、アミンと有機溶媒(クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)中、0〜40℃の温度で反応させることにより行なわれる。また、得られた酸ハライドを有機溶媒(ジオキサン、テトラヒドロフラン等)中、アルカリ水溶液(重曹水または水酸化ナトリウム溶液等)を用いて、アミンと0〜40℃で反応させることにより行なうこともできる。
(2)混合酸無水物を用いる方法は、例えば、カルボン酸を有機溶媒(クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)中または無溶媒で、塩基(ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等)の存在下、酸ハライド(ピバロイルクロライド、トシルクロライド、メシルクロライド等)、または酸誘導体(クロロギ酸エチル、クロロギ酸イソブチル等)と、0〜40℃で反応させ、得られた混合酸無水物を有機溶媒(クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)中、アミンと0〜40℃で反応させることにより行なわれる。
(3)縮合剤を用いる方法は、例えば、カルボン酸とアミンを、有機溶媒(クロロホルム、ジクロロメタン、ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)中、または無溶媒で、塩基(ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)、ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ジメチルアミノピリジン等)の存在下または非存在下、縮合剤(O−(7−アザ−1−ベンゾトリアゾリル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホスフェート(HATU)、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド(EDC)、1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨウ素、1−プロピルホスホン酸環状無水物(PPA)等)を用い、1−ヒドロキシベンズトリアゾール(HOBt)を用いるか用いないで、0〜40℃で反応させることにより行なわれる。
これら(1)、(2)および(3)の反応は、いずれも不活性ガス(アルゴン、窒素等)雰囲気下、無水条件で行なうことが望ましい。
一般式(I)において、一般式(I−b)
Figure 2015068767
(式中、R2-1は(1)1〜5個のR21で置換されていてもよいC1〜8アルキル基、(2)1〜5個のR22で置換されていてもよいC2〜8アルケニル基、(3)1〜5個のR23で置換されていてもよいC2〜8アルキニル基、(4)−OR24基、(5)1〜5個のR25で置換されていてもよいC3〜7の炭素環、(6)1〜5個のR26で置換されていてもよい4〜7員のヘテロ環、(7)ハロゲン原子、(8)C(O)R27基、または(9)C(O)NR2829基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)で示される化合物は、下記で示される反応工程式3によって製造することができる。
Figure 2015068767
(式中、X3はハロゲン原子を表し、RjはC1〜4アルキル基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)
反応工程式3中、反応7は、一般式(h)で示される化合物と、一般式(VI)で示される化合物を、ウルマン反応(Chan−Lam−Evansカップリング)に付すことにより行うことができる。この反応は公知であり、例えば、有機溶媒(例えば、ジクロロメタン、アセトニトリル)中、銅触媒(例えば、酢酸銅(II))を用い、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン)の存在下、乾燥剤(例えば、モレキュラーシーブス)の存在下もしくは非存在下、室温〜200℃で行うことができる。
反応工程式3中、反応8は、一般式(i)で示される化合物と、一般式(VII)で示される化合物を、エステル化反応に付すことによって製造することができる。このエステル化反応は公知であり、例えば、有機溶媒(例えば、DMF、アセトニトリル、ベンゼン)中、パラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(Pd(PPh34)、(ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(Cl2Pd(PPh32)、酢酸パラジウム(Pd(OAc)2))を用い、塩基(例えば、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジアザビシクロウンデセン(DBU)、酢酸ナトリウム)の存在下または非存在下、ホスフィン化合物(例えば、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリメチルホスフィン、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(dppf))を用いるか用いないかで、一酸化炭素と室温〜200℃で反応させることにより行なわれる。
反応工程式3中、一般式(k)で示される化合物は、一般式(j)で示される化合物を後記する脱保護反応に付すことによって製造することができる。
反応工程式3中、一般式(I−b)で示される化合物は、一般式(k)で示される化合物と、一般式(d)で示される化合物を、反応工程式2に記載された反応6と同様の目的の操作に付すことによって製造することができる。
反応工程式1、2および3中、各一般式で示される化合物に保護基が存在する場合、必要に応じて、脱保護反応を行うことができる。この保護基の脱保護反応は公知であり、以下の方法で行うことができる。例えば、(1)アルカリ加水分解による脱保護反応、(2)酸性条件下における脱保護反応、(3)加水素分解による脱保護反応、(4)シリル基の脱保護反応、(5)金属を用いる脱保護反応、(6)金属錯体を用いる脱保護反応等が挙げられる。
これらの方法を具体的に説明すると、
(1)アルカリ加水分解による脱保護反応は、例えば有機溶媒(例えば、メタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)中、アルカリ金属の水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等)、アルカリ土類金属の水酸化物(例えば、水酸化バリウム、水酸化カルシウム等)または炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)あるいはその水溶液もしくはこれらの混合物を用いて、0〜40℃で行なわれる。
(2)酸条件下での脱保護反応は、例えば有機溶媒(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、ジオキサン、酢酸エチル、メタノール、イソプロピルアルコール、テトラヒドロフラン、アニソール等)中、有機酸(例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p−トシル酸等)、または無機酸(例えば、塩酸、硫酸等)もしくはこれらの混合物(例えば、臭化水素/酢酸等)中、2,2,2−トリフルオロエタノールの存在下または非存在下、0〜100℃で行なわれる。
(3)加水素分解による脱保護反応は、例えば溶媒(例えば、エーテル系(例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチルエーテル等)、アルコール系(例えば、メタノール、エタノール等)、ベンゼン系(例えば、ベンゼン、トルエン等)、ケトン系(例えば、アセトン、メチルエチルケトン等)、ニトリル系(例えば、アセトニトリル等)、アミド系(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド等)、水、酢酸エチル、酢酸またはそれらの2以上の混合溶媒等)中、触媒(例えば、パラジウム−炭素、パラジウム黒、水酸化パラジウム−炭素、酸化白金、ラネーニッケル等)の存在下、常圧または加圧下の水素雰囲気下またはギ酸アンモニウム存在下、0〜200℃で行なわれる。
(4)シリル基の脱保護反応は、例えば水と混和しうる有機溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、アセトニトリル等)中、テトラブチルアンモニウムフルオライドを用いて、0〜40℃で行なわれる。また、例えば、有機酸(例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p−トシル酸等)、または無機酸(例えば、塩酸、硫酸等)もしくはこれらの混合物(例えば、臭化水素/酢酸等)中、−10〜100℃で行なわれる。
(5)金属を用いる脱保護反応は、例えば酸性溶媒(例えば、酢酸、pH4.2〜7.2の緩衝液またはそれらの溶液とテトラヒドロフラン等の有機溶媒との混合液)中、粉末亜鉛の存在下、必要であれば超音波をかけながら、0〜40℃で行なわれる。
(6)金属錯体を用いる脱保護反応は、例えば有機溶媒(例えば、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトニトリル、ジオキサン、エタノール等)、水またはそれらの混合溶媒中、トラップ試薬(例えば、水素化トリブチルスズ、トリエチルシラン、ジメドン、モルホリン、ジエチルアミン、ピロリジン等)、有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、2−エチルヘキサン酸等)および/または有機酸塩(例えば、2−エチルヘキサン酸ナトリウム、2−エチルヘキサン酸カリウム等)の存在下、ホスフィン系試薬(例えば、トリフェニルホスフィン等)の存在下または非存在下、金属錯体(例えば、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)、二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、塩化トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)等)を用いて、0−40℃で行なわれる。
また、上記以外にも、例えばT. W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, New York, 1999に記載された方法によって、脱保護反応を行なうことができる。
水酸基の保護基としては、例えば、メチル基、トリチル基、メトキシメチル(MOM)基、1−エトキシエチル(EE)基、メトキシエトキシメチル(MEM)基、2−テトラヒドロピラニル(THP)基、トリメチルシリル(TMS)基、トリエチルシリル(TES)基、t−ブチルジメチルシリル(TBDMS)基、t−ブチルジフェニルシリル(TBDPS)基、アセチル(Ac)基、ピバロイル基、ベンゾイル基、ベンジル(Bn)基、p−メトキシベンジル基、アリルオキシカルボニル(Alloc)基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル(Troc)基等が挙げられる。
アミノ基の保護基としては、例えばベンジルオキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル(Alloc)基、1−メチル−1−(4−ビフェニル)エトキシカルボニル(Bpoc)基、トリフルオロアセチル基、9−フルオレニルメトキシカルボニル基、ベンジル(Bn)基、p−メトキシベンジル基、ベンジルオキシメチル(BOM)基、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル(SEM)基等が挙げられる。
水酸基、アミノ基の保護基としては、上記した以外にも容易にかつ選択的に脱離できる基であれば特に限定されない。例えば、T. W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, New York, 1999に記載されたものが用いられる。
本明細書中の各反応において、出発原料として用いた化合物、例えば、一般式(a)、(e)、(h)、(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)または(VII)で示される化合物は公知であるか、あるいは公知の方法により容易に製造することができる。
本明細書中の各反応において、加熱を伴う反応は、当業者にとって明らかなように、水浴、油浴、砂浴またはマイクロウェーブを用いて行なうことができる。
本明細書中の各反応において、適宜、高分子ポリマー(例えば、ポリスチレン、ポリアクリルアミド、ポリプロピレン、ポリエチレングリコール等)に担持させた固相担持試薬を用いてもよい。
本明細書中の各反応において、反応生成物は通常の精製手段、例えば、常圧下または減圧下における蒸留、シリカゲルまたはケイ酸マグネシウムを用いた高速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、イオン交換樹脂、スカベンジャー樹脂あるいはカラムクロマトグラフィーまたは洗浄、再結晶などの方法により精製することができる。精製は反応ごとに行なってもよいし、いくつかの反応終了後に行なってもよい。
[毒性]
本発明化合物の毒性は十分に低いものであり、医薬品として安全に使用することができる。
[医薬品への適用]
本発明化合物は、Axl阻害活性を有するので、哺乳動物、特にヒトにおいて、Axl関連疾患の予防および/または治療剤として使用することができる。
本発明において、Axl関連疾患としては、例えば、癌、腎臓疾患、免疫系疾患、循環器系疾患が挙げられる。
本発明において、癌としては、例えば、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、メラノーマ、乳癌、膵臓癌、神経膠腫、食道腺癌、大腸癌、腎細胞癌、甲状腺癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、胃癌、ブドウ膜悪性黒色腫、卵巣癌、子宮内膜癌、リンパ腫が挙げられる。
本発明において、腎臓疾患としては、例えば、糸球体腎炎、慢性腎炎、IgA腎炎、続発性(二次性)腎炎、ネフローゼ腎炎、急性腎不全、慢性腎不全、糖尿病性腎症、痛風腎、間質性腎炎、腎盂腎炎が挙げられる。
本発明において、免疫系疾患としては、例えば、乾癬、関節リウマチが挙げられる。
本発明において、循環器系疾患としては、例えば、アテローム性動脈硬化症、血栓症が挙げられる。
また、本発明化合物は、Axl阻害活性を有するので、腫瘍細胞の転移抑制剤としても使用することができる。
本発明化合物は、
1)その化合物の予防および/または治療効果の補完および/または増強、
2)その化合物の動態・吸収改善、投与量の低減、および/または
3)その化合物の副作用の軽減のために他の薬物と組み合わせて、併用薬として投与してもよい。
本発明化合物と他の薬物の併用薬は、1つの製剤中に両成分を配合した配合剤の形態で投与してもよく、また別々の製剤にして投与する形態をとってもよい。この別々の製剤にして投与する場合には、同時投与および時間差による投与が含まれる。また、時間差による投与は、本発明化合物を先に投与し、他の薬物を後に投与してもよいし、他の薬物を先に投与し、本発明化合物を後に投与してもよい。それぞれの投与方法は同じでも異なっていてもよい。
上記併用薬により、予防および/または治療効果を奏する疾患は特に限定されず、本発明化合物の予防および/または治療効果を補完および/または増強する疾患であればよい。
本発明化合物の癌に対する予防および/または治療効果の補完および/または増強のための他の薬物としては、例えば、アルキル化薬、代謝拮抗薬、抗癌性抗生物質、植物性アルカロイド薬、ホルモン薬、白金化合物、抗CD20抗体、抗CD52抗体、G−CSF製剤、急性前骨髄性白血病分化誘導薬、キナーゼ阻害薬、トポイソメラーゼ阻害薬、アロマターゼ阻害薬、その他の抗癌剤が挙げられる。
本発明化合物の腎臓疾患に対する予防および/または治療効果の補完および/または増強のための他の薬物としては、例えば、ステロイド、免疫抑制薬、アンジオテンシンII拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、抗血小板薬、抗凝固薬が挙げられる。
本発明化合物の免疫系疾患に対する予防および/または治療効果の補完および/または増強のための他の薬物としては、例えば、免疫抑制薬、ステロイド、疾患修飾型抗リウマチ薬、プロスタグランジン、プロスタグランジン合成酵素阻害薬、ホスホジエステラーゼ阻害薬、メタロプロテアーゼ阻害薬、抗TNF−α製剤、抗IL−1製剤、抗IL−6製剤等の抗サイトカインタンパク製剤、サイトカイン阻害薬、非ステロイド性抗炎症薬が挙げられる。
本発明化合物の循環器系疾患に対する予防および/または治療効果の補完および/または増強のための他の薬物としては、抗血小板薬、アンジオテンシンII拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、HMG−CoA還元酵素阻害薬、チアゾリジン誘導体が挙げられる。
アルキル化薬の例としては、例えば、塩酸ナイトロジェンマスタード−N−オキシド、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファラン、チオテパ、カルボコン、ブスルファン、塩酸ニムスチン、ダカルバジン、ラニムスチン、カルムスチン、クロラムブシル、ベンダムスチン、メクロエタナミンが挙げられる。
代謝拮抗薬の例としては、例えば、メトトレキサート、メルカプトプリン、6−メルカプトプリンリボシド、フルオロウラシル、テガフール、テガフール・ウラシル、カルモフール、ドキシフルリジン、シタラビン、エノシタビン、テガフール・ギメスタット・オタスタットカリウム、塩酸ゲムシタビン、シタラビンオクホスファート、塩酸プロカルバジン、ヒドロキシカルバミド等が挙げられる。
抗癌性抗生物質の例としては、例えば、アクチノマイシンD、マイトマイシンC、塩酸ダウノルビシン、塩酸ドキソルビシン、塩酸アクラルビシン、ネオカルチノスタチン、塩酸ピラルビシン、(塩酸)エピルビシン、塩酸イダルビシン、クロモマイシンA3、(塩酸)ブレオマイシン、硫酸ペプロマイシン、テラルビシン、ジノスタチン・スチマラマー、ゲムシズマブオゾガマイシン等が挙げられる。
植物性製剤の例としては、例えば、硫酸ビンブラスチン、硫酸ビンクリスチン、硫酸ビンデシン、塩酸イリノテカン、エトポシド、フルタミド、酒石酸ビノレルビン、ドセタキセル水和物、パクリタキセル等が挙げられる。
ホルモン剤の例としては、例えば、リン酸エストラムスチンナトリウム、メピチオスタン、エピチオスタノール、酢酸ゴセレリン、ホスフェストロール(リン酸ジエチルスチルベストロール)、クエン酸タモキシフェン、クエン酸トレミフェン、塩酸ファドロゾール水和物、酢酸メドロキシプロゲステロン、ビカルタミド、酢酸リュープロレリン、アナストロゾール、アミノグルテチミド、アンドロゲンビカルタミド、フルベストラント等が挙げられる。
白金化合物の例としては、例えば、カルボプラチン、シスプラチン、ネダプラチン、オキサリプラチン等が挙げられる。
抗CD20抗体の例としては、例えば、リツキシマブ、イブリツモマブ、イブリツモマブウキセタン、オクレリズマブが挙げられる。
抗CD52抗体の例としては、例えば、アレムツズマブが挙げられる。
G−CSF製剤の例としては、例えば、ペグフィルグラスチム、フィルグラスチム、レノグラスチム、ナルトグラスチムが挙げられる。
急性前骨髄性白血病分化誘導薬としては、例えば、タミバロテン、トレチノイン、三酸化ヒ素製剤が挙げられる。
キナーゼ阻害薬の例としては、例えば、EGFR阻害薬であるエルロチニブ塩酸塩、ゲフィチニブ、セツキシマブ、パニツムマブ、HER2阻害薬であるラパチニブ、トラスツズマブ、BCR−ABL阻害薬であるイマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブ、マルチキナーゼ阻害薬であるスニチニブ、バンデタニブ、クリゾチニブ、ソラフェニブが挙げられる。
トポイソメラーゼ阻害薬の例としては、例えば、トポテカン、テニポシド、イリノテカン、ソブゾキサンが挙げられる。
アロマターゼ阻害薬の例としては、例えば、エキセメスタンが挙げられる。
その他の抗癌剤の例としては、例えば、L−アスパラギナーゼ、酢酸オクトレオチド、ポルフィマーナトリウム、ミトキサントロン酢酸、アセグラトン、ウベニメクス、エリブリンメシル酸、クラドリビン、クレスチン、ベキサロテン、デニロイキン・ジフチトクス、テモゾロミド、ネララビン、フルダラビン、ベバシズマブ、ペメトレキサド、ペントスタチン、ボルテゾミブ、レナリドミド、ホリナートカルシウムが挙げられる。
免疫抑制薬の例としては、例えば、アザチオプリン、アスコマイシン、エベロリムス、サラゾスルファピリジン、シクロスポリン、シクロホスファミド、シロリムス、タクロシムス、ブシラミン、メトトレキサート、レフルノミドが挙げられる。
ステロイドの例としては、例えば、アムシノニド、コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム、コハク酸プレドニゾロンナトリウム、メチルコハク酸プレドニゾロンナトリウム、シクレソニド、ジフルプレドナート、プロピオン酸ベタメタゾン、デキサメタゾン、デフラザコート、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、ハルシノニド、パルミチン酸デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、ピバル酸フルメタゾン、ブチル酢酸プレドニゾロン、ブデソニド、硫酸プラステロン、フロ酸モメタゾン、フルオシノニド、フルオシノロンアセトニド、フルドロキシコルチド、フルニソリド、プレドニゾロン、プロピロン酸アルクロメタゾン、プロピオン酸クロベタゾール、プロピオン酸デキサメタゾン、プロピオン酸デプロドン、プロピオン酸フルチカゾン、プロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロンスレプタネート、メチルプレドニゾロンナトリウムスクシネート、リン酸デキサメタゾンナトリウム、リン酸ヒドロコルチゾンナトリウム、リン酸プレドニゾロンナトリウム、吉草酸ジフルコルトロン、吉草酸デキサメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、吉草酸酢酸プレドニゾロン、酢酸コルチゾン、酢酸ジフロラゾン、酢酸デキサメタゾン、酢酸トリアムシノロン、酢酸パラメサゾン、酢酸ハロプレドン、酢酸フルドロコルチゾン、酢酸プレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、酪酸クロベタゾン、酪酸ヒドロコルチゾン、酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン、酪酸プロピオン酸ベタメタゾンが挙げられる。
アンジオテンシンII拮抗薬としては、例えばロサルタン、カンデサルタン、バルサルタン、イルベサルタン、オルメサルタン、テルミサルタン等が挙げられる。
アンジオテンシン変換酵素阻害薬としては、例えばアラセプリル、塩酸イミダプリル、塩酸キナプリル、塩酸テモカプリル、塩酸デラプリル、塩酸ベナゼプリル、カプトプリル、トランドラプリル、ペリンドプリルエルブミン、マレイン酸エナラプリル、リシノプリル等が挙げられる。
抗血小板薬の例としては、例えば、ジピリダモール、ジラゼプ塩酸塩水和物が挙げられる。
抗凝固薬の例としては、例えば、ワーファリン、ヘパリンが挙げられる。
疾患修飾型抗リウマチ薬の例としては、例えば、D−ペニシラミン、アクタリット、オーラノフィン、サラゾスルファピリジン、ヒドロキシクロロキン、ブシラミン、メトトレキサート、レフルノミド、ロベンザリットナトリウム、オーロチオグルコース、マレイン酸オーロチオナトリウムが挙げられる。
プロスタグランジン類(以下、PGと略記する。)としては、例えば、PGE1製剤(例:アルプロスタジルアルファデクス、アルプロスタジル等)、PGI2製剤(例:ベラプロストナトリウム等)、PG受容体アゴニスト、PG受容体アンタゴニスト等が挙げられる。PG受容体としては、PGE受容体(EP1、EP2、EP3、EP4)、PGD受容体(DP、CRTH2)、PGF受容体(FP)、PGI2受容体(IP)、TX受容体(TP)等が挙げられる。
プロスタグランジン合成酵素阻害薬の例としては、例えば、サラゾスルファピリジン、メサラジン、オルサラジン、4−アミノサリチル酸、JTE−522、オーラノフィン、カルプロフェン、ジフェンピラミド、フルノキサプロフェン、フルビプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、ロルノキシカム、ロキソプロフェン、メロキシカム、オキサプロジン、パルサルミド、ピプロキセン、ピロキシカム、ピロキシカムシンナメート、ザルトプロフェン、プラノプロフェンが挙げられる。
ホスホジエステラーゼ阻害薬の例としては、例えば、ロリプラム、シロミラスト、Bay19−8004、NIK−616、ロフルミラスト(BY−217)、シパムフィリン(BRL−61063)、アチゾラム(CP−80633)、ONO−6126、SCH−351591、YM−976、V−11294A、PD−168787、D−4396、IC−485が挙げられる。
抗TNF−α製剤の例としては、例えば、抗TNF−α抗体、可溶性TNF−α受容体、抗TNF−α受容体抗体、可溶性TNF−α結合タンパク質が挙げられ、特に、インフリマキシブ、エタネルセプトが挙げられる。
抗IL−1製剤の例としては、抗IL−1抗体、可溶性IL−1受容体、抗IL−1Raおよび/またはIL−1受容体抗体が挙げられ、特に、アナキンラが挙げられる。
抗IL−6製剤の例としては、抗IL−6抗体、可溶性IL−6受容体、抗IL−6受容体抗体が挙げられ、特に、トシリズマブが挙げられる。
サイトカイン阻害薬の例としては、例えば、トシル酸スプラタスト、T−614、SR−31747、ソナチモドが挙げられる。
HMG−CoA還元酵素阻害薬としては、アトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチン等が挙げられる。
チアゾリジン誘導体としては、例えば、ピオグリタゾン、シグリタゾン、ロシグリタゾン、トログリタゾンが挙げられる。
また、本発明化合物と組み合わせる併用薬としては、現在までに見出されているものだけでなく今後見出されるものも含まれる。
本発明化合物は、通常、全身的または局所的に、経口または非経口の形で投与される。経口剤としては、例えば、内服用液剤(例えば、エリキシル剤、シロップ剤、薬剤的に許容される水剤、懸濁剤、乳剤)、内服用固形剤(例えば、錠剤(舌下錠、口腔内崩壊錠を含む)、丸剤、カプセル剤(ハードカプセル、ソフトカプセル、ゼラチンカプセル、マイクロカプセルを含む)、散剤、顆粒剤、トローチ剤)等が挙げられる。非経口剤としては、例えば、液剤(例えば、注射剤(皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤、点滴剤等)、点眼剤(例えば、水性点眼剤(水性点眼液、水性懸濁点眼液、粘性点眼液、可溶化点眼液等)、非水性点眼剤(非水性点眼液、非水性懸濁点眼液等))等)、外用剤(例えば、軟膏(眼軟膏等))、点耳剤等が挙げられる。これらの製剤は、速放性製剤、徐放性製剤などの放出制御剤であってもよい。これらの製剤は公知の方法、例えば、日本薬局方に記載の方法等により製造することができる。
経口剤としての内服用液剤は、例えば、有効成分を一般的に用いられる希釈剤(例えば、精製水、エタノールまたはそれらの混液等)に溶解、懸濁または乳化されることにより製造される。さらにこの液剤は、湿潤剤、懸濁化剤、乳化剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、保存剤、緩衝剤等を含有していてもよい。
経口剤としての内服用固形剤は、例えば、有効成分を賦形剤(例えば、ラクトース、マンニトール、グルコース、微結晶セルロース、デンプン等)、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等)、崩壊剤(例えば、繊維素グリコール酸カルシウム等)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム等)、安定剤、溶解補助剤(グルタミン酸、アスパラギン酸等)等と混合し、常法に従って製剤化される。また、必要によりコーティング剤(例えば、白糖、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等)で被覆していてもよいし、また2以上の層で被覆していてもよい。
非経口剤としての外用剤は公知の方法または通常使用されている処方により製造される。例えば、軟膏剤は有効成分を基剤に研和、または溶融させて製造される。軟膏基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、高級脂肪酸または高級脂肪酸エステル(例えば、アジピン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、アジピン酸エステル、ミリスチン酸エステル、パルミチン酸エステル、ステアリン酸エステル、オレイン酸エステル等)、ロウ類(例えば、ミツロウ、鯨ロウ、セレシン等)、界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル等)、高級アルコール(例えば、セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール等)、シリコン油(例えば、ジメチルポリシロキサン等)、炭化水素類(例えば、親水ワセリン、白色ワセリン、精製ラノリン、流動パラフィン等)、グリコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、マクロゴール等)、植物油(例えば、ヒマシ油、オリーブ油、ごま油、テレピン油等)、動物油(例えば、ミンク油、卵黄油、スクワラン、スクワレン等)、水、吸収促進剤、かぶれ防止剤から選ばれるもの単独または2種以上を混合して用いられる。さらに、保湿剤、保存剤、安定化剤、抗酸化剤、着香剤等を含んでいてもよい。
非経口剤としての注射剤には溶液、懸濁液、乳濁液および用時溶剤に溶解または懸濁して用いる固形の注射剤を包含される。注射剤は、例えば有効成分を溶剤に溶解、懸濁または乳化させて用いられる。溶剤として、例えば注射用蒸留水、生理食塩水、植物油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、エタノールのようなアルコール類等およびそれらの組み合わせが用いられる。さらにこの注射剤は、安定剤、溶解補助剤(例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸、ポリソルベート80(登録商標)等)、懸濁化剤、乳化剤、無痛化剤、緩衝剤、保存剤等を含んでいてもよい。これらは最終工程において滅菌するか無菌操作法によって製造される。また無菌の固形剤、例えば凍結乾燥品を製造し、その使用前に無菌化または無菌の注射用蒸留水または他の溶剤に溶解して使用することもできる。
本発明化合物、または本発明化合物と他の薬剤の併用剤を上記の目的で用いるには、通常、全身的または局所的に、経口または非経口の形で投与される。投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間等により異なるが、通常、成人一人当たり、一回につき、1ngから1000mgの範囲で一日一回から数回経口投与されるか、または成人一人当たり、一回につき、0.1ngから100mgの範囲で一日一回から数回非経口投与されるか、または一日1時間から24時間の範囲で静脈内に持続投与される。もちろん前記したように、投与量は種々の条件により変動するので、上記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また範囲を越えて投与の必要な場合もある。
以下、実施例によって本発明を詳述するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
クロマトグラフィーによる分離の箇所およびTLCに示されている括弧内の溶媒は、使用した溶出溶媒または展開溶媒を示し、割合は体積比を表す。また、NHシリカの記載は、富士シリシア製CHROMATOREX NH TLC PLATE(カタログ番号;3800003)を使用した旨を表す。
LC−MS/ELSDは、下記条件:
{カラム:Waters ACQUITY C18(粒子径:1.7 x 10-6 m;カラム長:30 x 2.1 mm I.D.);流速:1.0mL/min;カラム温度:40℃;移動相(A):0.1%ギ酸水溶液;移動相(B):0.1%ギ酸−アセトニトリル溶液;グラジエント(移動相(A):移動相(B)の比率を記載):[0分]95:5;[0.1分]95:5;[1.2分]5:95;[1.4分]5:95;[1.41分]95:5;[1.5分]95:5;検出器:UV(PDA)、ELSD、MS}
で行った。
または、実施例10(1)、10(2)、10(3)、10(4)、15(1)、51、51(1)、51(2)、51(3)、64、68および131記載の化合物については、LC−MS/ELSDを下記条件:
{カラム:Waters Xterra MS C18(粒子径:5.0 x 10-6 m;カラム長:50 x 4.6 mm I.D.);流速:1.5mL/min;カラム温度:40℃;移動相(A):0.1%トリフルオロ酢酸水溶液;移動相(B):0.1%トリフルオロ酢酸−メタノール溶液;グラジエント(移動相(A):移動相(B)の比率を記載):[0分]95:5;[1分]95:5;[4分]0:100;[4.5分]0:100;[4.51分]95:5;[6分]95:5;検出器:UV(PDA)、ELSD、MS}で行った。
NMRの箇所に示されているカッコ内は測定に使用した溶媒を示す。
質量スペクトル(MS)は、四重極質量分析計を用い、エレクトロスプレー法(ESI)および大気圧化学イオン化法(APCI)のいずれかの方法により得た。
本明細書中に用いた化合物名は、一般的にIUPACの規則に準じて命名を行なうコンピュータプログラム、Advanced Chemistry Development社のACD/Name(登録商標)を用いるか、または、IUPAC命名法に準じて命名したものである。
実施例1:4−クロロ−5−ヨード−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
アルゴン雰囲気下、4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン(5000mg)(CAS登録番号:123148-78-7)のテトラヒドロフラン(THF)溶液(40mL)に水素化ナトリウム(鉱油中55%)(858mg)を加え0℃で30分撹拌した。その後、ヨードメタン(1.33mL)を加えて室温で2時間撹拌した。これに水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。その後、溶媒を減圧留去して、下記物性値を有する標題化合物(5386mg)を得た。
