JP2782061B2 - レバー式捲上機 - Google Patents

レバー式捲上機

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JP2782061B2
JP2782061B2 JP8232603A JP23260396A JP2782061B2 JP 2782061 B2 JP2782061 B2 JP 2782061B2 JP 8232603 A JP8232603 A JP 8232603A JP 23260396 A JP23260396 A JP 23260396A JP 2782061 B2 JP2782061 B2 JP 2782061B2
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安広 鮫島
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレバー式捲上機に
関し、特に遊転開始時における操作輪の操作が不要で、
瞬時に遊転動作を行うことができるレバー式捲上機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】遊転開始時における操作輪の操作が不要
なレバー式捲上機として、出願人は、先に特開平7−2
47096号公報に記載のものを提案している。このレ
バー式捲上機は、逆転防止輪及びその両面に配置された
一対の摩擦部材を介して、駆動軸に固定された受圧部材
を押圧駆動部材で回転させる構成の捲上機において、前
記押圧駆動部材と、この押圧駆動部材の軸方向先端側に
配置されて駆動軸と一体回転する回転制限部材との間に
コイルバネを介在させて、受圧部材に対する押圧駆動部
材の押圧を解く方向に回転力を付勢させるよう構成して
なるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報のレバー式捲上機は、コイルバネの両端部を押圧駆動
部材の突条や回転制限部材の回転制限突起に係合させつ
つ組み立てる必要があったので、組立が難しかった。つ
まり、駆動軸に押圧駆動部材を螺合させ、コイルバネを
介在させた後、回転制限部材を駆動軸のスプライン部に
固定する際に、コイルバネの両端部を周方向に強制的に
短縮させて、各端部を押圧駆動部材の突条と回転制限部
材の回転制限突起に係合させる必要があり、作業が困難
であった。また、従来のレバー式捲上機は、駆動軸に進
退可能に螺合されている押圧駆動部材と、この押圧駆動
部材の軸方向先端側において駆動軸にスプライン結合さ
れている回転制限部材との間にコイルバネを配置してな
る構成であったので、コイルバネと押圧駆動部材や回転
制限部材との間には若干の軸方向隙間を必要とし、この
軸方向隙間のために、回転制限部材が巻上方向に回転し
た際、コイルバネと突条や突起との係合が外れるおそれ
があった。この発明はこれらの課題を解決し、押圧駆動
部材に対する巻下方向の付勢力が確実に得られ、無負荷
状態での遊転を容易にし、しかも組み立て作業に困難を
伴わず量産化に適するレバー式捲上機を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、この発明に係るレバー式捲上機は、基端部が歯車伝
動系列を介してロードシーブに連結される駆動軸と、こ
の駆動軸に固定される受圧部材と、前記受圧部材の軸方
向先端側に、前記駆動軸上を進退可能に螺合されて設け
られ、必要に応じて操作ハンドルによって回動される押
圧駆動部材と、前記受圧部材と前記押圧駆動部材との間
に介在され、巻上方向にのみ回転可能に設けられた逆転
防止輪と、前記逆転防止輪の両面に配置され、前記押圧
駆動部材によって押圧可能に設けられた一対の摩擦部材
とを備えるレバー式捲上機において、受圧部材と押圧駆
動部材との間に介在されたコイルバネと、コイルバネの
基端と先端とにそれぞれ設けられた基端係止部および先
端係止部と、受圧部材の先端面に設けられ、基端係止部
を係止して受圧部材に対するコイルバネの巻上方向の回
