JPWO2014083914A1 - 撮像装置及び合焦制御方法 - Google Patents

撮像装置及び合焦制御方法 Download PDF

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Abstract

被写体を撮影する環境や撮影時の撮影条件等によって最適なAF方式を選択して撮像品質を向上させる撮像装置及び合焦制御方法を提供する。撮像装置のシステム制御部11は、F値について設定される判定閾値と、AF指示がなされた場合における設定F値との大小関係にしたがって、位相差AF方式による合焦制御とコントラストAF方式による合焦制御のいずれかを選択して行う。システム制御部11は、判定閾値を、AF指示がなされた場合における露出値に応じて可変する。

Description

本発明は、位相差AFとコントラストAFを併用する撮像装置及び合焦制御方法に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子の高解像度化に伴い、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、スマートフォン等の携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant,携帯情報端末)等の撮影機能を有する情報機器の需要が急増している。なお、以上のような撮像機能を有する情報機器を撮像装置と称する。
これら撮像装置では、主要な被写体に焦点を合わせる合焦制御方法として、コントラストAF(Auto Focus、自動合焦)方式や位相差AF方式が採用されている。これまでに、位相差AF方式とコントラストAF方式とを併用する撮像装置も提案されている(例えば、特許文献1〜4)。
特許文献1には、電子ズームの使用の有無に応じて、コントラストAFを行うか、コントラストAFと位相差AFを組み合わせて行うかを選択する撮像装置が記載されている。
特許文献2には、装着されるレンズの種類や被写体のコントラストに応じて、コントラストAFを行うか位相差AFを行うかを選択する撮像装置が記載されている。
特許文献3には、被写体の周波数に応じて、コントラストAFを行うか位相差AFを行うかを選択する撮像装置が記載されている。
特許文献4には、露出条件に応じて、コントラストAFを行うか位相差AFを行うかを選択する撮像装置が記載されている。
日本国特開2005−77959号公報 国際公開WO2009/104390号公報 日本国特開2009−63921号公報 日本国特開2012−49201号公報
特許文献1〜4に記載の撮像装置は、いずれも、あるパラメータが閾値以上であれば位相差AFを行い、そのパラメータが閾値未満であればコントラストAFを行うといったように、固定の閾値に応じてAF方式を切り替えている。しかし、閾値が固定では、位相差AFを行った方がよい撮影条件のときにコントラストAFが行われたり、逆に、コントラストAFを行った方がよい撮影条件のときに位相差AFが行われたりする可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被写体を撮影する環境や撮影時の撮影条件等によって最適なAF方式を選択して撮像品質を向上させることのできる撮像装置及び合焦制御方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、フォーカスレンズを含む撮像光学系を介して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、上記撮像素子により撮像される被写体のコントラスト又は明るさと相関のある複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータについて設定される判定閾値と、上記フォーカスレンズの合焦制御を行う指示がなされた場合における上記いずれかのパラメータの値との関係にしたがって、位相差AF方式により上記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第一の合焦制御と、コントラストAF方式により上記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第二の合焦制御とのいずれかを選択して実行する合焦制御部と、上記判定閾値を予め決められた条件に応じて可変する判定閾値可変部と、を備え、上記複数のパラメータは、被写体条件に関するパラメータ及び上記撮像装置に設定される撮像条件に関するパラメータを含むものである。
本発明の合焦制御方法は、撮像素子により撮像される被写体のコントラスト又は明るさと相関のある複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータについて設定される判定閾値と、上記撮像素子の前方に配置されるフォーカスレンズの合焦制御を行う指示がなされた場合における上記いずれかのパラメータの値との関係にしたがって、位相差AF方式により上記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第一の合焦制御と、コントラストAF方式により上記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第二の合焦制御とのいずれかを選択して実行する合焦制御ステップと、上記判定閾値を予め決められた条件に応じて可変する判定閾値可変ステップと、を備え、上記複数のパラメータは、被写体条件に関するパラメータ及び撮像条件に関するパラメータを含むものである。
例えば特許文献3に記載された撮像装置は、装着されるレンズの種類によって、コントラストAFを行うか、ハイブリッドAF(コントラストAFと位相差AFの併用方式)又は位相差AFを行うかを切り替えている。この撮像装置では、一旦レンズが装着された後は、被写体を撮影する環境や撮影時の撮影条件等に関わらず、コントラストAFとハイブリッドAFのどちらかが行われる。この撮像装置と比較すると、本発明は、一旦レンズが装着された後でも、被写体を撮影する環境や撮影時の撮影条件等によって最適なAF方式を選択して撮像品質を向上させることができる。
本発明によれば、被写体を撮影する環境や撮影時の撮影条件等によって最適なAF方式を選択して撮像品質を向上させることのできる撮像装置及び合焦制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示す図 図1に示すデジタルカメラに搭載される固体撮像素子5の平面構成を示す部分拡大図 図1に示すデジタルカメラに搭載される固体撮像素子5の全体構成を示す平面模式図 位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値の設定例を説明する図 位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値の別の設定例を説明する図 位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値の別の設定例を説明する図 位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図 位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図 位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図 位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図 位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図 位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図 図1に示すデジタルカメラのAF動作を説明するためのフローチャート 撮像装置としてのスマートフォンを説明する図 図14のスマートフォンの内部ブロック図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示す図である。
