JPS6374472A - 缶詰みそ汁及びその製造法 - Google Patents

缶詰みそ汁及びその製造法

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JPS6374472A
JPS6374472A JP61220636A JP22063686A JPS6374472A JP S6374472 A JPS6374472 A JP S6374472A JP 61220636 A JP61220636 A JP 61220636A JP 22063686 A JP22063686 A JP 22063686A JP S6374472 A JPS6374472 A JP S6374472A
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JP
Japan
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miso soup
miso
soup
canned
producing canned
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JP61220636A
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English (en)
Inventor
Ukitsu Matsubayashi
松林 右橘
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MANMATSU KK
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MANMATSU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 及糺光1 本発明は缶詰みそ汁及びその製造法に関する。
従迷一枝」【 近年の飲食物のインスタント化に伴い、生味噌や乾燥し
た味噌を袋づめにしたインスタントみそ汁が多く市販さ
れるようになってきた。それらは、飲用するときに、袋
の中から味噌や具を取り出して椀の中に入れ、熱湯を注
いでみそ汁とし、飲用に供されることになる。
これにないし、飲用をより容易にするために、みそ汁を
缶詰とし、これを自動販売機などで加熱した状態で販売
する試みが多くなされてきている。
しかし、それらの試みは成功していない。その最大の理
由は、自動販売機などで加熱販売するには、ボルツヌス
菌やモルチフィラス菌などの耐熱性菌を死滅させるため
に、当該缶詰みそ汁の製造に当たって、該缶詰をレトル
ト処理、すなわち、缶に充填密封したものを120℃以
上の温度で加熱しなければならず、このため、味噌の最
も重要な構成要素である蛋白質の変性、分解がおこって
焦臭や苦味などがつき、みそ汁独特のうま味が全くなく
なってしまうからである。
=4= 発明の目的 本発明は、以上の点に鑑み、一般需要者のし好に合うよ
うなうま味を備えたみそ汁の缶詰及びその製造方法を提
供することを目的とするものである。
1吸へ1艮 すなわち、本発明に係る缶詰みそ汁は、味噌を、液に溶
解して一般に飲用される程度の濃度としたみそ汁を、缶
に充填封入した缶詰みそ汁であって、当該みそ汁のpH
を5.2以下としたことを特徴とする。
また、本発明に係る缶詰みそ汁の製造方法は、味噌を液
に溶解し、その濃度を一般に飲用される程度のみそ汁と
し、このみそ汁に有機酸あるいは無機酸を加えて、その
pHを5,2以下とし、これを缶に充填封入し、この缶
を熱水若しくは蒸気中にて約100℃に加熱し、その後
、同缶を急冷して缶詰みそ汁とする。
1呼へ廟夏 以上のごとく、本発明に係る缶詰みそ汁は、その酸度を
pH5,2以下としている。通常のみそ汁はp)15.
5程度が普通であり、従って、本発明に係る缶詰みそ汁
は、その酸度が通常のものよりも強くなっている。この
ため、本発明に係るみそ汁に於いては、自動販売機など
で加熱販売する場合でも、通常の缶詰のようにレトルト
処理しなくても、販売中における殺菌の増殖を防ぐこと
ができ、従って、レトルト処理により生ずる焦臭や苦味
などもなく非常に美味なみそ汁とすることが出来る。
とくに、上記本発明に係る製造法に示すように、缶に充
填されるみそ汁を100°C程度に加熱すれば、味噌の
うま味を最大限にひきだす事ができ、一般家庭で飲用す
るみそ汁に劣らないおいしいみそ汁とすることか出来る
。すなわち、味噌のうま味は味噌の原料である大豆の蛋
白質に基づくものであるが、発明者は、研究により次の
ようなことを発見したのである。すなわち、大豆蛋白は
、味噌の醸造中に種々の酵素により分解されて、水溶性
蛋白となるか、それだけでは、味が特別良くなることは
ない。そのことは、例えば、卵の白身、豆腐などの蛋白
食品に見られるように、蛋白質それたけでは特別なうま
味を呈しない事からも判る。
上記水溶性蛋白は、種々のアミノ酸が側鎖やカルボニル
によりつながって構成されており、この側鎖やカルボニ
ルによる連鎖を切ることにより、それぞれのアミノ酸は
アミノ酸残基をなる。このようなアミノ酸残基は味噌中
に含まれる脂肪酸塩基、糖類などと結合し、それにより
うま味を呈するものであり、また、上記側鎖やカルボニ
ルによる連鎖は、強い酸などの薬品を用いるか、または
、高温で水分を与えることにより切ることが出来ること
が判ったのである。本発明に係る缶詰みそ汁の製造法に
おいて、上記のごとく100℃に加熱するのは、アミノ
酸の連鎖の切断を行い、アミノ酸残基の脂肪酸などとと
の結合を行わせるためのものである。しかし、上述した
ごとく、味噌を余り高い温度にすると、アミノ酸自体の
変性、分解が生じ、苦味や焦臭が生じることになる。本
願発明者は、みそ汁のうま味を引き出すには、その加熱
を約100℃でごく短時間だけとすることか必要であり
、加熱が100℃以上で、しかも長時間になると、その
味は著しく落ちることを確かめている。
実施例 [1]まず、通常の醸造味噌を、かつおぶしのだし汁に
溶かし、一般飲用される濃度、塩分で表示すれば約1.
