JPS63289863A - バイポ−ラトランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

バイポ−ラトランジスタおよびその製造方法

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JPS63289863A
JPS63289863A JP12466487A JP12466487A JPS63289863A JP S63289863 A JPS63289863 A JP S63289863A JP 12466487 A JP12466487 A JP 12466487A JP 12466487 A JP12466487 A JP 12466487A JP S63289863 A JPS63289863 A JP S63289863A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベース領域の中にエミッタ領域がセルファラ
インにより形成されているパイボーラド′ ランジスタ
およびその製造方法に関し、特に寄生抵抗、寄生容量を
低減し、かつベース幅を狭くすることにより動作の直達
化を可能とするバイポーラトランジスタおよびその製造
方法に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、ベース取出し電極層が低抵抗半導体層で形成
され、ベース領域および該ベース領域内部のエミッタ領
域がそれぞれセルファラインにより形成されてなるバイ
ポーラトランジスタにおいて、上記ベース領域を単結晶
半導体層で形成し、それと同時に上記ベース取出し電極
層と該ベース領域の接続手段を上記単結晶半導体層とほ
ぼ同じ膜厚の多結晶半導体層で形成し、上記多結晶半導
体層には上記ベース取出し電極層から不純物を拡散させ
て高濃度領域とすることにより、寄生抵抗および寄生容
量を低減するとともに、ベース幅を狭くして、バイポー
ラトランジスタの動作速度を高めることを可能とするも
のである。
〔従来の技術〕
バイポーラトランジスタの動作速度を向上させるために
は、寄生抵抗および寄生容量の低減、ならびにベース幅
を狭くすることが不可欠である。
このような要請にある程度応えたバイポーラトランジス
タの一例として、第4図に示すような、いわゆるグラフ
トベース型のバイポーラトランジスタが知られている。
この第を図において、たとえばp型の半導体基板(10
1)内に形成されたn゛型埋込み層(102)の上に、
エピタキシャル成長等によりn型エピタキシャル層が設
けられ、このn型エピタキシャル層は酸化シリコン等の
素子分離領域(103)より島状領域(104)、 (
105)に分離されている。この島状領域(104)の
n型半導体】の表面に臨んで、p゛型のベース領域(1
06)が形成され、このベース領域(106)内にn゛
型の呈ミッタ領域(107)が形成されている。このベ
ース領域(106)は、中央部にあって本来のベースの
機能を果たすペース活性領域(106i)と、ベース取
出し用の高濃度に不純物を含有するグラフトベース領域
(106g)から成っている。
上記グラフトベース領域(106g)は、p゛型多結晶
シリコン層からなるベース取出し電極層(108)から
のp型不純物の拡散により形成され、またベース活性領
域(106i)は、上記ベース取出し電極層(108)
をマスクとしてp型不純物を注入することにより形成さ
れる。また、エミッタ領域(107)は、上記ベース取
出し電極層(108)の少なくとも側壁に形成された絶
縁FJ (109)をマスクとし、この絶縁層(9)上
に形成されたエミッタ電極し用のn゛型多結晶シリコン
層(110)からの不純物の拡散により形成される。上
記絶縁層(109)にはベース取出し電ff1i (1
08)の上部において開口部(111)が設けられ、こ
こにアルミニウム等の金属が被着されてベース電l1(
112)となっている、n゛型多結晶シリコンjW (
110)には同様に金属が被着され、エミッタ電極(1
13)が形成されている。さらに、上記客色縁層(10
9)には島状領域(105)の直上にも開口部(114
)が設けられ、ここに同様に金属が被着されてコレクタ
電極(115) となっている。
このような構造のいわゆるグラフトベース型のバイポー
ラトランジスタによれば、セルファラインによる工、ミ
ッタおよびベースの製造工程の簡略化、および寄生抵抗
、寄生容量の低減化を図ることができ、ベース幅の微細
化が達成される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、バイポーラトランジスタをより高速化、高集
