JP3086874B2 - チェーンレバーホイスト - Google Patents

チェーンレバーホイスト

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JP3086874B2
JP3086874B2 JP10342462A JP34246298A JP3086874B2 JP 3086874 B2 JP3086874 B2 JP 3086874B2 JP 10342462 A JP10342462 A JP 10342462A JP 34246298 A JP34246298 A JP 34246298A JP 3086874 B2 JP3086874 B2 JP 3086874B2
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保雄 和田
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D3/00Portable or mobile lifting or hauling appliances
    • B66D3/12Chain or like hand-operated tackles with or without power transmission gearing between operating member and lifting rope, chain or cable
    • B66D3/14Chain or like hand-operated tackles with or without power transmission gearing between operating member and lifting rope, chain or cable lever operated

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーンレバーホ
イスト、詳しくは、操作レバーの往復動作によって、ロ
ードシーブを回転させて、そのロードシーブに巻回され
るロードチェーンの巻上げ、巻下げを行なう、チェーン
レバーホイストに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のチェーンレバーホイ
ストとしては、たとえば、特公昭54−9381号に記
載され、かつ図10に示されるものが知られている。
【0003】図10において、このチェーンレバーホイ
ストには、互いに対向する第1サイドプレート1と第2
サイドプレート2との間に、ロードチェーン3が噛み合
うように巻回されるロードシーブ4が、2つの軸受5お
よび6を介して回転自在に支持されている。ロードシー
ブ4には、その軸孔に駆動軸7が回転自在に挿通されて
おり、この駆動軸7には、第2サイドプレート2の外側
において、メカニカルブレーキ8が設けられている。
【0004】メカニカルブレーキ8は、駆動軸7に相対
回転不能に結合され、筒部9およびフランジ部10が形
成される第2ハブ11と、この第2ハブ11の筒部9に
自由回転可能に支持される逆転防止ギヤ12と、逆転防
止ギヤ12の両側において第2ハブ11の筒部9に自由
回転可能に支持される2つのライニング板13および1
4と、第2サイドプレート2に突設される爪軸15に枢
着され、逆転防止ギヤ12に噛み合うように付勢される
逆転防止爪16とを備えている。
【0005】また、メカニカルブレーキ8の軸方向外方
(図10における右方)には、その外周に係合歯21が
形成される第1ハブ17が駆動軸7に螺着されている。
この第1ハブ17の軸方向外方には、操作ハンドル18
が、駆動軸7に挿通された状態で第1ハブ17にねじ1
9および20により相対回転不能に取り付けられてい
る。さらに、第1ハブ17と第2ハブ11との間には、
これら第1ハブ17および第2ハブ11を離間させるよ
うに付勢するコイルばね28が介在されている。
【0006】また、駆動軸7の操作ハンドル18が挿通
される側の軸端部には、その操作ハンドル18と所定の
間隔を隔てた状態において、止めナット30が、軸方向
移動不能に止めピンによって固定されており、これによ
って、操作ハンドル18とともに移動する第1ハブ17
の軸方向移動範囲が規制されている。一方、駆動軸7の
軸方向他端側の軸端部には、歯車減速機構24が設けら
れており、これによって、駆動軸7からの駆動が所定の
減速比でロードシーブ4に伝達されている。
【0007】また、第1サイドプレート1には、歯車減
速機構24を覆うギヤカバー25が取り付けられるとと
もに、第2サイドプレート2には、メカニカルブレーキ
8を覆い、かつ第1ハブ17が挿入される開口部分29
が形成されるブレーキカバー26が取り付けられてい
る。また、ブレーキカバー26の軸方向外方おいては、
第1ハブ17の外周に操作レバー22が遊嵌されてい
る。この操作レバー22には、係合爪23が、第1ハブ
17の係合歯21に対して、操作レバー22の正転駆動
のみを伝達する正転位置、逆転駆動のみを伝達する逆転
位置、および係合爪23と係合歯21とが噛み合わない
中立位置に、係脱自在に噛み合うように設けられてい
