JPS6316402Y2 - - Google Patents

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JPS6316402Y2
JPS6316402Y2 JP2207481U JP2207481U JPS6316402Y2 JP S6316402 Y2 JPS6316402 Y2 JP S6316402Y2 JP 2207481 U JP2207481 U JP 2207481U JP 2207481 U JP2207481 U JP 2207481U JP S6316402 Y2 JPS6316402 Y2 JP S6316402Y2
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建物のユニツト構造物に関し、さらに
詳しくはユニツト構造物相互を建築現場において
結合して建物とする場合に、ユニツト構造物相互
の結合を迅速に行うことができる結合構造を備え
た建物のユニツト構造物に関する。
ユニツト構造物を建築現場において相互に結合
して建物とする、いわゆるユニツト構築法におい
ては、建築現場においていかに早くかつ正確にユ
ニツト構造物相互を結合できるかが重要である。
すなわち、ユニツト構造物自体は工場で量産的に
製造されるので、低コスト化も可能であるが、実
際の建築現場において構築する際に手間がかかる
と、建物全体の低コスト化にはつながらないから
である。
本考案は前記観点から、ユニツト構造物相互を
迅速かつ正確に結合できる結合構造を備えたユニ
ツト構造物を提供することを目的とする。
本考案のユニツト構造物は、柱と、ウエブが垂
直となり、このウエブの両端から水平内方向へフ
ランジが伸びるように前記柱に取り付けられた溝
形鋼からなる被結合上梁および被結合下梁であつ
て水平方向で隣接する他のユニツト構造物のそれ
らに対向して配置される被結合上梁および被結合
下梁と、前記被結合上梁の上側のフランジの上側
面と結合面が合致しかつボルト孔を有する結合部
を備えていて被結合上梁のウエブの外側面に固着
されたブラケツトと、このブラケツトとこのブラ
ケツトに対向して位置する他のユニツト構造物の
被結合上梁のブラケツトとにわたされかつ各ブラ
ケツトのボルト孔に対応する位置に設けられたボ
ルト孔を有するジヨイント金物とを含むことを特
徴とする。
以下に添付図面を参照して本考案の実施例につ
いて説明する。
第1図に示すように、本考案のユニツト構造物
10は、柱12と、被結合上梁14と、被結合下
梁16と、ブラケツト18と、ブラケツト20と
を含む。当然のことながら、ユニツト構造物10
は他のユニツト構造物と結合されない梁22その
他下梁、壁パネル、天井パネル等を含むが、この
ような部材は従来のユニツト構造物に用いられて
いるものと同じ位置に形成する。このような部材
は本考案には直接関係ないので省略してある。
柱12は水平断面が方形の中空状に形成され、
この柱12に被結合上梁14と被結合下梁16と
がボルトにより連結されている。柱12と被結合
上梁14、被結合下梁16とは溶接されることも
ある。
被結合上梁14と被結合下梁16とは隣接する
ユニツト構造物の対応位置に設けられる被結合上
梁および被結合下梁にそれぞれ対向して配置さ
れ、少なくとも被結合上梁相互は結合される。し
かも建物が2階建てのときには、階下に置かれる
ユニツト構造物の被結合上梁14とこの上に載置
される階上のユニツト構造物の被結合下梁16と
が結合される。被結合上梁14と被結合下梁16
とは、ウエブ23とこのウエブ23の両端にフラ
ンジ24を備えた垂直断面が溝形となつた溝形鋼
からなる。そしてウエブ23の外側面23aが柱
12の中央垂直面上に位置し、各フランジ24が
ユニツト構造物の水平内方向へ向くように、柱1
2にボルト止めされる。
被結合上梁14のウエブ23の外側面23aに
ブラケツト18が溶接されている。このブラケツ
ト18は水平の結合面18aを有する結合部18
bと、この結合部18bの両端から垂直方向に伸
びる支え部18cとからなり、正面形状は略逆U
字状に形成されている。ブラケツト18は、その
結合面18aのレベルが被結合上梁14の上側の
フランジの上側面24aのレベルと合致するよう
にウエブの外側面23aに溶接される。結合部1
8bにはボルト孔26が設けられている。
被結合下梁16のウエブ23の外側面23aに
ブラケツト20が溶接されている。このブラケツ
ト20は前記ブラケツト18と同じ形状のもの
で、溶接に際しては結合面18aを下側とし、こ
の結合面18aのレベルが被結合下梁16の下側
のフランジの下側面24bのレベルと合致するよ
うに位置させて溶接する。
前記各ブラケツト18,20は柱12から一定
の距離に取り付けられる。これによつてユニツト
構造物を平家建ての建物に使用する場合にも、ま
たは2階建ての建物に使用する場合にも、結合部
18bのボルト孔26は柱12から一定の距離と
なり、いずれの場合にも同一のジヨイント金物2
8の使用が可能となる。
ジヨイント金物28は所定の位置に隣接して配
置されたユニツト構造物の対向するブラケツト1
8,18に載置されて、両ブラケツト従つて、ユ
ニツト構造物相互を結合するのに用いる。ジヨイ
ント金物28には4箇所に合いくぎ30が突設さ
れている。各合いくぎ30が、所定の位置で対向
して配置される被結合上梁14,14に設けられ
た貫通孔32に挿入されるとき、各ブラケツトの
結合部18bのボルト孔26とそれぞれ整合する
ジヨイント金物28の部位にボルト34が設けら
れている。このように、ジヨイント金物28に複
数の合いくぎ30を設けると、ジヨイント金物2
8は被結合上梁14,14の位置決め部材として
も機能する。
第1図のような平家建て建物を本考案のユニツ
ト構造物10を用いて構築するには、基礎上の所
定位置へユニツト構造物10,10をもたらし、
互いに対向する被結合上梁14,14の貫通孔3
2へジヨイント金物28の合いくぎ30を挿入す
る。この状態で、各ブラケツト18のボルト孔2
6とジヨイント金物28のボルト孔34は整合す
るので、ここにボルト36を挿通してナツト38
にねじ込めばよい。この場合、ナツトはブラケツ
トの結合部18bの裏面に溶接したものでもよ
く、あるいは非溶接のナツトでもよい。ボルト3
6とナツト38との締結により、ジヨイント金物
28は各被結合上梁14の上側フランジの上側面
24aおよび各ブラケツト18の結合面18aに
それぞれ密接するので、被結合上梁14相互の結