積化し、かつ消費電力を低減させるためには、さらに縦
方向(基板の厚み方向)の縮小が望まれており、特に、
ベース幅をより狭(することが求められている。しかし
、ベース幅を狭くすると、コレクタに印加される電圧が
高くなるにつれてエミッタの空乏層とコレクタの空乏層
が広がって遂には接し、ペニス幅がゼロとなってエミッ
タとコレクタの短絡状態を招く、いわゆるパンチスルー
現象が現れや°すくなる。このパンチスルー現象を防に
゛ためには、上述のペース活性領域(106i)のP型
不純物の濃度を窩くすることが有効であるが、ベース幅
を狭く保ちつつ不純物濃度を高めることとは、相反する
要請である。この不純物の導入は、通常イオン注入によ
り行われている。しかし、イオン注入を行うとイオンの
濃度は距離に関して一定の分布幅を持つので、イオンの
濃度を高めようとすると必然的にイオンの分布領域が拡
大し、結果的にベース幅が広がるのである。
そこで、本発明は、ベース幅を狭く保ちつつ、ベースに
導入される不純物の濃度を高くすることにより、高速動
作が可能なバイポーラトランジスタおよびその製造方法
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明にかかるバイポーラトランジスタは、
ベース取出し電極層が低抵抗半導体層で形成され、ベー
ス領域および該ベース領域内部のエミッタ領域がそれぞ
れセルファラインにより形成されてなるバイポーラトラ
ンジスタであって、上記ベース取出し電極と上記ベース
領域との接続手段と、該ベース領域とがほぼ同じ膜厚の
半導体層であることを特徴とするものである。このとき
、上記半導体層は、ベース領域となる単結晶半導体層と
、上記ベース取出し電極層から拡散された不純物を高濃
度に含有し、上記ベース取出し電極層と上記ベース領域
との接続手段となる多結晶半導体層から成るものであっ
ても良い。
また、本発明にかかるバイポーラトランジスタの製造方
法は、上記ベース領域となる単結晶半導体層と、上記ベ
ース取出し電極層と該ベース領域との接続手段となる多
結晶半導体層とが同一の半導体層の少なくとも一部とし
て形成されることを特徴とするものである。ここで、上
記半導体層は、ベース領域となる単結晶半導体層と、上
記ベース取出し電極層から拡散された不純物を高濃度に
含有し、上記ベース取出し電極層と上記ベース領域との
接続手段となる多結晶半導体層とを残して除去されても
良い。
〔作用〕
本発明にかかるバイポーラトランジスタにおいては、ベ
ース領域となる単結晶半導体層と、上記ベース取出し1
i極層と該ベース領域との接続手段となる多結晶半導体
層とがほぼ同じ膜厚の半導体層で形成されることから、
ベース幅を極めて狭く形成することが可能となる。しか
もこの単結晶のベース領域は、イオン注入によらずに形
成されたものであるので、ベース幅が狭いながらも高濃
度に不純物を含有しており、バンチスルーの発生を効果
的に防止することができる。
〔実施例〕 以下、本発明の好適な実施例について説明する。
本実施例は、ベース取出し電極層が低抵抗半導体層で形
成され、ベース領域および該ベース領域内部のエミッタ
領域がそれぞれセルファラインにより形成されてなるバ
イポーラトランジスタであって、上記ベース取出し電極
と該ベース領域の接続手段が上記ベース取出し電極から
拡散された不純物を高濃度に含有する多結晶半導体層で
形成され、また該ベース領域が単結晶半導体層で形成さ
れ、上記多結晶半導体層と単結晶半導体層とが同時に、
かつほぼ同じ膜厚に形成されることにより、寄生抵抗、
寄生容量を低減し、パンチスルーを防止することを可能
としたバイポーラトランジスタの例である。これを、第
1図を参照しながら説明する。
第1図は、本発明にかかるバイポーラトランジスタの要
部を示す、この図において、たとえば(,111)面を
表面とするp型の半導体基板(1)内に形成されたn゛
゛埋込み層(2)の上に、エピタキシャル成長等により
n型エピタキシャルN(3)が設けられ、このn型エピ
タキャル層(3)は酸化シリコン等の素子分j!f 8
N域(4)により、素子形成領域となる幾つかの島状領
域に分離されている。
このような基体の上に、酸化シリコンあるいは窒化シリ
コン等による眉間絶縁膜(6)を介してp゛型型詰結晶
シリコンらなる低抵抗半導体層であるゲート取出し電極
層(7)、および酸化シリコン等による絶縁N(8)が
順次形成され、さらにn型エピタキシャル層(3)の直
上においてバターニングにより開口部(9)を設けられ
ている。さらに、上記開口部(9)に臨んで、高濃度に
p型不純物を含有する半導体層であるp型シリコンl’
J (10)が形成されている。このp型シリコンF!
