JPWO2006135011A1 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】ファスニングテープを不織布からなる外面バックシートの表面に直接的に係合させる使い捨ておむつにおいて、外面バックシートに対するファスニングテープの係合力及び外面バックシートと防漏シートとの接合力を向上させ、赤ちゃんの体型に合わせて若干のサイズ調整ができるようにする。【解決手段】使い捨ておむつ1の外面バックシート2は、不織布製造時にドラム搬送過程で加熱空気を送り繊維同士を熱融着させるエアスルー法により製造された不織布とされ、前記ドラム接触面側をおむつ内面側とし、ドラム非接触面側をおむつ外面側として配置するか、前記外面バックシート2の外面側に対して、少なくとも前記ファスニングテープ10の係合領域として設定される所定範囲12に起毛処理を施すことによって、ファスニングテープ10の係合力を向上するとともに、少なくとも前記前身頃側エンドフラップEFFにおいて、任意の位置で長手方向に折返し可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、おむつの前身頃外面にフロントターゲットテープを有しないとともに、好ましくは若干のサイズ調整を可能としたテープ式使い捨ておむつに関する。
従来より、市販されているテープ式紙おむつは、例えば図16に示すように、装着のために紙おむつの後身頃の両側に、おむつ装着用のファスニングテープ50,50を備えるもので、使用に際しては紙おむつの前身頃および後身頃をそれぞれ着用者の身体に当てがった後、前記ファスニングテープ50,50を腹側に持ち込み、紙おむつ外面のポリエチレンシートなどの不透液性シートの表面に粘着剤により固定されているポリエチレン等のプラスチック材料、不織布、トリコット等よりなるフロントターゲットテープ51(以下、FTTという。)に止着して紙おむつを固定するようにしている(例えば、下記特許文献1〜2等参照)。
かかるテープ式紙おむつにおいては、1回の止着できっちりとおむつを装着するのは困難で、実際には何回かの止着直しによっておむつの装着を行うことが多々ある。例えば、一方のファスニングテープ50をFTT51に止着した後、他方のファスニングテープ50がFTTに届かないなどの場合には、止着し直さなければならない煩わしさがあるとともに、止着直しを何回か行っている間にFTTが破けてしまうことがあった。
これらの問題点に対処するため、前記ファスニングテープ50を粘着式ではなく、フック等による機械係合式とするとともに、おむつ外面を構成するバックシートを不織布とし、おむつの装着に当たり、前記ファスニングテープ50を前記外面バックシート(不織布)の表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつが種々提案されている。
例えば、下記特許文献3では、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及びこれら両シート間に介在する吸収体と、装着時におむつを固定するためのファスニングテープと、該ファスニングテープの不必要時に該ファスニングテープを折り返し部によって、折り返してその粘着面を粘着させておくリリーステープとを有する使い捨ておむつにおいて、上記裏面シートは、上記使い捨ておむつの幅方向における3%伸張時の荷重が100g/cm〜300g/cmで、バルクソフトネスが55g以下で、且つ破断強度が250g/cm以上であり、上記ファスニングテープは、該裏面シートに対する180°剥離力(上記裏面シートに粘着させて、40℃80%RHで24時間経過した後の剥離力)が400g/cm以下で且つ500g荷重下での保持時間が10分以上であり、上記裏面シートには、上記ファスニングテープを粘着させるための補強フィルムが無いことを特徴とする使い捨ておむつが開示されている。
また、下記特許文献4では、紙おむつの背側両側端部に取り付けられたファスニング片を有し、このファスニング片の止着面にフック要素を有するとともに、前記紙おむつの裏面を構成する外面シートを不織布となし、紙おむつの装着に当り、前記ファスニング片のフック要素を前記不織布外面シートの表面の任意個所に係合可能となした紙おむつであり、前記不織布外面シートおよびその下側のシートの少なくとも一方に、前記ファスニング片のフック要素を止着する位置の目安となるターゲット印刷を、外部から視認可能なように施した紙おむつが開示されている。
更に、下記特許文献5では、表面側を覆う透液性のトップシートと、裏面側を覆う不透液性のバックシートと、前記各シート間に介在された吸収体と、前記バックシートの外側背部両側に固定されたおむつ止着用のファスニングテープを具備して成るおむつ本体を長手方向中央部より折り畳むことにより前身頃と後身頃を形成するように構成されたFTTレスタイプの使い捨て紙おむつにおいて、前記前身頃の腹部位置にファスニングテープの止着位置を表示したターゲット印刷を施した帯条のシートを、該印刷が外部より目視可能に設けた使い捨て紙おむつが開示されている。
特開平7−328069号公報 特開平7−313552号公報 特開平7−308343号公報 特開2002−253608号公報 特開2003−153952号公報
しかしながら、上記特許文献1〜5に示す使い捨ておむつのように、機械式ファスニングテープを外面バックシートを成す不織布に直接的に係合させる構造の場合には、機械式ファスニングテープと外面バックシートとの係合力が十分に確保することができず、装着中に機械式ファスニングテープが外面バックシートから外れることがあった。
また、外面バックシートとその内面側に配設される防漏シートとはホットメルト接着剤等によってパターン接着されているが、前記機械式ファスニングテープの付け直しを複数回行っていると、前記外面バックシートが防漏シートから剥離する問題があった。この問題に対して前記特許文献2では、止着範囲にドット状のエンボス加工を施すことにより、外面バックシートが防漏シートから剥離しないようにしているが、エンボス加工はシートを硬くするため装着感が悪くなるという問題があった。また、ホットメルト接着剤を一様に塗布したり、塗布量を多くすることでも外面バックシートと防漏シートとの剥離を防止することが可能であるが、この場合も接着剤がシートに硬さを与えるため装着感が悪くなるなどの問題があった。
また、前記テープ式紙おむつにおいては、赤ちゃんの年齢(体型)に応じておむつサイズが例えば、乳幼児用〜LL用まで複数種用意されているが、赤ちゃんの体型が用意されているサイズの中間に位置する場合には、体型にフィットせず身体との間に隙間が生じたりしていた。
