JPS6323335Y2 - - Google Patents

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JPS6323335Y2
JPS6323335Y2 JP7079180U JP7079180U JPS6323335Y2 JP S6323335 Y2 JPS6323335 Y2 JP S6323335Y2 JP 7079180 U JP7079180 U JP 7079180U JP 7079180 U JP7079180 U JP 7079180U JP S6323335 Y2 JPS6323335 Y2 JP S6323335Y2
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JP
Japan
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wall
annular
stopper
outflow hole
liquid
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JP7079180U
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JPS56172557U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は液体容器の液体注出用キヤツプ装置の
改良に関する。
従来、液体容器のキヤツプの回動操作のみによ
つて、その容器内部の液体を適宜注出或いは密閉
可能とするキヤツプ装置においては、種々の構造
のものが考案されている。しかし、内容液の注出
の際にキヤツプと容器口部の間隙より漏洩が生じ
たり、或いは、密閉の際にキヤツプを容器口部に
必要量以上の強い締付けを行なつた場合、密閉部
の構造に過負荷が作用して、密閉部損傷の原因と
なり、その後の密閉状態が不完全となる可能性が
あつた。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、キヤツプ
と容器口部の間隙からの漏洩を防止すると共に密
閉に際して密閉部分に必要量以上の負荷作用の防
止を図つたものであり、その特徴とするところ
は、容器口部2に嵌着される中栓6と前記口部2
に螺合される外蓋24とを備えたキヤツプ装置に
おいて、前記中栓6はその中央部に備えられた上
方膨出状の椀状部26中央に形成された液体流出
孔10と、前記容器口部2の外方膨出部5に嵌着
される環状凹溝部8と、該凹溝部8の上面外周よ
り上方へ立設された環状壁9と、該環状壁9の上
部内周面に突設された環状突部11とを一体に備
え、前記外蓋24の外蓋本体13がその上壁16
中央部より下方突出状に形成されると共に前記流
出孔10を開閉自在とする下方膨出状底部17を
有する有底円筒弁部18と、該弁部18より外方
で前記上壁16より垂下して前記環状壁9内に挿
入され、その軸方向に前記環状突部11と密接摺
動自在な円筒状ストツパ壁19と、前記弁部18
とストツパ壁19間の上壁に形成された複数の開
口部20とを一体に備え、外蓋24の上端部に開
口部20と連通する液体注出口22を有する上蓋
体21を備え、前記弁部18が前記流出孔10を
閉塞した際に前記ストツパ壁19下端が前記外方
膨出部5上方に位置した環状凹溝部8上面側と当
接する構成とした点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明すると、第1図及び第2図において、1が液
体容器で、該容器1の容器口部2の外周中間部に
ねじ部3が設けられ、外周下部に脱抜防止用の環
状壁部4が設けられ、また前記口部2の上端には
外側方へ膨出した外方膨出部5が設けられてい
る。
6は可撓性樹脂等よりなる中栓で、前記容器口
部2内に嵌入される円筒壁部7と、該円筒壁部7
の上部よりなる外側方へ延設され、前記容器口部
2の外方膨出部5に嵌着される環状凹溝部8と、
該凹溝部8の上面外周より上方へ立設された環状
壁9とを備えており、また前記円筒壁部7の上端
が内方へ、かつ上方膨出状に延設された椀状部2
6とされ、該椀状部26中央に液体を流出させる
円形の流出孔10が形成され、また前記環状壁9
の上部内周面に環状突部11が突設され、さら
に、外方膨出部5の上面と当接する環状凹溝部8
内面にわずかに突出する環状突部12が設けられ
ている。
13は外蓋本体で、その周壁内周面に前記ねじ
部3と螺合するねじ部14及び周壁内周面下端部
に前記環状壁部4と係脱自在な係合壁15が設け
られている。また外蓋本体13の上蓋16中央部
より下方突出状に、下方膨出状底部17を有する
有底円筒弁部18が形成され、該弁部18の上下
移動を介して、前記底部17で前記流出孔10を
