JPWO2009125812A1 - 移動履歴参照システム、移動情報登録サーバ、情報収集サーバ、移動履歴参照方法およびプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】最新のデータに基づく付加的情報を含めた移動履歴を参照することのできる移動履歴参照システムを提供する。【解決手段】第１の端末と通信する基地局と、基地局と相互に接続された移動情報登録サーバと情報収集サーバとからなり、移動情報登録サーバが、移動履歴を記憶する第１の記憶部と、基地局から第１の端末の位置情報を取得し、位置情報に対応する住所および住所に関連する付加的情報の検索を情報収集サーバに依頼する移動履歴記録部とを有し、情報収集サーバが、位置情報に対応する住所の一覧である住所データを記憶する第２の記憶部と、位置情報に対応する住所を住所データから検索し、住所に関連する付加的情報を検索して、得られた住所および付加的情報を移動情報登録サーバに返信するデータ検索部とを有する。【選択図】図１

Description

本発明は、無線通信ネットワークにおける携帯電話などの端末の移動履歴の記録および参照を実行するシステムなどに関し、特に移動履歴における各地点の付加的情報の記録および参照を実行するシステムなどに関する。

無線通信ネットワークにおける携帯電話などの端末は、もはや一人一台と言っても過言ではないほどに普及し、それらの端末の中にはＧＰＳ（Global Positioning System）などによって自らの位置を参照する機能を持つものもある。そのため、現在位置だけでなく、特定の期間やエリアにおける自らの移動履歴、もしくは他者（たとえば家族など）の移動履歴を記録して参照することの可能なサービスが求められている。

そのようなサービスを実現する技術として、次のような技術文献がある。特許文献１には、端末がＧＰＳ衛星からの信号および基地局からの信号を受信し、両方の信号に基づいて算出された位置情報から該端末の住所などを特定するという技術が記載されている。特許文献２には、端末が取得した位置情報から所在地情報を検索して、広告を付加して該端末に配信するという技術が記載されている。特許文献３には、端末の位置情報の履歴をサーバに記録するという技術が記載されている。特許文献４には、ユーザの移動履歴に基づいて、該ユーザの現在位置が日常的な行動と比べて例外的なものであるか否かを判断するという技術が記載されている。

特開２００２−２０９２４５号公報 特開２００２−２２９８８４号公報 特開２００３−２５９４２３号公報 特開２００６−２５１９３８号公報

前述の特許文献、特に特許文献１〜３を組み合わせることによって、携帯端末が取得した位置情報から住所を特定し、それをサーバに記録していくことによって該ユーザの移動履歴を記録することのできる技術は得られる。しかしながら、それだけでは不十分な場合もある。

位置情報から住所を特定することはできても、その住所に対応する付加的情報（たとえば建物名、イベント名など）を得る構成は、特許文献１〜４には記載されていない。たとえば、位置情報がサーバに記録された時点と比べて建物名が変更されている、あるいは一時的なイベントの開催中などにその位置情報が記録された、などのようなケースが実際によくある。そのような場合で、位置情報から所在地情報を得るためのデータが最新のデータでないと、古いデータに基づく所在地情報しか得られないこととなり、その場所に行くことが困難になる場合さえある。

本発明の目的は、ユーザが最新のデータに基づく付加的情報を含めた移動履歴を参照することのできる移動履歴参照システム、移動情報登録サーバ、情報収集サーバ、移動履歴参照方法およびプログラムを提供することにある。

上記目的を達成するため、本発明に係る移動履歴参照システムは、第１の端末の移動履歴を記録し参照することが可能な移動履歴参照システムであって、第１の端末と通信する基地局と、基地局と相互に接続された移動情報登録サーバと情報収集サーバとからなり、移動情報登録サーバが、移動履歴を記憶する第１の記憶部と、基地局から第１の端末の位置情報を取得し、位置情報に対応する住所および住所に関連する付加的情報の検索を情報収集サーバに依頼する移動履歴記録部とを有し、情報収集サーバが、位置情報に対応する住所の一覧である住所データを記憶する第２の記憶部と、位置情報に対応する住所を住所データから検索し、住所に関連する付加的情報を検索して、得られた住所および付加的情報を移動情報登録サーバに返信するデータ検索部とを有することを特徴とする。

上記目的を達成するため、本発明に係る移動情報登録サーバは、第１の端末と通信する基地局および情報収集サーバと相互に接続され、移動履歴参照システムを構成する移動情報登録サーバであって、第１の端末の移動履歴を記憶する記憶部と、基地局から第１の端末の位置情報を取得し、位置情報に対応する住所および住所に関連する付加的情報の検索を情報収集サーバに依頼する移動履歴記録部とを有することを特徴とする。

上記目的を達成するため、本発明に係る情報収集サーバは、端末と通信する基地局および移動情報登録サーバと相互に接続され、移動履歴参照システムを構成する情報収集サーバであって、位置情報に対応する住所の一覧である住所データを記憶する記憶部と、移動情報登録サーバから受信した位置情報に対応する住所を住所データから検索し、住所に関連する付加的情報を検索して、得られた住所および付加的情報を移動情報登録サーバに返信するデータ検索部とを有することを特徴とする。

