JPS6325612A - 屈折力フイルタ−を有した撮影系 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は写真用カメラやビデオカメラ等に好適な屈折力
フィルターを有した撮影系に関し、特に該屈折力フィル
ターを撮影レンズの結像面側若しくは撮影レンズが複数
のレンズ系より構成されているときは、それらのレンズ
系中に着脱可能に取り付は所望のフィルター効果を得る
ようにした屈折力フィルターを有した撮影系に関するも
のである。

（従来の技術） 従来より写真用カメラやビデオカメラ等の多くのカメラ
では色フイルタ−、ＮＤフィルター、ソフトフォーカス
フィルター等の各種のフィルターを撮影レンズの一部に
装着して所望のフィルター効果を有した撮影を行ってい
る。この場合、その都度所定のフィルターを撮影レンズ
の一部に装着したり、若しくは不要のフィルターを撮影
レンズから取り外して目的とするフィルターを装着して
撮影していた。この為、機能性に乏しく迅速なる撮影が
困難となる欠点があった。

このときの欠点を解決する為の一方法として本出願人は
先に実開昭５８−１５ＬＩ１号公報でカメラ内にフィル
ターを内蔵した内臓フィルターを有するカメラを提案し
た。同公報では第４図に示すように撮影レンズ１の前方
に移動可能に設けた保護カバー４１と撮影レンズの前面
との間に１乃至複数のフィルター４２を具備することに
より機動性の高い撮影を行っている。尚同図において３
は結像面、４３はカメラ本体である。

しかしながら同公報では撮影レンズの前方にフィルター
を選択的に装着可能に内蔵させている為にフィルターが
撮影レンズから退避する空間をカメラの一部に設ける必
要があり、例えば第４図の破線で示す部分のみカメラ本
体が大型化する傾向があった。

又撮影レンズの前方にフィルターを装着している為フィ
ルター径が大型化する傾向があった。

（発明か解決しようとする問題点） 本発明は撮影レンズの像面側若しくは撮影レンズ系中に
フィルター効果と共に所定の屈折力を有した屈折力フィ
ルターを着脱可能に取り付けることによりカメラの小型
化を図り、機動性が優れ、かつ所定のフィルター効果を
有したｗＬ影が可能の屈折力フィルターを有した撮影系
の提供を目的とする。

（問題点を解決する為の手段） 撮影レンズと結像面との間若しくは撮影レンズのレンズ
系中の一部に少なくとも１面に屈折力を有した屈折力フ
ィルターを着脱可能に取り付けたことである。

この他本発明の特徴は実施例において記載されている。

（実施例） 第１図（Ａ）は本発明の一実施例の光学系の概略図であ
る。同図において１は撮影レンズ、２は色変更１色部度
変更、ソフト効果等の所定のフィルター効果を存し、か
つ少なくとも一方の面に正の屈折力を有した屈折力フィ
ルター、３は結像面、４はＨＦｉ影光束である。

従来はｔｉ影レンズの一部に装着する色フィルターやソ
フトフォーカスフィルター等のフィルターは平行平面板
より成り、屈折力を存していない。このフィルターを撮
影レンズの前方に装着する場合には光学的に何んら問題
はないが、望遠レンズ等の長焦点の撮影レンズに装着す
る場合にはフィルター径が大きくなり、撮影レンズ全体
が大型化する傾向がある。一般に撮影レンズの小型化を
図る為にはフィルターを例えば撮影レンズと結像面との
間のＷｉｔ光束が収斂する位置に装着すれば良い。しか
しながら第１図（Ｂ）に示すように撮影レンズ１と結像
面３との間に平行平面板より成るフィルター５を装着す
るとＶ＆影光束４の結像点がフィルターを装着しないと
きの結像点１１から他の点１２へとズした位置に変動し
てしまう。このときの結像面のズレ量は装着するフィル
ターの厚さに比例してくる。この為、厚さのあるフィル
ターは光学性能を低下させる為に撮影レンズと結像面と
の間には配置することができなかった。

これに対して本実施例では第１図（Ａ）に示すようにフ
ィルター２の少なくとも１つの面にフィルターを装着し
たときの結像面のズレな補正すべくフィルター厚を考慮
した球面若しくは非球面より成る正の屈折力の屈折面を
有する屈折力フィルターを装着し、これによりフィルタ
ーを撮影レンズと結像面との間に装着したときの結像面
のズレ量を補正し、フィルターの装着前後で撮影光束４
が同一の結像面３に結像するようにしている。

