JP5288752B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に関し、特に撮像素子からの画像生成用信号を用いたコントラスト検出方式フォーカス制御と、該撮像素子からの位相差検出用信号を用いた位相差検出方式フォーカス制御とを行う撮像装置に関する。
撮像装置のオートフォーカス(AF)方式には、コントラスト検出方式(特許文献1参照)や位相差検出方式(特許文献2参照)がある。さらに、これらコントラスト検出方式と位相差検出方式とを組み合わせた、いわゆるハイブリッド方式(特許文献3参照)も知られている。
コントラスト検出方式のAF(以下、コントラストAFという)では、撮像素子を用いて得られた画像信号から高周波数成分を抽出し、この高周波数成分からコントラスト評価値を生成する。そして、フォーカスレンズを光軸方向に移動させながら得られた複数のコントラスト評価値のうち最大のコントラスト評価値に対応するフォーカスレンズ位置を合焦位置と判定し、この合焦位置にフォーカスレンズを移動させる。
また、位相差検出方式のAF(以下、位相差AFという)では、撮像レンズの異なる瞳領域を通過した2つの光束によって形成された2像のずれ量(位相差)から撮像レンズのデフォーカス量を算出する。そして。デフォーカス量から合焦位置を求め、この合焦位置にフォーカスレンズを移動させる。
ここで、特許文献2に開示された位相差AFでは、映像取得用の撮像素子を構成する一部の光電変換セル(位相差検出画素)に瞳分割光学系を偏心配置し、互いに隣接した位相差検出画素の瞳分割光学系の偏心方向を異ならせることで位相差を検出する。
さらに、特許文献3にて開示されたハイブリッド方式のAF(以下、ハイブリッドAFという)では、位相差AFの実行中に被写体の周期性の有無を判定し、周期性がある場合はコントラストAFに切り換える。
特開2000−258681号公報 特開2000−156823号公報 特開2006−301150号公報
特許文献2に開示された撮像素子では、画像取得用の画素群内に位相差検出画素が離散的に配置されている。このように配置された位相差検出画素を用いて位相差を検出する場合、該配置(間隔)によって画像信号のいわゆる折り返しが発生する可能性がある。画像信号の折り返しは、位相差検出誤差の原因となり、位相差AFの精度を低下させるおそれがある。
本発明は、画像信号の折り返しの影響を少なくして精度の高いAFを行うことができる撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮像光学系からの光束により形成された被写体像を光電変換して画像の生成に用いられる第1の信号を出力する第1の光電変換セル群、及び撮像光学系からの光束のうち分割された光束により形成された複数の像を光電変換して位相差の検出に用いられる第2の信号を出力する第2の光電変換セル群を有する撮像素子を備える。制御手段は、第1の信号を用いたコントラスト検出方式による第1のフォーカス制御及び第2の信号を用いた位相差検出方式による第2のフォーカス制御を行う。第1の光電変換セル群内に配置された第2の光電変換セル群における第2の光電変換セルのピッチは、第1の光電変換セル群における第1の光電変換セルのピッチよりも大きい。そして、制御手段は、画像の周波数成分のうち第2の光電変換セルのピッチに対応する周波数の1/2の大きさである特定周波数よりも高い周波数の成分が該特定周波数よりも低い周波数の成分に比べて多い場合は第1のフォーカス制御を行い、画像の周波数成分のうち特定周波数よりも高い周波数の成分が該特定周波数よりも低い周波数の成分に比べて少ない場合は第2のフォーカス制御を行うことを特徴とする
また、本発明の一側面としての制御方法は、撮像光学系からの光束により形成された被写体像を光電変換して画像の生成に用いられる第1の信号を出力する第1の光電変換セル群、及び撮像光学系からの光束のうち分割された光束により形成された複数の像を光電変換して位相差の検出に用いられる第2の信号を出力する第2の光電変換セル群を有する撮像素子を備えた撮像装置に適用される。第1の光電変換セル群内に配置された第2の光電変換セル群における第2の光電変換セルのピッチは、第1の光電変換セル群における第1の光電変換セルのピッチよりも大きい。該制御方法は、第1の信号を用いたコントラスト検出方式による第1のフォーカス制御を行うステップと、第2の信号を用いた位相差検出方式による第2のフォーカス制御を行うステップとを有する。そして、画像の周波数成分のうち第2の光電変換セルのピッチに対応する周波数の1/2の大きさである特定周波数よりも高い周波数の成分が該特定周波数よりも低い周波数の成分に比べて多い場合は第1のフォーカス制御を行い、画像の周波数成分のうち特定周波数よりも高い周波数の成分が該特定周波数よりも低い周波数の成分に比べて少ない場合は第2のフォーカス制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、位相差検出に用いられる第2の光電変換セル群の配置に基づいて決まる特定周波数を基準とした画像の周波数成分の分布に応じて位相差AFとコントラストAFとを選択する。このため、画像信号の折り返しの影響が少ない精度の高いAFを高速で行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例である撮像装置としてのデジタルカメラの構成を示している。
