JPS6350413A - ウオ−キングビ−ム式加熱炉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、鋼片を搬送しながら加熱するウオーキングビ
ーム式加熱炉に関ずろらのである。

「従来の技術］ 第５図および第６図は、従来のウオーキングビーム式加
熱炉の一例を示している。この加熱炉は、ウオーキング
ビームＩに矢印（イ）〜（ニ）で示すような一連の連続
動作を与えることにより、鋼片Ｓをウオーキングビーム
Ｉと固定的に設けられた鋼片支持ビーム２とに交互にの
せて徐々に抽出口に搬送し、その間に鋼片Ｓを加熱する
ものである。

ところで、このような炉にあっては、鋼片Ｓの下面のウ
オーキングビーム１および鋼片支持ビーム２に接触して
いた部分には、接触することによる温度低下の跡、いわ
ゆるスキッドマークがつく。

そこで、炉内から抽出される直前の鋼片に対してこのス
キッドマーク低減のための運転か行なイっれている。

この運転は、鋼片Ｓが炉体の抽出端に搬送されたら、つ
十−キングビーム１に昇降動作のみを与え、鋼片Ｓをウ
オーキングビームＩと洞片支詩ビーム２とに繰り返し交
互にのせて均熱時間を十分とることにより行なわれてい
る。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、このようにスキッドマーク低減のための運転
を行なっても、鋼片Ｓの下面側の各ビームＩ、２の接触
する部分は常に変わらないとともに、この部分には各ビ
ーム１．２の影がうつるので、この接触する部分の温度
上昇が不十分であった。このため、スキッドマークの低
減および鋼片Ｓの均熱化が充分に行なわれず、均一な製
品が得られにくいという問題があった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
って、鋼片支持ビームの長手方向における所定の範囲を
、鋼片の搬送方向と略直交する方向に水平ソフト自在に
支持するとともに、この鋼片支持ビームを移動する駆動
装置を設けたことを特徴としている。

［作用コ スキッドマークを低減する場合の運転形態は、以下の３
つの場合がある。

、■ウオーキングビームが上昇してその上に鋼片がのっ
ており、鋼片が鋼片支持ビームにのっていないときに鋼
片支持ビームをシフトする。その状態でつ十−キングビ
ームを下降さ什ると、鋼片下面の鋼片支持ビームが接触
する部分が変わる。

■鋼片が鋼片支持ビームにのっている状態で鋼片支持ビ
ームをソフトする。その状態でウオーキングビームを上
昇させるａＢ片下面のウオーキングビームが接触する部
分が変わる。

■上の■■の動作を組み合わけて、ウオーキングビーム
に鋼片かのっているとき鋼片支持ビームをシフトし、ウ
オーキングビームを下降さ仕て鋼片を鋼片支持ビームに
のせ、この状態で鋼片支持ビームをシフトしてウオーキ
ングビームを上昇させる。これにより鋼片下面のウオー
キングビームと鋼片支持ビームの接触する部分が変わる
。

上記■■■の運転において、各ビームの鋼片下面に接触
する部分が均等に配分されるよう、鋼片支持ビームをシ
フトすれば、鋼片支持ビームあるいはウオーキングビー
ムの接触による鋼片下面の温度低下が偏らずに平均化す
るので、鋼片下面の受熱が均一になされ、鋼片の均熱度
が向上する。

また、このように十分に均熱されることによりスキッド
マークを大幅に低減できる。

［実施例コ 以下、第１図ないし第４図を参照して本発明の一実施例
を説明する。

第１図は実施例のウオーキングビーム式加熱炉の抽出口
側の側断面図、第２図は同縦断面図を示しており、符号
ＩＯで示される乙のは炉体、１１はウオーキングビーム
、１２は鋼片支持ビームである。

ウオーキングビーム１１は、炉内Ｉ３に配され鋼片Ｓが
のる一対のビーム１４と、このビーム１４を支持し、炉
床１０ａを貫通する多数の支柱１５と、この支柱Ｉ５の
下端に固定されたウオーキングテーブル１６とからなる
ものである。そして、このウオーキングビーム１１は、
ウオーキングビーム台車１６の下側に接続された駆動装
置Ｉ７が作動することにより、第１図中矢印（イ）〜（
ニ）で示すよう、上昇→前退→下降−後退を１サイクル
として繰り返し動くようになっている。

一方の鋼片支持ビーム１２は、本実施例においては、第
１図に示した炉体１０の抽出口１０ｂ側の端部で、炉床
１０ａに固定されて抽出口１０ｂの反対側の装入口（図
示せず）側の端部にまで延びる固定ビーム１２Ａと、抽
出口＋Ｏｂ側に配され鋼片Ｓの搬送方向と直交する方向
に水平シフトできるようにされたシフトビーム１２Ｂと
に２分割されている。