上記目的を達成するため、本発明に係る移動履歴参照方法は、端末と通信する基地局と、基地局と相互に接続された移動情報登録サーバと情報収集サーバとからなる無線通信ネットワークにおける端末の移動履歴を記録し参照することを可能とする移動履歴参照方法であって、移動情報登録サーバを用いて、基地局から端末の位置情報を取得して、位置情報に対応する住所および住所に関連する付加的情報の検索を情報収集サーバに依頼し、情報収集サーバを用いて、位置情報に対応する住所を自らが備える住所データから検索し住所に関連する付加的情報を検索し、情報収集サーバを用いて、前記検索した住所および付加的情報を移動情報登録サーバに返信することを特徴とする。

上記目的を達成するため、本発明に係る移動履歴参照プログラムは、端末と通信する基地局および情報収集サーバと相互に接続され、移動履歴参照システムを構成する移動情報登録サーバであるコンピュータに、基地局から端末の位置情報を取得する位置情報取得処理と、位置情報に対応する住所および住所に関連する付加的情報の検索を情報収集サーバに依頼する検索依頼処理とを実行させることを特徴とする。

上記目的を達成するため、本発明に係る別の移動履歴参照プログラムは、端末と通信する基地局および移動情報登録サーバと相互に接続され、移動履歴参照システムを構成する情報収集サーバであるコンピュータに、移動情報登録サーバから受信した位置情報に対応する住所を自らが備える住所データから検索する機能と、住所に関連する付加的情報を検索する機能と、住所検索処理と付加的情報検索処理とで得られた住所および付加的情報を移動情報登録サーバに返信する機能とを実行させることを特徴とする。

本発明は、住所に関連する付加的情報を検索する情報収集サーバを備えているので、移動情報登録サーバが基地局から取得した位置情報に対応する最新の住所および位置情報を得て、該住所および位置情報を保存することができる。これによって、ユーザが最新のデータに基づく付加的情報を含めた移動履歴を参照することのできる。

以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。
［第１の実施の形態］
図１は、本発明の第１の実施の形態に係る無線通信ネットワーク１の構成を表すイメージ図である。無線通信ネットワーク１は、基地局１０と、ＵＥ（ユーザエンティティ）である複数の端末２０ａ、２０ｂ…と、移動情報登録サーバ３０と、情報収集サーバ４０とを有している。

基地局１０は、端末２０ａ、２０ｂ…と通信している。基地局１０は、無線通信ネットワーク１の中に複数存在しうる。本実施の形態では、端末２０ａ、２０ｂ…は必ずしもＧＰＳ機能を持っているものではなく、そのため端末２０ａ、２０ｂの位置は基地局１０が自らの通信可能範囲に関する情報に基づいて算出する。

移動情報登録サーバ３０は、基地局１０に端末２０ａ、２０ｂ…の位置情報および時間情報を要求し、基地局１０から返送された位置情報および時間情報を移動履歴５０として保存する。移動情報登録サーバ３０が基地局１０に対して位置情報および時間情報を要求する動作は、所定の周期にて定期的に行われる。また移動情報登録サーバ３０は、端末２０ａ、２０ｂ…からの要求に基づき、移動履歴５０に保存されていた内容を該端末に返送する。さらに、移動情報登録サーバ３０は後述の日常情報６０も記憶している。

移動情報登録サーバ３０は、処理部３１、記憶部３２、移動履歴記録部３３、移動履歴参照部３４といった各機能部を含む。処理部３１は、ＣＰＵ、ＲＡＭ、およびＯＳを含んだ、コンピュータ装置の中心部でアプリケーションソフトを実行する。記憶部３２は、移動履歴５０および後述の日常情報６０を記憶する。移動履歴記録部３３および移動履歴参照部３４は、処理部３１で実行されるアプリケーションである。移動履歴記録部３３は後述の処理によって移動履歴５０を記録し、移動履歴参照部３４は後述の処理によって移動履歴５０のデータを参照する。

情報収集サーバ４０は、移動情報登録サーバ３０からの要求に基づき、後述する付加的な情報を収集し、その結果を移動情報登録サーバ３０に返す。情報収集サーバ４０は、移動情報登録サーバ３０と同様に、処理部４１、記憶部４２およびデータ検索部４３とを含む。処理部４１は、ＣＰＵ、ＲＡＭ、およびＯＳを含んだ、コンピュータ装置の中心部でアプリケーションソフトを実行する。記憶部４２は、経度および緯度を住所およびエリアに対応付けるリストである住所データ４４を含む。データ検索部４３は、後述の処理によって移動情報登録サーバ３０から送られた位置情報から住所および付加的情報を検索する。

移動情報登録サーバ３０は、情報収集サーバ４０によって収集された情報を、移動履歴５０に含めて保存する。なお、情報収集サーバ４０と移動情報登録サーバ３０とを、物理的に同一のコンピュータによって構成するものとしてもよいし、別々のコンピュータによって構成してもよい。