撮像レンズ(撮像光学系)101は、不図示のフォーカスレンズや変倍レンズ、絞り等を含む。撮像レンズ101を通過した被写体からの光束は、撮像素子102に入射する。撮像素子102は、電荷蓄積型のイメージセンサであり、CMOSセンサやCCDセンサによって構成される。
撮像素子102は、撮像レンズ101からの光束により形成された被写体像を光電変換して画像生成用の信号(第1の信号:以下、撮像信号という)を出力する第1の光電変換セル群を有する。また、撮像素子102は、撮像レンズ101からの光束のうち分割された光束により形成された複数の像を光電変換して位相差検出用の信号(第2の信号:以下、位相差像信号という)を出力する第2の光電変換セル群を有する。第2の光電変換セル群は、第1の光電変換セル群の中に離散的に配置されている。以下、第1の光電変換セルを撮像画素といい、第2の光電変換セルを位相差検出画素という。撮像画素及び位相差検出画素の具体的な配置及び構成については後述する。
A/D変換部103は、撮像素子102から入力される撮像信号と位相差像信号からなるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
112はコントラスト焦点検出部であり、A/D変換部103でデジタル信号に変換された撮像信号と位相差像信号(以下、混在信号と称する)から高周波数成分を抽出し、該高周波数成分から被写体画像(画像信号)のコントラスト状態を示すコントラスト評価値信号を生成する。コントラスト焦点検出部112は、後述するAF方式切り換え部109とともに、コントラスト検出方式のAF(第1のフォーカス制御:以下、コントラストAFという)を行う。
なお、本実施例では、混在信号をコントラスト焦点検出部112に入力する場合について説明するが、混在信号から抽出した撮像信号のみを入力してもよい。
コントラスト焦点検出部112は、ハイパスフィルタ(HPF)104と、積分回路105と、ピークホールド回路106と、コントラスト評価部114とを有する。
HPF104は、被写体画像のうち所定コントラスト評価領域の混在信号から高周波数成分を抽出する。積分回路105は、HPF104によって抽出された高周波数成分を積分してコントラスト評価値信号(AF評価値信号ともいう)を生成する。ピークホールド回路106は、HPF104からのコントラスト評価値信号のピーク値を検出して保持する。コントラスト評価部114は、積分回路105及びピークホールド回路106からそれぞれ出力されたコントラスト評価値信号及びピーク値を読み出す。そして、該ピーク値に対するコントラスト評価値の大小関係から撮像レンズ101(フォーカスレンズ)の合焦方向を判定する。そして、該判定結果に基づくコントラストAF用制御信号を、AF方式切り換え部109に出力する。このようなコントラスト評価部114の具体的な動作は後述する。
115は位相差焦点検出部であり、混在信号から抽出された位相差像信号から撮像レンズ101のデフォーカス量を算出し、合焦位置までのフォーカスレンズの駆動方向と駆動量を決定する。位相差焦点検出部115は、AF方式切り換え部109とともに、位相差検出方式のAF(第2のフォーカス制御:以下、位相差AFという)を行う。
なお、位相差AFに用いられる位相差像信号とコントラストAFに用いられる撮像信号とは、周波数帯域が異なる。言い換えれば、位相差AFとコントラストAFとは、同じ撮像素子102から得られた信号のうち異なる周波数帯域の信号を用いてAFを行う。
位相差焦点検出部115は、位相差像信号抽出部113と、デフォーカス量算出部107と、位相差評価部111とを有する。
位相差像信号抽出部113と、混在信号から位相差像信号を抽出して、デフォーカス量算出部107に出力する。デフォーカス量算出部107は、位相差像信号からデフォーカス量を算出し、デフォーカス量を被写体判定部108と位相差評価部111に出力する。
位相差評価部111は、デフォーカス量に基づいて、合焦位置までのフォーカスレンズの駆動方向と駆動量を算出する。そして、該算出結果に基づく位相差AF用制御信号をAF方式切り換え部109に出力する。
108は被写体判定部であり、位相差検出画素の配置に基づいて決まる周波数(配置周波数)fpからカットオフ周波数(特定周波数)fp/2を求め、該カットオフ周波数fp/2を基準とした被写体画像の周波数分布を算出する。周波数fpが位相差検出画素の配置に基づいて決まるので、カットオフ周波数fp/2も位相差検出画素の配置に基づいて決まると言える。そして、被写体判定部108は、該周波数分布に応じて、コントラストAFと位相差AFのうち実行するAF方式を選択する。