TLC:Rf 0.84 (酢酸エチル);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.81, 7.97, 8.63。
実施例2:4−(4−クロロ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アニリン
アルゴン雰囲気下、実施例1で製造した化合物(10g)の1,4−ジオキサン溶液(200mL)に、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(9.0g)、2mol/Lのリン酸カリウム水溶液(50mL)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(3.9g)を加え、バス温(90℃)で14時間撹拌した。室温まで放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。その後、溶媒を減圧留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=9:1)によって精製し、下記物性値を有する標題化合物(8.8g)を得た。
TLC:Rf 0.70 (酢酸エチル);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.85, 5.15, 6.60, 7.13, 7.61, 8.60。
実施例3:5−(4−アミノフェニル)−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン
アルゴン雰囲気下、実施例2で製造した化合物(9.2g)のDMF溶液(70mL)に、アジ化ナトリウム(4.6g)を加え、バス温(80℃)で4時間撹拌した。室温まで放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。その後、溶媒を減圧留去した。これを水(3mL)、THF(110mL)に懸濁し、1mol/LのトリメチルホスフィンのTHF溶液(106mL)を加えてバス温(60℃)で3時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル,7:3→0:10)によって精製し、下記物性値を有する標題化合物(6.5g)を得た。
TLC:Rf 0.63 (酢酸エチル:メタノール=5:1);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.69, 5.17, 5.95, 6.64, 7.07, 8.09。
実施例4:エチル 2,5−ジオキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2H−クロメン−3−カルボキシラート
室温において1,3−シクロヘキサンジオン(CAS登録番号:504-02-9)(13.25g)をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(200mL)に溶解し、tert−ブトキシカリウム(13.26g)、エチル (E)−2−シアノ−3−エトキシ−2−プロペノエート(CAS登録番号:94-05-3)(20.00g)を加え、21時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、2Nの塩酸水溶液を加え撹拌した。さらに酢酸エチル、水を加え有機層を抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、下記物性値を有する標題化合物(23.62g)を得た。
TLC:Rf 0.35 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.37, 2.19, 2.61, 2.92, 4.36, 8.63。
実施例5:2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボン酸
室温において実施例4で製造した化合物(10.00g)をエタノール(200mL)に溶解し、アニリン(3.94g)を加え、6時間撹拌した。反応液中から析出した固体を桐山ロートでろ取、エタノールで洗浄し、得られた残渣を60℃で減圧乾燥した。下記物性値を有する標題化合物(4.01g)を得た。
TLC:Rf 0.37 (ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.11, 2.60, 7.25, 7.63, 9.21。
実施例6:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
Figure 2015068767
アルゴン雰囲気下、実施例3で製造した化合物(50mg)および実施例5で製造した化合物(75mg)のDMF溶液(3mL)に、HATU(95mg)、DIPEA(0.10mL)を加え、室温で12時間撹拌した。反応液に重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(80mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.72分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.09-2.13, 2.54-2.64, 3.83, 5.09, 6.91, 7.26-7.35, 7.43, 7.62-7.69, 7.78, 8.33, 9.34, 11.45。
実施例6(1)〜6(15)
実施例3で製造した化合物および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例6(1):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(4−フルオロフェニル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.09-2.11, 2.54-2.63, 3.80, 5.08, 6.91, 7.27-7.37, 7.42, 7.77, 8.33, 9.32, 11.36。
実施例6(2):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(3−フルオロベンジル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.11-2.24, 2.60, 2.96, 3.84, 5.10, 5.50, 6.86-6.97, 7.02-7.11, 7.33-7.42, 7.46, 7.71, 8.35, 9.31, 11.58。
実施例6(3):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71 分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.95-2.23, 2.52-2.64, 3.19-3.27, 3.74, 4.37-4.65, 5.13-5.30, 5.92, 7.25-7.45, 7.68-7.82, 8.15, 8.91, 11.41。
実施例6(4):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセタート
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.73 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.24-1.31, 2.15, 2.57-2.59, 3.25, 3.84, 4.20, 7.47, 7.59, 7.86, 8.41, 8.87, 11.77。
実施例6(5):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.84分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.26, 2.03-2.15, 2.50-2.64, 4.21, 5.22, 7.02, 7.24-7.26, 7.27-7.29, 7.36-7.46, 7.56-7.67, 8.30, 8.68, 11.84。
実施例6(6):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロブタン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド
TLC:Rf 0.53 (酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.70-2.05, 2.63, 2.73, 3.83, 5.09, 6.91, 7.24-7.30, 7.38-7.45, 7.60-7.80, 8.33, 9.29, 11.42。
実施例6(7):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−シクロブチル−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
TLC:Rf 0.61 (酢酸エチル:メタノール:28%アンモニア水=9:1:0.5);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.78-2.25, 2.47-2.64, 2.87-3.05, 3.84, 4.76-4.90, 5.10, 6.94, 7.46, 7.86, 8.34, 9.16, 11.63。
実施例6(8):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−6,6−ジメチル−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
TLC:Rf 0.71 (酢酸エチル:メタノール:28%アンモニア水=9:1:0.5);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.22, 1.92, 2.54, 3.83, 5.08, 6.91, 7.19-7.37, 7.42, 7.58-7.70, 7.78, 8.33, 9.34, 11.46。
実施例6(9):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(3−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタニル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
TLC:Rf 0.55 (酢酸エチル:メタノール:28%アンモニア水=9:1:0.5);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.15, 1.41, 1.66, 2.22-2.33, 2.60-2.67, 2.94-3.15, 3.85, 4.44-4.54, 5.10, 5.57, 6.95, 7.48, 7.84, 8.34, 9.30, 11.39。
実施例6(10):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
TLC:Rf 0.56 (酢酸エチル:メタノール:28%アンモニア水=9:1:0.5);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.80-1.93, 2.01-2.22, 2.49-2.60, 2.83-3.03, 3.19-3.28, 3.73, 4.40-4.63, 6.00-6.20, 7.30, 7.43, 7.81, 8.14, 8.82, 11.58。
実施例6(11):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−(3−ペンタニル)−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
TLC:Rf 0.19 (酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.89, 1.95-2.12, 2.17-2.28, 2.36-2.53, 2.60, 3.03, 3.84, 4.10-4.24, 5.10, 6.94, 7.46, 7.85, 8.34, 9.22, 11.70。
実施例6(12):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド
TLC:Rf 0.55 (酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.35-0.44, 0.50-0.60, 2.40, 2.47, 3.83, 5.10, 6.91, 7.22-7.28, 7.42, 7.58-7.69, 7.78, 8.33, 9.36, 11.43。
実施例6(13):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−2,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−シクロヘプタ[b]ピリジン−3−カルボキサミド
TLC:Rf 0.43 (ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.61-1.83, 2.60-2.77, 3.72, 6.15, 7.30, 7.41, 7.48, 7.52-7.68, 7.79, 8.15, 8.78, 11.61。
実施例6(14):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−メチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.78分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.27, 3.83, 5.09, 6.92, 7.39-7.46, 7.50-7.61, 7.79-7.84, 8.34, 8.64, 12.09。
実施例6(15):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−4,6−ジメチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.72分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.03, 2.83, 3.82, 5.07, 6.27, 6.89, 7.24, 7.39, 7.53, 7.60, 7.74, 8.33, 12.06。
実施例7:tert−ブチル 4−(4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
ジイソプロピルアゾジカルボキシラート(CAS登録番号:2446-83-5)(500mg)のTHF(25mL)溶液に、0℃でトリフェニルホスフィン(700mg)を加え、10分撹拌した。次いで、4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン(500mg)およびtert−ブチル 4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラート(CAS登録番号:109384-19-2)(360mg)を加えて、室温で12時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→30:70)によって精製し、下記物性値を有する標題化合物(450mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.49, 1.80-2.10, 2.87-2.99, 4.25-4.40, 4.83-4.97, 7.42, 8.60。
実施例8:4−クロロ−5−ヨード−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン トリフルオロ酢酸塩
実施例7で製造した化合物(2g)のジクロロメタン溶液(70.0mL)に、トリフルオロ酢酸(10.0mL)を加え、室温で3時間撹拌した。真空下で溶媒を留去し、標題化合物を得た。得られた化合物は精製することなく、次の反応に用いた。
MS (M+H):363。
実施例9:4−クロロ−5−ヨード−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
実施例8で製造した化合物(2g)をホルムアルデヒド溶液(60.0mL)中、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(4.5g)と室温で3時間反応させることにより、下記物性値を有する標題化合物(1.4g)を得た。得られた化合物は精製することなく、次の反応に用いた。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.98-2.13, 2.14-2.27, 2.36, 2.96-3.08, 4.66-4.81, 7.45, 8.60。
実施例10:N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
実施例9で製造した化合物(1.4g)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン、および実施例5で製造した化合物(30mg)を用いて、実施例2→実施例3→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(25mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.57分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.01-2.14, 2.20-2.29, 2.35, 2.53-2.63, 3.01, 4.67-4.76, 5.08, 7.02, 7.25-7.34, 7.42, 7.60-7.69, 7.60-7.69, 7.79, 8.31, 9.33, 11.42。
実施例10(1)〜10(15)
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン、tert−ブチル 4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラートまたはその代わりに相当するアルコール誘導体、および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例7→実施例10と同様の目的の操作または実施例7→実施例8→実施例9→実施例10と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例10(1):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
Figure 2015068767
(LC-MS/ELSD):(保持時間:4.43分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.62-1.75, 1.88-1.92, 2.09-2.11, 5.05-5.09, 6.06, 6.73, 7.40, 7.46, 7.53-7.60, 7.79, 8.11-8.13, 8.60, 12.03。
実施例10(2):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:4.43分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.62-1.75, 1.88-1.92, 2.09-2.11, 5.05-5.09, 6.06, 6.73, 7.40, 7.46, 7.53-7.60, 7.79, 8.11-8.13, 8.60, 12.03。
実施例10(3):N−{4−[4−アミノ−7−(3−オキセタニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:3.91分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 4.96-5.04, 5.84-5.91, 6.11, 6.73, 7.47-7.61, 7.73, 7.81, 8.11-8.14, 8.31, 8.60, 12.04。
実施例10(4):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−3−ピロリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:3.60分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.95-1.99, 2.31, 2.26-2.39, 2.67-2.76, 2.92-2.95, 5.34-5.36, 6.08, 6.72, 7.42-7.58, 7.78-7.81, 7.92, 8.11, 8.12, 8.59, 12.05。
実施例10(5):N−(4−{4−アミノ−7−[(3S)−テトラヒドロ−3−フラニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.17-2.21, 2.52-2.62, 3.90-3.96, 4.02-4.09, 4.17-4.22, 5.10, 5.55-5.60, 6.61, 7.10, 7.41-7.45, 7.54-7.59, 7.65, 7.82, 8.31, 8.77, 11.97。
実施例10(6):N−(4−{4−アミノ−7−[(3R)−テトラヒドロ−3−フラニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.17-2.21, 2.52-2.62, 3.90-3.96, 4.02-4.09, 4.17-4.22, 5.10, 5.55-5.60, 7.10, 7.41-7.45, 7.54-7.59, 7.65, 7.82, 8.31, 8.77, 11.97。
実施例10(7):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチルフェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.88分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.44-1.82, 2.20-2.32, 4.78, 4.96-5.21, 6.61, 6.90, 7.55-7.80, 8.30, 8.76, 11.99。
実施例10(8):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.87分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.72-1.96, 2.16-2.31, 4.98, 5.16-5.26, 6.62, 7.10, 7.35-7.44, 7.51-7.62, 7.65, 7.86, 8.32, 8.75, 12.06。
実施例10(9):N−(4−{4−アミノ−7−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.61分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.30, 2.47, 2.60, 2.80, 4.33, 5.08, 6.62, 7.03, 7.41-7.43, 7.54-7.64, 7.65, 7.82, 8.31, 8.77, 11.96。
実施例10(10):N−{4−[4−アミノ−7−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.72分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.23-2.26, 2.57-2.67, 3.16-3.19, 3.51-3.60, 5.00-5.06, 6.12, 6.73, 7.46-7.61, 7.79, 8.11, 8.16, 8.60, 12.03。
実施例10(11):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.53分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.01-2.17, 2.17-2.32, 2.36, 2.97-3.08, 4.68-4.81, 5.08, 6.61, 7.03, 7.42-7.45, 7.52-7.66, 7.82, 8.32, 8.77, 11.96。
実施例10(12):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4−フルオロフェニル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.59分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.09-2.19, 2.20-2.35, 2.37, 2.54-2.63, 3.03, 4.69-4.79, 5.11, 7.03, 7.27-7.37, 7.43, 7.78, 8.30, 9.33, 11.37。
実施例10(13):N−{4−[4−アミノ−7−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプト−6−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.72分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.63-2.71, 2.89-2.96, 4.73, 4.86, 5.05-5.16, 6.17, 7.01, 7.41-7.44, 7.54-7.66, 7.81-7.83, 8.29, 8.77, 11.97。
実施例10(14):N−{4−[4−アミノ−7−(2−メチル−2−アザスピロ[3.3]ヘプト−6−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.56分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.37, 2.56-2.64, 2.77-2.82, 3.35, 3.46, 5.14-5.19, 6.61, 7.05, 7.41-7.44, 7.53-7.82, 7.82, 8.29, 8.75, 11.97。
実施例10(15):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−4,6−ジメチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.55分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.04, 2.07-2.20, 2.29-2.40, 2.43, 2.82, 3.01-3.18, 4.68-4.83, 5.11, 6.28, 7.01, 7.21-7.25, 7.38, 7.51-7.57, 7.57-7.64, 7.75, 8.29, 11.98。
実施例11:1−(4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−2−メチル−2−プロパノール
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン(500mg)のDMF溶液(10.0mL)に、炭酸セシウム(1.7g)およびジメチルジオキシラン(CAS登録番号:74087-85-7)(0.2mL)を加えて、70℃で3時間撹拌した。反応溶液を氷冷し、ろ過によって得られた沈殿物を乾燥することによって、下記物性値を有する標題化合物(460mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.23, 2.35, 4.25, 7.55, 8.60。
実施例12:N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
Figure 2015068767
実施例11で製造した化合物、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン、および実施例5で製造した化合物を用いて、実施例2→実施例3→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(25mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.72分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.24, 2.03-2.17, 2.49-2.64, 4.20, 5.16, 6.95, 7.28, 7.43, 7.55-7.68, 7.79, 8.28, 9.34, 11.44。
実施例12(1)〜12(22)
実施例11で製造した化合物、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンまたはその代わりに相当するアニリン誘導体、および実施例5で製造した化合物またはその代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例12と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例12(1):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−5−シクロプロピル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.79 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.69-0.75, 0.95-1.02, 1.19, 1.87-1.96, 4.20, 7.25, 7.45-7.63, 7.76-7.81, 8.13, 8.45。
実施例12(2):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3−フルオロフェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.77 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.25, 2.06-2.17, 2.51-2.66, 4.21, 4.56, 5.05, 7.04, 7.27-7.30, 7.32-7.38, 7.42, 7.59-7.70, 7.83, 8.29, 9.33, 11.54。
実施例12(3):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−フルオロフェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.77 分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.11, 1.95-2.40, 2.47-2.57, 4.40, 4.81, 6.17, 7.29-7.38, 7.45-7.49, 7.55-7.66, 8.13, 8.55, 8.97, 11.81。
実施例12(4):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3−クロロフェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.74 分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.24, 2.05-2.14, 2.52-2.63, 4.21, 4.52, 4.92, 7.00, 7.25-7.28, 7.35, 7.59-7.69, 7.98, 8.28, 9.33, 11.41。
実施例12(5):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3−メチルフェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.72 分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.24, 2.04-2.17, 2.22, 2.49-2.68, 4.21, 4.61, 4.90, 6.84, 7.24-7.30, 7.56-7.72, 8.26, 9.34, 11.41。
実施例12(6):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−クロロフェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.75 分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.25, 2.04-2.15, 2.51-2.56, 2.57-2.65, 4.21, 5.17, 7.01, 7.27-7.30, 7.41, 7.50-7.52, 7.59-7.67, 8.29, 8.70, 9.34, 11.76。
実施例12(7):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.63分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.10, 4.18, 6.74, 7.45-7.49, 7.51-7.62, 7.84, 8.13, 8.39, 8.60, 12.08。
実施例12(8):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(3−フルオロベンジル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.26, 2.21-2.23, 2.60, 2.97, 4.21, 4.59, 5.15, 5.50, 6.86-6.97, 6.98, 7.01-7.10, 7.33-7.42, 7.47, 7.85, 8.29, 9.31, 11.59。
実施例12(9):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−エチル−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.66分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.10, 1.32, 2.14, 2.55, 3.19, 4.18, 4.21-4.30, 7.48, 7.52, 7.87, 8.40, 8.85, 11.81。
