本発明は、デジタル信号の送信装置及び送受信装置に関し、特に、STB(Set Top Box)やDVDプレーヤー、DVDレコーダー等の映像信号や音声信号のデータ伝送に用いられる送信装置及び送受信装置に関するものである。
デジタル信号の送信装置及び送受信装置においては、例えば特許文献1に記載されるように、DVI(Digital Visual Interface)規格が広く用いられている。また、前記DVI規格の拡張として、映像信号に音声信号を多重して伝送することが可能なHDMI(High Definition Multimedia Interface)規格も知られている。前記HDMI規格は前記DVI規格の上位互換性を有しており、基本的にはDVI規格と同一の送信方法及び送受信方法を用いている。そこで、本明細書では、DVI規格を例にとって従来の送信装置及び送受信装置について説明する。
従来、映像信号の伝送に用いられる送信装置及び送受信装置として、図19に示した技術がある。
同図において、14はエンコーダー、15はパラレル・シリアル変換器、16は10逓倍PLL(Phase Locked Loop)、17は分周器、18はMPEG2デコーダー、191はマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)、110はシリアル・パラレル変換器、111はデコーダ、112はクロック再生回路、113は分周器、114はテレビ、115はケーブルである。また、190は送信装置、117は受信装置であり、前記送信装置190及び前記受信装置117によって送受信装置が構成されている。
DVI規格では、RGBの3チャンネルによってデータを送信するが、図19では簡略化のため、1チャンネルのみを図示している。以下に、図19を用いて、従来の送信装置及び送受信装置の動作について説明する。
MPEG2デコーダー18では、マイコン19からの指示に基づいて、DVDディスク等に記録されているMPEG2データをデコードし、クロックCLK及び前記クロックCLKに同期した8ビットの映像信号をデータとして出力する。
前記8ビットのデータが送信装置190に入力されると、エンコーダ14において、8ビットのデータを8ビット10ビット変換し、10ビットのデータを出力する。ここで、8ビット10ビット変換では、データをパラレルからシリアルに変換した際に、「1」や「0」が長期間連続することなく、かつDCバランスが取れるよう2ビットが付加される。8ビット10ビット変換が為された後には、パラレル・シリアル変換器15において、10ビットのパラレルデータが1ビットのシリアルデータに変換され、伝送路であるケーブル115に送出される。
前記クロックCLKが送信装置16に入力されると、10逓倍PLL16において、PLLの効果により入力クロックCLKに対して周波数10倍のクロック(CLK×10)を生成する。前記パラレル・シリアル変換器15では、この周波数10倍のクロックを用いて、10ビットのパラレルデータを1ビットのシリアルデータに変換する。周波数10倍に変換されたクロックは分周器17において、周波数を1/10に変換し、ケーブル115に送出される。
以上の動作によって、送信装置190に入力されたクロックCLKと同一周波数のクロック及び前記クロックCLKの周波数10倍のクロック(CLK×10)に同期したシリアルデータがケーブル115に送出される。
前記ケーブル115を介して受信装置117に入力されるクロックとシリアルデータとの間にはジッタが存在する。このジッタは、送信装置190で発生するジッタに、ケーブル115伝送時に発生するジッタが加算されたジッタである。受信装置117内のクロック再生回路112では、受信したクロックを10逓倍し、受信したシリアルデータのジッタに追従した周波数10倍のクロックを生成する。その後、シリアル・パラレル変換器110において、この周波数10倍のクロックを用いて1ビットシリアルデータを10ビットパラレルデータに変換する。10ビットパラレルデータは、デコーダ111において、10ビット8ビット変換されて、8ビットデータが復元される。
また、前記クロック再生回路112において10逓倍されたクロックは、分周器113において、1/10分周され、送信装置190から送信されたクロックを復元する。
以上のようにして、受信装置117は、ケーブル115を介して入力されるクロックとシリアルデータから、MPEG2デコーダー18から送信装置190に入力された8ビットのパラレルデータ及びこのデータに同期したクロックを出力する。このクロック及びデータがテレビ114に入力されて映像が表示される。
特開2002−314970号公報
DVI規格では、様々なビデオフォーマットの映像信号の伝送が定義されており、例えば、クロック周波数27MHzのスタンダード信号(以下、SD信号と言う)やクロック周波数74.175MHzのハイビジョン信号(以下、HD信号と言う)の伝送を行うことができる。また、伝送途中にSD信号からHD信号に切り替えて送信することも可能である。
しかしながら、SD信号からHD信号へのビデオフォーマットの切り替えを行った場合には、クロック周波数が27MHzから74.175MHzに切り替わるので、受信装置117内のクロック再生回路112では、クロックの周波数変化に対する追従と、クロックとシリアルデータとの間のジッタへの追従とを再度行わなければならない。すなわち、クロックとデータとのロックはずれが発生し、クロックの再同期が必要となる。クロックの再同期を行っている間、シリアル・パラレル変換器110では、データと周波数10倍のクロックとの同期がとれずにミスラッチが起こり、データ化けが発生する。このため、信号の切り替わり点ではデータとクロックとの同期が回復するまでの期間、データ化けがノイズとなってテレビ114に表示される。さらに、クロック再生回路112の応答の時定数は受信装置117によって異なるため、テレビ114にノイズが表示される時間は受信装置117によって異なる。
また、信号をHD信号からSD信号へ切り替えた場合も同様にデータ化けが発生し、テレビ114にノイズが表示される。
上記のようなノイズの発生は、DVI規格のみでなく、HDMI規格やDVI規格と同様の方式で送受信を行う場合にも起こり得る。
本発明は、前記の課題に着目してなされたのもであり、その目的は、クロック周波数の変化を伴う信号切り替えを行った場合であっても、クロックとデータとのミスラッチに因るノイズの発生を低減することが可能な送信装置及び送受信装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、送信装置及び送受信装置において、送信手段から送信されるクロックやデータの送信を所定の時間だけ停止する構成を採用する。
具体的に、本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を所定の時間停止する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を所定の時間停止する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記受信装置の情報が予め与えられ、この受信装置の情報に基づいて、前記クロックの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを伝送路を介して受信装置に送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を前記伝送路を介して前記受信装置から読み出す読み出し手段とを備え、前記制御手段は、前記読み出し手段により読み出した受信装置の情報に基づいて、前記クロックの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロックが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロックが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備え、前記送信装置に備える制御手段は、前記受信装置に備える受信手段の情報が予め与えられ、この受信手段の情報に基づいて、前記クロックの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を第1の所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を読み出す読み出し手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロックが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段と、前記受信手段又は前記再設定手段の情報を保持する情報保持手段とを備え、前記送信装置に備える読み出し手段は、前記情報保持手段の保持する情報を読み出し、前記送信装置に備える制御手段は、前記読み出し手段により読み出した前記情報保持手段の保持する情報に基づいて、前記クロックの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える情報保持手段の保持する情報には、少なくとも前記受信手段又は前記再設定手段の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を所定の時間停止する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を所定の時間停止する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記受信装置の情報が予め与えられ、この受信装置の情報に基づいて、前記データの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを伝送路を介して受信装置に送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を前記伝送路を介して前記受信装置から読み出す読み出し手段とを備え、前記制御手段は、前記読み出し手段により読み出した受信装置の情報に基づいて、前記データの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備え、前記送信装置に備える制御手段は、前記受信装置に備える受信手段の情報が予め与えられ、この受信手段の情報に基づいて、前記データの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を読み出す読み出し手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段と、前記受信手段又は前記再設定手段の情報を保持する情報保持手段とを備え、前記送信装置に備える読み出し手段は、前記情報保持手段の保持する情報を読み出し、前記送信装置に備える制御手段は、前記読み出し手段により読み出した前記情報保持手段の保持する情報に基づいて、前記データの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える情報保持手段の保持する情報には、少なくとも前記受信手段又は前記再設定手段の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を所定の時間停止する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を所定の時間停止する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記受信装置の情報が予め与えられ、この受信装置の情報に基づいて、前記クロック及びデータの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを伝送路を介して受信装置に送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を前記伝送路を介して前記受信装置から読み出す読み出し手段とを備え、前記制御手段は、前記読み出し手段により読み出した受信装置の情報に基づいて、前記クロック及びデータの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロック又はデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロック又はデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備え、前記送信装置に備える制御手段は、前記受信装置に備える受信手段の情報が予め与えられ、この受信手段の情報に基づいて、前記データの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を読み出す読み出し手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロック又はデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段と、前記受信手段又は前記再設定手段の情報を保持する情報保持手段とを備え、前記送信装置に備える読み出し手段は、前記情報保持手段の保持する情報を読み出し、前記送信装置に備える制御手段は、前記読み出し手段により読み出した前記情報保持手段の保持する情報に基づいて、前記クロック及びデータの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える情報保持手段の保持する情報には、少なくとも前記受信手段又は前記再設定手段の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
以上により、本発明では、クロックの周波数切り替え時に、送信手段から送信されるクロック及びデータの少なくとも一方の送信が制御手段によって所定の期間停止されるので、受信装置では、クロックの周波数変化に対する追従や、クロックとデータとの再同期を行う必要がないので、受信装置側のテレビ等でノイズが出現することが低減される。
以上説明したように、本発明によれば、クロックの周波数切り替え時には、受信装置側のテレビ等でのノイズの出現を低減できる。
図1は本発明の第1の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
図2は本発明の第2の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
図3は本発明の第3の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
図4は本発明の第4の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
図5は本発明の第5の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
図6は本発明の第6の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
図7は本発明の第7の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
図8は本発明の第8の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
図9は本発明の第9の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
図10は本発明の第10の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
図11は本発明の第11の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
図12は本発明の第12の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
図13は本発明の第13の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
図14は本発明の第14の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
図15は本発明の第15の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
図16は本発明の第16の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
図17は本発明の第17の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
図18は本発明の第18の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
図19は従来の送信装置及び送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
11、21、71、81、131、141 制御回路(制御手段)
25、75、84、116、136、144 送信装置
19、24、32、74、83、
91、135、143、151 マイコン
42、102、162 再設定回路(再設定手段)
43、103、117、163 受信装置
以下、本発明の実施形態の送信装置及び送受信装置を図面に基づいて説明する。
<クロックの制御>
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、11は制御回路(制御手段)、12はゲート回路、13はクロック制御回路、14はエンコーダ、15はパラレル・シリアル変換器、16は10逓倍PLL、17は分周器、18はMPEG2デコーダー、19はマイコン、110はシリアル・パラレル変換器、111はデコーダ、112はクロック再生回路、113は分周器、114はテレビ、115はケーブルである。116は送信装置、117は受信装置であり、前記送信装置116から前記制御回路11を除いた部分が送信手段である。
従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図1では簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図1を参照しながら、第1の実施形態の送信装置について説明する。
マイコン19からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。クロック制御回路13は、マイコン19からの指示でゲート回路12を制御し、ケーブル115へのクロックの出力を所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン19から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路13へ出力される。クロック制御回路13は、このトリガでカウンタを初期化し、所定の期間カウントすることで、所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路13の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、所定の期間クロック出力が停止する。
