JPH09184010A - スラブ加熱処理設備 - Google Patents
スラブ加熱処理設備Info
- Publication number
- JPH09184010A JPH09184010A JP34253695A JP34253695A JPH09184010A JP H09184010 A JPH09184010 A JP H09184010A JP 34253695 A JP34253695 A JP 34253695A JP 34253695 A JP34253695 A JP 34253695A JP H09184010 A JPH09184010 A JP H09184010A
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- JP
- Japan
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- slab
- heating furnace
- furnace body
- hearth
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長尺なスラブを加熱処理する場合の設備の大
型化をできるだけ抑える。 【解決手段】 トンネル型の加熱炉本体１と、スラブ７
を支持する固定側炉床４と、固定側炉床４よりも上方へ
突出可能であると共に加熱炉本体１の入口部１ａと出口
部１ｂとを結ぶ方向に沿って移動可能な移動側炉床６
と、加熱炉本体１の入口部１ａへスラブ７を搬送するス
ラブ供給ライン２と、加熱炉本体１の内部で加熱処理さ
れたスラブ７を搬送するスラブ送出ライン３とを備えて
なるスラブ加熱処理設備において、加熱炉本体１の入口
部１ａ及び出口部１ｂから移動側炉床６の端部を突出さ
せて上記ライン２，３の各間隙部２ａ，３ａに介在でき
るようにすることにより、当該移動側炉床６で上記ライ
ン２，３とのスラブ７の受け渡しをできるようにした。
型化をできるだけ抑える。 【解決手段】 トンネル型の加熱炉本体１と、スラブ７
を支持する固定側炉床４と、固定側炉床４よりも上方へ
突出可能であると共に加熱炉本体１の入口部１ａと出口
部１ｂとを結ぶ方向に沿って移動可能な移動側炉床６
と、加熱炉本体１の入口部１ａへスラブ７を搬送するス
ラブ供給ライン２と、加熱炉本体１の内部で加熱処理さ
れたスラブ７を搬送するスラブ送出ライン３とを備えて
なるスラブ加熱処理設備において、加熱炉本体１の入口
部１ａ及び出口部１ｂから移動側炉床６の端部を突出さ
せて上記ライン２，３の各間隙部２ａ，３ａに介在でき
るようにすることにより、当該移動側炉床６で上記ライ
ン２，３とのスラブ７の受け渡しをできるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラブ加熱処理設
備に関し、特に、長尺なスラブ、即ち、薄スラブを加熱
処理する際に適用すると有効なものである。
備に関し、特に、長尺なスラブ、即ち、薄スラブを加熱
処理する際に適用すると有効なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のスラブ加熱処理設備を図３〜５を
用いて説明する。なお、図３は、その全体レイアウトを
表す平面図、図４は、図３のIV−IV線断面矢視図、図５
は、図４のＶ−Ｖ線断面矢視図である。
用いて説明する。なお、図３は、その全体レイアウトを
表す平面図、図４は、図３のIV−IV線断面矢視図、図５
は、図４のＶ−Ｖ線断面矢視図である。
【０００３】図３において、１はトンネル型の加熱炉本
体であり、内部に供給されたスラブを加熱できるように
なっている。２はスラブ供給ラインであり、図示しない
スラブ鋳造設備から加熱炉本体１の入口部１ａへ連絡さ
れている。３はスラブ送出ラインであり、加熱炉本体１
の出口部１ｂから図示しない圧延ラインへ連絡されてい
る。３１は加熱炉本体１の入口部１ａの近くに設けたス
ラブヤードである。３２はスラブ挿入装置であり、加熱
炉本体１の入口部１ａのスラブ供給ライン２に接して設
けられている。３３はスラブ取出装置であり、加熱炉本
体１の出口部１ｂのスラブ送出ライン３に接して設けら
れている。３４はスラブである。
体であり、内部に供給されたスラブを加熱できるように
なっている。２はスラブ供給ラインであり、図示しない
