JPWO2006129515A1 - ディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

本発明のディスプレイ装置(100)は、筐体上面に第1のスイッチ(3)と第2のスイッチ(4)を備え、装置内に第1のスイッチ(3)と第2のスイッチ(4)を制御する制御回路(18)と、光源(19)とを備え、制御回路(18)の制御によって、第1のスイッチ(3)が押されてから、一定時間経過した後に、第2のスイッチ(4)が押されると、光源(19)を点灯するようにした。これにより、本発明のディスプレイ装置(100)によれば、投射領域への人の侵入を映像投射前に防止し、かつ、不用意な起動を制御することができる。

Description

本発明は、光を出射して映像を投射するディスプレイ装置に関するものである。
従来、持ち運び可能なディスプレイ装置、いわゆる液晶プロジェクターが幅広く用いられている(例えば、特許文献1)。このディスプレイ装置は、光源からの光をスクリーン上に投射し、観察者はスクリーンに映し出された映像を鑑賞する。図8は、従来のディスプレイ装置の一構成例を示す図である。図8において、ディスプレイ装置の光源部50は、ランプ51と、光学フィルター54a〜54gと、液晶パネル55と、プリズム56と、レンズ57とを備える。ランプ51から出力された白色光は、光学フィルター54a〜54gによって赤色、緑色、青色の光に分岐され、液晶パネル55を透過した後、プリズム56で合波され、レンズ57を透過しスクリーン58へ投影され、映像として映し出される。
図9は、この従来のディスプレイ装置に接続可能な機器を示すものである。図9において、ディスプレイ装置はRGB端子により映像信号を入力するものとしており、ノートPC等のパーソナルコンピュータ201、ビデオゲーム機202、各種DVD等の光ディスクプレーヤ203、VTRとの一体型を含む光ディスクレコーダ204、カメラ一体型VTR205、据え置き型VTR206、BS/CSチューナー207、TV208、各種光ディスクドライブとの一体型を含むハードディスクレコーダ209、インターネット放送用STB(Set Top Box)210、CATV用STB211、地上波デジタル放送用STB212、BS HDTV放送用STB213等、RGB信号の出力端子を有するものであれば、接続が可能である。
また、ディスプレイ装置と接続する機器が出力する信号のフォーマットに合わせて、D4入力端子、DVI−D入力端子、IEEE1394端子、コンポーネント端子、S端子、ビデオ端子等を設けることでも良い。
また、従来、上述のランプの替わりに、光源としてコヒーレント光、例えばレーザーを用いたディスプレイ装置も提案されている(例えば、特許文献2)。光源をランプからレーザーに替えることで消費電力の低減、光源の長寿命化、色再現性の向上、光学系の小型化、電池起動などが実現される。
特開2003−215562号公報(図1) 特開平6−208089号公報
従来、映像の投射領域への人の侵入を検知して、光源出力の制御を行う機能を有するディスプレイ装置は提案されていたが、投射領域への人の侵入を映像投射前に防止する機能を有するディスプレイ装置は提案されていなかった。
このため、従来のディスプレイ装置では、映像の投射領域内に人が侵入する可能性があり、侵入者は、光源であるランプやレーザーから出射された光を直接見ることになるため非常に眩しく不快な思いをするという問題が生じていた。
また、従来、持ち運び可能なディスプレイ装置が提案されていたが、移動中に、ディスプレイ装置の不用意な起動を防止する機能を有するものは提案されていなかった。
このため、移動中や、カバンなどから取り出すときに、装置の起動スイッチが不用意に押されて、誤って人に投射光を照射してしまい、それによって、投射光を照射された人は非常に眩しく不快な思いをするという問題が生じた。さらに、ディプスレイ装置がバッテリーで駆動する場合は、起動スイッチが不用意に押されて、バッテリーが不要に消費されるという問題があった。
よって、本発明では、投射領域への人の侵入を映像投射前に防止し、かつ、不用意な起動を制御する機能を有するディスプレイ装置を提供することを目的とする。さらに、人が投射領域に侵入した場合でも、侵入者が極度に不快な思いをすることを防ぐディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のディスプレイ装置は、光を出射して映像を投射するディスプレイ装置において、スイッチを用いた2段階以上のスイッチ制御によって前記ディスプレイ装置の光源の点灯を制御して、映像の投射前に、投射領域への人の侵入を防止する防止手段を備えることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、投射領域への入の侵入を検知する検知手段と、前記検知手段が前記投射領域への入の侵入を検知したとき、投射光の出力を制御する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、筐体上面に凹部を有し、前記スイッチが前記凹部に設けられることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記スイッチを覆うシャッターを有することを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が前記スイッチを複数有することを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が、第1のスイッチと第2のスイッチとを有し、前記第1のスイッチが押されてから一定時間経過した後、第2のスイッチが押されると、前記光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が前記スイッチを1つ有し、前記スイッチが1回押されてから、一定時間経過した後、前記スイッチが再度押されると、前記光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が、2段階のスイッチ制御によって、映像の投射前に投射領域への人の侵入を防止するものであり、第1のスイッチ制御によって、映像を投射するスクリーンに、投射領域を示す表示と、周囲の状況の確認を促す警告表示とを含む案内を表示し、前記案内の表示が終了してから一定時間経過した後、第2のスイッチ制御によって前記ディスプレイ装置の光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、複数のセルを有し、前記光源からの光を前記複数のセルにより変調する2次元空間変調素子を備え、前記投射領域を示す表示が、前記2次元空間変調素子の最外周付近のセルを用いて行われることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記投射領域を示す表示によって示される領域が、前記第2のスイッチ制御の実行後に投射される映像の投射領域よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記投射領域を示す表示と前記警告表示とを含む案内を、緑色光を用いて表示することを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記緑色光の緑色の範囲が、CIEのxy色度図上で、X<0.3、Y≧0.6であることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記緑色光が、コヒーレント光であり、その出力は、国際電気標準会議で定められたレーザー安全基準のクラス2以下であることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が、2段階のスイッチ制御によって、映像の投射前に投射領域への人の侵入を防止するものであり、前記第1のスイッチ制御によって、映像の投射に注意する旨の案内を音声で示し、前記音声による案内が終了してから一定時間経過した後、第2のスイッチ制御によって、前記ディスプレイ装置の光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が、2段階のスイッチ制御によって、映像の投射前に投射領域への人の侵入を防止するものであり、前記防止手段の前記第1のスイッチ制御によって、投射レンズ付近の筐体表面にフードを設置し、前記フードが所定位置に設置されたことを確認した後、前記防止手段の第2のスイッチ制御によって、前記ディスプレイ装置の光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、筐体表面の投射レンズ付近にフードを着脱自在に装着するフード装着部を有し、前記フード装着部に前記フードが装着されたことを確認した後、前記防止手段のスイッチ制御によって、前記ディスプレイ装置の光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記フードの投射方向への長さが、前記筐体表面から、前記投射レンズから出射された光の光束密度が最大となる位置までの距離より長いことを特徴とする。
本発明のディスプレイ装置は、スイッチを用いた2段階以上のスイッチ制御によって前記ディスプレイ装置の光源の点灯を制御して、映像の投射前に、投射領域への人の侵入を防止する防止手段を備えることから、投射光によって、人が不快な思いをするのを防ぐことができる。
また、本発明のディスプレイ装置は、筐体上面に凹部を有し、前記スイッチを凹部に設け、さらに、前記スイッチを覆うシャッターを設けることから、前記スイッチが不用意に押されることで起こる、人への投射光の誤射を防ぐことができる。さらに、ディスプレイ装置がバッテリー駆動する場合は、スイッチが不用意に押されることで起こる不要なバッテリーの消費を防ぐことができる。
また、本発明のディスプレイ装置によれば、投射レンズ付近の筐体表面にフードを備え、前記フードの投射方向への長さは、前記筐体表面から、前記投射レンズから出射した光の光束密度が最大となる位置までの距離より長いことから、投射領域へ人が侵入しても、侵入者に不快感を与えることを事前に防止できる。
図1は、本実施の形態1に係るディスプレイ装置の上面図である。 図2は、実施の形態1に係るディスプレイ装置が行う警告表示の一例を示す図である。 図3は、本実施の形態1に係るディスプレイ装置が行う警告表示の一例を示す図である。 図4は、本実施の形態1に係るディスプレイ装置の動作を説明するためのフロー図である。 図5は、本実施の形態1に係るディスプレイ装置の動作を説明するためのフロー図である。 図6は、本実施の形態1に係るディスプレイ装置の断面図である。 図7は、本実施の形態2に係るディスプレイ装置の一構成例を示す図である。 図8は、従来のディスプレイ装置の概略図である。 図9は、従来のレーザディスプレイに接続可能な機器を示す図である。
符号の説明
2 スクリーン
3、4 スイッチ
5 投射レンズ
6 シャッター
7 光線枠
8 警告表示
9 赤色光源
10 緑色光源
11 青色光源
12 レンズ
13 光量均一化デバイス
14 2次元空間変調デバイス
15 合波プリズム
16 投射レンズ
17 フード
18 制御回路
19 光源
20 映像の投射領域
21 検知用ビーム
22 凹部
23 センサー
50 光源部
51 ランプ
54a〜54g 光学フィルター
55 液晶パネル
56 プリズム
57 レンズ
58 スクリーン
100、200 ディスプレイ装置
201 パーソナルコンピュータ
202 ビデオゲーム機
203 光ディスクプレーヤ
204 光ディスクレコーダ
205 カメラ一体型VTR
206 据え置き型VTR
207 BS/CSチューナ
208 TV
209 ハードディスクレコーダ
210 インターネット放送用STB
211 CATV用STB
212 地上波デジタル放送用STB
213 BS HDTV放送用STB
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるディスプレイ装置の上面図である。
本実施の形態1によるディスプレイ装置100は、その筐体上面に、第1のスイッチ3と、光源の点灯スイッチである第2のスイッチ4とを備え、装置内に、ディスプレイ装置全体を制御する制御回路18と、光源19とを備える。制御回路18は、第1のスイッチ3が押されてから一定時間経過するまでは、第2のスイッチ4が押されても光源19に電流が流れないようにし、第1のスイッチ3が押されてから、一定時間経過した後、第2のスイッチ4が押されると、光源19に電流が流れるようにする。これにより、第1のスイッチ3が押されてから、一定時間経過した後、第2のスイッチ4が押されると、光源19が点灯し、スクリーン2に投射レンズ5から映像が投射される。このように起動時のスイッチ制御を2段階にすることで第1のスイッチの起動から第2のスイッチの起動までの時間が発生するので、その間に使用者が周囲の状況を確認できる。
さらに、ディスプレイ装置100は、投射領域への人の侵入を防ぐために、第1のスイッチ3が押されたときに、投射領域を示す表示と、周囲の状況の確認を促す警告表示とを含む案内をスクリーン2に表示する。図2は、ディスプレイ装置100が示す案内の一例を示す図である。
ディスプレイ装置100は、第1のスイッチ3が押されると、投射領域を示す光線枠7と、周囲の状況の確認を促す警告表示8(図2では、「周囲を確認してください」)とを含む案内をスクリーン2に表示する。光線枠7の領域は、映像の投射領域20よりも大きく設定される。映像の表示に、複数のセルを有し、光源19からの光を複数のセルで変調する2次元空間変調素子(例えば、液晶素子、DMDなど)を用いる場合、光線枠7は、前記複数のセルのうち、最外周付近のセルを用いて表示される。最外周付近のセルとは、映像出力に使用するセルの範囲外にあるセルのことである。このため、光線枠7の枠外にいれば投射光を照射されることはない。
光線枠7、警告表示8の明るさは使用者や観察者が視認できるレベル内でできるだけ小さくする。光線枠7の照射に用いる色は緑色光であることが好ましい。特に、波長510nm〜550nm、また、CIE(1931 CIE chromaticity diagram)のxy色度図上で、X<0.3、Y≧0.6の範囲にある緑色光が、人間の視感度が高いため、低出力でも認識されやすいので好ましい。また、ディスプレイ装置100の光源19として、レーザー等のコヒーレント光を用いる場合、光線枠7および警告表示8の明るさは、国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission:IEC)での国際規格IEC825に定められたレーザー安全基準のクラス2以下の光量であることが望ましい。クラス2以下の光量とすることで、投射領域に人が侵入した場合でも、侵入者が感じる眩しさを低減できる。