図1に示すデジタルカメラは、撮像光学系としてのレンズ装置100と、レンズ装置100が装着される不図示のマウント機構を備えたカメラ本体200とを備える。
レンズ装置100は、フォーカスレンズ及びズームレンズ等を含む撮影レンズ1と、絞り2と、レンズ駆動部8と、絞り駆動部9とを含む。撮影レンズ1は少なくともフォーカスレンズを含んでいればよい。
レンズ装置100は、カメラ本体200に着脱可能であり、他のものに交換可能となっている。
カメラ本体200は、レンズ装置100を介して被写体を撮像するCCD型やCMOS型等の固体撮像素子5と、固体撮像素子5の出力に接続された相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部6と、アナログ信号処理部6から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路7とを備える。アナログ信号処理部6及びA/D変換回路7は、システム制御部11によって制御される。アナログ信号処理部6及びA/D変換回路7は固体撮像素子5に内蔵されることもある。
デジタルカメラの電気制御系全体を統括制御するシステム制御部11は、レンズ駆動部8を制御して撮影レンズ1に含まれるフォーカスレンズの位置を調整したり、撮影レンズ1に含まれるズームレンズの位置の調整を行ったりする。更に、システム制御部11は、絞り駆動部9を介して絞り2の開口量を制御することにより、露光量の調整を行う。
また、システム制御部11は、撮像素子駆動部10を介して固体撮像素子5を駆動し、撮影レンズ1を通して撮像した被写体像を撮像画像信号として出力させる。システム制御部11には、操作部14を通してユーザからの指示信号が入力される。
このシステム制御部11は、機能ブロックとして、合焦制御部11Aと、判定閾値可変部11Bとを有する。合焦制御部11Aは、後述する様に、コントラストAF処理部18と位相差AF処理部19のいずれか一方を選択し、選択した処理部によって決定された合焦位置にしたがって、撮影レンズ1の合焦制御を行う。判定閾値可変部11Bは、後述する判定閾値を予め決められた条件に応じて可変する。
更に、このデジタルカメラの電気制御系は、メインメモリ16と、メインメモリ16に接続されたメモリ制御部15と、A/D変換回路7から出力される撮像画像信号に対し、補間演算、ガンマ補正演算、及びRGB/YC変換処理等を行って撮影画像データを生成するデジタル信号処理部17と、コントラストAF方式により合焦位置を決定するコントラストAF処理部18と、位相差AF方式により合焦位置を決定する位相差AF処理部19と、着脱自在の記録媒体21が接続される外部メモリ制御部20と、カメラ背面等に搭載された表示部23が接続される表示制御部22と、を備える。メモリ制御部15、デジタル信号処理部17、コントラストAF処理部18、位相差AF処理部19、外部メモリ制御部20、及び表示制御部22は、制御バス24及びデータバス25によって相互に接続され、システム制御部11からの指令によって制御される。
図2は、図1に示すデジタルカメラに搭載される固体撮像素子5の平面構成を示す部分拡大図である。
固体撮像素子5は、受光面上の行方向X及びこれに直交する列方向Yに二次元状に配列された多数の画素51(図中の各正方形のブロック)を備えている。図2では全ての画素51は図示していないが、実際には、数百万〜1千数万個程度の画素51が二次元状に配列される。固体撮像素子5により撮像を行うと、この多数の画素51の各々から出力信号が得られる。
各画素51は、フォトダイオード等の光電変換部と、この光電変換部上方に形成されたカラーフィルタとを含む。
図2では、赤色光を透過するカラーフィルタ(Rフィルタ)を含む画素51には“R”の文字を付し、緑色光を透過するカラーフィルタ(Gフィルタ)を含む画素51には“G”の文字を付し、青色光を透過するカラーフィルタ(Bフィルタ)を含む画素51には“B”の文字を付している。
多数の画素51は、行方向Xに並ぶ複数の画素51からなる画素行を、列方向Yに複数個並べた配列となっている。そして、奇数行の画素行と偶数行の画素行は、各画素行の画素51の配列ピッチの略1/2、行方向Xにずれている。
奇数行の画素行の各画素51に含まれるカラーフィルタの配列は全体としてベイヤ配列となっている。また、偶数行の画素行の各画素51に含まれるカラーフィルタの配列も全体としてベイヤ配列となっている。奇数行にある画素51と、この画素51に対して右下に隣接する、この画素51と同色光を検出する画素51とがペアを構成する。本明細書において“隣接する2つの画素”とは、中心同士を結ぶ線分の長さが最短となる2つの画素のことを言う。
このような画素配列の固体撮像素子5によれば、ペアを構成する2つの画素51の出力信号を加算することでカメラの高感度化を図ることができる。また、ペアを構成する2つの画素51の露光時間を変え、かつ、この2つの画素51の出力信号を加算することでカメラの広ダイナミックレンジ化を図ることができる。
固体撮像素子5では、上記ペアのうちの一部を位相差検出用画素のペア(以下、位相差ペアともいう)としている。各位相差ペアは、図2の例では、斜めに隣接する位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51Lとで構成される。位相差ペアは、隣接する同色画素のペアに限らず、例えば1,2画素や数画素程度離れた近接する同色画素のペアとしても良い。
位相差検出用画素51Rは、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方(例えば瞳領域の右半分を通過した光束)を受光し受光量に応じた信号を出力する。つまり、固体撮像素子5に設けられた位相差検出用画素51Rは、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方によって形成される像を撮像するものとなる。
位相差検出用画素51Lは、上記一対の光束の他方(例えば瞳領域の左半分を通過した光束)を受光し受光量に応じた信号を出力する。つまり、固体撮像素子5に設けられた位相差検出用画素51Lは、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の他方によって形成される像を撮像するものとなる。
なお、位相差検出用画素51R,51L以外の複数の画素51(以下、撮像用画素という)は、撮影レンズ1の瞳領域のほぼ全ての部分を通過した光束によって形成される像を撮像するものとなる。以下では、撮像用画素51のうち、Rフィルタを搭載するものをR画素51、Gフィルタを搭載するものをG画素51、Bフィルタを搭載するものをB画素51ともいう。
各画素51の光電変換部上方には、遮光膜が設けられる。この遮光膜には、光電変換部の受光面積を規定する開口が形成されている。