もちろん、移動履歴記録部３３、移動履歴参照部３４、およびデータ検索部４３はコンピュータ装置に以後で説明する動作を実行させるプログラムとして構成することが望ましいが、それに限定されるものでもない。

図２は、図１で示した移動履歴５０のデータ構成を示す概念図である。移動履歴５０は、ＵＥ識別番号５１、時間情報５２、経度５３、緯度５４、住所５５、付加的情報５６、エリア５７、滞在時間５８などといった情報を含む。ＵＥ識別番号５１、時間情報５２、経度５３、緯度５４は、基地局１０が割り出す情報である。住所５５、付加的情報５６およびエリア５７は、経度５３および緯度５４などに基づいて情報収集サーバ４０が得る情報であり、滞在時間５８は移動情報登録サーバ３０が付加する情報であるが、詳しくは後述する。

図３は、図１で示した日常情報６０のデータ構成を示す概念図である。位置情報参照サービスを受ける端末（ここでは端末２０ａとする）はあらかじめ該サービスに登録してあり、登録された端末２０ａの日常情報６０は、移動情報登録サーバ３０にあらかじめ記憶されている。

日常情報６０は、たとえば端末２０ａを使用するユーザの自宅、勤務先、学校などのように、該ユーザが日常的にいると考えられる場所の経度および緯度を示す情報である。以後、日常情報６０として登録された経度および緯度を、各々日常経度６１および日常緯度６２という。１つの端末（ＵＥ識別番号５１）に対して、複数組の日常経度６１と日常緯度６２とを記憶することができる。

図４は、図１で示した住所データ４４のデータ構成を示す概念図である。住所データ４４は、該サービスで使用される範囲（たとえば日本全土など）の、経度５３および緯度５４と、それらの経度５３および緯度５４で示される地点の住所５５およびエリア５７の対応を示す。ここで、どの住所５５がどのエリア５７に対応するかについての情報は、サービス提供者やユーザなどがあらかじめ決定しておくことができるものである。

図５は、図１で示した基地局１０、移動情報登録サーバ３０および情報収集サーバ４０の間での移動履歴５０の記録に係る処理を示す流れ図である。移動情報登録サーバ３０に係る処理は移動履歴記録部３３が、情報収集サーバ４０に係る処理はデータ検索部４３が、それぞれ行う。

端末２０ａが基地局１０の通信可能範囲に入って基地局１０との通信を開始すると、基地局１０は端末２０ａのＵＥ識別番号５１を移動情報登録サーバ３０に報告する（ステップＳ１０１）。

移動情報登録サーバ３０は、これ以後所定の周期にて定期的に、位置情報（経度５３および緯度５４）の送付を基地局１０に要求する（ステップＳ１０２）。基地局１０は、これに反応して、端末２０ａのＵＥ識別番号５１、時間情報５２、経度５３、および緯度５４を移動情報登録サーバ３０に送信する（ステップＳ１０３）。時間情報５２は、この処理が行われる時点の時刻である。また前述のように端末２０ａ、２０ｂ…は必ずしもＧＰＳ機能を持たないので、経度５３および緯度５４は基地局１０が自らの通信可能範囲から算出する情報である。

移動情報登録サーバ３０は、基地局１０からＵＥ識別番号５１、時間情報５２、経度５３、および緯度５４を受信したことに対応し、経度５３および緯度５４と、日常情報６０として登録されているＵＥ識別番号５１に対応する日常経度６１および日常緯度６２とを比較する（ステップＳ１０４）。移動情報登録サーバ３０は、経度５３および緯度５４の示す地点と、日常経度６１および日常緯度６２の示す地点との間の距離が所定の閾値以内であれば処理をステップＳ１０５に進め、そうでない場合は処理をステップＳ１０６に進める。

移動情報登録サーバ３０は、日常情報６０として複数組の日常経度６１および日常緯度６２が登録されている場合は、それらの全ての組を経度５３および緯度５４と比較し、全ての日常情報６０の示す地点との間の距離が所定の閾値以上である場合には処理をステップＳ１０７に進め、１組でも経度５３および緯度５４の示す地点と、日常経度６１および日常緯度６２の示す地点との間の距離が所定の閾値以内である組が存在すれば処理をステップＳ１０５に進める。

ステップＳ１０５に進んだ場合は、端末２０ａに該当するユーザは日常的にいると考えられる場所の範囲内にいると考えられるので、特に行動履歴を残す必要はない。そのため、移動情報登録サーバ３０はここで処理を終了し（ステップＳ１０５）、ステップＳ１０６以後の処理は行わない。なお、ユーザの設定に基づき、ステップＳ１０４〜１０５に示した日常情報６０との比較の処理を行わないように設定することも可能である。

ステップＳ１０６に進んだ場合は、端末２０ａに該当するユーザは日常的にいると考えられる場所の範囲から外れた場所にいると考えられる。そこで移動情報登録サーバ３０は、移動履歴５０に記録されている、前回記録されたＵＥ識別番号５１に対応する（以後前回記録という）時間情報５２、経度５３および緯度５４を読み出し、まず前回記録の時間情報５２と現在の時刻を比較することによって、その場所にユーザが滞在していた時間である滞在時間５８を算出する（ステップＳ１０６）。

