JPWO2006043409A1 - 高屈折率を有するイミド樹脂及びこれを用いたレンズ用熱可塑性樹脂組成物及びレンズ - Google Patents
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Abstract
本発明の目的は、レンズの軽量化等に有用な、高い光線透過率、かつ、高屈折率を有し、かつ成形性に優れ一般的な成形が可能な熱可塑性樹脂を提供することである。本発明のイミド樹脂は、特定構造のイミド樹脂であって、具体的には、グルタルイミド単位と、アクリル酸エステル、又はメタクリル酸エステル単位とを含有して構成されるイミド樹脂であり、高い光線透過率、かつ、屈折率が1.53以上と高屈折率であり、また、一般的な成形加工が可能な熱可塑性樹脂であり、レンズ材料としてに好適に用いることができる。
Description
本発明は、高屈折率を有するイミド樹脂、及びこれを用いたレンズ用熱可塑性樹脂組成物、及びレンズに関する。
カメラ、フィルム一体型カメラ、ビデオカメラ等の各種撮像装置、CDやDVD等の光ピックアップ装置、プロジェクター、複写機及びプリンター等のOA機器といった光学機器等に使用されるレンズには、従来ガラスが使用されていたが、軽量化を目的に樹脂への置き換えが進んでいる。このようなガラス代替の樹脂は、当然のこととして、高い光線透過率、及び、高い成形性、具体的には熱可塑性が必要である。また、用途によっては、高耐熱性、高強度、高耐候性といった熱的、及び機械的特性が必要となる場合もある。
例えば、ポリメチルメタクリレート樹脂は、液晶ディスプレイや光ディスク、ピックアップレンズなどへの展開が検討され、一部実用化されている。しかし、一方で更なる軽量化が求められており、これを達成する目的で樹脂自体の屈折率を向上させてレンズを薄肉化することが検討されている。
樹脂の屈折率を向上させる手法としては、特定のポリシロキサンを架橋させた構造(例えば、特許文献1参照)、ビスフェノール誘導体を架橋させた構造(例えば、特許文献2参照)、硫黄原子を含む架橋体等があるが(例えば、特許文献3参照)、何れも樹脂自体に流動性がない為にレンズの成形には注型成型が必要となり、成形性の点で満足できるものではなかった。
一方、アクリル系樹脂に一級アミンを反応させることによって、耐熱性が向上された透明樹脂が得られることは知られていたが(例えば、特許文献4,5参照)、低屈折率なものであった。
特開2000−235103号公報
特開平05−202133号公報
特開平05−209021号公報
特開平06−256537号公報
特開平06−240017号公報
上述したような状況に鑑み、本発明は、高い光線透過率、及び熱可塑性を保ちながら、高屈折率を有することで、レンズに好適に用いることのできる樹脂を提供することを課題とする。また、この樹脂を含む組成物、又はこの樹脂を含むレンズを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討の結果、特定構造のイミド樹脂が、高い光線透過率、及び熱可塑性を保ちながら、高屈折率を有することを見出し、本発明を為すに至った。
すなわち、本発明のイミド樹脂は、下記一般式(1)、(2)で表される繰り返し単位を含んで形成され、屈折率が1.53以上であることを特徴とするイミド樹脂である。
(ここで、R1およびR2は、それぞれ独立に、水素または炭素数1〜8のアルキル基を示し、R3は水素、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、または炭素数5〜15の芳香環を含む置換基を示す。)
(ここで、R4およびR5は、それぞれ独立に、水素または炭素数1〜8のアルキル基を示し、R6は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、または炭素数5〜15の芳香環を含む置換基を示す。)
また、本発明のイミド樹脂は、下記一般式(3)で表される繰り返し単位を更に含むことが好ましい。
また、本発明のイミド樹脂は、下記一般式(3)で表される繰り返し単位を更に含むことが好ましい。
(ここで、R7は水素または炭素数1〜8のアルキル基を示し、R8は炭素数5〜15の芳香環を含む置換基を示す。)
さらに、前記一般式(1)において、R3が炭素数5〜15の芳香環を含む置換基であることが好ましい。
さらに、前記一般式(1)において、R3が炭素数5〜15の芳香環を含む置換基であることが好ましい。
このような本発明のイミド樹脂をレンズ用途に使用する場合には、通常は100℃での使用が可能であることが必要となるので、そのガラス転移温度が120℃以上となるように樹脂を形成することが好ましい。