所定の期間クロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号若しくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。
クロックの送信を停止する所定の期間は、受信装置117とテレビ114の組み合わせによって異なるので、それらの中で最も長時間必要となるものに合致させればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、21は制御回路(制御手段)、22はクロック制御回路、23はリモートコントローラ(以下、リモコンと言う)、24はマイコン、25は送信装置である。前記送信装置25から前記制御回路21を除いた部分が送信手段である。
図1と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1の実施形態及び従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図2は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図2を参照しながら、第2の実施形態の送信装置について説明する。
まず、リモコン23を用いて、前記制御回路21に前記受信装置117の製造メーカー(製造者)の情報を与える。例えば、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(以下、GUIと言う)により、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン24はGUIを処理し、受信装置117がどの製造メーカーのものであるか判断し、クロック制御回路22へ伝達する。クロック制御回路22には、製造メーカーとクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてクロック停止時間を決定する。この際、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン24から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路22へ出力される。クロック制御回路22は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路22の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間クロック出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msecの期間停止、製造メーカーBでは200msecの期間停止とすることができる。
設定された期間クロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、クロックを停止する期間が受信装置117、テレビ114に対して最適化されているので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、31はEDID(Extended Display Identification Data)、32はマイコンである。図1、図2及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1及び第2の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図3は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図3を参照しながら、第3の実施形態の送信装置について説明する。
EDID31には、受信装置117やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。マイコン32には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、クロック制御回路22の設定を行う。クロック制御回路22には、製造メーカーとクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてクロック停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定する。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン32から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路22へ出力される。クロック制御回路22は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路22の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間クロック出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
設定された期間クロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。
従って、本実施形態では、マイコン32がEDID31の情報を読みとり、クロックを停止する期間を受信装置117、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、クロック出力を所定の期間「0」としてクロックを停止する場合について説明したが、クロック出力を所定の期間「1」としてクロックを停止してもよいし、所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により「0」又は「1」に固定されるので同様の効果がある。
また、所定の期間をケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置25、116、受信装置117の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にクロック制御回路13、22が所定の期間を決定すればよい。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
(第4の実施形態)
図4は、本発明の第4の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、41はクロック再生回路、42は再設定回路(再設定手段)、43は受信装置であり,送信装置116と受信装置43とによって送受信装置が構成されている。前記受信装置43から前記再設定回路42を除いた部分が受信手段である。
図1及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1の実施形態と従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図4は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図4を参照しながら、第4の実施形態の送受信装置について説明する。
マイコン19からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。クロック制御回路13は、マイコン19からの指示でゲート回路12を制御し、ケーブル115へのクロックの出力を第1の所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン19から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路13へ出力される。クロック制御回路13は、このトリガでカウンタを初期化し、第1の所定の期間カウントすることで、第1の所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路13の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、第1の所定の期間クロック出力が停止する。
第1の所定の期間クロックが停止すると、クロック再生回路41はこれを検出し、クロックが停止していることを再設定回路42へ出力する。再設定回路42ではクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間クロックが停止していた場合に受信装置43、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置116は受信装置43に信号の変化点を確実に知らせることができ、受信装置43を確実に初期化できる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば100msecである。これに対して第1の所定の期間を十分長くとればよいので、例えば200msecとすればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第5の実施形態)
図5は、本発明の第5の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、送信装置25と受信装置43とによって送受信装置が構成されている。図1、図2、図4及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、2、4の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図5は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図5を参照しながら、第5の実施形態の送受信装置について説明する。
まず、リモコン23を用いて、制御回路21に前記受信装置43の製造メーカーの情報を与える。例えば、GUIにより、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン24はGUIを処理し、受信装置43がどの製造メーカーのものであるか判断し、クロック制御回路22へ伝達する。クロック制御回路22には、製造メーカーとクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてクロック停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン24から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路22へ出力される。クロック制御回路22は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路22の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間クロック出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間クロックが停止すると、クロック再生回路41はこれを検出し,クロックが停止していることを再設定回路42へ出力する。再設定回路42ではクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間クロックが停止していた場合に受信装置43、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置116は受信装置43に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置117へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置117を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、クロックを停止する期間が受信装置117、テレビ114に対して最適化されているので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第6の実施形態)
図6は、本発明の第6の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、送信装置25と受信装置43とによって送受信装置が構成されている。図1〜図4及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1〜4の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図6は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図6を参照しながら、第6の実施形態の送受信装置について説明する。
EDID31には、受信装置43(受信手段及び再設定手段)やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。このEDID31は、受信装置43に備える情報保持手段(図示せず)に保持されている。マイコン32には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、クロック制御回路22へ設定する。クロック制御回路22には、製造メーカーとクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてクロック停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン32から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路22へ出力される。クロック制御回路22は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路22の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間クロック出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間クロックが停止すると、クロック再生回路41はこれを検出し,クロックが停止していることを再設定回路42へ出力する。再設定回路42ではクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間クロックが停止していた場合に受信装置43、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置25は受信装置43に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置43へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置43を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、マイコン32がEDID31の情報を読みとり、クロックを停止する期間を受信装置43、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、クロック出力を所定の期間「0」としてクロックを停止する場合について説明したが、クロック出力を所定の期間「1」としてクロックを停止してもよいし、所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により「0」又は「1」に固定されるので同様の効果がある。
また、第1の所定の期間と第2の所定の期間を、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、第1の所定の期間と第2の所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置25、116、受信装置43の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にクロック制御回路22が第1の所定の期間を、再設定回路42が第2の所定の期間を決定すればよい。
さらに、再設定回路42が受信装置43あるいはテレビ114をリセットする場合について説明したが、信号切り替えが高速に行われるように受信装置43あるいはテレビ114を再設定してもよい。例えばデコーダ111の出力を一次停止しつつ、クロック再生回路41のフィルタの時定数を変更し、信号切り替え時にのみ通常時より高速応答させてもよい。これによってテレビ114に黒画面が表示される時間を短縮することができる。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
<データの制御>
(第7の実施形態)
図7は、本発明の第7の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、71は制御回路(制御手段)、72はゲート回路、73はデータ制御回路、74はマイコン、75は送信装置である。前記送信装置75から前記制御回路71を除いた部分が送信手段である。
図1及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1の実施形態、従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図7簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図7を参照しながら、第7の実施形態の送信装置について説明する。
マイコン74からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。データ制御回路73は、マイコン74からの指示でゲート回路72を制御し、ケーブル115へのデータの出力を所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン74から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路73へ出力される。データ制御回路73は、このトリガでカウンタを初期化し、所定の期間カウントすることで、所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路73の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、所定の期間データ出力が停止する。