続いて移動情報登録サーバ３０は、今回基地局１０から受信した経度５３および緯度５４と、前回記録のそれらとを比較する（ステップＳ１０７）。移動情報登録サーバ３０は、前回記録の経度５３および緯度５４の示す地点と、今回の経度５３および緯度５４の示す地点との間の距離が所定の閾値以内であれば処理をステップＳ１０８に進め、そうでない場合は処理をステップＳ１０９に進める。

ステップＳ１０８に進んだ場合は、端末２０ａに該当するユーザは前回記録の地点から移動していないと考えられ、この場合も特に行動履歴を残す必要はない。そのため移動情報登録サーバ３０は、ステップＳ１０６で算出した滞在時間５８のみを前回記録のレコードに記録し、（ステップＳ１０８）、ここで処理を終了してステップＳ１０９以後の処理は行わない。なお、ユーザの設定に基づき、ステップＳ１０７〜１０８に示した前回記録との比較の処理を行わないように設定することも可能である。

ステップＳ１０９に進んだ場合は、端末２０ａに該当するユーザは日常的にいると考えられる場所の範囲から外れた場所にいて、かつ前回記録の地点から移動したと考えられる。この場合、移動情報登録サーバ３０は、今回基地局１０から受信したＵＥ識別番号５１、時間情報５２、経度５３、および緯度５４を、情報収集サーバ４０に転送し、該地点の住所および該地点に関する付加的情報の検索を依頼する（ステップＳ１０９）。

情報収集サーバ４０は、移動情報登録サーバ３０から受信した経度５３および緯度５４から、住所データ４４を参照して、経度５３および緯度５４に対応する住所５５、およびその住所に属するエリア５７を割り出す（ステップＳ１１０）。

さらに、情報収集サーバ４０は、ステップＳ１１０で割り出された住所５５に関する情報をインターネット経由で検索して、この住所５５に対する付加的情報５６を検索する（ステップＳ１１１）。ここで検索される付加的情報５６とは、たとえば該住所にある建物などの名称、あるいは時間情報５２で示される日時に該住所で開催されるイベントの名称などである。

情報収集サーバ４０は、ステップＳ１１０〜１１１で得られた住所５５、付加的情報５６およびエリア５７を、移動情報登録サーバ３０に返送する（ステップＳ１１２）。移動情報登録サーバ３０は、以上の処理で得られた時間情報５２、経度５３、緯度５４、住所５５、付加的情報５６、エリア５７、および滞在時間５８を、ＵＥ識別番号５１と関連づけて移動履歴５０に保存する（ステップＳ１１３）。ただし、滞在時間５８のみ前回記録のレコードに記録され、それ以外のデータは新しく作成されたレコードに記録される。以上の処理が、端末２０ａが基地局１０の通信可能範囲にいる限り、所定の周期で繰り返される。

図６は、図１で示した基地局１０、移動情報登録サーバ３０および情報収集サーバ４０の間で、端末２０ａから移動履歴参照要求があった場合の処理の流れを示す流れ図である。移動情報登録サーバ３０に係る処理は移動履歴参照部３４が、情報収集サーバ４０に係る処理はデータ検索部４３が、それぞれ行う。ここでは、端末２０ａは自らの移動に関するデータを参照しようとしているものとする。

端末２０ａから移動履歴参照要求を受けた基地局１０は、この移動履歴参照要求を移動情報登録サーバ３０に転送する（ステップＳ２０１）。移動履歴参照要求にはＵＥ識別番号５１と、このＵＥ識別番号５１に該当する端末の移動履歴を参照したいという旨の情報（要求情報）が含まれる。要求情報には、情報を参照したい区域を表すエリア情報、もしくは情報を参照したい日時範囲のうち少なくとも一方が含まれる。

基地局１０から移動履歴参照要求を受けた移動情報登録サーバ３０は、この要求が正当なものであるか否かを確認する（ステップＳ２０２）。ここでいう「正当」な要求であるか否かとは、移動履歴の参照の対象となるＵＥ識別番号５１が、ステップＳ２０１の移動履歴参照要求の送信元である端末２０ａと同一であるか否かである。移動情報登録サーバ３０は、同一であれば正当な移動履歴参照要求であると判断して処理をステップＳ２０４に進めるが、同一でない場合にはそこで処理を打ち切ることもできるし、また後述するユーザ認証の手続きに処理を進めてもよい。ここでは、移動情報登録サーバ３０は、「移動履歴参照要求が正当でない」旨のエラーメッセージを出して（ステップＳ２０３）処理を打ち切る。

移動履歴参照要求が正当なものであると判断された場合、移動情報登録サーバ３０は、移動履歴５０に記録されたデータの中から、該当するデータを検索して抜き出す（ステップＳ２０４）。移動情報登録サーバ３０は、要求情報にエリア情報が含まれる場合は、対象となるＵＥ識別番号５１に該当し、かつエリア５７が要求されたエリア情報であるデータを抜き出す。移動情報登録サーバ３０は、要求情報に日時範囲が含まれる場合は、対象となるＵＥ識別番号５１に該当し、かつ時間情報５２が要求された日時範囲に含まれるデータを抜き出す。