る。
【0008】そして、このようなチェーンレバーホイス
トで荷物を巻上げる場合には、まず、操作レバー22の
係合爪23を切換レバー27の操作によって正転位置で
第1ハブ17の係合歯21と噛み合わせ、次いで、操作
レバー22を往復動作させることにより、第1ハブ17
を螺進させてメカニカルブレーキ8を押圧させ、これに
よって、駆動軸7および歯車減速機構24を介してロー
ドシーブ4を正転させればよく、また、荷物を巻き下げ
る場合には、まず、操作レバー22の係合爪23を切換
レバー27の操作によって逆転位置で第1ハブ17の係
合歯21と噛み合わせて、次いで、操作レバー22を往
復動作させることにより、第1ハブ17を螺退させてメ
カニカルブレーキ8を解除し、これによって、荷物の重
みによりロードシーブ4を逆転させて荷物を巻下げ、ま
た、これとともに駆動軸7を逆転させて再び第1ハブ1
7を螺進させてメカニカルブレーキ8を作動させ、よっ
て、このようなメカニカルブレーキ8の作動および解除
を繰り返しながら、徐々に荷物の巻下げを行なうように
すればよい。
【0009】さらに、作業の開始時などに、ロードチェ
ーン3の長さを調節したい場合には、操作レバー22の
係合爪23を切換レバー27の操作によって中立位置と
して、係合爪23を係合歯21に噛み合わせない状態と
すれば、コイルばね28のばね力によって、メカニカル
ブレーキ8に対する第1ハブ17の押圧が解除されて、
第1ハブ17が駆動軸7と供回りし、これによって、遊
転状態とすることができる。なお、負荷側のロードチェ
ーン3に荷物が吊り下がっている状態では、その荷物の
重量による大きな推力が駆動軸7に加わっているため、
たとえ、係合爪23を中立位置としても、第1ハブ17
がコイルばね28のばね力に抗してメカニカルブレーキ
8を押圧するため、遊転状態となることはない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
チェーンレバーホイストにおいて遊転操作を行なう場合
には、第1ハブ17および操作ハンドル18が、操作レ
バー22と接触しているため、その接触抵抗によって、
第1ハブ17の円滑な回転が阻止されて、駆動軸7に対
して第1ハブ17が相対回転してしまい、その結果、第
1ハブ17がメカニカルブレーキ8を押圧してしまい、
メカニカルブレーキ8を作動させてしまうという不具合
を生じる場合がある。
【0011】一方、予め第1ハブ17および操作ハンド
ル18と操作レバー22との接触抵抗を見込んで、その
接触抵抗に抗して第1ハブ17の円滑な回転が行なえる
程度のばね力をもつコイルばね28を採用しておくこと
も考えられるが、その接触抵抗に丁度見合った分だけの
ばね力をもつコイルばね28を予め選択して採用するこ
とは難しく、また、接触抵抗は接触部分の磨耗の程度に
よって変化するので、その磨耗の程度によって、第1ハ
ブ17の回転具合が異なり、さらには、チェーンレバー
ホイストが使用されている状態、すなわち、チェーンレ
バーホイストを吊り下げた状態で、かつ操作レバーが垂
直方向に向いている状態、あるいは、チェーンレバーホ
イストを吊り下げた状態で、かつ操作レバーが垂直方向
に対して幾分か傾いている状態、あるいは、チェーンレ
バーホイストを吊り下げずに横置きにして使用している
状態などにおいては、それぞれの状態での第1ハブ1
7、操作ハンドル18および操作レバー22の重みの加
わり方の違いによって、その使用状態ごとの接触抵抗が
異なり、そのため、その都度、第1ハブ17の駆動軸7
に対する相対回転が起こる条件、つまり、遊転状態にお
いてメカニカルブレーキ8が作動する条件が異なってし
まい、安定した遊転操作を確保することができないとい
う不具合を生じる。
【0012】本発明の目的は、上記した不具合を解決す
るためになされたものであり、簡単な設計によって長期
にわたり安定した遊転操作を確保することができる、チ
ェーンレバーホイストを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、ロードチェーンが噛み合
うロードシーブと、外周に係合歯が形成される第1ハブ
と、前記係合歯に係脱自在に噛み合う係合爪を持ち、前
記第1ハブの外周に遊嵌される操作レバーと、前記第1
ハブと前記ロードシーブとの間に介在される第2ハブお
よび、前記第2ハブに支持される逆転防止ギヤおよび、
前記逆転防止ギヤの両側において前記第2ハブに支持さ
れる2つの制動板および、前記逆転防止ギヤの外側に設
けられ、前記逆転防止ギヤに噛み合う逆転防止爪を備え
るメカニカルブレーキと、前記第1ハブが螺着され、前
記第2ハブが相対回転不能に結合されるとともに、前記
ロードシーブが挿通され、前記操作レバーからの駆動を
歯車伝達機構を介して前記ロードシーブに伝達するため
の駆動軸と、前記第1ハブと前記第2ハブとの間に介在
され、前記第1ハブと前記第2ハブとを離間させるよう
に付勢する付勢手段と、前記駆動軸に挿通され、前記第
1ハブに取り付けられる操作部材と、前記メカニカルブ
レーキを覆い、かつ前記第1ハブを挿入するための開口
部分が形成されるブレーキカバーとを備える、チェーン