撮像用画素51の開口(図2において符号aで示す)の中心は、撮像用画素51の光電変換部の中心(正方形のブロックの中心)と一致している。なお、図2では、図を簡略化するために、撮像用画素51については一箇所のみに開口aを図示している。
これに対し、位相差検出用画素51Rの開口(図2において符号cで示す)の中心は、位相差検出用画素51Rの光電変換部の中心に対し右側に偏心している。位相差検出用画素51Lの開口(図2において符号bで示す)の中心は、位相差検出用画素51Lの光電変換部の中心に対して左側に偏心している。
固体撮像素子5では、緑色のカラーフィルタが搭載される画素51の一部が位相差検出用画素51R又は位相差検出用画素51Lとなっている。
位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51Lは、それぞれ、画素51が配置される領域において離散的及び周期的に配置されている。
位相差検出用画素51Rは、図2の例では、偶数行の画素行の一部(図2の例では、3画素行おきに並ぶ4つの画素行)において、行方向Xに3つの画素おきに配置されている。位相差検出用画素51Lは、図2の例では、奇数行の画素行の一部(位相差検出用画素51Rを含む画素行の隣にある画素行)において、行方向Xに、位相差検出用画素51Rと同じ周期で配置されている。
このような構成により、遮光膜の開口bを通って画素51Lに受光される光は、図2の紙面上方に設けられる撮影レンズ1の被写体から見て左側からの光、すなわち被写体を右眼で見た方向から来た光が主となる。また、遮光膜の開口cを通って画素51Rに受光される光は、撮影レンズ1の被写体から見て右側からの光、すなわち被写体を左眼で見た方向から来た光が主となる。
即ち、全ての位相差検出用画素51Rによって、被写体を左眼で見た撮像画像信号を得ることができ、全ての位相差検出用画素51Lによって、被写体を右眼で見た撮像画像信号を得ることができる。このため、両者を組み合わせ相関演算することで位相差情報を求めることが可能になる
なお、位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51Lは、遮光膜の開口を逆方向に偏心させることで位相差情報を得るようにしている。しかし、位相差情報を得るための構造はこれに限らず、よく知られているものを採用することができる。例えば、位相差ペアに共通の1つのマイクロレンズ(トップレンズ)を搭載する構造でも良い。
図3は、図1に示すデジタルカメラに搭載される固体撮像素子5の全体構成を示す平面模式図である。
固体撮像素子5は、全ての画素51が配置される受光面50を有する。そして、この受光面50に、位相差情報を取得する対象となる位相差検出エリア(以下、AFエリアという)52が図2の例では9つ設けられている。
AFエリア52は、Rフィルタ搭載の撮像用画素51(R画素51)、Gフィルタ搭載の撮像用画素51(G画素51)、及びBフィルタ搭載の撮像用画素51(B画素51)と、複数の位相差ペアとを含むエリアである。
受光面50のうちAFエリア52を除く部分には、撮像用画素51だけが配置される。なお、AFエリア52は、受光面50に隙間無く設けてあってもよい。
図1に示す位相差AF処理部19は、9つのAFエリア52の中からユーザ操作等により選択された1つのAFエリア52にある位相差検出用画素51L及び位相差検出用画素51Rから読み出される出力信号群を用いて、上記一対の光束によって形成される2つの像の相対的な位置ずれ量である位相差量を演算する。そして、この位相差量に基づいて、撮影レンズ1の焦点調節状態、ここでは合焦状態から離れている量と合焦状態から離れている方向、すなわちデフォーカス量を求める。位相差AF処理部19は、このデフォーカス量からフォーカスレンズの合焦位置を決定する。
図1に示すコントラストAF処理部18は、9つのAFエリア52の中からユーザ操作等により選択された1つのAFエリア52によって撮像される画像を解析し、周知のコントラストAF方式によって撮影レンズ1の合焦位置を決定する。
即ち、コントラストAF処理部18は、システム制御部11の制御によって撮影レンズ1のフォーカスレンズ位置を動かしながら、動かした位置毎に得られる画像のコントラスト(明暗差)を求める。そして、コントラストが最大となるフォーカスレンズ位置を合焦位置として決定する。
なお、AFエリア52は1つだけでなく、連続して並ぶ複数個を選択できるようにしてもよい。
図1に示すシステム制御部11は、合焦制御部11Aにより、固体撮像素子5により撮像される被写体(選択されたAFエリア52によって撮像される被写体)のコントラスト又は明るさと相関のある複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータについて設定される判定閾値と、合焦制御を行う指示がなされた場合における上記いずれかのパラメータの値との関係にしたがって、コントラストAF処理部18と位相差AF処理部19のいずれか一方を選択する。そして、選択したコントラストAF処理部18又は位相差AF処理部19に合焦位置を決定させ、決定された合焦位置に基づいて、撮影レンズ1のフォーカスレンズを合焦位置に制御する。
撮像される被写体のコントラスト又は明るさと相関のあるパラメータは、撮像された被写体画像のコントラスト値又は輝度値等の被写体によって決まる被写体条件に関するパラメータと、被写体を撮像するときの撮像光学系のF値、焦点距離、フォーカスレンズ位置、又は固体撮像素子5の露出値等のカメラに設定される撮像条件に関するパラメータとを含む。
また、システム制御部11は、判定閾値可変部11Bにより、上記判定閾値を予め決められた条件に応じて可変する。例えば、システム制御部11は、上記複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータ以外のパラメータ、位相差検出用画素51R,51Lによって位相差を検出する対象となる被写体のサイズ(選択されたAFエリア52の列方向Yにおける幅)、カメラに設定された撮像解像度、及び被写体の空間周波数の少なくとも1つに応じて上記判定閾値を可変する。
図4は、位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値の設定例を説明する図である。
図4の例では、固体撮像素子5の露出値(EV)に対して判定閾値を設定し、その判定閾値を撮像光学系のF値に応じて可変としている。
FIG4Aに示すように、システム制御部11は、F値=F1.4に設定されているときは、設定されたEV値が判定閾値a未満の範囲ではコントラストAF処理部18を選択し、設定されたEV値が判定閾値a以上の範囲では位相差AF処理部19を選択する。
また、FIG4Bに示すように、システム制御部11は、F値=F5.6に設定されているときは、判定閾値をaよりも大きいbに設定する。
F値が大きいと、固体撮像素子5に入射する光量が減少する。位相差AF処理部19は、位相差検出用画素51R,51Lの出力信号を用いて位相差量を演算するが、位相差検出用画素51R,51Lは撮像用画素51に比べて感度が低い。そのため、入射光量が減少すると、位相差量の演算精度を維持できなくなる。そこで、図4に示すように、F値が大きいときには、判定閾値を大きくして、コントラストAFの方が選択される可能性を高くすることで、AF精度の低下を防ぐことができる。
なお、図4において判定閾値を決めるパラメータを、被写体を撮像して得られる画像信号の輝度値に置き換えても、同様の効果を得ることができる。