スラブ鋳造設備から加熱炉本体１の入口部１ａへ連絡さ
れている。３はスラブ送出ラインであり、加熱炉本体１
の出口部１ｂから図示しない圧延ラインへ連絡されてい
る。３１は加熱炉本体１の入口部１ａの近くに設けたス
ラブヤードである。３２はスラブ挿入装置であり、加熱
炉本体１の入口部１ａのスラブ供給ライン２に接して設
けられている。３３はスラブ取出装置であり、加熱炉本
体１の出口部１ｂのスラブ送出ライン３に接して設けら
れている。３４はスラブである。
【０００４】スラブ供給ライン２上には、前記スラブ鋳
造設備から送られるスラブ３４のほか、スラブヤード３
１からもクレーンなどで同様なスラブ３４が供給され
る。供給されたスラブ３４は、スラブ挿入装置３２のフ
ォーク３２ａで加熱炉本体１内に挿入され、スラブ取出
装置３３のフォーク３３ａにより加熱炉本体１内からス
ラブ送出ライン３上に取り出される。
造設備から送られるスラブ３４のほか、スラブヤード３
１からもクレーンなどで同様なスラブ３４が供給され
る。供給されたスラブ３４は、スラブ挿入装置３２のフ
ォーク３２ａで加熱炉本体１内に挿入され、スラブ取出
装置３３のフォーク３３ａにより加熱炉本体１内からス
ラブ送出ライン３上に取り出される。
【０００５】図４，５において、３５は固定側炉床であ
り、３６はウオークビーム式の移動側炉床であり、加熱
炉本体１の入口部１ａから出口部１ｂ方向へ各々交互に
複数平行配置されている。３７は水平移動装置であり、
加熱炉本体１の入口部１ａと出口部１ｂとを結ぶ方向に
沿って移動側炉床３６を水平移動できるようになってい
る。３８は上下移動装置であり、移動側炉床３６の下縁
をローラ支持する複数の支持レバー３９、連結ロッド４
０、水平駆動シリンダ４１を備えてなり、移動側炉床３
６を上下移動できるようになっている。
り、３６はウオークビーム式の移動側炉床であり、加熱
炉本体１の入口部１ａから出口部１ｂ方向へ各々交互に
複数平行配置されている。３７は水平移動装置であり、
加熱炉本体１の入口部１ａと出口部１ｂとを結ぶ方向に
沿って移動側炉床３６を水平移動できるようになってい
る。３８は上下移動装置であり、移動側炉床３６の下縁
をローラ支持する複数の支持レバー３９、連結ロッド４
０、水平駆動シリンダ４１を備えてなり、移動側炉床３
６を上下移動できるようになっている。
【０００６】加熱炉本体１の入口部１ａのスラブ供給ラ
イン２上に置かれたスラブ３４は、スラブ挿入装置３２
の複数のフォーク３２ａにより持上げられて加熱炉本体
１の入口部１ａから内部へ挿入され、挿入された位置で
移動側炉床３６の上昇により移動側炉床３６に受け取ら
れる。続いて、移動側炉床３６が加熱炉本体１の出口部
１ｂ側へ一定ストローク水平移動して、上記出口部１ｂ
側のスラブ取出装置３３フォーク３３ａを移動側炉床３
６の上記出口部１ｂ側端のスラブ３４の下に挿入し、移
動側炉床３６が下降して当該端のスラブ３４をスラブ取
出装置３３に渡すと共に、残りのスラブ３４を固定側炉
床３５上に渡し、次いで、降下した高さ位置で空の移動
側炉床３６を上記入口部１ａ側へ一定ストローク水平移
動することにより、再び同様のスラブ３４の順送りが行
われる。
イン２上に置かれたスラブ３４は、スラブ挿入装置３２
の複数のフォーク３２ａにより持上げられて加熱炉本体
１の入口部１ａから内部へ挿入され、挿入された位置で
移動側炉床３６の上昇により移動側炉床３６に受け取ら
れる。続いて、移動側炉床３６が加熱炉本体１の出口部
１ｂ側へ一定ストローク水平移動して、上記出口部１ｂ
側のスラブ取出装置３３フォーク３３ａを移動側炉床３
６の上記出口部１ｂ側端のスラブ３４の下に挿入し、移
動側炉床３６が下降して当該端のスラブ３４をスラブ取
出装置３３に渡すと共に、残りのスラブ３４を固定側炉
床３５上に渡し、次いで、降下した高さ位置で空の移動
側炉床３６を上記入口部１ａ側へ一定ストローク水平移
動することにより、再び同様のスラブ３４の順送りが行
われる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来のスラブ鋳造設備
では、スラブの厚さを最小でも２００〜２５０ｍｍ程度
にしかできないため、加熱処理後に２０〜３０ｍｍの厚
さに一旦粗圧延してから仕上げ圧延して鋼板を製造しな
ければならず、手間やコストなどの面で無駄を生じてい