所定の期間データが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。
データの送信を停止する所定の期間は、受信装置117とテレビ114の組み合わせによって異なるので、それらの中で最も長時間必要となるものに合致させればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第8の実施形態)
図8は、本発明の第8の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、81は制御回路(制御手段)、82はデータ制御回路、83はマイコン、84は送信装置である。前記送信装置84から前記制御回路81を除いた部分が送信手段である。図1、図2、図7及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、2、7の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図8簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した
まず、リモコン23を用いて、前記制御回路81に前記受信装置117の製造メーカー(製造者)の情報を与える。例えば、GUIにより、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン83はGUIを処理し、受信装置117がどの製造メーカーのものであるか判断し、データ制御回路82へ伝達する。データ制御回路82には、製造メーカーとデータ停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン83から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路82へ出力される。データ制御回路82は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路82の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間データ出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
設定された期間データが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、データを停止する期間が受信装置117、テレビ114に対して最適化されているので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第9の実施形態)
図9は、本発明の第9の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、91はマイコンである。図1、図3、図7、図8及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、3、7、8の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図9は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図9を参照しながら、第9の実施形態の送信装置について説明する。
EDID31には、受信装置117やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。マイコン91には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、データ制御回路82へ設定する。データ制御回路82には、製造メーカーとデータ停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン91から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路82へ出力される。データ制御回路82は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路82の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間データ出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
設定された期間データが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するため、見苦しいノイズが表示されなくなる。
従って、本実施形態では、マイコン91がEDID31の情報を読みとり、データを停止する期間を受信装置117、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、データ出力を所定の期間「0」としてデータを停止する場合について説明したが、データ出力を所定の期間「1」としてデータを停止してもよいし、所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により「0」又は「1」に固定されるので同様の効果がある。
また、所定の期間をケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置75、84、受信装置117の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にデータ制御回路73、82が所定の期間を決定すればよい。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
(第10の実施形態)
図10は、本発明の第10の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、101はクロック再生回路、102は再設定回路(再設定手段)、103は受信装置であり、送信装置75と受信装置103で送受信装置が構成されている。前記受信装置103から前記再設定回路102を除いた部分が受信手段である。
図1、図7及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、7の実施形態と従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図10は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図10を参照しながら、第10の実施形態の送受信装置について説明する。
マイコン74からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。データ制御回路73は、マイコン74からの指示でゲート回路72を制御し、ケーブル115へのデータの出力を第1の所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン74から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路73へ出力される。データ制御回路73は、このトリガでカウンタを初期化し、第1の所定の期間カウントすることで、第1の所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路73の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、第1の所定の期間データ出力が停止する。
第1の所定の期間データが停止すると、クロック再生回路101はこれを検出し,データが停止していることを再設定回路102へ出力する。再設定回路102ではデータの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データが停止していた場合に受信装置103、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置75は受信装置103に信号の変化点を確実に知らせることができ、受信装置103を確実に初期化できる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば100msecである。これに対して第1の所定の期間を十分長くとればよいので、例えば200msecとすればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第11の実施形態)
図11は、本発明の第11の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、送信装置84と受信装置103とによって送受信装置が構成されている。図1、図2、図7、図8、図10と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、2、7、8、10の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図11は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図11を参照しながら、第11の実施形態の送受信装置について説明する。
まず、リモコン23を用いて、制御回路81に前記受信装置103の製造メーカーの情報を与える。例えば、GUIにより、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン83はGUIを処理し、受信装置103がどの製造メーカーのものであるか判断し、データ制御回路82へ伝達する。データ制御回路82には、製造メーカーとクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてクロック停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン83から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路82へ出力される。データ制御回路82は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路82の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間データ出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間データが停止すると、クロック再生回路101はこれを検出し,データが停止していることを再設定回路102へ出力する。再設定回路102ではデータの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データが停止していた場合に受信装置103、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置84は受信装置103に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置103へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置103を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、データを停止する期間が受信装置103、テレビ114に対して最適化されているので、短期間かつテレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第12の実施形態)
図12は、本発明の第12の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
送信装置84と受信装置103とによって送受信装置が構成されている。図1,図3、図7〜図10と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、3、7〜10の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図12は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図12を参照しながら、第12の実施形態の送受信装置について説明する。
EDID31には、受信装置103(受信手段及び再設定手段)やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。このEDID31は、受信装置103に備える情報保持手段(図示せず)に保持されている。マイコン91には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、データ制御回路82へ設定する。データ制御回路82には、製造メーカーとデータ停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン91から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路82へ出力される。データ制御回路82は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路82の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間データ出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間データが停止すると、クロック再生回路101はこれを検出し,データが停止していることを再設定回路102へ出力する。再設定回路102ではデータの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データが停止していた場合に受信装置103、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置84は受信装置103に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置103へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置103を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、マイコン91がEDID31の情報を読みとり、データを停止する期間を受信装置103、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、データ出力を所定の期間「0」としてデータを停止する場合について説明したが、データ出力を所定の期間「1」としてデータを停止してもよい。また所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により「0」又は「1」に固定されるので同様の効果がある。
また、第1の所定の期間と第2の所定の期間を、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、第1の所定の期間と第2の所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置75、84、受信装置103の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にデータ制御回路73、82が第1の所定の期間を、再設定回路102が第2の所定の期間を決定すればよい。
さらに、再設定回路102が受信装置103あるいはテレビ114をリセットする場合について説明したが、信号切り替えが高速に行われるように受信装置103あるいはテレビ114を再設定してもよい。例えばデコーダ111の出力を一次停止しつつ、クロック再生回路101のフィルタの時定数を変更し、信号切り替え時にのみ通常時より高速応答させてもよい。これによってテレビ114に黒画面が表示される時間を短縮することができる。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
<クロック及びデータの制御>
(第13の実施形態)
図13は、本発明の第13の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、131は制御回路(制御手段)、132、133はゲート回路、134はデータ・クロック制御回路、135はマイコン、136は送信装置である。前記送信装置136から前記制御回路131を除いた部分が送信手段である。
図1および従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1の実施形態、従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図13は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図13を参照しながら、第13の実施形態の送信装置について説明する。
マイコン135からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。データ・クロック制御回路134は、マイコン135からの指示でゲート回路132、133を制御し、ケーブル115へのデータ及びクロックの出力を所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン135から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路134へ出力される。データ・クロック制御回路134は、このトリガでカウンタを初期化し、所定の期間カウントすることで、所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路134の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、所定の期間データ及びクロックの出力が停止する。
所定の期間データ及びクロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。なお、データ及びクロックをともに停止することで、ノイズによる受信装置117の保護機能の誤動作を防止することができる。
データ及びクロックの送信を停止する所定の期間は、受信装置117とテレビ114の組み合わせによって異なるので、それらの中で最も長時間必要となるものに合致させればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第14の実施形態)
図14は、本発明の第14の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、141は制御回路(制御手段)、142はデータ・クロック制御回路、143はマイコン、144は送信装置である。前記送信装置144から前記制御回路141を除いた部分が送信手段である。