また、その配向複屈折が0以上、0.1×10-3以下となるようにすると、成形時に低歪み性の成形体を容易に形成することが可能となるので、特に好ましい。
このような本発明のイミド樹脂を主に含有する組成物は、レンズ用熱可塑性樹脂組成物として有用である。
このような本発明のイミド樹脂を主に含有するレンズは、本発明のイミド樹脂が高い成形性を有するので容易に作成可能であり、またこのようなレンズは、高い光線透過率を有する優れたレンズとなるだけでなく、その高い屈折率により薄肉化が容易で軽量となる。
本発明によれば、高い光線透過率、かつ、高屈折率を有し、成形性に優れ一般的な成形加工が可能なイミド樹脂を提供できる。
本発明は、下記一般式(1)、(2)で表される繰り返し単位を含んで形成され、屈折率が1.53以上であることを特徴とするイミド樹脂に関する。
(ここで、R1およびR2は、それぞれ独立に、水素または炭素数1〜8のアルキル基を示し、R3は水素、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、または炭素数5〜15の芳香環を含む置換基を示す。)
(ここで、R4およびR5は、それぞれ独立に、水素または炭素数1〜8のアルキル基を示し、R6は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、または炭素数5〜15の芳香環を含む置換基を示す。)
本発明の熱可塑性樹脂を構成する第一の構成単位は、下記一般式(1)で表される(以下、一般式(1)をグルタルイミド単位と称する。)。
本発明の熱可塑性樹脂を構成する第一の構成単位は、下記一般式(1)で表される(以下、一般式(1)をグルタルイミド単位と称する。)。
(ここで、R1およびR2は、それぞれ独立に、水素または炭素数1〜8のアルキル基を示し、R3は水素、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、または炭素数5〜15の芳香環を含む置換基を示す。)
各種構造のグルタルイミド単位が本発明で使用できるが、R1、R2が水素またはメチル基であるものが好ましい。特にコスト面から、R1がメチル基、R2が水素であるものが好ましい。
各種構造のグルタルイミド単位が本発明で使用できるが、R1、R2が水素またはメチル基であるものが好ましい。特にコスト面から、R1がメチル基、R2が水素であるものが好ましい。
一方、高い屈折率を得る観点から考えると、R3が特に炭素数5〜15の芳香環を含む置換基であることが好ましい。ここで炭素数5〜15の芳香環を含む置換基としては、例えば炭素数が5〜15の芳香族基、多環式芳香族基、複素環芳香族基、多環式複素環芳香族基、又はその芳香環上に置換基を有するもの等が挙げられる。また好適に使用可能な具体例を挙げると、フェニル基、ベンジル基、ナフチル基、フルオレニル基、ピリジル基等が挙げられる。この中でも屈折率向上と入手の容易さの点から考えると、R3がフェニル基又はベンジル基であるものが好ましい。
また、高い屈折率を得る観点から考えると、イミド樹脂中におけるグルタルイミド単位の含有量を高めることが好ましい。特に屈折率を1.53以上とする為には、グルタルイミド単位の含有量は熱可塑性樹脂の5重量%以上が好ましく、10重量%以上がより好ましく、20重量%以上が更に好ましい。グルタルイミド単位が5重量%より少ない場合、得られるイミド樹脂の屈折率が1.53より小さくなる場合があり好ましくない。本発明のイミド樹脂中においてこの第一の構成単位であるグルタルイミド単位は、単一の種類でもよく、R1、R2、R3が異なる複数の種類を含んでいても構わない。
本発明の熱可塑性樹脂を構成する、第二の構成単位は、下記一般式(2)で表されるアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル単位である。
(ここで、R4およびR5は、それぞれ独立に、水素または炭素数1〜8のアルキル基を示し、R6は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、または炭素数5〜15の芳香環を含む置換基を示す。)
これら第二の構成単位は、単一の種類でもよく、R4、R5、R6が異なる複数の種類を含んでいても構わない。例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられるが、メタクリル酸メチルまたはベンジル(メタ)アクリレートが特に好ましい。
これら第二の構成単位は、単一の種類でもよく、R4、R5、R6が異なる複数の種類を含んでいても構わない。例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられるが、メタクリル酸メチルまたはベンジル(メタ)アクリレートが特に好ましい。
