JPS63272302A - 紐の調節固定具及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は紐の調節固定具及びその製造方法に関する。紐
の調節固定具は、例えば、帽子、各種袋物などて止め紐
の長さを調節した後で、その新しい位差に固定するのに
用いられる。 ［従来の技術とその問題点］ 現在市販されているこの種の調節固定具は、外筒と、こ
の外筒に嵌合する摺動部材と、摺動部材を動かすバネの
３部品からなっている。 この従来技術では、３部品を別々に成形した後で、これ
らを組み立てな（プればならず、完成までに数工程を要
する。 この工程を簡略化するために、実開昭６１−３７８１０
号及び実開昭６１−５５８１８丹の考案か提案されてい
る。これらの考案によると、前記３部品に相当する部材
を合成樹脂で一体成形することができる。 しかし、これらの考案のバネ部分は、容積が非常に狭く
、十分にバネとして殿能できない。また、幅ひろい側面
に空間が形成されているので、外観を損っている。 本発明も基本的には上記２出願と同じ発想のものである
。即ち、前記３部品を合成樹脂で一体成形することを特
徴とする。しかし、同時に、前記欠点をも除去した紐の
調節固定具及びその製造方法である。 ［問題点を解決するための手段］ 本発明の紐の調節固定具は、紐通し穴を有する外筒と、
この外筒に嵌合し、かつ紐通し穴を有する摺動部材と、
摺動部材を動かす弾力部材の３部品が合成樹脂により一
体成形された物品であって、前記外筒はその両側面が開
口されていて、かつ、外筒上面には外筒正面と外筒背面
を接続する橋を設けたことを特徴とする。 好ましくは、摺動部材には外筒の紐通し穴によって移動
範囲が規制されるストッパを設ける。 また、好ましくは、摺動部材の紐通し穴には紐係止突起
を設ける。これにより、紐の固定が強化される。 また、好ましくは、弾力部材はジグリ９グ状に形成され
たバネである。その他、湾曲した半円形など、切形状に
することもできる。 本発明の方法は、紐通し穴を有する外筒と、この外筒に
嵌合し、かつ紐通し穴を有する摺動部材と、摺動部材を
動かす弾力部材の３部品を合成樹脂により一体成形する
方法であって、外筒上面において外筒正面と外筒背面を
接続する橋を設けつつ、上下金型により外筒及び１需動
部材を形成し、かつ、スライドコア金型によって弾力部
材を形成することを特徴とする。 ［作用１ 本発明は上記構成を有するので、合成樹脂により一体成
形することができる。また、バネ部分を大きくとること
ができるので、紐を強固、安定的に固定することができ
る。 ［実施例］ 第１図は本発明の紐の調節固定具１の全体斜視図である
。 本物品は前記したとあり合成樹脂で一体成形されている
か、外筒部分２と、この外筒部分２に嵌合する１！動部
材３と、摺動部材を動かすバネ４の３部品を有する。 外筒部分２は、上面５及び両側面６，７が開口された箱
状である。左右両側面の上面５は***して正面８及び背
面９を繋ぐ橋１０を形成している。 正面８及び背面９は、この橋１０以外に底面２７におい
ても接続している。 正面８及び背面９には、紐通し穴１１が穿設されている
。紐通し穴は、上辺１２、底辺１３、両側辺１４．１５
からなるほぼ長方形である。底辺１３には小さな切欠き
１６がδシけられている。 摺動部材３は、外筒部分２の上部解放面５にｉＮ合し、
上下に摺動する。摺動部＋３３の頂点には、取手１７が
設けられている。この取手１７は広幅に形成されている
ので外商部分２の中に入ることができない。 摺動部材３の中央には、紐通し穴１７が穿設されている
。紐通し穴１８は、上辺１９、底辺２０゜両側辺２１．
２２からなるほぼ長方形である。底辺２０の中央には、
紐の係止突起２３が設けられている。底辺１９の直下部
分にはやや肉厚となったストッパ２／１が形成されてい
