JPWO2009090930A1 - 易開封包装袋 - Google Patents

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Abstract

本発明の易開封包装袋は、開封時に細かいゴミとなる開封片を生じさせず、片手であっても容易に開封でき、かつバリア性を付与した包装袋にも適用できるものであり、包材の両端部を合わせて筒状にして、その合わせた両端部分をヒートシールした接合背貼り部を筒部の背面に有し、前記筒部の内部に固形状の内容物を収容する包装袋であって、前記筒部のうち前記内容物が占有していない部分に、該筒部の周方向に沿って、かつ前記接合背貼り部の少なくとも一部を除くように弱化部が設けられている易開封包装袋。

Description

本発明は、易開封包装袋に関する。
本願は、2008年1月15日に、日本に出願された特願2008−006301号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
食品や医薬品等の包装袋には、それらを使用する際に容易に開封することのできる易開封性が求められる。また、このような包装袋には、充填する内容物の香りを内部に閉じ込めたり、内容物を変質させる外部からの水蒸気、酸素、光等を遮蔽したりするために高いバリア性が求められることも多い。
易開封性とバリア性とを兼ね備えた包装袋としては、ピロー形状包装袋に長さ方向に沿って形成された折り曲げ部及び背貼り部分に傷をつけることにより開封用粗面部分を設けた包装袋が示されている(特許文献1)。
また、易開封性を有する棒状物品用の包装体として、該包装体の長手方向の一端側に、その長手方向と交差する方向に延びるフィルム開封用のミシン目が形成され、前記ミシン目の外側の前記一端側のフィルム部位を摘むことで包装体の包装フィルムが被包装物の端部に接触した際に、前記ミシン目が前記被包装物の外側に位置するように設定された包装体が示されている(特許文献2)。
特開昭64−36435号公報 特開2008−30755号公報
しかし、特許文献1のような包装袋は、開封した際に、内容物が収容されている収容部分と、開封により前記収容部分から分離された小さな開封片とに分かれる。そのため、開封片は細かいゴミとなるために取り扱いが不便であった。また、このような包装袋は両手で開封しなければならないため、ファッション性、携帯性等の面から、片手で開封可能な包装袋が望まれている。
また、特許文献2の包装体は、バリア性を備えた包装袋が考慮されておらず、食品や医薬品等の内容物の変質を防ぐために水蒸気、酸素、光等を遮蔽する機能を有する包装袋にはそのまま適用することができなかった。
そこで、本発明では、開封時に細かいゴミとなる開封片を生じさせず、片手であっても容易に開封でき、バリア性を備えた包装袋にも適用できる易開封包装袋を目的とする。
本発明の易開封包装袋は、包材の両方の端部を合わせて筒状にし、その合わせた両端部をヒートシールして、筒部の側部に接合背貼り部を形成した、前記筒部の内部に固形状の内容物を収容する包装袋であって、前記筒部のうち前記内容物が占有していない部分に、該筒部の周方向に沿って、かつ前記接合背貼り部の少なくとも一部を除くように弱化部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の易開封包装袋は、前記弱化部の形状が、開封時に応力が集中する部分を有する形状であることが好ましい。
また、前記包材が、少なくとも最内層と機能層と最外層を有する積層フィルムであり、前記弱化部が前記機能層まで到達しないように設けられていることが好ましい。
また、前記弱化部が、不連続な切れ目を有する破線状に形成されていることが好ましい。
また、前記弱化部が、前記破線状に形成された凸形状部と、切れ目を連続させた実線からなる直線形状部により形成されていることが好ましい。
また、前記弱化部が、円弧状の凸形状部と、該凸形状部の両端から該凸形状部の外側方向に延びる直線形状部により形成され、前記凸形状部が開封時に応力が集中する部分であることが好ましい。
また、前記直線形状部が、前記筒部の周方向に対して傾斜して設けられていることが好ましい。
また、前記筒部における軸方向の端部を閉じるシール部のうち少なくとも前記弱化部に近いシール部が、少なくとも一部に波形状のシール目が形成されたシール部であることが好ましい。
また、前記包材が、少なくとも最内層と最外層を有する積層フィルムであり、前記最外層に前記弱化部が設けられ、前記最内層における前記最外層の弱化部に対応する部分に傷痕部が形成されていることが好ましい。
また、前記内容物が、固形状の一体物であることが好ましい。
