JPH0111676Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0111676Y2
JPH0111676Y2 JP16594584U JP16594584U JPH0111676Y2 JP H0111676 Y2 JPH0111676 Y2 JP H0111676Y2 JP 16594584 U JP16594584 U JP 16594584U JP 16594584 U JP16594584 U JP 16594584U JP H0111676 Y2 JPH0111676 Y2 JP H0111676Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction
brake
recessed
manual
presser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16594584U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6180791U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16594584U priority Critical patent/JPH0111676Y2/ja
Publication of JPS6180791U publication Critical patent/JPS6180791U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0111676Y2 publication Critical patent/JPH0111676Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は手動式捲上装置、詳しくは定格負荷以
上の荷重が作用した状態での捲上げや牽引を防止
する摩擦接続機構を設けた手動式捲上装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種捲上装置として特公昭49−41781
号公報に示され、また第3図に示した如く、駆動
軸aにブレーキ受b及びブレーキ押えcを螺合
し、該ブレーキ押えcの外周に手動回転部材d
を、一方向回転駆動機構を介して回転自由に支持
し、前記ブレーキ押えcと前記手動回転部材dと
の間に、1対の摩擦板e,fと締付板g、弾性部
材h及び摩擦調節部材iとから成る摩擦接続機構
を設けて、ロードシーブjに過負荷が作用した状
態では前記摩擦接続部のスリツプにより捲上げ或
いは牽引を行なうことができないようにしたもの
が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、斯かる従来装置にあつては、前記摩
擦板e,fがブレーキ押えcと手動回転部材dと
の間及び手動回転部材dと円板状締付板gとの間
に露出状に介装されていて、これら摩擦板e,f
の外周面が外部に露出する構造となつているた
め、泥やゴミ等が前記摩擦接続部に容易に入り込
み、該泥やゴミ等によつて該摩擦接続部における
摩擦係数が低下し、定格負荷以下の荷重が作用し
た場合においても摩擦接続部がスリツプし、捲上
げ作業が行なえなくなつたり、或いは摩擦係数が
高くなつて、定格負荷以上の荷物の捲上げ時にス
リツプが発生せず、駆動系が破損したりする問題
があつた。
尚、第3図において、手動回転部材dの外側に
はレバーkが設けられているけれども、該レバー
kとブレーキ押えcとの間及びレバーkと締付板
gとの間には間隙があつて、これら間隙から泥や
ゴミ等が摩擦接続部に入り込むのである。
本考案の目的は、前記摩擦接続部に泥やゴミが
入り込むのを阻止して、該摩擦接続機構の摩擦係
数が変化するのを防止し、前記した問題を解決で
きるようにする点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、手動回転部材8の中心部における軸
方向両側に環状の第1及び第2凹入部81,82
を設けて、前記第1凹入部81に前記摩擦板10
を、また、第2凹入部82に前記摩擦板11と弾
性部材13及び摩擦調節部材14とを内装すると
共に、前記各凹入部81,82を、前記ブレーキ
押え7及び前記駆動軸4の軸端に固定する抜止部
材15により閉鎖する如くしたものである。
(作用) しかして、前記手動回転部材8に形成した第1
凹入部81に摩擦板10を、、第2凹入部82に
摩擦板11と弾性部材13及び摩擦調節部材14
とを内装し、かつ、前記第1凹入部81を前記ブ
レーキ押え7により、また第2凹入部82を抜止
部材15により閉鎖することにより、前記摩擦接
続部に泥やゴミ等が入り込むのを阻止して、該摩
擦接続部で設定した摩擦係数が変わるのを防止で
きるようになるのである。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図において1,1aは所定間隔をおいて対向状
に設ける1対の側板で、これら側板1,1a間に
ロードシーブ2をもつ筒軸3を回転自在に支持さ
せて、該筒軸3の中心孔に駆動軸4を回転可能に
支持させると共に、この駆動軸4の前記側板1側
突出端部と前記ロードシーブ2との間には、減速
歯車機構5を介装させて、前記駆動軸4の回転動
力を前記ロードシーブ2に減速して伝達する如く