そこで本発明の主たる課題は、おむつの背側両側部に機械接合式のファスニングテープを設け、おむつの装着に当たり、前記ファスニングテープを不織布からなる外面バックシート(不織布)の表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつにおいて、前記外面バックシート及びファスニングテープの大掛かりな設計変更を伴うことなく、外面バックシートに対するファスニングテープの係合力を向上させた使い捨ておむつを提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、吸収体と、該吸収体の表面側を覆う透液性トップシートと、前記吸収体の裏面側を覆う防漏シートと、この防漏シートの外面側に設けられた不織布からなる外面バックシートと、おむつの背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープとからなり、おむつの装着に当たり前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつにおいて、
前記外面バックシートは、不織布製造時にドラム搬送過程で加熱空気を送り繊維同士を熱融着させるエアスルー法により製造された不織布とされ、前記ドラム接触面側をおむつ内面側とし、ドラム非接触面側をおむつ外面側として配置したことを特徴とする使い捨ておむつが提供される。
上記請求項1記載の本発明においては、使用する外面バックシートを、不織布製造時にドラム搬送過程で加熱空気を送り繊維同士を熱融着させるエアスルー法により製造された不織布とし、前記ドラム接触面側をおむつ内面側とし、ドラム非接触面側をおむつ外面側として配置するものである。高温空気の熱によって繊維同士を融着させるエアスルー不織布は、図5に示されるように、ドラム非接触面側は全体的に空間割合が高くふんわりとした感触を有し嵩高でバルキーな面となり、ドラム接触面側は平坦な面となっている。従って、ファスニングテープのフック部ががきっちりと係合可能となるため外面バックシートに対するファスニングテープの係合力が向上する。また、裏面側では接着効率が向上するため外面バックシートと防漏シートとの接合力が向上するようになる。
請求項2に係る本発明として、吸収体と、該吸収体の表面側を覆う透液性トップシートと、前記吸収体の裏面側を覆う防漏シートと、この防漏シートの外面側に設けられた不織布からなる外面バックシートと、おむつの背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープとからなり、おむつの装着に当たり前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつにおいて、
前記外面バックシートの外面側に対して、少なくとも前記ファスニングテープの係合領域として設定される所定範囲に起毛処理を施すとともに、繊維の抜止め処理を施してあることを特徴とする使い捨ておむつが提供される。
上記請求項2記載の本発明においては、前記外面バックシートの少なくとも前記ファスニングテープの係合領域として設定される所定範囲に対して起毛処理を施してある。従って、前記外面バックシート及びファスニングテープの大掛かりな設計変更を伴うことなく、前記ファスニングテープの係合力を格段に向上させることが可能となる。また、繊維の抜止め処理を施すことにより、前記起毛処理によって繊維が抜け易くなるのを防止する。
請求項3に係る本発明として、前記繊維の抜止め処理は、起毛処理面に対するローラー圧縮加工処理或いは接着剤塗布処理とする請求項2記載の使い捨ておむつが提供される。
請求項4に係る本発明として、前記繊維の抜止め処理は、起毛処理面の裏面側に対する接着剤塗布処理、或いはヒートロールによる繊維溶融加工処理とする請求項2記載の使い捨ておむつが提供される。
請求項5に係る本発明として、前記外面バックシートとして、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いてある請求項2〜4いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。外面バックシートとして、繊維同士を熱融着させたエアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いることにより、繊維の脱落が抑えられ、安定した係合力を確保できるようになる。
請求項6に係る本発明として、おむつ長手方向前後端部にそれぞれ吸収体の存在しない前身頃側エンドフラップと後身頃側エンドフラップとを有し、かつ少なくとも前記前身頃側エンドフラップにおいて、おむつ端縁から長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上の長さ範囲に亘り前記前身頃側エンドフラップが形成されるとともに、該前身頃側エンドフラップには弾性伸縮部材が配置されておらず、任意の位置で長手方向に折返し可能としたことを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。
上記請求項6記載の本発明は、赤ちゃんの体型に合わせて若干のサイズ調整ができるようにした使い捨ておむつを提供するものである。本発明においては、前身頃側エンドフラップにおいて、ウエスト開口縁から長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上の長さ範囲に亘り前記前身頃側エンドフラップを形成するとともに、該前身頃側エンドフラップには弾性伸縮部材が配置されていない構造とするものである。サイズ調整は、通常のおむつよりも長めに設計された前身頃側エンドフラップ部分を折り返すことにより行う。
請求項7に係る本発明として、吸収体と、該吸収体の表面側を覆う透液性トップシートと、前記吸収体の裏面側を覆う防漏シートと、この防漏シートの外面側に設けられた不織布からなる外面バックシートと、おむつの背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープとからなり、おむつの装着に当たり前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつにおいて、