実施例12(10):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4−フルオロフェニル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.68分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.11, 1.96-2.12, 2.45-2.62, 4.14, 4.88, 6.13, 7.31, 7.46-7.62, 7.85, 8.17, 8,99, 11.54。
実施例12(11):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−シクロブチル−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.68分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.12, 1.71-1.98, 2.01-2.10, 2.39-2.58, 2.79-2.95, 3.08-3.20, 4.15, 4.89, 5.01, 6.14, 7.33, 7.50, 7.86, 8.17, 8.83, 11.68。
実施例12(12):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.67分);
1H-NMR (DMSO-d6): δ 0.46-0.63, 1.12, 2.11-2.25, 2.51-2.64, 3.29, 4.15, 4.24, 4.89, 6.15, 7.33, 7.50, 7.87, 8.17, 8.90, 11.79。
実施例12(13):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(3−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタニル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.62分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.12, 1.17, 1.63, 2.08-2.22, 2.45-2.64, 3.21-3.37, 4.15, 4.65, 4.89, 5.28, 6.15, 7.33, 7.50, 7.89, 8.17, 8.91, 11.53。
実施例12(14):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロブタン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.11, 1.70-1.95, 2.71, 2.75, 4.14, 4.88, 6.13, 7.31, 7.48, 7.54-7.74, 7.84, 8.17, 8.95, 11.54。
実施例12(15):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.72分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.12, 1.83-1.99, 2.08-2.25, 2.44-2.62, 2.88-3.07, 3.11-3.25, 4.15, 4.58, 4.89, 6.14, 7.33, 7.49, 7.87, 8.17, 8.88, 11.65。
実施例12(16):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−(3−ペンタニル)−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.73分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 0.87, 1.12, 1.92-2.08, 2.09-2.22, 2.28-2.45, 2.50-2.61, 4.15, 4.44, 4.89, 6.14, 7.33, 7.50, 7.86, 8.17, 8.92, 11.75。
実施例12(17):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.62分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.12, 1.70-1.82, 2.08-2.22, 2.46-2.60, 2.86-3.09, 3.23-3.33, 3.47-3.60, 3.95-4.08, 4.15, 4.59-4.78, 4.89, 6.14, 7.33, 7.50, 7.88, 8.17, 8.88, 11.73。
実施例12(18):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−6,6−ジメチル−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.77分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.11, 1.18, 1.84-1.98, 2.45-2.60, 4.14, 4.88, 6.13, 7.31, 7.48, 7.56-7.70, 7.85, 8.17, 9.00, 11.60。
実施例12(19):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−2,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−シクロヘプタ[b]ピリジン−3−カルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.11, 1.66-1.90, 2.62-2.81, 4.14, 4.87, 6.13, 7.31, 7.47, 7.52-7.71, 7.84, 8.16, 8.83, 11.66。
実施例12(20):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.74分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 0.39-0.49, 1.11, 2.47, 2.51, 4.14, 4.88, 6.12, 7.31, 7.47-7.69, 7.85, 8.17, 9.03, 11.56。
実施例12(21):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−シクロプロピル−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.66分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 0.92-1.00, 1.10, 1.22-1.31, 2.09, 2.42-2.60, 3.10-3.21, 3.29, 4.17, 7.45-7.54, 7.86, 8.36, 8.79, 11.75。
実施例12(22):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.67分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.11, 2.10-2.28, 2.53-2.65, 3.17-3.58, 4.14, 4.42-4.53, 4.55-4.70, 4.88, 5.26-5.36, 5.74-5.90, 6.00-6.20, 7.28-7.52, 7.73-7.83, 8.16, 8.94, 11.45。
実施例13:3−(4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)シクロペンタノール
tert−ブチル 4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラートの代わりに、シクロペンタン−1,3−ジオール(CAS登録番号:59719-74-3)、および4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジンを用いて、実施例7と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(530mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.75-1.82, 1.94-2.01, 2.16-2.21, 2.36-2.43, 4.25-4.29, 4.98, 5.26-5.30, 8.14, 8.63。
実施例14:4−クロロ−7−(3−フルオロシクロペンチル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
実施例13で製造した化合物(470mg)のジクロロメタン溶液(25mL)に、−5℃でビス(2−メトキシエチル)アミノサルファートリフルオライド(0.3mL)を加えて、室温で2時間撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層をジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→100:40)によって精製し、下記物性値を有する標題化合物(368mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.98-2.06, 2.09-2.43, 2.45-2.53, 2.53-2.64, 5.28-5.32, 5.35-5.44, 7.38, 8.61。
実施例15:N−{5−[4−アミノ−7−(3−フルオロシクロペンチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
実施例14で製造した化合物、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−アミンおよび実施例5で製造した化合物を用いて、実施例2→実施例6→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(7.3mg)を得た。
TLC:Rf 0.39 (酢酸エチル);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.08, 2.22-2.51, 2.63, 5.21, 5.43, 6.96, 7.24, 7.60, 7.80, 8.29, 8.38, 8.44, 9.31, 11.90。
実施例15(1):N−{4−[4−アミノ−7−(3−フルオロシクロペンチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例14で製造した化合物、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンおよび実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例15と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:4.15分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.88-2.01, 2.24-2.43, 5.23-5.43, 6.28, 6.72, 7.44-7.60, 7.79, 8.11, 8.13, 8.59, 12.03。
実施例16:N−[4−(4−アミノ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
実施例3で製造した化合物の代わりに、5−(4−アミノフェニル)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンおよび実施例5で製造した化合物を用いて、実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(178mg)を得た。
TLC:Rf 0.63 (酢酸エチル:メタノール=5:1);
1H-NMR (CDCl3):δ -0.03, 0.93, 2.11, 2.59, 3.57, 5.10, 5.59, 7.07, 7.27, 7.44, 7.64, 7.78, 8.32, 9.33, 11.43。
実施例17:N−[4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
アルゴン雰囲気下、実施例16で製造した化合物(150mg)のジクロロメタン溶液(2mL)に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、室温で3時間撹拌した。その後、溶媒を減圧留去した。これに28%アンモニア水(2mL)を加えて室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=7:3)によって精製し、下記物性値を有する標題化合物(81.9mg)を得た。
TLC:Rf 0.63 (酢酸エチル:メタノール=5:1);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.98, 2.45, 6.00, 7.21, 7.44, 7.64, 7.78, 8.08, 8.94, 11.50, 11.75。
実施例18:エチル 3−アニリノ−3−オキソプロパノアート
300mLの3径ナスフラスコにアニリン(3.1g)、4−ジメチルアミノピリジン(0.61g)、トリエチルアミン(5.1mL)、ジクロロメタン(25mL)を加えた後、氷浴下においてエチルマロニルクロライド(5.0g)のジクロロメタン(25mL)溶液を20分かけて滴下した。そのまま30分間撹拌した後、水を加え、ジクロロメタンを減圧留去した。残渣を酢酸エチルで抽出した後、1N塩酸、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(5.8g)を得た。
TLC:Rf 0.50 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.32, 3.47, 4.26, 7.13, 7.35, 7.55, 9.22。
実施例19:6−メチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸
200mLのナスフラスコに実施例18で製造した化合物(5.8g)、(E)−4−メトキシ−3−ブテン−2−オン(3.1g)、20% ナトリウムエトキサイドのエタノール溶液(11.4g)、メタノール(30mL)を加えた。16時間加熱還流した後、室温まで放冷し、溶媒を減圧留去した。続いて得られた残渣に2N水酸化ナトリウム水溶液(30mL)、メタノール(30mL)を加えて室温で23時間撹拌させた。反応液に水を加え、酢酸エチルで洗浄した後、5N塩酸で水層をpH=3〜4とした。析出した粉末をろ取、乾燥することで下記物性値を有する標題化合物(3.0g)を得た。
TLC:Rf 0.60 (酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.15, 6.54, 7.24, 7.63, 8.51, 14.0。
実施例20:メチル 6−メチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシラート
200mLのナスフラスコに実施例19で製造した化合物(2.9g)、メタノール(29mL)、酢酸エチル(29mL)、トリメチルシリルジアゾメタンを加えた。溶媒を減圧留去することで下記物性値を有する標題化合物(2.9g)を得た。
TLC:Rf 0.34 (酢酸エチル);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.04, 3.88, 6.22, 7.18, 7.50, 8.20。
実施例21:メチル 5−ブロモ−6−(ブロモメチル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシラート
100mLのナスフラスコに実施例20で製造した化合物(2g)、N−ブロモスクシンイミド(3.1g)、過酸化ベンゾイル(40mg)、四塩化炭素(36mL)を加えて80℃で6時間加熱した。室温に戻した後、反応液から沈殿物を除去し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を少量の酢酸エチル、ヘキサンで洗浄することで下記物性値を有する標題化合物(2.9g)を得た。
TLC:Rf 0.29 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 3.89, 4.14, 7.29, 7.54, 8.33。
実施例22:メチル 6−[(ビス{[(2−メチル−2−プロパニル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−5−ブロモ−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシラート
100mLのナスフラスコに実施例21で製造した化合物(2.5g)、ジ−tert−ブチル イミドジカルボナート(BocNH)(1.6g)、炭酸カリウム(1.7g)、DMF(30mL)を加えた。室温で4時間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(2.9g)を得た。
TLC:Rf 0.40 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.40, 3.88, 4.67, 7.20, 7.47, 8.34。
実施例23:6−[(ビス{[(2−メチル−2−プロパニル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−5−ブロモ−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸
100mLのナスフラスコに実施例22で製造した化合物(2.9g)、2N水酸化ナトリウム水溶液(14mL)、メタノール(14mL)を加えて30分間撹拌させた。反応液に1N塩酸を加え析出した粉末をろ取、乾燥することで下記物性値を有する標題化合物(2.3g)を得た。
TLC:Rf 0.57 (酢酸エチル);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.42, 4.69, 7.26, 7.59, 8.67 ,13.77。
実施例24:ビス(2−メチル−2−プロパニル) [(5−{[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]カルバモイル}−3−ブロモ−6−オキソ−1−フェニル−1,6−ジヒドロ−2−ピリジニル)メチル]イミドジカルボナート
アルゴン雰囲気下、4−クロロ−5−ヨード−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンおよび4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンを用いて実施例3で製造した化合物(656mg)、および実施例23で製造した化合物(300mg)のDMF溶液(3mL)に、HATU(620mg)、DIPEA(0.54mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(850mg)を得た。
TLC:Rf 0.25 (ヘキサン:酢酸エチル=3:7);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.43, 3.83, 5.07, 6.91, 7.23-7.34, 7.41, 7.51-7.64, 7.77, 8.33, 8.80。
実施例25:6−(アミノメチル)−N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
アルゴン雰囲気下、実施例24で製造した化合物(850mg)のTHF:エタノール:DMF(100mL、1:1:1)溶液に、5M塩酸(20mL)、水酸化パラジウム(1.4g)を加え、水素雰囲気下、50℃で6時間撹拌した。反応液をセライトでろ過し、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで洗浄することにより、下記物性値を有する標題化合物(340mg)を得た。
TLC:Rf 0.15 (酢酸エチル:メタノール=8:2);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.62, 3.82, 6.95, 7.40, 7.45, 7.60-7.86, 8.62, 8.88, 11.87。
実施例26:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−6−[(2−ブチノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
Figure 2015068767
アルゴン雰囲気下、実施例25で製造した化合物(150mg)のDMF溶液(1.5mL)に、2−ブチン酸(0.034mL)、HATU(159mg)、DIPEA(0.14mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=100:0→80:20、NHシリカ)によって精製し、下記物性値を有する標題化合物(23mg)を得た。
TLC:Rf 0.25 (酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.98, 3.71, 3.82, 6.05, 6.57, 7.27, 7.40, 7.60, 7.75, 8.12, 8.57, 9.10, 11.88。
実施例27:3−ブロモ−1−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−2(1H)−ピリジノン
ジクロロメタン(30mL)に、3−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2(1H)−オン(1.0g)、フェニルホウ酸(1.1g)、ジアセトキシ銅(II)(1.5g)、ピリジン(5.0mL)および4Åモレキュラーシーブス(1.0g)を加えて、酸素雰囲気下、室温で16時間撹拌した。反応溶液をセライトろ過し不溶固体を除去した後、ジクロロメタン(30mL)を加えて希釈し、有機層を水洗(3×10mL)した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮により溶媒を留去した。得られた残渣はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→25:75)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(1.1g)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 7.36-7.39, 7.48-7.53, 7.75-7.77, 7.94。
実施例28:メチル 2−オキソ−1−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシラート
実施例27で製造した化合物(250mg)をDMF(8.0mL)及びメタノール(8.0mL)の混合溶媒に溶解させ、反応容器内を窒素雰囲気下、10分間脱気した。酢酸パラジウム(II)(36mg)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(88mg)およびトリエチルアミン(0.33mL)を加えて、一酸化炭素雰囲気下(100psi)、90℃で16時間撹拌した。反応溶液をセライトろ過し不溶固体を除去した後、ジクロロメタンを加えて希釈した。得られた溶液を10%クエン酸水溶液で洗浄し、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮により溶媒を留去し、下記物性値を有する標題化合物(140mg)を得た。得られた化合物は精製することなく、次の反応に用いた。
1H-NMR (CDCl3):δ 3.39, 7.33-7.41, 7.45-7.58, 7.93-7.97, 8.35。
実施例29:2−オキソ−1−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸
実施例28で製造した化合物(100mg)をTHF(2mL)に溶解させ、ナトリウムトリメチルシラノラート(38mg)を加えて、室温で3時間撹拌した。反応溶液をろ過し、得られた沈殿物をTHFで洗浄し、下記物性値を有する標題化合物(45mg)を得た。得られた化合物は精製することなく、次の反応に用いた。
MS (M+H):284。
実施例30:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド トリフルオロアセタート
Figure 2015068767
実施例3で製造した化合物(21mg)、および実施例29で製造した化合物(25mg)を用いて、実施例6と同様の目的の操作に付し、逆相クロマトグラフィー(トリフルオロ酢酸およびアセトニトリルの混合溶媒)にて精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(40mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.83 分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.83, 7.44-7.49, 7.57-7.62, 7.85, 8.41, 8.63, 8.76-8.79, 11.67。
実施例30(1)〜30(6)
4−クロロ−5−ヨード−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンまたはその代わりに相当するボロン酸誘導体、および実施例29で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例2→実施例6→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例30(1):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−[(1S)−1−フェニルエチル]−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.79 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.18, 3.84, 5.10, 6.45, 6.55, 6.94, 7.31-7.38, 7.39-7.44, 7.46, 7.86, 8.35, 8.61, 12.20。
実施例30(2):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2−オキソ−1−[(1S)−1−フェニルエチル]−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.75 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.80, 3.86, 5.01, 6.43, 6.58, 6.98, 7.32-7.46, 7.83, 8.36, 8.45, 8.51, 8.58, 12.72。
実施例30(3):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−5−シクロプロピル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76分);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.66-0.71, 0.94-1.00, 1.25, 1.77-1.86, 4.21, 4.38, 5.06, 7.01, 7.39-7.57, 7.82, 8.30, 8.41-8.45, 8.51, 12.54。
実施例30(4):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−シクロプロピル−2−オキソ−1−[(1S)−1−フェニルエチル]−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.89 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.53-0.59, 0.84-0.92, 1.65-1.70, 1.80, 3.84, 5.09, 6.55, 6.94, 7.23, 7.32-7.43, 7.46, 7.86, 8.34, 8.35, 12.33。
実施例30(5):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−5−シクロプロピル−2−オキソ−1−[(1S)−1−フェニルエチル]−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.89分);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.52-0.59, 0.85-0.91, 1.64-1.72, 1.79, 3.86, 5.00, 6.58, 6.99, 7.25, 7.34-7.44, 7.83, 8.31, 8.37, 8.45, 8.51, 12.86。
実施例30(6):N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(3−フルオロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.75分);
1H-NMR (CDCl3):δ 3.84, 5.09, 5.27, 6.53, 6.93, 7.07, 7.36, 7.46, 7.59, 7.84, 8.34, 8.67, 12.02。
実施例31:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−ヒドロキシ−2−オキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
実施例6で製造した化合物(100mg)をTHF(10mL)に溶解させ、0℃で撹拌しながら1mol/L水素化アルミニウムリチウムのTHF溶液(0.45mL)を加えた後、反応溶液を室温で16時間撹拌した。反応溶液に酒石酸ナトリウム水溶液を加えて、水層を10%含有メタノールのジクロロメタン溶液で3回抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮により溶媒を留去した。得られた残渣をアセトニトリル及びメタノールで洗浄して、下記物性値を有する標題化合物(11mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.70 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.69-1.79, 1.85-1.92, 2.17-2.27, 3.83, 4.85, 5.08, 6.90, 7.19-7.40, 7.41, 7.57-7.62, 7.79, 8.33, 8.81, 11.85。
実施例32:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
Figure 2015068767
実施例3で製造した化合物、フェニルホウ酸および3−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりにエチル 2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−カルボキシラート(CAS登録番号:85870-47-9)を用いて、実施例27→実施例23→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(39mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.84 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 3.73, 6.07, 6.63, 7.30, 7.39-7.48, 7.60-7.71, 7.84, 8.15, 8.17, 9.15, 11.98。
実施例33:メチル 2−オキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキシラート
2−オキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノリン−3−カルボン酸(CAS登録番号:64500-54-5)(1.0g)のメタノール溶液(10mL)に、塩化チオニル(0.8mL)を加えて、0℃で10分間撹拌した。反応液を室温に戻し、一晩撹拌した。減圧下で溶媒を除去し、飽和炭酸水素ナトリウムおよび酢酸エチル(1:1)の混合溶液で希釈し、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し、濃縮後、下記物性値を有する標題化合物(0.75g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.65-1.67, 2.42-2.54, 3.27-3.29, 3.71, 7.82, 11.79。
実施例34:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
実施例33で製造した化合物を用いて、実施例32と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(30mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.84 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.77-1.81, 2.23, 2.72, 3.83, 5.08, 6.90, 7.39-7.42, 7.59, 7.58-7.61, 7.79, 8.33, 8.51, 12.00。
実施例35:エチル 2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−3−カルボキシラート
2−アミノ−3−ホルミルピリジン(CAS登録番号:7521-41-7)(1.0g)をエタノール(20mL)に溶解させ、マロン酸ジエチル(3.4mL)、ピペリジン(2.4mL)および酢酸(0.052mL)を加えて、18時間還流させた。反応溶液を室温まで放冷した後、減圧濃縮により溶媒を留去した。得られた残渣を水で洗浄することにより、下記物性値を有する標題化合物(1.5g)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.43, 4.45, 7.26-7.29, 8.04, 8.47, 8.87, 12.24。