転を阻止する第1回転阻止手段と、押圧駆動部材の基端
面に設けられ、先端係止部を係止して押圧部材に対する
コイルバネの巻下方向の回転を阻止する第2回転阻止手
段とを備えることを特徴とするレバー式捲上機である。
また本発明は、上記構成に加えて、前記受圧部材に、前
記逆転防止輪及び前記摩擦部材が外嵌されるボス部が軸
方向先端側に突出形成され、このボス部に、前記コイル
バネの基端部が配置されるボス穴が、軸方向先端側に開
口して形成され、このボス穴には、径方向外向きに延び
る係止溝が、ボス部の軸方向先端側に開口して形成さ
れ、前記押圧駆動部材に、前記コイルバネの先端部が配
置されるバネ配置穴が、軸方向基端側に開口して形成さ
れ、このバネ配置穴の周囲に、捲下げ方向に行くに従っ
て軸方向先端側に傾斜する傾斜面が形成され、この傾斜
面の巻下側位置に第2回転阻止手段が設けられてなるこ
とを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明のレバー式捲上機
について、さらに詳細に説明する。図1は、この発明の
レバー式捲上機の一実施例を示す縦断面図であり、図2
は、このレバー式捲上機の要部を示す分解斜視図であ
る。図1において、一定の間隔で平行に保持された一対
の側板1,2の間には、ロードシーブ3が設けられてお
り、このロードシーブ3は、軸受4,4により回転可能
に保持されている。ロードシーブ3の中心部には軸孔3
aが貫通されており、この軸孔3aには駆動軸5が回転
可能に挿通されている。駆動軸5の両端は、上記ロード
シーブ3の左右両端から突出している。駆動軸5の右側
の突出部には、ロードシーブ3を駆動する手段が設けら
れている。この突出部には、側板2に近い方を基端側と
し右方を先端方向として順番に、第1ねじ部5a、軸部
5b、スプライン部5c及び第2ねじ部5dが形成され
ている。なお、各ねじ部5a,5dはいずれも右ねじで
ある。一方、駆動軸5の左側の突出部には、ピニオン歯
車G1 が固設されており、これは、減速歯車伝動系列G
2,G3,G4 を介してロードシーブ3に連結されている。
なお、各歯車G1〜G4 は、側板1に取り付けられるカ
バー32により覆われている。
【0006】駆動軸5の第1ねじ部5aには、側板2に
近い方から、受圧部材6と押圧駆動部材7とが螺合され
ており、受圧部材6は、第1ねじ部5aの最内部までね
じ込まれて固定されている。この受圧部材6は、ディス
ク部6aとボス部6bとを有しており、ディスク部6a
は側板2に近接し、ボス部6bはディスク部6aの中央
部から軸方向右向き(軸方向先端側)に突出するように
形成されている。受圧部材6のボス部6bには、コイル
バネ13の外径より若干大径のボス穴6cが、軸方向先
端側に開口して形成されている。また、ボス穴6cの周
壁の一部には、軸方向先端側端面6eから軸方向基端方
向に係止溝6d(第1回転阻止手段)がボス穴6cの底
面にまで達して形成されている。なお、ボス部6bに
は、一対の摩擦部材8,9と、これらの間に挟着される
逆転防止輪10とが外嵌されている。
【0007】逆転防止輪10は、その外周に円周方向の
一方へ傾斜する係止歯を備えている。そして、逆転防止
輪10とその両側に配設された摩擦部材8,9とは、押
圧駆動部材7により押圧されるようになっており、受圧
部材6のディスク部6aと押圧駆動部材7との間に挟持
されるように構成されている。ラチェット爪11は、側
板2に枢支されており、バネ12により逆転防止輪10
の外周部に対し押圧されている。このラチェット爪11
は、逆転防止輪10の係止歯と係合されて、逆転防止輪
10をロードシーブ3の捲上げ方向にのみ回転できるよ
うに係止している。
【0008】第1ねじ部5aに軸方向に進退可能に螺合
されている押圧駆動部材7は、図1に示すように一体に
形成してもよいが、図2に示すように本体部7-1と押圧
板7-2とに分けて形成してもよい。図3は、押圧駆動部
材7の本体部7-1を軸方向内側から見た斜視図である。
本体部7-1と押圧板7-2とに分けて形成した場合には、