おむつ長手方向前後端部にそれぞれ吸収体の存在しない前身頃側エンドフラップと後身頃側エンドフラップとを有し、かつ少なくとも前記前身頃側エンドフラップにおいて、おむつ端縁から長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上の長さ範囲に亘り前記前身頃側エンドフラップが形成されるとともに、該前身頃側エンドフラップには弾性伸縮部材が配置されておらず、任意の位置で長手方向に折返し可能としたことを特徴とする使い捨ておむつが提供される。
上記請求項6、7記載の本発明では、先ず前身頃外面にフロントターゲットテープを有せず、前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつを対象とする。フロントターゲットテープを有しないため、前身頃側エンドフラップを任意の位置で折返す際の弊害が無くなる。
また、おむつ端縁(ウエスト開口縁)から長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上の長さ範囲に亘り前記前身頃側エンドフラップを形成するため、おむつサイズの中間範囲をカバーする程度のサイズ調整が可能となる。なお、前記前身頃エンドフラップの形成長さは、おむつ端縁から長手方向に少なくとも10mm以上、好ましくは20mm以上、より好ましくは30mm以上の範囲に亘り形成されていることが望ましい。
更に、前身頃側エンドフラップには、弾性伸縮部材が配置されていないため、折返しの弊害となる部材が省略されていることにより折返しがし易くなる。
請求項8に係る本発明として、前記前身頃側エンドフラップの外面側には、折り目位置の目安表示が外部から視認可能なように設けられている請求項6、7いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。
上記請求項8記載の発明は、前身頃側エンドフラップの外面側に折り目位置の目安表示を外部から視認可能なように設けるものであり、装着時にはこの折り目位置の目安表示を頼りにしながら折返し位置を決めることができるため、常に所望の一定サイズにおむつを調整することが可能となる。
請求項9に係る本発明として、前記前身頃側エンドフラップに、おむつ長手方向に間隔をあけて、おむつ幅方向に沿って、該前身頃側エンドフラップと剛度の異なる複数の線状又は帯状部を設けた請求項6、7いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。上記請求項9記載の発明は、前記線状又は帯状部を設けることにより、前身頃側エンドフラップの折返し操作を容易化することができる。
請求項10に係る本発明として、前記前身頃側エンドフラップのおむつ端縁からの形成長さを後身頃エンドフラップのおむつ端縁からの形成長さよりも長く設定してある請求項6〜9いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。
上記請求項10記載の発明は、前記前身頃側エンドフラップのおむつ端縁からの形成長さを後身頃エンドフラップのおむつ端縁からの形成長さよりも長くするものである。一般的には、前身頃エンドフラップと後身頃エンドフラップの形成長さはほぼ同じとしているが、本使い捨ておむつでは、前身頃エンドフラップをサイズ調整代とするものであり、後身頃エンドフラップよりも長く形成するのが望ましい。
請求項11に係る本発明として、前記防漏シートは吸収体の前身頃側端縁より若干外方側に延び前記透液性トップシートに接合され、前記前身頃側エンドフラップは実質的に透液性トップシートと外面バックシートから構成されている請求項6〜10いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。
上記請求項11記載の発明では、前身頃側エンドフラップを実質的に透液性トップシートと外面バックシートから構成するものであり、防漏シートが介在しないため、可撓性(柔軟性)が向上し折返しがし易くなるとともに、折り返した場合でも装着性を悪化させない。
以上詳説のとおり本発明によれば、外面バックシート及びファスニングテープの大掛かりな設計変更を伴うことなく、外面バックシートに対するファスニングテープの係合力を向上させることができる。また、赤ちゃんの体型に合わせて若干のサイズ調整が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係る使い捨て紙おむつの一部破断展開図、図2は横断面図である。
図1において、使い捨ておむつ1は、綿状パルプ等からなり、たとえば砂時計形状(または長方形状等)のある程度の剛性を有するとともに、クレープ紙5によって囲繞された吸収体4と、該吸収体4の表面側(使用面側)を覆うように配設された有孔または無孔の不織布や孔開きプラスチックシート等からなる透液性トップシート3と、前記吸収体の裏面側に配設され、少なくとも吸収体4の全面積を覆うように配設されたポリエチレン等からなる防漏シート6と、この防漏シート6の外面側(非肌当接面側)に設けられた不織布からなるとともに、おむつ外形を画成する外面バックシート2と、紙おむつの両側部に表面側に起立する立体ギャザーBSを形成するとともに、おむつ両側部では前記防漏シート6及びバックシート2と共にサイドフラップ部SFを構成するためのサイド不織布7、7と、おむつ背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープ10,10とから主に構成されている。また、紙おむつの腹部ウエスト部および背側ウエスト部では、前記外面バックシート2、防漏シート6および透液性トップシート3が共に延在し、吸収体4の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。
装着に当たっては、図3に示されるように、紙おむつ1の前身頃および後身頃をそれぞれ着用者の身体に当てがった後、前記ファスニングテープ10,10を腹側に持ち込み、外面バックシート2の表面に直接的に係合させて紙おむつを装着する。
以下、更に各構成について具体的に詳述すると、
前記吸収体4は、たとえばフラッフ状パルプと吸水性ポリマーとにより構成され、図示例では脚回りへの当たりを和らげるために両側部に夫々括れ部を有する略砂時計状とされる。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に、例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。図示例のように、吸収体4をクレープ紙5で囲繞する場合には、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙が介在することになり、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻りを防止するようになる。
前記透液性トップシート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。
前記防漏シート6は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられ、漏れを防止するために少なくとも吸収体4の全面積を覆う範囲に設置される。近年は、ムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に遠心することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。
前記サイド不織布7としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが望ましい。また、体液等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにすることが望ましい。
前記透液性トップシート3は、吸収体4側縁よりも若干外方に突出し、前記防漏シート6と接合されている。前記サイド不織布7は、前記吸収体4の側縁部近傍よりも外側部分が外縁まで延び、前記防漏シート6及び外面バックシート2と接合され、この積層シート部分によってサイドフラップSFを構成している。
このサイドフラップ部SFにおいては、紙おむつ長手方向に複数本、図示の例では2本の弾性伸縮部材8,8が配設され、平面ギャザーが形成されている。この平面ギャザーは、着用した際に紙おむつをきっちりと脚周りにて保持することにより、フィット性を向上させ紙おむつがずれるのを防止する。
他方、前記サイド不織布7の前記固着部よりも内方側の不織布シート部分によって表面側に起立する立体ギャザーBSが形成されている。この立体ギャザーBSは、吸収体4の側縁近傍位置に起立端を有し、その先端が紙おむつ長手方向に沿って二重に折り返され、この折り返し部の内方に1本の弾性伸縮部材9を、または必要により複数本の弾性伸縮部材を配設することにより、その伸縮力を利用して立体ギャザーBSを起立させるようになっている。
前記弾性伸縮部材8,9としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。
前記サイド不織布7を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、エアスルー法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にサイドフラップ部SFを構成する前記サイド不織布7は、ゴワ付き感を無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。
前記機械接合式のファスニングテープ10は、プラスチック、ポリラミ不織布、不織布、紙等のファスニング基材10Aの基部がおむつに接合されている。前記ファスニング基材10Aの突出片部分でかつ表面側(透液性トップシート3側の面)にフック要素10Bを有する。前記フック要素10Bは、ファスニング基材10Aに接着剤により剥離不能に接着されている。前記フック要素10Bは、その外面に多数の係合片10b、10b…を有する。係合片10bの形状としては、例えばレ字状、J字状、マッシュルーム状、T字状等のものが存在するが、いずれの形状であってもよい。好ましいのはマッシュルーム状又はT字状のものである。前記ファスニングテープ10は製品状態では、透液性トップシート3側に折り畳まれ、前記フック要素10Bがサイド不織布7に対して剥離可能に接合された状態となっている。
また、前記係合片10bの配設割合は、900〜1600本/inch2であることが好ましい。900本/inch2以下では外面バックシート2への係合力が十分でなく、1600本/inch2以上ではファスニングテープ10の着脱時に外面バックシート2が破損するおそれがあるためである。さらに、前記係合片10bの頭部径は、330〜550μmであることが好ましい。これにより、ファスニングテープ10の係合力維持と外面バックシート2の破損防止とが図れるようになる。
一方、不織布からなる前記外面バックシート2は、以下に示されるような手段により、外面側に起毛処理が施してある各種の不織布とされる。
第1の起毛手段は、不織布製造時にドラム搬送過程で加熱空気を送り繊維同士を熱融着させるエアスルー法とするものである。前記エアスルー法は、エアレイ法又はカード法などの乾式又は湿式法などの公知の方法によって不織布ウエブを成形した後の繊維接着工程において、図4に示されるように、ドラム11を周回搬送する過程で外部側から高温空気を掛けて繊維同士を融着させる不織布製造方法の一つであり、サーマルボンド法などのようにカレンダ掛けを行わず、高温空気の熱によって繊維同士を融着させるため、空間割合が高くふんわりとした感触と、嵩高であるなどの利点を有する不織布である。断面的に見ると、図5に示されるように、ドラム非接触面側は内部の空間割合が高くふんわりとした感触を示し嵩高であるバルキーな面となり、ドラム接触面側は比較的平坦な面となっている。
従って、前記外面バックシート2を、図6に示されるように、前記ドラム接触面側をおむつ内面側とし、ドラム非接触面側をおむつ外面側として配置することにより、外面バックシート2のバルキーな面に前記ファスニングテープ10の係合片10bがしっかりと係合するようになるため係合力が向上するようになるとともに、防漏シート6との接触面は平坦な面となっているため、塗布したホットメルト接着剤が繊維間に埋まらず、防漏シート6と高い接触面積で接触することになるため、ホットメルト接着剤の接着強度が向上するようになる。前記ファスニングテープ10の外面バックシート2に対する係合力は、せん断力で10g以上、引張力(剥離力)で2.5g以上であることが望ましい。前記外面バックシート2を構成する不織布は、デニール数は1.0〜15dとするのが望ましく、目付けは15〜30g/mとするのが望ましい。
上記第1の起毛手段に係るエアースルー法による不織布製造において、最適な加工条件を求めるための実験を行った。具体的には、エアー温度、カレンダー温度を変化させてニップ加工により製造した不織布について、形成された層間の剥離強度及びファスニングテープ10の係合力を測定し、評価した。その結果、表1に示されるように、前記外面バックシート2は、不織布の層間剥離強度を重視すると、エアー温度130.5〜135℃、カレンダー温度124℃±2℃の条件としたエアースルー法により製造するのが好ましい。また、ファスニングテープ10の係合力を重視すると、エアー温度130.5〜132.5℃、カレンダー温度115〜124℃の条件としたエアースルー法により製造するのが好ましい。両者をバランス良く兼ね備えるようにするためには、前記外面バックシート2は、エアー温度131.5℃±1℃、カレンダー温度124℃±2℃の条件としたエアースルー法により製造するのが好ましい。なお、表1中、○:強い、△:やや強い、×:弱いと評価したものである。