図1、図2、図13及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、2、13の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図14は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図14を参照しながら、第14の実施形態の送信装置について説明する。
まず、リモコン23を用いて、前記制御回路141に前記受信装置117の製造メーカー(製造者)の情報を与える。例えば、GUIにより、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン143はGUIを処理し、受信装置117がどの製造メーカーのものであるか判断し、データ・クロック制御回路142へ伝達する。データ・クロック制御回路142には、製造メーカーとデータ、クロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ及びクロックの停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン143から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路142へ出力される。データ・クロック制御回路142は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路142の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間データ及びクロックの出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
設定された期間データ及びクロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するため、見苦しいノイズが表示されなくなる。なお、データ及びクロックをともに停止することで、ノイズによる受信装置117の保護機能の誤動作を防止することができる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、クロックやデータを停止する期間が受信装置117、テレビ114に対して最適化されているので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第15の実施形態)
図15は、本発明の第15の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、151はマイコン、である。図1、図3、図13、図14と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、3、13、14の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図15は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図15を参照しながら、第15の実施形態の送信装置について説明する。
EDID31には、受信装置117やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。マイコン151には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、データ・クロック制御回路142へ設定する。データ・クロック制御回路142には、製造メーカーとデータ、クロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ及びクロックの停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン151から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路142へ出力される。データ・クロック制御回路142は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路142の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間データ及びクロックの出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
設定された期間データ及びクロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するため、見苦しいノイズが表示されなくなる。なお、データ及びクロックをともに停止することで、ノイズによる受信装置117の保護機能の誤動作を防止することができる。
従って、本実施形態では、マイコン151がEDID31の情報を読みとり、データ及びクロックを停止する期間を受信装置117、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、データ及びクロックの出力を所定の期間「0」としてデータ及びクロックを停止する場合について説明したが、データ及びクロックの出力を所定の期間「1」としてデータ及びクロックを停止してもよい。また所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により「0」または「1」に固定されるので同様の効果がある。
また、所定の期間をケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置136、144、受信装置117の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にデータ・クロック制御回路134、142が所定の期間を決定すればよい。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
(第16の実施形態)
図16は、本発明の第16の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、161はクロック再生回路、162は再設定回路(再設定手段)、163は受信装置であり,送信装置136と受信装置163とによって送受信装置が構成されている。前記受信装置163から前記再設定回路162を除いた部分が受信手段である。
図1、図13と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、13の実施形態と従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図16は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図16を参照しながら、第16の実施形態の送受信装置について説明する。
マイコン135からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。データ・クロック制御回路134は、マイコン135からの指示でゲート回路132、133を制御し、ケーブル115へのデータ及びクロックの出力を第1の所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン135から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路134へ出力される。データ・クロック制御回路134は、このトリガでカウンタを初期化し、第1の所定の期間カウントすることで、第1の所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路134の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、第1の所定の期間データ及びクロックの出力が停止する。
第1の所定の期間データ及びクロックが停止すると、クロック再生回路161はこれを検出し,データあるいはクロックが停止していることを再設定回路162へ出力する。なお、データ及びクロックがともに停止したことを検出すれば、ノイズによるクロック再生回路161の誤検出を防止することができる。再設定回路162ではデータあるいはクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データあるいはクロックが停止していた場合に受信装置163、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置136は受信装置163に信号の変化点を確実に知らせることができ、受信装置163を確実に初期化できる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば100msecである。これに対して第1の所定の期間を十分長くとればよいので、例えば200msecとすればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第17の実施形態)
図17は、本発明の第17の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
送信装置144と受信装置163とによって送受信装置が構成されている。図1、図2、図13、図14、図16及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、2、13、14、16の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図17は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図17を参照しながら、第17の実施形態の送受信装置について説明する。
まず、リモコン23を用いて、制御回路141に前記受信装置163の製造メーカーの情報を与える。例えば、GUIにより、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン143はGUIを処理し、受信装置163がどの製造メーカーのものであるか判断し、データ・クロック制御回路142へ伝達する。データ・クロック制御回路142には、製造メーカーとデータおよびクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ及びクロックの停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン143から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路142へ出力される。データ・クロック制御回路142は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路142の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間データ及びクロックの出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間データ及びクロックが停止すると、クロック再生回路161はこれを検出し,データあるいはクロックが停止していることを再設定回路162へ出力する。なお、データ及びクロックがともに停止したことを検出すれば、ノイズによるクロック再生回路161の誤検出を防止することができる。再設定回路162ではデータあるいはクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データあるいはクロックが停止していた場合に受信装置163、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置144は受信装置163に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置163へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置163を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、データ及びクロックを停止する期間が受信装置163、テレビ114に対してに最適化されているので、短期間かつテレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第18の実施形態)
図18は、本発明の第18の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、送信装置144と受信装置163とによって送受信装置が構成されている。図1,図3、図13〜図16と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、3、13〜16の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図18は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図18を参照しながら、第18の実施形態の送受信装置について説明する。
EDID31には、受信装置163(受信手段及び再設定手段)やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。このEDID31は、受信装置43に備える情報保持手段(図示せず)に保持されている。マイコン151には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、データ・クロック制御回路142へ設定する。データ・クロック制御回路142には、製造メーカーとデータ、クロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ及びクロックの停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン151から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路142へ出力される。データ・クロック制御回路142は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路142の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間データ及びクロックの出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間データ及びクロックが停止すると、クロック再生回路161はこれを検出し,データ又はクロックが停止していることを再設定回路162へ出力する。なお、データ及びクロックがともに停止したことを検出すれば、ノイズによるクロック再生回路161の誤検出を防止することができる。再設定回路162ではデータ又はクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データ又はクロックが停止していた場合に受信装置163、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置144は受信装置163に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置163へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置163を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、マイコン151がEDID31の情報を読みとり、データ、クロックを停止する期間を受信装置163、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、データ及びクロックの出力を所定の期間「0」としてデータ及びクロックを停止する場合について説明したが、データ及びクロックの出力を所定の期間「1」としてデータ及びクロックを停止してもよい。また所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により0または1に固定されるので同様の効果がある。
また、第1の所定の期間と第2の所定の期間を、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、第1の所定の期間と第2の所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置136、144、受信装置163の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にデータ・クロック制御回路134、142が第1の所定の期間を、再設定回路162が第2の所定の期間を決定すればよい。
さらに、再設定回路162が受信装置163あるいはテレビ114をリセットする場合について説明したが、信号切り替えが高速に行われるように受信装置163あるいはテレビ114を再設定してもよい。例えばデコーダ111の出力を一次停止しつつ、クロック再生回路161のフィルタの時定数を変更し、信号切り替え時にのみ通常時より高速応答させてもよい。これによってテレビ114に黒画面が表示される時間を短縮することができる。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
以上説明したように、本発明は、制御手段を設けて、クロックやデータの送信を制御することにより、信号切り替え時にテレビ等に表示されるノイズを低減できるので、プラズマテレビや液晶テレビに映像信号や音声信号を伝送するDVDプレーヤーやDVDレコーダーの送信装置及び送受信装置等として有用である。
本発明は、デジタル信号の送信装置及び送受信装置に関し、特に、STB(Set Top Box)やDVDプレーヤー、DVDレコーダー等の映像信号や音声信号のデータ伝送に用いられる送信装置及び送受信装置に関するものである。
デジタル信号の送信装置及び送受信装置においては、例えば特許文献1に記載されるように、DVI(Digital Visual Interface)規格が広く用いられている。また、前記DVI規格の拡張として、映像信号に音声信号を多重して伝送することが可能なHDMI(High Definition Multimedia Interface)規格も知られている。前記HDMI規格は前記DVI規格の上位互換性を有しており、基本的にはDVI規格と同一の送信方法及び送受信方法を用いている。そこで、本明細書では、DVI規格を例にとって従来の送信装置及び送受信装置について説明する。
従来、映像信号の伝送に用いられる送信装置及び送受信装置として、図19に示した技術がある。