た。しかしながら、近年のスラブ鋳造設備の技術的進歩
により、厚さが５０〜７５ｍｍの薄スラブを直ちに鋳造
できるようになったので、加熱処理後に粗圧延すること
なく直ちに仕上げ圧延して鋼板を製造することが可能と
なった。
では、スラブの厚さを最小でも２００〜２５０ｍｍ程度
にしかできないため、加熱処理後に２０〜３０ｍｍの厚
さに一旦粗圧延してから仕上げ圧延して鋼板を製造しな
ければならず、手間やコストなどの面で無駄を生じてい
た。しかしながら、近年のスラブ鋳造設備の技術的進歩
により、厚さが５０〜７５ｍｍの薄スラブを直ちに鋳造
できるようになったので、加熱処理後に粗圧延すること
なく直ちに仕上げ圧延して鋼板を製造することが可能と
なった。
【０００８】ところが、上述したような薄スラブを製造
すると、コイル当り（３０トン）の長さが３０〜４６ｍ
にもなってしまい、従来のスラブ（約１０ｍ）より約３
〜４．６倍も長くなってしまう。このため、このような
薄スラブを加熱処理しようとすると、スラブ加熱処理設
備が非常に大きくなり、特に、図６に示すように、スラ
ブ挿入装置３１やスラブ取出装置３２が多数必要になっ
てしまい、広大なスペースが必要となってしまう。
すると、コイル当り（３０トン）の長さが３０〜４６ｍ
にもなってしまい、従来のスラブ（約１０ｍ）より約３
〜４．６倍も長くなってしまう。このため、このような
薄スラブを加熱処理しようとすると、スラブ加熱処理設
備が非常に大きくなり、特に、図６に示すように、スラ
ブ挿入装置３１やスラブ取出装置３２が多数必要になっ
てしまい、広大なスペースが必要となってしまう。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明によるスラブ加熱処理設備は、内部に供
給されたスラブを加熱する加熱炉本体と、前記加熱炉本
体の内部に配設され、前記スラブを支持する固定側炉床
と、前記加熱炉本体の内部に配設され、前記固定側炉床
の上面よりも上方へ突出可能であると共に、当該加熱炉
本体の入口部と出口部とを結ぶ方向に沿って移動可能な
移動側炉床と、前記加熱炉本体の前記入口部へ連絡さ
れ、当該加熱炉本体の当該入口部へ前記スラブを搬送す
るスラブ供給ラインと、前記加熱炉本体の前記出口部へ
連絡され、当該加熱炉本体の内部で加熱処理された前記
スラブを搬送するスラブ送出ラインとを備えてなるスラ
ブ加熱処理設備であって、前記加熱炉本体の前記入口部
及び前記出口部から前記移動側炉床の端部が突出して、
前記スラブ供給ライン及び前記スラブ送出ラインの上面
よりも上方へ突出できるように当該スラブ供給ライン及
び当該スラブ送出ライン中に介在可能であることを特徴
とする。
ための、本発明によるスラブ加熱処理設備は、内部に供
給されたスラブを加熱する加熱炉本体と、前記加熱炉本
体の内部に配設され、前記スラブを支持する固定側炉床
と、前記加熱炉本体の内部に配設され、前記固定側炉床
の上面よりも上方へ突出可能であると共に、当該加熱炉
本体の入口部と出口部とを結ぶ方向に沿って移動可能な
移動側炉床と、前記加熱炉本体の前記入口部へ連絡さ
れ、当該加熱炉本体の当該入口部へ前記スラブを搬送す
るスラブ供給ラインと、前記加熱炉本体の前記出口部へ
連絡され、当該加熱炉本体の内部で加熱処理された前記
スラブを搬送するスラブ送出ラインとを備えてなるスラ
ブ加熱処理設備であって、前記加熱炉本体の前記入口部
及び前記出口部から前記移動側炉床の端部が突出して、
前記スラブ供給ライン及び前記スラブ送出ラインの上面
よりも上方へ突出できるように当該スラブ供給ライン及
び当該スラブ送出ライン中に介在可能であることを特徴
とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明によるスラブ加熱処理設備
の実施の形態を図１，２を用いて説明する。なお、図１
は、その全体レイアウトを表す平面図、図２は、図１の
II−II線断面矢視図である。但し、前述した従来の場合
と同様な部分については、前述した従来の場合と同様な
符号を用いることにより、その説明を省略する。
の実施の形態を図１，２を用いて説明する。なお、図１
は、その全体レイアウトを表す平面図、図２は、図１の
II−II線断面矢視図である。但し、前述した従来の場合
と同様な部分については、前述した従来の場合と同様な