実施例36:エチル 2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−3−カルボキシラート
実施例35で製造した化合物を用いて、実施例27と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(540mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.40, 4.42, 7.20, 7.27-7.28, 7.47-7.51, 7.54-7.59, 8.02, 8.47, 8.53。
実施例37:2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸
実施例36で製造した化合物を用いて、実施例23と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(400mg)を得た。
MS(M+H): 267。
実施例38:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−3−カルボキサミド
実施例3で製造した化合物および実施例37で製造した化合物を用いて、実施例6と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(100mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.73 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 3.83, 5.09, 6.93, 7.31-7.35, 7.46, 7.68-7.57, 7.83, 8.21, 8.34, 8.62, 9.14, 11.85。
実施例38(1):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−3−カルボキサミド
実施例37で製造した化合物、実施例11で製造した化合物および4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンを用いて、実施例2→実施例3→実施例6と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.73分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.25, 4.21, 4.55, 5.15, 6.97, 7.32-7.35, 7.47, 7.57-7.68, 7.84, 8.20, 8.29, 8.61, 9.14, 11.86。
実施例39:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−カルボキサミド
実施例3で製造した化合物および2−アミノ−3−ホルミルピリジンの代わりに4−アミノ−3−ホルミルピリジンを用いて、実施例35→実施例27→実施例23→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(45mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.69 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 3.84, 5.08, 6.63, 6.93, 7.34, 7.46, 7.64-7.73, 7.82, 8.34, 8.55, 9.10, 9.24, 11.65。
実施例39(1):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−カルボキサミド
実施例39で製造した化合物、実施例11で製造した化合物および4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンを用いて、実施例2→実施例3→実施例6と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.68分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.08, 4.12, 4.85, 6.12, 6.54, 7.29, 7.46-7.53, 7.62-7.73, 7.86, 8.14, 8.55, 9.24, 9.31, 11.69。
実施例40:4−クロロ−7−{cis−3−[(ベンジルオキシ)メチル]シクロブチル}−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
tert−ブチル 4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラートの代わりに、trans−3−ベンジロキシメチルシクロブタノールを用いて、実施例7と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(65mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 2.33-2.54, 2.62-2.70, 3.54, 4.58, 5.15-5.43, 7.29-7.41, 7.61,8.58。
実施例41:N−[4−(4−アミノ−7−{cis−3−[(ベンジルオキシ)メチル]シクロブチル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
実施例40で製造した化合物、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン、および実施例5で製造した化合物を用いて、実施例2→実施例3→実施例6と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(110mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 2.04−2.12,2.28-2.68, 3.54, 4.55, 5.06, 5.16-5.29, 7.14, 7.29-7.36, 7.40, 7.61-7.69, 7.78, 8.29, 9.34, 11.43。
実施例42:N−[4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
Figure 2015068767
実施例41で製造した化合物(110mg)を水(0.1mL)に懸濁させ、臭化水素酸(5.0mL)を加えて、室温で4時間撹拌した。反応溶液に酢酸エチルを加え、次いで炭酸ナトリウム水溶液を加えて中和した。水層を酢酸エチルで抽出した後、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過した後、減圧濃縮により溶媒を留去し、下記物性値を有する標題化合物(60mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.07-2.15, 2.46-2.66, 3.74, 4.13, 5.04-5.15, 5.09, 7.06, 7.27-7.31, 7.42, 7.60-7.69, 7.79, 8.30, 9.34, 11.45。
実施例42(1)〜42(4)
実施例40で製造した化合物、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン、および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例41→実施例42と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例42(1):N−[4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.73 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.95-2.05, 2.22-2.31, 2.26-2.55, 3.48, 4.56, 5.06-5.14, 6.04, 7.45-7.58, 7.80, 8.12, 8.95, 11.49。
実施例42(2):N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−シクロプロピル−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.65 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.92-1.01, 1.40-1.49, 2.17-2.27, 2.43-2.71, 2.98-3.07, 3.24, 3.75, 5.07-5.15, 5.47, 7.13, 7.55, 7.85, 9.17, 11.61。
実施例42(3):N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−メチル−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.61分);
1H-NMR (CD3OD):δ 2.21-2.38, 2.58-2.62, 3.16, 3.64, 3.72, 5.11-5.16, 7.43, 7.52, 7.80, 8.13, 9.04。
実施例42(4):N−(4−[4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−エチル−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.65分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.44, 2.23-2.31, 2.43-2.53, 2.55-2.70, 3.08, 3.75, 4.25-4.30, 5.07-5.11, 7.08, 7.47, 7.85, 8.31, 9.22, 11.70。
実施例43:5−(4−クロロ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−ピリジン−2−アミン
アルゴン雰囲気下、実施例1で製造した化合物(2g)の1,4−ジオキサン溶液(20mL)に、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−アミン(1.8g)、2mol/Lのリン酸カリウム水溶液(10mL)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(394mg)を加え、バス温(90℃)で14時間撹拌した。室温まで放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。その後、溶媒を減圧留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=9:1)によって精製し、下記物性値を有する標題化合物(873mg)を得た。
TLC:Rf 0.11 (酢酸エチル);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.86, 6.00, 6.49, 7.49, 7.71, 7.99, 8.62。
実施例44:N−[5−(4−クロロ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
アルゴン雰囲気下、実施例5で製造した化合物(240mg)のジクロロメタン溶液(2mL)に、塩化オキサリル(0.100mL)、DMF(0.100mL)を加え、室温で30分撹拌した。反応液を減圧留去し、ジクロロメタン(2mL)、トリエチルアミン(0.161mL)、実施例43で製造した化合物(200mg)を加えて室温で2時間撹拌した。これに水を加え、クロロホルムで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。その後、溶媒を減圧留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:9)によって精製し、下記物性値を有する標題化合物(279mg)を得た。
TLC:Rf 0.52 (酢酸エチル);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.11, 2.59, 3.94, 7.09, 7.26, 7.46-7.65, 7.86, 8.41, 8.43, 8.68, 9.32, 11.90。
実施例45:N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
Figure 2015068767
実施例44で製造した化合物を実施例3と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.54 (酢酸エチル:メタノール=5:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.11, 2.59, 3.85, 4.99, 6.96, 7.24, 7.62, 7.82, 8.36, 8.41, 8.44, 9.32, 11.91。
実施例45(1)〜45(31)
4−クロロ−5−ヨード−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンまたはその代わりに相当するピロロピリミジン誘導体、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−アミン、および実施例5で製造した化合物またはその代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例43→実施例44→実施例45と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例45(1):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロ塩酸塩
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.80 分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.83, 6.63, 7.39-7.49, 7.60-7.73, 7.91-7.96, 8.18, 8.37-8.46, 9.21, 12.38。
実施例45(2):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.78分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.10, 4.17, 6.64, 7.40-7.49, 7.57, 7.61-7.71, 7.94-7.98, 8.17-8.19, 8.36, 8.41-8.46, 9.21, 12.82。
実施例45(3):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−5−シクロプロピル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 0.66-0.79, 0.88-0.96, 1.92-2.02, 3.83, 7.50-7.61, 7.65, 7.90, 7.97, 8.34, 8.39-8.43, 12.52。
実施例45(4):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.08, 1.95-2.05, 2.52-2.56, 4.11, 4.82, 6.18, 7.37, 7.45-7.50, 7.56-7.68, 7.92, 8.14, 8.35-8.41, 8.99, 11.89。
実施例45(5):5−アセチル−N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−6−メチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.68分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.08, 2.31, 2.63, 4.14, 7.41-7.65, 7.92, 8.26, 8.37-8.40, 8.98, 12.02。
実施例45(6):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−1−シクロプロピル−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.59分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 0.96-1.04, 1.22-1.38, 2.08-2.22, 2.48-2.63, 3.18-3.22, 3.30-3.38, 3.79, 6.25, 7.44, 7.94, 8.21, 8.38, 8.47, 8.86, 12.14。
実施例45(7):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−1−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.68分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 0.47-0.60, 1.19-1.36, 2.08-2.21, 2.53-2.63, 3.20-3.29, 3.75, 4.20, 6.21, 7.40, 7.87-7.93, 8.16, 8.35, 8.40-8.43, 8.90, 12.14。
実施例45(8):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.80-1.94, 1.98-2.22, 2.50-2.56, 2.80-3.05, 3.19-3.28, 3.75, 4.41-4.68, 6.21, 7.41, 7.83-7.96, 8.16, 8.34, 8.40-8.43, 8.87, 12.08。
実施例45(9):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2,5−ジオキソ−1−(3−ペンタニル)−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.73分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 0.76-0.90, 1.83-2.05, 2.06-2.21, 2.22-2.40, 2.52-2.60, 3.08-3.23, 3.75, 4.35-4.46, 6.20, 7.41, 7.87-7.93, 8.17, 8.35, 8.40-8.43, 8.91, 12.12。
実施例45(10):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−1−(3−フルオロベンジル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.00-2.14, 2.51-2.59, 2.99-3.12, 3.75, 5.55, 6.21, 7.05-7.21, 7.35-7.48, 7.86-7.93, 8.16, 8.36, 8.40-8.43, 8.95, 12.04。
実施例45(11):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−1−(4−フルオロフェニル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.66分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.07, 1.92-2.10, 2.52-2.57, 4.11, 4.84, 6.21, 7.36, 7.43-7.61, 7.88-7.94, 8.14, 8.35, 8.39-8.41, 8.98, 11.87。
実施例45(12):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−1−シクロブチル−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.66分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.08, 1.67-1.92, 1.96-2.12, 2.44-2.61, 2.69-2.94, 3.03-3.16, 4.12, 4.86, 4.90-5.08, 6.22, 7.37, 7.87-7.96, 8.15, 8.36, 8.42-8.45, 8.84, 12.08。
実施例45(13):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−1−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.00, 1.08, 2.01-2.18, 2.53-2.64, 3.14-3.24, 4.12, 4.16-4.44, 4.86, 6.21, 7.36, 7.87-7.95, 8.15, 8.36, 8.42-8.45, 8.90, 12.12。
実施例45(14):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−1−(3−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタニル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.61分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.07, 1.15, 1.27, 1.59, 2.03-2.09, 2.50-2.60, 3.10-3.18, 4.11, 4.62, 4.85, 5.19, 6.21, 7.36, 7.90-7.93, 8.14, 8.34, 8.41-8.43, 8.92, 11.92。
実施例45(15):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.70分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 0.35-0.39, 0.40-0.44, 1.06, 2.43, 2.46, 4.10, 4.83, 6.20, 7.35, 7.43-7.47, 7.56-7.64, 7.88-7.92, 8.13, 8.34-8.39, 9.01, 11.87。
実施例45(16):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロブタン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.74分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.06, 1.62-1.95, 2.67, 2.71, 4.10, 4.83, 6.20, 7.35, 7.48-7.51, 7.58-7.63, 7.88-7.92, 8.13, 8.35, 8.36-8.39, 8.93, 11.86。
実施例45(17):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−6,6−ジメチル−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.74分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.06, 1.13, 1.81-1.90, 2.43-2.52, 4.10, 4.83, 6.20, 7.35, 7.50-7.67, 7.88-7.92, 8.13, 8.35, 8.37-8.39, 8.99, 11.91。
実施例45(18):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−2,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−シクロヘプタ[b]ピリジン−3−カルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.67分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.06, 1.63-1.75, 1.75-1.83, 2.62-2.67, 2.71-2.75, 4.10, 4.83, 6.20, 7.35, 7.46-7.50, 7.56-7.67, 7.87-7.91, 8.13, 8.35, 8.36-38, 8.80, 11.96。
実施例45(19):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−1−(3−フルオロベンジル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.70分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.07, 2.01-2.11, 2.49-2.58, 3.00-3.07, 4.11, 4.84, 5.54, 6.20, 7.08-7.19, 7.36, 7.37-7.46, 7.90-7.93, 8.14, 8.36, 8.41-8.42, 8.94, 12.03。
実施例45(20):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.67分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.00-2.27, 2.53-2.65, 3.20-3.51, 3.73, 4.38-4.49, 4.50-4.66, 5.22-5.32, 5.74-5.85, 6.17, 7.21-7.39, 7.84-88, 8.14, 8.26-8.35, 8.92, 11.82。
実施例45(21):N−[5−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.81分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.77-1.79, 1.90-1.93, 2.23-2.27, 4.99, 5.19-5.24, 6.60, 7.05, 7.41-7.49, 7.53-7.58, 7.67, 7.82, 8.33, 8.42-8.45, 8.74。
実施例45(22):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−7,7−ジメチル−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
TLC:Rf 0.74 (酢酸エチル:メタノール=5:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.96, 2.45, 3.73, 6.19, 7.38, 7.44, 7.62, 7.88, 8.14, 8.31, 8.36, 8.95, 11.86。
実施例45(23):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−1−(4−フルオロフェニル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
TLC:Rf 0.73 (酢酸エチル:メタノール=5:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.12, 2.59, 3.85, 5.06, 6.96, 7.30, 7.82, 8.35, 8.40, 8.43, 9.29, 11.83。
実施例45(24):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド
Figure 2015068767
TLC:Rf 0.52 (酢酸エチル:メタノール=5:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.11-2.24, 2.60, 2.96, 3.84, 5.10, 5.50, 6.86-6.97, 7.02-7.11, 7.33-7.42, 7.46, 7.71, 8.35, 9.31, 11.58。
実施例45(25):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロブタン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド
TLC:Rf 0.53 (酢酸エチル:メタノール=5:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.75-1.92, 2.64, 2.72, 3.84, 4.97, 6.95, 7.25, 7.63, 7.81, 8.35, 8.39, 8.43, 9.27, 11.88。
実施例45(26):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−1−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
TLC:Rf 0.35 (酢酸エチル、NHシリカ);
1H-NMR (CDCl3):δ 12.12, 8.91, 8.42, 8.36, 8.17, 7.86-7.94, 7.40, 6.11-6.30, 4.07-4.48, 3.75, 3.11-3.25, 2.54-2.64, 1.98-2.19, 1.00。
実施例45(27):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−2,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−シクロヘプタ[b]ピリジン−3−カルボキサミド
TLC:Rf 0.29(酢酸エチル、NHシリカ);
1H-NMR (CDCl3):δ 11.97, 8.82, 8.31-8.40, 8.16, 7.84-7.93, 7.53-7.71, 7.45-7.52, 7.39, 6.04-6.32, 3.74, 2.70-2.81, 2.60-2.69, 1.59-1.87。
実施例45(28):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−4,6−ジメチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.68分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.04, 2.80, 3.83, 4.98, 6.25, 6.94, 7.21, 7.48-7.58, 7.77, 8.34-8.40, 12.44。
実施例45(29):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−1−シクロブチル−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.67分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.65-1.94, 1.97-2.14, 2.53-2.60, 2.74-2.93, 3.02-3.14, 3.75, 4.83-5.09, 6.21, 7.41, 7.86-7.94, 8.17, 8.34, 8.40-8.45, 8.84, 12.08。
実施例45(30):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−2,5−ジオキソ−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.66分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.06, 2.01-2.27, 2.49-2.64, 3.20-3.50, 4.10, 4.38-4.46, 4.51-4.64, 4.84, 5.21-5.33, 5.74-5.84, 6.17, 7.21-7.39, 7.86-7.90, 8.13, 8.29, 8.36, 8.92, 11.82。
実施例45(31):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.67分);
1H-NMR (CD3OD):δ 3.93, 6.74, 7.42-7.52, 7.52-7.65, 7.92-7.97, 7.99, 8.34, 8.39-8.55, 8.72。
実施例46:ジエチル[(2E)−3−エトキシプロポ−2−エン−1−イルジエン]プロパンジアート
1,1,3,3−テトラエトキシプロパン(CAS登録番号:102-52-3)(1000mg)、ジエチルマロアート(680mg)および臭化亜鉛(300mg)を無水酢酸(20mL)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。反応溶液を氷水に入れて、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮により溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:0→70:30)によって粗精製し、標題化合物を含む粗生成物(600mg)を得て、そのまま次の反応に用いた。
実施例47:ジエチル{(2E)−3−[(フェニルシクロプロピル)アミノ]プロポ−2−エン−1−イリデン}プロパンジオアート
実施例46で製造した化合物(600mg)および1−フェニルシクロプロパンアミン(150mg)をn−ブタノール(10mL)に溶解させ、90℃で1時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮することで、下記物性値を有する標題化合物を含む粗生成物(300mg)を得て、精製せずに次の反応に用いた。
MS (M+H):330。
実施例48:エチル 2−オキソ−1−(1−フェニルシクロプロピル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキシラート
実施例47で製造した化合物(200mg)をn−ブタノール(5mL)に溶解させ、ナトリウムエトキシド(82mg)を加えて、室温で1時間撹拌した。反応溶液を氷水に入れて、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮により溶媒を留去し、下記物性値を有する標題化合物を含む粗生成物(150mg)を得て、精製せずに次の反応に用いた。
MS (M+H):284。