同図において、14はエンコーダー、15はパラレル・シリアル変換器、16は10逓倍PLL(Phase Locked Loop)、17は分周器、18はMPEG2デコーダー、191はマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)、110はシリアル・パラレル変換器、111はデコーダ、112はクロック再生回路、113は分周器、114はテレビ、115はケーブルである。また、190は送信装置、117は受信装置であり、前記送信装置190及び前記受信装置117によって送受信装置が構成されている。
DVI規格では、RGBの3チャンネルによってデータを送信するが、図19では簡略化のため、1チャンネルのみを図示している。以下に、図19を用いて、従来の送信装置及び送受信装置の動作について説明する。
MPEG2デコーダー18では、マイコン19からの指示に基づいて、DVDディスク等に記録されているMPEG2データをデコードし、クロックCLK及び前記クロックCLKに同期した8ビットの映像信号をデータとして出力する。
前記8ビットのデータが送信装置190に入力されると、エンコーダ14において、8ビットのデータを8ビット10ビット変換し、10ビットのデータを出力する。ここで、8ビット10ビット変換では、データをパラレルからシリアルに変換した際に、「1」や「0」が長期間連続することなく、かつDCバランスが取れるよう2ビットが付加される。8ビット10ビット変換が為された後には、パラレル・シリアル変換器15において、10ビットのパラレルデータが1ビットのシリアルデータに変換され、伝送路であるケーブル115に送出される。
前記クロックCLKが送信装置16に入力されると、10逓倍PLL16において、PLLの効果により入力クロックCLKに対して周波数10倍のクロック(CLK×10)を生成する。前記パラレル・シリアル変換器15では、この周波数10倍のクロックを用いて、10ビットのパラレルデータを1ビットのシリアルデータに変換する。周波数10倍に変換されたクロックは分周器17において、周波数を1/10に変換し、ケーブル115に送出される。
以上の動作によって、送信装置190に入力されたクロックCLKと同一周波数のクロック及び前記クロックCLKの周波数10倍のクロック(CLK×10)に同期したシリアルデータがケーブル115に送出される。
前記ケーブル115を介して受信装置117に入力されるクロックとシリアルデータとの間にはジッタが存在する。このジッタは、送信装置190で発生するジッタに、ケーブル115伝送時に発生するジッタが加算されたジッタである。受信装置117内のクロック再生回路112では、受信したクロックを10逓倍し、受信したシリアルデータのジッタに追従した周波数10倍のクロックを生成する。その後、シリアル・パラレル変換器110において、この周波数10倍のクロックを用いて1ビットシリアルデータを10ビットパラレルデータに変換する。10ビットパラレルデータは、デコーダ111において、10ビット8ビット変換されて、8ビットデータが復元される。
また、前記クロック再生回路112において10逓倍されたクロックは、分周器113において、1/10分周され、送信装置190から送信されたクロックを復元する。
以上のようにして、受信装置117は、ケーブル115を介して入力されるクロックとシリアルデータから、MPEG2デコーダー18から送信装置190に入力された8ビットのパラレルデータ及びこのデータに同期したクロックを出力する。このクロック及びデータがテレビ114に入力されて映像が表示される。
特開2002−314970号公報
DVI規格では、様々なビデオフォーマットの映像信号の伝送が定義されており、例えば、クロック周波数27MHzのスタンダード信号(以下、SD信号と言う)やクロック周波数74.175MHzのハイビジョン信号(以下、HD信号と言う)の伝送を行うことができる。また、伝送途中にSD信号からHD信号に切り替えて送信することも可能である。
しかしながら、SD信号からHD信号へのビデオフォーマットの切り替えを行った場合には、クロック周波数が27MHzから74.175MHzに切り替わるので、受信装置117内のクロック再生回路112では、クロックの周波数変化に対する追従と、クロックとシリアルデータとの間のジッタへの追従とを再度行わなければならない。すなわち、クロックとデータとのロックはずれが発生し、クロックの再同期が必要となる。クロックの再同期を行っている間、シリアル・パラレル変換器110では、データと周波数10倍のクロックとの同期がとれずにミスラッチが起こり、データ化けが発生する。このため、信号の切り替わり点ではデータとクロックとの同期が回復するまでの期間、データ化けがノイズとなってテレビ114に表示される。さらに、クロック再生回路112の応答の時定数は受信装置117によって異なるため、テレビ114にノイズが表示される時間は受信装置117によって異なる。
また、信号をHD信号からSD信号へ切り替えた場合も同様にデータ化けが発生し、テレビ114にノイズが表示される。
上記のようなノイズの発生は、DVI規格のみでなく、HDMI規格やDVI規格と同様の方式で送受信を行う場合にも起こり得る。
本発明は、前記の課題に着目してなされたものであり、その目的は、クロック周波数の変化を伴う信号切り替えを行った場合であっても、クロックとデータとのミスラッチに因るノイズの発生を低減することが可能な送信装置及び送受信装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、送信装置及び送受信装置において、送信手段から送信されるクロックやデータの送信を所定の時間だけ停止する構成を採用する。
具体的に、本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を所定の時間停止する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を所定の時間停止する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記受信装置の情報が予め与えられ、この受信装置の情報に基づいて、前記クロックの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを伝送路を介して受信装置に送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を前記伝送路を介して前記受信装置から読み出す読み出し手段とを備え、前記制御手段は、前記読み出し手段により読み出した受信装置の情報に基づいて、前記クロックの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロックが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロックが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備え、前記送信装置に備える制御手段は、前記受信装置に備える受信手段の情報が予め与えられ、この受信手段の情報に基づいて、前記クロックの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロックの送信を第1の所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を読み出す読み出し手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロックが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段と、前記受信手段又は前記再設定手段の情報を保持する情報保持手段とを備え、前記送信装置に備える読み出し手段は、前記情報保持手段の保持する情報を読み出し、前記送信装置に備える制御手段は、前記読み出し手段により読み出した前記情報保持手段の保持する情報に基づいて、前記クロックの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える情報保持手段の保持する情報には、少なくとも前記受信手段又は前記再設定手段の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を所定の時間停止する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を所定の時間停止する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記受信装置の情報が予め与えられ、この受信装置の情報に基づいて、前記データの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを伝送路を介して受信装置に送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を前記伝送路を介して前記受信装置から読み出す読み出し手段とを備え、前記制御手段は、前記読み出し手段により読み出した受信装置の情報に基づいて、前記データの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備え、前記送信装置に備える制御手段は、前記受信装置に備える受信手段の情報が予め与えられ、この受信手段の情報に基づいて、前記データの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を読み出す読み出し手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段と、前記受信手段又は前記再設定手段の情報を保持する情報保持手段とを備え、前記送信装置に備える読み出し手段は、前記情報保持手段の保持する情報を読み出し、前記送信装置に備える制御手段は、前記読み出し手段により読み出した前記情報保持手段の保持する情報に基づいて、前記データの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える情報保持手段の保持する情報には、少なくとも前記受信手段又は前記再設定手段の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を所定の時間停止する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を所定の時間停止する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記受信装置の情報が予め与えられ、この受信装置の情報に基づいて、前記クロック及びデータの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送信装置は、クロック及びデータを受信装置に送信する送信装置であって、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを伝送路を介して受信装置に送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を前記伝送路を介して前記受信装置から読み出す読み出し手段とを備え、前記制御手段は、前記読み出し手段により読み出した受信装置の情報に基づいて、前記クロック及びデータの送信を停止する所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記受信装置の情報には、少なくとも前記受信装置の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送信装置において、前記送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロック又はデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロック又はデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段とを備え、前記送信装置に備える制御手段は、前記受信装置に備える受信手段の情報が予め与えられ、この受信手段の情報に基づいて、前記データの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
本発明の送受信装置は、クロック及びデータを送信する送信装置と、前記送信装置から送信されるクロック及びデータを受信する受信装置とを備えた送受信装置であって、前記送信装置は、クロック及び前記クロックのN倍(Nは自然数)の周波数のクロックに同期したデータを送信する送信手段と、前記クロックの周波数切り替え時に、前記送信手段から送信されるクロック及びデータの送信を第1の所定の時間停止する制御手段と、前記受信装置の情報を読み出す読み出し手段とを備え、前記受信装置は、伝送路を介して前記送信手段に接続される受信手段と、前記受信手段が受信したクロック又はデータが第2の所定の時間停止したことを検出し、前記受信手段を再設定する再設定手段と、前記受信手段又は前記再設定手段の情報を保持する情報保持手段とを備え、前記送信装置に備える読み出し手段は、前記情報保持手段の保持する情報を読み出し、前記送信装置に備える制御手段は、前記読み出し手段により読み出した前記情報保持手段の保持する情報に基づいて、前記クロック及びデータの送信を停止する第1の所定の時間を設定することを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える情報保持手段の保持する情報には、少なくとも前記受信手段又は前記再設定手段の製造者の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記第1の所定の時間は、前記第2の所定の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記受信装置に備える再設定手段は、前記受信手段をリセットすることにより再設定を行うことを特徴とする。
本発明は、前記送受信装置において、前記送信装置に備える送信手段は、データの送信をDVI規格若しくはHDMI規格に基づいて行うことを特徴とする。
以上により、本発明では、クロックの周波数切り替え時に、送信手段から送信されるクロック及びデータの少なくとも一方の送信が制御手段によって所定の期間停止されるので、受信装置では、クロックの周波数変化に対する追従や、クロックとデータとの再同期を行う必要がないので、受信装置側のテレビ等でノイズが出現することが低減される。
以上説明したように、本発明によれば、クロックの周波数切り替え時には、受信装置側のテレビ等でのノイズの出現を低減できる。
以下、本発明の実施形態の送信装置及び送受信装置を図面に基づいて説明する。
<クロックの制御>
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、11は制御回路(制御手段)、12はゲート回路、13はクロック制御回路、14はエンコーダ、15はパラレル・シリアル変換器、16は10逓倍PLL、17は分周器、18はMPEG2デコーダー、19はマイコン、110はシリアル・パラレル変換器、111はデコーダ、112はクロック再生回路、113は分周器、114はテレビ、115はケーブルである。116は送信装置、117は受信装置であり、前記送信装置116から前記制御回路11を除いた部分が送信手段である。
従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図1では簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図1を参照しながら、第1の実施形態の送信装置について説明する。
マイコン19からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。クロック制御回路13は、マイコン19からの指示でゲート回路12を制御し、ケーブル115へのクロックの出力を所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン19から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路13へ出力される。クロック制御回路13は、このトリガでカウンタを初期化し、所定の期間カウントすることで、所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路13の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、所定の期間クロック出力が停止する。
所定の期間クロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号若しくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。
クロックの送信を停止する所定の期間は、受信装置117とテレビ114の組み合わせによって異なるので、それらの中で最も長時間必要となるものに合致させればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、21は制御回路(制御手段)、22はクロック制御回路、23はリモートコントローラ(以下、リモコンと言う)、24はマイコン、25は送信装置である。前記送信装置25から前記制御回路21を除いた部分が送信手段である。
図1と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1の実施形態及び従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図2は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図2を参照しながら、第2の実施形態の送信装置について説明する。
まず、リモコン23を用いて、前記制御回路21に前記受信装置117の製造メーカー(製造者)の情報を与える。例えば、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(以下、GUIと言う)により、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン24はGUIを処理し、受信装置117がどの製造メーカーのものであるか判断し、クロック制御回路22へ伝達する。クロック制御回路22には、製造メーカーとクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてクロック停止時間を決定する。この際、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン24から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路22へ出力される。クロック制御回路22は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路22の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間クロック出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msecの期間停止、製造メーカーBでは200msecの期間停止とすることができる。