(10)は、開口部(9)の底部にある単結晶シリコン
層であってベースの形成部分となるベース領域(10b
)と、ベース取出し電極層(7)との電気的接続を図る
ために高濃度にp型不純物を含有する多結晶シリコンか
らなるベース接続領域(10c)から成っている。上記
ベース接a領域(IQc)は、p゛型型詰結晶シリコン
らなるベース取出し電極層(7)からのp型不純物の拡
散により形成され、上記開口部(9)にはさらにサイド
ウオール(11)を介してn9型多結晶シリコンからな
るエミッタ取出し電極層(12)が被着形成されている
。この基体にアニール処理を施すと、上記エミッタ取出
し電極1i(12)からは、上記サイドウオール(11
)をマスクとしたセルファラインによりn型不純物がベ
ース領域(10b)の内部へ向かって拡散し、エミッタ
領域(13)が形成される。
またこのとき、ベース接続領域(10c)からはp型不
純物がn型エビタキンヤル層(3)中へ拡散し、グラフ
トベース領域(14)が形成される。さらに、上記エミ
ッタ取出しt極]’!(12)の上にはアルミニウム等
の金属を被着してエミック電極(15)が形成されてい
る。また、ベース取出し電極層(7)の上の絶縁層(8
)に設けられた開口部(16)にはベース電極(17)
が、また他の島状領域(第2図(F)の(5)を参照)
の上の眉間絶縁膜(6)および絶縁層(8)に設けられ
た開口部(第2図(F)の(18)を参照)にはコレク
タ電極(第2図(F)の(19)を参照)がそれぞれ被
着形成されている。
上述のようなバイポーラトランジスタの最大の構造上の
特徴は、ベース領yX(10b)とベース取出し電極層
(7)との電気的接続を行うベース接続領域(10c)
が、ベース領域(10b)と同じp型シリコンI’! 
(10)の一部となっており、はぼ同じ膜厚を有してい
る点である。このp型シリコン層(lO)はエピタキシ
ャル成長によって形成される薄膜であるため、ベース幅
B−を非常に狭くすることが可能となり、バイポーラト
ランジスタの高速化が実現できる。しかもこのベース領
域(10b)は不純物濃度が高いため、ベース幅が非常
に狭いながらもパンチスルーを効果的に防止し、寄生抵
抗を低減させることができる。
このようなバイポーラトランジスタの構造上の特徴は、
製造方法の特徴にも通ずる6すなわち、本製造方法は、
下地の結晶性を受継いで結晶を成長させるエピタキシャ
ル成長法、および結晶面異方性ならびに不純物であるホ
ウ素に対する濃度依存性を有するKOHエツチングの特
性を巧みに利用するものである。以下、本発明にかかる
バイポーラトランジスタの製造方法を第2図(A)ない
し第2図(F)を参照しながら説明する。
まず第2図(A)において、(111)面を有するp型
の半導体基板(1)にn゛゛埋込み層(2)およびp゛
゛チャネル・カントFi(20)を形成し、全面にn型
半導体層をエピタキシャル成長させた後、酸化シリコン
の素子分離領域(4)を選択酸化分離等により形成し、
基体を素子を形成するためのいくつかの島状領域、たと
えばn型エピタキシャル層(3)および島状領域(5)
に分割する。
次に、第2図(B)に示すように、このような基体の全
面に、熱酸化あるいはCVD等により薄い酸化シリコン
膜を形成して眉間絶縁膜(6)とする。このとき、酸化
シリコン膜の代わりに窒化シリコン膜を使用しても良い
この眉間絶縁膜(6)の上に、さらにn型エピタキシャ
ルN(3)の上部に臨んでp゛型型詰結晶シリコンらな
るベース取出し電極N(7)を堆積する。
このとき、ベース取出し電極層(7)中のp型不純物で
あるホウ素の濃度は、後述のベース接続領域<10c)
におけるホウ素の濃度を該ベース取出し電極層(7)か
らの拡散により10!0c11−”程度とし得るように
十分に高く選ぶ。
この基体の全面に、・さらに酸化シリコンの絶縁層(8
)をCVD等により堆積する。なお、上記絶縁N(8)
は、窒化シリコンで形成しても良い。