本発明のイミド樹脂は、以下に示す第三の構成単位が共重合されていることが好ましい。
(ここで、R7は水素または炭素数1〜8のアルキル基を示し、R8は炭素数5〜15の芳香環を含む置換基を示す。)
この第三の構成単位は、屈折率の向上に有効に使用できる。尚、第三の構成単位は、単一の種類でもよく、R7、R8が異なる複数の種類を含んでいても構わない。例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルピリジン等の芳香族ビニル系単量体が挙げられるが、スチレンが特に好ましい。この第三の構成単位の含有量は、樹脂の屈折率を1.53以上とする為の調整用に使用できるが、イミド樹脂の耐熱性を低下させない観点から、本発明のイミド樹脂の50重量%以下とすることが好ましい。
この第三の構成単位は、屈折率の向上に有効に使用できる。尚、第三の構成単位は、単一の種類でもよく、R7、R8が異なる複数の種類を含んでいても構わない。例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルピリジン等の芳香族ビニル系単量体が挙げられるが、スチレンが特に好ましい。この第三の構成単位の含有量は、樹脂の屈折率を1.53以上とする為の調整用に使用できるが、イミド樹脂の耐熱性を低下させない観点から、本発明のイミド樹脂の50重量%以下とすることが好ましい。
本発明のイミド樹脂は、一般式(1)、(2)、必要により一般式(3)の量を調節する事で、レンズ等の光学部品における光学異方性を小さくする事も可能である。ここでいう光学異方性が小さいことは、成形体の面内方向(長さ方向、幅方向)の光学異方性だけでなく、厚み方向の光学異方性についても小さいことが要求されることがある。すなわち、面内屈折率が最大となる方向をX軸、X軸に垂直な方向をY軸、成形体の厚さ方向をZ軸とし、それぞれの軸方向の屈折率をnx、ny、nz、フィルムの厚さをdとすると、下記数式1で表される面内位相差Re、及び下記数式2で表される厚み方向位相差Rthがともに小さいことを意味している。ここで、3次元方向について完全光学等方である理想的な成形体では、面内位相差Re、厚み方向位相差Rthともに0となることを付記する。
(||は絶対値を表す)
本発明のイミド樹脂を用いた成形体は、成形体の面内位相差が10nm以下であり、かつ、厚み方向位相差が20nm以下であることが好ましい。成形体の面内位相差は、より好ましくは5nm以下である。厚み方向位相差は、より好ましくは10nm以下である。
本発明のイミド樹脂を用いた成形体は、成形体の面内位相差が10nm以下であり、かつ、厚み方向位相差が20nm以下であることが好ましい。成形体の面内位相差は、より好ましくは5nm以下である。厚み方向位相差は、より好ましくは10nm以下である。
本発明のイミド樹脂は、一般式(1)、(2)、必要により一般式(3)の量を調整する事で実質的に配向複屈折を有さない特徴を付与する事も可能である(尚、必要に応じ、特定の配向複屈折に調整して使用することも可能である。)。ここで、配向複屈折とは所定の温度、所定の延伸倍率で延伸した場合に発現する複屈折の事をいう。本明細書中では、特にことわりのない限り、イミド樹脂のガラス転移温度より5℃高い温度で、100%延伸した場合に発現する複屈折の事をいうものとする。ここで、配向複屈折は、前述のnx、nyを用いて、下記数式3で表される△nで定義され、位相差計により測定される。
配向複屈折の値としては、0〜0.1×10-3である事が好ましく、0〜0.01×10-3である事がより好ましい。配向複屈折が上記の範囲外の場合、環境の変化に対して、また成形加工時の応力等により複屈折を生じやすく、安定した光学的特性を得る事が難しくなり、レンズ材料として用いた場合、像が歪む場合がある。
また、本発明のイミド樹脂は、発明の主旨を損なわない範囲で、第四の構成単位を共重合させても良い。例えば、屈折率や成形性、更に必要に応じて透明性,耐熱性等の著しい低下を引き起こさない範囲で、アクリロニトリルやメタクリロニトリル等のニトリル系単量体、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドなどのマレイミド系単量体などを共重合することができる。これらはイミド樹脂中に、直接共重合してあっても良く、グラフト共重合等の形態で共重合されていても構わない。