図5は、位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値の別の設定例を説明する図である。
図5の例では、固体撮像素子5のF値に対して判定閾値を設定し、その判定閾値を固体撮像素子5の露出値に応じて可変としている。
FIG5Aに示すように、システム制御部11は、EV値=6に設定されているときは、設定されたF値が判定閾値a未満の範囲では位相差AF処理部19を選択し、設定されたF値が判定閾値a以上の範囲ではコントラストAF処理部18を選択する。
また、FIG5Bに示すように、システム制御部11は、EV値=3に設定されているときは、判定閾値をaよりも小さいbに設定する。
EV値が小さいと、固体撮像素子5に入射する光量が減少する。そこで、図5に示すように、EV値が小さいときには、判定閾値を小さくして、コントラストAFの方が選択される可能性を高くすることで、AF精度の低下を防ぐことができる。
図6は、位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値の別の設定例を説明する図である。
図6の例では、撮像される被写体のコントラスト値に対して判定閾値を設定し、その判定閾値を撮像光学系のF値に応じて可変としている。
FIG6Aに示すように、システム制御部11は、F値がF1.4のときは、選択されたAFエリア52によって撮像される被写体のコントラスト値が判定閾値a未満の範囲ではコントラストAF処理部18を選択し、コントラスト値が判定閾値a以上の範囲では位相差AF処理部19を選択する。
また、FIG6Bに示すように、システム制御部11は、F値が5.6のときは、判定閾値をaよりも大きいbに設定する。
この図6の例でも、AF精度の低下を防ぐことができる。
図7は、位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図である。
図7の例では、撮像光学系のF値に対して判定閾値を設定し、その判定閾値を撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置(フォーカス位置)に応じて可変としている。
FIG7Aに示すように、システム制御部11は、フォーカス位置がINFであるときは、設定されたF値が判定閾値a未満の範囲では位相差AF処理部19を選択し、設定されたF値が判定閾値a以上の範囲ではコントラストAF処理部18を選択する。
また、FIG7Bに示すように、システム制御部11は、フォーカス位置がMODであるときは、判定閾値をaよりも小さいbに設定する。
レンズ装置には、設定F値が同じであっても、フォーカス位置がMOD側に近いほど、固体撮像素子5に入射する光量は減少するものがある。このようなレンズ装置に対応するため、図7に示すように、フォーカス位置がMOD側に近いほど判定閾値を小さくすることで、AF精度の低下を防ぐことができる。
AFエリア52には、位相差ペアの行が列方向Yに複数個並んでおり、位相差AF処理部19は、この位相差ペアの行毎に、相関演算によって位相差量を算出し、算出した行毎の位相差量を例えば平均して、最終的な位相差量を求める。つまり、AFエリア52に含まれる位相差ペアの行が多いほど、位相差量の演算精度は高くなる。
したがって、選択されたAFエリア52の列方向Yにおける幅(AFエリアサイズ)を、判定閾値を決めるパラメータとすることもできる。
図8は、位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図である。
図8の例では、撮像光学系のF値に対して判定閾値を設定し、その判定閾値をAFエリアサイズに応じて可変としている。
FIG8Aに示すように、システム制御部11は、AFエリアサイズが大であるときは、設定されたF値が判定閾値a未満の範囲では位相差AF処理部19を選択し、設定されたF値が判定閾値a以上の範囲ではコントラストAF処理部18を選択する。
また、FIG8Bに示すように、システム制御部11は、AFエリアサイズが小であるときは、判定閾値をaよりも小さいbに設定する。
このようにすることで、最適なAF方式が選択されることになり、AF精度を向上させることができる。
動画撮影や連写撮影等の撮影速度を優先させるモードにおいては、撮像される画像の解像度は低く設定される。解像度が低いということは、AF精度が多少悪くても、撮像画像に対する影響は少なくなる。したがって、設定される撮像解像度を、判定閾値を決めるパラメータとすることもできる。
図9は、位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図である。
図9の例では、撮像光学系のF値に対して判定閾値を設定し、その判定閾値を撮像解像度に応じて可変としている。
FIG9Aに示すように、システム制御部11は、撮像解像度が低いときは、設定されたF値が判定閾値a未満の範囲では位相差AF処理部19を選択し、設定されたF値が判定閾値a以上の範囲ではコントラストAF処理部18を選択する。
また、FIG9Bに示すように、システム制御部11は、撮像解像度が高いときは、判定閾値をaよりも大きいbに設定する。
このようにすることで、撮像解像度に応じて最適なAF方式が選択されることになり、AF精度を向上させることができる。
撮像光学系の焦点距離が長い場合は、撮像光学系の焦点距離が短い場合と比較すると、撮像される主要被写体のサイズが大きくなるため、コントラストが低下する。したがって、撮像光学系の焦点距離を、判定閾値を決めるパラメータとすることもできる。
図10は、位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図である。
図10の例では、撮像光学系のF値に対して判定閾値を設定し、その判定閾値を被写体の空間周波数に応じて可変としている。
FIG10Aに示すように、システム制御部11は、被写体の空間周波数が低いときは、設定されたF値が判定閾値a未満の範囲では位相差AF処理部19を選択し、設定されたF値が判定閾値a以上の範囲ではコントラストAF処理部18を選択する。
また、FIG10Bに示すように、システム制御部11は、被写体の空間周波数が高いときは、判定閾値をaよりも小さいbに設定する。
被写体の空間周波数が高いと、位相差AFの精度が低下しやすくなるため、このようにすることで、被写体の空間周波数に応じて最適なAF方式が選択されることになり、AF精度を向上させることができる。
図11は、位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図である。
図11の例では、撮像光学系のF値に対して判定閾値を設定し、その判定閾値を撮像光学系の焦点距離に応じて可変としている。
FIG11Aに示すように、システム制御部11は、焦点距離が長いときは、設定されたF値が判定閾値a未満の範囲では位相差AF処理部19を選択し、設定されたF値が判定閾値a以上の範囲ではコントラストAF処理部18を選択する。
また、FIG11Bに示すように、システム制御部11は、焦点距離が短いときは、判定閾値をaよりも大きいbに設定する。焦点距離が短い場合のほうが、コントラストが高くなり、高いF値まで位相差AFが可能になるためである。
このようにすることで、焦点距離に応じて最適なAF方式が選択されることになり、AF精度を向上させることができる。
ここまでは、判定閾値を1つのパラメータによって決める例を説明したが、判定閾値は複数のパラメータの組み合わせによって決めてもよい。
図12は、位相差AFとコントラストAFを切り替える基準となる判定閾値を変更する条件の別の設定例を説明する図である。