開放・閉塞自在に閉塞するよう構成され、さらに
該弁部18より外方位置で前記上壁16より垂下
して前記環状壁9に挿入され、その軸方向に前記
環状突部11と密接摺動自在な円筒状ストツパ壁
19が設けられ、該ストツパ壁19は前記弁部1
8の底部17が前記流出孔10を閉塞した際にス
トツパ壁19の下端が前記外方膨出部5上方に位
置した環状凹溝部8上面側と当接すべく構成され
ている。そして、有底円筒弁部18内には空間部
分25が構成されている。また前記弁部18とス
トツパ壁19間の上壁16に複数の開口部20が
形成されている。
21は上蓋体で、円盤形状をしており、中央部
に前記開口部20と連通すべく開口形成された液
体注出口22を有し、前記外蓋本体13の上端に
突出する突出周壁23に嵌着されている。
尚、前記外蓋本体13と上蓋体21で、外蓋2
4を構成している。
本考案の実施例は以上のように構成されている
ので、第1図に示すように、中栓6を容器口部2
の膨出部5に嵌着し、次に外蓋24を容器口部2
に螺合して締付けると、外蓋本体13の弁部18
の底部17が中栓6の流出孔10の周縁に強接さ
れ、流出孔10が閉塞された密閉状態となる。こ
の際、椀状部26が上方膨出状に形成されると共
に中央に流出孔10が形成され、また底部17が
下方膨出状に形成されているため、椀状部26の
流出孔10周縁部の適度な下方への変形が容易に
得られ、底部17と椀状部26の流出孔10周縁
部との良好な密閉作用が得られる。従つて、内容
液の漏れが有効に防止できる。そして、この密閉
状態において、ストツパ壁19の下端が環状凹溝
部8の上面の全周面に渡つて当接するので、必要
量以上の強い締付けを行なつた場合であつても、
前記当接によつて外蓋24の螺進が阻止され、密
閉部分、即ち、椀状部26と底部17に必要量以
上の負荷の作用が防止され、椀状部26や底部1
7の過度の変形や摩耗等の損傷が防止でき、常に
良好な密閉状態が得られる。さらに中栓6の環状
凹溝部8と容器口部2の外方膨出部5との密着性
もより良好となり、中栓6と容器口部2間からの
内容液の漏れも有効に防止できる。また、第2図
に示すように、外蓋24を螺退させて、ゆるめる
場合、ストツパ壁19の外周面と環状壁9内周面
の環状突部11とが密接摺動移動する構成である
ので、内容液は流出孔10、開口部20、注出口
22を介して注出されるが、容器口部2と外蓋本
体13との間隙より漏洩することはない。以上の
ように、ストツパ壁19は、過度の締付けを防止
するストツパ機能と、環状壁9とストツパ壁19
間からの漏れを防止する漏れ防止機能と中栓6と
容器口部2間からの漏れを防止する漏れ防止機能
とを兼用した構成であり、多種の機能を有するに
もかかわらず、構造の簡素化が図れる。そして内
容液が弁部18の空間部分25を介して注出され
るため、内容液が勢いよく多量放出されることも
なく経済的である。また前記空間部分25を定量
注出用として利用することもできる。さらに頻繁
なる使用に際しては、前記空間部分に25に絶え
ず残液があるため、注出時間が短いという利点も
ある。また中栓6の環状凹溝部8内面に環状突部
12を設けているので、容器口部2中栓6の密着
状態もより確実となる。さらに、前記構成の外蓋
24を形成するに際し、外蓋24を外蓋本体13
と上蓋体21の2部材よりなる構成としたので、
成形加工が容易である。また中栓6流出孔10が
中央部に形成されているので製作が容易であり、
弁部18の底部17との摺動部分も小であり、摩
耗度も少ない。
以上のように、本考案は容器口部に嵌着される
中栓と前記口部に螺合される外蓋とを備えたキヤ
ツプ装置において、前記中栓はその中央部に備え
られた上方膨出状の椀状部中央に形成された液体
流出孔と、前記容器口部の外方膨出部に嵌着され
る環状凹溝部と、該凹溝部の上面外周より上方へ
立設された環状壁と、該環状壁の上部内周面に突
設された環状突部とを一体に備え、前記外蓋の外
蓋本体がその上壁中央部より下方突出状に形成さ
れると共に前記流出孔を開閉自在とする下方膨出
状底部を有する有底円筒弁部と、該弁部より外方
で前記上壁より垂下して前記環状壁内に挿入さ
れ、その軸方向に前記環状突部と密接摺動自在な
円筒状ストツパ壁と、前記弁部とストツパ壁間の
上壁に形成された複数の開口部とを一体に備え、
外蓋の上端部に開口部と連通する液体注出口を有
する上蓋体を備え、前記弁部が前記流出孔を閉塞
した際に前記ストツパ壁下端が前記外方膨出部上
方に位置した環状凹溝部上面側と当接する構成と
したものであり、椀状部の流出孔周縁部の適度な
下方への変形が容易に得られ、底部と椀状部の流
出孔周縁部との良好な密閉作用が得られ、内容液
の漏れが有効に防止できる。また密閉に際して外
蓋を必要量以上の強い力で締付けを行なつた場合
