JPS6370784A - 屋根積雪処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、屋根に積もった雪を処理する屋根積雪処理
装置に関するものである。

〔背景技術〕

従来、屋根に積もった雪を処理する装置として、屋根の
軒先部分に面状発熱体等の融雪装置を設置したものがあ
る。この融雪装置で軒先部分の積雪を解かし、かつ軒先
につららや巻垂れが発生するのを防止している。しかし
、このように軒先部分に融雪装置を設置しただけでは、
軒先の積雪が解けても屋根の上部の積雪が軒先方向にず
れてきて、軒先部分からずれ落ちたり、あるいは新たに
軒先につららや巻垂れが発生することがあった。このた
め、融雪装置を常時作動しておく必要があり、不経済で
あった。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、積雪の落下ならびにつららや巻垂れ
の発生を防止でき、かつ経済的な屋根積雪処理装置を提
供することである。

〔発明の開示〕

この発明の屋根積雪処理装置は、屋根の軒先部分に設け
た融雪装置と、前記屋根の上面において前記融雪装置の
棟側端部に沿って設けた雪止め部材とを備えたものであ
る。

この発明の構成によれば、融雪装置の棟側端部に沿って
雪止め部材を設けたので、融雪装置で軒先部分の積雪が
解けても屋根の上部の積雪が雪止め部材に当たって軒先
方向にずれない。したがって、積雪の落下ならびにつら
らや巻垂れの発生を防止できる。しかも、積雪がずれな
いので、軒先部分の積雪を解かしてしまえば融雪装置を
停止することができ、経済的である。

実施例 この発明の一実施例を図に基づいて説明する。

すなわち、この実施例の屋根積雪処理装置は、図に示す
ように、屋根１０の軒先１２部分に設けた融雪装置１４
と、前記屋根１０の上面において前記融雪装置１４の棟
２０側端部に沿って設けた雪止め部材１６とを備えたも
のである。

融雪装置１４は、軒先１２に設置した電気ヒータ等の面
状発熱体からなり、スイッチ１８にて通電をオン、オフ
する。また、雪止め部材１６は長尺のアングルからなり
、融雪装置１４の棟２０側端部に沿って屋根１０の上面
に固定されている。

次に、積雪の処理について説明する。降雪が始まったり
、積雪量が一定の値に達すると、融雪装置１４を作動し
て軒先１２の積雪を解かす。雪止め部材１６より上方に
おいては、雪止め部材１６で支持されて屋根ｌＯの上面
に積雪する。降雪が終わるか、軒先１２部分の積雪が解
けると、融雪装置１４を停止する。なお、屋根１０の上
部の積雪は、自然融雪時期まで保存する。

このように構成された屋根積雪処理装置によると、融雪
装置１４にて軒先１２の積雪を解かしても屋根１−０の
上部の積雪は雪止め部材１６に当たって軒先１２方向へ
ずれない。このため、屋根１０の上面の積雪が不意にお
ちる危険がなく、しかも軒先１２につららや巻垂れが発
生するのを防止でき、建物が損傷するのを防ぐことがで
きる。

また、雪止め部材１６に当たって積雪が軒先１２方向に
ずれるのを防ぐことができるので、軒先１２の積雪が解
けると、融雪装置１４を停止することができ、経済的で
ある。

なお、融雪装置１４のオン、オフ制御をセンサ等を用い
て自動的に行ってもよい。また、融雪装置１４は、温風
や温水等の循環路であってもよい。

〔発明の効果〕

この発明によれば、軒先融雪装置の棟側端部に沿って雪
止め部材を設けたので、融雪装置で軒先部分の積雪が解
けても屋根の上部の積雪が雪止め部材に当たって軒先方
向にずれない。したがって、積雪の落下ならびにつらら
や巻垂れの発生を防止できる。しかも、積雪がずれない
ので、軒先部分の積雪を解かしてしまえば融雪装置を停
止することができ、経済的であるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例の概略説明図である。 １０・・・屋根、１２・・・軒先、１４・・・融雪装置
、１６・・・雪止め部材、２０・・・棟 特許出願人　ナショナル住宅産業株式会社１０−屋根 ２〇−森

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 屋根の軒先部分に設けた融雪装置と、前記屋根の上面に
   おいて前記融雪装置の棟側端部に沿って設けた雪止め部
   材とを備えた屋根積雪処理装置。