移動情報登録サーバ３０は、ステップＳ２０４で抜き出されたデータの時間情報５２、経度５３、および緯度５４を、情報収集サーバ４０に転送し、該地点の住所および該地点に関する付加的情報の検索を依頼する（ステップＳ２０５）。情報収集サーバ４０は、図５のステップＳ１１０〜１１１と同様にして、該地点の住所５５、エリア５７、および該地点に関する付加的情報５６を検索し（ステップＳ２０６）、移動情報登録サーバ３０に返送する（ステップＳ２０７）。

移動情報登録サーバ３０は、ステップＳ２０４で抜き出されたデータに記録されていた住所５５、付加的情報５６、およびエリア５７と、ステップＳ２０７で移動情報登録サーバ３０から返送されたそれらの情報とを比較して（ステップＳ２０８）、同一であればステップＳ２０４で抜き出されたデータを基地局１０に返送する（ステップＳ２０９）。移動情報登録サーバ３０は、違っていれば、住所５５および付加的情報５６を移動情報登録サーバ３０から返送された最新の情報に更新してから、基地局１０に返送する（ステップＳ２１０）。その際、移動情報登録サーバ３０は、住所５５および付加的情報５６の変更があった旨を同時に基地局１０に返送するようにしてもよい。

基地局１０は、移動情報登録サーバ３０から返送された情報を端末２０ａに返送して（ステップＳ２１１）、移動履歴参照要求に係る処理を終了する。

図７は、図５のステップＳ１１１および図６のステップＳ２０６で示した付加的情報５６の検索についてより詳細に示す概念図である。前述のように、付加的情報５６とはたとえば住所５５に対応する建物などの名称、あるいは住所５５および時間情報５２に対応するイベントなどの名称である。これらの情報を得るためにデータ検索部４３が行う処理として、ここでは２通りの方法を示す。

図７（ａ）に示す第１の方法では、データ検索部４３は「住所５５」もしくは「住所５５および時間情報５２」をキーワードとして、たとえばＧｏｏｇｌｅ（登録商標）などのようなウェブページ一般を対象とする任意のサーチエンジン８１で検索する。そして、データ検索部４３は、検索して得られた一覧、およびその一覧に示されたウェブページの内容から、データ検索部４３に含まれるテキストマイニング手段８２によって、建物やイベントなどの名称を抽出して付加的情報５６として移動情報登録サーバ３０に返送する。

図７（ｂ）に示す第２の方法では、データ検索部４３は住所５５および時間情報５２を、インターネットを介して、無線通信ネットワーク１とは別個に立てられた付加的情報サーバ９０に送信する。付加的情報サーバ９０は、本実施の形態に係る位置情報参照サービス専用に構築されたサーバであり、建物やイベントなどに関して常に最新のデータが登録されている。付加的情報サーバ９０は、データ検索部４３から受信した住所５５および時間情報５２に対応する付加的情報５６を自らに登録されたデータの中から検索し、情報収集サーバ４０に返送する。情報収集サーバ４０はそれを移動情報登録サーバ３０に返送する。

ただし、付加的情報５６の検索については、それらの方法に限られるものではない。たとえば、情報収集サーバ４０と付加的情報サーバ９０とが物理的に同一のコンピュータで構成されてもよい。また、付加的情報サーバ９０が図７（ａ）に示したテキストマイニング手段８２と同等の機能を持つようにして、ウェブページ一般から得られる情報によって自らの登録データを更新するようにしてもよい。

図８は、図６で示した処理の結果、端末２０ａに表示される移動履歴の例を示すイメージ図である。端末２０ａには、移動履歴参照要求の対象であるエリア５７に該当する地図３０１が背景として表示され、その上に経度５３および緯度５４に該当する位置がマーク３０２で示され、さらに時間情報５２、付加的情報５６および滞在時間５８が、各々のマーク３０２を指し示す吹き出し３０３に示される。

なお、地図３０１にマーク３０２および吹き出し３０３を乗せたイメージを作成する処理は、端末２０ａで行ってもよいし、基地局１０もしくは移動情報登録サーバ３０で行うようにしてもよい。また、ユーザは図８のイメージに示された移動履歴の中から、特定の地点もしくは特定の日時に関するレコードを選択して移動履歴５０から削除することが可能なようにすることもできる。

以上の処理によって、たとえば住所や建物の名称などが変更された場合、あるいは一時的にしか開催されないイベントが終了してからある程度以上の時間が経過した場合であっても、正確にその場所に関する現在の住所５５および付加的情報５６を得ることができる。

［第２の実施の形態］
本発明の第２の実施の形態に係る無線通信ネットワークの機器構成は、第１の実施の形態に係る無線通信ネットワーク１と同一であるので、特に図示しない。また、移動履歴５０および日常情報６０のデータ内容も、図２および図３に示したものと同一である。ただし、端末２０ａ、２０ｂ…はＧＰＳ機能を持つ。そのため移動情報登録サーバ３０は、端末２０ａに係る移動履歴５０を記録する処理を、そのたびごとに端末２０ａに位置情報を照会して行う。

