JPS6353207A - ウオ−キングビ−ム式加熱炉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［企業上のｆｌ用分野］ 本発明は、鋼片を搬送しながら加熱するつ＋−キンクビ
ーム式加熱炉に関する乙のである。

［従来の技術］ 第６図および第７図は、従来のウオーキングビーム式加
熱炉の一例を示している。この加熱炉は、ウオーキング
ビームＩに第１図中矢印（イ）〜（ニ）で示すような一
連の連続動作を与えることにより、鋼片Ｓをウオーキン
グビームＩと固定的に設（）られた鋼片支持ビーム２と
に交互にのせて徐々に抽出口に搬送し、その間に鋼片Ｓ
を加熱するものである。

ところで、このような炉にあっては、鋼片Ｓの下面のウ
オーキングビーム１および鋼片支持ビーム２に接触して
いた部分には、接触することによる温度低下の跡、いわ
ゆるスキッドマークがつく。

そこで、炉内から抽出される直前の鋼片Ｓに対してこの
スキッドマーク低減のための運転が行なわれている。

この運転は、鋼片Ｓが炉体の抽出ｙ１°んに搬送された
ら、ウオーキングビームｌに昇降動作のみを与え、鋼片
Ｓをウオーキングビーム１から鋼片支持ビーム２へ操り
返し交互にのせて均熱時間を十分とることにより行なわ
４ｗ、ている。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、上記加熱炉においては、鋼片Ｓの下面側の各
ビームｌ、２の接触する部分、すなわちスキッドマーク
となる部分は常に変わらない。まｆこ、この部分には、
鋼片Ｓが各ビームｌ、２のいずれか一方にのっていると
きに、下方からの熱が他方のビームによってさまたげら
れてこのビームの影が映る。このため、スキッドマーク
低減のための運転を行なっても、スキッドマーク部分の
温度上昇が不十分であった。これにより、鋼片Ｓはスキ
ッドマークの低減および均熱化が充分に行なわれず、均
一な製品が得られにくいという問題があった。

１＝問題点を解決するための手段］ 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
って、鋼片支持ビームの長手方向における所定の範囲を
、鋼片の搬送方向と略直交するに水平方向および鉛直方
向にシフト自在に支持するとともに、この鋼片支持ビー
ムを水平方向に移動させる水平移動駆動装置および鉛直
方向に移動さ仕る昇降駆動装置を設けたことを特徴とし
ている。

［作用　］ スキッドマークを低減する場合の運転形態は、以下の３
つの場合がある。

■ウオーキングビームが上昇してその上に鋼片がのって
おり、鋼片が鋼片支持ビームにのっていないときに鋼片
支持ビームを水平シフトする。その状態てウオーキング
ビームを下降させると、鋼片下面の鋼片支持ビームが接
触する部分が変わる。

■鋼片が鋼片支持ビームにのっている状態で鋼片支持ビ
ームを水平シフトする。その状態でウオーキングビーム
を上昇させると鋼片下面のつす−キングビームが接触す
る部分が変わる。

■上の■■の動作を組み合わせて、ウオーキングビーム
に鋼片がのっているとき鋼片支持ビームを水平シフトし
、ウオーキングビームを下降させて鋼片を鋼片支持ビー
ムにのせ、この状態で鋼片支持ビームを水平シフトして
ウオーキングビームを上昇させる。これにより鋼片下面
のウオーキングビームと鋼片支持ビームの接触する部分
が変わる。

上記■■■の運転において、各ビームの鋼片下面に接触
する部分が均等に配分されるように水平シフトし、さら
に、鋼片支持ビームに鋼片がのっているときに鋼片支持
ビームを上昇させて鋼片とウオーキングビームとの間隔
を十分あけるようにする。

このように運転することにより、鋼片支持ビームあるい
はウオーキングビームの接触による鋼片下面の温度低下
か偏らずに平均化するので、鋼片下面の受熱が均一にな
され、鋼片の均熱度が向上する。まｆこ、このように十
分に均熱されることによりスキッドマークを大幅に低減
できろ。

また、鋼片の下面にはウオーキングビームの影が映らな
いので、温度上昇がさまたげられることかなくなる。こ
のため、鋼片下面の受熱が均一になされることにより鋼
片の均熱度が向上する。

［実施例１ 以下、第１図ないし第５図を参照して本発明の一実施例
を説明する。

第１図は実施例のウオーキングビーム式加熱炉の側断面
図、第２図は同縦断面図を示しており、符号【０で示さ
れるものは炉体、１１はウオーキングビーム、１２は鋼
片支持ビームである。