本体部7-1のボス状突出部7fに形成された拡径突部7
gが、押圧板7-2に形成された縮径突部7xの間に配置
されて設けられ、拡径突部7gが縮径突部7xに当接す
ることにより、本体部7-1と押圧板7-2とが一体的に動
作するよう構成されている。しかも、荷重により押圧板
7-2が摩擦部材9にかみ込んだ場合でも、本体部7-1の
拡径突部7gが押圧板7-2の縮径突部7x間に配置され
て、本体部7-1と押圧板7-2とが僅かに相対回転可能と
されているので、操作ハンドル18の操作により本体部
7-1を回転させて押圧板7-2に衝撃回転力を加えること
により、摩擦部材9等に対する押圧板7-2の付勢(かみ
込み)を解除することができる。押圧駆動部材7には、
その軸方向先端側の端面に環状凹穴7aが形成されてお
り、この環状凹穴7aには、径方向に延びる第1突条7
bと第2突条7cとが設けられている。これにより、環
状凹穴7aは、図2に示すように中心角が相互に大きく
異なる2つの部分7a-1,7a-2に区分される。
【0009】押圧駆動部材7の本体部7-1の軸方向基端
側端面には、円環状突出部7fが軸方向基端側に突出し
て形成されている。この円環状突出部7fは、本体部7
-1の径方向中央部に形成されたネジ穴と同心に、円環形
状に突出形成されており、その周壁には、コイルバネ1
3の先端係止部13aを案内するための傾斜面7hが少
なくとも1箇所に形成されている。図示の例では、3つ
の傾斜面7hが120度ごとの等間隔に形成されてい
る。なお、円環状突出部7fの内径は、コイルバネ13
の外径と略適合する大きさのバネ配置穴7lとされてい
る。各傾斜面7hは、前記円環状突出部7fの軸方向基
端側端面から軸方向先端側に向けて形成されており、捲
下げ方向に行くに従って軸方向先端側に深くなるように
形成される。この傾斜面7hの巻下側位置に軸方向と垂
直な面7jが僅かに形成され、さらに巻下方向位置に軸
方向に延びる係止面(第2回転阻止手段)7kが形成さ
れてなる。なお、傾斜面7hの軸方向の深さは、バネ配
置穴7lの底面と同一に形成されている。また、傾斜面
7hが形成された部分の周側壁は、径方向外側に突出し
て拡径突部7gとされている。押圧駆動部材7の押圧板
7-2は、短円筒形状で、内径が本体部7-1の拡径突部7
gの径よりも僅かに大きく形成されている。また、押圧
板7-2の内径部には、本体部7-1の円環状突出部7fの
径よりも大径で且つ拡径突部7gよりも小径の縮径突部
7xが、径方向内側に突出形成されている。
【0010】駆動軸5のスプライン部5cには、押圧駆
動部材7に隣接して回転制限部材14がスプライン結合
により設けられている。回転制限部材14には、押圧駆
動部材7に向き合う端面に回転制限突起14aが形成さ
れており、これと反対側の端面には軸方向外向きにボス
部14bが形成されている。押圧駆動部材7に対する回
転制限部材14の位置決めは、例えば、押圧駆動部材7
を巻上方向に十分巻き上げて摩擦部材を押圧した状態
で、回転制限突起14aが押圧駆動部材7の第1突条7
bに対して捲下げ方向に、約30度の角度をなすように
駆動軸5のスプライン部5cに嵌合して行われる。この
ように、回転制限突起14aは大きい方の環状凹穴7a
-1に突出されており、第1突条7bが回転制限突起14
aに当たることによって、押圧駆動部材7が駆動軸5に
対して必要以上に回転しないので、押圧駆動部材7が不
必要に軸方向外側に移動するのが防止される。
【0011】コイルバネ13は、左巻きのものが使用さ
れ、両端が径方向外向きに屈曲形成されて、基端係止部
13a、先端係止部13bとなる。コイルバネ13の基
端係止部13aと先端係止部13bとの開口角は適宜設
定されるが、例えば図示の例では60〜90度程度とさ
れている。コイルバネ13はロードシーブに負荷をかけ
た状態で押圧駆動部材7を巻き上げる場合には十分軽く
巻き上げ可能な程度のバネ力のものを使用する。コイル
バネ13は、駆動軸5に緩嵌されて、基端部13cが受
圧部材6のボス穴6cに差し込まれると共に、先端部1