周波数fp、周波数分布及び該周波数分布に応じたAF方式の選択方法については、後述する。
被写体判定部108は、周波数算出部117と、周波数評価部118と、シーン評価部119とを有する。周波数算出部117は、カットオフ周波数fp/2を基準とした被写体画像の周波数成分の分布を求める。具体的には、混在信号から抽出した撮像信号をカットオフ周波数fp/2を境として低周波数成分と高周波数成分とに分け、それぞれを積分することで低周波数成分と高周波数成分の量を算出する。そして、該積分結果を周波数評価部118に出力する。なお、「被写体画像の周波数分布」は、撮像信号の周波数分布と言い換えることもできる。
周波数評価部118は、上記積分により得られた被写体画像(つまりは被写体)の低周波数成分と高周波数成分の量の大小を比較する。なお、低周波数成分量と高周波数成分量の比率を求め、該比率が所定値より大きいか否かを判定してもよい。さらに、周波数評価部118は、低周波数成分と高周波数成分のそれぞれに対するコントラストAFの可否を判定する。そして、該比較結果及びコントラストAFの可否の判定結果をシーン評価部119に出力する。
シーン評価部119は、被写体判定部108からの比較及び判定結果と、デフォーカス量算出部107からのデフォーカス量とに基づいて、コントラストAFと位相差AFのうち実行するAF方式を選択する。そして、選択結果を示すAF選択信号をAF方式切り換え部109に出力する。
なお、本実施例では、被写体判定部108に混在信号を入力する場合について説明するが、混在信号から抽出した撮像信号のみを入力してもよい。
AF方式切り換え部109は、被写体判定部108での選択結果がコントラストAFである場合は、コントラスト評価部114からのコントラストAF用制御信号をモータ駆動制御部110に出力する。また、選択結果が位相差AFである場合は、位相差評価部111からの位相差AF用制御信号をモータ駆動制御部110に出力する。
以上の被写体判定部108及びAF方式切り換え部109により制御手段が構成される。
モータ駆動制御部110は、コントラストAF用制御信号又は位相差AF用制御信号に応じて、フォーカスレンズを移動させるアクチュエータとしてのモータ116に、駆動信号を出力する。モータ116は、該駆動信号に応じてフォーカスレンズを移動させるよう動作する。モータ116がステッピングモータである場合は、モータ駆動制御部110からの駆動信号はパルス信号となり、各制御信号に応じたパルス数のパルス信号がモータ116に対して与えられる。
次に、図2を用いて、撮像素子102上における撮像画素(群)と位相差検出画素(群)の配置と、該配置に基づいて決まる周波数fp(カットオフ周波数fp/2)について説明する。
図2には、撮像素子102の一部を拡大して示している。矩形枠によって囲まれた個々の白抜き部分201が撮像画素を示す。また、矩形枠によって囲まれてその内側にハッチングが施された部分202,203が位相差検出画素を示す。位相差検出画素は、互いに斜めに隣接した2つの画素で1つのペアを構成し、該ペアが撮像素子102(撮像画素群)内に離散的に配置されている。なお、該ペアが撮像素子102(撮像画素群)内に周期的に配置されていてもよい。
ここで、撮像画素201の間隔(ピッチ)をdとする。また、位相差検出画素202,203のペアとこれに最も近い位相差検出画素202,203のペアとの間の間隔(ピッチ)を10×dとする。図2では、位相差検出画素202,203の数を、撮像素子102上の全画素数の2%にした場合を示している。ただし、この割合は例にすぎず、より少ない又はより多くの位相差検出画素を設けてもよい。
図2に示した割合で位相差検出画素202,203を配置する場合、複数の撮像画素201(撮像画素群)の配置(ピッチ)に対応する周波数は、1/d(以下、これをfsとする)である。このため、撮像画素201を用いて得られるコントラスト評価値に関してサンプリング定理を満足する周波数帯域は、0〜fs/2と表すことができる。
また、複数の位相差検出画素202,203のペア(これらをまとめて位相差検出画素群という)の配置(ピッチ)に対応する周波数fpは、1/10×d(=fs/10=fp)である。このため、位相差検出画素202,203を用いて得られる位相差像信号に関してサンプリング定理を満足する周波数帯域は、0〜fs/20(=fp/2)と表すことができる。
図3の上側には位相差検出画素202の正面図を、図3の下側には、正面図におけるB−B’線で切断した場合の位相差検出画素202の断面図を示している。この位相差検出画素202は、撮像画素201が有するR,G,Bのいずれかのカラーフィルタ層は持っておらず、最も光入射側の位置にマイクロレンズ301が設けられている。なお、正面図ではマイクロレンズ301の図示は省略している。302はマイクロレンズ301を形成するための平面を構成するための平滑層である。