ウオーキングビーム１１は、炉内１３に配され鋼片Ｓが
のる一対のビーム１４と、このビーム１４を支持し、炉
床１０ａを貫通する多数の支柱１５と、この支［１５の
下端に固定されたウオーキングビーム台車１６とからな
るものである。そして、このウオーキングビーム１１は
、つす−キングビーム台車１６の下側に接続された駆動
装置１７が作動することにより、第１図中矢印（イ）〜
（ニ）で示すよう、上昇−前進→下降→後退を１ザイク
ルとして繰り返し動くようになっている。

一方の鋼片支持ビーム１２は、本実施例においては、第
１図に示した炉体ｌＯの抽出口１０ｂ側の端部で、炉床
１０ｇに固定されて抽出口１０ｂの反対側の装入口（図
示せず）側の端部にまで延びる固定ビーム１２Ａと、抽
出口１０ｂ側に配され、鋼片Ｓの搬送方向と直交する水
平方向および鉛直方向に移動できるようにされたシフト
ビームＩ２Ｂとに２分割されている。

上記固定ビーム１２Ａは、ウオーキングビーム１１のビ
ーム１４の両側に平行に配された鋼片Ｓがのる一対のビ
ーム１８が、支柱１９を介して炉床１０ａに固定されて
いるもので、ウオーキングビーム１１から単に鋼片Ｓを
受けるという本来の役目を果たすものである。

一方のソフトビーム１２Ｂは、上記固定ビーム！２Ａの
一対のビームＩ８の間隔と同じ間隔をあけて平行に配さ
れた一対のビーム２０と、このビーム２０の両端を支持
して炉床１０ａを貫通する支柱２１と、この支柱２１の
下端に固定されたシフトビーム台車２２とからなるもの
である。支柱２１は、内部に冷却用の水が流れており、
外表面は断熱材で被われている。

このシフトビーム１２Ｂは、床Ｐに設置された４つのシ
フトビーム昇降駆動装置２３によって支持されている。

これら昇降駆動装置２３は、第３図に示すように、床Ｐ
に固定されｆコ基台２４に、炉体ｌＯの幅方向に延びる
押上げアーム２５が一端を軸として揺動自在に取り付け
られ、このアーム２５の先端が、カムローラ２６を介し
てカム２７によって受けられており、さらに前記アーム
２５の中央に、軸を炉体ｌＯの長さ方向に向けて配され
た台車コーラ２８が備わっているものである。そして、
この台車ローラ２８にシフトビーム１２Ｂの台車２２が
のせられている。なお、前記カム２７の回転は、第１図
に示すように、床Ｐに固定された駆動モータ２９によっ
て行なわれる。

この昇降駆動装置２３によれば、駆動モータ２９によっ
てカム２７を回転させることにより、アーム２５が上下
動し、これによってソフトビーム１２Ｂは押上げられた
り、下がったりして昇降するようになっている。

さらに、シフトビーム１２Ｂの側方にはシリンダ（水平
移動駆動装置）３０が配されており、このシリンダ３０
を作動させることにより、シフトビーム１２Ｂは台車ロ
ーラ２８の転がりにともなって、第２図中矢印（ホ）で
示すように、鋼片Ｓの搬送方向と直交する水平方向に移
動することができるようになっている。このシリンダ３
０は、シフ・トビーム１２Ｂの昇降に対応できるよう上
下に回動自在とされている。

なお、上記のようにシフトビーム１２Ｂが水平移動する
ことができるよう、炉床１０ａに形成されたシフトビー
ム１２Ｂの支柱貫通孔１０ｃは、炉体ｌＯの幅方向に所
定の長さを有してしている。

３１は、炉内１３の気密性を保持するシール材である。

また、炉体ＩＯの抽出端両側壁には、つ十−キングビー
ム１１によって搬送されてくる鋼片Ｓが、上記シフトビ
ーム１２Ｂに確実にのったかどうかを検出するセンサ３
２が設置されている。

このセンサ３２は、シフトビーム１２Ｂに向かって鋼片
Ｓが通過し、固定ビーム１２．Ａとシフトビーム１２Ｂ
とにまたがっていないかを検知する鋼片通過センサ３２
ａと、シフトビーム１２Ｂの抽出口１０ａ側の嫁かろ抽
出口１０ａ仰ｊにはみ出した鋼片Ｓを検知する鋼片はみ
出しセンサ３２ｂとからなっている。