レバーホイストにおいて、前記操作レバーは、前記ブレ
ーキカバーの開口部分において、前記第1ハブと所定の
間隔が隔てられた状態で回動可能に支持されるととも
に、前記操作部材は、前記第1ハブに相対回転不能に取
り付けられる一方、前記操作レバーには、前記操作部材
が挿入される挿入筒部が、前記操作部材と所定の間隔を
隔てて形成されており、前記付勢手段の付勢力が、ロー
ドチェーンの負荷側に負荷がない場合において、前記係
合爪が前記係合歯に噛み合わない状態とした時に、前記
メカニカルブレーキに対する前記第1ハブの押圧を解除
して、前記第1ハブが前記駆動軸と供回り可能な状態と
して遊転状態を保持し、かつ、前記駆動軸に前記第1ハ
ブとの接触抵抗を越える回転駆動が与えられた時に、前
記メカニカルブレーキを作動させるような付勢力として
設定されていることを特徴としている。
【0014】このような構成によると、操作レバーは、
ブレーキカバーの開口部分において、第1ハブと所定の
間隔が隔てられた状態で回動可能に支持されているた
め、遊転操作時において、第1ハブは、操作レバーと接
触することなく、駆動軸と供回りされるので、第1ハブ
の円滑かつ確実な回転を確保することができる。そのた
め、第1ハブの駆動軸に対する相対回転が起こる条件、
つまり、遊転状態においてメカニカルブレーキが作動す
る条件を、付勢手段の付勢力のみによって決定すること
ができるので、遊転状態において、駆動軸に第1ハブと
の接触抵抗を越える回転駆動が与えられた時に、メカニ
カルブレーキを作動させ得るような付勢力を有する付勢
手段を採用しさえすれば、確実な遊転操作を達成するこ
とができる。よって、簡単な設計によって長期にわたり
安定した遊転操作を確保することができる。
【0015】
【0016】また、このような構成によると、操作部材
を第1ハブに相対回転不能に取り付けているため、遊転
操作時において、操作部材を逆転方向に回せば、メカニ
カルブレーキに対する第1ハブの押圧を解くことがで
き、これによって、簡単に遊転操作を行なうことができ
る。しかも、この操作部材は、操作レバーの挿入筒部と
所定の間隔を隔てた状態で、第1ハブに取り付けられる
ので、遊転操作時において、操作部材は、操作レバーと
接触することなく、円滑かつ確実な回転が確保される。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記ブレーキカバーは、前記操
作レバーと連結するためのブレーキカバー側連結部分を
備える一方、前記操作レバーは、前記ブレーキカバーと
連結するためのレバー側連結部分を備え、前記ブレーキ
カバー側連結部分とレバー側連結部分とが、連結手段に
よって連結されており、前記連結手段が、前記第1ハブ
と所定の間隔を隔てて設けられていることを特徴として
いる。
【0018】このような構成によると、操作レバーとブ
レーキカバーとが、第1ハブと所定の間隔を隔てて設け
られる連結手段によって連結される。
【0019】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記連結手段は、前記
ブレーキカバー側連結部分と前記レバー側連結部分とを
挟み込む挟持部材と、前記ブレーキカバー側連結部分お
よび前記レバー側連結部分とともに挟持される挟み込み
部材とを備えていることを特徴している。
【0020】このような構成によると、挟持部材に挟み
込み部材を挿入するとともに、レバー側連結部分とブレ
ーキカバー側連結部分とを挟み込み部材に挿入すること
により、操作レバーをブレーキカバーに回動可能に支持
させることができる。
【0021】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の発明において、前記駆動軸
には、前記第1ハブと前記第2ハブとが螺着され、実質
的に同一径で形成される螺合部と、前記螺合部の途中に
形成される嵌合溝とが設けられており、前記螺合部に
は、前記第1ハブと前記第2ハブとが螺着されるととも
に、前記嵌合溝には規制手段が嵌め込まれ、これによっ
て前記第2ハブの軸方向移動が規制されていることを特
徴としている。
【0022】このような構成によると、実質的に同一径
とされた螺合部に、第1ハブおよび第2ハブが螺着さ
れ、かつ、螺合部に螺着された第2ハブは、規制部材に
よって軸方向移動が規制される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
すチェーンレバーホイストの縦断面図である。このチェ
ーンレバーホイストは、互いに対向する第1サイドプレ
ート31と第2サイドプレート32との間に、ロードチ
ェーン33が噛み合うように巻回されるロードシーブ3
4が、2つの軸受35および36を介して回転自在に支
持されている。なお、第1サイドプレート31と第2サ
イドプレート32とは、1対の上側ステーボルト78お
よび1対の下側ステーボルト79(図1では、一方のみ
が現れている。)により、後述するギヤカバー75およ
びブレーキカバー77とともに固定されている。
【0024】このロードシーブ34には、その軸孔に駆
動軸37が回転自在に挿通されている。この駆動軸37