本発明のイミド樹脂は、グルタルイミド単位を有していることから、通常、一般的なアクリル樹脂より高い耐熱性を有している。従って、光学機器等に使用されるレンズでは耐熱性を要求される場合が多いことから、本発明のイミド樹脂は、レンズ用途に好適に用いることができる。尚、本発明のイミド樹脂はその組成変更等により、耐熱性を制御することが可能であるが、この様な観点からガラス転移温度は120℃以上に設定することが好ましい。
本発明のイミド樹脂は、アクリル系樹脂又はアクリル−スチレン系共重合体等(以下、併せてアクリル系樹脂と総称する)をイミド化剤によりイミド樹脂とすることにより好的に製造できるが、更に公知の各種製造方法が使用できる。
例えば、米国特許4,246,374号に記載されているように、押出機を用いて、溶融状態のアクリル系樹脂にイミド化剤を添加することにより、本発明のイミド樹脂を得ることが可能である。また、例えば、特許2505970号に記載されているように、アクリル系樹脂を溶解可能でイミド化反応に対し非反応性の溶媒中で、溶液状態のアクリル系樹脂に対しイミド化剤を反応させて樹脂を形成することも可能である。
アクリル系樹脂にイミド化剤を反応させて本発明のイミド樹脂を形成する場合、イミド化反応が可能であれば各種アクリル系樹脂を原料として使用することが可能である。具体的には、(メタ)アクリル酸化合物もしくは(メタ)アクリル酸エステル化合物の単独もしくは(メタ)アクリル酸エステル化合物の共重合体を原料中に含んでいれば、各種のポリマーを使用可能であり、例えば、形態がリニアー(線状)ポリマーであっても、またブロックポリマー、分岐ポリマー、ラダーポリマーであっても構わない。ブロックポリマーはA−B型、A−B−C型、A−B−A型、またはこれら以外のいずれのタイプのブロックポリマーであっても問題ない。
本発明のイミド樹脂の製造は、押出機などを用いてもよく、バッチ式反応槽(圧力容器)などを用いてもよい。
アクリル系樹脂にイミド化剤を反応させる際に押出機を使用する場合は、単軸押出機、二軸押出機あるいは多軸押出機等、各種タイプの押出機が使用可能である。その中でも、アクリル系樹脂に対するイミド化剤の混合を効率的に行える点で、特に二軸押出機を使用することが好ましい。二軸押出機には、更に非噛合い型同方向回転式、噛合い型同方向回転式、非噛合い型異方向回転式、噛合い型異方向回転式等の各種タイプがあるが、この中でも噛合い型同方向回転式は高速回転が可能であり、アクリル系樹脂に対するイミド化剤の混合を効率的に行える点で特に好ましい。これらの押出機は単独で用いても、直列につないでも用いても構わない。また、未反応のイミド化剤や副生物を除去する目的で、大気圧以下に減圧可能なベント口を装着した押出機を用いることが好ましい。
押出機の代わりに、例えば住友重機械(株)製のバイボラックのような横型二軸反応装置やスーパーブレンドのような竪型二軸攪拌槽などの高粘度対応の反応装置も好適に使用できる。
本発明に用いるバッチ式反応槽(圧力容器)は原料ポリマーを溶解した溶液を加熱、攪拌でき、イミド化剤を添加できる構造であれば特に制限ないが、反応の進行によりポリマー溶液の粘度が上昇することもあり、攪拌効率が良好なものがよい。例えば、住友重機械(株)製の攪拌槽マックスブレンドなどを例示することができる。
アクリル系樹脂を溶解可能でイミド化反応に対し非反応性の溶媒中で、溶液状態のアクリル系樹脂に対しイミド化剤を反応させてイミド樹脂を形成する際、この溶媒としては、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の脂肪族アルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、クロロトルエン等の芳香族炭化水素、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のケトン、エーテル系化合物等が使用可能である。これらは単独で用いても、2種以上の溶媒を混合して用いてもよい。これらの中で、トルエン、およびトルエンとメチルアルコールとの混合溶媒が特に好ましい。このような溶媒を使用した系で反応する場合には、コストの面から考えると、固形分濃度は10〜80%、特に20〜70%の範囲で行うことが好ましい。