本発明の易開封包装袋は、開封しても細かいゴミとなる開封片を生じさせず、片手であっても容易に開封することができる。また、本発明の易開封包装袋は、バリア性を付与した包装袋にも適用できる。
本発明の易開封包装袋に使用する包材であり、包装袋とする前の包材の一例を示した正面図である。 図1の包材をその両端部を合わせてヒートシールして筒状にした様子を示した斜視図である。 本発明の易開封包装袋の一実施形態例を示した斜視図である。 本発明の易開封包装袋の他の実施形態例を示した斜視図である。 本発明の弱化部の形状の実施形態例を示した正面図である。 本発明の弱化部の形状の他の実施形態例を示した正面図である。 本発明の弱化部の形状の他の実施形態例を示した正面図である。 本発明の弱化部の形状の他の実施形態例を示した正面図である。 本発明の弱化部の形状の他の実施形態例を示した正面図である。 本発明の弱化部の形状の他の実施形態例を示した正面図である。 本発明の弱化部の形状の他の実施形態例を示した正面図である。 本発明の弱化部の形状の他の実施形態例を示した正面図である。 本発明の易開封包装袋の弱化部および傷痕部を示した断面図である。 図3の易開封包装袋を片手で開封する様子を示した斜視図である。 図3の易開封包装袋を片手で開封する様子を示した斜視図である。 図4の易開封包装袋を片手で開封する様子を示した斜視図である。 図4の易開封包装袋を片手で開封する様子を示した斜視図である。 実施例1で作製した包装袋3を示した斜視図である。 実施例2で作製した包装袋4を示した斜視図である。
符号の説明
1 易開封包装袋
2 易開封包装袋
10 包材
11 端部
21 接合背貼り部
22 筒部
30、30a、30b 弱化部
31、31a、31b 凸形状部
32 直線形状部
40 傷痕部
本発明の易開封包装袋は、筒部の側部に接合背貼り部が形成され、内部に固形状の内容物を収容する包装袋であって、前記筒部の前記内容物が占有していない部分に、該筒部の周方向に沿って、かつ前記接合背貼り部の少なくとも一部を除くように弱化部が設けられている。
本発明の包装袋に収容する固形状の内容物としては、例えば、焼き菓子等の食品、医薬品、シリンジ等の医療器具等が挙げられる。また、前記内容物は、固形状の一体物であることが好ましい。
以下、本発明の易開封包装袋の一実施形態例について、図1〜6に基づいて詳細に説明する。
(易開封包装袋)
本実施形態の易開封包装袋1(以下、包装袋1という)は、図1〜3に示すように、包材10における端部11、11を、同一面を合わせて重ね合わせることにより筒状にし、その合わせた端部11、11部分をヒートシールすることにより接合背貼り部21を筒部22(図1の筒部形成部12に相当)の側部に形成したピロー形状包装袋である。また、包装袋1は、図3に示すように、軸方向端部を閉じる上部24の上部シール部24aがヒートシールされ、軸方向端部を閉じる底部26の底部シール部26aがヒートシールされており、内部に固形状の内容物が収容される。
包装袋1への内容物の収容は、筒部22の内側に内容物を挿入した状態で、その筒部22の上部24と底部26をヒートシールすることにより行われる。このとき、包装袋1に収容する内容物が固形状の内容物であれば、筒部22の内容物が充填さている部分はその内容物の厚みまで拡がっているため、上部24側を閉じると上部シール部24aにかけて傾斜部23aができ、必然的に内容物が占有していない空間を有する筒部端部23が形成される。底部26側でも同様に、内容物の厚みまで拡がった筒部22から底部シール部26aにかけて傾斜部25aができ、必然的に内容物が占有していない空間を有する筒部端部25が形成される。
本発明では、この筒部端部23(内容物が占有していない部分)に、該筒部22の周方向に沿って、かつ接合背貼り部21の少なくとも一部を除くように弱化部30(30a)が形成される(図1〜3)。弱化部30は筒部端部25に形成されていてもよい。
固形状の内容物の厚みは、5〜60mmであることが好ましい。固形状の内容物の厚みが5mm以上であれば、筒部端部23、25における内部空間が大きくなり、その内部空間を押し潰すようにして力を加えて弱化部30から開封することがより容易になる。また、固形状の内容物の厚みが60mm以下であれば、包装袋1の筒部22を片手で把持した状態で親指等により弱化部30に力を加える動作が容易になるため、包装袋1の開封がより容易に行える。
また、包装袋1に収容する固形状の内容物の長さa(一体物でない場合は各々の長さを合計したもの)は、包装袋1の上部シール部24aと底部シール部26aとの距離をbとしたとき、a/b=0.7〜0.9とすることが好ましい。前記a/bの値を前記範囲内とすることで、開封に適した空間を有する筒部端部23、25が形成されやすく、包装袋1の開封がより容易になる。