は、図3にも示すように、一方の軸端部に形成される第
1ギヤ48と、ロードシーブ34が挿通されるロードシ
ーブ挿通部49と、実質的に同一径で形成される螺合部
50と、螺合部50の途中に形成される嵌合溝51と、
螺合部50よりも小径に形成され、後述する操作ハンド
ル59が挿通される操作ハンドル挿通部52と、他方の
軸端部に形成され、後述する止めナットを螺着させる止
めナット螺着部53とを備えている。
【0025】ロードシーブ34の軸方向外方(図1にお
ける左方)であって、第1サイドプレート31の外側に
は、メカニカルブレーキ38が設けられている。このメ
カニカルブレーキ38は、駆動軸37に相対回転不能に
結合される第2ハブ39を備えている。第2ハブ39
は、駆動軸37の螺合部50に螺着されるとともに、嵌
合溝51に規制手段としてのストッパ部材54が嵌め込
まれることによって、その軸方向移動が規制されてお
り、フランジ部43と、そのフランジ部43から軸方向
外方に突出する筒部44とが一体として形成されてい
る。また、第2ハブ39の筒部44には、制動板として
の第1ライニング板40、逆転防止ギヤ41および制動
板としての第2ライニング板42が、軸方向外方からそ
の順番で自由回転可能に支持されている。
【0026】また、第1サイドプレート31上には相対
向する位置に2つの爪軸45が設けられており、この2
つの爪軸45には、逆転防止ギヤ41に噛み合う逆転防
止爪46がそれぞれ揺動可能に枢着されている。さら
に、2つの爪軸45における逆転防止爪46と第1サイ
ドプレート31との間には、逆転防止爪46を逆転防止
ギヤ41に向けて付勢する爪ばね47がそれぞれ設けら
れている。そして、これら第2ハブ39、逆転防止ギヤ
41、第1ライニング板40、第2ライニング板42お
よび逆転防止爪46によりメカニカルブレーキ38が構
成されている。
【0027】また、メカニカルブレーキ38の軸方向外
方においては、第1ハブ55が、駆動軸37の螺合部5
0に螺着されている。第1ハブ55は、筒状をなし、そ
の外周に係合歯56が形成され、軸方向内方(図1にお
ける右方)側の端部には、その内周部分を凹状にして形
成されるばね受け部58が設けられるとともに、その外
周側がメカニカルブレーキ38の第1ライニング板40
を押圧するための押圧部57とされている。
【0028】また、第1ハブ55のばね受け部58と第
2ハブ39との間には、付勢手段としてのコイルばね9
2が介在されている。このコイルばね92は、図4に示
すように、圧縮ばねからなり、遊転操作時においてメカ
ニカルブレーキ38の解除状態を保持するために、第1
ハブ55と第2ハブ39とを離間させるように付勢して
いる。そのため、このコイルばね92のばね力は、遊転
状態において、駆動軸37に、第1ハブ55との接触抵
抗を越える回転駆動が与えられた時には、メカニカルブ
レーキ38を作動させる、つまり、第1ハブ55を螺進
させる程度のばね力を有するものが採用されている。
【0029】さらに、第1ハブ55の軸方向外方におい
ては、操作部材としての操作ハンドル59が、駆動軸3
7の操作ハンドル挿通部52に挿通されている。この操
作ハンドル59は、基部60と、その基部60の外周か
ら連続して突出される筒状の把持部61からなり、基部
60が、2つのねじ62および63によって、第1ハブ
55に相対回転不能に取り付けられている。
【0030】また、操作ハンドル59の軸方向外方側に
おける駆動軸37の軸端部には、その駆動軸37に挿入
されている操作ハンドル59と所定の間隔を隔てた状態
において、止めナット64が螺着されている。この止め
ナット64は、駆動軸37の軸端部においてその軸方向
移動不能に止めピン65によって固定されており、これ
によって、操作ハンドル59とともに移動する第1ハブ
55の軸方向移動範囲が規制されている。
【0031】一方、駆動軸37の軸方向他端側の軸端部
は、軸受66により支持されており、この軸受66とロ
ードシーブ34との間であって、第2サイドプレート3
2の外側には、複数の減速ギヤをもつ歯車伝達機構とし
ての歯車減速機構67が設けられている。この歯車減速
機構67は、駆動軸37の軸端部に形成される第1ギヤ
48と、この第1ギヤ48に噛み合い、1対の中間軸6
8および69にそれぞれ形成される第2ギヤ70および
71と、同じくこの1対の中間軸68および69にそれ
ぞれ形成される第3ギヤ72および73と、ロードシー
ブ34の延長部に結合され、各第3ギヤ72および73
に噛み合う第4ギヤ74とによって構成されている。駆
動軸37からの駆動は、第1ギヤ48からそれと噛み合
う各第2ギヤ70および71に伝達され、各第2ギヤ7
0および71を支持している各中間軸68および69か
ら同じく各中間軸68および69に支持されている各第
3ギヤ72および73を介して第4ギヤ74に伝達さ
れ、これによって、所定の減速比で駆動軸37からの駆
動がロードシーブ34に伝達される。
【0032】また、第2サイドプレート32には、歯車
減速機構67を覆うギヤカバー75が取り付けられてお
り、1対の中間軸68および69は、第2サイドプレー