3dが押圧駆動部材7のバネ配置穴7lに差し込まれて
配置される。なお、コイルバネ13は、基端係止部13
bが受圧部材6の係止溝(第1回転阻止手段)6dに係
合される一方、先端係止部13aが押圧駆動部材7の傾
斜面7hの巻下方向位置に形成された係止面(第2回転
阻止手段)7kに当接されて係止される。組立にあたっ
ては、コイルバネ13の基端係止部13bを受圧部材6
の係止溝6dに位置させて、コイルバネ13の一側部を
ボス穴6cに差し込んで配置した状態で、押圧駆動部材
7を駆動軸5の第1ねじ部5aに沿って螺進させること
により、自動的にコイルバネ13の先端係止部が押圧駆
動部材7の係止面7kに係止されることにより行われ
る。つまり、傾斜面7hに沿って捲下げ方向に移動する
に従って深くなるよう形成したことにより、押圧駆動部
材7を捲上げ方向に螺進させることによりコイルバネ1
3の先端係止部13aが自動的に係止面7kに導かれる
のである。さらに、傾斜面7hおよび係止面7kを押圧
駆動部材7に複数個形成すれば、押圧駆動部材を巻き上
げ方向に数分の1回転する毎に係止し、コイルバネ13
との係止が一層容易で、しかもコイルバネ13を最適の
強さに設定することができるので好適である。これによ
り、コイルバネ13の基端係止部13bが係止溝6dに
係止し、先端係止部13aが係止面7kに係止し、押圧
駆動部材7を巻上方向に回転するとコイルバネ13が変
形されて、押圧駆動部材7には受圧部材6から軸方向先
端側に螺退する方向への周方向の付勢力が作用すること
となる。また、押圧駆動部材7には、押圧駆動部材7を
反時計方向に回転させて駆動軸5に沿って押圧駆動部材
7を螺退させる回転力の他、受圧部材6に対して押圧駆
動部材7を軸方向外側に付勢する軸方向の力も働くので
ある。逆に摩擦部材等の摩耗部品を交換する際には分解
することが必要となるところ、分解する際には、押圧駆
動部材7を巻き下げ方向に回転すると、コイルバネ13
の先端係止部13aは係止面7kを離れ、ひきつづいて
傾斜面7h上を滑るので、支障なく押圧駆動部材7を巻
き下げ方向に連続して回転することができ短時間で分解
することができる。なお、容易に分解可能とするために
は押圧駆動部材7に傾斜面7hを形成する代わりに、受
圧部材6の係止溝6d(第1回転阻止手段)の巻き下げ
側に連続して、係止溝の底から巻下方向に行くにしたが
い軸方向先端側に高くなる傾斜面を形成してもよいが、
組み付けの際には、受圧部材にコイルバネを装着したの
ち押圧駆動部材をねじ込むことにより容易に組み込むこ
とができるので図示の如く押圧駆動部材に傾斜面を設け
るのが好ましい。
【0012】回転制限部材14のボス部14bの外周に
は、操作輪16が回転制限部材14に対して回転自在に
嵌合されている。この操作輪16は、回転制限部材14
の外周部において面接触するように形成されており、そ
の軸方向先端側には凹部16cが形成されている。ま
た、操作輪16の外周には、凹凸部が形成されており、
操作輪16を持ち易く、回し易くしている。押圧駆動部
材7と対向する操作輪16の底壁には、押圧駆動部材7
の小さい方の環状凹穴7a-2に突入する押圧解放突起1
6aが設けられている。押圧解放突起16aは、押圧駆
動部材7の第2突条7cに衝突させて、押圧駆動部材7
の慣性による回転により、あるいは巻下方向に強制回転
させ、押圧駆動部材7を軸方向先端側に移動させるので
ある。
【0013】操作輪16の凹部16cの中には、座金1
7がその軸穴17aを駆動軸5に挿通されて収容されて
おり、駆動軸5の第2ねじ部5dに螺合されるナット1
5により操作輪16の底壁内面に固定される。座金17
の外径は、操作輪16の底壁に形成された軸穴16dの
径より幾分大きく形成されている。よって、操作輪16
を外側に引っ張ったときでも操作輪16が回転制限部材
14から外れることがなく、押圧解放突起16aと2つ
の突条7b,7cの係止が外れるおそれがない。なお、
回転制限部材14は、ボス部14bの端面が操作輪16
の底壁内面よりも幾分低くなるように形成されている。