次に、第2図(C)に示すように、RIE等により上記
絶縁層(8)、ベース取出し電極層(7)および層間絶
縁膜(6)のパターニングを行い、n型エピタキシャル
N(3)の直上にベースおよびエミッタを形成するため
の開口部(9)を設ける。このとき、n型エピタキシャ
ルN(3)の表面に損傷を与えないようにするため、眉
間絶縁膜(6)だけは液相エツチングにより除去しても
良い。
次に、ベース領域およびベース接続領域となる半導体層
を形成するため、第2図(D)に示すように、基体の全
面にMBHによりp型シリコン層(10)をエピタキシ
ャル成長させる。このとき、上記p型シリコン1m (
10)は下地の結晶性を受継ぎながら成長するため、絶
縁層(8)が露出した部分には多結晶シリコン層(10
p)が成長し、開口部(9)に露出したベース取出し電
極N(7)の側壁には同様に多結晶シリコン層が成長し
てベース接続領域(10c)となり、一方間口部(9)
の底部の(111)面を表面とするn型エピタキシャル
N(3)の上面においては(111)面を表面とする単
結晶シリコン層が成長し、ベース領域(10b)となる
、このときのp型シリコンN (10)の厚さは1 、
000Å以下とし、またp型不純物であるホウ素の濃度
は1013〜10” am″3とする。したがって、開
口部(9)の側壁においては、ホウ素濃度が太き(異な
るベース取出し電極層(7)とp型シリコン層(10)
とが相接して形成されることになる。
次に、開口部(9)の側壁部に形成されたp型シリコン
FJ(10)をベース領域(10b)とベース取出し電
極N(7)との電気的接続手段とするために、適当゛な
アニール処理を行う、すると、ホウ素の濃度差により、
開口部(9)の側壁においてベース取出し電極層(7)
からp型シリコンN(10)へホウ素が拡散し、ベース
接続領域(10c)が形成される。このアニール処理は
、ベース接続領域(10c)中におけるホウ素の濃度が
10”c+a−”以上となるように行う。また、このア
ニール処理により、ベース接続領域(10c)の直下の
6型工ピタキシヤル層(3)において小さいpゝ型領領
域生じてグラフトベース領域(14)となり、ベース領
域(10b)とベース取出し電極層−(7)との電気的
接続を助ける役割を果たす。
なお、上述のp型シリコン層(10)は、MBEの代わ
りにエピタキシャル成長法により形成することも可能で
あるが、上記ベース領域(10b)からn型エピタキシ
ャル層(3)へのp型不純物の再拡散を防止する意味で
は、低温で実施することができるMBEの方がより好ま
しいといえる。さらに、基体全面にLP(id圧)CV
D法により多結晶シリコンを被着形成した後、開口部(
9)底部のn型エピタキシャル層(3)に接した部分に
おいて固相成長により単結晶を成長させ、ベース領域(
10b)を形成しても良い。
次に、p型シリコン!(10)のうち、ベース接続領域
(10c) とベース領域(10b)とを残して多結晶
シリコン1(Lop)を除去するため、KOHを用いて
エツチングを行う。この工程は、KOHによるシリコン
のエツチングの面異方性、およびホウ素濃度依存性を利
用するものである。
まず、KOHはシリコンの(111)面をエツチングし
ないという面異方性を有している。したかって、開口部
(9)の底部に成長した単結晶シリコン層からなるベー
ス領域(10b)はエツチングされない。
また、KOHはホウ素を10tocm−’以上の濃度で
含むシリコン層をエツチングしないというホウ素濃度依
存性を有している。この特性を第3図に示す。この図に
おいて、縦軸はエツチング速度(A/分)、横軸はシリ
コン層中のホウ素濃度を示す。
これをみると、エツチング速度は10” cIll−”
付近のホウ素濃度を境として、高濃度側で急激に減少し
ていることがわかる。したがって、第2図(E)に示す
ように、ホウ素濃度が101′013以下の領域、すな