303aは遮光層であり、光電変換領域305の中心Oに対して一方向に偏心した絞り開口部を有する。304は平滑層である。
また、図4の上側には位相差検出画素203の正面図を、図4の下側には、正面図におけるB−B’線で切断した場合の位相差検出画素203の断面図を示している。この位相差検出画素203も、カラーフィルタ層は持っておらず、最も光入射側の位置(平滑層302上)にマイクロレンズ301が設けられている。なお、正面図ではマイクロレンズ301の図示は省略している。
303bは遮光層であり、光電変換領域305の中心Oに対して、位相差検出画素202に設けられた遮光層303aとは反対方向に偏心した絞り開口部を有する。すなわち、位相差検出画素202,203の遮光層303a,303bは、各マイクロレンズ301の光軸(O)を挟んだ対称な位置に絞り開口部を有する。
このような構成によれば、撮像レンズ101を位相差検出画素202から見た場合と位相差検出画素203から見た場合とで、撮像レンズ101の瞳が対称に分割されたことと等価となる。すなわち、マイクロレンズ301と遮光層303a,303bは、いわゆる瞳分割光学系を構成する。
互いに隣接した位相差検出画素202,203上には、撮像素子102の画素数が多くなるにつれてより近似した2像が形成されるようになる。撮像レンズ101が被写体に対してピントが合っている状態では、位相差検出画素202,203から得られる出力(位相差像信号)は互いに一致する。
これに対し、撮像レンズ101のピントがずれているならば、位相差検出画素202,203から得られる位相差像信号には位相差が生じる。そして、該位相差の方向は、前ピン状態と後ピン状態とで逆になる。
図5及び図6に、ピント状態と位相差との関係を示す。これらの図においては、位相差検出画素202,203をそれぞれS1,S2として示す。また、撮像画素201を省略して、複数の位相差検出画素202,203のペアを互いに近づけて同一断面上に示している。また、図中、位相差検出画素S1,S2のペアが同じマイクロレンズ301で覆われているように示しているが、位相差検出画素S1,S2がそれぞれ別々のマイクロレンズで覆われていてもよい。
被写体の特定点からの光は位相差検出画素S1に対する瞳を通って位相差検出画素S1に入射する光束L1と、位相差検出画素S2に対する瞳を通って位相差検出画素S2に入射する光束L2とに分割される。該2つの光束L1,L2は、撮像レンズ101のピントが特定点に合っている状態では、図5に示すようにマイクロレンズ301゜の表面における一点に集光する。そして、位相差検出画素S1,S2上には、同一の像が形成される。これにより、位相差検出画素S1から読み出した位相差像信号と、位相差検出画素S2から読み出した位相差像信号とは同一のものとなる。
一方、撮像レンズ101のピントが特定点に合っていない状態では、図6に示すように、光束L1,L2はマイクロレンズ301の表面とは異なる位置で交差する。このときのマイクロレンズ301の表面と2つの光束L1,L2の交点との距離、すなわちデフォーカス量をxとする。また、この状態で発生した位相差検出画素S1,S2上での像のずれ量(位相差)がn画素に相当するものとする。
画素ピッチをd、2つの瞳の重心間の距離をDaf、撮像レンズ101の主点から焦点位置までの距離をuとするとき、デフォーカス量xは、
x=n×d×u/Daf …(1)
で求められる。
なお、uは撮像レンズ101の焦点距離fにほぼ等しいと考えられるので、デフォーカス量xは、
x=n×d×f/Daf …(2)
で求めることもできる。
図7には、位相差検出画素S1,S2のそれぞれから読み出した位相差像信号を示す。これらの位相差像信号にはずれ量(つまりは像ずれ量)n×dが発生する。このため、この像ずれ量n×dを求めることで、(1)又は(2)式によってデフォーカス量xを求めることができる。そして、撮像レンズ101内のフォーカスレンズを、デフォーカス量xを所定範囲内に収める(望ましくは零にするように)量だけ移動させれば、位相差AFによる合焦状態を得ることができる。
このように、本実施例では、撮像レンズ101からの光束のうち異なる瞳を通った光束L1,L2を瞳分割光学系によって分割し、光束L1,L2により形成される2像を受光するように位相差検出画素S1,S2を設けることで、位相差AFを可能としている。
位相差AFは、前述したように、撮像素子102から出力された混在信号をA/D変換部103を介して位相差像信号抽出部113に入力することで行われる。位相差像信号抽出部113は、混在信号から位相差検出画素S1,S2からの2つの位相差像信号を抽出してデフォーカス量算出部107に出力する。