符号を用いることにより、その説明を省略する。
【００１１】図１において、４は固定側炉床であり、加
熱炉本体１内に間隔をおいて入口部１ａから出口部１ｂ
方向に沿って設けられている。５は連絡床であり、固定
側炉床４の位置に対応して加熱炉本体１とスラブ供給ラ
イン２及びスラブ送出ライン３との隙間に配置されてい
る。６は移動側炉床であり、加熱炉本体１内の固定側炉
床４の間に配置され、両端部をスラブ供給ライン２及び
スラブ送出ライン３と交差できる位置まで移動可能に設
けたウォークビーム式となっている。また、スラブ供給
ライン２及びスラブ送出ライン３には、移動側炉床６の
上記端部と交差可能な間隙部２ａ，３ａが形成されてい
る。なお、図１では、固定側炉床４と移動側炉床６と
は、わかりやすくするために十分な間隔をおいて示した
が、この間隔は、移動側炉床６のスラブ送り動作に必要
な最小限度の大きさであればよい。
熱炉本体１内に間隔をおいて入口部１ａから出口部１ｂ
方向に沿って設けられている。５は連絡床であり、固定
側炉床４の位置に対応して加熱炉本体１とスラブ供給ラ
イン２及びスラブ送出ライン３との隙間に配置されてい
る。６は移動側炉床であり、加熱炉本体１内の固定側炉
床４の間に配置され、両端部をスラブ供給ライン２及び
スラブ送出ライン３と交差できる位置まで移動可能に設
けたウォークビーム式となっている。また、スラブ供給
ライン２及びスラブ送出ライン３には、移動側炉床６の
上記端部と交差可能な間隙部２ａ，３ａが形成されてい
る。なお、図１では、固定側炉床４と移動側炉床６と
は、わかりやすくするために十分な間隔をおいて示した
が、この間隔は、移動側炉床６のスラブ送り動作に必要
な最小限度の大きさであればよい。
【００１２】図１，２において、７はスラブであり、従
来のスラブの３倍の長さを有している。図２において、
スラブ７は、間隔ｐをおいて移動側炉床６上に乗り、移
動側炉床６は、水平移動装置３７の操作で間隔ｐ分の水
平送り距離をスラブ７に与えている。移動側炉床６は、
一端が入口部１ａまたは出口部１ｂの外部の各連絡床５
と交差位置にある時に、他端がスラブ供給ライン２また
はスラブ送出ライン３と交差できる長さに構成されてい
る。図２では、移動側炉床６は、右端が入口部１ａ側の
スラブ供給ライン２と交差する位置に保持され、左端が
出口部１ｂ側の連絡床５と交差する位置に保持された状
態で示されている。
来のスラブの３倍の長さを有している。図２において、
スラブ７は、間隔ｐをおいて移動側炉床６上に乗り、移
動側炉床６は、水平移動装置３７の操作で間隔ｐ分の水
平送り距離をスラブ７に与えている。移動側炉床６は、
一端が入口部１ａまたは出口部１ｂの外部の各連絡床５
と交差位置にある時に、他端がスラブ供給ライン２また
はスラブ送出ライン３と交差できる長さに構成されてい
る。図２では、移動側炉床６は、右端が入口部１ａ側の
スラブ供給ライン２と交差する位置に保持され、左端が
出口部１ｂ側の連絡床５と交差する位置に保持された状
態で示されている。
【００１３】つまり、移動側炉床６は、その端部が加熱
炉本体１の入口部１ａ及び出口部１ｂから突出して、ス
ラブ供給ライン２及びスラブ送出ライン３の上面よりも
上方へ突出できるように当該スラブ供給ライン２及びス
ラブ送出ライン３中に介在可能となっているのである。
炉本体１の入口部１ａ及び出口部１ｂから突出して、ス
ラブ供給ライン２及びスラブ送出ライン３の上面よりも
上方へ突出できるように当該スラブ供給ライン２及びス
ラブ送出ライン３中に介在可能となっているのである。
【００１４】移動側炉床６に対応する固定側炉床４及び
連絡床５は、全体にわたり間隔ｐをおいてスラブ７を保
持し、加熱炉本体１内に位置するスラブ７は、加熱保持
されるようになっている。加熱炉本体１の入口部１ａ及
び出口部１ｂは、開閉式となっており、図２の状態にお
いて、開閉装置８により扉体９を上下に摺動開閉でき、
スラブ７の１ピッチｐ送り毎に開閉できるようになって
いる。なお、加熱炉本体１の大きさや移動側炉床６の数
は、スラブ７の長さに応じて適宜に選定してよい。ま
た、スラブ７の供給間隔ｐを若干大きく調整すると、加
熱炉本体１の入口部１ａ及び出口部１ｂの外側の連絡床
５を省略して、当該入口部１ａ及び出口部１ｂの外側に
スラブ供給ライン２やスラブ送出ライン３を直接配置す
ることができるようになる。