包材10としては、単層フィルム、又は多層構造を有する積層フィルムが挙げられる。包材10としては特に限定されるものではないが、様々な機能を付与できる点から、少なくとも最内層、機能層、最外層を有する積層フィルムであることが好ましい。
積層フィルムの最外層に用いるフィルムとしては、機械適性、印刷適性が高いフィルムが好ましい。このようなフィルムとしては、例えば、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)、二軸延伸ポリアミド(ONY)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)等の延伸プラスチックフィルムが挙げられる。
また、積層フィルムの最内層に用いるフィルムとしては、ヒートシールを行うことのできるものが使用できる。例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)等のポリオレフィン樹脂、またはこれらの混合樹脂、アイオノマー樹脂からなる未延伸フィルムが挙げられる。
なかでも、包装袋1の内部に収容する内容物が油脂分を含む場合には、油脂分の吸着が少ない未延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)や、PP押し出し樹脂を用いることが好ましい。また、収容する内容物を充填包装する際に高速充填性が求められる場合には、低融点樹脂であるLDPE、LLDPEの樹脂またはこれらの混合樹脂、アイオノマー樹脂からなる未延伸フィルムを用いることが好ましい。また、未延伸フィルムを用いず、上述の樹脂を用いて押し出しラミネートによりフィルムを形成させてもよい。
また、機能層は、包装袋1に要求される物性に応じて、前記最外層と前記最内層との間に設ける。包装袋1に求められる機能としては、酸素や水蒸気等からのバリア性、遮光性、耐衝撃性等が挙げられる。
包装袋1にガスバリア性が求められる場合には、例えば、金属蒸着PET、金属蒸着ONY、金属蒸着OPP、セラミックス蒸着PET、セラミックス蒸着ONY、セラミックス蒸着OPP等の蒸着フィルム;ポリビニルアルコール(PVOH)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)等のバリアフィルム;PVDCコートPET、PVDCコートONY、PVDCコートOPP等のバリアコートフィルム等が挙げられる。
また、包装袋1に遮光性が求められる場合には、例えば、Al箔、Cu箔、Mg箔等の金属箔や金属蒸着フィルム等が挙げられる。
また、包装袋1に耐衝撃性が求められる場合には、例えば、延伸ポリアミド(ONY)、延伸ポリカーボネート(OPC)等が挙げられる。
これらの機能層は1層のみを単独で設けてもよく、2層以上を併用して設けてもよい。
また、最内層と最外層の間には、必要に応じて、機能層以外の他の層として、接着剤層や熱接着樹脂層等の接着層や、印刷層等を設けてもよい。
積層フィルムからなる包材10の具体例としては、例えば、最外層から順にPET/LDPE/Al/アイオノマー樹脂又はOPP/金属蒸着PET/LLDPEが挙げられる。
また、包材10として単層フィルムを用いる場合は、例えば、前記最内層として挙げたものを用いることができる。
包材10の厚さは特に限定されず、例えば、27〜200μmの包材を用いることができる。
また、包材10として積層フィルムを用いる場合には、最外層の厚さを6〜40μm、最内層の厚さを15〜60μm、機能層を4〜40μmとすることが好ましい。また、接着層や印刷層等を設ける場合には、前記包材10の厚さの範囲内となるように設けることが好ましい。最外層、最内層、及び機能層の各層間に設ける接着層の厚さは1〜30μmとすることが好ましい。
接合背貼り部21の幅、すなわち端部11の幅は、3〜30mmとすることが好ましく、5〜20mmとすることがより好ましい。
接合背貼り部21の幅が3mm以上であれば、開封時に接合背貼り部21が切断されず、すなわち開封片が生じることを防ぐことが容易になる。また、接合背貼り部21の幅が30mm以下であれば、得られた包装袋1のデザイン性が向上する。
弱化部30は、図2に示すように、筒部22のうち固形状の内容物が占有していない部分(図3の筒部端部23)に、該筒部22の周方向に沿って、かつ接合背貼り部21の少なくとも一部を除くように形成される。弱化部30が筒部端部23に形成されることにより、開封する際、筒部端部23の内部の空間(押ししろ)を押し潰すようにして弱化部30に力を加えることができるため、弱化部30に効率的にせん断力が加わることで容易に開封できる。また、弱化部30が接合背貼り部21の少なくとも一部を除くように設けられることにより、開封する際に接合背貼り部21が切断されずに上部24が分離しないため、細かいゴミとなる開封片が生じない。