わち絶縁N(8)の上面、および開口部(9)の入口付
近に形成された多結晶シリコンFJ(10p)のみが選
択的に除去される。
次に、エミッタを形成する。まず第2図(F)に示すよ
うに、開口部(9)の側壁にサイドウオール(11)を
形成し、続いてCVD等により多結晶シリコン層を被着
し、ここにAs等のn型不純物を注入してエミッタ取出
し電極J!J (12)を形成する。
なお、上記エミッタ取出し電極J!J (12)は、M
BE等により形成しても良い。
次に、この基体についてアニール処理を行うと、開口部
(9)の底部において上記サイドウオール(11)をマ
スクとしたセルファラインにより、上記エミッタ取出し
電極! (12)から上記ベース領域<10b)へn型
不純物が拡散し、エミッタ領域(13)が形成される。
したがって、上記単結晶シリコン領域のうち、上記エミ
ッタ領域(13)の形成によって狭められた部分が本来
のベースとして機能することになり、ベース幅はB8と
なる。なお、このアニール処理は、ベース領域(10b
)からn型エピタキシャルi! (3)へp型不純物の
拡散によりベース幅Bユが広がることのないよう、でき
るだけ低温にて行うことが望ましい。
次に、ベース・コンタクトを形成するためにベース取出
し電極層(7)の上の絶縁N(8)に開口部(16)を
設け、一方、n゛型埋込み層(2)につながる島状領域
(5)の直上においてコレクタ・コンタクトを形成する
ために開口部(18)を設ける0以上の開口部(16)
および(18)、さらにエミッタ取出し電極1i$ (
12)にアルミニウム等の金属配線を被着すると、ベー
ス電極(17)、コレクタ電極(19)およびエミッタ
電極(15)がそれぞれ形成される。
なお、本実施例においては第2図CD)に示すように全
面的にp型シリコンJi (10)を成長させる工程を
経たが、この代わりに第2図(C)に示す状態の基体に
対して選択エピタキシャル成長を行っても良い、この場
合、酸化シリコンの絶縁層(8)の上には単結晶シリコ
ン層も多結晶シリコン層も成長しないので、直接に第2
図(E)に示す状態の基体が得られる。
また、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく
、導電型のp型、n型は互いに交換しても良い。
〔発明の効果〕
上述の製造方法にて作成されたバイポーラトランジスタ
においては″、ベース領域がエピタキシャル成長により
形成され、高濃度の不純物を含有する半導体層に設けら
れているため、ベース幅を極めて狭くすることができ、
かつ、パンチスルーの防止が可能となっている。また、
ベース領域とベース取出し電極層との電気的接続は、上
記半導体層のうちベースおよびエミッタを形成するため
の開口部の側壁面上の部分、すなわち上記半導体層の垂
直部をベース接続領域として利用することにより実現さ
れる。この半導体層は、膜厚の制御性に優れるエピタキ
シャル成長法により形成されるので、膜厚を非常に薄く
することができ、したがってベースの形成に必要な基板
の面積を縮小することが可能となる。
もし、上述のような半導体層の垂直部を利用した構造の
ベース接続領域を、従来主流となっているRIEを用い
たいわゆるサイドウオール形成技術により作成しようと
すると、まず3.000人程度の多結晶シリコンを基体
の全面に被着形成した後エンチバックを行わねばならず
、工程が複雑となる。そのうえ、形成されるベース領域
の幅も1,500〜2.000Å以下には薄くできず、
またベース領域に損傷を与える虞れもある。したがって
、本発明にかかる製造方法はバイポーラトランジスタの
小型化に−極めて有効である。
さらに、本発明にかかるバイポーラトランジスタにおい
ては、エミッタおよびベースの面積を小さくすることが
できるので、ベース−エミッタ間の寄生容量C□、およ
びコレクターヘース間の寄生容ICcmが低減されてい
る。また、ベース領域、ベース接a領域、およびベース