Figure 2006135011
次に第2の起毛手段は、図7に示されるように、外面側の少なくとも前記ファスニングテープ10の係合領域として想定される所定範囲12(以下、起毛範囲という。)に対して、起毛ロールを通過させることにより行うものである。前記起毛範囲12は、任意に設定することができるが、体型差を考慮した上で十分に広く設定するのが望ましい。
不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができるが、これらの不織布の中で、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いるのが望ましい。これらの不織布は、繊維同士を堅固に熱融着させているため、繊維の脱落が抑えられ、安定した係合力を確保できるようになる。
前記外面バックシート2を構成する不織布に対して起毛処理を施すには、図8に示されるように、起毛ロール14とアンビルロール15とを対向配置した起毛設備13により、これらロール14,15間に不織布ウエブ(外面バックシートウエブ)を通過させることにより行うことができる。前記起毛ロール14の表面には、多数のピン又は針を設けるか、又は粒子を固着させた砂地処理等の起毛手段を施してあり、ウエブ(外面バックシート2)のライン速度よりも早い速度で回転させた状態で外面バックシート2と接触させることにより外面バックシート2の不織布を起毛させる。なお、ピン又は針によって起毛させる場合には、先端部に鉤等の引っ掛かりの無いものを使用するのが良い。
図9に示されるように、前記起毛範囲12に合わせてウエブに所定間隔で起毛領域を形成するには、前記起毛ロール14をピストン等により上下方向にスライド制御可能としておき、同期を取りながら昇降制御するようにすればよい。なお、起毛ロール14の回転は、ウエブと同回転方向でも逆方向回転でも良いが、後者の方が起毛効果は高い。また、起毛の程度は起毛ロール14とアンビルロール15との隙間(ニップ)を調整することによって可能である。
前記ファスニングテープ10の外面バックシート2に対する係合力は、せん断力で10g以上、引張力(剥離力)で2.5g以上であることが望ましい。前記外面バックシート2を構成する不織布は、デニール数は1.0〜15dとするのが望ましく、目付けは15〜30g/mとするのが望ましい。
ところで、前記起毛処理によってファスニングテープ10の外面バックシート2に対する係合力が向上することに伴い、外面バックシート2の繊維が抜け易くなる問題が新たに発生するようになる。そこで、繊維の抜止めを図るために、起毛処理面に対してローラー圧縮加工による繊維抜止め処理及び/又は接着剤塗布による繊維抜止め処理を行うことが望ましい。或いは前記起毛処理面の裏面側に対して接着剤塗布による繊維抜止め処理、またはヒートロールによる繊維溶融加工による繊維抜止め処理を行うこともできる。前記接着剤としては、安全性の点からホットメルト接着剤を用いるのが望ましい。なお、前記起毛処理面に対する繊維抜止め処理及び起毛処理面の裏面に対する繊維抜止め処理は併用して行うことができる。
次に、本発明に係る使い捨ておむつのサイズ調整手段について詳述する。図1及び図10に示されるように、上記使い捨ておむつの前後端部にはそれぞれ前記外面バックシート2、防漏シート6および透液性トップシート3が共に延在し、吸収体4の存在しないエンドフラップ部EF、EFが形成されている。
本使い捨ておむつ1では、特に前記前身頃エンドフラップEFにおいて、ウエスト開口縁1aから長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上、好ましくは10%以上の長さ範囲(L)に亘り前記前身頃側エンドフラップEFを形成するとともに、該前身頃側エンドフラップEFには弾性伸縮部材が配置されておらず、任意の位置で長手方向に折返し可能となっている。なお、前記前身頃エンドフラップEFの形成長さは、おむつサイズによっても異なるが、おむつ端縁1aから長手方向に少なくとも10mm以上、好ましくは20mm以上、より好ましくは30mm以上の範囲に亘り形成されていることが望ましい。
従って、前記前身頃側エンドフラップEFを任意の位置で長手方向に折り返すことにより、おむつサイズの中間範囲をカバーする程度にサイズ調整が可能となっている。前記前身頃側エンドフラップEFの形成長さがおむつ製品長さの5%未満の場合は、所望のサイズ調整が出来なくなる。また、前記前身頃側エンドフラップのウエスト開口縁1aからの形成長さLを後身頃エンドフラップEFのウエスト開口縁1bからの形成長さLよりも長く設定するのが望ましい。この場合、前身頃側エンドフラップEFのウエスト開口縁1aからの形成長さLと、後身頃エンドフラップEFのウエスト開口縁1bからの形成長さLとの差は5mm以上、好ましくは10mm以上、より好ましくは15mm以上とするのがよい。
前身頃側エンドフラップEFの折返し態様は、図11(A)に示されるように、内面側に折り返すようにしても良いし、図11(B)に示されるように、外面側に折り返すようにしても良いし、更には図11(C)に示されるように、断面Z状に折り畳んでもよい。上記図11(A)のように、内面側に折り返した場合には、折返し部分で尿や便を堰き止めることができる。
ところで、図11(A)〜(C)に示す態様では、前身頃側エンドフラップEFの中間位置で長手方向に折り返すようにしたが、ウエスト開口縁1aから吸収体4の側縁までの範囲の中で、赤ちゃんの体型に適合するサイズとなるように任意の位置で折り返すようにすればよい。
一方、前記外面バックシート2には、図12に示されるように、折り目位置の目安を示す表示、図示例では1又は複数、図示例では3本の折り位置目安ライン16,16…が印刷によって設けられている。さらに、この折り位置目安ライン16は、外面バックシート2及び/又は透液性トップシート3に設けることが可能である。なお、この折り位置目安ライン16は、外部から視認可能であればよく、防漏シート6の外面側に印刷して外面バックシート2を透過して見えるようにするか及び/又は防漏シート6の内面側に印刷して透液性トップシート3を透過して見えるようにすることでもよいし、折り目位置の目安ライン16を印刷した別体シートを、防漏シート6と外面バックシート2との間及び/又は防漏シート6と透液性トップシート3との間に介在させることでもよい。また、各ラインを色分けするようにしてもよい。
