JPS638711Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS638711Y2
JPS638711Y2 JP2702083U JP2702083U JPS638711Y2 JP S638711 Y2 JPS638711 Y2 JP S638711Y2 JP 2702083 U JP2702083 U JP 2702083U JP 2702083 U JP2702083 U JP 2702083U JP S638711 Y2 JPS638711 Y2 JP S638711Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
brake
drive shaft
support ring
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2702083U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59133597U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2702083U priority Critical patent/JPS59133597U/ja
Publication of JPS59133597U publication Critical patent/JPS59133597U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS638711Y2 publication Critical patent/JPS638711Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、被運搬物を吊上げ運搬または牽引
運搬するのに用いるレバー式小型巻上兼牽引装置
におけるレバー支持装置に関するものである。
従来、レバー式小型巻上兼牽引装置におけるレ
バー支持装置としては、第1図に示すように、レ
バー式小型巻上兼牽引装置におけるフレーム7に
固定されたブレーキカバー5に固定支持環8を形
成し、操作レバー2に形成された回動支持環9を
前記固定支持環8に回動自在にかつ駆動軸長手方
向に移動しないように嵌設した構造のレバー支持
装置が提案されている。
しかし、この構造のレバー支持装置の場合は、
操作レバー2の往復回動時に、固定支持環8と回
動支持環9との間で、操作レバー2による駆動力
の反力を常時受けながら摺擦し合うので、長期間
使用すると、固定支持環8および回動支持環9の
接触部が摩耗してガタ付きを生じてくる欠点があ
る。
また他のレバー支持装置として、第2図に示す
ように、ブレーキを緩めることにより遊転操作を
行なうように構成したレバー式小型巻上兼牽引装
置(動作の詳細については特公昭57−24320号公
報参照)において、操作レバー2を駆動部材10
および切換歯車11に回動自在に嵌設した構造の
レバー支持装置も知られている。そしてこの構造
のレバー支持装置の場合は、操作レバー2が、固
定部分により支持されないで、回転部分である駆
動部材10により支持されているので、レバー式
小型巻上兼牽引装置の本体を、駆動軸1が縦向き
になるようにして床または台の上に置いて遊転操
作を行なうと、操作レバー2が駆動軸1および駆
動部材10と共に回わされ、その操作レバー2が
作業者や他物に突き当たる恐れがあるという欠点
がある。
この考案は前述の欠点を排除したレバー式小型
巻上兼牽引装置におけるレバー支持装置を提供す
ることを目的とするものである。
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第3図ないし第10図はこの考案の一実施例を
示すものであつて、前後方向(第3図の左右方
向)に延長する駆動軸1の中間部がフレーム4に
より軸受14を介して支承されると共に、前記駆
動軸1の前端部(第3図の左側の端部)がギヤボ
ツクス15により軸受16を介して支承され、か
つ駆動軸1の後端側に設けられたブレーキ用雄ね
じ17には、切換歯車18を有する駆動部材19
の雌ねじが螺合され、さらにフレーム4と駆動部
材19との間において駆動軸1に回動不能に嵌合
された従動部材20は、駆動軸1における前記軸
受14により支承されている大径部に係合されて
いる。
前記駆動部材19と従動部材20との間には、
制動用爪車21およびその両側に当接された摩擦
板22が介在され、前記フレーム4に枢着された
制動用爪片23は係合用ばね24により制動用爪