であつても、ストツパ壁と環状凹溝部上面側との
当接作用によつて、密閉部分、即ち、椀状部と弁
部の底部に必要量以上の負荷の作用が防止され、
それらの部分の過度の変形や摩耗等の損傷が防止
でき、常に良好な密閉状態が得られる。さらに中
栓の環状凹溝部と容器口部の外方膨出部との密着
性もより良好となり、内容液の漏れが有効に防止
できる。またストツパ壁と環状壁の環状突部とが
密接摺動自在であり、ストツパ壁と環状壁間から
の漏れも有効に防止できる。そしてストツパ壁は
過度の締付けを防止するストツパ機能と、ストツ
パ壁と環状壁間からの液漏れを防止する漏れ防止
機能、中栓と容器口部間からの液漏れを防止する
漏れ防止機能とを兼用した構成であり、多種の機
能を有するにもかかわらず、構造の簡素化が図れ
るという利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第
1図は流出孔が閉状態における断面図、第2図は
流出孔が開状態における断面図である。 2……容器口部、6……中栓、8……環状凹溝
部、9……環状壁、10……流出孔、11……環
状突部、13……外蓋本体、16……上壁、18
……有底円筒弁部、19……ストツパ、20……
開口部、21……上蓋体、24……外蓋、26…
…椀状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器口部2に嵌着される中栓6と前記口部2に
    螺合される外蓋24とを備えたキヤツプ装置にお
    いて、前記中栓6はその中央部に備えられた上方
    膨出状の椀状部26中央に形成された液体流出孔
    10と、前記容器口部2の外方膨出部5に嵌着さ
    れる環状凹溝部8と、該凹溝部8の上面外周より
    上方へ立設された環状壁9と、該環状壁9の上部
    内周面に突設された環状突部11とを一体に備
    え、前記外蓋24の外蓋本体13がその上壁16
    中央部より下方突出状に形成されると共に前記流
    出孔10を開閉自在とする下方膨出状底部17を
    有する有底円筒弁部18と、該弁部18より外方
    で前記上壁16より垂下して前記環状壁9内に挿
    入され、その軸方向に前記環状突部11と密接摺
    動自在な円筒状ストツパ壁19と、前記弁部18
    とストツパ壁19間の上壁に形成された複数の開
    口部20とを一体に備え、外蓋24の上端部に開
    口部20と連通する液体注出口22を有する上蓋
    体21を備え、前記弁部18が前記流出孔10を
    閉塞した際に前記ストツパ壁19下端が前記外方
    膨出部5上方に位置した環状凹溝部8上面側と当
    接する構成としたことを特徴とする液体容器用キ
    ヤツプ装置。
JP7079180U 1980-05-20 1980-05-20 Expired JPS6323335Y2 (ja)

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JP7079180U JPS6323335Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20

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JP7079180U JPS6323335Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20

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Publication Number Publication Date
JPS56172557U JPS56172557U (ja) 1981-12-19
JPS6323335Y2 true JPS6323335Y2 (ja) 1988-06-27

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JP7079180U Expired JPS6323335Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6251622B2 (ja) * 2014-03-28 2017-12-20 株式会社吉野工業所 吐出キャップ
JP6725937B2 (ja) * 2015-09-08 2020-07-22 株式会社千石 プッシュプルキャップ及び液体供給サーバ

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JPS56172557U (ja) 1981-12-19

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