このセンサ３２によれば、鋼片通過センサ３２ａが反応
し、かつ鋼片はみ出しセンサ３２ｂが反応しなければ、
鋼片Ｓが確実にシフトビーム１２Ｂの上にのせられたと
して確認される。

以上のように構成されたウオーキングビーム式加熱炉に
よれば、鋼片Ｓは、炉体１０の装入口から固定ビーム１
２ＡのビームＩ８にかけ渡され、ウオーキングビーム１
１の動作によって、つ（・−キングビーム１１および固
定ビーム１２Ａの各ビーム１８．２０に交互にの仕られ
ることにより、徐々に炉体１０の抽出口１０ｂに向けて
搬送され、その間に加熱される。そして、シフトビーム
１２Ｂにのせられると、ここで下面についたスキッドマ
ークを低減するための運転を受ける。

以下に、この運転の操作および作用等を説明する。

まず、ウオーキングビームＩＩによって鋼片Ｓを搬送さ
せている際には、シフトビーム１２Ｂを、その各ビーム
２０が、固定ビーム１２Ａ側の各ビームＩ８とそれぞれ
ｌ直線に並ぶ待機位置に配しておく。

ウオーキングビーム１１からシフトビームＩ２Ｂに所定
側数の鋼片Ｓが受は渡され、この際センサ３２によって
シフトビーム１２Ｂに鋼片Ｓが確実にのったか確認され
たら、つ十−キングビーム１１とシフトビーム１２Ｂと
に、第４図に示すような動作を与える。

すなわち、 ■ウオーキングビーム１１に昇降動作のみを与え、ウオ
ーキングビーム１１が上昇して鋼片Ｓを持ち上げたら、
シフトビーム１２Ｂを水平方向に移動させ、その後ウオ
ーキングビームＩＩを下降させて鋼片Ｓをシフトビーム
１２Ｂにのせる。これによって、鋼片Ｓの下面のシフト
ビーム１２Ｂが接触する位置か変わる。

■このように鋼片Ｓを支持した状態のままシフトビーム
を所定距離上昇させ、鋼片Ｓの下面とウオーキングビー
ム１１のビームＩ４との間隔をあける。この間隔は、つ
十−キングビームの影か鋼片Ｓの下面にほとんど映らな
い程度の距離とする。

ここまでが第５図で示した動作である。

■次に、シフトビーム１２Ｂを下げるとともに、つ十−
キングビームＩＩを上昇さ仕て鋼片Ｓをつす−キングビ
ーム１１によって支持する。

■上の■と逆方向にシフトビーム１２Ｂを水平移動させ
てからウオーキングビーム１１を下げて鋼片Ｓをシフト
ビーム１２Ｂにのせる。これによって鋼片Ｓの下面のシ
フトビーム１２Ｂが接触する位置は■とは異なる。

■再び■のようにシフトビーム１２Ｂを上昇させる。

このようなウオーキングビーム１１の昇降、シフトビー
ム１２Ｂの水平移動ならびに昇降動作を交互に繰り返し
行なう。この際、特に、ソフトビーム１２Ｂの水平方向
への移動は、鋼片Ｓの下面に対するシフトビーム１２Ｂ
の接触する部分が偏らずに均等になるようにする。

上のようにウオーキングビーム１１およびソフトビーム
１２Ｂを運転することにより、鋼片Ｓの下面には、シフ
トビーム１２Ｂが一定の場所ではなく均等に接触するの
で、スキッドマークはほとんどつかずその低減が十分に
行なわれる。また、シフトビーム１２Ｂで鋼片Ｓを支持
した際、このシフトビーム１２Ｂを上昇させることによ
り、鋼片Ｓの下面にはウオーキングビームＩＩによる影
がほとんど映らなくなる。

したがって、鋼片Ｓの下面の受熱は略均−になされ、鋼
片Ｓの均熱が十分に図られる。

第５図は、この鋼片Ｓの下面の温度分布を表すものであ
って、実線夕が従来のデータであり、破線ジ１が本実施
例のデータである。この図で明らかなように、従来ては
、つ十−キングビーム１および鋼片支持ビーム２による
スキッドマークのため、その部分の温度の低下が著しか
ったか、本実施例では、その混交低下られずかであり、
均熱化が図られていることかわかる。

このように、本実施例のウオーキングビーム式加熱炉に
よれば、鋼片Ｓのスキッドマーク低減を行なう際に、鋼
片支持ビーム１２による鋼片Ｓの下面の温度低下を防ぐ
ことができ、鋼片Ｓの均熱化が十分に行なわれるように
なった。