また、本発明に係る使い捨ておむつは、図13(A)に示されるように、折返し操作を容易化するため、前身頃側エンドフラップEFに、おむつ長手方向に間隔をあけて、おむつ幅方向に沿って、該前身頃側エンドフラップEFと剛度の異なる複数の線状又は帯状部17、17…を設けることができる。前記線状又は帯状部17は、図13(B)〜(D)に示されるように、エンボス加工を施すことによってエンボス線(溝)17aを設けるか、防漏シート6と外面バックシート2との間及び/又は防漏シート6と透液性トップシート3との間に介在する糸ゴム17bを設けるか、外面バックシート2又は透液性トップシート3に別部材17cを設けることことによって形成することができる。このとき、これらの線状又は帯状部17は、おむつ幅方向に水平な直線とすることが望ましい。前記線状又は帯状部17を設けることにより、折返し操作が容易化でき、この線状又は帯状部17をおむつ幅方向に水平な直線とすることにより、折り目が水平な直線となり、折返し後にシワが無く、身体にフィットし、体液の浸出が防止できるとともに、意匠上の見栄えを良くすることができるようになる。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では外面バックシート2と防漏シート6とが別々の部材であるとしたが、予めフィルムと不織布とがラミネートされたラミネート不織布を用いることもできる。
(2)前記外面バックシート2の外面に対しては、柔らかい触感を与えるようにするために、図14に示すようにエンボスを付与することもできる。エンボスパターンとしては種々のものが考えられるが、例えば、同図に示すように、円形状を千鳥配置パターンで残すように(無加工)、その他の領域にエンボスを付与するようにする。無加工の形状部分は隅部を有しない形状、例えば円形或いは楕円等とするのが望ましく、かつ配列は千鳥配置或いは整列配置とするのがよい。なお、エンボス付与面積領域が多い場合にはファスニングテープ10の係合力が低下するようになるため、エンボスの付与面積率は30%未満とするのがよい。また、前記エンボスの付与領域は、前記外面バックシート2の全面とすることでもよいし、ファスニングテープ10の接合対象領域に限定して付与するようにしてもよい。
(3)上記形態例では、前身頃側エンドフラップEFは、透液性トップシート3,防漏シート6及び外面バックシート2の3層構成としたが、図15に示されるように、前記防漏シート6は吸収体4の前身頃側端縁より若干外方側に延在させて透液性トップシート3と接合するようにし、前記前身頃側エンドフラップEFは実質的に透液性トップシート3と外面バックシート2から構成するようにしてもよい。この場合は、防漏シート6が介在しないため、可撓性(柔軟性)が向上し折返しがし易くなるとともに、折り返した場合でも装着性を悪化させない。
(4)上記形態例では、折り目位置の目安表示としてライン16を設けるようにしたが、マーク、絵柄等、数字等、折り目位置の目安となるものであればどのような表示であってもよい。
本発明に係る使い捨ておむつ1の一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 使い捨ておむつ1の装着状態図である。 エアスルー法の説明図である。 外面バックシート2の拡大断面図である。 おむつの層構成を示す拡大断面図である。 第2の起毛手段を施した本発明に係る使い捨ておむつ1の一部破断展開図である。 起毛処理要領を示す図である。 ウエブ(外面バックシート2)に対する起毛範囲12の形成状態図である。 図1のIII−III線矢視図である。 (A)〜(C)は前身頃側エンドフラップEFの折返し態様を示す図である。 折り目位置の目安ライン16を設けた場合のおむつ背面図である。 (A)は線状又は帯状部17を設けた場合の前身頃側エンドフラップEFの拡大図であり、(B)〜(D)は線状又は帯状部17の形態例を示す、(A)のB−B断面図である。 外面バックシート2に対するエンボス付与パターンを示す要部平面図である。 前身頃側エンドフラップEFの変形例を示す断面図である。 従来の使い捨て紙おむつの斜視図である。
符号の説明
1…使い捨ておむつ、、2…外面バックシート、3…透液性トップシート、4…吸収体、5…クレープ紙、6…防漏シート、7…サイド不織布、8・9…弾性伸縮部材、10…ファスニングテープ、11…ドラム、12…起毛範囲、13…起毛設備、14…起毛ロール、15…アンビルロール、16…折り位置目安ライン、SF…サイドフラップ、EF…前身頃側エンドフラップ、EF…後身頃側エンドフラップ
【0004】
シートの外面側に設けられた不織布からなる外面バックシートと、おむつの背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープとからなり、おむつの装着に当たり前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつにおいて、
前記外面バックシートは、不織布製造時にドラム搬送過程で加熱空気を送り繊維同士を熱融着させるエアスルー法により製造された不織布とされ、前記ドラム接触面側をおむつ内面側とし、ドラム非接触面側をおむつ外面側として配置したことを特徴とする使い捨ておむつが提供される。
[0013]
上記請求項1記載の本発明においては、使用する外面バンクシートを、不織布製造時にドラム搬送過程で加熱空気を送り繊維同士を熱融着させるエアスルー法により製造された不織布とし、前記ドラム接触面側をおむつ内面側とし、ドラム非接触面側をおむつ外面側として配置するものである。高温空気の熱によって繊維同士を融着させるエアスルー不織布は、図5に示されるように、ドラム非接触面側は全体的に空間割合が高くふんわりとした感触を有し嵩高でバルキーな面となり、ドラム接触面側は平坦な面となっている。従って、ファスニングテープのフック部ががきっちりと係合可能となるため外面バックシートに対するファスニングテープの係合力が向上する。また、裏面側では接着効率が向上するため外面バックシートと防漏シートとの接合力が向上するようになる。
[0014]
請求項2に係る本発明として、吸収体と、該吸収体の表面側を覆う透液性トップシートと、前記吸収体の裏面側を覆う防漏シートと、この防漏シートの外面側に設けられた不織布からなる外面バックシートと、おむつの背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープとからなり、おむつの装着に当たり前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつにおいて、
