JP5948492B2 - 撮像装置及び合焦制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置及び合焦制御方法に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子の高解像度化に伴い、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、スマートフォン等の携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant,携帯情報端末)等の撮影機能を有する情報機器の需要が急増している。なお、以上のような撮像機能を有する情報機器を撮像装置と称する。
これら撮像装置では、主要な被写体に焦点を合わせる合焦制御方法として、コントラストAF(Auto Focus、自動合焦)方式や位相差AF方式が採用されている。位相差AF方式は、コントラストAF方式に比べて合焦位置の検出を高速,高精度に行うことができるため、様々な撮像装置で多く採用されている(例えば特許文献1〜3参照)。
位相差AF方式では、位相差検出用の一対のセンサ行の出力をデータとして取り込み、その一対のセンサ出力の相関を取る。具体的には、一方のセンサ行のデータをA[1]…A[k]とし、他方のセンサ行のデータをB[1]…B[k]とし、これら2つのデータを“d”ずらしたときの以下の式によって求まる2つのデータ波形によって囲まれる面積S[d]が最小となるときの“d”の値を位相差量として算出し、この位相差量に基づいてフォーカスレンズを駆動している。
Figure 0005948492
特許文献1には、カメラ本体の感光部材(フィルム、撮像素子)に関する情報(許容錯乱円径の情報)に応じて、位相差検出用のセンサ対に形成される2つの像の相関を演算するときの2つの像のシフトピッチ(上記dの増減量に相当)を変更することにより、感光部材に最適なフォーカス動作を行う撮像装置を開示している。
特許文献2には、式(1)におけるLを第一の値として位相差量を算出し、この位相差量に基づいてフォーカスレンズを移動させた後、Lを第一の値よりも小さくして位相差量を再度算出し、この位相差量に基づいてフォーカスレンズを移動させる撮像装置が記載されている。
特許文献3には、位相差量の算出に用いる位相差検出用のセンサ行の幅をズーム倍率に応じて可変とする撮像装置が記載されている。
日本国特開2007−219539号公報 日本国特開平7−143391号公報 日本国特開2009−92824号公報
特許文献1〜3の撮像装置によれば、位相差AFの精度を向上させることができる。しかし、位相差AFの際に無駄な演算が行われる可能性があり、位相差AFのための演算が効率よく行えているとは言えない。
例えば、ぼけの小さい被写体とぼけの大きい被写体とでは、上記Lの値は、ぼけの小さい被写体の方が小さくてすむ。しかし、特許文献1,3では、被写体の状態によらずに、上記Lを一定としているため、相関演算を無駄に行う場合がある。
また、特許文献2は、1回目の相関演算時と2回目の相関演算時とでLの値を変えているものの、各相関演算時におけるLの値は被写体の状態によらずに固定であるため、相関演算を無駄に行う場合がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、位相差量の演算を効率的に行って位相差AFの速度を高速化することのできる撮像装置及び合焦制御方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像装置であって、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方を受光する行方向に配列された複数の第一の位相差検出用の画素、及び、上記一対の光束の他方を受光する上記行方向に配列された複数の第二の位相差検出用の画素を含むセンサと、上記複数の第一の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第一の出力信号群と、上記複数の第二の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第二の出力信号群とを上記行方向に任意の量ずつずらしながら上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群との相関量を演算し、上記相関量が最大となるときの上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群の位相差量からデフォーカス量を算出するデフォーカス量算出部と、上記デフォーカス量算出部により算出された上記デフォーカス量に基づいて上記撮像光学系の合焦状態を制御する合焦制御部と、を備え、上記デフォーカス量算出部は、動画撮像モードにおいて、上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群のずらし量の上限値を、動画像を構成する任意の画像の撮像時における上記撮像光学系のF値、上記撮像光学系の焦点距離、又は上記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じた第一の値に設定し、上記第一の値を設定した後は、上記撮像装置の撮像している方向の変化量が閾値を超えていると検出した場合に、上記ずらし量の上限値を、上記撮像している方向が変化した状態で行われる画像の撮像時における上記撮像光学系のF値、上記撮像光学系の焦点距離、又は上記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じて決めた値に設定するものである。
本発明の合焦制御方法は、撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方を受光する行方向に配列された複数の第一の位相差検出用の画素、及び、上記一対の光束の他方を受光する上記行方向に配列された複数の第二の位相差検出用の画素を含むセンサを有し、上記撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像装置における合焦制御方法であって、上記複数の第一の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第一の出力信号群と、上記複数の第二の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第二の出力信号群とを上記行方向に任意の量ずつずらしながら上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群との相関量を演算し、上記相関量が最大となるときの上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群の位相差量からデフォーカス量を算出するデフォーカス量算出ステップと、上記デフォーカス量算出ステップにおいて算出した上記デフォーカス量に基づいて上記撮像光学系の合焦状態を制御する合焦制御ステップと、を備え、上記デフォーカス量算出ステップでは、静止画撮像を連続して行う動画撮像モード時に、上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群のずらし量の上限値を、動画像を構成する任意の画像の撮像時における上記撮像光学系のF値、上記撮像光学系の焦点距離、又は上記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じて決めた第一の値に設定し、上記第一の値を設定した後は、上記撮像装置の撮像している方向の変化量が閾値を超えていると検出した場合に、上記ずらし量の上限値を、上記撮像している方向が変化した状態で行われる画像の撮像時における上記撮像光学系のF値、上記撮像光学系の焦点距離、又は上記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じて決めた値に設定するものである。
本発明によれば、位相差量の演算を効率的に行って位相差AFの速度を高速化することのできる撮像装置及び合焦制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示す図 図1に示すデジタルカメラに搭載される固体撮像素子5の構成を示す平面模式図 図2に示す固体撮像素子5において、相関演算に用いる2つの画素行の一例を示す図 図1に示すデジタルカメラのメインメモリに記憶されるテーブルの一例を示す図 図1に示すデジタルカメラの動作を説明するためのフローチャート 図5に示すステップS11,S12の詳細を説明するためのフローチャート 図2に示す固体撮像素子5の変形例である固体撮像素子5aを示す図 撮像装置としてスマートフォンを説明する図 図8のスマートフォンの内部ブロック図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示す図である。