デフォーカス量算出部107は、2つの位相差像信号の相関演算を行い、該2つの位相差像信号のずれ量(位相差)を算出する。さらに、デフォーカス量算出部107は、該ずれ量に基づいてデフォーカス量を算出し、位相差評価部111に出力する。位相差評価部111は、デフォーカス量に基づいて位相差AF用制御信号を生成してAF方式切り換え部109に出力する。
次に、コントラスト評価部114の具体的な動作について説明する。コントラスト評価部114は、ピークホールド回路106で保持されたピーク値よりも積分回路105からのコントラスト評価値が大きくなる方向にフォーカスレンズを移動させることで、コントラスト評価値が最大となるフォーカスレンズ位置を探索する。
コントラスト評価値に応じたフォーカスレンズの駆動例を、図8Aに示す。この図において、横軸はフォーカスレンズの位置を示し、縦軸はコントラスト評価値を示す。
例えば、フォーカスレンズを無限遠位置から至近方向に移動させると、ピークホールド回路106で保持されたピーク値よりも積分回路105からのコントラスト評価値が大きい状態が続き、コントラスト評価値が最大となる合焦位置Pに近づいていく。コントラスト評価部114は、このようにピークホールド回路106で保持されたピーク値よりも積分回路105からのコントラスト評価値が大きくなる方向にフォーカスレンズを移動させるようにコントラストAF用制御信号をAF方式切り換え部109に出力する。
さらにフォーカスレンズを至近方向に移動させると、ピークホールド回路106により保持されたピーク値よりも積分回路105からのコントラスト評価値が小さくなる。このピーク値とコントラスト評価値との大小関係の逆転によって、フォーカスレンズが合焦位置を通過したことを検出する。この場合、コントラスト評価部114は、それまでとは反対方向(無限遠側)にフォーカスレンズを移動させて合焦位置(又はその近傍)に戻すようにコントラストAF用制御信号をAF方式切り換え部109に出力する。これにより、コントラストAFによる合焦状態が得られる。
そして、合焦状態が得られると、フォーカスレンズを停止させるようコントラストAF用制御信号をAF方式切り換え部109に出力する。
次に、図9を用いて被写体判定部108について説明する。117は前述した周波数算出部であり、118は前述した周波数評価部である。
周波数算出部117において、901はカットオフ周波数がfp/2(=fs/20)のハイパスフィルタ(HPF)であり、A/D変換部103からの混在信号のうち高周波数成分を抽出する。
903はHPF901で抽出された高周波数成分を積分する積分回路である。積分回路903の演算結果Hは、被写体(被写体画画像又は撮像信号)が有する高周波数成分の量を示す値である。
902はカットオフ周波数がfp/2のローパスフィルタ(LPF)であり、A/D変換部103からの混在信号のうち低周波数成分を抽出する。
904は、LPF902で抽出された低周波数成分を積分する積分回路である。積分回路904の演算結果Lは、被写体(被写体画画像又は撮像信号)が有する低周波数成分の量を示す値である。
位相差検出画素の配置に基づいて決まる周波数fp(又はカットオフ周波数fp/2)は、予め被写体判定部108を構成するCPU等のマイクロコンピュータによって与えられる固定値である。ただし、周波数fp(又はカットオフ周波数fp/2)を可変値としてもよい。
低周波帯域評価部905は、低周波数成分量Lに重み付けのための補正係数kを乗じた値(以下、補正低周波数成分量という)kLと判断基準値Aとの大小を比較することによって、被写体が持つ低周波数成分を評価する。
ここで、判断基準値Aは、被写体の低周波数成分によって正しいコントラスト評価値が得られるか否か、つまりはコントラストAFが可能か否かを判定するための基準値である。つまり、低周波帯域評価部905は、被写体の低周波数成分によってコントラストAFが可能か否かを判定する。
なお、判断基準値Aは、撮像素子102の感度等のパラメータに基づいて決定される。
分布評価部906は、補正低周波数成分量kLと高周波数成分量Hとの大小を比較することによって、被写体が持つ周波数成分の分布を評価する。言い換えれば、カットオフ周波数fp/2よりも高い高周波数の成分量Hがカットオフ周波数fp/2よりも低い低周波数の成分量(補正低周波数成分量kL:以下、単に低周波数成分量kLという)に比べて多いか少ないかを判定する。さらに言い換えれば、カットオフ周波数よりも高い周波数の成分が該カットオフ周波数よりも低い周波数の成分に比べて多いか少ないかを判定する。これにより、位相差AFにおける位相差像信号(つまりはデフォーカス量)を得ることができる低周波数成分(高周波数成分量Hより多い低周波数成分量kL)を被写体が有するか否かを判定できる。
高周波帯域評価部907は、高周波数成分量Hと判断基準値Aとの大小を比較することによって、被写体が持つ高周波数成分を評価する。つまり、被写体の高周波数成分によって正しいコントラスト評価値が得られるか否か、つまりはコントラストAFが可能か否かを判定する。
