JPS63172658A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は、インク滴を飛行させて記録を行うインクジェ
ット記録装置において、ノズルを用いない構成、あるい
はノズルを用いた場合′目詰まりを生じないインクを用
い、印字のためのエネルギーとして磁気力を用い、イン
ク噴射のスイッチングをインクに熱を加えることによる
インク粘度の低下によりインク噴射を選択的に行い記録
するようにしたものである。

（産業上の利用分野） 本発明はインクジェット記録装置に係り、特に磁気力を
用いた噴出インクの温度制御を行うインクジェットヘッ
ドの駆動装置に関する。

従来のノンインパクト記録方法においては、情報パター
ンを作る各種の方法が利用されていて、それらは静電記
録方式、電解記録方式、放電破壊記録方式、感熱記録方
式等の各記録装置としてよく知られている。

しかし、これらは何れも特殊処理された記録用媒体を必
要とするばかりでなく、中には複数のプロセスおよび特
殊の印刷用処理媒剤を要するものである。

そのため、これらの方法の持つ欠点を改善する形でイン
クジェット記録方法が開発された。これは、インクの小
滴を記録紙上に所定の情報パターンで付着させて印刷す
るというもので、高速印刷、低騒音、普通紙使用による
安価なランニングコスト等の特徴を持ち、近年注目され
てきており、さらに高画像品質あるいは階調記録の可能
な技術開発が望まれている。

〔従来の技術〕

インクジェット用インクとしては、水性あるいは油性イ
ンクが用いられる。一般には安全性２粒子化特性、記録
特性等を勘案して水性インクが利用されている。

インク滴は紙等の被記録材に付着俊速やかに定着する必
要がある。記録特性からインク溶媒の蒸発による定着が
望まれる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

蒸発し易いインク溶媒を用いると、微細な孔やスリット
で形成された噴出口において、インク溶媒の蒸発による
染料等溶質の析出、同化で目詰まりを発生する欠点があ
る。

また、蒸発し難い溶媒としては多価アルコール類が掲げ
られる。これらの構成比を水に較べ十分に高くすること
で目詰まりを回避することができるが、一般にこのよう
な蒸発しにくい溶媒は粘度が高いため、噴射が困難とな
る欠点がある。

したがって、目詰まり防止のため、噴射口を密閉するよ
うな特殊なキャッピング機構等が設けられるが、いずれ
も完璧なものではなく根本的に目詰まりを防止できない
欠点がある。

本発明は上記従来の欠点に鑑みて創作されたもので、粘
度の高いインクでも噴出可能とし、かつ目詰まりの発生
が防止できるインクジェット記録装置の従供を目的とす
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のインクジェット記録装置は、第１図の原理図お
よび第２図の原理動作図に示すように、インク滴を噴出
口１より飛行せしめて記録媒体２に付着させるインクジ
ェット記録装置において、前記インクとして高粘度の磁
気インク３を用い、インク滴を飛行させる手段として前
記記録媒体２側に磁性部材４を設けると共に前記磁気イ
ンク３を選択的に加熱する加熱部５を前記噴出口ｌに設
けた構成になっている。

〔作用〕

第２図の原理動作図において、第２図（ａ）の状態では
磁気インク３に対しては磁性部材４により吸引力が加わ
っているが、インク粘度が高いため飛行することはでき
ない。第２図（ｂ）の状態で加熱部５を選択的に加熱す
ると、加熱された部位の磁気インク３の温度上昇によっ
てインク粘度が低下するため前記磁性部材の吸引力によ
り引き出される。

第２図（Ｃ）では粘度が引き出し可能な程度まで加熱さ
れなかった磁気インク３は噴出口ｌに残留し、記録媒体
２にはインク滴が付着する。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面によって詳述する。

なお、構成、動作の説明を理解し易くするために全図を
通じて同一部分には同一符号を付してその重複説明を省
略する。

第３図は本発明の実施例によるインクジェット記録装置
の斜視図を示す。図において、加熱部５には熱転写プリ
ンタに用いられるサーマルヘッドを利用し、このサーマ
ルヘッドの各加熱素子を選択的に駆動することにより磁
気インク３を飛行可能な粘度（例えば１０ｃＰｓ）にな
るまで加熱して記録を行っている。

また、磁性部材４は噴出口ｌに対応して記録媒体２の裏
側に設けられ、その形状は薄い磁石で構成されている。

第４図は磁性インクの粘度／温度特性のデータを示す。

ここに示した磁性インクはタイホーエ業株式会社製のフ
ェリコロイドＤＥＡ−４０の粘度特性である。通常イン
クジェット記録時のインク粘度は１０　ｃＰｓ以下のも
のが利用される。

また、前記サーマルヘッドは１００℃程度の温度制御は
容易に行うことができる。

なお、前記実施例では磁気インクに高粘度のものを用い
たが、室温で固体状であり加熱により溶融する固体磁性
インクを用いてもよい。

〔発明の効果〕

本発明のインクジェット記録装置によれば、ノズルがな
いためインクジェット記録特有の欠点であるノズル目詰
まりを生じない。また、記録密度記録領域はサーマルヘ
ッドで決まるため高密度記録、ライン化に通している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明の原理動作図、 第３図は本発明のインクジェット記録装置の斜視図、 第４し１は磁性インクの粘度／　１ＭＡ度特性のデータ
を示す。 第１図と第２図において、１は噴出口、２は記録媒体、
３は磁気インク、４は磁性部材、５は加熱部をそれぞれ
示す。 本炎咽の原理図 第　１　肉 （Ｑ）　　　　　　　　　　（ｂ）　　　　　　　　　
　　（Ｃ）オくぞ巳＝Ｍ　内ｌ代理１す１イＹ図 ＠２　図 本４七口月内インフジヱ・ソ１−記装置め仝十視図！＠
　３　図 ｇＳ４　　匁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インク滴を噴出口（１）より飛行せしめて記録媒体（２
   ）に付着させるインクジェット記録装置において、前記
   インクとして磁気インク（３）を用い、インク滴を飛行
   させる手段として前記記録媒体（２）側に磁性部材（４
   ）を設けると共に前記磁気インク（３）を選択的に加熱
   する加熱部（５）を前記噴出口に設け、該加熱部（５）
   の作動により前記磁気インク（３）の粘度を低下せしめ
   、前記磁性部材（４）の磁気力により粘度の低下した前
   記磁気インク（３）を前記記録媒体（２）の方向に飛行
   させて記録を行うことを特徴とするインクジェット記録
   装置。