実施例49:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−(1−フェニルシクロプロピル)−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例48で製造した化合物(150mg)および実施例3で製造した化合物(50mg)を用いて、実施例23→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(40mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.65分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.41-2.72, 3.74, 5.03, 5.04-5.16, 6.59, 7.12, 7.39-7.46, 7.48-7.60, 7.67, 7.81, 8.32, 8.40-8.49, 8.73, 12.42。
実施例50:メチル 1−(2,2−ジメチルプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキシラート
メチル 2−オキソ−2H−ピラン−3−カルボキシラート(CAS登録番号:25991-27-9)(500mg)をTHF(100mL)に溶解させ、2,2−ジメチルプロパン−1−アミン(340mg)を加えて、室温で3時間撹拌した。次いで、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(860mg)およびN,N−ジメチル−4−アミノピリジン(400mg)を加えて、室温で48時間撹拌した。反応溶液に1mol/L塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮で溶媒を留去した。得られた残渣を水で洗浄することにより、下記物性値を有する標題化合物(0.60g)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 0.99, 3.88, 3.98, 6.18, 7.74, 8.13。
実施例51:N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(2,2−ジメチルプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンおよびシクロペンタノールを用いて実施例7→実施例2にしたがって製造した4−(4−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アニリン(200mg)、ならびに実施例50で製造した化合物(140mg)を用いて、実施例49→実施例3と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(290mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:4.43分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.04, 1.77-1.81, 1.89-1.93, 2.22-2.29, 3.99, 5.08, 5.18-5.25, 6.46, 7.02, 7.47, 7.51, 7.85, 8.32, 8.64, 12.17。
実施例51(1)〜51(20)
4−(4−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アニリンまたはその代わりに相当するピロロピリミジン誘導体、および実施例50の代わりに相当するエステル誘導体を用いて、実施例51と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例51(1):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−イソブチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:4.36分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.00, 1.74-1.80, 1.85-1.93, 2.22-2.31, 3.90, 5.07, 5.18-5.26, 6.49, 7.03, 7.44-7.48, 7.51, 7.84-7.86, 8.32, 8.65, 12.14。
実施例51(2):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−イソプロピル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:4.29分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.46, 1.76-1.82, 1.84-1.93, 2.22-2.29, 5.09, 5.16-5.26, 5.36-5.44, 6.56, 7.03, 7.45-7.48, 7.64, 7.83-7.87, 8.33, 8.63, 12.23。
実施例51(3):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(3−メチル−2−ブタニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:4.40分);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.84, 1.08, 1.42, 1.75-2.01, 2.22-2.29, 4.98-5.08, 5.10, 5.18-5.26, 6.54, 7.03, 7.46, 7.54, 7.85, 8.32, 8.62, 12.20。
実施例51(4):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−2H−1,4’−ビピリジン−3−カルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.73分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.72-1.89, 1.95-2.05, 2.08-2.25, 5.04-5.12, 6.05, 6.78, 7.40, 7.46, 7.67, 7.79, 8.13-8.16, 8.61, 8.81, 11.84。
実施例51(5):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−2H−1,3’−ビピリジン−3−カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.75分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.69-1.71, 1.87-1.99, 2.13-2.18, 5.10-5.58, 6.80, 7.49, 7.65-7.67, 7.74, 7.83, 8.05, 8.08, 8.17, 8.62, 8.77, 11.93。
実施例51(6):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.66分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.17-2.20, 2.46, 2.53-2.63, 3.35, 4.82-4.89, 5.20, 6.59, 7.09, 7.28-7.39, 7.42, 7.63, 7.82, 8.30, 8.75, 12.02。
実施例51(7):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.57分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.09, 2.23-2.29, 2.37, 3.01-3.04, 4.70-4.79, 5.10, 6.61, 7.04, 7.25-7.30, 7.40-7.45, 7.62, 7.81, 8.32, 8.77, 11.89。
実施例51(8):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.63分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.09, 2.23-2.29, 2.36, 3.01-3.04, 4.72-4.76, 5.10, 6.65, 7.03, 7.45, 7.61-7.82, 8.31, 8.79, 11.80。
実施例51(9):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(3−メチルフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.63分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.12-2.22, 2.22-2.39, 2.46, 2.49-2.69, 3.22-3.41, 4.77-4.89, 6.60, 7.07, 7.20-7.23, 7.33-7.35, 7.41-7.49, 7.63, 7.84, 8.27, 8.76, 12.01。
実施例51(10):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(2−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.57分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.03-2.16, 2.19-2.33, 2.37, 2.96-3.11, 4.69-4.82, 5.08, 6.63, 7.04, 7.33-7.45, 7.52-7.58, 7.82, 8.32, 8.78, 11.82。
実施例51(11):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(3−クロロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.63分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.03-2.14, 2.19-2.32, 2.36, 2.97-3.07, 4.67-4.81, 5.08, 6.62, 7.04, 7.31-7.36, 7.42-7.48, 7.53, 7.60, 7.82, 8.32, 8.77, 11.84。
実施例51(12):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−ベンジル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.61分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.02-2.15, 2.19-2.30, 2.36, 2.97-3.07, 4.69-4.80, 5.10, 5.29, 6.50, 7.05, 7.30-7.49, 7.59, 7.85, 8.32, 8.65, 12.10。
実施例51(13):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.64分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.03-2.09, 2.19-2.29, 2.35, 3.01-3.04, 4.67-4.78, 5.08, 6.61, 7.03, 7.35-7.40, 7.44, 7.53-7.61, 7.81, 8.31, 8.76, 11.86。
実施例51(14):N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.45-2.65, 3.74, 5.04-5.13, 6.62, 7.07, 7.36-7.39, 7.44, 7.54-7.61, 7.81, 8.30, 8.76, 11.85。
実施例51(15):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.58分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.04-2.09, 2.21-2.28, 2.31, 3.00-3.02, 4.69-4.77, 5.09, 6.63, 7.04, 7.19-7.29, 7.44, 7.52-7.63, 7.82, 8.32, 8.77, 11.86。
実施例51(16):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(3−フルオロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.58分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.04-2.15, 2.19-2.28, 2.35, 3.00, 4.68-4.79, 5.07, 5.20, 6.52, 7.02-7.11, 7.33-7.38, 7.46, 7.58, 7.85, 8.30, 8.67, 12.01。
実施例51(17):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−[(1S)−1−フェニルエチル]−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.61分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.81, 2.04-2.28, 2.35, 3.01, 4.68-4.79, 5.09, 6.44, 6.56, 7.05, 7.31-7.50, 7.87, 8.32, 8.61, 12.20。
実施例51(18):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4−フルオロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.60分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.87-1.88, 2.07-2.11, 2.23, 2.91, 4.51-4.57, 5.31, 6.06, 6.69, 7.19-7.23, 7.43-7.46, 7.79, 8.13, 8.32, 8.50, 12.12。
実施例51(19):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(2−フルオロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.57分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.02-2.15, 2.18-2.30, 2.36, 2.95-3.07, 4.68-4.81, 5.08, 5.31, 6.50, 7.05, 7.09-7.21, 7.31-7.41, 7.42-7.54, 7.68-7.73, 7.85, 8.33, 8.64, 12.05。
実施例51(20):N−{4−[4−アミノ−7−(1−メチル−4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−(2−フェニルエチル)−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.58分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.02-2.14, 2.18-2.30, 2.36, 2.97-3.07, 3.15, 4.31, 4.66-4.82, 5.09, 6.31, 7.06, 7.10-7.17, 7.27-7.34, 7.48, 7.88, 8.33, 8.61, 12.17。
実施例52:メチル 1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキシラート
メチル 2−オキソ−2H−ピラン−3−カルボキシラート(200mg)および(R)−2−アミノ−2−フェニルエタノール(CAS登録番号:56613-80-0)(190mg)を用いて、実施例50と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(280mg)を得た。
MS (M+H):274。
実施例53:メチル 1−[(1R)−2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキシラート
実施例52で製造した化合物(280mg)およびイミダゾール(230mg)をジクロロメタン(10mL)に溶解させ、tert−ブチルクロロジメチルシラン(140mg)を加えて、室温で16時間撹拌した。反応溶液を氷水に入れて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮により溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:0→80:20)によって精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(250mg)を得た。
MS (M+H):388。
1H-NMR (CDCl3):δ -0.08, 0.01, .83, 3.92, 4.15-4.21, 4.32-4.38, 6.13, 6.35, 7.29-7.39, 7.40-7.45, 7.51, 8.15。
実施例54:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−[(1R)−2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキサミド
実施例53で製造した化合物(250mg)および実施例2で製造した化合物(100mg)を用いて、実施例49→実施例3と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(180mg)を得た。
MS (M+H):595。
実施例55:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
Figure 2015068767
実施例54で製造した化合物(180mg)をメタノール(10mL)に溶解させ、0℃で2mol/L塩酸(3mL)を加えて、4時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=100:0→95:5)によって精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(20mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.70 分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.73, 4.04-4.13, 4.20-4.29, 5.33, 6.00-6.17, 6.20-6.27, 6.69, 7.30, 7.32-7.41, 7.43, 7.79, 8.15, 8.23, 8.50, 12.16。
実施例56:N−[4−(4−クロロ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキサミド
実施例52で製造した化合物を用いて、実施例23と同様の操作に付して製造した化合物(110mg)および実施例2で製造した化合物(100mg)を用いて、実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(140mg)を得た。
MS (M+H):500。
実施例57:(2R)−2−[3−{[4−(4−クロロ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]カルバモイル}−2−オキソピリジン−1(2H)−イル]−2−フェニルエチル メタンスルフォナート
実施例56で製造した化合物(140mg)およびトリエチルアミン(0.2mL)をジクロロメタン(10mL)に溶解させ、メタンスルホニルクロリド(0.06mL)を加えて、室温で16時間撹拌した。反応溶液を氷水に入れて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮により溶媒を留去することにより、下記物性値を有する標題化合物(150mg)を得た。
MS (M+H):579。
実施例58:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−[(1R)−2−アミノ−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例57で製造した化合物(150mg)を用いて、実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(25mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.58分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.41-3.59, 3.74, 5.95-6.17, 6.10-6.27, 6.69, 7.29, 7.31-7.42, 7.44, 7.79, 8.15, 8.22, 8.48, 12.17。
実施例59:N−(4−{4−アミノ−7−[2−(1−ピペラジニル)エチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジンおよびtert−ブチル 4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル 4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−カルボキシラートを用いて、実施例7と同様の操作に付すことにより製造した化合物(175mg)、および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体(99mg)を用いて、実施例2→実施例3→実施例6→実施例8と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.61分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.51, 2.77, 2.88, 4.34, 5.09, 6.62, 7.04, 7.41-7.45, 7.54-7.64, 7.65, 7.82, 8.31, 8.77, 11.96。
実施例59(1)〜59(13)
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン、tert−ブチル 4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−カルボキシラートの代わりに相当するアルコール誘導体、および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例59と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例59(1):N−{4−[4−アミノ−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド 二塩酸塩
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.58分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.10-2.44, 3.07-3.25, 3.41-3.45, 4.92-5.06, 6.73, 7.47-7.62, 7.84, 8.12, 8.51, 8.60, 9.04-9.32, 12.08。
実施例59(2):N−{4−[4−アミノ−7−(3−ピロリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.62分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.24-1.31, 1.90-1.96, 2.23-2.33, 2.83-2.94, 3.16-3.19, 5.21-5.27, 6.01, 6.74, 7.36-7.46, 7.53-7.61, 7.90, 8.13-8.15, 8.60, 12.15。
実施例59(3):N−{4−[4−アミノ−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド ビス(トリフルオロ酢酸塩)
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.65分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.14-2.33, 2.40, 3.13-3.22, 3.44-3.47, 4.89-4.95, 6.72, 7.36-7.41, 7.46-7.48, 7.82, 8.09, 8.29, 8.43-8.45, 8.58, 8.74-8.77, 12.09。
実施例59(4):N−{4−[4−アミノ−7−(3−ピロリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド ビス(トリフルオロ酢酸塩)
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.66分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.30-2.40, 3.55-3.75, 5.47-5.54, 6.72, 7.36-7.41, 7.47, 7.73, 7.83, 8.08, 8.35, 8.58, 9.31-9.39, 12.10。
実施例59(5):N−{4−[4−アミノ−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.67分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.92-1.94, 2.08-2.11, 2.85-2.91, 3.23-3.27, 4.79-4.85, 5.08, 6.65, 7.05, 7.45, 7.61-7.75, 7.81, 8.32, 7.79, 11.80。
実施例59(6):N−{4−[4−アミノ−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド ビス(トリフルオロ酢酸塩)
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.58分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.18-2.28, 2.30-2.34, 3.45-3.47, 4.89-4.96, 6.73, 7.41-7.48, 7.60-7.63, 7.83, 8.12, 8.29, 8.40-8.43, 8.59, 8.70-8.73, 12.03。
実施例59(7):N−{4−[4−アミノ−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.65分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.85-1.97, 2.04-2.14, 2.82-2.93, 3.20-3.28, 4.76-4.85, 5.10, 6.73, 7.05, 7.36-7.40, 7.45, 7.54-7.62, 7.81, 8.32, 8.77, 11.89。
実施例59(8):N−{4−[4−アミノ−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(3−メチルフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.58分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.26-2.36, 2.46, 2.49-2.63, 3.09-3.22, 3.67-3.79, 4.95-5.07, 5.57, 6.59, 7.10, 7.19-7.24, 7.32-7.37 7.39-7.49, 7.63, 7.83, 8.28, 12.01。
実施例59(9):N−{4−[4−アミノ−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(2−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.54分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.94-2.08, 2.08-2.18, 2.87-2.99, 3.27-3.37, 4.80-4.91, 5.11, 6.63, 7.05, 7.31-7.41, 7.44, 7.52-7.61, 7.82, 8.32, 8.79, 11.83。
実施例59(10):N−{4−[4−アミノ−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド ビス(トリフルオロ酢酸塩)
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.58分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.14-2.29, 3.16-3.20, 4.87-4.95, 6.74, 7.39-7.68, 7.82, 8.14, 8.27, 8.36-8.39, 8.60, 8.69-8.72, 11.97。
実施例59(11):N−{4−[4−アミノ−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−(3−クロロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.63分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.86-2.06, 2.03-2.16, 2.84-2.96, 3.23-3.32, 4.77-4.89, 5.09, 6.62, 7.05, 7.31-7.36, 7.43-7.48, 7.53, 7.60, 7.82, 8.32, 11.85。
実施例59(12):N−{4−[4−アミノ−7−(4−ピペリジニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−1−ベンジル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.61分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.84-2.00, 2.06-2.16, 2.82-2.95, 3.21-3.31, 4.76-4.90, 5.10, 5.29, 6.50, 7.06, 7.30-7.50, 7.58, 7.86, 8.32, 8.65, 12.10。
実施例59(13):N−{4−[4−アミノ−7−(2−アザスピロ[3.3]ヘプト−6−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.54分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.60-2.70, 3.31-3.73, 5.03-5.05, 6.07, 6.72, 7.46, 7.52-7.60, 7.79, 8.10-8.12, 8.60, 12.03。
実施例60:N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−[3−(アミノメチル)フェニル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド ビス(トリフルオロ酢酸塩)
実施例41で製造された化合物を用いて、実施例2と同様の目的の操作に付すことにより得られた化合物(50mg)および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体(29mg)を用いて、実施例6→実施例57→実施例3→実施例42と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(50mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.50分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.38-2.66, 3.64, 4.24, 5.21-5.31, 6.74, 7.51-7.72, 7.80, 7.97, 8.29, 8.72, 12.05。
実施例60(1):N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−[2−(アミノメチル)フェニル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例41で製造された化合物を用いて、実施例2と同様の目的の操作に付すことにより得られた化合物(50mg)および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体(29mg)を用いて、実施例60と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.49分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.43-2.53, 2.53-2.69, 3.64-3.78, 5.04-5.17, 6.63, 7.07, 7.41-7.61, 7.63-7.67, 7.78-7.83, 8.30, 8.80, 11.93。
実施例61:N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン(720mg)、trans−3−[(ベンジルオキシ)メチル]シクロブタノール(500mg)、および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体(160mg)を用いて、実施例7→実施例2→実施例6→実施例42→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(25mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.69分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.43-2.68, 3.73, 5.04-5.13, 6.61, 7.07, 7.41-7.61, 7.64, 7.82, 8.30, 8.77, 11.97。