ト32とギヤカバー75の側端部との間において軸受を
介して回転可能に支持されている。
【0033】一方、第1サイドプレート31には、図7
にも示すように、メカニカルブレーキ38を覆い、かつ
第1ハブ55を挿入するための開口部分76が形成され
るブレーキカバー77が取り付けられており、第1ハブ
55は、このブレーキカバー77の開口部分76から軸
方向内方側に挿入されるような状態で、駆動軸37の螺
合部50に螺着されている。
【0034】そして、本実施形態では、操作レバー81
が、第1ハブ55の外周に遊嵌されており、この操作レ
バー81がブレーキカバー77の開口部分76におい
て、第1ハブ55と所定の間隔が隔てられた状態で回動
可能に支持されている。
【0035】この操作レバー81は、相対向する第1カ
バー82と第2カバー83とが複数のボルト(図1で
は、2つのボルト84および85が現れている。)によ
って組み付けられており、この第1カバー82と第2カ
バー83との間に、第1ハブ55の係合歯56に係脱自
在に噛み合う係合爪80が、頭部に切換レバー86を持
つ枢軸102によって揺動可能に取り付けられている。
また、第1カバー82と第2カバー83との間には、係
合爪80を係合歯56に向けて押圧する押圧部材87
と、この押圧部材87を受け入れる受け部材88と、押
圧部材87と受け部材88との間に介在され、押圧部材
87を係合爪80に向けて付勢するばね89とが設けら
れている。
【0036】係合爪80は、図2に示すように、第1ハ
ブ55を正転(巻上方向への回転)させるときにのみ係
合歯56に噛合して、操作レバー81の駆動を第1ハブ
55に伝達する正方向噛合突起90と、第1ハブ55を
逆転(巻下方向への回転)させるときのみ係合歯56に
噛合して、操作レバー81の駆動を第1ハブ55に伝達
する逆方向噛合突起91とを備えている。そして、切換
レバー86を操作することで、この係合爪80を、第1
ハブ55の係合歯56に対して、正方向噛合突起90に
おいて噛み合い、操作レバー81の正転駆動のみを伝達
する正転位置、逆方向噛合突起91において噛み合い、
逆転駆動のみを伝達する逆転位置、および係合爪80と
係合歯56とが噛み合わない中立位置に切り換え可能と
している。
【0037】また、第2カバー83には、図6にも示す
ように、第1ハブ55を遊嵌するための孔が形成されて
おり、この孔の周縁部が、ブレーキカバー77と連結す
るためのレバー側連結部分93とされている。一方、ブ
レーキカバー77においては、その開口部分76の周縁
部が操作レバー81と連結するためのブレーキカバー側
連結部分94とされている。そして、これらレバー側連
結部分93とブレーキカバー側連結部分94とが、第1
ハブ55と所定の間隔を隔てて設けられている連結手段
95によって連結されている。
【0038】さらに詳しく述べると、連結手段95は、
図8にも示すように、両側端部にフランジ部96および
97が形成され、かつフランジ部96に隣り合って凹部
98が形成される筒状の挟持部材99と、図9にも示す
ように、レバー側連結部分93およびブレーキカバー側
連結部分94とともに挟持されるリング状の挟み込み部
材100とを備えており、挟持部材99の凹部98に挟
み込み部材100を挿入するとともに、レバー側連結部
分93とブレーキカバー側連結部分94とを重ね合わせ
た状態で、両フランジ部96および97の間に挿入する
ことにより、操作レバー81およびブレーキカバー77
の軸方向移動を規制し、かつその結合部分の強度の向上
を図りながら、操作レバー81をブレーキカバー77に
回動可能に支持させている。そのため、操作レバー81
を往復動作させることによる操作レバー81の傾動を防
止することができるので、操作レバー81が第1ハブ5
5や操作ハンドル59に接触しない状態を良好に維持す
ることができ、よって、安定した遊転操作を長期にわた
り確保することができる。また、連結手段95として挟
持部材99の他に挟み込み部材100を使用すること
で、たとえば、操作レバー81をブレーキカバー77に
取り付ける時に、ブレーキカバー側連結部分94および
レバー側連結部分93を挟持部材99に挟持させた後で
その挟持部材99をかしめるようなことをしなくても、
予め用意された挟持部材99を使用して簡単かつ確実に
取り付けることができる。
【0039】また、第1カバー82には、図5にも示す
ように、操作ハンドル59が挿入され、軸方向外方に突
出する筒状の挿入筒部101が、操作ハンドル59の基
部60の外周面と所定の間隔を隔てて形成されている。
【0040】次に、以上のように構成される本実施形態
のチェーンレバーホイストの使用方法について説明す
る。
【0041】まず、ロードチェーン33の負荷側(荷が
かかる側)の先端に設けられる下フック(図示せず。)
に吊り下げられた荷物を巻上げる場合および巻下げる場
合について説明する。荷物を巻上げる場合には、まず、
切換レバー86の操作によって係合爪80を正転位置に
位置させた後、操作レバー81を往復動作させる。そう
すると、操作レバー81からの駆動によって第1ハブ5
5が駆動軸37上を螺進して、メカニカルブレーキ38