上記固定ビーム１２．Ａは、ウオーキングビーム１１の
ビーム１４の両側に平行に配された鋼片Ｓがのる一対の
ビーム１８が、支柱１９を介して炉床１０ａに固定され
ているもので、ウオーキングビーム１１から単に鋼片Ｓ
を受けるという本来の役目を果たすものである。

一方のシフトビーム１２Ｂは、上記固定ビーム１２Ａの
一対のビーム１８の間隔と同じ間隔をあけて平行に、か
つビームＩ８と同じレベルに配された一対のビーム２０
と、このビーム２００両端を支持して炉床１０ａを貫通
する支柱２１と、この支柱２１の下端に固定されたシフ
トビーム台車２２とからなるものである。支柱２１は、
内部に冷却用の水が流れており、外表面は断熱材で被わ
れている。

そして、このシフトビーム１２Ｂは、床Ｐに固定された
４つのシフトビーム支持台２３によって、支持されてい
る。

これら支持台２３の上部には、支持ローラ２４がその軸
を炉体１０の長さ方向に向けて取り付けられており、こ
の上にシフトビーム１２Ｂのテーブル２２がのせられて
いる。これにより、シフトビーム１２Ｂは、第２図中矢
印（ホ）で示す鋼片Ｓの搬送方向と直交する水平方向に
所定距離移動することができるようになっている。そし
て、この移動は、台車２２の側方に配されたシリンダ（
駆動装置）２５によって行なわれる。

なお、上記のようにシフトビーム１２Ｂが水平移動する
ことができるよう、炉床１０ａに形成されたシフトビー
ム１２Ｂの支柱貫通孔１０ｃは、炉体１０の幅方向に所
定の長さを有してしている。

２６は１．炉内１３の気密性を保持するシール材である
。

また、炉体ｌＯの抽出端両側壁には、ウオーキングビー
ムＩｆによって搬送されてくる鋼片Ｓが、上記シフトビ
ーム１２Ｂに確実にのったかどうかを検出するセンサ２
７が設置されている。

このセンサ２７は、シフトビーム１２Ｂに向かって鋼片
Ｓが通過し、固定ビーム１２Ａとシフトビーム１２Ｂと
にまたがっていないかを検知する鋼片通過センサ２７ａ
と、シフトビーム１２ＢｃＤ抽出口１０ｂ側の縁から抽
出口１０ｂｆｆｌｌｌｒこはみ出した鋼片Ｓを検知する
鋼片はみ出しセンサ２７ｂとからなっている。

このセンサ２７によれば、鋼片通過センサ２７ａが反応
し、かつ鋼片はみ出しセンサ２７ｂが反応しなければ、
鋼片Ｓが確実にシフトビーム１２Ｂの上にのせられたと
して確認される。

以上のように構成されたウオーキングビーム式加熱炉に
よれば、装入口から炉内１３に装入された鋼片Ｓは、固
定ビーム１２Ａのビーム１８にかけ渡され、ウオーキン
グビーム１１の動作によって、ウオーキングビーム１１
および固定ビーム１２Ａの各ビーム１８．２０に交互に
のせられることにより、徐々に炉体１０の抽出口１０ｂ
に向けて搬送され、その間に加熱される。そして、鋼片
Ｓは、シフトビーム１２Ｂにのせられると、ここで下面
についたスキッドマークを低減するための運転を受ける
。

以下に、この運転の操作および作用等を説明する。

まず、鋼片Ｓの搬送中は、シフトビーム１２Ｂを、シフ
トビーム１２Ｂ側の各ビーム２０が、固定ビーム＋２Ａ
側の各ビーム１８とそれぞれ一直線に並ぶ待機位置に配
しておく。

ウオーキングビームＩＩからシフトビームＩ２Ｂに所定
個数の鋼片Ｓが受は渡され、この際センサ２７によって
シフトビーム１２Ｂに確実にのったか確認されたら、ウ
オーキングビーム１１とシフトビーム１２Ｉ３とに、第
３図に示すような動作を与える。

すなわち、ウト−キングビーム１１を昇降動作のみを行
なうようにし、このウオーキングビーム１１が上昇して
鋼片Ｓを持ち上げたら、シフトビーム１２Ｂを水平方向
に移動させ、その後ウオーキングビーム１１を下降さけ
て鋼片Ｓをシフトビーム１２Ｂにのせる。これによって
、鋼片Ｓの下面のシフトビーム１２Ｂが接触する位置が
変わる。

さらに、上記のウオーキングビームＩＩ上昇−シフトビ
ーム１２Ｂ水平移動→ウオーキングヒーム１１下降のサ
イクルを繰り返すことにより、ウオーキングビームＩｆ
とシフトビーム１２Ｂに交互に鋼片Ｓをのせていき、ス
キッドマークの低減を図る。