設定された期間クロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、クロックを停止する期間が受信装置117、テレビ114に対して最適化されているので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、31はEDID(Extended Display Identification Data)、32はマイコンである。図1、図2及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1及び第2の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図3は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図3を参照しながら、第3の実施形態の送信装置について説明する。
EDID31には、受信装置117やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。マイコン32には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、クロック制御回路22の設定を行う。クロック制御回路22には、製造メーカーとクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてクロック停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定する。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン32から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路22へ出力される。クロック制御回路22は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路22の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間クロック出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
設定された期間クロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。
従って、本実施形態では、マイコン32がEDID31の情報を読みとり、クロックを停止する期間を受信装置117、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、クロック出力を所定の期間「0」としてクロックを停止する場合について説明したが、クロック出力を所定の期間「1」としてクロックを停止してもよいし、所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により「0」又は「1」に固定されるので同様の効果がある。
また、所定の期間をケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置25、116、受信装置117の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にクロック制御回路13、22が所定の期間を決定すればよい。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
(第4の実施形態)
図4は、本発明の第4の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、41はクロック再生回路、42は再設定回路(再設定手段)、43は受信装置であり,送信装置116と受信装置43とによって送受信装置が構成されている。前記受信装置43から前記再設定回路42を除いた部分が受信手段である。
図1及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1の実施形態と従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図4は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図4を参照しながら、第4の実施形態の送受信装置について説明する。
マイコン19からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。クロック制御回路13は、マイコン19からの指示でゲート回路12を制御し、ケーブル115へのクロックの出力を第1の所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン19から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路13へ出力される。クロック制御回路13は、このトリガでカウンタを初期化し、第1の所定の期間カウントすることで、第1の所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路13の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、第1の所定の期間クロック出力が停止する。
第1の所定の期間クロックが停止すると、クロック再生回路41はこれを検出し、クロックが停止していることを再設定回路42へ出力する。再設定回路42ではクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間クロックが停止していた場合に受信装置43、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置116は受信装置43に信号の変化点を確実に知らせることができ、受信装置43を確実に初期化できる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば100msecである。これに対して第1の所定の期間を十分長くとればよいので、例えば200msecとすればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第5の実施形態)
図5は、本発明の第5の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、送信装置25と受信装置43とによって送受信装置が構成されている。図1、図2、図4及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、2、4の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図5は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図5を参照しながら、第5の実施形態の送受信装置について説明する。
まず、リモコン23を用いて、制御回路21に前記受信装置43の製造メーカーの情報を与える。例えば、GUIにより、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン24はGUIを処理し、受信装置43がどの製造メーカーのものであるか判断し、クロック制御回路22へ伝達する。クロック制御回路22には、製造メーカーとクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてクロック停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン24から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路22へ出力される。クロック制御回路22は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路22の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間クロック出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間クロックが停止すると、クロック再生回路41はこれを検出し,クロックが停止していることを再設定回路42へ出力する。再設定回路42ではクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間クロックが停止していた場合に受信装置43、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置116は受信装置43に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置117へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置117を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、クロックを停止する期間が受信装置117、テレビ114に対して最適化されているので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第6の実施形態)
図6は、本発明の第6の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、送信装置25と受信装置43とによって送受信装置が構成されている。図1〜図4及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1〜4の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図6は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図6を参照しながら、第6の実施形態の送受信装置について説明する。
EDID31には、受信装置43(受信手段及び再設定手段)やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。このEDID31は、受信装置43に備える情報保持手段(図示せず)に保持されている。マイコン32には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、クロック制御回路22へ設定する。クロック制御回路22には、製造メーカーとクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてクロック停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン32から切り替えのトリガとなる信号がクロック制御回路22へ出力される。クロック制御回路22は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路12へ出力する。ゲート回路12では、クロック制御回路22の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間クロック出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間クロックが停止すると、クロック再生回路41はこれを検出し,クロックが停止していることを再設定回路42へ出力する。再設定回路42ではクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間クロックが停止していた場合に受信装置43、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置25は受信装置43に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置43へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置43を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、マイコン32がEDID31の情報を読みとり、クロックを停止する期間を受信装置43、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、クロック出力を所定の期間「0」としてクロックを停止する場合について説明したが、クロック出力を所定の期間「1」としてクロックを停止してもよいし、所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により「0」又は「1」に固定されるので同様の効果がある。
また、第1の所定の期間と第2の所定の期間を、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、第1の所定の期間と第2の所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置25、116、受信装置43の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にクロック制御回路22が第1の所定の期間を、再設定回路42が第2の所定の期間を決定すればよい。
さらに、再設定回路42が受信装置43あるいはテレビ114をリセットする場合について説明したが、信号切り替えが高速に行われるように受信装置43あるいはテレビ114を再設定してもよい。例えばデコーダ111の出力を一次停止しつつ、クロック再生回路41のフィルタの時定数を変更し、信号切り替え時にのみ通常時より高速応答させてもよい。これによってテレビ114に黒画面が表示される時間を短縮することができる。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
<データの制御>
(第7の実施形態)
図7は、本発明の第7の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、71は制御回路(制御手段)、72はゲート回路、73はデータ制御回路、74はマイコン、75は送信装置である。前記送信装置75から前記制御回路71を除いた部分が送信手段である。
図1及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1の実施形態、従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図7簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図7を参照しながら、第7の実施形態の送信装置について説明する。
マイコン74からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。データ制御回路73は、マイコン74からの指示でゲート回路72を制御し、ケーブル115へのデータの出力を所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン74から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路73へ出力される。データ制御回路73は、このトリガでカウンタを初期化し、所定の期間カウントすることで、所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路73の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、所定の期間データ出力が停止する。
所定の期間データが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。
データの送信を停止する所定の期間は、受信装置117とテレビ114の組み合わせによって異なるので、それらの中で最も長時間必要となるものに合致させればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第8の実施形態)
図8は、本発明の第8の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、81は制御回路(制御手段)、82はデータ制御回路、83はマイコン、84は送信装置である。前記送信装置84から前記制御回路81を除いた部分が送信手段である。図1、図2、図7及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、2、7の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図8簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
まず、リモコン23を用いて、前記制御回路81に前記受信装置117の製造メーカー(製造者)の情報を与える。例えば、GUIにより、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン83はGUIを処理し、受信装置117がどの製造メーカーのものであるか判断し、データ制御回路82へ伝達する。データ制御回路82には、製造メーカーとデータ停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン83から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路82へ出力される。データ制御回路82は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路82の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間データ出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
設定された期間データが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、データを停止する期間が受信装置117、テレビ114に対して最適化されているので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第9の実施形態)