図1に示すデジタルカメラの撮像系は、撮像光学系としてのレンズ装置(撮影レンズ1と絞り2とを含む)と、CMOS型の固体撮像素子5とを備えている。
撮影レンズ1及び絞り2を含むレンズ装置は、カメラ本体に着脱可能なものであってもよいし、カメラ本体に固定なものであってもよい。撮影レンズ1は、フォーカスレンズとズームレンズを含む。フォーカスレンズとは、光軸方向に移動することで焦点位置の調節をするレンズをいう。ズームレンズとは、光軸方向に移動することで焦点距離を変化させて、撮像画角を変えるレンズをいう。撮像画角とは、撮像素子に写る範囲を角度で表したものである。また、焦点距離とは、ピントを合わせたときの、レンズから撮像素子までの距離のことを意味する。
デジタルカメラの電気制御系全体を統括制御するシステム制御部11は、フラッシュ発光部12及び受光部13を制御する。また、システム制御部11は、レンズ駆動部8を制御して撮影レンズ1に含まれるフォーカスレンズ又はズームレンズの位置を調整する。更に、システム制御部11は、絞り駆動部9を介して絞り2の開口量を制御することにより、露光量の調整を行う。
また、システム制御部11は、撮像素子駆動部10を介して固体撮像素子5を駆動し、撮影レンズ1を通して撮像した被写体像を撮像画像信号として出力させる。システム制御部11には、操作部14を通してユーザからの指示信号が入力される。
デジタルカメラの電気制御系は、更に、固体撮像素子5の出力に接続された相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部6と、このアナログ信号処理部6から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路7とを備える。アナログ信号処理部6及びA/D変換回路7は、システム制御部11によって制御される。アナログ信号処理部6及びA/D変換回路7は固体撮像素子5に内蔵されることもある。
更に、このデジタルカメラの電気制御系は、メインメモリ16と、メインメモリ16に接続されたメモリ制御部15と、A/D変換回路7から出力される撮像画像信号に対し、デモザイク処理、ガンマ補正処理、及びRGB/YC変換処理等を行って撮像画像データを生成するデジタル信号処理部17と、デジタル信号処理部17で生成された撮像画像データをJPEG形式に圧縮したり圧縮画像データを伸張したりする圧縮伸張処理部18と、デフォーカス量を算出するデフォーカス量算出部19と、着脱自在の記録媒体21が接続される外部メモリ制御部20と、カメラ背面等に搭載された表示部23が接続される表示制御部22とを備えている。メモリ制御部15、デジタル信号処理部17、圧縮伸張処理部18、デフォーカス量算出部19、外部メモリ制御部20、及び表示制御部22は、制御バス24及びデータバス25によって相互に接続され、システム制御部11からの指令によって制御される。
図2は、図1に示すデジタルカメラに搭載される固体撮像素子5の構成を示す平面模式図である。
固体撮像素子5は、行方向X及びこれに直交する列方向Yに二次元状に配列された多数の画素51(図中の各正方形のブロック)を備えている。図2では全ての画素51は図示していないが、実際には、数百万〜1千数百万個程度の画素51が二次元状に配列される。固体撮像素子5により撮像を行うと、この多数の画素51の各々から出力信号が得られる。この多数の出力信号の集合を本明細書では撮像画像信号という。
各画素51は、フォトダイオード等の光電変換部と、この光電変換部上方に形成されたカラーフィルタと、光電変換部に蓄積された信号電荷に応じた信号を出力する信号出力回路とを含む。
信号出力回路は、良く知られているMOS回路であり、例えば、光電変換部に蓄積された電荷が転送される電荷蓄積部と、光電変換部の電荷を電荷蓄積部に転送するための転送トランジスタと、電荷蓄積部の電位をリセットするリセットトランジスタと、電荷蓄積部の電位に応じた信号を出力する出力トランジスタと、出力トランジスタから出力信号線に信号を選択的に出力させるための行選択トランジスタとを含んで構成される。
図2では、赤色光を透過するカラーフィルタを含む画素51には“R”の文字を付し、緑色光を透過するカラーフィルタを含む画素51には“G”の文字を付し、青色光を透過するカラーフィルタを含む画素51には“B”の文字を付している。
多数の画素51は、行方向Xに並ぶ複数の画素51からなる画素行を、列方向Yに複数個並べた配列となっている。そして、奇数行の画素行と偶数行の画素行は、各画素行の画素51の配列ピッチの略1/2、行方向Xにずれている。
奇数行の画素行の各画素51に含まれるカラーフィルタの配列は全体としてベイヤ配列となっている。また、偶数行の画素行の各画素51に含まれるカラーフィルタの配列も全体としてベイヤ配列となっている。奇数行にある画素51と、この画素51に対して右下に隣接する、この画素51と同色光を検出する画素51とがペア画素を構成する。
このような画素配列の固体撮像素子5によれば、ペア画素を構成する2つの画素51の出力信号を加算することでカメラの高感度化を図ったり、ペア画素を構成する2つの画素51の露光時間を変え、かつ、この2つの画素51の出力信号を加算することでカメラの広ダイナミックレンジ化を図ったりすることができる。
固体撮像素子5では、多数の画素51のうちの一部が位相差検出用の画素となっている。
位相差検出用の画素は、複数の位相差検出用画素51Rと複数の位相差検出用画素51Lとを含む。
複数の位相差検出用画素51Rは、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方(例えば瞳領域の右半分を通過した光束)を受光し受光量に応じた信号を出力する。つまり、固体撮像素子5に設けられた複数の位相差検出用画素51Rは、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方によって形成される像を撮像するものとなる。
複数の位相差検出用画素51Lは、上記一対の光束の他方(例えば瞳領域の左半分を通過した光束)を受光し受光量に応じた信号を出力する。つまり、固体撮像素子5に設けられた複数の位相差検出用画素51Lは、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の他方によって形成される像を撮像するものとなる。
なお、位相差検出用画素51R,51L以外の複数の画素51(以下、撮像用画素という)は、撮影レンズ1の瞳領域のほぼ全ての部分を通過した光束によって形成される像を撮像するものとなる。
各画素51の光電変換部上方には、遮光膜が設けられ、この遮光膜には、光電変換部の受光面積を規定する開口が形成されている。
撮像用画素51の開口(図2において符号aで示す)の中心は、撮像用画素51の光電変換部の中心(正方形のブロックの中心)と一致している。なお、図2では、図を簡略化するために、撮像用画素51については一部のみに開口aを図示している。
これに対し、位相差検出用画素51Rの開口(図2において符号cで示す)の中心は、位相差検出用画素51Rの光電変換部の中心に対し右側に偏心している。
位相差検出用画素51Lの開口(図2において符号bで示す)の中心は、位相差検出用画素51Lの光電変換部の中心に対して左側に偏心している。
固体撮像素子5では、緑色のカラーフィルタが搭載される画素51の一部が位相差検出用画素51R又は位相差検出用画素51Lとなっている。勿論、他の色のカラーフィルタが搭載される画素を位相差検出用画素としてもよい。
位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51Lは、それぞれ、画素51が配置される領域において離散的及び周期的に配置されている。
位相差検出用画素51Rは、図2の例では、偶数行の画素行の一部(図2の例では、3画素行おきに並ぶ4つの画素行)において、行方向Xに3つの画素51おきに配置されている。
位相差検出用画素51Lは、図2の例では、奇数行の画素行の一部(位相差検出用画素51Rを含む画素行の隣にある画素行)において、行方向Xに、位相差検出用画素51Rと同じ周期で配置されている。