合は堅固に行われる。なお、被結合下梁16相互
の間の結合は対向するブラケツト20とジヨイン
ト金物28とを用いて前記に準じて行つてもよ
く、あるいはこのようなジヨイント金物28によ
る結合を行わずに、被結合下梁16を基礎上へ固
定するようにしてもよい。後者の場合、ブラケツ
ト20を不要とすることもできる。ジヨイント金
物28を用いての結合では、ジヨイント金物を被
結合下梁16の下側に位置させる。
次に第2図に示すように、本考案のユニツト構
造物10を用いて2階建ての建物を構築する場合
には、まず1階のユニツト構造物10を基礎上の
所定の位置に配置する。次いで、ジヨイント金物
28の合いくぎ30をフランジの貫通孔32に挿
入してジヨイント金物28を被結合上梁14,1
4上に載置する。一般にユニツト構造物では、柱
12の上面13aと被結合上梁14の上側フラン
ジの上側面24aとは同一レベルではなく、柱の
上面13aの方がわずかに上にある。従つて、こ
の場合ジヨイント金物28の厚みは、柱の上面1
3aとフランジの上側面24aとの間の距離の2
倍に設定しておく。このようにすれば、階上のユ
ニツト構造物を階下のユニツト構造物の上側に載
せたとき、柱相互が密接し、しかもジヨイント金
物28は階下のユニツト構造物の被結合上梁14
と階上のユニツト構造物の被結合下梁16との間
に挾持される。また、階下のユニツト構造物に対
する階上のユニツト構造物の位置決めは、階上の
ユニツト構造物の柱12に設けた合いくぎ(図示
してない)を階下のユニツト構造物の柱に設けた
孔13bに挿入することによつて行われる。従つ
て、このようにして階上のユニツト構造物が所定
の位置になると、第3図に示すように、階下のユ
ニツト構造物の被結合上梁14のブラケツト18
のボルト孔26、ジヨイント金物28のボルト孔
34および階上のユニツト構造物の被結合下梁1
6のブラケツト20のボルト孔26は整合する。
そこでボルト36およびナツト38の締結によつ
て上下のブラケツト相互を結合できる。またジヨ
イント金物28は水平方向に対向して位置する隣
接のユニツト構造物の方へ伸びているので、前記
ボルト、ナツトの締結により、隣接するユニツト
構造物相互も結合され、結局、垂直方向および水
平方向の結合がなされる。
本考案によれば、ブラケツトの周辺部で対向す
るウエブ間の空間は結合作業の際の作業空間とす
ることができること、ジヨイント金物およびブラ
ケツトのボルト孔にボルトを通して締め付けるだ
けで被結合上梁相互を結合できることから、結合
作業を極めて迅速に行うことができる。またブラ
ケツトを使用することによりユニツト構造物の梁
と梁との結合のための面積を2倍にでき、ブラケ
ツト結合面が梁の上側面または下側面と合致して
いることと相まつて、堅固な結合を保証する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のユニツト構造物の要部を示す
斜視図であつて、平家建ての建物を構築する状態
を併せて示しており、第2図は2階建てとした結
合部の斜視図、第3図は第2図の3矢視拡大図で
ある。 10:ユニツト構造物、12:柱、14:被結
合上梁、16:被結合下梁、18,20:ブラケ
ツト、18a:結合面、23:ウエブ、24:フ
ランジ、24a:上側面、24b:下側面、2
8:ジヨイント金物、30:合いくぎ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱と、ウエブが垂直に配置され、このウエブの
    両端から水平内方向へフランジが伸びるように前
    記柱に取り付けられた溝形鋼からなる被結合上梁
    および被結合下梁であつて水平方向で隣接する他
    のユニツト構造物のそれらに対向して配置される
    被結合上梁および被結合下梁と、前記被結合上梁
    の上側のフランジの上側面と結合面が合致しかつ
    ボルト孔を有する結合部を備えていて被結合上梁
    のウエブの外側面に固着されたブラケツトと、こ
    のブラケツトとこのブラケツトに対向して位置す
    る他のユニツト構造物の被結合上梁のブラケツト
    とにわたされかつ前記各ブラケツトのボルト孔に
    対応する位置に設けられたボルト孔を有するジヨ
    イント金物とを含む、建物のユニツト構造物。
JP2207481U 1981-02-20 1981-02-20 Expired JPS6316402Y2 (ja)

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JP2207481U JPS6316402Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20

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JP2207481U JPS6316402Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20

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Publication Number Publication Date
JPS57135608U JPS57135608U (ja) 1982-08-24
JPS6316402Y2 true JPS6316402Y2 (ja) 1988-05-11

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ID=29819895

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2207481U Expired JPS6316402Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20

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JPH0615785B2 (ja) * 1985-09-06 1994-03-02 積水化学工業株式会社 ユニット建物

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JPS57135608U (ja) 1982-08-24

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