連絡床５は、全体にわたり間隔ｐをおいてスラブ７を保
持し、加熱炉本体１内に位置するスラブ７は、加熱保持
されるようになっている。加熱炉本体１の入口部１ａ及
び出口部１ｂは、開閉式となっており、図２の状態にお
いて、開閉装置８により扉体９を上下に摺動開閉でき、
スラブ７の１ピッチｐ送り毎に開閉できるようになって
いる。なお、加熱炉本体１の大きさや移動側炉床６の数
は、スラブ７の長さに応じて適宜に選定してよい。ま
た、スラブ７の供給間隔ｐを若干大きく調整すると、加
熱炉本体１の入口部１ａ及び出口部１ｂの外側の連絡床
５を省略して、当該入口部１ａ及び出口部１ｂの外側に
スラブ供給ライン２やスラブ送出ライン３を直接配置す
ることができるようになる。
【００１５】このようなスラブ加熱処理設備の作用を以
下に説明する。図２における状態から加熱炉本体１の入
口部１ａ及び出口部１ｂの扉体９を上へスライドして開
き、移動側炉床６を上昇させて上記出口部１ｂ側へ距離
ｐだけ水平送りすると、スラブ７の全てが移動側炉床６
上に乗って移動し、移動側炉床６上の上記出口部１ｂ側
の端にあるスラブ７がスラブ送出ライン３上に達する。
この位置で移動側炉床６を降下すると、上記端のスラブ
７がスラブ送出ライン３上に渡され、他のスラブ７は、
距離ｐだけ上記出口部１ｂ側へ移動した位置で固定側炉
床４及び上記出口部１ｂ側の連絡床５上に乗り、この状
態で扉体９を下へスライドすることにより閉じることが
できる。
下に説明する。図２における状態から加熱炉本体１の入
口部１ａ及び出口部１ｂの扉体９を上へスライドして開
き、移動側炉床６を上昇させて上記出口部１ｂ側へ距離
ｐだけ水平送りすると、スラブ７の全てが移動側炉床６
上に乗って移動し、移動側炉床６上の上記出口部１ｂ側
の端にあるスラブ７がスラブ送出ライン３上に達する。
この位置で移動側炉床６を降下すると、上記端のスラブ
７がスラブ送出ライン３上に渡され、他のスラブ７は、
距離ｐだけ上記出口部１ｂ側へ移動した位置で固定側炉
床４及び上記出口部１ｂ側の連絡床５上に乗り、この状
態で扉体９を下へスライドすることにより閉じることが
できる。
【００１６】また、この状態では、上記入口部１ａ側の
スラブ供給ライン２上が空いているので、新たなスラブ
７を供給することができる。続いて、移動側炉床６を降
下した高さで上記入口部１ａ側へ距離ｐだけ水平移動し
てスラブ供給ライン２と交差する位置へ戻し、所定時間
後、扉９を上へスライドして開き、移動側炉床６を上昇
させることにより、上述と同様なスラブ７の供給や送出
を繰り返すことができる。
スラブ供給ライン２上が空いているので、新たなスラブ
７を供給することができる。続いて、移動側炉床６を降
下した高さで上記入口部１ａ側へ距離ｐだけ水平移動し
てスラブ供給ライン２と交差する位置へ戻し、所定時間
後、扉９を上へスライドして開き、移動側炉床６を上昇
させることにより、上述と同様なスラブ７の供給や送出
を繰り返すことができる。
【００１７】従って、スラブ挿入装置やスラブ取出装置
を用いてなくてもスラブ７を加熱処理することができる
ので、長尺なスラブ７を加熱処理する場合でも、設備の
大型化を大幅に抑えることができ、必要なスペースを大
幅に減らすことができる。
を用いてなくてもスラブ７を加熱処理することができる
ので、長尺なスラブ７を加熱処理する場合でも、設備の
大型化を大幅に抑えることができ、必要なスペースを大
幅に減らすことができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明によるスラブ加熱処理設備では、
加熱炉本体とスラブ供給ライン及びスラブ送出ラインと
の間でのスラブの受け渡しに専用の機器類を設ける必要
がないので、薄スラブなどのような長尺なスラブを加熱
処理する場合でも、設備の大型化を大幅に抑えることが
でき、必要なスペースを大幅に減らすことができる。
加熱炉本体とスラブ供給ライン及びスラブ送出ラインと
の間でのスラブの受け渡しに専用の機器類を設ける必要
がないので、薄スラブなどのような長尺なスラブを加熱
処理する場合でも、設備の大型化を大幅に抑えることが
でき、必要なスペースを大幅に減らすことができる。
【図１】本発明によるスラブ加熱処理設備の実施の形態
の全体レイアウトを表す平面図である。
の全体レイアウトを表す平面図である。
【図２】図１のII−II線断面矢視図である。