シーン評価部119は、低周波帯域評価部905、高周波帯域評価部907及び分布評価部906のそれぞれの評価(判定)結果と、デフォーカス量算出部107から得られるデフォーカス量とに基づいて被写体を判定する。そして、被写体判定結果に基づいて、実行するAF方式を決定する。
なお、kは任意に設定可能であるが、以下の説明では、k=1とする。
次に、シーン評価部119で行われる被写体の判定とこれに応じたAF方式を決定について、図11A〜図11I及び図12を用いて説明する。
図11Aには、被写体を周波数分布で分類する条件を示す。周波数分布は、判断基準値A、低周波数成分量kL及び高周波数成分量Hの大小関係によってa〜cの3つに分類される。
図11B〜図11Iには、被写体画像(撮像信号)の周波数分布を、横軸を周波数、縦軸を積分回路903,904により積分した出力(Power)として示す。また、これらの図には、周波数fsのサンプリングで折り返しが生じない周波数分布を示している。
周波数がfp/2より低い低周波数の成分量Lを横ハッチングを施した領域で示し、周波数がfp/2より高い高周波数の成分量Hを縦ハッチング施した領域で示している。また、図11Cの斜めハッチングを施した領域は、判断基準値Aを面積換算して示す。判断基準値Aの領域の境界線を、図11B及び図11D〜図11Iでは破線で示している。
aに分類される場合は、被写体の高周波数成分量Hが、判断基準値A及び低周波数成分量kLよりも多い場合である。aに分類される場合は、撮像レンズ101は合焦位置付近に位置すると判断できる。このときの被写体画像(撮像信号)の周波数分布を図11D及び図11Fに示す。図11Dは、A<kL<Hの場合を、図11Fは、kL<A<Hの場合をそれぞれ示す。
bに分類される場合は、被写体の高周波数成分量Hが低周波帯域成分量kLよりも少ない場合である。具体的には、図11Eに示すように、A<H<kLの場合や、図11Gに示すように、H<A<kLの場合である。図11Iに示す、H<kL<Aの場合も高周波数成分量Hが低周波帯域成分量kLよりも少ないが、高周波数成分量Hと低周波帯域成分量kLのいずれも判断基準値Aより小さいため、後述する理由によってcに分類する。
ここで、bの分類をさらに細分化すると、以下のようになる。
b1)被写体自体に高周波数成分が少ないために、デフォーカス量が所定値より小さくても高周波数成分量Hが少なく算出される場合。
b2)デフォーカス量が所定値より大きいため、被写体によらず高周波数成分量Hが少なく算出される場合。
b3)高周波数成分量Hが少ないと判定されたが、位相差AFにおいて求められる位相差やデフォーカス量の信頼性が低い場合。
b1,b2に分類される場合は、低周波数成分量Lに対して高周波数成分量Hが少ないため、折り返しによる影響が小さいと考えられる。このため、位相差AFが可能である。
また、b3に分類される場合は、位相差AFにおける位相差検出が困難な被写体である場合に相当する。このような被写体として、例えば、周期性のパターン模様を有する被写体が挙げられる。
図12には、被写体が周期性のパターン模様を有する場合の位相差像信号のずれを示す。位相差検出画素S1上の像における点P0に対して、位相差検出画素S2上の像における点P1,P2,P3,P4,P5,…でずれ量がそれぞれN,3N,5N,7N,9N,…と多数算出されて1つの値に定まらない。つまり、位相差検出は困難である。
cに分類される場合は、被写体が低照度又は低コントラストである場合である。このような被写体は、高周波数成分量Hと低周波数成分量kLのPowerがいずれも小さい。図11Hには、kL<H<Aの場合を示す。また、図11Iには、H<kL<Aの場合を示す。これらの場合は、精度の良いコントラスト評価値や位相差を高速で求めることが困難である。したがって、このような場合は、非合焦(合焦不能)処理を行う。
図10のフローチャートには、被写体判定部108及びAF方式切り換え部109で行われるAF処理(制御方法)を示す。該処理は、被写体判定部108及びAF方式切り換え部109を構成するCPU等のマイクロコンピュータにより、その内部に格納されたコンピュータプログラムに従って実行される。
ステップ1001では、被写体判定部108は、現在のフォーカスレンズ位置においてシーン判定を行う。すなわち、A/D変換部103からの混在信号を低周波数成分と高周波数成分に分けてそれぞれの量H,kL及び判断基準値Aを比較することで、図11Aに示したa〜cのうちどのシーン(被写体)に相当するかを判定する。
aに分類された場合は、配置周波数がfpの位相差検出画素を用いてより高精度で位相差AFを行うことは不可能なので、後述するフォーカスレンズの微小駆動によるコントラスト検出方式でコントラストAFを行う。このため、被写体判定部108は、AF方式切り換え部109にコントラストAF選択信号を出力して、ステップ1006に進む。
また、bに分類された場合は、条件によっては位相差AFを行うことが可能であるとして、ステップ1002に進む。さらに、cに分類された場合は、非合焦処理を行うために、ステップ1008に進む。