このような構成により、遮光膜の開口bを通って位相差検出用画素51Lに受光される光は、図2の紙面上方に設けられる撮影レンズ1の被写体から見て左側からの光、すなわち被写体を右眼で見た方向から来た光が主となる。また、遮光膜の開口cを通って位相差検出用画素51Rに受光される光は、撮影レンズ1の被写体から見て右側からの光、すなわち被写体を左眼で見た方向から来た光が主となる。
即ち、全ての位相差検出用画素51Rによって、被写体を左眼で見た撮像画像信号を得ることができ、全ての位相差検出用画素51Lによって、被写体を右眼で見た撮像画像信号を得ることができる。このため、両者を組み合わせることで、被写体の立体画像データを生成したり、両者を相関演算することで位相差量を算出したりすることが可能になる。
なお、位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51Lは、遮光膜の開口を逆方向に偏心させることで、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した光束をそれぞれ受光できるようにして、位相差量を得られるようにしている。しかし、位相差量を得るための構造はこれに限らず、他のよく知られているものを採用することができる。
固体撮像素子5は、更に、垂直走査回路52と水平走査回路53を備える。
垂直走査回路52は、各画素51に含まれる信号出力回路の転送トランジスタ、リセットトランジスタ、及び行選択トランジスタのオンオフ制御を行う。
水平走査回路53は、列方向Yに並ぶ画素51からなる画素列毎に設けられる出力信号線に接続され、任意の画素行にある各画素51から出力信号線に出力された出力信号を順次、固体撮像素子5外部に出力する。
垂直走査回路52及び水平走査回路53は、図1に示した撮像素子駆動部10の指示にしたがって動作する。撮像素子駆動部10は、画素行毎に露光期間を一定時間ずらす、所謂ローリングシャッタ方式で固体撮像素子5を駆動する。
画素行の各画素51の露光期間は、当該各画素51のリセットトランジスタをオンにして、当該各画素51に含まれる電荷蓄積部の電位をリセットした時点で開始され、当該各画素51に含まれる転送トランジスタをオンにして、当該各画素51の光電変換部に蓄積された電荷を電荷蓄積部に転送完了した時点で終了される。撮像素子駆動部10は、この露光期間の開始タイミングを画素行毎にずらすように垂直走査回路52を制御する。
図1に示すデフォーカス量算出部19は、位相差検出用画素51L及び位相差検出用画素51Rから読み出される出力信号群を用いて、上記一対の光束によって形成される2つの像の相対的なずれ量である位相差量を算出する。デフォーカス量算出部19は、この位相差量に基づいて、撮影レンズ1の焦点調節状態、ここでは合焦状態から離れている量とその方向、すなわちデフォーカス量を算出する。
図1に示すシステム制御部11は、デフォーカス量算出部19によって算出されたデフォーカス量に基づいて、撮影レンズ1に含まれるフォーカスレンズを合焦位置に移動させて、撮影レンズ1の合焦状態を制御する合焦制御部として機能する。
次に、デフォーカス量算出部19による位相差量の算出方法を詳細に説明する。
デフォーカス量算出部19は、位相差検出用画素51Rを含む画素行と、この位相差検出用画素51Rに近接する位相差検出用画素51Lを含む画素行の2つの画素行から読み出される出力信号を用いて位相差量を算出する。
なお、本明細書において、近接する2つの画素(又は画素行)とは、実質的に同じ被写体部分からの光を受光していると見なすことのできる程度に近接している2つの画素(又は画素行)のことを言う。
デフォーカス量算出部19は、図3において太枠で囲った近接する2つの画素行(画素行L1と画素行L2)から出力された信号群のうち、画素行L1に含まれる位相差検出用画素51Rの出力信号を、位相差検出用画素51Rの行方向Xの位置が左にあるものから順にA[1]…A[k]とする。
また、デフォーカス量算出部19は、画素行L2に含まれる位相差検出用画素51Lの出力信号を、位相差検出用画素51Lの行方向Xの位置が左にあるものから順にB[1]…B[k]とする。
信号A[n]と信号B[n](n=1,2,3,・・・,k)は、近接する位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51L(ペア画素となる位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51L)の出力信号である。
そして、デフォーカス量算出部19は、画素行L1の位相差検出用画素51Lによって撮像された像(画素行L1に含まれる複数の位相差検出用画素51Lの出力信号群に相当)と、画素行L2の位相差検出用画素51Rによって撮像された像(画素行L2に含まれる複数の位相差検出用画素51Rの出力信号群に相当)との相関量に対応する面積S[d]を、上記式(1)の演算により算出する。面積S[d]は、その値が小さいほど2つの像の相関量が大きいことを意味する。
デフォーカス量算出部19は、式(1)における“d”の値を、Lから−Lの範囲で単位量(例えば“1”。この数値は任意)ずつ増減させて得た全てのS[d]のうち、S[d]が最小値となったとき(言い換えると、2つの像の相関量が最大になったとき)の“d”の値を、位相差量として算出する。
本実施形態では、式(1)による相関演算の演算量を最適化すべく、デフォーカス量算出部19が、絞り2のF値、撮影レンズ1の焦点距離(ズームレンズの位置)、及び撮影レンズ1に含まれるフォーカスレンズの位置(フォーカス位置)に応じて、上記Lの値(相関演算の際に2つの像をシフトさせる量の上限値、以下シフト量という)を設定する。F値とは、絞りの開口量で決まる値(絞り開放側で小さくなるもの)である。
F値、焦点距離、及びフォーカス位置の組み合わせによって、被写体のボケが大きい状況なのか、ボケが小さい状況なのかが決まる。被写体のボケが小さい状況では、被写体のボケが大きい状況と比べて、位相差量dが小さくなる。
そこで、デフォーカス量算出部19は、被写体のボケが小さい状況では、被写体のボケが大きい状況よりもシフト量Lの値を小さくする。このようにすることで、式(1)のS[d]を求める数を減らし、無駄な演算を省くことができる。
F値及び焦点距離の組み合わせとシフト量Lとの関係は、予め実験的に求めておき、図4に例示するテーブルをメインメモリ16に記憶しておく。なお、図4に示すテーブルは、フォーカス位置がMOD又はINF(フォーカスレンズの移動可能範囲における両端部)にあるときのものとしている。
シフト量Lとして設定可能な最大値は、フォーカスレンズの端から端までの移動量をMとし、フォーカスレンズを移動量Mだけ移動させたときのデフォーカス量の変化量をMdとすると、この変化量Mdから位相差量を逆算することで求まる。図4に示すテーブルは、フォーカス位置がMOD又はINFにあるときのものとしているため、L=96が、デフォーカス量算出部19によって設定することのできるシフト量Lの最大値となる。
F値が大きくなるほど、被写体のボケは減少していく(像の分離が減少する)ため、合焦のために必要なフォーカスレンズの移動量が同等でも、位相差量は減少する。また、焦点距離が短くなるほど、被写体のボケは減少していく(像の分離が減少する)ため、合焦のために必要なフォーカスレンズの移動量が同等でも、位相差量は減少する。
このように、F値と焦点距離の組み合わせによって位相差量の取り得る最大値は変わる。
したがって、図4に示したように、F値と焦点距離の組み合わせによって、位相差量の最大値に相当するシフト量Lの値が異なるテーブルが作成されることになる。
なお、フォーカスレンズの移動量に最低限必要とされる値(以下、必要フォーカス移動量ともいう)は、フォーカス位置がMODとINFにあれば、その上限値はMとなる。しかし、フォーカス位置がMODとINFの間にある場合は、必要フォーカス移動量の上限値はMより小さくなる。
例えば、フォーカス位置がMODとINFの中間にある場合は、必要フォーカス移動量は最大でM/2となる。したがって、この場合は、図4に示したテーブルにおけるLの各数値を1/2にしても、問題なく合焦制御を行うことができる。
デフォーカス量算出部19は、位相差AFを行う時点でのフォーカス位置の情報から、必要フォーカス移動量の最大値を判定し、判定した最大値にしたがって図4に示すテーブルを加工して、シフト量Lを決定する。
具体的には、デフォーカス量算出部19は、現在のフォーカスレンズの位置とMODとの距離、現在のフォーカスレンズの位置とINFとの距離を算出し、これら2つの距離の大きい方を、あらゆるF値と焦点距離の組み合わせに対応する必要フォーカス移動量の最大値Maとする。そして、デフォーカス量算出部19は、図4のテーブルにおいて、システム制御部11から取得したF値と焦点距離の組み合わせに対応する数値を選択し、この数値にMa/Mを乗じた値(小数点以下は切り上げ)を、シフト量Lとして決定する。