アクリル系樹脂にイミド化剤を反応させて本発明のイミド樹脂を形成する場合、原料として使用するイミド化剤としては、アクリル系樹脂をイミド化できれば特に制限なく各種が使用できるが、例えば、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、i−プロピルアミン、n−ブチルアミン、i−ブチルアミン、tert−ブチルアミン、n−ヘキシルアミン等の脂肪族炭化水素基含有アミン、アニリン、ベンジルアミン、トルイジン、トリクロロアニリン等の芳香族炭化水素基含有アミン、シクロヘキシルアミン等などの脂環式炭化水素基含有アミン等が使用できる。また、例えば尿素、1,3−ジメチル尿素、1,3−ジエチル尿素、1,3−ジプロピル尿素のように、加熱によりこれらのアミンを発生する化合物を用いることもできる。これらのイミド化剤のうち、コスト、物性の面からメチルアミン又はベンジルアミンが好ましい。また、本発明のイミド樹脂の製造におけるイミド化剤の添加量は、必要な物性を発現するために必要なイミド化率に達するように適宜決定することができる。
アクリル系樹脂にイミド化剤を反応させて本発明のイミド樹脂を形成する場合、イミド化を進行させつつ、かつ過剰な熱履歴による樹脂の分解、着色などを抑制するために、反応温度は一般的には150〜400℃の範囲で行うことが好ましい。更に反応温度は180〜320℃が好ましく、特に200〜280℃がより好ましい。
アクリル系樹脂にイミド化剤を反応させて本発明のイミド樹脂を形成する場合、一般に用いられるイミド化触媒、酸化防止剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、着色剤、収縮防止剤などを本発明の目的が損なわれない範囲で添加してもよい。
本発明のイミド樹脂は、単独で用いても、他のポリマー、特に他の熱可塑性ポリマーとブレンドして用いても構わない。この様にして得られた熱可塑性樹脂組成物は、射出成形、押出成形、ブロー成形、圧縮成形などの各種プラスチック加工法によって成形、加工できる。また、イミド樹脂を溶解可能な溶剤(例えば塩化メチレン等)に溶解させ、これを用いて流延法やスピンコート法によって成形、加工することも可能である。
成形加工の際には、一般に用いられる酸化防止剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、着色剤、収縮防止剤などを、本発明の目的が損なわれない範囲で添加してもよい。
本発明のイミド樹脂を含有してなる成形品、特にレンズは、高屈折率を有している為に、光学用途に使用する際などで、軽量化に貢献することができる。また、樹脂に流動性があり、一般的な成形加工が可能であることから、容易に目的とする形状に成形することが可能である。更には、高透明性、高弾性率、高耐溶剤性、高熱安定性、高耐候性であり、カメラ、フィルム一体型カメラ、ビデオカメラ等の各種撮像装置、CDやDVD等の光ピックアップ装置、プロジェクター、複写機及びプリンター等のOA機器といった光学機器等に使用されるレンズに好適に使用可能である。また、自動車のテールランプレンズやインナーレンズ、眼鏡やコンタクトレンズ、内視境用レンズ、照明用レンズ等にも使用可能である。
本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例および比較例で測定した物性の各測定方法は次の通りである。
(1)イミド化率の測定
イミド樹脂のペレットをそのまま用いて、SensIR Tecnologies社製TravelIRを用いて、室温にてIRスペクトルを測定した。得られたスペクトルより、1720cm-1のエステルカルボニル基に帰属される吸収強度(Absester)と、1660cm-1のイミドカルボニル基に帰属される吸収強度(Absimide)の比から、以下の数式4によりイミド化率(Im%)を求めた。ここで、イミド化率とは全カルボニル基中のイミドカルボニル基の占める割合をいう。
イミド樹脂のペレットをそのまま用いて、SensIR Tecnologies社製TravelIRを用いて、室温にてIRスペクトルを測定した。得られたスペクトルより、1720cm-1のエステルカルボニル基に帰属される吸収強度(Absester)と、1660cm-1のイミドカルボニル基に帰属される吸収強度(Absimide)の比から、以下の数式4によりイミド化率(Im%)を求めた。ここで、イミド化率とは全カルボニル基中のイミドカルボニル基の占める割合をいう。
(2)ガラス転移温度(Tg)
イミド樹脂10mgを用いて、示差走査熱量計(DSC、(株)島津製作所製DSC−50型)を用いて、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minで測定し、中点法により決定した。
イミド樹脂10mgを用いて、示差走査熱量計(DSC、(株)島津製作所製DSC−50型)を用いて、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minで測定し、中点法により決定した。
(3)屈折率(nd)
イミド樹脂のペレットを塩化メチレンにて溶解させ、キャスティング法により膜厚50μmのフィルムを作製し、アッベ屈折率計(アタゴ社製、3T)にて屈折率(nd)を測定した。