【0014】押圧駆動部材7の歯車7dの部分は、操作
ハンドル18内に収納されている。操作ハンドル18
は、内側ケース18aと外側ケース18bとから構成さ
れており、内側ケース18aには、押圧駆動部材7の摩
擦部材9側を囲む開口が設けられており、外側ケース1
8bには、操作輪16の底壁部16bの外周を囲む開口
が設けられている。これら内側ケース18aと外側ケー
ス18bとは、複数個のねじ19,19,…とナット2
0,20,…とにより一体に結合されている。
【0015】操作ハンドル18は、押圧駆動部材7の下
側へ延びるとともに、その内側には、回転方向切り換え
爪22が設けられている。回転方向切り換え爪22は、
軸21によって両ハンドルケース18a,18bに対し
回動自在に保持されている。軸21は、操作ハンドル1
8の外部に突出するとともに、この突出部に切り換え用
の切換レバー23が取り付けられている。この切換レバ
ー23を切り換え操作することにより、回転方向切り換
え爪22は押圧駆動部材7を捲上げ(UP)方向、又は
捲下げ(DOWN)方向に回転されるように係合される
他、どちらの方向にも回転させない中立位置に保持され
る。回転方向切り換え爪22の下端部には、バネ25に
よって上方へ付勢された押圧部材24が当接され、これ
により、回転方向切り換え爪22が所定の切り換え位置
に弾発的に保持される。
【0016】両側板1,2の間の上部には、上フック2
7が連結金具26を介して設けられている。ロードシー
ブ3に捲き付けられたロードチェーン28の下端には、
荷物吊り下げ用の下フック30が連結金具29を介して
連結されている。31は、荷物の外れ止め金具で、下フ
ック30の上部に内側へのみ回転可能に枢着されてい
る。なお、33は、複数個のねじ35とナット36とに
より側板2に取り付けられたカバーである。このカバー
33の中央部の筒状開口は、内側ケース18aの筒状の
開口部外周に、操作ハンドル18が往復回動し得るよう
に重合されている。内側ケース18aの筒状の開口部内
面には、操作ハンドル18の軸方向への移動を規制する
断面コ字形状のストッパー筒部材34が嵌挿されてい
る。このストッパー筒部材34には、例えば、鋼板製の
ものが用いられる。
【0017】次に、この実施例のレバー式捲上機の動作
について説明する。遊転動作させる場合には、切換レバ
ー23を中立位置に合わせることにより行う。切換レバ
ー23を中立位置に合わせると、無負荷状態では、コイ
ルバネ13の付勢力によって押圧駆動部材7が瞬時に巻
下方向に回転して、駆動軸5の第1ねじ部5aに沿って
軸方向先端側へ移動し、摩擦部材9との押圧を解く。よ
って、操作輪16を操作して回転させなくても、チェー
ン28を引けば、即座に遊転動作させることができる。
なお、押圧駆動部材7は、第1突条7bが回転制限部材
14の回転制限突起14aに当接することにより、それ
以上の軸方向先端側への螺退が防止されている。一方、
コイルバネ13のバネ力は遊転動作用であって微弱であ
るので、荷がかかっている負荷状態では、荷の重量によ
って、駆動軸5は荷が捲き降ろされる方向である反時計
方向に回転しようとする力を受け、且つ、逆転防止輪1
0の係止歯がラチェット歯車のラチェット爪11に噛み
込んでいるので、押圧駆動部材7は巻上方向に回転し、
摩擦部材8,9と逆転防止輪10とを受圧部材6に押圧
してブレーキ状態を維持することになり、安全である。
【0018】なお、荷物を捲き上げる場合には、切換レ
バー23を捲き上げ方向(UP)に切り換えた後、操作
ハンドル18を駆動軸5を中心として前後に回動させて
往復運動させることにより行う。また、荷物を捲き降ろ
す場合には、切換レバー23を捲き下げ方向(DOW
N)に切り換えた後、操作ハンドル18を駆動軸を中心
として前後に回動させて往復運動させることにより行わ
れる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のレバー
式捲上機によれば、受圧部材と押圧駆動部材との間に配