図９は、本発明の第２の実施の形態に係る基地局１０、移動情報登録サーバ３０および情報収集サーバ４０の間での移動履歴５０の記録に係る処理の流れを示す流れ図である。移動情報登録サーバ３０は、定期的に基地局１０に対して、ＵＥ識別番号５１に係る位置情報（経度５３および緯度５４）の送付を基地局１０に要求する（ステップＳ４０１）。移動情報登録サーバ３０からの要求を受けた基地局１０は、ＵＥ識別番号５１に該当する端末２０ａに、位置情報を照会する（ステップＳ４０２）。

基地局１０からの照会を受けた端末２０ａは、自らの経度５３および緯度５４を基地局１０に返送し（ステップＳ４０３）、基地局１０は端末２０ａのＵＥ識別番号５１、時間情報５２と、端末２０ａから受け取った経度５３および緯度５４を移動情報登録サーバ３０に通知する（ステップＳ４０４）。時間情報５２は、この処理が行われる時点の時刻である。以後は図５に示したステップＳ１０４以降の処理と同一であるので、図示および説明を省略する。

この第２の実施の形態は、第１の実施の形態と比べて、より正確に端末２０ａの位置情報を得ることができる。また基地局１０と端末２０ａとの通信方式によっては、基地局１０は端末２０ａの位置情報を常時把握していない場合があるが、その場合にも本発明に係る処理を行うことが可能となる。なお、移動履歴参照要求に係る処理、および移動履歴の表示に係る処理については第１の実施の形態で説明したものと同一であるので、特に説明しない。

［第３の実施の形態］
図１０は、本発明の第３の実施の形態に係る無線通信ネットワーク６０１の構成を表すイメージ図である。本発明の第３の実施の形態に係る無線通信ネットワーク６０１は、端末２０ａの移動履歴参照要求を、端末２０ａ以外の端末６２０から行うことができるようになっている。また、移動情報登録サーバ３０の記憶部３２は、移動履歴５０および日常情報６０の他に、後述の認証情報が正しいか否かを判断するための登録認証情報７０を記憶している。

この点以外は、無線通信ネットワーク６０１の構成は第１および第２の実施の形態に係る無線通信ネットワーク１と同一であるので、説明を省略する。また、移動履歴５０および日常情報６０のデータ内容も、図２および図３に示したものと同一である。そして移動履歴５０の記録に係る処理は、図５もしくは図８に示したものと同一である。

たとえば基地局１０と無線通信を行う端末２０ａが携帯電話端末などであるのに対して、端末２０ａの移動履歴参照要求を行う端末６２０は基地局１０と通信する端末であってもよいし、またインターネットなどを介して移動情報登録サーバ３０および情報収集サーバ４０とアクセス可能なパーソナルコンピュータ、ＰＤＡ、ＰＨＳなどであってもよい。図１０では、端末６２０は基地局１０と通信する端末であるものとしている。

図１１は、図１０で示した基地局１０、移動情報登録サーバ３０および情報収集サーバ４０の間で、端末６２０から端末２０ａの移動履歴参照要求があった場合の処理の流れを示す流れ図である。端末６２０から端末２０ａの移動履歴参照要求を受けた基地局１０は、この移動履歴参照要求を移動情報登録サーバ３０に転送する（ステップＳ５０１）。移動履歴参照要求にはＵＥ識別番号５１と、このＵＥ識別番号５１に該当する端末の移動履歴を参照したいという旨の情報（要求情報）が含まれる。

基地局１０から移動履歴参照要求を受けた移動情報登録サーバ３０は、この要求が正当なものであるか否かを確認する（ステップＳ５０２）。ここでいう「正当」な要求であるか否かとは、移動履歴の参照の対象となるＵＥ識別番号５１が、ステップＳ５０１の移動履歴参照要求の送信元である端末２０ａのそれと同一であるか否かである。移動情報登録サーバ３０は、同一であれば正当な移動履歴参照要求であると判断して図６のステップＳ２０４以降の処理に進めるが、同一でない場合にはユーザ認証の手続きに処理を進める。ここでは移動履歴参照要求の送信元が端末６２０で、移動履歴の参照の対象となる端末２０ａとは異なるＵＥ識別番号５１を持つので、移動情報登録サーバ３０は、処理をステップＳ５０３に進める。

ステップＳ５０３に進んだ場合は、端末６２０は認証の手続きを踏まないと端末２０ａの移動履歴を参照することはできない。そこで移動情報登録サーバ３０は、認証要求を基地局１０に送信し（ステップＳ５０３）、基地局１０はその認証要求をそのまま端末６２０に送信する（ステップＳ５０４）。端末６２０は、基地局１０から受け取った認証要求に基づき、認証情報の入力をユーザに要求する（ステップＳ５０５）。ここでいう認証情報とは、たとえばパスワードであってもよいし、生体情報（指紋など）や電子的情報（ＩＣチップなど）であってもよい。