る。ストッパ２４は、楔状で上側が大径で下側が小径で
ある。 バネ部材４は、摺動部材３の下部と外筒部分２の底面２
７の間を繋ぐジグザグ状バネでおる。 次に第２図ないし第９図により本物品の使用方法を説明
する。 第２，３図は成形直後の粗調節固定具１である。 この状態から取手１７を押すことにより、Ｉ！！動部材
３を押し下げて、第４，５図の状態にする。摺動部材３
のストッパ２４が外筒部分の紐通し穴の上面５に接触し
て止まる。この状態が基本状態でおる。 紐を固定するには、第６，７図に示すにうに、取手１７
を押すことにより、バネ４力に抗して摺動部材３を強く
押し下げ、外筒部分２の紐通し穴１１と、摺動部材の紐
通し穴１８を合ぜる。この状態を保ったまま、第７図に
示すように、紐２５を通す。図面では紐２５を２本通し
ている。 紐２５を通し終ったら、摺動部材３に加えていた力を解
除し、バネ４による自然の復元力にまかせる。バネ４は
幾分上昇するが、紐２５が途中におるので、自然状態ま
では復帰できない。したがって、紐２５は摺動部材３と
外筒部分２のそれぞれの紐通し穴１１．１８の間に挟ま
れて強固に固定される。摺動部分の係止突起２３も紐２
５に食い込むので、紐２５の固定強化に役立っている。 次に、本物品の成形方法を第１０図により説明する。紙
面に垂直方向に上下の金型（図示省略）を設定し、外筒
２及び摺動部月３を成形する。同時に両側からスライド
コア金型２６を嵌め、バネ部分４を成形する。スライド
コア金！ｌ！１２２６は予めバネの形に形成されている
。 上下金型以外にスライドコア金型を使用する成形方法自
体は公知である。例えば状来技術の潤で紹介した２つの
考案でもスライドコア金型を使用している。しかし、ス
ライドコア金型を嵌めて成形したときに、本発明のよう
な形状の物品では、何の手当てもしなければ、外筒部分
２の上面において正面及び背面に分離してしまう。この
問題を解決するために、本発明では橋部弁が***して設
Ｃノられているのであって、これが本発明の特徴でおる
。 ［発明の効果］ ３つの部品に個別成形後に組み立てる従来技術に比較し
て、本発明によれば、これらが一体成形できるので経済
的である。 また、本願発明と同じように一体成形する従来技術と比
較しても、バネ部分を大きく設定することができ、紐を
強固に固定することができる。 また、バネ部材を形成するための空間を小さくして側面
に設けたので、美観を害することがない。 【図面の簡単な説明】

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の粗調節固定具の全体斜視図でおる。 第２，３図は成形直後の粗調節固定具であり、第２図は
正面図、第３図は、第２図におけるＩＩＩ−ＩＩＩ断面
図である。 第４，５図は完成時の自然状態にお（プる粗調節固定具
であり、第４図は正面図、第５図は第４図にあけるＶ−
■断面図である。 第６，７図は加圧状態における粗調節固定具であり、第
６図は正面図、第７図は第６図におけるＶＩＩ−ＶＩＩ
断面図でおる。 第８，９図は紐を固定し、加圧を解除した状態における
粗調節固定具でおり、第８図は正面図、第９図は第８図
におけるＩＸ−ＩＸ断面図である。 第１０図は、本製造方法を説明する断面図である。 １・・・紐の調節固定具 ２・・・外筒 ３・・・摺動部材 ４・・・弾力部材 ５・・・外筒上面 ６．７・・・外筒両側面 ８・・・外筒正面 ９・・・外筒背面 １０・・・橋 １１・・・外筒の紐通し穴 １７・・・（習動部材の紐通し穴 ２３・・・紐の係止突起 ２６・・・スライドコア金型 第１図 溶４図　　　　　　笥５図 第６図　　　　　　第７図 一■１１ 　ＩＸ 第１０図 手続補正力 １、事件の表示 昭和６２年特許願第１０７９９８号 ２、発明の名称　紐の調節固定具及びその製造方法 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住所　大阪府大阪市東区唐物町４丁目２３番地 名称　モリト株式会社 ４、代理人 住所　大阪市東区北浜４の４６　万成ビル氏名　　弁理