の第1ライニング40を押圧し、これによって、駆動軸
37に相対回転不能に結合されるの第2ハブ39を介し
て、駆動軸37が正転方向に駆動される。そして、駆動
軸37が駆動されると、この駆動が歯車減速機構67を
介してロードシーブ34に伝達され、これによって、ロ
ードシーブ34が荷物を巻き上げる方向に回転する。そ
の結果、このロードシーブ34に巻装されるロードチェ
ーン33の先端に設けられる下フックに吊り下げられた
荷物が巻上げられる。なお、巻上げられた状態は、メカ
ニカルブレーキ38の作動、すなわち、逆転防止ギヤ4
1に対する逆転防止爪46の噛み合いによって保持され
る。
【0042】また、荷物を巻下げる場合には、まず、切
換レバー86の操作によって係合爪80を逆転位置に位
置させて、次いで、操作レバー81を往復動作させる
と、操作レバー81からの駆動によって第1ハブ55が
駆動軸37上を螺退して、メカニカルブレーキ38に対
する第1ハブ55の押圧が解かれ、これによって、メカ
ニカルブレーキ38の作動が解除される。そうすると、
駆動軸37は自由回転可能となって、荷物の重みにより
逆回転方向に回転され、荷物が巻下げられる。しかし、
この駆動軸37の逆転方向の回転によって、この駆動軸
37に螺着されている第1ハブ55が、再び駆動軸37
上を螺進して、第1ライニング板40を押圧するので、
メカニカルブレーキ38が再び作動し、駆動軸37の逆
回転方向の回転が阻止される。このように、荷物を巻下
ろす場合には、メカニカルブレーキ38の解除および作
動が繰り返されながら、ロードシーブ34が少しずつ巻
下げ方向に回転し、これによって、荷物が巻下げられ
る。
【0043】さらに、作業の開始時などに、ロードチェ
ーン33の長さを調節したい場合には、切換レバー86
の操作によって係合爪80を中立位置に位置させて、場
合により、ロードチェーン33の無負荷側を引っ張る
か、または、操作ハンドル59を逆転方向に回せば、そ
のまま遊転状態となる。すなわち、ロードチェーン33
に負荷がかからず、かつ係合爪80と係合歯56とが噛
み合わない状態では、コイルばね92のばね力によっ
て、メカニカルブレーキ38の第1ライニング板40に
対する第1ハブ55の押圧が解除されて、第1ハブ55
と駆動軸37とが供回り可能な状態となるため、これに
よって、遊転状態が保持される。なお、負荷側のロード
チェーン33に負荷がかかっている状態、つまり、下フ
ックに荷物が吊り下がっている状態では、その荷物の重
量による大きな推力が駆動軸37に加わっているため、
たとえ、係合爪80を中立位置としても、第1ハブ55
がコイルばね92のばね力に抗してメカニカルブレーキ
38の第1ライニング板40を押圧するため、遊転状態
となることはない。さらに、遊転状態において、負荷側
のロードチェーン33を急激に引っ張り、駆動軸37に
第1ハブ55との接触抵抗を越える回転駆動が与えられ
た時には、コイルばね92のばね力に抗してメカニカル
ブレーキ38が作動するので、そのような場合にも遊転
状態が解除されて安全性が確保される。
【0044】そして、本実施形態のチェーンレバーホイ
ストでは、操作レバー81が第1ハブ55と所定の間隔
が隔てられた状態で支持されているため、この遊転操作
時において、第1ハブ55は、操作レバー81と接触す
ることなく、駆動軸37と供回りされるので、第1ハブ
55の円滑かつ確実な回転を確保することができる。そ
のため、第1ハブ55の駆動軸37に対する相対回転が
起こる条件、つまり、遊転状態においてメカニカルブレ
ーキ38が作動する条件を、コイルばね92のばね力の
みによって決定することができるので、遊転状態におい
て、駆動軸37に第1ハブ55との接触抵抗を越える回
転駆動が与えられた時に、メカニカルブレーキ38を作
動させ得るようなばね力を有するコイルばね92を採用
しさえすれば、確実な遊転操作を達成することができ
る。よって、簡単な設計によって長期にわたり安定した
遊転操作を確保することができる。
【0045】また、本実施形態においては、操作ハンド
ル59を第1ハブ55に相対回転不能に取り付けている
ため、遊転操作時において、操作ハンドル59を逆転方
向に回せば、メカニカルブレーキ38に対する第1ハブ
55の押圧を解くことができ、これによって、簡単に遊
転操作を行なうことができる。しかも、この操作ハンド
ル59は、操作レバー81の挿入筒部101と所定の間
隔を隔てた状態で、第1ハブ55に取り付けられるの
で、遊転操作時において、操作ハンドル59は、操作レ
バー81と接触することなく、円滑かつ確実な回転が確
保される。
【0046】さらに、本実施形態では、実質的に同一径
とされた螺合部50に、第1ハブ55と第2ハブ39と
が螺着され、かつ螺合部50に螺着される第2ハブ39
は、嵌合溝51に嵌め込まれるストッパ部材54によっ
て軸方向移動が規制されているので、確実な遊転操作を
確保しながらも、駆動軸37の剛性を高めることができ
る。すなわち、たとえば、駆動軸37における第2ハブ
39の取り付け部分をスプラインによって形成し、第1
ハブ55の取り付け部分をねじによって形成する場合に
は、組み付け時においては、まず、第2ハブ39を取り