図12の例では、固体撮像素子5の露出値(EV値)に対して判定閾値を設定し、その判定閾値を撮像光学系のF値とAFエリアサイズに応じて可変としている。
FIG12Aに示すように、システム制御部11は、F値=F1.4に設定されかつAFエリアサイズが小さいときは、設定されたEV値が判定閾値a未満の範囲ではコントラストAF処理部18を選択し、設定されたEV値が判定閾値a以上の範囲では位相差AF処理部19を選択する。
一方、FIG12Bに示すように、システム制御部11は、F値=F5.6に設定されかつAFエリアサイズが大きいときも、判定閾値をaに設定する。また、システム制御部11は、F値=F1.4に設定されかつAFエリアサイズが大きいときは、判定閾値をaより小さい値に設定する。
このように、複数のパラメータに応じて判定閾値を決定することで、より精度の高いAF方式が採用されやすくなり、撮像品質を向上させることができる。
図12では、F値とAFエリアサイズの組み合わせに応じて判定閾値を決めているが、判定閾値として設定されているEV値を除くパラメータ(F値、焦点距離、フォーカス位置、被写体輝度、被写体コントラスト、AFエリアサイズ、及び撮像解像度)から選ばれる3つ以上のパラメータの組み合わせに応じて判定閾値を決めることで、より高い効果を得ることができる。
図13は、図1に示すデジタルカメラのAF動作を説明するためのフローチャートである。図13では、上記いずれかのパラメータを、撮像される被写体の輝度とし、判定閾値をF値に応じて決める場合のフローを示している。
撮影モードに設定されると、固体撮像素子5によるライブビュー画像生成用の撮像が開始される。そして、シャッタボタンが半押しされてAF指示がなされると、システム制御部11は、AF指示の直前に固体撮像素子5によって撮像して得られていた撮像画像信号から、事前に選択されたAFエリア52にある各画素51の出力信号を取得する(ステップS1)。
次に、システム制御部11は、AF指示がなされた時点で設定されている撮像光学系のF値の情報を取得する(ステップS2)。そして、システム制御部11は、取得したF値の情報に応じて、被写体輝度についての判定閾値を設定する(ステップS3)。
システム制御部11は、判定閾値を設定した後、ステップS1で取得した出力信号を用いて、選択されているAFエリア52によって撮像された被写体の輝度値を算出する(ステップS4)。
次に、システム制御部11は、算出した輝度値とステップS3で決定した判定閾値とを比較する(ステップS5)。
ステップS5の判定がNOのとき、システム制御部11は、コントラストAF処理部18により合焦位置を決定させる(ステップS6)。一方、ステップS5の判定がYESのとき、システム制御部11は、位相差AF処理部19により合焦を決定させる(ステップS7)。
ステップS6,S7の後、システム制御部11は、決定された合焦位置にフォーカスレンズを移動させて(ステップS8)、AF指示に応じた合焦制御を終了する。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラによれば、被写体条件や撮像条件等によって、位相差AFを行うかコントラストAFを行うかを決める判定閾値を決めるため、被写体条件や撮像条件に適したAF方式が選択されるようになり、AF精度を向上させることができる。
ここまでは、画素51がいわゆるハニカム配列されたものを例にしたが、画素51が正方格子状に配列された固体撮像素子にも本発明は適用可能である。
また、ここまでは、固体撮像素子5が複数色のカラーフィルタを搭載してカラー撮像を行うものとしたが、固体撮像素子5は、カラーフィルタを緑色の単色にするか又は省略して、モノクロ撮像用の撮像素子としてもよい。
また、以上の説明では、固体撮像素子5を、撮像用画素51と位相差検出用画素51R,51Lが混在する撮像兼位相差検出用の撮像素子とした。しかし、撮像用画素51を持たない位相差AF専用の素子を固体撮像素子5とは別にカメラ本体200内に設け、位相差AF処理部19が、この素子からの出力信号を用いて合焦位置を決定する構成としてもよい。
また、ここまでは、撮像装置としてデジタルカメラを例にしたが、カメラ付のスマートフォンでも本実施形態の技術を適用することができる。
次に、カメラ付のスマートフォンの構成について説明する。
図14は、本発明の撮影装置の一実施形態であるスマートフォン200の外観を示すものである。図14に示すスマートフォン200は、平板状の筐体201を有し、筐体201の一方の面に表示部としての表示パネル202と、入力部としての操作パネル203とが一体となった表示入力部204を備えている。また、この様な筐体201は、スピーカ205と、マイクロホン206と、操作部207と、カメラ部208とを備えている。なお、筐体201の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用したり、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
図15は、図14に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。図15に示すように、スマートフォンの主たる構成要素として、無線通信部210と、表示入力部204と、通話部211と、操作部207と、カメラ部208と、記憶部212と、外部入出力部213と、GPS(Global Positioning System)受信部214と、モーションセンサ部215と、電源部216と、主制御部220とを備える。また、スマートフォン200の主たる機能として、図示省略の基地局装置BSと図示省略の移動通信網NWとを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部210は、主制御部220の指示にしたがって、移動通信網NWに収容された基地局装置BSに対し無線通信を行うものである。この無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータなどの送受信や、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。
表示入力部204は、主制御部220の制御により、画像(静止画像及び動画像)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達するとともに、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル202と、操作パネル203とを備える。
表示パネル202は、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro−Luminescence Display)などを表示デバイスとして用いたものである。
操作パネル203は、表示パネル202の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指や尖筆によって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。このデバイスをユーザの指や尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部220に出力する。次いで、主制御部220は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル202上の操作位置(座標)を検出する。