5%とし、缶に充填するためのみそ汁を作った。このみ
そ汁の酸度は、pH5,5程度であった。
これにないし、本発明においては、クエン酸を加え、そ
のpHを約5.0とした。
酸度を上記のごとくした結果、当該みそ汁の味は、幾分
酸味の有るものとなるが、この酸味を抑えるために、甘
味料、この実施例に於いては味の素(株)から販売され
ている商標名「アスパルテーム」を加えた。官能検査の
結果、上記酸味は大幅に低減した。甘味料としては、上
記のもののほか、グリコーゲン、砂糖などをもちいても
よい。
そして、このみそ汁をブリキ製プルトップ缶に充填封入
した後、約85℃の湯のなかに入れ、これを回転しなが
ら加熱し、内部のみそ汁を同程度の温度にし、約5分間
保持した。これにより、味噌中に含まれる酵母や通常の
生菌を完全に死滅させることが出来る。
次に、この缶を約1009Cの湯のなかにいれ、同缶を
回転しながらその中のみそ汁が同温度になるまで加熱し
た。
そして、みそ汁の温度が全体的に100℃になった状態
で冷水中に入れ、これを急冷した。
このようにして作られた缶詰みそ汁をあけて飲んだ結果
、焦臭や苦味などは全くなく、上述した従来の缶詰みそ
汁に比べ、はるかにおいしいものであることが分かった
また、以上のことくして製造した缶詰みそ汁を、約50
°Cで20日間、恒温保持したが、ボルツヌス菌などの
耐熱性細菌をはじめ、他の細菌の増殖は認められなかっ
た。
[2]ます、通常の醸造味噌を、こんぶや、かつおぶし
のだし汁に溶かし、一般飲用される濃度、塩分で表示す
れば約1.5%とし、缶に充填するためのみそ汁を作っ
た。このみそ汁の酸度は、PH5,5程度であった。
これにないし、本発明においては、リンゴ酸を加え、そ
のpHを約5,0とした。
そして、このみそ汁を、味噌の加熱に一般的に用いられ
ている二重釜を用いて約85℃に加熱し、その状態を約
5分間保持した。
そして、このみそ汁をブリキ製プルトップ缶に充填封入
した後、約lOO℃の蒸気のなかにいれ、これを回転し
ながら加熱し、内部のみそ汁を同程度の温度にした後、
これを冷水中に入れ急冷しな。
以上のごとくして製造した缶詰みそ汁を、あけて飲んだ
結果、その味は[1]の実施例と同様に極めておいしい
ものであることが分かった。また、この缶詰みそ汁を約
50℃で20日間、恒温保持したが、ボルツヌス菌など
の耐熱性細菌をはじめ、他の細菌の増殖は認められなか
った。
[3]以上の実施例において、それぞれ、適当な大きさ
に切った油揚げを、あらかじめ120℃で加熱処理し、
これを上記したみそ汁の缶への充填の際、当該みそ汁と
一緒に同缶中に充填した。
その結果、味は[1]及び[2]の場合と同様に極めて
おいしいものであり、また、菌の発生などは、見られな
かった。
[4]上記[1]及び[2]の実施例において、調味料
として洋風スーブのもとを加えてみた。
すなわち、−大分のみそ汁として生味噌5gにないし、
乳糖0.5g、乳粉2.5g、バター粉Ig、澱粉(ア
ルファ澱粉)4g、野菜スープ粉1g、ビーフェキスパ
ウダ0.3g、チキンパウダ0.3g、コーンパウダ1
.5gを液に加えてみそ汁とし、[1]および[2]と
同じ実験を行った。
その結果、その味は従来無かった極めて美味なものが得
られ、また、耐菌試験も上記[1]および[2コと同様
の結果を得ることが出来た。
以上の実施例において、酸度をp’H5,oとしたのは
、本発明により製造した缶詰みそ汁を一定期間、加熱保
持してもボルツヌス菌などが発生しないようにするため
のものであり、この目的のためには、pHを5.2程度
にしても十分であると考えられる。
(りと5i)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)味噌を液に溶かして一般に飲用される程度の濃度
    としたみそ汁を、缶に充填封入した缶詰みそ汁であって
    、当該みそ汁のpHを5.2以下としたことを特徴とす
    る缶詰みそ汁。
  2. (2)特許請求の範囲第1項に記載の缶詰みそ汁におい
    て、pHを5.2以下としたために生ずる酸味を低減す
    るため、甘味料を加えたことを特徴とする缶詰みそ汁。
  3. (3)味噌を液に溶かし、その濃度を一般に飲用される