【図３】従来のスラブ加熱処理設備の全体レイアウトを
表す平面図である。
表す平面図である。
【図４】図３のIV−IV線断面矢視図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ線断面矢視図である。
【図６】従来のスラブ加熱処理設備を長尺な薄スラブの
加熱処理に適用した場合の全体レイアウトを表す平面図
である。
加熱処理に適用した場合の全体レイアウトを表す平面図
である。
１ 加熱炉本体 １ａ 入口部 １ｂ 出口部 ２ スラブ供給ライン ２ａ 間隙部 ３ スラブ送出ライン ３ａ 間隙部 ４ 固定側炉床 ５ 連絡床 ６ 移動側炉床 ７ スラブ ８ 開閉装置 ９ 扉体 ３７ 水平移動装置 ３８ 上下移動装置 ３９ 支持レバー ４０ 連結ロッド ４１ 水平駆動シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２７Ｂ 9/24 Ｆ２７Ｂ 9/24 Ｗ
Claims (1)
- 【請求項１】 内部に供給されたスラブを加熱する加熱
炉本体と、 前記加熱炉本体の内部に配設され、前記スラブを支持す
る固定側炉床と、 前記加熱炉本体の内部に配設され、前記固定側炉床の上
面よりも上方へ突出可能であると共に、当該加熱炉本体
の入口部と出口部とを結ぶ方向に沿って移動可能な移動
側炉床と、 前記加熱炉本体の前記入口部へ連絡され、当該加熱炉本
体の当該入口部へ前記スラブを搬送するスラブ供給ライ
ンと、 前記加熱炉本体の前記出口部へ連絡され、当該加熱炉本
体の内部で加熱処理された前記スラブを搬送するスラブ
送出ラインとを備えてなるスラブ加熱処理設備であっ
て、 前記加熱炉本体の前記入口部及び前記出口部から前記移
動側炉床の端部が突出して、前記スラブ供給ライン及び
前記スラブ送出ラインの上面よりも上方へ突出できるよ
うに当該スラブ供給ライン及び当該スラブ送出ライン中
に介在可能であることを特徴とするスラブ加熱処理設
備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34253695A JPH09184010A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | スラブ加熱処理設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34253695A JPH09184010A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | スラブ加熱処理設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09184010A true JPH09184010A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18354513
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34253695A Pending JPH09184010A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | スラブ加熱処理設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09184010A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002313A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延における金属片の加熱炉への装入方法 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34253695A patent/JPH09184010A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002313A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延における金属片の加熱炉への装入方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030415 |