している。また、前記駆動軸4の他方側板1a側
突出端部には、ねじ部41を形成して、該ねじ部
41にブレーキ受60とブレーキ押え7を螺合す
ると共に、前記ブレーキ受60の外周に形成した
環状の切欠部に、2つの摩擦板61,62とラチ
エツトギヤ63を、また該ギヤ63に咬合し、該
ギヤ63を固定するロツク爪64を、側板1に取
付けたカバー65に設けて、メカニカルブレーキ
6を構成する一方、前記ブレーキ押え7の小径部
72外周に、手動回転部材8を一方向回転駆動機
構を介して回転自由に支持し、前記ブレーキ押え
7と前記手動回転部材8との間に、1対の摩擦板
10,11と弾性部材13及び摩擦調節部材14
とから成る摩擦接続機構を設けて、前記ロードシ
ーブ2に定格負荷以上の荷重が作用した状態で
は、前記摩擦接続部をスリツプさせ、捲上げが行
なえないように成している。
しかして、本考案は以上の如く構成する手動式
捲上装置において、前記手動回転部材8の中心部
における軸方向両側に環状の第1及び第2凹入部
81,82を設けて、前記第1凹入部81に前記
摩擦板10を、また、第2凹入部82に前記摩擦
板11と弾性部材13及び摩擦調節部材14を内
装すると共に、前記各凹入部材81,82を、前
記ブレーキ押え7及び前記駆動軸4の軸端に固定
する抜止部材15により閉鎖する如くしたのであ
る。
図に示す実施例では、前記ブレーキ押え7を第
2図に示す如く、押圧側面をもつ大径部71と段
部72を介して連続する小径部73とから成り、
該小径部72の先端外周に、ナツトから成る摩擦
調節部材14を螺合するねじ溝73と、後記する
押え板の回り止め用凹溝74とを形成している。
又前記手動回転部材8は、外周に歯部80を周
設し、中心部における軸方向両側に環状の第1及
び第2凹入部81,82を備えた送りギヤから成
り、該送りギヤ8の第1凹入部81の外方端面を
前記大径部71の側面とほゞ接当状に設けて、第
1凹入部81を閉鎖する如く成す一方、前記第2
凹入部82の上面部分を外方に延出して、前記摩
擦板10,11や弾性部材13及び摩擦調節部材
14などを内装できる如く筒状延出部83を形成
し、かつ、該延出部83の外周と前記ブレーキ押
え7の大径部71外周とに前記レバー16を回転
自由に支持して、該レバー16に設けた伝動爪1
7をもつ正逆転切換レバー18の切換により、伝
動爪17を送りギヤ8の歯部80に正転又は逆転
状態に噛合させるようにしている。
又前記一方向回転駆動機構としては、第2図に
示す如く前記送りギヤ8の内周面に凹部84を形
成し、該凹部84内に係合体91をばね92を介
して常時中心側へ付勢すべく内装する一方、前記
ブレーキ押え7の小径部72外周に、前記係合体
91が挿入可能で、周方向にクサビ状に延びる係
合溝75を形成して、前記送りギヤ8を第2図矢
印で示す捲下げ方向に回転させたとき、前記送り
ギヤ8とブレーキ押え7とが一体的に結合し、捲
下げ時に前記摩擦接続部の伝達トルクよりも大き
いブレーキ押え始動トルクを必要とする場合で
も、手動操作力を少し強めることにより捲下げが
行なえるようにしている。
尚、12は前記摩擦板11と弾性部材13との
間に介装する環状押え板で、該押え板12の内周
面には内方へ突出する突出部12aを設け、該突
出部12aを前記凹溝74に挿嵌させて周方向へ
の回転不能に取付けている。
又、前記抜止部材15は、前記延出部83の開
口端部を閉鎖する側壁15aと、該側壁15a外
周から外方に延びるハンドル部15bとから成
り、前記側壁15aの基部を駆動軸4のねじ部4
1外方にセレーシヨン又はスプライン嵌合などに
より回転不能に支持させ、前記側壁15aの外面
を前記延出部83の開口端面とほゞ接当状に位置
させて、前記第2凹入部82を閉鎖する如く配置
するのである。
本考案は以上の如く構成するもので、前記送り
ギヤ8の第1凹入部81に摩擦板10を内装し、
該凹入部81を前記ブレーキ押え7の外側面と送
りギヤ8のブレーキ押え7側外側面とにより閉鎖
すると共に、第2凹入部82に摩擦板11、押え
板12、弾性部材13及び摩擦調節部材14を内
装し、該第2凹入部82を送りギヤ8の延出部外
方端面と抜止部材15の側壁15aを閉鎖するよ
うにしたから、従来例のように泥やゴミ等が前記
摩擦接続部に入り込み、該泥やゴミ等によつて該
摩擦接続部における摩擦係数が低下し、定格負荷
以下の荷物の捲下げ時に摩擦接続部にスリツプが
生じたり、或いは摩擦係数が高くなつて定格負荷
以上の荷物の捲上げ時にスリツプが発生せず、駆
動系が破損したりするのを防止できるのである。
その上、前記摩擦調節部材14にも泥やゴミ等が
入り込むことがないので、該調節部材14による
伝動トルクの調節移動がスムーズに、かつ、正確
に行なえるのである。
尚、既述実施例では、レバー式の捲上装置に実
施したものについて説明したけれども、この他、
ハンドホイールを用いて手動式捲上装置に実施し
てもよい。
この場合、前記した送りギヤ8及びレバー16
に代えて前記ブレーキ押え7の小径部72外周に
ハンドホイールを回転自由に支持し、該ハンドホ
イールの中心部における軸方向両側に第1及び第
2凹入部81,82を形成して、前記送りギヤ8
の場合と同様にこれら第1及び第2凹入部81,
82を閉鎖するごとく構成するのが好ましい。
(考案の効果) 以上の如く、本考案は手動回転部材8の中心部
における軸方向両側に環状の第1及び第2凹入部
81,82を設けて、前記第1凹入部81に前記