付けてから第1ハブ55を取り付ける必要があることか
ら、スプライン部よりもねじ部を小径とせざるを得ず、
また、スプライン部とねじ部との間の軸を、加工上の必
要性からそれらよりも小径とせざるを得ないため、必然
的に剛性が低下し耐久性が落ちるが、このように、第1
ハブ55および第2ハブ39を実質的に同一径の螺合部
50に螺着させるとともに、嵌合溝51にストッパ部材
54を嵌め込むことによって、駆動軸37に対し第1ハ
ブ55を螺進および螺退可能とするとともに、第2ハブ
39を相対回転不能とすることによって、簡易な構成に
より、駆動軸37の剛性を高めることができるととも
に、チェーンレバーホイストの耐久性を高めることがで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、遊転操作時において、第1ハブは、操作レ
バーと接触することなく、駆動軸と供回りされるので、
第1ハブの円滑かつ確実な回転を確保することができ
る。そのため、第1ハブの駆動軸に対する相対回転が起
こる条件、つまり、遊転状態においてメカニカルブレー
キが作動する条件を、付勢手段の付勢力のみによって決
定することができる。したがって、遊転状態において、
駆動軸に第1ハブとの接触抵抗を越える回転駆動が与え
られた時に、メカニカルブレーキを作動させ得るような
付勢力を有する付勢手段を採用しさえすれば、確実な遊
転操作を達成することができる。よって、簡単な設計に
よって長期にわたり安定した遊転操作を確保することが
できる。
【0048】さらに、遊転操作時において、操作部材を
逆転方向に回せば、メカニカルブレーキに対する第1ハ
ブの押圧を解くことができ、これによって、簡単に遊転
操作を行なうことができ、しかも、この操作部材は、操
作レバーの挿入筒部と所定の間隔を隔てた状態で、第1
ハブに取り付けられるので、遊転操作時において、操作
部材は、操作レバーと接触することなく、円滑かつ確実
な回転が確保される。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、操作レバ
ーとブレーキカバーとが、第1ハブと所定の間隔を隔て
て設けられる連結手段によって連結されるので、操作レ
バーおよびブレーキカバーの軸方向移動が規制されつ
つ、その結合部分の強度の向上を図ることができる。そ
のため、たとえば、操作レバーを往復動作させるとき
に、その操作レバーが傾動して第1ハブや操作部材に接
触することを防止することができ、より安定した遊転操
作を確保することができる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、挟み込み
部材を使用することで、たとえば、操作レバーをブレー
キカバーに取り付ける時に、ブレーキカバー側連結部分
およびレバー側連結部分を挟持部材に挟持させた後でそ
の挟持部材をかしめるようなことをしなくても、予め用
意された挟持部材を使用して簡単かつ確実に取り付ける
ことができる。
【0051】請求項4に記載の発明によれば、第1ハブ
および第2ハブが螺着される螺合部が実質的に同一径で
形成されるため、駆動軸の剛性を高めることができ、チ
ェーンレバーホイストの耐久性を高めることができる。
すなわち、たとえば、駆動軸における第2ハブの取り付
け部分をスプラインによって形成し、第1ハブの取り付
け部分をねじによって形成する場合には、組み付け時に
おいては、まず、第2ハブを取り付けてから第1ハブを
取り付ける必要があることから、スプライン部よりもね
じ部を小径とせざるを得ず、また、スプライン部とねじ
部との間の軸を、加工上の必要性からそれらよりも小径
とせざるを得ないため、必然的に剛性が低下し耐久性が
落ちるが、このように、第1ハブおよび第2ハブを実質
的に同一径の螺合部に螺着させるとともに、嵌合溝に規
制手段を嵌め込むことによって、駆動軸に対し第1ハブ
を螺進および螺退可能とするとともに、第2ハブを相対
回転不能とすることによって、簡易な構成により、駆動
軸の剛性を高めることができるとともに、チェーンレバ
ーホイストの耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのチェーンレバーホ
イストを示す縦断面図である。
【図2】図1に示すチェーンレバーホイストの要部正面
図である。
【図3】図1に示すチェーンレバーホイストの駆動軸を
示す側面図である。
【図4】図1に示すチェーンレバーホイストのコイルば
ねを示す側面図である。
【図5】図1に示すチェーンレバーホイストの操作レバ
ーの第1カバーを示す側断面図である。
【図6】図1に示すチェーンレバーホイストの操作レバ
ーの第2カバーを示す側断面図である。
【図7】図1に示すチェーンレバーホイストのブレーキ
カバーを示す側断面図である。
【図8】図1に示すチェーンレバーホイストの挟持部材
を示す側断面図である。
【図9】図1に示すチェーンレバーホイストの挟み込み
部材を示す側断面図である。
【図10】従来のチェーンレバーホイストを示す側断面
図である。
【符号の説明】