弱化部30としては特に限定されず、例えば、不連続な切れ目を有する破線状に形成された弱化部(ミシン目)が挙げられる。弱化部30は、包材10がガスバリア性等の機能を付与する機能層を有する場合、その機能層まで到達しないように設ける。このようにして弱化部30を設けることにより、バリア性等の機能を損なわずに開封の容易性を高めることができる。また、弱化部30は、輸送や落下、袋の製造等における衝撃により弱化部30の部分で切断等の損傷が生じることを防ぐ点から、前記のような機能層の有無に関わらず深くなりすぎないように形成することが好ましい。
破線状の弱化部は、レーザー加工や、金属製等の刃による機械的な加工等により形成できる。
弱化部30として破線状の弱化部を設ける場合、その切れ目の長さcと、切れ目と切れ目の間隔dとの比c/dは、開封の容易性の高さの点から、1〜25であることが好ましく、3〜7であることがより好ましい。前記比c/dが1以上であれば、片手であっても容易に開封することができる。前記比c/dが25以下であれば、各々の切れ目の端の部分に開封の応力が集中しやすく、容易に開封することができる。
切れ目の長さcは、1〜5mmであることが好ましい。また、切れ目と切れ目の間隔dは、0.2〜1mmであることが好ましい。切れ目の長さc及び切れ目と切れ目の間隔dは、途中で変化してもよい。また、弱化部30は切れ目を連続させて実線としてもよく、破線状と実線の組み合わせでもよい。
弱化部30は、開封及び内容物の取り出しの容易性が特に高い点から、筒部22を一周するように設けられることが好ましい。
また、開封及び内容物の取り出しの容易性が著しく低下しない範囲内であれば、弱化部30を一周させるように設けずに、包装袋1の接合背貼り部21近傍において弱化部30が形成されていない部分があってもよい。すなわち、図1において、弱化部30が両方の端部11、11に到達しないように設けられていても構わない。この場合、弱化部30が筒部22に、半周以上形成されているようにすることが好ましい。
また、開封時に接合背貼り部21が容易に切断されて開封片が生じてしまわない範囲内であれば、弱化部30が接合背貼り部21に一部到達していても構わない。
弱化部30の形状は特に限定されず、直線形状の弱化部であってもよいが、片手であっても開封の容易性が高い点から、開封時に応力が集中する部分を有する形状であることが好ましい。応力が集中する部分とは、弱化部30のうち少なくとも一部が他の部分に比べて、開封時に力を加えた際に応力が集中する部分であればよく、特に形状は限定されない。例えば、凸形状部31等が挙げられ、なかでも開封の容易性の高い円弧状の凸形状部31a(図3)が好ましい。また、好ましい弱化部30は、中間部分に円弧状の凸形状部31aを有し、その凸形状部31aの両端からそれぞれ円弧状の凸形状部31aの外側方向へ延びる直線形状部32を有する弱化部30aである(図1〜3及び図5A)。円弧状の凸形状部31aは、その円弧を円としたときの中心と円弧の中点とが、円弧状の凸形状部31aの末端同士を結ぶ線を挟んで逆側に位置している。
弱化部30aにおいては、包装袋1を開封する際に弱化部30a近傍に力を加えた場合に、応力が凸形状部31aに集中するために開封が容易になる。また、円弧状の凸形状部31aは、応力を直線形状部32へと適切に伝播させやすいため、容易に開封が行える。
また、直線形状部32は、図5Aに示すように、筒部22の周方向Xに対して傾斜して設けられていることが好ましい。このように直線形状部32が傾斜して設けられていることにより、開封の際の応力が凸形状部31aにより集中しやすくなるため、包装袋1の開封がより容易になる。直線形状部32の傾斜は、凸形状部31aにより応力が集中しやすくなる点から、凸形状部31aの凸方向に傾斜させることが好ましい(図5A)。
周方向Xに対する直線形状部32の傾斜角θは、1〜45°、すなわちtanθ=0.017〜1.000であることが好ましい。傾斜角θが1°以上であれば、凸形状部31aと直線形状部32との差異が明らかになるため、凸形状部31aに応力が集中しやすくなり、包装袋1の開封が容易になる。傾斜角θが45°以下であれば、直線形状部32が接合背貼り部21に到達するまでの距離が短いため、片手による開封で直線形状部32が容易に切断されるため、包装袋1の開封が容易になる。
弱化部30aでは、凸形状部31aが破線状に形成されており、直線形状部32が切れ目を連続させた実線からなることが好ましい。凸形状部31aを破線状とすることで、凸形状部31aを形成する各々の切れ目の端の部分に開封する際の応力がより集中しやすく、開封がより容易になる。