以上のように、緑色光で案内を表示すれば、映像投射用の緑色光源を用いて光線枠7と警告表示8を表示でき、案内表示用の光源を新たに設ける必要がない。
光線枠7および警告表示8の表示が終了してから、一定時間経過した後に、第2のスイッチ4が押されると、制御回路18は光源19に電流が流れるようにする。これにより、第2のスイッチ4が押されると光源19が点灯し、映像がスクリーンに投射される。このような2段階のスイッチ制御動作によって、光線枠7および警告表示8を含む案内を表示し、案内の表示が終了してから、一定時間経過した後に、光源19を点灯させることで、映像が投射される前に、使用者や観察者は投射領域を認識することができるので、映像が投射される前に、投射領域への人の侵入を防止できる。さらに、案内の表示が終了してから、一定時間経過後でなければ、第2のスイッチ4が押されても、光源19に電流が流れないようにすることで、周囲の観察者が投射領域から出るための時間できるので、好ましい。
上述のような2段階のスイッチ制御動作が終了して、起動すると、ディスプレイ装置100は、図1に示す検知用ビーム21によって投射領域内の侵入者を検知する。検知用ビーム21は人間の目には見えない赤外光である。投射領域に侵入者があり、検知用ビーム21が侵入者によって反射されると、ディスプレイ装置100内のセンサー23により反射光が検知され、センサー23の検知結果に基づいて制御回路18は、光源19の出力を弱めたり、遮断したりする。なお、検知用ビーム21の替わりに、撮像デバイス(例えばCCDやCMOSカメラ)を用いて、侵入者を検知することでも良い。
以下、案内として光線枠7と警告表示8を含む案内を表示する場合のディスプレイ装置の動作について図4を用いて説明する。図4は、ディスプレイ装置100の動作フロー図である。
まず、第1のスイッチ3が押されると(ステップS101)、投射レンズ5から光線枠7と警告表示8を含む案内がスクリーン2に表示される(ステップS102)。次に、制御回路18が、一定時間経過したか否かを判定し(ステップS103)、一定時間経過していれば、第2のスイッチ4の投入によって、光源19に電流が流れるようにする(ステップS104)。次に、第2のスイッチ4が押されると、光源19が点灯し、映像が投射される(ステップS105)。映像の投射中、ディスプレイ装置100は、検知用ビーム21を用いて、投射領域内への人の侵入を検知する(ステップS106)。ステップS106にて、投射領域内への人の侵入が検知された場合、制御回路18は、光源19の出力を低下させるか、または、光線を遮断する(ステップS107)。
また、警告表示8は、例えば、図3に示すように、使用者の周囲に対する確認状況をチェックする案内とするようにしても良い。この場合、使用者は、警告表示8を見て周囲の状況を確認し、侵入者がいなければ、例えば、装置に設けられたカーソルキーを用いて「はい」を選択する。「はい」が選択されると、制御回路18が第2のスイッチ4の投入によって光源19に電流が流れるようにする。そして、第2のスイッチ4が押されると、光源19が点灯して映像が投射される。このような動作により、使用者の周囲の状況に対する確認の信頼性がより高まる。
さらに、ディスプレイ装置100は、第1のスイッチ3が押されると、光線枠7と警告表示8を含む案内を表示するだけでなく、音声による案内を行うようにしても良い。図5は、音声による案内を行う場合のディスプレイ装置の動作フロー図である。
まず、第1のスイッチ3が押されると(ステップS201)、制御回路18の制御に基づいて、音声手段(図示せず)が、映像の投射に注意する旨の音声案内を行う(ステップS202)。次に、音声案内が終了後、制御回路18が一定時間経過したかを判定し(ステップS203)、一定時間経過していれば、第2のスイッチ4の投入によって、光源19に電流が流れるようにする(ステップS204)。次に、第2のスイッチ4が押されると、光源19が点灯し、映像が投射される(ステップS205)。映像の投射中、ディスプレイ装置100は検知用ビーム21によって、投射領域内への人の侵入を検知する(ステップS206)。ステップS206にて、投射領域内への人の侵入が検知された場合、制御回路18は、光源19の出力を低下させるか、または、光線を遮断する(ステップS207)。
このように、音声によって、映像の投射に注意する旨の案内が出力されることで、使用者や観察者に、投射領域に侵入者がいないかどうかを確認する旨の注意を促すことができる。さらに、音声案内が終了してから、一定時間経過した後でなければ、第2のスイッチ4が押されても光源19に電流が流れないようにすることで、周囲の観察者が投射領域から出るための時間できるので、好ましい。
次に、ディスプレイ装置100の第1のスイッチ3と第2のスイッチ4の設置状態について図1と図6を用いて詳細に説明する。図6は、ディスプレイ装置の断面図である。
ディスプレイ装置100は、筐体表面より凹んだ部分である凹部22を有し、第1のスイッチ3と第2のスイッチ4は、凹部22に設置される。このようなスイッチの配置により、ディスプレイ装置100を持ち運ぶ際や、カバンから取り出す際に、スイッチが不用意に押され、光源19が点灯してしまう状況を、筐体表面にスイッチが設置される場合に比べてはるかに低減できる。さらに、第2のスイッチ4を覆うシャッター6を設けるようにすれば、誤射や不要な点灯をより確実に防止できる。本実施の形態1のディスプレイ装置100では、第1のスイッチ3が押されると、シャッター6がスライドして、ディスプレイ装置100内部に収納され、第2のスイッチ4が露出する。第1のスイッチ3が押されるまでは第2のスイッチ4をシャッター6が覆っているため、シャッター6によって、不用意な第2のスイッチ4の投入が防止される。このように、シャッター6によって第2のスイッチ4を覆うことで、光源19の不要点灯の確率を大幅に低減できる。
以上のように、本実施の形態1に係るディスプレイ装置100によれば、筐体上面に第1のスイッチ3と第2のスイッチ4を備え、装置内にディスプレイ装置全体を制御する制御回路18と、光源19とを備え、第1のスイッチ3が押されてから、一定時間経過した後に、第2のスイッチ4が押されると、光源19を点灯するようにしたので、映像の投射前に、投射領域内に人がいるかどうかを確認する時間を使用者や観察者に与えて、投射領域への人の侵入を映像投射前に防いで、投射光が人に投射されるのを防ぐことができる。その結果、投射光によって、人に不快な思いをさせるのを防止できる。
また、本実施の形態1のディスプレイ装置100によれば、第1のスイッチ3と第2のスイッチ4を凹部22に設置し、第2のスイッチ4を覆うシャッター6を設けたので、スイッチが不用意に押されるのを防いで、人への投射光の誤射を防ぐことができる。さらに、ディスプレイ装置がバッテリー駆動できる場合には、バッテリーが不要に消費されるのを防ぐことができる。
なお、本実施の形態1のディスプレイ装置100は、2個のスイッチを有しているが、それ以上でもよいのは自明である。
また、本実施の形態1のディスプレイ装置は、1個のスイッチを有し、スイッチが1回押されてから、一定時間経過した後、スイッチが再度押されると、光源19を点灯させることでも良い。
また、本実施の形態1に係るディスプレイ装置では、第2のスイッチ4を覆うシャッター6を設けているが、第1のスイッチ3と第2のスイッチ4の両方を覆うシャッターを設けることでも良い。また、スイッチの数が2個以上の場合は、シャッターの数をスイッチ数に応じて最適化すれば良い。