前記外面バンクシートの外面側に対して、前記ファスニングテープの係合領域として設定される所定範囲のみに起毛処理を施すとともに、繊維の抜止め処理を施してあることを特徴とする使い捨ておむつが提供される。
[0015]
上記請求項2記載の本発明においては、前記外面バックシートの少なくとも前記フ
【0005】
ァスニングテープの係合領域として設定される所定範囲のみに対して起毛処理を施してある。従って、前記外面バックシート及びファスニングテープの大掛かりな設計変更を伴うことなく、前記ファスニングテープの係合力を格段に向上させることが可能となる。また、繊維の抜止め処理を施すことにより、前記起毛処理によって繊維が抜け易くなるのを防止する。
[0016]
請求項3に係る本発明として、前記繊維の抜止め処理は、ローラー圧縮加工処理とする請求項2記載の使い捨ておむつが提供される。
[0017]
請求項4に係る本発明として、前記繊維の抜止め処理は、接着剤塗布処理とする請求項2記載の使い捨ておむつが提供される。
[0018]
請求項5に係る本発明として、前記外面バックシートとして、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いてある請求項2〜4いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。外面バックシートとして、繊維同士を熱融着させたエアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いることにより、繊維の脱落が抑えられ、安定した係合力を確保できるようになる。
[0019]
請求項6に係る本発明として、おむつ長手方向前後端部にそれぞれ吸収体の存在しない前身頃側エンドフラップと後身頃側エンドフラップとを有し、かつ少なくとも前記前身頃側エンドフラップにおいて、おむつ端縁から長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上の長さ範囲に亘り前記前身頃側エンドフラップが形成されるとともに、該前身頃側エンドフラップには弾性伸縮部材が配置されておらず、前記防漏シートは吸収体の前身頃側端縁より若干外方側に延び前記透液性トップシートに接合され、前記前身頃側エンドフラップは実質的に透液性トップシートと外面バックシートから構成されており、任意の位置で長手方向に折返し可能としたことを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。
[0020]
上記請求項6記載の本発明は、赤ちゃんの体型に合わせて若干のサイズ調整ができるようにした使い捨ておむつを提供するものである。本発明においては、前身頃側エンドフラップにおいて、ウエスト開口縁から長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上の長さ範囲に亘り前記前身頃側エンドフラップを形成するとともに、該前身頃側エンドフラップには弾性伸縮部材が配置されていない構造とするものである。サ
【0006】
イズ調整は、通常のおむつよりも長めに設計された前身頃側エンドフラップ部分を折り返すことにより行う。前身頃側エンドフラップを実質的に透液性トップシートと外面バックシートから構成するものであり、防漏シートが介在しないため、可撓性(柔軟性)が向上し折返しがし易くなるとともに、折り返した場合でも装着性を悪化させない。
[0021]
請求項7に係る本発明として、吸収体と、該吸収体の表面側を覆う透液性トップシートと、前記吸収体の裏面側を覆う防漏シートと、この防漏シートの外面側に設けられた不織布からなる外面バックシートと、おむつの背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープとからなり、おむつの装着に当たり前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつにおいて、
おむつ長手方向前後端部にそれぞれ吸収体の存在しない前身頃側エンドフラップと後身頃側エンドフラップとを有し、かつ少なくとも前記前身頃側エンドフラップにおいて、おむつ端縁から長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上の長さ範囲に亘り前記前身頃側エンドフラップが形成されるとともに、該前身頃側エンドフラップには弾性伸縮部材が配置されておらず、前記防漏シートは吸収体の前身頃側端縁より若干外方側に延び前記透液性トップシートに接合され、前記前身頃側エンドフラップは実質的に透液性トップシートと外面バックシートから構成されており、任意の位置で長手方向に折返し可能としたことを特徴とする使い捨ておむつが提供される。
[0022]
上記請求項6、7記載の本発明では、先ず前身頃外面にフロントターゲットテープを有せず、前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつを対象とする。フロントターゲットテープを有しないため、前身頃側エンドフラップを任意の位置で折返す際の弊害が無くなる。
[0023]
また、おむつ端縁(ウエスト開口縁)から長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上の長さ範囲に亘り前記前身頃側エンドフラップを形成するため、おむつサイズの中間範囲をカバーする程度のサイズ調整が可能となる。なお、前記前身頃エンドフラップの形成長さは、おむつ端縁から長手方向に少なくとも10mm以上、好ましくは20mm以上、より好ましくは30mm以上の範囲に亘り形成されていることが望ましい。
[0024]
更に、前身頃側エンドフラップには、弾性伸縮部材が配置されていないため、折返しの弊害となる部材が省略されていることにより折返しがし易くなる。
[0025]
請求項8に係る本発明として、前記前身頃側エンドフラップの外面側には、折り目位置の目安表示が外部から視認可能なように設けられている請求項6、7いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。
【0007】
[0026]
上記請求項8記載の発明は、前身頃側エンドフラップの外面側に折り目位置の目安表示を外部から視認可能なように設けるものであり、装着時にはこの折り目位置の目安表示を頼りにしながら折返し位置を決めることができるため、常に所望の一定サイズにおむつを調整することが可能となる。