ステップ1002では、被写体判定部108は、デフォーカス量算出部107からデフォーカス量を取得する。そして、ステップ1003へ進む。
ステップ1003では、被写体判定部108は、デフォーカス量に基づいて位相差AFの信頼性を判定する。位相差AFの信頼性が高いと判定したとき、すなわち、前述したb1,b2に該当して像ずれ量を1つの値に絞り込むことができたときは、ステップ1004に進む。
一方、位相差AFの信頼性が低いと判定したとき、すなわち前述したb3のように、被写体に周期性があるために像ずれ量を1つの値に絞り込めないときは、コントラストAFを行うためにAF方式切り換え部109にコントラストAF選択信号を出力する。そして、ステップ1006に進む。
ステップ1004では、被写体判定部108は、デフォーカス量に基づいてAF方式を選択する。b1のようにデフォーカス量が所定値より小さい場合は、コントラストAFを行うためにAF方式切り換え部109にコントラストAF選択信号を出力する。そして、ステップ1006へ進む。一方、b2のようにデフォーカス量が所定値より大きい場合は、位相差AFを行うために、AF方式切り換え部109に位相差AF選択信号を出力する。そして、ステップ1005に進む。
ステップ1005では、AF方式切り換え部109は、ステップ1002で取得したデフォーカス量に基づいて合焦位置にフォーカスレンズを移動させるようモータ116を駆動する。その後、ステップ1001に戻る。これにより、被写体判定部108は、再度シーン判定を行う。
ステップ1006では、AF方式切り換え部109は、コントラストAFによりフォーカスレンズの移動を制御する。
ここで、ステップ1001でaと判定された場合やステップ1004でデフォーカス量が所定値より小さいと判定された場合は、位相差AFでは高精度でのAFはできない。しかし、図8Bに示すようにフォーカスレンズの微小駆動によるコントラストAFが可能である。
ステップ1001でaと判定されてこのステップ1006に進んだ場合、フォーカスレンズはすでに合焦位置P付近に位置すると考えられる。このため、この場合は、コントラストAFによるフォーカスレンズの駆動方向を統一するために、合焦位置よりも無限遠側のA点を始点とする微小領域でフォーカスレンズを移動させるとともに、コントラスト評価値の変化をモニタする。
また、ステップ1003で位相差AFの信頼性が低いと判定されて本ステップ1006に進んだ場合は、フォーカスレンズが合焦位置Pに対してどこに位置するかを判断できない。このため、まずフォーカスレンズを微小量に駆動し、このときのコントラスト評価値の変化に基づいてフォーカスレンズの駆動方向(合焦位置の方向)を判断する。その後、コントラスト評価値が最大値になるフォーカスレンズ位置を探索する。なお、この場合には、フォーカスレンズを無限遠端から至近端までの全領域で移動させながらコントラスト評価値が最大値となるフォーカスレンズ位置を探索してもよい。
また、ステップ1005で位相差AFを行った後にステップ1001でaと判定された場合、ステップ1003で信頼性が低いと判定された場合、ステップ1004でデフォーカス量が所定値より小さいと判定された場合も、ステップ1006で同様の処理を行う。そして、ステップ1007に進み、合焦状態を確認した後、AF処理を終了する。
ステップ1008では、撮像レンズ101を現在位置に停止させることにより焦点検出が困難な被写体の焦点検出を中断する。モータ駆動制御部110はモータ116に対して停止させる制御信号を出力する。処理後、焦点検出を終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、位相差検出画素の配置に起因する折り返しの影響を少なくするために、被写体を周波数成分分布の面から評価してAF方式を選択しているので、ハイブリッドAFの精度をより高めることができる。しかも、被写体画像に対応して周波数帯域が広いコントラストAFと離散的に配置された位相差検出画素によって行われる周波数帯域が狭い位相差AFから適切なAF方式を採用することで、ハイブリッドAFのさらなる高速化を図ることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
本発明の実施例であるデジタルカメラ(撮像装置)の構成を示すブロック図。 実施例のデジタルカメラに用いられる撮像素子の構成を示す図。 実施例における撮像素子の位相差検出画素の構造を示す正面図及び断面図。 実施例における撮像素子の別の位相差検出画素の構造を示す正面図及び断面図。 実施例における位相差検出(合焦状態)の概念を示す図。 実施例における位相差検出(非合焦状態)の概念を示す図。 実施例における像ずれを示す図。 実施例におけるコントラストAFの動作を示す図。 実施例におけるコントラストAFの別の動作を示す図。 実施例における被写体判定部の構成を示すブロック図。 実施例におけるAF処理を示すフローチャート。 実施例におけるシーン判定を示す図。 実施例における被写体画像の周波数分布を示す図。 実施例における被写体画像の周波数分布を示す図。 実施例における被写体画像の周波数分布を示す図。 実施例における被写体画像の周波数分布を示す図。 実施例における被写体画像の周波数分布を示す図。 実施例における被写体画像の周波数分布を示す図。 実施例における被写体画像の周波数分布を示す図。 実施例における被写体画像の周波数分布を示す図。 周期性を持つ被写体の像ずれ量が定まらない様子を示す図。