図14に示すように、本発明の撮影装置の一実施形態として例示しているスマートフォン200の表示パネル202と操作パネル203とは一体となって表示入力部204を構成しているが、操作パネル203が表示パネル202を完全に覆うような配置となっている。
係る配置を採用した場合、操作パネル203は、表示パネル202外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル203は、表示パネル202に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
なお、表示領域の大きさと表示パネル202の大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル203が、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。更に、外縁部分の幅は、筐体201の大きさなどに応じて適宜設計されるものである。更にまた、操作パネル203で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などが挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部211は、スピーカ205やマイクロホン206を備え、マイクロホン206を通じて入力されたユーザの音声を主制御部220にて処理可能な音声データに変換して主制御部220に出力したり、無線通信部210あるいは外部入出力部213により受信された音声データを復号してスピーカ205から出力させたりするものである。また、図14に示すように、例えば、スピーカ205を表示入力部204が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロホン206を筐体201の側面に搭載することができる。
操作部207は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるものである。例えば、図14に示すように、操作部207は、スマートフォン200の筐体201の側面に搭載され、指などで押下されるとオンとなり、指を離すとバネなどの復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部212は、主制御部220の制御プログラムや制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。また、記憶部212は、スマートフォン内蔵の内部記憶部217と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部218により構成される。なお、記憶部212を構成するそれぞれの内部記憶部217と外部記憶部218は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、MicroSD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部213は、スマートフォン200に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE1394など)又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)など)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
スマートフォン200に連結される外部機器としては、例えば、有/無線ヘッドセット、有/無線外部充電器、有/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)やSIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有/無線接続されるスマートフォン、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、有/無線接続されるPDA、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホンなどがある。外部入出力部213は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン200の内部の各構成要素に伝達することや、スマートフォン200の内部のデータが外部機器に伝送されるようにすることができる。
GPS受信部214は、主制御部220の指示にしたがって、GPS衛星ST1〜STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、当該スマートフォン200の緯度、経度、高度からなる位置を検出する。GPS受信部214は、無線通信部210や外部入出力部213(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部215は、例えば、3軸の加速度センサなどを備え、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の物理的な動きを検出する。スマートフォン200の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン200の動く方向や加速度が検出される。係る検出結果は、主制御部220に出力されるものである。
電源部216は、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部220は、マイクロプロセッサを備え、記憶部212が記憶する制御プログラムや制御データにしたがって動作し、スマートフォン200の各部を統括して制御するものである。また、主制御部220は、無線通信部210を通じて、音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
アプリケーション処理機能は、記憶部212が記憶するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部220が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部213を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能や、電子メールの送受信を行う電子メール機能、Webページを閲覧するWebブラウジング機能などがある。
また、主制御部220は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画像や動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部204に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部220が、上記画像データを復号し、この復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部204に表示する機能のことをいう。