置されたコイルバネは、押圧駆動部材を受圧部材から離
間するよう、押圧駆動部材に周方向の付勢力を作用させ
る。よって、切替レバーを中立状態とするだけで、押圧
駆動部材が受圧部材から自動的にかつ継続的に離間する
こととなる。このため、操作輪の操作を必要とすること
なく、遊転動作を行うことができる。また、押圧駆動部
材に傾斜面を形成してなる構成の場合は、押圧駆動部材
を駆動軸に沿ってねじ込むだけで、コイルバネを適正位
置に配置することができるので、組立が容易で、生産性
が向上する。さらに、受圧部材と押圧駆動部材との間に
配置されたコイルバネは、両部材との間に隙間を要する
ことなく配置させることができるので、受圧部材の係止
溝と押圧駆動部材の係止面に確実に係止されるので、コ
イルバネの係止が使用中に外れるおそれがなく、安全で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のレバー式捲上機の一実施例を示す縦
断面図である。
【図2】この発明のレバー式捲上機の一実施例の要部を
示す分解斜視図である。
【図3】図2のレバー式捲上機の押圧駆動部材を軸方向
内側から見た斜視図である。
【符号の説明】
3 ロードシーブ 5 駆動軸 5a,5d ねじ部 5c スプライン部 6 受圧部材 6a ディスク部 6b ボス部 6c ボス穴 6d 係止溝(第1回転阻止手段) 7 押圧駆動部材 7a 環状凹穴 7b 第1突条 7c 第2突条 7f 円環状突出部 7g 拡径突部 7h 傾斜面 7k 係止面(第2回転阻止手段) 7l バネ配置穴 7x 縮径突部 8,9 摩擦部材 10 逆転防止輪 13 コイルバネ 14 回転制限部材 14a 回転制限突起 15 ナット 16 操作輪 18 操作ハンドル 22 回転方向切り換え爪 23 切換レバー G1 ピニオン歯車 G2 〜G4 減速歯車伝動系列

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部が歯車伝動系列を介してロードシ
    ーブに連結される駆動軸と、 この駆動軸に固定される受圧部材と、 前記受圧部材の軸方向先端側に、前記駆動軸上を進退可
    能に螺合されて設けられ、必要に応じて操作ハンドルに
    よって回動される押圧駆動部材と、 前記受圧部材と前記押圧駆動部材との間に介在され、巻
    上方向にのみ回転可能に設けられた逆転防止輪と、 前記逆転防止輪の両面に配置され、前記押圧駆動部材に
    よって押圧可能に設けられた一対の摩擦部材とを備える
    レバー式捲上機において、 受圧部材と押圧駆動部材との間に介在されたコイルバネ
    と、 コイルバネの基端と先端とにそれぞれ設けられた基端係
    止部および先端係止部と、 受圧部材の先端面に設けられ、コイルバネの基端係止部
    を係止して受圧部材に対するコイルバネの巻上方向の回
    転を阻止する第1回転阻止手段と、 押圧駆動部材の基端面に設けられ、コイルバネの先端係
    止部を係止してコイルバネに対する押圧駆動部材の巻上
    方向の回転を阻止する第2回転阻止手段とを備えること
    を特徴とするレバー式捲上機。
  2. 【請求項2】 前記受圧部材に、前記逆転防止輪及び前
    記摩擦部材が外嵌されるボス部が軸方向先端側に突出形
    成され、 このボス部に、前記コイルバネの基端部が配置されるボ
    ス穴が、軸方向先端側に開口して形成され、 このボス穴には、径方向外向きに延びる係止溝が、ボス
    部の軸方向先端側に開口して形成され、 前記押圧駆動部材に、前記コイルバネの先端部が配置さ
    れるバネ配置穴が、軸方向基端側に開口して形成され、 このバネ配置穴の周囲に、捲下げ方向に行くに従って軸
    方向先端側に傾斜する傾斜面が形成され、この傾斜面の
    巻下側位置に第2回転阻止手段が設けられてなることを
    特徴とする請求項1に記載のレバー式捲上機。
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