符号の説明
101 撮像レンズ
102 撮像素子
104 ハイパスフィルタ
105 積分回路
106 ピークホールド回路
107 デフォーカス量算出部
108 被写体判定部
109 AF方式切り換え部
110 モータ駆動制御部
111 位相差評価部
112 コントラスト焦点検出部
113 位相差検出用信号抽出部
114 コントラスト評価回路
115 位相差焦点検出部
116 モータ
117 周波数算出部
118 周波数評価部
119 シーン評価部
201 撮像画素
202,203 位相差検出画素
301 マイクロレンズ
303 遮光層
304 絶縁層
901 ハイパスフィルタ
902 ローパスフィルタ
903,904 積分回路
905 低周波帯域評価部
906 分布評価部
907 高周波帯域評価部

Claims (4)

  1. 撮像光学系からの光束により形成された被写体像を光電変換して画像の生成に用いられる第1の信号を出力する第1の光電変換セル群、及び前記撮像光学系からの光束のうち分割された光束により形成された複数の像を光電変換して位相差の検出に用いられる第2の信号を出力する第2の光電変換セル群を有する撮像素子と、
    前記第1の信号を用いたコントラスト検出方式による第1のフォーカス制御及び前記第2の信号を用いた位相差検出方式による第2のフォーカス制御を行う制御手段とを備えた撮像装置であって、
    前記第1の光電変換セル群内に配置された前記第2の光電変換セル群における第2の光電変換セルのピッチは、前記第1の光電変換セル群における第1の光電変換セルのピッチよりも大きく、
    前記制御手段は、
    前記画像の周波数成分のうち前記第2の光電変換セルのピッチに対応する周波数の1/2の大きさである特定周波数よりも高い周波数の成分が該特定周波数よりも低い周波数の成分に比べて多い場合は前記第1のフォーカス制御を行い、
    前記画像の周波数成分のうち前記特定周波数よりも高い周波数の成分が該特定周波数よりも低い周波数の成分に比べて少ない場合は前記第2のフォーカス制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記周波数成分の分布と、前記位相差に基づいて得られた前記撮像光学系のデフォーカス量とに基づいて、前記第1のフォーカス制御と前記第2のフォーカス制御とを切り換えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記画像の周波数成分のうち前記特定周波数よりも高い周波数の成分が前記特定周波数よりも低い周波数の成分に比べて少ない場合であって、前記デフォーカス量が所定値より小さいときは前記第1のフォーカス制御を行い、前記デフォーカス量が前記所定値より大きいときは前記第2のフォーカス制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 撮像光学系からの光束により形成された被写体像を光電変換して画像の生成に用いられる第1の信号を出力する第1の光電変換セル群、及び前記撮像光学系からの光束のうち分割された光束により形成された複数の像を光電変換して位相差の検出に用いられる第2の信号を出力する第2の光電変換セル群を有する撮像素子を有し、前記第1の光電変換セル群内に配置された前記第2の光電変換セル群における第2の光電変換セルのピッチが、前記第1の光電変換セル群における第1の光電変換セルのピッチよりも大きい撮像装置の制御方法であって、
    前記第1の信号を用いたコントラスト検出方式による第1のフォーカス制御を行うステップと、
    前記第2の信号を用いた位相差検出方式による第2のフォーカス制御を行うステップとを有し、
    前記画像の周波数成分のうち前記第2の光電変換セルのピッチに対応する周波数の1/2の大きさである特定周波数よりも高い周波数の成分が該特定周波数よりも低い周波数の成分に比べて多い場合は前記第1のフォーカス制御を行い、前記画像の周波数成分のうち前記特定周波数よりも高い周波数の成分が該特定周波数よりも低い周波数の成分に比べて少ない場合は前記第2のフォーカス制御を行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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