また、直線形状部32を切れ目を連続させた実線とすることで、開封がより伝播しやすくなる。そのため、前記応力によって凸形状部31aが開封された後にそれが直線形状部32へと容易に伝播することで開封がさらに容易になる。
弱化部30における実線の部分は、破線状の部分と同様に、レーザー加工や、金属製等の刃による機械的な加工等により形成できる。
凸形状部31aの幅e(図5A)は、5〜30mmであることが好ましい。凸形状部31aの幅eが5mm以上であれば、開封させるために手指を凸形状部31aに押し当てた際に、手指で凸形状部31aの両端の直線形状部32を同時に押し当ててしまうことがなく、凸形状部31aのみを押し当てることができ、凸形状部31aに集中的に力を加えやすくなるため、開封の際の応力が凸形状部31aに集中しやすく、包装袋1の開封が容易になる。また、凸形状部31aの幅eが30mm以下であれば、開封する際に押圧する力が凸形状部31aの全体に充分に加わりやすくなり、包装袋1の開封が容易になる。
凸形状部31aの高さf(図5A)は、0〜5mmであることが好ましく、0.1〜0.5mmであることが特に好ましい。凸形状部31aの高さfが0mmである場合、直線形状部32の傾斜角θを大きくすることで、直線形状部32との差異が明らかになり、また0.1mm以上であれば、直線形状部32の傾斜角θの数値によらず、直線形状部32との差異が明らかになるため、凸形状部31aに応力が集中しやすくなり、包装袋1の開封が容易になる。また、凸形状部31aの高さfが5mm以下であれば、開封する際に押圧する力が凸形状部31aの全体まで充分に加わりやすく、包装袋1の開封が容易になる。
なお、弱化部30は、図5Aに例示したものには限定されない。例えば、凸形状部31と直線形状部32とが共に破線状に形成されている形態(図5B)であってもよく、直線形状部32は凸形状部31から一旦周方向に沿って直線部分が形成された後、途中から傾斜して傾斜部分が形成されている形態(図5C)であってもよい。
図5Cのような形態の弱化部30の場合、直線形状部32の直線部分と傾斜部分はそれぞれ破線状の切れ目であっても実線であってもよく、直線部分を破線状に形成し、傾斜部分を実線とすることが好ましい。
また、弱化部30の応力が集中する部分を有する形状は、応力が集中する部分があれば弱化部30aに限定されることはなく、例えば、1つの角を形成するように屈曲した折れ線形状である凸形状(図6A)、2つの直角の角を形成するように屈曲した凸形状(図6B)等が挙げられる。
また、図6Cに示すように、2つの角を有し、先端にいくにつれて幅が狭くなる凸形状が挙げられる。このような形状であれば、凸形状部31の傾斜部分と直線形状部32との角度がより大きくなり鈍角になるため、凸形状部31に集中した応力を直線形状部32へより適切に伝播させやすくなる。
また、図6Dに示すように、直線形状部32が同一線上に形成されておらず、それらの直線形状部32が直線状に結ばれている形状であってもよい。このような形状であれば、レーザーの軌跡、あるいは金属製等の刃の形状を単純化できるという効果がある。
また、円弧を円としたときの中心が凸形状部31aの末端同士を結ぶ線上にある半円形状としてもよい(図6E)。
図6A〜Eでは、直線形状部32は傾斜していないものを例示したが、直線形状部32は傾斜していてもよい。
また、包装袋1の弱化部30aは底部26、すなわち筒部22の中央方向に向かって凸形状部31aが形成されているが、図4に示す包装袋2のような、上部24に向かって形成された凸形状部31bを有する弱化部30bであってもよい。また、凸形状部31(31a、31b)は、2つ以上形成されていてもよく、それらは連続的に形成されていても一定の間隔を開けて形成されていてもよい。
包装袋1では、包材10が少なくとも最内層と最外層を有する積層フィルムである場合、最外層に弱化部30を設け、最内層における前記最外層の弱化部に対応する位置に傷痕部を設けることが好ましい。例えば、図7に示すように、包材10が最内層10c、機能層10b、最外層10aからなる場合は、最内層10cにおける最外層10aの弱化部30に対応する位置に傷痕部40を設けることが好ましい。傷痕部40は、弱化部30に対応する位置に設けられていれば、弱化部30よりも広い範囲に設けられていてもよい。これにより、最内層10cを形成するフィルムが切断されやすくなるため、包装袋1の開封がさらに容易になる。傷跡部40についても、包材10が機能層10bを有する場合は、図7に示すように機能層10bに到達しないように形成する。
傷痕部40は、例えば、金属製等の刃、サンドペーパー、砥石等により形成することができる。