(実施の形態2)
図7は、本実施の形態2に係るディスプレイ装置の一構成例を示す図である。
図7において、本実施の形態2によるディスプレイ装置200は、赤(R)、緑(G)、青(B)の光源9〜11と、レンズ12と、光量均一化デバイス13と、2次元空間変調素子14と、合波プリズム15と、投射レンズ16とを備え、さらに、投射レンズ16の付近に、フード17を備えたものである。
以下、フード17について詳細に説明する。
投射レンズ16から投射される光の光束幅wは、ディスプレイ装置200から出射後一旦狭くなり、その後スクリーンに近づくにつれて広くなる。光束幅wが広い位置、つまりスクリーンに近い位置に侵入者が存在する場合には、光束の密度が低いため、侵入者はあまり眩しさを感じないが、光束幅wが狭い位置に侵入するほど侵入者は眩しさを感じ、不快感が増す。侵入者が最も眩しさを感じるのは、光束幅wが最も狭い位置、すなわち光束密度が最大となる位置である。この位置で侵入者の眼に光が入ったとき、侵入者は最も不快感を感じる。よって、この位置で、侵入者の眼に光が入らないように、本実施の形態2のディスプレイ装置200は、フード17を備える。フード17の長さbは、ディスプレイ装置200の筐体から光束幅wが最も狭くなる位置までの距離をaとした場合、b>aである。
また、本ディスプレイ装置200は、その筐体上面に、第1のスイッチ3と、光源9〜11の点灯スイッチである第2のスイッチ4を備え、装置内に、ディスプレイ装置全体を制御する制御回路18を備える。第1のスイッチ3が押されると、フード17が設置される。制御回路18は、フード17が所定位置に設置されたことを確認すると、第2のスイッチ4の投入によって、光源9〜11に電流が流れるようにする。
また、本ディスプレイ装置200は、赤外光である検知用ビームによって投射領域内の侵入者を検知する。投射領域内に侵入者がいて、検知用ビームが侵入者によって反射されると、ディスプレイ装置200内のセンサー23によって、反射光が検知され、センサー23の検知結果に基づいて制御回路18は、光源9〜11の出力を弱めたり、遮断したりする。
以上のように構成される本実施の形態2のディスプレイ装置200の動作について説明する。
まず、第1のスイッチ3が押されると、フード17を筐体表面の投射レンズ16付近に設置する。例えば、第1のスイッチ3が押されると、ディスプレイ装置200内に内蔵されたフード17を筐体表面の投射レンズ16付近から、突出させる。制御回路18は、フード17が所定位置に設置されたことを確認すると、第2のスイッチ4の投入によって、光源19に電流が流れるようにする。
次に、第2のスイッチ4が押されると、光源9〜11が点灯する。光源9〜11から出射されたビームは、レンズ12、光量均一化デバイス13、2次元空間変調素子14を透過した後、合波プリズム15によって合波され、投射レンズ16へ導かれ、投射レンズ16から投射光がスクリーン2に投射される。
映像の投射中、ディスプレイ装置200は、検知用ビーム21を用いて、投射領域内への人の侵入を検知する。投射領域内への人の侵入が検知された場合、制御回路18は、光源19の出力を低下させるか、または、光線を遮断する。
以上のように、本実施の形態2のディスプレイ装置200によれば、第1のスイッチ3が押されると、筐体表面の投射レンズ16付近に、ディスプレイ装置200の筐体表面から投射光の光束幅wが最も狭くなる位置までの距離より長いフード17を設置し、制御回路18によって、フード17が所定位置の設置が確認された後、第2のスイッチ4が押されると、光源9〜11を点灯するようにしたので、映像の投射中に、投射領域へ人が侵入しても、フード17によって、光束幅の最も狭い光が侵入者の眼に入るのを防いで、侵入者が眩しさを感じて不快な思いをすることを防ぐことができる。
なお、本実施の形態2に係るディスプレイ装置200は、投射レンズ16の付近の筐体表面に、フード17を着脱自在に装着するフード装着部を有し、制御回路18が、フード17をフード装着部に装着したことを確認した後、第2のスイッチ4の投入によって、光源9〜11に電流が流れるようにしても良い。
また、本実施の形態2に係るディスプレイ装置200は、第1のスイッチ3が押されると、光線枠7と警告表示8を含む案内をスクリーン2に表示、または、映像の投射に注意する旨の音声案内を行うようにしても良い。
本発明にかかるディスプレイ装置は、スクリーンに映像を表示する装置として有用である。
本発明は、光を出射して映像を投射するディスプレイ装置に関するものである。
従来、持ち運び可能なディスプレイ装置、いわゆる液晶プロジェクターが幅広く用いられている(例えば、特許文献1)。このディスプレイ装置は、光源からの光をスクリーン上に投射し、観察者はスクリーンに映し出された映像を鑑賞する。図8は、従来のディスプレイ装置の一構成例を示す図である。図8において、ディスプレイ装置の光源部50は、ランプ51と、光学フィルター54a〜54gと、液晶パネル55と、プリズム56と、レンズ57とを備える。ランプ51から出力された白色光は、光学フィルター54a〜54gによって赤色、緑色、青色の光に分岐され、液晶パネル55を透過した後、プリズム56で合波され、レンズ57を透過しスクリーン58へ投影され、映像として映し出される。
図9は、この従来のディスプレイ装置に接続可能な機器を示すものである。図9において、ディスプレイ装置はRGB端子により映像信号を入力するものとしており、ノートPC等のパーソナルコンピュータ201、ビデオゲーム機202、各種DVD等の光ディスクプレーヤ203、VTRとの一体型を含む光ディスクレコーダ204、カメラ一体型VTR205、据え置き型VTR206、BS/CSチューナー207、TV208、各種光ディスクドライブとの一体型を含むハードディスクレコーダ209、インターネット放送用STB(Set Top Box)210、CATV用STB211、地上波デジタル放送用STB212、BS HDTV放送用STB213等、RGB信号の出力端子を有するものであれば、接続が可能である。
また、ディスプレイ装置と接続する機器が出力する信号のフォーマットに合わせて、D4入力端子、DVI−D入力端子、IEEE1394端子、コンポーネント端子、S端子、ビデオ端子等を設けることでも良い。
また、従来、上述のランプの替わりに、光源としてコヒーレント光、例えばレーザーを用いたディスプレイ装置も提案されている(例えば、特許文献2)。光源をランプからレーザーに替えることで消費電力の低減、光源の長寿命化、色再現性の向上、光学系の小型化、電池起動などが実現される。
特開2003−215562号公報(図1) 特開平6−208089号公報
従来、映像の投射領域への人の侵入を検知して、光源出力の制御を行う機能を有するディスプレイ装置は提案されていたが、投射領域への人の侵入を映像投射前に防止する機能を有するディスプレイ装置は提案されていなかった。
このため、従来のディスプレイ装置では、映像の投射領域内に人が侵入する可能性があり、侵入者は、光源であるランプやレーザーから出射された光を直接見ることになるため非常に眩しく不快な思いをするという問題が生じていた。
また、従来、持ち運び可能なディスプレイ装置が提案されていたが、移動中に、ディスプレイ装置の不用意な起動を防止する機能を有するものは提案されていなかった。