例えば、フォーカス位置が、INFとMODの中間と、INFとの中間にあり、F値がF2.0、焦点距離が56以上100未満である場合、デフォーカス量算出部19は、32×(3/4)=24をシフト量Lとする。
なお、図4に示すテーブルをフォーカス位置毎に生成してメインメモリ16に記憶しておき、デフォーカス量算出部19が、フォーカス位置に対応するテーブルとF値及び焦点距離とから、シフト量Lを決定してもよい。
以上のように構成されたデジタルカメラは、静止画撮像を連続して行う動画撮像モードを設定可能である。以下では、この動画撮像モード時のデジタルカメラの動作を説明する。
図5は、図1に示すデジタルカメラの動画撮像モード時の動作を説明するためのフローチャートである。
動画撮像モードに設定された状態で、操作部14に含まれるシャッタボタンが押されて、動画撮像開始の指示があると、システム制御部11は、この指示の直前に得ていたライブビュー画像用の撮像画像信号に基づいて露出を制御し、フォーカスレンズ位置を予め決められた位置に制御する(ステップS1)。
この状態で、システム制御部11は、固体撮像素子5によって、動画像を構成するnフレーム目(ここではn=1)の静止画像の撮像(各画素の露光及び各画素からの信号読み出し)を開始させる。そして、この撮像によって固体撮像素子5から出力された撮像画像信号がメインメモリ16に記憶される(ステップS2)。
次に、デフォーカス量算出部19が、nフレーム目の静止画像の撮像時におけるF値、焦点距離、及びフォーカスレンズ位置の情報をシステム制御部11から取得する(ステップS3)。
次に、デフォーカス量算出部19は、ステップS3において取得した情報と、メインメモリ16に記憶されているテーブルとを用いて、シフト量Lを設定する(ステップS4)。
次に、デフォーカス量算出部19は、メインメモリ16に記憶されたnフレーム目の撮像画像信号のうち、画素行L1から得られた位相差検出用画素51Lの出力信号群と、画素行L2から得られた位相差検出用画素51Rの出力信号群を取得する(ステップS5)。
次に、デフォーカス量算出部19は、ステップS5で取得した出力信号を用いて、上記式(1)に示す相関演算を行う(ステップS6)。
相関演算の結果、デフォーカス量算出部19は、S[d]が最小となる“d”の値を位相差量とする。デフォーカス量算出部19は、ステップS5,S6の処理を、位相差検出用画素51Rとこの位相差検出用画素51Rとペア画素を構成する位相差検出用画素51Lを含む2つの画素行毎に行って、複数の位相差量を算出する。
そして、デフォーカス量算出部19は、この複数の位相差量を用いてデフォーカス量を算出する(ステップS7)。例えば、デフォーカス量算出部19は、複数の位相差量を平均し、平均して得た位相差量に基づいてデフォーカス量を算出する。
次に、システム制御部11が、ステップS7で算出したデフォーカス量に基づいてフォーカスレンズの位置を駆動して、合焦制御を行う(ステップS8)。ステップS8の処理と並行して、システム制御部11は、nフレーム目の撮像画像信号に基づいて露出制御を行う(ステップS9)。
ステップS8及びステップS9の処理が終わると、システム制御部11は、(n+1)フレーム目の静止画像の撮像を開始させる。そして、この撮像によって得られる撮像画像信号がメインメモリ16に記憶される(ステップS10)。
次に、デフォーカス量算出部19は、画素行L1の位相差検出用画素51Lによって撮像された像と、画素行L2の位相差検出用画素51Rによって撮像された像との位相差量が、nフレーム目の静止画像の撮像時と(n+1)フレーム目の静止画像の撮像時とで実質的に変化する(予め決めた閾値以上変化する)条件を満たすか否かを判定する(ステップS11)。
位相差量が変化する条件には、例えば次の(A)〜(C)に示す条件がある。被写体距離は、被写体に依存するため、被写体条件の1つである。撮像方向、F値、及び焦点距離は、それぞれ撮像している側に依存するため、撮像条件の1つである。
(A)合焦している主要被写体とデジタルカメラ(例えば固体撮像素子5の撮像面)との距離である被写体距離が変化すること
(B)デジタルカメラの撮像している方向(撮影レンズ1の光軸の伸びる方向)である撮像方向が変化すること
(C)絞り2のF値と撮像レンズ1の焦点距離の少なくとも一方が変化すること
ここで、任意のパラメータ(被写体距離、撮像方向、焦点距離、F値)が変化するとは、このパラメータに上記位相差量が変化する程度の変化があることを言う。以下、上記の各条件を満たすか否かの判定方法について説明する。
<条件(A)を満たすか否かの判定方法>
デフォーカス量算出部19は、(n+1)フレーム目の撮像で得られる撮像画像信号を用いて、式(1)の相関演算により位相差量を算出し、算出した位相差量が、ステップS6で算出したnフレーム目における位相差量に対して、閾値以上増加、又は、閾値以上減少している場合に、条件(A)を満たしていると判定する。
また、ステップS8で合焦される主要被写体は、人物や動物の顔等であることが多い。そこで、デフォーカス量算出部19は、nフレーム目の撮像で得られる撮像画像信号に顔検出処理を施して、合焦されている主要被写体を検出し、検出した主要被写体の大きさと、(n+1)フレーム目の撮像画像信号から検出した当該主要被写体の大きさとを比較する。そして、(n+1)フレーム目において撮像された主要被写体の面積が、nフレーム目において撮像された主要被写体の面積よりも閾値以上大きく又は小さくなっている場合に、条件(A)を満たしていると判定してもよい。
<条件(B)を満たすか否かの判定方法>
nフレーム目の静止画像の撮像時における露出値と、(n+1)フレーム目の静止画像の撮像時における露出値とに大きな変化がある場合は、撮像方向が変わっていると推定できる。このため、デフォーカス量算出部19は、ステップS1で決められたnフレーム目の静止画像の撮像時における露出値と、ステップS9で決められた(n+1)フレーム目の静止画像の撮像時における露出値とを比較し、双方に閾値以上の差がある場合に、条件(B)を満たしていると判定する。
また、デジタルカメラがパンされる等して大きく動いた場合も、撮像方向が変わっていると判断できる。そこで、デジタルカメラに、ジャイロセンサ等の動き検出手段を設けておく。そして、デフォーカス量算出部19は、この動き検出手段の検出信号から、nフレーム目の静止画像の撮像と(n+1)フレーム目の静止画像の撮像との間で、デジタルカメラが閾値以上動いたか否かを判定し、デジタルカメラが閾値以上動いたと判定したときに、条件(B)を満たすと判定してもよい。
<条件(C)を満たすか否かの判定方法>
デフォーカス量算出部19は、nフレーム目の静止画像の撮像時におけるF値と、(n+1)フレーム目の静止画像の撮像時におけるF値とを比較し、双方に差があった場合に、条件(C)を満たすと判定する。また、デフォーカス量算出部19は、nフレーム目の静止画像の撮像時における焦点距離と、(n+1)フレーム目の静止画像の撮像時における焦点距離とを比較し、双方に閾値以上の差があった場合に、条件(C)を満たすと判定する。
ステップS11の判定がYESのとき、デフォーカス量算出部19は、シフト量Lを再度設定しなおす(ステップS12)。ステップS12の後、デフォーカス量算出部19は、ステップS13において“n”の値を“n+1”に変更して、ステップS5以降の処理を行う。
ステップS11の判定がNOのとき、デフォーカス量算出部19は、シフト量Lを変更することなく、ステップS13において“n”の値を“n+1”に変更して、ステップS5以降の処理を実行する。
図6は、図5に示したステップS11,S12の詳細を示すフローチャートである。
ステップS10の後、デフォーカス量算出部19は、(n+1)フレーム目の静止画像の撮像時におけるF値が、nフレーム目の静止画像の撮像時におけるF値に対して変化しているかを判定し、更に、(n+1)フレーム目の静止画像の撮像時における焦点距離が、nフレーム目の静止画像の撮像時における焦点距離に対して変化しているかを判定する(ステップS21)。
ステップS21の判定がYESの場合、デフォーカス量算出部19は、(n+1)フレーム目の静止画像の撮像時におけるF値、焦点距離、及びフォーカスレンズ位置の情報をシステム制御部11から取得する(ステップS25)。
次に、デフォーカス量算出部19は、ステップS25において取得した情報と、メインメモリ16に記憶されているテーブルとを用いて、シフト量Lを設定する(ステップS26)。デフォーカス量算出部19は、ステップS26の後は、図5のステップS13の処理を行う。