[0027]
請求項9に係る本発明として、前記前身頃側エンドフラップに、おむつ長手方向に間隔をあけて、おむつ幅方向に沿って、該前身頃側エンドフラップと剛度の異なる複数の線状又は帯状部を設けた請求項6、7いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。上記請求項9記載の発明は、前記線状又は帯状部を設けることにより、前身頃側エンドフラップの折返し操作を容易化することができる。
[0028]
請求項10に係る本発明として、前記前身頃側エンドフラップのおむつ端縁からの形成長さを後身頃エンドフラップのおむつ端縁からの形成長さよりも長く設定してある請求項6〜9いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。
[0029]
上記請求項10記載の発明は、前記前身頃側エンドフラップのおむつ端縁からの形成長さを後身頃エンドフラップのおむつ端縁からの形成長さよりも長くするものである。一般的には、前身頃エンドフラップと後身頃エンドフラップの形成長さはほぼ同じとしているが、本使い捨ておむつでは、前身頃エンドフラップをサイズ調整代とするものであり、後身頃エンドフラップよりも長く形成するのが望ましい。
[0030]
[0031]
発明の効果
[0032]
以上詳説のとおり本発明によれば、外面バックシート及びファスニングテープの大掛かりな設計変更を伴うことなく、外面バックシートに対するファスニングテープの係

Claims (11)

  1. 吸収体と、該吸収体の表面側を覆う透液性トップシートと、前記吸収体の裏面側を覆う防漏シートと、この防漏シートの外面側に設けられた不織布からなる外面バックシートと、おむつの背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープとからなり、おむつの装着に当たり前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつにおいて、
    前記外面バックシートは、不織布製造時にドラム搬送過程で加熱空気を送り繊維同士を熱融着させるエアスルー法により製造された不織布とされ、前記ドラム接触面側をおむつ内面側とし、ドラム非接触面側をおむつ外面側として配置したことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 吸収体と、該吸収体の表面側を覆う透液性トップシートと、前記吸収体の裏面側を覆う防漏シートと、この防漏シートの外面側に設けられた不織布からなる外面バックシートと、おむつの背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープとからなり、おむつの装着に当たり前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつにおいて、
    前記外面バックシートの外面側に対して、少なくとも前記ファスニングテープの係合領域として設定される所定範囲に起毛処理を施すとともに、繊維の抜止め処理を施してあることを特徴とする使い捨ておむつ。
  3. 前記繊維の抜止め処理は、起毛処理面に対するローラー圧縮加工処理或いは接着剤塗布処理とする請求項2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記繊維の抜止め処理は、起毛処理面の裏面側に対する接着剤塗布処理、或いはヒートロールによる繊維溶融加工処理とする請求項2記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記外面バックシートとして、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いてある請求項2〜4いずれかに記載の使い捨ておむつ。
  6. おむつ長手方向前後端部にそれぞれ吸収体の存在しない前身頃側エンドフラップと後身頃側エンドフラップとを有し、かつ少なくとも前記前身頃側エンドフラップにおいて、おむつ端縁から長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上の長さ範囲に亘り前記前身頃側エンドフラップが形成されるとともに、該前身頃側エンドフラップには弾性伸縮部材が配置されておらず、任意の位置で長手方向に折返し可能としたことを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の使い捨ておむつ。
  7. 吸収体と、該吸収体の表面側を覆う透液性トップシートと、前記吸収体の裏面側を覆う防漏シートと、この防漏シートの外面側に設けられた不織布からなる外面バックシートと、おむつの背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープとからなり、おむつの装着に当たり前記ファスニングテープを前記外面バックシートの表面に直接的に係合させるようにした使い捨ておむつにおいて、
    おむつ長手方向前後端部にそれぞれ吸収体の存在しない前身頃側エンドフラップと後身頃側エンドフラップとを有し、かつ少なくとも前記前身頃側エンドフラップにおいて、おむつ端縁から長手方向に少なくともおむつ製品長さの5%以上の長さ範囲に亘り前記前身頃側エンドフラップが形成されるとともに、該前身頃側エンドフラップには弾性伸縮部材が配置されておらず、任意の位置で長手方向に折返し可能としたことを特徴とする使い捨ておむつ。
  8. 前記前身頃側エンドフラップの外面側には、折り目位置の目安表示が外部から視認可能なように設けられている請求項6、7いずれかに記載の使い捨ておむつ。
  9. 前記前身頃側エンドフラップに、おむつ長手方向に間隔をあけて、おむつ幅方向に沿って、該前身頃側エンドフラップと剛度の異なる複数の線状又は帯状部を設けた請求項6、7いずれかに記載の使い捨ておむつ。
  10. 前記前身頃側エンドフラップのおむつ端縁からの形成長さを後身頃エンドフラップのおむつ端縁からの形成長さよりも長く設定してある請求項6〜9いずれかに記載の使い捨ておむつ。
  11. 前記防漏シートは吸収体の前身頃側端縁より若干外方側に延び前記透液性トップシートに接合され、前記前身頃側エンドフラップは実質的に透液性トップシートと外面バックシートから構成されている請求項6〜10いずれかに記載の使い捨ておむつ。
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