図9は、本発明の第9の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、91はマイコンである。図1、図3、図7、図8及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、3、7、8の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図9は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図9を参照しながら、第9の実施形態の送信装置について説明する。
EDID31には、受信装置117やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。マイコン91には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、データ制御回路82へ設定する。データ制御回路82には、製造メーカーとデータ停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン91から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路82へ出力される。データ制御回路82は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路82の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間データ出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
設定された期間データが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するため、見苦しいノイズが表示されなくなる。
従って、本実施形態では、マイコン91がEDID31の情報を読みとり、データを停止する期間を受信装置117、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、データ出力を所定の期間「0」としてデータを停止する場合について説明したが、データ出力を所定の期間「1」としてデータを停止してもよいし、所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により「0」又は「1」に固定されるので同様の効果がある。
また、所定の期間をケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置75、84、受信装置117の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にデータ制御回路73、82が所定の期間を決定すればよい。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
(第10の実施形態)
図10は、本発明の第10の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、101はクロック再生回路、102は再設定回路(再設定手段)、103は受信装置であり、送信装置75と受信装置103で送受信装置が構成されている。前記受信装置103から前記再設定回路102を除いた部分が受信手段である。
図1、図7及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、7の実施形態と従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図10は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図10を参照しながら、第10の実施形態の送受信装置について説明する。
マイコン74からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。データ制御回路73は、マイコン74からの指示でゲート回路72を制御し、ケーブル115へのデータの出力を第1の所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン74から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路73へ出力される。データ制御回路73は、このトリガでカウンタを初期化し、第1の所定の期間カウントすることで、第1の所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路73の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、第1の所定の期間データ出力が停止する。
第1の所定の期間データが停止すると、クロック再生回路101はこれを検出し,データが停止していることを再設定回路102へ出力する。再設定回路102ではデータの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データが停止していた場合に受信装置103、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置75は受信装置103に信号の変化点を確実に知らせることができ、受信装置103を確実に初期化できる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば100msecである。これに対して第1の所定の期間を十分長くとればよいので、例えば200msecとすればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第11の実施形態)
図11は、本発明の第11の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、送信装置84と受信装置103とによって送受信装置が構成されている。図1、図2、図7、図8、図10と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、2、7、8、10の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図11は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図11を参照しながら、第11の実施形態の送受信装置について説明する。
まず、リモコン23を用いて、制御回路81に前記受信装置103の製造メーカーの情報を与える。例えば、GUIにより、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン83はGUIを処理し、受信装置103がどの製造メーカーのものであるか判断し、データ制御回路82へ伝達する。データ制御回路82には、製造メーカーとクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてクロック停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン83から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路82へ出力される。データ制御回路82は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路82の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間データ出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間データが停止すると、クロック再生回路101はこれを検出し,データが停止していることを再設定回路102へ出力する。再設定回路102ではデータの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データが停止していた場合に受信装置103、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置84は受信装置103に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置103へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置103を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、データを停止する期間が受信装置103、テレビ114に対して最適化されているので、短期間かつテレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第12の実施形態)
図12は、本発明の第12の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
送信装置84と受信装置103とによって送受信装置が構成されている。図1,図3、図7〜図10と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、3、7〜10の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図12は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図12を参照しながら、第12の実施形態の送受信装置について説明する。
EDID31には、受信装置103(受信手段及び再設定手段)やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。このEDID31は、受信装置103に備える情報保持手段(図示せず)に保持されている。マイコン91には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、データ制御回路82へ設定する。データ制御回路82には、製造メーカーとデータ停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン91から切り替えのトリガとなる信号がデータ制御回路82へ出力される。データ制御回路82は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路72へ出力する。ゲート回路72では、データ制御回路82の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間データ出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間データが停止すると、クロック再生回路101はこれを検出し,データが停止していることを再設定回路102へ出力する。再設定回路102ではデータの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データが停止していた場合に受信装置103、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置84は受信装置103に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置103へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置103を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、マイコン91がEDID31の情報を読みとり、データを停止する期間を受信装置103、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、データ出力を所定の期間「0」としてデータを停止する場合について説明したが、データ出力を所定の期間「1」としてデータを停止してもよい。また所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により「0」又は「1」に固定されるので同様の効果がある。
また、第1の所定の期間と第2の所定の期間を、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、第1の所定の期間と第2の所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置75、84、受信装置103の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にデータ制御回路73、82が第1の所定の期間を、再設定回路102が第2の所定の期間を決定すればよい。
さらに、再設定回路102が受信装置103あるいはテレビ114をリセットする場合について説明したが、信号切り替えが高速に行われるように受信装置103あるいはテレビ114を再設定してもよい。例えばデコーダ111の出力を一次停止しつつ、クロック再生回路101のフィルタの時定数を変更し、信号切り替え時にのみ通常時より高速応答させてもよい。これによってテレビ114に黒画面が表示される時間を短縮することができる。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
<クロック及びデータの制御>
(第13の実施形態)
図13は、本発明の第13の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、131は制御回路(制御手段)、132、133はゲート回路、134はデータ・クロック制御回路、135はマイコン、136は送信装置である。前記送信装置136から前記制御回路131を除いた部分が送信手段である。
図1および従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1の実施形態、従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図13は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図13を参照しながら、第13の実施形態の送信装置について説明する。
マイコン135からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。データ・クロック制御回路134は、マイコン135からの指示でゲート回路132、133を制御し、ケーブル115へのデータ及びクロックの出力を所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン135から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路134へ出力される。データ・クロック制御回路134は、このトリガでカウンタを初期化し、所定の期間カウントすることで、所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路134の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、所定の期間データ及びクロックの出力が停止する。
所定の期間データ及びクロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するので、見苦しいノイズが表示されなくなる。なお、データ及びクロックをともに停止することで、ノイズによる受信装置117の保護機能の誤動作を防止することができる。
データ及びクロックの送信を停止する所定の期間は、受信装置117とテレビ114の組み合わせによって異なるので、それらの中で最も長時間必要となるものに合致させればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第14の実施形態)
図14は、本発明の第14の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、141は制御回路(制御手段)、142はデータ・クロック制御回路、143はマイコン、144は送信装置である。前記送信装置144から前記制御回路141を除いた部分が送信手段である。
図1、図2、図13及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、2、13の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図14は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図14を参照しながら、第14の実施形態の送信装置について説明する。
まず、リモコン23を用いて、前記制御回路141に前記受信装置117の製造メーカー(製造者)の情報を与える。例えば、GUIにより、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン143はGUIを処理し、受信装置117がどの製造メーカーのものであるか判断し、データ・クロック制御回路142へ伝達する。データ・クロック制御回路142には、製造メーカーとデータ、クロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ及びクロックの停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン143から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路142へ出力される。データ・クロック制御回路142は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路142の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間データ及びクロックの出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
設定された期間データ及びクロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するため、見苦しいノイズが表示されなくなる。なお、データ及びクロックをともに停止することで、ノイズによる受信装置117の保護機能の誤動作を防止することができる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、クロックやデータを停止する期間が受信装置117、テレビ114に対して最適化されているので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第15の実施形態)