また、筒部22における軸方向端部を閉じるシール部のシール目の形状は特に限定されず、図3に示す波形状、幅方向への直線形状、軸方向への直線形状、軸方向と幅方向への直線からなる格子形状、または平面状のシール形状等が挙げられ、これらの組み合わせでもよい。波形状においては波が何個形成されていてもよく、またそれぞれの形状においては、シール線は何本形成されていてもよい。ここでシール目とは、ヒートシールをする際のヒートシールバーの押し跡のことを言い、シール線とはシール目のうち一本一本の起伏のことを言う。軸方向端部を閉じるシール部のうち弱化部30に近い上部シール部24aは、少なくとも軸方向において凸形状部31aと対応する部分が波形状のシール目であることが好ましい(例えば図3)。
このような形態で上部シール部24aをシールすることにより、波形状の起伏の部分が、包装袋1の開封の際に凸形状部31aを押圧する親指の滑り止めとなるため、より効率的に弱化部30に応力を加えることができることで包装袋1の開封が容易になる。また弱化部30が筒部端部25に設けられている場合、底部シール部26aは、少なくとも軸方向において凸形状部31aと対応する部分が波形状のシール目であることが好ましい。上部シール部24aと底部シール部26aは、デザイン性の点から、同様のシール目であることが好ましい。
尚、本発明の易開封包装袋は、包材10のそれぞれの端部11、11の異なる面同士、すなわち最外層面と最内層面を合わせて重ね合わせることで筒状にし、その合わせた端部11、11部分をヒートシールした接合部を有する封筒形包装袋であってもよい。封筒形包装袋であっても、前述の包装袋1と同様に前記筒部の固形状の内容物が占有していない部分に、該筒部の周方向に沿って、かつ前記接合背貼り部の少なくとも一部を除くように弱化部を形成することにより、容易に開封することができ、また開封する際に細かい開封片が生じない。また、弱化部の形状を開封時の応力が集中する部分を有する形状とすることにより、開封の容易性がさらに向上する。
(製造方法)
以下、本実施形態の包装袋1の製造方法を説明する。
包材10として積層フィルムを使用する場合は、最外層及び最内層、並びに必要に応じて機能層を形成するフィルムを用いて、ドライラミネート法や押出ラミネート法によりフィルム積層体を作製する。
ついで、得られたフィルム積層体を裁断することにより帯状の包材10を得る(図1)。その後、レーザー加工又は金属製等の刃による機械加工により包材10の最外層表面の筒部形成部12に、短手方向に弱化部30を形成する。このとき、短手方向に位置する端部11、11には弱化部30を設けないようにする。
弱化部30を設ける方法としては、非直線部(凸形状部31a等)の加工が容易である点からレーザー加工であることが好ましく、なかでも炭酸ガスレーザーによる加工がより好ましい。
ついで、最内層を内側にして包材10を筒状にし、その包材10の端部11、11の最内層同士を合わせるように重ね合わせて、その重ね合わせた端部11、11をヒートシールして接合背貼り部21を形成する(図2)。その後、包装袋1の上部24、底部26となる部分の上部シール部24a、底部シール部26aをヒートシールすることにより包装袋1が得られる(図3)。
包装袋1への固形状の内容物の充填方法は、接合背貼り部21を形成する工程において包材10を筒状にする際に、包材10の最内層の内側に包み込むようにして充填する方法であってもよく、上部シール部24a又は底部シール部26aのいずれか一方をヒートシールした後に内容物を充填し、その後にもう一方をヒートシールすることにより充填する方法であってもよい。
(開封方法)
以下、本発明の易開封包装袋を開封する方法について、図8及び図9に基づいて説明する。図8は、前述した包装袋1を片手で開封する様子を示した斜視図であり、図9は、包装袋2を片手で開封する様子を示した斜視図である。
包装袋1の開封では、図8に示すように、筒部22を把持し、親指で凸形状部31aを筒部22内部(筒部端部23内部)へと押し込むように力を加える。これにより、凸形状部31aに応力が集中し、せん断力が加わって切断が生じる。さらに親指を押し込むことにより直線形状部32も切断されて包装袋1が開封される。このとき、接合背貼り部21には弱化部30は設けられておらず、切断されないため、上部24は筒部22から分離されない。そのため、細かいゴミとなる開封片が生じない。
また、包装袋2の開封では、図9に示すように、人差し指と中指で上部24を挟み、親指で凸形状部31bを抑えるようにして筒部22を把持し、その状態から人差し指と中指で上部24を上方に引き上げ、同時に親指で凸形状部31bを引き下げるようにして力を加える。これにより、凸形状部31bに応力が集中し、せん断力が加わって弱化部30に切断が生じて包装袋2が開封される。このとき、包装袋1と同様に、接合背貼り部21には弱化部30設けられていないため、上部24は筒部22から分離されない。そのため、細かいゴミとなる開封片が生じない。