イミド樹脂のペレットを塩化メチレンにて溶解させ、キャスティング法により膜厚50μmのフィルムを作製し、アッベ屈折率計(アタゴ社製、3T)にて屈折率(nd)を測定した。
(4)全光線透過率、濁度
イミド樹脂のペレットを塩化メチレンに溶解させ、キャスティング法により50μmのフィルムを作製し、濁度計(日本電色工業製NDH−2000)にて全光線透過率を測定した。
イミド樹脂のペレットを塩化メチレンに溶解させ、キャスティング法により50μmのフィルムを作製し、濁度計(日本電色工業製NDH−2000)にて全光線透過率を測定した。
(5)配向複屈折
生成物のペレットを塩化メチレンにて溶解させ、キャスティング法により50μmのフィルムを作製し、幅50mm×長さ150mmのサンプルを切り出し、延伸倍率2倍で、ガラス転移温度より5℃高い温度で、一軸延伸フィルムを作成した。この一軸延伸フィルムのTD方向の中央部から35mm×35mmの試験片を切り出した。この試験片を、自動複屈折計(王子計測機器株式会社製 KOBRA−WR)を用いて、温度23±2℃、湿度50±5%において、波長590nm、入射角0゜で位相差を測定した。この位相差を、デジマティックインジケーター(株式会社ミツトヨ製)を用いて測定した試験片の厚みで割った値を配向複屈折とした。
生成物のペレットを塩化メチレンにて溶解させ、キャスティング法により50μmのフィルムを作製し、幅50mm×長さ150mmのサンプルを切り出し、延伸倍率2倍で、ガラス転移温度より5℃高い温度で、一軸延伸フィルムを作成した。この一軸延伸フィルムのTD方向の中央部から35mm×35mmの試験片を切り出した。この試験片を、自動複屈折計(王子計測機器株式会社製 KOBRA−WR)を用いて、温度23±2℃、湿度50±5%において、波長590nm、入射角0゜で位相差を測定した。この位相差を、デジマティックインジケーター(株式会社ミツトヨ製)を用いて測定した試験片の厚みで割った値を配向複屈折とした。
(製造例1)
市販のメチルメタクリル酸重合体樹脂(住友化学(株)製スミペックスLG)、イミド化剤としてベンジルアミン(広栄化学(株)製)を用いて、イミド樹脂を製造した。使用した押出機は口径15mmの噛合い型同方向回転式二軸押出機である。押出機の各温調ゾーンの設定温度を230℃、スクリュー回転数300rpm、メチルメタクリル酸樹脂を1.0kg/hrで供給し、ベンジルアミンの供給量はメタクリル酸重合体樹脂に対して80重量部とした。ホッパーからメチルメタクリル酸重合体樹脂を投入し、ニーディングブロックによって樹脂を溶融、充満させた後、ノズルからベンジルアミンを注入した。反応ゾーンの末端にはシールリングを入れて樹脂を充満させた。反応後の副生成物および過剰のベンジルアミンをベント口の圧力を−0.02MPaに減圧して脱揮した。押出機出口に設けられたダイスからストランドとして出てきた樹脂は、水槽で冷却した後、ペレタイザでペレット化した。
市販のメチルメタクリル酸重合体樹脂(住友化学(株)製スミペックスLG)、イミド化剤としてベンジルアミン(広栄化学(株)製)を用いて、イミド樹脂を製造した。使用した押出機は口径15mmの噛合い型同方向回転式二軸押出機である。押出機の各温調ゾーンの設定温度を230℃、スクリュー回転数300rpm、メチルメタクリル酸樹脂を1.0kg/hrで供給し、ベンジルアミンの供給量はメタクリル酸重合体樹脂に対して80重量部とした。ホッパーからメチルメタクリル酸重合体樹脂を投入し、ニーディングブロックによって樹脂を溶融、充満させた後、ノズルからベンジルアミンを注入した。反応ゾーンの末端にはシールリングを入れて樹脂を充満させた。反応後の副生成物および過剰のベンジルアミンをベント口の圧力を−0.02MPaに減圧して脱揮した。押出機出口に設けられたダイスからストランドとして出てきた樹脂は、水槽で冷却した後、ペレタイザでペレット化した。
(製造例2)
メチルメタクリル酸重合体樹脂を三菱レイヨン(株)製アクリペットVH、ベンジルアミンの供給量を60重量部とした以外は、製造例1と同様に行った。
メチルメタクリル酸重合体樹脂を三菱レイヨン(株)製アクリペットVH、ベンジルアミンの供給量を60重量部とした以外は、製造例1と同様に行った。
(製造例3)
メチルメタクリル酸重合体樹脂の代わりにメチルメタクリル酸−スチレン共重合体樹脂(日本A&L(株)製アトレーテMM−70、MMA含有量70wt%、スチレン含有量30wt%)とした以外は、製造例1と同様に行った。
メチルメタクリル酸重合体樹脂の代わりにメチルメタクリル酸−スチレン共重合体樹脂(日本A&L(株)製アトレーテMM−70、MMA含有量70wt%、スチレン含有量30wt%)とした以外は、製造例1と同様に行った。