このため、移動中や、カバンなどから取り出すときに、装置の起動スイッチが不用意に押されて、誤って人に投射光を照射してしまい、それによって、投射光を照射された人は非常に眩しく不快な思いをするという問題が生じた。さらに、ディプスレイ装置がバッテリーで駆動する場合は、起動スイッチが不用意に押されて、バッテリーが不要に消費されるという問題があった。
よって、本発明では、投射領域への人の侵入を映像投射前に防止し、かつ、不用意な起動を制御する機能を有するディスプレイ装置を提供することを目的とする。さらに、人が投射領域に侵入した場合でも、侵入者が極度に不快な思いをすることを防ぐディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のディスプレイ装置は、光を出射して映像を投射するディスプレイ装置において、スイッチを用いた2段階以上のスイッチ制御によって前記ディスプレイ装置の光源の点灯を制御して、映像の投射前に、投射領域への人の侵入を防止する防止手段を備えることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、投射領域への入の侵入を検知する検知手段と、前記検知手段が前記投射領域への入の侵入を検知したとき、投射光の出力を制御する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、筐体上面に凹部を有し、前記スイッチが前記凹部に設けられることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記スイッチを覆うシャッターを有することを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が前記スイッチを複数有することを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が、第1のスイッチと第2のスイッチとを有し、前記第1のスイッチが押されてから一定時間経過した後、第2のスイッチが押されると、前記光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が前記スイッチを1つ有し、前記スイッチが1回押されてから、一定時間経過した後、前記スイッチが再度押されると、前記光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が、2段階のスイッチ制御によって、映像の投射前に投射領域への人の侵入を防止するものであり、第1のスイッチ制御によって、映像を投射するスクリーンに、投射領域を示す表示と、周囲の状況の確認を促す警告表示とを含む案内を表示し、前記案内の表示が終了してから一定時間経過した後、第2のスイッチ制御によって前記ディスプレイ装置の光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、複数のセルを有し、前記光源からの光を前記複数のセルにより変調する2次元空間変調素子を備え、前記投射領域を示す表示が、前記2次元空間変調素子の最外周付近のセルを用いて行われることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記投射領域を示す表示によって示される領域が、前記第2のスイッチ制御の実行後に投射される映像の投射領域よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記投射領域を示す表示と前記警告表示とを含む案内を、緑色光を用いて表示することを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記緑色光の緑色の範囲が、CIEのxy色度図上で、X<0.3、Y≧0.6であることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記緑色光が、コヒーレント光であり、その出力は、国際電気標準会議で定められたレーザー安全基準のクラス2以下であることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が、2段階のスイッチ制御によって、映像の投射前に投射領域への人の侵入を防止するものであり、前記第1のスイッチ制御によって、映像の投射に注意する旨の案内を音声で示し、前記音声による案内が終了してから一定時間経過した後、第2のスイッチ制御によって、前記ディスプレイ装置の光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記防止手段が、2段階のスイッチ制御によって、映像の投射前に投射領域への人の侵入を防止するものであり、前記防止手段の前記第1のスイッチ制御によって、投射レンズ付近の筐体表面にフードを設置し、前記フードが所定位置に設置されたことを確認した後、前記防止手段の第2のスイッチ制御によって、前記ディスプレイ装置の光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、筐体表面の投射レンズ付近にフードを着脱自在に装着するフード装着部を有し、前記フード装着部に前記フードが装着されたことを確認した後、前記防止手段のスイッチ制御によって、前記ディスプレイ装置の光源を点灯させることを特徴とする。
また、本発明のディスプレイ装置は、前記フードの投射方向への長さが、前記筐体表面から、前記投射レンズから出射された光の光束密度が最大となる位置までの距離より長いことを特徴とする。
本発明のディスプレイ装置は、スイッチを用いた2段階以上のスイッチ制御によって前記ディスプレイ装置の光源の点灯を制御して、映像の投射前に、投射領域への人の侵入を防止する防止手段を備えることから、投射光によって、人が不快な思いをするのを防ぐことができる。
また、本発明のディスプレイ装置は、筐体上面に凹部を有し、前記スイッチを凹部に設け、さらに、前記スイッチを覆うシャッターを設けることから、前記スイッチが不用意に押されることで起こる、人への投射光の誤射を防ぐことができる。さらに、ディスプレイ装置がバッテリー駆動する場合は、スイッチが不用意に押されることで起こる不要なバッテリーの消費を防ぐことができる。
また、本発明のディスプレイ装置によれば、投射レンズ付近の筐体表面にフードを備え、前記フードの投射方向への長さは、前記筐体表面から、前記投射レンズから出射した光の光束密度が最大となる位置までの距離より長いことから、投射領域へ人が侵入しても、侵入者に不快感を与えることを事前に防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるディスプレイ装置の上面図である。
本実施の形態1によるディスプレイ装置100は、その筐体上面に、第1のスイッチ3と、光源の点灯スイッチである第2のスイッチ4とを備え、装置内に、ディスプレイ装置全体を制御する制御回路18と、光源19とを備える。制御回路18は、第1のスイッチ3が押されてから一定時間経過するまでは、第2のスイッチ4が押されても光源19に電流が流れないようにし、第1のスイッチ3が押されてから、一定時間経過した後、第2のスイッチ4が押されると、光源19に電流が流れるようにする。これにより、第1のスイッチ3が押されてから、一定時間経過した後、第2のスイッチ4が押されると、光源19が点灯し、スクリーン2に投射レンズ5から映像が投射される。このように起動時のスイッチ制御を2段階にすることで第1のスイッチの起動から第2のスイッチの起動までの時間が発生するので、その間に使用者が周囲の状況を確認できる。