実施例61(1)〜61(8)
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジンおよびtrans−3−[(ベンジルオキシ)メチル]シクロブタノール、またはcis−3−[(ベンジルオキシ)メチル]シクロブタノールを用いて、実施例61と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例61(1):N−(4−{4−アミノ−7−[trans−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.70分);
1H-NMR (CD3OD):δ 2.43-2.56, 2.63-2.76, 3.65, 3.74, 5.42-5.55, 6.75, 7.48-7.61, 7.71, 7.83, 7.96-7.99, 8.25, 8.72。
実施例61(2):N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.45, 2.47-2.48, 2.56-2.66, 3.74, 5.07-5.11, 5.27, 6.60, 7.09, 7.26-7.44, 7.63, 7.82, 8.30, 8.75, 12.01。
実施例61(3):N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.70分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.47-2.67, 3.74, 5.07-5.13, 5.16, 6.62, 7.09, 7.26-7.46, 7.62, 7.82, 8.30, 8.76, 11.90。
実施例61(4):N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−4,6−ジメチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.70分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.03, 2.45-2.65, 2.03, 3.73, 5.04-5.10, 6.27, 7.04, 7.20-7.24, 7.39, 7.53-7.62, 7.75, 8.29, 12.06。
実施例61(5):N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−ベンジル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.72分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.45-2.69, 3.74, 5.04-5.13, 5.29, 6.50, 7.09, 7.30-7.48, 7.59, 7.85, 8.31, 8.65, 12.10。
実施例61(6):N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−1−(3−フルオロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.68分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.42-2.55, 2.58-2.69, 3.75, 5.00-5.21, 5.28, 6.53, 6.98-7.15, 7.32-7.41, 7.46, 7.59, 7.85, 8.32, 8.67, 12.03。
実施例61(7):N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−[(1S)−1−フェニルエチル]−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.81, 2.46-2.68, 3.75, 5.07-5.13, 6.45, 6.55-7.09, 7.09, 7.33-7.49, 7.86, 8.32, 8.61, 12.21。
実施例61(8):N−(5−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}−2−ピリジニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.65分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.41-2.72, 3.74, 5.03, 5.04-5.16, 6.59, 7.12, 7.39-7.46, 7.48-7.60, 7.67, 7.81, 8.32, 8.40-8.49, 8.73, 12.42。
実施例62:N−(4−{4−アミノ−7−[cis−3−(アミノメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン、trans−3−[(ベンジルオキシ)メチル]シクロブタノールおよび実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例7→実施例2→実施例6→実施例42→実施例57→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.62分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.08-2.24, 2.66-2.88, 5.10, 5.16-5.22, 6.62, 7.12, 7.41-7.46, 7.54-7.67, 7.82, 8.36, 8.77, 11.99。
実施例63:N−[4−(4−アミノ−7−{cis−3−[(ジメチルアミノ)メチル]シクロブチル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド ビス(トリフルオロ酢酸塩)
実施例62で製造した化合物(20mg)を用いて、実施例9と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(10mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.59分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.27-2.47, 2.67-2.72, 2.76, 2.77, 3.27-3.33, 4.92, 5.13-5.25, 6.74, 7.45-7.88, 8.14, 8.27-8.35, 8.60, 9.36, 12.10。
実施例64:N−[4−(4−アミノ−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンおよび実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例27→実施例2→実施例6→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(23mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:4.27分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 6.62-6.78, 7.38-7.42, 7.53-7.60, 7.80-7.88, 8.13, 8.28, 8.62, 12.08。
実施例65:4−クロロ−7−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン(900mg)およびシクロペンタ−3−エノール(CAS登録番号:14320-38-8)(300mg)を用いて、実施例7と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.60-2.64, 2.89-2.95, 5.49-5.53, 5.88, 7.87, 8.65。
実施例66:(1R,2S)−4−(4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン−7−イル)シクロペンタン−1,2−ジオール
実施例65で製造した化合物(400mg)をアセトン(10mL)に溶解させ、水(2.5mL)およびN−メチルモルホリン N−オキシド(370mg)を加えた。5分間撹拌した後、四酸化オスミウム(30mg)が溶解したtert−ブタノール溶液(1mL)を滴加し、室温で2.5時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮して溶媒を留去し、得られた残渣を酢酸エチルに溶解させ、1mol/Lチオ硫酸ナトリウム水溶液 および飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(360mg)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.99-2.15, 4.24, 4.66, 5.41-5.45, 8.14, 8.62。
実施例67:4−クロロ−7−[(3aR,6aS)−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−5−イル]−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン
実施例66で製造した化合物(350mg)をアセトン(10mL)に溶解させ、p−トルエンスルホン酸(少量)および2,2−ジメトキシプロパン(0.2mL)を加えて、室温で一昼夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮して溶媒を留去し、得られた残渣を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(310mg)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.27, 1.43, 2.17, 4.75, 5.21-5.28, 8.19, 8.65。
実施例68:rel−N−(4−{4−アミノ−7−[(3R,4S)−3,4−ジヒドロキシシクロペンチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド 塩酸塩
実施例67で製造した化合物(300mg)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(230mg)、および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体(56mg)を用いて、実施例2→実施例6→実施例3→実施例55と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(36mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:3.86分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.12-2.19, 4.25, 4.68-4.70, 5.39-5.45, 6.74, 7.15, 7.46-7.66, 7.82, 8.13, 8.30, 8.61, 12.03。
実施例69:メチル cis−4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボキシラート
cis−4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸(CAS登録番号:3685-22-1)(1.5mg)をメタノール(25mL)に溶解させ、0℃で硫酸(0.1mL)を加え、10分間撹拌した。反応溶液を室温に戻し、一昼夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮して、メタノールを留去し、得られた残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液/酢酸エチル(1:1)の混合溶液で希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→30:70)によって精製し、下記物性値を有する標題化合物(1.3g)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.35, 1.64-1.70, 1.91-2.02, 2.36-2.44, 3.68, 3.89-3.90。
実施例70:N−(4−{7−[(cis−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキシル)メチル]−4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例69で製造した化合物(1.3g)、4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン(1.0mg)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(260mg)および実施例5で製造した化合物(140mg)を用いて、実施例53→実施例31→実施例7→実施例2→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(260mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 0.00, 0.86, 1.35-1.41, 1.46-1.60, 3.93, 4.13, 6.58, 7.20, 7.39-7.63, 7.76, 8.62, 8.74, 11.93。
実施例71:N−(4−{4−アミノ−7−[(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例70で製造した化合物(200mg)を用いて、実施例3→実施例55と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(60mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.69分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.19-1.26, 1.45-1.57, 1.77-1.79, 1.98-2.04, 3.97-4.03, 4.10, 5.08, 6.11, 6.92, 7.41-7.46, 7.54-7.66, 7.81, 8.32, 8.76, 11.96。
実施例71(1):N−(4−{4−アミノ−7−[(trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例69で製造した化合物の代わりに相当するエステル誘導体および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例70→実施例71と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.67分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.07-1.40, 1.70-1.88, 1.97-2.00, 3.53-3.63, 4.05, 5.09, 6.14, 6.90, 7.41-7.46, 7.54-7.66, 7.82, 8.32, 8.76, 11.97。
実施例72:N−(4−{4−アミノ−7−[(cis−4−アミノシクロヘキシル)メチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド ビス(トリフルオロ酢酸塩)
実施例69で製造した化合物の代わりに相当するエステル誘導体、4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン(200mg)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(200mg)および実施例5で製造した化合物(130mg)を用いて、実施例53→実施例31→実施例7→実施例2→実施例6→実施例55→実施例57→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(110mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.60分);
1H-NMR (CD3OD):δ 1.47-1.66, 1.78-1.85, 2.25, 4.29, 6.75, 7.39, 7.49-7.51, 7.56-7.62, 7.81, 7.98, 8.25, 8.71, 12.17。
実施例72(1):N−(4−{4−アミノ−7−[(trans−4−アミノシクロヘキシル)メチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド ビス(トリフルオロ酢酸塩)
実施例70で製造した化合物(300mg)を用いて,実施例55→実施例57→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(70mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.61分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.23-1.38, 1.77-1.80, 1.99-2.06, 3.12-3.13, 4.21, 6.76, 7.46, 7.48-7.59, 7.61, 7.98, 8.29, 8.71, 12.18。
実施例73:ベンジル (3−メチリデンシクロブチル)カーバマート
3−メチリデンシクロブタンカルボン酸(CAS登録番号:15760-36-8)(1.0g)およびトリエチルアミン(1.6mL)を1,4−ジオキサン(2mL)およびアセトニトリル(4mL)の混合溶液に溶解させ、ジフェニルホスホニルアジド(1.9mL)を加えて、室温で15分間撹拌した。次いで、撹拌しながら反応溶液を75℃まで徐々に昇温した。ガス(窒素)の発生を確認後、反応溶液を100℃まで昇温し、ベンジルアルコール(2.0mL)を加えて19時間撹拌した。反応溶液を放冷し室温まで戻した後、減圧濃縮で溶媒を留去した。得られた残渣に酢酸エチルを加えた後、順に飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→30:70)によって精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(1.2g)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 2.57-2.63, 2.99-3.04, 4.19-4.22, 4.83-4.85, 5.09, 7.26-7.36。
実施例74:ベンジル [3−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]カーバマート
実施例73で製造した化合物(1.0g)をtert−ブタノール(15mL)および水(15mL)の混合溶液に溶解させ、0℃でAD−mixα(7.0g)を加えた後、室温で16時間撹拌した。反応溶液を0℃に冷却し、炭酸ナトリウムを加えた後、室温で1時間撹拌した。反応溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(0.76g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6): (ピーク強度 cis/trans = 1:2), δ 1.96, 2.30, 3.20, 3.52, 4.62, 4.71, 4.99, 7.30-7.39 (trans体),1.80, 2.30, 3.25, 4.12, 4.65, 4.78, 4.99, 7.30-7.39 (cis体)。
実施例75:3−アミノ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブタノール
実施例74で製造した化合物(750mg)をTHF(7.5mL)およびメタノール(7.5mL)の混合溶液に溶解させ、パラジウム/炭素(120mg)を加え、水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した。反応溶液をセライトろ過した後、減圧濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(0.76g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.53-1.58, 1.71-1.75, 1.99-2.04, 2.27-2.32, 2.76-2.84, 3.39-3.46。
実施例76:3−(4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−1−(ヒドロキシメチル)シクロブタノール
実施例75で製造した化合物(490mg)をエタノール(10mL)に溶解させ、室温で2−(4,6−ジクロロピリミジン−5−イル)アセトアルデヒド(300mg)およびジイソプロピルエチルアミン(0.93mL)を加えた後、4.5時間還流した。反応溶液を放冷し、室温まで戻した後、トリフルオロ酢酸(1.4mL)を加えて、1時間還流した。反応溶液を室温まで戻し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、減圧濃縮によりエタノールを留去した。得られた残渣を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:10%アンモニアを含むメタノール=99:1→90:10)によって精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(340mg)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6): (ピーク強度cis/trans = 1:2), δ 2.42, 2.70, 3.16, 2.78, 4.89-4.95, 5.17, 5.49, 6.69, 7.91, 8.63 (trans体), 2.45, 2.78, 3.33, 3.41, 4.89-4.95, 5.31, 4.91, 6.73, 8.02, 8.62 (cis体)。
実施例77:3−(4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−1−(ヒドロキシメチル)シクロブタノール
実施例76で製造した化合物(330mg)をDMF(5.0mL)に溶解させ、N−ヨードスクシンイミド(580mg)を加えて、60℃で2.5時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をtert−ブチルメチルエーテルおよびヘキサンで洗浄することにより、 下記物性値を有する標題化合物(310mg)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6): (ピーク強度cis/trans = 1:2), δ 2.25,2.60,3.39-3.40, 4.88-4.92, 5.29, 5.40, 8.23, 8.63 (trans体), 2.34, 2.76, 3.39-3.40, 4.88-4.92, 4.89, 5.16, 8.13, 8.62 (cis体)。
実施例78:N−(4−{4−アミノ−7−[3−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例77で製造した化合物(50mg)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンおよび実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例2→実施例6→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(50mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.60分);
1H-NMR (DMSO-d6): (ピーク強度cis/trans = 1:2), δ 2.25, 2.60, 3.39-3.40, 4.88-4.92, 5.16, 5.40, 6.01, 6.73, 7.44-7.61, 7.79-7.82, 8.10-8.13, 8.59, 12.40 (trans体), 2.34, 2.76, 3.39-3.40, 4.88-4.92, 4.89, 5.29, 6.01, 6.73, 7.44-7.61, 7.79-7.82, 8.10-8.13, 8.59, 12.40 (cis体)。
実施例79:N−{4−[4−アミノ−7−(3−オキソシクロブチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例78で製造した化合物(30mg)をTHF(2.5mL)および水(0.5mL)の混合溶液に溶解させ、0℃で過ヨウ素酸ナトリウム(24mg)を加えて、室温で4時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣を酢酸エチルで希釈し、水および飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(20mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.72分);
1H-NMR (CDCl3):δ 3.65-3.83, 5.13, 5.40-5.44, 6.62, 7.05, 7.42-7.45, 7.52-7.66, 7.83, 8.32, 8.77, 11.99。
実施例80:3−(4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)シクロブタノール
実施例77で製造した化合物を用いて、実施例79と同様の目的の操作に付すことにより得られた化合物(140mg)をメタノール(3.0mL)およびジクロロメタン(3.0mL)の混合溶液に溶解させ、−20℃で水素化ホウ素ナトリウム(15mg)を加え、室温で2時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=70:30)によって粗精製することにより、下記物性値を有する標題化合物を含む粗生成物(110mg)を得た。
MS (M+H):350。
実施例81:N−{4−[4−アミノ−7−(3−ヒドロキシシクロブチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例80で製造した粗生成物(100mg)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンおよび実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて用いて、実施例78と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(25mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.67分);
1H-NMR (CDCl3): (cis体とtrans体との混合物), δ 2.63-2.57, 3.06-3.13, 3.73-3.76, 3.89(cis体)/4.29(trans体), 4.72-4.76, 5.12, 6.62, 7.04, 7.41-7.45, 7.54-7.61, 7.65, 7.82, 8.31, 8.77, 11.98。
実施例82:4−ヨード−2−メトキシピリジン−3−カルバルデヒド
窒素気流下、2Lの4つ口フラスコにジイソプロピルアミン(25g)のTHF(500mL)溶液を加えた。−25℃に冷却し、n−ブチルリチウム−ヘキサン溶液(1.57mol/L)(157mL)を20分で滴下し(−25℃→−15℃)、−10℃で30分撹拌した。−66℃に冷却し、2−フルオロ−3−ヨードピリジン(CAS登録番号:113975-22-7)(50g)のTHF(200mL)溶液を25分で滴下し、−60℃で2時間撹拌した。−66℃に冷却し、エチルホルメート(18.3g)を10分で滴下し、次いで28%ナトリウムメトキシド−メタノール溶液(53.2g)のメタノール(100mL)溶液を滴下し、ドライアイスバスからあげた。室温まで自然昇温した後、氷水(100mL)を滴下した。飽和食塩水(1L)を加え、酢酸エチル(1L)で抽出し、水(700mL)、飽和食塩水(700mL)で洗浄した。水層を合わせ、酢酸エチル(500mL×2)で抽出し、水(500mL)、飽和食塩水(500mL)で洗浄した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→6:1→5:1→4:1→3:1)で精製することにより、標題化合物(44g)を得た。
実施例83:4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルバルデヒド
窒素気流下、1Lの4つ口フラスコに実施例82で製造した化合物(44g)のアセトニトリル(600mL)溶液、次いで、ヨウ化ナトリウム(75g)を2分で加え、室温で15分撹拌した。次いで、トリメチルクロロシラン(54g)を25分で滴下し、室温で4時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、酢酸エチル(100mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL)、水(100mL)を加えた。超音波処理後、ろ過し、標題化合物(14g)を得た。ろ液を酢酸エチル(500 mL×2)、THF(500mL×2)で抽出し、飽和食塩水(500mL)で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し、酢酸エチル(100mL)で洗浄し、標題化合物(12g)を得た。合わせて標題化合物(27g)を得た。
実施例84:1−(4−フルオロフェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルバルデヒド
3Lの4つ口フラスコに実施例83で製造した化合物(25g)のトルエン(1.2L)懸濁液、4−フルオロフェニルボロン酸(41g)、酢酸銅(II)(36g)、ミスチリン酸(90g)、2,6−ジメチルピリジン(85g)を順次加え、室温で16時間撹拌した。さらに、4−フルオロフェニルボロン酸(7.0g)を追加し、室温で2日撹拌した。セライトろ過し、溶媒を減圧留去した。酢酸エチル(1L)および水(500mL)を加え、セライトろ過後、1mol/L塩酸(600mL)、水(500mL)、飽和食塩水(500mL)で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル=9:1→2:1)で精製した。ジイソプロピルエーテル(400mL)で洗浄し、標題化合物(19g)を得た。
実施例85:1−(4−フルオロフェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸
窒素気流下、1Lの4つ口フラスコに実施例84で製造した化合物(20g)、THF(100mL)、tert−ブタノール(100mL)、水(100mL)を加えた。氷冷し、第一リン酸ナトリウム(17g)、2−メチル−2−ブテン−THF溶液(2mol/L)(88mL)を順次加え、次いで、亜塩素酸ナトリウム(12g)を2gずつ25分で分割投入し、室温で1.5時間撹拌した。THF(150mL)、水(900mL)を加え、酢酸エチル(600mL)で洗浄した。水層に6mol/L塩酸(50mL)、THF(600mL)を加え、析出物をろ取し、水(300mL)で洗浄した後、乾燥し、標題化合物(12g)を得た。ろ液をTHF(400mL×2)で抽出し、飽和食塩水(500mL)で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去した。酢酸エチル(200mL)で洗浄し、標題化合物(3.9g)を得た。合わせて標題化合物(16g)を得た。
実施例86:N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(4−フルオロフェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アニリン(570mg)および実施例85で製造した化合物(700mg)を用いて、実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(360mg)を得た。
TLC:Rf 0.40 (酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.62-1.78, 1.80-2.00, 2.04-2.21, 5.03-5.19, 6.83, 7.33-7.82, 8.31, 10.59。
実施例86(1):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−4−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イルオキシ)−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例86の副生成物として、下記物性値を有する標題化合物(300mg)を得た。
TLC:Rf 0.17 (酢酸エチル:メタノール=19:1);
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.83分);
実施例87:N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−4−エトキシ−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
Figure 2015068767
実施例86で製造した化合物(110mg)をTHF(2mL)およびエタノール(2mL)の混合溶液に溶解させ、20%ナトリウムエトキシド−エタノール溶液(180mg)を加えて、室温で2時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=100:0→80:20)によって精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(31mg)を得た。
TLC:Rf 0.32 (酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.74-2.00, 2.20-2.32, 5.08, 5.15-5.28, 6.37, 7.01, 7.20-7.30, 7.35-7.43, 7.51, 7.78, 8.32, 11.38。
実施例87(1):N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例87の副生成物として、下記物性値を有する標題化合物(3.6mg)を得た。