第２図（Ａ）　、　（Ｂ）は本発明の他の一実施例の光
学系の概略図である。本実施例では撮影レンズを主レン
ズ系２１と該主レンズ系２１の像面側に正又は負の屈折
力の補助レンズ系２２を着脱可能に配置し２つの焦点距
離を有するように構成している。

尚補助レンズ系２２を装着するときは主レンズ系２１を
物体側に繰り出すようにしている。そして同図（Ｂ）に
示す如く正の屈折力の屈折力フィルター２を主レンズ系
２１と補助レンズ系２２との間に着脱可能に配置してい
る。尚屈折力フィルター２を補助レンズ系２２と結像面
３との間に配置するようにしても良い。

これより補助レンズ系２２の装着の如何にかかわらず屈
折力フィルター２の装着面後における結像面３の結像位
置を同一位置に維持している。

尚同図（Ｃ）は屈折力を有しないフィルター２３を主レ
ンズ系２１と補助レンズ系２２との間に配置したとき結
像点２０が点２４へとズして結像しているときの説明図
である。

このように本実施例では正の屈折力を有する屈折力フィ
ルターを撮影レンズ系中の一部に用いることにより結像
面のズレを良好に補正している。

第３図（Ａ）　、　（Ｂ）は第２図に示した実施例と同
様に撮影レンズを主レンズ系２１と補助レンズ系２２よ
り構成し、屈折力フィルター２を主レンズ系２１と補助
レンズ系２２との間に着脱可能に取り付けた場合である
。

同図において３０はフィルム面、３１はカメラ本体であ
る。

本実施例では主レンズ系２１のみの撮影のときは屈折力
フィルター２を用いず補助レンズ系２２を装着したとき
のみ屈折力フィルターを用いるように空間的に各要素を
構成し、カメラ全体のより小型化を図フている。

即ち同図（Ａ）に示す如く屈折力フィルター２を生レン
ズ系２１の光軸垂直方向に近接して配置し主レンズ系２
１のみの１９　影のときは屈折力フィルター２が像面側
に装着出来ないように配置している。そして同図（Ｂ）
に示す如く主レンズ系２１を物体側に緑り出したときに
、その空間に補助レンズ系２２と屈折力フィルター２が
主レンズ系２１の像面側に配置出来るようにして空間使
用効率を高めカメラ全体のより小型化を図っている。

このように本実施例では補助レンズ系２２を装着し、例
えば望遠撮影時のみにソフトフォーカス等のフィルター
効果が得られるようにしている。

尚本発明に係る屈折力フィルターの屈折力は一般に極め
て小さい。この為屈折力フィルターを装着しても撮影レ
ンズの光学性能には殆ど影響を与えず所定のフィルター
効果を有した撮影を可能としている。

以上の各実施例においては屈折力フィルターを１枚の場
合のみを示したが２枚以上の屈折力フィルターをカメラ
内に内蔵するようにしても良い。

（発明の効果） 本発明によれば所定の屈折力を有した屈折力フィルター
を撮影レンズの所定位置に着脱可能に装着することによ
り、カメラの小型化を図った機動性が優れ、しかも所定
のフィルター効果を良好に発揮した撮影が可能の屈折力
フィルターを有した！影系を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（＾）は本発明の一実施例の光学系の概略図、第
１図（Ｂ）は従来の光学系の概略図、第２図（Ａ）、（
１１）　、第３図（Ａ）　、　（Ｂ）は各々本発明の他
の一実施例の光学系の概略図、第２図（Ｃ）、第４図は
各々従来の光学系の説明図である。 図中１はＳ影しンズ、２は屈折力フィルター、３は結像
面、４は撮影光束、５，２３．４２はフィルター、２１
は主レンズ系、２２は補助レンズ系である。 特許出願人　　キャノン株式会社 気　　１　　図 第　　４　　叉 兎　　３　　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）撮影レンズと結像面との間若しくは撮影レズのレ
   ンズ系中の一部に少なくとも１面に屈折力を有した屈折
   力フィルターを着脱可能に取り付けたことを特徴とする
   屈折力フィルターを有した撮影系。
2. （２）前記撮影レンズは主レンズ系と該主レンズ系の結
   像面側に全系の焦点距離を変化させる為の着脱可能の補
   助レンズ系を有しており、前記屈折力フィルターを正の
   屈折力の正フィルターより構成し、該正フィルターを前
   記主レンズ系と補助レンズ系との間に着脱可能に取り付
   けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の屈折
   力フィルターを有した撮影系。