包装袋1及び包装袋2は、以上のような方法により片手であっても容易に開封することができる。
以上説明した本発明の易開封包装袋は、片手であっても容易に開封することができ、また開封時に細かいゴミとなる開封片を生じないため扱いが便利である。また、本発明の易開封包装袋は、包材が機能層を含む積層フィルムからなる場合にも適用できる。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明する。ただし、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[実施例1]
包材10として、最外層から順にPET(16μm)/印刷層/接着層(1μm)/Al(7μm)/LDPE(60μm)の積層フィルムをドライラミネート法と押し出しラミネート法により作製し、裁断したものを用いた(縦155mm×横115mm)。
ついで、炭酸ガスレーザー加工により、この包材10のうち両方の端部11、11(幅10mm)を除く筒部形成部12に弱化部30を形成した。形成した弱化部30の形状は、包装袋となった時に筒部22の底部26に向かって凸となる円弧状の凸形状部31aと、該凸形状部31aの両側に傾斜した直線形状部32とを有する形状とした(図1及び図5A)。また、凸形状部31aを破線状に形成し、直線形状部32を実線とした。凸形状部31aの幅eは20mm、高さfは0.5mm(円弧の半径80mm)とした。また、弱化部30の周方向の長さg(図5A)は80mmとし、凸形状部31aの両側の直線形状部32は共に、周方向の長さを30mm、短手方向(筒部22の周方向Xに相当)に対する傾斜角θをtanθ=4/30とする傾斜した直線形状部とした。また、凸形状部31aの破線状の部分は、切れ目の長さcを1mm、切れ目と切れ目の間隔dを0.5mmとした。
ついで、この包材10を、最内層であるLDPE層を内側にして、両方の端部11、11の前記LDPE層同士を合わせるように重ね合わせて筒状にし、その重ね合わせた端部11、11をヒートシールすることにより接合背貼り部21を形成した(図2)。
ついで、内部に固形状の内容物として焼き菓子を充填した状態で上部シール部24a及び底部シール部26aを、波形状のシール目を形成できるヒートシールバーを用いてヒートシールして包装袋1(包装袋1A)を作製した(図3)。
この包装袋1Aを、図8に示すように片手で開封した。具体的には、筒部22を把持し、親指で凸形状部31aを筒部22内部(筒部端部23内部)へと押し込むように力を加えて開封した。開封は非常に容易に行うことができ、また接合背貼り部21部分が切断されずに上部24が残り、細かい開封片が生じなかった。
[実施例2]
また、凸形状部31aの破線状の部分を、切れ目の長さcが0.8mm、切れ目と切れ目の間隔dが0.3mmとなるように変更した以外は、実施例1と同様にして包装袋1Bを作製した。
得られた包装袋1Bを、実施例1と同様にして開封したところ、開封は非常に容易に行うことができ、また接合背貼り部21部分が切断されずに上部24が残り、細かい開封片が生じなかった。
[実施例3]
凸形状部31aと直線形状部32を共に破線状に形成(図5B)した以外は、実施例1と同様にして包装袋1Cを作製した。
得られた包装袋1Cを、実施例1と同様にして開封したところ、開封は容易に行うことができ、また接合背貼り部21部分が切断されずに上部24が残り、細かい開封片が生じなかった。
[実施例4]
直線形状部32を、凸形状部31aから一旦短手方向(筒部22の周方向Xに相当)に沿うように破線状に形成し、その後傾斜させて実線とした(図5C)以外は、実施例2と同様にして包装袋1Dを作製した。直線形状部32の短手方向に沿った部分の長さは10mm、傾斜部分の傾斜角θはtanθ=4/20であった。また、凸形状部31aの破線状の部分は、切れ目の長さcが0.8mm、切れ目と切れ目の間隔dが0.3mmであり、直線形状部32の短手方向に沿った部分における破線状の部分は長さcが1mm、切れ目と切れ目の間隔dが0.3mmであった。
得られた包装袋1Dを、実施例1と同様にして開封したところ、開封は容易に行うことができ、また接合背貼り部21部分が切断されずに上部24が残り、細かい開封片が生じなかった。
[実施例5]
包材10として、最外層から順にPET(16μm)/印刷層/接着層(1μm)/Al(7μm)/LDPE(60μm)の積層フィルムをドライラミネート法と押出ラミネート法により作製し、裁断したものを用いた(縦155mm×横115mm)。