TLC:Rf 0.57 (酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H-NMR (CHCl3):δ 1.75-1.99, 2.21-2.33, 5.19, 5.18-5.24, 6.34, 7.08, 7.18-7.28, 7.33-7.37, 7.57, 8.34, 11.84。
実施例88:エチル 5−ブロモ−1−エチル−2−ヒドロキシ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキシラート
5−ブロモ−2−ヒドロキシピリジン−3−カルボン酸(CAS登録番号:104612-36-4)(3.7g)を封管中でエタノールに溶解させ、炭酸セシウム(8.0g)およびヨードエタン(5.9g)を加えて、80℃で3時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20→50:50)によって精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(2.2g)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.36-1.41, 4.00-4.05, 4.34-4.39, 7.63, 8.13。
実施例89:エチル 2−アセチル−1−エチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキシラート
実施例89で製造した化合物(1.8g)を無水DMF(20mL)に溶解させ、酢酸パラジウム(75mg)および1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(410mg)を加え、10分間脱気した後、窒素置換し、ブチルビニルエーテル(4.3mL)およびトリエチルアミン(2.4mL)を加えた。窒素雰囲気下、反応溶液を120℃で72時間撹拌した。反応溶液を放冷し、室温まで戻した後、水および酢酸エチルで希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20→33:67)によって精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(1.2g)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.37-1.45, 2.50, 4.07-4.15, 4.36-4.43, 8.35, 8.59。
実施例90:5−アセチル−N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−エチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
4−(4−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アニリン(140mg)および実施例89で製造した化合物(240mg)を用いて、実施例23→実施例6→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(120mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.82分);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.50, 1.78-1.92, 2.22-2.28, 2.59, 4.17-4.26, 5.06, 5.21-5.25, 7.04, 7.48-7.51, 7.83-7.86, 8.34, 8.43, 9.09, 11.79。
実施例91:tert−ブチル 5−ブロモ−2−ヒドロキシニコチナート
5−ブロモ−2−ヒドロキシピリジン−3−カルボン酸(2.0mg)および塩化チオニル(1.3mL)を、THF(10mL)およびジクロロメタン(10mL)の混合溶液に溶解させ、室温で16時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣にトリエチルアミン(4.5mL)、次いでtert−ブタノール(20mL)を加えて、室温で1時間撹拌した。反応溶液を氷水にあけて、酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→40:60)によって精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(1.5g)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.62, 8.18, 8.39, 11.53。
実施例92:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−シクロプロピル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
Figure 2015068767
実施例91で製造した化合物(200mg)、シクロプロピルボロン酸(130mg)および実施例3で製造した化合物(25mg)を用いて、実施例27→実施例2→実施例8→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(20mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.81 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.67-0.71, 0.96-1.00, 1.58-1.78, 3.83, 5.08, 6.91, 7.40-7.44, 7.51-7.61, 8.53, 8.54, 8.81, 12.08。
実施例93:2,2−ジメチルプロピル 5−ブロモ−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキシラート
2,2−ジメチルプロピル 5−ブロモ−2−ヒドロキシピリジン−3−カルボキシラート(2.0g)を用いて、実施例27と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(1.5g)を得た。
MS (M+H):350。
実施例94:5−[(2,2−ジメチルプロポキシ)カルボニル]−6−オキソ−1−フェニル−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸
実施例93で製造した化合物(1.5g)をDMF(10mL)およびtert−ブタノール(10mL)の混合溶液に溶解させ、脱気した。窒素置換した後、酢酸パラジウム(92mg)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(230mg)およびトリエチルアミン(3.0mL)を加えて、一酸化炭素雰囲気下、室温で16時間撹拌した。反応溶液をセライトろ過した後、ジクロロメタンで希釈した.10%クエン酸水溶液で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した後、減圧濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(500mg)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6):δ 0.96, 3.93, 7.46-7.58, 8.38, 8.47, 13.20。
実施例95:N3−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−N5−シクロプロピル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3,5−ピリジンジカルボキサミド
シクロプロピルアミン(20mg)、実施例94で製造した化合物(100mg)、および実施例3で製造した化合物(35mg)を用いて、実施例6→実施例23→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(55mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.71 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 0.63-0.69, 0.86-0.95, 2.88-2.95, 3.83, 5.09, 6.47, 6.92, 7.40-7.46, 7.54-7.63, 7.79, 8.34, 8.49, 8.88, 11.75。
実施例95(1)〜95(2)
シクロプロパンアミンに相当するアミン誘導体、実施例94で製造した化合物、および実施例3で製造した化合物を用いて、実施例95と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例95(1):N3−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−N5−メチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3,5−ピリジンジカルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.67分);
1H-NMR (CDCl3):δ 3.02, 3.83, 5.11, 6.45, 6.92, 7.40-7.46, 7.54-7.63, 7.79, 8.34, 8.50, 8.96, 11.76。
実施例95(2):N3−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−N5,N5−ジメチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3,5−ピリジンジカルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.69分);
1H-NMR (CD3OD):δ 3.05, 3.81, 7.23, 7.42-7.62, 7.85, 7.97, 8.20, 8.69, 11.95。
実施例96:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例93で製造した化合物(150mg)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(85mg)、および実施例3で製造した化合物(22mg)を用いて、実施例2→実施例23→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(31mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.72 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 3.73, 3.85, 6.06, 7.29, 7.44, 7.53-7.61, 7.81, 7.92, 8.14, 8.24, 8.31, 8.75, 12.12。
実施例97:2,2−ジメチルプロピル 5−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−2−イル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキシラート
実施例93で製造した化合物(100mg)をアセトニトリル(10mL)に溶解させ、2−メチル−3−ブチン−2−オール(51mg)、トリス(tert−ブチル)ホスフィン(1.0mL)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(32mg)、ヨウ化銅(I)(3.0mg)およびトリエチルアミン(0.2mL)を加えて、70℃で16時間撹拌した。反応溶液を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→30:70)によって精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(55mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.02, 1.58, 4.01, 7.26-7.38, 7.44-7.49, 7.71, 8.14。
実施例98:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブチン−1−イル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例97で製造した化合物(50mg)および実施例3で製造した化合物(24mg)を用いて、実施例23→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(45mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.77 分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.46, 3.73, 5.46, 6.05, 7.29, 7.31, 7.55-7.57, 7.77, 8.15, 8.27, 8.42, 11.80。
実施例99:エチル 2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−1,7−ナフチリジン−3−カルボキシラート
実施例18で製造した化合物(557mg)をトルエン(10mL)に溶解させ、3−ブロモピリジン−4−カルボアルデヒド(500mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(123mg)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(155mg)および炭酸セシウム(1751mg)を加えて、150℃で1時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)にて精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(245mg)を得た。
TLC:Rf 0.23 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.41, 4.43, 7.29-7.33, 7.52-7.65, 8.13, 8.41, 8.47。
実施例100:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−1,7−ナフチリジン−3−カルボキサミド
実施例99で製造した化合物(200mg)および実施例3で製造した化合物(65mg)を用いて、実施例23→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(100mg)を得た。
TLC:Rf 0.75 (ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.78, 6.15, 7.36, 7.50, 7.58-7.76, 7.89, 8.02, 8.14, 8.19, 8.60, 9.18, 11.86。
実施例101:メチル 5−アセチル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキシラート
5−アセチル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸(CAS登録番号:88302-06-1)(100mg)をメタノール(20mL)に溶解させ、0℃で塩化オキサリル(0.43mL)を滴下し、室温で3時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウムを加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(400mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 2.54, 2.79, 3.94, 8.72, 12.34。
実施例102:5−アセチル−N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−6−メチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例101で製造した化合物(500mg)および実施例3で製造した化合物(38mg)を用いて、実施例27→実施例23→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(6.0mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76 分);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.44, 2.68, 3.84, 6.94, 7.21-7.23, 7.42, 7.59-7.67, 7.80, 8.31, 9.14, 11.57。
実施例103:メチル 5−ブロモ−1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボキシラート
実施例53で製造した化合物(1.6g)をDMF(6mL)に溶解させ、N−ブロモスクシンイミド(1.1g)を加えて、室温で16時間撹拌した。反応溶液を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、減圧濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(1.2g)を得た。
MS (M+H):353。
実施例104:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−ブロモ−1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例103で製造した化合物(1.2g)および実施例3で製造した化合物(60mg)を用いて、実施例23→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(50mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76分);
1H-NMR (CDCl3):δ 3.84, 4.37, 5.12, 6.41, 6.93, 7.32-7.40, 7.40-7.51, 7.76-7.86, 8.33, 8.67, 11.93。
実施例105:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−シクロプロピル−1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例104で製造した化合物(50mg)およびシクロプロピルボロン酸(12mg)を用いて、実施例2と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(11mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.81分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 0.59-0.64, 0.90-0.97, 1.81-1.90, 3.81, 4.20-4.26, 4.33-4.40, 6.33-6.37, 7.16, 7.32-7.38, 7.39-7.42, 7.47-7.50, 7.78-7.83, 7.83, 8.15, 8.30, 12.16。
実施例106:5−ヨード−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸
2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸(CAS登録番号:868171-81-7)(2.0g)をジクロロメタン(10mL)とトリフルオロ酢酸(10mL)に溶解し、N−ヨードスクシンイミド(2.9g)を加え、室温で2時間撹拌した。水を加えたのち、ジクロロメタンを加えて分液した。有機層を水,飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を少量の酢酸エチルに溶解させた後、ヘキサンを加えることで結晶化させ、沈殿物をろ過することで下記物性値を有する標題化合物(2.1g)を得た。
TLC:Rf 0.45 (酢酸エチル、NHシリカ);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 7.49-7.56, 8.48, 14.03。
実施例107:tert−ブチル [3−(5−{[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]カルバモイル}−6−オキソ−1−フェニル−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)プロパ−2−イン−1−イル]カーバマート
実施例106で製造した化合物(500mg)、実施例3で製造した化合物(390mg)および2−メチル−3−ブチン−2−オールの代わりにN−(tert−ブトキシカルボニル)プロパルギルアミン(CAS登録番号:92136-39-5)を用いて実施例6→実施例97と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(160mg)を得た。
TLC:Rf 0.35 (ヘキサン:酢酸エチル=2:3);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.39, 3.72, 3.98, 6.02, 7.29-7.54, 7.76, 7.78, 8.30, 8.41, 11.77。
実施例108:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−(3−アミノプロピル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例107で製造した化合物(200mg)を用いて、実施例25と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(83mg)を得た。
TLC:Rf 0.15 (酢酸エチル、NHシリカ);
1H-NMR (CD3OD):δ 1.97, 2.66, 2.97, 3.79, 7.14, 7.43-7.60, 7.74, 7.77, 7.85, 8.14, 8.60。
実施例109:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−[3−(2−ブチノイルアミノ)プロピル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例108で製造した化合物(50mg)を用いて、実施例26と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(21mg)を得た。
TLC:Rf 0.35 (酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.91, 1.93, 2.58, 3.35, 3.83, 5.11, 5.83, 6.92, 7.45-7.57, 7.82, 8.34, 8.65, 12.09。
実施例110:5−(4−アジド−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−2−アミン
実施例43で製造した化合物(1.0g)をDMF(8mL)に溶解し、アジ化ナトリウム(0.50g)を加えて80℃に昇温した。6時間撹拌した後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水を加え有機層を抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。析出した固体をヘキサン−酢酸エチル混合溶媒で洗浄し、下記物性値を有する標題化合物(0.96g)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.49分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.98, 6.03, 6.58, 8.02, 8.20, 8.78, 9.89。
実施例111:N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−5−[3−(2−ブチノイルアミノ)プロピル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例106で製造した化合物(770mg)および実施例110で製造した化合物(500mg)を用いて、実施例6→実施例108→実施例25→実施例26と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(42mg)を得た。
TLC:Rf 0.76(酢酸エチル:メタノール=5:1、NHシリカ);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.89, 1.93, 2.58, 3.37, 3.85, 5.00, 5.80, 6.96, 7.43-7.57, 7.82, 8.36, 8.40, 8.44, 8.62, 12.54。
実施例112:ジ−tert−ブチル [(5−{[5−(4−アジド−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−2−イル]カルバモイル}−3−ブロモ−6−オキソ−1−フェニル−1,6−ジヒドロピリジン−2−イル)メチル]イミドジカーボナート
実施例23で製造した化合物(590mg)および実施例110で製造した化合物(300mg)を用いて、実施例6と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(720mg)を得た。
TLC:Rf 0.68(酢酸エチル、NHシリカ);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.39, 4.07, 4.75, 7.39-7.62, 8.37, 8.43, 8.66, 8.78, 9.25, 10.01, 12.15。
実施例113:ジ−tert−ブチル [(5−{[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−2−イル]カルバモイル}−3−ブロモ−6−オキソ−1−フェニル−1,6−ジヒドロピリジン−2−イル)メチル]イミドジカーボナート
実施例112で製造した化合物(720mg)を水(1mL)、THF(20mL)に溶解させ、1mol/LのトリメチルホスフィンのTHF溶液(2.8mL)を加えてバス温(60℃)で2時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール,90:10、NHシリカ)によって精製し、下記物性値を有する標題化合物(590mg)を得た。
TLC:Rf 0.33(酢酸エチル);
1H-NMR (CDCl3):δ 1.42, 3.85, 4.73, 4.99, 6.96, 7.26-7.56, 7.81, 8.37, 8.41, 8.78, 12.20。
実施例114:6−(アミノメチル)−N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例113で製造した化合物(350mg)を用いて、実施例25と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(200mg)を得た。
TLC:Rf 0.64 (酢酸エチル:メタノール=10:1、NHシリカ);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.97, 3.31, 3.78, 6.21, 7.02, 7.42-7.67, 7.91, 8.19, 8.38-8.41, 8.68, 12.35。
実施例115:N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−6−[(2−ブチノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例114で製造した化合物(50mg)を用いて、実施例26と同様の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(43mg)を得た。
TLC:Rf 0.61 (酢酸エチル:メタノール=8:2、NHシリカ);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.03, 3.78, 3.88, 6.22, 6.64, 7.43, 7.44-7.50, 7.56-7.75, 7.91, 8.19, 8.35-8.44, 8.66, 9.15, 12.27。
実施例115(1)〜115(2)
実施例114で製造した化合物および2−ブチン酸の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例115と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例115(1):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−6−{[(シアノアセチル)アミノ]メチル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
TLC:Rf 0.49(酢酸エチル:メタノール=10:1、NHシリカ);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 3.37, 3.78, 3.92, 6.23, 6.75, 7.43, 7.46-7.70, 7.91, 8.19, 8.40, 8.41, 8.64, 8.82, 12.28。
実施例115(2):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−6−({[(2E)−4−(ジメチルアミノ)−2−ブテノイル]アミノ}メチル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
TLC:Rf 0.36 (酢酸エチル:メタノール=10:1、NHシリカ);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.18, 2.98, 3.78, 3.95, 6.08-6.19, 6.23, 6.54-6.75, 7.43, 7.46-7.49, 7.58-7.74, 7.91, 8.19, 8.31-8.48, 8.54-8.72, 12.29。
実施例116:6−(アミノメチル)−N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−5−ブロモ−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例112で製造した化合物(60mg)を用いて、実施例8と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(41mg)を得た。
TLC:Rf 0.68 (酢酸エチル:メタノール=10:1、NHシリカ);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.75, 3.50, 3.78, 6.23, 7.43, 7.53-7.68, 7.93, 8.19, 8.37, 8.42, 8.66, 12.18。
実施例117:N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−5−ブロモ−6−[(2−ブチノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例116で製造した化合物(25mg)を用いて、実施例26と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(20mg)を得た。
TLC:Rf 0.66(酢酸エチル:メタノール=8:2、NHシリカ);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.00, 3.78, 4.05, 6.24, 7.44, 7.47-7.63, 7.94, 8.20, 8.37, 8.43, 8.68, 8.81, 12.16。
実施例118:7−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジン−2(1H)−オン
1,7−ナフチリジン−2(1H)−オン(CAS登録番号:54920-82-0)(900mg)にエタノール(20mL)、ベンジルブロマイド(0.8mL)を加え、80℃で18時間加熱撹拌した。0℃に冷却後、水素化ホウ素ナトリウム(1100mg)を加え、10分間0℃にて撹拌後、塩酸を加え90分室温にて撹拌した。水酸化ナトリウムで中和後、酢酸エチルを加え、有機層を抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。その後、得られた固体を酢酸エチルで洗浄することにより、下記物性値を有する標題化合物(900mg)を得た。
1H-NMR (CD3OD):δ 2.66, 2.80, 3.45, 3.75, 6.40, 7.29-7.44。
実施例119:5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジン−2(1H)−オン トリフルオロ酢酸塩
実施例118で製造した化合物(800mg)をメタノール(10mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(0.270mL)、パラジウムカーボン(160mg)を加え、水素ガス雰囲気下、室温にて5時間撹拌した。反応溶液をセライトろ過後、溶媒を減圧留去することにより、下記物性値を有する標題化合物(800mg)を得た。
1H-NMR (CD3OD):δ 2.89, 3.51, 4.21, 6.53, 7.48。
実施例120:tert−ブチル 2−オキソ−2,5,6,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジン−7(1H)−カルボキシラート
実施例119で製造した化合物(800mg)をTHF(10mL)に溶解し、トリエチルアミン(1.3mL)、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.850mL)を加え室温にて3時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。その後、得られた固体をMTBE溶媒で洗浄することにより、下記物性値を有する標題化合物(760mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.70分);