ステップＳ５０５で入力された認証情報は、基地局１０を介して移動情報登録サーバ３０に送られ（ステップＳ５０６〜７）、移動情報登録サーバ３０は該認証情報を登録認証情報７０に記録されているデータと比較して、正しいか否かを判断する（ステップＳ５０８）。移動情報登録サーバ３０は、正しければ図６のステップＳ２０４以降の処理に進める。移動情報登録サーバ３０は、正しくなければステップＳ５０３に戻ってユーザに認証情報の入力をやり直しする。ここで、移動情報登録サーバ３０は、入力された認証情報が正しくなかった回数が所定の回数に達したら、以後の処理を打ち切るようにしてもよい。

これによって、他の端末６２０から、端末２０ａの移動履歴を参照することができる。前述のように、端末６２０はインターネットなどを介して移動情報登録サーバ３０および情報収集サーバ４０とアクセス可能な装置であってもよい。この場合は図６および図１１の基地局１０が、端末６２０と移動情報登録サーバ３０とを接続する回線もしくは装置などに置き換えられる。

本実施の形態に係る技術にも様々な適用が考えられるが、たとえば端末６２０を持つユーザが、端末２０ａを持つユーザの家族の行動を監視する目的に適用することもできる。この場合、単に家族の行動履歴を得ることができるだけでなく、各地点についての付加的情報を得ることができるので、家族の各地点における行動の内容まで把握することができる。

以上で示した実施の形態で、前述のように移動情報登録サーバ３０、情報収集サーバ４０および付加的情報サーバ９０のうちの２つ以上を物理的に同一のコンピュータとして構築することももちろん可能である。

これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることは言うまでもないことである。

この出願は２００８年４月１１日に出願された日本出願特願２００８−１０３９１５を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

本発明は、ユーザが最新のデータに基づく付加的情報を含めた移動履歴を参照することのできるシステムを提供できる。

本発明の第１の実施の形態に係る無線通信ネットワークの構成を表すイメージ図である。 図１で示した移動履歴のデータ構成を示す概念図である。 図１で示した日常情報のデータ構成を示す概念図である。 図１で示した住所データのデータ構成を示す概念図である。 図１で示した基地局、移動情報登録サーバおよび情報収集サーバの間での移動履歴の記録に係る処理を示す流れ図である。 図１で示した基地局、移動情報登録サーバおよび情報収集サーバの間で、端末から移動履歴参照要求があった場合の処理の流れを示す流れ図である。 図５のステップＳ１１１および図６のステップＳ２０６で示した付加的情報の検索についてより詳細に示す概念図である。 図６で示した処理の結果、端末に表示される移動履歴の例を示すイメージ図である。 本発明の第２の実施の形態に係る基地局、移動情報登録サーバおよび情報収集サーバの間での移動履歴の記録に係る処理の流れを示す流れ図である。 本発明の第３の実施の形態に係る無線通信ネットワークの構成を表すイメージ図である。 図１０で示した基地局、移動情報登録サーバおよび情報収集サーバの間で、移動履歴参照要求があった場合の処理の流れを示す流れ図である。

１、６０１ 無線通信ネットワーク
１０ 基地局
２０ａ…、６２０ 端末
３０ 移動情報登録サーバ
３１ 処理部
３２ 記憶部
３３ 移動履歴記録部
３４ 移動履歴参照部
４０ 情報収集サーバ
４１ 処理部
４２ 記憶部
４３ データ検索部
４４ 住所データ
５０ 移動履歴
６０ 日常情報
７０ 登録認証情報
８１ サーチエンジン
９０ 付加的情報サーバ

Claims (17)