33 ロードチェーン 34 ロードシーブ 37 駆動軸 38 メカニカルブレーキ 39 第2ハブ 40 第1ライニング板 41 逆転防止ギヤ 42 第2ライニング板 46 逆転防止爪 50 螺合部 51 嵌合溝 54 ストッパ部材 55 第1ハブ 56 係合歯 59 操作ハンドル 67 歯車減速機構 76 開口部分 77 ブレーキカバー 80 係合爪 81 操作レバー 92 コイルばね 93 レバー側連結部分 94 ブレーキカバー側連結部分 95 連結手段 99 挟持部材 100 挟み込み部材 101 挿入筒部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−151084(JP,A) 特開 昭59−163298(JP,A) 特開 平4−159999(JP,A) 特開 平9−272694(JP,A) 実開 平3−85389(JP,U) 実開 昭56−20986(JP,U) 実開 平3−107490(JP,U) 実開 平3−82390(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66D 3/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロードチェーンが噛み合うロードシーブ
    と、 外周に係合歯が形成される第1ハブと、 前記係合歯に係脱自在に噛み合う係合爪を持ち、前記第
    1ハブの外周に遊嵌される操作レバーと、 前記第1ハブと前記ロードシーブとの間に介在される第
    2ハブおよび、前記第2ハブに支持される逆転防止ギヤ
    および、前記逆転防止ギヤの両側において前記第2ハブ
    に支持される2つの制動板および、前記逆転防止ギヤの
    外側に設けられ、前記逆転防止ギヤに噛み合う逆転防止
    爪を備えるメカニカルブレーキと、 前記第1ハブが螺着され、前記第2ハブが相対回転不能
    に結合されるとともに、前記ロードシーブが挿通され、
    前記操作レバーからの駆動を歯車伝達機構を介して前記
    ロードシーブに伝達するための駆動軸と、 前記第1ハブと前記第2ハブとの間に介在され、前記第
    1ハブと前記第2ハブとを離間させるように付勢する付
    勢手段と、 前記駆動軸に挿通され、前記第1ハブに取り付けられる
    操作部材と、 前記メカニカルブレーキを覆い、かつ前記第1ハブを挿
    入するための開口部分が形成されるブレーキカバーとを
    備える、チェーンレバーホイストにおいて、 前記操作レバーは、前記ブレーキカバーの開口部分にお
    いて、前記第1ハブと所定の間隔が隔てられた状態で回
    動可能に支持されるとともに、 前記操作部材は、前記第1ハブに相対回転不能に取り付
    けられる一方、前記操作レバーには、前記操作部材が挿
    入される挿入筒部が、前記操作部材と所定の間隔を隔て
    て形成されており、 前記付勢手段の付勢力が、ロードチェーンの負荷側に負
    荷がない場合において、前記係合爪が前記係合歯に噛み
    合わない状態とした時に、前記メカニカルブレーキに対
    する前記第1ハブの押圧を解除して、前記第1ハブが前
    記駆動軸と供回り可能な状態として遊転状態を保持し、
    かつ、前記駆動軸に前記第1ハブとの接触抵抗を越える
    回転駆動が与えられた時に、前記メカニカルブレーキを
    作動させるような付勢力として設定されていることを特
    徴とする、チェーンレバーホイスト。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキカバーは、前記操作レバー
    と連結するためのブレーキカバー側連結部分を備える一
    方、前記操作レバーは、前記ブレーキカバーと連結する
    ためのレバー側連結部分を備え、前記ブレーキカバー側
    連結部分とレバー側連結部分とが、連結手段によって連
    結されており、 前記連結手段が、前記第1ハブと所定の間隔を隔てて設
    けられていることを特徴とする、請求項1に記載のチェ
    ーンレバーホイスト。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、前記ブレーキカバー側
    連結部分と前記レバー側連結部分とを挟み込む挟持部材
    と、前記ブレーキカバー側連結部分および前記レバー側
    連結部分とともに挟持される挟み込み部材とを備えてい
    ることを特徴とする、請求項1または2に記載のチェー
    ンレバーホイスト。
  4. 【請求項4】 前記駆動軸には、前記第1ハブと前記第
    2ハブとが螺着され、実質的に同一径で形成される螺合
    部と、前記螺合部の途中に形成される嵌合溝とが設けら
    れており、前記螺合部には、前記第1ハブと前記第2ハ
    ブとが螺着されるとともに、前記嵌合溝には規制手段が
    嵌め込まれ、これによって前記第2ハブの軸方向移動が
    規制されていることを特徴とする、請求項1ないし3の
    いずれかに記載のチェーンレバーホイスト。
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