更に、主制御部220は、表示パネル202に対する表示制御と、操作部207、操作パネル203を通じたユーザ操作を検出する操作検出制御を実行する。表示制御の実行により、主制御部220は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンや、スクロールバーなどのソフトウェアキーを表示したり、あるいは電子メールを作成したりするためのウィンドウを表示する。なお、スクロールバーとは、表示パネル202の表示領域に収まりきれない大きな画像などについて、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部220は、操作部207を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル203を通じて、上記アイコンに対する操作や、上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付ける。
更に、操作検出制御の実行により主制御部220は、操作パネル203に対する操作位置が、表示パネル202に重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル203の感応領域や、ソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部220は、操作パネル203に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指などによって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部208は、図1に示したカメラ本体200における外部メモリ制御部20、記録媒体21、表示制御部22、表示部23、及び操作部14以外の構成を含む。カメラ部208によって生成された撮像画像データは、記憶部212に記録したり、入出力部213や無線通信部210を通じて出力したりすることができる。図13に示すにスマートフォン200において、カメラ部208は表示入力部204と同じ面に搭載されているが、カメラ部208の搭載位置はこれに限らず、表示入力部204の背面に搭載されてもよい。
また、カメラ部208はスマートフォン200の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル202にカメラ部208で取得した画像を表示することや、操作パネル203の操作入力のひとつとして、カメラ部208の画像を利用することができる。また、GPS受信部214が位置を検出する際に、カメラ部208からの画像を参照して位置を検出することもできる。更には、カメラ部208からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン200のカメラ部208の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、カメラ部208からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
その他、静止画又は動画の画像データにGPS受信部214により取得した位置情報、マイクロホン206により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部215により取得した姿勢情報等などを付加して記録部212に記録したり、入出力部213や無線通信部210を通じて出力したりすることもできる。
以上のような構成のスマートフォン200においても、カメラ部208の撮像素子として固体撮像素子5を用い、レンズ装置100を装着可能とし、カメラ部208が図4〜図13で説明した処理を行うことで、高精度のAF,高品質の撮影が可能になる。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された撮像装置は、フォーカスレンズを含む撮像光学系を介して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、上記撮像素子により撮像される被写体のコントラスト又は明るさと相関のある複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータについて設定される判定閾値と、上記フォーカスレンズの合焦制御を行う指示がなされた場合における上記いずれかのパラメータの値との関係にしたがって、位相差AF方式により上記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第一の合焦制御と、コントラストAF方式により上記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第二の合焦制御とのいずれかを選択して実行する合焦制御部と、上記判定閾値を予め決められた条件に応じて可変する判定閾値可変部と、を備え、上記複数のパラメータは、被写体条件に関するパラメータ及び上記撮像装置に設定される撮像条件に関するパラメータを含むものである。
開示された撮像装置は、上記判定閾値可変部が、上記複数のパラメータのうちの上記いずれかのパラメータ以外のパラメータ、上記第一の合焦制御に用いる位相差を検出する対象となる被写体サイズ、設定された撮像解像度、及び被写体の空間周波数の少なくとも1つに応じて上記判定閾値を可変するものである。
開示された撮像装置は、上記撮像条件に関するパラメータは、上記撮像光学系のF値、上記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置、上記撮像光学系の焦点距離、又は上記撮像素子の露出値を含み、上記被写体条件に関するパラメータは、撮像される被写体のコントラスト値又は輝度値を含むものである。
開示された撮像装置は、上記いずれかのパラメータは、上記撮像光学系のF値又は上記撮像素子の露出値であり、上記判定閾値可変部は、上記撮像素子の露出値又は上記撮像光学系のF値に応じて上記判定閾値を可変するものである。
開示された撮像装置は、上記いずれかのパラメータは、上記撮像光学系のF値又は上記撮像素子の露出値であり、上記判定閾値可変部は、上記被写体サイズ、上記撮像解像度、又は上記フォーカスレンズの位置に応じて上記判定閾値を可変するものである。
開示された撮像装置は、上記撮像光学系を着脱可能なマウント機構を備えるものである。
開示された合焦制御方法は、撮像素子により撮像される被写体のコントラスト又は明るさと相関のある複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータについて設定される判定閾値と、上記撮像素子の前方に配置されるフォーカスレンズの合焦制御を行う指示がなされた場合における上記いずれかのパラメータの値との関係にしたがって、位相差AF方式により上記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第一の合焦制御と、コントラストAF方式により上記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第二の合焦制御とのいずれかを選択して実行する合焦制御ステップと、上記判定閾値を予め決められた条件に応じて可変する判定閾値可変ステップと、を備え、上記複数のパラメータは、被写体条件に関するパラメータ及び撮像条件に関するパラメータを含むものである。
本発明によれば、被写体を撮影する環境や撮影時の撮影条件等によって最適なAF方式を選択して撮像品質を向上させることのできる撮像装置及び合焦制御方法を提供することができる。
以上、本発明を特定の実施形態によって説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、開示された発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本出願は、2012年11月29日出願の日本特許出願(特願2012−260981)に基づくものであり、その内容はここに取り込まれる。