取出し電極層の不純物濃度が高いために、寄生抵抗も効
果的に低減されている。
以上のように、本発明はバイポーラトランジスタの微細
化、高速化、および信転性の向上に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にがかるバイポーラトランジスタの要部
概略断面図である。第2図(A)ないし1(211(F
)は本発明にかかるバイポーラトランジスタの製造方法
をその工程順にしたがって説明する概略断面図であり、
第2図(A)は酸化分離工程、第2図(B)はゲート取
出し電極層および絶縁層の形成工程、第2図(C)はバ
ターニング工程、第2図(D)はp型シリコン層の形成
工程、第2図(E)はp型シリコン層の選択除去工程、
第2図(F)はエミッタ領域、各電極の形成工程をそれ
ぞれ示すものである。第3図はKOHによるシリコン層
のエツチングのホウ素濃度依存性を示す特性図である。 第4図は従来のグラフトベース型バイポーラトランジス
タの構成を示す概略断面図である。 1 ・・・半導体基板 7 ・・・ベース取出し電極層 8 ・・・絶縁層 10  ・・・ p型シリコン層 10c・・・ベース接続領域 10b・・・ベース領域 Lop・・・多結晶シリコン層 12  ・・・エミッタ取出し電極層 13  ・・・エミッタ領域 15  ・・・エミック電極 17  ・・・ベース電極 19  ・・・コレクタ電極 特許出願人     ソニー株式会社 代理人   弁理士   小 池   見間   田村
榮− 同   住込 勝 P型−りっ)層の遇り択召1六工程 第2 !”4(E) n B:1度 に0H12,る巴ノノコ〕J艷hカニ′ンーデ〉γ第3

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベース取出し電極層が低抵抗半導体層で形成され
    、ベース領域および該ベース領域内部のエミッタ領域が
    それぞれセルフアラインにより形成されてなるバイポー
    ラトランジスタにおいて、上記ベース取出し電極層と上
    記ベース領域との接続手段と、該ベース領域とがほぼ同
    じ膜厚の半導体層であることを特徴とするバイポーラト
    ランジスタ。
  2. (2)上記半導体層が、上記ベース領域となる単結晶半
    導体層と、上記ベース取出し電極層から拡散された不純
    物を高濃度に含有し、上記ベース取出し電極層と上記ベ
    ース領域との接続手段となる多結晶半導体層から成る、
    特許請求の範囲第1項に記載のバイポーラトランジスタ
  3. (3)ベース取出し電極層が低抵抗半導体層で形成され
    、ベース領域および該ベース領域内部のエミッタ領域が
    それぞれセルフアラインにより形成されてなるバイポー
    ラトランジスタの製造方法において、 上記ベース領域となる単結晶半導体層と、上記ベース取
    出し電極層と該ベース領域との接続手段となる多結晶半
    導体層とが同一の半導体層の少なくとも一部として形成
    されることを特徴とするバイポーラトランジスタの製造
    方法。
  4. (4)上記半導体層は、上記ベース領域となる単結晶半
    導体層と、上記ベース取出し電極層から拡散された不純
    物を高濃度に含有し、上記ベース取出し電極層と上記ベ
    ース領域との接続手段となる多結晶半導体層とを残して
    除去されることを特徴とする、特許請求の範囲第3項に
    記載のバイポーラトランジスタの製造方法。
JP62124664A 1987-05-21 1987-05-21 バイポ−ラトランジスタおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP2565162B2 (ja)

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