1H-NMR (CD3OD):δ 1.52, 2.61, 3.66, 4.43, 6.42, 7.43。
実施例121:tert−ブチル 3−ブロモ−2−オキソ−2,5,6,8−テトラヒドロ−1,7,−ナフチリジン−7(1H)−カルボキシラート
実施例120で製造した化合物(490mg)をDMF(5mL)に溶解し、N−ブロモスクシンイミド(360mg)を加え室温にて2時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水を加え有機層を抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより、下記物性値を有する標題化合物(560mg)を得た。
TLC:Rf 0.17(酢酸エチル:メタノール=10:1);
1H-NMR (CD3OD):δ 1.52, 2.61, 3.65, 4.39, 7.83。
実施例122:7−tert−ブチル 3−メチル 2−オキソ−1−フェニル−2,5,6,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジン−3,7(1H)−ジカルボキシラート
実施例121で製造した化合物(1400mg)を用いて、実施例27→実施例28と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(96mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:1.01分);
TLC:Rf 0.54(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
実施例123:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−7−(2−ブチノイル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,7−ナフチリジン−3−カルボキサミド
Figure 2015068767
実施例122で製造した化合物(80mg)および実施例3で製造した化合物(20mg)を用いて、実施例23→実施例6→実施例8→実施例26と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(5mg)を得た。
TLC:Rf 0.40 (酢酸エチル:メタノール=10:1);
1H-NMR (CDCl3):(回転異性体の混合物として観測された)、δ 1.89(2.05), 2.82(2.88), 3.83, 3.85(3.99), 4.22(4.35), 5.11, 6.91, 7.22-7.34, 7.42, 7.59-7.80, 8.33, 8.56, 11.84。
実施例124:6−(tert−ブトキシカルボニル)−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−カルボン酸
エチル (2E)−2−シアノ−3−エトキシプロパ−2−エノアート(2400mg)およびtert−ブチル 2,4−ジオキソピペリジン−1−カルボキシラート(CAS登録番号:845267-78-9)(3000mg)を用いて、実施例4→実施例5と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(84mg)を得た。
MS (M+H):385。
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.46, 2.62, 3.82, 7.43, 7.56-7.62, 8.74, 13.33。
実施例125:N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−カルボキサミド
実施例11で製造した化合物を用いて実施例2→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより得られた化合物(30mg)および実施例124で製造した化合物(43mg)を用いて、実施例6→実施例8と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(12mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.61分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.14, 2.44-2.68, 4.22, 7.48-7.70, 7.89, 8.01, 8.47, 8.99, 11.77。
実施例126:2−メチル−2−プロパニル 3−{[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]カルバモイル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,5,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(2H)−カルボキシラート
実施例124で製造した化合物(95mg)および実施例43で製造した化合物(60mg)を用いて、実施例6→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(68mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.76分);
MS (M+H):607。
実施例126(1):2−メチル−2−プロパニル 3−({5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}カルバモイル)−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,5,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(2H)−カルボキシラート
実施例124で製造した化合物(78mg)および実施例43で製造した化合物の代わりに相当するピロロピリミジン誘導体(60mg)を用いて、実施例126と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(69mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.75分);
MS (M+H):665。
実施例127:N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−カルボキサミド
実施例126で製造した化合物(52mg)を用いて、実施例8と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(26mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.57分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.49-2.60, 3.73, 6.19, 7.38, 7.44-7.50, 7.52-7.66, 7.86-7.90, 7.96, 8.15, 8.34-8.37, 8.96, 12.01。
実施例127(1):N−{5−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−2−ピリジニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−カルボキサミド
実施例126(1)で製造した化合物(63mg)を用いて、実施例127と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(46mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.56分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.06, 2.51, 3.28-3.36, 4.10, 4.83, 6.19, 7.35, 7.46-7.49, 7.54-7.66, 7.88-7.92, 7.96, 8.13, 8.36, 8.37-8.39, 8.97, 12.02。
実施例128:5−(4−アミノフェニル)6−トリフルオロメチル−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン
実施例3で製造した化合物(480mg)を塩化メチレン(8mL)、水(3mL)に溶解し、トリフルオロメタンスルフィン酸ナトリウム(930mg)、tert−ブチルヒドロペルオキシド(2mL)を加え、室温にて24時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水を加えて有機層を抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。その後シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(38mg)を得た。
TLC:Rf 0.57 (酢酸エチル:メタノール=10:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 3.91, 5.16, 6.76, 7.17, 8.34。
実施例129:N−{4−[4−アミノ−7−メチル−6−(トリフルオロメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド
Figure 2015068767
実施例128で製造した化合物(8mg)および実施例5で製造した化合物(8mg)を用いて、実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(10mg)を得た。
TLC:Rf 0.59 (酢酸エチル:メタノール=10:1);
1H-NMR (CDCl3):δ 2.09-2.13, 2.55-2.64, 3.92, 4.92, 7.26-7.29, 7.35, 7.61-7.69, 7.80, 8.37, 9.33, 11.50。
実施例130:N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−2,5,6,7−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピリジン−3−カルボキサミド
メチル 2,5−ジオキソ−2,5,6,7−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピリジン−3−カルボキシラート(400mg)、フェニルホウ酸(470mg)、および実施例3で製造した化合物(68mg)を用いて、実施例27→実施例23→実施例6と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(95mg)を得た。
TLC:Rf 0.44 (ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.56-2.63, 2.69-2.77, 3.72, 6.06, 7.29, 7.42, 7.55, 7.59-7.69, 7.80, 8.13, 8.58, 11.47。
実施例130(1)〜130(2)
メチル 2,5−ジオキソ−2,5,6,7−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピリジン−3−カルボキシラート、フェニルホウ酸、および実施例3で製造した化合物の代わりに相当するピロロピリミジン誘導体を用いて、実施例130と同様の目的の操作に付すことにより、下記実施例化合物を得た。
実施例130(1):N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−2,5,6,7−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピリジン−3−カルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.64分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.11, 2.59-2.67, 2.72-2.84, 4.14, 4.88, 6.13, 7.32, 7.49, 7.58-7.73, 7.85, 8.17, 8.64, 11.53。
実施例130(2):N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−2,5,6,7−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ピリジン−3−カルボキサミド
(LC-MS/ELSD):(保持時間:0.61分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 2.54-2.65, 2.68-2.79, 3.74, 6.21, 7.40, 7.51-7.72, 7.84-7.95, 8.16, 8.35, 8.38-8.41, 8.64, 11.87。
実施例131:N−{4−[4−アミノ−7−(3−ヒドロキシシクロペンチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例13で製造した化合物(530mg)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(410mg)および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体(72mg)を用いて、実施例53→実施例2→実施例6→実施例55→実施例3と同様の目的の操作に付すことにより、物性値を有する下記標題化合物(35mg)を得た。
(LC-MS/ELSD):(保持時間:4.00分);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.74-1.85, 1.99-2.17, 2.30-2.45, 4.22-4.26, 5.00, 5.12-5.20, 6.06, 6.72, 7.44, 7.47, 7.52-7.60, 7.79, 8.11, 8.12, 8.60, 12.03。
実施例132:N−[4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−[(1S)−1−フェニルエチル]−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
5−(4−アミノフェニル)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(100mg)および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体(68mg)を用いて、実施例6→実施例17と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(71mg)を得た。
TLC:Rf 0.66 (酢酸エチル:メタノール=5:1);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.78, 6.19, 6.36, 6.66, 7.26, 7.29-7.42, 7.45, 7.79, 8.12, 8.47, 11.89, 12.19。
実施例132(1):N−[4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−4,6−ジメチル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
5−(4−アミノフェニル)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(100mg)および実施例5で製造した化合物の代わりに相当するカルボン酸誘導体(68mg)を用いて、実施例132と同様の目的の操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(44mg)を得た。
TLC:Rf 0.56 (酢酸エチル:メタノール=5:1);
1H-NMR (DMSO-d6):δ 1.94, 2.37, 5.99, 6.36, 7.18, 7.29, 7.39, 7.46-7.59, 7.74, 8.08, 11.02, 11.74。
[実験例]
以下に生物学的実験例を示し、これらの実験方法に基づいて、本発明化合物の効果を確認した。
生物学的実験例1:Axl阻害活性の測定(in vitro試験)
Axl酵素阻害活性の測定は、LanthaScreen(登録商標)system(Invitrogen社)により、添付の説明書に準じて実施した。使用した試薬を以下に示した。
反応緩衝液:50mmol/L HEPES(pH7.5)、0.01%Brij35、10mmol/L MgCl2及び1mmol/L EGTAを含む溶液を、精製水を用いて調製した。
被験物質溶液:各濃度の被験化合物のDMSO溶液を反応緩衝液にて20倍希釈し、最終濃度の5倍濃度の被験化合物を含む溶液を調製した。
酵素液:400ng/mL Axl酵素を含む溶液を、反応緩衝液を用いて調製した。
基質液:45μmmol/L ATP及び500nmmol/L Fluorescein−Poly GT(Invitrogen社)を含む溶液を、反応緩衝液を用いて調製した。
検出液:20mM EDTA及び4nM PY20(Invitrogen社)を含む溶液をDilution B(Invitrogen社)を用いて調製した。
96ウェルプレート(Nunc社)に10mmol/Lの被験化合物のDMSO溶液を分注し、さらにDMSOで3倍公比の希釈系列を調製した。測定用の96ウェルプレートの各ウェルに、Blank群及び媒体群にはDMSOを含む反応緩衝液を、被験物質群には被験物質溶液を5μLずつ添加した。次に、Blank群には反応緩衝液を、媒体群及び被験化合物群には酵素液を各ウェル10μLずつ添加後、室温にて10分間撹拌した。撹拌終了後、基質液を各ウェルに10μLずつ添加し、室温・遮光下にて1時間撹拌した。反応終了後、各ウェルに検出液を25μLずつ添加し、室温・遮光下にて30分間静置した。静置後、Analyst GT(Molecular Devices社)を用いて励起光340nmを照射した時の520nm及び495nmの蛍光強度を測定し、人工基質のリン酸化を時間分解蛍光共鳴エネルギー転移(TR−FRET)により定量化した。ウェル毎に520nm蛍光シグナルを495nm蛍光シグナルで除算してTR−FRET比を算出し、以下の式により被験化合物群での阻害率(%)を算出した。
Figure 2015068767
A:Blank群のTR−FRET比の平均値
B:媒体群のTR−FRET比の平均値
被験化合物の50%阻害率の値(IC50値)は、被験化合物の各濃度における阻害率に基づく阻害曲線から算出した。
その結果、本発明化合物において、例えば、実施例45(24)、実施例26、および実施例30の化合物のIC50値は、それぞれ0.0097μM、0.0017μMおよび0.0080μMであった。
生物学的実施例2:Axlを安定発現したマウスプロB細胞株(Ba/F3 Axl)を
用いた増殖抑制率の測定
96ウェルプレートに0.1mmol/Lの被験化合物のDMSO溶液を分注し、さらにDMSOで3倍公比の希釈系列を調製した。各濃度の被験化合物のDMSO溶液をRPMI1640培地(10%HI−FBS、1%ペニシリン含有)でさらに500倍希釈して最終濃度の500倍濃度の被験化合物を含む被験化合物希釈溶液を調製した。測定用の96ウェルプレート(BD Bioscience社)の各ウェルに、Blank群にはRPMI培地を、媒体群には0.2%DMSOを含むRPMI培地を、被験化合物群には被験化合物希釈溶液をそれぞれ50μLずつ添加した。Ba/F3 Axlを、2×10細胞数/mLの密度になるよう培地で希釈し、細胞懸濁液を調製した。測定用の96ウェルプレートの各ウェルに、Blank群にはRPMI培地を、媒体群及び被験化合物群には細胞懸濁液をそれぞれ50μLずつ添加し、37℃、5%CO2で48時間静置した。静置終了後、CELLTITER−GLO(登録商標)LUMINESCENT CELL VIABILITY ASSAY(Promega社)を使用して相対発光単位(RLU;Relative Light Unit)を測定した。測定は添付の説明書に準じて実施した。各ウェルに100μLの発光液を添加し室温にて3分間プレートを撹拌後、室温・遮光下にて10分間静置し、マイクロプレートリーダー(SpectraMax M5e、Molecular Devices社)を用いてRLUを測定した。Blank群及び媒体群のRLUの平均値を算出し、以下の式で被験化合物群の増殖抑制率を算出した。
Figure 2015068767
A:Blank群のRLUの平均値
B:媒体群のRLUの平均値
被験化合物の50%阻害率の値(IC50値)は、被験化合物の各濃度における阻害率に基づく阻害曲線から算出した。
その結果、本発明化合物において、例えば、実施例45(24)、実施例26、および実施例30の化合物のIC50値は、それぞれ0.0070μM、0.0008μMおよび0.0106μMであった。
[製剤例]
製剤例1
以下の各成分を常法により混合した後打錠して、一錠中に10mgの活性成分を含有する錠剤1万錠を得た。
・N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−6−[(2−ブチノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド…100g
・カルボキシメチルセルロースカルシウム(崩壊剤) … 20g
・ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤) … 10g
・微結晶セルロース … 870g
製剤例2
以下の各成分を常法により混合した後、除塵フィルターでろ過し、5mlずつアンプルに充填し、オートクレーブで加熱滅菌して、1アンプル中20mgの活性成分を含有するアンプル1万本を得た。
・N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド トリフルオロアセタート…200g
・マンニトール … 20g
・蒸留水 … 50L
本発明化合物は、強力なAxl阻害活性を有するため、Axl関連疾患、例えば、癌、腎臓疾患、免疫系疾患、循環器系疾患の治療に有用である。

Claims (13)

  1. 一般式(I)
    Figure 2015068767
    [式中、R1は(1)1〜5個のR11で置換されていてもよいC1〜8アルキル基、(2)1〜5個のR12で置換されていてもよいC3〜7の炭素環、または(3)1〜5個のR13で置換されていてもよい4〜7員のヘテロ環を表し、
    ここで、R1で表されるC1〜8アルキル基が分枝鎖アルキル基の場合、同一の炭素原子から分枝したC1〜3アルキル基は一緒になってC3〜7の飽和炭素環を形成してもよく、
    2は(1)1〜5個のR21で置換されていてもよいC1〜8アルキル基、(2)1〜5個のR22で置換されていてもよいC2〜8アルケニル基、(3)1〜5個のR23で置換されていてもよいC2〜8アルキニル基、(4)−OR24基、(5)1〜5個のR25で置換されていてもよいC3〜7の炭素環、(6)1〜5個のR26で置換されていてもよい4〜7員のヘテロ環、(7)ハロゲン原子、(8)C(O)R27基、または(9)C(O)NR2829基を表し、
    ここで、mが2以上であり、R2が隣り合う炭素原子上にあり、かつR2がアミノ基で置換されていてもよいC1〜3アルキル基、またはアミノ基で置換されていてもよいC2〜3アルケニル基を表すとき、隣り合う炭素原子に結合するR2は当該炭素原子と一緒になって、1〜3個のR20で置換されていてもよい5〜7員の環状基を形成してもよく、
    3は(1)C1〜4アルキル基、(2)ハロゲン原子、(3)C1〜4ハロアルキル基、または(4)−OR31基を表し、
    4は(1)水素原子、(2)1〜5個のR41で置換されていてもよいC1〜8アルキル基、(3)1〜5個のR42で置換されていてもよいC3〜10の炭素環、または(4)1〜5個のR43で置換されていてもよい4〜10員のヘテロ環を表し、
    5は(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、(3)ハロゲン原子、または(4)C1〜4ハロアルキル基を表し、
    11は(1)−OR101基、(2)SO2102基、(3)NR103104基、または(4)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜7の炭素環を表し、
    12は(1)アミノ基で置換されていてもよいC1〜4アルキル基、(2)C1〜4ハロアルキル基、(3)ハロゲン原子を表し、
    13は(1)アミノ基で置換されていてもよいC1〜4アルキル基、(2)C1〜4ハロアルキル基、(3)ハロゲン原子を表し、
    101は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    102は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    103およびR104はそれぞれ独立して、(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    20は(1)C1〜4アルキル基、(2)ハロゲン原子、(3)C1〜4ハロアルキル基、(4)オキソ基、(5)−OR201基、または(6)COOR205基を表し、ここで、2個のR20がC1〜3アルキル基を表し、かつ同一の炭素原子上にあるとき、当該R20は一緒になってC3〜7の飽和炭素環を形成してもよく、
    21、R22、およびR23はそれぞれ独立して、(1)ハロゲン原子、(2)−OR202、または(3)NR203204を表し、
    24は(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、または(3)4〜10員のヘテロ環を表し、
    25およびR26はそれぞれ独立して、(1)C1〜4アルキル基、または(2)ハロゲン原子を表し、
    27は(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、または(3)C3〜7の炭素環を表し、
    28およびR29はそれぞれ独立して、(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、または(3)C3〜7の炭素環を表し、
    201は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    202は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    203およびR204はそれぞれ独立して、(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、または(3)C(O)R210基を表し、
    205は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    210は(1)NR211212またはシアノ基で置換されていてもよいC1〜4アルキル基、(2)NR213214またはシアノ基で置換されていてもよいC2〜4アルケニル基、または(3)NR215216またはシアノ基で置換されていてもよいC2〜4アルキニル基を表し、
    211、R212、R213、R214、R215およびR216はそれぞれ独立して、(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    31は(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、または(3)C1〜4ハロアルキル基を表し、
    41は(1)−OR401基、(2)SO2402基、(3)NR403404基、または(4)1〜3個のR405で置換されていてもよい5〜7員の環状基を表し、
    42は(1)水酸基またはNR406407基で置換されていてもよいC1〜4アルキル基、(2)ハロゲン原子、(3)水酸基、または(4)オキソ基を表し、
    43は(1)水酸基またはNR408409基で置換されていてもよいC1〜4アルキル基、(2)ハロゲン原子、(3)水酸基、または(4)オキソ基を表し、
    401は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    402は(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    403およびR404はそれぞれ独立して、(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    405は(1)ハロゲン原子、(2)水酸基、(3)アミノ基、または(4)C1〜4アルキル基を表し、
    406、R407、R408およびR409はそれぞれ独立して、(1)水素原子、または(2)C1〜4アルキル基を表し、
    ring1は5〜7員の環状基を表し、
    11、R12、R13、R20、R21、R22、R23、R25、R26、R41、R42、R43、またはR405は、いずれも複数のとき、同じでも異なっていてもよく、
    mは0〜3の整数を表し、
    nは0〜3の整数を表し、
    mが2以上のとき、複数のR2は同じでも異なっていてもよく、
    nが2以上のとき、複数のR3は同じでも異なっていてもよい。]で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド体、またはそれらのプロドラッグ。
  2. ring1がベンゼン、またはピリジンである請求項1に記載の化合物。
  3. 一般式(I−1)
    Figure 2015068767
    (式中、ring1−1はベンゼン、またはピリジンを表し、その他の記号は請求項1記載と同じ意味を表す。)で示される請求項1記載の化合物。
  4. (1)N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2’,5’−ジオキソ−1’−フェニル−2’,5’,6’,8’−テトラヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,7’−キノリン]−3’−カルボキサミド、(2)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(3)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−6−[(2−ブチノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(4)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(5)N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(6)N−{4−[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(7)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(8)N−[4−{4−アミノ−7−[cis−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}フェニル)−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(9)N−[5−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−ピリジニル]−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミド、(10)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(11)N−[4−(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−4−エトキシ−1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(12)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−5−シクロプロピル−2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド、(13)N−[4−(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル]−7−(2−ブチノイル)−2−オキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,7−ナフチリジン−3−カルボキサミド、または(14)N−{4−[4−アミノ−7−メチル−6−(トリフルオロメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]フェニル}−2,5−ジオキソ−1−フェニル−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−キノリンカルボキサミドである請求項1乃至3に記載の化合物。
  5. 請求項1記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド体、またはそれらのプロドラッグを含有してなる医薬組成物。
  6. Axl阻害剤である請求項5記載の医薬組成物。
  7. Axl関連疾患の予防および/または治療剤である請求項6記載の医薬組成物。
  8. Axl関連疾患が、癌、腎臓疾患、免疫系疾患、または循環器系疾患である請求項7記載の医薬組成物。
  9. 癌が、急性骨髄性白血病、メラノーマ、乳癌、膵臓癌、または神経膠腫である請求項8記載の医薬組成物。
  10. 腫瘍細胞の転移抑制剤である請求項5記載の医薬組成物。
  11. 請求項1記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド、またはそれらのプロドラッグの有効量を哺乳動物に投与することを特徴とする、Axl関連疾患の予防および/または治療、または腫瘍細胞の転移抑制方法。
  12. Axl関連疾患の予防および/または治療、または腫瘍細胞の転移抑制のための請求項1記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド、またはそれらのプロドラッグ。
  13. Axl関連疾患の予防および/または治療剤、または腫瘍細胞の転移抑制剤を製造するための請求項1記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、その溶媒和物、そのN−オキシド、またはそれらのプロドラッグの使用。
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