ステップS21の判定がNOの場合、デフォーカス量算出部19は、nフレーム目の静止画像の撮像時におけるデジタルカメラの撮像方向と、(n+1)フレーム目の静止画像の撮像時におけるデジタルカメラの撮像方向とに大きな変化があるか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22の判定がYESの場合、この場合は、既に設定されているシフト量では、大きすぎたり、小さすぎたりする場合がある。そこで、デフォーカス量算出部19は、ステップS25以降の処理を行って、シフト量を最も演算量が少なくなる値に再設定する。
ステップS22の判定がNOの場合、デフォーカス量算出部19は、nフレーム目の静止画像の撮像時における被写体距離と、(n+1)フレーム目の静止画像の撮像時における被写体距離とに大きな変化があるか否かを判定する(ステップS23)。
ステップS23の判定がYESの場合、デフォーカス量算出部19は、ステップS3で設定したシフト量Lを、シフト量Lよりも大きい値に設定する(ステップS24)。デフォーカス量算出部19は、ステップS24の後は、図5のステップS13の処理を行う。
ステップS23の判定がNOの場合、デフォーカス量算出部19は、図5のステップS13の処理を行う。
以上のように、図1に示すデジタルカメラによれば、F値、焦点距離、及びフォーカス位置に応じてシフト量Lを決めるため、シフト量Lを常に固定にする場合と比較して、無駄な相関演算が行われるのを防ぐことができ、位相差AFの高速化が可能となる。
また、図1に示すデジタルカメラは、動画像のnフレーム目を構成する静止画像の撮像時におけるF値、焦点距離、及びフォーカス位置に応じてシフト量Lを設定した後は、位相差量が変化する条件を満たす場合に、このシフト量Lを別の値に設定する。動画撮像中は、主要被写体とデジタルカメラの相対位置が変化したり、絞り2の開口量やズーム倍率が変わったり等、撮像条件又は被写体条件等の撮影環境が刻々と変化する。このため、このような撮影環境の変化があった場合に、そのときの状況にあった最適なシフト量Lを再度設定することで、位相差量の演算精度を落とすことなく、全体としての相関演算量を減らすことができる。
なお、図1に示すデジタルカメラを、位相差AFとコントラストAFを併用するデジタルカメラとすることもできる。例えば、被写体が暗い場合や被写体に顔が含まれる場合にはコントラストAFを優先的に行い、被写体が明るい場合や被写体に顔が含まれていない場合には位相差AFを優先的に行うものとする。そして、コントラストAFから位相差AFに変更された場合には、既に設定しているシフト量を大きい値に変更する。又は、コントラストAFから位相差AFに変更された場合に、既に主要被写体にピントが合っている場合には、既に設定しているシフト量を小さい値に変更する。このようにすることでも、位相差量の演算精度を落とすことなく、全体としての相関演算量を減らすことができる。
ここまでは、固体撮像素子5をCMOS型として説明したが、CCD型のものを用いても、同様の効果を得ることができる。
次に、図1に示すデジタルカメラの変形例について説明する。
図1に示すデジタルカメラは、撮像素子駆動部10が固体撮像素子5をローリングシャッタ方式で駆動する。ローリングシャッタ方式では、画素行毎に露光タイミングが僅かにずれる。このため、被写体が動いている場合には、近接する2つの画素行であっても、これら2つの画素行から得られる出力信号群同士の間には、ローリングシャッタ駆動に起因する像の歪みが位相差として生じる場合がある。
ローリングシャッタ駆動に起因する位相差Dが発生していると、d=L、又は、d=−LのときにS[d]が最小となった場合でも、実際には、この最小のS[d]よりも、S[L+D]又はS[−(L+D)]の方が小さくなる可能性がある。
そこで、この変形例では、デフォーカス量算出部19が、図5のステップS4及び図6のステップS26において、F値、焦点距離、及びフォーカス位置に応じて決定したシフト量Lの値に、ローリングシャッタ駆動に起因する位相差Dを加算したシフト量L’を算出する。そして、図5のステップS6では、下記式(2)によってS[d]が最小となるdを位相差量として算出する。式(2)は、式(1)において、2つの像のずらし量の上限値をL’としたものである。
Figure 0005948492
位相差Dは、近接する2つの画素行の各々に含まれる撮像用画素51の出力信号同士の相関演算により求めることができる。
例えば、デフォーカス量算出部19は、図3に示した画素行L1に含まれる撮像用画素51の出力信号を、E[1]…E[k]とし、画素行L2に含まれる撮像用画素51の出力信号を、F[1]…F[k]とし、下記式(3)で求まるS[d]が最小となるdの値を位相差Dとして算出する。
なお、式(3)における2つの像のずらし量の上限値Laは、E[1]…E[k]の出力元の画素行と、F[1]…F[k]の出力元の画素行との間にある画素行の数と撮像素子の読み出し速度によって決めておく。この数が少なく、読み出しが速いほど、位相差Dは小さくなるため、この数が少なく、読み出しが速いほどLaは小さくすればよい。
Figure 0005948492
以上のように、この変形例によれば、相関演算を行う対象となる2つの像の間に、ローリングシャッタ駆動による歪みが発生していた場合でも、デフォーカス量の算出を精度良く行うことができる。
なお、図5のステップS5では、画素行L1,L2から得られた出力信号を取得している。このようにすることで、位相差AF時に、位相差検出用画素51R,51Lを含む画素行以外の画素行、つまり撮像用画素51だけを含む画素行からの信号読出しが不要となる。したがって、位相差AFに使用する信号の読み出しを高速化することができ、位相差AFの高速化が可能となる。
なお、ローリングシャッタ駆動に起因する位相差Dを算出するために用いる2つの出力信号群は、撮像用画素51だけを含む画素行から得られたものを用いてもよい。
例えば、図5のステップS6では、図3に示した画素行L3と画素行L4の各々から得られた出力信号群を用いて相関演算を行い、位相差Dを算出してもよい。
また、位相差Dを算出するために用いる2つの出力信号群は、近接する2つの画素行から得られたものであればよく、例えば、図3に示した画素行L3と画素行L5の各々から得られた出力信号群を用いて、位相差Dを算出してもよい。
この場合、デフォーカス量算出部19は、式(3)の左辺が最小となるようなdの値を位相差Dとして求めるが、ここで求まるDの値は、画素行L3と画素行L4の各々から得られた出力信号群を用いて算出した位相差Dの4倍の値となる。そのため、式(3)の左辺が最小となるようなdの値を4で割って得られる値を最終的な位相差Dとすればよい。
なお、以上の説明では、固体撮像素子5に含まれる全ての画素行について、露光期間をずらすローリングシャッタ駆動を行うものとした。しかし、全ての画素行のうちの一部、つまり、位相差検出用画素51R,51Lを含む行についてだけ、ローリングシャッタ駆動し、それ以外の画素行についてはグローバルシャッタ駆動を行うといった形態も可能である。
ここまでは、画素51がいわゆるハニカム配列されたものを例にしたが、画素51が正方格子状に配列された固体撮像素子にも本発明は適用可能である。
図7は、図2に示す固体撮像素子5の変形例である固体撮像素子5aを示す図である。
固体撮像素子5aは、行方向Xと列方向Yに正方格子状に配列された多数の画素51aと、垂直走査回路52と、水平走査回路53とを備える。画素51aの構成は画素51と同じであり、カラーフィルタの配列はベイヤ配列となっている。
多数の画素51aは、遮光膜の開口aが偏心していない通常の画素51aと、偏心した開口d,eを有する位相差検出用画素とを含む。開口dを有する画素51aが位相差検出用画素51Lに対応し、開口eを有する画素51aが位相差検出用画素51Rに対応している。
このような構成の固体撮像素子5aでも、上述してきた方法でシフト量Lを決定することで、位相差AFを高速に行うことができる。
図2及び図7では、近接する位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51Lとで行方向Xの位置が1画素分ずれているが、近接する位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51Lの行方向Xの位置を同じにした構成としてもよい。
ここまでは、固体撮像素子5,5aが複数色のカラーフィルタを搭載してカラー撮像を行うものとしたが、固体撮像素子5,5aは、カラーフィルタを緑色の単色にする、カラーフィルタを省略する等して、モノクロ撮像用の撮像素子としてもよい。また、カラーフィルタの色は原色に限らず、補色フィルタ等を用いてもよい。