これにより、スキッドマークを大幅に低減できて品質の
均一化が図れるとともに、圧延可能な鋼片加ＰＡ温度を
低くすることができ、もって省エネルギーか可能となる
。

なお、上記運転例の他に、鋼片ＳがシフトビームＩ２Ｂ
にのっている状態でンフトビームト２Ｂを水平移動し、
その状態でウオーキングビーム１１を上昇させることに
より、鋼片Ｓの下面のウオーキングビーム１１が接触す
る部分が変わるようにしてもよい。さらに、この動作と
実施例の動作を組み合わせて、つ十−キングビーム１１
に鋼片Ｓがのっているときシフトビーム１２Ｂを水平移
動しさせ、次にウオーキングビーム１１を下降させて鋼
片Ｓをシフトビーム１２Ｂにの仕、この状態でシフトビ
ーム１２Ｂを水平移動させてウオーキングビーム１１を
上昇５せ、これによって鋼片Ｓの下面のウオーキングビ
ームＩＩと７フトビーム１２Ｂの接触する部分が変わる
ようにしてもよい。

また、本実施例のシフトビーム１２Ｂを昇降させろ装置
としては昇降装置２３を示したが、この装置は一例であ
って、他に考えられる構成部（オおよび機構からなる昇
降装置であってもよい。

１発明の効果］ 以上説明しｆ二ように、本発明のウオーキングビーム式
加熱炉によれば、ウオーキングビームによって鋼片につ
いたスキッドマークを低減する運転を行なうとき、鋼片
支持ビームを適宜動かすことにより、鋼片下面の鋼片支
持ビームあるいはウオーキングビームが接触する部分が
一定にならないようにすることかできる。すなわち、鋼
片下面のビームの接触する部分を次々に移動させること
ができる。さらに、この際鋼片支持ビームを上昇させて
鋼片とウオーキングビームとの間隔を十分あけてウオー
キングビームの影が鋼片の下面にほとんど映らないよう
にすることができる。

このように運転することにより、ビームが接触する部分
が偏らないので、ビームのスキッドマークをほとんど生
じさせることなく、搬送中のスキットマークを十分に低
減できる。また、鋼片の下面にはウオーキングビームの
影かはとんと映らないので、鋼片下面の温度上昇がさま
たげられることがなくなる。このため、鋼片下面の受熱
が均一になされることにより鋼片の均熱度が向上するの
で、品質の均一化に結び付く。

また、均熱度の向上により、鋼片の低温部の温度は従来
と比べると高温になるので、この部分の温度を従来の低
温部の温度、すなわち圧延可能な　−温度に下げること
ができる。したがって、圧延可能な鋼片加熱温度を低く
することができ、もって省エネルギーが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第１図はその抽出口側端部の側断面矢視図、第２図
は第１図のＩＶ−■線に沿う矢視断面図、第３図は昇降
装置の正面図、第、４図は移動する鋼片支持ビームの作
動を説明する図、第５図はこの実施例および従来の加熱
炉によって、鋼片のスキッドマーク低減のための運転を
行なった際の鋼片下面の温度分布を表す図である。また
、第６図は従来のウオーキングビーム式加熱炉の抽出口
側端部の側断面図、第７図は第６図における■−■線に
沿う矢視断面図である。 １０ｂ　　・・・・抽出口、ＩＩ・・・・・つ十−キン
グビーム、１３・・・・・炉内、１２・・・・鋼片支持
ビーム、１２Ｂ・・・シフトビーム、２３・・・・・昇
降駆動装置、２つ・・・ンリング（水平移動駆動装置）
、Ｓ　　・鋼片。 出頭人　石川島播磨重工業株式会社 第４図 第５図 第６図 ■ ■ 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 炉内に装入された鋼片を、ウォーキングビームと鋼片支
   持ビームとに交互にのせることにより抽出口に向けて搬
   送し、その間に鋼片を加熱するウォーキングビーム式加
   熱炉において、前記鋼片支持ビームの長手方向における
   所定の範囲を、鋼片の搬送方向と略直交する水平方向お
   よび鉛直方向に移動自在に支持するとともに、この鋼片
   支持ビームを水平方向に移動させる水平移動駆動装置お
   よび鉛直方向に移動させる昇降駆動装置を設けたことを
   特徴とするウォーキングビーム式加熱炉。