車21に係合され、かつ制動用爪車21の孔に含
油焼結合金からなる軸受25が嵌合され、さらに
前記爪車21、摩擦板22、軸受25が従動部材
20の小径部分に嵌合されて、ブレーキ部が構成
されている。
前記従動部材20、制動用爪車21、摩擦板2
2、制動用爪片23および駆動部材19の前部を
被覆する金属板製ブレーキカバー5の後部に、駆
動部材19の前部外周面に対向するように配置さ
れる断面U字状の固定支持環6がプレス加工によ
り屈曲形成され、金属板製内側レバー構成部材2
6の基端部のブレーキカバー5に対向する部分に
は、前記固定支持環6の内周側に回動自在にかつ
駆動軸1の長手方向に移動しないように嵌合され
る回動支持環3が、前記固定支持環6をその内周
側から包み込むようにプレス加工により屈曲形成
され、さらに前記内側レバー構成部材26の基端
部には、雌ねじを有する筒状のスペーサ27が嵌
合されてカシメ付けにより固定され、金属板製外
側レバー構成部材28と前記内側レバー構成部材
26とは前記スペーサ27に螺合された結合用ボ
ルト29により結合され、前記内側レバー構成部
材26および外側レバー構成部材28により操作
レバー2が構成されている。
操作レバー2における回動支持環3と駆動部材
19の外周面との間に小さい遊隙D1が設けられ、
かつ回動支持環3とブレーキカバー5における固
定支持環6との間には、前記遊隙D1よりも大き
い半径方向の間隙D2が設けられると共に、駆動
軸長手方向に小さい遊隙が設けられ、したがつ
て、駆動軸1を横向きにした状態では操作レバー
2が固定支持環6により支持されないで駆動部材
19からなる回動部材により回動自在に支持され
る。
前記駆動軸1におけるブレーキ用雄ねじ部17
の後部に、円筒状外面を有する支持筒30および
係止部材31が順次回動不能に嵌合されてナツト
32により固定され、係止部材収容用凹部33と
係止用フランジ34とを備えている速回し用把手
35のボスは、前記支持筒30に回動および軸方
向移動自在に嵌設され、かつ前記係止部材31と
速回し用把手35との間には、駆動軸1に対しそ
の把手35をブレーキ弛緩方向に回動させるよう
に働くブレーキ弛緩用捻りばね36が配置され、
その捻りばね36の一端部および他端部に屈曲形
成された係止端部は、係止部材31および速回し
用把手35に設けられたばね受部に係止され、さ
らに前記駆動部材19と速回し用把手35との間
には、連結用捻りばね37が配置され、その捻り
ばね37の一端部および他端部に係止端部が屈曲
形成され、またその捻りばね37が駆動軸長手方
向に伸長された状態で、駆動部材19および速回
し用把手35に設けられたばね受部38,39の
係止孔40,41に捻りばね37の両端の係止端
部が嵌挿され、したがつて、前記捻りばね37に
より速回し用把手35が駆動部材19に向かつて
牽引されている。
速回し用把手35の前端部の直径方向の両側に
2つの係止突起42が一体に設けられ、かつ前記
支持筒30の前部外周に一体に設けられた突出部
には、ブレーキ過弛緩防止用係止部43、ブレー
キ締付位置保持用係止部44、ブレーキ締付方向
回転制限用ストツパ45が設けられている。
前記ブレーキカバー5の前端部はフレーム4に
対しボルトにより固定され、かつ前記切換歯車1
8に着脱自在に係合される巻上方向回転用爪片、
巻下方向回転用爪片、巻上方向位置保持用係合
部、巻下方向位置保持用係合部および中立位置保
持用係合部を有する切換爪金具12は、操作レバ
ー2に回動自在に取付けられた枢軸47に嵌合固
定され、その枢軸47には把手48が固定され、
また前記切換爪金具12には係合用ばね49によ
り押圧される保持部材50が係合されている。
前記駆動軸1の下面においてこれと平行に配置
された従動軸51の中間部は、ギヤボツクス15
の開口部を塞ぐ鋼板製フレーム52に貫通され、
前記従動軸51の後端部はフレーム4により軸受
54を介して支承され、かつ前記従動軸51には
フレーム4,52間においてロードチエーン55
を巻掛けるロードシーブ56が一体に設けられる
と共に、ギヤボツクス15内において大径従動歯
車57が固定され、前記駆動軸1の前端部に設け
られたピニオン58は大径従動歯車57に噛み合
わされ、さらに従動軸51の前端部はギヤボツク
ス15により軸受59を介して支承されている。
上フツク60を取付けたフツク支持金具61は
フレーム4,52間に配置されて支軸62により
取付けられている。
次に前記実施例のレバー式小型巻上兼牽引装置
の遊転および非遊転の切換えについて説明する。
第8図ないし第10図は遊転状態すなわちブレ