また、以上の説明では、固体撮像素子5を、撮像用画素51と位相差検出用画素51R,51Lが混在する撮像兼位相差検出用の撮像素子とした。しかし、撮像用画素51を持たない位相差AF専用の素子を固体撮像素子5とは別にカメラ内に設け、この素子からの出力信号を用いることでも、図5に示した位相差AFの処理を実施することができる。
また、以上の説明では、デフォーカス量算出部19が、ステップS4及びステップS26において、F値、焦点距離、及びフォーカス位置に応じてシフト量Lを設定するものとした。しかし、これらのうちの1つに応じてシフト量Lを設定する構成としても、位相差AFのための演算を効率的に行うことができる。
本明細書では撮像装置としてデジタルカメラを例にしたが、以下では、撮像装置としてカメラ付のスマートフォンの実施形態について説明する。
図8は、本発明の撮影装置の一実施形態であるスマートフォン200の外観を示すものである。図8に示すスマートフォン200は、平板状の筐体201を有し、筐体201の一方の面に表示部としての表示パネル202と、入力部としての操作パネル203とが一体となった表示入力部204を備えている。また、この様な筐体201は、スピーカ205と、マイクロホン206と、操作部207と、カメラ部208とを備えている。なお、筐体201の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用したり、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
図9は、図8に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。図8に示すように、スマートフォンの主たる構成要素として、無線通信部210と、表示入力部204と、通話部211と、操作部207と、カメラ部208と、記憶部212と、外部入出力部213と、GPS(Global Positioning System)受信部214と、モーションセンサ部215と、電源部216と、主制御部220とを備える。また、スマートフォン200の主たる機能として、図示省略の基地局装置BSと図示省略の移動通信網NWとを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部210は、主制御部220の指示にしたがって、移動通信網NWに収容された基地局装置BSに対し無線通信を行うものである。この無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータなどの送受信や、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。
表示入力部204は、主制御部220の制御により、画像(静止画像及び動画像)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達するとともに、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル202と、操作パネル203とを備える。
表示パネル202は、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro−Luminescence Display)などを表示デバイスとして用いたものである。
操作パネル203は、表示パネル202の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指や尖筆によって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。このデバイスをユーザの指や尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部220に出力する。次いで、主制御部220は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル202上の操作位置(座標)を検出する。
図8に示すように、本発明の撮影装置の一実施形態として例示しているスマートフォン200の表示パネル202と操作パネル203とは一体となって表示入力部204を構成しているが、操作パネル203が表示パネル202を完全に覆うような配置となっている。
係る配置を採用した場合、操作パネル203は、表示パネル202外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル203は、表示パネル202に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
なお、表示領域の大きさと表示パネル202の大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル203が、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。更に、外縁部分の幅は、筐体201の大きさなどに応じて適宜設計されるものである。更にまた、操作パネル203で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などが挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部211は、スピーカ205やマイクロホン206を備え、マイクロホン206を通じて入力されたユーザの音声を主制御部220にて処理可能な音声データに変換して主制御部220に出力したり、無線通信部210あるいは外部入出力部213により受信された音声データを復号してスピーカ205から出力させたりするものである。また、図8に示すように、例えば、スピーカ205を表示入力部204が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロホン206を筐体201の側面に搭載することができる。
操作部207は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるものである。例えば、図8に示すように、操作部207は、スマートフォン200の筐体201の側面に搭載され、指などで押下されるとオンとなり、指を離すとバネなどの復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部212は、主制御部220の制御プログラムや制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。また、記憶部212は、スマートフォン内蔵の内部記憶部217と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部218により構成される。なお、記憶部212を構成するそれぞれの内部記憶部217と外部記憶部218は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、MicroSD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部213は、スマートフォン200に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE1394など)又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)など)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
スマートフォン200に連結される外部機器としては、例えば、有/無線ヘッドセット、有/無線外部充電器、有/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)やSIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有/無線接続されるスマートフォン、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、有/無線接続されるPDA、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホンなどがある。外部入出力部213は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン200の内部の各構成要素に伝達することや、スマートフォン200の内部のデータが外部機器に伝送されるようにすることができる。