さらに、ディスプレイ装置100は、投射領域への人の侵入を防ぐために、第1のスイッチ3が押されたときに、投射領域を示す表示と、周囲の状況の確認を促す警告表示とを含む案内をスクリーン2に表示する。図2は、ディスプレイ装置100が示す案内の一例を示す図である。
ディスプレイ装置100は、第1のスイッチ3が押されると、投射領域を示す光線枠7と、周囲の状況の確認を促す警告表示8(図2では、「周囲を確認してください」)とを含む案内をスクリーン2に表示する。光線枠7の領域は、映像の投射領域20よりも大きく設定される。映像の表示に、複数のセルを有し、光源19からの光を複数のセルで変調する2次元空間変調素子(例えば、液晶素子、DMDなど)を用いる場合、光線枠7は、前記複数のセルのうち、最外周付近のセルを用いて表示される。最外周付近のセルとは、映像出力に使用するセルの範囲外にあるセルのことである。このため、光線枠7の枠外にいれば投射光を照射されることはない。
光線枠7、警告表示8の明るさは使用者や観察者が視認できるレベル内でできるだけ小さくする。光線枠7の照射に用いる色は緑色光であることが好ましい。特に、波長510nm〜550nm、また、CIE(1931 CIE chromaticity diagram)のxy色度図上で、X<0.3、Y≧0.6の範囲にある緑色光が、人間の視感度が高いため、低出力でも認識されやすいので好ましい。また、ディスプレイ装置100の光源19として、レーザー等のコヒーレント光を用いる場合、光線枠7および警告表示8の明るさは、国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission:IEC)での国際規格IEC825に定められたレーザー安全基準のクラス2以下の光量であることが望ましい。クラス2以下の光量とすることで、投射領域に人が侵入した場合でも、侵入者が感じる眩しさを低減できる。
以上のように、緑色光で案内を表示すれば、映像投射用の緑色光源を用いて光線枠7と警告表示8を表示でき、案内表示用の光源を新たに設ける必要がない。
光線枠7および警告表示8の表示が終了してから、一定時間経過した後に、第2のスイッチ4が押されると、制御回路18は光源19に電流が流れるようにする。これにより、第2のスイッチ4が押されると光源19が点灯し、映像がスクリーンに投射される。このような2段階のスイッチ制御動作によって、光線枠7および警告表示8を含む案内を表示し、案内の表示が終了してから、一定時間経過した後に、光源19を点灯させることで、映像が投射される前に、使用者や観察者は投射領域を認識することができるので、映像が投射される前に、投射領域への人の侵入を防止できる。さらに、案内の表示が終了してから、一定時間経過後でなければ、第2のスイッチ4が押されても、光源19に電流が流れないようにすることで、周囲の観察者が投射領域から出るための時間できるので、好ましい。
上述のような2段階のスイッチ制御動作が終了して、起動すると、ディスプレイ装置100は、図1に示す検知用ビーム21によって投射領域内の侵入者を検知する。検知用ビーム21は人間の目には見えない赤外光である。投射領域に侵入者があり、検知用ビーム21が侵入者によって反射されると、ディスプレイ装置100内のセンサー23により反射光が検知され、センサー23の検知結果に基づいて制御回路18は、光源19の出力を弱めたり、遮断したりする。なお、検知用ビーム21の替わりに、撮像デバイス(例えばCCDやCMOSカメラ)を用いて、侵入者を検知することでも良い。
以下、案内として光線枠7と警告表示8を含む案内を表示する場合のディスプレイ装置の動作について図4を用いて説明する。図4は、ディスプレイ装置100の動作フロー図である。
まず、第1のスイッチ3が押されると(ステップS101)、投射レンズ5から光線枠7と警告表示8を含む案内がスクリーン2に表示される(ステップS102)。次に、制御回路18が、一定時間経過したか否かを判定し(ステップS103)、一定時間経過していれば、第2のスイッチ4の投入によって、光源19に電流が流れるようにする(ステップS104)。次に、第2のスイッチ4が押されると、光源19が点灯し、映像が投射される(ステップS105)。映像の投射中、ディスプレイ装置100は、検知用ビーム21を用いて、投射領域内への人の侵入を検知する(ステップS106)。ステップS106にて、投射領域内への人の侵入が検知された場合、制御回路18は、光源19の出力を低下させるか、または、光線を遮断する(ステップS107)。
また、警告表示8は、例えば、図3に示すように、使用者の周囲に対する確認状況をチェックする案内とするようにしても良い。この場合、使用者は、警告表示8を見て周囲の状況を確認し、侵入者がいなければ、例えば、装置に設けられたカーソルキーを用いて「はい」を選択する。「はい」が選択されると、制御回路18が第2のスイッチ4の投入によって光源19に電流が流れるようにする。そして、第2のスイッチ4が押されると、光源19が点灯して映像が投射される。このような動作により、使用者の周囲の状況に対する確認の信頼性がより高まる。
さらに、ディスプレイ装置100は、第1のスイッチ3が押されると、光線枠7と警告表示8を含む案内を表示するだけでなく、音声による案内を行うようにしても良い。図5は、音声による案内を行う場合のディスプレイ装置の動作フロー図である。
まず、第1のスイッチ3が押されると(ステップS201)、制御回路18の制御に基づいて、音声手段(図示せず)が、映像の投射に注意する旨の音声案内を行う(ステップS202)。次に、音声案内が終了後、制御回路18が一定時間経過したかを判定し(ステップS203)、一定時間経過していれば、第2のスイッチ4の投入によって、光源19に電流が流れるようにする(ステップS204)。次に、第2のスイッチ4が押されると、光源19が点灯し、映像が投射される(ステップS205)。映像の投射中、ディスプレイ装置100は検知用ビーム21によって、投射領域内への人の侵入を検知する(ステップS206)。ステップS206にて、投射領域内への人の侵入が検知された場合、制御回路18は、光源19の出力を低下させるか、または、光線を遮断する(ステップS207)。
このように、音声によって、映像の投射に注意する旨の案内が出力されることで、使用者や観察者に、投射領域に侵入者がいないかどうかを確認する旨の注意を促すことができる。さらに、音声案内が終了してから、一定時間経過した後でなければ、第2のスイッチ4が押されても光源19に電流が流れないようにすることで、周囲の観察者が投射領域から出るための時間できるので、好ましい。
次に、ディスプレイ装置100の第1のスイッチ3と第2のスイッチ4の設置状態について図1と図6を用いて詳細に説明する。図6は、ディスプレイ装置の断面図である。