(製造例4)
耐圧硝子(株)製TEM−V1000N(200mL耐圧容器)を用いて、トルエン100重量部/メチルアルコール10重量部に市販のメチルメタクリル酸重合体樹脂(住友化学(株)製スミペックスLG)100重量部を溶解させた。この溶液に2−メトキシアニリン50重量部を添加し、その後240℃で4時間反応させた。放冷後、反応混合物を塩化メチレンに溶解させ、メタノールを用いて沈殿させて生成物を回収した。
耐圧硝子(株)製TEM−V1000N(200mL耐圧容器)を用いて、トルエン100重量部/メチルアルコール10重量部に市販のメチルメタクリル酸重合体樹脂(住友化学(株)製スミペックスLG)100重量部を溶解させた。この溶液に2−メトキシアニリン50重量部を添加し、その後240℃で4時間反応させた。放冷後、反応混合物を塩化メチレンに溶解させ、メタノールを用いて沈殿させて生成物を回収した。
(製造例5)
イミド化剤としてベンジルアミンの代わりにモノメチルアミン(三菱ガス化学(株)製)を用いて、モノメチルアミンの供給量を45重量部、スクリュー回転数を150rpmとした以外は、製造例1と同様に行った。
イミド化剤としてベンジルアミンの代わりにモノメチルアミン(三菱ガス化学(株)製)を用いて、モノメチルアミンの供給量を45重量部、スクリュー回転数を150rpmとした以外は、製造例1と同様に行った。
(実施例1)
製造例1で得られたイミド化樹脂のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
製造例1で得られたイミド化樹脂のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
(実施例2)
製造例2で得られたイミド化樹脂のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
製造例2で得られたイミド化樹脂のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
(実施例3)
製造例3で得られたイミド化樹脂のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
製造例3で得られたイミド化樹脂のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
(実施例4)
製造例4で得られたイミド化樹脂のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
製造例4で得られたイミド化樹脂のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
(比較例1)
メチルメタクリル酸重合体樹脂(住友化学(株)製スミペックスLG)のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
メチルメタクリル酸重合体樹脂(住友化学(株)製スミペックスLG)のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
(比較例2)
メチルメタクリル酸−スチレン共重合体樹脂(日本A&L(株)製アトレーテMM−70、MMA含有量70%、スチレン含有量30%)のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
メチルメタクリル酸−スチレン共重合体樹脂(日本A&L(株)製アトレーテMM−70、MMA含有量70%、スチレン含有量30%)のイミド化率、屈折率、ガラス転移温度、全光線透過率、配向複屈折を表1に示す。
Claims (7)
- 前記一般式(1)において、R3が炭素数5〜15の芳香環を含む置換基であることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のイミド樹脂。
- ガラス転移温度が120℃以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のイミド樹脂。
- 配向複屈折が0以上、0.1×10-3以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のイミド樹脂。
- 請求項1〜5に記載のイミド樹脂を主に含有して成るレンズ用熱可塑性樹脂組成物。
- 請求項1〜5に記載のイミド樹脂を主に含有して成るレンズ。
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