図15は、本発明の第15の実施形態の送信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、151はマイコン、である。図1、図3、図13、図14と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、3、13、14の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図15は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図15を参照しながら、第15の実施形態の送信装置について説明する。
EDID31には、受信装置117やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。マイコン151には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、データ・クロック制御回路142へ設定する。データ・クロック制御回路142には、製造メーカーとデータ、クロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ及びクロックの停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン151から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路142へ出力される。データ・クロック制御回路142は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路142の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された期間データ及びクロックの出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
設定された期間データ及びクロックが停止することで、受信装置117、テレビ114ではケーブル115が切断されたことと同様の状態になる。このため保護機能が働き、自動的にテレビ114への表示がオフされ、SD信号からHD信号への変化点でノイズが表示されない。例えばテレビ114が映像信号の水平同期信号もしくは垂直同期信号が消失したことを検出し、表示を強制的に黒画面へと変更するため、見苦しいノイズが表示されなくなる。なお、データ及びクロックをともに停止することで、ノイズによる受信装置117の保護機能の誤動作を防止することができる。
従って、本実施形態では、マイコン151がEDID31の情報を読みとり、データ及びクロックを停止する期間を受信装置117、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、データ及びクロックの出力を所定の期間「0」としてデータ及びクロックを停止する場合について説明したが、データ及びクロックの出力を所定の期間「1」としてデータ及びクロックを停止してもよい。また所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により「0」または「1」に固定されるので同様の効果がある。
また、所定の期間をケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置136、144、受信装置117の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にデータ・クロック制御回路134、142が所定の期間を決定すればよい。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
(第16の実施形態)
図16は、本発明の第16の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、161はクロック再生回路、162は再設定回路(再設定手段)、163は受信装置であり,送信装置136と受信装置163とによって送受信装置が構成されている。前記受信装置163から前記再設定回路162を除いた部分が受信手段である。
図1、図13と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、13の実施形態と従来の技術の項で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図16は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図16を参照しながら、第16の実施形態の送受信装置について説明する。
マイコン135からの指示で、MPEG2デコーダー18からは、SD信号やHD信号が出力される。HD信号はSD信号からアップコンバータによって生成してもよい。データ・クロック制御回路134は、マイコン135からの指示でゲート回路132、133を制御し、ケーブル115へのデータ及びクロックの出力を第1の所定の期間停止させる。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン135から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路134へ出力される。データ・クロック制御回路134は、このトリガでカウンタを初期化し、第1の所定の期間カウントすることで、第1の所定の期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路134の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、第1の所定の期間データ及びクロックの出力が停止する。
第1の所定の期間データ及びクロックが停止すると、クロック再生回路161はこれを検出し,データあるいはクロックが停止していることを再設定回路162へ出力する。なお、データ及びクロックがともに停止したことを検出すれば、ノイズによるクロック再生回路161の誤検出を防止することができる。再設定回路162ではデータあるいはクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データあるいはクロックが停止していた場合に受信装置163、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置136は受信装置163に信号の変化点を確実に知らせることができ、受信装置163を確実に初期化できる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば100msecである。これに対して第1の所定の期間を十分長くとればよいので、例えば200msecとすればよい。
従って、本実施形態では、テレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といった周波数の変化する信号切り替えを行うことができる。
(第17の実施形態)
図17は、本発明の第17の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
送信装置144と受信装置163とによって送受信装置が構成されている。図1、図2、図13、図14、図16及び従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、2、13、14、16の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図17は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図17を参照しながら、第17の実施形態の送受信装置について説明する。
まず、リモコン23を用いて、制御回路141に前記受信装置163の製造メーカーの情報を与える。例えば、GUIにより、製造メーカーの一覧表の中から該当のものを選択する。マイコン143はGUIを処理し、受信装置163がどの製造メーカーのものであるか判断し、データ・クロック制御回路142へ伝達する。データ・クロック制御回路142には、製造メーカーとデータおよびクロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ及びクロックの停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン143から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路142へ出力される。データ・クロック制御回路142は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路142の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間データ及びクロックの出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間データ及びクロックが停止すると、クロック再生回路161はこれを検出し,データあるいはクロックが停止していることを再設定回路162へ出力する。なお、データ及びクロックがともに停止したことを検出すれば、ノイズによるクロック再生回路161の誤検出を防止することができる。再設定回路162ではデータあるいはクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データあるいはクロックが停止していた場合に受信装置163、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置144は受信装置163に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置163へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置163を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、製造メーカー毎に、データ及びクロックを停止する期間が受信装置163、テレビ114に対して最適化されているので、短期間かつテレビ114へノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
(第18の実施形態)
図18は、本発明の第18の実施形態の送受信装置の全体構成のブロック図を示す。
同図において、送信装置144と受信装置163とによって送受信装置が構成されている。図1,図3、図13〜図16と従来の技術の項で説明したものと同じ動作をするものについては、同じ番号を付した。第1、3、13〜16の実施形態と従来の技術で説明したこれらのものについては、詳細な説明を省略する。DVI規格やHDMI規格では、3チャンネルでデータを送信するが、図18は簡略化のため、DVI規格を例にとり1チャンネル伝送する場合について示した。
以下、図18を参照しながら、第18の実施形態の送受信装置について説明する。
EDID31には、受信装置163(受信手段及び再設定手段)やテレビ114の各種情報が記録されている。例えばテレビ114が表示可能な解像度、出音可能なオーディオサンプルレート、製造メーカーや製品品番等である。このEDID31は、受信装置43に備える情報保持手段(図示せず)に保持されている。マイコン151には、ケーブル115を介してEDID31にアクセスし、各種情報を入手する読み出し回路(読み出し手段)が備えられている。入手した情報の中から製造メーカーを抽出し、データ・クロック制御回路142へ設定する。データ・クロック制御回路142には、製造メーカーとデータ、クロック停止時間との対応表があり、設定された製造メーカーに応じてデータ及びクロックの停止時間を決定する。これには、カウンタのカウント数を製造メーカー毎に設定すればよい。
例えばSD信号からHD信号へ切り替える場合、信号の変化点で、マイコン151から切り替えのトリガとなる信号がデータ・クロック制御回路142へ出力される。データ・クロック制御回路142は、このトリガでカウンタを初期化し、設定された期間カウントすることで、設定された期間で「0」、その他の期間で「1」となる信号をゲート回路132、133へ出力する。ゲート回路132、133では、データ・クロック制御回路142の出力が「0」の期間出力を「0」にするので、設定された第1の所定の期間データ及びクロックの出力が停止する。すなわち、製造メーカーAでは100msec期間停止、製造メーカーBでは200msec期間停止とすることができる。
第1の所定の期間データ及びクロックが停止すると、クロック再生回路161はこれを検出し,データ又はクロックが停止していることを再設定回路162へ出力する。なお、データ及びクロックがともに停止したことを検出すれば、ノイズによるクロック再生回路161の誤検出を防止することができる。再設定回路162ではデータ又はクロックの停止状態をカウントし、第2の所定の期間データ又はクロックが停止していた場合に受信装置163、テレビ114の少なくとも一方をリセットする。このリセット動作でテレビ114への表示が例えば黒画面となってオフされ、SD信号からHD信号への変化点で見苦しいノイズが表示されない。
第1の所定の期間を第2の所定の期間よりも長く設定することで、送信装置144は受信装置163に信号の変化点を確実に知らせることができる。第2の所定の期間は、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に長くすればよく、例えば製造メーカーAでは50msec、製造メーカーBでは100msecである。上述の第1の所定の期間は、第2の所定の期間よりも十分に長い期間であり、メーカー毎に設定される。このため受信装置163へ信号の変化点を確実に知らせることができ、この変化点で受信装置163を確実に初期化できる。
従って、本実施形態では、マイコン151がEDID31の情報を読みとり、データ、クロックを停止する期間を受信装置163、テレビ114に対して自動的に最適化するので、短期間でテレビ114にノイズが表示されることなく、SD信号からHD信号、又はHD信号からSD信号といったクロック周波数が変化する信号切り替えを行うことができる。
尚、以上の説明では、データ及びクロックの出力を所定の期間「0」としてデータ及びクロックを停止する場合について説明したが、データ及びクロックの出力を所定の期間「1」としてデータ及びクロックを停止してもよい。また所定の期間ハイインピーダンスとしても、終端抵抗により0または1に固定されるので同様の効果がある。
また、第1の所定の期間と第2の所定の期間を、ケーブル115でノイズが付加されても誤動作しない程度に短くすれば、テレビ114へのノイズの表示を抑圧しつつ、周波数の変化する信号切り替えを高速に行うことができる。さらにケーブル115の長さに応じて、第1の所定の期間と第2の所定の期間を最適化してもよい。これには例えば、送信装置136、144、受信装置163の使用者がGUIを利用してケーブル長を設定し、設定されたケーブル長毎にデータ・クロック制御回路134、142が第1の所定の期間を、再設定回路162が第2の所定の期間を決定すればよい。
さらに、再設定回路162が受信装置163あるいはテレビ114をリセットする場合について説明したが、信号切り替えが高速に行われるように受信装置163あるいはテレビ114を再設定してもよい。例えばデコーダ111の出力を一次停止しつつ、クロック再生回路161のフィルタの時定数を変更し、信号切り替え時にのみ通常時より高速応答させてもよい。これによってテレビ114に黒画面が表示される時間を短縮することができる。
加えて、以上の説明では、DVI規格を例にとって説明したが、HDMI規格に対しても同様の効果がある。また、DVI規格、HDMI規格に限らず、同様の送受信を行う方式であれば同様の効果がある。
以上説明したように、本発明は、制御手段を設けて、クロックやデータの送信を制御することにより、信号切り替え時にテレビ等に表示されるノイズを低減できるので、プラズマテレビや液晶テレビに映像信号や音声信号を伝送するDVDプレーヤーやDVDレコーダーの送信装置及び送受信装置等として有用である。
本発明の第1の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第2の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第3の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第4の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第5の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第6の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第7の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第8の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第9の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第10の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第11の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第12の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第13の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第14の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第15の実施形態の送信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第16の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第17の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
本発明の第18の実施形態の送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
従来の送信装置及び送受信装置における全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
11、21、71、81、131、141 制御回路(制御手段)
25、75、84、116、136、144 送信装置
19、24、32、74、83、
91、135、143、151 マイコン
42、102、162 再設定回路(再設定手段)
43、103、117、163 受信装置