ディスプレイ装置100は、筐体表面より凹んだ部分である凹部22を有し、第1のスイッチ3と第2のスイッチ4は、凹部22に設置される。このようなスイッチの配置により、ディスプレイ装置100を持ち運ぶ際や、カバンから取り出す際に、スイッチが不用意に押され、光源19が点灯してしまう状況を、筐体表面にスイッチが設置される場合に比べてはるかに低減できる。さらに、第2のスイッチ4を覆うシャッター6を設けるようにすれば、誤射や不要な点灯をより確実に防止できる。本実施の形態1のディスプレイ装置100では、第1のスイッチ3が押されると、シャッター6がスライドして、ディスプレイ装置100内部に収納され、第2のスイッチ4が露出する。第1のスイッチ3が押されるまでは第2のスイッチ4をシャッター6が覆っているため、シャッター6によって、不用意な第2のスイッチ4の投入が防止される。このように、シャッター6によって第2のスイッチ4を覆うことで、光源19の不要点灯の確率を大幅に低減できる。
以上のように、本実施の形態1に係るディスプレイ装置100によれば、筐体上面に第1のスイッチ3と第2のスイッチ4を備え、装置内にディスプレイ装置全体を制御する制御回路18と、光源19とを備え、第1のスイッチ3が押されてから、一定時間経過した後に、第2のスイッチ4が押されると、光源19を点灯するようにしたので、映像の投射前に、投射領域内に人がいるかどうかを確認する時間を使用者や観察者に与えて、投射領域への人の侵入を映像投射前に防いで、投射光が人に投射されるのを防ぐことができる。その結果、投射光によって、人に不快な思いをさせるのを防止できる。
また、本実施の形態1のディスプレイ装置100によれば、第1のスイッチ3と第2のスイッチ4を凹部22に設置し、第2のスイッチ4を覆うシャッター6を設けたので、スイッチが不用意に押されるのを防いで、人への投射光の誤射を防ぐことができる。さらに、ディスプレイ装置がバッテリー駆動できる場合には、バッテリーが不要に消費されるのを防ぐことができる。
なお、本実施の形態1のディスプレイ装置100は、2個のスイッチを有しているが、それ以上でもよいのは自明である。
また、本実施の形態1のディスプレイ装置は、1個のスイッチを有し、スイッチが1回押されてから、一定時間経過した後、スイッチが再度押されると、光源19を点灯させることでも良い。
また、本実施の形態1に係るディスプレイ装置では、第2のスイッチ4を覆うシャッター6を設けているが、第1のスイッチ3と第2のスイッチ4の両方を覆うシャッターを設けることでも良い。また、スイッチの数が2個以上の場合は、シャッターの数をスイッチ数に応じて最適化すれば良い。
(実施の形態2)
図7は、本実施の形態2に係るディスプレイ装置の一構成例を示す図である。
図7において、本実施の形態2によるディスプレイ装置200は、赤(R)、緑(G)、青(B)の光源9〜11と、レンズ12と、光量均一化デバイス13と、2次元空間変調素子14と、合波プリズム15と、投射レンズ16とを備え、さらに、投射レンズ16の付近に、フード17を備えたものである。
以下、フード17について詳細に説明する。
投射レンズ16から投射される光の光束幅wは、ディスプレイ装置200から出射後一旦狭くなり、その後スクリーンに近づくにつれて広くなる。光束幅wが広い位置、つまりスクリーンに近い位置に侵入者が存在する場合には、光束の密度が低いため、侵入者はあまり眩しさを感じないが、光束幅wが狭い位置に侵入するほど侵入者は眩しさを感じ、不快感が増す。侵入者が最も眩しさを感じるのは、光束幅wが最も狭い位置、すなわち光束密度が最大となる位置である。この位置で侵入者の眼に光が入ったとき、侵入者は最も不快感を感じる。よって、この位置で、侵入者の眼に光が入らないように、本実施の形態2のディスプレイ装置200は、フード17を備える。フード17の長さbは、ディスプレイ装置200の筐体から光束幅wが最も狭くなる位置までの距離をaとした場合、b>aである。
また、本ディスプレイ装置200は、その筐体上面に、第1のスイッチ3と、光源9〜11の点灯スイッチである第2のスイッチ4を備え、装置内に、ディスプレイ装置全体を制御する制御回路18を備える。第1のスイッチ3が押されると、フード17が設置される。制御回路18は、フード17が所定位置に設置されたことを確認すると、第2のスイッチ4の投入によって、光源9〜11に電流が流れるようにする。
また、本ディスプレイ装置200は、赤外光である検知用ビームによって投射領域内の侵入者を検知する。投射領域内に侵入者がいて、検知用ビームが侵入者によって反射されると、ディスプレイ装置200内のセンサー23によって、反射光が検知され、センサー23の検知結果に基づいて制御回路18は、光源9〜11の出力を弱めたり、遮断したりする。
以上のように構成される本実施の形態2のディスプレイ装置200の動作について説明する。
まず、第1のスイッチ3が押されると、フード17を筐体表面の投射レンズ16付近に設置する。例えば、第1のスイッチ3が押されると、ディスプレイ装置200内に内蔵されたフード17を筐体表面の投射レンズ16付近から、突出させる。制御回路18は、フード17が所定位置に設置されたことを確認すると、第2のスイッチ4の投入によって、光源19に電流が流れるようにする。
次に、第2のスイッチ4が押されると、光源9〜11が点灯する。光源9〜11から出射されたビームは、レンズ12、光量均一化デバイス13、2次元空間変調素子14を透過した後、合波プリズム15によって合波され、投射レンズ16へ導かれ、投射レンズ16から投射光がスクリーン2に投射される。
映像の投射中、ディスプレイ装置200は、検知用ビーム21を用いて、投射領域内への人の侵入を検知する。投射領域内への人の侵入が検知された場合、制御回路18は、光源19の出力を低下させるか、または、光線を遮断する。
以上のように、本実施の形態2のディスプレイ装置200によれば、第1のスイッチ3が押されると、筐体表面の投射レンズ16付近に、ディスプレイ装置200の筐体表面から投射光の光束幅wが最も狭くなる位置までの距離より長いフード17を設置し、制御回路18によって、フード17が所定位置の設置が確認された後、第2のスイッチ4が押されると、光源9〜11を点灯するようにしたので、映像の投射中に、投射領域へ人が侵入しても、フード17によって、光束幅の最も狭い光が侵入者の眼に入るのを防いで、侵入者が眩しさを感じて不快な思いをすることを防ぐことができる。
なお、本実施の形態2に係るディスプレイ装置200は、投射レンズ16の付近の筐体表面に、フード17を着脱自在に装着するフード装着部を有し、制御回路18が、フード17をフード装着部に装着したことを確認した後、第2のスイッチ4の投入によって、光源9〜11に電流が流れるようにしても良い。
また、本実施の形態2に係るディスプレイ装置200は、第1のスイッチ3が押されると、光線枠7と警告表示8を含む案内をスクリーン2に表示、または、映像の投射に注意する旨の音声案内を行うようにしても良い。
本発明にかかるディスプレイ装置は、スクリーンに映像を表示する装置として有用である。
図1は、本実施の形態1に係るディスプレイ装置の上面図である。 図2は、実施の形態1に係るディスプレイ装置が行う警告表示の一例を示す図である。 図3は、本実施の形態1に係るディスプレイ装置が行う警告表示の一例を示す図である。 図4は、本実施の形態1に係るディスプレイ装置の動作を説明するためのフロー図である。 図5は、本実施の形態1に係るディスプレイ装置の動作を説明するためのフロー図である。 図6は、本実施の形態1に係るディスプレイ装置の断面図である。 図7は、本実施の形態2に係るディスプレイ装置の一構成例を示す図である。 図8は、従来のディスプレイ装置の概略図である。 図9は、従来のレーザディスプレイに接続可能な機器を示す図である。
符号の説明
2 スクリーン
3、4 スイッチ
5 投射レンズ
6 シャッター
7 光線枠
8 警告表示