    程度のみそ汁とし、 このみそ汁に有機酸あるいは無機酸を加えて、そのpH
    を5.2以下とし、 これを缶に充填封入し、 この缶を熱水若しくは蒸気中にて約100℃に加熱し その後、同缶を急冷して缶詰みそ汁とする缶詰みそ汁の
    製造法。
  4. (4)特許請求の範囲第3項に記載の缶詰みそ汁の製造
    法において、 上記缶の加熱を行う場合、みそ汁を充填した缶をまず約
    80°ないし90℃に加熱したのち、更に、約100℃
    の熱水若しくは蒸気中にて加熱し、当該缶に充填されて
    いるみそ汁を約100℃に加熱するようにしたことを特
    徴とする缶詰みそ汁の製造法。
  5. (5)特許請求の範囲第4項に記載の缶詰みそ汁の製造
    法において、上記缶の加熱を行うのに、当該缶を回転し
    ながら行うようにしたことを特徴とする缶詰みそ汁の製
    造法。
  6. (6)特許請求の範囲第3項に記載の缶詰みそ汁の製造
    法において、上記冷却を、みそ汁の温度が約100℃に
    なった後、直ちに行うようにしたことを特徴とする缶詰
    みそ汁の製造法。
  7. (7)特許請求の範囲第3項ないし第6項のいずれかに
    記載の缶詰みそ汁の製造法において、みそ汁を缶に充填
    する際、あらかじめ120℃以上の温度で加熱処理され
    た油揚げなどの具を一緒に上記缶の中に充填するように
    したことを特徴とする缶詰みそ汁の製造法。
  8. (8)特許請求の範囲第3項ないし第7項のいずれかに
    記載の缶詰みそ汁の製造法において、上記味噌を溶かす
    液に加える調味料として、コーンスープ、オニオンスー
    プなどの一般洋風スープのもとを加えることを特徴とす
    る缶詰みそ汁の製造法。
  9. (9)生味噌を液に溶かし、その濃度を一般に飲用され
    る程度の濃度とし、これに有機酸あるいは無機酸を加え
    て、pHが5.2以下のみそ汁を作り、このみそ汁を約
    80°ないし90℃に加熱し、この加熱したみそ汁を缶
    に充填密封し、 この缶を熱水若しくは蒸気中にて加熱して、充填されて
    いるみそ汁を約100℃とし、 その後、同缶を急冷して缶詰みそ汁とする缶詰みそ汁の
    製造法。
  10. (10)特許請求の範囲第9項に記載の缶詰みそ汁の製
    造法において、上記缶の加熱を行うのに、当該缶を回転
    しながら行うようにしたことを特徴とする缶詰みそ汁の
    製造法。
  11. (11)特許請求の範囲第9項に記載の缶詰みそ汁の製
    造法において、上記冷却を、みそ汁の温度が約100℃
    になった後、直ちに行うようにしたことを特徴とする缶
    詰みそ汁の製造法。
  12. (12)特許請求の範囲第9項ないし第11項のいずれ
    かに記載の缶詰みそ汁の製造法において、みそ汁を缶に
    充填する際、あらかじめ120℃以上の温度で加熱処理
    された油揚げなどの具を一緒に上記缶の中に充填するよ
    うにしたことを特徴とする缶詰みそ汁の製造法。
  13. (13)特許請求の範囲第9項ないし第12項のいずれ
    かに記載の缶詰みそ汁の製造法において、上記味噌を溶
    かす液に加える調味料として、コーンスープ、オニオン
    スープなどの一般洋風スープのもとを加えることを特徴
    とする缶詰みそ汁の製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02113874A (ja) * 1988-10-21 1990-04-26 House Food Ind Co Ltd 即席液状カレー及びその製造方法
JP2013070648A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Ito En Ltd 容器詰味噌汁飲料及びその製造方法
JP2018019707A (ja) * 1998-10-28 2018-02-08 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 スクラロースを含有する組成物及びその応用

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