このとき、ウオーキングビーム１１が上昇するたびごと
に、シフトビーム１２Ｂを任意の位置に移動させる。こ
のシフトビーム１２Ｂの４多動を、鋼片Ｓの下面のシフ
トビーム１２Ｂがある部分に偏らずに均等になるよう任
意に配分すれば、スキッドマークを十分に低減できるよ
うになる。また、これととしに、鋼片Ｓの下面の受熱特
性ら平均化するので均熱が十分に図られる。

第３図は、この鋼片Ｓの下面の温度分布を表すらのであ
って、実線ａが従来のデータであり、破線ａ１が本実施
例のデータである。この図で明らかなように、従来では
、ウオーキングビームＩおよび鋼片支持ビーム２による
スキッドマークのため、その部分の温度の低下が著しか
ったか、本実施例では、その温度低下もわずかであり、
均熱化が図られていることがわかった。

このように、本実施例のウオーキングビーム式加熱炉に
よれば、鋼片Ｓのスキッドマーク低減を行なう際に、鋼
片支持ビーム１２のスキッドマークによる綱片Ｓの下面
の温度低下を防ぐことができ、綱片Ｓの均熱化が十分に
行なわれるようになった。これにより、スキッドマーク
を大幅に低減できて品質の均一化か図れる。

なお、上記遅転例の他に、綱片ＳがシフトビームＩ２Ｂ
にのっている状態でシフトビームＩ２Ｂをシフトし、そ
の状態でつｔ−キングビームＩＩを上昇させることによ
り、鋼片Ｓの下面のウオーキングビーム１１か接触する
部分が変わるようにしてもよい。

また、この動作と実施例の動作を組み合わせて、ウオー
キングビーム１１に鋼片Ｓがのっているときシフトビー
ム１２Ｂを７フトし、次にウオーキングビームＩ＋を下
降させて綱片Ｓをシフトビーム１２Ｂにのせ、この状態
でシフトビーム１２■３をシフトしてウオーキングビー
ム１１を上昇させ、鋼片Ｓの下面のウオーキングビーム
１１とシフトビーム１２Ｂの接触する部分が変わるよう
にしてもよい。。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明のウオーキングビーム式加
熱炉によれば、ウオーキングビームによって綱片につい
たスキッドマークを低減する運転を行なうとき、鋼片支
持ビームを適宜動かすことにより、鋼片下面の鋼片支持
ビームあるいはウオーキングビームが接触する部分が一
定にならないようにすることができる。すなわち、鋼片
下面のビームの接触する部分を次々に移動させることが
できる。そのため、鋼片下面のビームが接触する部分が
偏らないので、ビームのスキッドマークをほとんど生じ
さ什ることなく、搬送中のスキッドマークを十分に低減
できる。

また、鋼片下面の受熱が偏らずに平均化するので、鋼片
の均熱度が向上し、品質の均一化に結び付く。また、均
熱度の向上により、綱片の低温部の温度は従来と比へる
と高温になるので、この部分の温度を従来の低温部の温
度、すなわち圧延可能な温度に下げることができる。し
たがって、圧延可能な鋼片加熱温度を低くすることかで
き、乙って省エネルギーが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第１図はその抽出口側端部の側断面矢視図、第２図
は第１図の■−■線に沿う矢視断面図、第３図はｆ多動
する固定ビームの作動を説明する図、第４図はこの実施
例および従来の加熱炉によって、鋼片のスキッドマーク
低減のための運転を行なった際の鋼片下面の温度分布を
表す図である。また、第５図は従来のウオーキングビー
ム式加、＠炉の抽出口側端部の側断面図、第６図は第５
図におけるｖ−ｖ線に沿う矢視断面図である。 １０ｂ・・・・・・抽出口、１１・・・・・・ウオーキ
ングビーム、１３・・・・・・炉内、１２・・・・・・
鋼片支持ビーム、１２Ｂ・・・・・・シフトビーム、２
５・・・・・・シリンダ（駆動装置）、Ｓ・・・・・・
鋼片。 出願人　石川島播磨重工業株式会社 第１８ ｆｆＬ　” 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 炉内に装入された鋼片を、ウォーキングビームと鋼片支
   持ビームとに交互にのせることにより抽出口に向けて搬
   送し、その間に鋼片を加熱するウォーキングビーム式加
   熱炉において、前記鋼片支持ビームの長手方向における
   所定の範囲を、鋼片の搬送方向と略直交する方向に水平
   シフト自在に支持するとともに、この鋼片支持ビームを
   移動する駆動装置を設けたことを特徴とするウォーキン
   グビーム式加熱炉。