GPS受信部214は、主制御部220の指示にしたがって、GPS衛星ST1〜STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、当該スマートフォン200の緯度、経度、高度からなる位置を検出する。GPS受信部214は、無線通信部210や外部入出力部213(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部215は、例えば、3軸の加速度センサなどを備え、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の物理的な動きを検出する。スマートフォン200の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン200の動く方向や加速度が検出される。係る検出結果は、主制御部220に出力されるものである。
電源部216は、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部220は、マイクロプロセッサを備え、記憶部212が記憶する制御プログラムや制御データにしたがって動作し、スマートフォン200の各部を統括して制御するものである。また、主制御部220は、無線通信部210を通じて、音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
アプリケーション処理機能は、記憶部212が記憶するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部220が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部213を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能や、電子メールの送受信を行う電子メール機能、Webページを閲覧するWebブラウジング機能などがある。
また、主制御部220は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画像や動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部204に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部220が、上記画像データを復号し、この復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部204に表示する機能のことをいう。
更に、主制御部220は、表示パネル202に対する表示制御と、操作部207、操作パネル203を通じたユーザ操作を検出する操作検出制御を実行する。表示制御の実行により、主制御部220は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンや、スクロールバーなどのソフトウェアキーを表示したり、あるいは電子メールを作成したりするためのウィンドウを表示する。なお、スクロールバーとは、表示パネル202の表示領域に収まりきれない大きな画像などについて、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部220は、操作部207を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル203を通じて、上記アイコンに対する操作や、上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付ける。
更に、操作検出制御の実行により主制御部220は、操作パネル203に対する操作位置が、表示パネル202に重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル203の感応領域や、ソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部220は、操作パネル203に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指などによって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部208は、図1に示したデジタルカメラにおける外部メモリ制御部20、記録媒体21、表示制御部22、表示部23、及び操作部14以外の構成を含む。カメラ部208によって生成された撮像画像データは、記憶部212に記録したり、入出力部213や無線通信部210を通じて出力したりすることができる。図8に示すスマートフォン200において、カメラ部208は表示入力部204と同じ面に搭載されているが、カメラ部208の搭載位置はこれに限らず、表示入力部204の背面に搭載されてもよい。
また、カメラ部208はスマートフォン200の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル202にカメラ部208で取得した画像を表示することや、操作パネル203の操作入力のひとつとして、カメラ部208の画像を利用することができる。また、GPS受信部214が位置を検出する際に、カメラ部208からの画像を参照して位置を検出することもできる。更には、カメラ部208からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン200のカメラ部208の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、カメラ部208からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
その他、静止画又は動画の画像データにGPS受信部214により取得した位置情報、マイクロホン206により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部215により取得した姿勢情報等などを付加して記録部212に記録したり、入出力部213や無線通信部210を通じて出力したりすることもできる。
以上のような構成のスマートフォン200においても、カメラ部208の撮像素子として固体撮像素子5,5aを用い、主制御部220において図5に例示した処理を行うことで、動画撮像中も高速高精度の位相差AFが可能になる。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された撮像装置は、撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像装置であって、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方を受光する行方向に配列された複数の第一の位相差検出用の画素、及び、上記一対の光束の他方を受光する上記行方向に配列された複数の第二の位相差検出用の画素を含むセンサと、上記複数の第一の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第一の出力信号群と、上記複数の第二の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第二の出力信号群とを上記行方向に任意の量ずつずらしながら上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群との相関量を演算し、上記相関量が最大となるときの上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群の位相差量からデフォーカス量を算出するデフォーカス量算出部と、上記デフォーカス量算出部により算出された上記デフォーカス量に基づいて上記撮像光学系の合焦状態を制御する合焦制御部と、を備え、上記デフォーカス量算出部は、動画撮像モードにおいて、上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群のずらし量の上限値を、動画像を構成する任意の画像の撮像時における上記撮像光学系のF値、上記撮像光学系の焦点距離、又は上記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じた第一の値に設定し、上記第一の値を設定した後は、撮像条件又は被写体条件の変化に応じて、上記ずらし量の上限値を変更するものである。
開示された撮像装置は、上記デフォーカス量算出部が、撮像している主要被写体と上記撮像装置との距離である被写体距離が変化すること、上記撮像装置の撮像している方向が変化すること、上記撮像光学系のF値と上記撮像光学系の焦点距離の少なくとも一方が変化すること、のいずれかを満たす場合に上記ずらし量の上限値を変更するものである。