9 赤色光源
10 緑色光源
11 青色光源
12 レンズ
13 光量均一化デバイス
14 2次元空間変調デバイス
15 合波プリズム
16 投射レンズ
17 フード
18 制御回路
19 光源
20 映像の投射領域
21 検知用ビーム
22 凹部
23 センサー
50 光源部
51 ランプ
54a〜54g 光学フィルター
55 液晶パネル
56 プリズム
57 レンズ
58 スクリーン
100、200 ディスプレイ装置
201 パーソナルコンピュータ
202 ビデオゲーム機
203 光ディスクプレーヤ
204 光ディスクレコーダ
205 カメラ一体型VTR
206 据え置き型VTR
207 BS/CSチューナ
208 TV
209 ハードディスクレコーダ
210 インターネット放送用STB
211 CATV用STB
212 地上波デジタル放送用STB
213 BS HDTV放送用STB

Claims (17)

  1. 光を出射して映像を投射するディスプレイ装置において、
    スイッチを用いた2段階以上のスイッチ制御によって前記ディスプレイ装置の光源の点灯を制御して、映像の投射前に、投射領域への人の侵入を防止する防止手段を備える、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 請求項1に記載のディスプレイ装置において、
    投射領域への入の侵入を検知する検知手段と、
    前記検知手段が前記投射領域への入の侵入を検知したとき、投射光の出力を制御する手段とを備える、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  3. 請求項1に記載のディスプレイ装置において、
    前記ディスプレイ装置の筐体上面に凹部を有し、
    前記スイッチは、前記凹部に設けられる、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  4. 請求項1に記載のディスプレイ装置において、
    前記スイッチを覆うシャッターを有する、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  5. 請求項1に記載のディスプレイ装置において、
    前記防止手段は、前記スイッチを複数有する、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  6. 請求項5に記載のディスプレイ装置おいて、
    前記防止手段は、第1のスイッチと第2のスイッチとを有し、
    前記第1のスイッチが押されてから一定時間経過した後、第2のスイッチが押されると、前記光源を点灯させる、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  7. 請求項1に記載のディスプレイ装置において、
    前記防止手段は、前記スイッチを1つ有し、
    前記スイッチが1回押されてから、一定時間経過した後、前記スイッチが再度押されると、前記光源を点灯させる、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  8. 請求項1に記載のディスプレイ装置において、
    前記防止手段は、2段階のスイッチ制御によって、映像の投射前に投射領域への人の侵入を防止するものであり、第1のスイッチ制御によって、映像を投射するスクリーンに、投射領域を示す表示と、周囲の状況の確認を促す警告表示とを含む案内を表示し、前記案内の表示が終了してから一定時間経過した後、第2のスイッチ制御によって前記ディスプレイ装置の光源を点灯させる、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  9. 請求項8に記載のディスプレイ装置において、
    複数のセルを有し、前記光源からの光を前記複数のセルにより変調する2次元空間変調素子を備え、
    前記投射領域を示す表示が、前記2次元空間変調素子の最外周付近のセルを用いて行われる、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  10. 請求項8に記載のディスプレイ装置において、
    前記投射領域を示す表示によって示される領域が、前記第2のスイッチ制御の実行後に投射される映像の投射領域よりも大きい、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  11. 請求項8に記載のディスプレイ装置において、
    前記投射領域を示す表示と前記警告表示とを含む案内を、緑色光を用いて表示する、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  12. 請求項11に記載のディスプレイ装置において、
    前記緑色光の緑色の範囲が、CIEのxy色度図上で、X<0.3、Y≧0.6である、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  13. 請求項11に記載のディスプレイ装置において、
    前記緑色光は、コヒーレント光であり、その出力は、国際電気標準会議で定められたレーザー安全基準のクラス2以下である、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  14. 請求項1に記載のディスプレイ装置において、
    前記防止手段は、2段階のスイッチ制御によって、映像の投射前に投射領域への人の侵入を防止するものであり、前記第1のスイッチ制御によって、映像の投射に注意する旨の案内を音声で示し、前記音声による案内が終了してから一定時間経過した後、第2のスイッチ制御によって、前記ディスプレイ装置の光源を点灯させる、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  15. 請求項1に記載のディスプレイ装置において、
    前記防止手段は、2段階のスイッチ制御によって、映像の投射前に投射領域への人の侵入を防止するものであり、
    前記防止手段の前記第1のスイッチ制御によって、投射レンズ付近にフードを設置し、前記フードが所定位置に設置されたことを確認した後、前記防止手段の第2のスイッチ制御によって、前記ディスプレイ装置の光源を点灯させる、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  16. 請求項1に記載のディスプレイ装置において、
    筐体表面の投射レンズ付近に、フードを着脱自在に装着するフード装着部を備え、
    前記フード装着部に前記フードが装着されたことを確認した後、前記防止手段のスイッチ制御によって、前記ディスプレイ装置の光源を点灯させる、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  17. 請求項16または請求項17に記載のディスプレイ装置において、
    前記フードの投射方向への長さが、前記筐体表面から、前記投射レンズから出射された光の光束密度が最大となる位置までの距離より長い、
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
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