士（６２４９）　　骨内　卓　゛　　−５、拒絶理由通
知の日付　自発 ６、補正により増加する発明の数　０ ７、補正の対象　　発明の詳細な説明、図面の簡単な説
明の潤及び図面 ８、補正の内容 ■明細出用４頁第１１行「設ける。」の後に「ストッパ
は対にして設けるのか好ましく、設定位置は摺動部材の
正面及び背面に設けることもできるし、左右側面に設け
ることもできる。」を加入する。 ■明細古第４頁第１３行の「設【プる。」と「これによ
り」の間に「係止突起は１つでもよいし、複数個、例え
ば２〜５個ε２けることもできる。」を加入する。 ■明細忠節７頁第７行の「上面５」を「上辺１２」に補
正する。 ■明細書第８真下から第３行目の［おる。」の後に改行
して次の文章を加入する。 「　第１１図及び第１２図は、本発明の第２実施例であ
る。第１実施例と全体の形状かやや異なるが、同じ機能
の要素には同じ符号にａを付して使用し、その説明を省
略する。 この実施例が第１実施例と異なるのは、ストッパ２４ａ
の位置及び係止突起２３ａの数で必る。即ち、第２実施
例においては、ス１ヘッパ２４ａは摺動部材３ａの左右
に一対設定されている。このストッパ２４ａは１１０に
接触してこれより上方へ動くことができない。 また、この実施例では、１占動部祠３ａの紐通し穴１８
ａの係止突起２３ａは１個ではなく、３個でおる。勿論
２個または４個以上設りることも可能である。」 ■明細書第１０頁第５行目と第６行目の間に次に文章を
加入する。 「第１１図及び第１２図は第２実施例に係る紐調節固定
具で必って、第１１図は基本状態にあける正面図、第１
２図は第１１図におけるＸＩ−ＸＩ断面図である。」 ０図面の第２．３．４，５，６，７，８．９図を別紙の
とおり補正する。 ■図面の第１１図及び第１２図を別紙のとおり追加する
。 以上 第３図 第４図　　　　　　第５図 第６図　　　　　　第７図 Ｌ　Ｖｌ、 第１１図　　　　　　　第１２図 ＬＸｆＬ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、紐通し穴（１１）を有する外筒（２）と、この外筒
   （２）に嵌合し、かつ紐通し穴（１８）を有する摺動部
   材（３）と、摺動部材（３）を動かす弾力部材（４）の
   ３部品が合成樹脂により一体成形されたものであって、
   外筒（２）は、その両側面（６、７）が開口されていて
   、外筒上面（５）に外筒正面（８）と外筒背面（９）を
   接続する橋（１０）を設けたことを特徴とする紐の調節
   固定具（１）。 ２、摺動部材（３）に、外筒の紐通し穴（１１）によっ
   て移動範囲が規制されるストッパ（２４）を設けた特許
   請求の範囲第１項記載の紐の調節固定具（１）。 ３、摺動部材（３）の紐通し穴（１８）に紐の係止突起
   （２３）を設けた特許請求の範囲第１項記載の紐の調節
   固定具（１）。 ４、弾力部材（４）がジグザグ状に形成されたバネであ
   る特許請求の範囲第１項記載の紐の調節固定具（１）。 ５、紐通し穴（１１）を有する外筒（２）と、この外筒
   （２）に嵌合し、かつ紐通し穴（１７）を有する摺動部
   材（３）と、摺動部材（３）を動かす弾力部材（４）の
   ３部品を合成樹脂により一体成形する方法であって、外
   筒上面（５）において外筒正面（８）と外筒背面（９）
   を接続する橋（１０）を設けつつ、上下金型により外筒
   （２）及び摺動部材（３）を形成し、かつ、スライドコ
   ア金型（２６）によって弾力部材を形成することを特徴
   とする紐の調節固定具（１）の製造方法。