ーキ弛緩状態を示すものであつて、ブレーキ弛緩
用捻りばね36の力により、駆動軸1に対して速
回し用把手35がブレーキ弛緩方向に回動され
て、係止突起42が過弛緩防止用係止部43に係
合されると共に、その把手35により連結用捻り
ばね37を介して駆動部材19がブレーキ弛緩位
置に回動され、ブレーキは弛緩状態すなわち遊転
状態に保持されている。したがつて、速回し用把
手35の回動またはロードチエーン55を引張る
ことによる遊転操作を行なうことができる。
レバー式小型巻上兼牽引装置本体を、駆動軸1
が縦向きになるようにして床または台上に置い
て、速回し用把手35の回動またはロードチエー
ン55を引張ることによる遊転操作を行なう場
合、操作レバー2はブレーキカバー5の固定支持
環6に載置されて摩擦力により静止しているの
で、操作レバー2が駆動軸1と共に回動すること
はない。
次に第8図ないし第10図に示す遊転状態から
第3図ないし第7図に示す非遊転状態に切換える
場合は、速回し用把手35を把持し、これをブレ
ーキ弛緩用捻りばね36の力に抗してブレーキ締
付方向に回動して行くと、速回し用把手35によ
り連結用捻りばね37を介して駆動部材19がブ
レーキ締付方向に回動されて行き、ブレーキが締
付けられる。
ブレーキが締付けられたのち、速回し用把手3
5の回動をさらに続けると、駆動部材19が回動
しないで速回し用把手35のみがブレーキ締付方
向に回動するので、連結用捻りばね37によるブ
レーキ締付力が増大して行き、続いて速回し用把
手35における係止突起42がブレーキ締付方向
回転制限用ストツパ45に係合したとき、速回し
用把手35を前進移動させると、その把手35に
おける係止突起42がブレーキ締付位置保持用係
止部44に係合され、非遊転状態すなわちブレー
キ作動状態に保持される。
前記実施例の場合は、駆動部材19からなる回
動部材操作レバー2を小さい遊隙D1を介して回
動自在に嵌設しているが、操作レバー2を速回し
用把手35に対し小さい遊隙D1を介して回動自
在に嵌設してもよい。
またこの考案は、遊転時にブレーキを弛めるタ
イプまたはブレーキを弛めないが駆動軸が自由回
転するタイプの何れのレバー式小型巻上兼牽引装
置にも実施することができる。
この考案によれば、駆動軸1を横向きにした状
態で操作レバー2を往復回動して、その操作レバ
ー2により爪金具12および切換歯車18ならび
に駆動部材19を介して駆動軸1を回動する場
合、操作レバー2が駆動軸1に装着された回動部
材により支持され、固定支持環6と回動支持環3
との間で操作レバー2による駆動力の反力を受け
ることはないので、それらの部分の摩耗を著しく
減少させて耐久性を向上させることができ、さら
にレバー式小型巻上兼牽引装置本体を、駆動軸1
が縦向きになるようにして床または台上に置い
て、遊転操作を行なう場合、操作レバー2が固定
支持環6に載置され摩擦による静止力が発生する
ので、操作レバー2が駆動軸1と共に回るのを防
止できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のレバー式小型巻上
兼牽引装置を示す縦断側面図である。第3図ない
し第10図はこの考案の一実施例を示すものであ
つて、第3図はこの考案のレバー支持装置を有す
るレバー式小型巻上兼牽引装置の非遊転状態を示
す縦断側面図、第4図はその一部を拡大して示す
縦断側面図、第5図はレバー支持部付近の一部を
拡大して示す縦断側面図、第6図は非遊転時にお
ける係止突起の位置および連結用捻りばねを示す
縦断正面図、第7図は非遊転時における係止突起
の位置を示す展開断面図である。第8図は遊転時
におけるレバー式小型巻上兼牽引装置の一部を示
す縦断側面図、第9図は遊転時における係止突起
の位置および連結用捻りばねを示す縦断正面図、
第10図は遊転時における係止突起の位置を示す
展開断面図である。 図において、1は駆動軸、2は操作レバー、3
は回動支持環、4はフレーム、5はブレーキカバ
ー、6は固定支持環、12は切換爪金具、15は
ギヤボツクス、17はブレーキ用雄ねじ、18は
切換歯車、19は駆動部材、20は従動部材、2
1は制動用爪車、22は摩擦板、23は制動用爪
片、26は内側レバー構成部材、28は外側レバ
ー構成部材、29は結合用ボルト、31は係止部
材、35は速回し用把手、36はブレーキ弛緩用
捻りばね、37は連結用捻りばね、42は係止突
起、43はブレーキ過弛緩防止用係止部、44は
ブレーキ締付位置保持用係止部、45はブレーキ
締付方向回転制限用ストツパ、56はロードシー