5 固体撮像素子
11 システム制御部
19 デフォーカス量演算部
50 受光面
51 画素
52 AFエリア(位相差検出エリア)
51R,51L 位相差検出用画素
X 行方向
Y 列方向
本発明の撮像装置は、フォーカスレンズを含む撮像光学系を介して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、前記撮像素子により撮像される被写体のコントラスト値又は輝度値を含む被写体条件に関する複数のパラメータ、及び、前記撮像光学系のF値、前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置、前記撮像光学系の焦点距離、又は前記撮像素子の露出値を含む前記撮像装置に設定される撮像条件に関する複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータについて設定される判定閾値と、前記フォーカスレンズの合焦制御を行う指示がなされた場合における前記いずれかのパラメータの値とを比較し、該パラメータの値が前記判定閾値未満であるか否かに応じて、位相差AF方式により前記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第一の合焦制御と、コントラストAF方式により前記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第二の合焦制御とから選択する合焦制御を切り替え、選択した合焦制御を実行する合焦制御部と、前記撮像素子により撮像される被写体のコントラスト値、輝度値又は空間周波数を含むパラメータであって、前記判定閾値として設定されたパラメータを除くパラメータの少なくとも1つに応じて前記判定閾値可変する判定閾値可変部と、を備えものである。
本発明の合焦制御方法は、フォーカスレンズを含む撮像光学系を介して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置の合焦制御方法であって、前記撮像素子により撮像される被写体のコントラスト値又は輝度値を含む被写体条件に関する複数のパラメータ、及び、前記撮像光学系のF値、前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置、前記撮像光学系の焦点距離、又は前記撮像素子の露出値を含む前記撮像装置に設定される撮像条件に関する複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータについて設定される判定閾値と、前記フォーカスレンズの合焦制御を行う指示がなされた場合における前記いずれかのパラメータの値とを比較し、該パラメータの値が前記判定閾値未満であるか否かに応じて、位相差AF方式により前記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第一の合焦制御と、コントラストAF方式により前記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第二の合焦制御とから選択する合焦制御を切り替え、選択した合焦制御を実行する合焦制御ステップと、前記撮像素子により撮像される被写体のコントラスト値、輝度値又は空間周波数を含むパラメータであって、前記判定閾値として設定されたパラメータを除くパラメータの少なくとも1つに応じて前記判定閾値可変する判定閾値可変ステップと、を備えものである。

Claims (7)

  1. フォーカスレンズを含む撮像光学系を介して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、
    前記撮像素子により撮像される被写体のコントラスト又は明るさと相関のある複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータについて設定される判定閾値と、前記フォーカスレンズの合焦制御を行う指示がなされた場合における前記いずれかのパラメータの値との関係にしたがって、位相差AF方式により前記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第一の合焦制御と、コントラストAF方式により前記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第二の合焦制御とのいずれかを選択して実行する合焦制御部と、
    前記判定閾値を予め決められた条件に応じて可変する判定閾値可変部と、を備え、
    前記複数のパラメータは、被写体条件に関するパラメータ及び前記撮像装置に設定される撮像条件に関するパラメータを含む撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記判定閾値可変部は、前記複数のパラメータのうちの前記いずれかのパラメータ以外のパラメータ、前記第一の合焦制御に用いる位相差を検出する対象となる被写体サイズ、設定された撮像解像度、及び被写体の空間周波数の少なくとも1つに応じて前記判定閾値を可変する撮像装置。
  3. 請求項2記載の撮像装置であって、
    前記撮像条件に関するパラメータは、前記撮像光学系のF値、前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置、前記撮像光学系の焦点距離、又は前記撮像素子の露出値を含み、
    前記被写体条件に関するパラメータは、撮像される被写体のコントラスト値又は輝度値を含む撮像装置。
  4. 請求項2又は3記載の撮像装置であって、
    前記いずれかのパラメータは、前記撮像光学系のF値又は前記撮像素子の露出値であり、
    前記判定閾値可変部は、前記撮像素子の露出値又は前記撮像光学系のF値に応じて前記判定閾値を可変する撮像装置。
  5. 請求項2又は3記載の撮像装置であって、
    前記いずれかのパラメータは、前記撮像光学系のF値又は前記撮像素子の露出値であり、
    前記判定閾値設定部は、前記被写体サイズ、前記撮像解像度、又は前記フォーカスレンズの位置に応じて前記判定閾値を可変する撮像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記撮像光学系を着脱可能なマウント機構を備える撮像装置。
  7. 撮像素子により撮像される被写体のコントラスト又は明るさと相関のある複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータについて設定される判定閾値と、前記撮像素子の前方に配置されるフォーカスレンズの合焦制御を行う指示がなされた場合における前記いずれかのパラメータの値との関係にしたがって、位相差AF方式により前記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第一の合焦制御と、コントラストAF方式により前記フォーカスレンズを合焦位置に制御する第二の合焦制御とのいずれかを選択して実行する合焦制御ステップと、
    前記判定閾値を予め決められた条件に応じて可変する判定閾値可変ステップと、を備え、
    前記複数のパラメータは、被写体条件に関するパラメータ及び撮像条件に関するパラメータを含む合焦制御方法。
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