開示された撮像装置は、上記デフォーカス量算出部が、上記第一の値を設定した後、上記被写体距離が変化した場合に、上記ずらし量の上限値を、既に設定されている値よりも大きい値に設定するものである。
この構成によれば、相関量の演算を効率に行うことができ、被写体に対する焦点の追従性を向上させることができる。
開示された撮像装置は、上記デフォーカス量算出部が、上記第一の値を設定した後、上記撮像装置の撮像している方向が変化した場合に、上記ずらし量の上限値を、上記撮像している方向が変化した状態で行われる静止画像の撮像時における上記撮像光学系のF値、上記撮像光学系の焦点距離、又は上記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じて決めた値に設定するものである。
この構成によれば、撮像している方向が変化したときに、第一の値ではなく、その時点での撮像条件に応じて相関量の演算を効率に行うことができ、位相差AFの速度を高速化することができる。
開示された撮像装置は、上記デフォーカス量算出部が、上記第一の値を設定した後、上記撮像光学系のF値と焦点距離の少なくとも一方が変化した場合に、上記ずらし量の上限値を、上記F値と上記焦点距離の少なくとも一方が変化した状態で行われる画像の撮像時における上記撮像光学系のF値、上記撮像光学系の焦点距離、又は上記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じて決めた値に設定するものである。
この構成によれば、撮像条件が変化した場合に、その時点での撮像条件に応じて相関量の演算を効率に行うことができ、位相差AFの精度向上、位相差AFの速度を高速化が可能となる。
開示された合焦制御方法は、撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方を受光する行方向に配列された複数の第一の位相差検出用の画素、及び、上記一対の光束の他方を受光する上記行方向に配列された複数の第二の位相差検出用の画素を含むセンサを有し、上記撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像装置における合焦制御方法であって、上記複数の第一の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第一の出力信号群と、上記複数の第二の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第二の出力信号群とを上記行方向に任意の量ずつずらしながら上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群との相関量を演算し、上記相関量が最大となるときの上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群の位相差量からデフォーカス量を算出するデフォーカス量算出ステップと、上記デフォーカス量算出ステップにおいて算出した上記デフォーカス量に基づいて上記撮像光学系の合焦状態を制御する合焦制御ステップと、を備え、上記デフォーカス量算出ステップでは、動画撮像モード時に、上記第一の出力信号群と上記第二の出力信号群のずらし量の上限値を、動画像を構成する任意の画像の撮像時における上記撮像光学系のF値、上記撮像光学系の焦点距離、又は上記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じて決めた第一の値に設定し、上記第一の値を設定した後は、撮像条件又は被写体条件の変化に応じて、上記ずらし量の上限値を変更するものである。
本発明は、デジタルカメラに適用して有用である。
以上、本発明を特定の実施形態によって説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、開示された発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本出願は、2013年3月29日出願の日本特許出願(特願2013−73127)に基づくものであり、その内容はここに取り込まれる。
5 固体撮像素子
11 システム制御部
19 デフォーカス量算出部
51 画素
51R,51L 位相差検出用画素

Claims (2)

  1. 撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像装置であって、
    前記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方を受光する行方向に配列された複数の第一の位相差検出用の画素、及び、前記一対の光束の他方を受光する前記行方向に配列された複数の第二の位相差検出用の画素を含むセンサと、
    前記複数の第一の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第一の出力信号群と、前記複数の第二の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第二の出力信号群とを前記行方向に任意の量ずつずらしながら前記第一の出力信号群と前記第二の出力信号群との相関量を演算し、前記相関量が最大となるときの前記第一の出力信号群と前記第二の出力信号群の位相差量からデフォーカス量を算出するデフォーカス量算出部と、
    前記デフォーカス量算出部により算出された前記デフォーカス量に基づいて前記撮像光学系の合焦状態を制御する合焦制御部と、を備え、
    前記デフォーカス量算出部は、動画撮像モードにおいて、前記第一の出力信号群と前記第二の出力信号群のずらし量の上限値を、動画像を構成する任意の画像の撮像時における前記撮像光学系のF値、前記撮像光学系の焦点距離、又は前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じた第一の値に設定し、前記第一の値を設定した後は、前記撮像装置の撮像している方向の変化量が閾値を超えていると検出した場合に、前記ずらし量の上限値を、前記撮像している方向が変化した状態で行われる画像の撮像時における前記撮像光学系のF値、前記撮像光学系の焦点距離、又は前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じて決めた値に設定する撮像装置。
  2. 撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方を受光する行方向に配列された複数の第一の位相差検出用の画素、及び、前記一対の光束の他方を受光する前記行方向に配列された複数の第二の位相差検出用の画素を含むセンサを有し、前記撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像装置における合焦制御方法であって、
    前記複数の第一の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第一の出力信号群と、前記複数の第二の位相差検出用の画素の各々の出力信号からなる第二の出力信号群とを前記行方向に任意の量ずつずらしながら前記第一の出力信号群と前記第二の出力信号群との相関量を演算し、前記相関量が最大となるときの前記第一の出力信号群と前記第二の出力信号群の位相差量からデフォーカス量を算出するデフォーカス量算出ステップと、
    前記デフォーカス量算出ステップにおいて算出した前記デフォーカス量に基づいて前記撮像光学系の合焦状態を制御する合焦制御ステップと、を備え、
    前記デフォーカス量算出ステップでは、静止画撮像を連続して行う動画撮像モード時に、前記第一の出力信号群と前記第二の出力信号群のずらし量の上限値を、動画像を構成する任意の画像の撮像時における前記撮像光学系のF値、前記撮像光学系の焦点距離、又は前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じて決めた第一の値に設定し、前記第一の値を設定した後は、前記撮像装置の撮像している方向の変化量が閾値を超えていると検出した場合に、前記ずらし量の上限値を、前記撮像している方向が変化した状態で行われる画像の撮像時における前記撮像光学系のF値、前記撮像光学系の焦点距離、又は前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズの位置の少なくとも1つに応じて決めた値に設定する合焦制御方法。
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