1. 第１の端末の移動履歴を記録し参照することが可能な移動履歴参照システムであって、
   前記第１の端末と通信する基地局と、前記基地局と相互に接続された移動情報登録サーバと情報収集サーバとからなり、
   前記移動情報登録サーバが、
   前記移動履歴を記憶する第１の記憶部と、
   前記基地局から前記第１の端末の位置情報を取得し、前記位置情報に対応する住所および前記住所に関連する付加的情報の検索を前記情報収集サーバに依頼する移動履歴記録部とを有し、
   前記情報収集サーバが、
   前記位置情報に対応する住所の一覧である住所データを記憶する第２の記憶部と、
   前記位置情報に対応する住所を前記住所データから検索し、前記住所に関連する付加的情報を検索して、得られた住所および付加的情報を前記移動情報登録サーバに返信するデータ検索部とを有することを特徴とする移動履歴参照システム。
2. 前記移動履歴記録部が、前記位置情報と前記情報収集サーバから返送された住所および付加的情報とを前記移動履歴に記憶することを特徴とする、請求項１に記載の移動履歴参照システム。
3. 前記第１の記憶部が、前記第１の端末が日常的にいると考えられる場所を示す情報である日常情報を記憶し、
   前記移動履歴記録部は前記位置情報の示す位置と前記日常情報の示す位置との間があらかじめ定められた距離以内であれば前記情報収集サーバに前記付加的情報の検索を依頼しないことを特徴とする、請求項２に記載の移動履歴参照システム。
4. 前記移動履歴記録部は、前記位置情報の示す位置と前記移動履歴が記憶している前回の位置情報である前回記録情報の示す位置との間があらかじめ定められた距離以内であれば前記情報収集サーバに前記付加的情報の検索を依頼しないことを特徴とする、請求項２に記載の移動履歴参照システム。
5. 前記移動履歴が、前記第１の端末が同一の位置に連続して滞在した時間を表す滞在時間情報を含むことを特徴とする、請求項２に記載の移動履歴参照システム。
6. 前記第１の端末がＧＰＳ（Global Positioning System）機能を有し、
   前記基地局は前記第１の端末がＧＰＳ機能に基づいて取得した前記位置情報を取得することを特徴とする、請求項２に記載の移動履歴参照システム。
7. 前記移動情報登録サーバが、前記第１の端末からの移動履歴参照要求に基づき、前記移動履歴の中から前記第１の端末に関する記録を検索して前記第１の端末に返送する移動履歴参照部を有することを特徴とする、請求項２に記載の移動履歴参照システム。
8. 前記移動履歴参照部が、前記移動履歴の中から検索した前記第１の端末に関する記録に含まれる位置情報位置情報に対応する住所および前記住所に関連する付加的情報の検索を前記情報収集サーバに依頼し、前記移動履歴の中から検索した住所および付加的情報を前記情報収集サーバから返送された住所および付加的情報に変更して前記第１の端末に返送することを特徴とする、請求項７に記載の移動履歴参照システム。
9. 前記移動履歴参照部が、第２の端末から前記第１の端末の移動履歴参照要求があった場合、前記第２の端末に認証情報の送信を要求し、前記第２の端末から送信された認証情報が正当であった場合に前記移動履歴の中から前記第１の端末に関する記録を検索して前記第２の端末に返送することを特徴とする、請求項７に記載の移動履歴参照システム。
10. 前記住所データが、前記住所が属するエリアについての情報を含み、
    前記データ検索部が前記住所に対応する前記エリアを前記住所および前記付加的情報と同時に前記移動情報登録サーバに返信することを特徴とする、請求項２に記載の移動履歴参照システム。
11. 前記データ検索部がテキストマイニング手段を含み、前記住所をキーワードとしてインターネット上の検索エンジンによって検索した結果から前記テキストマイニング手段によって前記付加的情報を抽出することを特徴とする、請求項２に記載の移動履歴参照システム。
12. 前記データ検索部が、前記住所に対応する前記付加的情報を記憶している付加的情報サーバに前記住所を送信して前記付加的情報を得ることを特徴とする、請求項２に記載の移動履歴参照システム。
13. 第１の端末と通信する基地局および情報収集サーバと相互に接続され、移動履歴参照システムを構成する移動情報登録サーバであって、
    前記第１の端末の移動履歴を記憶する記憶部と、
    前記基地局から前記第１の端末の位置情報を取得し、前記位置情報に対応する住所および前記住所に関連する付加的情報の検索を前記情報収集サーバに依頼する移動履歴記録部とを有することを特徴とする移動情報登録サーバ。
14. 端末と通信する基地局および移動情報登録サーバと相互に接続され、移動履歴参照システムを構成する情報収集サーバであって、
    位置情報に対応する住所の一覧である住所データを記憶する記憶部と、
    前記移動情報登録サーバから受信した位置情報に対応する住所を前記住所データから検索し、前記住所に関連する付加的情報を検索して、得られた住所および付加的情報を前記移動情報登録サーバに返信するデータ検索部とを有することを特徴とする情報収集サーバ。
15. 端末と通信する基地局と、基地局と相互に接続された移動情報登録サーバと情報収集サーバとからなる無線通信ネットワークにおける端末の移動履歴を記録し参照することを可能とする移動履歴参照方法であって、
    移動情報登録サーバを用いて、基地局から端末の位置情報を取得して、位置情報に対応する住所および住所に関連する付加的情報の検索を情報収集サーバに依頼し、
    情報収集サーバを用いて、位置情報に対応する住所を自らが備える住所データから検索し住所に関連する付加的情報を検索し、
    情報収集サーバを用いて、前記検索した住所および付加的情報を移動情報登録サーバに返信することを特徴とする移動履歴参照方法。
16. 端末と通信する基地局および情報収集サーバと相互に接続され、移動履歴参照システムを構成する移動情報登録サーバであるコンピュータに、
    前記基地局から前記端末の位置情報を取得する機能と、
    前記位置情報に対応する住所および前記住所に関連する付加的情報の検索を前記情報収集サーバに依頼する機能とを実行させることを特徴とする移動履歴参照プログラム。
17. 端末と通信する基地局および移動情報登録サーバと相互に接続され、移動履歴参照システムを構成する情報収集サーバであるコンピュータに、
    前記移動情報登録サーバから受信した位置情報に対応する住所を自らが備える住所データから検索する機能と、
    前記住所に関連する付加的情報を検索する機能と、
    前記住所検索処理と前記付加的情報検索処理とで得られた住所および付加的情報を前記移動情報登録サーバに返信する機能とを実行させることを特徴とする移動履歴参照プログラム。

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