ブである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レバー式小型巻上兼牽引装置における駆動軸1
    に装着されている回動部材の外周に、操作レバー
    2が遊隙D1を介して回動自在に嵌設され、その
    操作レバー2に形成された回動支持環3は、フレ
    ーム4に固定されたブレーキカバー5に形成され
    ている固定支持環6に対し、回動自在にかつ駆動
    軸長手方向に移動しないように嵌設され、前記回
    動支持環3と固定支持環6との間には、前記遊隙
    D1よりも大きい半径方向間隙D2が設けられてい
    ることを特徴とするレバー式小型巻上兼牽引装置
    におけるレバー支持装置。
JP2702083U 1983-02-28 1983-02-28 レバ−式小型巻上兼牽引装置におけるレバ−支持装置 Granted JPS59133597U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2702083U JPS59133597U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 レバ−式小型巻上兼牽引装置におけるレバ−支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2702083U JPS59133597U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 レバ−式小型巻上兼牽引装置におけるレバ−支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59133597U JPS59133597U (ja) 1984-09-06
JPS638711Y2 true JPS638711Y2 (ja) 1988-03-15

Family

ID=30157915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2702083U Granted JPS59133597U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 レバ−式小型巻上兼牽引装置におけるレバ−支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59133597U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2824060A4 (en) * 2012-03-08 2015-09-16 Kito Kk LIFTING / TOWING DEVICE ACTUATED MANUALLY

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2824060A4 (en) * 2012-03-08 2015-09-16 Kito Kk LIFTING / TOWING DEVICE ACTUATED MANUALLY

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59133597U (ja) 1984-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS633837B2 (ja)
JPS633834B2 (ja)
JPS633838B2 (ja)
JPS6316715Y2 (ja)
JPS638711Y2 (ja)
JPS6323120B2 (ja)
JP2597273B2 (ja) 捲上牽引機における遊転制御装置
JPS633835B2 (ja)
JP3086874B2 (ja) チェーンレバーホイスト
JPS633836B2 (ja)
JP2782061B2 (ja) レバー式捲上機
JPS6313918B2 (ja)
JPH0457591B2 (ja)
JP3058846B2 (ja) 小型の巻上・牽引機
JPS6218625Y2 (ja)
JPH0344788Y2 (ja)
JP3673170B2 (ja) レバー式巻上機
JPS6312158Y2 (ja)
JPH026666B2 (ja)
JPH0736951Y2 (ja) レバー式捲上牽引装置
JPH0111676Y2 (ja)
JP2504520Y2 (ja) レバ―式捲上牽引装置
JP4121883B2 (ja) 牽引装置
JPH0213773Y2 (ja)
JPH05132293A (ja) 小型牽引巻上機