摩擦板10を、また、第2凹入部82に前記摩擦
板11と弾性部材13及び摩擦調節部材14とを
内装すると共に、前記各凹入部材81,82を、
前記ブレーキ押え7及び前記駆動軸4の軸端に固
定する抜止部材15により閉鎖する如くしたもの
であるから、前記摩擦接続部に泥やゴミ等が入り
込むのを阻止して、該摩擦接続部における摩擦係
数が変わるのを防止でき、これにより定格負荷以
下の荷物の捲上げ時に前記摩擦接続部がスリツプ
したり、或いは定格負荷以上の荷物の捲上げ時に
スリツプが起こらず、駆動系が破損したりするの
を防止できるのである。
その上、前記摩擦調節部材14にも泥やゴミ等
が入り込むことがないので、該調節部材14によ
る伝動トルクの調節移動がスムーズに、かつ、正
確に行なえるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す手動式捲上装
置の縦断側面図、第2図は一方向回転駆動機構の
説明図、第3図は従来の説明図である。 4……駆動軸、7……ブレーキ押え、8……手
動回転部材、10,11……摩擦板、13……弾
性部材、14……摩擦調節部材、15……抜止部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸4にブレーキ受60及びブレーキ押え7
    を螺合し、該ブレーキ押え7の外周に手動回転部
    材8を、一方向回転駆動機構を介して回転自由に
    支持し、前記ブレーキ押え7と前記手動回転部材
    8との間に、1対の摩擦板10,11と弾性部材
    13及び摩擦調節部材14とから成る摩擦接続機
    構を設けた手動式捲上装置であつて、前記手動回
    転部材8の中心部における軸方向両側に環状の第
    1及び第2凹入部81,82を設けて、前記第1
    凹入部81に前記摩擦板10を、また、第2凹入
    部82に前記摩擦板11と弾性部材13及び摩擦
    調節部材14とを内装すると共に、前記各凹入部
    材81,82を、前記ブレーキ押え7及び前記駆
    動軸4の軸端に固定する抜止部材15により閉鎖
    する如くしたことを特徴とする手動式捲上装置。
JP16594584U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0111676Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16594584U JPH0111676Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16594584U JPH0111676Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6180791U JPS6180791U (ja) 1986-05-29
JPH0111676Y2 true JPH0111676Y2 (ja) 1989-04-05

Family

ID=30723784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16594584U Expired JPH0111676Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0111676Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5804986B2 (ja) * 2012-03-08 2015-11-04 株式会社キトー 手動巻上牽引装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6180791U (ja) 1986-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3096290B1 (ja) 過負荷防止装置付き巻上機
JPS633834B2 (ja)
GB2196929A (en) Hoist
JPS6239029Y2 (ja)
JPS60202093A (ja) 捲上機の過負荷防止装置
JPH0633155B2 (ja) レバー式捲上機
JPS633838B2 (ja)
JPH0111676Y2 (ja)
JPS6323120B2 (ja)
JP3280315B2 (ja) レバー式捲上機
JP3086874B2 (ja) チェーンレバーホイスト
US4718522A (en) Automatic adjustment apparatus for a vehicle brake lever of a brake
JPS58216895A (ja) レバ−式小型巻上兼牽引装置における遊転装置
JPS633835B2 (ja)
JP3111067B1 (ja) 過負荷防止装置付きレバーホイスト
JP2927763B2 (ja) レバーホイスト
JPH026066Y2 (ja)
JPH08268687A (ja) 巻上兼牽引装置
JPH0344788Y2 (ja)
JPS63127997A (ja) レバ−式捲上機
JPS59163298A (ja) レバ−式小型巻上兼牽引装置
JPH0457591B2 (ja)
JPH0736951Y2 (ja) レバー式捲上牽引装置
JP2620913B2 (ja) 手動式チェンブロック
JP2537251Y2 (ja) レバー式捲上機の操作状態の識別機構