ついで、炭酸ガスレーザー加工により、この包材10のうち両方の端部11、11(幅10mm)を除く筒部形成部12に、短手方向に沿って弱化部30を破線状に形成した。形成した弱化部30の形状は、包装袋となった時に筒部22の底部26に向かって凸形状となる半円形の凸形状部31と、該凸形状部31の両側に短手方向に沿った直線形状部32とを有する形状とした(図6E)。前記凸形状部31の破線状の部分は、切れ目の長さcを1mm、切れ目と切れ目の間隔dを0.5mmとした。
ついで、この包材10を、最内層であるLDPE層を内側にして、両方の端部11、11の前記LDPE層同士を合わせるように重ね合わせて筒状にし、その重ね合わせた端部11、11をヒートシールすることにより接合背貼り部21を形成した。ついで、内部に固形状の内容物として焼き菓子を充填した状態で上部シール部24a及び底部シール部26aを、シール面が平面形状のヒートシールバーを用いてヒートシールして包装袋3を作製した(図10)。
この包装袋3を、実施例1と同様に片手で開封した。具体的には、筒部22を把持し、親指で凸形状部31を筒部22内部(筒部端部23内部)へと押し込むように力を加えて開封した。開封は容易に行うことができ、また接合背貼り部21部分が切断されずに上部24が残り、細かい開封片が生じなかった。
[実施例6]
実施例5と同じ包材10を用いて、形成した弱化部30の形状を、包装袋となった時に筒部22の上部24に向かって凸形状となる半円形の凸形状部31と、該凸形状部31bの両側に短手方向に沿った直線形状部32とを有する形状とした以外は、実施例5と同様の方法で包装袋4を作製した(図11)。
この包装袋4を、図9に例示した方法を用いて片手で開封した。具体的には、人差し指と中指で上部24を挟み、親指で凸形状部31bを抑えるようにして筒部22を把持し、その状態から人差し指と中指で上部24を上方に引き上げ、同時に親指で凸形状部31bを引き下げるようにして力を加えて開封した。
開封は容易に行うことができ、また接合背貼り部21部分が切断されずに上部24が残り、細かい開封片が生じなかった。
また、実施例1〜6を比較すると、実施例1および2の包装袋1A、1Bが特に開封が容易であり、また包装袋1C、1Dは包装袋3、4よりも開封がより容易であった。
本発明の易開封包装袋は、片手であっても容易に開封することができるため、ファッション性、携帯性に優れた包装袋を作製することができ、また細かいゴミとなる開封片が生じないことから食品等の包装袋として好適に使用できる。また、開封の容易性、開封片が生じない利便性、またバリア層等の機能層を付与できる点から医療器具等の包装袋としても好適に使用できる。

Claims (10)

  1. 包材の両方の端部を合わせて筒状にし、その合わせた両端部をヒートシールして、筒部の側部に接合背貼り部を形成した、前記筒部の内部に固形状の内容物を収容する包装袋であって、
    前記筒部のうち前記内容物が占有していない部分に、該筒部の周方向に沿って、かつ前記接合背貼り部の少なくとも一部を除くように弱化部が設けられていることを特徴とする易開封包装袋。
  2. 前記弱化部の形状が、開封時に応力が集中する部分を有する形状である、請求項1に記載の易開封包装袋。
  3. 前記包材が、少なくとも最内層と機能層と最外層を有する積層フィルムであり、前記弱化部が前記機能層まで到達しないように設けられている、請求項1又は2に記載の易開封包装袋。
  4. 前記弱化部が、不連続な切れ目を有する破線状に形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の易開封包装袋。
  5. 前記弱化部が、前記破線状に形成された凸形状部と、切れ目を連続させた実線からなる直線形状部により形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の易開封包装袋。
  6. 前記弱化部が、円弧状の凸形状部と、該凸形状部の両端から該凸形状部の外側方向に延びる直線形状部により形成され、前記凸形状部が開封時に応力が集中する部分である、請求項2〜5のいずれかに記載の易開封包装袋。
  7. 前記直線形状部が、前記筒部の周方向に対して傾斜して設けられている、請求項5又は6に記載の易開封包装袋。
  8. 前記筒部における軸方向の端部を閉じるシール部のうち少なくとも前記弱化部に近いシール部が、少なくとも一部に波形状のシール目が形成されたシール部である、請求項1〜7のいずれかに記載の易開封包装袋。
  9. 前記包材が、少なくとも最内層と最外層を有する積層フィルムであり、前記最外層に前記弱化部が設けられ、前記最内層における前記最外層の弱化部に対応する部分に傷痕部が形成されている、請求項1〜8のいずれかに記載の易開封包装袋。
  10. 前記内容物が、固形状の一体物である、請求項1〜9のいずれかに記載の易開封包装袋。

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